JPH02246787A - 速度制御装置 - Google Patents

速度制御装置

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JPH02246787A
JPH02246787A JP1067070A JP6707089A JPH02246787A JP H02246787 A JPH02246787 A JP H02246787A JP 1067070 A JP1067070 A JP 1067070A JP 6707089 A JP6707089 A JP 6707089A JP H02246787 A JPH02246787 A JP H02246787A
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Tadashi Kunihira
宰司 國平
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は回転体の回転速度が所望値になるように制御す
る速度制御装置に関する。
従来の技術 従来より回転体の回転速度を所望の値に制御する方法と
して、速度発電機を回転体に連結することなく、回転体
の固定子巻線に誘起される交番電圧を矩形波に波形整形
した信号(FC信号)を用いる方法(例えば、「位置検
出素子を省略したブラシレス直流モータ駆動方式」ナシ
ョナル テクニカル レポート P614 Vol、3
3 Na50CT、1987)があり、FC信号の周波
数もしくは繰り返し周期のみを速度情報として用いて速
度制御を行ない、簡単な構成で回転体を比較的安定に速
度制御することができる。(例えば、特公昭57−18
434号公報に示されている。) ところで、この周波数あるいは周期検出方式は固定子S
線に誘起された交番電圧を矩形波信号になるまでに十分
増幅し、その矩形波信号の所定のエツジが速度情報を有
しているものとみなして誤差出力信号を発生する。
例えば代表的な周期検出方式においては、増幅後の交番
電圧の矩形波信号のリーディングエツジ(前縁)から次
のリーディングエツジまでの期間にクロックパルスを計
数することによって、回転体の回転速度に依存した針数
値を得て、この計数値をもとにパルス幅変調信号(チョ
ッパ型の駆動法を探る場合に使用される。)を作り出し
たり、あるいは前記計数価をアナログ電圧に変換したり
して誤差出力を得ている。
したがって、より高精度な制御Bを実現しようとすると
、一定の回転速度において固定子巻線に誘起される交番
電圧を同じにし、矩形波信号の周期をより正確なものに
しなければならない。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構成において、例えば回転子
に12i (6極対)、固定子に9コイルよりなる回転
体を3相半半波式の駆動方式を用いて回転させたとき、
固定子巻線に誘起される交番電圧を増幅して得られる矩
形波信号の周期は、回転子の着磁精度、回転子・固定子
の取付精度などのバラウキにより、■周期ごとに正規の
周期より長い周期・短い周期が交互に現われるため、制
御系に矩形波信号の周波数の1/2の周波数の外乱とな
って現われ、制御特性が悪化してしまうという問題があ
った。特に、ビデオテープレコーダ(VTR)のシリン
ダモータのように高精度な回転が要求される制御系では
、外乱の周波数が制御系の慣性領域にもかかわらず問題
となっていた。
また、量産時には調整をほとんど行なわないので、全数
においてFC信号の周期を正確に管理しておくことは困
難であった。
本発明は上記問題点に鑑み、固定子巻線に誘起される交
番電圧より得られた矩形波信号の周期が定速回転時にお
いて異なっていても、矩形波信号の周期が一定であるか
のように矩形波信号の周期のずれを補正し、高精度な制
御を行う速度制御装置を実現せんとするものである。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明の速度制御装置は、回
転体の速度情報を有する交流信号の周期を検出する周期
検出手段と、前記周期検出手段の検出値を格納するメモ
リ手段と、前記検出値と基準値から誤差出力を算出する
演算器と、前記誤差出力に基づいて前記回転体に駆動電
力を供給する駆動手段と、前記メモリ手段に格納されて
いる連続する第1.第2の周期検出値と前記基準値から
第1.第2の偏位量を算出し、前記第1.第2の偏位量
の減算値が略一定であるときにその算出結果から前記基
準値の補正値を算出する補正値算出手段と、前記補正値
により各周期の基準値の補正を行わせる基準値補正手段
と、前記補正値算出手段の動作時に制御系のゲインを切
り換えるゲイン切り換え手段を具備したことを特徴とす
るものである。また、前記基準値補正手段により補正さ
れた基準値と前記周期検出手段の検出値により前記演算
器が算出する誤差出力が略一定であることを監視するモ
ニタ手段を具備したことを特1i5!とするものである
作用 本発明は上記した構成によって固定子巻線に誘起される
交番電圧より得られた矩形波信号の周期が定速回転時に
おいて異なっていても、矩形波信号の周期が一定である
かのように矩形波信号の周期のずれを演算器によって補
正するようにしているので、誘起される交番電圧より得
られた矩形波信号の周期がずれていても制御系に外乱と
なって現れず高精度な制御を行うことができる。
実施例 以下、本発明の一実施例の速度制御装置について図面を
参照しながら説明する。
第1図は本発明の第1の実施例を示したブロックダイア
グラムであり、ここではプロセッサを用いて実現してい
る0回転体lの固定子巻線(図示せず)に誘起される交
番電圧信号が波形整形器2に入力される。波形整形器2
の出力信号はチャンネルセレクタ3a、演算器3b、メ
モリ3c、周期検出器3d、データバス4,5.6から
なるプロセッサ3のチャンネルセレクタ3aに供給され
る。前記チャンネルセレクタ3aは前記プロセッサ3の
メモリ3Cのアドレス更新信号を発生し、アドレス更新
信号はコントロールバス4を介して前記プロセッサ3の
メモリ3Cに供給される。
また、前記波形整形器2の出力信号は周期検出器3dに
供給される。前記周期検出器3dは前記波形整形器2の
出力信号の周期を測定し、データバス6を介して前記プ
ロセッサ3のメモリ3Cに供給する。前記メモリ3Cは
チャンネルセレクタ3aのアドレス更新信号に基づいた
アドレスに周期検出値を格納する。
ここで、周期検出器3dの一構成例について説明する。
周期検出器3dは基準クロック信号をカウントするカウ
ントとラッチ回路より構成され、波形整形器2の出力信
号の立ち上がりエツジが周期検出器3dに入力されると
、カウンタのカウント値がラッチ回路にラッチされ、そ
の俊速やかにカウンタはリセットされる。すなわち、波
形整形器2の立ち上がりエツジから次の立ち上がりエツ
ジまでの周期を基準クロック信号でカウントしたカウン
ト値がラッチ回路に格納されることになる。
これは、波形整形器2の出力信号の周期を基準クロック
信号を用いて、ディジタル的に計測していることである
次に、前記プロセンサ3では前記周期検出器3dよりデ
ータバス6を介して前記プロセッサ3のメモリ3Cに記
憶されている周期検出値とあらかじめ設定している速度
基準値より演算器3bが回転体1の速度誤差出力を算出
し、その算出結果をデータバス5を介してディジタル−
アナログ変換器7(図中においてはD−A変換器と表示
されている。)に供給している。前記ディジタル−アナ
ログ変換器7の出力は電力増幅器(図中においてはパワ
ーアンプと表示されている。)8によって増幅されて前
記回転体lに駆動電力として供給されている。
第2図は周期補正の動作説明をするための信号波形図で
あり、回転体lが安達回転しているときの信号波形図で
ある。第2図aは固定子巻線に誘起された交番電圧の信
号波形(FC信号)を示したもので、第2図すは波形整
形器2の出力信号波形、第2図Cは波形整形器2の出力
信号より作成した立ち上がり信号波形であり、その周期
を測定して速度情報としている。第2図dは演算器3b
により算出された速度誤差信号波形であり、回転体lの
回転速度が定速にもかかわらず、速度誤差信号が一定値
ではなくFG倍信号入力されるごとにO°より大きくな
ったり小さくなったりしている。これは、FC信号の周
期が常に一定ではなく1周期ごとに変化し、正規の値よ
り大きくなったり小さくなったりしているからである0
例えば、回転体lが設定速度で回転しているとき、連続
するFC信号の波形整形後の周期をPI、P2とし、P
l:P2の比が98 i 102になっているとすると
、周期検出器3dの周JIJIPIの検出値は第2図の
時刻t1から時刻t2までの時間間隔となり、正規の値
より2%短い債となる。また、周期検出器3dの周期P
2の検出値は時刻t2から時刻t3までの時間間隔であ
り、周期の値は正規の値より2%長い値となる。
さらに、時刻t3から時刻t5までの次の周期において
も同様となり、時刻t3から時刻t4までの時間間隔は
正規の値より2%短い値となり、時刻L4から時刻t5
までの時間間隔は正規の値より2%長い値となる。した
がって、連続するFC信号の周期は正規の周期の値より
短い区間と長い区間が交互に現れる。
すなわちFC信号の周期の値が正規の値より短い区間と
長い区間が現れる信号を用いてプロセッサ3の演算器3
bが速度誤差出力を算出すると、時刻tlから時刻む2
までの時間間隔を計測した区間では周期が2%短くなっ
ていることから速度が2%速くなったときの速度誤差出
力となり、時刻t2から時刻t3までの区間では周期が
2%長くなっていることから速度が2%遅くなったとき
の速度誤差出力となる。そのため、回転体1が設定速度
で回転しているにもかかわらず誤差出力は大きくなった
り小さくなったりし、制御系として好ましくない。
しかしながら、第1図に示した本発明の実施例では回転
体lが定速回転しているときに、FC信号の周期の比が
正確に100 : 100になっていなくても、周期の
ずれを補正することにより充分な周期の比を確保するこ
とができ、高精度な制御が実現できるように構成されて
おり、以下そのもようについて説明する。
連続するFC信号の第1のFC信号の区間をA区間、第
2のFC信号の区間をB区間とすると、回転体lはFC
信号の1周期で制御されており、FG倍信号周期が交互
にずれた状態で制御が行なわれている。このときに、F
C信号の1/2の周波数における回転体lの制御特性は
慣性領域であり、制御1M域がFC信号の周波数の1/
12程度であることから、FG倍信号1/2の周波数に
おける外乱抑制特性は制’M fJ Mに比べ約1/6
になっている。それにもかかわらず、FC信号の周期の
ずれにより誤差信号としては回転体1の本来の応答によ
り得られる値より大きくなっている0通常FC信号の】
/2の周波数での回転体1の応答はほとんど外乱の影響
を受けず、その結果、誤差出力の値もほぼ一定となる。
しかしながら、制御系を動作させながらFC信号の周期
を高精度に測定するため、制御系が測定系に影響を与え
てしまう。そのため、より高精度にFC信号の周期を測
定するには、制御系のゲインを下げ制御系の影響が測定
系に現われにくいようにしなければならない。したがっ
て、FG倍信号周期を高精度に測定するときにはゲイン
切り換え手段により制御系のゲインを下げて測定し、補
正値算出手段により補正値を求める。補正値算出手段に
より補正値を求めた後、ゲイン切り換え手段によりゲイ
ンを元に、戻して通常の制御特性が得られるようにする
ゲイン切り換え手段はブロモ・ンサ3のソフトウェアに
より実現することができ、例えば、得られた速度誤差に
ゲイン定数を乗算することにより実現できる。ゲイン定
数を“1°より小さくすればゲインは小さくなり、 °
l”より大きくすれば、ゲインを大きくすることができ
る。
FG倍信号1/2の周波数での回転体1の誤差出力の値
がほぼ一定きなるという特性を用いて、FG倍信号周期
のずれを検出する。すなわち、連続するFC信号の周期
が交互に大きくなったり小さくなったりしたときには、
その原因が回転体1の応答ではなくFG倍信号よる周期
のずれであるものと判断して補正するようにする。
回転体1の回転速度が一定であるときに、FG信号の周
期の比にずれがなければ、へ区間とB区間の周期の値は
同じとなる。しかし、FG信号作成時においてFG倍信
号周期の比が100:100からずれるため、A区間と
B区間の周期の値は同じとはならずに周期のずれに応じ
た値だけずれてしまう、A区間における周期のずれ量を
−ΔAとすると、B区間での周期のずれ量はΔAとなる
すなわち、FC信号の周期のずれ量はA区間、B区間の
偏位量の差より求めることができ、(11式で表される
ここで、A、Bはそれぞれへ区間、B区間の周期の値を
、Dは速度基準値を示す、このとき、制御系のゲインは
ゲイン切り換え手段により通常時より小さく設定されて
いる。また、A区間、B区間に応じたメモリ3Cのアド
レスの選択はチャンネルセレクタ3aのアドレス更新信
号に基づいて行われる。
したがって、(1)式によりFC信号の周期のずれΔA
を求め、へ区間においては速度基準値に+ΔAの演算を
行い、B区間においては速度基準値に一ΔAの演算を行
えばFC信号の周期のずれを補正することができる。
第2図eは上記方法により求めた速度基準値の補正値で
あり、A区間では負の値となりB区間では正の値となっ
ている。
ここで、チャンネルセレクタ3aの動作を第3図を用い
て説明する。
第3図のブランチ301では、回転体lのFC信号がプ
ロセンサ3に入力されたかどうかの判断を行なっており
JFG信号が入力されていなければ再びフランチ301
を実行して、FG倍信号到来を待つ。FG倍信号入力さ
れていれば、処理ブロック302に移行し、処理ブロッ
ク302ではチャンネルカウンタCをインクリメントす
る。そしてSブランチ303に移行し、チャンネルカウ
ンタCが偶数か奇数かの判断を行なう、チャンネルカウ
ンタCが偶数であれば、処理ブロック304に移行しメ
モリ3CのアドレスをA区間のアドレスにする。ブラン
チ303においてチャンネルカウンタCが奇数であれば
、処理ブロック305に移行しメモリ3Cのアドレスを
B区間のアドレスにする0以上のようにして、A区間、
B区間に対応するメモリ3cのアドレスはチャンネルセ
レクタダ3aにより決定される。
次に、(1)式の計算式に基づ(プロセッサ3によるF
C信号周期ずれ補正のフローチャートを第4図に示す。
ここでは、A区間とB区間の周期検出の検出精度を高く
するため(1回の測定ではノイズなどに対して弱いため
)数回測定したものを平均化するものとし、大きく周期
が異なるものは平均データから除外する。平均化の回数
をnとすれば、A区間、B区間における偏位量の平均値
はそれぞれi−1+=1 れる。ここで、AjはA区間の検出周期を、BlはB区
間の検出周期を表している。よって、(1)式は(2)
式のようになる。
・・・・・・(2) まず、処理ブロック401では連続するFC信号の周期
を計算し、ブランチ402ではFG倍信号周期より偏位
量を求め、連続するFC信号の偏位量の差がほぼ一定で
あるかどうかを判断する。
偏位量の差がほぼ一定でなければ回転体1の回転速度が
変化しており、定速になるまでFC信号の周期の補正を
行なわずに1周期の値をもとに回転体lを制御する:回
転体lが定速で回転するようになれば、処理ブロック4
03においてゲイン切り換え手段により制御系のゲイン
を小さくする。
次に、処理ブロック404ではチャンネルセレクタ3a
により指定されたA区間、B区間それぞれの偏位量を算
出し、ブランチ405でn回終了したかどうかを判断し
、n回終了していなければ処理ブロック404にもどる
。n回終了すれば処理ブロック406においてへ区間、
B区間それぞれの偏位量の平均を求めた後、B区間の平
均値からA区間の平均値を減算し、減算結果をl/2し
て補正値Δへの値を求めている。
速度基準値の補正値ΔAが求まった後では、処理ブロッ
ク407においてゲイン切り換え手段により制御系のゲ
インを通常の値に戻している。
次に、処理ブロック408において、処理ブロック40
6で得られた補正値ΔAを用いて、速度基準値りの補正
を行なう。すなわち、A区間においては速度基準値りに
一ΔAの演算を行い、B区間においては速度基準値りに
+ΔAの演算を行えばFG傷信号周期のずれを補正する
ことができる。
速度基準値りの補正は(3)、 (4)式であられされ
る。
DA−D−ΔA          ・・・・・・(3
)DBI=D+ΔA          ・・・・・・
(4)ここで、DA、D、はそれぞれA区間5 B区間
の補正後の速度基準値であり、メモリ3Cに格納される
そして、処理ブロック409のFC周期補正の制御へ移
行する。FC周期補正の制御へ移行した後の演算器3b
による速度誤差出力の演算式は(3)(4)式で求めた
補正後の速度基準値DA、DBを用いて(5)、 (6
)式のようになる。
0A=A−DA           ・・・・・・(
5)0、=B−D8          ・旧・・(6
)ここで、OAはへ区間の速度誤差出力、OBはB区間
の速度誤差出力である。
このようにFG傷信号周期のずれを、(2)式より求め
た補正値ΔAを用いて、(3)、 (4)式のように速
度基準値りを補正するので、高精度な制御が可能となる
。また、FG周期補正の制御に移行した後は、基準(I
IDが補正後の基準値DA、DBに変化しているだけな
ので、プロセンサとしての処理は通常の処理と何等変わ
らない。さらに、FC周期補正の制御に移行した後は、
固定値による補正動作であるので、補償フィルタ(例え
ばトラップフィルタ)のように制御系へ悪影響を及ぼす
ことはない。
第4図のフローチャートでは、A、B区間のそれぞれの
偏位量より補正値ΔAを求めたが、各々の周期より求め
ることも可能である。すなわち、(+1. (2)式に
おいて速度基準値りを考慮しなければA、B区間それぞ
れの周期の検出値のみから補正値を求めることになる。
次に、本発明の第2の実施例の速度制御装置について説
明する。第2の実施例では、FC周期補正の制御に移行
した後に、なんらかの原因により補正値がずれた場合に
おいてもFC周期補正の機能が正常に動作する速度制御
装置について説明する。
第2の実施例において速度基準値の補正値を求め、FC
周期補正の動作に移行するまでは第1の実施例と同じで
あるので説明を省略する。したがって、ここではFC周
期補正動作に移行した後の動作について説明する。
第5図はFC周期補正動作に移行した後、FC周!t1
1補正動作が正常に動作しているかどうかをモニタする
モニタ手段の動作を説明するためのフローチャートを示
す。
処理ブロック501において、へ区間、B区間における
誤差出力OA、OBを算出する。(この処理ブロックは
速度制御処理で行なわれるのでその結果を用いてもよい
、)そして、処理ブロック502において、A区間、B
区間それぞれの誤差出力0A、08の差の絶対値を求め
、その値があるしきい値S以下であるかどうかの判断を
行なう。
誤差出力OA、08の差の絶対値がしきい値S以下であ
れば処理ブロック503に移行し、モニタカウンタRに
°0゛を代入して終了する。ブランチ502において、
誤差出力OA、08の差の絶対値がしきい値S以上であ
れば処理ブロック504に移行しミモニタカウンタRを
インクリメントする。ブランチ505において、モニタ
カウンタRの値がNR(モニタカウンタRのしきい値)
より小さければ終了し、NRより大きければ処理ブロッ
ク506に移行し、補正値ΔAを再計算する処理を行な
い、さらに、(31,(4)式の速度基準値りの補正を
行い、補正後の速度基準値DA、DBを得、再びFC精
度補正の動作へと移行する。
このように、補正値ΔAがずれた場合でもモニ夕手段を
設けることにより、再度補正値の算出を行なうので同等
問題なく対応することができる。
以上のように本実施例によれば、FC信号の周期のずれ
を連続するFG倍信号周期の値の偏位量がほぼ一定にな
ることより検出し、速度基準値りを補正し、その補正後
の速度基準値DA、DBとしてプロセッサ3のメモリ3
Cに格納しており、定速回転時には、補正後の速度基準
値DA、D6を用いて速度誤差を算出するのでFC信号
の周期のずれの影響を受けない誤差出力を出力すること
ができ、高精度な制御が実現できる。また、補正値ΔA
がずれた場合でもモニタ手段を設けることにより、再度
補正値の算出を行なうので同等問題なく対応することが
できる。
なお、本実施例ではFC信号の作成に回転体の固定子巻
線に誘起される交番電圧を用いたが、他の方法により作
成されたFC信号でもFC信号の1/2の周波数におい
て周期のずれがあるものであれば本発明は十分な効果を
発揮する。
また、プロセッサを用いてチャンネルセレクタ。
演算器、メモリ、周期検出器、速度基準値補正手段、ゲ
イン切り換え手段、モニタ手段を構成したが、各々個別
のハードウェアで構成しても何等差しつかえない。
発明の効果 以上のように本発明は、回転体の速度情報を有する交流
信号の周期を検出する周期検出手段と、前記周期検出手
段の検出値を格納するメモリ手段と、前記検出値と基準
値から誤差出力を算出する演算器と、前記誤差出力に基
づいて前記回転体に駆動電力を供給する駆動手段と、前
記メモリ手段に格納されている連続する第1.第2の周
期検出値と前記基準値から第1.第2の偏位量を算出し
、前記第1.第2の偏位量の減算値が略一定であるとき
にその算出結果から前記基準値の補正値を算出する補正
値算出手段と、前記補正値により各周期の基準値の補正
を行わせる基準値補正手段と、前記補正値算出手段の動
作時に制御系のゲインを切り換えるゲイン切り換え手段
を具備したことを特徴とするものであり、また、前記基
準値補正手段により補正された基準値と前記周期検出手
段の検出値により前記演算器が算出する誤差出力が略一
定であることを監視するモニタ手段を具備したことを特
徴とするもので、FG倍信号1/2の周波数ので生じる
周期のずれを連続するFG倍信号PIMの値の偏位量が
ほぼ一定になることより検出し、速度基準値りを補正し
、その補正後の速度基$lt!DA、DBとしてプロセ
ッサ3のメモリ3Cに格納しており、定速回転時には、
補正後の速度基準値DA、DBを用いて速度誤差を算出
するのでFC信号の周期のずれの影響を受けない誤差出
力を出力することができ、高精度な制御が実現できると
いうきわめて大なる効果を奏する。また、速度基準値の
補正値を算出するときには、ゲイン切り換え手段により
制御系のゲインを下げているので、より高精度に補正値
を求めることが可能である。
さらに、モニタ手段により補正動作が正常に動作してい
るかどうかを絶えず監視しているので、負荷変動などに
より補正値がずれた場合でも、再度補正値を算出するよ
うにしているので、高性能な制御を維持することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における速度制御装置のブロ
ックダイアグラム、第2図は回路動作を説明するための
信号波形図、第3図はチャンネルセレクタの動作を説明
するためのフローチャート、第4図は速度基準値補正手
段の動作を説明するためのフローチャート、第5図はモ
ニタ手段の動作を説明するためのフローチャートである
。 l・・・・・・モータ、2・・・・・・波形整形器、3
・・・・・・プロセッサ、3a・・・・・・チャンネル
セレクタ、3b・・・・・・演算器、3c・・・・・・
メモリ、3d・・・・・・周期検出器、4.5.6・・
・・・・データバス、7・・・・・・ディジクルーアナ
ログ変換器、8・・・・・・パワーアンプ。 代理人の氏名 弁理士 粟野重孝 はか1名第 図 区 第 図

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)回転体の速度情報を有する交流信号の周期を検出
    する周期検出手段と、前記周期検出手段の検出値を格納
    するメモリ手段と、前記検出値と基準値から誤差出力を
    算出する演算器と、前記誤差出力に基づいて前記回転体
    に駆動電力を供給する駆動手段と、前記メモリ手段に格
    納されている連続する第1、第2の周期検出値と前記基
    準値から第1、第2の偏位量を算出し、前記第1、第2
    の偏位量の減算値が略一定であるときにその算出結果か
    ら前記基準値の補正値を算出する補正値算出手段と、前
    記補正値により各周期の基準値の補正を行わせる基準値
    補正手段と、前記補正値算出手段の動作時に制御系のゲ
    インを切り換えるゲイン切り換え手段を具備してなる速
    度制御装置。
  2. (2)回転体の速度情報を有する交流信号の少なくとも
    2周期にわたって周期検出手段が周期検出を行なうごと
    に周期検出手段の検出値を格納するメモリ手段のアドレ
    スを更新するとともに演算器に前記メモリ手段の該当ア
    ドレスに格納された周期データと基準値を比較してその
    大小に応じた誤差出力を駆動手段に送出せしめるチャン
    ネルセレクタを具備してなる特許請求の範囲第1項記載
    の速度制御装置。
  3. (3)第1、第2の偏位量の減算値より補正値を算出す
    る補正値算出手段の動作時に、制御系のゲインを通常時
    より小さくするゲイン変更手段を具備してなる特許請求
    の範囲第1項記載の速度制御装置。
  4. (4)回転体の速度情報を有する交流信号の周期を検出
    する周期検出手段と、前記周期検出手段の検出値を格納
    するメモリ手段と、前記検出値と基準値から誤差出力を
    算出する演算器と、前記誤差出力に基づいて前記回転体
    に駆動電力を供給する駆動手段と、前記メモリ手段に格
    納されている連続する第1、第2の周期検出値と前記基
    準値から第1、第2の偏位量を算出し、前記第1、第2
    の偏位量の減算値が略一定であるときにその算出結果か
    ら前記基準値の補正値を算出する補正値算出手段と、前
    記補正値により各周期の基準値の補正を行わせる基準値
    補正手段と、前記基準値補正手段により補正された基準
    値と前記周期検出手段の検出値により前記演算器が算出
    する誤差出力が略一定であることを監視するモニタ手段
    を具備してなる速度制御装置。
  5. (5)誤差出力が略一定でないとモニタ手段が判断した
    ときに再度基準値の補正値の演算を行なうことを特徴と
    する特許請求の範囲第4項記載の速度制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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