JP2008288355A - 加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ウエーハの加工時に付着したコンタミを確実に除去することができる洗浄手段を備えた加工装置を提供する。
【解決手段】ウエーハを保持するチャックテーブルと、チャックテーブルに保持されたウエーハを加工する加工手段と、加工手段によって加工されたウエーハを洗浄する洗浄手段とを具備する加工装置であって、洗浄手段はウエーハを保持するスピンナーテーブルと、スピンナーテーブルに保持されたウエーハに洗浄流体を噴射する洗浄流体噴射手段とを具備し、洗浄流体噴射手段は水蒸気を生成する水蒸気生成手段と、水を加圧する水加圧手段と、水蒸気生成手段によって生成された水蒸気と水加圧手段によって加圧された水を混合し混合した洗浄流体をスピンナーテーブルに保持されたウエーハに噴射する洗浄流体ノズルとからなっている。
【選択図】図5

Description

本発明は、半導体ウエーハ等のウエーハを切削する切削装置等の加工装置、更に詳しくは加工後のウエーハを洗浄する洗浄手段を備えた加工装置に関する。
例えば、半導体デバイス製造工程においては、略円板形状である半導体ウエーハの表面に格子状に形成されたストリートと呼ばれる分割予定ラインによって区画された多数の領域にIC、LSI等のデバイスを形成し、該デバイスが形成された各領域をストリートに沿って分割することにより個々のデバイスを製造している。半導体ウエーハを分割する分割装置としては一般にダイシング装置としての切削装置が用いられている。この切削装置は、ウエーハを保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持されウエーハを切削する切削手段と、該切削手段によって切削加工されたウエーハを洗浄する洗浄手段を具備している。(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−243483号公報
上述した切削加工されたウエーハを洗浄する洗浄手段は、スピンナーテーブルに保持されたウエーハの上面に高圧水または高圧エアーと洗浄水とを混合した流体を供給して洗浄している。しかるに、デバイスの集積度の向上および小型化に伴ってデバイスの表面に形成された電極の間隔が狭くなり、この電極間に詰まったコンタミを除去することが困難となっている。
このような問題はウエーハを研削する研削装置等の加工装置においても生ずる。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主たる技術課題は、ウエーハの加工時に付着したコンタミを確実に除去することができる洗浄手段を備えた加工装置を提供することにある。
上記主たる技術課題を解決するため、本発明によれば、ウエーハを保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持されたウエーハを加工する加工手段と、該加工手段によって加工されたウエーハを洗浄する洗浄手段と、を具備する加工装置において、
該洗浄手段は、ウエーハを保持するスピンナーテーブルと、該スピンナーテーブルに保持されたウエーハに洗浄流体を噴射する洗浄流体噴射手段とを具備し、
該洗浄流体噴射手段は、水蒸気を生成する水蒸気生成手段と、水を加圧する水加圧手段と、該水蒸気生成手段によって生成された水蒸気と該水加圧手段によって加圧された水を混合し該混合した洗浄流体を該スピンナーテーブルに保持されたウエーハに噴射する洗浄流体ノズルとからなっている、
ことを特徴とする加工装置が提供される。
本発明による加工装置においては、スピンナーテーブルに保持されたウエーハに洗浄流体を噴射する洗浄流体噴射手段は、水蒸気を生成する水蒸気生成手段と、水を加圧する水加圧手段と、水蒸気生成手段によって生成された水蒸気と水加圧手段によって加圧された水を混合し混合した洗浄流体をスピンナーテーブルに保持されたウエーハに噴射する洗浄流体ノズルとからなっており、水蒸気生成手段から供給された水蒸気と水加圧手段から供給された加圧水が洗浄流体噴射ノズルで混合される際に生じたキャビテーションジェットがスピンナーテーブルに保持されたウエーハに噴射されるので、キャビテーションによる気泡が消滅する際に発生する高い衝撃力により、非常に高い洗浄力が得られる。従って、ウエーハに形成されたデバイスの表面に設けられた電極間に詰まったコンタミを確実に除去することができる。しかも、洗浄手段は加工装置に配設され、ウエーハが加工された後に直ちに洗浄工程を実施することができるので、加工時にウエーハに付着したコンタミが固着する前に洗浄することができ、コンタミをより確実に除去することができる。
以下、本発明によって構成された加工装置の好適な実施形態について、添付図面を参照して、更に詳細に説明する。
図1には、本発明によって構成された加工装置としての切削装置の斜視図が示されている。図示の実施形態における切削装置は、略直方体状の装置ハウジング2を具備している。この装置ハウジング2内には、被加工物を保持するチャックテーブル3が切削送り方向(加工送り方向)である矢印Xで示す方向に移動可能に配設されている。チャックテーブル3は、吸着チャック支持台31と、該吸着チャック支持台31上に配設された吸着チャック32を具備しており、該吸着チャック32の上面である保持面上に被加工物を図示しない吸引手段を作動することによって吸引保持するようになっている。また、チャックテーブル3は、図示しない回転機構によって回転可能に構成されている。なお、チャックテーブル支持台31には、被加工物として後述する半導体ウエーハを保護テープを介して支持する支持フレームを固定するためのクランプ33が配設されている。このように構成されたチャックテーブル3は、図示しない切削送り手段(移動手段)によって、矢印Xで示す切削送り方向(加工送り方向)に移動せしめられるようになっている。
図示の実施形態における切削装置は、切削手段(加工手段)としてのスピンドルユニット4を具備している。スピンドルユニット4は、図示しない割り出し送り手段によって図1において矢印Yで示す割り出し送り方向に移動せしめられるとともに、図示しない切り込み送り手段によって図1において矢印Zで示す切り込み送り方向に移動せしめられるようになっている。このスピンドルユニット4は、図示しない移動基台に装着され割り出し方向である矢印Yで示す方向および切り込み方向である矢印Zで示す方向に移動調整されるスピンドルハウジング41と、該スピンドルハウジング41に回転自在に支持された回転スピンドル42と、該回転スピンドル42の前端部に装着された切削ブレード43とを具備している。この切削ブレード43両側には切削水供給ノズル44が配設されている。この切削水供給ノズル44は図示しない切削水供給手段に接続されている。
図示の実施形態における切削装置は、上記チャックテーブル3上に保持された被加工物の表面を撮像し、上記切削ブレード43によって切削すべき領域を検出するための撮像手段5を具備している。この撮像手段5は、顕微鏡からなる光学系と撮像素子(CCD)を具備しており、撮像した画像信号を図示しない制御手段に送る。また、図示の実施形態における切削装置は、撮像手段5によって撮像された画像等を表示する表示手段6を具備している。
図示の実施形態における切削装置は、加工後のウエーハを洗浄するための洗浄手段7を具備している。この洗浄手段7について、図2乃至図5を参照して説明する。
図示の実施形態における洗浄手段7は、スピンナーテーブル機構71と、該スピンナーテーブル機構71を包囲して配設された洗浄水受け手段72を具備している。スピンナーテーブル機構71は、被加工物保持テーブルとしてのスピンナーテーブル711と、該スピンナーテーブル711を回転駆動する電動モータ712と、該電動モータ712を上下方向に移動可能に支持する支持機構713を具備している。スピンナーテーブル711は多孔性材料から形成された吸着チャック711aを具備しており、この吸着チャック711aが図示しない吸引手段に連通されている。従って、スピンナーテーブル711は、吸着チャック711aに被加工物であるウエーハを載置し図示しない吸引手段により負圧を作用せしめることにより吸着チャック711上にウエーハを保持する。なお、スピンナーテーブル711には、後述する環状のフレームを固定するためのクランプ機構714が配設されている。電動モータ712は、その駆動軸712aの上端に上記スピンナーテーブル711を連結する。上記支持機構713は、複数本(図示の実施形態においては3本)の支持脚713aと、該支持脚713aをそれぞれ連結し電動モータ712に取り付けられた複数本(図示の実施形態においては3本)のエアシリンダ713bとからなっている。このように構成された支持機構713は、エアシリンダ713bを作動することにより、電動モータ712およびスピンナーテーブル711を図3に示す上方位置である被加工物搬入・搬出位置と、図4に示す下方位置である作業位置に位置付ける。
上記洗浄水受け手段72は、洗浄水受け容器721と、該洗浄水受け容器721を支持する3本(図2には2本が示されている)の支持脚722と、上記電動モータ712の駆動軸712aに装着されたカバー部材723とを具備している。洗浄水受け容器721は、図3および図4に示すように円筒状の外側壁721aと底壁721bと内側壁721cとからなっている。底壁721bの中央部には上記電動モータ712の駆動軸712aが挿通する穴721dが設けられおり、この穴721dの周縁から上方に突出する内側壁721cが形成されている。また、図2に示すように底壁721bには排液口721eが設けられており、この排液口721eにドレンホース724が接続されている。上記カバー部材723は、円盤状に形成されており、その外周縁から下方に突出するカバー部723aを備えておる。このように構成されたカバー部材723は、電動モータ712およびスピンナーテーブル711が図4に示す作業位置に位置付けられると、カバー部723aが上記洗浄水受け容器721を構成する内側壁721cの外側に隙間をもって重合するように位置付けられる。
図示の実施形態における洗浄手段7は、上記スピンナーテーブル711に保持されたウエーハに洗浄流体を噴射する洗浄流体噴射手段74を具備している。この洗浄流体噴射手段74について、図5を参照して説明する。
図5に示す洗浄流体噴射手段74は、水蒸気を生成する水蒸気生成手段741と、水を加圧する水加圧手段742と、水蒸気生成手段741によって生成された水蒸気と水加圧手段742によって加圧された水を混合し、混合した洗浄流体を上記スピンナーテーブルに保持されたウエーハに噴射する洗浄流体噴射ノズル743とを具備している。水蒸気生成手段741は、水供給管744から供給された純水を加熱して水蒸気を生成し、水蒸気供給管745を介して洗浄流体噴射ノズル743に供給する。なお、水蒸気生成手段741によって生成される水蒸気の温度は100〜150℃、圧力は0.1〜0.5Mpに設定されている。上記水加圧手段742は、水供給管744から供給された純水を0.2〜0.5Mpに加圧し、加圧水供給管746を介して洗浄流体噴射ノズル743に供給する。洗浄流体噴射ノズル743は、ノズル支持手段747によって支持されている。ノズル支持手段747は、正転・逆転可能な電動モータ747aと、該電動モータ747aの駆動軸に連結された支持軸747bと、該支持軸747bの上端に取付けられた支持アーム747cとからなっており、支持アーム747cの先端に洗浄流体噴射ノズル743が装着される。このように構成されたノズル支持手段747は、支持軸747bが上記洗浄液回収容器721を構成する底壁721bに設けられた図示しない挿通穴を挿通して配設されており、図3および図4に示すように洗浄水受け手段72を構成する底壁721bの下面に装着された電動モータ747aの駆動軸に連結される。従って、ノズル支持手段747を構成する支持アーム747cの先端に装着された洗浄流体噴射ノズル743は、電動モータ747aを正転または逆転駆動することにより、支持軸747bを中心として揺動せしめられる。
以上のように構成された洗浄流体噴射手段74は、水蒸気生成手段741から供給された水蒸気と水加圧手段742から供給された加圧水が洗浄流体噴射ノズル743で混合され、熱効果現象が生ずる。この熱効果現象によって生じたキャビテーションジェットがスピンナーテーブル711に保持されたウエーハに噴射される。そして、キャビテーションによる気泡が消滅する際に発生する高い衝撃力により、非常に高い洗浄力が得られる。なお、このような洗浄流体噴射手段は、特開2004−349577号公報に記載された洗浄装置を用いることができる。
図示の実施形態における洗浄手段7は、上記スピンナーテーブル711に保持されたウエーハに乾燥用のエアーを供給するためのエアー供給手段75を具備している。エアー供給手段75は、図3および図4に示すようにスピンナーテーブル711に保持された洗浄後のウエーハに向けてエアーを噴出するエアーノズル751と、該エアーノズル751を支持するノズル支持手段752とからなっており、エアーノズル751が図示しないエアー供給源に接続されている。ノズル支持手段752は、上記洗浄流体噴射手段74のノズル支持手段747と同様に正転・逆転可能な電動モータ752aと、該電動モータ752aの駆動軸に連結された支持軸752bと、該支持軸752bの上端に取付けられた支持アーム752cとからなっており、支持アーム752cの先端にエアーノズル751が装着される。このように構成されたノズル支持手段752は、支持軸752bが上記洗浄液回収容器721を構成する底壁721bに設けられた図示しない挿通穴を挿通して配設されており、洗浄水受け手段72を構成する底壁721bの下面に装着された電動モータ752aの駆動軸に連結される。従って、ノズル支持手段752を構成する支持アーム752cの先端に装着されたエアーノズル751は、電動モータ752aを正転または逆転駆動することにより、支持軸752bを中心として揺動せしめられる。
図1に戻って説明を続けると、図示の実施形態における切削装置は、上記装置ハウジング2におけるカセット載置領域8aには、被加工物を収容するカセットを載置するカセット載置テーブル8が配設されている。このカセット載置テーブル8は、図示しない昇降手段によって上下方向に移動可能に構成されている。カセット載置テーブル8上には、被加工物としての半導体ウエーハWを収容するカセット9が載置される。カセット9に収容される半導体ウエーハWは、表面に格子状のストリートが形成されており、この格子状のストリートによって区画された複数の矩形領域にIC、LSI等のデバイスが形成されている。このように形成された半導体ウエーハWは、環状のフレームFに装着された保護テープTの表面に裏面が貼着された状態でカセット9に収容される。
また、図示の実施形態における切削装置は、カセット載置テーブル8上に載置されたカセット9に収容されている半導体ウエーハW(環状のフレームFに保護テープTを介して支持されている状態)を仮置きテーブル10に搬出する搬出手段11と、仮置きテーブル10に搬出された半導体ウエーハWを上記チャックテーブル3上に搬送する第1の搬送手段12と、チャックテーブル3上で切削加工された半導体ウエーハWを上記洗浄手段7へ搬送する第2の搬送手段13を具備している。
図示の実施形態における切削装置は以上のように構成されており、以下その作用について主に図1を参照して簡単に説明する。
カセット載置テーブル8上に載置されたカセット9の所定位置に収容されている半導体ウエーハW(環状のフレームFに保護テープTを介して支持されている状態)は、図示しない昇降手段によってカセット載置テーブル8が上下動することにより搬出位置に位置付けられる。次に、搬出手段11が進退作動して搬出位置に位置付けられた半導体ウエーハWを仮置きテーブル10上に搬出する。仮置きテーブル10に搬出された半導体ウエーハWは、第1の搬送手段12の旋回動作によって上記チャックテーブル3上に搬送される。チャックテーブル3上に半導体ウエーハWが載置されたならば、図示しない吸引手段が作動して半導体ウエーハWをチャックテーブル3上に吸引保持する。また、半導体ウエーハWを保護テープTを介して支持する支持フレームFは、上記クランプ33によって固定される。このようにして半導体ウエーハWを保持したチャックテーブル3は、撮像手段5の直下まで移動せしめられる。チャックテーブル3が撮像手段5の直下に位置付けられると、撮像手段5によって半導体ウエーハWに形成されているストリートが検出され、スピンドルユニット4を割り出し方向である矢印Y方向に移動調節してストリートと切削ブレード43との精密位置合わせ作業が行われる。
その後、切削ブレード43を矢印Zで示す方向に所定量切り込み送りし所定の方向に回転させつつ、半導体ウエーハWを吸引保持したチャックテーブル3を切削送り方向である矢印Xで示す方向(切削ブレード43の回転軸と直交する方向)に所定の切削送り速度で移動することにより、チャックテーブル3上に保持された半導体ウエーハWは切削ブレード43により所定のストリートに沿って切断される(切削工程)。この切削工程においては、切削水供給ノズル44から切削水が切削ブレード43の側面に向けて噴射される、。このようにして、半導体ウエーハWを所定のストリートに沿って切断したら、チャックテーブル3を矢印Yで示す方向にストリートの間隔だけ割り出し送りし、上記切削工程を実施する。そして、半導体ウエーハWの所定方向に延在するストリートの全てに沿って切削工程を実施したならば、チャックテーブル3を90度回転させて、半導体ウエーハWの所定方向と直交する方向に延在するストリートに沿って切削工程を実行することにより、半導体ウエーハWに格子状に形成された全てのストリートが切削されて個々のデバイスに分割される。なお、分割された個々のデバイスは、保護テープTの作用によってバラバラにはならず、環状のフレームFに支持されたウエーハの状態が維持されている。
上述したように半導体ウエーハWのストリートに沿って切削工程が終了したら、半導体ウエーハWを保持したチャックテーブル3は最初に半導体ウエーハWを吸引保持した位置に戻される。そして、半導体ウエーハWの吸引保持を解除する。次に、半導体ウエーハWは第2の搬送手段13によって洗浄手段7のスピンナーテーブル711上に搬送され、該スピンナーテーブル711に吸引保持される。このとき洗浄流体噴射ノズル743およびエアーノズル751は、図3および図4に示すようにスピンナーテーブル711の上方から離隔した待機位置に位置付けられている。このようにしてスピンナーテーブル711上に切削加工された半導体ウエーハWが吸引保持されたならば、洗浄工程を実施する。即ち、スピンナーテーブル711を図4に示す作業位置に位置付けるとともに、洗浄流体噴射手段74のノズル支持手段747を構成する電動モータ747aを駆動して洗浄流体噴射ノズル743の噴出口をスピンナーテーブル711上に保持された半導体ウエーハWの中心部上方に位置付ける。そして、洗浄流体噴射手段74の水蒸気生成手段741と水加圧手段742を作動するとともに、スピンナーテーブル711を例えば800rpmの回転速度で回転せしめる。この結果、水蒸気生成手段741から供給された水蒸気と水加圧手段742から供給された加圧水が洗浄流体噴射ノズル743で混合され、この混合された洗浄流体が該洗浄流体噴射ノズル743からスピンナーテーブル711に保持された半導体ウエーハWに噴射される。このとき、電動モータ747aを駆動して洗浄流体噴射ノズル743の噴出口から噴出された洗浄流体をスピンナーテーブル711に保持された半導体ウエーハWの中心に当たる位置から外周部に当たる位置までの所要角度範囲で揺動せしめる。この洗浄工程においては、上述したように水蒸気生成手段741から供給された水蒸気と水加圧手段742から供給された加圧水が洗浄流体噴射ノズル743で混合される際に生じたキャビテーションジェットがスピンナーテーブル711に保持された半導体ウエーハWに噴射されるので、キャビテーションによる気泡が消滅する際に発生する高い衝撃力により、非常に高い洗浄力が得られる。従って、半導体ウエーハWに形成されたデバイスの表面に設けられた電極間に詰まったコンタミを確実に除去することができる。しかも、洗浄手段7は切削装置に配設され、半導体ウエーハWの上記切削工程が実施された後に直ちに洗浄工程を実施することができるので、切削工程において半導体ウエーハWに付着したコンタミが固着する前に洗浄することができ、コンタミをより確実に除去することができる。
上述した洗浄工程が終了したら、乾燥工程を実行する。即ち、洗浄流体噴射ノズル743を待機位置に位置付け、スピンナーテーブル711を例えば3000rpmの回転速度で15秒程度回転せしめるとともに、エアー供給手段75のエアーノズル751からエアーを半導体ウエーハWに噴出する。このとき、エアーノズル751を支持するノズル支持手段752の電動モータ752aを駆動してエアーノズル751の噴出口から噴出されたエアーがスピンナーテーブル711に保持された半導体ウエーハWの中心に当たる位置から外周部に当たる位置までの所要角度範囲で揺動せしめる。この結果、半導体ウエーハWは乾燥せしめられる。このようにして洗浄および乾燥された半導体ウエーハWは、第1の搬送手段12によって仮置きテーブル10に搬送される。そして、半導体ウエーハWは、搬出手段11によってカセット9の所定位置に収納される。
以上、本発明を切削装置に適用した例を示したが、本発明はウエーハの裏面を研削する研削装置や他の加工装置に適用しても同様の作用効果を奏する。
本発明に従って構成された加工装置しての切削装置の要部斜視図。 図1に示す切削装置に装備される洗浄手段の一部を破断して示す斜視図。 図2に示す洗浄手段のスピンナーテーブルを被加工物搬入・搬出位置に位置付けた状態を示す説明図。 図2に示す洗浄手段のスピンナーテーブルを作業位置に位置付けた状態を示す説明図。 図1に示す切削装置に装備される洗浄手段を構成する洗浄流体噴射手段の構成ブロック図。
符号の説明
2:切削装置の装置ハウジング
3:チャックテーブル
31:チャックテーブル支持台
32:吸着チャック
33:クランプ
4:スピンドルユニット
41:スピンドルハウジング
42:回転スピンドル
43:切削ブレード
44:洗浄流体噴射手段74
5:撮像手段
6:表示手段
7:洗浄手段
71:スピンナーテーブル機構
711:スピンナーテーブル
712:電動モータ
72:洗浄水受け手段
712:洗浄水受け容器
74:洗浄流体噴射手段
741:水蒸気生成手段
742:水加圧手段
743:洗浄流体噴射ノズル
747:ノズル支持手段
75:エアー供給手段
751:エアーノズル
752:ノズル支持手段
8:カセット載置テーブル
9:カセット
10:仮置きテーブル
11:搬出手段
12:第1の搬送手段
13:第2の搬送手段

Claims (1)

  1. ウエーハを保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持されたウエーハを加工する加工手段と、該加工手段によって加工されたウエーハを洗浄する洗浄手段と、を具備する加工装置において、
    該洗浄手段は、ウエーハを保持するスピンナーテーブルと、該スピンナーテーブルに保持されたウエーハに洗浄流体を噴射する洗浄流体噴射手段とを具備し、
    該洗浄流体噴射手段は、水蒸気を生成する水蒸気生成手段と、水を加圧する水加圧手段と、該水蒸気生成手段によって生成された水蒸気と該水加圧手段によって加圧された水を混合し該混合した洗浄流体を該スピンナーテーブルに保持されたウエーハに噴射する洗浄流体ノズルとからなっている、
    ことを特徴とする加工装置。
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