JP2008288262A - 表面処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】表面処理装置の処理ヘッドと被処理物配置部の相対移動方向と直交する方向の流体の出入りを遮断する。
【解決手段】処理ヘッド10に対しx方向に相対移動される被処理物配置部20における移動方向と直交するy方向の端部に、移動方向に延びる溝状の受け部72を設け、その内部に遮蔽液74を溜める。処理ヘッド10には、遮蔽部71を対向空間80の端部に被さるように設ける。遮蔽部71の先端の挿入部73を受け部71に非接触で挿入し、遮蔽液74に漬ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、ガラス基板や半導体ウェハ等の被処理物に処理流体を噴き付けることにより、エッチング、洗浄、成膜、表面改質等の表面処理を行なう装置に関する。
この種の表面処理装置として、ステージに被処理物を配置し、その上方の処理ヘッドから処理ガスを被処理物に噴き付け、表面処理するものが知られている(例えば特許文献1)。処理ヘッドとステージは平行に相対移動される。処理ヘッドの周囲には吸引口が設けられ、処理ヘッドとステージの間から処理済みのガスが吸引されるようになっている。処理ヘッドの周りに不活性ガスカーテンを形成するものも知られている(例えば特許文献2)。
特開2004−124239号公報(段落0012、図1) 特開2002−151494号公報(第1頁)
上掲特許文献1の装置では、処理済みガスの吸引は、主に処理ヘッドとステージの相対移動方向と同方向に行われるようになっている。移動方向と直交する方向のガス流れを確実に遮断するには、該方向の端部を遮蔽板で閉ざすことが考えられる。しかし、相対移動によって、遮蔽板が処理ヘッド又はステージと摺動すると、この摺動部位からパーティクルが発生する可能性がある。摺動が起きないように遮蔽板を処理ヘッド又はステージから離すと、その隙間から有毒成分が系外へ漏れたり系外の雰囲気ガスが処理空間に侵入したりする。
上掲特許文献2の装置のように、ガスカーテンを使用すると、排出ガス量が増え、無害化設備や吸引装置などの負担が大きくなる。
上記問題点を解決するために、本発明は、被処理物に反応性成分を含む好ましくはガス状の処理流体を接触させて前記被処理物の表面を処理する装置であって、
(a)被処理物が配置される配置部と、
(b)前記配置部と対向して対向空間を形成する対向側部と、前記対向空間に前記処理流体を供給する噴出し口とを含む処理ヘッドと、
(c)前記配置部と処理ヘッドとを平行に相対移動させる移動機構と、
(d)前記対向空間の前記移動方向と直交する方向の端部を遮蔽する遮蔽機構と、を備え、
前記遮蔽機構が、前記移動方向に延びる溝状をなして前記配置部と処理ヘッドのうち一方に設けられた受け部と、他方から突出されて前記受け部の内部に非接触かつ前記移動方向に相対移動可能に差し入れられた挿入部と、を有し、前記受け部の内部には遮蔽液が溜められ、前記挿入部が前記遮蔽液に漬けられていることを特徴とする。
これによって、前記配置部と処理ヘッドの間の対向空間の前記移動方向と直交する方向の端部からの流体の出入りを、パーティクルを発生させることなく確実に遮断することができる。また、不活性ガスカーテンを使わなくても済み、不活性ガスためのコストを省くことができるだけでなく、排出する流体量の増加を抑えることができ、無害化設備や吸引装置等の負担を軽減できる。
前記受け部が、前記配置部に設けられ、前記挿入部が、前記処理ヘッドに設けられていることが好ましい。前記配置部を前記処理ヘッドより前記移動方向に長くすることにより、前記受け部の前記移動方向に沿う長さを十分に確保することができる。
前記遮蔽機構が、前記処理ヘッドから配置部へ向けて突出して前記対向空間の前記端部に被さる遮蔽部を有しているのが好ましい。この遮蔽部の先端部が、前記受け部の内部に非接触かつ前記移動方向に相対移動可能に差し入れられ、前記挿入部となっていることが好ましい。
これにより、前記対向空間の前記端部からの流体の出入りを一層確実に遮断することができる。
前記遮蔽機構が、前記配置部から処理ヘッドへ向けて突出して前記対向空間の前記端部に被さるとともに前記処理ヘッドには接触しない遮蔽部を有していてもよい。
前記挿入部が、前記対向空間の前記端部に被さる遮蔽部分を有していてもよい。
前記挿入部と、前記遮蔽部とが別体になっていてもよい。
前記遮蔽液が、前記反応性成分と反応して無毒物質を生成する無毒化成分を含むことが好ましい。
例えば、前記反応性成分が、フッ化水素(HF)である場合、前記無毒化成分として、水酸化カリウム(KOH)又は水酸化ナトリウム(NaOH)を用いるとよく、前記遮蔽液として、水酸化カリウム水溶液又は水酸化ナトリウム水溶液を用いるとよい。
前記挿入部は、前記相対移動方向に沿う薄板状であることが好ましい。
前記遮蔽液の粘性は、挿入部の相対移動抵抗が出来るだけ小さく、かつ、波があまり大きくならない程度であることが好ましい。
前記反応性成分は、処理流体が処理ヘッドに供給される前から処理流体に含有されていてもよく、処理ヘッドにおいて生成されるようになっていてもよい。処理流体に反応性を付与する処理ヘッドとして、例えばプラズマ生成装置が挙げられる。プラズマ生成は、大気圧(常圧)近傍の圧力下で行なうのが好ましい。ここで、大気圧近傍とは、1.013×104〜50.663×104Paの範囲を言い、圧力調整の容易化や装置構成の簡便化を考慮すると、1.333×104〜10.664×104Paが好ましく、9.331×104〜10.397×104Paがより好ましい。
前記受け部の延び方向の端部に波消し材が設けられていることが好ましい。これによって、挿入部の相対移動時に遮蔽液が波立つのを抑制することができる。
前記処理ヘッドの対向側部と前記配置部との間に、前記対向空間として処理領域と処理外領域が前記移動方向に並んで設定されているのが好ましい。前記処理ヘッドの噴出し口が、前記処理領域に臨み、前記処理流体が前記処理領域に供給されるようになっているのが好ましい。さらに、前記処理ヘッドには、流体を吸引する吸い込み口が前記処理領域に臨むように形成されているのが好ましい。
さらに、前記表面処理装置が、前記処理外領域の流体の流れと相関性を有する物理量を検出する流れ関連量検出手段と、
前記流れ関連量検出手段の検出値に基づいて、前記噴出し口からの処理流体の供給流量又は前記吸い込み口からの吸引流量を調節する流量調節手段と、
を備えていることが好ましい。
これによって、処理外領域の流体の流れを制御でき、ひいては前記対向空間の前記移動方向と直交する方向の端部からの流体の出入りを制御することができる。
前記流量調節手段が、前記流れがゼロになるように前記供給流量又は吸引流量の調節を行なうことが好ましい。これにより、前記対向空間の前記移動方向と直交する方向の端部からの流体の出入りを防止することができる。
前記処理外領域の流体の流れと相関性を有する物理量としては、前記処理外領域の流体の流向、流速、流量の他、前記処理外領域における前記処理領域に近い箇所と遠い箇所との差圧などが挙げられる。
さらには、前記流れ関連量検出手段が、前記処理外領域の一箇所の流体に上記物理量検出用の媒体を添加し、この添加箇所を挟んで前記処理領域に近い箇所と遠い箇所で前記媒体を検出することにしてもよい。例えば、前記添加箇所の流体に前記媒体として特定の被検物質を添加し、前記2つの検出箇所の流体中の前記被検物質の濃度を前記物理量として検出することにしてもよい。前記被検物質は、前記処理流体及び被処理物との反応性を有しないことが好ましい。また、前記添加箇所の流体に前記媒体として熱を付与し、前記2つの検出箇所の流体の温度を前記物理量として検出することにしてもよい。
前記流れ関連量検出手段は、前記物理量として前記2つの検出箇所における媒体量の差を検出するのが更に好ましい。例えば、前記媒体が被検物質の場合、前記2つの検出箇所における被検物質の濃度差を検出するのが好ましい。また、前記媒体が熱の場合、前記2つの検出箇所における温度差を検出するのが好ましい。
前記添加箇所は、前記2つの検出箇所のちょうど中間に位置することが好ましい。
本発明によれば、相対移動方向と直交する方向の流体の出入りを、パーティクルを発生させることなく確実に遮断することができる。
以下、本発明の第1実施形態を、図面を参照して説明する。
図1及び図2に示すように、表面処理装置1は、処理ヘッド10と、ステージ20(配置部)と、移動機構30とを備えている。
ステージ20は、図1の紙面と直交する前後方向(x方向)に延び、上面は平らになっている。
ステージ20の上面に被処理物90がセットされている。被処理物90は、例えば液晶ディスプレイ用のガラス基板や半導体基板等である。この実施形態では、被処理物90の表側面(上面)にSiOの膜(図示省略)が形成されている。このSiO膜が、表面処理装置1によるエッチング対象になっている。ステージ20の上面の被処理物90の周りには、被処理物90と同じ厚さの補助板91が設けられている。
図2に示すように、ステージ20は、移動機構30に接続され、移動機構30によってx方向へ前後動されるようになっている。
移動機構30をステージ20に代えて処理ヘッド10に接続し、処理ヘッド10をx方向へ移動させるようにしてもよい。
図1に示すように、処理ヘッド10は、左右に延び、図示しない架台によってステージ20の上方に離れた高さに固定されている。処理ヘッド10は、供給路2aを介して処理流体源2に接続されている。処理流体源2は、反応性付与前の処理流体(原料)を処理ヘッド10へ送出する。処理ヘッド10は、処理流体源2からの処理流体に反応性を付与するようになっている。
この実施形態では、処理流体源2からの処理流体(処理ガス)としてCFとHOの混合ガス(N又はArで希釈)が用いられ、処理ヘッド10として、上記処理流体を大気圧近傍下でプラズマ化(分解、励起、活性化、ラジカル化、イオン化を含む)し、反応性を付与する大気圧プラズマ生成装置が用いられている。図1及び図2において仮想線で示すように、大気圧プラズマ生成装置10は、一対の電極11,11を有している。電極11,11は、図1の左右方向(y方向)に延びるとともに、互いに図1の紙面手前側と奥側に対向して配置されている。これら電極11,11の一方に電源(図示せず)が接続され、他方は電気的に接地されている。図2に示すように、電極11,11どうし間にスリット状のギャップ11aが形成されている。上記図示省略の電源からの電圧供給によって電極間ギャップ11a内に大気圧グロー放電が生成されるようになっている。詳細な図示は省略するが、処理ヘッド10の上側部には、処理流体源2からの処理流体を処理ヘッド10の長手方向(y方向)に均一化する整流部14が設けられている。この整流部14が電極間ギャップ11aの上端部に連なっている。処理流体(CF+HO)は、整流部14から電極間ギャップ11aに均一に導入され、プラズマ化される。これにより、反応性成分としてHF(フッ化水素)やフッ素ラジカルが生成される。
処理ヘッド10の底部19は、ステージ20と対向する対向側部を構成している。処理ヘッド10の底面とステージ20(ひいては被処理物90及び補助板91)との間に対向空間80が画成されている。
処理ヘッド10の底部19には、噴出し口12が形成されている。噴出し口12は、左右に延びるスリット状をなし、上端部が電極間ギャップ11aに連なり、下端部が処理ヘッド10の底面に開口され、対向空間80に臨んでいる。これにより、放電ギャップ11aで生成した反応性成分を含む処理流体が、噴出し口12から対向空間80へ噴出されるようになっている。
図2に示すように、噴き出し口12は、処理ヘッド10の幅方向(x方向)の中間部に配置されている。処理ヘッド10の底部19の噴き出し口12より前側(図2において右)には、吸い込み口13が形成されている。吸い込み口13は、噴き出し口12と平行に延びるスリット状をなし、処理ヘッド10の底面に開口されている。吸い込み口13は、吸引路4aに連なり、この吸引路4aが処理ヘッド10から引き出され、吸引手段4が接続されている。吸引路4aには流量制御弁4bが介在されている。吸引手段4は、真空ポンプなどの吸引装置や無毒化設備を含んでいる。
対向空間80における噴出し口12と吸い込み口13との間の部分は、処理領域81として設定され、吸い込み口13より前側(図2において右)の部分と噴出し口12より後側(図2において左)の部分は、それぞれ処理外領域82,83として設定されている。前側の処理外領域82と、処理領域81と、後側の処理外領域83とが、前後方向(移動機構30による移動方向)に並んで設定されている。
処理ヘッド10の噴出口12の後方(吸い込み口13側とは反対側)には、流れ関連量検出手段50が設けられている。流れ関連量検出手段50は、処理領域81より後側の処理外領域83の流体(ガス)の流れに関連する物理量を検出するようになっている。例えば、流れ関連量検出手段50は、2つの検圧ポート51,52を有する差圧検出器で構成されている。1つの検圧ポート51は、処理領域81に近い箇所に配置され、もう1つの検圧ポート52は、処理領域81から遠い(後側に離れた)箇所に配置されている。これら検圧ポート51,52の配置箇所間の差圧が、差圧検出器50によって検出される。この差圧は、処理外領域83内の流れの有無、ないしは流れの向き、ないしは流れの速さに対応する物理量である。
差圧検出器50は、流量調節手段60に接続されている。流量調節手段60は、制御回路や駆動回路を有し、差圧検出器50の検出値に基づいて吸引手段4による吸い込み口13からの吸引流量をフィードバック制御するようになっている。
ステージ20と処理ヘッド10の間には、遮蔽機構70が設けられている。遮蔽機構70は、次のように構成されている。
図1に示すように、処理ヘッド10の左右方向(y方向)の両端部にそれぞれ遮蔽部71が設けられている。遮蔽部71は、薄板状をなし、処理ヘッド10の底部19から水平に左右外側へ突出されるとともに、直角に折曲され、ステージ20に向けて垂下されている。遮蔽部71の垂下部分は、x方向(移動機構30による移動方向)と平行な鉛直平板状になっている。図2に示すように、遮蔽部71のx方向に沿う幅は、処理ヘッド10のx方向に沿う幅とほぼ同じになっており、対向空間80の3つの領域81〜83のy方向の端部に被さっている。
図1及び図2に示すように、ステージ20の左右方向(y方向)の両端部には受け部72が設けられている。受け部72は、上方に開口するとともに、前後(x方向、移動機構30による移動方向)に長く延びる溝状をなしている。受け部72の幅(y方向の寸法)は、遮蔽部71の厚さより十分に大きい。
受け部72の内部に遮蔽部71が差し入れられている。受け部72の内面(左右の内壁及び底部)と遮蔽部71とは、十分に離れ、接触していない。遮蔽部71の内側面と受け部72のステージ中央側の内壁との間には、遮蔽通路76が形成されている。
受け部72には、遮蔽液74が溜められている。この遮蔽液74内に遮蔽部71の下端部(先端部)が挿入され漬かっている。遮蔽部71の下端部は、挿入部73を構成している。遮蔽通路76の下端部は、遮蔽液74によって閉ざされている。
遮蔽液74は、処理流体の反応性成分と反応し無毒化可能な成分を含んでいる。この実施形態では、反応性成分のHFに対し、遮蔽液74としてKOH水溶液が用いられている。HFとKOHは、次式のような反応を起こし、無毒成分であるKFとHOが生成される。
HF+KOH→KF+HO …(式1)
受け部72の長手方向の両端部の遮蔽液74中に、小片状の波消し材75が多数設けられている。波消し材75は、例えばパイプ形状をなしているが、波を減衰できるものであればパイプ状に限られず、球形やテトラポット状などをしていてもよい。波消し材75は、遮蔽液74に対する腐食性が小さい材料で構成されるのが好ましい。
上記構成の表面処理装置1の作用を説明する。
処理ヘッド10内で反応性を付与した処理流体を噴出口12から処理領域81へ噴き出し、ステージ20上の被処理物90に接触させる。これにより、被処理物90の表面処理がなされる。この実施形態では、被処理物90の表面のSiOが、処理流体中の反応性成分(HFなど)と反応し、エッチングされる。
さらに、移動機構30によってステージ20を前方(図2において右)へ移動させる。これによって、被処理物90の全体を処理することができる。
処理領域81内の処理流体の大部分は、前方(図2において右)へ流れながら反応性成分を消費する。処理済みのガスは、吸い込み口13に吸込まれ、吸引手段4にて無毒化されたうえで排気される。
併行して、流れ関連量検出手段50によって処理外領域83内の流体の流れと相関性を有する物理量を検出する。ここでは、2つの検圧ポート51,52近傍の流体圧の差を検出する。この検出差圧に基づいて流量調節手段60が吸引手段4の出力や流量制御弁4bを操作し、吸い込み口13からの吸引流量を調節する。
例えば、処理領域81に近いポート51の圧が遠いポート52の圧より高い場合、処理外領域83内において後方(xのマイナス方向、図2において左方向)へのガス流が起きていることを示している。この場合、吸い込み口13からの吸引流量を大きくする。これにより、処理流体が噴出口12から後側の処理外領域83を経て系外へ漏れるのを防止することができる。
処理領域81に近いポート51の圧が遠いポート52の圧より低い場合、処理外領域83内において前方(xのプラス方向、図2において右方向)へのガス流が起きていることを示している。この場合、吸い込み口13からの吸引流量を小さくする。これにより、系外の雰囲気ガス(空気など)が後側から対向空間80内に侵入し、処理領域81の処理流体に混ざるのを防止することができる。
図1に示すように、処理流体のうち対向空間80から左右両側(y方向)へ外れたガスは、遮蔽部71と遮蔽液74によって遮蔽通路76内に留められる。これによって、処理流体が、y方向の外側の系外へ漏出するのを防止することができる。
遮蔽通路76に留められた処理流体の一部は、遮蔽液74に溶解する。すると、上記反応式(1)のように、処理ガス中の反応性成分と遮蔽液74との反応が起き、反応性成分が無毒化される。したがって、たとえ遮蔽液74に溶けた処理流体が遮蔽部71の下端部をくぐって系外へ放出されたとしても、有毒物質による雰囲気ガスの汚染を回避することができる。
遮蔽部71は、ステージ20に対し非接触になっており、遮蔽部71の下端の挿入部73は、受け部72の内面から離れ、受け部72に対し非接触になっている。したがって、移動機構30による相対移動時に遮蔽部71とステージ20とが擦れることはなく、挿入部73と受け部72の内面とが擦れることもない。よって、擦れに起因するパーティクルが発生することがなく、処理品質を向上させることができる。
遮蔽液74中の挿入部53が相対移動すると、遮蔽液74が波立つ。この波は、波消し材75によって減衰させることができ、ないしは消失させることができる。
遮蔽用の不活性ガスカーテンを使わなくても済み、不活性ガスためのコストを省くことができるだけでなく、排出する流体量の増加を抑えることができ、無害化設備や吸引装置の負担を軽減することができる。
次に、本発明の他の実施形態を説明する。以下の実施形態において既述の実施形態と重複する構成に関しては、図面に同一符号を付して説明を省略する。
図3に示すように、遮蔽部71はステージ20に設けられていてもよく、遮蔽部71と挿入部73が別々になっていてもよい。詳述すると、図3に示す遮蔽機構170では、遮蔽部71が、ステージ20における受け部72より中央側から上へ突出するように設けられている。遮蔽部71は、図示しない移動機構による移動方向(図3の紙面直交方向、x方向)に延びている。遮蔽部71の上端部は、処理ヘッド10の底部19より下に離れ、処理ヘッド10には接触していない。
処理ヘッド10の底部19の左右端部から挿入部73が下方へ突出され、受け部72に差し入れられ、遮蔽液74に漬けられている。
遮蔽液74より上側の挿入部73と遮蔽部71との間に遮蔽通路76が形成されている。
図4は、流れ関連量検出手段の変形例を示したものである。この流れ関連量検出手段150は、特定の被検物質(流れ関連物理量検出用媒体)の添加部151と、上記被検物質の濃度検出部152とを有している。添加部151は、ノズルにて構成され、その開口は、処理ヘッド10の底部19の処理外領域83を画成する部分のほぼ中間に配置され、処理外領域83に臨んでいる。添加部151には、被検物質を蓄えた被検物質源153が接続されている。被検物質は、検知容易な物質であることが好ましく、かつ、処理流体及び被処理物90との反応性を有しない物質であることが好ましく、さらに装置1の構成部材に対する腐食性を有しない物質であることが好ましい。ここでは、被検物質として例えば硫化水素(HS)が用いられている。添加部151は、被検物質源153からの被検物質を処理外領域83内の該添加部151の近傍にスポット的に添加するようになっている。添加量は、処理ガスの流量より十分に小さく、例えば1sccm程度の微量で十分である。
濃度差検出部152は、2つの濃度センサ154,155と、差動増幅器156とを有している。
処理ヘッド10の底部19の処理外領域83を画成する部分には、添加部151のノズル口(媒体の添加箇所)を挟んで処理領域81の側(1の検出箇所)に1つの濃度センサ154が配置され、処理領域81側とは反対側(他の検出箇所)にもう1つの濃度センサ155が配置されている。2つの濃度センサ154,155のちょうど中間に添加部151のノズル口が位置されている。
これら濃度センサ154,155は、処理外領域83における当該センサ154,155の近傍の流体中の被検物質の濃度をそれぞれ検出する。すなわち、硫化水素に感応し、その濃度に応じた電圧を出力するようになっている。
2つの濃度センサ154,155からの出力信号(検出濃度)は、差動増幅器156に入力され、その差分が得られるようになっている。この差分は、2つのセンサ154,155の検出箇所どうし間の硫化水素の濃度差(媒体量の差)に対応する。この濃度差は、処理外領域83の流体の流れと相関性を持つ物理量である。
ここでは、処理領域81から遠い側のセンサ155からの信号が差動増幅器156にプラス入力され、処理領域81に近い側のセンサ154からの信号が差動増幅器156にマイナス入力されるようになっている。したがって、処理外領域83内において後方(x軸のマイナス方向、図4において左方向)へのガス流れが形成されている場合、処理領域81から遠い側のセンサ155の近傍の硫化水素濃度が、処理領域81に近い側のセンサ154の近傍の硫化水素濃度より高くなるため、センサ155の出力がセンサ154の出力より大きくなり、差動増幅器156にてプラスの差分出力が得られる。反対に、処理外領域83内において前方(x軸のプラス方向、図4において右方向)へのガス流れが形成されている場合、センサ155の出力がセンサ154の出力より小さくなり、差動増幅器156にてマイナスの差分出力が得られる。
差動増幅器156で得られた差分信号は、流量調節手段60に入力される。流量調節手段60は、差動増幅器156からの入力に基づいて、吸引手段4の出力や流量制御弁4bの開度を操作し、吸い込み口13からの吸引流量をフィードバック制御する。
例えば、差動増幅器156の出力がプラス(処理外領域83内のガス流れがx軸のマイナス方向)の場合、吸引手段4の出力を増大させ、吸い込み口13からの吸い込み流量を大きくする。逆に、差動増幅器156の出力がマイナス(処理外領域83内のガス流れがx軸のプラス方向)の場合、吸引手段4の出力を低下させ、吸い込み口13からの吸い込み流量を小さくする。
これにより、対向空間80の後端部を介して内外の流体が出入りするのを確実に防止することができる。
添加部151のノズル口から右側の濃度センサ154までの距離と左側の濃度センサ155までの距離とが互いに等しいため、制御の正確性を確保することができる。
しかも、検出手段150は、流れ検知用媒体として硫化水素などからなる被検物質を添加し、これを検知するものであるので、処理外領域83内の流れが極めて小さくても確実に検知でき、差圧検出器90より感度が良好である。したがって、制御の正確度を一層高めることができ、処理外領域83内にガス流が形成されるのを確実に防止することができる。
図5は、流れ関連量検出手段の他の変形例を示したものである。この流れ関連量検出手段250は、加熱部251と、温度差検出部252とを有している。加熱部251は、処理ヘッド10の底部19の処理外領域83を画成する部分のほぼ中間に配置されている。加熱部251は、当該加熱部251の配置箇所の近傍の処理流体を局所的に加熱するようになっている。この熱は、流れ関連物理量検出用媒体を構成する。加熱部251は、媒体の添加部を構成する。加熱部251の出力は、その近傍のガスを1℃程度上昇させる程度で十分である。
温度差検出部252は、一対の温度センサ部254,255を有する熱電対にて構成されている。
処理ヘッド10の底部19の処理外領域83を画成する部分には、加熱部251を挟んで処理領域81の側(1の検出箇所)に1つのセンサ部254が配置され、処理領域81側とは反対側(他の検出箇所)にもう1つのセンサ部255が配置されている。2つのセンサ部254,255のちょうど中間に加熱部251が位置されている。
これらセンサ部254,255を含む熱電対式温度差検出部252にて処理外領域83におけるセンサ部254,255の近傍の流体の温度差(媒体量の差)が検出される。ここでは、処理領域81に近い側のセンサ部254に対する遠い側のセンサ部255の温度差(=センサ部255での温度−センサ部254での温度)が検出されるようになっている。
この温度差は、処理外領域83の流体の流れと相関性を有する物理量となる。すなわち、処理外領域83内にガス流れが形成されている場合、このガス流は、加熱スポットを通過することにより加熱されるため、加熱部251より下流側の温度が上流側の温度より高くなる。この温度差が熱電対式検出部252にて検出され、流量調節手段60に入力される。流量調節手段60は、この温度差信号に基づき、熱電対式検出部252による検出温度差がゼロになるように、吸引手段4の出力又は流量制御弁4bの開度を調節し、吸い込み口13からの吸い込み流量をフィードバック制御する。
具体的には、処理外領域83内において後方(x軸のマイナス方向、図5において左方向)へのガス流れが形成されている場合、センサ部255での温度がセンサ部254での温度より高くなる。したがって、熱電対検出部252の検出温度差(=センサ部255での温度−センサ部254での温度)はプラスになる。このプラスの温度差信号を受けた流量調節手段60は、吸引手段4の出力又は流量制御弁4bの開度を大きくし、吸い込み口13からの吸い込み流量を増大させる。これにより、上記後方(x軸のマイナス方向)への流れを弱め、ないしは流れを無くすことができる。
反対に、処理外領域81内において前方(x軸のプラス方向、図5において右方向)へのガス流れが形成されている場合、センサ部255での温度がセンサ部254での温度がより低くなる。したがって、熱電対式検出部252の検出温度差(=センサ部255での温度−センサ部254での温度)はマイナスになる。このマイナスの温度差信号を受けた流量調節手段60は、吸引手段4の出力を低下させ、又は流量制御弁4bの開度を絞り、吸い込み口13からの吸い込み流量を低下させる。これにより、上記前方(x軸のプラス方向)への流れを弱め、ないしは流れを無くすことができる。
この結果、対向空間80の後端部を介して内外の流体が出入りするのを確実に防止することができる。
加熱部251から片側のセンサ部254までの距離と反対側のセンサ255までの距離とが互いに等しいため、制御の正確性を確保することができる。
しかも、検出手段250は、流れ検知用媒体として熱を添加し、それによる温度差を検知するものであるので、処理外領域83内の流れが極めて小さくても確実に検知でき、差圧検出器より感度が良好である。したがって、制御の正確度を一層高めることができ、処理外領域83内にガス流が形成されるのを確実に防止することができる。
本発明は、上記実施形態に限定されず、種々の改変をなすことができる。
遮蔽液74の成分は、処理流体の反応性成分に応じて適宜選択するとよい。
HFを反応性成分とする処理流体用の遮蔽液74として、KOHに代えてNaOHを用いてもよい。
遮蔽液74として、水を用いてもよい。
受け部72が、処理ヘッド10に設けられ、挿入部72が、配置部20に設けられていてもよい。処理ヘッド10が移動機構による移動方向に長く延びていてもよく、受け部72が、この処理ヘッド10の長手方向に延びる溝状をなして処理ヘッド10に設けられていてもよい。
配置部20は、被処理物90を配置できるものであればよく、ステージに限られず、フレーム状になっていてもよく、移動機構と一体のコンベアであってもよい。
遮蔽部71が処理ヘッド10に設けられ、この遮蔽部71の先端部に受け部72が設けられ、この受け部72に、配置部20から突出した挿入部72が挿入されていてもよい。
遮蔽部71が配置部20に設けられ、この遮蔽部71の先端部に受け部72が設けられ、この受け部72に、処理ヘッド10から突出した挿入部72が挿入されていてもよい。
処理ヘッド10が下側に位置し、配置部20が上側に位置していてもよい。この場合、配置部20に被処理物の吸着手段を設けるのが好ましい。
流量調節手段60が、流れ関連量検出手段50の検出結果に基づいて、吸引口13からの吸い込み流量に代えて、噴出し口12からの処理流体の供給流量を調節するようになっていてもよい。
流れ関連量検出手段は、処理外領域の流体の流れに関連する物理量を検出するものであればよく、流速計、流向計、流量計を用いてもよい。流速計としては、音波式流速計やレーザ式流速計を用いてもよい。
前側の処理外領域82内の流体の流れに関連する物理量を検出する流れ関連量検出手段を更に付加してもよい。
流量調節手段60及び流量制御弁4bとしてマスフローコントローラを用いてもよい。
処理ヘッド10の底面の処理外領域82,83を画成する部分を、処理領域81を画成する部分より下方の配置部20へ向けて突出させ、処理外領域82,83の厚さを処理領域81の厚さより小さくしてもよい。これにより、対向空間80内のx方向の流れの制御をより容易化することができる。
図1〜図5の実施形態及び変形例を互いに組み合わせてもよい。例えば、図3の遮蔽機構170と図4又は図5の流れ関連量検出手段150,250とを互いに組み合わせてもよい。
本発明は、常圧下に限らず、減圧下でのプラズマ表面処理にも適用できる。
本発明は、エッチング、アッシング、成膜、洗浄、表面改質等の種々のプラズマ表面処理に適用可能である。プラズマ処理に限られず、オゾンや弗酸ベーパー(弗酸の蒸気またはミスト)によるエッチングやアッシング、シリコン含有原料の蒸気またはミストによる熱CVD等にも適用できる。処理ヘッドは、プラズマヘッドに限られず、フッ酸ベーパーヘッドでもよく、熱CVDヘッドでもよく、オゾナイザーでもよい。
処理流体は、流動体であればよく、気体に限られず、例えば霧状(ミスト)にした液体や粒状の固体であってもよく、これらの混合流体であってもよい。
本発明は、例えば半導体基板の製造やフラットパネルディスプレイ(FPD)の製造に利用可能である。
本発明の第1実施形態に係る表面処理装置の概略構成を示す解説正面図である。 上記表面処理装置の概略構成を示す解説側面図である。 上記表面処理装置の遮蔽機構の変形例を示す解説正面図である。 上記表面処理装置の流れ関連量検出手段の変形例を示す解説側面図である。 上記表面処理装置の流れ関連量検出手段の変形例を示す解説側面図である。
符号の説明
1 表面処理装置
2b 流量制御弁
4 吸引手段
4b 流量制御弁
10 処理ヘッド
12 噴出口
13 吸い込み口
19 処理ヘッドの底部(対向側部)
20 ステージ(被処理物配置部)
30 移動機構
50 差圧検出器(流れ関連量検出手段)
60 流量調節手段
70 遮蔽機構
71 遮蔽部
72 受け部
73 挿入部
74 遮蔽液
75 波消し材
76 遮蔽通路
80 対向空間
81 処理領域
82 処理外領域
83 処理外領域
90 被処理物
150 流れ関連量検出手段
170 遮蔽機構
250 流れ関連量検出手段

Claims (5)

  1. 被処理物に反応性成分を含む処理流体を接触させて前記被処理物の表面を処理する装置であって、
    (a)被処理物が配置される配置部と、
    (b)前記配置部と対向して対向空間を形成する対向側部と、前記対向空間に前記処理流体を供給する噴出し口とを含む処理ヘッドと、
    (c)前記配置部と処理ヘッドとを平行に相対移動させる移動機構と、
    (d)前記対向空間における前記移動方向と直交する方向の端部を遮蔽する遮蔽機構と、を備え、
    前記遮蔽機構が、前記移動方向に延びる溝状をなして前記配置部と処理ヘッドのうち一方に設けられた受け部と、他方から突出されて前記受け部の内部に非接触かつ前記移動方向に相対移動可能に差し入れられた挿入部と、を有し、前記受け部の内部には遮蔽液が溜められ、前記挿入部が前記遮蔽液に漬けられていることを特徴とする表面処理装置。
  2. 前記受け部が、前記配置部に設けられ、前記挿入部が、前記処理ヘッドに設けられていることを特徴とする請求項1に記載の表面処理装置。
  3. 前記遮蔽機構が、前記処理ヘッドから配置部へ向けて突出して前記対向空間の前記端部に被さる遮蔽部を有し、この遮蔽部の先端部が、前記受け部の内部に非接触かつ前記移動方向に相対移動可能に差し入れられ、前記挿入部となっていることを特徴とする請求項2に記載の表面処理装置。
  4. 前記遮蔽液が、前記反応性成分と反応して無毒物質を生成する無毒化成分を含むことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の表面処理装置。
  5. 前記受け部の延び方向の端部に波消し材が設けられていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の表面処理装置。
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