JP2008286899A - ヒートローラ及びこれを備えた定着装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】基材の外周面に形成された面状発熱体と該面状発熱体への給電を行うための環状電極部材との電気的導通を簡易な構成により確実に取ることができるヒートローラ及び該ヒートローラを備えた定着装置を提供する。
【解決手段】ヒートローラ12は、外周面が電気絶縁性の中空円筒からなる基材21と、該基材の外周面に形成され両端部外周面に導電面22aを有した面状発熱体22と、該導電面に取付けられ該面状発熱体への給電を行うための環状電極部材24と、ローラ軸部材25とを備えており、該ローラ軸部材は、前記環状電極部材が前記導電面に取付けられた状態で、前記基材の両端部開口21aに取着されて該基材の両端部を外径方向へ拡開させる構造とされている。
【選択図】図5

Description

本発明は、ファクシミリ装置、複写機或いはプリンタ(これらの複合機も含む)等の画像形成装置に設置される定着装置に用いられるヒートローラ、及びこのヒートローラを備えた定着装置に関するものである。
前記のような画像形成装置においては、給紙カセット等を備えた給紙部から、1枚ずつ用紙(記録紙)を繰出し、記録紙搬送路の途中に配設された搬送ローラ対(レジストローラ対)を経て、画像形成プロセス部を構成する感光体ドラム及び転写ローラの対合部に給送し、現像装置からトナーを供給して、感光体ドラム表面に形成されたトナー画像を記録紙に転写させ、定着装置で永久画像として定着させた後、排出させるようにした電子写真方式の画像記録部を用いたものが多用されている。
前記画像形成装置に設置される定着装置としては、トナー画像が転写された記録紙を、互いに圧接状態で回転するヒートローラとプレスローラとのニップ部において、ヒートローラで加熱するとともに、プレスローラで加圧して、その結果、トナー画像を記録紙に永久画像として定着させる加熱加圧方式の定着装置が汎用されている。
このような定着装置に用いられるヒートローラとしては、アルミニウムなどの中空円筒からなり、その内部にハロゲンランプなどの熱源を収容したヒートローラや、中空円筒の内周面や外周面に電熱線などの発熱体を形成したヒートローラが知られている。
前記のようなハロゲンランプを内蔵したものでは、中空円筒は回転するが、ハロゲンランプ自体は定着装置のハウジングに対して固定されているので、該ハロゲンランプへの給電は比較的容易である。
一方、中空円筒の内周面や外周面に発熱体を形成したものでは、発熱体自体も中空円筒とともに、定着装置のハウジング内で回転する構成となるため、該発熱体への給電は、給電部材と、発熱体の導電部との相対的移動を伴うものとなるので、その給電方式に工夫が必要となり、様々な提案がなされている。
例えば、下記特許文献1では、円筒状の芯管と外管との間に形成した発熱体としての電熱線を備えたヒーターロールを用いた定着装置であって、該ヒーターロールの両端に導電性フランジを嵌合し、該導電性フランジに開設された軸受用開口部に、給電ばねにより付勢された給電支持軸の軸支部を嵌入させた構造とした定着装置が提案されている。
このものでは、前記電熱線への給電は、給電ばね、給電支持軸、導電性フランジ、芯管を介してなされ、これによれば、給電支持軸の軸支部と、導電性フランジの軸受用開口部とは、それらの径が小さいので、摺接面間の相対的移動速度が小さくなり、雑音を低減できるとされている。
また、下記特許文献2では、中空円筒状の芯金の内周面に絶縁層と発熱抵抗体層を形成した定着ローラを用いた定着装置であって、該発熱抵抗体層への給電を、定着ローラの両端開口内に嵌着される樹脂ホルダを介して行う構成とした定着装置が提案されている。
該樹脂ホルダは、円筒状に形成されており、芯金両端開口に嵌着される嵌合部の外周面と嵌合部内周面に軸方向内側へ向かうほど径が漸減するように形成されたテーパ面とに電極リングが添設されている。
該電極リングは、樹脂ホルダの嵌合部の外周面に添設される外側電極部と、外側電極部の端部から延びて嵌合部に設けられた孔に差し込まれて嵌合部の内周面のテーパ面に添設される内側電極部とからなる。
このものでは、前記テーパ面に添設された内側電極部に、給電部材としての電極キャップの角部を圧接して、該電極キャップを嵌合部に固定させることにより、樹脂ホルダが外径方向に押し広げられ、これによって外周面に添設された外側電極部が芯金内周面に形成された発熱抵抗体層に押し付けられて、確実な導通がなされるとされている。
特開平8−328416号公報(図2参照) 特開2000−10429号公報(図2乃至図4参照)
しかし、前記特許文献1で提案されている定着装置では、電熱線への給電が、給電支持軸の軸支部と導電性フランジの軸受用開口部と芯管とを介してなされるため、それぞれ嵌合される軸支部と軸受用開口部、導電性フランジと芯管のそれぞれの部材に生じる成型誤差等により、軸支部と軸受用開口部、導電性フランジと芯管との間で確実な導通がとれなくなる恐れがあった。また、ヒータロールの回転駆動に伴う軸支部及び軸受用開口部の磨耗等によっても、軸支部と軸受用開口部との間で確実な導通がとれなくなる恐れがあった。
また、前記特許文献2のものでは、テーパ面に添設された電極リングに、電極キャップの角部を圧接して固定させる構造としているため、電極キャップと電極リングとの接点が電極キャップの角部となるので、電極キャップの固定状態が安定性に欠け、定着ローラが回転駆動することにより、ズレが生じたり、外れたりする恐れがあった。また、前記のように、電極リングは、樹脂ホルダの嵌合部の外周面及び内周面に添設される構成とされており、樹脂ホルダと電極リングとの組み付け作業が煩雑なものであり、作業工程の増加からコスト高となる恐れがあった。
本発明は、前記問題を解決するために提案されたもので、その目的は、基材の外周面に形成された面状発熱体と該面状発熱体への給電を行うための環状電極部材との電気的導通を簡易な構成により確実に取ることができるヒートローラ及び該ヒートローラを備えた定着装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、第1の発明に係るヒートローラは、外周面が電気絶縁性の中空円筒からなる基材と、該基材の外周面に形成され両端部外周面に導電面を有した面状発熱体と、該導電面に取付けられ該面状発熱体への給電を行うための環状電極部材と、ローラ軸部材とを備えており、該ローラ軸部材は、前記環状電極部材が前記導電面に取付けられた状態で、前記基材の両端部開口に取着されて該基材の両端部を外径方向へ拡開させる構造とされていることを特徴とする。
本発明においては、前記ローラ軸部材は、軸部と、円板状フランジ部と、前記基材の両端部開口に挿入される挿入部とをローラ軸方向外方からこの順に有しており、前記挿入部は、前記円板状フランジ部側基部から先側に向け径が徐々に小さくなるテーパ形状とされ、前記基材の両端部開口に圧入されて、テーパ形状の作用により、該基材の両端部を外径方向へ拡開させる構造とされているものとしてもよい。
また、本発明においては、前記ローラ軸部材は、開口閉塞部材と、中空円筒拡開部材との組立体からなり、前記開口閉塞部材は、中央にネジ孔を有した円板状フランジ部と、前記基材の両端部開口の内径と略同径の外径とされ、該基材の両端部開口に挿入される中空円筒部とをローラ軸方向外方からこの順に有し、前記中空円筒拡開部材は、軸部と、前記ネジ孔に螺合されるネジ部と、前記中空円筒部のローラ軸方向内方側端部開口から挿入される円板部とをローラ軸方向外方からこの順に有しており、前記中空円筒部には、ローラ軸方向に沿って切り欠かれた複数のスリットが形成され、前記中空円筒部の内径面と前記円板部の外径面とは、前記開口閉塞部材と前記中空円筒拡開部材とを組み合わせて前記中空円筒部を前記基材の両端部開口に挿入した状態で、前記ネジ孔に前記ネジ部を螺合させる際、螺合に伴う相互の面圧力の増大作用により、前記中空円筒部が拡開し、これによって、前記基材の両端部を外径方向へ拡開させる構造とされているものとしてもよい。
また、本発明においては、前記ローラ軸部材は、開口閉塞部材と、円板状中空円筒拡開部材と、軸部材との組立体からなり、前記開口閉塞部材は、中央に軸挿通孔を有した円板状フランジ部と、前記基材の両端部開口の内径と略同径の外径とされ、該基材の両端部開口に挿入される中空円筒部とをローラ軸方向外方からこの順に有し、前記円板状中空円筒拡開部材は、中央にネジ孔を有し、前記中空円筒部のローラ軸方向内方側端部開口から挿入されるものとされ、前記軸部材は、軸部と、前記ネジ孔に螺合されるネジ部とをローラ軸方向外方からこの順に有しており、前記中空円筒部には、ローラ軸方向に沿って切り欠かれた複数のスリットが形成され、前記中空円筒部の内径面と前記円板状中空円筒拡開部材の外径面とは、前記開口閉塞部材、前記円板状中空円筒拡開部材及び前記軸部材を組み合わせて前記中空円筒部を前記基材の両端部開口に挿入した状態で、前記ネジ孔に前記ネジ部を螺合させる際、螺合に伴う相互の面圧力の増大作用により、前記中空円筒部が拡開し、これによって、前記基材の両端部を外径方向へ拡開させる構造とされているものとしてもよい。
さらに、本発明においては、前記基材は、ポリフェニレンサルファイド樹脂からなり、その両端部には、ローラ軸方向に沿って切り欠かれた複数のスリットが形成されているものとしてもよい。
第2の発明に係る定着装置は、前記のいずれかのヒートローラと、該ヒートローラと圧接されるプレスローラとを備えたことを特徴とする。
第1の発明に係るヒートローラによれば、面状発熱体が外周面に形成された中空円筒からなる基材の両端部開口に取着されるローラ軸部材を、環状電極部材が面状発熱体の両端部外周面の導電面に取付けられた状態で、該基材の両端部開口に取着されて該基材の両端部を外径方向へ拡開させる構造としているので、基材の両端部が外径方向へ拡開される結果、面状発熱体の導電面と、その外周面に取付けられた環状電極部材とが強く緊合し、両者間の電気的導通が確実になされる。
特に、前記ローラ軸部材を、軸部と、円板状フランジ部と、前記基材の両端部開口に挿入される挿入部とをローラ軸方向外方からこの順に有したものとし、前記挿入部を、前記円板状フランジ部側基部から先側に向け径が徐々に小さくなるテーパ形状とし、前記基材の両端部開口に圧入して、テーパ形状の作用により、該基材の両端部を外径方向へ拡開させる構造とすれば、テーパ形状の挿入部を圧入することにより、ローラ軸部材を基材の両端部開口へ容易に取着することができる。すなわち、基材の両端部開口とローラ軸部材との間に成型誤差等があった場合でも挿入部がテーパ形状とされているので、確実かつ容易に基材の両端部開口にローラ軸部材を取着することができる。また、圧入に伴うテーパ形状の作用によって、基材の両端部開口の外径方向への拡開が周方向に均等になされ、面状発熱体の導電面と、その外周面に取付けられた環状電極部材との電気的導通を簡易な構成で確実にとることができる。
また、前記ローラ軸部材を、開口閉塞部材と、中空円筒拡開部材との組立体で構成し、前記開口閉塞部材を、中央にネジ孔を有した円板状フランジ部と、前記基材の両端部開口の内径と略同径の外径とされ、該基材の両端部開口に挿入される中空円筒部とをローラ軸方向外方からこの順に有したものとし、前記中空円筒拡開部材を、軸部と、前記ネジ孔に螺合されるネジ部と、前記中空円筒部のローラ軸方向内方側端部開口から挿入される円板部とをローラ軸方向外方からこの順に有したものとし、前記中空円筒部にローラ軸方向に沿って切り欠かれた複数のスリットを形成して、前記中空円筒部の内径面と前記円板部の外径面とを、前記開口閉塞部材と前記中空円筒拡開部材とを組み合わせて前記中空円筒部を前記基材の両端部開口に挿入した状態で、前記ネジ孔に前記ネジ部を螺合させる際、螺合に伴う相互の面圧力の増大作用により、前記中空円筒部を拡開させ、これによって、前記基材の両端部を外径方向へ拡開させる構造とすれば、該ネジ孔と該ネジ部との螺合により、該中空円筒部が拡開されて、ローラ軸部材が基材の両端部開口に確実かつ容易に取着される。また、このものでも簡易な構成で、面状発熱体の導電面と、その外周面に取付けられた環状電極部材との電気的導通を確実にとることができる。
また、前記ローラ軸部材を、開口閉塞部材と、円板状中空円筒拡開部材と、軸部材との組立体で構成し、前記開口閉塞部材を、中央に軸挿通孔を有した円板状フランジ部と、前記基材の両端部開口の内径と略同径の外径とされ、該基材の両端部開口に挿入される中空円筒部とをローラ軸方向外方からこの順に有したものとし、前記円板状中空円筒拡開部材を、中央にネジ孔を有し、前記中空円筒部のローラ軸方向内方側端部開口から挿入されるものとし、前記軸部材を、軸部と、前記ネジ孔に螺合されるネジ部とをローラ軸方向外方からこの順に有したものとし、前記中空円筒部にローラ軸方向に沿って切り欠かれた複数のスリットが形成して、前記中空円筒部の内径面と前記円板状中空円筒拡開部材の外径面とを、前記開口閉塞部材、前記円板状中空円筒拡開部材及び前記軸部材とを組み合わせて前記中空円筒部を前記基材の両端部開口に挿入した状態で、前記ネジ孔に前記ネジ部を螺合させる際、螺合に伴う相互の面圧力の増大作用により、前記中空円筒部を拡開させ、これによって、前記基材の両端部を外径方向へ拡開させる構造とすれば、このものでも該ネジ孔と該ネジ部との螺合により、該中空円筒部が拡開されて、ローラ軸部材が基材の両端部開口に確実かつ容易に取着される。また、このものでも簡易な構成で、面状発熱体の導電面と、その外周面に取付けられた環状電極部材との電気的導通を確実にとることができる。
さらに、前記基材を、ポリフェニレンサルファイド樹脂で構成し、その両端部にローラ軸方向に沿って切り欠かれた複数のスリットを形成したものとすれば、ポリフェニレンサルファイド樹脂は、耐熱性、強度、寸法安定性に優れているので、ヒートローラの基材として好適である。また、その両端部に、スリットを形成しているので、前記したようなローラ軸部材により、容易に拡開される。
第2の発明に係る定着装置によれば、前記のいずれかのヒートローラと、該ヒートローラと圧接されるプレスローラとを備えた構成としているので、該ヒートローラの面状発熱体への給電が確実になされ、搬送されてくる記録紙へのトナー画像の定着を確実に行えるものとなる。
以下に、本発明の最良の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の定着装置が適用される画像形成装置の一例を示す概略縦断面図、図2は、同定着装置の一実施形態を模式的に示す概略縦断面図、図3は、同定着装置が備えるヒートローラの一例を示す概略斜視図、図4(a)は、同ヒートローラの基材を示す概略斜視図、(b)は、同ヒートローラの一部拡大分解概略斜視図、図5は、同ヒートローラを示し、(a)は、ローラ軸部材が基材の端部開口に取着される前の状態を模式的に示す一部拡大概略縦断面図、(b)は、ローラ軸部材が基材の端部開口に取着されて、基材端部を拡開させた状態を模式的に示す一部拡大概略縦断面図である。
図1の画像形成装置Aは、電子写真方式の記録部を備えたプリンタを例に採って示しているが、これに限らず、画像読取装置を備えた複写機、ファクシミリ装置或いはこれらの機能を兼ね備えた所謂複合機等であっても良く、また、白黒の電子写真方式の記録部に限られず、各種カラー記録方式の記録部などを備えた各種装置にも本実施形態に係るヒートローラを備えた定着装置の適用が可能である。
図において、画像形成装置Aの装置本体1は、記録紙(用紙)の給紙部2と、電子写真方式の画像記録部3と、印字後の記録紙の排出部4とが、この順序で高さ方向に層積されて構成されている。
記録紙の給紙部2は、多数枚の記録紙を堆積収納し得る抜差し可能な給紙カセット2aと、該給紙カセット2aの給紙方向前端部に設置された分離給紙ローラ2bと、該分離給紙ローラ2bの周面に弾接する分離パッド2cとよりなる。
尚、給紙カセット2aの下に、更に同様のカセットを段積みして多段カセットとし、或いは、オプションカセット(不図示)を設置し得るよう構成することも可能である。また、上記分離パッド2cに代えリタードローラとすることも可能である。
画像記録部3は、感光体ドラム5の周囲に、コロナ帯電方式の帯電器(コロナ放電器)6、LED等からなる露光器7、現像器8、転写ローラ(転写器)9及び転写残トナーのクリーニング装置10をこの順序で配したプロセス部と、その下流側の後記する定着装置11とより構成される。これらプロセス部は、露光器7及び転写ローラ9を除き、感光体ドラム5、帯電器6及びクリーニング装置10を一括したドラムユニット50と、現像器ハウジング81、攪拌搬送スクリュー82、83、供給パドル84及び現像ローラ85等を一括した現像器ユニット80とよりなるプロセスユニットとされる。
図例の現像器ユニット80は、2成分現像剤を用いる方式の現像器であって、樹脂成型された現像剤容器を兼ねる現像器ハウジング81内にトナーとキャリアを収容し、2本の平行な攪拌・搬送スクリュー82、83で攪拌・搬送しながら、供給パドル84によりバイアス印加された現像ローラ85に現像剤を供給するよう構成されている。現像器ハウジング81の外面には磁気センサー86が付設され、現像器ハウジング81内のトナー濃度(トナーとキャリアの混合比)が検出される。この現像器ユニット80から離間した位置には、トナータンク14及びトナーホッパー15が設置され、磁気センサ86により現像器ハウジング81内のトナー濃度が低下したことが検出されると、トナーホッパー15よりスクリューコンベア(パイプスクリュー)16を介してトナーが現像器ハウジング81内に補給される。トナーホッパー15へのトナーの供給は、トナータンク14によりなされる。
尚、本実施形態では、前記のように2成分現像剤を用いる方式の現像器を例示しているが、これに限られず、1成分方式にも適用可能である。
ドラムユニット50及び現像器ユニット80は、装置本体1に対してその前面側より、個々に或いは両者を何等かの結合手段で結合した状態で着脱可能に装着される。また、露光器7及び転写ローラ9を除く全てのプロセス部を一括してプロセスユニットとすることも可能である。更に、後記する廃トナータンク17とトナータンク14とが一体とされて構成されたトナーカートリッジ18も装置本体1に対して、その前面側より着脱可能に装着される。これらプロセスユニット50、80及びトナーカートリッジ18は、消耗品として適宜新品に交換される。ここで、装置本体1の前面側とは、図1における紙面手前側を言い、給紙カセット2aも装置本体1に対して前面側より抜差し可能とされている。
定着装置11の下流側には、切替ゲート4b、排出ローラ対4c及び排出トレイ4dが連設され、これらによって排出部4が構成される。上記プロセス部の上流側近傍には、レジストローラ対4aが配設され、上記給紙カセット2aから、分離給紙ローラ2b及び分離パッド2cの作用により1枚ずつ分離繰出された記録紙(用紙)は、該レジストローラ対4aによりレジストされて、前記感光体ドラム5と転写ローラ9との対合部に導入される。感光体ドラム5は図1の矢示方向に回転しながら、帯電器6によりその表面が一様にマイナス帯電され、画像情報に基づく光学画像が露光器7によって感光体ドラム5の表面に照射され、感光体ドラム5の表面には静電潜像が形成される。この静電潜像は、感光体ドラム5の表面の光導電体の特性により、光の照射部分の電位が変化し、その他の部位の電位が維持されて形成されるものである。
そして、この静電潜像は、バイアス印加された現像器8で逐次現像されてトナー画像として感光体ドラム5と転写ローラ9との対合部に至る。この現像の際、光の照射により電位が変化した部位には、現像器8との電位差によりトナーが感光体ドラム5に吸引されて黒部分となり、その他の部分にはトナーは吸引されず白部分となって、全体として、画像情報に基づく白黒のトナー画像が形成される。上記レジストローラ対4aは、感光体ドラム5の表面のトナー画像に同期して記録紙がこの対合部に導入されるようレジスト制御されて回転駆動される。
転写ローラ9はバイアス印加されており、感光体ドラム5と対合され且つ矢示方向(感光体ドラム5とウイズ方向)に回転駆動されながら記録紙をニップ搬送し、この間感光体ドラム5の表面のトナー像が記録紙に転写される。感光体ドラム5の表面に残ったトナー等(紙粉を含むことがある)は、クリーニング装置10で除去・回収される。トナー像が転写された記録紙は、定着装置11に導入され、永久画像として定着された後、切替ゲート4bを押し上げ、排出ローラ対4cを経て排出トレイ4d上に排出される。この一連の記録紙の給送は、給紙カセット2aからの繰出し直後に略垂直(鉛直)に立ち上がり、排出ローラ対4cでは給紙カセット2aからの繰出し方向とは略180度の方向にUターンするような主給送パスPに沿ってなされる。このようなレイアウト構成により、装置全体のコンパクト化が図られる。
前記クリーニング装置10で除去回収された廃トナーは、スクリューコンベア19を介して、トナーカートリッジ18を構成する廃トナータンク17に収容される。
図例の画像形成装置Aは、両面記録機能を更に備えており、上記主給送パスPの切替ゲート4bの取付け位置から、前記レジストローラ対4aの上流側で上記主給送パスPに循環合流する反転給送パスP1に沿って、記録紙が搬送されてなされる。
尚、図において、符号1aは、記録紙の手差機能を構成する手差給紙トレイであり、符号1bは、前記主給送パスP及び反転給送パスP1などで紙ジャムが発生した場合などに開閉されるジャムアクセスカバーである。
次に、第1実施形態に係るヒートローラを備えた定着装置について図2に基づいて詳説する。
定着装置11は、ドラムユニット50(図1参照)の下流側に配設され、樹脂成型された定着装置ハウジング11a内に、互いに圧接されたヒートローラ12とプレスローラ13とを備えている。
定着装置ハウジング11aの記録紙搬送方向上流側(紙面下方)には、主給送パスPに沿って搬送される記録紙を受入れる上流側開口11bが開設され、記録紙搬送方向下流側(紙面上方)には、トナー画像が定着された記録紙を排出部4に向けて排出する下流側開口11cが開設されている。
装置本体1に装着された状態で定着装置11は、図1に示すように、ヒートローラ12とプレスローラ13とのニップ部nが主給送パスPに沿うように配置される。
また、定着装置ハウジング11aには、搬送される記録紙をヒートローラ12から剥離するための剥離爪11dと記録紙の搬送をガイドするガイドリブ11eがローラ軸方向に沿って複数箇所に配設されている。
剥離爪11dは、その基端部が軸支されて揺動自在に構成され、トーションバネなどにより常にヒートローラ12の外表面に、その先端が当接するように付勢されている。
さらに、定着装置ハウジング11aには、後記するヒートローラ12の面状発熱体22への給電を行うための、それぞれ導電性材料からなる電極板11k、ブラシ付勢手段11j及び給電ブラシ11iが設けられている。ブラシ付勢手段11jは、圧縮コイルバネや板バネ等からなり、給電ブラシ11iを所定の押圧力で、後記する環状電極部材24に向けて付勢している。
尚、電極板11k及びブラシ付勢手段11jをりん青銅で構成し、給電ブラシ11iを銅、黒鉛合金等で構成してもよい。また、それらを周方向に沿って、複数個設ける構成としてもよい。
ヒートローラ12は、後記する両端に取着されたローラ軸部材25を介して軸受(不図示)等で定着装置ハウジング11a内に回転自在に支持されており、一端に取着されたローラ軸部材25のフライスカットされたギア取付部25a(図3参照)にギア(不図示)が取付けられ、モータ等の駆動手段(不図示)により駆動されて、回転駆動がなされる。
このヒートローラ12の回転駆動により、プレスローラ13が従動回転して、ニップ部nに導入された記録紙がニップ搬送され、ニップ部nを記録紙が通過する間に、転写されたトナー画像が熱圧着により記録紙に定着される。
尚、ヒートローラ12についての詳細は、後述するが、基材21(図4参照)、面状発熱体22及び離型層23からなるローラ体20(図3参照)と、面状発熱体22の導電面22aに取付けられた環状電極部材24と、ローラ軸部材25とから構成されている。
ローラ体20の外表面となる離型層23には、表面温度を計測する温度センサ11fが当接(摺接)あるいは近接して配置されており、温度センサ11fから出力された計測温度に基づいて、外表面が所定の定着温度に維持されるように面状発熱体22への通電(ON/OFF)の制御がなされる。
また、図において、符号25bは、ローラ軸部材25に開設された空気抜き孔である。
プレスローラ13は、鉄鋼材等の金属材料で形成されたプレスローラ軸13aと、該プレスローラ軸13aに外装された円筒状弾性部材13bとからなる。
円筒状弾性部材13bは、シリコーン、ウレタン等のゴム体あるいはスポンジ体からなり、プレスローラ軸13aに接着剤等を介して固着されている。
円筒状弾性部材13bには、記録紙やトナーの剥離性を高めるための離型層として、例えば、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニル共重合体等のフッ素系樹脂チューブ13cが外装されている。
尚、プレスローラ軸に適用される金属材料としては、SUM24LやS20Cなどの鉄鋼材にニッケル鍍金を施したものとしてもよい。また、フッ素系樹脂チューブ13cの厚みは、30μm〜50μm程度のものが好ましい。
プレスローラ軸13aは、その両端が軸受体11gにより回転自在に支持されている。該軸受体11gは、定着装置ハウジング11aに対してスライド自在に設けられており、定着装置ハウジング11aに固定されたコイルバネ等からなるローラ付勢手段11hにより付勢されている。
このローラ付勢手段11hにより、プレスローラ13は、ヒートローラ12に向けて圧接され、ニップ部nが形成されている。
尚、ローラ付勢手段11hは、定着装置ハウジング11a内に固定された金属シャーシ(不図示)に固定支持されている。
また、ローラ付勢手段11hとしては、コイルバネに限らず、プレスローラ13をヒートローラ12に対して付勢可能な付勢手段であればどのようなものでもよい。
さらに、図示していないが、定着装置11では、ヒートローラ12とプレスローラ13とのニップを解除するニップ解除機構、ヒートローラ12の表面に付着した紙粉やトナーを除去するクリーニングローラあるいはクリーニングブレードなどを備えている。
次に、本実施形態に係る定着装置が備えるヒートローラの一例について、図3乃至図5に基づいて詳説する。
ヒートローラ12は、中空円筒からなる基材21、基材21の外周面に形成された面状発熱体22及び面状発熱体22の外周面に形成された離型層23とからなるローラ体20と、環状電極部材24と、基材21の両端部開口21aに取着されるローラ軸部材25とから構成されている。
基材21は、電気絶縁性を有する樹脂、例えばポリフェニレンサルファイド(以下、PPSと略す)樹脂を中空円筒状に成型して構成され、その両端部には、ローラ軸方向に沿って切り欠かれた複数のスリット21bが形成されている。
尚、スリット21bは、図例では、基材21の両端部開口21aの周方向に沿って均等位置に4箇所形成され、開口端部からローラ軸方向内方への切れ込み長さを、後記するローラ軸部材25の挿入部28のローラ軸方向長さと、略同長さとした構成とされているが、これに限らず、適宜、設定可能である。
また、PPS樹脂は、耐熱性、強度、寸法安定性等に優れ、ヒートローラ12の基材21として好適であるが、その他、少なくとも外周面を電気絶縁性とした、耐熱性の他の樹脂材、金属材から構成されたものとしてもよい。
面状発熱体22は、耐熱絶縁層、ヒータ層、耐熱絶縁弾性体層及び伝熱層を半径方向外方にこの順に積層した四層構造とされている。
耐熱絶縁層としては、ポリイミドフィルムが挙げられ、伝熱層としては、銅箔が挙げられる。
面状発熱体22は、例えば、ポリイミドフィルムからなる耐熱絶縁層の一方の面に、ステンレスやニッケルクロムからなる箔状の材料を、ポリイミド、シリコーン等の耐熱接着剤で加熱圧着させ、ウェットエッチング等の公知の方法により、複数の線を有するパターン形状に加工してヒータ層を形成し、その上面に、耐熱絶縁弾性体層としてのポリイミド、シリコーン等の耐熱接着剤を介して、銅箔からなる伝熱層を貼着して形成される。
このような構成により、面状発熱体22は、可撓性を有したシート状のヒータとなり、基材21の外周面に形成された耐熱断熱層及び、接着剤等を介して基材21の外周面に固着される。
面状発熱体22の両端部外周面は、導電面22aとされ、導電面22aにおいては、給電のためヒータ層が露出している。
尚、前記耐熱断熱層としては、セラミックスファイバーを主成分とするマット、ガラスファイバー、発泡樹脂、多孔質セラミック等が挙げられる。
離型層23は、トナーや紙粉の付着を低減するためのもので、例えば、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニル共重合体等のフッ素系樹脂からなり、面状発熱体22の両端部外周面の導電面22aを残して、面状発熱体22の外周面に接着剤等を介して固着されている。
すなわち、その両端部外周面には導電面22aが露出しており、それ以外のローラ軸方向内方側部位には、離型層23が形成されている。離型層23のローラ軸方向に沿った長さは、少なくとも圧接状態とされたヒートローラ12とプレスローラ13とのニップ部nを搬送される最大サイズ(幅)、例えばJIS A列4番、A列3番などの記録紙幅以上の長さとされている。
ローラ体20は、基材21の外周面に前記耐熱断熱層、面状発熱体22、離型層23が半径方向外方にこの順に積層されて構成されている。
環状電極部材24は、面状発熱体22への給電を行うための電極部材であり、面状発熱体22の両端部外周面に形成された導電面22aに、その内周面が全周に亘って密接するように取付けられている。
環状電極部材24は、金属材で構成され、面状発熱体22の導電面22aの外径と略同径の内径として環状に形成されている。適用される金属材としては、電気導電性、耐摩耗性等から、りん青銅や真鍮が好ましく、その他、亜鉛、ステンレス、あるいは導電性合金でもよい。
ローラ軸部材25は、円柱状の軸部26と、円板状フランジ部27と、円柱状また中空円筒状の挿入部28とを、それぞれ基材21の円心と同心としてローラ軸方向外方からこの順に有しており、本実施形態では、これらが金属材により一体形成されている。
軸部26は、前記したように定着装置11の定着装置ハウジング11a内の軸受に回転自在に取付けられる。
挿入部28は、円板状フランジ部側基部28aから先側である先端部28bに向け、径が徐々に小さくなる先細りのテーパ形状とされている。
円板状フランジ部27は、挿入部28よりも径を大とし、後記するように挿入部28が基材21の端部開口21aに挿入された状態で、基材21の端部に当接する構成とされている。
尚、テーパ形状とされた挿入部28の径は、その先端部28bの径を、その圧入により拡開される前の基材21の両端部開口21aの径と略同径あるいは、やや小とし、円板状フランジ部側基部28aの径を、その圧入により拡開される前の基材21の両端部開口21aの径よりも大としている。それら先端部28bの径と円板状フランジ部側基部28aの径との径差は、後記するように、挿入部28が基材21の両端部開口21aに圧入された際に、基材21の両端部が拡開されることにより、環状電極部材24の内周面と導電面22aの外周面とが全周に亘って密接するような径差として、適宜、設定可能である。
また、符号25bは、円板状フランジ部27及び挿入部28を貫通して開設された空気抜き孔である。
さらに、軸部26、円板状フランジ部27及び挿入部28の各縁部は、面取りがなされている。
以上のような構成とされたローラ体20、環状電極部材24、ローラ軸部材25の各部材は、以下のようにして組み付けられる。
すなわち、図4(b)に示すように、前記のように構成されたローラ体20の導電面22aに、環状電極部材24を遊嵌する。この状態では、図5(a)に示すように、ローラ体20及び環状電極部材24の成型誤差等により、環状電極部材24とローラ体20との間に隙間Gが形成される場合がある。また、環状電極部材24を導電面22aへ遊嵌させる際にスムーズに遊嵌させるためや導電面22aの破損等を生じさせないためにも、環状電極部材24とローラ体20との間には、ある程度のクリアランスが必要となる。
このような場合に、前記したように環状電極部材24は、金属材で構成されているため、その内周面を全周に亘って導電面22aの外周面に密接させて固着させるのは困難となる。
そこで、本実施形態では、前記したように、ローラ軸部材25の挿入部28を、テーパ形状としている。挿入部28は、ローラ軸方向内方(図5(a)に示す白抜矢示X方向)へ圧入されて、該テーパ形状の作用により、基材21の両端部を外径方向へ拡開させる構造となる。
これにより、基材21の両端部の外周面に形成された導電面22aも外径方向へ拡開され、環状電極部材24に押し付けられて、導電面22aの外周面と環状電極部材24の内周面とは、全周に亘って密接することとなる。よって、導電面22aと環状電極部材24との電気的導通が確実になされる。
ここで、本実施形態では、基材21の両端部に複数のスリット21aを形成しているので、挿入部28の圧入により、容易に拡開される。
また、前記テーパ形状により、ローラ軸部材25と基材21の両端部開口21aとの間に成型誤差やクリアランスのための隙間が形成されている場合にも、簡易な構成で、容易かつ確実に、ローラ軸部材25を基材21の両端部開口21aに取着させることができる。
前記のように、挿入部28が圧入されて、基材21の両端部開口21aにローラ軸部材25が固着されて、図3に示すようにヒートローラ12となる。
このように構成されたヒートローラ12は、図5(b)に示すように、定着装置ハウジング11a内で、給電ブラシ11iに環状電極部材24が接した状態で回転自在に支持される。
面状発熱体22への給電は、電極板11kに接続された電源より、定着装置ハウジング11a内に固定された電極板11k、電極板11kに固定保持されたブラシ付勢手段11j、ブラシ付勢手段11jにより環状電極部材24に向けて付勢された給電ブラシ11i、及び給電ブラシ11iに接する環状電極部材24を介してなされる。
以上から明らかなように、本実施形態に係るヒートローラ12によれば、簡易な構成で、面状発熱体22の導電面22aと、その外周面に周着された環状電極部材24とが強く緊合し、両者間の電気的導通を確実にとることができる。
また、ヒートローラ12自体の構成も、ローラ体20、環状電極部材24及びローラ軸部材25とで構成でき、簡易かつ低コストなものとなる。
さらに、面状発熱体22を基材21の外周面に形成しているので、ローラ表面近くに熱源が配置され、従来のような、ハロゲンランプを内蔵したものや、基材の内周面に電熱線を形成したもの等と比べて、ヒートローラ12の表面の温度を急速に上昇させることができ、定着温度に達するまでの時間、すなわちウォームアップタイムが短縮される。
さらにまた、ヒートローラ12を備えた定着装置11によれば、ヒートローラ12の面状発熱体22への給電が確実になされ、搬送されてくる記録紙へのトナー画像の定着を確実に行えるものとなる。
尚、本実施形態では、ヒートローラ12の発熱体として前記のような四層構造とされた面状発熱体22を適用しているが、基材21の外周面に形成される面状発熱体であって、導電面22aと環状電極部材24とにより給電がなされるものであれば、どのようなものでもよい。
次に、本発明に係る他の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図6は、本発明に係る定着装置が備えるヒートローラの他の実施形態を示し、図6(a)は、ローラ軸部材の拡大分解概略斜視図、(b)は、ローラ軸部材が基材の端部開口に取着されて、基材端部を拡開させる前の状態を模式的に示す一部拡大概略縦断面図である。
尚、第1実施形態との相違点は、ヒートローラのローラ軸部材の構成であり、他の構成は、第1実施形態と同様であるため、同一符号を付し、説明を省略する。
本実施形態に係るヒートローラ12Aが備えるローラ軸部材30は、それぞれ金属材で形成された、開口閉塞部材31と、中空円筒拡開部材34とで構成されている。
開口閉塞部材31は、中央にネジ孔32aを有した円板状フランジ部32と、基材21の両端部開口21aに挿入される中空円筒部33とを、それぞれ基材21の円心と同心としてローラ軸方向外方からこの順に有している。
円板状フランジ部32は、前記第1実施形態で説明した円板状フランジ部27と同様、中空円筒部33よりも径を大とし、後記するように中空円筒部33が基材21の端部開口21aに挿入された状態で、基材21の端部に当接する構成とされている。
中空円筒部33には、ローラ軸方向に沿って切り欠かれた複数のスリット33c(図例では4箇所の均等位置)が形成されている。
中空円筒部33の外径は、後記するようにローラ軸部材30の組み付けにより拡開される前の基材21の両端部開口21aの内径と略同径とされ、ローラ軸方向全体に亘って同径とされている。
中空円筒部33の内径は、円板状フランジ部側基部33aから先端部33bに向けて徐々に大きくなるように形成されており、中空円筒部33の内径面33eがローラ軸方向内方に向けて拡開のテーパ形状とされている。
中空円筒拡開部材34は、軸部35と、前記ネジ孔(雌ネジ部)32aに螺合するネジ部(雄ネジ部)36と、円板部37とを、それぞれ基材21の円心と同心としてローラ軸方向外方からこの順に有している。
軸部35は、前記第1実施形態で説明した軸部26同様、定着装置11の定着装置ハウジング11a内の軸受に回転自在に取付けられる。尚、符号35aは、後記するローラ体20への組み付けの際、スパナやプライヤなどの工具で軸部35を回転させて締付けるためのフライスカットされた把持部である。
円板部37の径は、後記するようにその圧入により拡開される前の中空円筒部33の先端部33b側の内径と略同径、あるいはやや小とされており、ローラ軸方向全体に亘って同径とされている。
尚、ローラ軸部材30の各縁部も、前記第1実施形態で説明したローラ軸部材25と同様に、面取りがなされている。
また、前記第1実施形態と同様に、空気抜き孔を、円板状フランジ部32及び円板部37に開設してもよい。
前記構成とされたローラ軸部材30を、ローラ体20に組み付ける際には、図6(b)に示すように、まず、開口閉塞部材31と、中空円筒拡開部材34とを組み合わせた状態、すなわち開口閉塞部材31のネジ孔32aに、中空円筒拡開部材34のネジ部36を仮螺合させた状態で、開口閉塞部材31の中空円筒部33を、基材21の両端部開口21aに挿入する。
次いで、前記したような工具により、中空円筒拡開部材34の軸部35を回転させて、開口閉塞部材31のネジ孔32aに、中空円筒拡開部材34のネジ部36を螺合させる。
中空円筒部33の内径面33eは、前記したように、ローラ軸方向内方に向けて拡開のテーパ形状とされているので、上記ネジ孔32aとネジ部36との螺合により、中空円筒拡開部材34の円板部37が中空円筒部33に圧入されてローラ軸方向外方に移動するに従い、中空円筒部33が拡開される。この際、中空円筒部33には、複数のスリット33cが形成されているので、円板部37の圧入に伴い、容易に拡開される。
すなわち、中空円筒部33の内径面33eと円板部37の外径面37cとは、開口閉塞部材31と中空円筒拡開部材34とを組み合わせて中空円筒部33を基材21の両端部開口21aに挿入した状態で、ネジ孔32aにネジ部36を螺合させる際、螺合に伴う相互の面圧力の増大作用により、中空円筒部33が拡開する構造とされている。
前記のように、中空円筒部33が拡開されることにより、基材21の両端部も外径方向へ拡開され、前記第1実施形態同様、ローラ軸部材30が、容易かつ確実に、基材21の両端部開口21aに取着されることとなる。
これにより、前記第1実施形態同様、基材21の両端部の外周面に形成された導電面22aも外径方向へ拡開され、環状電極部材24に押し付けられて、導電面22aの外周面と環状電極部材24の内周面とは、全周に亘って密接することとなる。よって、導電面22aと環状電極部材24との電気的導通が確実になされる。
尚、中空円筒部33の円板状フランジ部側基部33aの内径と、先端部33bの内径との径差は、円板部37が中空円筒部33に圧入された際に、基材21の両端部が拡開されることにより、環状電極部材24の内周面と導電面22aの外周面とが全周に亘って密接するような径差として、適宜、設定可能である。
また、本実施形態では、中空円筒部33の内径面33eを、ローラ軸方向内方に向けて拡開のテーパ形状として、ネジ孔32aにネジ部36を螺合させる際、螺合に伴い、中空円筒部33の内径面33eと円板部37の外径面37cとの相互の面圧力が増大するように構成しているが、以下のようにしてもよい。
すなわち、中空円筒部33の内径を円板状フランジ部側基部33aから先端部33bに亘って略同径とする一方、円板部37を、後端部37bからネジ部側基部37aに向けて径が徐々に小さくなるローラ軸方向外方へ向けて先細りのテーパ形状としてもよい。この場合は、ネジ部側基部37aの径を、その圧入により拡開される前の中空円筒部33の内径と略同径あるいは、やや小とし、後端部37bの径を、その圧入により拡開される前の中空円筒部33の内径よりも大とすればよい。
次に、本発明に係る更に他の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図7は、本発明に係る定着装置が備えるヒートローラの更に他の実施形態を示し、図7(a)は、ローラ軸部材の拡大分解概略斜視図、(b)は、ローラ軸部材が基材の端部開口に取着されて、基材端部を拡開させる前の状態を模式的に示す一部拡大概略縦断面図である。
尚、第1実施形態との相違点は、ヒートローラのローラ軸部材の構成であり、他の構成は、第1実施形態と同様であるため、同一符号を付し、説明を省略する。
本実施形態に係るヒートローラ12Bが備えるローラ軸部材40は、それぞれ金属材で形成された、開口閉塞部材41と、円板状中空円筒拡開部材44と、軸部材45とで構成されている。
開口閉塞部材41は、中央に軸挿通孔42aを有した円板状フランジ部42と、基材21の両端部開口21aに挿入される中空円筒部43とを、それぞれ基材21の円心と同心としてローラ軸方向外方からこの順に有している。
円板状フランジ部42は、前記第1実施形態で説明した円板状フランジ部27と同様、中空円筒部43よりも径を大とし、後記するように中空円筒部43が基材21の端部開口21aに挿入された状態で、基材21の端部に当接する構成とされている。
中空円筒部43には、ローラ軸方向に沿って切り欠かれた複数のスリット43c(図例では8箇所の均等位置)が形成されている。
中空円筒部43の外径は、後記するようにローラ軸部材40の組み付けにより拡開される前の基材21の両端部開口21aの内径と略同径とされ、ローラ軸方向全体に亘って同径とされている。
中空円筒部43の内径は、後記するように円板状中空円筒拡開部材44の圧入により拡開されていない状態で、円板状中空円筒拡開部材44の先端部44aと略同径あるいはやや大とされており、ローラ軸方向全体に亘って同径とされている。
尚、図において、符号42bは、後記する軸部材45に形成された鍔部46bを保持する段差部である。
円板状中空円筒拡開部材44は、基材21の円心と同心とされた円板状で中央にネジ孔44dが開設されている。
また、円板状中空円筒拡開部材44は、ローラ軸方向外方に見て後端となる後端部44bから先端部44aに向けて径が徐々に小さくなる先細りのテーパ形状とされている。
先端部44aの径は、後記するようにその圧入により拡開される前の中空円筒部43の内径と略同径あるいは、やや小とされ、後端部44bの径は、その圧入により拡開される前の中空円筒部43の内径よりも大とされている。
軸部材45は、軸部46と、前記ネジ孔(雌ねじ部)44dに螺合するネジ部(雄ネジ部)47とを、それぞれ基材21の円心と同心としてローラ軸方向外方からこの順に有している。
軸部46は、前記第1実施形態で説明した軸部26同様、定着装置11の定着装置ハウジング11a内の軸受に回転自在に取付けられる。尚、符号46aは、後記するローラ体20への組み付けの際、スパナやプライヤなどの工具で軸部材45を回転させて締付けるためのフライスカットされた把持部、符号46bは、円板状フランジ部42に形成された段差部42bに保持される鍔部である。
尚、ローラ軸部材40の各縁部も、前記第1実施形態で説明したローラ軸部材25と同様に、面取りがなされている。
また、前記第1実施形態と同様に、空気抜き孔を、円板状フランジ部42及び円板状中空円筒拡開部材44に開設してもよい。
前記構成とされたローラ軸部材40を、ローラ体20に組み付ける際には、図7(b)に示すように、まず、開口閉塞部材41、円板状中空円筒拡開部材44及び軸部材45を組み合わせた状態、すなわち開口閉塞部材41の軸挿通孔42aに軸部材45を挿通し、軸部材45のネジ部47と、円板状中空円筒拡開部材44のネジ孔44dとを仮螺合させた状態で、開口閉塞部材41の中空円筒部43を、基材21の両端部開口21aに挿入する。
次いで、前記したような工具により、軸部材45を回転させて、ネジ部47を円板状中空円筒拡開部材44のネジ孔44dに螺合させる。
円板状中空円筒拡開部材44は、前記したように、テーパ形状とされているので、上記ネジ孔44dとネジ部47との螺合により、円板状中空円筒拡開部材44が中空円筒部43に圧入されてローラ軸方向外方に移動するに従い、中空円筒部43が拡開される。この際、中空円筒部43には、複数のスリット43cが形成されているので、円板状中空円筒拡開部材44の圧入に伴い、容易に拡開される。
すなわち、中空円筒部43の内径面43eと円板状中空円筒拡開部材44の外径面44cとは、開口閉塞部材41、円板状中空円筒拡開部材44及び軸部材45を組み合わせて中空円筒部43を基材21の両端部開口21aに挿入した状態で、ネジ孔44dにネジ部47を螺合させる際、螺合に伴う相互の面圧力の増大作用により、中空円筒部43が拡開する構造とされている。
前記のように、中空円筒部43が拡開されることにより、基材21の両端部も外径方向へ拡開され、前記第1実施形態同様、ローラ軸部材40が、容易かつ確実に、基材21の両端部開口21aに取着されることとなる。
これにより、前記第1実施形態同様、基材21の両端部の外周面に形成された導電面22aも外径方向へ拡開され、環状電極部材24に押し付けられて、導電面22aの外周面と環状電極部材24の内周面とは、全周に亘って密接することとなる。よって、導電面22aと環状電極部材24との電気的導通が確実になされる。
尚、円板状中空円筒拡開部材44の先端部44aの径と、後端部44bの径との径差は、円板状中空円筒拡開部材44が中空円筒部43圧入された際に、基材21の両端部が拡開されることにより、環状電極部材24の内周面と導電面22aの外周面とが全周に亘って密接するような径差として、適宜、設定可能である。
また、本実施形態では、円板状中空円筒拡開部材44をテーパ形状として、ネジ孔44dにネジ部47を螺合させる際、螺合に伴い、中空円筒部43の内径面43eと円板状中空円筒拡開部材44の外径面44cとの相互の面圧力が増大するように構成しているが、以下のようにしてもよい。
すなわち、円板状中空円筒拡開部材44の径を、その圧入により拡開される前の中空円筒部43の先端部43b側の内径と略同径、あるいはやや小とし、ローラ軸方向全体に亘って同径とする一方、中空円筒部43の内径を、円板状フランジ部側基部43aから先端部43bに向けて徐々に大きくなるように形成して、中空円筒部43の内径面43eをローラ軸方向内方に向けて拡開のテーパ形状としてもよい。この場合は、円板状フランジ部側基部43aの内径を、円板状中空円筒拡開部材44の径よりも小とすればよい。
本発明に係る定着装置の実施形態の一例が適用される画像形成装置を示す概略縦断面図である。 同定着装置の一例を模式的に示す概略縦断面図である。 同定着装置が備えるヒートローラの実施形態の一例を示す概略斜視図である。 (a)は、同ヒートローラの基材を示す概略斜視図、(b)は、同ヒートローラの一部拡大分解概略斜視図である。 同ヒートローラを示し、(a)は、ローラ軸部材が基材の端部開口に取着される前の状態を模式的に示す一部拡大概略縦断面図、(b)は、ローラ軸部材が基材の端部開口に取着されて、基材端部を拡開させた状態を模式的に示す一部拡大概略縦断面図である。 本発明に係る定着装置が備えるヒートローラの実施形態の他例を示し、(a)は、ローラ軸部材の拡大分解概略斜視図、(b)は、ローラ軸部材が基材の端部開口に取着されて、基材端部を拡開させる前の状態を模式的に示す一部拡大概略縦断面図である。 本発明に係る定着装置が備えるヒートローラの実施形態の更に他例を示し、(a)は、ローラ軸部材の拡大分解概略斜視図、(b)は、ローラ軸部材が基材の端部開口に取着されて、基材端部を拡開させる前の状態を模式的に示す一部拡大概略縦断面図である。
符号の説明
11 定着装置
12、12A、12B ヒートローラ
13 プレスローラ
21 基材
21a 基材の両端部開口
21b 基材のスリット
22 面状発熱体
22a 導電面
24 環状電極部材
25 ローラ軸部材(第1実施形態)
26 軸部
27 円板状フランジ部
28 挿入部
30 ローラ軸部材(第2実施形態)
31 開口閉塞部材
32 円板状フランジ部
32a ネジ孔
33 中空円筒部
33c 中空円筒部のスリット
33d 中空円筒部のローラ軸方向内方側開口
33e 中空円筒部の内径面
34 中空円筒拡開部材
35 軸部
36 ネジ部
37 円板部
37c 円板部の外径面
40 ローラ軸部材(第3実施形態)
41 開口閉塞部材
42 円板状フランジ部
42a 軸挿通孔
43 中空円筒部
43c 中空円筒部のスリット
43d 中空円筒部のローラ軸方向内方側開口
43e 中空円筒部の内径面
44 円板状中空円筒拡開部材
44c 円板状中空円筒拡開部材の外径面
45 軸部材
46 軸部
47 ネジ部

Claims (6)

  1. 外周面が電気絶縁性の中空円筒からなる基材と、該基材の外周面に形成され両端部外周面に導電面を有した面状発熱体と、該導電面に取付けられ該面状発熱体への給電を行うための環状電極部材と、ローラ軸部材とを備えており、
    該ローラ軸部材は、前記環状電極部材が前記導電面に取付けられた状態で、前記基材の両端部開口に取着されて該基材の両端部を外径方向へ拡開させる構造とされていることを特徴とするヒートローラ。
  2. 請求項1において、
    前記ローラ軸部材は、軸部と、円板状フランジ部と、前記基材の両端部開口に挿入される挿入部とをローラ軸方向外方からこの順に有しており、
    前記挿入部は、前記円板状フランジ部側基部から先側に向け径が徐々に小さくなるテーパ形状とされ、前記基材の両端部開口に圧入されて、テーパ形状の作用により、該基材の両端部を外径方向へ拡開させる構造とされているヒートローラ。
  3. 請求項1において、
    前記ローラ軸部材は、開口閉塞部材と、中空円筒拡開部材との組立体からなり、
    前記開口閉塞部材は、中央にネジ孔を有した円板状フランジ部と、前記基材の両端部開口の内径と略同径の外径とされ、該基材の両端部開口に挿入される中空円筒部とをローラ軸方向外方からこの順に有し、前記中空円筒拡開部材は、軸部と、前記ネジ孔に螺合されるネジ部と、前記中空円筒部のローラ軸方向内方側端部開口から挿入される円板部とをローラ軸方向外方からこの順に有しており、
    前記中空円筒部には、ローラ軸方向に沿って切り欠かれた複数のスリットが形成され、
    前記中空円筒部の内径面と前記円板部の外径面とは、前記開口閉塞部材と前記中空円筒拡開部材とを組み合わせて前記中空円筒部を前記基材の両端部開口に挿入した状態で、前記ネジ孔に前記ネジ部を螺合させる際、螺合に伴う相互の面圧力の増大作用により、前記中空円筒部が拡開し、これによって、前記基材の両端部を外径方向へ拡開させる構造とされているヒートローラ。
  4. 請求項1において、
    前記ローラ軸部材は、開口閉塞部材と、円板状中空円筒拡開部材と、軸部材との組立体からなり、
    前記開口閉塞部材は、中央に軸挿通孔を有した円板状フランジ部と、前記基材の両端部開口の内径と略同径の外径とされ、該基材の両端部開口に挿入される中空円筒部とをローラ軸方向外方からこの順に有し、前記円板状中空円筒拡開部材は、中央にネジ孔を有し、前記中空円筒部のローラ軸方向内方側端部開口から挿入されるものとされ、前記軸部材は、軸部と、前記ネジ孔に螺合されるネジ部とをローラ軸方向外方からこの順に有しており、
    前記中空円筒部には、ローラ軸方向に沿って切り欠かれた複数のスリットが形成され、
    前記中空円筒部の内径面と前記円板状中空円筒拡開部材の外径面とは、前記開口閉塞部材、前記円板状中空円筒拡開部材及び前記軸部材を組み合わせて前記中空円筒部を前記基材の両端部開口に挿入した状態で、前記ネジ孔に前記ネジ部を螺合させる際、螺合に伴う相互の面圧力の増大作用により、前記中空円筒部が拡開し、これによって、前記基材の両端部を外径方向へ拡開させる構造とされているヒートローラ。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項において、
    前記基材は、ポリフェニレンサルファイド樹脂からなり、その両端部には、ローラ軸方向に沿って切り欠かれた複数のスリットが形成されているヒートローラ。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載のヒートローラと、該ヒートローラと圧接されるプレスローラとを備えたことを特徴とする定着装置。
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