JP2008285317A - 塵芥収集車の塵芥投入箱 - Google Patents

塵芥収集車の塵芥投入箱 Download PDF

Info

Publication number
JP2008285317A
JP2008285317A JP2007134468A JP2007134468A JP2008285317A JP 2008285317 A JP2008285317 A JP 2008285317A JP 2007134468 A JP2007134468 A JP 2007134468A JP 2007134468 A JP2007134468 A JP 2007134468A JP 2008285317 A JP2008285317 A JP 2008285317A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
box
dust
opening
closing arm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007134468A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5090061B2 (ja
Inventor
Yoshihiro Nagao
嘉宏 長尾
Takenobu Kiyogami
武伸 清上
Masatsugu Furumoto
政嗣 古本
Masatsugu Inoue
政嗣 井上
Shinichi Kikuchi
慎一 菊池
Yoshimitsu Mori
由光 森
Yoshihisa Mizutani
能久 水谷
Seiji Irie
精二 入江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shin Meiva Industry Ltd
Fuji Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Meiva Industry Ltd, Fuji Heavy Industries Ltd filed Critical Shin Meiva Industry Ltd
Priority to JP2007134468A priority Critical patent/JP5090061B2/ja
Publication of JP2008285317A publication Critical patent/JP2008285317A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5090061B2 publication Critical patent/JP5090061B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Refuse-Collection Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】塵芥投入口の扉を引き上げるアシスト力を発生させるアシスト機構を備えた、塵芥収集車の塵芥投入箱において、アシスト機構等のメンテナンス性を向上させた塵芥収集車の塵芥投入箱を提供する。
【解決手段】塵芥投入箱5の後面に設けられた塵芥投入口5aを昇降により開閉し、開放時に塵芥投入箱の後面上部に設けられたカバーの裏側に隠蔽収容されるように構成された扉6と、扉6の開閉軌道を案内するガイド機構6a、8と、一端側が塵芥投入箱5の側板7に回動自在に支持され、他端側が扉6の上端両側部に回動自在に連結された扉開閉アーム13と、扉開閉アーム13の前記他端側が、前記一端側の支持点13Yを中心として上方に回動付勢されるように、一端側が塵芥投入箱5の側板7に固定され、他端側が扉開閉アーム13に連結された引張コイルばね14と、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、塵芥収集車の塵芥投入箱に関し、特に、塵芥投入箱の扉の開閉機構に関するものである。
塵芥収集車には、収集した塵芥を収容するための塵芥収容箱が搭載されており、その後方に塵芥投入箱が連設されている。塵芥投入箱に投入された塵芥は、塵芥投入箱内に装備された塵芥積込装置により塵芥収容箱の方へ積み込まれる。
塵芥投入箱の後面には、塵芥を投入するための塵芥投入口が設けられており、この塵芥投入口には、塵芥収集車の走行中、塵芥投入箱内から外へ塵芥、汚水などが飛散しないように、扉が設けられている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1に開示されている塵芥投入箱では、塵芥投入口に、スライド昇降により該塵芥投入口を開閉する扉が設けられている。したがって、扉を下方へスライドさせると、塵芥投入口が閉鎖され、扉を上方へスライドさせると、塵芥投入口が開放される。開放時、扉は塵芥投入箱本体の後面上部のカバー(テールランプ等が埋め込まれたカバー)裏側に隠蔽収容されるようになっている。
上記したような、昇降により塵芥投入口を開閉する扉では、扉を開ける際に、扉の重量に抗して扉を引き上げる力が必要であり、扉を閉じる際に、扉が自重で急落しないように扉の重量を支持しつつ静かに降ろす力が必要となる。このため、塵芥投入箱の扉の開閉作業は、作業者にとって大きな負担となっていた。
そこで、本件出願人は、かかる作業者の負担を軽減するためのアシスト機構を開発し、このアシスト機構を備えた塵芥投入箱に関する特許出願(特願2006−93876)をしている。このアシスト機構を備えた塵芥収集車の塵芥投入箱について以下に説明する。
図8(a)は塵芥投入箱の内側面図である。塵芥投入箱は、左右一対の側板31(以下、図面上では、左側を省略する。)、各側板31にそれぞれ設けられた上部および下部ガイドレール32、33、扉34などを備えている。
左右の側板31は、車幅方向に架設された図示しない支持部材により互いに連結されており、扉34、ガイドレール32、33、アシスト機構等を支持するフレームを構成している。
上部ガイドレール32および下部ガイドレール33は、断面コ字状のレールで構成されており、上部ガイドレール32には、扉34の上部両側部に取り付けられているローラ35が転動自在に嵌入され、下部ガイドレール33には、扉34の下部両側部に取り付けられているローラ36が転動自在に嵌入されている。
扉34は、ガイドレール32、33に沿って略円弧状の軌道上をスライド昇降する。扉34を下方へスライドさせると、塵芥投入口が閉鎖され、扉34を上方へスライドさせると、当該扉34は、把手34aおよびその近傍を除いて、塵芥投入箱本体の後面上部のカバー37(テールランプ等が埋め込まれたカバー37)の裏側に隠蔽収容されるようになっている。
つぎに、上記扉34のアシスト機構について説明する。図8(b)は、図8(a)におけるB矢視平面図で側板31、アーム38、引張りコイルばね39による機構部分を示す。図9は、図8(a)におけるA−A断面図で、側板31、アーム38、引張りコイルばね39、スライダ40、扉34、上部ガイドレール32による機構部分を示す。図10は、図8(a)の矢印B方向から見たアシスト機構の動作を示す模式図である。各図に共通の直交3軸X−Y−Zを示している。
図8および図9に示すように、アシスト機構は、アーム38、スライダ40、引張コイルばね39などで構成されている。
アーム38の基端側は、Y軸方向に軸芯が配されたY軸ピン継手38a、Z軸方向に軸芯が配されたZ軸ピン継手38bを介して側板31に固定支持されている。なお、Z軸ピン継手38bは、Y軸ピン継手38aより側板31寄りに配置されている。一方、アーム38の先端側は、Y軸方向に軸芯が配されたY軸ピン継手38c、Z軸方向に軸芯が配されたZ軸ピン継手38dを介して後述するスライドユニット40bに連結されている。なお、Z軸ピン継手38dは、Y軸ピン継手38cよりスライドユニット40b寄りに配置されている。かかる構成により、アーム38は、Y軸周りとZ軸周りの2方向に揺動自在になっている。
スライダ40は、スライドシャフト40aと、スライドユニット40bとを備えている。スライドシャフト40aは、断面円状の真直な軸材(中空軸材)からなり、その長手方向が車幅方向(X軸方向)に配されて、扉34の裏面上部の中央寄りに固定されている。スライドユニット40bは、円筒部40cと、円筒部40cに結合された連結ピン40dとで構成されている。円筒部40cは、スライドシャフト40aの長手方向に沿ってスライド自在に、且つスライドシャフト40aの外周方向に回動自在に、スライドシャフト40aに外嵌されている。連結ピン40dは、軸芯方向がスライドシャフト40aの長手方向に対して直交するように、円筒部40cの外周面に突設されている。なお、連結ピン40dは、上述のZ軸ピン継手38dの連結ピンを兼ねている。
引張コイルばね39の両端には、フック39a、39bが形成されている。これらフック39a、39bは、アーム38の基端より上方において側板31上に設けられたバネ掛止部31aにばね撓み量調整可能に固定されたリング31bと、両足がアーム38に剛結されたブリッジ状のバネ掛止部38eの孔38fと、にそれぞれ掛止されている。引張コイルばね39は、扉34の位置にかかわらず、常に張力が発生するようになっている。
つぎに、上記アシスト機構の作用について図10を参照して簡単に説明する。図10において、連結点41はY軸およびZ軸回動点であり、連結点42はY軸およびZ軸回動並びにX方向移動点である。図10(a)は、扉34が閉まっている状態を示す。図10(c)は、扉34が開いている状態を示す。図10(b)は、扉34が中間よりやや低い位置に位置し、図8、9と同じ状態を示す。
図10(a)〜(c)の何れの状態においても、引張りコイルばね39、39の引張力によって、アーム38、38には、連結点41、41を中心として連結点42、42側を上方(Y方向)へ回動させる力が働いており、さらに、そのアーム38は連結点42、42において、扉34を上方へ引き上げるアシスト力P、Pを発生している。
このため、扉34を閉鎖している状態(図10(a)参照)から引き上げる際に必要な引き上げ力や、扉34を開放している状態(図10(c)参照)から静かに閉める際に必要な支持力が大幅に緩和され、扉34を開閉する際の作業者の負担が大幅に軽減される。
特開2005−314061
以上の説明から明らかなように、上記アシスト機構は多数の摺動箇所を有している。アシスト機構を常に正常に作動させるためには、摺動箇所の点検、摺動箇所への潤滑剤の補充などのメンテナンスが不可欠である。また、引張コイルばね39などの重要部品の点検、交換なども不可欠である。
ところが、アシスト機構のスライダ40、ピン継手38a〜38dなどの摺動箇所、引張コイルばね39などは、扉34の裏面やカバー37の裏側など、外観から隠れた暗所に設けられており、メンテナンス作業者がメンテナンスを行う際には、塵芥投入口に頭や体を入れて、点検箇所を懐中電灯などで照らしながら作業しなければならず、楽な姿勢で簡単にメンテナンスを行うことができなかった。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、塵芥投入口の扉にアシスト力を付与するアシスト機構を備えた、塵芥収集車の塵芥投入箱において、アシスト機構のメンテナンスを楽に行うことを可能とした塵芥収集車の塵芥投入箱を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するための手段として、本発明の塵芥収集車の塵芥投入箱は、以下のように構成されている。すなわち、本発明の塵芥収集車の塵芥投入箱は、塵芥投入箱の後面に設けられた塵芥投入口を昇降により開閉し、開放時に塵芥投入箱の後面上部に設けられたカバーの裏側にその一部又は全部が隠蔽収容されるように設けられた扉と、前記扉の開閉軌道を案内するガイド機構と、一端側が塵芥投入箱の側面に回動自在に支持され、他端側が前記扉の側部に回動自在に連結された扉開閉アームと、前記扉開閉アームの前記他端側が、前記一端側の支持点を中心として上方に回動付勢されるように、一端側が塵芥投入箱の側面に固定され、他端側が前記扉開閉アームに連結された付勢部材と、を備える。
また、本発明の塵芥収集車の塵芥投入箱は、上記構成において、前記付勢部材は、引張コイルばねからなり、その一端側が塵芥投入箱の側面上において前記扉開閉アームの一端側の支持点より上方に固定され、その他端側が前記扉開閉アームの一端側の支持点と同扉開閉アームの他端側の連結点との間に連結されたものであってもよい。
また、本発明の塵芥収集車の塵芥投入箱は、上記何れかの構成において、前記ガイド機構は、前記塵芥投入箱の塵芥投入口に設けられた左右一対のガイドレールと、前記扉の下側両側部に設けられ、前記ガイドレールに沿って移動する案内子と、を備えるものであってもよい。
上記構成を備える本発明の塵芥収集車の塵芥投入箱によれば、扉にアシスト力が働くので、作業者は軽い力で扉を開閉することができる。また、メンテナンスが必要な摺動箇所などが塵芥投入箱の側部に配置されるので、作業者は楽な姿勢で簡単にメンテナンスを行うことができる。
また、本発明の塵芥収集車の塵芥投入箱は、上記構成において、前記引張コイルばねの前記他端側は、前記扉開閉アームの前記支持点寄りに連結されていることが望ましい。
かかる構成により、扉に作用するアシスト力が全閉状態から全開状態に亘って安定し、扉の開閉操作がし易くなる。
本発明の塵芥収集車の塵芥投入箱によれば、メンテナンスが必要な摺動箇所などが塵芥投入箱の側部に配置されるので、作業者は楽な姿勢で簡単にメンテナンスを行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。図1は塵芥収集車1の左側面図、図2は塵芥収集車1の平面図、図3は塵芥収集車1の背面図である。図示する塵芥収集車1は、車枠2の前部に運転席3が配置されており、その後方に塵芥収容箱4が搭載され、さらに塵芥収容箱4の後方に塵芥投入箱5が連設されている。
図4は塵芥投入箱5の左側面を拡大した図であり、塵芥投入箱5の側面を覆うサイドカバー5cを省略して表した図である。塵芥投入箱5の後面下側には、塵芥投入口5aが設けられており、塵芥投入箱5内には図示しない従来周知の塵芥積込装置が装備されている。塵芥投入口5aから投入された塵芥は、塵芥積込装置により塵芥収容箱4側へ積み込まれるようになっている。塵芥投入口5aには、走行中に、塵芥投入箱5内から塵芥、汚水などが外へ飛散することを防止するために、昇降により塵芥投入口5aを開閉する扉6が設けられている。この扉6は、開放時に、塵芥投入箱5の後面上部に設けられたカバー(テールランプ、ストップランプ等が埋め込まれたカバー)5bの裏側に隠蔽収容されるように設けられている。なお、本実施の形態においては、扉6は、開放時に、その大部分がカバー5bの裏側に隠蔽収容されるように設けられているが、扉6の全部がカバー5bの裏側に隠蔽収容されるように設けられていてもよいし、扉6の一部だけがカバー5bの裏側に隠蔽収容されるように設けられていてもよい。
<扉の開閉機構について>
扉6は、塵芥投入口5aの開口形状にほぼ対応した外形を有しており、例えば、塵芥投入箱5の後面形状に調和する湾曲した薄板材、該薄板材の裏面に固設された補強フレームなどで構成される。図5および図6に示すように、扉5の下端両側部には、後述するガイドレール8に沿って移動する案内子6aが設けられており、扉5の上端両側部には、後述する扉開閉アーム13に連結される、側方へ水平に突出した連結軸6cが設けられている。
図5および図6に示すように、扉5の下端両側部に設けられた案内子6aは、左右一対のガイドレール8とともに、扉6の開閉軌道を案内するガイド機構を構成している。なお、ガイドレール8は、塵芥投入箱5の側板7の湾曲した後縁部に沿って塵芥投入口5aの両側にそれぞれ固設されている。ガイドレール8は、扉5の下端両側部に設けられた案内子6aの移動範囲内に在れば足りる。したがって、本実施の形態においては、ガイドレール8は、塵芥投入口5aの左右両側の下端から上端に亘って設けられていればよく、塵芥投入口5aより高い位置にガイドレール8を設ける必要はない。
図7に示すように、ガイドレール8は、例えば断面コ字状の溝を有するレールで構成されており、案内子6aは、例えば扉6の下端部を構成する車幅方向に配設された扉フレーム6bに、回転自在に設けられ、側方に突設されたローラで構成され、このローラがガイドレール8の溝内に転動自在に嵌入されている。案内子6aは、扉6の下端両側部に各1個設けられているが、案内子6aの数をこれより増加させて、扉6の両側部において上下方向に間隔をおいて複数個設置してもよい。また、案内子6aの設置箇所は、扉6の下端両側部であることが望ましいが、扉6と後述する扉開閉アーム13との連結点13Xより下方であれば、扉6の両側部において下端以外の場所に設置することも可能である。
なお、上記扉開閉機構は、扉6を全閉位置および全開位置でガイドレール8に固定するストッパ機構を備えているので、このストッパ機構について簡単に説明しておく。
ストッパ機構は、図6および図7に示すように、案内子6a内からガイドレール8側へ出没可能に設けられたストッパ本体10、ガイドレール8の始端付近および終端付近にガイドレール8の溝内に設けられた係止孔8a、8b(図4参照。)などで構成されている。扉6の全開時および全閉時において、作業者により把手11に付設されたレバー(不図示)が握られると、レバー操作と連動するように、当該レバーにワイヤ12を介して接続されたストッパ本体10が案内子6a内(反ガイドレール8側)に没入されてロックが解除され、扉6は作業者によって自在に昇降させることができるようになる。
一方、作業者がレバーを開放すると、扉6の全開時および全閉時において、ストッパ本体10は、このストッパ本体10をガイドレール8側(ロック側)へ付勢しているスプリング10aによって、案内子6aの端面からガイドレール8側へ突出されて、ガイドレール8の係止孔8a又は8bに嵌入し、扉6は昇降移動できないようにガイドレール8に固定される。
<扉のアシスト機構について>
次に扉6の開閉をアシストするアシスト機構について説明する。アシスト機構は、作業者が小さな力でも扉6を昇降することができるように、扉6に対して持ち上げ方向にアシスト力を発生するための機構である。
アシスト機構は、扉開閉アーム13、付勢部材14などで構成されている。
扉開閉アーム13は、塵芥投入箱5の側面である、側板7の外側面に、その一端部(一端側)が回動自在に軸支され、その他端部(他端側)が扉の側部に回動自在に連結されている。なお、扉開閉アーム13の屈曲部には、扉開閉アーム13の当該屈曲部の曲げ応力を軽減する補強板13aが固設されている。また、図示する扉開閉アーム13は、側板7に設けられた作業用ハンドル15等との干渉を避けるためにくの字状に形成されているが、扉開閉アーム13の形状はこれに限定されない。
付勢部材14は、扉開閉アーム13の他端部13X側、つまり、扉開閉アーム13の扉6との連結点13X側が、扉開閉アーム13の一端部の支持点13Yを中心に上方へ回動付勢(図示左回りに付勢)されるように、側板7と扉開閉アーム13とを接続している。
例えば、付勢部材14は、引張コイルばね14からなり、その一端部(一端側)は、塵芥投入箱5の側板7の外側面上で扉開閉アーム13の一端側の支持点13Yより上方において、同面上に張力調整手段16を介して設置された掛止部17に掛止されることにより固定されている。引張コイルばね14の他端部(他端側)は、扉開閉アーム13に、該扉開閉アーム13に固設されたスプリング係合部13bを介して連結されている。ここで、引張コイルばね14の他端部が扉開閉アーム13へ連結される場所は、扉開閉アーム13の中央よりも支持点13Y寄りであればよく、好ましくは、図示するように、支持点13Yと引張コイルばね14の他端部の連結箇所との距離が、扉開閉アーム13の回転半径(支持点13Yと扉6の連結点13Xとの直線距離)の例えば1/3以下となるようにする。
なお、上記張力調整機構16は、引張コイルばね14の撓み量を調整するためのものである。また、引張コイルばね14は、扉6の全開時においても、張力を発生するように設置されており、扉6がどの位置にあっても常に扉6に引き上げ力が働くように、引張コイルばね14の自然長、撓み量、配置などが定められている。
以上説明した扉6のアシスト機構の作用について説明する。扉6を閉鎖状態から開放状態にする場合、作業者は、把手11のレバーを握って、扉6とガイドレール8とのロックを解除し、把手11とともに扉6を上方へ引き上げる。このとき、扉開閉レバー13は、引張コイルばね14によって、扉開閉アーム13と扉6との連結点13X側が上方回動する方向に付勢されており、この付勢が、扉6を引き上げるアシスト力として作用する。この結果、作業者に要求される扉6を引き上げる力が軽減される。
一方、扉6を開放状態から閉鎖状態にする場合、作業者は、把手11のレバーを握って、扉6とガイドレール8とのロックを解除し、把手11とともに扉6を下方へ押し下げる。このときも、扉開閉レバー13は、引張コイルばね14によって、扉開閉アーム13と扉6との連結点13X側が上方回動する方向に付勢されており、この付勢が、扉6が急落下しないように支持するアシスト力として作用する。この結果、作業者に要求される扉6を支持する力が軽減される。
ところで、既述したように、引張コイルばね14は、扉開閉アーム13の基端側の支持点13Y寄りに連結されている。このことから、扉6の全閉状態と全開状態とでの引張コイルばね14の撓み量の変化が少なくなり、その結果、扉6に作用する上記アシスト力(引き上げ力)が全閉状態から全開状態に亘って安定し、扉6の開閉操作がし易くなっている。
なお、図1〜図3に示すように、上記アシスト機構等が設けられている塵芥投入箱5の側面には、開閉自在なサイドカバー5cが設けられている。このサイドカバー5cは、当該側面に設置されているアシスト機構等を砂、泥、埃、日光などから保護するため、あるいは作業者の手、衣服などが機械に巻き込まれるのを防止するために設けられている。サイドカバー5cは、その前端部が塵芥投入箱5の側面前端部と蝶番などのヒンジ部材21により回動自在に連結されている。つまり、サイドカバー5cは、ヒンジ部材21を中心に回動して開閉するようになっている(図2の2点差線参照。)。また、サイドカバー5が閉鎖されているときに、サイドカバー5cの後端部と該後端部が接合する塵芥投入箱5の後側部とを留め付けるカバー留め付け金具(ファスナー)22がサイドカバー5および塵芥投入箱5とに分離可能に設けられている。
<アシスト機構等のメンテナンスについて>
以下、上記アシスト機構等についてのメンテナンスについて説明する。
アシスト機構などをメンテナンスする際には、まず、カバー留め付け金具22を解除して、サイドカバー5cを開放する。そして、塵芥投入箱5の側面に設けられている点検すべき箇所を点検する。例えば、扉開閉アーム13の支持点13Y、扉開閉アーム13と扉6との連結点13X、引張コイルばね14などを点検する。
支持点13Yおよび連結点13Xについては、作業者により潤滑状態の目視点検が行われる。潤滑油が切れている場合は、作業者により潤滑油が給油される。
引張コイルばね14については、引張コイルばね14の張力状態、損傷の有無などの点検が行われる。張力状態が緩んでいる場合には、張力調整手段16により引張コイルばね14の張力が適値に調整される。
本発明の実施の形態に係る塵芥収集車1の塵芥投入箱5においては、メンテナンスすべき箇所は、何れも塵芥投入箱5の側面に存在することから、点検作業者は楽な姿勢で簡単に点検することができ、また、補修、交換作業等も容易に行うことができる。
また、従来例に挙げて説明した塵芥収集車においては、扉の四隅がガイドレールに案内されていたが、本発明の実施の形態に係る塵芥収集車1では、扉6の下側だけが、ガイドレール8に案内され、扉6の上側はガイドレール8の案内を不要としているので、従来例に係る塵芥投入箱のように、高い位置にガイドレール8を設ける必要がない。その結果、点検作業者は、比較的低位置にあるガイドレール8の潤滑状態のみを点検すればよく、点検作業を楽に行うことができる。
なお、以上の説明において、参照した図面は、回転式塵芥収集車を例示しているが、本発明は、回転式塵芥収集車の塵芥投入箱に限らず、プレス式塵芥収集車の塵芥投入箱にも勿論適用することが可能である。
本発明は、塵芥収集車の塵芥投入箱に適用可能である。
本発明の実施の形態に係る塵芥収集車の左側面図である。 本発明の実施の形態に係る塵芥収集車の平面図である。 本発明の実施の形態に係る塵芥収集車の背面図である。 本発明の実施の形態に係る塵芥収集車の塵芥投入箱の左側面図である。サイドカバーは省略されている。 本発明の実施の形態に係る塵芥収集車の塵芥投入箱の背面図であって、左側部のみを詳しく表した図である。 図5のC部拡大図である。 図4のB−B断面図である。 (a)は、本件出願人の先行出願に記載されている塵芥投入箱の内側面を示す図である。(b)は、(a)のB矢視平面図である。 図8(a)のA−A断面図である。 本件出願人の先行出願に記載されているアシスト機構の動作を示す模式図である。
符号の説明
1 塵芥収集車
5 塵芥投入箱
5a 塵芥投入口
6 扉
6a 案内子
8 ガイドレール
13 扉開閉アーム
13Y 支持点
13X 連結点
14 引張コイルばね(付勢部材)

Claims (4)

  1. 塵芥投入箱の後面に設けられた塵芥投入口を昇降により開閉し、開放時に塵芥投入箱の後面上部に設けられたカバーの裏側にその一部又は全部が隠蔽収容されるように設けられた扉と、
    前記扉の開閉軌道を案内するガイド機構と、
    一端側が塵芥投入箱の側面に回動自在に支持され、他端側が前記扉の側部に回動自在に連結された扉開閉アームと、
    前記扉開閉アームの前記他端側が、前記一端側の支持点を中心として上方に回動付勢されるように、一端側が塵芥投入箱の側面に固定され、他端側が前記扉開閉アームに連結された付勢部材と、
    を備えることを特徴とする塵芥収集車の塵芥投入箱。
  2. 前記付勢部材は、引張コイルばねからなり、その一端側が塵芥投入箱の側面上において前記扉開閉アームの一端側の支持点より上方に固定され、その他端側が前記扉開閉アームの一端側の支持点と同扉開閉アームの他端側の連結点との間に連結されたものであることを特徴とする請求項1に記載の塵芥収集車の塵芥投入箱。
  3. 前記ガイド機構は、前記塵芥投入箱の塵芥投入口に設けられた左右一対のガイドレールと、前記扉の下側両側部に設けられ、前記ガイドレールに沿って移動する案内子と、を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の塵芥収集車の塵芥投入箱。
  4. 前記引張コイルばねの前記他端側は、前記扉開閉アームの前記支持点寄りに連結されていることを特徴とする請求項2に記載の塵芥収集車の塵芥投入箱。
JP2007134468A 2007-05-21 2007-05-21 塵芥収集車の塵芥投入箱 Active JP5090061B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007134468A JP5090061B2 (ja) 2007-05-21 2007-05-21 塵芥収集車の塵芥投入箱

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007134468A JP5090061B2 (ja) 2007-05-21 2007-05-21 塵芥収集車の塵芥投入箱

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008285317A true JP2008285317A (ja) 2008-11-27
JP5090061B2 JP5090061B2 (ja) 2012-12-05

Family

ID=40145426

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007134468A Active JP5090061B2 (ja) 2007-05-21 2007-05-21 塵芥収集車の塵芥投入箱

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5090061B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010228850A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Shinmaywa Industries Ltd 塵芥収集車の塵芥投入箱
JP2012001340A (ja) * 2010-06-18 2012-01-05 Shinmaywa Industries Ltd 塵芥収集車
KR101668005B1 (ko) * 2016-02-02 2016-10-20 현대특장공업주식회사 전동식 셔터장치를 구비한 쓰레기 수거차량
JP2018140853A (ja) * 2017-02-27 2018-09-13 栄和清運株式会社 塵芥収集車
JP2018193215A (ja) * 2017-05-19 2018-12-06 極東開発工業株式会社 塵芥収集車
CN112093334A (zh) * 2020-08-07 2020-12-18 利辛县江淮扬天汽车有限公司 一种垃圾车的尾门翻盖装置
JP2021084801A (ja) * 2019-11-29 2021-06-03 極東開発工業株式会社 塵芥収集車

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09100002A (ja) * 1995-10-03 1997-04-15 Fuji Car Mfg Co Ltd 塵芥収集車のスライドカバー
JPH11222302A (ja) * 1998-02-05 1999-08-17 Fuji Heavy Ind Ltd 塵芥収集車の後部乗車防止装置
JP2001019106A (ja) * 1999-07-09 2001-01-23 Fuji Heavy Ind Ltd 塵芥収集車の投入口ドア開閉装置
JP2005314061A (ja) * 2004-04-28 2005-11-10 Fuji Heavy Ind Ltd 塵芥収集車の塵芥投入箱

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09100002A (ja) * 1995-10-03 1997-04-15 Fuji Car Mfg Co Ltd 塵芥収集車のスライドカバー
JPH11222302A (ja) * 1998-02-05 1999-08-17 Fuji Heavy Ind Ltd 塵芥収集車の後部乗車防止装置
JP2001019106A (ja) * 1999-07-09 2001-01-23 Fuji Heavy Ind Ltd 塵芥収集車の投入口ドア開閉装置
JP2005314061A (ja) * 2004-04-28 2005-11-10 Fuji Heavy Ind Ltd 塵芥収集車の塵芥投入箱

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010228850A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Shinmaywa Industries Ltd 塵芥収集車の塵芥投入箱
JP2012001340A (ja) * 2010-06-18 2012-01-05 Shinmaywa Industries Ltd 塵芥収集車
KR101668005B1 (ko) * 2016-02-02 2016-10-20 현대특장공업주식회사 전동식 셔터장치를 구비한 쓰레기 수거차량
JP2018140853A (ja) * 2017-02-27 2018-09-13 栄和清運株式会社 塵芥収集車
JP2018193215A (ja) * 2017-05-19 2018-12-06 極東開発工業株式会社 塵芥収集車
JP2021084801A (ja) * 2019-11-29 2021-06-03 極東開発工業株式会社 塵芥収集車
JP7469029B2 (ja) 2019-11-29 2024-04-16 極東開発工業株式会社 塵芥収集車
CN112093334A (zh) * 2020-08-07 2020-12-18 利辛县江淮扬天汽车有限公司 一种垃圾车的尾门翻盖装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5090061B2 (ja) 2012-12-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5090061B2 (ja) 塵芥収集車の塵芥投入箱
CN105984312A (zh) 车辆用门构造
JP5079636B2 (ja) 塵芥収集車の塵芥投入箱
US6688374B2 (en) Barrier with movable curtain
JP4637780B2 (ja) 塵芥収集車の塵芥投入箱
JP5554369B2 (ja) エレベータ乗場ドア装置及びその開閉装置
JP4879531B2 (ja) 自然換気窓
EP1327546A1 (en) Cabin with link type door
JP2007100450A (ja) 横移動式シャッター装置
JP2011088467A (ja) 鉄道車両の運転室の窓開閉装置
JP2001107393A (ja) 建設機械の前リンク式スライドドア装置
JP2969428B2 (ja) 車両用スライドドアの開閉装置
JP5219347B2 (ja) 開閉装置
JP2008285296A (ja) エレベータ乗場ドア装置及びその開閉装置
JP3863324B2 (ja) ゲートリフタのゲート自動起伏装置
JP4330708B2 (ja) 塵芥収集車の投入口ドア開閉装置
JPH08128255A (ja) スライド扉体の支持装置
JPWO2018012047A1 (ja) 建設機械のキャブ
JP4606221B2 (ja) ドアの開閉装置
JP2545505Y2 (ja) 掘削作業機
JP3037348U (ja) ウイング式幌
KR100885114B1 (ko) 버킷 개폐 확인장치
JP2022127663A (ja) ゴミ収納体
JP2000038295A (ja) 産業車両のバッテリフード
JP2002227508A (ja) 折れ戸装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110622

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110712

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110831

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20110831

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20110831

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120131

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120326

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120911

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120912

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150921

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5090061

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150921

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150921

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250