JP2008283593A - 固体撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、ダイナミックレンジが広く、グローバルシャッタモードによる撮像可能なCMOS型の固体撮像装置において、その画素寸法の増大が少なく、S/N(Signal/Noise)比の小さい固体撮像装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 フォトダイオードPDに接続されて光電変換動作を行うMOSトランジスタT1を備え、光電変換された光電流を増幅して積分するための積分回路として、MOSトランジスタT2及びキャパシタCを備える。そして、MOSトランジスタT2のゲートに接続されたMOSトランジスタT6によって、積分動作を制御することで、全画素同一タイミングによる撮像動作の開始及び終了を制御することができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、入射光に対する電気信号を出力する画素を備える固体撮像装置に関するもので、特に構成される各画素がトランジスタによって構成される固体撮像装置に関する。
種々の用途に供されている固体撮像装置は光電変換素子で発生した光電荷を読み出す(取り出す)手段によってCCD型とCMOS型に大きく分けられる。CCD型の場合、フォトダイオードで光電変換した光電荷をフォトダイオードに蓄積し、光電荷を蓄積する積分時間が終了すると、蓄積された光電荷がCCDである信号転送路に一斉に出力される。そして、信号転送路に出力された光電荷は、信号転送路におけるポテンシャルの井戸に光電荷を蓄積しつつ転送することで、順次出力回路に送られるようになっている。よって、各画素のフォトダイオードの積分タイミングが同一であり、このような撮像動作を「グローバルシャッタモード」と呼ぶ。
一方、CMOS型の場合、フォトダイオードのpn接合容量に蓄積した電荷を、MOSトランジスタを通して直接読み出すように構成されている。そのため、CMOS型では、フォトダイオードで光電変換されて得られた光電荷による信号電荷が、信号線によって瞬時に伝播されることになる。よって、水平に1列に並んだ画素における積分タイミングが同一であるが、行毎に、その積分タイミングが異なるように動作することで、1フレームの撮影が行われる。このような動作を「ローリングシャッタモード」と呼ぶ。
しかしながら、これらのCCD型及びCMOS型では、ダイナミックレンジが狭いという欠点があった。それに対して、従来のCMOS型の固体撮像装置として、入射光量に対して対数変換する対数変換動作を行うものがある(特許文献1参照)。この固体撮像装置においては、そのダイナミックレンジが5〜6桁と広いため、少々広い輝度範囲の輝度分布を構成する被写体を撮像しても、輝度分布内の全輝度情報を電気信号に変換して出力することができる。
簡単に、対数変換動作を行う固体撮像装置の動作原理について説明する。図13は、CMOS型の固体撮像装置内における画素の基本構成を示す回路図である。このCMOS型の固体撮像装置内における画素として、図13(a)に示すように、光電変換動作を行う観光素子として働くフォトダイオードPDと、フォトダイオードPDのアノードにゲートとドレインが接続されてサブスレッショルド領域(弱反転領域)で動作するNチャネルのMOSトランジスタT1と、MOSトランジスタT1のドレインとフォトダイオードPDのアノードとの接続ノードにゲートが接続されたNチャネルのMOSトランジスタT2と、MOSトランジスタT2のソースに一端が接続されたキャパシタCとを備え、MOSトランジスタT2のソースとキャパシタCとの接続ノードより信号出力を行う構成のものがある。
又、別の構成として、図13(b)に示すように、フォトダイオードPDのカソードにサブスレッショルド領域で動作するMOSトランジスタT1のソースが接続されるとともに、MOSトランジスタT1のソースとフォトダイオードPDのカソードとの接続ノードにゲートが接続されたPチャネルのMOSトランジスタT2aと、MOSトランジスタT2aのソースに一端が接続されたキャパシタCとを備え、MOSトランジスタT2aのソースとキャパシタCとの接続ノードより信号出力を行う構成のものがある。
このように構成するとき、MOSトランジスタがサブスレッショルド領域で動作する場合、そのゲート電圧Vg、ソース電圧Vs、ドレイン電流Idの関係が(1)式のような関係となる。尚、(1)式において、qは電子電荷量、kはボルツマン定数、nはトランジスタの構造で決定するサブスレッショルド定数、Tは絶対温度、Id0はサブスレッショルド電流が流れ始めるときのドレイン電流Idの値、Vtは閾値電圧である。
Figure 2008283593
このMOSトランジスタT1によるサブスレッショルド領域における動作によって、上述の(1)式で示されるようなドレイン電流Idが流れるとき、MOSトランジスタT2,T2aとキャパシタCとで構成される積分回路によって積分動作が成される。このとき、まず、フォトダイオードPDを流れる光電流をIpとして、MOSトランジスタT1のドレインに現れる電圧をVinとすると、MOSトランジスタT1がサブスレッショルド領域で動作するため、(2)式のような関係となる。
Figure 2008283593
そして、図13(a)の場合、MOSトランジスタT2が、MOSトランジスタT1と同一の特性をもつものとすると、MOSトランジスタT2がMOSトランジスタT1と同様、サブスレッショルド領域で動作し、MOSトランジスタT2のドレイン電流がキャパシタCに流れる。よって、キャパシタCの容量値をCとするとともに、MOSトランジスタT2のソースにおける出力電圧をVoutとすると、(3)式の関係が成り立つ。
Figure 2008283593
よって、(2)式と(3)式の関係より、(4)式の関係が得られる。
Figure 2008283593
そして、時間tが0であるとき、出力電圧Voutが0であるものとして、(4)式を積分すると、(5)式のような出力電圧Voutが得られることとなる。即ち、MOSトランジスタT2とキャパシタCの積分回路によって積分されて得られた出力電圧Voutとして、光電流Ipの積分値の対数値に比例した値となる。よって、この出力電圧Voutの指数値を求めた場合、容易に、光電流Ipの積分値に比例した値を得ることができる。
Figure 2008283593
尚、図13(b)のように構成した場合、MOSトランジスタT1に対して、サブスレッショルド領域で動作するように、ゲート電圧として直流電圧Vrが与えられる。そして、MOSトランジスタT1,T2aにおいて、そのトランジスタの構造で決定するサブスレッショルド定数nが等しいものとし、aが、MOSトランジスタT1の特性と直流電圧Vrとの関係によって決まる定数とすると、MOSトランジスタT2aのソースに現れる出力電圧Voutが、(6)式のように表される。
Figure 2008283593
しかしながら、図13に示すような構成を基本とする画素を備えたCMOS型の固体撮像装置は、被写体の輝度分布に対してその撮像可能領域が広くなるので、撮像可能領域内の低輝度領域又は高輝度領域において、輝度データの無い領域ができてしまう。よって、本出願人は、上述の線形変換動作と対数変換動作とを切り換えることが可能なCMOS型の固体撮像装置を提案している(特許文献2参照)。
又、本出願人は、このような線形変換動作と対数変換動作とを自動的に切り換えるために、光電変換動作を行うフォトダイオードに接続されたトランジスタのポテンシャル状態を適当な状態に設定するCMOS型の固体撮像装置を提案している(特許文献3参照)。この特許文献3による固体撮像装置は、トランジスタのポテンシャル状態を変更することにより、その光電変換動作が線形変換動作から対数変換動作に切りかわる変極点を切り換えることができる。
上述の特許文献2及び特許文献3に代表される固体撮像装置の画素の代表例を、図14に示す。図14に示す画素の構成は、図13(a)に示す基本構成に基づくものである。即ち、対数変換動作を行う画素、又は、線形変換動作と対数変換動作とを切り換えることができる画素は、図14に示す構成のように、図13(a)と同様、フォトダイオードPD、MOSトランジスタT1,T2、及びキャパシタCを備え、そして、キャパシタCに現れる電圧がゲートに与えられて増幅するNチャネルのMOSトランジスタT3と、MOSトランジスタT3のソースと行毎の出力信号線14との間に設置されるNチャネルのMOSトランジスタT4と、キャパシタCをリセットするリセット用のNチャネルのMOSトランジスタT5と、を備える。
このように構成される図14に示す画素によると、キャパシタCとMOSトランジスタT2のソースとの接続ノードにドレインが接続されたMOSトランジスタT5によって、MOSトランジスタT3のゲートに現れる電圧がリセットされる。又、キャパシタCとMOSトランジスタT2のソースとの接続ノードに現れる、線形変換動作又は対数変換動作により得られた入射光量に対する電圧信号が、MOSトランジスタT3によって増幅される。そして、MOSトランジスタT4がONとされることで、MOSトランジスタT3によって増幅された電圧信号が出力信号線14を通じて出力される。
この図14の構成に代表される画素を備えたCMOS型の固体撮像装置は、垂直走査及び水平走査を行うことによって、ローリングシャッタモードによる撮像動作を行った後、各画素より出力される映像信号がシリアルに固体撮像装置より出力される。このように、ローリングシャッタモードによる撮像動作を行い、行毎に撮像動作を行うタイミングが異なるため、刻一刻と変化する被写体を撮像する場合や、ストロボ撮影を行う場合、各画素において同一条件で撮像することできない。そのため、結果的に、撮像画像に画像歪みが発生することがある。
そこで、本出願人は、従来の固体撮像装置として、キャパシタを2つ備えることで全画素が同一タイミングで撮像動作を行うものを提案した(特許文献4及び特許文献5参照)。この従来の固体撮像装置における画素の構成として、図13(a)の基本構成となる回路を光電変換回路に備えたものを、図15に示す。
図15の画素は、図14と同様、フォトダイオードPD、MOSトランジスタT1〜T5、及びキャパシタCを備え、そして、キャパシタCで積分された電気信号をサンプルホールドするキャパシタC1と、キャパシタC,C1間の電気的な接離を行うNチャネルのMOSトランジスタT100と、キャパシタC1をリセットするためのスイッチとして働くNチャネルのMOSトランジスタT101と、を備える。
このように構成される図15に示す画素によると、固体撮像装置に備えられた全画素におけるMOSトランジスタT1〜T5,T100が同一のタイミングで動作することで、キャパシタCに同一時間に撮像動作が行われて得られた電気信号が積分された後、キャパシタC1にサンプルホールドされる。そして、MOSトランジスタT100をOFFにした後、水平方向及び垂直方向に走査して各画素毎に、キャパシタC1でサンプルホールドされた電気信号に応じた映像信号が増幅されて出力される。
即ち、MOSトランジスタT2とキャパシタCとによる積分回路による積分動作の開始する直前に、全画素において、MOSトランジスタT5をONとして、キャパシタCをリセットする。そして、MOSトランジスタT5をOFFとすることで、新しい積分期間を開始する。その後、MOSトランジスタT101をONとしてキャパシタC1をリセットした後、MOSトランジスタT101をOFFとするとともに、MOSトランジスタT100をONとして、キャパシタCに現れる電圧値をキャパシタC1にサンプルホールドさせる。MOSトランジスタT100をOFFとすることで、全画素における積分動作が終了する。これにより、グローバルシャッタモードによる撮像動作が実現可能となる。
又、固体撮像装置の暗電流を低減するために、埋込型フォトダイオードを用いた固体撮像装置が提案されている(特許文献6参照)。この特許文献6の固体撮像装置は、図16に示すように、光電変換素子として働く埋込型フォトダイオードPDaと、埋込型フォトダイオードPDaのカソードにソースが接続されるNチャネルのMOSトランジスタT11と、MOSトランジスタT11のドレインにソースが接続されたNチャネルのMOSトランジスタT12と、MOSトランジスタT11のドレイン及びMOSトランジスタT12のソースの接続ノードにゲートが接続されるMOSトランジスタT3と、MOSトランジスタT3のソースにドレインが接続されたMOSトランジスタT4と、を備える。
このように構成される画素は、図17に示すように、P型基板30上に形成されたP型ウェル層31に対してP型層20をその表面に形成してN型埋込層21を埋め込むことによって構成される埋込型フォトダイオードPDaと、埋込型フォトダイオードPDaが構成される領域に隣接する領域表面に絶縁膜22を介して構成されたゲート電極23を備える転送ゲートTGと、転送ゲートTGが構成される領域と隣接する領域に形成されるN型浮遊拡散層FDと、N型浮遊拡散層FDに隣接する領域表面に絶縁膜24を介して構成されたゲート電極25を備えるリセットゲートRGと、リセットゲートRGが構成される領域と隣接する領域に形成されるN型拡散層Dと、を備える。
このとき、埋込型フォトダイオードPDaにおいて、N型埋込層21の表面に高濃度のP型層20が形成される。又、N型埋込層21とN型浮遊拡散層FDと転送ゲートTGとによってMOSトランジスタT11が構成されるとともに、N型浮遊拡散層FD及びN型拡散層Dと転送ゲートRGとによってMOSトランジスタT12が構成される。そして、このように埋込型フォトダイオードPDaを画素内に構成することで、P型層20の表面における電位が、この埋込型フォトダイオードPDa周囲のP型層より成るチャンネルストッパ層と同一の電位に固定される。そして、N型浮遊拡散層FDにMOSトランジスタT3のゲートが接続される。
埋込型フォトダイオードPDa周辺の構造を図17に示す構造とすることで、埋込型フォトダイオードPDa周辺の表面で発生する暗電流を抑圧することができ、画素で発生する暗電流を低減することができる。そして、画素の後段に設けられる信号出力回路では、相関二重サンプリング法を用いることができ、kTCノイズの除去も可能となる。これらの効果により、埋込型フォトダイオードPDaを用いた固体撮像装置は、低雑音で高感度の固体撮像装置として有力視されている。
又、図17のような構成部分を備える画素において、転送ゲートTGにおけるポテンシャル状態を決定するゲート電極23でのゲート電圧を中間電位とすることで、入射光量に対して線形的に電気信号を変化させる線形変換動作と、入射光量に対して対数的に電気信号を変化させる対数変換動作とを、切り換えて動作させることができる。そして、MOSトランジスタT11,T12を全画素同時に動作させることで、N型浮遊拡散層FDに入射光量に応じたポテンシャルを全画素同時に保持させることができる。これにより、図16の構成による画素を備えた固体撮像装置によっても、グローバルシャッタモードによる撮像動作が実現可能となる。
特許第2836147号公報 特許第3664035号公報 特開2002−300476号公報 特許第3493405号公報 特開2004−349907号公報 特開2006−050544号公報
しかしながら、図15の構成に代表される画素を備えた固体撮像装置では、図14の構成と比較して、MOSトランジスタを2個、キャパシタを1個、それぞれ追加する必要がある。そのため、1画素の寸法が大きくなるだけでなく、フォトダイオードPDの設置面積が狭くなり、開口率の向上や画素の縮小化に限界がある。又、キャパシタC,C1間で電荷の受け渡しが成されるため、キャパシタC1に転送される電荷が半分だけとなり、キャパシタC1においてサンプリングされる値が小さくなる。更に、MOSトランジスタT100によって、キャパシタC,C1間の転送動作が成されるため、MOSトランジスタT100が原因となるノイズ量が信号に重畳されることがある。
又、図16の構成に代表される画素を備えた固体撮像装置については、線形変換動作が行われて画像信号が出力される場合は、入射光によってフォトダイオードPDで発生した光電荷が蓄積され、積分回路が具備されていなくても、積分された画像信号が出力されることとなる。それに対して、対数変換動作が行われて画像信号が出力される場合は、露光期間中の入射光量変化にかかわらず、MOSトランジスタT11をOFFとした瞬間に応じた値の画像信号が、出力される。このように、図16の構成の画素から、積分された線形変換された画像信号、又は、積分されることのない対数変換された画像信号が出力されることとなる。そのため、積分成分がある線形変換動作時の信号に比べて、信号の変動率が大きく、ノイズの影響も受けやすくなる。
よって、入射光量変化が起こりやすいと思われる長時間露光時やストロボ撮影時において、その被写体の輝度が高い場合などのように対数変換された画像信号が出力される場合には、被写体情報を正確に取得できないという問題がある。又、この対数変換された画像信号が出力される場合には、照明光の輝度変動に対してフリッカが生じるという問題もある。
このような問題を鑑みて、本発明は、ダイナミックレンジが広く、グローバルシャッタモードによる撮像可能なCMOS型の固体撮像装置において、その画素寸法の増大が少なく、S/N(Signal/Noise)の大きい固体撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の固体撮像装置は、入射光量に応じた電気信号を出力する光電変換部と、該光電変換部からの電気信号が制御電極に入力される積分用トランジスタと、該積分用トランジスタの第1電極に一端が接続されて前記積分用トランジスタと積分動作を行う積分用容量素子と、を有する複数の画素を備える固体撮像装置において、前記画素が、前記積分用トランジスタの制御電極に対して前記積分用トランジスタをOFFとする制御信号を与えて、前記積分用トランジスタと前記積分用容量素子とによる積分動作を制御する積分動作制御部を、備え、前記複数の画素全てに対して、前記積分動作制御部によって前記積分用トランジスタをONとする期間を同一期間とし、前記複数の画素全てにおいて、前記光電変換部による光電変換動作、及び、前記積分用トランジスタと前記積分用容量素子とによる積分動作を、同一タイミングで行うことを特徴とする。
このように構成されるとき、前記光電変換部が、第1電極に直流電圧が印加されるとともに、入射光量に応じた光電荷を発生する光電変換素子と、第1電極、第2電極、及び制御電極を備えるとともに、該光電変換素子の第2電極に第1電極が接続されることで該光電変換素子と直列に接続され、前記光電変換素子の第2電極との接続ノードに前記積分用トランジスタの制御電極に与える前記入射光量に応じた電気信号を出力する光電変換用トランジスタと、を備え、前記光電変換用トランジスタの制御電極に与えられる電圧値を一定とし、前記積分動作制御部として、前記積分用トランジスタの制御電極に前記制御信号を与えるスイッチ素子を備え、前記スイッチ素子がOFFであるとき、前記積分用トランジスタが、前記光電変換用トランジスタからの前記入射光量に応じた電気信号に基づいて駆動し、前記スイッチ素子がONであるとき、前記制御信号が前記積分用トランジスタに与えられて、前記積分用トランジスタがOFFとなり、前記積分用トランジスタと前記積分用容量素子とによる積分動作が停止するものとしても構わない。
又、前記光電変換部が、第1電極に直流電圧が印加されるとともに、入射光量に応じた光電荷を発生する光電変換素子と、第1電極、第2電極、及び制御電極を備えるとともに、該光電変換素子の第2電極に第1電極が接続されることで該光電変換素子と直列に接続され、前記光電変換素子の第2電極との接続ノードに前記積分用トランジスタの制御電極に与える前記入射光量に応じた電気信号を出力する光電変換用トランジスタと、を備え、前記光電変換用トランジスタの制御電極に与えられる電圧値を一定とするとともに、前記光電変換用トランジスタの第2電極に、第1電圧値及び第2電圧値による状態切換信号が与えられることで、前記光電変換用トランジスタが、前記積分動作制御部としても動作し、前記状態切換信号が第1電圧値であるとき、前記積分用トランジスタが、前記光電変換用トランジスタからの前記入射光量に応じた電気信号に基づいて駆動し、前記状態切換信号が第2電圧値であるとき、前記光電変換用トランジスタを通じて前記制御信号が前記積分用トランジスタに与えられて、前記積分用トランジスタがOFFとなり、前記積分用トランジスタと前記積分用容量素子とによる積分動作が停止するものとしても構わない。
又、前記光電変換部が、第1電極に直流電圧が印加されるとともに、入射光量に応じた光電荷を発生する光電変換素子と、第1電極、第2電極、及び制御電極を備えるとともに、該光電変換素子の第2電極に第1電極が接続されることで該光電変換素子と直列に接続され、前記光電変換素子の第2電極との接続ノードに前記積分用トランジスタの制御電極に与える前記入射光量に応じた電気信号を出力する光電変換用トランジスタと、を備え、前記光電変換用トランジスタの制御電極に、第1電圧値及び第2電圧値による状態切換信号が与えられることで、前記光電変換用トランジスタが、前記積分動作制御部としても動作し、前記状態切換信号が第1電圧値であるとき、前記積分用トランジスタが、前記光電変換用トランジスタからの前記入射光量に応じた電気信号に基づいて駆動し、前記状態切換信号が第2電圧値であるとき、前記光電変換用トランジスタを通じて前記制御信号が前記積分用トランジスタに与えられて、前記積分用トランジスタがOFFとなり、前記積分用トランジスタと前記積分用容量素子とによる積分動作が停止するものとしても構わない。
更に、前記光電変換素子と前記光電変換用トランジスタとの間の電気的な接離を行う電荷転送用スイッチ素子を備え、前記積分用トランジスタと前記積分用容量素子とによる積分動作を行うとき、前記電荷転送用スイッチ素子をONとすることによって、前記光電変換素子と前記光電変換用トランジスタとの間の電気的に接続し、前記積分用トランジスタと前記積分用容量素子とによる積分動作を停止するとき、前記電荷転送用スイッチ素子をOFFとすることによって、前記光電変換素子と前記光電変換用トランジスタとの間の電気的に切断するものとしても構わない。
そして、前記光電変換素子で発生した光電荷を外部に強制的に放出させるリセット用スイッチ素子を備え、前記積分用トランジスタと前記積分用容量素子とによる積分動作を停止するとき、前記リセット用スイッチ素子をONとすることによって、前記光電変換素子で発生した光電荷を外部に強制的に放出するものとしても構わない。
又、前記画素と接続されて前記画素から電気信号が出力される出力信号線を備え、前記画素が、前記容量素子に現れる電気信号を増幅する増幅部と、前記出力信号線に接続されて、該増幅部で増幅された電気信号を前記出力信号線に出力する読み出し用スイッチと、を備えるものとしても構わない。
本発明によると、従来の画素構成に対して、積分用トランジスタをOFFとするための積分動作制御部を設置することにより、この積分動作制御部が積分トランジスタ及び積分用容量素子による積分動作を停止して、積分用容量素子による電気信号のサンプルホールドを行うことができる。よって、積分動作制御部を設置することで、固体撮像装置内の全画素の積分動作を同時に制御して、各画素の電気信号を積分用容量素子でサンプルホールドさせた後、画素毎に信号の読み出しを行うことができるため、グローバルシャッタモードを実現できる。
又、積分用トランジスタのON/OFF制御のみで実現できるため、積分動作制御部を1つのトランジスタで構成することができ、その回路規模の大型化を防ぐことができる。更に、積分用トランジスタ及び積分用容量素子を設けた構成であるため、光電変換部で発生した電気信号に重畳したノイズを吸収して、S/Nの大きい電気信号を出力することができる。
本発明の実施形態について、以下に、図面を参照して説明する。
<固体撮像装置の構成>
まず、以下の各実施形態で共通となる固体撮像装置の構成について、図1を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態である二次元のCMOS型固体撮像装置の一部の構成を概略的に示している。
図1において、G11〜Gmnは行列配置(マトリクス配置)された画素を示している。11は垂直走査回路であり、各画素に信号φVを与える行(ライン)13−1、13−2、・・・、13−nを順次走査していく。12は水平走査回路であり、画素から出力信号線14−1、14−2、・・・、14−mに導出された光電変換信号を画素ごとに水平方向に順次読み出す。15は電源ラインである。各画素に対し、上記ライン13−1〜13−nや出力信号線14−1〜14−m、電源ライン15だけでなく、他のライン(例えば、クロックラインやバイアス供給ライン等)も接続されるが、図1ではこれらについて省略する。
又、出力信号線14−1〜14−mのそれぞれには、定電流源16−1〜16−mが接続されるとともに、出力信号線14−1〜14−mのそれぞれを介して与えられる画素G11〜Gmnから与えられる各信号をサンプルホールドするサンプルホールド回路17−1〜17−mが設けられる。そして、補正回路18にサンプルホールド回路17−1〜17−mでサンプルホールドされた各信号が与えられると、この補正回路18で補正処理が行われて、ノイズ除去された画像信号が外部に出力される。尚、定電流源16−1〜16−mの一端に直流電圧VPSが印加される。
このような固体撮像装置において、画素Gab(a:1≦a≦mの自然数、b:1≦b≦nの自然数)からの出力となる画像信号及びノイズ信号がそれぞれ、出力信号線14−aを介して出力されるとともに、この出力信号線14−aに接続された定電流源16−aによって増幅される。そして、画素Gabから出力された画像信号及びノイズ信号が順番にサンプルホールド回路17−aに送出されるとともに、このサンプルホールド回路17−aにおいて、送出された画像信号及びノイズ信号がサンプルホールドされる。
その後、サンプルホールド回路17−aより、サンプルホールドされた画像信号が補正回路18に送出された後、同じくサンプルホールドされたノイズ信号が補正回路18に送出される。補正回路18では、サンプルホールド回路17−aより与えられた画像信号を、同じくサンプルホールド回路17−aより与えられたノイズ信号に基づいて補正処理する。そして、サンプルホールド回路17−aにおいてノイズ信号によりノイズ除去された画像信号が、固体撮像装置の外部に出力される。
又、このような固体撮像装置に対して、不図示の信号制御部より垂直走査回路11に信号が与えられることにより、各行の画素の転送ゲートを閉じるタイミングが設定される信号、及び、画素G11〜Gmnが撮像動作を開始するタイミングと画像信号及びノイズ信号の出力タイミングとを設定するための信号が垂直走査回路11より出力される。更に、不図示の信号制御部から水平走査回路12に信号が与えられることにより、サンプルホールド回路17−1〜17−mから画像信号及びノイズ信号が補正回路18に出力されるタイミングを設定するための信号が水平走査回路12より出力される。
このように構成される固体撮像装置の各実施形態について、以下に説明する。尚、以下の各実施形態では、固体撮像装置を構成する画素の構成が異なるため、その画素の構成を中心に説明する。
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態について、図面を参照して説明する。図2は、本実施形態における固体撮像装置内に設けられる各画素の構成を示す図である。尚、図2に示す画素の構成において、図14に示す画素構成と同一の部分については、同一の符号を付してその詳細な説明については省略する。
図2の画素は、図14に示す画素の構成に対して、MOSトランジスタT1のゲート及びドレインの接続ノードにドレインが接続されたNチャネルのMOSトランジスタT6を追加した構成となる。又、フォトダイオードPDのカソード、MOSトランジスタT2,T3のドレインに直流電圧VPDが与えられるとともに、MOSトランジスタT1,T6のドレイン及びキャパシタCの他端に直流電圧VPS(VPS<VPD)が与えられる。更に、MOSトランジスタT5のソースに直流電圧VRSが与えられる。そして、MOSトランジスタT4〜T6のゲートにはそれぞれ、信号φV,φRS,φRが与えられて、そのON/OFFが制御される。又、NチャネルのMOSトランジスタT1〜T6それぞれのバックゲートには、直流電圧VPSが印加される。
このように構成される画素において、信号φRがローとされてMOSトランジスタT6がOFFであるとき、入射光量が所定値より低い場合は、MOSトランジスタT1,T2はカットオフ状態となり、入射光量が所定値を超えると、MOSトランジスタT1,T2がサブスレッショルド領域で動作する。よって、キャパシタCとMOSトランジスタT3のゲートとの接続ノードには、入射光量に応じた値を積分した電圧値が現れる。又、信号φRがハイとされてMOSトランジスタT6がONであるとき、MOSトランジスタT2のゲートに与えられる電圧値が低くなるため、MOSトランジスタT2がOFFとなり、キャパシタCとによる積分動作が停止する。以下に、このようなMOSトランジスタT6を追加した構成となる画素を備えた固体撮像装置の動作について、図3のタイミングチャートに基づいて説明する。
全画素G11〜Gmnに対して、信号φRをローとしてMOSトランジスタT6をOFFとして撮像動作を開始すると、フォトダイオードPDにおいて、入射光量に応じた光電荷が発生するため、MOSトランジスタT1より入射光量に応じた光電流が流れる。このとき、信号φV,φRSについてもローとされるため、MOSトランジスタT4,T5がOFFの状態である。よって、MOSトランジスタT1,T2のゲートに入射光量に応じた電圧が現れ、MOSトランジスタT2を入射光量に応じた電流が流れることで、キャパシタCとMOSトランジスタT2とによる積分動作が行われる。
このとき、被写体の輝度が低いと、MOSトランジスタT1がカットオフ状態であるために、MOSトランジスタT1のゲートに光電荷が蓄積され、MOSトランジスタT1,T2のゲートに入射光量の積分値に対して線形的に比例した電圧が現れる。このように線形変換動作が成されるため、キャパシタCとMOSトランジスタT2との接続ノードに現れる電圧が、入射光量の積分値に線形的に比例した値となる。
又、被写体の輝度が高く、MOSトランジスタT1のゲートに蓄積された光電荷量に応じた電圧が高くなると、上述したように、MOSトランジスタT1,T2がサブスレッショルド領域で動作を行う。このように対数変換動作が成されるため、キャパシタCとMOSトランジスタT2とによる積分動作によって、キャパシタCとMOSトランジスタT2との接続ノードに現れる電圧が、入射光量の対数変換値の積分値に比例した値となる。
このようにして、全画素G11〜Gmnにおいて同一タイミングで信号φRをローとすることで、入射光量に応じた電圧値がキャパシタCに蓄電されると、次に、全画素G11〜Gmnにおいて同一タイミングで信号φRをハイとして、MOSトランジスタT6をONとする。これにより、MOSトランジスタT2のゲートに与えられる電圧値を低くして、MOSトランジスタT2をOFFとすることで、MOSトランジスタT2とキャパシタCとによる積分動作を停止させる。即ち、全画素G11〜Gmnにおいて、垂直ブランク期間で信号φRをローとする期間を同一タイミングとすることによって、全画素G11〜Gmnが同時に同一期間による撮像動作を行うこととなる。
そして、信号φRをハイとして、この全画素G11〜Gmnにおいて同一タイミングによる撮像動作が終了すると、行毎に、ハイのパルス信号φVを与えて、MOSトランジスタT4をONとすることで、MOSトランジスタT3において、キャパシタCで積分された入射光量の積分値又は対数値に応じた電圧に対する電流が流れる。これにより、信号線14には、積分された入射光量の積分値又は対数値に応じた電圧値となる画像信号が現れる。
ハイのパルス信号φVを与えて画像信号を出力した後、次に、ハイとなるパルス信号φRSをMOSトランジスタT5のゲートに与えて、MOSトランジスタT5をONとし、MOSトランジスタT2とキャパシタCとの接続ノードの電圧値をリセットする。そして、信号φRSをローとしてMOSトランジスタT5をOFFとした後、ハイのパルス信号φVを与えて、MOSトランジスタT4をONとすることで、リセットしたキャパシタCに現れる電圧に応じた電流がMOSトランジスタT3,T4を流れる。これにより、信号線14には、リセットしたキャパシタCの電圧に応じた値となるノイズ信号が現れる。
このような画像信号及びノイズ信号の読み出し動作が、行毎に行われるとき、上述したように、サンプルホールド回路17−1〜17−mにサンプルホールドする。その後、サンプルホールドした画像信号及びノイズ信号による減算を行い、ノイズ除去した画像信号を出力する。このようにして、全画素G11〜Gmnによるノイズ除去した画像信号を出力すると、次のフレームに対する撮像動作を行うために、信号φRをローとして、全画素G11〜Gmnにおける同一タイミングによる撮像動作を開始する。
このように、本実施形態においては、MOSトランジスタT6を設けることによって、MOSトランジスタT6をOFFとする期間に、MOSトランジスタT2及びキャパシタCによる積分動作が行われる構成とした。これにより、上述したように、MOSトランジスタT6をOFFとする期間を、全画素G11〜Gmnに対して同一期間とし、グローバルシャッタモードによる撮像を可能とすることができる。
<第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態について、図面を参照して説明する。図4は、本実施形態における固体撮像装置内に設けられる各画素の構成を示す図である。尚、図4に示す画素の構成において、図2に示す画素構成と同一の部分については、同一の符号を付してその詳細な説明については省略する。
図4の画素は、図2に示す画素の構成に対して、MOSトランジスタT6を除いた図14と同様の構成とする代わりに、MOSトランジスタT1のソースに信号φVPSが与えられる。このように構成するとき、信号φVPSは2値の電圧信号であり、入射光量が所定値を超えたときにMOSトランジスタT1をサブスレッショルド領域で動作させるための電圧をVMとし、又、この電圧よりも低くMOSトランジスタT1を導通状態にする電圧をVLとする。
このように構成される画素において、信号φVPSをVMとしたとき、入射光量が所定値より低い場合は、MOSトランジスタT1,T2はカットオフ状態となり、入射光量が所定値を超えると、MOSトランジスタT1,T2がサブスレッショルド領域で動作する。よって、キャパシタCとMOSトランジスタT3のゲートとの接続ノードに、入射光量に応じた値を積分した電圧値が現れる。又、信号φVPSをVLとしてMOSトランジスタT1を導通状態(ON)とするとき、MOSトランジスタT2のゲートに与えられる電圧値が低くなるため、MOSトランジスタT2がOFFとなり、キャパシタCとによる積分動作が停止する。以下に、このようなMOSトランジスタT1に信号φVPSを与えた構成となる画素を備えた固体撮像装置の動作について、図5のタイミングチャートに基づいて説明する。
画素G11〜Gmnにおいて、フォトダイオードPDで入射光量に応じた光電荷が発生し、MOSトランジスタT1に入射光量に応じた光電流が流れる。このとき、全画素G11〜Gmnに対して、信号φVPSをVMとしてMOSトランジスタT1を動作させることで、撮像動作を開始する。これにより、MOSトランジスタT1,T2のゲートに入射光量に応じた電圧が現れ、MOSトランジスタT2を入射光量に応じた電流が流れることで、キャパシタCとMOSトランジスタT2とによる積分動作が行われる。尚、信号φV,φRSについてはローとして、MOSトランジスタT4,T5をOFFの状態とする。
即ち、被写体の輝度が低いと、MOSトランジスタT1がカットオフ状態となるため、キャパシタCとMOSトランジスタT2との接続ノードに、入射光量の積分値に線形的に比例した電圧値が現れる。又、被写体の輝度が高いと、MOSトランジスタT1,T2がサブスレッショルド領域で動作を行うため、キャパシタCとMOSトランジスタT2との接続ノードに、入射光量の対数変換値の積分値に比例した電圧値が現れる。
このようにして、全画素G11〜Gmnにおいて同一タイミングで信号φVPSをVMとすることで、入射光量に応じた電圧値がキャパシタCに蓄電されると、次に、全画素G11〜Gmnにおいて同一タイミングで信号φVPSをVLとして、MOSトランジスタT1をONとする。これにより、MOSトランジスタT2のゲートに与えられる電圧値を低くして、MOSトランジスタT2をOFFとすることで、MOSトランジスタT2とキャパシタCとによる積分動作を停止させる。即ち、全画素G11〜Gmnにおいて、垂直ブランク期間で信号φVPSをVMとする期間を同一タイミングとすることによって、全画素G11〜Gmnが同時に同一期間による撮像動作を行うこととなる。
この全画素G11〜Gmnにおいて同一タイミングによる撮像動作が終了すると、第1の実施形態と同様、行毎に、画像信号とノイズ信号の出力を行う。即ち、まず、ハイのパルス信号φVを与えてMOSトランジスタT4をONとして、電圧信号となる画像信号を出力信号線14に出力する。そして、ハイとなるパルス信号φRSをMOSトランジスタT5のゲートに与えて、MOSトランジスタT2とキャパシタCとの接続ノードの電圧値をリセットする。その後、再び、ハイのパルス信号φVを与えてMOSトランジスタT4をONとして、リセットしたキャパシタCの電圧に応じた値となるノイズ信号を出力信号線14に出力する。
このように、本実施形態においては、MOSトランジスタT1のソースに信号φVPSを与えることによって、信号φVPSの電圧値をVMとする期間に、MOSトランジスタT2及びキャパシタCによる積分動作が行われる構成とした。即ち、上述したように、信号φVPSの電圧値をVMとする期間を、全画素G11〜Gmnに対して同一期間とし、グローバルシャッタモードによる撮像を可能とすることができる。又、本実施形態では、第1の実施形態と比べて、MOSトランジスタT6を省略することができるため、画素の回路構成を小さくすることができる。
<第3の実施形態>
本発明の第3の実施形態について、図面を参照して説明する。図6は、本実施形態における固体撮像装置内に設けられる各画素の構成を示す図である。尚、図6に示す画素の構成において、図16に示す画素構成と同一の部分については、同一の符号を付してその詳細な説明については省略する。
図6の画素は、図16に示す画素の構成に対して、MOSトランジスタT11を除く代わりに、フォトダイオードPDのカソードとMOSトランジスタT12のソースとの接続ノードにゲートが接続されたPチャネルのMOSトランジスタT2aと、MOSトランジスタT2aのソースにドレインが接続されたPチャネルのMOSトランジスタT5aと、MOSトランジスタT2aのソースとMOSトランジスタT5aのドレインとの接続ノードに一端が接続されたキャパシタCaと、を追加した構成となる。
又、フォトダイオードPDのアノード及びMOSトランジスタT2aのドレインに、直流電圧VPSが与えられるとともに、MOSトランジスタT12,T3のドレイン、キャパシタCaの他端、及び、MOSトランジスタT5aのソースに、直流電圧VPD(VPD>VPS)が与えられる。そして、MOSトランジスタT4,T5a,T12のゲートにはそれぞれ、信号φV,φRS,φRが与えられて、そのON/OFFや動作状態が制御される。
尚、MOSトランジスタT12のゲートに与えられる信号φRは2値の電圧値による信号であり、入射光量が所定値を超えたときにMOSトランジスタT12をサブスレッショルド領域で動作させるための電圧をVmとし、又、この電圧よりも高くMOSトランジスタT12を導通状態にする電圧をVhとする。更に、MOSトランジスタT1,T3,T4,T12のバックゲートに直流電圧VPSが印加されるとともに、MOSトランジスタT2a,T5aのバックゲートに直流電圧VPDが印加される。
このような構成される画素において、信号φRをVmとしたとき、入射光量が所定値より低い場合は、MOSトランジスタT12はカットオフ状態となり、入射光量が所定値を超えると、MOSトランジスタT12がサブスレッショルド領域で動作する。よって、MOSトランジスタT2aのゲートに、入射光量に応じた電圧値が現れるため、キャパシタCaとMOSトランジスタT3のゲートとの接続ノードには、入射光量に応じた値を積分した電圧値が現れる。又、信号φRをVhとしてMOSトランジスタT12を導通状態(ON)とするとき、MOSトランジスタT2aのゲートに与えられる電圧値が高くなるため、MOSトランジスタT2aがOFFとなり、キャパシタCaとによる積分動作が停止する。以下に、このような構成となる画素を備えた固体撮像装置の動作について、図7のタイミングチャートに基づいて説明する。
画素G11〜Gmnにおいて、フォトダイオードPDで入射光量に応じた光電荷が発生し、MOSトランジスタT12に入射光量に応じた光電流が流れる。このとき、全画素G11〜Gmnに対して、信号φRをVmとしてMOSトランジスタT12を動作させることで、撮像動作を開始する。これにより、MOSトランジスタT2aのゲートに入射光量に応じた電圧が現れ、MOSトランジスタT2aを入射光量に応じた電流が流れることで、キャパシタCaとMOSトランジスタT2aとによる積分動作が行われる。尚、信号φVをローとするとともに信号φRSをハイとして、MOSトランジスタT4,T5aをOFFの状態とする。
このように動作するため、第1及び第2の実施形態と同様、被写体の輝度が低いと、MOSトランジスタT12がカットオフ状態となり、キャパシタCaとMOSトランジスタT2aとの接続ノードに、入射光量の積分値に線形的に比例した電圧値が現れる。又、被写体の輝度が高いと、MOSトランジスタT12がサブスレッショルド領域で動作を行うため、キャパシタCaとMOSトランジスタT2aとの接続ノードに、入射光量の対数変換値の積分値に比例した電圧値が現れる。
即ち、被写体輝度が低い場合は、埋込型ダイオードPDで発生した光電荷が、MOSトランジスタT2aのゲートに蓄積されるため、MOSトランジスタT2aのゲート電圧が、この蓄積された光電荷に基づく値、即ち、入射光量の積分値に線形的に比例した値となる。又、被写体輝度が高い場合は、MOSトランジスタT2aのゲートに蓄積される光電荷量が多いため、MOSトランジスタT2aのゲート電圧が、MOSトランジスタT12のゲート電圧値Vmに近づき、MOSトランジスタT12がサブスレッショルド領域で動作することとなる。
これにより、被写体輝度が低い場合は、MOSトランジスタT2aに、入射光量に対して線形的に変化する電流が流れて、入射光量の積分値に対して線形的に変化した電圧が、キャパシタCaに現れる。又、被写体輝度が高い場合は、MOSトランジスタT2aに、入射光量に対して自然対数的に変化する電流が流れて、入射光量の積分値に対して自然対数的に変化した電圧が、キャパシタCaに現れる。尚、本実施形態では、MOSトランジスタT2aとコンデンサCaとの接続ノードに現れる電圧値は、MOSトランジスタT12を流れる光電流の時間積分値に応じた値だけ降下する。
このようにして、全画素G11〜Gmnにおいて同一タイミングで信号φRをVmとすることで、入射光量に応じた電圧値がキャパシタCaにサンプルホールドされると、次に、全画素G11〜Gmnにおいて同一タイミングで信号φRをVhとして、MOSトランジスタT12をONとする。これにより、MOSトランジスタT2aのゲートに与えられる電圧値を高くして、MOSトランジスタT2aをOFFとすることで、MOSトランジスタT2aとキャパシタCaとによる積分動作を停止させる。即ち、全画素G11〜Gmnにおいて、垂直ブランク期間で信号φRをVmとする期間を同一タイミングとすることによって、全画素G11〜Gmnが同時に同一期間による撮像動作を行うこととなる。
この全画素G11〜Gmnにおいて同一タイミングによる撮像動作が終了すると、第1の実施形態と同様、行毎に、画像信号とノイズ信号の出力を行う。即ち、まず、ハイのパルス信号φVを与えてMOSトランジスタT4をONとして、電圧信号となる画像信号を出力信号線14に出力する。そして、ローとなるパルス信号φRSをMOSトランジスタT5aのゲートに与えてMOSトランジスタT5aをONとすることで、MOSトランジスタT2aとキャパシタCaとの接続ノードの電圧値をリセットする。
その後、パルス信号φRSをハイとしてMOSトランジスタT5aをOFFとした後、再び、ハイのパルス信号φVを与えてMOSトランジスタT4をONとして、リセットしたキャパシタCaの電圧に応じた値となるノイズ信号を出力信号線14に出力する。このとき、MOSトランジスタT5aをOFFとすると、まず、MOSトランジスタT2aが飽和状態で動作するため、MOSトランジスタT2aとキャパシタCaとの接続ノードの電圧値が低下し始める。そして、MOSトランジスタT2aがサブスレッショルド領域で動作して、MOSトランジスタT2aが遮断状態になる電圧値を目指して、MOSトランジスタT2aとキャパシタCaとの接続ノードの電圧値が徐々に低下する。
即ち、MOSトランジスタT2aが、フォトダイオードPDのカソードにおける電圧値とコンデンサCaとの接続ノードにおける電圧値とによる電圧差が、MOSトランジスタT2aの閾値電圧を超えるまでは大電流を流すことができる。よって、コンデンサCaとMOSトランジスタT2aのドレインとの接続ノードに現れる電圧が、MOSトランジスタT2aの閾値電圧のバラツキに応じて降下することとなる。よって、ハイとなるパルス信号φVが与えられてMOSトランジスタT4がONとされると、MOSトランジスタT2aの閾値電圧のバラツキ成分を含むノイズ信号が出力される。
このように、本実施形態においては、MOSトランジスタT12のゲートに信号φRを与えることによって、信号φRの電圧値をVmとする期間に、MOSトランジスタT2a及びキャパシタCaによる積分動作が行われる構成とした。即ち、上述したように、信号φRの電圧値をVmとする期間を、全画素G11〜Gmnに対して同一期間とし、グローバルシャッタモードによる撮像を可能とすることができる。又、本実施形態では、第2の実施形態と同数となるMOSトランジスタで構成できるため、第1の実施形態と比べて画素の回路構成を小さくすることができる。又、MOSトランジスタT2aとキャパシタCaとによる積分回路を設けることによって、対数変換時における信号の変動を吸収し、ノイズの影響を低減させることができる。
尚、第1〜第3の実施形態において、各行毎にリセット動作を行ってノイズ信号を出力するものとしたが、このノイズ信号の出力については、各行毎に画像信号に続いてノイズ信号が出力されるようにしても構わないし、全行の画像信号が出力された後に、ノイズ信号が行毎に出力されるようにしても構わない。又、ノイズ信号の読み出しを省略して、MOSトランジスタT5,T5aによるリセット動作についても、全画素G11〜Gmn同時に行われるものとしても構わない。
<第4の実施形態>
本発明の第4の実施形態について、図面を参照して説明する。図8は、本実施形態における固体撮像装置内に設けられる各画素の構成を示す図である。尚、図8に示す画素の構成において、図6に示す画素構成と同一の部分については、同一の符号を付してその詳細な説明については省略する。
図8の画素は、図6に示す画素の構成に対して、フォトダイオードPDを埋込型フォトダイオードPDaとするとともに、アノードに直流電圧VPSが与えられた埋込型フォトダイオードPDaのカソードにソースが接続されるとともにMOSトランジスタT12のソースにドレインが接続されたMOSトランジスタT11と、埋込フォトダイオードPDaのカソードとMOSトランジスタT11のソースとの接続ノードにソースが接続されたNチャネルのMOSトランジスタT13と、を追加した構成となる。尚、MOSトランジスタT11は、図16に示す画素構成と同一である。
又、MOSトランジスタT13のドレインに直流電圧VPDが与えられるとともに、MOSトランジスタT12のドレインに信号φRDが与えられる。更に、MOSトランジスタT11,T13のバックゲートに直流電圧VPDが印加される。そして、MOSトランジスタT11,T13のゲートにはそれぞれ、信号φTG,φOGが与えられて、そのON/OFFや動作状態が制御される。
(第1の動作例)
上述のように構成される画素を備えた固体撮像装置の第1の動作例について、図9のタイミングチャートに基づいて説明する。本動作例においては、信号φRDを常にハイとして、MOSトランジスタT12のドレインに一定の電圧値VPDが与えられる。
全画素G11〜Gmnに対して、信号φOGをローとしてMOSトランジスタT13をOFFとするとともに、信号φTGをハイとしてMOSトランジスタT11をONとし、信号φRをVmとしてMOSトランジスタT12を動作させることで、撮像動作を開始する。これにより、MOSトランジスタT11を通じてMOSトランジスタT12のドレインに埋込型フォトダイオードPDaのカソードが接続された状態となり、MOSトランジスタT2aのゲートに入射光量に応じた電圧が現れることとなる。よって、MOSトランジスタT2aを入射光量に応じた電流が流れることで、キャパシタCaとMOSトランジスタT2aとによる積分動作が行われる。尚、信号φVをローとするとともに信号φRSをハイとして、MOSトランジスタT4,T5aをOFFの状態とする。
このように動作するため、第3の実施形態と同様、被写体の輝度が低いと、MOSトランジスタT12がカットオフ状態となり、キャパシタCaとMOSトランジスタT2aとの接続ノードに、入射光量の積分値に線形的に比例した電圧値が現れる。又、被写体の輝度が高いと、MOSトランジスタT12がサブスレッショルド領域で動作を行うため、キャパシタCaとMOSトランジスタT2aとの接続ノードに、入射光量の対数変換値の積分値に比例した電圧値が現れる。
このようにして、全画素G11〜Gmnにおいて同一タイミングで、信号φOG,φTGそれぞれをロー、ハイとするとともに、信号φRをVmとすることで、撮像動作を開始して、入射光量に応じた電圧値がキャパシタCaにサンプルホールドされると、次に、全画素G11〜Gmnにおいて同一タイミングで、信号φOG,φTGそれぞれをハイ、ローとするとともに、信号φRをVhとする。
即ち、MOSトランジスタT11をOFFとして、埋込型フォトダイオードPDaのカソードとMOSトランジスタT2aのゲートとの電気的な接続を切断し、MOSトランジスタT13をONとして、埋込型フォトダイオードPDaで発生した電荷を放電する。又、MOSトランジスタT12をONとすることで、第3の実施形態と同様、MOSトランジスタT2aをOFFとして、MOSトランジスタT2aとキャパシタCaとによる積分動作を停止させ、コンデンサCaに蓄積された電荷が保持される。このように、全画素G11〜Gmnにおいて、垂直ブランク期間で信号φRをVmとするとともに信号φTG,φOGそれぞれをハイ、ローとする期間を同一タイミングとすることによって、全画素G11〜Gmnが同時に同一期間による撮像動作を行うこととなる。
この全画素G11〜Gmnにおいて同一タイミングによる撮像動作が終了すると、第3の実施形態と同様、行毎に、画像信号とノイズ信号の出力を行う。即ち、まず、ハイのパルス信号φVを与えてMOSトランジスタT4をONとして、電圧信号となる画像信号を出力信号線14に出力する。そして、ローとなるパルス信号φRSをMOSトランジスタT5aのゲートに与えてMOSトランジスタT5aをONとすることで、MOSトランジスタT2aとキャパシタCaとの接続ノードの電圧値をリセットする。その後、パルス信号φRSをハイとしてMOSトランジスタT5aをOFFとした後、再び、ハイのパルス信号φVを与えてMOSトランジスタT4をONとして、リセットしたキャパシタCaの電圧に応じた値となるノイズ信号を出力信号線14に出力する。
即ち、MOSトランジスタT2aが、MOSトランジスタT11のドレイン(浮遊拡散層FD)における電圧値とコンデンサCaとの接続ノードにおける電圧値とによる電圧差が、MOSトランジスタT2aの閾値電圧を超えるまでは大電流を流すことができる。よって、コンデンサCaとMOSトランジスタT2aのドレインとの接続ノードに現れる電圧CVが、MOSトランジスタT2aの閾値電圧のバラツキに応じて降下することとなる。よって、ハイとなるパルス信号φVが与えられてMOSトランジスタT4がONとされると、MOSトランジスタT2aの閾値電圧のバラツキ成分を含むノイズ信号が出力される。
(第2の動作例)
又、上述のように構成される画素を備えた固体撮像装置の第2の動作例について、図10のタイミングチャートに基づいて説明する。本動作例においては、第1の動作例と異なり、信号φRDをローとする期間を設ける。尚、本動作例において、第1の動作例と同一の動作状態については、その詳細な説明は省略する。
本動作例では、第1の動作例と同様、全画素G11〜Gmnに対して、信号φOGをローとしてMOSトランジスタT13をOFFとするとともに、信号φTGをハイとしてMOSトランジスタT11をONとすることで、撮像動作を開始する。尚、信号φVをローとするとともに信号φRSをハイとして、MOSトランジスタT4,T5aをOFFの状態とする。又、信号φRをVmとしてMOSトランジスタT12を動作させるとともに、信号φRDをハイとして、MOSトランジスタT12のドレインに電圧値VPDが与えられる。
このようにして、全画素G11〜Gmnにおいて同一タイミングで、信号φOG,φTGそれぞれをロー、ハイとすることで、撮像動作を開始して、入射光量に応じた電圧値がキャパシタCaにサンプルホールドされると、次に、全画素G11〜Gmnにおいて同一タイミングで、信号φOG,φTGそれぞれをハイ、ローとするとともに、信号φRをVhとして、撮像動作を終了する。その後、全画素G11〜Gmnにおいて、すぐに、信号φRをVmに戻すが、MOSトランジスタT11がOFFであるため、埋込型フォトダイオードPDaで発生した光電荷が、MOSトランジスタT12のソースとMOSトランジスタT11のドレインとの接続ノード部分(浮遊拡散層FD)に流れ込むことがない。又、この浮遊拡散層FDが浮遊状態であるため、その電圧値の変化は小さい。
よって、MOSトランジスタT2a,T5aがOFFとなるため、MOSトランジスタT2aとキャパシタCaとによる積分動作を停止させ、コンデンサCaに蓄積された電荷が保持される。その後、上述の第1の動作例と同様、行毎に、画像信号とノイズ信号の出力を行う。即ち、まず、ハイのパルス信号φVを与えてMOSトランジスタT4をONとして、電圧信号となる画像信号を出力信号線14に出力する。
その後、信号φRDをハイからローとして、MOSトランジスタT12のドレインに与える直流電圧を低くする。これにより、浮遊拡散層FDの電圧が、MOSトランジスタT12の閾値に応じて低下することとなる。即ち、サブスレッショルド動作を行うMOSトランジスタT12の閾値のバラツキが、浮遊拡散層FDの電圧に反映されることとなる。そして、この浮遊拡散層FDの電圧値が定常状態となると、信号φRDをローからハイとして直流電圧VPDがMOSトランジスタT12のドレインに印加される状態とする。
このとき、浮遊拡散層FDにゲートが接続されたMOSトランジスタT2aは、浮遊拡散層FDにおける電圧値とコンデンサCaとの接続ノードにおける電圧値とによる電圧差が、MOSトランジスタT2aの閾値電圧を超えるまでは大電流を流すことができる。よって、コンデンサCaとMOSトランジスタT2aのドレインとの接続ノードに現れる電圧CVが、MOSトランジスタT2aの閾値電圧のバラツキに応じて降下することとなる。
これにより、コンデンサCaとMOSトランジスタT2aのドレインとの接続ノードにサンプルホールドされる電圧値が、MOSトランジスタT12,T2aの閾値電圧に応じた値となる。よって、信号φRDをローからハイとした後、ハイとなるパルス信号φVが与えられてMOSトランジスタT4がONとされると、MOSトランジスタ12,T2aの閾値電圧のバラツキ成分を含むノイズ信号が出力される。
<第5の実施形態>
本発明の第5の実施形態について、図面を参照して説明する。図11は、本実施形態における固体撮像装置内に設けられる各画素の構成を示す図である。尚、図11に示す画素の構成において、図3に示す画素構成と同一の部分については、同一の符号を付してその詳細な説明については省略する。
図11の画素は、図3に示す画素の構成に対して、フォトダイオードPDのアノードにソースが接続されるとともにMOSトランジスタT1のゲート及びドレインにドレインが接続されたPチャネルのMOSトランジスタT11aと、フォトダイオードPDのアノードとMOSトランジスタT11aのソースとの接続ノードにソースが接続されたPチャネルのMOSトランジスタT13aと、を追加した構成となる。そして、MOSトランジスタT11a,T13aのゲートにはそれぞれ、信号φTG,φOGが与えられて、そのON/OFFや動作状態が制御される。又、MOSトランジスタT13aのドレインに直流電圧VPSが与えられるとともに、MOSトランジスタT11a,13aのバックゲートに直流電圧VPSが印加される。
以下に、このような構成となる画素を備えた固体撮像装置の動作について、図12のタイミングチャートに基づいて説明する。全画素G11〜Gmnに対して、信号φOGをハイとしてMOSトランジスタT13aをOFFとするとともに、信号φTGをローとしてMOSトランジスタT11aをONとすることで、撮像動作を開始する。尚、信号φV,φRSをローとして、MOSトランジスタT4,T5をOFFの状態とする。このとき、信号φVPSをVMとしてMOSトランジスタT1を動作させることで、フォトダイオードPDで入射光量に応じた光電荷が発生し、MOSトランジスタT1に入射光量に応じた光電流が流れる。
即ち、第2の実施形態と同様、被写体の輝度が低いと、MOSトランジスタT1がカットオフ状態となるため、キャパシタCとMOSトランジスタT2との接続ノードに、入射光量の積分値に線形的に比例した電圧値が現れる。又、被写体の輝度が高いと、MOSトランジスタT1,T2がサブスレッショルド領域で動作を行うため、キャパシタCとMOSトランジスタT2との接続ノードに、入射光量の対数変換値の積分値に比例した電圧値CVが現れる。
このようにして、全画素G11〜Gmnにおいて同一タイミングで、信号φOG,φTGそれぞれをハイ、ローとすることで、撮像動作を開始して、入射光量に応じた電圧値がキャパシタCに蓄電されると、次に、全画素G11〜Gmnにおいて同一タイミングで、信号φOG,φTGそれぞれをロー、ハイとして、MOSトランジスタT13aをONとするとともにMOSトランジスタT11aをOFFし、更に、信号φVPSをVLとしてMOSトランジスタT1をONとする。
即ち、MOSトランジスタT11aをOFFとして、フォトダイオードPDのアノードとMOSトランジスタT1のゲート及びソースとの電気的な接続を切断し、MOSトランジスタT13aをONとして、フォトダイオードPDで発生した電荷を放電する。又、MOSトランジスタT1をONとすることで、第2の実施形態と同様、MOSトランジスタT2をOFFとして、MOSトランジスタT2とキャパシタCとによる積分動作を停止させ、コンデンサCに蓄積された電荷が保持される。
その後、全画素G11〜Gmnにおいて、すぐに、信号φVPSをVMに戻すが、第4の実施形態における第2の動作例と同様、MOSトランジスタT11aがOFFであるため、フォトダイオードPDaで発生した光電荷が、MOSトランジスタT1のソース及びゲートの接続ノード部分(浮遊拡散層FD)に流れ込むことがない。又、この浮遊拡散層FDが浮遊状態であるため、その電圧値の変化は小さい。
この全画素G11〜Gmnにおいて同一タイミングによる撮像動作が終了すると、第2の実施形態と同様、行毎に、画像信号とノイズ信号の出力を行う。即ち、まず、ハイのパルス信号φVを与えてMOSトランジスタT4をONとして、電圧信号となる画像信号を出力信号線14に出力する。そして、ハイとなるパルス信号φRSをMOSトランジスタT5のゲートに与えてMOSトランジスタT5をONとすることで、MOSトランジスタT2とキャパシタCとの接続ノードの電圧値をリセットする。その後、再び、ハイのパルス信号φVを与えてMOSトランジスタT4をONとして、リセットしたキャパシタCの電圧に応じた値となるノイズ信号を出力信号線14に出力する。
このように、上述の各実施形態に示すような構成となる画素を備えた固体撮像装置によると、全画素同時に撮像動作(光電変換及び積分動作)を行い、グローバルシャッタモードによる撮像を実現することができる。尚、信号の読み出しについては、光電変換及び積分動作と同時に行うことができないが、例えば、VGA(Video Graphics Array)画素による固体撮像装置の場合、総画素数が31万画素程度であるため、40MHzのデータレートで画像信号を読み出すとすると、その読出に要する時間が1/100秒以下となる。しかしながら、通常の積分時間が1/30秒程度であり、CMOS型の固体撮像装置の場合、分割して読み出すことで実効的な読み出しのデータレートを向上させることが容易であるため、信号の読み出しが同時に行えなくても、その撮影速度に大きな影響を与えることはない。
は、本発明の各実施形態で共通の構成となる固体撮像装置の構成を示すブロック図である。 は、第1の実施形態の固体撮像装置に備えられる画素の構成を示す回路図である。 は、図2の画素における撮像動作時の各信号の状態を示すタイミングチャートである。 は、第2の実施形態の固体撮像装置に備えられる画素の構成を示す回路図である。 は、図4の画素における撮像動作時の各信号の状態を示すタイミングチャートである。 は、第3の実施形態の固体撮像装置に備えられる画素の構成を示す回路図である。 は、図6の画素における撮像動作時の各信号の状態を示すタイミングチャートである。 は、第4の実施形態の固体撮像装置に備えられる画素の構成を示す回路図である。 は、図8の画素による第1の動作例における撮像動作の各信号の状態を示すタイミングチャートである。 は、図8の画素による第2の動作例における撮像動作の各信号の状態を示すタイミングチャートである。 は、第5の実施形態の固体撮像装置に備えられる画素の構成を示す回路図である。 は、図11の画素における撮像動作時の各信号の状態を示すタイミングチャートである。 は、従来の固体撮像装置における画素内の光電変換部分の基本回路を示す回路図である。 は、従来の固体撮像装置に備えられる画素の構成を示す回路図である。 は、従来の固体撮像装置に備えられる画素の構成を示す回路図である。 は、従来の固体撮像装置に備えられる画素の構成を示す回路図である。 は、図16の構成の画素における埋込型フォトダイオード周辺の構造を示す概略構成図である。
符号の説明
11 垂直走査回路
12 水平走査回路
13−1〜13−n ライン
14−1〜14−m 出力信号線
15 電源ライン
16−1〜16−m 定電流源
17−1〜17−m サンプルホールド回路
18 補正回路
20 P型層
21 N型埋込層
22,24 絶縁膜
23,25 ゲート電極
30 P型基板
31 P型ウェル層
FD N型浮遊拡散層
PD フォトダイオード
PDa 埋込型フォトダイオード
T1〜T6,T11〜T13 MOSトランジスタ
T2a,T5a,T11a,T13a MOSトランジスタ
TG 転送ゲート
RG リセットゲート

Claims (7)

  1. 入射光量に応じた電気信号を出力する光電変換部と、該光電変換部からの電気信号が制御電極に入力される積分用トランジスタと、該積分用トランジスタの第1電極に一端が接続されて前記積分用トランジスタと積分動作を行う積分用容量素子と、を有する複数の画素を備える固体撮像装置において、
    前記画素が、前記積分用トランジスタの制御電極に対して前記積分用トランジスタをOFFとする制御信号を与えて、前記積分用トランジスタと前記積分用容量素子とによる積分動作を制御する積分動作制御部を、備え、
    前記複数の画素全てに対して、前記積分動作制御部によって前記積分用トランジスタをONとする期間を同一期間とし、
    前記複数の画素全てにおいて、前記光電変換部による光電変換動作、及び、前記積分用トランジスタと前記積分用容量素子とによる積分動作を、同一タイミングで行うことを特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記光電変換部が、
    第1電極に直流電圧が印加されるとともに、入射光量に応じた光電荷を発生する光電変換素子と、
    第1電極、第2電極、及び制御電極を備えるとともに、該光電変換素子の第2電極に第1電極が接続されることで該光電変換素子と直列に接続され、前記光電変換素子の第2電極との接続ノードに前記積分用トランジスタの制御電極に与える前記入射光量に応じた電気信号を出力する光電変換用トランジスタと、
    を備え、
    前記光電変換用トランジスタの制御電極に与えられる電圧値を一定とし、
    前記積分動作制御部として、前記積分用トランジスタの制御電極に前記制御信号を与えるスイッチ素子を備え、
    前記スイッチ素子がOFFであるとき、前記積分用トランジスタが、前記光電変換用トランジスタからの前記入射光量に応じた電気信号に基づいて駆動し、
    前記スイッチ素子がONであるとき、前記制御信号が前記積分用トランジスタに与えられて、前記積分用トランジスタがOFFとなり、前記積分用トランジスタと前記積分用容量素子とによる積分動作が停止することを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 前記光電変換部が、
    第1電極に直流電圧が印加されるとともに、入射光量に応じた光電荷を発生する光電変換素子と、
    第1電極、第2電極、及び制御電極を備えるとともに、該光電変換素子の第2電極に第1電極が接続されることで該光電変換素子と直列に接続され、前記光電変換素子の第2電極との接続ノードに前記積分用トランジスタの制御電極に与える前記入射光量に応じた電気信号を出力する光電変換用トランジスタと、
    を備え、
    前記光電変換用トランジスタの制御電極に与えられる電圧値を一定とするとともに、
    前記光電変換用トランジスタの第2電極に、第1電圧値及び第2電圧値による状態切換信号が与えられることで、前記光電変換用トランジスタが、前記積分動作制御部としても動作し、
    前記状態切換信号が第1電圧値であるとき、前記積分用トランジスタが、前記光電変換用トランジスタからの前記入射光量に応じた電気信号に基づいて駆動し、
    前記状態切換信号が第2電圧値であるとき、前記光電変換用トランジスタを通じて前記制御信号が前記積分用トランジスタに与えられて、前記積分用トランジスタがOFFとなり、前記積分用トランジスタと前記積分用容量素子とによる積分動作が停止することを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  4. 前記光電変換部が、
    第1電極に直流電圧が印加されるとともに、入射光量に応じた光電荷を発生する光電変換素子と、
    第1電極、第2電極、及び制御電極を備えるとともに、該光電変換素子の第2電極に第1電極が接続されることで該光電変換素子と直列に接続され、前記光電変換素子の第2電極との接続ノードに前記積分用トランジスタの制御電極に与える前記入射光量に応じた電気信号を出力する光電変換用トランジスタと、
    を備え、
    前記光電変換用トランジスタの制御電極に、第1電圧値及び第2電圧値による状態切換信号が与えられることで、前記光電変換用トランジスタが、前記積分動作制御部としても動作し、
    前記状態切換信号が第1電圧値であるとき、前記積分用トランジスタが、前記光電変換用トランジスタからの前記入射光量に応じた電気信号に基づいて駆動し、
    前記状態切換信号が第2電圧値であるとき、前記光電変換用トランジスタを通じて前記制御信号が前記積分用トランジスタに与えられて、前記積分用トランジスタがOFFとなり、前記積分用トランジスタと前記積分用容量素子とによる積分動作が停止することを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  5. 前記光電変換素子と前記光電変換用トランジスタとの間の電気的な接離を行う電荷転送用スイッチ素子を備え、
    前記積分用トランジスタと前記積分用容量素子とによる積分動作を行うとき、前記電荷転送用スイッチ素子をONとすることによって、前記光電変換素子と前記光電変換用トランジスタとの間の電気的に接続し、
    前記積分用トランジスタと前記積分用容量素子とによる積分動作を停止するとき、前記電荷転送用スイッチ素子をOFFとすることによって、前記光電変換素子と前記光電変換用トランジスタとの間の電気的に切断することを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれかに記載の固体撮像装置。
  6. 前記光電変換素子で発生した光電荷を外部に強制的に放出させるリセット用スイッチ素子を備え、
    前記積分用トランジスタと前記積分用容量素子とによる積分動作を停止するとき、前記リセット用スイッチ素子をONとすることによって、前記光電変換素子で発生した光電荷を外部に強制的に放出することを特徴とする請求項5に記載の固体撮像装置。
  7. 前記画素と接続されて前記画素から電気信号が出力される出力信号線を備え、
    前記画素が、
    前記容量素子に現れる電気信号を増幅する増幅部と、
    前記出力信号線に接続されて、該増幅部で増幅された電気信号を前記出力信号線に出力する読み出し用スイッチと、
    を備えることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の固体撮像装置。
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