JP2008282493A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

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Takuro Oto
拓郎 大戸
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Kazuya Tamura
和也 田村
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Abstract

【課題】本発明はテープローディング動作したテープガイド部材を安定した状態に保持することを課題とする。
【解決手段】ストリーマ装置30は、回転ドラム装置31と、テープカセットから磁気テープを引き出してテープパスを形成するローデングポールP1,P9と、ローデングポールP1,P9のテープ引き出し動作後に磁気テープを回転ドラム装置31に巻き付けるローデングポールP4,P5と、ローデングポールP1を移動させるテープガイド移動機構400と、を備える。テープガイド移動機構400は、駆動源からの駆動力を伝達されるスライドレバーと、ローデングポールP1を支持し、スライドレバーの動作に連動して回動するアームと、スライドレバーの動作に連動して回動動作するように設けられ、アームがテープパス形成位置に回動した後に、ローデングポールP1を係止するガイドローラフックとを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は磁気記録再生装置に係り、特に、テープカセットが装着されるとテープカセット内のリールに巻回された磁気テープをテープローディング機構により引き出して回転ドラムの外周に巻き付けて磁気テープを走行させながら磁気記録または磁気再生を行なう磁気記録再生装置に関する。
回転ドラム及びテープローディング機構を備えた磁気記録再生装置は、例えば、コンピュータの外部記憶装置(ストリーマ装置)として用いられている。この種の磁気記録再生装置では、磁気テープのテープ幅が異なるテープカセットが選択的に装着可能な構成になっており、装着されたテープカセットに種別を検出するための検出スイッチからの検出信号に基づいてテープローディング機構を動作させるように構成されている(例えば、特許文献1参照)。
また、従来の磁気記録再生装置のテープローディング機構では、テープカセット内のテープ巻き取り側リールとテープ供給側リールとの間に装架された磁気テープの内側にテープガイドローラを挿入し、この一端にテープガイドローラを支持するテープガイドローラ支持アームを回動させることにより磁気テープをテープカセットから引き出している。このテープガイドローラによりテープカセットから引き出された磁気テープは、その後に動作するテープローディング部材によって回転ドラム外周の所定角度範囲に巻き付けられたテープパスを形成する。
また、磁気テープは、回転ドラムのテープ供給側のテープガイドローラによってバックテンション(張力)を付与され、回転ドラムのテープ巻き取り側のキャプスタンにピンチローラによって圧着されて巻き取り方向への駆動力を付与される。そして、回転ドラムの回転と共に、磁気テープが巻き取り側へ走行することによりヘリカルスキャン方式の磁気テープに対する磁気記録または磁気再生が行なわれる。
また、上記従来の磁気記録再生装置では、テープカセットが装着されてテープローディング機構のスライドレバーがスライド動作されると、スライドレバーに起立された駆動ピンがテープガイドローラ支持アームの他端に突出する突起に当接してテープガイドローラ支持アームをテープ引き出し方向に回動させるように構成されている。
特開2004−288244号公報
しかしながら、上記従来は、テープガイドローラ支持アームをテープローディング位置に保持する際、トーションバネのバネ力を保持力として作用させているため、テープローディング動作の完了時には、テープガイドローラ支持アームの一端がシャーシに固定されたストッパピンに当接した状態で上記駆動ピンがトーションバネのバネ力を介してテープガイドローラ支持アームを押圧することになる。このトーションバネのバネ力は、テープガイドローラに摺接する磁気テープのテープテンションに対する保持力となる。
一方、磁気記録再生装置においては、テープローディング機構を構成する各部品の寸法的なばらつきによって生じるテープテンションの変動を安定化するために、テープガイドローラの保持力の増強が要望されている。テープガイドローラの保持力を増強する方法としては、例えば、上記テープガイドローラ支持アームを付勢するトーションバネのバネ定数を高める方法が考えられる。
しかしながら、テープガイドローラ支持アームを付勢するバネのバネ力を増大した場合、上記駆動ピンとテープガイドローラ支持アームとの摩擦が増大することになり、駆動ピンとテープガイドローラ支持アームとの摺接部分での摺動抵抗の増大によってテープローディング動作がスムーズに行えなくなるといった問題を招くことになる。
また、テープローディング動作がスムーズになるようにバネ定数を設定した場合には、テープガイドローラの保持力を充分に確保することができないおそれがある。
そこで、本発明は上記事情に鑑み、課題を解決した磁気記録再生装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は以下のような手段を有する。
本発明は、磁気テープに磁気記録または前記磁気テープに記録されたデータを再生する磁気ヘッドを有する回転ドラム装置と、テープカセットから前記磁気テープを引き出してテープパスを形成するテープガイド部材と、該テープガイド部材のテープ引き出し動作後に前記磁気テープを前記回転ドラム装置に前記磁気テープを巻き付けるテープローディング部材と、前記テープガイド部材を移動させるテープガイド移動機構と、を備えた磁気記録再生装置において、前記テープガイド移動機構は、駆動源からの駆動力を伝達される駆動力伝達部材と、前記テープガイド部材を支持し、前記駆動力伝達部材の動作に連動して回動するアーム部材と、前記駆動力伝達部材の動作に連動して回動動作するように設けられ、前記アーム部材が前記テープパス形成位置に回動した後に、前記テープガイド部材を係止する係止部材と、を有することにより、上記課題を解決するものである。
本発明は、前記係止部材が、前記テープガイド部材の側方から復帰方向側に回り込むように回動動作して前記テープガイド部材を前記テープパス形成位置に係止することにより、上記課題を解決するものである。
本発明は、前記アーム部材が前記テープパス形成位置に移動したとき当接する位置決め部材と、前記アーム部材が前記位置決め部材に当接した後、前記駆動力伝達部材のスライド動作により前記アーム部材を前記位置決め部材に押圧する押圧部材と、を有することにより、上記課題を解決するものである。
本発明は、前記アーム部材が、前記テープパス形成位置に回動したときに回動方向及び上下方向の位置を位置決めされることにより、上記課題を解決するものである。
本発明によれば、アーム部材がテープパス形成位置に回動した後に、駆動力伝達部材の動作に連動して回動動作するように設けられた係止部材がテープガイド部材を係止するため、テープガイド部材をテープテンションに対抗して強固に保持することが可能になり、テープテンションが変動してもテープガイド部材がぐらつくことが防止され、磁気テープの走行状態を安定させて回転ドラム装置の回転ヘッドによる磁気記録及び磁気再生を安定化することができる。さらに、駆動部材のスライド動作によってアーム部材をテープパス形成位置に回動させた際に、アーム部材を付勢するバネ力を強化せずともテープガイド部材を保持できるので、バネ力増大によるアーム部材の動作不良を解消することができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は本発明の磁気記録再生装置の実施例1が適用されたストリーマ装置30を示す斜視図である。図2はストリーマ装置30を示す平面図である。尚、図2においては、説明の便宜上、メインシャーシ500とサブシャーシ510とを同一平面に示してある。まず、ストリーマ装置30の機能及び動作を概略的に説明する。
1.[ストリーマ装置30の概略]
図1及び図2はカセット装着前の状態を示す。X1−X2は幅方向、Y1−Y2は奥行き方向、Z1−Z2は高さ方向である。ストリーマ装置30は、テープ幅が4mmのテープカセット10とテープ幅が8mmのテープカセット20とが選択的に装着可能な構成になっている。回転ドラム装置31は、テープ幅8mmの磁気テープの巻き付け角度がテープ幅4mmの磁気テープの巻き付け角度よりも大きくなるようにしてある。回転ドラム装置31は、図7(A)に示すように、下側の固定ドラム31aと、上側の回転ドラム31bとよりなり、回転ドラムの下面に回転ヘッドが固定してあり、固定ドラムに磁気テープの下縁を案内するテープガイド31cが形成してある構成である。
ストリーマ装置30は、メインシャーシ500及びサブシャーシ510上にカセット装着機構(図示せず)と、複数の回転ヘッドを備えた単一の回転ドラム装置31と、単一の共通動作用モータ40と、共通動作用モータ40の回転を伝動する第1の伝動機構50と、単一の個別動作用モータ60、個別動作用モータ60の時計方向の回転を第1の部分に伝動し個別動作用モータ60の反時計方向の回転を第2の部分に伝動する第2の伝動機構70と、共通動作用モータ駆動回路80と、個別動作用モータ駆動回路81と、マイクロコンピュータよりなる制御回路82等を備えている。カセット装着機構は、新型テープカセット20に合わせたハウジングを備えており、現行テープカセット10と新型テープカセット20とが選択的に装着可能である構成である。
メインシャーシ500は、回転ドラム装置31、共通動作用モータ40、個別動作用モータ60、カセット装着機構等の主要部を支持するベースであり、サブシャーシ510はメインシャーシ500の上方に支持されており、テープローディング機構やテープガイド移動機構400等が配されている。
共通動作用モータ40は、テープ幅が4mm及び8mmの両方の磁気テープに関連する共通テープローディング機構を動作させるときに駆動される。共通動作用モータ40の回転は、第1の伝動機構50を介して、共通テープローディング機構に伝達され、共通テープローディング機構が動作される。
個別動作用モータ60は、テープ幅が4mmの磁気テープに関連する4mm幅磁気テープローディング機構を動作させるときに時計方向に回転駆動され、テープ幅が8mmの磁気テープに関連する8mm幅磁気テープローディング機構を動作させるときに反時計方向に回転駆動される。個別動作用モータ60の時計方向の回転は、第2の伝動機構50を介して、4mm幅磁気テープローディング機構に伝達され、4mm幅磁気テープローディング機構が動作される。個別動作用モータ60の反時計方向の回転は、第2の伝動機構50を介して、8mm幅磁気テープローディング機構に伝達され、8mm幅磁気テープローディング機構が動作される。
ストリーマ装置30は、更に、磁気テープの走行をガイドするローデングポールP0〜P9(以下単にポールという)、キャプスタン90、ピンチローラ100、ヘッドクリーナ110とを有する。ポールは、幅4mm及び8mmの磁気テープに共通のポールP0、P1、P2,P3,P9と、幅4mmの磁気テープに専用のポールP4(4)、P5(4)と、幅8mmの磁気テープに専用のポールP4(8)、P5(8)、P6,P7,P8とよりなる。ここで、括弧内の数字4,8は磁気テープの幅をmm単位で示す。ポールP0、P1、P2,P3が共通テープローディング機構を構成し、ポールP4(4)、P5(4)が4mm幅磁気テープローディング機構を構成し、ポールP4(8)、P5(8)、P6,P7,P8が8mm幅磁気テープローディング機構を構成する。
また、ポールは、固定のポールP0、P2,P3,P6,P7と、移動するポールP1,P4(4)、P4(8)、P5(8)、P8、P5(4)、P9とよりなる。ポールP0はテープカセット装着部の近くのX2側に配置してある。ポールP2,P3は上端が接近する方向に傾斜してあり、対を成し、磁気テープの走行方向上回転ドラム装置31に対して入り口側に配置してあり、磁気テープにひねりを与える。ポールP6,P7は上端が離間する方向に傾斜してあり、対を成し、磁気テープの走行方向上回転ドラム装置31に対して出口側に配置してあり、磁気テープにひねりを与える。キャプスタン90はテープカセット装着部の近くのX1側に配置してある。ピンチローラ100は通常は高い位置に位置しており、キャプスタン90の近くに位置している。移動するポールP1,P4(4)、P4(8)、P5(8)、P8、P5(4)、P9は、テープカセット装着部に、X2側からX1方向に向かって、この順で並んでいる。また、テープローディング動作により移動するポールP1(テープガイド部材),P4(4)、P4(8)、P5(8)、P8、P5(4)、P9は、磁気テープが摺接することにより回転するガイドローラが設けられている。
ここで移動するポールP1,P4(4)、P4(8)、P5(8)、P8、P5(4)、P9のうち、ポールP1、P5(8)、P8、P9は、ポールP4(4)、P5(4)に比較して長い長さを有している。この長いポールP1、P4(8)、P8、P9は、Z2方向に下降した位置にあり、移動する全部のポールP1,P4(4)、P4(8)、P5(8)、P8、P5(4)、P9は、その上端の高さが揃えてある。後述するように、現行テープカセット10が、新型テープカセット20と同じ高さに装着され、且つ、ポールP1等と干渉することなく装着されるようにしてあるためである。
2.[テープカセット10、20の構成]
次に図1を参照してテープカセットについて説明する。
現行テープカセット10は、箱体11と前側の蓋12と底面のスライド板(図示せず)とよりなるカセット本体13の内部に、磁気テープ14が、供給リール15と巻取リール16とに巻かれて、且つ、蓋12の裏面に沿うテープパス17を形成して収容してあり、底面のうち前面寄りの部分に装着時に開かれるポール収容空間18を有する構成である。新型テープカセット20は、箱体21と前側の蓋22と底面のスライド板(図示せず)とよりなるカセット本体23との内部に、磁気テープ24が、供給リール25と巻取リール26とに巻かれて、且つ、蓋22の裏面に沿うテープパス27を形成して収容してあり、底面のうち前面寄りの部分に装着時に開かれるポール収容空間28を有する。新型テープカセット20のサイズは、縦Aと横Bは、現行テープカセット10と同じであり、高さC1が現行テープカセット10の高さCの約1.5倍である。新型テープカセット20の箱体21の底面の後端の中央には、凹部29が形成してある。
ストリーマ装置30のうち、現行テープカセット10及び新型テープカセット20が装着されるメインシャーシ500上には、供給リール軸装置32、巻取軸装置33、テープカセット識別スイッチ34が設けてある。また、テープカセット装着機構は、新型テープカセット20が、その底面を、現行テープカセット10が装着されたときのその底面と同じ高さとされて装着されるように構成してある。
3.[テープローディング動作の概略]
次に、ストリーマ装置30のテープローディング動作について概略的に説明する。
現行テープカセット10が装着されたときには、図3に示すように、現行テープカセット認識動作120、ポールP1,P9移動動作121、ポールP4(4),P5(4)移動動作122、ピンチローラ移動動作123、ヘッドクリーナ移動動作124が、この順番で行われる。
新型テープカセット20が装着されたときには、図4に示すように、新型テープカセット認識動作130、ポールP1,P5(8),P8,P9上昇動作131、ポールP1,P9移動動作132、ポールP5(8),P8,P4(8)移動動作133、ピンチローラ移動動作134、ヘッドクリーナ移動動作135がこの順番でおこなわれる。
ポールP1,P9移動動作121、131、ピンチローラ移動動作123、134、ヘッドクリーナ移動動作124、135が共通の動作であり、これらは、共に共通動作用モータ40が時計方向に回転駆動されて行われる。
ポールP4(4),P5(4)移動動作121は現行テープカセット10に固有の動作である。ポールP1,P5(8),P8,P9上昇動作131及びポールP5(8),P8,P5(8)移動動作133は新型テープカセット20に固有の動作である。これらの動作は個別動作用モータ50が回転駆動されて行われる。現行テープカセット10に固有の動作である動作122は、個別動作用モータ50が反時計方向に回転駆動されて行われ、新型テープカセット20に固有の動作である動作131及び動作133は、個別動作用モータ50が上記とは逆に時計方向に回転駆動されて行われる。図3及び図4中、円マークは駆動されるモータ及びその回転方向を示す。
現行テープカセット10が装着され、図3に示すように、動作121、122,123が行われると、テープローディングがなされて、ストリーマ装置30は図5及び図11に示すようになり、磁気テープ14は、テープパス17−2を形成し、図7(A)に併せて示すように、回転ドラム装置31にSからE1まで角度α1(約90度)に亘ってテープガイド31cに案内されて斜めに巻きつけられ、図7(B)に示すように、回転ヘッドが磁気テープ14を矢印162で示すように走査し、角度がθであるトラックパターン160でもって情報が記録される。このトラックパターン160は、現行のストリーマ装置によるトラックパターンと同じトラックパターンとがあり、所謂、下位互換性を有する。図7(B)は磁気テープ14の磁性膜面とは反対側、即ち、Y2側から見て示す。なお、巻き付け角度α1は、トラックパターン160を磁気テープ14の略全幅に形成するに必要な角度である。162は回転ヘッドが磁気テープ14を走査する方向である。
新型テープカセット20が装着され、図5に示すように、動作131、132,133、134が行われると、テープローディングがなされて、ストリーマ装置30は図6及び図18に示すようになり、磁気テープ24は、テープパス27−4を形成し、図7(A)に併せて示すように、回転ドラム装置31にSからE2まで角度α2(約180度)に亘ってテープガイド31cに案内されて斜めに巻きつけられ、図7(C)に示すように、回転ヘッドが磁気テープ24を矢印162で示すように走査し、トラックパターン161でもって情報が記録される。トラックパターン161は、上記のトラックパターン160を延長したトラックパターンであり、記録の容量は現行テープカセット10に比較して大幅に多くなっている。図7(C)は磁気テープ24の磁性膜面とは反対側から見て示す。なお、巻き付け角度α2は、トラックパターン161を磁気テープ24の略全幅に形成するに必要な角度に設定してある。
なお、磁気テープ14の回転ドラム装置31への巻き付け開始位置S及び磁気テープ24の回転ドラム装置31への巻き付け開始位置Sは同じである。
4.[現行テープカセット10からのテープローディング動作]
次に、現行テープカセット10が装着された場合のテープローディングについて、図8乃至図11を参照して更に詳しく説明する。尚、図8乃至図18においては、説明の便宜上、メインシャーシ500とサブシャーシ510とを同一平面に示してある。
図2に示すように、ストリーマ装置30は、ポールが移動するための通路140〜145と、ストッパ151,152,153,154とを有する。
図8(A),(B)は現行テープカセット10が装着されたときの状態を示す。現行テープカセット10は、その底面が高さH0とされて装着される。スライド板(図示せず)がスライドされ、供給リール15、巻取リール16が夫々供給リール軸装置32、巻取軸装置33に嵌合され、蓋12が開かれ、ポール収容空間18内にポールP1,P4(4)、P4(8)、P5(8)、P8、P5(4)、P9が相対的に入り込む。テープカセット識別スイッチ32はカセット本体13によって押され、現行カセット認識動作120が行われる。
最初に、ポールP1,P9移動動作121が行われる。図9に示すように、共通動作用モータ40が時計方向に回転駆動されて、第1の伝動機構50が動作して、ポールP1が略X2方向に、ポールP9が略X2方向に移動し、磁気テープ14がテープカセット外に引き出され、最初のテープパス17−1が形成される。
続いて、ポールP4(4),P5(4)移動動作122が行われる。図10に示すように、個別動作用モータ60が時計方向に回転駆動されて、第2の伝動機構70が動作して、ポールP4(4)が通路141のX2側のガイドレール部147に嵌合して且つこれを挟みつつ(図27参照)、これに沿って略Y1方向にストッパ151に押し当る位置まで移動され、ポールP5(4)が通路144に沿って略Y1方向にストッパ154に押し当る位置まで移動され、ポールP4(4)、P5(4)が磁気テープ14を更に引き出し、テープパス17−1が更に拡がって、磁気テープ14が回転ドラム装置31に位置Sから位置E1まで角度α1(約90度)に亘って斜めに巻きつけられ、且つ、キャプスタン90に当る最終的なテープパス17−2とされる。ポールP5(4)及び磁気テープ14は、ピンチローラ100のZ2側をピンチローラ100と干渉することなく通過する。
最終的なテープパス17−2は、磁気テープ14が現行テープカセット10の供給リール15側から出て、ポールP0、ポールP1に案内され、ポールP2とポールP3とによって案内されると共にひねられ、次いで、ポールP4(4)とポールP5(4)との間で回転ドラム装置31に巻きつけられ、その後、キャプスタン90、ポールP9に案内され、現行テープカセット10の巻取リール16側に入るパスである。
続いて、ピンチローラ移動動作123が行われる。図11に示すように、共通動作用モータ40が時計方向に回転駆動されて、第1の伝動機構50が動作して、ピンチローラ100が最初にZ2方向に下降してテープパス17−2内に入り、次いで、X1方向に移動されて、キャプスタン90に圧着され、磁気テープ14が矢印139方向に走行を開始し、情報の記録或いは再生が開始される。
ここで、磁気テープ14の回転ドラム装置31に対する巻き付けのエンドはE1であり、磁気テープ14を斜めに走査している回転ヘッドが磁気テープ14の上縁に到る直前で、磁気テープ14が回転ドラム装置31の周面から離れるようになっている。よって、回転ヘッドが磁気テープ14の上縁を横切ることが起きず、回転ヘッドが磁気テープ14の上縁を横切ることに起因する磁気テープ損傷は発生しない。
続いて、ヘッドクリーナ移動動作124が行われる。同じく、図11に示すように、共通動作用モータ40が時計方向に回転駆動されて、第1の伝動機構50が動作して、ヘッドクリーナ110が二点鎖線で示すように移動されて回転ドラム装置31に接触され、回転ヘッドが清掃される。
なお、テープアンローディング動作は、上記の各部品が上記とは逆の順序で且つ上記とは逆の方向に移動することによって行われる。
5.[新型テープカセット20からのテープローディング動作]
次に、新型テープカセット20が装着された場合のテープローディングについて、図12乃至図18を参照して更に詳しく説明する。
図12(A),(B)は新型テープカセット20が装着されたときの状態を示す。新型テープカセット20、その底面が高さH0とされて装着される。スライド板(図示せず)がスライドされ、供給リール25、巻取リール26が夫々供給リール軸装置32、巻取軸装置33に嵌合され、蓋22が開かれ、ポール収容空間28内にポールP1,P4(4)、P4(8)、P5(8)、P8、P5(4)、P9が相対的に入り込む。凹部29がテープカセット識別スイッチ32に対向し、テープカセット識別スイッチ32は押されず、新型カセット認識動作130が行われる。また、磁気テープ24の高さは、その下側の縁が、装着された現行テープカセット10の磁気テープ14の下側縁と同じ高さH11である高さである。
最初に、ポールP1,P5(8),P8、P9上昇動作131が行われる。図13(A),(B)に示すように、個別動作用モータ60が反時計方向に回転駆動されて、第2の伝動機構70が動作して、ポール昇降機構280等(図30参照)が動作され、ポールP1,P5(8),P8、P9がポール収容空間28内でZ1方向に上昇し、8mm幅磁気テープ24の全幅に対向する状態となる。ここで、ポールが8mm幅磁気テープ24の全幅に対向していない状態で磁気テープを係止して引き出そうとすると、係止が不完全となって磁気テープを傷めてしまう。しかし、上記のようにポールP1等が8mm幅磁気テープ24の全幅に対向する状態となると、磁気テープ24を傷めないで係止して引き出すことが可能となる。
なお、上記動作131を行うのは、現行テープカセット10が、新型テープカセット20と同じ高さに装着され、且つ、ポールP1等と干渉することなく装着されるようにするために、移動する全部のポールP1,P4(4)等はその上端の高さが揃えてあり、長いポールP1、P5(8)等はZ2方向に下降した位置にあるためである。
次いで、ポールP1,P9移動動作132が行われる。図14に示すように、共通動作用モータ40が時計方向に回転駆動されて、第1の伝動機構50が動作して、ポールP1が略X2方向に、ポールP9が略X2方向に移動し、磁気テープ24がテープカセット外に引き出され、最初のテープパス27−1が形成される。
続いて、ポールP5(8),P8移動、ポールP4(8)遅れて移動動作133が行われる。先に、図15に示すように、個別動作用モータ60が反時計方向に回転駆動されて、第2の伝動機構70が動作して、ポールP5(8)が通路142に沿って及びポールP8が通路143に沿って略Y1方向に移動を開始し、磁気テープ24を更に引き出し、テープパス27−1は更に拡がって磁気テープ14が回転ドラム装置31に当る状態のテープパス27−2となる。図16に示すように、少し遅れて、ポールP4(8)が略Y1方向に移動を開始する。ポールP4(8)は通路141のX1側のガイドレール部146に嵌合して且つこれを挟みつつこれに沿って移動される。ガイドレール部146は途中にZ1方向に勾配を有する勾配部146aを有し、ポールP4(8)は移動の途中でZ1方向に上昇し、磁気テープ24に対向する高さとなる。ポールP4(8)はその後の移動で、磁気テープ24を係止し、磁気テープ24を係止しつつ移動する。
ここで、ポールP4(8)の移動開始を遅らせる理由は、第1には、ストリーマ装置30を出来るだけ小型化するため、ポールP4(8)については専用の通路を用意せずに、ポールP4(4)の通路141を利用するようにしてあるためであり、第2には、これに伴って、ポールP4(8)の高さを移動の途中で上昇させるようにしたためであり、第3には、ポールP4(8)が磁気テープ24の位置に到達する以前に上昇を完了するように、磁気テープ24の位置を新型テープカセット20からY1方向にできるかぎり離すようにするためである。
図17に示すように、ポールP4(8)はストッパ151に、ポールP5(8)はストッパ152に、ポールP8はストッパ153に、略同時に到達して押し当り、テープパス27−2は図16のテープパス27−3の状態を経て更に拡がって、磁気テープ24が回転ドラム装置31に位置Sから位置E2まで角度α2(約180度)に亘って斜めに巻きつけられ、且つ、キャプスタン90に当る最終的なテープパス27−4とされる。ポールP8及び磁気テープ24は、ピンチローラ100のZ2側をピンチローラ100と干渉することなく通過する。
最終的なテープパス27−4は、磁気テープ24が新型テープカセット20の供給リール25側から出て、ポールP0、ポールP1に案内され、ポールP2とポールP3とによって案内されると共にひねられ、次いで、ポールP4(4)とポールP5(8)との間で回転ドラム装置31に巻きつけられ、その後、ポールP6とポールP7とによって案内されると共にひねられ、次いで、ポールP8、キャプスタン90、ポールP9に案内され、新型テープカセット20の巻取リール26側に入るパスである。
続いて、ピンチローラ移動動作134が行われる。図18に示すように、共通動作用モータ40が時計方向に回転駆動されて、第1の伝動機構50が動作して、ピンチローラ100が最初にZ2方向に下降してテープパス27−4内に入り、次いで、X1方向に移動されて、キャプスタン90に圧着され、磁気テープ24が矢印139方向に走行を開始し、情報の記録或いは再生が開始される。
ここで、磁気テープ24の回転ドラム装置31に対する巻き付けのエンドはE2であり、磁気テープ24を斜めに走査している回転ヘッドが磁気テープ24の上縁に到る直前で、磁気テープ24が回転ドラム装置31の周面から離れるようになっている。よって、回転ヘッドが磁気テープ24の上縁を横切ることが起きず、回転ヘッドが磁気テープ24の上縁を横切ることに起因する磁気テープ損傷は発生しない。
続いて、ヘッドクリーナ移動動作135が行われる。同じく、図18に示すように、共通動作用モータ40が時計方向に回転駆動されて、第1の伝動機構50が動作して、ヘッドクリーナ110が二点鎖線で示すように移動されて回転ドラム装置31に接触され、回転ヘッドが清掃される。
なお、テープアンローディング動作は、上記の各部品が上記とは逆の順序で且つ上記とは逆の方向に移動することによって行われる。
また、固定のポールP2とポールP3とによって磁気テープ14(24)をその走行方向上回転ドラム装置31に到る手前の位置でもってひねっているため、移動して磁気テープ14(24)を引き出し磁気テープ14(24)を回転ドラム装置31に沿わせるようにすると共に磁気テープ14(24)の回転ドラム装置31への出口側の位置を決定するポールは、垂直のポールP4(4)、P4(8)だけで足りるようにしてある。また、固定のポールP6とポールP7とによって磁気テープ24をその走行方向上回転ドラム装置31から出た後の位置でもってひねっているため、移動して磁気テープ24を引き出し磁気テープ24の回転ドラム装置31の出口側の位置を決定するポールは、垂直のポールP5(8)だけで足りるようにしてある。これによって、ポール収容空間18(28)の大きさの範囲内に全部の移動するポールが入ることが出来るようになっている。
6.[共通動作用機構]
次に、共通動作用モータ40及び第1の伝動機構50、及び第1の伝動機構50からの動力によって動かされる機構、動作について説明する。
図19はストリーマ装置30が図1に示す状態にあるときの第1の伝動機構50を、ストリーマ装置30の下側から見上げた姿勢で示す。170は動作状態検出用基板であり、複数のフォトリフレクタが設けてある。171は共通モードスイッチギヤであり、下面にモードスイッチパターンが形成してあり、上面側にカム部172を有する。動作状態検出用基板170は、複数のフォトリフレクタからの出力の組み合わせによって、共通モードスイッチギヤ171の回動角度位置を光学的に検出して、第1の伝動機構50の動作状態を検出する。図2に示すように、動作状態検出用基板170からの検出信号が制御回路82に送られ、制御回路82からの制御信号によってモータ駆動回路80が動作され、共通動作用モータ40が所定のタイミングで始動され及び停止され、図3中のポールP1,P9移動動作121、ピンチローラ移動動作123、ヘッドクリーナ移動動作124、及び図5中のポールP1,P9移動動作131、ピンチローラ移動動作134、ヘッドクリーナ移動動作135が行われる。173はテープカセット装着アームであり、カム部172によって回動され、テープカセット装着機構(図示せず)を動作させる。ここで、共通モードスイッチギヤ171自体がモードスイッチの機能を備えているため、モードスイッチの機能をギヤ171以外の部分に設けた構成に比較して、モード位置が精度良く決定される。
7.[共通動作]
[ポールP1,P9移動動作121(131)](図20、図21参照)
ポールP1はアーム181の先端に固定してある。ポールP9はアーム183の先端に固定してある。アーム181の基部にはスリーブ182が固定してあり、このスリーブ182がシャーシベースに植設してある固定ポスト185(図30参照)に回動且つ摺動可能に嵌合して支持されている。アーム183の基部にはスリーブ185が固定してあり、このスリーブ185がシャーシベースに植設してある固定ポスト187(図30参照)に回動且つ摺動可能に嵌合して支持されている。
共通動作用モータ40が駆動されると、ウォームギヤ機構41を介して、ギヤ機構174が駆動され、図20中、駆動ギヤ175が時計方向に回動され、図21に示すように、スライドレバー176がY2方向にスライドされ、回動レバー177、リンク178、回動レバー179を介してスライドレバー(請求項1の駆動力伝達部材に相当する)180がY2方向にスライドされる。スライドレバー180のスライドによって、アーム(請求項1のアーム部材に相当する)181が固定ポスト182を中心に反時計方向に回動されてポールP1(請求項1のガイドローラ部材に相当する)が移動される。また、スライドレバー176のスライドによって、アーム184,183が固定ポスト187を中心に時計方向に回動されてポールP9が移動される。
[ピンチローラ移動動作123(134)](図19参照)
共通動作用モータ40が駆動されると、螺旋カム機構181によってピンチローラ支持アーム101の基部の円筒部102が垂直の溝に案内されつつZ2方向に下降され、垂直の溝の端に到ると、続いて、ピンチローラ支持アーム101の先端がC方向へ回動される。これにより、ピンチローラ100はばね力でキャプスタン90に圧着される。
[ヘッドクリーナ移動動作124(135)](図19参照)
共通動作用モータ40が駆動されると、共通モードギヤ171が回転され、共通モードスイッチギヤ171と一体のカム172によってアーム部材111が回動され、ヘッドクリーナ110が移動されて回転ドラム装置31に接触される。
なお、共通モードギヤ171がヘッドクリーナ110を移動させるまで回動された後に、上記とは逆方向に回動されると、上記の各動作が、動作124(135)、動作123(134)、動作121(131)の順で行われ、且つ各部品が上記とは逆の方向に移動され、初期状態に戻される。
尚、個別動作用モータ60及び第2の伝動機構70による個別動作用機構及び個別動作の詳細説明は、省略する。
ここで、新型テープカセット20が装着されたときに行なわれるポールP1,P5(8),P8,P9上昇動作131について説明する。
[ポールP1,P5(8),P8、P9上昇動作131](図22乃至図23参照)
図22はポールP1,P5(8),P8、P9が降下した初期の状態を示し、図23はポールP1,P5(8),P8、P9が上昇を完了した状態を示す。
個別モードスイッチギヤ200によって第2のドライブギヤ220が時計方向に回動されると、スライドレバー300がY1方向にスライドされ、回動レバー301を介してスライドレバー302がX1方向にスライドされる。スライドレバー300はカム溝304を有し、スライドレバー302はラック305,306を有する。
ポールP1に関して、シーソー原理のポール昇降機構270が設けてある。ポールP5(8),P8に関して、螺旋カム式のポール昇降機構280が設けてある。ポールP9に関して、螺旋カム式のポール昇降機構290が設けてある。
ポール昇降機構270は、レバー271がその中央の軸272をブラケット275に揺動可能に支持してあり、レバー271のY1方向の端のピン273がスライドレバー300のカム溝304に嵌合してあり、且つ、レバー271のY2方向の端のフォーク部274がスリーブ182と連結されている構成である。
スライドレバー300がY1方向にスライドされると、図23に示すように、カム溝300aによってレバー271がそのフォーク部274が上昇する方向に回動され、スリーブ182が固定ポスト186に沿ってZ1方向に移動され、ポールP1が上昇される。
尚、図22乃至図23には、ポール昇降機構280,290の構成が示されているが、これらの詳細説明は、省略する。また、図22乃至図23には、テープガイド移動機構400の一部が図示されているが、テープガイド移動機構400の構成は、図24以降を参照して詳細に説明する。
次に、本発明の要部を構成するテープガイド移動機構400について図24乃至図37を参照して説明する。テープガイド移動機構400は、前述したポールP1(テープガイド部材)をテープカセット10,20の内部に形成されたポール収容空間18,28から磁気テープ14,24を引き出して最初のテープパス17−1(図9、図14参照)を形成するための機構である。
図24はテープガイド移動機構400のテープローディング動作前の状態を示す平面図である。図25はテープガイド移動機構400のテープローディング動作前の状態を示す斜視図である。尚、テープガイド移動機構400の各部材は、図25に示すようにサブシャーシ510の上面側と下面側とに分散して設けられているが、図24では説明の便宜上サブシャーシ510を省略してある。
図24に示されるように、テープガイド移動機構400は、ポールP1を駆動するスライドレバー180(図20、図21参照)と、ポールP1を支持するアーム181(図20、図21参照)と、ポールP1をテープパス形成位置(図9、図14参照)に係止するガイドローラフック(請求項1の係止部材に相当する)410とを有する。さらに、テープガイド移動機構400は、ガイドローラフック410と同軸上に設けられた第1リンク420と、ガイドローラフック410と第1リンク420との間の相対変位によってバネ力を発生するトーションバネ(押圧部材)430と、第1リンク410とスライドレバー180とを連結する第2リンク440と、アーム181の先端より突出する突起部181aを嵌合係止する位置決め部材450とを有する。また、ガイドローラフック410、第1リンク420、トーションバネ430、第2リンク440は、ガイドローラフックユニット470を構成している。
スライドレバー180は、サブシャーシ510に固定された固定ピン512,514がY1,Y2方向に延在する長孔180a,180bに挿通されており、Y1,Y2方向にスライド動作可能に設けられている。また、スライドレバー180は、Y1方向の端部に前述した回動レバー179に連結される連結孔180cを有し、長手方向の中間部分には、アーム181の溝部181aが係合する係合ピン180dが下方に突出している。
アーム181の先端には、位置決め部材450に嵌合係止される被係止部181aが設けられている。また、アーム181は、サブシャーシ510の下面側の固定ポスト182により回動可能に支持されており、先端(一端)にポールP1を支持し、基端(他端)に溝部181bが設けられている。そのため、スライドレバー180がY1,Y2方向にスライド動作することにより、アーム181は、固定ポスト182を中心に回動動作するように設けられている。
尚、アーム181には、従来のようにバネ力が作用する構成ではないので、アーム181の溝部181bと係合ピン180dとの摩擦が軽減されており、アーム181の回動動作が低摩擦で行えるようになっている。さらに、テープカセット10または20の装着によってアーム181が昇降動作することになるが、その際の摺動抵抗(摩擦)も軽減されているので、テープローディング動作が円滑に行える。
ガイドローラフック410は、サブシャーシ510に固定された固定軸516により回動可能に支持される支持部410aと、固定軸516から離間する方向に延在形成された回動部410bと、回動部410bの側面より回動方向であるD1方向に突出する係止部410cとを有する。
係止部410cは、後述するようにテープローディング動作が終了直前にポールP1を係止するように三角形の鉤型に形成されている。また、係止部410cは、テープローディング動作が終了する直前及びテープアンローディング動作が開始されたときは、円弧状開口514から退避した位置で待機している。そして、係止部410cは、ポールP1がテープローディング動作の終点(アーム181の突起部181aが位置決め部材450に当接した位置)に到着した直後にD1方向に回動してポールP1の復帰側に回り込んでポールP1を係止する。
第1リンク420は、一端がガイドローラフック410と同様に固定軸516により回動可能に支持され、他端には連結ピン422が起立されている。
第2リンク440は、一端が連結ピン422に回動可能に連結され、他端にはスライドレバー180の長孔180bに係合する係合ピン442が起立されている。また、第2リンク440は、連結ピン422を軸としてE1,E2方向に回動するように設けられている。
係合ピン442は、テープローディング動作時にスライドレバー180がY2方向にスライド動作した際、長孔180bの端部内壁に当接することによりY2方向に移動開始する。この係合ピン442の移動は、第2リンク440、第1リンク420を介してガイドローラフック410に伝達される。
図25に示されるように、サブシャーシ510の上面には、スライドレバー180及びスライドレバー180をY1方向に付勢する復帰バネ460が配されている。また、サブシャーシ510に設けられた円弧状開口514には、下面側からポールP1が挿通されている。ポールP1は、サブシャーシ510の下面に配されたアーム181の回動動作により円弧状開口514内を移動する。
図26はテープガイド移動機構400のテープローディング動作前の各部材を拡大して示す斜視図である。尚、図26において、サブシャーシ510の下面に配された各部材は、破線で示してある。
図26に示されるように、テープローディング動作前は、ポールP1がテープカセットの装着位置にあり、ガイドローラフック410は、係止部410cを円弧状開口514から退避させた位置(D2方向側)にある。
図27はガイドローラフックユニット470の組立状態を示す平面図である。図28はガイドローラフックユニット470の分解斜視図である。図27及び図28に示されるように、ガイドローラフックユニット470は、ガイドローラフック410と第1リンク420とが固定軸516に同軸的に連結され、固定軸516の外周に巻装されるように装着されたトーションバネ430のバネ力によりガイドローラフック410と第1リンク420とが互いに重なり合う方向保持されている。
第1リンク420は、固定軸516が挿通される孔420aと、回動方向に形成された側面に設けられたバネ掛止部420bとを有する。
トーションバネ430は、一端がガイドローラフック410の支持部410aの外周に設けられたバネ掛止部410dに掛止され、他端が第1リンク420のバネ掛止部420bに掛止される。バネ掛止部410dとバネ掛止部420bとは、互いに固定軸516を挟んで180度反対側に位置している。そして、トーションバネ430のバネ力は、バネ掛止部410dとバネ掛止部420bとが互いに離間する方向に回動付勢している。
係合ピン442は、第2リンク440の他端の孔にカシメにより固定されている。連結ピン422は、第2リンク440の一端の孔に挿通され、且つ第1リンク420の他端の孔にカシメられている。
このように構成されたガイドローラフックユニット470は、スライドレバー180のスライド動作の終点直前で長孔180bの端部が係合ピン442に当接してY2方向に押圧することにより、第2リンク440がE1方向に回動すると共に、ガイドローラフック410及び第1リンク420がD1方向に回動する。また、後述するように、テープローディング動作によりガイドローラフック410の係止部410cがポールP1を係止する位置に移動したときは、係合ピン442がY2方向に押圧されることによりガイドローラフック410に対して第1リンク420がD1方向に相対移動することでトーションバネ430の両端を離間方向に回動させる。これにより、トーションバネ430が弾性変形してバネ力が増大し、そのバネ力が係止部410cをポールP1に圧着する圧着力として作用する。
図29は位置決め部材450の取付状態を示す側面図である。図29に示されるように、位置決め部材450は、メインシャーシ500の上面に固定されており、外周にはアーム181の被係止部181aが嵌合する第1溝450a,第2溝450bが設けられている。この第1溝450a,第2溝450bは、夫々アーム181のテープローディング動作終了時の回動位置、及びポール昇降機構280によりテープカセット10,20に応じた高さ位置に昇降移動したときの位置決めを行なうストッパである。
位置決め部材450の低い位置に設けられた第1溝450aは、テープカセット10が装着された場合のアーム181(一点鎖線で示す)の位置決め高さに設けられ、位置決め部材450の高い位置に設けられた第2溝450bは、テープカセット20が装着された場合のアーム181(二点鎖線で示す)の位置決め高さに設けられている。
そのため、アーム181の被係止部181aは、第1溝450aまたは第2溝450bに嵌合係止されることで回動方向及び高さ方向の動きを規制され、テープローディング終了位置の回動方向(水平方向)及び高さ位置を位置決めされた状態に保持される。
ここで、上記のように構成されたテープガイド移動機構400のテープローディング動作について説明する。
図21に示すように、テープローディング動作は、共通動作用モータ40の駆動力がウォームギヤ機構41を介して、ギヤ機構174に伝達され、駆動ギヤ175が時計方向に回動されることで行なわれる。これにより、装置右側に配されたスライドレバー176がY2方向にスライドされ、回動レバー177、リンク178、回動レバー179を介して装置左側に配されたテープガイド移動機構400のスライドレバー180をY2方向にスライドさせる。このスライドレバー180のスライド動作によって、アーム181の溝部181aが係合する係合ピン180dがY2方向に移動するため、アーム181が固定ポスト182を中心に反時計方向に回動してアーム先端のポールP1が移動される。
図30はテープローディング終了状態を上方からみた斜視図である。図31はテープローディング終了状態を下方からみた斜視図である。図30及び図31に示されるように、テープガイド移動機構400のスライドレバー180がY2方向にスライド動作するのに伴ってアーム181が固定ポスト182を中心に反時計方向に回動するため、ポールP1が円弧状開口514内を移動して円弧状開口514の終端部に近接した位置に到着する。アーム181は、従来のようにバネ力を受けない構成であるので、スムーズに回動することができる。
このとき、ガイドローラフック410は、D1方向に回動して係止部410cを側方からポールP1の復帰方向側(時計方向側)に回り込むように回動動作してポールP1をテープパス形成位置に係止する。
ここで、テープガイド移動機構400によるポールP1の係止動作について図32乃至図34を参照して説明する。図32はアーム181が位置決め部材450に当接した状態を示す平面図である。図33はガイドローラフック410がポールP1を係止した状態を示す平面図である。図34はガイドローラフック410がポールP1に圧着された状態を示す平面図である。尚、図32乃至図34においては、説明の便宜上サブシャーシ510を省略してある。
図32に示されるように、アーム181は、固定ポスト182を中心に反時計方向に回動して被係止部181aを位置決め部材450の第1溝450aまたは第2溝450bに嵌合させる。これにより、アーム181の被係止部181aは、図29に示されるように、第1溝450aまたは第2溝450bに嵌合係止されることでテープローディング終了位置の回動方向(水平方向)及び高さ位置を位置決めされる。
図33に示されるように、さらにスライドレバー180がY2方向にスライド動作すると、スライドレバー180の長孔180bの端部内壁が係合ピン442に当接することにより係合ピン442をY2方向に移動させる。この係合ピン442の移動は、第2リンク440、第1リンク420を介してガイドローラフック410に伝達されるため、ガイドローラフック410がD1方向に回動する。これにより、ガイドローラフック410は、回動方向に突出する係止部410cがポールP1の復帰方向側(時計方向側)に回り込むように回動動作してポールP1に当接する。そのため、ポールP1は、係止部410cによりテープローディング終了位置に係止され、復帰動作を阻止される。
図34に示されるように、さらにスライドレバー180がY2方向にスライド動作することにより、係合ピン442に連結された第2リンク440をE1方向に回動させて第2リンク440、第1リンク420がY2方向に延在するように変位する。
この第1リンク420の回動動作は、ガイドローラフック410に対する相対変位となるため、トーションバネ430に圧縮荷重が作用する。これにより、トーションバネ430は、弾性変形してバネ力を増大させ、そのバネ力がガイドローラフック410をD1方向に押圧する押圧力として作用させる。その結果、ガイドローラフック410は、トーションバネ430のバネ力による圧着力をポールP1に作用させることができる。
すなわち、ポールP1は、位置決め部材450によってローディング方向の移動を規制された状態でトーションバネ430のバネ力が係止部410cから付与されるため、ガタツキのない状態に保持される。そのため、ポールP1に摺接する磁気テープ14,24のテープテンションが変動したとしてもポールP1の位置がずれることがなく、磁気テープ14,24を安定した状態で回転ドラム装置31に摺接させることが可能になり、磁気記録及び磁気再生の信頼性をより高めることが可能になる。
また、テープガイド移動機構400は、トーションバネ430のバネ力をアーム181に作用させない構成であるので、アーム181を昇降させる際に係合ピン180dとアーム181との摺動抵抗を軽減することが可能になっているため、テープローディング動作がスムーズに行える。
尚、テープアンローディング動作は、上記テープローディング動作と逆の動作が行なわれるが、その説明は省略する。
上記実施例においては、ガイドローラフック410を押圧するトーションバネ430を固定軸516に巻装する構成と一例として挙げたが、これに限らず、上記以外の場所にバネ部材を設ける構成としても良いのは勿論である。また、トーションバネ以外のバネ部材(例えば、コイルバネ)のバネ力をガイドローラフック410に作用させる構成としても良い。
また、本発明はストリーマ装置以外の磁気テープを使用した記録再生装置にも適用可能であるのは言うまでもない。
本発明の実施例1になるストリーマ装置を、現行カセット及び新型カセットと併せて示す斜視図である。 図1のストリーマ装置の平面図である。 現行テープカセットが装着された場合のストリーマ装置のテープローデング動作の進行を説明する図である。 新型テープカセットが装着された場合のストリーマ装置のテープローデング動作の進行を説明する図である。 現行テープカセットからのテープローデング完了状態を示す図である。 新型テープカセットからのテープローデング完了状態を示す図である。 4mm幅磁気テープ及び8mm幅磁気テープの回転ドラム装置への巻き付け状態及び各磁気テープ上のトラックパターンを示す図である。 現行テープカセットが装着された状態の平面図である。 図3中の動作121が完了した状態の平面図である。 図3中の動作122が完了した状態の平面図である。 図3中の動作123が完了した状態の平面図である。 新型テープカセットが装着された状態の平面図である。 図4中の動作131が完了した状態の平面図である。 図4中の動作132が完了した状態の平面図である。 図4中の動作133の途中の状態の平面図である。 図4中の動作133の途中の状態の平面図である。 図4中の動作133が完了した状態の平面図である。 図4中の動作134が完了した状態の平面図である。 第1の伝動機構を下方からみて示す斜視図である。 ポールP1,P9の初期の状態におけるポール移動機構を示す斜視図である。 ポールP1,P9が移動した状態を示す斜視図である。 ポールP1,P5(8),P8、P9が降下した初期の状態を示す斜視図である。 ポールP1,P5(8),P8、P9が上昇を完了した状態を示す斜視図である。 テープガイド移動機構400のテープローディング動作前の状態を示す平面図である。 テープガイド移動機構400のテープローディング動作前の状態を示す斜視図である。 テープガイド移動機構400のテープローディング動作前の各部材を拡大して示す斜視図である。 ガイドローラフックユニット470の組立状態を示す平面図である。 ガイドローラフックユニット470の分解斜視図である。 位置決め部材450の取付状態を示す側面図である。 テープローディング終了状態を上方からみた斜視図である。 テープローディング終了状態を下方からみた斜視図である。 アーム181が位置決め部材450に当接した状態を示す平面図である。 ガイドローラフック410がポールP1を係止した状態を示す平面図である。 ガイドローラフック410がポールP1に圧着された状態を示す平面図である。
符号の説明
P0〜P9 ローデングポール
10 現行テープカセット
14 4mm幅磁気テープ
20 新型テープカセット
24 8mm幅磁気テープ
30 ストリーマ装置
31 回転ドラム装置
40 共通動作用モータ
50 第1の伝動機構
60 個別動作用モータ
70 第2の伝動機構
82 制御回路
90 キャプスタン
100 ピンチローラ
171 共通モードスイッチギヤ
175 駆動ギヤ
180 スライドレバー
181 アーム
180d 係合ピン
200 個別モードスイッチギヤ
210 第1のドライブギヤ
220 第2のドライブギヤ
230 第3のドライブギヤ
270,280,290 ポール昇降機構
400 テープガイド移動機構
410 ガイドローラフック
410c 係止部
420 第1リンク
422 連結ピン
430 トーションバネ
440 第2リンク
442 係合ピン
450 位置決め部材
470 ガイドローラフックユニット
500 メインシャーシ
510 サブシャーシ
514 円弧状開口
516 固定軸

Claims (4)

  1. 磁気テープに磁気記録または前記磁気テープに記録されたデータを再生する磁気ヘッドを有する回転ドラム装置と、
    テープカセットから前記磁気テープを引き出してテープパスを形成するテープガイド部材と、
    該テープガイド部材のテープ引き出し動作後に前記磁気テープを前記回転ドラム装置に前記磁気テープを巻き付けるテープローディング部材と、
    前記テープガイド部材を移動させるテープガイド移動機構と、
    を備えた磁気記録再生装置において、
    前記テープガイド移動機構は、
    駆動源からの駆動力を伝達される駆動力伝達部材と、
    前記テープガイド部材を支持し、前記駆動力伝達部材の動作に連動して回動するアーム部材と、
    前記駆動力伝達部材の動作に連動して回動動作するように設けられ、前記アーム部材が前記テープパス形成位置に回動した後に、前記テープガイド部材を係止する係止部材と、
    を有することを特徴とする磁気記録再生装置。
  2. 前記係止部材は、前記テープガイド部材の側方から復帰方向側に回り込むように回動動作して前記テープガイド部材を前記テープパス形成位置に係止することを特徴とする請求項1に記載の磁気記録再生装置。
  3. 前記アーム部材が前記テープパス形成位置に移動したとき当接する位置決め部材と、
    前記アーム部材が前記位置決め部材に当接した後、前記駆動力伝達部材のスライド動作により前記アーム部材を前記位置決め部材に押圧する押圧部材と、
    を有することを特徴とする請求項1または2に記載の磁気記録再生装置。
  4. 前記アーム部材は、前記テープパス形成位置に回動したときに回動方向及び上下方向の位置を位置決めされることを特徴とする請求項1に記載の磁気記録再生装置。
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