JP2008281717A - 画像表示システム - Google Patents

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Abstract


【課題】 隣接するディスプレイとの通信を行なうことなく、複数のディスプレイの配置構成を自動認識することができる画像表示システムを提供する。
【解決手段】 ハブ30eに設けられるポート番号A〜Iの9個のポートは、各ポートに接続されるディスプレイ40を配置するための位置に対応する位置に配置される。サーバ10は、まず、ハブ30の全ポートに、画面全体を黒表示とするための情報を出力し、ディスプレイ40の画面を黒表示にしてカメラ20によってディスプレイ全体をキャプチャする。次に、ハブ30の全ポートに、画面全体を白表示とするための情報を出力し、ディスプレイ40の画面を白表示にしてカメラ20によってディスプレイ全体をキャプチャする。キャプチャした黒表示の画像と白表示の画像とから、表示可能なディスプレイ40のレイアウトおよびそのディスプレイ40のディスプレイ位置を認識する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、マルチディスプレイに画像を表示する画像表示システムに関する。
大画面を構成するために複数のディスプレイを隣接配置したマルチディスプレイが用いられる。個別のディスプレイは、サーバからの表示データを受信するための複数のポートのいずれかに接続され、接続されたポートから受信した表示データを表示する。ディスプレイを設置する際に、個別のディスプレイがどのポートに接続されているか、すなわちディスプレイの配置構成を確認して、サーバに設定する必要がある。
ディスプレイである画像表示装置の配置構成の確認を自動で行うことができる従来の技術として、複数の画像表示装置の様々な配置構成に対応したアドレス設定および表示を可能としたマルチディスプレイ装置がある。このマルチディスプレイ装置は、マルチディスプレイ装置を構成する各画像表示装置に4方向インタフェースを設ける。そして、各インタフェースを介してアドレス伝播を実行して、各画像表示装置の配置情報を取得し、配置情報からなるマトリクステーブルを生成する。さらに、生成したマトリクステーブルに基づいて、画像表示装置のうちのマスター装置からスレーブ装置に対して画像切り出し、N倍密変換処理用の制御信号をそれぞれ送信し、各スレーブ装置において、自装置に対応する制御信号を抽出して表示データを生成する(たとえば特許文献1参照)。
特開2003−280624号公報
しかしながら、従来の技術は、各ディスプレイに隣接するディスプレイとアドレスを送受信するためのハードウエアを設ける必要があるという問題がある。
本発明の目的は、隣接するディスプレイとの通信を行なうことなく、複数のディスプレイの配置構成を自動認識することができる画像表示システムを提供することである。
本発明は、マルチディスプレイを構成する複数のディスプレイ部に画像情報を表示する画像表示システムであって、
複数のディスプレイ部を個別に接続する複数のポート部と、
複数のディスプレイ部がマルチディスプレイを構成する配置構成に、複数のポート部を配置する接続部と、
各ポート部を経由して個別のディスプレイ部に、ディスプレイ部が設置されていることを示す設置画像情報を出力する出力部と、
ディスプレイ部に表示された設置画像情報を撮影する撮影部と、
撮影部によって撮影された設置画像情報に基づいて、各ポート部に接続される個別のディスプレイ部の配置位置を検出する検出部とを含むことを特徴とする画像表示システムである。
本発明に従えば、マルチディスプレイを構成する複数のディスプレイ部に画像を表示するにあたって、複数のポート部によって、複数のディスプレイ部が個別に接続され、接続部によって、複数のディスプレイ部がマルチディスプレイを構成する配置構成に、複数のポート部が配置され、出力部によって、各ポート部を経由して個別のディスプレイ部に、ディスプレイ部が設置されていることを示す設置画像情報が出力され、撮影部によって、ディスプレイ部に表示された設置画像情報が撮影され、検出部によって、撮影部によって撮影された設置画像情報に基づいて、各ポート部に接続される個別のディスプレイ部の配置位置が検出されるので、隣接するディスプレイとの通信を行なうことなく、ポート部とディスプレイ部の接続ミスを低減するとともに、複数のディスプレイの配置構成を自動認識することができる。
また本発明は、前記出力部は、1つの画像を分割した分割画像のうち、その画像の中に占める分割画像の位置が、前記検出部によって検出された個別のディスプレイ部の配置位置に対応する位置の分割画像を表す分割画像情報を、個別のディスプレイ部に出力することを特徴とする。
本発明に従えば、前記出力部によって、1つの画像を分割した分割画像のうち、その画像の中に占める分割画像の位置が、前記検出部によって検出された個別のディスプレイ部の配置位置に対応する位置の分割画像を表す分割画像情報が、個別のディスプレイ部に出力されるので、設定ミスが低減されたディスプレイの配置構成で画像情報を転送することができる。
また本発明は、前記出力部は、電力を各ディスプレイ部に供給する電力線を介して、設置画像情報および分割画像情報を出力することを特徴とする。
本発明に従えば、前記出力部によって、電力を各ディスプレイ部に供給する電力線を介して、設置画像情報および分割画像情報が出力されるので、電力線を利用して表示するための画像情報を転送することができる。
また本発明は、前記配置構成は、縦方向の段数および横方向の列数で表されることを特徴とする。
本発明に従えば、前記配置構成は、縦方向の段数および横方向の列数で表されるので、複数のディスプレイ部の配置位置と、ポート部の位置との対応を容易に理解することができる。
本発明によれば、隣接するディスプレイとの通信を行なうことなく、ポート部とディスプレイ部の接続ミスを低減するとともに、複数のディスプレイの配置構成を自動認識することができるので、マルチディスプレイの設置において、作業を簡略化することができる。
また本発明によれば、設定ミスが低減されたディスプレイの配置構成で画像情報を転送することができるので、システムの信頼性を向上することができる。
また本発明によれば、電力線を利用して表示するための画像情報を転送することができるので、ネットワークなどのデータを送受信するための回線がなくても画像情報を転送することができる。
また本発明によれば、複数のディスプレイ部の配置位置と、ポート部の位置との対応を容易に理解することができるので、接続ミスを低減することができる。
図1は、本発明の実施の一形態である画像供給システム1の外観を模式的に示す。画像表示システムである画像供給システム1は、サーバ10、カメラ20、ハブ30、および複数のディスプレイ40を含む。画像供給システム1は、まず、ディスプレイ40の構成を検出する。その後、画像を表示する際、検出したディスプレイ40の構成に応じて画像を分割し、分割した画像をハブ30に接続される個別のディスプレイ40に出力して表示させる。
サーバ10は、ディスプレイ40の構成の検出、およびディスプレイ40への画像の出力を制御する。カメラ20は、ディスプレイ40に表示される画像を撮影し、撮影した画像をサーバ10に送る。ハブ30は、ディスプレイ40を接続するための複数のポート(以下「出力ポート」ともいう)を有し、たとえばPLC(Power Line communications)型ハブあるいはネットワークハブによって構成される。ディスプレイ40は、たとえば液晶ディスプレイなどの表示部を含み、ハブ30を経由してサーバ10から送られてくる画像を表示する。
図2は、図1に示した画像供給システム1のブロック図である。図1に示した画像供給システム1は、マルチディスプレイを9台のディスプレイ40によって構成した例であるが、図2に示した画像供給システム1は、マルチディスプレイを4台のディスプレイ40によって構成した例である。カメラ20は、サーバ10に接続されている。ハブ30として、ネットワークハブ30aを用いており、4台のディスプレイ40は、そのネットワークハブ30aを介して、サーバ10に接続されている。各ディスプレイ40に示されている文字は、各ディスプレイ40が接続されているネットワークハブ30aのポート番号である。上段左側のディスプレイ40のポート番号は、「A」であり、上段右側のディスプレイ40のポート番号は、「G」であり、下段左側のディスプレイ40のポート番号は、「B」であり、下段右側のディスプレイ40のポート番号は、「I」である。ネットワークハブ30aの代わりに、マルチ出力可能なビデオカードなどのビデオ出力部を用いて、ディスプレイ40を接続してもよい。
図3は、図1に示したサーバ10のブロック図である。サーバ10は、カメラI/F(Interface)11、画像処理認識部12、ポートマッピングテーブル13、コマンド生成部14、イメージデータ生成部15、データ分割部16、ポートアサイン部17、パケット化部18、およびネットワークI/F19を含む。
カメラI/F11は、カメラ20を接続するインタフェース部であり、カメラ20から送られてくる撮影された画像を表す画像情報を、画像処理認識部12に送る。画像処理認識部12は、カメラI/F11から受け取った画像情報に基づいて、マルチディスプレイの領域およびその領域内での個別のディスプレイ40の位置を認識し、認識した結果をポートマッピングテーブル13に記憶する。
ポートマッピングテーブル13は、各ディスプレイ40のディスプレイ位置と、各ディスプレイ40が接続されるハブ30のポート番号とを対応付けたテーブルである。コマンド生成部14は、ディスプレイ40に指示するコマンドたとえば画像情報を表示させるためのコマンドを生成し、生成したコマンドをパケット化部18に送る。イメージデータ生成部15は、マルチディスプレイ用の全体の画像イメージを生成する。イメージデータ生成部15は、HDD(Hard Disk Drive)などの記憶装置を含み、生成した画像イメージを記憶装置に記憶する。データ分割部16は、イメージデータ生成部15によって生成された全体の画像イメージを、ディスプレイ40の構成にあわせて分割する。
ポートアサイン部17は、データ分割部16によって分割された画像イメージを、その分割された画像イメージを表示すべきディスプレイ40に対応するポートごとに対応付けてアサインする。パケット化部18は、コマンド生成部14から受け取ったコマンドまたはポートアサイン部17から受け取った画像イメージのデータをパケット化し、パケット化されたパケットデータをネットワークI/F19に送る。ネットワークI/F19は、ネットワークに接続するためのインタフェース部であり、パケット化部18から受け取ったパケットデータを送出する。
図4は、図1に示したハブ30の一種であるPLC型ハブ30bの外観の一例を模式的に示す。図4に示したPLC型ハブ30bは、ポートSおよびポートA〜ポートIの10個のポートを有する。ポートSは、サーバ10を接続するためのポートである。ポートA〜ポートIは、個別のディスプレイ40を接続するためのポートであり、縦横に配置されている。
図5は、図4に示したPLC型ハブ30bのブロック図である。PLC型ハブ30bは、パケット解析部31、データ振り分け部32、Delay(遅延時間)調整部33、電源・データ混合部34、および電源35を含む。パケット解析部31は、ポートSを介してサーバ10から送られてくるパケットデータを受け取り、パケットデータを出力するポート番号を解析する。データ振り分け部32は、パケット解析部31による解析結果つまりパケットデータを出力するポート番号に基づいて、パケットデータをポートごとに振り分ける。Delay調整部33は、ポートごとに設けられ、データ振り分け部32によって振り分けられたパケットデータに対して、ポートごとに予め測定されている遅延時間分の時間調整を行なって、電源・データ混合部34に送る。電源・データ混合部34は、電源35から供給される電力の信号に、各Delay調整部33から送られてくるパケットデータを混合し、ポートA〜ポートIうちの対応するポートに送る。各ポートは、受け取ったパケットデータを、それぞれ接続されるディスプレイ40に出力する。
図6は、図1に示したハブ30の一種であるネットワークハブ30aの外観の一例を模式的に示す。図6に示したネットワークハブ30aは、ポートSおよびポートA〜ポートIの10個のポートを有する。ポートSは、サーバを接続するためのポートであり、ポートA〜ポートIは、ディスプレイ40を接続するためのポートである。ポートSおよびポートA〜ポートIの10個のポートは、横一列に配置されている。
図7は、図6に示したネットワークハブ30aのブロック図である。ネットワークハブ30aは、パケット解析部31、データ振り分け部32、およびDelay調整部33を含む。ネットワークハブ30aは、PLC型ハブ30bと異なり、電力を供給するものではないので、電源35および電源・データ混合部34は設けられていない。パケット解析部31は、ポートSを介してサーバ10から送られてくるパケットデータを受け取り、パケットデータを出力するポート番号を解析する。データ振り分け部32は、パケット解析部31による解析結果つまりパケットデータを出力するポート番号に基づいて、パケットデータをポートごとに振り分ける。Delay調整部33は、ポートごとに設けられ、データ振り分け部32によって振り分けられたパケットデータに対して、ポートごとに予め測定されている遅延時間分の時間調整を行なって、ポートA〜ポートIうちの対応するポートに送る。各ポートは、受け取ったパケットデータを、それぞれ接続されるディスプレイ40に出力する。
図8は、図1に示したディスプレイ40のブロック図である。ディスプレイ40は、PLC型ハブ30bと接続するためのディスプレイであり、PLCI/F41、電源・データ分離部42、電源部43、パケット処理部44、データ処理部45、コマンド処理部46、表示データ生成部47、フォントデータ48、表示制御部49、および表示部50を含む。PLCI/F41は、PLC型ハブ30bと接続するためのインタフェース部であり、PLC型ハブ30bから受け取った電力信号およびデータを、電源・データ分離部42に送る。電源・データ分離部42は、PLCI/F41から受け取った電力信号およびパケットデータを分離し、電力信号を電源部43に送り、パケットデータをパケット処理部44に送る。電源部43は、ディスプレイ40の各部位に電力を供給する。
パケット処理部44は、電源・データ分離部42から受け取ったパケットデータをコマンドまたはデータに分け、パケットデータがデータであれば、そのデータをデータ処理部45に送り、パケットデータがコマンドであれば、そのコマンドをコマンド処理部46に送る。データ処理部45は、受け取ったデータを解析した後、受け取ったデータに対して解析結果に基づく処理を行い、処理後のデータを表示データ生成部47に送る。たとえば受け取ったデータが圧縮された画像ファーマットのデータである場合、圧縮されている画像データの伸張を行い、伸張された画像データを表示データ生成部47に送る。コマンド処理部46は、受け取ったコマンドを解析し、コマンド解析結果を表示データ生成部47および表示制御部49に送る。
表示データ生成部47は、データ処理部45から受け取った処理後のデータに対して、コマンド処理部46から受け取ったコマンド解析結果に応じた画像の表示イメージデータを生成し、生成した表示イメージデータを表示制御部49に送る。たとえば画像供給システム1のようなマルチディスプレイにおいては、各ディスプレイ40間の色合いが異なる場合があり、コマンド処理部46のコマンド解析結果が色調整のコマンドであることを示している場合、データ処理部45にて伸張された画像データに対して色調整を行った画像の表示イメージデータを生成し、生成した表示イメージデータを表示制御部49に送る。あるいは、コマンド処理部46のコマンド解析結果がOSD(On-Screen Display)に関するコマンドであることを示している場合、データ処理部45にて伸張された画像データに対して、フォントデータ48に記憶されているフォントを合成した表示イメージデータを生成し、生成した表示イメージデータを表示制御部49に送る。
フォントデータ48は、たとえば数字あるいは文字のフォントデータを記憶しており、データ解析結果にフォント指定がある場合は、表示データ生成部47は、フォントデータ48に記憶されるフォントデータに基づいて、表示イメージデータを生成する。表示制御部49は、表示データ生成部47から受け取った表示イメージデータを、コマンド処理部46から受け取ったコマンド解析結果に従って、表示部50に表示させる。表示部50は、たとえば液晶ディスプレイなどによって構成される。
図8には、PLC型ハブ30bのブロック図を示したが、PLC型ハブ30bの代わりにネットワークハブ30aを用いる場合は、PLCI/F41に代えてディスプレイ用ネットワークI/Fを設ける。ディスプレイ用ネットワークI/Fは、ネットワークハブ30aから受け取ったデータをパケット処理部44に送る。電源・データ分離部42は、不要であり、電源部43は、電源・データ分離部42の代わりに、商用電源など他の電力供給源から電力の供給を受け、各部に供給する。
図9は、図1に示したディスプレイ40のディスプレイレイアウトの一例を示す。図9に示したディスプレイレイアウトは、9個のディスプレイ40を縦方向3段および横方向3列に配置したレイアウトである。ディスプレイ位置すなわちレイアウト内における各ディスプレイ40の位置を、縦方向の位置および横方向の位置で表す。たとえば、ディスプレイ位置は、上から何段目の位置にありかつ左から何列目の位置にあるかで表わされる。
図9に示したレイアウトでは、第1段目のディスプレイ40について、第1列目の位置を(1,1)と表し、第2列目の位置を(1,2)と表し、第3列目の位置を(1,3)と表している。同様に第2段目のディスプレイ40について、第1列目の位置を(2,1)と表し、第2列目の位置を(2,2)と表し、第3列目の位置を(2,3)と表している。同様に第3段目のディスプレイ40について、第1列目の位置を(3,1)と表し、第2列目の位置を(3,2)と表し、第3列目の位置を(3,3)と表している。
図10は、図3に示したサーバ10が用いるポートマッピングテーブル13の一例を示す。ポートマッピングテーブル13は、ポート番号ごとに対応するディスプレイ位置、すなわち、各ポートに接続されているディスプレイ40のレイアウト内における位置を示している。図10に示したポートマッピングテーブル13は、図9に示したレイアウトでの位置を示しており、ポートAには、ディスプレイ位置(1,1)に配置されたディスプレイ40が接続されていることを示している。以下、ポートBには、ディスプレイ位置(2,1)に配置されたディスプレイ40が接続され、ポートCには、ディスプレイ位置(2,3)に配置されたディスプレイ40が接続され、ポートDには、ディスプレイ位置(3,1)に配置されたディスプレイ40が接続され、ポートEには、ディスプレイ位置(1,2)に配置されたディスプレイ40が接続され、ポートFには、ディスプレイ位置(3,2)に配置されたディスプレイ40が接続され、ポートGには、ディスプレイ位置(1,3)に配置されたディスプレイ40が接続され、ポートHには、ディスプレイ位置(3,3)に配置されたディスプレイ40が接続され、ポートIには、ディスプレイ位置(2,2)に配置されたディスプレイ40が接続されていることを示している。
図11は、図3に示したサーバ10が分割した画像イメージの分割例を示す。全体の画像イメージ70を、図9に示したレイアウトの9個のディスプレイ40に表示するために、G1〜G9の9個の分割画像イメージに分割した例である。分割画像イメージG1は、ディスプレイ位置(1,1)のディスプレイ40に表示させるための分割画像イメージであり、分割画像イメージG2は、ディスプレイ位置(1,2)のディスプレイ40に表示させるための分割画像イメージであり、分割画像イメージG3は、ディスプレイ位置(1,3)のディスプレイ40に表示させるための分割画像イメージであり、分割画像イメージG4は、ディスプレイ位置(2,1)のディスプレイ40に表示させるための分割画像イメージであり、分割画像イメージG5は、ディスプレイ位置(2,2)のディスプレイ40に表示させるための分割画像イメージであり、分割画像イメージG6は、ディスプレイ位置(2,3)のディスプレイ40に表示させるための分割画像イメージであり、分割画像イメージG7は、ディスプレイ位置(3,1)のディスプレイ40に表示させるための分割画像イメージであり、分割画像イメージG8は、ディスプレイ位置(3,2)のディスプレイ40に表示させるための分割画像イメージであり、分割画像イメージG9は、ディスプレイ位置(3,3)のディスプレイ40に表示させるための分割画像イメージである。
図12は、図3に示したイメージデータ生成部15が有する画像記憶バッファ151の画像記憶バッファ位置を示す。画像記憶バッファ151は、イメージデータ生成部15に含まれるHDDなどの記憶装置によって構成される。図12に示した画像記憶バッファ151は、9個の画像記憶バッファ位置B(1,1)〜B(3,3)で表される分割領域に分割されている。たとえばB(1,2)は、縦方向が上から第1段目で横方向が左から第2列目の画像記憶バッファ位置である。画像記憶バッファ151は、分割された1つの分割画像イメージを、1つの画像記憶バッファ位置の分割領域に記憶する。たとえば縦方向3段および横方向3列の9個のディスプレイ40に表示する場合は、9個の画像記憶バッファ位置151aを用い、縦方向2段および横方向2列の4個のディスプレイ40に表示する場合は、4個の画像記憶バッファ位置151bを用い、縦方向3段および横方向1列の3個のディスプレイ40に表示する場合は、3個の画像記憶バッファ位置151cを用いる。
図13は、図3に示したサーバ10が用いる画像アサインテーブル60の一例を示す。画像アサインテーブル60は、ポートアサイン部17で生成されるテーブルであり、画像記憶バッファ位置ごとに、対応する出力ポート番号つまりハブ30のポート番号を示す。図13に示した画像アサインテーブル60には、画像記憶バッファ位置B(1,1)は、出力ポート番号「A」がアサインされ、画像記憶バッファ位置B(1,2)は、出力ポート番号「E」がアサインされ、画像記憶バッファ位置B(1,3)は、出力ポート番号「G」がアサインされ、画像記憶バッファ位置B(2,1)は、出力ポート番号「B」がアサインされ、画像記憶バッファ位置B(2,2)は、出力ポート番号「I」がアサインされ、画像記憶バッファ位置B(2,3)は、出力ポート番号「C」がアサインされ、画像記憶バッファ位置B(3,1)は、出力ポート番号「D」がアサインされ、画像記憶バッファ位置B(3,2)は、出力ポート番号「F」がアサインされ、画像記憶バッファ位置B(3,3)は、出力ポート番号「H」がアサインされている。
図14は、図1に示した画像供給システム1の全体処理を示すフローチャートである。ディスプレイ40をハブ30に接続した後、各装置に電源が供給され、画像供給システム1が動作可能になると、ステップA1に移る。
ステップA1では、ディスプレイ位置を検出する。具体的には、まず、サーバ10は、ディスプレイ40のレイアウトを検出するための情報を、ハブ30を介して各ディスプレイ40に送り表示させる。次に、ディスプレイ40に表示された情報をカメラ20によって撮影し、カメラ20が撮影した画像に基づいて、ディスプレイ位置つまりディスプレイ40が配置されている位置を検出する。
ステップA2では、検出したディスプレイ位置に応じて画像を分割する。すなわち、マルチディスプレイに表示する全体の画像イメージを、検出したディスプレイ位置に応じて分割する。ステップA3では、ポート対応付けを行う。すなわち、分割した画像を、各ディスプレイ40が接続されるハブ30のポートに対応付ける。ステップA4では、画像を出力し、処理を終了する。すなわち、分割した画像を、各ポートを介してディスプレイ40に出力し表示させ、処理を終了する。継続して画像を表示する場合は、ステップA2〜ステップA4を繰り返す。
図15は、図14に示したディスプレイ位置検出処理の第1の例を示すフローチャートである。図15に示したディスプレイ位置検出処理は、サーバ10が行う処理であり、図14に示したステップA1が実行されるとステップB1に移る。
ステップB1では、全ポートに全黒表示を出力する。すなわち、ハブ30の全ポートに、画面全体を黒表示とするための情報を出力し、すべてのディスプレイ40の画面を黒表示にする。ステップB2では、カメラ20によってディスプレイ全体をキャプチャつまり撮影する。ステップB3では、全ポートに全白表示を出力する。すなわち、ハブ30の全ポートに、画面全体を白表示とするための情報を出力し、すべてのディスプレイ40の画面を白表示にする。ステップB4では、カメラ20によってディスプレイ全体をキャプチャする。
ステップB5では、ステップB2でキャプチャした黒表示の画像と、ステップB2でキャプチャした白表示の画像とから、ディスプレイ領域を認識する。すなわち、表示可能なディスプレイ40を黒表示から白表示への変化によって検出し、表示可能なディスプレイ40によって構成されるディスプレイ領域を認識する。ステップB6では、認識したディスプレイ領域を構成するディスプレイ40のディスプレイ構成つまりレイアウトを認識する。すなわち、縦方向m段および横方向n列の構成とした場合、mおよびnを認識する。認識したmおよびnの値は、記憶装置などに記憶する。ステップB7では、ステップB6での認識結果に基づいて表つまりポートマッピングテーブル13を作成する。すなわち、ポートマッピングテーブル13のディスプレイ位置の欄に、表示可能なディスプレイ40のディスプレイ位置を記憶する。
ステップB8では、全ポートに異なる情報たとえば番号あるいは情報をコード化したコード情報を出力する。番号を用いる場合、全ポートに、各ポートに対応付けたそれぞれ異なる番号、たとえば1から始まる自然数を出力し、個別のディスプレイ40に異なる番号を表示させる。コード情報は、情報をコード化した情報であり、たとえばQRコードなどの2次元コードあるいはバーコードなどで表される情報である。ステップB9では、カメラ20によってディスプレイ全体をキャプチャする。ステップB10では、番号認識対象パラメータXを「1」とする。
ステップB11では、番号認識対象パラメータXが示す番号を表示しているディスプレイ40を認識する。番号の認識は、たとえば各ディスプレイ40に表示させた番号の画像イメージを記憶しておいて、番号認識対象パラメータXが示す番号を表示する画像イメージに一致する画像を表示しているディスプレイを、カメラ20によってキャプチャした画像の中から、パターンマッチングによって認識してもよいし、あるいはカメラ20によってキャプチャした画像に表示される各ディスプレイの数字を文字認識によって認識してもよい。
ステップB12では、番号認識対象パラメータXが示す番号を表示しているディスプレイ40を認識したか否かを判定する。番号認識対象パラメータXが示す番号を表示しているディスプレイ40を認識すると、ステップB13に進み、番号認識対象パラメータXが示す番号を表示しているディスプレイ40を認識しないと、ステップB14に進む。
ステップB13では、認識したディスプレイ40のディスプレイ位置に対応するポートマッピングテーブル13のポート番号欄に、番号認識対象パラメータXが示す番号に対応付けられたポート番号を記憶する。ステップB14では、全番号終了したか否かを判定する。各ポートに対応付けた番号すべてについて認識したと判定すると、全番号終了したと判定し、ステップB15に進み、各ポートに対応付けた番号すべてについて、認識したと判定していないと、全番号終了していないと判定し、ステップB16に進む。ステップB15では、全ポートに全黒表示を出力して、画面をクリアし、ディスプレイ位置検出処理を終了する。ステップB16では、番号認識対象パラメータXに「1」を加算して、ステップB11に戻る。
図16は、図15に示したディスプレイ位置検出処理を適用するハブ30cの一例を示す。ハブ30cは、たとえば図4に示したPLC型ハブ30bと同じものであり、ディスプレイ40を接続するためのポートとして、ポート番号「A」〜ポート番号「I」の9個のポートが設けられている。
図17は、図15に示したディスプレイ位置検出処理が適用されるディスプレイレイアウトとその表示内容の一例を示す。図17に示したディスプレイレイアウトは、4つのディスプレイ40によって構成され、縦方向2段および横方向が2列に配置されている。ディスプレイ位置(1,1)のディスプレイ40には、番号「2」が表示され、ディスプレイ位置(1,2)のディスプレイ40には、番号「9」が表示され、ディスプレイ位置(2,1)のディスプレイ40には、番号「8」が表示され、ディスプレイ位置(2,2)のディスプレイ40には、番号「4」が表示されている。サーバ10は、カメラ20によってディスプレイ全体をキャプチャし、各ディスプレイ40に表示されている番号を認識する。
図18は、図15に示したディスプレイ位置検出処理で用いられるポートマッピングテーブル13の一例を示す。ポートマッピングテーブル13aは、サーバ10が各ディスプレイ40のディスプレイ位置を認識したときに作成したテーブルである。ポートマッピングテーブル13aのディスプレイ位置欄には、上から順に、(1,1)、(1,2)、(2,1)、および(2,2)と示され、ポート番号欄は、空欄である。
出力番号対応テーブル62は、各ポートに出力した番号を、ポート番号ごとに対応付けて出力番号として示している。ポート番号「A」〜ポート番号「I」にそれぞれ出力番号「1」〜出力番号「9」が対応付けられている。ポートマッピングテーブル13bは、サーバ10が各ディスプレイ40に表示されている番号に基づいて、そのディスプレイ40が接続されているポート番号を、出力番号対応テーブル62から抽出し、抽出したポート番号を、ポートマッピングテーブル13aに追加したテーブルである。
図19は、図14に示したディスプレイ位置検出処理の第2の例を示すフローチャートである。図19に示したディスプレイ位置検出処理は、サーバ10が行う処理であり、図14に示したステップA1が実行されるとステップC1に移る。ステップC1〜ステップC6は、それぞれ図15に示したステップB1〜ステップB6と同じ処理であり、重複を避けるために説明は省略する。
ステップC7では、ステップC6での認識結果に基づいてポートマッピングテーブル13を作成する。すなわち、ポートマッピングテーブル13のポート番号の欄に、ハブ30に設けられたポートのポート番号を記憶する。ステップC8では、ポート認識対象パラメータYを「A」とする。ステップC9では、ポートYだけは全白を出力し、それ以外は全黒を出力する。すなわち、ポート認識対象パラメータYが示すポートに画面全体を白表示とするための情報を出力し、そのポートに接続されるディスプレイ40の画面を白表示にするとともに、ポート認識対象パラメータYが示すポート以外のポートに画面全体を黒表示とするための情報を出力し、それらのポートに接続されるディスプレイ40の画面を黒表示にする。
ステップC10では、カメラ20によってディスプレイ全体をキャプチャする。ステップC11では、全白のディスプレイ40を認識する。ステップC12では、全白のディスプレイ40を認識することができたか否かを判定する。全白のディスプレイ40を認識することができると、ステップC13に進み、全白のディスプレイ40を認識することができないと、ステップC14に進む。ステップC13では、ポートマッピングテーブル13のポートYに全白の位置を設定する。すなわち、ポートマッピングテーブル13のポート番号欄のうち、ポート認識対象パラメータYが示すポートのポート番号欄に対応付けられたディスプレイ位置欄に、全白のディスプレイ40のディスプレイ位置を記憶する。
ステップC14では、全ポート終了したか否かを判定する。各ポートのポート番号すべてについて認識したと判定すると、全ポート終了したと判定し、ステップC15に進み、各ポートのポート番号すべてについて認識したと判定していないと、全ポート終了していないと判定し、ステップC16に進む。ステップC15では、全ポートに全黒表示を出力して、画面をクリアし、ディスプレイ位置検出処理を終了する。ステップC16では、番号認識対象パラメータYを次のポート番号として、ステップC9に戻る。
図20は、図19に示したディスプレイ位置検出処理を適用するハブ30dの一例を示す。ハブ30dは、たとえば図4に示したPLC型ハブ30bと同じものであり、ディスプレイ40を接続するためのポートとして、ポート番号「A」〜ポート番号「I」の9個のポートが設けられている。
図21は、図19に示したディスプレイ位置検出処理が適用されるディスプレイレイアウトとその表示内容の一例を示す。図21に示したディスプレイレイアウトは、4つのディスプレイ40によって構成され、縦方向2段および横方向2列に配置されている。ディスプレイ位置(1,1)のディスプレイ40には、画面全体に白が表示され、他の3つのディスプレイ40には、画面全体に黒が表示されている。サーバ10が、1つのポートに白表示を出力したとき、ディスプレイ位置(1,1)のディスプレイ40に白が表示された状態を示している。したがって、サーバ10は、白表示を指示したポートと白が表示されたディスプレイ位置との対応を認識することができる。
図22は、図19に示したディスプレイ位置検出処理で用いられるポートマッピングテーブル13の一例を示す。ポートマッピングテーブル13cは、サーバ10が各ポートに白表示を順次することによって、ポートとディスプレイ位置との対応を認識し、認識したディスプレイ位置を対応するポート番号ごとに設定したものである。図22には、ポート番号「B」に対応するディスプレイ位置として(1,1)が示され、ポート番号「D」に対応するディスプレイ位置として(2,2)が示され、ポート番号「H」に対応するディスプレイ位置として(2,1)が示され、ポート番号「I」に対応するディスプレイ位置として(1,2)が示されている。
図23は、図14に示したディスプレイ位置検出処理の第3の例を示すフローチャートである。図23に示したディスプレイ位置検出処理は、サーバ10が行う処理であり、図14に示したステップA1が実行されるとステップD1に移る。ステップD1〜ステップD6は、それぞれ図15に示したステップB1〜ステップB6と同じ処理であり、重複を避けるために説明は省略する。ステップD7では、表示可能なディスプレイ40のディスプレイ位置を認識し、ディスプレイ位置検出処理を終了する。
図23に示したディスプレイ位置検出処理では、図24で後述するハブ30eを用いるので、ディスプレイ位置とポート番号とは対応する位置に配置され、ポート番号が決まれば、対応するディスプレイ位置を特定することができる。したがって、表示可能なディスプレイ40のディスプレイ位置を認識することができれば、そのディスプレイ40が接続されているポートのポート番号も確定する。
図24は、図23に示したディスプレイ位置検出処理を適用するハブ30eの一例を示す。ハブ30eは、たとえば図4に示したPLC型ハブ30bと同じものであり、ディスプレイ40を接続するためのポートとして、ポート番号「A」〜ポート番号「I」の9個のポートが設けられている。さらに、ポート番号「A」〜ポート番号「I」の9個のポートは、ディスプレイ40が配置される位置に対応する位置に配置される。たとえば、図24に示したハブ30eは、縦方向3段および横方向3列に配置され、その配置位置は、9個のディスプレイ40が、縦方向3段および横方向3列に配置される位置に対応付けられている。したがって、ディスプレイ40を配置して、ハブ30eに接続する際、対応する位置のポートに接続すればよい。
図25は、図3に示したサーバ10が行なう画像分割処理を示すフローチャートである。図25に示した画像分割処理は、サーバ10が行う処理であり、図14に示したステップA2が実行されるとステップE1に移る。
ステップE1では、mおよびnの値を読み取る。すなわち、ディスプレイ位置検出処理で認識したディスプレイ構成の縦方向の段数mおよび横方向の列数nを読み出す。たとえば図15に示したステップB6、図19に示したステップC6、あるいは図23に示したステップD6で認識し、記憶装置などに記憶しておいた値を読み出す。ステップE2では、全体の画像イメージを縦方向mおよび横方向nに分割する。ステップE3では、分割した画像を、分割記憶バッファ151の対応する画像記憶バッファ位置の領域に転送し記憶する。ステップE4では、すべての画像について終了したか否かを判定し、すべての画像について終了すると、画像分割処理を終了し、すべての画像について終了していないと、ステップE2に戻る。
図26は、図1に示した画像供給システム1の画像出力処理を示すフローチャートである。図26に示した画像出力処理は、図14に示したステップA4が実行されるとステップF1に移る。ステップF1〜F3は、サーバ10による処理であり、ステップF4〜F7は、ハブ30による処理であり、ステップF8〜F10は、ディスプレイ40による処理である。
ステップF1では、コマンド生成部14によってコマンドを生成する。すなわち、画像をディスプレイ40に表示させるためのコマンドを生成する。ステップF2では、パケット化部18によって、パケット化する。すなわち、コマンド生成部14によって生成されたコマンドをパケット化し、さらに表示させる画像のデータをパケット化する。ステップF2では、パケット化部18によってパケット化されたコマンドのパケットデータおよびデータのパケットデータを、ネットワークI/F19によって、ハブ30へ送信する。
ステップF4では、ハブ30によってパケットデータを受信する。ステップF5では、パケット解析部31によって、受信したパケットデータを解析する。ステップF6では、データ振り分け部32によって、受信したパケットデータを、解析結果に基づいて各ポート対応のDelay調整部に割り振り、各Delay調整部によって、ポートごとに予め測定されている遅延時間分の時間調整を行なう。ステップF7では、ハブ30の各ポートから、各ポートに接続されるディスプレイ40にパケットデータを送信する。
ステップF8では、ディスプレイのネットワークI/FたとえばPLCI/F41によって、ハブ30からのパケットデータを受信する。ステップF9では、パケット処理部44によって、受信したパケットデータを処理つまりコマンドのパケットデータからコマンドを抽出し、データのパケットデータからデータを抽出する。ステップF10では、コマンド処理部46によって、コマンドを実行つまりデータを表示し、画像出力処理を終了する。
図27は、図3に示したサーバ10が行なう処理の詳細なフローチャートである。ディスプレイ40をハブ30に接続した後、各装置に電源が供給され、画像供給システム1が動作可能になると、ステップG1に移る。
ステップG1では、ディスプレイ40の位置判定を行い、ポートマッピングテーブル13を作成する。ステップG2では、ディスプレイ40に表示する全体の画像のイメージデータを生成する。ステップG3では、ディスプレイ構成にあわせてイメージデータを分割し、ディスプレイ位置と分割したイメージデータとを対応付ける。ステップG4では、分割したイメージデータを対応する出力ポートにアサインする。具体的には、分割したイメージデータを、その分割したイメージデータを表示させるディスプレイ位置のディスプレイ40に接続されるポートのポート番号に対応付ける。ステップG5では、分割したイメージデータをパケット化する。具体的には、ポート番号およびそのポート番号のポートに出力する分割したイメージデータをまとめて、ECC(Error Correcting Code)を付加し、さらにスタートおよびエンドなどの制御データを付加してパケット化する。コマンドを送信する場合は、イメージデータに代えてコマンドを送信する。ステップG6では、パケット化されたパケットデータをネットワークI/F19からハブ30に出力し、処理を終了する。
図28は、図5に示したPLC型ハブ30bが行なう処理の詳細なフローチャートである。PLC型ハブ30bは、パケットデータを受信すると、ステップH1に移る。
ステップH1では、パケット解析部31によってパケットデータからイメージデータを検出する。ステップH2では、データ割り振り部32によって、ポートごとにイメージデータを振り分ける。ステップH3では、Delay調整部33によってポートごとに遅延時間分の時間調整を行い、パケット化する。ここでは、ポート番号を除いた分割したイメージデータについてのみパケット化する。ステップH4では、電源・データ混合部34によって電源ラインにパケットデータを重畳する。ステップH5では、各ポートからパケットデータをディスプレイ40に出力して終了する。
図29は、図8に示したディスプレイ40が行なう処理の詳細なフローチャートである。ディスプレイ40は、パケットデータを受信すると、ステップJ1に移る。
ステップJ1では、パケット処理部44によってパケットデータからコマンドまたはデータを抽出し、コマンドとデータとに分ける。ステップJ2では、受信したパケットデータがデータか否かを判定する。受信したパケットデータがデータであると、ステップJ3に進み、受信したパケットデータがデータでないと、ステップJ6に進む。
ステップJ3では、受信したデータを表示データ生成部47へ送る。ステップJ4では、表示データ生成部47は、受信したデータから表示データを生成し、表示制御部49へ送る。ステップJ5では、表示制御部49は、表示データ生成部47から受け取った表示データを表示部50に送り表示させ、処理を終了する。ステップJ6では、コマンド処理部46によって、表示データ生成部47および表示制御部49を、受信したコマンドに合わせて設定し処理を終了する。
このように、マルチディスプレイを構成する複数のディスプレイ部であるたとえばディスプレイ40に画像を表示するにあたって、複数のポート部であるたとえばポートによって、複数のディスプレイ部が個別に接続され、接続部であるたとえばハブ30によって、複数のディスプレイ部がマルチディスプレイを構成する配置構成に、複数のポート部が配置され、出力部であるたとえばサーバ10によって、各ポート部を経由して個別のディスプレイ部に、ディスプレイ部が設置されていることを示す設置画像情報であるたとえば白色のみの画像情報が出力され、撮影部であるたとえばカメラ部20によって、ディスプレイ部に表示された設置画像情報が撮影され、検出部であるたとえばハブ30によって、撮影部によって撮影された設置画像情報に基づいて、各ポート部に接続される個別のディスプレイ部の配置位置が検出されるので、隣接するディスプレイとの通信を行なうことなく、ポート部とディスプレイ部の接続ミスを低減するとともに、複数のディスプレイの配置構成を自動認識することができる。したがって、マルチディスプレイの設置において、作業を簡略化することができる。
さらに、前記出力部によって、1つの画像を分割した分割画像のうち、その画像の中に占める分割画像の位置が、前記検出部によって検出された個別のディスプレイ部の配置位置に対応する位置の分割画像を表す分割画像情報であるたとえば分割した画像イメージが、個別のディスプレイ部に出力されるので、設定ミスが低減されたディスプレイの配置構成で画像情報を転送することができる。したがって、システムの信頼性を向上することができる。
さらにまた、前記出力部によって、電力を各ディスプレイ部に供給する電力線を介して、設置画像情報および分割画像情報が出力されるので、電力線を利用して表示するための画像情報を転送することができる。したがって、ネットワークなどのデータを送受信するための回線がなくても画像情報を転送することができる。
さらにまた、前記配置構成は、縦方向の段数および横方向の列数で表されるので、複数のディスプレイ部の配置位置と、ポート部の位置との対応を容易に理解することができる。したがって、接続ミスを低減することができる。
本発明の実施の一形態である画像供給システム1の外観を模式的に示す。 図1に示した画像供給システム1のブロック図である。 図1に示したサーバ10のブロック図である。 図1に示したハブ30の一種であるPLC型ハブ30bの外観の一例を模式的に示す。 図4に示したPLC型ハブ30bのブロック図である。 図1に示したハブ30の一種であるネットワークハブ30aの外観の一例を模式的に示す。 図6に示したネットワークハブ30aのブロック図である。 図1に示したディスプレイ40のブロック図である。 図1に示した各ディスプレイ40のディスプレイレイアウトの一例を示す。 図3に示したサーバ10が用いるポートマッピングテーブル13の一例を示す。 図3に示したサーバ10が分割した画像イメージの分割例を示す。 図3に示したイメージデータ生成部15が有する画像記憶バッファ151の画像記憶バッファ位置を示す。 図3に示したサーバ10が用いる画像アサインテーブル60の一例を示す。 図1に示した画像供給システム1の全体処理を示すフローチャートである。 図14に示したディスプレイ位置検出処理の第1の例を示すフローチャートである。 図15に示したディスプレイ位置検出処理を適用するハブ30cの一例を示す。 図15に示したディスプレイ位置検出処理が適用されるディスプレイレイアウトとその表示内容の一例を示す。 図15に示したディスプレイ位置検出処理で用いられるポートマッピングテーブル13の一例を示す。 図14に示したディスプレイ位置検出処理の第2の例を示すフローチャートである。 図19に示したディスプレイ位置検出処理を適用するハブ30dの一例を示す。
図19に示したディスプレイ位置検出処理が適用されるディスプレイレイアウトとその表示内容の一例を示す。 図19に示したディスプレイ位置検出処理で用いられるポートマッピングテーブル13の一例を示す。 図14に示したディスプレイ位置検出処理の第3の例を示すフローチャートである。 図23に示したディスプレイ位置検出処理を適用するハブ30eの一例を示す。 図3に示したサーバ10が行なう画像分割処理を示すフローチャートである。 図1に示した画像供給システム1の画像出力処理を示すフローチャートである。 図3に示したサーバ10が行なう処理の詳細なフローチャートである。 図5に示したPLC型ハブ30bが行なう処理の詳細なフローチャートである。 図8に示したディスプレイ40が行なう処理の詳細なフローチャートである。
符号の説明
1 画像供給システム
10 サーバ
11 カメラI/F
12 画像処理認識部
13 ポートマッピングテーブル
14 コマンド生成部
15 イメージデータ生成部
16 データ分割部
17 ポートアサイン部
18 パケット化部
19 ネットワークI/F
20 カメラ
30 ハブ
30a ネットワークハブ
30b PLC型ハブ
31 パケット解析部
32 データ振り分け部
33 Delay調整部
34 電源・データ混合部
35 電源
40 ディスプレイ
41 PLCI/F
42 電源・データ分離部
43 電源部
44 パケット処理部
45 データ処理部
46 コマンド処理部
47 表示データ生成部
48 フォントデータ
49 表示制御部
50 表示部
60 画像アサインテーブル
70 画像イメージ
151 画像記憶バッファ

Claims (4)

  1. マルチディスプレイを構成する複数のディスプレイ部に画像情報を表示する画像表示システムであって、
    複数のディスプレイ部を個別に接続する複数のポート部と、
    複数のディスプレイ部がマルチディスプレイを構成する配置構成に、複数のポート部を配置する接続部と、
    各ポート部を経由して個別のディスプレイ部に、ディスプレイ部が設置されていることを示す設置画像情報を出力する出力部と、
    ディスプレイ部に表示された設置画像情報を撮影する撮影部と、
    撮影部によって撮影された設置画像情報に基づいて、各ポート部に接続される個別のディスプレイ部の配置位置を検出する検出部とを含むことを特徴とする画像表示システム。
  2. 前記出力部は、1つの画像を分割した分割画像のうち、その画像の中に占める分割画像の位置が、前記検出部によって検出された個別のディスプレイ部の配置位置に対応する位置の分割画像を表す分割画像情報を、個別のディスプレイ部に出力することを特徴とする請求項1に記載の画像表示システム。
  3. 前記出力部は、電力を各ディスプレイ部に供給する電力線を介して、設置画像情報および分割画像情報を出力することを特徴とする請求項2に記載の画像表示システム。
  4. 前記配置構成は、縦方向の段数および横方向の列数で表されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の画像表示システム。
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