JP5687041B2 - 情報表示装置および情報表示方法 - Google Patents

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本発明は、映像コンテンツ等の表示情報を表示するための情報表示装置および情報表示方法に関する。
従来、不特定多数の人々を対象とした情報表示を行う方法として、看板、ポスター、掲示板、陳列棚、または、チラシもしくはパンフレットの配布などを利用した方法が知られている。しかし、情報表示に際して印刷物または展示物などの実体を伴う場合には、その表示内容を短時間で変更することが困難であった。これを解決するために、放送等で用いられている広告手法を取り入れ、街中の看板、ポスター、または掲示板等をディスプレイ装置で置き換えて情報表示することも提案されている。
特許文献1では、ネットワークを介して配信されるデジタル映像ストリームを複数のディスプレイにより構成される大画面に表示することにより、映像装置の低価格化、および装置サイズの柔軟化を図る提案がされている。
また、特許文献2では、コンテンツ配信サーバからネットワークを介して配信される映像コンテンツをマルチディスプレイ構成装置にて複数個に分割して再符号化することにより、小さなディスプレイを複数用いて構成された大画面に映像情報を表示する技術が記載されている。
特開平05−341723号公報 特開2006−211164号公報
上記従来の技術によれば、大画面を構成する小さなディスプレイの個数が数個から数十個程度であれば、再符号化されたデータをそれぞれのディスプレイに送信して大画面で映像情報を表示することもできるが、ディスプレイを例えば数百個から数千個程度つなぐ場合には、ディスプレイの個数が少ない場合には無視できるような処理の複雑さおよび配線の困難さなどの問題が顕在化する。
このように、数千にも及ぶような多数のディスプレイを同時に使用して映像を表示する場合には、ディスプレイの個数の増加に対して影響の少ない、いわば柔軟な映像再生方法を実現させる必要がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、多数のディスプレイを同時に使用して大画面で映像表示をする場合でも、処理が複雑にならずかつ配線も容易な情報表示装置および情報表示方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る情報表示装置は、映像コンテンツの表示制御を行う映像コントローラと、この映像コントローラに接続線を介してデイジーチェーン状に接続された複数個のディスプレイと、を備え、前記映像コントローラは、前記映像コントローラと前記複数個のディスプレイとの接続関係を規定する接続情報を保持する第1の画面構成情報保持部と、前記接続情報に応じて、前記映像コンテンツを前記各ディスプレイがそれぞれ表示すべき映像情報に分割する映像分割処理部と、分割された前記映像情報を含む映像信号を前記各ディスプレイに送信する第1の通信部と、を備え、前記各ディスプレイは、前記映像信号を受信するとともに、前記映像信号を受信した側と反対側に次のディスプレイが接続されている場合には、前記映像信号を前記次のディスプレイに転送する第2の通信部と、自ディスプレイの接続位置を特定する情報である自端末位置情報と、前記映像信号から取り出すべき情報量を表す取得情報量情報と、前記接続情報とを保持する第2の画面構成情報保持部と、この第2の画面構成情報保持部から取得した前記自端末位置情報と前記取得情報量情報と前記接続情報とに基づき、前記映像信号の中から前記自ディスプレイが表示すべき映像情報を取り出す映像取出処理部と、取り出された前記映像情報を表示する表示部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、多数のディスプレイを同時に使用して大画面で映像表示をする場合でも、処理が複雑にならずかつ配線も容易である、という効果を奏する。
図1は、実施の形態に係る情報表示装置の接続構成の一例を示す図である。 図2は、実施の形態に係る情報表示装置の接続構成の別の一例を示す図である。 図3は、実施の形態に係る情報表示装置の内部構成の一例を示す図である。 図4は、映像コントローラの内部で保持される接続情報の一例を模式的に示した図である。 図5は、映像コントローラ1からディスプレイ2−1−1〜2−1−Nに送信される信号例の内容を模式的に示した図である。 図6は、接続構成情報の一例を示す図である。 図7は、従来の情報表示方法における表示再生タイミング信号の例について示した図である。 図8は、実施の形態の情報表示方法における表示再生タイミング信号の一例について示した図である。 図9は、実施の形態の情報表示方法における表示再生タイミング信号の別の一例について示した図である。 図10は、特許文献2に記載の映像表示方法について示した図である。
以下に、本発明に係る情報表示装置および情報表示方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態.
図1は、本実施の形態に係る情報表示装置の接続構成の一例を示す図である。図1に示すように、情報表示装置は、表示情報(映像コンテンツ)の表示制御を行う映像コントローラ1と、この映像コントローラ1に接続された複数のディスプレイ2とを備えて構成される。ここで、複数のディスプレイ2は、映像コントローラ1により全体で一つの映像を表示するように制御される。すなわち、各ディスプレイ2は当該映像をそれぞれ部分的に表示する。
図1では、例えば4×N枚(Nは2以上の整数)のディスプレイ2が映像コントローラ1にデイジーチェーン状につながれている。具体的には、ディスプレイ2−1−1〜2−1−Nが接続線42,43により、映像コントローラ1にデイジーチェーン状に接続されている。ディスプレイ2−2−1〜2−2−N、ディスプレイ2−3−1〜2−3−N、ディスプレイ2−4−1〜2−4−Nについても同様である。このように、映像コントローラ1に4×N枚のディスプレイ2をデイジーチェーン状に接続し、映像コントローラ1から送出した映像信号をディスプレイ2間で順次転送することにより、映像コントローラ1とディスプレイ2とを接続する接続線41の接続本数を削減している(図示例では、Nの大きさによらずに例えば4本である。)。したがって、このような構成によれば、ディスプレイ2の個数が増大した場合でも、映像コントローラ1に接続される接続線41の接続本数が増大することがないので、接続の柔軟性が確保されているということができる。
また、図1では、ディスプレイ2群により構成される画面形状が、従来の主だった情報表示装置の画面形状である長方形型としているが、これに限定されず、例えばドーナツ型または球形などとすることもできる。図2は、本実施の形態に係る情報表示装置の接続構成の別の一例を示す図であり、画面形状が例えばドーナツ型の場合を示している。また、図1のようなディスプレイ2の配置構成からディスプレイ2の一部を外しまたは新たにディスプレイ2をその配置構成に加えることで、情報表示装置のより柔軟な構成が可能である。さらにまた、接続線41ごとにディスプレイ2の接続個数が異なるような場合においても、全体の画面構成を例えば長方形に見立てることができるように、デイジーチェーン状に接続されたディスプレイ2の最大の個数にあわせて、各接続線41に接続されたディスプレイ2の配置を調整することで、概略、図1のような画面構成が実現可能である。以下では、映像コントローラ1とディスプレイ2群との接続構成は、例えば図1に示すようなものであるとして説明するが、図2に示す場合等についても同様である。
図3は、本実施の形態に係る情報表示装置の内部構成の一例を示す図である。図3では、映像コントローラ1と、この映像コントローラ1に接続線41を介して接続されたディスプレイ2と、このディスプレイ2に接続線42を介して接続された別のディスプレイ2と、映像コントローラ1が伝送路31を介して接続される通信網(ネットワーク)3が示されている。なお、図3では、ディスプレイ2については、表示の簡略化のため、一の接続線41に接続された例えば2台のディスプレイ2のみを表示しているが、図1で説明したように、映像コントローラ1に接続されるディスプレイ2の個数はその構成に応じて可変である。また、通信網3には、図示しない例えばコンテンツ配信サーバが接続され、映像コントローラ1は通信網3を通じてコンテンツ配信サーバから映像コンテンツを受信することもできる。
図3に示すように、映像コントローラ1は、入出力I/F部11、この入出力I/F部11に伝送路60を介して接続された制御部12、およびこの制御部12に伝送路69,70を介して接続された信号I/F部13を備えて構成される。
入出力I/F部11は、例えばコンテンツ配信を管理するオペレータが映像コントローラ1にデータを入力する際に用いるキーボード、マウス等の入力手段、およびオペレータに対して入出力情報の表示を行うモニタ等の出力手段(表示手段)を表している。つまり、入出力I/F部11は、ユーザーインターフェース部である。
制御部12は、入出力I/F部11と伝送路60を介して接続された映像管理I/F部121と、映像管理I/F部121と伝送路61を介して接続されたコンテンツ情報保持部122と、映像管理I/F部121と伝送路62を介して接続されるとともにコンテンツ情報保持部122と伝送路67を介して接続された映像加工・分割処理部123と、映像管理I/F部121と伝送路63を介して接続されるとともに映像加工・分割処理部123と伝送路68を介して接続された画面構成・状態情報保持部124と、コンテンツ情報保持部122と伝送路64を介して接続され映像加工・分割処理部123と伝送路65を介して接続されるとともに画面構成・状態情報保持部124と伝送路66を介して接続された映像信号・制御信号振り分け部125とを備えて構成される。
映像管理I/F部121は、入出力I/F部11と、コンテンツ情報保持部122、映像加工・分割処理部123、および画面構成・状態情報保持部124との間に介在して、後述する映像情報(表示情報)と制御情報へアクセスすることができる。
コンテンツ情報保持部122は、例えば映像コンテンツのピクセルサイズ(表示サイズ)およびフレームレート等のコンテンツ情報を保持する。なお、以下では、映像コンテンツに関する情報のうち、実際の映像に係る情報は映像情報といい、ピクセルサイズ(表示サイズ)およびフレームレート等の映像コンテンツの属性に関する情報はコンテンツ情報という。
画面構成・状態情報保持部124は、ディスプレイ2の接続情報等の画面構成情報およびディスプレイ2の状態情報等を保持する。ここで、ディスプレイ2の接続情報は、ディスプレイ2群と映像コントローラ1との接続関係を具体的に規定する情報であり、ディスプレイ2群による画面構成に関する情報である。接続情報には、後述する接続構成情報および自端末位置情報が含まれる。また、状態情報は、例えばディスプレイ2の動作状態を表す情報であり、例えばディスプレイ2に関する故障検知情報等である。さらに、ディスプレイ2の状態情報には、例えば各ディスプレイ2の画面のピクセルサイズ(表示サイズ)および表示周波数等の情報も含まれる。コンテンツ情報および状態情報は、制御情報に含まれる。制御情報には、後述する通信遅延情報および動画像情報等も含まれる。なお、画面構成・状態情報保持部124は、画面構成情報保持部と状態情報保持部に分けて構成してもよい。
映像加工・分割処理部123は、実際の映像コンテンツと画面構成情報と状態情報とに応じて、映像コンテンツの分割処理を行う。すなわち、映像加工・分割処理部123は、実際に動作しているディスプレイ2の個数、各ディスプレイ2のピクセルサイズ、および映像コンテンツのピクセルサイズなどに応じて、映像コンテンツを複数の映像情報に分割する。また、映像加工・分割処理部123は、必要に応じて、映像コンテンツの加工処理を行う。例えば、映像加工・分割処理部123は、映像コンテンツに対して輝度補正またはガンマ補正等の映像加工を施すことができる。なお、映像加工・分割処理部123は、映像加工処理部と映像分割処理部に分けて構成してもよい。
映像信号・制御信号振り分け部125は、コンテンツ情報保持部122、映像加工・分割処理部123および画面構成・状態情報保持部124と、信号I/F部13との間に介在して、映像情報に係る信号(映像信号)と、コンテンツ情報、接続情報、またはディスプレイ2の状態情報等の制御情報に係る信号(制御信号)とを振り分ける。例えば、通信網3を通じて映像コントローラ1に映像コンテンツが提供された場合、映像信号・制御信号振り分け部125は、映像コンテンツのうちから、映像信号のみを映像加工・分割処理部123へ送出することができる。
信号I/F部13、通信網3を通じてまたは各ディスプレイ2との間で、映像信号および制御信号の送受信を行う。
次に、ディスプレイ2の構成について説明する。ディスプレイ2は、信号I/F部21と、この信号I/F部21に伝送路80を介して接続された制御部22、およびこの制御部22に伝送路88を介して接続された表示部23を備えて構成される。
信号I/F部21は、接続線41を介して映像信号および制御信号を送受信し、または接続線42を介して別のディスプレイ2と映像信号および制御信号を送受信する。
制御部22は、信号I/F部21と伝送路80を介して接続された映像信号・制御信号振り分け部221と、映像信号・制御信号振り分け部221と伝送路81を介して接続された再生タイミング信号生成部222と、映像信号・制御信号振り分け部221と伝送路82を介して接続されるとともに再生タイミング信号生成部222と伝送路86を介して接続された画面構成・状態情報保持部223と、映像信号・制御信号振り分け部221と伝送路83を介して接続されるとともに画面構成・状態情報保持部223と伝送路87を介して接続された映像加工・取出処理部224と、再生タイミング信号生成部222と
伝送路84を介して接続されるとともに映像加工・取出処理部224と伝送路85を介して接続された表示信号I/F部225とを備えて構成される。
映像信号・制御信号振り分け部221は、再生タイミング信号生成部222、画面構成・状態情報保持部223および映像加工・取出処理部224と、信号I/F部21との間に介在して、映像信号と制御信号とを振り分ける。例えば、映像信号・制御信号振り分け部221は、映像コントローラ1から送信された映像信号を、伝送路83を介して映像加工・取出処理部224に出力する。また、映像信号・制御信号振り分け部221は、映像コントローラ1から送信された制御信号を、伝送路81を介して再生タイミング信号生成部222に出力する。
再生タイミング信号生成部222は、映像コントローラ1から送信された制御情報に基づき、自ディスプレイ2での映像情報の再生開始を指示する表示再生タイミング信号を生成する。この際、再生タイミング信号生成部222は、後述する通信遅延時間などを考慮して、再生開始時間に対して補正を施すなどして、この補正された再生開始時間に基づいて表示再生タイミング信号を生成する。なお、映像信号・制御信号振り分け部221は、映像コントローラ1から送信された制御情報を、伝送路81を介して再生タイミング信号生成部222に送信することができる。
画面構成・状態情報保持部223は、映像コントローラ1から送信された接続情報(接続構成情報)および自ディスプレイ2の画面構成内での接続位置情報(自端末位置情報)等の画面構成情報を保持する。また、画面構成・状態情報保持部223は、自ディスプレイ2の状態情報を収集し保持している。画面構成・状態情報保持部223は、自ディスプレイ2の状態情報を定期的に映像コントローラ1へ送信することができる。画面構成・状態情報保持部223は、状態情報として上述した例えば故障検知情報の他に、ディスプレイ2の温度管理がされている場合は温度情報も保持することができる。なお、画面構成・状態情報保持部223は、画面構成情報保持部と状態情報保持部に分けて構成してもよい。
映像加工・取出処理部224は、接続情報と自ディスプレイ2の位置情報を用いて、映像コントローラ1から送信された映像信号の中から自ディスプレイ2が表示すべき映像情報を取出し、必要に応じてその映像情報に加工を施すことができる。なお、映像加工・取出処理部224は、映像加工処理部と映像取出処理部に分けて構成してもよい。
表示信号I/F部225は、再生タイミング信号生成部222から出力された表示再生タイミング信号を表示部23に送出する。また、表示信号I/F部225は、映像加工・取出処理部224から出力された自ディスプレイ2で表示すべき映像情報を表示部23に送出する。
表示部23は、映像信号に基づいて実際に映像を表示する部分であり、例えば液晶パネル等からなる。
次に、本実施の形態の動作を、図3を参照して説明する。映像コントローラ1では、その電源起動後に、コンテンツ情報を設定することができる。例えば入出力I/部11から
手動で映像コンテンツのピクセルサイズおよびフレームレート等のコンテンツ情報を入力すると、このコンテンツ情報は、伝送路60、映像管理I/F部121、伝送路61を順次経由してコンテンツ情報保持部122に送信される。また、コンテンツ情報の設定は、通信網30を通じても可能である。例えば、通信網30を通じて映像コントローラ1に送信された映像コンテンツは、信号I/F部13で受信された後、伝送路69を介して映像信号・制御信号振り分け部125に送られる。映像信号・制御信号振り分け部125は、その信号の例えばヘッダ領域を参照して映像コンテンツのピクセルサイズおよびフレームレート等のコンテンツ情報を読み出した後、このコンテンツ情報を、伝送路64を介してコンテンツ情報保持部122に送信する。
また、同様に、映像コントローラ1では、その電源起動後に、ディスプレイ2の接続情報等の画面構成情報を設定することができる。例えば入出力I/部11から手動で上記接続情報を入力すると、この接続情報は、伝送路60、映像管理I/F部121、伝送路63を順次経由して画面構成・状態情報保持部124に送信される。また、接続情報の設定は、例えば映像コンテンツ信号のヘッダ領域に予め接続情報を記載しておくことにより、通信網30を通じても可能である。すなわち、通信網30を通じて映像コントローラ1に送信された映像コンテンツは、信号I/F部13で受信された後、伝送路69を介して映像信号・制御信号振り分け部125に送られる。そして、映像信号・制御信号振り分け部125は、映像コンテンツ信号のヘッダ領域を参照してディスプレイ2の接続情報を読み出した後、この接続情報を、伝送路66を介して画面構成・状態情報保持部124に送信する。
また、各ディスプレイ2の状態情報は、定期的に各ディスプレイ2の画面構成・状態情報保持部223から映像コントローラ1の画面構成・状態情報保持部124に送信される。画面構成・状態情報保持部223は、例えば故障検知情報を、伝送路82、映像信号・制御信号振り分け部221、伝送路80、信号I/F部21、接続線41、信号I/F部13、伝送路70、映像信号・制御信号振り分け部125、伝送路66を順次経由する経路により、画面構成・状態情報保持部124に送信する。このようにして、画面構成・状態情報保持部124は、定期的に状態情報を更新するとともに、例えば故障検知情報に基づき、故障等により映像の表示が困難なディスプレイ2が判明した場合は、これに応じて接続情報も更新することができる。そして、画面構成・状態情報保持部124は、更新された接続情報等の制御情報を、伝送路66、映像信号・制御信号振り分け部125、伝送路70、信号I/F部13、接続線41、信号I/F部21、伝送路80、映像信号・制御信号振り分け部221、伝送路82を順次経由する経路により、画面構成・状態情報保持部223に送信する。なお、画面構成・状態情報保持部124から各ディスプレイ2に送信される制御情報には、後述する通信遅延情報等も含まれる。
次に、映像加工・分割処理部123の動作を説明する。以下では、映像コンテンツは、例えば640×480ピクセルの画面解像度を有するいわゆるVGAとし、さらに一枚のディスプレイ2で80×80ピクセルを表示する場合の構成を例に説明する。
図4は、映像コントローラ1の内部で保持される接続情報の一例を模式的に示した図である。すなわち、画面構成・状態情報保持部124は、例えば図4が示す内容に相当する接続情報を保持する。図4では、映像コントローラ1に6本の接続線41が互いに並列に接続され、各接続線41にはそれぞれ8台のディスプレイ2がデイジーチェーン状に接続されている。また、ディスプレイ2群により構成される画面形状は例えば概略長方形型である。ただし、斜線箇所(例えば、1行目かつ1列目など)は、例えばディスプレイ2の設置箇所における構造的な問題または表示効果を狙い、実際にはディスプレイ2が存在しない箇所を表している。つまり、図4では、ディスプレイ2が横8枚、縦6枚に配列されているとした上で、さらに、実際にディスプレイ2が設置されていない箇所では斜線を付して表示することにより、実際の接続態様に即した接続情報を与える。なお、実際にディスプレイ2が設置されてはいるが、例えば故障等により表示をすることができない場合にも、同様に斜線を付して正常に動作するものと区別することができる。
映像加工・分割処理部123は、コンテンツ情報保持部122から伝送路67を介してコンテンツ情報を取得する。このコンテンツ情報には、映像コンテンツが640×480ピクセルであるとの情報が含まれている。また、映像加工・分割処理部123は、画面構成・状態情報保持部124から伝送路68を介して接続情報を取得する。この接続情報には、それぞれ80×80ピクセルのディスプレイ2が横8枚、縦6枚で接続されており、かつ、斜線箇所にはディスプレイ2が存在しないという情報が含まれている。また、映像加工・分割処理部123は、映像信号・制御信号振り分け部125から伝送路65を介して映像コンテンツ(表示情報)を取得する。映像コンテンツは、例えば通信網3を通じて映像信号・制御信号振り分け部125に入力されたものであってもよいし、あるいは、例えば映像コントローラ1内の図示しない記憶部に記憶されたものが映像信号・制御信号振り分け部125に入力されたものであってもよい。
さらに、映像加工・分割処理部123は、コンテンツ情報および接続情報に基づき、映像コンテンツに対して、必要に応じて輝度補正またはガンマ補正等の映像加工を施した後、この映像コンテンツを8×6個の情報に分割する処理を施す。具体的には、映像加工・分割処理部123は、横8枚、縦6枚のディスプレイ2の配列に応じて、映像コンテンツを8×6枚分に分割する。ここで、分割された映像情報は、それぞれ80×80ピクセルの情報である。各ディスプレイ2に割り当てる映像情報のサイズが例えば80×80ピクセルという情報は、制御情報の一部として(動画像情報)、画面構成・状態情報保持部124で保持される。すなわち、画面構成・状態情報保持部124は、各ディスプレイ2の表示サイズの情報も例えば接続情報の一部として含んでいる。
また、映像加工・分割処理部123は、例えば接続線41の本数に応じて、映像信号を分割する。すなわち、映像加工・分割処理部123は、映像信号を接続線41ごとに生成し、それぞれの映像信号にはその映像信号が伝送される接続線41に接続された複数のディスプレイ2用の映像情報が分割されて含まれるようにすることができる。映像加工・分割処理部123は、分割された映像信号を映像信号・制御信号振り分け部125に出力する。映像信号・制御信号振り分け部125は、各映像信号を、伝送路70を介して信号I/F部13に出力する。そして、信号I/F部13は、各映像信号を対応する接続線42に送出する。
なお、映像加工・分割処理部123は、映像コンテンツとディスプレイ2のピクセルサイズ(表示サイズ)または表示周波数が一致しない場合などに、補間処理、間引き処理、フィルタ処理、超解像技術を用いた処理などの補正処理を適用することにより、映像コンテンツとディスプレイ2の間で整合を取る処理を行うこともできる。同様の処理を、映像加工・取出処理部224で行うこともできる。
次に、ディスプレイ2の動作を説明する。なお、制御情報は既に設定済みとして説明するが、その送受信処理は既に説明したとおりである。映像コントローラ1と接続線41を介して接続されたディスプレイ2は、映像コントローラ1から送信された映像信号を信号I/F部21にて受信する。このディスプレイ2の信号I/F部21は、受信した映像信号を、伝送路80を介して制御部22内の映像信号・制御信号振り分け部221に送信するとともに、接続線42を介して次のディスプレイ2に送信する中継送信処理も行う。2台目以降のディスプレイ2も同様の処理を行う。すなわち、2台目以降のディスプレイ2は、自身よりも後段のディスプレイ2が存在する場合には、前段のディスプレイ2から接続線42を通じて送信された映像信号を、自身の信号I/F部21にて受信し、この信号I/F部21は、受信した映像情報を、自身の映像信号・制御信号振り分け部221に送信するとともに、後段のディスプレイ2に送信する中継送信処理も行う。なお、前段は、接続に関して映像コントローラ1側または映像信号を受信した側を意味し、後段は前段と反対側を意味する。
映像信号・制御信号振り分け部221は、受信した映像信号を、伝送路83を介して映像加工・取出処理部224に送信する。
映像加工・取出処理部224は、画面構成・状態情報保持部223から伝送路87を介して取得した接続情報に基づき、映像信号から自ディスプレイ2で表示すべき映像情報を取り出し、必要な場合には輝度補正またはガンマ補正等の映像加工を施した後、取り出した映像情報を、伝送路85を介して、表示信号I/F部225に送信する。
一方、再生タイミング信号生成部222は、映像コントローラ1から受信しまたは画面構成・状態情報保持部223から伝送路86を介して取得した制御情報に基づき、自ディスプレイ2での映像情報の再生開始を指示する表示再生タイミング信号を生成し、この表示再生タイミング信号を表示信号I/F部225に出力する。
表示信号I/F部225は、映像信号と表示再生タイミング信号を表示部23に送出する。表示部23は、表示再生タイミング信号で指定された再生タイミングで、自ディスプレイ2で表示するべき映像の再生を行う。
次に、本実施の形態における映像表示の時刻同期方法について説明する。図5は、映像コントローラ1からディスプレイ2−1−1〜2−1−Nに送信される信号例を模式的に示した図である。図5では、制御情報A1と映像信号B1とがセットで送信される場合の例である。この場合、映像加工・分割処理部123が、図5のような信号を、ディスプレイ2に送信する。ただし、上記したように、映像信号B1を送信する前に制御信号A1を送信してもよい。また、制御信号A1は、映像信号B1のブランキング時間に送信してもよく、独自フォーマットで定義されていてもよい。
映像情報B1は、それぞれディスプレイ2−1−1〜2−1−Nに対して分割された映像情報である「ディスプレイ2−1−1用」〜「ディスプレイ2−1−N用」の各映像情報を含んでいる。以下では、図4と対応させるために、例えばN=8とする。
映像コントローラ1からディスプレイ2に対して設定すべき必要な制御情報A1は、例えば、以下の4つである。すなわち、(1)接続構成情報、(2)自端末位置情報、(3)通信遅延情報、および(4)動画像情報である。
接続構成情報の一例を図6に示す。図6では、図4の各行におけるディスプレイ2の最大の台数(行最大接続台数)と、各行における接続情報(行内接続情報)から構成される。図6では、図4における例えば1行目を示しており、行最大接続台数は「8」である。また、行内接続情報において、ビット「1」はディスプレイ2が存在することを示し、ビット「0」はディスプレイ2が存在しないことを示している。詳細には、「00111100」のうち「0」は図4の一行目で斜線が付されたディスプレイ2に対応し、「1」は同行におけるその他のディスプレイ2−1−3〜2−1−6に対応している。なお、ディスプレイ2で表示可能なサイズ等が複数種類存在する場合には、ビットを用いた表示の代わりに、例えばバイトを用いた表示を採用することもできる。
自端末位置情報は、自ディスプレイ2が映像コントローラ1から何番目に接続されているのかを示す情報である。自端末位置情報は、例えば次のようにして設定することができる。例えば図4における1行目の場合を例に説明する。1行目では、映像コントローラ1に4台のディスプレイ2が接続されている。まず、映像コントローラ1の画面構成・状態情報設定保持部124は、1行目に接続されたディスプレイ2の総数(最大台数)にあわせて自端末位置情報を「4」とした上で、制御情報A1をディスプレイ2−1−3に送信する。ディスプレイ2−1−3では、画面構成・状態情報保持部223は、接続構成情報を参照することにより、当該行には、自身も含めて4台のディスプレイ2が接続されていることを認識し、さらに、自端末位置情報を参照してその値が「4」であることから、自ディスプレイ2が映像コントローラ1から1番目に接続されていることを認識する(例えば、「最大接続台数」−「自端末位置情報」+1=1を算出する。)。また、例えば信号I/F部21は、制御情報A1を次のディスプレイ2−1−4に中継送信する際に、自端末位置情報の値を1だけデクリメントして送信する。なお、この処理は、画面構成・状態情報保持部223で行ってもよい。こうすることで、次のディスプレイ2−1−4では、画面構成・状態情報保持部223は、接続構成情報を参照することにより、当該行には、自身も含めて4台のディスプレイ2が接続されていることを認識し、さらに、自端末位置情報を参照してその値が「2」であることから、自ディスプレイ2が映像コントローラ1から2番目に接続されていることを認識する(「最大接続台数」−「自端末位置情報」+1=2を算出する。)。同様にして、更に後段のディスプレイ2でも、当該行内における自端末位置情報を一意に求めることができる。なお、上記の方法に限らず、例えば、手動で自端末位置情報を与えるなど、別の方法で自端末位置情報を与えてもよく、本実施の形態ではその設定方法は特に問わない。
通信遅延情報は、映像コントローラ1から送信された映像信号が各ディスプレイ2を通過するときにかかる遅延時間(遅延量)に関する情報を含み、さらに、表示再生タイミング信号の補正の基準となる基準位置(基準となるディスプレイ2が映像コントローラ1から何番目に接続されているのかの情報)に関する情報を含む。以下では、各ディスプレイ2における遅延時間は例えば一定(Δt)とし、その数値が通信遅延情報に設定されているものとする。なお、遅延時間を自動で計測する手段を設けることもでき、このような自動計測手段に関しては、特許第4331702号公報などに記載される方法を用いてもよい。また、各ディスプレイ2を通過するときにかかる遅延時間が一定でなく、個々に異なる場合は、各遅延時間を接続構成情報に対応して与えてもよい。例えば図6の行内接続情報の各ビットに対応させて各遅延時間を設定することもできる。また、通信遅延時間以外にも、例えば各ディスプレイ2内で表示再生までにかかる処理時間が同一ではなく、異なる場合には、その遅延時間も個別の遅延情報として通信遅延情報に含めて設定することもできる。
動画像情報は、1台のディスプレイ2で取り出すべき情報量(取得情報量)を表す。例えば図4の場合、動画像情報は、80×80ピクセルであること、および16ビットのRGB画像であること等の情報である。これにより、映像加工・取出処理部224は、図5で示した映像情報B1から自ディスプレイ2で取り出すべき情報量を求めることができ、割り当てられた映像情報を適切に取り出すことができる。なお、映像情報B1の中で、区切り信号を設けて、取り出すべき情報量を明確化してもよい。例えば、「ディスプレイ2−1−1用」と「ディスプレイ2−1−1用」の各映像信号の間に双方を区分する区切り信号を設けるなどである。
次に、制御情報A1を用いた時刻同期方法について説明する。まず、従来の構成による表示再生のタイミングについて説明する。図7は、従来の情報表示方法における表示再生タイミング信号の例について示した図である。図7では、図4の2行目のデイジーチェーンに対して映像コントローラ1から映像信号B1が送信された場合のディスプレイ2−2−1,2−2−2における表示再生タイミング信号の発生のタイミングを示している。
まず、映像コントローラ1は、時刻t0に映像信号B1を送信している。映像信号B1には、それぞれ80×80ピクセルの映像情報に分割されたディスプレイ2−2−1用〜ディスプレイ2−2−8用の各映像情報が含まれている。ディスプレイ2−2−1は、映像信号B1を受信した後、時刻t1に映像信号B1を次のディスプレイ2−2−2に転送する。さらに、ディスプレイ2−2−2は、映像信号B1を受信した後、時刻t2に映像信号B1を次のディスプレイ2−2−3に転送する。ここで、(t2−t1)は、上述の遅延時間Δtである。このように、映像信号B1は、各ディスプレイ2を通過する際に通信処理上の理由により遅延を生じることから送信タイミングにずれが生じる。そのため、例えば各ディスプレイ2で映像信号B1を送信した後一定時間後に表示再生タイミング信号を生成した場合は、各ディスプレイ2間で表示再生タイミング信号の発生時刻が互いに異なることとなり、ディスプレイ2−2−1〜ディスプレイ2−2−8間で表示の同期が実現されない。例えば、図示例では、ディスプレイ2−2−1は、時刻t3に表示再生タイミング信号を生成し、ディスプレイ2−2−2は、時刻t4(>t3)に表示再生タイミング信号を生成している。
そこで、本実施の形態では、映像コントローラ1から一番近いディスプレイ2、または、一番遠いディスプレイ2、または中間のディスプレイ2など基準位置を設けて、その基準位置のディスプレイ2で生じる表示再生タイミング信号を基準として自ディスプレイ2の表示再生タイミング信号を補正することを行う。
図8は、本実施の形態の情報表示方法における表示再生タイミング信号の一例について示した図である。図8では、図7と同様に、図4の2行目のデイジーチェーンに対して映像コントローラ1から映像信号B1が送信された場合のディスプレイ2−2−1,2−2−2における表示再生タイミング信号の発生のタイミングを示している。
図8では、ディスプレイ2−2−2を上記基準位置とし、ディスプレイ2−2−1での表示再生タイミング信号の発生時刻をディスプレイ2−2−2での表示再生タイミング信号の発生時刻に合わせて補正している。具体的には、ディスプレイ2−2−1の表示再生タイミングが従来の時刻t3から遅延時間Δt分加算されて時刻t4に補正され、ディスプレイ2−2−2の表示発生タイミングに同期させている。ディスプレイ2−2−2の再生タイミング信号生成部222は、制御情報に含まれる接続構成情報、自端末位置情報、および通信遅延情報により、自ディスプレイ2−2−2での表示再生タイミングを補正する。具体的には、再生タイミング信号生成部222は、通信遅延情報によりディスプレイ2−2−1が基準位置に設定されていることを認識し、さらに接続構成情報および自端末位置情報から基準位置と自端末位置との関係を認識することができるので、例えば映像信号B1を送信した後一定時間後に表示再生タイミング信号を生成する際に、その一定時間に遅延時間Δtを加算することにより、表示再生タイミング信号の発生時刻をディスプレイ2−2−2と同期するように補正することができる。
また、図4における4行目のデイジーチェーンのようにディスプレイ2に抜けが有る場合(3列目および5列目)の動作を、図9を用いて説明する。図9は、本実施の形態の情報表示方法における表示再生タイミング信号の別の一例について示した図である。
図9に示すように、映像信号B1には、それぞれ80×80ピクセルの映像情報に分割されたディスプレイ2−4−1用〜ディスプレイ2−4−8用の各映像情報が含まれている。映像信号B1自体は、抜けを考慮せずに作ることが処理を簡易化させるため、映像加工・分割処理部123は、抜けの部分に対応するディスプレイ2−4−2,2−4−5も含めてすべてのディスプレイ2−4−1〜2−4−8に対して映像信号B1を作成し出力する。
各ディスプレイ2の映像加工・取出処理部224は、自端末位置情報により、自ディスプレイ2で表示すべき映像情報を取り出す。図9では、各ディスプレイ2が取り出す映像情報を、それぞれ斜線を付して明示した。また、各ディスプレイ2の再生タイミング信号生成部222は、接続構成情報および自端末位置情報により自ディスプレイ2が映像コントローラ1から何番目に接続されているかを把握し、さらに通信遅延情報により基準位置を把握した上で、自端末位置と基準位置との関係に応じて、表示再生タイミングを補正する。図9では、基準位置を例えばディスプレイ2−4−1としている。したがって、例えばディスプレイ2−4−4では、ディスプレイ2−4−1での表示再生タイミング信号の発生時刻と同期させるため、2台の遅延量に相当する2×Δtだけ表示再生タイミングを早くしている。
以上説明したように、本実施の形態では、映像コントローラ1に複数のディスプレイ2をデイジーチェーン状に接続し、ディスプレイ2群全体で一つの映像を表示するように映像コントローラ1では映像コンテンツを分割して各ディスプレイ2にて表示すべき映像情報(表示情報)を作成している。そして、分割された映像情報を含む映像信号は、映像コントローラ1から各デイジーチェーンに送出され、各ディスプレイ2は、接続構成情報、自端末位置情報、および動画像情報により、映像信号から自ディスプレイ2で表示すべき映像情報を取り出し、また、映像信号を後段のディスプレイ2に転送する。したがって、本実施の形態によれば、例えば数千にも及ぶような多数のディスプレイ2を接続して情報表示装置を構成する場合でも、映像コントローラ1に接続される接続線41の本数の増大が低減され、かつ、ディスプレイ2の接続台数の増大にもかかわらず処理が複雑化することがない。
また、本実施の形態によれば、安価で小型のディスプレイ2を多数用いて、例えば、数千枚に及ぶようなディスプレイ2の接続で大型の画面を形成することが可能になるので、低コストで大画面を作成することができる。
一方、例えば特許文献2では、コンテンツ配信サーバからネットワークを介して配信される映像コンテンツをマルチディスプレイ構成装置にて複数個に分割して再符号化することにより、小さなディスプレイを複数用いて構成された大画面に映像情報を表示する技術が記載されているが、大画面を構成する小さなディスプレイの個数が数千個にも及ぶと、再符号化されたデータをそれぞれのディスプレイに送信して大画面で映像情報を表示する処理は複雑になるという問題がある。なお、図10は、特許文献2に記載の映像表示方法について示した図であり、コンテンツ配信サーバ100、ネットワーク101、マルチディスプレイ構成装置107、ネットワーク接続ユニット102a〜102d、ディスプレイ103a〜103d、ネットワークインターフェース104a、プロセッサ105d、およびメモリ106aが示されている。
また、本実施の形態によれば、各ディスプレイ2は、接続構成情報、自端末位置情報、および通信遅延情報により、自ディスプレイ2での表示再生タイミングを補正することができるので、ディスプレイ2全体で表示再生タイミングの時刻同期を図ることができる。
近時、映像コンテンツの3D化が進められているが、3D映像を再生するには、映像表示側が互いに時刻同期している必要がある。すなわち、大画面を多数のディスプレイ2で構成する場合には、すべてのディスプレイ2間で精度良く時刻同期した表示がなされる必要がある。本実施の形態は、数千枚のディスプレイ2が接続されている場合でも、ディスプレイ2間で再生時刻の同期を容易に取ることができるので、映像コンテンツの3D表示に好適である。
以上のように、本発明は、例えば街中または公共機関などの不特定多数の人々の往来が想定される所で、例えば商品広告、案内、ニュース報道、情報配信、または宣伝等の表示情報を効果的に表示するための大型映像装置およびその表示方法に好適である。
1 映像コントローラ
2 ディスプレイ
3 通信網
11 入出力I/F部
12,22 制御部
13,21 信号I/F部
23 表示部
31,60〜70,80〜88 伝送路
41,42 接続線
121 映像管理I/F部
122 コンテンツ情報保持部
123 映像加工・分割処理部
124,223 画面構成・状態情報保持部
125,221 映像信号・制御信号振り分け部
222 再生タイミング信号生成部
224 映像加工・取出処理部
225 表示信号I/F部

Claims (5)

  1. 映像コンテンツの表示制御を行う映像コントローラと、
    この映像コントローラに接続線を介してデイジーチェーン状に接続された複数個のディスプレイと、
    を備え、
    前記映像コントローラは、
    前記接続線ごとの前記ディスプレイの接続個数と前記接続線に接続された前記複数個のディスプレイによりなるデイジーチェーン内での前記各ディスプレイの位置を前記接続線ごとに与える接続情報を保持する第1の画面構成情報保持部と、
    前記接続情報に応じて、前記映像コンテンツを前記各ディスプレイがそれぞれ表示すべき映像情報に分割する映像分割処理部と、
    分割された前記映像情報を含む映像信号を前記各ディスプレイに送信する第1の通信部と、
    を備え、
    前記各ディスプレイは、
    前記映像信号を受信するとともに、前記映像信号を受信した側と反対側に次のディスプレイが接続されている場合には、前記映像信号を前記次のディスプレイに転送する第2の通信部と、
    自ディスプレイの接続位置を特定する情報である自端末位置情報と、前記映像信号から取り出すべき情報量を表す取得情報量情報と、前記接続情報とを保持する第2の画面構成情報保持部と、
    この第2の画面構成情報保持部から取得した前記自端末位置情報と前記取得情報量情報と前記接続情報とに基づき、前記映像信号の中から前記自ディスプレイが表示すべき映像情報を取り出す映像取出処理部と、
    取り出された前記映像情報を表示する表示部と、
    取り出された前記映像情報の前記表示部での再生開始を指示する表示再生タイミング信号を生成する再生タイミング信号生成部と、
    を備え
    前記再生タイミング信号生成部は、自ディスプレイを含むデイジーチェーン内のディスプレイのうち表示再生タイミングの基準となる一のディスプレイの位置を特定する基準位置情報と、前記映像信号が当該デイジーチェーン内の各ディスプレイを通過するときにかかる遅延時間に関する情報である遅延量情報と、前記接続情報と、前記自端末位置情報とに基づいて、前記表示再生タイミング信号を生成するタイミングを前記基準となるディスプレイでの表示再生タイミング信号の生成タイミングに合わせる補正をすることを特徴とする情報表示装置。
  2. 前記映像コントローラは、少なくとも前記映像コンテンツの表示サイズ情報を含むコンテンツ情報を保持するコンテンツ情報保持部を備え、
    前記映像分割処理部は、前記映像コンテンツの表示サイズ情報と前記接続情報とに応じて、前記映像コンテンツを分割することを特徴とする請求項1に記載の情報表示装置。
  3. 前記映像コントローラは、前記映像コンテンツに加工を施すことができる映像加工処理部を備え、
    前記コンテンツ情報保持部は、前記映像コンテンツの表示サイズ情報とフレームレート情報を保持し、
    前記第1の画面構成情報保持部は、前記各表示部の表示サイズ情報および表示周波数情報を保持し、
    前記映像加工処理部は、前記映像コンテンツの表示サイズと前記各表示部の表示サイズが一致せず、もしくは、前記映像コンテンツのフレームレートと前記各表示部の表示周波数とが一致せず、または、これら双方が成り立つ場合は、前記映像コンテンツを加工して前記各表示部の表示サイズおよび表示周波数に整合するよう補正処理を行うことを特徴とする請求項2に記載の情報表示装置。
  4. 前記映像コントローラは、前記各ディスプレイの故障検知情報である状態情報を保持する第1の状態情報保持部を備え、
    前記各ディスプレイは、自ディスプレイの故障検知情報である状態情報を保持する第2の状態情報保持部を備え、
    前記第2の状態情報保持部は、自ディスプレイの前記状態情報を、前記第2の通信部を用いて前記映像コントローラに送信し、
    前記第1の状態情報保持部は、前記第2の状態情報保持部から送信された前記状態情報を、前記第1の通信部を用いて受信し、受信された状態情報により前記各ディスプレイの前記状態情報を更新し、
    前記第1の画面構成情報保持部は、前記状態情報の更新に応じて、前記接続情報を更新することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報表示装置。
  5. 映像コンテンツの表示制御を行う映像コントローラと、この映像コントローラに接続線を介してデイジーチェーン状に接続された複数個のディスプレイとを備えた情報表示装置における情報表示方法であって、
    前記映像コントローラが、前記接続線ごとの前記ディスプレイの接続個数と前記接続線に接続された前記複数個のディスプレイによりなるデイジーチェーン内での前記各ディスプレイの位置を前記接続線ごとに与える接続情報に応じて、前記映像コンテンツを前記各ディスプレイがそれぞれ表示すべき映像情報に分割するステップと、
    前記映像コントローラが、分割された前記映像情報を含む映像信号を前記各ディスプレイに送信するステップと、
    前記各ディスプレイが、前記映像信号を受信するとともに、前記映像信号を受信した側と反対側に次のディスプレイが接続されている場合には、前記映像信号を前記次のディスプレイに転送するステップと、
    前記各ディスプレイが、自ディスプレイの接続位置を特定する情報である自端末位置情報と、前記映像信号から取り出すべき情報量を表す取得情報量情報と、前記接続情報とに基づき、前記映像信号の中から前記自ディスプレイが表示すべき映像情報を取り出すステップと、
    前記各ディスプレイが、取り出された前記映像情報の再生開始を指示する表示再生タイミング信号を生成する際に、自ディスプレイを含むデイジーチェーン内のディスプレイのうち表示再生タイミングの基準となる一のディスプレイの位置を特定する基準位置情報と、前記映像信号が当該デイジーチェーン内の各ディスプレイを通過するときにかかる遅延時間に関する情報である遅延量情報と、前記接続情報と、前記自端末位置情報とに基づいて、前記表示再生タイミング信号を生成するタイミングを前記基準となるディスプレイでの表示再生タイミング信号の生成タイミングに合わせる補正をするステップと、
    前記各ディスプレイが、前記表示再生タイミング信号で指定された再生タイミングで、取り出された前記映像情報を表示するステップと、
    を含むことを特徴とする情報表示方法。
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