JP2008051848A - 表示装置、マルチディスプレイシステム、同期制御方法、同期制御プログラム、および記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】マルチディスプレイシステムを低コストで構築でき、かつ画面全体として滑らかで自然な画像を実現できる表示装置を提供すること。
【解決手段】表示装置4の同期処理部425は、垂直同期信号を生成する垂直同期信号生成部4253Eと、フレームバッファ4241Aの記憶状態を検出する記憶状態検出部4253Bと、自身がスレーブの表示装置であった場合に、記憶状態検出部4253Bによる記憶状態の検出の後、送受信部4252を介して記憶状態情報をマスターの表示装置に送信させる送信制御部4253Cと、自身がマスターの表示装置であった場合に、複数の表示装置が記憶状態であると認識した後、送受信部4252を介して垂直同期信号を含むタイミング信号をスレーブの表示装置に送信させる送信制御部4253Cと、タイミング信号に基づいて表示画像情報の送出タイミングを制御するタイミング制御部4253Fとを備える。
【選択図】図4
【解決手段】表示装置4の同期処理部425は、垂直同期信号を生成する垂直同期信号生成部4253Eと、フレームバッファ4241Aの記憶状態を検出する記憶状態検出部4253Bと、自身がスレーブの表示装置であった場合に、記憶状態検出部4253Bによる記憶状態の検出の後、送受信部4252を介して記憶状態情報をマスターの表示装置に送信させる送信制御部4253Cと、自身がマスターの表示装置であった場合に、複数の表示装置が記憶状態であると認識した後、送受信部4252を介して垂直同期信号を含むタイミング信号をスレーブの表示装置に送信させる送信制御部4253Cと、タイミング信号に基づいて表示画像情報の送出タイミングを制御するタイミング制御部4253Fとを備える。
【選択図】図4
Description
本発明は、表示装置、マルチディスプレイシステム、同期制御方法、同期制御プログラム、および記録媒体に関する。
従来、一画面の原画像の少なくとも一部を構成する部分画像を表示する複数の表示装置(例えば、プロジェクタ)を有し、複数の表示装置が表示する各部分画像によって原画像を大画面で表示するマルチディスプレイシステムが知られている。
このようなマルチディスプレイシステムにおいては、原画像として例えば動画像を表示する場合、画面全体として滑らかで自然な動画像を実現するために、各表示装置が表示する各部分画像の表示タイミングを同期させることが求められる。
そして、従来では、画面全体として滑らかで自然な動画像を実現するために、外部からの基準同期信号に同期して各画像情報(部分画像に関する部分画像情報)をそれぞれ出力するゲンロック機能、あるいは、画面(フレーム)毎の各部分画像のフレーム更新タイミングを一致させるように各画像情報をそれぞれ出力するフレームロック機能を具備したスキャンコンバータを、各表示装置における画像情報の入力側に接続して用いる構成が知られている。
また、その他の構成として、各表示装置に画像情報(映像信号)を出力する信号源として使用される映像表示装置にゲンロック機能を持たせ、複数の映像信号出力部が外部からの基準同期信号にロックして動作する構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このようなマルチディスプレイシステムにおいては、原画像として例えば動画像を表示する場合、画面全体として滑らかで自然な動画像を実現するために、各表示装置が表示する各部分画像の表示タイミングを同期させることが求められる。
そして、従来では、画面全体として滑らかで自然な動画像を実現するために、外部からの基準同期信号に同期して各画像情報(部分画像に関する部分画像情報)をそれぞれ出力するゲンロック機能、あるいは、画面(フレーム)毎の各部分画像のフレーム更新タイミングを一致させるように各画像情報をそれぞれ出力するフレームロック機能を具備したスキャンコンバータを、各表示装置における画像情報の入力側に接続して用いる構成が知られている。
また、その他の構成として、各表示装置に画像情報(映像信号)を出力する信号源として使用される映像表示装置にゲンロック機能を持たせ、複数の映像信号出力部が外部からの基準同期信号にロックして動作する構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、従来のように、スキャンコンバータを用いる構成とした場合には、スキャンコンバータは業務用途向けに作られていることもあり非常に高価である。また、表示装置の台数に応じた数のスキャンコンバータが必要となり、マルチディスプレイシステムを低コストで構築することが難しい。
また、特許文献1に記載の技術では、個々の画面(プロジェクタ)に対して映像信号を出力する装置を1つの装置として統合し、かつそれぞれの出力段にゲンロック機能をつけただけの構成となっているが、実際に用いる場合には、高価なハードウェアとなってしまい、マルチディスプレイシステムを低コストで構築することが難しい。
また、特許文献1に記載の技術では、個々の画面(プロジェクタ)に対して映像信号を出力する装置を1つの装置として統合し、かつそれぞれの出力段にゲンロック機能をつけただけの構成となっているが、実際に用いる場合には、高価なハードウェアとなってしまい、マルチディスプレイシステムを低コストで構築することが難しい。
本発明の目的は、マルチディスプレイシステムを低コストで構築でき、かつ画面全体として滑らかで自然な画像を実現できる表示装置、マルチディスプレイシステム、同期制御方法、同期制御プログラム、および記録媒体を提供することにある。
本発明の表示装置は、入力した画像情報に基づいて画像を表示可能に構成され、直列に接続された複数の表示装置を有し、前記複数の表示装置が表示する各表示画像によって所定の画像を表示するマルチディスプレイシステムに用いられる表示装置であって、他の表示装置に接続し、接続された前記他の表示装置との間でそれぞれ情報を送受信するための送受信部と、一画面分の前記表示画像に関する表示画像情報を順次、記憶する表示画像情報記憶部を有し、表示部を駆動する表示駆動部に前記表示画像情報を送出して前記表示画像情報に基づく前記表示画像を順次、前記表示部に表示させる表示制御部と、前記表示画
像情報記憶部から前記表示駆動部に送出される前記表示画像情報の送出タイミングを制御し、前記複数の表示装置間で、前記表示画像の表示タイミングを同期させる同期処理部とを備え、前記同期処理部は、自身の表示装置が前記複数の表示装置のうちスレーブの表示装置に対して前記送受信部を介して制御指令を送信して前記スレーブの表示装置を制御するマスターの表示装置であった場合に、外部から入力した基準同期信号、または、入力した前記画像情報に含まれる同期信号に基づいて、前記表示画像の画面更新時での垂直帰線を前記複数の表示装置間で同期させるための垂直同期信号を生成する垂直同期信号生成部と、前記表示画像情報記憶部の状態を検出し、前記表示画像情報記憶部に前記表示画像情報が記憶された記憶状態であるか否かを検出する記憶状態検出部と、自身の表示装置が前記スレーブの表示装置であった場合に、前記記憶状態検出部にて前記記憶状態であると検出された後、前記送受信部を介して、前記記憶状態である旨の記憶状態情報を前記マスターの表示装置に対して送信させる状態情報送信制御部と、自身の表示装置が前記マスターの表示装置であった場合に、自身の表示装置の前記記憶状態検出部による前記記憶状態の検出、および前記送受信部にて前記スレーブの表示装置から受信した前記記憶状態情報に基づいて、前記複数の表示装置の各前記表示画像情報記憶部が前記記憶状態であると認識した後、前記送受信部を介して、前記垂直同期信号生成部にて生成された垂直同期信号を含むタイミング信号を前記スレーブの表示装置に対して送信させるタイミング信号送信制御部と、自身の表示装置にて生成された前記タイミング信号、または、前記送受信部にて前記マスターの表示装置から受信した前記タイミング信号に基づいて、前記表示画像情報記憶部から前記表示駆動部に送出される前記表示画像情報の送出タイミングを制御するタイミング制御部とを備えていることを特徴とする。
像情報記憶部から前記表示駆動部に送出される前記表示画像情報の送出タイミングを制御し、前記複数の表示装置間で、前記表示画像の表示タイミングを同期させる同期処理部とを備え、前記同期処理部は、自身の表示装置が前記複数の表示装置のうちスレーブの表示装置に対して前記送受信部を介して制御指令を送信して前記スレーブの表示装置を制御するマスターの表示装置であった場合に、外部から入力した基準同期信号、または、入力した前記画像情報に含まれる同期信号に基づいて、前記表示画像の画面更新時での垂直帰線を前記複数の表示装置間で同期させるための垂直同期信号を生成する垂直同期信号生成部と、前記表示画像情報記憶部の状態を検出し、前記表示画像情報記憶部に前記表示画像情報が記憶された記憶状態であるか否かを検出する記憶状態検出部と、自身の表示装置が前記スレーブの表示装置であった場合に、前記記憶状態検出部にて前記記憶状態であると検出された後、前記送受信部を介して、前記記憶状態である旨の記憶状態情報を前記マスターの表示装置に対して送信させる状態情報送信制御部と、自身の表示装置が前記マスターの表示装置であった場合に、自身の表示装置の前記記憶状態検出部による前記記憶状態の検出、および前記送受信部にて前記スレーブの表示装置から受信した前記記憶状態情報に基づいて、前記複数の表示装置の各前記表示画像情報記憶部が前記記憶状態であると認識した後、前記送受信部を介して、前記垂直同期信号生成部にて生成された垂直同期信号を含むタイミング信号を前記スレーブの表示装置に対して送信させるタイミング信号送信制御部と、自身の表示装置にて生成された前記タイミング信号、または、前記送受信部にて前記マスターの表示装置から受信した前記タイミング信号に基づいて、前記表示画像情報記憶部から前記表示駆動部に送出される前記表示画像情報の送出タイミングを制御するタイミング制御部とを備えていることを特徴とする。
ここで、複数の表示装置のうち、マスターの表示装置またはスレーブの表示装置の認識方法としては、以下の方法が例示できる。
例えば、表示装置に、マスターまたはスレーブである旨の情報を設定可能とする設定入力部を設ける。そして、利用者が設定入力部にマスターまたはスレーブである旨の情報を設定することで、表示装置の各部材(例えば、垂直同期信号生成部、状態情報送信制御部、タイミング信号送信制御部等)は、設定された情報に基づいて、自身の表示装置がマスターの表示装置であるか、あるいは、スレーブの表示装置であるかを認識する。
また、例えば、表示装置に、送受信部の接続状態(他の表示装置と情報の送受信可能に接続している状態)を検出する接続状態検出部を設けておき、接続状態検出部にて検出された送受信部の接続状態に応じて、各表示装置が独自で、自身の表示装置がマスターの表示装置であるか、あるいは、スレーブの表示装置であるかを認識する。
例えば、表示装置に、マスターまたはスレーブである旨の情報を設定可能とする設定入力部を設ける。そして、利用者が設定入力部にマスターまたはスレーブである旨の情報を設定することで、表示装置の各部材(例えば、垂直同期信号生成部、状態情報送信制御部、タイミング信号送信制御部等)は、設定された情報に基づいて、自身の表示装置がマスターの表示装置であるか、あるいは、スレーブの表示装置であるかを認識する。
また、例えば、表示装置に、送受信部の接続状態(他の表示装置と情報の送受信可能に接続している状態)を検出する接続状態検出部を設けておき、接続状態検出部にて検出された送受信部の接続状態に応じて、各表示装置が独自で、自身の表示装置がマスターの表示装置であるか、あるいは、スレーブの表示装置であるかを認識する。
本発明では、表示装置は、送受信部、表示画像情報記憶部を有する表示制御部、および同期処理部を備える。そして、同期処理部は、垂直同期信号生成部、記憶状態検出部、状態情報送信制御部、タイミング信号送信制御部、およびタイミング制御部を備えているので、例えば、以下に示すように、マルチディスプレイシステムを構成する各表示装置間で、各表示画像の表示タイミングを同期させることができる。
先ず、垂直同期信号生成部は、自身の表示装置がマスターの表示装置であった場合に、外部から入力した基準同期信号、または、入力した画像情報に含まれる同期信号に基づいて、表示画像の画面更新時での垂直帰線を複数の表示装置間で同期させるための垂直同期信号を生成する(垂直同期信号生成ステップ)。すなわち、垂直同期信号生成部は、自身の表示装置がスレーブの表示装置であった場合には、垂直同期信号の生成処理を実施しない。
次に、記憶状態検出部は、表示画像情報記憶部の状態を検出し、表示画像情報記憶部に表示画像情報が一画面分、記憶された記憶状態であるか否かを検出する(記憶状態検出ステップ)。
先ず、垂直同期信号生成部は、自身の表示装置がマスターの表示装置であった場合に、外部から入力した基準同期信号、または、入力した画像情報に含まれる同期信号に基づいて、表示画像の画面更新時での垂直帰線を複数の表示装置間で同期させるための垂直同期信号を生成する(垂直同期信号生成ステップ)。すなわち、垂直同期信号生成部は、自身の表示装置がスレーブの表示装置であった場合には、垂直同期信号の生成処理を実施しない。
次に、記憶状態検出部は、表示画像情報記憶部の状態を検出し、表示画像情報記憶部に表示画像情報が一画面分、記憶された記憶状態であるか否かを検出する(記憶状態検出ステップ)。
次に、状態情報送信制御部は、自身の表示装置がスレーブの表示装置であった場合に、
記憶状態検出部にて記憶状態であると検出された後、送受信部を介して、記憶状態である旨の記憶状態情報をマスターの表示装置に対して送信させる(状態情報送信制御ステップ)。すなわち、自身の表示装置がマスターの表示装置においては、他のスレーブの表示装置から送信された各記憶状態情報を、送受信部を介して受信する。
次に、タイミング信号送信制御部は、自身の表示装置がマスターの表示装置であった場合に、自身の表示装置の記憶状態検出部による記憶状態の検出、および送受信部にてスレーブの表示装置から受信した各記憶状態情報に基づいて、全ての表示装置の各表示画像情報記憶部に各表示画像情報が一画面分、それぞれ記憶された記憶状態であると認識する。この後、タイミング信号送信制御部は、送受信部を介して、垂直同期信号生成部にて生成された垂直同期信号を含むタイミング信号をスレーブの表示装置に対して送信させる(タイミング信号送信制御ステップ)。すなわち、スレーブの表示装置は、送受信部を介して、マスターの表示装置からタイミング信号をそれぞれ受信する。
そして、タイミング制御部は、自身の表示装置がマスターの表示装置であった場合には、自身の表示装置にて生成されたタイミング信号に基づいて、表示画像情報記憶部から表示駆動部に送出される表示画像情報の送出タイミングを制御する。また、タイミング制御部は、自身の表示装置がスレーブの表示装置であった場合には、送受信部にてマスターの表示装置から受信したタイミング信号に基づいて、表示画像情報記憶部から表示駆動部に送出される表示画像情報の送出タイミングを制御する。
記憶状態検出部にて記憶状態であると検出された後、送受信部を介して、記憶状態である旨の記憶状態情報をマスターの表示装置に対して送信させる(状態情報送信制御ステップ)。すなわち、自身の表示装置がマスターの表示装置においては、他のスレーブの表示装置から送信された各記憶状態情報を、送受信部を介して受信する。
次に、タイミング信号送信制御部は、自身の表示装置がマスターの表示装置であった場合に、自身の表示装置の記憶状態検出部による記憶状態の検出、および送受信部にてスレーブの表示装置から受信した各記憶状態情報に基づいて、全ての表示装置の各表示画像情報記憶部に各表示画像情報が一画面分、それぞれ記憶された記憶状態であると認識する。この後、タイミング信号送信制御部は、送受信部を介して、垂直同期信号生成部にて生成された垂直同期信号を含むタイミング信号をスレーブの表示装置に対して送信させる(タイミング信号送信制御ステップ)。すなわち、スレーブの表示装置は、送受信部を介して、マスターの表示装置からタイミング信号をそれぞれ受信する。
そして、タイミング制御部は、自身の表示装置がマスターの表示装置であった場合には、自身の表示装置にて生成されたタイミング信号に基づいて、表示画像情報記憶部から表示駆動部に送出される表示画像情報の送出タイミングを制御する。また、タイミング制御部は、自身の表示装置がスレーブの表示装置であった場合には、送受信部にてマスターの表示装置から受信したタイミング信号に基づいて、表示画像情報記憶部から表示駆動部に送出される表示画像情報の送出タイミングを制御する。
以上のような構成により、各表示装置は、それぞれフレームロック機能を具備した構成となり、各タイミング制御部による上述した制御により、垂直帰線が同期された状態(フレーム更新タイミングが同一の状態)で各表示画像を表示する。このため、マルチディスプレイシステムを利用して動画像を表示する場合であっても、画面全体として滑らかで自然な動画像を実現できる。
また、各表示装置に上述した同期処理部を搭載するだけで、上述したような同期制御を実現できるため、表示装置の製造コストを高騰させることなく、マルチディスプレイシステムを低コストで構築できる。
また、各表示装置に上述した同期処理部を搭載するだけで、上述したような同期制御を実現できるため、表示装置の製造コストを高騰させることなく、マルチディスプレイシステムを低コストで構築できる。
本発明の表示装置では、前記同期処理部は、自身の表示装置が前記マスターの表示装置であった場合に、外部から入力した基準同期信号に基づいて、前記複数の表示装置間で前記表示画像の各ピクセルを同一のタイミングで形成させるためのドットクロックを生成するドットクロック生成部を備え、前記タイミング信号送信制御部は、自身の表示装置が前記マスターの表示装置であった場合に、前記複数の表示装置の各前記表示画像情報記憶部が前記記憶状態であると認識した後、前記送受信部を介して、前記垂直同期信号生成部にて生成された垂直同期信号、および、前記ドットクロック生成部にて生成されたドットクロックを含むタイミング信号を前記スレーブの表示装置に対して送信させることが好ましい。
ところで、各表示装置にそれぞれフレームロック機能を具備した構成とした場合には、各表示画像間のフリッカを良好に防止できるが、各表示装置間で各ピクセルが同一のタイミングで形成されるとは限らない。すなわち、所定のラインが欠落するおそれがある。
本発明では、同期処理部は、ドットクロック(ピクセルクロック)を生成するドットクロック生成部を備える。そして、タイミング信号送信制御部は、垂直同期信号およびドットクロックを含むタイミング信号をスレーブの表示装置に対して送信させる。このことにより、各表示装置は、それぞれフレームロック機能およびゲンロック機能を具備した構成となり、各タイミング制御部による上述した制御により、各ピクセルを同一のタイミングで形成するとともに、フレーム更新タイミングが同一の状態で各表示画像を表示する。このため、所定のラインが欠落することなく、マルチディスプレイシステムの画面全体として滑らかで自然な画像を良好に実現できる。
ところで、各表示装置にそれぞれフレームロック機能を具備した構成とした場合には、各表示画像間のフリッカを良好に防止できるが、各表示装置間で各ピクセルが同一のタイミングで形成されるとは限らない。すなわち、所定のラインが欠落するおそれがある。
本発明では、同期処理部は、ドットクロック(ピクセルクロック)を生成するドットクロック生成部を備える。そして、タイミング信号送信制御部は、垂直同期信号およびドットクロックを含むタイミング信号をスレーブの表示装置に対して送信させる。このことにより、各表示装置は、それぞれフレームロック機能およびゲンロック機能を具備した構成となり、各タイミング制御部による上述した制御により、各ピクセルを同一のタイミングで形成するとともに、フレーム更新タイミングが同一の状態で各表示画像を表示する。このため、所定のラインが欠落することなく、マルチディスプレイシステムの画面全体として滑らかで自然な画像を良好に実現できる。
本発明の表示装置では、前記表示制御部は、2つの前記表示画像情報記憶部を有し、2
つの前記表示画像情報記憶部に画面毎の前記表示画像情報を交互に記憶させ、前記タイミング信号送信制御部は、自身の表示装置が前記マスターの表示装置であった場合に、自身の表示装置の前記記憶状態検出部による前記2つの表示画像情報記憶部のうち第1の表示画像情報記憶部に記憶されている現在表示している表示画像情報の次の画面の表示画像情報を記憶する第2の表示画像情報記憶部の前記記憶状態の検出、および前記送受信部にて前記スレーブの表示装置から受信した前記第2の表示画像情報記憶部の前記記憶状態情報に基づいて、前記複数の表示装置の各前記第2の表示画像情報記憶部が前記記憶状態であると認識した後、前記送受信部を介して、前記タイミング信号とともに、前記表示駆動部に前記表示画像情報を送出する前記表示画像情報記憶部を前記第1の表示画像情報記憶部から前記第2の表示画像情報記憶部に切り替えさせるバッファスワップ命令を前記スレーブの表示装置に対して送信させることが好ましい。
ところで、表示画像情報記憶部が単体のバッファで構成されていた場合には、フレーム更新時にティアリングが発生するおそれがある。
本発明によれば、表示制御部は、2つの表示画像情報記憶部を有するダブルバッファ構造で構成されている。そして、タイミング信号送信制御部は、送受信部を介して、タイミング信号とともにバッファスワップ命令をスレーブの表示装置に対して送信させる。このことにより、各表示装置は、フレーム更新のタイミングで、バッファスワップ(表示駆動部に表示画像情報を送出する表示画像情報記憶部を第1の表示画像情報記憶部から第2の表示画像情報記憶部に切り替える)を実施することとなり、フレーム更新時にティアリングが生じることを防止し、マルチディスプレイシステムの画面全体として滑らかで自然な画像をさらに良好に実現できる。
つの前記表示画像情報記憶部に画面毎の前記表示画像情報を交互に記憶させ、前記タイミング信号送信制御部は、自身の表示装置が前記マスターの表示装置であった場合に、自身の表示装置の前記記憶状態検出部による前記2つの表示画像情報記憶部のうち第1の表示画像情報記憶部に記憶されている現在表示している表示画像情報の次の画面の表示画像情報を記憶する第2の表示画像情報記憶部の前記記憶状態の検出、および前記送受信部にて前記スレーブの表示装置から受信した前記第2の表示画像情報記憶部の前記記憶状態情報に基づいて、前記複数の表示装置の各前記第2の表示画像情報記憶部が前記記憶状態であると認識した後、前記送受信部を介して、前記タイミング信号とともに、前記表示駆動部に前記表示画像情報を送出する前記表示画像情報記憶部を前記第1の表示画像情報記憶部から前記第2の表示画像情報記憶部に切り替えさせるバッファスワップ命令を前記スレーブの表示装置に対して送信させることが好ましい。
ところで、表示画像情報記憶部が単体のバッファで構成されていた場合には、フレーム更新時にティアリングが発生するおそれがある。
本発明によれば、表示制御部は、2つの表示画像情報記憶部を有するダブルバッファ構造で構成されている。そして、タイミング信号送信制御部は、送受信部を介して、タイミング信号とともにバッファスワップ命令をスレーブの表示装置に対して送信させる。このことにより、各表示装置は、フレーム更新のタイミングで、バッファスワップ(表示駆動部に表示画像情報を送出する表示画像情報記憶部を第1の表示画像情報記憶部から第2の表示画像情報記憶部に切り替える)を実施することとなり、フレーム更新時にティアリングが生じることを防止し、マルチディスプレイシステムの画面全体として滑らかで自然な画像をさらに良好に実現できる。
本発明の表示装置では、前記同期処理部は、当該表示装置に対して機能拡張モジュールとして接続可能に構成されていることが好ましい。
本発明によれば、同期処理部が機能拡張モジュールとして構成されているので、例えば、利用者がマルチディスプレイシステムに表示装置を利用する場合にオプションとして機能拡張モジュール(同期処理部)を表示装置に接続すれば、機能追加を容易に実施できる。すなわち、利用者による種々の利用形態(マルチディスプレイシステムに利用する、あるいは、利用しない)に応じた表示装置を容易に構成でき、利便性の向上が図れる。
本発明によれば、同期処理部が機能拡張モジュールとして構成されているので、例えば、利用者がマルチディスプレイシステムに表示装置を利用する場合にオプションとして機能拡張モジュール(同期処理部)を表示装置に接続すれば、機能追加を容易に実施できる。すなわち、利用者による種々の利用形態(マルチディスプレイシステムに利用する、あるいは、利用しない)に応じた表示装置を容易に構成でき、利便性の向上が図れる。
本発明のマルチディスプレイシステムは、入力した画像情報に基づいて画像を表示可能に構成され、直列に接続された複数の表示装置を有し、前記複数の表示装置が表示する各表示画像によって所定の画像を表示するマルチディスプレイシステムであって、前記表示装置は、上述した表示装置であることを特徴とする。
本発明によれば、マルチディスプレイシステムは、上述した表示装置を備えているので、上述した表示装置と同様の作用および効果を享受できる。
本発明によれば、マルチディスプレイシステムは、上述した表示装置を備えているので、上述した表示装置と同様の作用および効果を享受できる。
本発明の同期制御方法は、入力した画像情報に基づいて画像を表示可能に構成され、直列に接続された複数の表示装置を有し、前記複数の表示装置が表示する各表示画像によって所定の画像を表示するマルチディスプレイシステムに用いられる表示装置の同期制御方法であって、前記表示装置は、他の表示装置に接続し、接続された前記他の表示装置との間でそれぞれ情報を送受信するための送受信部と、一画面分の前記表示画像に関する表示画像情報を順次、記憶する表示画像情報記憶部を有し、表示部を駆動する表示駆動部に前記表示画像情報を送出して前記表示画像情報に基づく前記表示画像を順次、前記表示部に表示させる表示制御部と、前記表示画像情報記憶部から前記表示駆動部に送出される前記表示画像情報の送出タイミングを制御し、前記複数の表示装置間で、前記表示画像の表示タイミングを同期させる同期処理部とを備え、当該同期制御方法は、前記同期処理部が、自身の表示装置が前記複数の表示装置のうちスレーブの表示装置に対して前記送受信部を介して制御指令を送信して前記スレーブの表示装置を制御するマスターの表示装置であった場合に、外部から入力した基準同期信号、または、入力した前記画像情報に含まれる同
期信号に基づいて、前記表示画像の画面更新時での垂直帰線を前記複数の表示装置間で同期させるための垂直同期信号を生成する垂直同期信号生成ステップと、前記表示画像情報記憶部の状態を検出し、前記表示画像情報記憶部に前記表示画像情報が記憶された記憶状態であるか否かを検出する記憶状態検出ステップと、自身の表示装置が前記スレーブの表示装置であった場合に、前記記憶状態検出ステップにて前記記憶状態であると検出した後、前記送受信部を介して、前記記憶状態である旨の記憶状態情報を前記マスターの表示装置に対して送信させる状態情報送信制御ステップと、自身の表示装置が前記マスターの表示装置であった場合に、自身の表示装置での前記記憶状態検出ステップによる前記記憶状態の検出、および前記送受信部にて前記スレーブの表示装置から受信した前記記憶状態情報に基づいて、前記複数の表示装置の各前記表示画像情報記憶部が前記記憶状態であると認識した後、前記送受信部を介して、前記垂直同期信号生成ステップにて生成した垂直同期信号を含むタイミング信号を前記スレーブの表示装置に対して送信させるタイミング信号送信制御ステップと、自身の表示装置にて生成した前記タイミング信号、または、前記送受信部にて前記マスターの表示装置から受信した前記タイミング信号に基づいて、前記表示画像情報記憶部から前記表示駆動部に送出される前記表示画像情報の送出タイミングを制御するタイミング制御ステップとを実行することを特徴とする。
本発明の同期制御方法は、上述した表示装置によって実施されるものであるので、上述した表示装置と同様の作用および効果を享受できる。
期信号に基づいて、前記表示画像の画面更新時での垂直帰線を前記複数の表示装置間で同期させるための垂直同期信号を生成する垂直同期信号生成ステップと、前記表示画像情報記憶部の状態を検出し、前記表示画像情報記憶部に前記表示画像情報が記憶された記憶状態であるか否かを検出する記憶状態検出ステップと、自身の表示装置が前記スレーブの表示装置であった場合に、前記記憶状態検出ステップにて前記記憶状態であると検出した後、前記送受信部を介して、前記記憶状態である旨の記憶状態情報を前記マスターの表示装置に対して送信させる状態情報送信制御ステップと、自身の表示装置が前記マスターの表示装置であった場合に、自身の表示装置での前記記憶状態検出ステップによる前記記憶状態の検出、および前記送受信部にて前記スレーブの表示装置から受信した前記記憶状態情報に基づいて、前記複数の表示装置の各前記表示画像情報記憶部が前記記憶状態であると認識した後、前記送受信部を介して、前記垂直同期信号生成ステップにて生成した垂直同期信号を含むタイミング信号を前記スレーブの表示装置に対して送信させるタイミング信号送信制御ステップと、自身の表示装置にて生成した前記タイミング信号、または、前記送受信部にて前記マスターの表示装置から受信した前記タイミング信号に基づいて、前記表示画像情報記憶部から前記表示駆動部に送出される前記表示画像情報の送出タイミングを制御するタイミング制御ステップとを実行することを特徴とする。
本発明の同期制御方法は、上述した表示装置によって実施されるものであるので、上述した表示装置と同様の作用および効果を享受できる。
本発明の同期制御プログラムは、入力した画像情報に基づいて画像を表示可能に構成され、直列に接続された複数の表示装置を有し、前記複数の表示装置が表示する各表示画像によって所定の画像を表示するマルチディスプレイシステムに用いられる表示装置の同期制御プログラムであって、前記表示装置は、他の表示装置に接続し、接続された前記他の表示装置との間でそれぞれ情報を送受信するための送受信部と、一画面分の前記表示画像に関する表示画像情報を順次、記憶する表示画像情報記憶部を有し、表示部を駆動する表示駆動部に前記表示画像情報を送出して前記表示画像情報に基づく前記表示画像を順次、前記表示部に表示させる表示制御部と、前記表示画像情報記憶部から前記表示駆動部に送出される前記表示画像情報の送出タイミングを制御し、前記複数の表示装置間で、前記表示画像の表示タイミングを同期させる同期処理部とを備え、自身の表示装置が前記複数の表示装置のうちスレーブの表示装置に対して前記送受信部を介して制御指令を送信して前記スレーブの表示装置を制御するマスターの表示装置であった場合に、外部から入力した基準同期信号、または、入力した前記画像情報に含まれる同期信号に基づいて、前記表示画像の画面更新時での垂直帰線を前記複数の表示装置間で同期させるための垂直同期信号を生成する垂直同期信号生成ステップと、前記表示画像情報記憶部の状態を検出し、前記表示画像情報記憶部に前記表示画像情報が記憶された記憶状態であるか否かを検出する記憶状態検出ステップと、自身の表示装置が前記スレーブの表示装置であった場合に、前記記憶状態検出ステップにて前記記憶状態であると検出した後、前記送受信部を介して、前記記憶状態である旨の記憶状態情報を前記マスターの表示装置に対して送信させる状態情報送信ステップと、自身の表示装置が前記マスターの表示装置であった場合に、自身の表示装置での前記記憶状態検出ステップによる前記記憶状態の検出、および前記送受信部にて前記スレーブの表示装置から受信した前記記憶状態情報に基づいて、前記複数の表示装置の各前記表示画像情報記憶部が前記記憶状態であると認識した後、前記送受信部を介して、前記垂直同期信号生成ステップにて生成した垂直同期信号を含むタイミング信号を前記スレーブの表示装置に対して送信させるタイミング信号送信制御ステップと、自身の表示装置にて生成した前記タイミング信号、または、前記送受信部にて前記マスターの表示装置から受信した前記タイミング信号に基づいて、前記表示画像情報記憶部から前記表示駆動部に送出される前記表示画像情報の送出タイミングを制御するタイミング制御ステップとを前記同期処理部に実行させることを特徴とする。
本発明の記録媒体は、上述した同期制御プログラムがコンピュータに読取可能に記録さ
れていることを特徴とする。
れていることを特徴とする。
以上のような構成の同期制御プログラムおよび記録媒体は、上述した同期制御方法を実施するために利用されるので、上述した同期制御方法と同様の作用および効果を享受できる。
また、上述した同期制御プログラムを記録媒体に記録させるので、プログラムの取り扱いが容易となる。
また、上述した同期制御プログラムを記録媒体に記録させるので、プログラムの取り扱いが容易となる。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
〔マルチディスプレイシステムの全体構成〕
図1は、マルチディスプレイシステム1の構成を示す図である。
マルチディスプレイシステム1は、複数の表示装置にて表示される各部分画像(表示画像)によって、高輝度、高解像度、および大画面の画像(原画像)を表示するシステムである。このマルチディスプレイシステム1は、図1に示すように、制御用PC2と、複数の描画装置3(本実施形態では、プロジェクタ4が4台であるため4台)と、表示装置としての複数のプロジェクタ4(本実施形態では、縦方向2台×横方向2台(「2×2」)の4台のプロジェクタ4A,4B,4C,4D)とで大略構成される。
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
〔マルチディスプレイシステムの全体構成〕
図1は、マルチディスプレイシステム1の構成を示す図である。
マルチディスプレイシステム1は、複数の表示装置にて表示される各部分画像(表示画像)によって、高輝度、高解像度、および大画面の画像(原画像)を表示するシステムである。このマルチディスプレイシステム1は、図1に示すように、制御用PC2と、複数の描画装置3(本実施形態では、プロジェクタ4が4台であるため4台)と、表示装置としての複数のプロジェクタ4(本実施形態では、縦方向2台×横方向2台(「2×2」)の4台のプロジェクタ4A,4B,4C,4D)とで大略構成される。
図2は、制御用PC2の構成を示すブロック図である。
制御用PC2は、CPU(Central Processing Unit)やハードディスク等を備えた一般的なパーソナルコンピュータで構成され、ネットワークNを介して各描画装置3を制御するとともに、ネットワークNを介して各描画装置3に原画像データ(原画像情報)を供給する。この制御用PC2は、図2に示すように、操作部21と、表示部22と、PC本体23等を備える。
制御用PC2は、CPU(Central Processing Unit)やハードディスク等を備えた一般的なパーソナルコンピュータで構成され、ネットワークNを介して各描画装置3を制御するとともに、ネットワークNを介して各描画装置3に原画像データ(原画像情報)を供給する。この制御用PC2は、図2に示すように、操作部21と、表示部22と、PC本体23等を備える。
操作部21は、例えば、キーボードやマウス等で入力操作される各種操作ボタンを有している。この操作ボタンの入力操作を実施することにより、PC本体23を適宜動作させるとともに、例えば、表示部22に表示される情報に対して、PC本体23の動作内容の設定等が実施される。
なお、この操作部21としては、操作ボタンの入力操作に限らず、例えば、タッチパネルによる入力操作や、音声による入力操作等により、各種条件を設定入力する構成としてもできる。
なお、この操作部21としては、操作ボタンの入力操作に限らず、例えば、タッチパネルによる入力操作や、音声による入力操作等により、各種条件を設定入力する構成としてもできる。
表示部22は、PC本体23に制御され、所定の情報を表示する。例えば、マルチディスプレイシステム1を利用して表示する原画像やPC本体23にて処理された情報の表示、または、操作部21の入力操作により、PC本体23のメモリに格納する情報を設定入力または更新する際、PC本体23から出力されるメモリ内のデータを適宜表示させる。この表示部22は、例えば、液晶や有機EL(Electro Luminescence)、PDP(Plasma Display Panel)、CRT(Cathode-Ray Tube)等が用いられる。
PC本体23は、図2に示すように、CPU231を含んで構成され、操作部21からの操作信号の入力に応じてメモリ232に記憶された制御プログラムを実行する。
より具体的に、PC本体23は、ネットワークN(図1)にネットワークインターフェース(図示略)により接続し、操作部21からの操作信号の入力に応じて、ネットワークNを介して、所定の制御指令や、原画像データを送信する。そして、制御用PC2から送信された制御指令や原画像データは、ネットワークNを介して各描画装置3にそれぞれ送信される。
より具体的に、PC本体23は、ネットワークN(図1)にネットワークインターフェース(図示略)により接続し、操作部21からの操作信号の入力に応じて、ネットワークNを介して、所定の制御指令や、原画像データを送信する。そして、制御用PC2から送信された制御指令や原画像データは、ネットワークNを介して各描画装置3にそれぞれ送信される。
図3は、描画装置3の構成を示すブロック図である。
各描画装置3は、制御用PC2と同様にパーソナルコンピュータで構成され、ネットワークNにネットワークインターフェース(図示略)により接続し、ネットワークNを介して制御用PC2から制御指令や原画像データを受信する。また、各描画装置3は、図3に示すように、CPU31を含んで構成され、制御用PC2から送信された制御指令に応じてCPU31がメモリ32に記憶された制御プログラムを実行し、制御用PC2から送信された原画像データに対して画像データ処理部33が所定の画像データ処理を実施して、各信号線S1〜S4を介してビデオ信号として各プロジェクタ4に出力する。
なお、以下では、説明の便宜上、プロジェクタ4Aに信号線S1を介して接続した描画装置を3A、プロジェクタ4Bに信号線S2を介して接続した描画装置を3B、プロジェクタ4Cに信号線S3を介して接続した描画装置を3C、プロジェクタ4Dに信号線S4を介して接続した描画装置を3Dとする。
各描画装置3は、制御用PC2と同様にパーソナルコンピュータで構成され、ネットワークNにネットワークインターフェース(図示略)により接続し、ネットワークNを介して制御用PC2から制御指令や原画像データを受信する。また、各描画装置3は、図3に示すように、CPU31を含んで構成され、制御用PC2から送信された制御指令に応じてCPU31がメモリ32に記憶された制御プログラムを実行し、制御用PC2から送信された原画像データに対して画像データ処理部33が所定の画像データ処理を実施して、各信号線S1〜S4を介してビデオ信号として各プロジェクタ4に出力する。
なお、以下では、説明の便宜上、プロジェクタ4Aに信号線S1を介して接続した描画装置を3A、プロジェクタ4Bに信号線S2を介して接続した描画装置を3B、プロジェクタ4Cに信号線S3を介して接続した描画装置を3C、プロジェクタ4Dに信号線S4を介して接続した描画装置を3Dとする。
ここで、画像データ処理部33は、例えば、GPU(Graphics Processor Unit)等を含んで構成され、CPU31からの制御信号に応じて、ネットワークNを介して受信した原画像データから部分画像データを生成する部分画像データ生成処理、および、生成した部分画像データに対して後述する画像データ補正処理等の各種の画像データ処理を実施する。この画像データ処理部33は、図3に示すように、部分画像情報生成部331と、画像補正部332等を備える。なお、具体的な図示は省略したが、画像データ処理部33は、上述した画像データ処理を実施する際の記憶領域として図示しない画像データ記憶部を有している。この画像データ記憶部は、入力した画像データをバッファリングする部分であり、例えば、1画面分の画像データを全て記憶するフレームバッファや、水平方向の1ライン分の走査データを記憶するラインバッファ等を採用できる。
部分画像情報生成部331は、CPU31からの制御信号に応じて、原画像データから所定領域の画像データを切り出す画像データ切出処理と、切り出された所定領域の画像データの画像サイズを変換する画像サイズ変換処理とを実施して、部分画像データを生成する(部分画像データ生成処理)。
画像補正部332は、部分画像情報生成部331にて生成された部分画像データに対して、メモリ32に記憶された画像補正パラメータを用いて、画素の色、輝度、解像度等を変換する画像データ補正処理を実施する。
そして、各描画装置3は、画像データ処理部33にて画像データ処理が実施された部分画像データを、ビデオ信号として、各信号線S1〜S4を介して各プロジェクタ4に出力する。
画像補正部332は、部分画像情報生成部331にて生成された部分画像データに対して、メモリ32に記憶された画像補正パラメータを用いて、画素の色、輝度、解像度等を変換する画像データ補正処理を実施する。
そして、各描画装置3は、画像データ処理部33にて画像データ処理が実施された部分画像データを、ビデオ信号として、各信号線S1〜S4を介して各プロジェクタ4に出力する。
図4は、プロジェクタ4の構成を示すブロック図である。
図5は、プロジェクタ4が具備する各端子を示す図である。
各プロジェクタ4は、各描画装置3から入力した部分画像に関する部分画像データ(表示画像情報)に対して所定の画像処理を施し、画像処理を施した部分画像データに基づいて、光源から射出された光束を光学的に処理して画像光(部分画像)を形成し、スクリーンSc(図1)に拡大投射する。
ここで、スクリーンScは、具体的な図示は省略するが、本実施形態では、入射した画像光を透過して投影する透過型スクリーンを採用している。なお、スクリーンScとしては、入射した画像光を反射して投影する反射型スクリーンで構成しても構わない。
図5は、プロジェクタ4が具備する各端子を示す図である。
各プロジェクタ4は、各描画装置3から入力した部分画像に関する部分画像データ(表示画像情報)に対して所定の画像処理を施し、画像処理を施した部分画像データに基づいて、光源から射出された光束を光学的に処理して画像光(部分画像)を形成し、スクリーンSc(図1)に拡大投射する。
ここで、スクリーンScは、具体的な図示は省略するが、本実施形態では、入射した画像光を透過して投影する透過型スクリーンを採用している。なお、スクリーンScとしては、入射した画像光を反射して投影する反射型スクリーンで構成しても構わない。
そして、本実施形態では、4つのプロジェクタ4A〜4Dのうち、プロジェクタ4Aは、図1に示すように、スクリーンScを背面側(視聴者側とは反対側)から見て左上部分に画像光(部分画像)を拡大投射するように配置されている。プロジェクタ4Bは、図1に示すように、スクリーンScを背面側から見て右上部分に画像光(部分画像)を拡大投射するように配置されている。プロジェクタ4Cは、図1に示すように、スクリーンSc
を背面側から見て左下部分に画像光(部分画像)を拡大投射するように配置されている。プロジェクタ4Dは、図1に示すように、スクリーンScを背面側から見て右下部分に画像光(部分画像)を拡大投射するように配置されている。
なお、本実施形態では、図1に示すように、各プロジェクタ4A〜4Dから拡大投射された画像光(部分画像)が重なり合うことなく各画像光によって原画像を構成するものとしている。
また、本実施形態では、4つのプロジェクタ4A〜4Dの構成は同一の構成とし、以下では、1つのみのプロジェクタ4を説明する。このプロジェクタ4は、図4に示すように、表示部としての画像投射部41と、主制御装置42とで大略構成されている。
を背面側から見て左下部分に画像光(部分画像)を拡大投射するように配置されている。プロジェクタ4Dは、図1に示すように、スクリーンScを背面側から見て右下部分に画像光(部分画像)を拡大投射するように配置されている。
なお、本実施形態では、図1に示すように、各プロジェクタ4A〜4Dから拡大投射された画像光(部分画像)が重なり合うことなく各画像光によって原画像を構成するものとしている。
また、本実施形態では、4つのプロジェクタ4A〜4Dの構成は同一の構成とし、以下では、1つのみのプロジェクタ4を説明する。このプロジェクタ4は、図4に示すように、表示部としての画像投射部41と、主制御装置42とで大略構成されている。
画像投射部41は、主制御装置42による制御の下、画像光を形成してスクリーンScに拡大投射する。この画像投射部41は、図4に示すように、光源装置411と、光変調素子としての液晶ライトバルブ412と、投射光学系413等を備える。
光源装置411は、主制御装置42による制御の下、光束を液晶ライトバルブ412に向けて射出する。この光源装置411は、光源ランプ4111と、光源駆動部4112とを備える。
光源装置411は、主制御装置42による制御の下、光束を液晶ライトバルブ412に向けて射出する。この光源装置411は、光源ランプ4111と、光源駆動部4112とを備える。
光源ランプ4111は、超高圧水銀ランプにて構成されている。なお、超高圧水銀ランプに限らず、メタルハライドランプ、キセノンランプ等の他の放電発光型の光源ランプを採用してもよい。さらに、放電発光型の光源ランプに限らず、発光ダイオード、レーザダイオード、有機EL素子、シリコン発光素子等の各種自己発光素子を採用してもよい。
光源駆動部4112は、主制御装置42による制御の下、所定の駆動電圧で光源ランプ4111を駆動する。
光源駆動部4112は、主制御装置42による制御の下、所定の駆動電圧で光源ランプ4111を駆動する。
液晶ライトバルブ412は、透過型の液晶パネルであり、主制御装置42からの駆動信号に基づいて、液晶セル(図示略)に封入された液晶分子の配列を変化させ、光源ランプ4111から射出された光束を、透過若しくは遮断することにより駆動信号に応じた画像光を投射光学系413に射出する。
投射光学系413は、液晶ライトバルブ412から射出された画像光をスクリーンScに向けて拡大投射する。
投射光学系413は、液晶ライトバルブ412から射出された画像光をスクリーンScに向けて拡大投射する。
なお、図示は省略したが、プロジェクタ4は、RGBの3色に対応する3枚の液晶ライトバルブ412を備えている。また、光源装置411は、光源光を3色の光に分離する色分離光学系を備えている。さらに、投射光学系413は、3色の画像光を合成してカラー画像を表す画像光を生成する色合成光学系を有している。なお、このような光学系の構成については、種々の一般的なプロジェクタの光学系の構成が利用可能である。
主制御装置42は、CPU等の主制御部421を含んで構成され、メモリ422に記憶された制御プログラム(同期制御プログラムを含む)にしたがって、プロジェクタ4全体を制御する。この主制御装置42は、主制御部421およびメモリ422の他、信号入力部423と、表示制御部424と、同期処理部425等を備える。
信号入力部423は、信号入力端子423Aを介して画像情報としての信号を入力する部分であり、入力した信号に対して表示制御部424にて処理可能な信号(デジタル信号)に変換して出力する。そして、具体的な図示は省略するが、各描画装置3から部分画像データがデジタル信号として出力される場合には、第1の信号入力端子423A1(図5)と各描画装置3とを各信号線S1〜S4で接続することで、各描画装置3から各信号線S1〜S4を介してデジタル信号が信号入力部423に入力される。また、各描画装置3から部分画像データがアナログRGB信号として出力される場合には、第2の信号入力端子423A2(図5)と各描画装置3とを各信号線S1〜S4で接続することで、各描画装置3から各信号線S1〜S4を介してアナログRGB信号が信号入力部423に入力さ
れる。
そして、信号入力部423は、描画装置3から各信号線S1〜S4および第1の信号入力端子423A1を介してデジタル信号を入力した場合には、該デジタル信号に対して該規格に対応した信号処理(復号処理)を施して出力する。また、信号入力部423は、描画装置3から各信号線S1〜S4および第2の信号入力端子423A2を介してアナログRGB信号を入力した場合には、該アナログRGB信号に対してA/D変換処理等を施しデジタル信号として出力する。
信号入力部423は、信号入力端子423Aを介して画像情報としての信号を入力する部分であり、入力した信号に対して表示制御部424にて処理可能な信号(デジタル信号)に変換して出力する。そして、具体的な図示は省略するが、各描画装置3から部分画像データがデジタル信号として出力される場合には、第1の信号入力端子423A1(図5)と各描画装置3とを各信号線S1〜S4で接続することで、各描画装置3から各信号線S1〜S4を介してデジタル信号が信号入力部423に入力される。また、各描画装置3から部分画像データがアナログRGB信号として出力される場合には、第2の信号入力端子423A2(図5)と各描画装置3とを各信号線S1〜S4で接続することで、各描画装置3から各信号線S1〜S4を介してアナログRGB信号が信号入力部423に入力さ
れる。
そして、信号入力部423は、描画装置3から各信号線S1〜S4および第1の信号入力端子423A1を介してデジタル信号を入力した場合には、該デジタル信号に対して該規格に対応した信号処理(復号処理)を施して出力する。また、信号入力部423は、描画装置3から各信号線S1〜S4および第2の信号入力端子423A2を介してアナログRGB信号を入力した場合には、該アナログRGB信号に対してA/D変換処理等を施しデジタル信号として出力する。
表示制御部424は、主制御部421からの制御指令に応じて、液晶ライトバルブ412の駆動制御を実施する部分である。より具体的に、表示制御部424は、信号入力部423を介して入力したデジタル信号(部分画像に関する部分画像データ(表示画像情報))に対して所定の処理を施し、処理を施した画像データに応じた駆動信号を液晶ライトバルブ412に出力することで画像光(部分画像)を液晶ライトバルブ412に形成させる。この表示制御部424は、図4に示すように、画像データ処理部4241と、表示駆動部としてのパネル駆動部4242等を備える。
画像データ処理部4241は、信号入力部423を介して入力したデジタル信号(部分画像データ)に対して、メモリ422に記憶された画像補正パラメータを用いて、ガンマ補正等適宜必要な画像データ補正処理等を実施する。この画像データ処理部4241は、図4に示すように、上述した画像データ処理を実施する際の記憶領域として表示画像情報記憶部としてのフレームバッファ4241Aを有している。
このフレームバッファ4241Aは、入力した部分画像データ(表示画像情報)をバッファリングする部分であり、部分画像の1画面分の部分画像データを全て記憶する。
画像データ処理部4241は、信号入力部423を介して入力したデジタル信号(部分画像データ)に対して、メモリ422に記憶された画像補正パラメータを用いて、ガンマ補正等適宜必要な画像データ補正処理等を実施する。この画像データ処理部4241は、図4に示すように、上述した画像データ処理を実施する際の記憶領域として表示画像情報記憶部としてのフレームバッファ4241Aを有している。
このフレームバッファ4241Aは、入力した部分画像データ(表示画像情報)をバッファリングする部分であり、部分画像の1画面分の部分画像データを全て記憶する。
パネル駆動部4242は、画像データ処理部4241のフレームバッファ4241Aから送出される部分画像データから液晶ライトバルブ412を駆動するための駆動信号を生成し、液晶ライトバルブ412に駆動信号を出力することで、液晶ライトバルブ412に部分画像(画像光)を形成させる。
同期処理部425は、主制御部421からの制御指令に応じて、フレームバッファ4241Aからパネル駆動部4242に部分画像データが送出される送出タイミングを制御し、各プロジェクタ4間で液晶ライトバルブ412に部分画像が形成されるタイミングを同期させる部分である。この同期処理部425は、ゲンロック入力部4251と、送受信部4252と、同期制御部4253等を備える。
ゲンロック入力部4251は、外部から信号線(図示略)およびゲンロック用端子4251A(図5)を介して基準同期信号(例えば、複合同期信号(H/V)、あるいは、水平同期信号H)を入力する部分であり、入力した基準同期信号に対して前記信号線に対応した規格で所定の信号処理を施して同期制御部4253に出力する。
ゲンロック入力部4251は、外部から信号線(図示略)およびゲンロック用端子4251A(図5)を介して基準同期信号(例えば、複合同期信号(H/V)、あるいは、水平同期信号H)を入力する部分であり、入力した基準同期信号に対して前記信号線に対応した規格で所定の信号処理を施して同期制御部4253に出力する。
送受信部4252は、信号線S5〜S7(図1)を介して各プロジェクタ4を直列接続(カスケード接続)し、前段側および/または後段側に接続されたプロジェクタ4との間でそれぞれ情報を入出力可能とする部分である。この送受信部4252は、図4に示すように、第1のフレームロック入出力部4252Aと、第2のフレームロック入出力部4252Bとを備える。
第1のフレームロック入出力部4252Aは、第1のフレームロック用端子4252A1(図5)を介して他のプロジェクタ4と情報を入出力可能にカスケード接続する部分である。そして、第1のフレームロック入出力部4252Aは、第1のフレームロック用端子4252A1を介して入力した情報に対して信号線S5〜S7に対応した規格で所定の信号処理を施して、同期制御部4253に出力する。また、第1のフレームロック入出力部4252Aは、同期制御部4253から出力される情報に対して信号線S5〜S7に対応した規格で所定の信号処理を施して、第1のフレームロック用端子4252A1に接続
された信号線を介して他のプロジェクタ4に出力する。
第2のフレームロック入出力部4252Bは、第2のフレームロック用端子4252B1(図5)を介して他のプロジェクタ4と情報を入出力可能にカスケード接続する部分である。そして、第2のフレームロック入出力部は、上述した第1のフレームロック入出力部4252Aと同様の信号処理を実行する。
第1のフレームロック入出力部4252Aは、第1のフレームロック用端子4252A1(図5)を介して他のプロジェクタ4と情報を入出力可能にカスケード接続する部分である。そして、第1のフレームロック入出力部4252Aは、第1のフレームロック用端子4252A1を介して入力した情報に対して信号線S5〜S7に対応した規格で所定の信号処理を施して、同期制御部4253に出力する。また、第1のフレームロック入出力部4252Aは、同期制御部4253から出力される情報に対して信号線S5〜S7に対応した規格で所定の信号処理を施して、第1のフレームロック用端子4252A1に接続
された信号線を介して他のプロジェクタ4に出力する。
第2のフレームロック入出力部4252Bは、第2のフレームロック用端子4252B1(図5)を介して他のプロジェクタ4と情報を入出力可能にカスケード接続する部分である。そして、第2のフレームロック入出力部は、上述した第1のフレームロック入出力部4252Aと同様の信号処理を実行する。
同期制御部4253は、独自に生成した後述するタイミング信号、または、他のプロジェクタ4から送受信部4252を介して入力した後述するタイミング信号に基づいて、フレームバッファ4241Aからパネル駆動部4242に部分画像データが送出される送出タイミングを制御する。この同期制御部4253は、図4に示すように、接続状態検出部4253Aと、記憶状態検出部4253Bと、送信制御部4253Cと、ドットクロック生成部4253Dと、垂直同期信号生成部4253Eと、タイミング制御部4253F等を備える。
接続状態検出部4253Aは、第1のフレームロック入出力部4252Aの接続状態(第1のフレームロック用端子4252A1を介して信号線により他のプロジェクタ4と第1のフレームロック入出力部4252Aとが情報の入出力可能に接続している状態)、および第2のフレームロック入出力部4252Bの接続状態(第2のフレームロック用端子4252B1を介して信号線により他のプロジェクタ4と第2のフレームロック入出力部4252Bとが情報の入出力可能に接続している状態)を検出する部分である。
例えば、接続状態検出部4253Aによる接続状態の検出処理としては、以下の処理が例示できる。
すなわち、接続状態検出部4253Aは、第1のフレームロック入出力部4252Aおよび第2のフレームロック入出力部4252Bに適宜、所定の信号(接続信号)を出力させる構成とする。また、接続状態検出部4253Aは、第1のフレームロック入出力部4252Aおよび第2のフレームロック入出力部4252Bに適宜、前記接続信号の入力に応じて所定の信号(応答信号)を出力させる構成とする。そして、接続状態検出部4253Aは、第1のフレームロック入出力部4252Aを介して前記応答信号を取得することで、第1のフレームロック用端子4252A1を介して信号線により他のプロジェクタ4と第1のフレームロック入出力部4252Aとが接続状態である(第1のフレームロック入出力部4252Aが接続状態である)旨を検出する。すなわち、接続状態検出部4253Aは、第1のフレームロック入出力部4252Aを介して前記応答信号を取得していない状態の場合に、第1のフレームロック用端子4252A1を介して信号線により他のプロジェクタ4と第1のフレームロック入出力部4252Aとが接続状態でない(第1のフレームロック入出力部4252Aが非接続状態である)旨を検出する。また、接続状態検出部4253Aは、第2のフレームロック入出力部4252Bを介して前記応答信号を取得することで、第2のフレームロック用端子4252B1を介して信号線により他のプロジェクタ4と第2のフレームロック入出力部4252Bとが接続状態である(第2のフレームロック入出力部4252Bが接続状態である)旨を検出する。すなわち、接続状態検出部4253Aは、第2のフレームロック入出力部4252Bを介して前記応答信号を取得していない状態の場合に、第2のフレームロック用端子4252B1を介して信号線により他のプロジェクタ4と第2のフレームロック入出力部4252Bとが接続状態でない(第2のフレームロック入出力部4252Bが非接続状態である)旨を検出する。
なお、接続状態検出部4253Aによる接続状態の検出処理としては、上述した処理に限らず、その他の処理により接続状態を検出する構成としても構わない。
すなわち、接続状態検出部4253Aは、第1のフレームロック入出力部4252Aおよび第2のフレームロック入出力部4252Bに適宜、所定の信号(接続信号)を出力させる構成とする。また、接続状態検出部4253Aは、第1のフレームロック入出力部4252Aおよび第2のフレームロック入出力部4252Bに適宜、前記接続信号の入力に応じて所定の信号(応答信号)を出力させる構成とする。そして、接続状態検出部4253Aは、第1のフレームロック入出力部4252Aを介して前記応答信号を取得することで、第1のフレームロック用端子4252A1を介して信号線により他のプロジェクタ4と第1のフレームロック入出力部4252Aとが接続状態である(第1のフレームロック入出力部4252Aが接続状態である)旨を検出する。すなわち、接続状態検出部4253Aは、第1のフレームロック入出力部4252Aを介して前記応答信号を取得していない状態の場合に、第1のフレームロック用端子4252A1を介して信号線により他のプロジェクタ4と第1のフレームロック入出力部4252Aとが接続状態でない(第1のフレームロック入出力部4252Aが非接続状態である)旨を検出する。また、接続状態検出部4253Aは、第2のフレームロック入出力部4252Bを介して前記応答信号を取得することで、第2のフレームロック用端子4252B1を介して信号線により他のプロジェクタ4と第2のフレームロック入出力部4252Bとが接続状態である(第2のフレームロック入出力部4252Bが接続状態である)旨を検出する。すなわち、接続状態検出部4253Aは、第2のフレームロック入出力部4252Bを介して前記応答信号を取得していない状態の場合に、第2のフレームロック用端子4252B1を介して信号線により他のプロジェクタ4と第2のフレームロック入出力部4252Bとが接続状態でない(第2のフレームロック入出力部4252Bが非接続状態である)旨を検出する。
なお、接続状態検出部4253Aによる接続状態の検出処理としては、上述した処理に限らず、その他の処理により接続状態を検出する構成としても構わない。
そして、接続状態検出部4253Aは、第2のフレームロック入出力部4252Bのみが接続状態である旨を検出した場合には、カスケード接続されたプロジェクタ4のうち、自身のプロジェクタ4が最前段の配列位置に接続されたマスターのプロジェクタ(マスタ
ープロジェクタ)である旨を認識する。また、接続状態検出部4253Aは、第1のフレームロック入出力部4252Aおよび第2のフレームロック入出力部4252Bの双方が接続状態である旨を検出した場合、あるいは、第1のフレームロック入出力部4252Aのみが接続状態である旨を検出した場合には、カスケード接続されたプロジェクタ4のうち、自身のプロジェクタ4が最前段の配列位置以外の配列位置に接続されたスレーブのプロジェクタ(スレーブプロジェクタ)である旨を認識する。
ープロジェクタ)である旨を認識する。また、接続状態検出部4253Aは、第1のフレームロック入出力部4252Aおよび第2のフレームロック入出力部4252Bの双方が接続状態である旨を検出した場合、あるいは、第1のフレームロック入出力部4252Aのみが接続状態である旨を検出した場合には、カスケード接続されたプロジェクタ4のうち、自身のプロジェクタ4が最前段の配列位置以外の配列位置に接続されたスレーブのプロジェクタ(スレーブプロジェクタ)である旨を認識する。
記憶状態検出部4253Bは、画像データ処理部4241のフレームバッファ4241Aの状態を検出し、フレームバッファ4241Aに部分画像データが1画面分、バッファリングされた記憶状態であるか否かを検出する。
送信制御部4253Cは、送受信部4252を駆動制御し、所定の情報を送受信部4252に送信させる。
例えば、送信制御部4253Cは、接続状態検出部4253Aにより自身のプロジェクタ4がスレーブプロジェクタであると認識された場合に、記憶状態検出部4253Bにて記憶状態であると検出された後、送受信部4252を介して、マスタープロジェクタに対して、記憶状態である旨の記憶状態情報を送信させる。
また、例えば、送信制御部4253Cは、接続状態検出部4253Aにより自身のプロジェクタ4がマスタープロジェクタであると認識された場合に、自身のプロジェクタ4の記憶状態検出部4253Bによる記憶状態の検出、および、送受信部4252にてスレーブプロジェクタから受信した記憶状態情報に基づいて、各プロジェクタ4の各フレームバッファ4241Aが記憶状態であると認識する。この後、送信制御部4253Cは、送受信部4252を介して、スレーブプロジェクタに対して、ドットクロック生成部4253Dにて生成された後述するドットクロック、および垂直同期信号生成部4253Eにて生成された後述する垂直同期信号を含むタイミング信号を送信させる。
すなわち、送信制御部4253Cは、本発明に係る状態情報送信制御部、およびタイミング信号送信制御部に相当する。
例えば、送信制御部4253Cは、接続状態検出部4253Aにより自身のプロジェクタ4がスレーブプロジェクタであると認識された場合に、記憶状態検出部4253Bにて記憶状態であると検出された後、送受信部4252を介して、マスタープロジェクタに対して、記憶状態である旨の記憶状態情報を送信させる。
また、例えば、送信制御部4253Cは、接続状態検出部4253Aにより自身のプロジェクタ4がマスタープロジェクタであると認識された場合に、自身のプロジェクタ4の記憶状態検出部4253Bによる記憶状態の検出、および、送受信部4252にてスレーブプロジェクタから受信した記憶状態情報に基づいて、各プロジェクタ4の各フレームバッファ4241Aが記憶状態であると認識する。この後、送信制御部4253Cは、送受信部4252を介して、スレーブプロジェクタに対して、ドットクロック生成部4253Dにて生成された後述するドットクロック、および垂直同期信号生成部4253Eにて生成された後述する垂直同期信号を含むタイミング信号を送信させる。
すなわち、送信制御部4253Cは、本発明に係る状態情報送信制御部、およびタイミング信号送信制御部に相当する。
ドットクロック生成部4253Dは、接続状態検出部4253Aにより自身のプロジェクタ4がマスタープロジェクタであると認識された場合に、ゲンロック入力部4251を介して入力した基準同期信号に基づいて、各プロジェクタ4間で部分画像の各ピクセルを同一のタイミングで形成させるためのドットクロック(ピクセルクロック)を生成する部分である。より具体的に、ドットクロック生成部4253Dは、液晶ライトバルブ412の水平解像度または水平フレーム長に対応するように、フェイズロックループ技法を用い、基準同期信号に含まれる水平同期信号(H)の周波数を逓倍、分周することで、ドットクロックを生成する。
垂直同期信号生成部4253Eは、接続状態検出部4253Aにより自身のプロジェクタ4がマスタープロジェクタであると認識された場合に、ゲンロック入力部4251を介して入力した基準同期信号(例えば、複合同期信号(H/V)、あるいは、信号入力部423を介して入力した画像情報に含まれる同期信号に基づいて、1画面分のピクセルを形成し終えたら形成点を画面左上に戻す、所謂垂直帰線を各プロジェクタ4間で同期させるための垂直同期信号を生成する部分である。
タイミング制御部4253Fは、自身のプロジェクタ4にて生成した前記タイミング信号、または、送受信部4252にてマスタープロジェクタから受信したタイミング信号に基づいて、フレームバッファ4241Aからパネル駆動部4242に部分画像データが送出される送出タイミングを制御する。
〔マルチディスプレイシステムの動作〕
次に、上述したマルチディスプレイシステム1の動作について図面を参照して説明する。
なお、以下では、説明の便宜上、マルチディスプレイシステム1の動作として、各プロジェクタ4における部分画像の表示方法(タイリング表示方法)、および部分画像を形成する際の同期制御方法を順に説明する。
次に、上述したマルチディスプレイシステム1の動作について図面を参照して説明する。
なお、以下では、説明の便宜上、マルチディスプレイシステム1の動作として、各プロジェクタ4における部分画像の表示方法(タイリング表示方法)、および部分画像を形成する際の同期制御方法を順に説明する。
〔タイリング表示方法〕
図6は、タイリング表示方法を説明するフローチャートである。
なお、以下では、制御用PC2は、図示しないハードディスク等の記憶装置やDVD等の記憶媒体等に記憶された原画像に関する原画像データ(原画像情報)を読み出して用いるものとする。
先ず、利用者による制御用PC2の操作部21への「タイリング表示を開始する」旨の入力操作により、操作部21からPC本体23に所定の操作信号が出力される。そして、PC本体23は、操作信号を入力すると(ステップST1)、該操作信号に応じて、メモリ232に記憶された制御プログラムを実行し、ネットワークNを介して制御指令、および前記記憶装置や前記記録媒体から読み出した原画像データを送信する(ステップST2)。
ここで、前記制御指令としては、以下の通りである。
すなわち、前記制御指令としては、各描画装置3に画像データ処理(部分画像データ生成処理、画像データ補正処理)を実施させる旨の制御指令の他、各描画装置3の各部分画像情報生成部331が部分画像データを生成する際に用いる各処理条件パラメータを含むものである。
なお、各処理条件パラメータは、描画装置3毎に異なるものである。このため、制御用PC2は、例えば、ネットワークNとしてのLAN(Local Area Network)上において、各描画装置3に割り振られたIP(Internet Protocol)アドレスに基づいて、各処理条件パラメータを各描画装置3にそれぞれ送信する。
図6は、タイリング表示方法を説明するフローチャートである。
なお、以下では、制御用PC2は、図示しないハードディスク等の記憶装置やDVD等の記憶媒体等に記憶された原画像に関する原画像データ(原画像情報)を読み出して用いるものとする。
先ず、利用者による制御用PC2の操作部21への「タイリング表示を開始する」旨の入力操作により、操作部21からPC本体23に所定の操作信号が出力される。そして、PC本体23は、操作信号を入力すると(ステップST1)、該操作信号に応じて、メモリ232に記憶された制御プログラムを実行し、ネットワークNを介して制御指令、および前記記憶装置や前記記録媒体から読み出した原画像データを送信する(ステップST2)。
ここで、前記制御指令としては、以下の通りである。
すなわち、前記制御指令としては、各描画装置3に画像データ処理(部分画像データ生成処理、画像データ補正処理)を実施させる旨の制御指令の他、各描画装置3の各部分画像情報生成部331が部分画像データを生成する際に用いる各処理条件パラメータを含むものである。
なお、各処理条件パラメータは、描画装置3毎に異なるものである。このため、制御用PC2は、例えば、ネットワークNとしてのLAN(Local Area Network)上において、各描画装置3に割り振られたIP(Internet Protocol)アドレスに基づいて、各処理条件パラメータを各描画装置3にそれぞれ送信する。
ステップST2の後、各描画装置3は、ネットワークNを介して送信された制御指令および原画像データを受信する(ステップST3)。そして、CPU31は、入力した制御指令に応じた制御信号を画像データ処理部33に出力する。画像データ処理部33は、入力した制御信号に応じて、以下の処理を実行する。
すなわち、部分画像情報生成部331は、ネットワークNを介して送信された制御指令に含まれる処理条件パラメータを用いて、受信した原画像データに対して、画像データ切出処理(ステップST4A)、および画像サイズ変換処理(ステップST4B)を実施して、部分画像データを生成する(ステップST4)。
すなわち、部分画像情報生成部331は、ネットワークNを介して送信された制御指令に含まれる処理条件パラメータを用いて、受信した原画像データに対して、画像データ切出処理(ステップST4A)、および画像サイズ変換処理(ステップST4B)を実施して、部分画像データを生成する(ステップST4)。
図7は、部分画像情報生成部331にて実施される部分画像データ生成処理を説明するための図である。
ここで、処理条件パラメータとしては、図7に示すように、原画像データにおける部分画像データの範囲の始点位置に関する始点座標と、拡大率とで構成された情報が例示できる。なお、始点座標は、切出開始位置として、例えば、切り出す矩形領域の左上部を指定するための座標P(例えば、P1,P2,P3,P4)である。また、拡大率は、切り出された画像データの拡大率を定めるもので、図7に示すように、原画像データD0の水平解像度をW、垂直解像度をH、切り出す矩形領域の水平解像度をw、垂直解像度をhとすると、拡大率Zは、Z=W/w=H/hと表すことができる。なお、本実施形態では、原画像データのアスペクト比と、切り出す矩形領域のアスペクト比とが同一であるものとしている。また、拡大率Z(Z1,Z2,Z3,Z4)=2としている。
ここで、処理条件パラメータとしては、図7に示すように、原画像データにおける部分画像データの範囲の始点位置に関する始点座標と、拡大率とで構成された情報が例示できる。なお、始点座標は、切出開始位置として、例えば、切り出す矩形領域の左上部を指定するための座標P(例えば、P1,P2,P3,P4)である。また、拡大率は、切り出された画像データの拡大率を定めるもので、図7に示すように、原画像データD0の水平解像度をW、垂直解像度をH、切り出す矩形領域の水平解像度をw、垂直解像度をhとすると、拡大率Zは、Z=W/w=H/hと表すことができる。なお、本実施形態では、原画像データのアスペクト比と、切り出す矩形領域のアスペクト比とが同一であるものとしている。また、拡大率Z(Z1,Z2,Z3,Z4)=2としている。
より具体的に、描画装置3Aの部分画像情報生成部331は、以下に示すように、ステップST4を実施することで、部分画像データD1(図7)を生成する。
すなわち、ステップST4において、部分画像情報生成部331は、ネットワークNを介して送信された制御指令に含まれる処理条件パラメータである始点座標P1(0、0)、および拡大率Z1に基づいて、終点座標Q1(W/2、H/2)を算出する。そして、部分画像情報生成部331は、原画像データD0から読み出した始点座標P1、および算出した終点座標Q1で設定される切出範囲の画像データD1Aを切り出す。この後、ステップST4Bにおいて、部分画像情報生成部331は、切り出した画像データD1Aに対して、拡大率Z1で拡大を実施することで、部分画像データD1を生成する。
すなわち、ステップST4において、部分画像情報生成部331は、ネットワークNを介して送信された制御指令に含まれる処理条件パラメータである始点座標P1(0、0)、および拡大率Z1に基づいて、終点座標Q1(W/2、H/2)を算出する。そして、部分画像情報生成部331は、原画像データD0から読み出した始点座標P1、および算出した終点座標Q1で設定される切出範囲の画像データD1Aを切り出す。この後、ステップST4Bにおいて、部分画像情報生成部331は、切り出した画像データD1Aに対して、拡大率Z1で拡大を実施することで、部分画像データD1を生成する。
また、描画装置3Bの部分画像情報生成部331は、以下に示すように、ステップST4を実施することで、部分画像データD2(図7)を生成する。
すなわち、ステップST4において、部分画像情報生成部331は、ネットワークNを介して送信された制御指令に含まれる処理条件パラメータである始点座標P2(W/2、0)、および拡大率Z2(図7)に基づいて、終点座標Q2(W、H/2)を算出する。そして、部分画像情報生成部331は、原画像データD0から読み出した始点座標P2、および算出した終点座標Q2で設定される切出範囲の画像データD2Aを切り出す。この後、ステップST4Bにおいて、部分画像情報生成部331は、切り出した画像データD2Aに対して、拡大率Z2で拡大を実施することで、部分画像データD2を生成する。
すなわち、ステップST4において、部分画像情報生成部331は、ネットワークNを介して送信された制御指令に含まれる処理条件パラメータである始点座標P2(W/2、0)、および拡大率Z2(図7)に基づいて、終点座標Q2(W、H/2)を算出する。そして、部分画像情報生成部331は、原画像データD0から読み出した始点座標P2、および算出した終点座標Q2で設定される切出範囲の画像データD2Aを切り出す。この後、ステップST4Bにおいて、部分画像情報生成部331は、切り出した画像データD2Aに対して、拡大率Z2で拡大を実施することで、部分画像データD2を生成する。
また、描画装置3Cの部分画像情報生成部331は、以下に示すように、ステップST4を実施することで、部分画像データD3(図7)を生成する。
すなわち、ステップST4Aにおいて、部分画像情報生成部331は、ネットワークNを介して送信された制御指令に含まれる処理条件パラメータである始点座標P3(0、H/2)、および拡大率Z3(図7)に基づいて、終点座標Q3(W/2、H)を算出する。そして、部分画像情報生成部331は、原画像データD0から読み出した始点座標P3、および算出した終点座標Q3で設定される切出範囲の画像データD3Aを切り出す。この後、ステップST4Bにおいて、部分画像情報生成部331は、切り出した画像データD3Aに対して、拡大率Z3で拡大を実施することで、部分画像データD3を生成する。
すなわち、ステップST4Aにおいて、部分画像情報生成部331は、ネットワークNを介して送信された制御指令に含まれる処理条件パラメータである始点座標P3(0、H/2)、および拡大率Z3(図7)に基づいて、終点座標Q3(W/2、H)を算出する。そして、部分画像情報生成部331は、原画像データD0から読み出した始点座標P3、および算出した終点座標Q3で設定される切出範囲の画像データD3Aを切り出す。この後、ステップST4Bにおいて、部分画像情報生成部331は、切り出した画像データD3Aに対して、拡大率Z3で拡大を実施することで、部分画像データD3を生成する。
また、描画装置3Dの部分画像情報生成部331は、以下に示すように、ステップST4を実施することで、部分画像データD4(図7)を生成する。
すなわち、ステップST4Aにおいて、部分画像情報生成部331は、ネットワークNを介して送信された制御指令に含まれる処理条件パラメータである始点座標P4(W/2、H/2)、および拡大率Z4(図7)に基づいて、終点座標Q4(W、H)を算出する。そして、部分画像情報生成部331は、原画像データD0から読み出した始点座標P4、および算出した終点座標Q4で設定される切出範囲の画像データD4Aを切り出す。この後、ステップST4Bにおいて、部分画像情報生成部331は、切り出した画像データD4Aに対して、拡大率Z4で拡大を実施することで、部分画像データD4を生成する。
すなわち、ステップST4Aにおいて、部分画像情報生成部331は、ネットワークNを介して送信された制御指令に含まれる処理条件パラメータである始点座標P4(W/2、H/2)、および拡大率Z4(図7)に基づいて、終点座標Q4(W、H)を算出する。そして、部分画像情報生成部331は、原画像データD0から読み出した始点座標P4、および算出した終点座標Q4で設定される切出範囲の画像データD4Aを切り出す。この後、ステップST4Bにおいて、部分画像情報生成部331は、切り出した画像データD4Aに対して、拡大率Z4で拡大を実施することで、部分画像データD4を生成する。
ステップST4の後、画像補正部332は、生成された部分画像データD1〜D4に対して、画素の色、輝度、解像度等を変換する画像データ補正処理を実施する(ステップST5)。
ステップST5の後、各描画装置3は、画像データ処理が実施された部分画像データD1〜D4を、ビデオ信号(例えば、アナログRGB信号)として、各信号線S1〜S4を介して各プロジェクタ4に出力する(ステップST6)。
ステップST5の後、各描画装置3は、画像データ処理が実施された部分画像データD1〜D4を、ビデオ信号(例えば、アナログRGB信号)として、各信号線S1〜S4を介して各プロジェクタ4に出力する(ステップST6)。
ステップST6の後、各プロジェクタ4は、各信号入力部423を介して各描画装置3からのビデオ信号(例えば、アナログRGB信号)を入力し、デジタル信号(部分画像データ)に変換して出力する(ステップST7)。
ステップST7の後、画像データ処理部4241は、信号入力部423から出力された部分画像データD1〜D4に対して、ガンマ補正等の画像データ補正処理を実施する(ス
テップST8)。
ステップST8の後、パネル駆動部4242は、画像データ処理部4241のフレームバッファ4241Aから送出される部分画像データD1〜D4に応じた駆動信号を生成し、液晶ライトバルブ412に出力し、液晶ライトバルブ412に部分画像データD1〜D4に応じた各部分画像を形成させる。そして、各プロジェクタ4A〜4Dから各部分画像が拡大投射されスクリーンSc上に投影されることで、原画像データD0に応じた原画像が表示される(ステップST9)。
ステップST7の後、画像データ処理部4241は、信号入力部423から出力された部分画像データD1〜D4に対して、ガンマ補正等の画像データ補正処理を実施する(ス
テップST8)。
ステップST8の後、パネル駆動部4242は、画像データ処理部4241のフレームバッファ4241Aから送出される部分画像データD1〜D4に応じた駆動信号を生成し、液晶ライトバルブ412に出力し、液晶ライトバルブ412に部分画像データD1〜D4に応じた各部分画像を形成させる。そして、各プロジェクタ4A〜4Dから各部分画像が拡大投射されスクリーンSc上に投影されることで、原画像データD0に応じた原画像が表示される(ステップST9)。
〔同期制御方法〕
図8は、同期制御方法を説明するフローチャートである。
以下に示す同期制御方法は、各プロジェクタ4における同期処理部425が同期制御プログラムにしたがって実行するものであり、上述したステップST9において、画像データ処理部4241のフレームバッファ4241Aから送出される部分画像データD1〜D4の送出タイミングを制御し、各プロジェクタ4間で液晶ライトバルブ412に部分画像が形成されるタイミングを同期させる方法である。
なお、以下では、各プロジェクタ4は、各信号線S5〜S7により、以下に示すように、カスケード接続されているものとする。
すなわち、図1に示すように、信号線S5によりプロジェクタ4Aの第2のフレームロック用端子4252B1とプロジェクタ4Bの第1のフレームロック用端子4252A1とを接続する。また、信号線S6によりプロジェクタ4Bの第2のフレームロック用端子4252B1とプロジェクタ4Cの第1のフレームロック用端子4252A1とを接続する。また、信号線S7によりプロジェクタ4Cの第2のフレームロック用端子4252B1とプロジェクタ4Dの第1のフレームロック用端子4252A1とを接続する。
また、カスケード接続された各プロジェクタ4のうち、最前段の配列位置のマスタープロジェクタ4(本実施形態では、プロジェクタ4A)には、信号線(図示略)およびゲンロック用端子4251Aを介して基準同期信号(複合同期信号(H/V))が入力されているものとする。
図8は、同期制御方法を説明するフローチャートである。
以下に示す同期制御方法は、各プロジェクタ4における同期処理部425が同期制御プログラムにしたがって実行するものであり、上述したステップST9において、画像データ処理部4241のフレームバッファ4241Aから送出される部分画像データD1〜D4の送出タイミングを制御し、各プロジェクタ4間で液晶ライトバルブ412に部分画像が形成されるタイミングを同期させる方法である。
なお、以下では、各プロジェクタ4は、各信号線S5〜S7により、以下に示すように、カスケード接続されているものとする。
すなわち、図1に示すように、信号線S5によりプロジェクタ4Aの第2のフレームロック用端子4252B1とプロジェクタ4Bの第1のフレームロック用端子4252A1とを接続する。また、信号線S6によりプロジェクタ4Bの第2のフレームロック用端子4252B1とプロジェクタ4Cの第1のフレームロック用端子4252A1とを接続する。また、信号線S7によりプロジェクタ4Cの第2のフレームロック用端子4252B1とプロジェクタ4Dの第1のフレームロック用端子4252A1とを接続する。
また、カスケード接続された各プロジェクタ4のうち、最前段の配列位置のマスタープロジェクタ4(本実施形態では、プロジェクタ4A)には、信号線(図示略)およびゲンロック用端子4251Aを介して基準同期信号(複合同期信号(H/V))が入力されているものとする。
先ず、接続状態検出部4253Aは、上述した接続状態の検出処理により、第1のフレームロック入出力部4252Aの接続状態、および第2のフレームロック入出力部4252Bの接続状態を検出する(ステップST10)。
具体的に、プロジェクタ4Aにおいては、上述したように、信号線S5がプロジェクタ4Aの第2のフレームロック用端子4252B1とプロジェクタ4Bの第1のフレームロック用端子4252A1とを接続している状態であるため、接続状態検出部4253Aは、第2のフレームロック入出力部4252Bのみが接続状態であると検出し、自身のプロジェクタ4Aがマスタープロジェクタであると認識する(ステップST10A)。
具体的に、プロジェクタ4Aにおいては、上述したように、信号線S5がプロジェクタ4Aの第2のフレームロック用端子4252B1とプロジェクタ4Bの第1のフレームロック用端子4252A1とを接続している状態であるため、接続状態検出部4253Aは、第2のフレームロック入出力部4252Bのみが接続状態であると検出し、自身のプロジェクタ4Aがマスタープロジェクタであると認識する(ステップST10A)。
また、プロジェクタ4Bにおいては、上述したように、信号線S5がプロジェクタ4Bの第1のフレームロック用端子4252A1とプロジェクタ4Aの第2のフレームロック用端子4252B1とを接続している状態であり、信号線S6がプロジェクタ4Bの第2のフレームロック用端子4252B1とプロジェクタ4Cの第1のフレームロック用端子4252A1とを接続している状態であるため、接続状態検出部4253Aは、第1のフレームロック入出力部4252Aおよび第2のフレームロック入出力部4252Bの双方が接続状態であると検出し、自身のプロジェクタ4Bがスレーブプロジェクタであると認識する(ステップST10B)。
また、プロジェクタ4Cにおいては、上述したように、信号線S6がプロジェクタ4Cの第1のフレームロック用端子4252A1とプロジェクタ4Bの第2のフレームロック用端子4252B1とを接続している状態であり、信号線S7がプロジェクタ4Cの第2のフレームロック用端子4252B1とプロジェクタ4Dの第1のフレームロック用端子
4252A1とを接続している状態であるため、接続状態検出部4253Aは、第1のフレームロック入出力部4252Aおよび第2のフレームロック入出力部4252Bの双方が接続状態であると検出し、自身のプロジェクタ4Cがスレーブプロジェクタであると認識する(ステップST10C)。
4252A1とを接続している状態であるため、接続状態検出部4253Aは、第1のフレームロック入出力部4252Aおよび第2のフレームロック入出力部4252Bの双方が接続状態であると検出し、自身のプロジェクタ4Cがスレーブプロジェクタであると認識する(ステップST10C)。
また、プロジェクタ4Dにおいては、上述したように、信号線S7がプロジェクタ4Dの第1のフレームロック用端子4252A1とプロジェクタ4Cの第2のフレームロック用端子4252B1とを接続している状態であるため、接続状態検出部4253Aは、第1のフレームロック入出力部4252Aのみが接続状態であると検出し、自身のプロジェクタ4Dがスレーブプロジェクタであると認識する(ステップST10D)。
ステップST10の後、各プロジェクタ4のうち接続状態検出部4253Aにてマスタープロジェクタであると認識されたマスタープロジェクタ4Aにおいては、ドットクロック生成部4253Dは、ゲンロック入力部4251を介して入力した基準同期信号に基づいて、ドットクロックを生成する(ステップST11A)。
また、ステップST11Aの後、マスタープロジェクタ4Aにおいては、ゲンロック入力部4251を介して入力した基準同期信号に基づいて、垂直同期信号を生成する(ステップST12A:垂直同期信号生成ステップ)。
また、ステップST11Aの後、マスタープロジェクタ4Aにおいては、ゲンロック入力部4251を介して入力した基準同期信号に基づいて、垂直同期信号を生成する(ステップST12A:垂直同期信号生成ステップ)。
ステップST12Aの後、記憶状態検出部4253Bは、フレームバッファ4241Aが記憶状態となるまでフレームバッファ4241Aの状態を監視する(ステップST13(ST13A〜ST13D):記憶状態検出ステップ)。
ステップS13においてフレームバッファ4241Aが記憶状態となった後、各プロジェクタ4は、送受信部4252を介して、記憶状態である旨の記憶状態情報の入出力を実施する(ステップST14)。
具体的に、マスタープロジェクタ4Aにおいては、第2のフレームロック入出力部4252Bにてスレーブプロジェクタ4B,4C,4Dの各記憶状態情報を入力する(ステップST14A)。
ステップS13においてフレームバッファ4241Aが記憶状態となった後、各プロジェクタ4は、送受信部4252を介して、記憶状態である旨の記憶状態情報の入出力を実施する(ステップST14)。
具体的に、マスタープロジェクタ4Aにおいては、第2のフレームロック入出力部4252Bにてスレーブプロジェクタ4B,4C,4Dの各記憶状態情報を入力する(ステップST14A)。
また、スレーブプロジェクタ4Bにおいては、送信制御部4253Cは、第1のフレームロック入出力部4252Aを介して、マスタープロジェクタ4Aに対して、自身のスレーブプロジェクタ4Bにおけるフレームバッファ4241Aの記憶状態情報を出力させる。また、送信制御部4253Cは、第2のフレームロック入出力部4252Bにて入力したスレーブプロジェクタ4C,4Dにおける各記憶状態情報を第1のフレームロック入出力部4252Aを介して、マスタープロジェクタ4Aに対して、出力させる(ステップST14B:状態情報送信制御ステップ)。
また、スレーブプロジェクタ4Cにおいては、送信制御部4253Cは、第1のフレームロック入出力部4252Aを介して、スレーブプロジェクタ4Bに対して、自身のスレーブプロジェクタ4Cにおけるフレームバッファ4241Aの記憶状態情報を出力させる。また、送信制御部4253Cは、第2のフレームロック入出力部4252Bにて入力したスレーブプロジェクタ4Dにおける記憶状態情報を第1のフレームロック入出力部4252Aを介して、スレーブプロジェクタ4Bに対して、出力させる(ステップST14C:状態情報送信制御ステップ)。
また、スレーブプロジェクタ4Dにおいては、送信制御部4253Cは、第1のフレームロック入出力部4252Aを介して、スレーブプロジェクタ4Cに対して、自身のスレーブプロジェクタ4Dにおけるフレームバッファ4241Aの記憶状態情報を出力させる(ステップST14D:状態情報送信制御ステップ)。
ステップST14の後、各プロジェクタ4は、送受信部4252を介して、タイミング信号を入出力する(ステップST15)。
具体的に、マスタープロジェクタ4Aにおいては、送信制御部4253Cは、ステップST14が実施された結果、全てのプロジェクタ4における各フレームバッファ4241Aが記憶状態となったことを認識する。この後、送信制御部4253Cは、ステップST11Aにて生成されたドットクロック、およびステップST12Aにて生成された垂直同期信号を含むタイミング信号を、第2のフレームロック入出力部4252Bを介してスレーブプロジェクタ4B,4C,4Dに出力させる(ステップST15A:タイミング信号送信制御ステップ)。
具体的に、マスタープロジェクタ4Aにおいては、送信制御部4253Cは、ステップST14が実施された結果、全てのプロジェクタ4における各フレームバッファ4241Aが記憶状態となったことを認識する。この後、送信制御部4253Cは、ステップST11Aにて生成されたドットクロック、およびステップST12Aにて生成された垂直同期信号を含むタイミング信号を、第2のフレームロック入出力部4252Bを介してスレーブプロジェクタ4B,4C,4Dに出力させる(ステップST15A:タイミング信号送信制御ステップ)。
また、スレーブプロジェクタ4Bにおいては、第1のフレームロック入出力部4252Aにてマスタープロジェクタ4Aからのタイミング信号を入力する(ステップST15B)。また、送信制御部4253Cは、入力したタイミング信号を、第2のフレームロック入出力部4252Bを介してスレーブプロジェクタ4Cに対して出力させる。
また、スレーブプロジェクタ4Cにおいては、第1のフレームロック入出力部4252Aにてマスタープロジェクタ4Aからのタイミング信号を入力する(ステップST15C)。また、送信制御部4253Cは、入力したタイミング信号を、第2のフレームロック入出力部4252Bを介してスレーブプロジェクタ4Dに対して出力させる。
また、スレーブプロジェクタ4Dにおいては、第1のフレームロック入出力部4252Aにてマスタープロジェクタ4Aからのタイミング信号を入力する(ステップST15D)。
また、スレーブプロジェクタ4Cにおいては、第1のフレームロック入出力部4252Aにてマスタープロジェクタ4Aからのタイミング信号を入力する(ステップST15C)。また、送信制御部4253Cは、入力したタイミング信号を、第2のフレームロック入出力部4252Bを介してスレーブプロジェクタ4Dに対して出力させる。
また、スレーブプロジェクタ4Dにおいては、第1のフレームロック入出力部4252Aにてマスタープロジェクタ4Aからのタイミング信号を入力する(ステップST15D)。
ステップST15の後、タイミング制御部4253Fは、タイミング信号に基づいて、フレームバッファ4241Aからパネル駆動部4242に部分画像データD1〜D4が送出される送出タイミングを制御する(ステップST16(ステップST16A〜ST16D):タイミング制御ステップ)。
そして、上述したステップST9では、各タイミング制御部4253Fによる上述した制御により、各プロジェクタ4間において、部分画像の各ピクセルが同一のタイミングで形成されるとともに、垂直帰線が同期された状態(フレーム更新タイミングが同一の状態)で各部分画像がそれぞれ形成されることとなる。
そして、上述したステップST9では、各タイミング制御部4253Fによる上述した制御により、各プロジェクタ4間において、部分画像の各ピクセルが同一のタイミングで形成されるとともに、垂直帰線が同期された状態(フレーム更新タイミングが同一の状態)で各部分画像がそれぞれ形成されることとなる。
上述した第1実施形態によれば、以下の効果がある。
本実施形態では、プロジェクタ4は、送受信部4252、フレームバッファ4241Aを有する表示制御部424、および同期処理部425を備える。そして、同期処理部425は、記憶状態検出部4253B、送信制御部4253C、垂直同期信号生成部4253E、およびタイミング制御部4253Fを備えている。このことにより、各プロジェクタ4は、それぞれフレームロック機能を具備した構成となり、各タイミング制御部4253Fによる上述した制御により、フレーム更新タイミングが同一の状態で各部分画像を形成する。このため、マルチディスプレイシステム1を利用して動画像を表示する場合であっても、画面全体として滑らかで自然な動画像を実現できる。
また、各プロジェクタ4に上述した同期処理部425を搭載するだけで、上述したような同期制御を実現できるため、各プロジェクタ4の製造コストを高騰させることなく、マルチディスプレイシステム1を低コストで構築できる。
本実施形態では、プロジェクタ4は、送受信部4252、フレームバッファ4241Aを有する表示制御部424、および同期処理部425を備える。そして、同期処理部425は、記憶状態検出部4253B、送信制御部4253C、垂直同期信号生成部4253E、およびタイミング制御部4253Fを備えている。このことにより、各プロジェクタ4は、それぞれフレームロック機能を具備した構成となり、各タイミング制御部4253Fによる上述した制御により、フレーム更新タイミングが同一の状態で各部分画像を形成する。このため、マルチディスプレイシステム1を利用して動画像を表示する場合であっても、画面全体として滑らかで自然な動画像を実現できる。
また、各プロジェクタ4に上述した同期処理部425を搭載するだけで、上述したような同期制御を実現できるため、各プロジェクタ4の製造コストを高騰させることなく、マルチディスプレイシステム1を低コストで構築できる。
ところで、各プロジェクタ4にそれぞれフレームロック機能を具備した構成とした場合には、各部分画像間のフリッカを良好に防止できるが、各プロジェクタ4間で各ピクセルが同一のタイミングで形成されるとは限らない。すなわち、所定のラインが欠落するおそれがある。
本実施形態では、同期処理部425は、ドットクロックを生成するドットクロック生成部4253Dを備える。そして、送信制御部4253Cは、垂直同期信号およびドットク
ロックを含むタイミング信号をスレーブプロジェクタ4B,4C,4Dに対して送信させる。このことにより、各プロジェクタ4は、それぞれフレームロック機能およびゲンロック機能を具備した構成となり、各タイミング制御部4253Fによる上述した制御により、各ピクセルを同一のタイミングで形成するとともに、フレーム更新タイミングが同一の状態で各部分画像を表示する。このため、所定のラインが欠落することなく、マルチディスプレイシステム1の画面全体として滑らかで自然な画像を良好に実現できる。
本実施形態では、同期処理部425は、ドットクロックを生成するドットクロック生成部4253Dを備える。そして、送信制御部4253Cは、垂直同期信号およびドットク
ロックを含むタイミング信号をスレーブプロジェクタ4B,4C,4Dに対して送信させる。このことにより、各プロジェクタ4は、それぞれフレームロック機能およびゲンロック機能を具備した構成となり、各タイミング制御部4253Fによる上述した制御により、各ピクセルを同一のタイミングで形成するとともに、フレーム更新タイミングが同一の状態で各部分画像を表示する。このため、所定のラインが欠落することなく、マルチディスプレイシステム1の画面全体として滑らかで自然な画像を良好に実現できる。
また、同期処理部425は、接続状態検出部4253Aを備えているので、各プロジェクタ4をカスケード接続した状態により、自身のプロジェクタ4がマスタープロジェクタであるか、あるいは、スレーブプロジェクタであるかを独自に認識できる。このため、例えば、各プロジェクタに、マスタープロジェクタまたはスレーブプロジェクタである旨の情報を設定入力可能とする設定入力部を設ける必要がなく、プロジェクタ4の構造の簡素化が図れるとともに、利用者に前記情報を設定入力させる作業を実施させる必要もない。
さらに、マルチディスプレイシステム1は、各描画装置3を備え、各描画装置3から部分画像データD1〜D4を各プロジェクタ4に出力する構成としている。このため、各描画装置3(パーソナルコンピュータ)は、一般的にグラフィック処理の機能を有しているので、部分画像データD1〜D4に対して高精度の画像処理(画素の色、輝度、解像度等を変換する画像処理)を施して高解像度の部分画像データD1〜D4を生成できる。すなわち、各プロジェクタ4が高解像度の部分画像データD1〜D4に基づく部分画像を拡大投射してスクリーンSc上に表示するので、部分画面を統合した全体画面としてはさらに高解像度の原画像を表示することができる。
また、各描画装置3としてパーソナルコンピュータを採用することで、ソフトウェアの追加や更新によるマルチディスプレイシステム1の構築後の機能の追加を容易に実施できる。
また、各描画装置3としてパーソナルコンピュータを採用することで、ソフトウェアの追加や更新によるマルチディスプレイシステム1の構築後の機能の追加を容易に実施できる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態を図面に基づいて説明する。
以下の説明では、前記第1実施形態と同様の構造および同一部材には同一符号を付して、その詳細な説明は省略または簡略化する。
図9は、第2実施形態におけるプロジェクタ40(40A〜40B)の構成を示すブロック図である。
前記第1実施形態では、各プロジェクタ4において、画像データ処理部4241は、フレームバッファ4241Aを1つのみ備えている。
これに対して第2実施形態では、各プロジェクタ40において、画像データ処理部4241は、図9に示すように、フレームバッファ4241Aの他、該フレームバッファ4241Aと同様の表示画像情報記憶部としてのバックバッファ4241Bを備えたダブルバッファ構造となっている。その他の構成は、前記第1実施形態と同様のものである。
次に、本発明の第2実施形態を図面に基づいて説明する。
以下の説明では、前記第1実施形態と同様の構造および同一部材には同一符号を付して、その詳細な説明は省略または簡略化する。
図9は、第2実施形態におけるプロジェクタ40(40A〜40B)の構成を示すブロック図である。
前記第1実施形態では、各プロジェクタ4において、画像データ処理部4241は、フレームバッファ4241Aを1つのみ備えている。
これに対して第2実施形態では、各プロジェクタ40において、画像データ処理部4241は、図9に示すように、フレームバッファ4241Aの他、該フレームバッファ4241Aと同様の表示画像情報記憶部としてのバックバッファ4241Bを備えたダブルバッファ構造となっている。その他の構成は、前記第1実施形態と同様のものである。
具体的に、画像データ処理部4241は、所定の第1のフレームの部分画像データD1〜D4をフレームバッファ4241Aに記憶した場合には、前記第1のフレームの次の第2のフレームの部分画像データD1〜D4をバックバッファ4241Bに記憶する。また、画像データ処理部4241は、前記第2のフレームの部分画像データD1〜D4をバックバッファ4241Bに記憶した場合には、前記第2のフレームの次の第3のフレームの部分画像データD1〜D4をフレームバッファ4241Aに記憶する。
以上のように、画像データ処理部4241は、フレーム毎の部分画像データD1〜D4を、フレームバッファ4241Aおよびバックバッファ4241Bに交互に記憶させる。
以上のように、画像データ処理部4241は、フレーム毎の部分画像データD1〜D4を、フレームバッファ4241Aおよびバックバッファ4241Bに交互に記憶させる。
なお、本実施形態のタイリング表示方法および同期制御方法は、前記第1実施形態で説明したタイリング表示方法および同期制御方法と略同様であるため、詳細な説明は省略す
る。
異なる点は、前記第1実施形態で説明したマスタープロジェクタ4Aに対応するマスタープロジェクタ40Aにおいて、送信制御部4253Cは、例えば、現在表示している第1のフレームの部分画像データD1〜D4がフレームバッファ4241Aおよびバックバッファ4241Bのうちいずれか一方(第1バッファ)に記憶された状態であり、前記第1のフレームの次の第2のフレームの部分画像データD1〜D4がフレームバッファ4241Aおよびバックバッファ4241Bのうちいずれか他方(第2バッファ)に記憶される際に、前記第1実施形態で説明したステップST14と同様の処理が実施されることで、全てのプロジェクタ40における前記第2バッファが記憶状態となったことを認識する。そして、マスタープロジェクタ40Aにおいて、送信制御部4253Cは、前記第1実施形態で説明したステップST15(ST15A)と略同様に、タイミング信号とともに、パネル駆動部4242に部分画像データD1〜D4を送出するバッファを前記第1バッファから前記第2バッファに切り替えるバッファスワップ命令を出力させる。この後、各プロジェクタ40において、画像データ処理部4241は、前記第1バッファから前記第2バッファに切り替えて、前記第2バッファからパネル駆動部4242に前記第2のフレームの部分画像データD1〜D4を送出する。この際、タイミング制御部4253Fは、前記第1実施形態で説明したステップST16と同様に、タイミング信号に基づいて、前記第2バッファからパネル駆動部4242に部分画像データD1〜D4が送出される送出タイミングを制御する。
すなわち、本実施形態では、フレーム更新のタイミングで、パネル駆動部4242に部分画像データを送出するバッファ(フレームバッファ4241Aおよびバックバッファ4241B)を切り替えるバッファスワップを実施している。
る。
異なる点は、前記第1実施形態で説明したマスタープロジェクタ4Aに対応するマスタープロジェクタ40Aにおいて、送信制御部4253Cは、例えば、現在表示している第1のフレームの部分画像データD1〜D4がフレームバッファ4241Aおよびバックバッファ4241Bのうちいずれか一方(第1バッファ)に記憶された状態であり、前記第1のフレームの次の第2のフレームの部分画像データD1〜D4がフレームバッファ4241Aおよびバックバッファ4241Bのうちいずれか他方(第2バッファ)に記憶される際に、前記第1実施形態で説明したステップST14と同様の処理が実施されることで、全てのプロジェクタ40における前記第2バッファが記憶状態となったことを認識する。そして、マスタープロジェクタ40Aにおいて、送信制御部4253Cは、前記第1実施形態で説明したステップST15(ST15A)と略同様に、タイミング信号とともに、パネル駆動部4242に部分画像データD1〜D4を送出するバッファを前記第1バッファから前記第2バッファに切り替えるバッファスワップ命令を出力させる。この後、各プロジェクタ40において、画像データ処理部4241は、前記第1バッファから前記第2バッファに切り替えて、前記第2バッファからパネル駆動部4242に前記第2のフレームの部分画像データD1〜D4を送出する。この際、タイミング制御部4253Fは、前記第1実施形態で説明したステップST16と同様に、タイミング信号に基づいて、前記第2バッファからパネル駆動部4242に部分画像データD1〜D4が送出される送出タイミングを制御する。
すなわち、本実施形態では、フレーム更新のタイミングで、パネル駆動部4242に部分画像データを送出するバッファ(フレームバッファ4241Aおよびバックバッファ4241B)を切り替えるバッファスワップを実施している。
上述した第2実施形態においては、前記第1実施形態と同様の効果の他、以下の効果がある。
例えば、前記第1実施形態のように、表示制御部424がフレームバッファ4241Aを1つのみ有している場合には、フレーム更新時にティアリングが発生するおそれがある。
本実施形態では、表示制御部424は、フレームバッファ4241Aおよびバックバッファ4241Bのダブルバッファ構造で構成されている。そして、送信制御部4253Cは、送受信部4252を介して、タイミング信号とともにバッファスワップ命令をスレーブプロジェクタ4B,4C,4Dに対して送信させる。このことにより、各プロジェクタ40は、フレーム更新のタイミングで、バッファスワップを実施することとなり、フレーム更新時にティアリングが生じることを防止し、マルチディスプレイシステム1の画面全体として滑らかで自然な画像をさらに良好に実現できる。
例えば、前記第1実施形態のように、表示制御部424がフレームバッファ4241Aを1つのみ有している場合には、フレーム更新時にティアリングが発生するおそれがある。
本実施形態では、表示制御部424は、フレームバッファ4241Aおよびバックバッファ4241Bのダブルバッファ構造で構成されている。そして、送信制御部4253Cは、送受信部4252を介して、タイミング信号とともにバッファスワップ命令をスレーブプロジェクタ4B,4C,4Dに対して送信させる。このことにより、各プロジェクタ40は、フレーム更新のタイミングで、バッファスワップを実施することとなり、フレーム更新時にティアリングが生じることを防止し、マルチディスプレイシステム1の画面全体として滑らかで自然な画像をさらに良好に実現できる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態を図面に基づいて説明する。
以下の説明では、前記第1実施形態と同様の構造および同一部材には同一符号を付して、その詳細な説明は省略または簡略化する。
図10は、第3実施形態におけるプロジェクタ400(400A〜400D)の構成を示す図である。
前記第1実施形態では、各プロジェクタ4において、ゲンロック用端子4251A、第1のフレームロック用端子4252A1、および第2のフレームロック用端子4252B1を含む同期処理部425が予め搭載されている。
これに対して第3実施形態では、各プロジェクタ400は、図10に示すように、ゲンロック用端子4251A、第1のフレームロック用端子4252A1、および第2のフレームロック用端子4252B1を含む同期処理部425が機能拡張モジュールMとして構成され、該機能拡張モジュールMが各プロジェクタ400の拡張ポートPoに接続可能に構成されている。その他の構成は、前記第1実施形態と同様である。
なお、本実施形態のタイリング表示方法は、前記第1実施形態で説明したタイリング表示方法と同様であるため、説明を省略する。また、本実施形態においては、各プロジェクタ400の拡張ポートPoに機能拡張モジュールMを接続しておけば、前記第1実施形態で説明した同期制御方法と同様の同期制御方法を実行できる。
次に、本発明の第3実施形態を図面に基づいて説明する。
以下の説明では、前記第1実施形態と同様の構造および同一部材には同一符号を付して、その詳細な説明は省略または簡略化する。
図10は、第3実施形態におけるプロジェクタ400(400A〜400D)の構成を示す図である。
前記第1実施形態では、各プロジェクタ4において、ゲンロック用端子4251A、第1のフレームロック用端子4252A1、および第2のフレームロック用端子4252B1を含む同期処理部425が予め搭載されている。
これに対して第3実施形態では、各プロジェクタ400は、図10に示すように、ゲンロック用端子4251A、第1のフレームロック用端子4252A1、および第2のフレームロック用端子4252B1を含む同期処理部425が機能拡張モジュールMとして構成され、該機能拡張モジュールMが各プロジェクタ400の拡張ポートPoに接続可能に構成されている。その他の構成は、前記第1実施形態と同様である。
なお、本実施形態のタイリング表示方法は、前記第1実施形態で説明したタイリング表示方法と同様であるため、説明を省略する。また、本実施形態においては、各プロジェクタ400の拡張ポートPoに機能拡張モジュールMを接続しておけば、前記第1実施形態で説明した同期制御方法と同様の同期制御方法を実行できる。
上述した第3実施形態においては、前記第1実施形態と同様の効果の他、以下の効果がある。
本実施形態では、ゲンロック用端子4251A、第1のフレームロック用端子4252A1、および第2のフレームロック用端子4252B1を含む同期処理部425が機能拡張モジュールMとして構成されているので、例えば、利用者がマルチディスプレイシステム1にプロジェクタ400を利用する場合にオプションとして機能拡張モジュールMをプロジェクタ400に接続すれば、機能追加を容易に実施できる。すなわち、利用者による種々の利用形態(マルチディスプレイシステム1に利用する、あるいは、利用しない)に応じたプロジェクタ400を容易に構成でき、利便性の向上が図れる。
本実施形態では、ゲンロック用端子4251A、第1のフレームロック用端子4252A1、および第2のフレームロック用端子4252B1を含む同期処理部425が機能拡張モジュールMとして構成されているので、例えば、利用者がマルチディスプレイシステム1にプロジェクタ400を利用する場合にオプションとして機能拡張モジュールMをプロジェクタ400に接続すれば、機能追加を容易に実施できる。すなわち、利用者による種々の利用形態(マルチディスプレイシステム1に利用する、あるいは、利用しない)に応じたプロジェクタ400を容易に構成でき、利便性の向上が図れる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
前記各実施形態では、同期処理部425は、接続状態検出部4253Aを備え、自身のプロジェクタ4(40,400)がマスタープロジェクタであるか、あるいは、スレーブプロジェクタであるかを独自に認識していたが、これに限らない。例えば、接続状態検出部4253Aを省略し、プロジェクタに、マスタープロジェクタまたはスレーブプロジェクタである旨の情報を設定入力可能とする設定入力部を設け、同期処理部425が、前記設定入力部に設定された情報に基づいて、自身のプロジェクタがマスタープロジェクタであるか、あるいは、スレーブプロジェクタであるかを認識する構成としても構わない。
前記各実施形態では、同期処理部425は、接続状態検出部4253Aを備え、自身のプロジェクタ4(40,400)がマスタープロジェクタであるか、あるいは、スレーブプロジェクタであるかを独自に認識していたが、これに限らない。例えば、接続状態検出部4253Aを省略し、プロジェクタに、マスタープロジェクタまたはスレーブプロジェクタである旨の情報を設定入力可能とする設定入力部を設け、同期処理部425が、前記設定入力部に設定された情報に基づいて、自身のプロジェクタがマスタープロジェクタであるか、あるいは、スレーブプロジェクタであるかを認識する構成としても構わない。
前記各実施形態では、各プロジェクタ4(40,400)は、ゲンロック機能を具備した構成、すなわち、ゲンロック用端子4251A、ゲンロック入力部4251、およびドットクロック生成部4253Dを備えた構成であったが、これに限らず、ゲンロック機能を省略し、フレームロック機能のみを具備した構成としても、本発明の目的を十分に達成できる。
前記各実施形態では、垂直同期信号生成部4253Eは、外部から入力した基準同期信号に基づいて垂直同期信号を生成していたが、これに限らず、信号入力部423を介して入力した信号(画像情報)に含まれる同期信号に基づいて垂直同期信号を生成しても構わない。
前記各実施形態では、垂直同期信号生成部4253Eは、外部から入力した基準同期信号に基づいて垂直同期信号を生成していたが、これに限らず、信号入力部423を介して入力した信号(画像情報)に含まれる同期信号に基づいて垂直同期信号を生成しても構わない。
前記各実施形態において、同期処理部425内部に、フレームバッファ4241Aやバックバッファ4241Bと同様の、部分画像データを一画面分、記憶するバッファを設け、
記憶状態検出部4253Bが同期処理部内部の前記バッファの状態を検出する構成としても構わない。
記憶状態検出部4253Bが同期処理部内部の前記バッファの状態を検出する構成としても構わない。
前記各実施形態では、プロジェクタ4(40,400)は、4台で構成されていたが、これに限らず、2台、3台、あるいは、5台以上で構成しても構わない。また、描画装置3も同様である。
前記各実施形態では、各部分画像が重なり合うことなく各部分画像によって原画像を構成するものとしたが、これに限らず、各部分画像の一部が重なり合うことで原画像を構成するものとしても構わない。
この際、部分画像の重なり領域の明るさを調整して、重なり領域を目立ちにくくすることが好ましい。例えば、部分画像の重なり領域の明るさを光学的に調整、すなわち、拡大
投射される部分画像の一部の光量を遮光板により調整する。また、例えば、部分画像データにおける重なり領域に対応する画像データに対して、明るさ(輝度や色)を調整する画像補正処理を実施する。
この際、部分画像の重なり領域の明るさを調整して、重なり領域を目立ちにくくすることが好ましい。例えば、部分画像の重なり領域の明るさを光学的に調整、すなわち、拡大
投射される部分画像の一部の光量を遮光板により調整する。また、例えば、部分画像データにおける重なり領域に対応する画像データに対して、明るさ(輝度や色)を調整する画像補正処理を実施する。
前記各実施形態において、ネットワークNとしては、LANケーブル等の信号線を用いた有線で構成してもよく、あるいは、無線LAN等の無線にて構成しても構わない。
また、送受信部4252も同様に、信号線S5〜S7の有線にて情報を送受信可能な構成としていたが、無線媒体(電波、音、赤外線等)を介して信号を伝送する構成としても構わない。
また、送受信部4252も同様に、信号線S5〜S7の有線にて情報を送受信可能な構成としていたが、無線媒体(電波、音、赤外線等)を介して信号を伝送する構成としても構わない。
前記各実施形態では、制御用PC2がネットワークNを介して原画像データD0を各描画装置3に送信する構成としたが、これに限らない。
例えば、制御用PC2がネットワークNを介して部分画像データD1〜D4を対応する各描画装置3にそれぞれ送信する構成としても構わない。そして、各描画装置3は、部分画像データ生成処理を実施せずに、画像データ補正処理のみを実施する。
また、例えば、各描画装置3が、ハードディスク等の記憶装置やDVD(Digital Versatile Disc)等の記録媒体等に記憶された画像データを読み出して用いる構成としても構わない。
例えば、制御用PC2がネットワークNを介して部分画像データD1〜D4を対応する各描画装置3にそれぞれ送信する構成としても構わない。そして、各描画装置3は、部分画像データ生成処理を実施せずに、画像データ補正処理のみを実施する。
また、例えば、各描画装置3が、ハードディスク等の記憶装置やDVD(Digital Versatile Disc)等の記録媒体等に記憶された画像データを読み出して用いる構成としても構わない。
前記各実施形態では、マルチディスプレイシステム1において、制御用PC2および各描画装置3を用い、各描画装置3から部分画像データD1〜D4を各プロジェクタ4(40,400)に出力する構成としていたが、これに限らない。
例えば、制御用PC2および各描画装置3を省略する。そして、パーソナルコンピュータ、テレビジョンチューナ、DVDプレーヤ等の画像出力装置、および画像出力装置から出力された原画像データD0に基づいて部分画像データD1〜D4をそれぞれ生成して各プロジェクタに出力する各スキャンコンバータを用いる。
また、例えば、上記構成において、スキャンコンバータを省略しても構わない。この際には、各プロジェクタ4(40,400)は、前記各実施形態で説明した描画装置3の部分画像情報生成部331と同様の処理を実施し、画像出力装置から出力された原画像データD0に基づいて部分画像データD1〜D4をそれぞれ生成する。
例えば、制御用PC2および各描画装置3を省略する。そして、パーソナルコンピュータ、テレビジョンチューナ、DVDプレーヤ等の画像出力装置、および画像出力装置から出力された原画像データD0に基づいて部分画像データD1〜D4をそれぞれ生成して各プロジェクタに出力する各スキャンコンバータを用いる。
また、例えば、上記構成において、スキャンコンバータを省略しても構わない。この際には、各プロジェクタ4(40,400)は、前記各実施形態で説明した描画装置3の部分画像情報生成部331と同様の処理を実施し、画像出力装置から出力された原画像データD0に基づいて部分画像データD1〜D4をそれぞれ生成する。
前記各実施形態では、制御用PC2から各処理条件パラメータを、各描画装置3に送信する構成としていたが、これに限らず、各描画装置3が予め各処理条件パラメータを記憶し、該記憶した処理条件パラメータを用いる構成としても構わない。
前記各実施形態では、各部分画像を並べることで原画像を構成する「タイリング表示」を説明したが、各プロジェクタ4(40,400)は、各部分画像の全ての領域を重ねて原画像を構成する「スタック表示」も実施可能に構成されているものである。すなわち、各プロジェクタ4(40,400)に部分画像データD1〜D4を出力するのではなく、原画像データD0を直接、出力する。そして、各プロジェクタ4は、原画像データD0に基づく原画像をそれぞれ形成して拡大投射する。
前記各実施形態では、透過型の液晶パネル(液晶ライトバルブ412)を採用していたが、これに限らず、反射型の液晶パネルを採用してもよく、あるいは、ディジタル・マイクロミラー・デバイス(テキサス・インスツルメント社の商標)を採用してもよい。
前記実施形態では、液晶ライトバルブ412を3枚設けた構成としていたが、これに限らず、1枚のみの液晶ライトバルブ412を設ける構成、2枚の液晶ライトバルブ412を設ける構成、4枚以上の液晶ライトバルブ412を設ける構成としてもよい。
前記実施形態では、液晶ライトバルブ412を3枚設けた構成としていたが、これに限らず、1枚のみの液晶ライトバルブ412を設ける構成、2枚の液晶ライトバルブ412を設ける構成、4枚以上の液晶ライトバルブ412を設ける構成としてもよい。
前記実施形態では、表示装置としてプロジェクタを採用していたが、これに限らず、直
視型のディスプレイ(プラズマや液晶、CRT(Cathode-Ray Tube)ディスプレイ等)で構成しても構わない。
視型のディスプレイ(プラズマや液晶、CRT(Cathode-Ray Tube)ディスプレイ等)で構成しても構わない。
さらに、本発明を実施するための最良の構成等は、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ、説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状、材質等を限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質等の限定の一部若しくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
従って、上記に開示した形状、材質等を限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質等の限定の一部若しくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
本発明の表示装置は、マルチディスプレイシステムを低コストで構築でき、かつ、画面全体として滑らかで自然な画像を実現できるため、プレゼンテーション等に用いられるマルチディスプレイシステムを構成する表示装置に利用できる。
1・・・マルチディスプレイシステム、4,40,400・・・プロジェクタ(表示装置)、41・・・表示部、424・・・表示制御部、425・・・同期処理部、4253B・・・記憶状態検出部、4253C・・・送信制御部(状態情報送信制御部、タイミング信号送信制御部)、4253D・・・ドットクロック生成部、4253E・・・垂直同期信号生成部、4253F・・・タイミング制御部、4241A・・・フレームバッファ(表示画像情報記憶部)、4241B・・・バックバッファ(表示画像情報記憶部)、4242・・・パネル駆動部(表示駆動部)、4252・・・送受信部、M・・・機能拡張モジュール、ST12A・・・垂直同期信号生成ステップ、ST13・・・記憶状態検出ステップ、ST14B〜S14D・・・状態情報送信制御ステップ、ST15A・・・タイミング信号送信制御ステップ、ST16・・・タイミング制御ステップ。
Claims (8)
- 入力した画像情報に基づいて画像を表示可能に構成され、直列に接続された複数の表示装置を有し、前記複数の表示装置が表示する各表示画像によって所定の画像を表示するマルチディスプレイシステムに用いられる表示装置であって、
他の表示装置に接続し、接続された前記他の表示装置との間でそれぞれ情報を送受信するための送受信部と、
一画面分の前記表示画像に関する表示画像情報を順次、記憶する表示画像情報記憶部を有し、表示部を駆動する表示駆動部に前記表示画像情報を送出して前記表示画像情報に基づく前記表示画像を順次、前記表示部に表示させる表示制御部と、
前記表示画像情報記憶部から前記表示駆動部に送出される前記表示画像情報の送出タイミングを制御し、前記複数の表示装置間で、前記表示画像の表示タイミングを同期させる同期処理部とを備え、
前記同期処理部は、
自身の表示装置が前記複数の表示装置のうちスレーブの表示装置に対して前記送受信部を介して制御指令を送信して前記スレーブの表示装置を制御するマスターの表示装置であった場合に、外部から入力した基準同期信号、または、入力した前記画像情報に含まれる同期信号に基づいて、前記表示画像の画面更新時での垂直帰線を前記複数の表示装置間で同期させるための垂直同期信号を生成する垂直同期信号生成部と、
前記表示画像情報記憶部の状態を検出し、前記表示画像情報記憶部に前記表示画像情報が記憶された記憶状態であるか否かを検出する記憶状態検出部と、
自身の表示装置が前記スレーブの表示装置であった場合に、前記記憶状態検出部にて前記記憶状態であると検出された後、前記送受信部を介して、前記記憶状態である旨の記憶状態情報を前記マスターの表示装置に対して送信させる状態情報送信制御部と、
自身の表示装置が前記マスターの表示装置であった場合に、自身の表示装置の前記記憶状態検出部による前記記憶状態の検出、および前記送受信部にて前記スレーブの表示装置から受信した前記記憶状態情報に基づいて、前記複数の表示装置の各前記表示画像情報記憶部が前記記憶状態であると認識した後、前記送受信部を介して、前記垂直同期信号生成部にて生成された垂直同期信号を含むタイミング信号を前記スレーブの表示装置に対して送信させるタイミング信号送信制御部と、
自身の表示装置にて生成された前記タイミング信号、または、前記送受信部にて前記マスターの表示装置から受信した前記タイミング信号に基づいて、前記表示画像情報記憶部から前記表示駆動部に送出される前記表示画像情報の送出タイミングを制御するタイミング制御部とを備えている
ことを特徴とする表示装置。 - 請求項1に記載の表示装置において、
前記同期処理部は、
自身の表示装置が前記マスターの表示装置であった場合に、外部から入力した基準同期信号に基づいて、前記複数の表示装置間で前記表示画像の各ピクセルを同一のタイミングで形成させるためのドットクロックを生成するドットクロック生成部を備え、
前記タイミング信号送信制御部は、自身の表示装置が前記マスターの表示装置であった場合に、前記複数の表示装置の各前記表示画像情報記憶部が前記記憶状態であると認識した後、前記送受信部を介して、前記垂直同期信号生成部にて生成された垂直同期信号、および、前記ドットクロック生成部にて生成されたドットクロックを含むタイミング信号を前記スレーブの表示装置に対して送信させる
ことを特徴とする表示装置。 - 請求項1または請求項2に記載の表示装置において、
前記表示制御部は、2つの前記表示画像情報記憶部を有し、2つの前記表示画像情報記
憶部に画面毎の前記表示画像情報を交互に記憶させ、
前記タイミング信号送信制御部は、自身の表示装置が前記マスターの表示装置であった場合に、自身の表示装置の前記記憶状態検出部による前記2つの表示画像情報記憶部のうち第1の表示画像情報記憶部に記憶されている現在表示している表示画像情報の次の画面の表示画像情報を記憶する第2の表示画像情報記憶部の前記記憶状態の検出、および前記送受信部にて前記スレーブの表示装置から受信した前記第2の表示画像情報記憶部の前記記憶状態情報に基づいて、前記複数の表示装置の各前記第2の表示画像情報記憶部が前記記憶状態であると認識した後、前記送受信部を介して、前記タイミング信号とともに、前記表示駆動部に前記表示画像情報を送出する前記表示画像情報記憶部を前記第1の表示画像情報記憶部から前記第2の表示画像情報記憶部に切り替えさせるバッファスワップ命令を前記スレーブの表示装置に対して送信させる
ことを特徴とする表示装置。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載の表示装置において、
前記同期処理部は、当該表示装置に対して機能拡張モジュールとして接続可能に構成されている
ことを特徴とする表示装置。 - 入力した画像情報に基づいて画像を表示可能に構成され、直列に接続された複数の表示装置を有し、前記複数の表示装置が表示する各表示画像によって所定の画像を表示するマルチディスプレイシステムであって、
前記表示装置は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の表示装置である
ことを特徴とするマルチディスプレイシステム。 - 入力した画像情報に基づいて画像を表示可能に構成され、直列に接続された複数の表示装置を有し、前記複数の表示装置が表示する各表示画像によって所定の画像を表示するマルチディスプレイシステムに用いられる表示装置の同期制御方法であって、
前記表示装置は、
他の表示装置に接続し、接続された前記他の表示装置との間でそれぞれ情報を送受信するための送受信部と、
一画面分の前記表示画像に関する表示画像情報を順次、記憶する表示画像情報記憶部を有し、表示部を駆動する表示駆動部に前記表示画像情報を送出して前記表示画像情報に基づく前記表示画像を順次、前記表示部に表示させる表示制御部と、
前記表示画像情報記憶部から前記表示駆動部に送出される前記表示画像情報の送出タイミングを制御し、前記複数の表示装置間で、前記表示画像の表示タイミングを同期させる同期処理部とを備え、
当該同期制御方法は、
前記同期処理部が、
自身の表示装置が前記複数の表示装置のうちスレーブの表示装置に対して前記送受信部を介して制御指令を送信して前記スレーブの表示装置を制御するマスターの表示装置であった場合に、外部から入力した基準同期信号、または、入力した前記画像情報に含まれる同期信号に基づいて、前記表示画像の画面更新時での垂直帰線を前記複数の表示装置間で同期させるための垂直同期信号を生成する垂直同期信号生成ステップと、
前記表示画像情報記憶部の状態を検出し、前記表示画像情報記憶部に前記表示画像情報が記憶された記憶状態であるか否かを検出する記憶状態検出ステップと、
自身の表示装置が前記スレーブの表示装置であった場合に、前記記憶状態検出ステップにて前記記憶状態であると検出した後、前記送受信部を介して、前記記憶状態である旨の記憶状態情報を前記マスターの表示装置に対して送信させる状態情報送信制御ステップと、
自身の表示装置が前記マスターの表示装置であった場合に、自身の表示装置での前記記
憶状態検出ステップによる前記記憶状態の検出、および前記送受信部にて前記スレーブの表示装置から受信した前記記憶状態情報に基づいて、前記複数の表示装置の各前記表示画像情報記憶部が前記記憶状態であると認識した後、前記送受信部を介して、前記垂直同期信号生成ステップにて生成した垂直同期信号を含むタイミング信号を前記スレーブの表示装置に対して送信させるタイミング信号送信制御ステップと、
自身の表示装置にて生成した前記タイミング信号、または、前記送受信部にて前記マスターの表示装置から受信した前記タイミング信号に基づいて、前記表示画像情報記憶部から前記表示駆動部に送出される前記表示画像情報の送出タイミングを制御するタイミング制御ステップとを実行する
ことを特徴とする同期制御方法。 - 入力した画像情報に基づいて画像を表示可能に構成され、直列に接続された複数の表示装置を有し、前記複数の表示装置が表示する各表示画像によって所定の画像を表示するマルチディスプレイシステムに用いられる表示装置の同期制御プログラムであって、
前記表示装置は、
他の表示装置に接続し、接続された前記他の表示装置との間でそれぞれ情報を送受信するための送受信部と、
一画面分の前記表示画像に関する表示画像情報を順次、記憶する表示画像情報記憶部を有し、表示部を駆動する表示駆動部に前記表示画像情報を送出して前記表示画像情報に基づく前記表示画像を順次、前記表示部に表示させる表示制御部と、
前記表示画像情報記憶部から前記表示駆動部に送出される前記表示画像情報の送出タイミングを制御し、前記複数の表示装置間で、前記表示画像の表示タイミングを同期させる同期処理部とを備え、
自身の表示装置が前記複数の表示装置のうちスレーブの表示装置に対して前記送受信部を介して制御指令を送信して前記スレーブの表示装置を制御するマスターの表示装置であった場合に、外部から入力した基準同期信号、または、入力した前記画像情報に含まれる同期信号に基づいて、前記表示画像の画面更新時での垂直帰線を前記複数の表示装置間で同期させるための垂直同期信号を生成する垂直同期信号生成ステップと、
前記表示画像情報記憶部の状態を検出し、前記表示画像情報記憶部に前記表示画像情報が記憶された記憶状態であるか否かを検出する記憶状態検出ステップと、
自身の表示装置が前記スレーブの表示装置であった場合に、前記記憶状態検出ステップにて前記記憶状態であると検出した後、前記送受信部を介して、前記記憶状態である旨の記憶状態情報を前記マスターの表示装置に対して送信させる状態情報送信ステップと、
自身の表示装置が前記マスターの表示装置であった場合に、自身の表示装置での前記記憶状態検出ステップによる前記記憶状態の検出、および前記送受信部にて前記スレーブの表示装置から受信した前記記憶状態情報に基づいて、前記複数の表示装置の各前記表示画像情報記憶部が前記記憶状態であると認識した後、前記送受信部を介して、前記垂直同期信号生成ステップにて生成した垂直同期信号を含むタイミング信号を前記スレーブの表示装置に対して送信させるタイミング信号送信制御ステップと、
自身の表示装置にて生成した前記タイミング信号、または、前記送受信部にて前記マスターの表示装置から受信した前記タイミング信号に基づいて、前記表示画像情報記憶部から前記表示駆動部に送出される前記表示画像情報の送出タイミングを制御するタイミング制御ステップとを前記同期処理部に実行させる
ことを特徴とする同期制御プログラム。 - 請求項7に記載の同期制御プログラムがコンピュータに読取可能に記録されていることを特徴とする同期制御プログラムを記録した記録媒体。
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JP2006225008A JP2008051848A (ja) | 2006-08-22 | 2006-08-22 | 表示装置、マルチディスプレイシステム、同期制御方法、同期制御プログラム、および記録媒体 |
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- 2006-08-22 JP JP2006225008A patent/JP2008051848A/ja not_active Withdrawn
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