JP2015158591A - 画像投影装置、画像投影システムおよび画像投影方法 - Google Patents

画像投影装置、画像投影システムおよび画像投影方法 Download PDF

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Abstract

【課題】補助画像を投影させた場合の歪みを低減する画像投影装置、画像投影システムおよび画像投影方法を提供する。
【解決手段】OSD配置決定部107は、OSD画像の配置の候補であるブロックの組み合わせのうち、最小の合計値Sを有する組み合わせの領域を、撮像画像における最も歪みが小さい領域であるものと判定し、判定した領域に対応する補正画像における領域を、補正画像におけるOSD画像の最適な配置領域である表示最適領域に決定し、OSD合成部108は、OSD配置決定部107により決定された補正画像における表示最適領域に、OSD生成部106により生成されたOSD画像を重畳して、合成画像を生成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像投影装置、画像投影システムおよび画像投影方法に関する。
近年、プレゼンタの存在により映像に影が映ってしまうという問題を改善するため、スクリーンに近い位置から画像を投影する短焦点プロジェクタが使用されている。しかし、特に、この短焦点プロジェクタは、スクリーンの近傍の下方または上方に設置した状態からあおり投射するため、一般的な吊り下げ型のスクリーンでは、正面から投影された画像を見た場合に、スクリーン表面のわずかな凹凸が大きな歪みとなって見えてしまうという問題があった。
従来のプロジェクタでは、スクリーン正面よりずれた方向からの画像投影で発生する台形歪みに対する補正機能を搭載しているが、上述のようにスクリーンの凹凸に起因する表示画像の歪みは、画像全体の台形歪みを補正する方式では補正できない。このような、スクリーンの凹凸に起因する表示画像の歪みを低減する技術として、DLP(登録商標)(Digital Light Processing)方式のプロジェクタにおいて、投影された所定のパターン画像を正面から外部カメラを使って撮像し、複数ブロックに分割したこれらのパターン画像と撮像画像とから各ブロックの歪パラメータを算出するというものがある(特許文献1参照)。そして、この技術は、投影動作を制御する回路ブロックの前段において、歪パラメータを用いて投影画像を歪ませる処理を施した上で凹凸のあるスクリーンに投影することにより、スクリーンの正面から画像を見ている人には表示画像の歪みが補正されて見える。
しかし、特許文献1に記載された技術のように、スクリーンの凹凸に起因する表示画像の歪みを解消するために、投影する画像データである投影画像に歪み補正をする技術において、その歪み補正をした後にOSD(On Screen Display)画像の合成を行うと、OSD画像のみがスクリーンの凹凸の影響で歪んでしまう問題点がある。OSD画像とは、スクリーンに投影する投影画像に重畳して表示させ、画像の設定操作等をするための補助画像である。ここで、投影画像に対してOSD画像を合成した合成画像に対して、歪み補正を行うことによって、上述の問題点の解消を図ることが想定されるが、以下の理由から、DLP方式のプロジェクタにおいてはそれが容易ではない。
DLP方式のプロジェクタは、テキサスインスツルメンツ社において提供されるDLPプロセッサおよびDMD(Digital Mirror Device)の2つの半導体回路によって画像処理および投影制御の回路ブロックが構成されている。DLPプロセッサは、投影画像の解像度の変更機能、OSD画像の生成機能、OSD画像の投影画像への合成機能、およびDMDの制御機能等を有する。ここで、OSD画像の生成機能および合成機能をDLPプロセッサが担う場合、OSD画像に対して歪み補正を行うためには、DLPプロセッサの後段に歪み補正回路を配置する必要がある。この場合、DLPプロセッサのDMDの制御タイミングに対して、歪み補正により発生する遅延を時間的に補正する必要がある。しかし、DLPプロセッサのDMDの制御機能は、テキサスインスツルメンツ社から詳細が公開されていないため、DLPプロセッサの後段に歪み補正回路を配置する方法は実現が困難であるという問題点があった。
一方、DLPプロセッサの前段に歪み補正回路を配置する場合において、OSD画像に対しても歪み補正を行うためには、DLPプロセッサが実装するOSD画像の生成機能および合成機能を使用せずに、歪み補正回路の前段に、OSD画像の生成および合成を行う別の回路を配置する必要がある。この場合、DLPプロセッサとは別に、OSD画像の生成および合成を行う別の回路が必要になるためコストアップとなり、DLPプロセッサにおいてOSD画像の生成および合成を行うためのソフト資産が流用できなくなり、開発工数が増大するという問題点があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、補助画像を投影させた場合の歪みを低減する画像投影装置、画像投影システムおよび画像投影方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、パターン画像、および撮像手段により該パターン画像を撮像した撮像画像に基づいて、補正パラメータを生成する生成手段と、投影画像を入力する入力手段と、前記補正パラメータに基づいて、前記投影画像に対して歪み補正を実行して補正画像を生成する歪み補正手段と、前記撮像画像における歪みの最も小さい領域に対応する前記補正画像における領域を、表示最適領域に決定する決定手段と、前記補正画像における前記表示最適領域に補助画像を重畳させて合成画像を生成する合成手段と、前記合成画像を投影対象物に投影させる投影手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、補助画像を投影させた場合の歪みを低減することができる。
図1は、実施の形態に係るプロジェクタのハードウェアの全体構成の一例を示す図である。 図2は、実施の形態に係るプロジェクタの主要なブロック構成の一例を示す図である。 図3は、パターン画像および撮像画像について説明する図である。 図4は、パターン画像を投影した場合の歪みおよびその歪みから生成される補正パラメータについて説明する図である。 図5は、補正パラメータテーブルの一例を模式的に示す図である。 図6は、補正パラメータテーブルに基づいて投影画像に対して歪み補正を行う動作を説明する図である。 図7は、撮像画像においてブロック単位での歪みの大きさを算出する動作を説明する図である。 図8は、OSD画像の表示最適領域を決定する動作を説明する図である。 図9は、実施の形態に係るプロジェクタの投影画像に対する歪み補正およびOSD画像の合成動作の一例を示すフローチャートである。
以下に、図面を参照しながら、本発明に係る画像投影装置、画像投影システムおよび画像投影方法の実施の形態を詳細に説明する。また、以下の実施の形態によって本発明が限定されるものではなく、以下の実施の形態における構成要素には、当業者が容易に想到できるもの、実質的に同一のもの、およびいわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、以下の実施の形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換および変更を行うことができる。
(プロジェクタのハードウェア構成)
図1は、実施の形態に係るプロジェクタのハードウェアの全体構成の一例を示す図である。図1を参照しながら、本実施の形態に係るプロジェクタ1のハードウェア構成について説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係るプロジェクタ1は、画像データに基づいて、ランプ光を用いてスクリーン等の投影対象物に投影画像を投影させる画像投影装置である。プロジェクタ1は、光学エンジン10と、コントローラ基板20と、ランプ30と、システム用電源50と、ランプ用電源60と、を備えている。
光学エンジン10は、DLP方式により、コントローラ基板20から出力される画像データに基づいて、ランプ30からのランプ光を用いてスクリーン等の投影対象物に投射画像を投影する装置である。光学エンジン10は、光学フィルタ11と、マイクロミラーデバイス12と、レンズ13と、を有する。
光学フィルタ11は、円盤状に形成された赤(R)、青(B)、緑(G)のカラーフィルタである。光学フィルタ11は、回転動作することによって、ランプ30から照射されるランプ光を、赤、青、緑の単色光に時分割する。
マイクロミラーデバイス12は、光を反射させる微小なミラー(反射板)の集合体であり、各ミラーがその傾斜によって光を反射するか否かを調整するDMDである。マイクロミラーデバイス12は、後述するコントローラ基板20のDLPプロセッサ21から出力される画像データ(合成画像)に基づいて、光学フィルタ11から出力される時分割された単色光に対する反射動作を制御して画像を投射する。
レンズ13は、マイクロミラーデバイス12から投射された画像を、所望のサイズに拡大させて投影光として出射する光学系である。レンズ13は、投影光を出射することによって、スクリーン等の投影対象物に画像を投影する。
コントローラ基板20は、外部機器から入力した画像データに対して、所定の画像処理を実行し、画像処理後の画像データを光学エンジン10に出力する基板である。コントローラ基板20は、DLPプロセッサ21と、ネットワークインターフェース部22と、映像インターフェース部23と、第1メモリ24と、歪み補正回路25と、第2メモリ26と、補正パラメータ生成回路27と、汎用インターフェース部28と、光学制御部29と、が実装されている。
DLPプロセッサ21は、コントローラ基板20全体の動作を制御する演算装置である。DLPプロセッサ21は、ネットワークインターフェース部22または映像インターフェース部23を介して入力した画像データに対して、所定の画像処理(画像の解像度の変更等)、OSD画像の生成および合成を実行し、処理後の画像データ(合成画像)を光学エンジン10のマイクロミラーデバイス12に出力する。
ネットワークインターフェース部22は、図1に示すように、ネットワーク機器であるPC5等と、有線通信の物理的な規格に準拠したEthernet(登録商標)ケーブル等で接続し、通信規格であるTCP(Transmission Control Protocol)/IP(Internet Protocol)等により通信するインターフェースである。ネットワークインターフェース部22は、例えば、PC5等から画像データまたは電子ファイルのような電子データを受信し、受信したデータをDLPプロセッサ21へ送る。なお、ネットワークインターフェース部22は、上述のような有線通信規格に基づいたインターフェースであることに限定されるものではなく、無線通信規格であるWi−Fi(登録商標)(Wireless Fidelity)等により通信するインターフェースであってもよい。
映像インターフェース部23は、図1に示すように、外部機器であるビデオカメラ3またはPC(Personal Computer)4等から画像データもしくは電子ファイルのような電子データの受信、またはその他のデータの受信をするためのインターフェースである。映像インターフェース部23は、受信した画像データをDLPプロセッサ21へ送る。
第1メモリ24は、後述する補正パラメータを生成するためにスクリーン等の投影対象物に投影させるパターン画像を記憶する半導体メモリ等の記憶装置である。また、第1メモリ24は、DLPプロセッサ21で実行するプログラムおよび各種設定情報等を記憶する。
歪み補正回路25は、後述する補正パラメータに基づいて、映像インターフェース部23を介して入力した投影画像に対して、歪み補正を実行する回路である。歪み補正回路25は、投影画像に対する歪み補正後の画像である補正画像をDLPプロセッサ21に送信する。すなわち、歪み補正回路25は、投影画像に対する一連の画像処理において、DLPプロセッサ21の前段側に位置している。なお、図1に示す構成例では、歪み補正回路25は、映像インターフェース部23を介して入力した投影画像に対して歪み補正を実行するものとしているが、これに限定されるものではない。すなわち、歪み補正回路25は、ネットワークインターフェース部22を介して入力した投影画像に対して歪み補正を実行するものとしてもよい。
第2メモリ26は、歪み補正回路25が映像インターフェース部23を介して入力した投影画像を一時的に記憶させておく半導体メモリ等の記憶装置である。
補正パラメータ生成回路27は、汎用インターフェース部28を介して、後述する撮像装置2により撮像された撮像画像を入力し、パターン画像および撮像画像に基づいて、補正パラメータを生成する回路である。
汎用インターフェース部28は、図1に示すように、撮像装置2によって撮像された撮像画像等を受信するためのインターフェースである。汎用インターフェース部28は、例えば、USB(Universal Serial Bus)インターフェースである。
光学制御部29は、DLPプロセッサ21からの制御信号に従って、光学フィルタ11とマイクロミラーデバイス12とを同期制御する装置である。具体的には、光学制御部29は、光学フィルタ11によりランプ30からのランプ光を単色光に時分割させると同時に、マイクロミラーデバイス12により各単色光に対する反射動作を制御させ画像を投射させる。
ランプ30は、光学エンジン10に対して、投射画像を生成するためのランプ光を出力する光源である。ランプ30は、例えば、水銀ランプ、ハロゲンランプ、LED(Light Emitting Diode)またはLD(Laser Diode)等であり、ランプ光を光学フィルタ11に対して照射する。ランプ30は、ランプ用電源60から電源供給される。
システム用電源50は、交流電源である商用電源からの交流電圧を、直流電圧に変換し、各種機器に電源供給するAC/DCコンバータ電源である。システム用電源50は、例えば、コントローラ基板20およびマイクロミラーデバイス12等に電源供給する。
ランプ用電源60は、交流電源である商用電源から、ランプ30の駆動用の電力を生成して供給する電源である。なお、ランプ用電源60は、システム用電源50から供給される電力によって、ランプ30の駆動用の電力を生成するものとしてもよい。
撮像装置2(撮像手段)は、スクリーン等の投影対象物に投影された画像を撮像する装置である。撮像装置2は、撮像した撮像画像をプロジェクタ1の汎用インターフェース部28に送信する。なお、図1に示すように、撮像装置2は、プロジェクタ1とは別体の装置として構成されているが、これに限定されるものではなく、撮像装置2はプロジェクタ1に内蔵される構成としてもよい。この場合、プロジェクタ1に内蔵された撮像装置2は、撮像画像を、汎用インターフェース部28を介して補正パラメータ生成回路27に送信する必要はなく、補正パラメータ生成回路27に直接送信することができる。
(プロジェクタのブロック構成)
図2は、実施の形態に係るプロジェクタの主要なブロック構成の一例を示す図である。図2を参照しながら、本実施の形態に係るプロジェクタ1の主要なブロック構成について説明する。
図2に示すように、本実施の形態に係るプロジェクタ1は、主要な機能ブロックとして、第1通信部101と、記憶部102(記憶手段)と、補正パラメータ生成部103(生成手段)と、第2通信部104(入力手段)と、歪み補正部105(歪み補正手段)と、OSD生成部106と、OSD配置決定部107(決定手段)と、OSD合成部108(合成手段)と、投影部109(投影手段)と、を備える。
第1通信部101は、撮像装置2によって撮像された撮像画像を受信する処理部である。第1通信部101は、図1に示す汎用インターフェース部28により実現される。
記憶部102は、補正パラメータ生成部103により補正パラメータを生成するためのパターン画像を記憶する。記憶部102は、図1に示す第1メモリ24により実現される。
補正パラメータ生成部103は、パターン画像および撮像画像に基づいて、投影画像のポイントごとに、逆の歪みを与えるベクトルである補正パラメータを生成する処理部である。補正パラメータ生成部103は、図1に示す補正パラメータ生成回路27により実現される。
第2通信部104は、外部機器から投影画像を入力する処理部である。第2通信部104は、図1に示すネットワークインターフェース部22または映像インターフェース部23により実現される。
歪み補正部105は、補正パラメータ生成部103により生成された補正パラメータに基づいて、投影画像の各ポイントについて逆に歪みを加える歪み補正を実行し、補正画像を生成する処理部である。歪み補正部105は、図1に示す歪み補正回路25により実現される。
OSD生成部106は、歪み補正部105により生成された補正画像に重畳させるためのOSD画像を生成する処理部である。OSD生成部106は、図1に示すDLPプロセッサ21により実行されるプログラムにより実現される。
OSD配置決定部107は、複数のブロックに区分されたパターン画像を撮像した撮像画像から、ブロックごとに歪みの大きさを求め、歪み補正部105により生成される補正画像におけるOSD画像の最適な配置領域である表示最適領域(表示領域)を決定する処理部である。OSD配置決定部107は、図1に示すDLPプロセッサ21により実行されるプログラムにより実現される。
OSD合成部108は、OSD配置決定部107により決定された補正画像における表示最適領域に、OSD生成部106により生成されたOSD画像を重畳して、合成画像を生成する処理部である。OSD合成部108は、図1に示すDLPプロセッサ21により実行されるプログラムにより実現される。
投影部109は、記憶部102に記憶されたパターン画像、およびOSD合成部108により生成された合成画像を、スクリーン等の投影対象物に投影させる処理部である。投影部109は、図1に示す光学エンジン10およびランプ30により実現される。
なお、上述の補正パラメータ生成部103および歪み補正部105の一部または全部は、ハードウェア回路ではなく、DLPプロセッサ21とは別のCPU等によるプログラムの実行によって実現されるものとしてもよい。また、上述のOSD生成部106、OSD配置決定部107およびOSD合成部108の一部または全部は、DLPプロセッサ21が実行するプログラムではなく、ハードウェア回路によって実現されるものとしてもよい。また、上述の第1通信部101、記憶部102、補正パラメータ生成部103、第2通信部104、歪み補正部105、OSD生成部106、OSD配置決定部107、OSD合成部108および投影部109は、プロジェクタ1の機能を概念的に構成したものであって、このような構成に限定されるものではない。
(パターン画像および撮像画像に基づいて補正パラメータを生成する動作)
図3は、パターン画像および撮像画像について説明する図である。図4は、パターン画像を投影した場合の歪みおよびその歪みから生成される補正パラメータについて説明する図である。図5は、補正パラメータテーブルの一例を模式的に示す図である。図3〜5を参照しながら、パターン画像および撮像画像に基づいて、補正パラメータが生成される動作について説明する。
上述のように、記憶部102(第1メモリ24)には、パターン画像(以下、パターン画像201と称する)が記憶されており、パターン画像201は、例えば、複数のブロックに区分された格子状の画像であるものとする。図3(a)に示す例では、パターン画像201は、縦に3個、横に4個の12個のブロックに区分された画像である。図3(a)に示すパターン画像201における紙面視の左上のブロック(斜線のブロック)の4つのコーナーポイント(頂点)のうち、左上のコーナーポイントから右回りにそれぞれポイントA〜Dと称するものとする。
投影部109は、記憶部102に記憶されたパターン画像201を、スクリーン等の投影対象物に投影させる。そして、撮像装置2は、スクリーンに投影されたパターン画像201を撮像し、撮像画像202として、プロジェクタ1に送信する。スクリーンに凹凸があると、スクリーンに投影されたパターン画像201は歪んで表示され、撮像装置2によりパターン画像201が撮像された撮像画像202は、図3(b)に示すように、歪みを有する画像となる。ここで、撮像画像202において、パターン画像201のポイントA〜Dに対応する点を、それぞれポイントA1〜D1とする。
図4において、ポイントA〜Dで囲まれる破線のブロックは、パターン画像201の左上のブロックを示し、ポイントA1〜D1で囲まれる実線のブロックは、撮像画像202の左上のブロックを示している。以下、説明を簡略にするため、ポイントAとポイントA1とを重ね合わせた状態で説明する。スクリーンに投影されたパターン画像201を撮像した撮像画像202は、上述のように、スクリーンの凹凸の影響によって歪んだ画像となっているので、図4に示すように、ポイントB〜Dは、それぞれポイントB1〜D1に移動し、本来表示されるべき位置から移動した位置に表示されていることになる。具体的には、パターン画像201におけるポイントBは、歪み量251aだけ移動した撮像画像202におけるポイントB1に移動し、ポイントCは、歪み量252aだけ移動したポイントC1に移動し、ポイントDは、歪み量253aだけ移動したポイントD1に移動している。
ここで、歪んだ画像である撮像画像202の各ポイント(例えば、ポイントA1〜D1)が、本来表示されるべき位置(例えば、ポイントA〜D)に表示されるためには、各ポイントが歪んで移動した移動ベクトルの大きさ(例えば、歪み量251a〜253a)と同一の大きさ、かつ、反対向きのベクトルによって、投影される前の画像データである投影画像の各ポイントを移動させればよい。具体的には、パターン画像201のポイントBについては、歪んで移動した移動ベクトルの大きさである歪み量251aと同一の大きさ、かつ、移動ベクトルと反対向きのベクトル(大きさが補正量251bであるベクトル)で移動(逆の歪み)させればよい。また、パターン画像201のポイントCについては、歪んで移動した移動ベクトルの大きさである歪み量252aと同一の大きさ、かつ、移動ベクトルと反対向きのベクトル(大きさが補正量252bであるベクトル)で移動(逆の歪み)させればよい。また、パターン画像201のポイントDについては、歪んで移動した移動ベクトルの大きさである歪み量253aと同一の大きさ、かつ、移動ベクトルと反対向きのベクトル(大きさが補正量253bであるベクトル)で移動(逆の歪み)させればよい。パターン画像201における他のポイントについても同様である。
図2に示す補正パラメータ生成部103は、パターン画像201および撮像画像202に基づいて、上述のような方法により、逆の歪みを与えるベクトル(例えば、図4に示す大きさが補正量251b〜253bのベクトル)を補正パラメータとして生成する。この補正パラメータは、上述のようにパターン画像201のポイントごとに生成されるので、例えば、補正パラメータ生成部103は、図5に示すように、パターン画像201のポイントごとに生成される補正パラメータをテーブル形式でまとめた補正パラメータテーブル301を作成する。補正パラメータ生成部103は、作成した補正パラメータテーブル301を記憶装置(例えば、第1メモリ24等)に記憶させておくものとしてもよい。
なお、補正パラメータテーブル301は、テーブル形式の情報としているが、これに限定されるものではない。すなわち、少なくとも、パターン画像201の各ポイントと、補正パラメータとが関連付けられている情報であれば、どのような形式の情報であってもよい。
また、図3に示すように、パターン画像201および撮像画像202を12個の矩形状のブロックに区分しているが、これに限定されるものではなく、区分するブロックの数は任意の数でよく、さらに、区分するブロックの形状は矩形状に限定されない。
(投影画像に対する歪み補正)
図6は、補正パラメータテーブルに基づいて投影画像に対して歪み補正を行う動作を説明する図である。図6を参照しながら、補正パラメータ生成部103により生成された補正パラメータテーブル301に基づいて、投影画像が歪み補正される動作について説明する。なお、図6においては、説明を分かりやすくするため、歪み補正の対象となる投影画像としてパターン画像201を想定し、パターン画像201に対して歪み補正をした場合について説明する。
投影部109は、記憶部102に記憶されたパターン画像201(図6(a)参照)を、スクリーン等の投影対象物に投影させる。上述のように、スクリーンには凹凸があるものとし、スクリーンに投影されたパターン画像201は歪んで表示され、撮像装置2によりパターン画像201が撮像された撮像画像202は、図6(b)に示すように、歪みを有する画像となる。補正パラメータ生成部103は、上述のように、パターン画像201および撮像画像202に基づいて、逆の歪みを与えるベクトルを補正パラメータとして生成し、パターン画像201のポイントごとに生成される補正パラメータをテーブル形式でまとめた補正パラメータテーブル301を作成する。
歪み補正部105は、スクリーンに投影するための投影画像(ここではパターン画像201とする)に対して、補正パラメータ生成部103により作成された補正パラメータテーブル301に基づいて、投影画像の各ポイントについて逆の歪みを加える歪み補正を実行する。具体的には、歪み補正部105は、例えば、投影画像としてのパターン画像201におけるポイントA〜Dに対して、対応する補正パラメータテーブル301の補正パラメータにより、それぞれポイントA2〜D2へ移動させる。このように、歪み補正部105によりパターン画像201に対して歪み補正が実行された画像が、図6(c)に示す補正画像203である。この補正画像203は、図6(c)に示すように、歪んだ画像であるが、補正パラメータ生成部103による補正パラメータテーブル301の作成時と同一の凹凸を有するスクリーンに投影されると、図6(d)に示すように、歪みが解消または低減された表示画像204として見えることになる。
すなわち、何も補正を加えないパターン画像201は、投影されると撮像画像202のように歪んだ画像となり、パターン画像201のポイントA〜Dは、それぞれ撮像画像202のポイントA1〜D1に移動してしまう。しかし、投影画像としてのパターン画像201に対して、上述のような歪み補正を実行した補正画像203は、投影されると表示画像204のように整って表示され、表示画像204におけるポイントA3〜D3は、それぞれ本来表示されるべき位置、すなわち、パターン画像201のポイントA〜Dの位置に一致した位置または近傍の位置に表示される。
(投影画像の各ブロックにおける歪みの大きさの算出)
図7は、撮像画像においてブロック単位での歪みの大きさを算出する動作を説明する図である。図7を参照しながら、撮像画像におけるブ各ブロックの歪みの大きさを算出する動作について説明する。
図7(a)に示すように、12個のブロックに区分されたパターン画像201において、各ブロックに対して、例えば、左上のブロックから順にブロック番号を割り当てる。例えば、図7(a)に示すように、パターン画像201のブロックに対して、それぞれブロック「1」〜「12」のようにブロック番号を割り当てる。すなわち、上述したパターン画像201におけるポイントA〜Dは、ブロック「1」のコーナーポイントとなる。ここで、パターン画像201における各ポイントの位置を示す座標を(x,y)とし、パターン画像201を投影して撮像された撮像画像202(図7(b)参照)における各ポイントの位置を示す座標を(x1,y1)とする。座標(x,y)から座標(x1,y1)への移動ベクトルの大きさvは、下の(式1)で表される。
v=√((x1−x)+(y1−y)) (式1)
この(式1)により算出される移動ベクトルの大きさvは、撮像画像202におけるポイントごと算出される。そして、撮像画像202の各ブロックを構成する各コーナーポイント(ブロック「1」であればポイントA〜D)の移動ベクトルの大きさvの合計値Vを、そのブロックに対応付けて算出する。すなわち、撮像画像202の各ブロックに対応付けられて算出された合計値Vが、そのブロックの歪みの大きさを示すものとして認識される。
(投影画像の各ブロックにおける歪みの大きさの算出)
図8は、OSD画像の表示最適領域を決定する動作を説明する図である。図8を参照しながら、補正画像203におけるOSD画像の最適な配置位置である表示最適領域を決定する動作について説明する。なお、補正画像203に配置されるOSD画像を、OSD画像211と称して説明する。
図2に示すOSD配置決定部107は、図8(a)に示す12個のブロックに区分されたパターン画像201において、OSD画像211を重畳するために縦横何個のブロックに重畳するかを確認する。図8(a)の例では、パターン画像201において、OSD画像211を配置するには縦横各2個のブロックに重畳することが確認できる。
次に、OSD配置決定部107は、OSD画像211をパターン画像201に対して重畳するために必要とするブロックの組み合わせを抽出する。図8の例では、以下のように、6個の組み合わせが抽出できる。
(1)使用ブロック番号:「1」、「2」、「5」、「6」
(2)使用ブロック番号:「2」、「3」、「6」、「7」
(3)使用ブロック番号:「3」、「4」、「7」、「8」
(4)使用ブロック番号:「5」、「6」、「9」、「10」
(5)使用ブロック番号:「6」、「7」、「10」、「11」
(6)使用ブロック番号:「7」、「8」、「11」、「12」
そして、OSD配置決定部107は、上述の各組み合わせに含まれる各ブロックに対応付けられた合計値Vを合計し、その合計値をSとする。すなわち、合計値Sは、上述の各組み合わせに対応付けられた値である。さらに、OSD配置決定部107は、OSD画像211の配置の候補であるブロックの組み合わせのうち、最小の合計値Sを有する組み合わせの領域を、撮像画像202における最も歪みが小さい領域であるものと判定する。そして、OSD配置決定部107は、判定した領域に対応する補正画像203(図8(b)参照)における領域を、補正画像203におけるOSD画像211の最適な配置領域である表示最適領域に決定する。そして、OSD合成部108は、図8(c)に示すように、補正画像203における表示最適領域にOSD画像211を重畳して、合成画像203aを生成する。
なお、OSD配置決定部107は、撮像画像202における最も歪みが小さい領域を判定し、判定した領域に対応する補正画像203における領域をOSD画像211の表示最適領域であると決定するものとしたが、これに限定されるものではない。例えば、撮像画像202における最も歪みが小さい領域を判定した領域に対応する補正画像203における領域に、重要な情報が表示される場合は、OSD画像211の重畳を避けることが好ましい。この場合、補正画像203における重要な情報の表示部分を除いた領域の中で、撮像画像202における最も歪みが小さい領域を判定するものとすればよい。すなわち、撮像画像202における最も歪みが小さい領域を判定した領域に対応する補正画像203における領域が、必ずしも表示最適領域として決定されることに限定せず、歪みが小さい領域を優先して、補正画像203における表示最適領域を決定するものとすればよい。
また、上述の表示最適領域の決定方法は、一例であり、例えば、移動ベクトルの大きさvが最も大きいポイントに隣接するブロックは、表示最適領域から除外する等の決定方法を採用してもよい。
(投影画像に対する歪み補正動作およびOSD画像の合成動作の流れ)
図9は、実施の形態に係るプロジェクタの投影画像に対する歪み補正およびOSD画像の合成動作の一例を示すフローチャートである。図9を参照しながら、プロジェクタ1の投影画像に対する歪み補正およびOSD画像211の合成動作について説明する。
<ステップS11>
まず、投影部109は、記憶部102に記憶されたパターン画像201を、スクリーン等の投影対象物に投影させる。そして、ステップS12へ進む。
<ステップS12>
撮像装置2は、スクリーンに投影されたパターン画像201を撮像し、撮像画像202として、プロジェクタ1の第1通信部101に送信する。そして、ステップS13へ進む。
<ステップS13>
補正パラメータ生成部103は、第1通信部101を介して撮像画像202を受信し、パターン画像201および撮像画像202に基づいて、投影画像のポイントごとに、逆の歪みを与えるベクトルである補正パラメータを生成し、補正パラメータをパターン画像201のポイントごとに関連付けた補正パラメータテーブル301を作成する。そして、ステップS14へ進む。
<ステップS14>
歪み補正部105は、第2通信部104を介して、外部機器から投影画像を入力する。そして、ステップS15へ進む。
<ステップS15>
歪み補正部105は、補正パラメータ生成部103により作成された補正パラメータテーブル301に基づいて、投影画像の各ポイントについて逆に歪みを加える歪み補正を実行し、補正画像203を生成する。そして、ステップS16へ進む。
<ステップS16>
OSD生成部106は、補正画像203に重畳させるためのOSD画像211を生成する。そして、ステップS17へ進む。
<ステップS17>
OSD配置決定部107は、パターン画像201を撮像した撮像画像202のポイントごとに移動ベクトルの大きさvを算出する。次に、OSD配置決定部107は、複数のブロックに区分された撮像画像202の各ブロックを構成する各ポイントの移動ベクトルの大きさvの合計値Vを、そのブロックに対応付けて算出する。OSD配置決定部107は、撮像画像202の各ブロックに対応付けて算出した合計値Vを、そのブロックの歪みの大きさを示すものとして認識する。
次に、OSD配置決定部107は、複数のブロックに区分されたパターン画像201において、OSD生成部106により生成されたOSD画像211を重畳するために縦横何個のブロックに重畳するかを確認する。また、OSD配置決定部107は、OSD画像211をパターン画像201に対して重畳するために必要とするブロックの組み合わせを抽出する。また、OSD配置決定部107は、上述の各組み合わせに含まれる各ブロックに対応付けられた合計値Vを合計し、合計値Sを算出する。さらに、OSD配置決定部107は、OSD画像211の配置の候補であるブロックの組み合わせのうち、最小の合計値Sを有する組み合わせの領域を、撮像画像202における最も歪みが小さい領域であるものと判定する。そして、OSD配置決定部107は、判定した領域に対応する補正画像203における領域を、補正画像203におけるOSD画像211の最適な配置領域である表示最適領域に決定する。そして、ステップS18へ進む。
<ステップS18>
OSD合成部108は、OSD配置決定部107により決定された補正画像203における表示最適領域に、OSD生成部106により生成されたOSD画像211を重畳して、合成画像203aを生成する。そして、ステップS19へ進む。
<ステップS19>
投影部109は、OSD合成部108により生成された合成画像203aを、スクリーンに投影させる。
以上で、プロジェクタ1による投影画像に対する歪み補正およびOSD画像211の合成動作を終了する。なお、上述の図9においては、ステップS11〜S19を一連の流れとして説明したが、ステップS14において投影画像を入力してから、歪み補正を実行し、OSD画像211を合成して投影させるまでの動作毎に、ステップS11〜S13における補正パラメータの生成(補正パラメータテーブル301の作成)をする必要はない。補正パラメータテーブル301は、1度作成され、記憶装置(例えば、第1メモリ24等)に記憶されるものとすれば、ステップS14〜S19の処理において繰り返し使用することができる。ただし、画像が投影されるスクリーン等の投影対象物の凹凸状態は、常に一様とは限られないので、所定時間ごとにステップS11〜S13を実行して、補正パラメータテーブル301を更新するものとしてもよい。
以上のように、プロジェクタ1は、まず、パターン画像201および撮像画像202に基づいて、補正パラメータを生成し、投影画像の各ポイントについて歪み補正を実行して補正画像203を生成する。次に、プロジェクタ1は、パターン画像201を撮像した撮像画像202において、ブロックごとに歪みの大きさを求め、最も歪みの小さい領域を補正画像203の最適な配置位置である表示最適領域として決定する。そして、プロジェクタ1は、補正画像203における表示最適領域に、OSD画像211を重畳して、合成画像203aを生成し、スクリーン等の投影対象物に投影させる。これによって、OSD画像の生成および合成を行うDLPプロセッサ21の前段において、歪み補正回路25を配置しながらも、スクリーンに投影させる投影画像(実際には歪み補正をした補正画像)に対してOSD画像を重畳(合成)して投影させた場合、OSD画像の歪みを抑制することができる。また、DLPプロセッサ21とは別に、OSD画像を生成および合成を行う別の回路を設置する必要がないので、コストアップを抑制することができる。さらに、DLPプロセッサ21においてOSD画像の生成および合成を行うためのソフト資産を流用することができるので、開発工数の増大を抑制することができる。
なお、上述の実施の形態のプロジェクタ1のDLPプロセッサ21で実行されるプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、CD−R、メモリカード、DVD(Digital Versatile Disk)、フレキシブルディスク(FD)等のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記憶されて提供される。
また、上述の実施の形態のプロジェクタ1のDLPプロセッサ21で実行されるプログラムは、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納され、ネットワーク経由でダウンロードされることにより提供されるようにしてもよい。また、上述の実施の形態のプロジェクタ1のDLPプロセッサ21で実行されるプログラムは、インターネット等のネットワーク経由で提供または配布されるようにしてもよい。また、上述の実施の形態のプロジェクタ1のDLPプロセッサ21で実行されるプログラムは、ROM等に予め組み込んで提供されるようにしてもよい。
上述の実施の形態のプロジェクタ1のDLPプロセッサ21で実行されるプログラムは、上述したDLPプロセッサ21で実行される各機能をコンピュータ上で実現させるためのモジュール構成となっている。実際のハードウェアとしては、DLPプロセッサ21が記憶装置(第1メモリ24)からプログラムを読み出して実行することによって、上述の各機能がコンピュータ上で実現されるようになっている。
1 プロジェクタ
2 撮像装置
3 ビデオカメラ
4、5 PC
10 光学エンジン
11 光学フィルタ
12 マイクロミラーデバイス
13 レンズ
20 コントローラ基板
21 DLPプロセッサ
22 ネットワークインターフェース部
23 映像インターフェース部
24 第1メモリ
25 歪み補正回路
26 第2メモリ
27 補正パラメータ生成回路
28 汎用インターフェース部
29 光学制御部
30 ランプ
50 システム用電源
60 ランプ用電源
101 第1通信部
102 記憶部
103 補正パラメータ生成部
104 第2通信部
105 歪み補正部
106 OSD生成部
107 OSD配置決定部
108 OSD合成部
109 投影部
201 パターン画像
202 撮像画像
203 補正画像
203a 合成画像
204 表示画像
211 OSD画像
251a〜253a 歪み量
251b〜253b 補正量
301 補正パラメータテーブル
A〜D、A1〜D1、A2〜D2、A3〜D3 ポイント
特開2013−172444号公報

Claims (8)

  1. パターン画像、および撮像手段により該パターン画像を撮像した撮像画像に基づいて、補正パラメータを生成する生成手段と、
    投影画像を入力する入力手段と、
    前記補正パラメータに基づいて、前記投影画像に対して歪み補正を実行して補正画像を生成する歪み補正手段と、
    前記撮像画像における歪みの小さい領域に対応する前記補正画像における領域を優先して、表示領域に決定する決定手段と、
    前記補正画像における前記表示領域に補助画像を重畳させて合成画像を生成する合成手段と、
    前記合成画像を投影対象物に投影させる投影手段と、
    を備えた画像投影装置。
  2. 前記決定手段は、
    前記パターン画像を複数のブロックに区分し、前記撮像画像において前記各ブロックの歪みの大きさを算出し、
    前記パターン画像において前記補助画像を重畳するために必要な前記ブロックの組み合わせを抽出し、
    前記撮像画像において、前記各組み合わせに含まれる前記ブロックの前記歪みの大きさの合計値を算出し、
    前記合計値が小さい前記組み合わせの領域に対応する前記補正画像における領域を優先して、前記表示領域に決定する請求項1に記載の画像投影装置。
  3. 前記決定手段は、前記撮像画像における前記各ブロックの頂点のうち、移動ベクトルの大きさが最も大きい前記頂点に隣接する前記ブロックを、前記表示領域から除外する請求項2に記載の画像投影装置。
  4. 前記生成手段は、前記撮像画像における前記各ブロックの頂点の移動ベクトルと、同一の大きさ、かつ、反対向きのベクトルを、該頂点に対応する前記補正パラメータとして生成し、
    前記歪み補正手段は、前記投影画像において、前記撮像画像の前記頂点に対応する点を、該頂点に対応する前記補正パラメータであるベクトルにより移動させることにより前記歪み補正を実行する請求項2または3に記載の画像投影装置。
  5. 前記補正パラメータを記憶する記憶手段をさらに備えた請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像投影装置。
  6. 前記撮像手段をさらに備えた請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像投影装置。
  7. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像投影装置と、
    前記撮像手段と、
    を備えた画像投影システム。
  8. パターン画像、および撮像手段により該パターン画像を撮像した撮像画像に基づいて、補正パラメータを生成する生成ステップと、
    投影画像を入力する入力ステップと、
    前記補正パラメータに基づいて、前記投影画像に対して歪み補正を実行して補正画像を生成する歪み補正ステップと、
    前記撮像画像における歪みの小さい領域に対応する前記補正画像における領域を優先して、表示領域に決定する決定ステップと、
    前記補正画像における前記表示領域に補助画像を重畳させて合成画像を生成する合成ステップと、
    前記合成画像を投影対象物に投影させる投影ステップと、
    を有する画像投影方法。
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JP2021067906A (ja) * 2019-10-28 2021-04-30 セイコーエプソン株式会社 プロジェクターの制御方法及びプロジェクター

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