JP2008281294A - 塩水混合シャーベット状アイスの製造装置 - Google Patents

塩水混合シャーベット状アイスの製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】塩水混合シャーベット状アイスの製造装置における補助的な小物製品の一つである循環ポンプの信頼性の向上を図る。
【解決手段】供給された塩水を冷却することにより生成された氷をスクレーパ1cで掻き取って微細氷とし当該微細氷と前記塩水との混合により塩水混合シャーベット状アイス143を作る製氷装置1、前記塩水混合シャーベット状アイスを貯める貯氷タンク14、前記製氷装置で作られた塩水混合シャーベット状アイスを前記貯氷タンク内へ送給し前記貯氷タンク内の塩水混合シャーベット状アイスを前記製氷装置へ還流する循環ポンプ11、及び前記貯氷タンクから前記製氷装置への塩水混合シャーベット状アイス還流経路の前記循環ポンプより上流側に設けられた微細氷分離部27を備え、前記微細氷分離部で前記微細氷が分離された還流水が前記循環ポンプを経て前記製氷装置に還流される。
【選択図】図1

Description

この発明は、供給された海水その他のいわゆる塩水を冷却することにより生成された氷をスクレーパで掻きとって微細氷とし、当該微細氷と前記塩水とが混合した塩水混合のシャーベット状アイスを作る塩水混合シャーベット状アイスの製造装置に関するものである。
従来、一般的には海水魚の鮮度を保つために塊状氷で海水魚を冷やすけれども、通常の塊状氷では海上運送、陸上運送中の振動で塊状氷によって海水魚が損傷することことや、塊状氷が融ければ真水となり海水魚の鮮度が落ちること等から、近年では、例えば特許文献1に開示されているように、塩水を冷却することにより生成された氷をスクレーパ(掻き取り機あるいは掻き取り羽根とも言われる)で塩水混合のシャーベット状または粉雪状のアイス、つまり塩水混合シャーベット状アイスとし、当該塩水混合シャーベット状で海水魚を保冷することが行われつつある。
塩水混合シャーベット状アイスで海水魚を保冷する場合、海水魚の鮮度や旨味を維持する塩水混合シャーベット状アイスの温度は、魚種によって異なることが最近になって分かってきた。例えば、−3℃の塩水混合シャーベット状アイスで海水魚を保冷した場合、魚種や大きさによっては、魚体が凍る、目が白くなる、などの悪影響が出る場合がある。
例えば、一般的な海水(塩分濃度3.5%前後)で氷濃度(塩水混合シャーベット状アイスに対する微細氷の重量比率。IPFともいう)30%の塩水混合シャーベット状アイスを製造して場合、その温度は−3.1℃となる。しかしながら、この温度の塩水混合シャーベット状アイスを魚の保冷に利用すると、ほとんどの魚は魚体が凍ってしまい、商品価値が失われてしまう。従って、塩分濃度を調整して、魚体が凍らない温度の塩水混合シャーベット状アイスが必要になってくる。例えば、1.7%の塩分濃度の塩水を準備して、−1.5℃、氷濃度30%の塩水混合シャーベット状アイスを製造する必要がある。(氷濃度との関係は記載されていないが、塩分濃度と塩水混合シャーベット状アイスの温度との概略的な関係については特許文献2を参照。)
塩分濃度が低い例えば塩分濃度1.5%程度の塩水を使用した場合、製氷装置で生成される氷が硬くなるため、製氷装置のスクレーパの磨耗が激しく、さらにはスクレーパを駆動する動力が非常に大きくなる、等の問題が生じることから、海洋深層水(海面下200m以下の海水)を使用して過冷却、過冷却解除を行うことも試みられている。(特許文献3を参照)
特開2003−42611号公報(図1〜図3及びその説明) 特開2002−115945号公報(図1、段落番号0035) 特開2006−10129号公報(図1〜図3及びその説明)
塩水混合シャーベット状アイスで海水魚の保冷を行う技術は比較的新しいこともあり、特許文献1〜3他に見られるように、魚体の損傷防止や鮮度保持の工夫や、製氷装置自体の工夫などが主流である。
しかし、現実に塩水混合シャーベット状アイス製造装置が市場で使われ始めた場合、より適正な保冷や製氷装置自体の長寿命化は重要であるが、製氷装置や貯氷タンク周りの補助的な小物製品などについての信頼性向上も重要になってくる。しかし、このような補助的な小物製品の信頼性向上についての技術は文献では見当たらない。
この発明は、このような実情に鑑みてなされたもので、特に、塩水混合シャーベット状アイスの製造装置における補助的な小物製品の一つである循環ポンプの信頼性の向上を図ることを目的とするものである。
この発明に係る塩水混合シャーベット状アイスの製造装置は、供給された塩水を冷却することにより生成された氷をスクレーパで掻き取って微細氷とし当該微細氷と前記塩水との混合により塩水混合シャーベット状アイスを作る製氷装置、前記塩水混合シャーベット状アイスを貯める貯氷タンク、前記製氷装置で作られた塩水混合シャーベット状アイスを前記貯氷タンク内へ送給し前記貯氷タンク内の塩水混合シャーベット状アイスを前記製氷装置へ還流する循環ポンプ、及び前記貯氷タンクから前記製氷装置への塩水混合シャーベット状アイス還流経路の前記循環ポンプより上流側に設けられた微細氷分離部を備え、前記微細氷分離部で前記微細氷が分離された還流水が前記循環ポンプを経て前記製氷装置に還流されるものである。
この発明は、供給された塩水を冷却することにより生成された氷をスクレーパで掻きとって微細氷とし当該微細氷と前記塩水との混合により塩水混合シャーベット状アイスを作る製氷装置、前記塩水混合シャーベット状アイスを貯める貯氷タンク、前記製氷装置で作られた塩水混合シャーベット状アイスを前記貯氷タンク内へ送給し前記貯氷タンク内の塩水混合シャーベット状アイスを前記製氷装置へ還流する循環ポンプ、及び前記貯氷タンクから前記製氷装置への塩水混合シャーベット状アイス還流経路の前記循環ポンプより上流側に設けられた微細氷分離部を備え、前記微細氷分離部で前記微細氷が分離された還流水が前記循環ポンプを経て前記製氷装置に還流されるようにしたので前記循環ポンプの羽根あるいは歯への微細氷の衝突や接触による前記循環ポンプの羽根あるいは歯の損傷を防止でき循環ポンプの信頼性が向上する効果がある。
実施の形態1.
以下この発明の実施の形態1を図1〜図4により説明する。図1は塩水混合シャーベット状アイスの製造装置の全体のシステム構成の事例を示す図、図2は図1の塩水混合シャーベット状アイスの製造方法、塩水混合シャーベット状アイスの製造装置における塩水混合シャーベット状アイスの製造シーケンスの事例を示す図、図3は図1の塩水混合シャーベット状アイスの製造方法、塩水混合シャーベット状アイスの製造装置における塩水の状態、製氷曲線の事例を示す図、図4は要部を拡大して示す断面図である。
図1において、塩水混合シャーベット状アイスの製造装置は、製氷装置(アイスジェネレータとも言われる)1と、前記製氷装置1の駆動源(この実施の形態1では後述の回転円筒1fを駆動するモータ)2と、前記製氷装置1の負荷状態を検出する製氷装置負荷検出センサー(電流センサー、電流計、等)3と、冷凍機4と、圧縮機5と、凝縮機6と、冷媒配管7と、膨張弁8と、圧力センサー9と、温度センサー10Tsと、スクリューポンプ等の定容量形の主循環ポンプ11と、インバータ等のポンプ制御装置11aと、還流路配管(製氷装置1←貯氷タンク14(貯氷タンク14から製氷装置1へ塩水あるいは塩水混合シャーベット状アイス143が主循環ポンプ11により送給される))12と、真水温度センサー12Twと、往流路配管(製氷装置→貯氷タンク(製氷装置1から貯氷タンク14へ塩水混合シャーベット状アイス143が主循環ポンプ11により送給される))13と、シャーベット状アイスと塩水との混合水(即ち塩水混合シャーベット状アイス)143を貯える貯氷タンク14と、塩水混合シャーベット状アイス排出路141と、ドレン排出路142と、塩水混合シャーベット状アイス排出路開閉バルブ14aと、ドレン排出路開閉バルブ14bと、貯氷タンク14内の塩水混合シャーベット状アイスの貯蔵レベルを検出する塩水混合シャーベット状アイス貯蔵レベルセンサー14cLsと、駆動源(モータ等)15から駆動される攪拌機(アジテータとも言う)16と、製氷装置1をバイパスして貯氷タンク14との間で塩水混合シャーベット状アイス143が循環するバイパス循環路17と、遠心ポンプ等の非定容量形のバイパス用ポンプ17aと、貯氷タンク14用の第1のバルブ19と、貯氷タンク14用の第2のバルブ21と、バイパス循環路17を形成する配管22と、海水などの塩水23を塩水源(図示省略)から貯氷タンク14へ注水する塩水注水管231と、真水24を真水源(図示省略)から貯氷タンク14へ注水する真水注水管241と、真水24の貯氷タンク14への注水量を制御する真水量調整バルブ25と、貯氷タンク14内の塩水混合シャーベット状アイス143の塩分濃度Cを検出する塩分濃度センサー26clと、塩水混合シャーベット状アイス143から微細氷を分離する微細氷分離部27と、冷塩水の貯氷タンク14への注水量を制御する冷塩水供給制御バルブ28と、設定部110を有するコントロ−ラ100とを備えている。
前記製氷装置1は、蒸発器の機能を有する冷媒側通路1aと、塩水側通路1bと、スクレーパ(掻き取り機あるいは掻き取り羽根とも言う)1cと、外筒1dと、内筒1eと、回転円筒1fとを備えている。前記外筒1dと前記内筒1eとの間に前記冷媒側通路1aが形成され、該冷媒側通路1aの形状は円筒状を成している。前記回転円筒1fと前記内筒1eとの間に前記塩水側通路1bが形成され、該塩水側通路1bの形状は円筒状を成している。前記回転円筒1fの外周に複数個の前記スクレーパ1cが周方向および中心線の延在方向に夫々所定間隔に取り付けられており、当該複数個のスクレーパ1cは前記塩水側通路1b内に配設されている。
前記貯氷タンク14の低部近傍の側壁に設けられた塩水混合シャーベット状アイス排出路141に、該塩水混合シャーベット状アイス排出路141を開閉する塩水混合シャーベット状アイス排出路開閉バルブ14aが設けられている。
前記貯氷タンク14の低部に設けられたドレン排出路142に、該ドレン排出路142を開閉するドレン排出路開閉バルブ14bが設けられている。
前記貯氷タンク14には、該貯氷タンク14内の塩水混合シャーベット状アイス143の貯蔵レベル14Lsを検出する塩水混合シャーベット状アイス貯蔵レベルセンサー14cが設けられている。
前記コントロ−ラ100は、前記各センサー3,9,10Ts,12Tw,14cLs,26clの検出出力を入力すると共に前記各駆動源2,15、冷凍機4、前記各バルブ12,14a,14b,19,21,28、前記ポンプ制御装置11a、バイパス用ポンプ17aを制御し、後述の図2に例示の塩水混合シャーベット状アイスの製造方法、塩水混合シャーベット状アイスの製造装置における塩水混合シャーベット状アイスの製造シーケンスを実行するものである。
コントロ−ラ100よる制御によって、バイパス用ポンプ17aが起動した後に、循環ポンプ11が起動する。
バイパス用のポンプ17aが起動すると、バイパス循環路17と貯氷タンク14との間で、起動初期は塩水が、塩水混合シャーベット状アイスが生成された後は塩水混合シャーベット状アイスが循環する。
循環ポンプ11が起動すると、塩水混合シャーベット状アイスが生成された後は、微細氷分離部27で塩水混合シャーベット状アイス中の微細氷が分離された還流水が循環ポンプ11に吸引され、更に製氷装置1に供給される。
前記コントロ−ラ100の設定部110は、後述の塩水混合シャーベット状アイスの目標温度、他を設定するためのものである。
前記塩水源(図示省略)、前記塩水注水管231、前記冷塩水供給制御バルブ28から塩水供給装置が構成され、前記真水源(図示省略)、前記真水注水管241、前記真水量調整バルブ25から真水供給装置が構成されている。
次に、図1により塩水混合シャーベット状アイスの製造方法、製造装置の全体の概略動作を説明する。
製造装置の電源が投入され、コントローラ100が起動すると、例えば、ユーザによって選定された2%、3%、3.5%などの塩分濃度の塩水源の塩水が、冷塩水供給制御バルブ28を介して貯氷タンク14内に注水され貯氷タンク14内に蓄えられる。
貯氷タンク14に蓄えられた塩水は、循環ポンプ11により製氷装置(アイスジェネレータ)1の塩水側通路1b内に投入される。製氷装置1の冷媒側通路1aに、冷凍機4から供給される−12℃程度の冷媒液が流れる。
製氷装置1の塩水側通路1bに前記所定塩分濃度且つ所定温度の塩水が流れ、該塩水は製氷装置1の内筒1eの内周面(伝熱面)に接触し、接触した当該塩水が冷媒側通路1aの冷媒によって冷却され前記内筒1eの内周面に氷が生成される。
前記内筒1eの内周面に生成された氷は、製氷装置の駆動源(回転円筒駆動モータ)2で回転駆動されている回転円筒1fの外周のスクレーパ(掻き取り羽根)1cによって掻き取られる。
スクレーパ1cによって掻き取られた氷は、およそ0.1mmの大きさの粒子であり、製氷装置1の塩水側通路1b内の塩水中に浮遊し、塩水を含んだシャーベット状となる。つまり、塩水混合シャーベット状アイスとなる。
製氷装置1の塩水側通路1b内に生成された塩水混合シャーベット状アイスは、定容量形の循環ポンプ11により塩水側通路1bから押し出され、往流路配管13を経て、貯氷タンク14内へ送給され貯氷タンク14内に蓄えられる。
貯氷タンク14に蓄えられた塩水混合シャーベット状アイス143は、循環ポンプ11により還流路配管12を経て製氷装置1の塩水側通路1b内へ還流され、前述と同様にして、内筒1eの内周面で氷が生成され、スクレーパ1cによって掻き取られ、氷の粒子の多い塩水混合シャーベット状アイスが塩水側通路1b内に生成される。
氷の粒子量が増加した塩水混合シャーベット状アイスは、更に、前述と同様に、循環ポンプ11により塩水側通路1bから押し出され、往流路配管13を経て、貯氷タンク14内へ送給され貯氷タンク14内に蓄えられる。
前述の、塩水混合シャーベット状アイスの、貯氷タンク14内から塩水側通路1b内への還流、塩水側通路1b内でのより氷粒子の多い塩水混合シャーベット状アイスの生成、塩水側通路1b内のより氷粒子の多い塩水混合シャーベット状アイスの貯氷タンク14への送給、の送給還流サイクルを何度も繰り返し行い、所定のシャーベット濃度IPFの塩水混合シャーベット状アイス143を貯氷タンク14に所定量貯える。
このように、塩水が製氷装置1を1回通過しただけでは、所定のシャーベット濃度の塩水混合シャーベット状アイス143が得られるのではなく、前記送給還流サイクルを何度も繰り返して行うことにより所定シャーベット濃度、所定温度の塩水混合シャーベット状アイス143へと徐々に生成していく。
例えば、10トンの所定シャーベット濃度30%の塩水混合シャーベット状アイス143を生成する場合は、10時間前後の時間をかけて前記還流を繰り返し徐々に生成する。従って、製氷装置1の塩水側通路1b内に短時間で多量の氷が生成されないので、前述の従来の方法や装置に比べて、シャーベット状アイスの凝固による塊状化によって製氷装置が作動しなくなる(回転円筒1fが回転しなくなる)ロック状態に陥ることは殆ど無くなる。
なお、前記還流を何度も繰り返して行うことにより塩水混合シャーベット状アイスの前記シャーベット濃度は徐々に高くなっていき、その粘度も徐々に高くなっていく。塩水混合シャーベット状アイスのシャーベット濃度が徐々に高くなっていき、その粘度も徐々に高くなっていけば、製氷装置1の負荷が徐々に増加し、循環ポンプ11に塩水混合シャーベット状アイスが通れば循環ポンプ11の負荷も増加していく。
また、塩水混合シャーベット状アイスのシャーベット濃度が高くなり過ぎると、例えばシャーベット濃度が例えば50%を超え、60%、70%、80%と可成り高くなっていくと、塩水混合シャーベット状アイス143粘性が高くなり、循環ポンプ11による製氷装置1の塩水側通路1bへの押し込み通水が困難となっていくばかりでなく、製氷装置の駆動源(回転円筒駆動モータ)2が高負荷、過負荷となっていき、遂には停止するに至る。従って、適正なシャーベット濃度の塩水混合シャーベット状アイス、例えばシャーベット濃度30%の塩水混合シャーベット状アイス、が生成されたとき、コントローラ100はそれ以上シャーベット状アイスができない様に、冷凍機4を停止し製氷をストップする。その場合、適正なシャーベット濃度となったことのコントローラ100での判断は、例えば、温度センサー10Tsで測定した塩水混合シャーベット状アイスの温度とする。すなわち塩水混合シャーベット状アイスの温度が規定温度に達した場合、冷凍機4を停止する。このように、コントローラ100で塩水混合シャーベット状アイスの温度を監視し、冷凍機4の運転を制御することにより、シャーベット濃度が高くなり過ぎることによる製氷装置1の過負荷、停止を未然に防止でき、従って循環ポンプ11の過負荷も未然に防止でき。
なお、前記規定温度は海水の塩分濃度に依存する。たとえば、塩分濃度が3.5%のときは−3.1℃であり、2.5%のとき、−2.6℃である。−3.1℃<−2.6℃である。ところで海水の塩分濃度は、環境により変化する。たとえば、大雨の直後や河口近くは塩分濃度が低くなる。したがって、塩分濃度が低くなると、塩分濃度センサー26による検出値に応じて前記規定温度を上げ、適切なシャーベット濃度に達したとき、冷凍機4を速やかに停止しなければならない。しかし、塩分濃度が低くなって前記規定温度を上げた場合でも、実際には必ずしも理論通りにはならず、理論上予測したシャーベット濃度より高濃度の塩水混合シャーベット状アイスが生成され、塩水混合シャーベット状アイスの粘性が高くなり、製氷装置1の塩水側通路1bへの循環ポンプ11による押し込み通水が困難となるばかりでなく、製氷装置の駆動源(回転円筒駆動モータ)2が高負荷により停止する場合があった。また、さらにシャーベット濃度が高まると、製氷装置1の塩水側通路1bにおける塩水混合シャーベット状アイス内の氷が成長し、その容積が増えるために、製氷装置1本体を破損することが懸念される。
そこで、駆動源2の負荷が上昇すれば、製氷装置1の回転円筒1fを駆動する駆動源2の負荷状態を検出する製氷装置負荷検出センサー(電流センサー)3の出力により、ポンプ制御装置(インバータ)11aを自動的に制御して循環ポンプ11の出力を上げ、循環ポンプ11の吐出圧力を高めて、シャーベット状アイスの凝固の初期段階で、塩水側通路1bから往流路配管13へ強制的に押し出し、製氷装置1が過負荷状態、ロック状態に陥るのを未然に防止するようにしてある。
このように、前記送給還流サイクルを繰り返しながら塩水混合シャーベット状アイスを生成していく塩水混合シャーベット状アイス製造装置においては、循環ポンプ11は製氷装置1や貯氷タンク14の周りの小物製品ではあるがその役割は心臓的な役割であり極めて重要である。従って、循環ポンプ11の信頼性の向上を図ることも極めて重要である。
また、コントローラ100によって前記送給還流サイクルを何度も繰り返して行っている状態下では、冷塩水供給制御バルブ28はコントローラ100によって閉じられている。一方、前記送給還流サイクルを何度も繰り返して行っている状態下で、前記塩水混合シャーベット状アイスの氷濃度IPFの目標が例えば25%の場合は、標準的には塩水側通路1b内のシャーベット状アイスと塩水との混合水の温度は、例えば、塩分濃度2.5%であれば約−2℃に、塩分濃度3.5%であれば約−2.4℃に至る。
そこで、本実施の形態1では、前記製氷装置負荷検出センサー3の出力による循環ポンプ11出力の自動制御に加え、前記温度センサー10Tsの出力を利用して、前記塩水混合シャーベット状アイスの氷濃度IPFの目標値以上の氷濃度IPFになるまで、例えば目標氷濃度IPF25%の場合は例えば氷濃度IPF35%になるまで製氷を継続し、例えば塩分濃度Cが2.5%の場合は温度センサー10Tsの検出温度が氷濃度IPF35%相当の−2.3℃となれば真水量調整バルブ25を開いて真水24が真水注水管241から貯氷タンク14内に供給され、温度センサー10Tsの検出温度が目標温度、例えば−1.5℃となれば、真水量調整バルブ25を閉じて真水24の貯氷タンク14内への供給が停止されるようにコントローラで自動制御することにより、塩分濃度の高い塩水から、容易に、比較的温度の高い(例えば−1.5℃)塩水混合シャーベット状アイスを製造することができる。
次いで、前述の製氷、真水注水による塩水混合シャーベット状アイスの製造工程であるコントローラ100の動作シーケンスを図2により説明する。
図2において、先ず、コントローラ100の設定部110に、塩水混合シャーベット状アイスの仕上がり温度(目標温度)Ts2及び仕上がりIPF(目標IPF(氷濃度))を設定する。(ステップST201)
次いで、貯氷タンク14へ塩水注水管231から塩水を注水する。また、塩分濃度センサー26clで貯氷タンク14内の塩水の塩分濃度Cを、塩水混合シャーベット状アイス貯蔵レベルセンサー14cLsで貯氷タンク14内の塩水のレベル(水位)を、それぞれ計測する。(ステップST202)
次いで、コントローラ100の設定部110に、製氷完了温度Ts1を設定する。(ステップST203)
次いで、第1のバルブ19、第2のバルブ21を開き、主循環ポンプ11を起動し、製氷装置1、冷凍機4を起動し、製氷が行われる。(ステップST204)
次いで、温度センサー10Tsの出力である塩水混合シャーベット状アイスの温度Tsの測定情報から製氷完了温度Ts1(例えば塩分濃度Cが2.5%であればその設定温度は約−2.2℃)に達したかどうか判定する。(ステップST205)
ステップST205での判定結果だNO(製氷完了温度Ts1に達していない)であれば、製氷を継続する。
次いで、ステップST205での判定結果だYES(製氷完了温度Ts1に達している)であれば、製氷を停止する。(ステップST206)
前記ステップST201〜ステップST206までは、コントローラ100の標準製氷機能部101での設定、動作シーケンスであり、塩水混合シャーベット状アイスの仕上がり温度(目標温度)Ts2の設定を除けば、従来の塩水混合シャーベット状アイスの製造方法の工程、動作シーケンスと同じであり、低温の塩水混合シャーベット状アイスができた状態である。
次いで、真水量調整バルブ25が開かれ、真水注水管241から貯氷タンク14内へ真水24の注水が行われる。(ステップST207)
次いで、温度センサー10Tsの出力である塩水混合シャーベット状アイスの温度Tsの測定情報から仕上がり温度Ts2(例えば塩分濃度Cが2.5%であればその設定温度は例えば−1.5℃)に達したかどうか判定する。(ステップST208)
ステップST208での判定結果だNO(仕上がり温度Ts2に達していない)であれば、真水24の注水を継続する。
次いで、ステップST208での判定結果だYES(仕上がり温度Ts2に達している)であれば、真水量調整バルブ25が閉じられ、真水24の注水は停止する。(ステップST209)
ステップST209では、目標の例えば−1.5℃、IPF25%の比較的高温の塩水混合シャーベット状アイスが出来上がった状態であり、この出来上がった比較的高温の貯氷タンク14内の塩水混合シャーベット状アイスは、この後、自動的に或いは任意に、塩水混合シャーベット状アイス排出路141から排出される。(ステップST210)
前記ステップST207〜ステップST209までは、コントローラ100の真水注水機能部102での動作シーケンスであり、このステップST207〜ステップST209により、容易に、所望の比較的高温の塩水混合シャーベット状アイスを製造できる。
なお、前記真水注水は、前記塩水混合シャーベット状アイスの温度およびIPFが前記貯氷タンク14内の全領域で均一になるように、前記貯氷タンク14内の前記塩水混合シャーベット状アイスを攪拌機16で攪拌しながら行う。
図3は、前記ステップST204〜ステップST209の工程における塩水の状態、製氷曲線を、出来上り塩水混合シャーベット状アイスの目標ポイントが−1.5℃、IPF25%の場合について示す図であり、縦軸に塩水混合シャーベット状アイスの温度℃を、横軸に比エンタルピー(エンタルピ×(−1)kcal/kg(製氷時間に相当))をとり、塩水の塩分濃度C=1.0%,1.5%,2.0%,2.5%,3.0%,3.5%,4.0%,4.5%の各々場合について、氷濃度IPF=10%,20%,30%,40%,50%,60%,70%との関係を例示してある。
図3において、矢印で示すように、濃度2.5%の塩水を、IPF=35%になるまで製氷し、IPF=35%(塩水混合シャーベット状アイスの温度−2.2℃)に達した時点から製氷を停止し、真水注水を行うことにより、目標ポイント−1.5℃、IPF25%の比較的高温の塩水混合シャーベット状アイスが得られることが分かる。
ここで、前記真水注水期間中に循環ポンプ11の運転は停止することも考えられるが、循環ポンプ11の停止により塩水混合シャーベット状アイスの流動が停止することにより製氷装置1内の塩水混合シャーベット状アイス中の微細氷が相互に融着結合し微細氷塊となって製氷装置1内のスクレーパ1cがロック状態になる可能性を排除することを考慮して前記真水注水期間中にも循環ポンプ11の運転は継続した方が好ましい。
観点を変えれば、循環ポンプ11に塩水混合シャーベット状アイスが流れる構成であれば、循環ポンプ11の停止により循環ポンプ11自体も前記微細氷の相互融着結合による微細氷塊によってロック状態になる可能性があるので、この可能性を払拭するためにも前記真水注水期間中にも循環ポンプ11の運転は継続した方が好ましい。
更に観点を変えれば、前記真水注水期間中にも循環ポンプ11の運転は継続するようにしたとしても、繰返し停電や、長時間停電が発生した場合は、同様に、循環ポンプ11に塩水混合シャーベット状アイスが流れる構成であれば、循環ポンプ11の停止により循環ポンプ11が前記微細氷の相互融着結合による微細氷塊によってロック状態になる可能性が生じる。また、循環ポンプ11に塩水混合シャーベット状アイスが流れる構成であれば、塩水混合シャーベット状アイス中の微細氷が循環ポンプ11の羽根あるいは歯に接触したり衝突したりするので循環ポンプ11の羽根あるいは歯が損傷していく。
前述のように、前記送給還流サイクルを繰り返しながら塩水混合シャーベット状アイスを生成していく塩水混合シャーベット状アイス製造装置においては、循環ポンプ11は製氷装置1や貯氷タンク14の周りの小物製品ではあるがその役割は心臓的な役割であり極めて重要であること、循環ポンプ11に塩水混合シャーベット状アイスが流れる構成であれば、状況によっては循環ポンプ11のロックの可能性が生じること、循環ポンプ11に塩水混合シャーベット状アイスが流れる構成であれば、塩水混合シャーベット状アイス中の微細氷が循環ポンプ11の羽根あるいは歯に接触したり衝突したりするので循環ポンプ11の羽根あるいは歯が損傷していくこと、等から、循環ポンプ11の信頼性、長寿命化、等を配慮することは重要であり、そのために、本実施の形態では、微細氷分離部27を設けて、この微細氷分離部27で塩水混合シャーベット状アイスから微細氷を分離し、この微細氷が分離された塩水を循環ポンプ11への還流水とするものである。
以下、微細氷分離部27で塩水混合シャーベット状アイスから微細氷を分離し、この微細氷が分離された塩水を循環ポンプ11への還流水とする具体的な構成を詳細に説明する。
前述のように、製氷装置1、貯氷タンク14、バイパス用ポンプ17a、循環ポンプ11が運転されると、図4に拡大して示してあるように、バイパス循環路17を形成する配管22内を流れる塩水混合シャーベット状アイス143中の微細氷143iは、塩水143の上部に浮遊した状態にあり、配管22内の上側には微細氷143iが、配管22内の下側には塩水が、略位置している。
従って、配管22内の下側に開口している還流路配管12には、微細氷143iが浮遊して分離された塩水が、つまり、微細氷143iを殆ど含まない塩水が還流水143wとなって循環ポンプ11により吸引される。前述の塩水混合シャーベット状アイス仕上がり間近の氷濃度IPFが目標値近い状態においても、微細氷分離部27において還流路配管12から循環ポンプ11へと還流する還流水には微細氷が殆ど含まれていない。従って、繰返し停電や、長時間停電が発生した場合の循環ポンプ11の停止により循環ポンプ11が前記微細氷の相互融着結合による微細氷塊によってロック状態になる可能性を排除あるいは低減でき、前記循環ポンプ11の羽根への微細氷143iの衝突や接触による前記循環ポンプ羽根の損傷を防止できるので循環ポンプの信頼性が向上する。
実施の形態2.
前述の実施の形態1では、バイパス循環路17を形成する配管22の下側に還流路配管12が接続されている場合を例示したが、図5に例示の本実施の形態2ように還流路配管12を配管22の上側に接続しても、還流路配管12の吸い込み側が配管22の底部の塩水領域に開口しておれば、実施の形態と同等の効果を奏する。
実施の形態3.
前述の実施の形態1及び実施の形態2では、還流路配管12が、配管22の真下あるいは真上に位置して配管22に取り付けられているが、図6に例示の本実施の形態3ように、還流路配管12を配管22に対して傾斜して取り付けても、その吸い込み側が配管22の底部の塩水領域に開口しておれば、実施の形態1,2と同等の効果を奏する。
実施の形態4.
本実施の形態4では、図7に例示のように、前記バイパス循環路に設けられた三方弁29を備え、この三方弁29により前記バイパス循環のモードと高氷濃度塩水混合シャーベット状アイス排出モードとに切り替えることができるようにした事例を示してある。
図7において、三方弁29がバイパス循環路17側に切替えられた場合は、バイパス循環のモードとなり、貯氷タンク14内の塩水混合シャーベット状アイス143は循環用ポンプ17aにバイパス循環路17と貯氷タンク14との間で循環する。三方弁29が塩水混合シャーベット状アイス排出口30側に切替えられた場合は、高氷濃度塩水混合シャーベット状アイス排出モードとなり、微細氷分離部27で分離された微細氷を含み高氷濃度となった塩水混合シャーベット状アイスが、循環用ポンプ17aの吐出圧により塩水混合シャーベット状アイス排出口30から排出される。
微細氷分離部27の構造および機能は前述の実施の形態1〜3と同じである。
なお、三方弁29は循環用ポンプ17aの吸い込み側に設けてもよい。
実施の形態5.
本実施の形態5では、図8に例示のように、三方弁29が微細氷分離部27と循環ポンプ11との間に設けられ、この三方弁29により還流モードと塩水混合シャーベット状アイス排出モードとに切り替えることができるようにした事例を示してある。
図8において、循環用ポンプ17aの運転中に三方弁29が循環ポンプ11側に切替えられた場合は、還流モードとなり、微細氷分離部27で微細氷が分離された還流水が循環ポンプ11へ流れる。三方弁29が塩水混合シャーベット状アイス排出口30側に切替えられた場合は、塩水混合シャーベット状アイス排出モードとなり、微細氷分離部27を経て塩水混合シャーベット状アイスが、循環用ポンプ17aの吐出圧により塩水混合シャーベット状アイス排出口30から排出される。
還流モードの場合は、微細氷分離部27の機能は前述の実施の形態1〜3と同じである。
なお、三方弁29は循環用ポンプ17aの吸い込み側に設けてもよい。
実施の形態6.
本実施の形態6は、図9に例示するように、微細氷分離タンク271と微細氷分離タンク271に内蔵された邪魔板272とから構成されて微細氷分離部27を、貯氷タンク14と循環ポンプ11との間に設けた事例である。
図9において、微細氷分離タンク271の上部にバイパス路17が連通し、微細氷分離タンク271の下部に循環ポンプ11に至る還流路12が連通している。
貯氷タンク14から微細氷分離タンク271内に一点鎖線の矢印で示すように流入してきた塩水混合シャーベット状アイスは、邪魔板272に衝突しながらその微細氷が分離され、微細氷が分離された塩水は実線矢印で示すように還流水として循環ポンプ11へ流れ、分離された微細氷を含む氷濃度の高い塩水混合シャーベット状アイスは2点鎖線の矢印で示すようにバイパス用ポンプ17aによってバイパス路17から貯氷タンク14内へ戻される。
実施の形態7.
本実施の形態7は、図10に例示するように、貯氷タンク14から製氷装置1に至る還流路12におけるタンク出口に微細氷分離部27が設けられ、微細氷分離部27で前記微細氷が分離された還流水が循環ポンプ11を経て製氷装置1に還流される事例である。微細氷分離部27は、貯氷タンク14の下部に外方に突出して攪拌機16による攪拌の影響の少ない脇部屋を形成し構成し、当該脇部屋間内において塩水混合シャーベット状アイス中の微細氷の浮力による微細氷の自然分離を利用して、微細氷が分離された塩水を当該脇部屋の下方から還流路12を介して取り出す構成としてある。
実施の形態8.
本実施の形態8は、図11に例示のように、貯氷タンク14の下部にメッシュ状の微細氷フィルタ273を設けることにより微細氷分離部27を構成した事例であり、微細氷フィルタ273を通過することによって微細氷が分離された還流水が貯氷タンク14から還流路12を介して循環ポンプ11に至る構成としたものである。
実施の形態9.
本実施の形態9は、図12及び図13に例示のように、前記貯氷タンク内に設けられた仕切り壁272を備え、この仕切り壁272と貯氷タンク14の内壁との間の、微細氷が分離された還流水が、貯氷タンク14から還流路12を介して循環ポンプに至る構成としたものである。
本構成の場合は、特に図13に例示するように、攪拌機16の攪拌羽根161による攪拌方向(実線の矢印で例示)の上流側で仕切り壁272の端部を貯氷タンク14のタンク壁に固着した固着部2721とし、この固着部2721と反対の側の端部と貯氷タンク14の内壁との間、即ち前記攪拌方向の下流側に開口部2722を形成し、仕切り壁272と貯氷タンク14の内壁との間の部屋が前記攪拌の影響を受けにくいように構成してある。
仕切り壁272と貯氷タンク14の内壁との間の部屋内における塩水混合シャーベット状アイス中の微細氷の浮力による微細氷の自然分離を利用して、微細氷が分離された塩水を当該部屋の下方から還流路12を介して取り出す構成としてある。
なお、図1〜図13において、同一又は相当部分には同一符号を付してある。
この発明の実施の形態1を示す図で、塩水混合シャーベット状アイスの製造装置の全体のシステム構成の事例を示す図である。 この発明の実施の形態1を示す図で、図1の塩水混合シャーベット状アイスの製造方法、塩水混合シャーベット状アイスの製造装置における塩水混合シャーベット状アイスの製造シーケンスの事例を示す図である。 この発明の実施の形態1を示す図で、図1の塩水混合シャーベット状アイスの製造方法、塩水混合シャーベット状アイスの製造装置における塩水の状態、製氷曲線の事例を示す図である。 この発明の実施の形態1を示す図で、要部を拡大して示す断面図である。 この発明の実施の形態2を示す図で、要部を拡大して示す断面図である。 この発明の実施の形態3を示す図で、要部を拡大して示す断面図である。 この発明の実施の形態4を示す図で、塩水混合シャーベット状アイスの製造装置の全体のシステム構成の他の事例を示す図である。 この発明の実施の形態5を示す図で、塩水混合シャーベット状アイスの製造装置の全体のシステム構成の更に他の事例を示す図である。 この発明の実施の形態6を示す図で、塩水混合シャーベット状アイスの製造装置の全体のシステム構成の更に他の事例を示す図である。 この発明の実施の形態7を示す図で、塩水混合シャーベット状アイスの製造装置の全体のシステム構成の更に他の事例を示す図である。 この発明の実施の形態8を示す図で、塩水混合シャーベット状アイスの製造装置の全体のシステム構成の更に他の事例を示す図である。 この発明の実施の形態9を示す図で、塩水混合シャーベット状アイスの製造装置の全体のシステム構成の更に他の事例を示す図である。 この発明の実施の形態9を示す図で、要部を拡大して断面で示す平面図である。
符号の説明
1 製氷装置(アイスジェネレータ)、
1a 冷媒側通路、
1b 塩水側通路、
1c スクレーパ(掻き取り羽根)、
1d 外筒、
1e 内筒、
1f 回転円筒、
2 製氷装置の駆動源(回転円筒駆動モータ)、
3 製氷装置負荷検出センサー(電流センサー、電流計)、
4 冷凍機、
5 圧縮機、
6 凝縮機、
7 冷媒配管、
8 膨張弁、
9 圧力センサー、
10Ts 温度センサー、
11 主循環ポンプ、
11a ポンプ制御装置(インバータ)、
12 還流路配管(製氷装置←貯氷タンク)、
12Tw 真水温度センサー、
13 往流路配管(製氷装置→貯氷タンク)、
14 貯氷タンク、
141 塩水混合シャーベット状アイス排出路、
142 ドレン排出路、
143 塩水混合シャーベット状アイス、
143i 微細氷、
143w 還流水(塩水)、
14a 塩水混合シャーベット状アイス排出路開閉バルブ、
14b ドレン排出路開閉バルブ、
14cLs 塩水混合シャーベット状アイス貯蔵レベルセンサー、
15 攪拌機(アジテータ)の駆動源(モータ)、
16 攪拌機(アジテータ)、
161 攪拌羽根、
17 バイパス循環路、
17a バイパス用ポンプ、
21 貯氷タンク用の第2のバルブ、
22 バイパス循環路を形成する配管、
23 塩水、
231 塩水注水管、
24 真水、
241 真水注水管、
25 真水量調整バルブ、
26cl 塩分濃度センサー、
27 微細氷分離部、
271 微細氷分離タンク、
272 邪魔板、
2721 固着部、
2722 開口部、
273 メッシュ状の微細氷フィルタ、
28 冷塩水供給制御バルブ、
29 三方弁、
30 塩水混合シャーベット状アイス排出口、
100 コントロ−ラ、
101 標準製氷機能部、
102 真水注水機能部、
110 設定部。

Claims (8)

  1. 供給された塩水を冷却することにより生成された氷をスクレーパで掻きとって微細氷とし当該微細氷と前記塩水とが混合した塩水混合シャーベット状アイスを作る製氷装置、前記塩水混合シャーベット状アイスを貯める貯氷タンク、前記製氷装置で作られた塩水混合シャーベット状アイスを前記貯氷タンク内へ送給し前記貯氷タンク内の塩水混合シャーベット状アイスを前記製氷装置へ還流する循環ポンプ、及び前記貯氷タンクから前記製氷装置への塩水混合シャーベット状アイス還流経路の前記循環ポンプより上流側に設けられた微細氷分離部を備え、前記微細氷分離部で前記微細氷が分離された還流水が前記循環ポンプを経て前記製氷装置に還流される塩水混合シャーベット状アイスの製造装置。
  2. 請求項1に記載の塩水混合シャーベット状アイスの製造装置において、前記製氷装置をバイパスして前記貯氷タンクとの間で前記塩水混合シャーベット状アイスが循環するバイパス循環路を備え、このバイパス循環路に前記微細氷分離部が設けられていることを特徴とする塩水混合シャーベット状アイスの製造装置。
  3. 請求項2に記載の塩水混合シャーベット状アイスの製造装置において、前記バイパス循環路に設けられた三方弁を備え、この三方弁により前記バイパス循環のモードと、前記微細氷分離部で分離された微細氷を含む高氷濃度塩水混合シャーベット状アイスの排出モードとに切り替わることを特徴とする塩水混合シャーベット状アイスの製造装置。
  4. 請求項2に記載の塩水混合シャーベット状アイスの製造装置において、前記微細氷分離部と前記循環ポンプとの間に設けられた三方弁を備え、この三方弁により前記微細氷分離部から前記循環ポンプに至る還流モードと塩水混合シャーベット状アイス排出モードとに切り替わることを特徴とする塩水混合シャーベット状アイスの製造装置。
  5. 請求項2に記載の塩水混合シャーベット状アイスの製造装置において、前記微細氷分離部が邪魔板を内蔵した微細氷分離タンクであり、この微細氷分離タンクの上部に前記バイパス循環路が連通し、前記微細氷分離タンクの下部に前記循環ポンプに至る還流路が連通していることを特徴とする塩水混合シャーベット状アイスの製造装置。
  6. 請求項1に記載の塩水混合シャーベット状アイスの製造装置において、前記貯氷タンクから前記製氷装置に至る還流経路におけるタンク出口に前記微細氷分離部が設けられ、前記微細氷分離部で前記微細氷が分離された還流水が前記循環ポンプを経て前記製氷装置に還流されることを特徴とする塩水混合シャーベット状アイスの製造装置。
  7. 請求項1に記載の塩水混合シャーベット状アイスの製造装置において、前記貯氷タンク内に設けられた微細氷フィルタを備え、この微細氷フィルタを通過することによって微細氷が分離された還流水が前記貯氷タンクから前記循環ポンプに至ることを特徴とする塩水混合シャーベット状アイスの製造装置。
  8. 請求項1に記載の塩水混合シャーベット状アイスの製造装置において、前記貯氷タンク内に設けられた仕切り壁を備え、この仕切り壁と前記貯氷タンクの内壁との間の、微細氷が分離された還流水が前記貯氷タンクから前記循環ポンプに至ることを特徴とする塩水混合シャーベット状アイスの製造装置。
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