JP2005233449A - 氷蓄熱装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】過冷却器に導く水の温度を低く保持しても過冷却器内部で過冷却状態が解除される問題を防止して、高い効率で安定した製氷ができるようにする。
【解決手段】氷蓄熱槽1から水導入管2により取り出した水を過冷却状態に冷却する過冷却器4と、過冷却器4で冷却した過冷却水の過冷却状態を解除して氷を生成し生成した氷を氷蓄熱槽1に供給する過冷却解除装置6とを備えた氷蓄熱装置であって、過冷却器4に供給する水を活性化する水活性化機能とフィルタの細孔と交差する方向に水を供給して微細氷を含まない水を取り出すフィルタ機能とを有する水処理装置11を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、過冷却器に導く水の温度を低く保持しても過冷却器内部で過冷却状態が解除されるのを防止して、高い効率で安定した製氷ができるようにした氷蓄熱装置に関するものである。
氷蓄熱槽から水導入管により取り出した水を過冷却器により例えば−2℃程度に過冷却し、その過冷却水を過冷却解除装置に送って過冷却状態を解除することによりスラリ状の氷を生成させ、この氷を前記氷蓄熱槽に供給して冷熱を蓄熱する氷蓄熱装置は公知である。
図10は、前記氷蓄熱装置の従来の一例を示したもので、この種の氷蓄熱装置では、氷を溜めて蓄熱する氷蓄熱槽1の内部の水を、水導入管2によりポンプ3を介して取り出して過冷却器4に導き、過冷却器4において冷凍機5の冷媒により例えば−2℃程度の過冷却温度に冷却し、冷却した過冷却水を過冷却解除装置6に導いて過冷却状態を解除することによりスラリ状の氷を生成させ、この氷を前記氷蓄熱槽1に貯留するようにしている。
前記過冷却器4において過冷却温度をできるだけ低い温度に保持することは、過冷却解除装置6で過冷却状態を解除することにより生成される氷の量を増加できるので、生産効率を高める上で好ましい。
しかし、氷の生成量を増加するために過冷却器4での過冷却温度を低く保持した場合には、前記氷蓄熱槽1から過冷却器4に供給される水中に微細な氷の粒子(微細氷)が存在すると、その微細氷が核となって過冷却器4内部で過冷却が解除され、このために過冷却器4内で生成した氷が過冷却器4内部に付着して成長する問題が生じる。過冷却器4内部に氷が付着すると、過冷却器4に供給できる水の量が減少し安定した製氷ができなくなる。また、過冷却器4が付着した氷で閉塞された場合には氷蓄熱装置の運転が不能になる。
一方、水分子は、水素イオンと酸素イオンとが共有結合して構成され、更に分子同志は隣のOとHが引き合うような弱い水素結合によってぶどうの房のような分子集団「クラスタ」を形成している。また、相変化は、相変化したほうが自由エネルギーが小さい場合に、坂道を転げ落ちるように小さいエネルギー相に落ち着き安定する。通常の水は水分子のクラスタが大きくなっており、このように水分子のクラスタが大きい水は、前記したような凝固点以下の過冷却温度においては進んで氷を生成するように相変化する。このため、水のクラスタが大きい場合にも過冷却器4内部で過冷却が解除され易くなり、過冷却の解除によって生成した氷が過冷却器4の内部に付着する問題がある。
上記したように、水中に微細氷が存在しても、また、水分子のクラスタが大きくても、過冷却器4の内部で過冷却状態が解除され易くなり、過冷却状態の解除によって生成した氷が過冷却器4の内部に付着する問題がある。このように過冷却器4の内部に氷が付着した場合には付着した氷を除去する必要がある。過冷却器4の内部に付着した氷を除去するには、氷蓄熱装置の運転を停止した後、前記水導入管2を介して過冷却器4に温水を供給し、過冷却器4内部に付着した氷を融解して除去する方法が一般に採用されている。
しかし、上記したように過冷却器4内部に氷が付着するたびに氷蓄熱装置の運転を停止して氷付着解除運転を行っていたのでは、非能率的で生産性が悪い。
このために、前記過冷却器4に微細氷が供給されるのを防止する一般的な方法としては、図10に示す如く、水導入管2にストレーナ7及びフィルタ8を設けて過冷却器4に微細氷が導かれるのを防止している。
しかし、前記フィルタ8は、分離を行う細孔の口径(メッシュ)を小さくしてより小さい微細氷を分離しようしても、直ちに目詰まりを起こして分離が不能になってしまう問題があり、このためにフィルタの細孔の口径を大きくせざるを得ず、そのために、フィルタ8を設置しても微細氷はフィルタ8を通過して過冷却器4に導かれてしまい、これによって微細氷を核として過冷却器4内部で過冷却状態が解除される問題が生じる。
このために、従来では図10に示す如く、熱交換器9を備えた温度調節器10を水導入管2に設置し、氷蓄熱槽1から取り出す略0℃の温度の水を例えば0.5℃程度に加熱して微細氷を融解させた後に前記過冷却器4に供給するようにしている。
一方、過冷却器に供給する水分子のクラスタを微細化する方法としては、バイオセラミックス処理器を氷蓄熱槽或いは水導入管に設けて、過冷却器に供給される水分子のクラスタを微細化し、これによって過冷却器での過冷却状態の解除を生じ難くして過冷却器の閉塞の問題を低減するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−356440号公報
しかし、特許文献1の如く、バイオセラミックス処理器を氷蓄熱槽或いは水導入管に設けて、過冷却器に供給する水分子のクラスタを微細化するようにしても、フィルタを通過した微細氷が過冷却器に供給される問題は依然として生じており、このために特許文献1においても、図10に示すように水導入管2に温度調節器10を備えて氷蓄熱槽1の略0℃の温度の水を0.5℃まで加熱して微細氷を融解することが余儀なくされている。
しかし、過冷却器4における一般的な過冷却温度である−2℃に対し、過冷却器4に導く0℃前後の温度の水を一旦0.5℃に加熱してから導くことは、冷凍機5の駆動電力の増加を招き、約20%のエネルギー損失を生じていた。
本発明は、過冷却器に導く水の温度を低く保持しても過冷却器内部で過冷却状態が解除される問題を防止して、高い効率で安定した製氷ができるようにした氷蓄熱装置を提供することを目的とする。
本発明の氷蓄熱装置は、氷蓄熱槽から水導入管により取り出した水を過冷却状態に冷却する過冷却器と、該過冷却器で冷却した過冷却水の過冷却状態を解除して氷を生成し生成した氷を前記氷蓄熱槽に供給する過冷却解除装置とを備えた氷蓄熱装置であって、前記過冷却器に供給する水を活性化する水活性化機能とフィルタの細孔と交差する方向に水を供給して微細氷を含まない水を取り出すフィルタ機能とを有する水処理装置を備えたことを特徴とするものである。
また、本発明は、前記水処理装置が水活性化フィルタであってもよく、また、水活性化フィルタは、セラミックフィルタ又は炭素フィルタであってもよい。
また、本発明は、前記水処理装置が水導入管に備えられるか又は氷蓄熱槽に備えられていてもよい。
また、本発明は、前記水処理装置がフィルタと磁力発生装置からなっていても又はフィルタと超音波発信機からなっていてもよい。
また、本発明は、前記フィルタが、セラミックフィルタ又は炭素フィルタであってもよい。
本発明の氷蓄熱装置によれば、過冷却器に供給する水を活性化する水活性化機能とフィルタの細孔と交差する方向に水を供給して微細氷を含まない水を取り出すフィルタ機能とを有する水処理装置を備えたので、微細氷を含まず且つ水分子のクラスタが微細化された水を過冷却器に供給することができ、よって、過冷却器での水の過冷却時に過冷却状態が解除されてしまう問題を確実に防止することができる。従って、従来のように過冷却器内部で過冷却状態が解除されることにより過冷却器内部に氷が付着し、このために氷蓄熱装置の運転を停止して氷付着解除運転を実施する必要が低減するので、氷蓄熱装置の運転作動率を高めて生産性を大幅に向上できる効果がある。
更に、過冷却器内部で過冷却状態が解除される問題を防止できるために、従来の如く温度調節器を備えて過冷却器に導入する水を加熱する必要がなく、よって氷蓄熱槽内部の低温の水を過冷却器に導入できるので、冷凍機にて水を過冷却するのに要する電力を低減して大幅な省エネルギー化が達成できる効果がある。
以下、本発明の好適な実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の氷蓄熱装置の形態の一例を示すブロック図であり、基本構造は図10と同一であり、同一の部材、部位には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
図1に示すように、氷蓄熱槽1の水を過冷却器4に導く水導入管2におけるポンプ3と過冷却器4との間に、過冷却器4に供給する水を活性化する水活性化機能と微細氷を含まない水を目詰まりなく取り出せるフィルタ機能とを備えた水処理装置11を設置する。
前記水処理装置11は、図2に示す如く、容器本体12の内部に、水活性化フィルタ13を設置して入口室14と出口室15とを形成している。前記水活性化フィルタ13には、セラミック(バイオセラミック)の板に細孔16を形成するか又はセラミック繊維によって網目状に細孔16を形成するセラミックフィルタ13aを用いることができ、又は、炭素(活性炭素)の板に細孔16を形成するか又は炭素繊維によって網目状に細孔16を形成する炭素フィルタ13bを用いることができる。前記水活性化フィルタ13は、セラミックフィルタ13a又は炭素フィルタ13bに水が接触することによって、水分子のクラスタを微細化する作用を有する。
容器本体12の入口室14の一側には、水活性化フィルタ13の細孔16と交差する方向(水活性化フィルタ13のフィルタ面と平行な方向)に水を供給するように前記水導入管2が接続されており、また、前記入口室14の他側には、前記水活性化フィルタ13のフィルタ面に沿って流れた水の一部を図1の調節弁17を介して前記氷蓄熱槽1に戻す戻り管2aが接続されている。そして、前記水活性化フィルタ13の細孔16を通過して出口室15に導出された水は、水導入管2bを介して過冷却器4に導くようにしている。前記した如く、水導入管2によって水処理装置11の入口室14に供給された水は、水活性化フィルタ13の細孔16と交差するようにフィルタ面に沿って流動し、水中に存在する氷が細孔16に留まって細孔16を目詰まりさせたり、また、微細氷が細孔16を通って出口室15に導かれるのを防止するようになっている。なお、図2では前記水活性化フィルタ13の後段に同様の別の水活性化フィルタ13’を設置しており、このように多段の水活性化フィルタ13,13’を備えることによって水が水活性化フィルタ13,13’に接触する確率を高めて水分子のクラスタを微細化する作用を増加して、水の活性化を更に高めるようにしている。このとき、後段の水活性化フィルタ13’の細孔16’は前段の水活性化フィルタ13の細孔16よりも大きい口径としている。
また、図3では、前記水活性化フィルタ13に形成される細孔16が、入口室14を流動する水の流れに対して後退する角度αで傾斜した場合を示しており、このように細孔16を傾斜させることによって、細孔16への氷の目詰まり、及び細孔16への微細氷の侵入を更に確実に防止することができる。
次に、上記形態の作用を説明する。
図1、図2の形態では、氷蓄熱槽1からポンプ3によって取り出された水は、水導入管2により水処理装置11の入口室14に導入され、水活性化フィルタ13の細孔16と交差するようにフィルタ面に沿って流れ、一部の水は戻り管2aにより氷蓄熱槽1に戻される。一方、水活性化フィルタ13の細孔16を通過した水は出口室15に導出され、水導入管2bを通って過冷却器4に導かれる。
このとき、入口室14に導入されて出口室15に導出される水は、セラミックフィルタ13a又は炭素フィルタ13bからなる水活性化フィルタ13,13’の表面及び水活性化フィルタ13,13’の細孔16,16’と接触することによって水分子のクラスタが微細化され、これによって水の活性化が促進される。またこのとき、前記戻り管2aによって氷蓄熱槽1に戻される水も水活性化フィルタ13との接触によって水分子のクラスタが微細化されるので、氷蓄熱槽1内部の水も徐々にクラスタの微細化が進み、よって過冷却器4に導入される水の活性化が更に促進されるようになる。
また、前記水導入管2内部の水に氷が存在する場合は、前記水活性化フィルタ13のフィルタ面に沿って流れる水の流れに乗って氷は慣性により戻り管2aに向かうようになるために、氷は細孔16には向かわなくなる。従って、細孔16の口径を小さくしても、細孔16が氷によって目詰まりする問題を防止でき、このように細孔16の口径を小さくできることによって出口室15へ微細氷が導出されるのを確実に防止できるようになる。
従って、過冷却器4に導かれる水は、水分子のクラスタが微細化されていて、且つ微細氷を含まないので、過冷却器4内部で過冷却状態が解除される問題を確実に防止できる。
更に、過冷却器4内部で過冷却状態が解除される問題を防止できるために、従来の如く温度調節器10(図10)を備えて過冷却器4に導入する水を加熱する必要がなくなり、よって氷蓄熱槽1内部の0℃の水を過冷却器4に導入できるので、冷凍機5によって水を例えば−2℃の過冷却温度に冷却するための消費電力を低減することができ、大幅な省エネルギー化が達成できる。
図4は、本発明の他の形態を示したもので、前記水処理装置11を氷蓄熱槽1に備えた場合を示している。この水処理装置11は、図5に示す如く、氷蓄熱槽1内部に区画壁18と前記と同様の水活性化フィルタ13,13’によって水導出室19を形成し、該水導出室19の水を前記水導入管2により取り出すと共に、図4に示すポンプ3の出口に接続した戻り管20を、調節弁21を介して氷蓄熱槽1内部に戻すようにしている。そして、戻り管20による水は、前記水活性化フィルタ13の細孔16と交差してフィルタ面に沿って流動するように氷蓄熱槽1内に噴出させている。
図4、図5の形態においても、過冷却器4に導かれる水は、前記セラミックフィルタ13a又は炭素フィルタ13bからなる水活性化フィルタ13,13’の作用によって水分子のクラスタが微細化される。更に、戻り管20の水を水活性化フィルタ13の細孔16と交差する方向からフィルタ面に沿うように氷蓄熱槽1内部に噴出しているので、フィルタ面に沿う水の流れが形成され、よって、水中に存在する氷はその流れに沿って移動し、細孔16からは微細氷を含まない水を取り出すことができる。従って、水導入管2により取り出されて過冷却器4に導かれる水は水分子のクラスタが微細化され、且つ微細氷を含まないので、過冷却器4内部で過冷却状態が解除される問題を確実に防止できる。更に、過冷却器4内部で過冷却状態が解除される問題を防止できるために、従来の如く温度調節器を備えて過冷却器4に導入する水を加熱する必要がなく、氷蓄熱槽1内部の0℃の水を過冷却器4に導入できるので、冷凍機における消費電力を削減して大幅な省エネルギー化が達成できる。
図6は、本発明の更に他の形態を示したもので、前記水導入管2におけるポンプ3と過冷却器4との間に、フィルタ22と磁力発生装置23からなる水処理装置11を設けた場合を示す。
前記フィルタ22は、図2と同様に、容器本体12の内部に、水活性化フィルタ13,13’を設置して入口室14と出口室15とを形成し、入口室14の一側から供給する水が水活性化フィルタ13の細孔16と交差してフィルタ面に沿って流動するようになっている。これにより、フィルタ面に沿って流動する水の一部は他側の戻り管2aにより調節弁17を介して前記氷蓄熱槽1に戻され、また、前記水活性化フィルタ13,13’の細孔16を通って出口室15に導出された水は水導入管2bを介して前記磁力発生装置23に導かれるようになっている。このとき、前記細孔16を形成するフィルタ22には種々の材料を選定して用いることができるが、前記したようにセラミックフィルタ13a又は炭素フィルタ13bとすれば、微細氷を分離除去できると同時に、セラミックフィルタ13a又は炭素フィルタ13bによって水分子のクラスタを微細化できるので、水の活性化を更に促進できて好都合である。
また、前記磁力発生装置23は、図7に示す如く、鋼製のケーシング24の内部に電磁石或いは永久磁石からなる磁石25を配置し、前記水導入管2bにより導入口26に供給された水を、ケーシング24と磁石25の一端部間に環状に形成された狭い導入流路27を経てケーシング24内部の広い通路28に導き、ケーシング24の他端に形成した導出口29から導出して過冷却器4に導くようにしている。この磁力発生装置23では、前記狭い導入流路27を水が通る際に、磁石25によって前記狭い導入流路27を通るように形成される磁力線30を横切って流れるために、その磁力の作用によって水分子のクラスタが微細化される。
従って、図6、図7の形態においても、図2と同様に構成したフィルタ22は、水導入管2により供給された水を水活性化フィルタ13の細孔16と交差するようにフィルタ面に沿って流動させて、水中に存在する氷は戻り管2a側に流し、細孔16から微細氷を含まない水を取り出すことができる。更に、この微細氷を含まない水を磁力発生装置23に導くことにより、磁力の作用によって水分子のクラスタを微細化することができる。従って、過冷却器4に導かれる水は微細氷を含まず且つ水分子のクラスタが微細化されているので、過冷却器4による水の過冷却時に過冷却状態が解除されてしまう問題を確実に防止することができる。更に、前記フィルタ22を図2のセラミックフィルタ13a又は炭素フィルタ13bによって構成すれば、水活性化フィルタ13,13’によっても水分子のクラスタを微細化できるので、水の活性化を更に促進することができる。
図8は、本発明の更に他の形態を示したもので、前記水導入管2におけるポンプ3と過冷却器4との間に、フィルタ22と超音波発信機31からなる水処理装置11を設けた場合を示す。
前記フィルタ22は、前記図6で説明したものと同様に構成されている。
また、前記超音波発信機31は、図9に示す如く、超音波発信機31を水導入管2bの壁面に直接設置するようにしている。超音波発信機31は、水導入管2b内部を流動する水に超音波を作用させて水分子のクラスタを微細化するようになっている。
従って、図8、図9の形態においても、図6と同様に構成したフィルタ22は、水導入管2により供給された水を水活性化フィルタ13の細孔16と交差するようにフィルタ面に沿って流動させて、水中に存在する氷は戻り管2a側に流し、細孔16から微細氷を含まない水を取り出すことができる。更に、この微細氷を含まない水を超音波発信機31に導くことにより超音波の作用によって水分子のクラスタを微細化することができる。従って、過冷却器4に導かれる水は微細氷を含まず且つ水分子のクラスタが微細化されているので、過冷却器4による水の冷却時に過冷却状態が解除されてしまう問題を確実に防止することができる。更に、前記フィルタ22を図2のセラミックフィルタ13a又は炭素フィルタ13bによって構成すれば、水活性化フィルタ13,13’によっても水分子のクラスタを微細化できるので、水の活性化を更に促進することができる。
尚、本発明は上記形態例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明の氷蓄熱装置の形態の一例を示すブロック図である。 図1における水処理装置の一例を示す断面図である。 図2の水活性化フィルタの他の例を示す説明図である。 本発明の氷蓄熱装置の形態の他の例を示すブロック図である。 図4における水処理装置の一例を示す断面図である。 本発明の氷蓄熱装置の形態の更に他の例を示すブロック図である。 図6における磁力発生装置の一例を示す断面図である。 本発明の氷蓄熱装置の形態の更に他の例を示すブロック図である。 図8における超音波発信機の一例を示す断面図である。 従来の氷蓄熱装置の一例を示すブロック図である。
符号の説明
1 氷蓄熱槽
2 水導入管
4 過冷却器
6 過冷却解除装置
11 水処理装置
13,13’ 水活性化フィルタ
13a セラミックフィルタ
13b 炭素フィルタ
16,16’ 細孔
22 フィルタ
23 磁力発生装置
31 超音波発信機

Claims (10)

  1. 氷蓄熱槽から水導入管により取り出した水を過冷却状態に冷却する過冷却器と、該過冷却器で冷却した過冷却水の過冷却状態を解除して氷を生成し生成した氷を前記氷蓄熱槽に供給する過冷却解除装置とを備えた氷蓄熱装置であって、前記過冷却器に供給する水を活性化する水活性化機能とフィルタの細孔と交差する方向に水を供給して微細氷を含まない水を取り出すフィルタ機能とを有する水処理装置を備えたことを特徴とする氷蓄熱装置。
  2. 前記水処理装置が、水活性化フィルタであることを特徴とする請求項1に記載の氷蓄熱装置。
  3. 前記水活性化フィルタが、セラミックフィルタであることを特徴とする請求項2に記載の氷蓄熱装置。
  4. 前記水活性化フィルタが、炭素フィルタであることを特徴とする請求項2に記載の氷蓄熱装置。
  5. 前記水処理装置が、水導入管に備えられたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の氷蓄熱装置。
  6. 前記水処理装置が、氷蓄熱槽に備えられたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の氷蓄熱装置。
  7. 前記水処理装置が、フィルタと磁力発生装置からなることを特徴とする請求項1に記載の氷蓄熱装置。
  8. 前記水処理装置が、フィルタと超音波発信機からなることを特徴とする請求項1に記載の氷蓄熱装置。
  9. 前記フィルタが、セラミックフィルタであることを特徴とする請求項7又は8に記載の氷蓄熱装置。
  10. 前記フィルタが、炭素フィルタであることを特徴とする請求項7又は8に記載の氷蓄熱装置。
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