JP2008281009A - チューブポンプ - Google Patents
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Abstract
【課題】チューブの側壁に線状のマーキングを付すことで、ポンプユニットにチューブを取り付ける際、チューブの捩れを防止でき、その結果チューブの浮き上がりを防止する。
【解決手段】チューブの外形を円弧状に規制するチューブ支持面を有し、チューブを支持面に沿って配置するポンプフレームと、駆動手段からの駆動力によって回転するポンプホイールと、ポンプホイールの回転軸心側の第1位置と回転軸心から離れた第2位置との間で移動可能となるようにポンプホイールに支持されたローラと、が具備されるチューブポンプであって、ポンプフレームの底面部から高い位置にチューブを保持するチューブ保持部材を更に備え、チューブをチューブ保持部材によってポンプフレームの底面部に向けて保持し、チューブの側壁には長手方向に線状のマーキングが付され、チューブがねじれた状態でポンプフレームに組み付けられたかどうかを判別可能に構成されている。
【選択図】図13
【解決手段】チューブの外形を円弧状に規制するチューブ支持面を有し、チューブを支持面に沿って配置するポンプフレームと、駆動手段からの駆動力によって回転するポンプホイールと、ポンプホイールの回転軸心側の第1位置と回転軸心から離れた第2位置との間で移動可能となるようにポンプホイールに支持されたローラと、が具備されるチューブポンプであって、ポンプフレームの底面部から高い位置にチューブを保持するチューブ保持部材を更に備え、チューブをチューブ保持部材によってポンプフレームの底面部に向けて保持し、チューブの側壁には長手方向に線状のマーキングが付され、チューブがねじれた状態でポンプフレームに組み付けられたかどうかを判別可能に構成されている。
【選択図】図13
Description
本発明は、記録ヘッドのノズル開口の目詰まりを解消するキャッピング手段に負圧を供給するポンプユニットの構造に関する。
パーソナルコンピュータの発達によりグラフィック処理が比較的簡単に実行できるようになったため、ディスプレイに表示される例えばカラー画像のハードコピーを高品質で出力できる記録装置が求められている。
このような要求に応えるためにインクジェット記録ヘッドを搭載した記録装置が提供されている。このインクジェット式記録装置は、印刷時の騒音が小さく、しかも小さなドットを高い密度で形成できるため、カラー印刷を中心とした多くの印刷に使用されている。
このようなインクジェット式記録装置は、インクカートリッジからのインクの供給を受けるインクジェット式記録ヘッドと、記録用紙を記録ヘッドに対して相対的に移動させる紙送り手段を備え、印字信号に応じて記録ヘッドを移動させながら記録用紙にインク滴を吐出させてドットを形成することで記録が行われる。
このようにインクという液体を扱う関係上、記録ヘッドへのインクの充填や、またインク溶媒の揮散による目詰まりを防止するために、記録ヘッドからインクを強制的に吸引排出させる処理や、また印字データに関係がない駆動信号を供給して、非印字領域でヘッドのノズル開口からインク滴を吐出させる操作が行われる。
記録ヘッドの目詰まり解消や記録ヘッドのインクが流れる流路内に存在する気泡を除去するために行うインクの強制的な排出処理は、通常クリーニング操作と呼ばれ、記録装置の長時間の休止後に印刷を再開する場合や、またユーザが印字かすれ等の印字品質不良を解消するためにクリーニングスイッチを押圧した場合に実行される。
このクリーニング操作においては、記録ヘッドをキャッピング手段により封止して負圧を作用させることで、ヘッドのノズルよりインクを排出させ、その後にゴムなどの弾性板からなるワイピング部材により、ヘッドプレートをワイピングするシーケンスが実行される。
一方、記録ヘッドに駆動信号を印加してインクを吐出させる操作は、通常フラッシング操作と呼ばれ、クリーニング操作時にワイピング等で発生したヘッドのノズル開口近傍の不揃いのメニスカスを回復させたり、また印刷中にインク滴の吐出が少ないノズル開口の目詰まりを防止する目的で一定周期ごとに実行させる操作である。
ところで、前記したクリーニング操作において成される記録ヘッドへの負圧の印加は、吸引ポンプの駆動により実行される。この吸引ポンプは、比較的構造が簡単で小形化が図りやすい、いわゆるチューブポンプが使用されている(特許文献1等)。
図14は、従来のチューブポンプおよびワイピング部材の駆動ユニットの一例を示したものである。
ポンプユニット91は、その両外側にそれぞれ円筒部91a,91bが形成されたポンプフレーム91cを具備しており、この円筒部91a,91bにはそれぞれポンプホイール91d,91eが、モータの駆動力を得て、正転および逆転可能となるように配置されている。なお、ポンプホイール91d、91eの外周部には、前記駆動力を得るためのギャ部91d1が形成されている。
各ポンプホイール91d,91eには、一端が中心方向に、他端が外周方向に向けて伸びる2本の軸孔91fがそれぞれ設けられていて、ポンプホイール91d,91eの回転方向に応じてこれらの軸孔91fに軸支されたローラ91gを、中心方向に片寄らせるか、または外周方向に片寄らせるかできるように構成されている。そしてローラ91gによりチューブ91hを円筒部91a,91bとの間で加圧してしごく作用を行うポンプ作用と、チューブ91hを加圧しないレリース作用とを行わせるように構成されている。
図14に示した例においては、駆動モータに対する負荷を軽減するためにモータの一方向への回転駆動により、一方のポンプホイールに軸支されたローラが外周方向に片寄るポンプ作用を行い、またモータの他方向への回転駆動により、他方のポンプホイールに軸支されたローラが外周方向に片寄るポンプ作用を交互に行うように構成されている。
なお、前記各チューブ91hの一端は、記録ヘッドのノズル面を封止するキャッピング装置のインク吸引口にそれぞれ接続されていて、クリーニング指令を受けた場合においてポンプユニット91の駆動による負圧が、キャッピング装置のキャップ部材によって囲まれた内部空間に印加されるように構成されている。
一方、クリーニング部材駆動ユニット92は、ポンプホイール91dの回転軸にクラッチ板92aを介してクリーナカム92bが遊嵌されており、圧縮バネ92cによってクリーナカム92bがクラッチ板92aに圧接されるように構成されている。
そして、上部にクリーニング部材93が樹立されたスライドレバー92eがフレーム92dに対して水平方向に摺動できるように取り付けられており、このスライドレバー92eの一部に前記クリーナカム92bが係合されている。
前記クリーナカム92bは、ポンプホイール91dの一方向の回転によりクラッチ板92aを介して同方向に引きずられ、前記スライドレバー92eを一方の水平方向に移動させるように作用する。またクリーナカム92bは、ポンプホイール91dの他方向の回転によりクラッチ板92aを介して他方向に引きずられ、前記スライドレバー92eを他方の水平方向に移動させるように作用する。
従って、スライドレバー92eの上部に取り付けられた前記クリーニング部材93は、ポンプユニット91を駆動するモータの正転および逆転に応じて、記録ヘッドの移動経路上のワイピング位置に対して侵入または退避できるように作用し、クリーニング部材93のワイピング位置への侵入状態において記録ヘッドのノズル面を払拭するようにされる。
ところで、前記したようなチューブポンプにおいては、ローラ91gによってチューブ91hを扱くことによって負圧を発生させるものであり、この扱きによって、チューブ91hには変形、特に伸びが発生する。
この変形したチューブ91hは、図15に示すように、ポンプフレーム91cの底面部に当たり、前記底面部から遠ざかる方向、即ちポンプホイール91d方向へ浮き上がり、チューブ91hの一部がポンプホイール91dに接触した位置、あるいは近接した位置に移動する。また、近接した位置に移動したチューブ91hも、ローラによって扱かれる毎に徐々にポンプホイール91dに接触した位置まで移動する。なお、図中符号91iはローラ91gの下端部を支持するため、ポンプホイール91dに形成されたローラ支持部である。
そして、前記ローラ91gによって、ポンプホイール91dに接した位置、あるいは近接した位置にあるチューブ91hを扱くと、図16に示すように、チューブ91hの側壁はポンプホイール91dと接触し、ポンプホイール91dの回動によってその側壁は摩耗する。特に、前記したようにポンプホイール91dの外周部にはギャ部91d1が形成されているため、チューブ91hの側壁は前記ギャ部91d1との接触によって著しく摩耗する。
そして最終的にチューブ91hの側壁に亀裂が生じ、ポンプの負圧をキャップ装置に伝えることができず、インクの吸引を行うことができないという技術的課題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、チューブを扱いた際にも、ポンプホイールに接触することがなく、長期の使用におけるチューブの摩耗、亀裂を防止し、良好なインクの吸引を行うことができるチューブポンプを提供することを目的とするものである。
前記した目的を達成するためになされた本発明にかかるポンプユニットは、チューブと、前記チューブの外形を円弧状に規制するチューブ支持面を有し、前記チューブを前記支持面に沿って配置するポンプフレームと、駆動手段からの駆動力によって回転するポンプホイールと、前記ポンプホイールの回転軸心側の第1位置と回転軸心から離れた第2位置との間で移動可能となるようにポンプホイールに支持されたローラと、が具備され、前記ローラが前記チューブに沿って転動することにより該チューブをしごいて変形させることでチューブポンプとしての作用がなされるチューブポンプであって、前記ポンプフレームの底面部から高い位置にチューブを保持するチューブ保持部材を更に備え、前記チューブを前記チューブ保持部材によって前記ポンプフレームの底面部に向けて保持し、前記チューブの側壁には長手方向に線状のマーキングが付され、該チューブがねじれた状態で前記ポンプフレームに組み付けられたかどうかを判別可能に構成されていることを特徴とする。
また、前記チューブを前記ポンプフレームに取り付けた際に、前記チューブのマーキングが見えるように構成するのがよい。
このように、チューブの側壁に線状のマーキングが付されているため、ポンプユニットにチューブを取り付ける際、チューブの捩れを防止でき、その結果チューブの浮き上がりを防止することができる。
更に、本発明にかかるポンプユニットは、チューブの外形を円弧状に規制するチューブ支持面を有するポンプフレームと、駆動手段からの駆動力によって回転するポンプホイールと、前記ポンプホイールの回転軸心側の第1位置と回転軸心から離れた第2位置との間で移動可能となるようにポンプホイールに支持されたローラと、前記ポンプフレームの底面部から高い位置にチューブを保持するチューブ保持部材とが具備され、前記チューブをチューブ保持部材によって、ポンプフレームの底面部に向けて保持すると共に、前記ローラがポンプホイールの第2位置に移動した状態において、前記ローラをチューブに圧接して該チューブを変形させるように構成されていることを特徴とする。
このように前記ポンプフレームの底面部から高い位置にチューブを保持すると共に、ポンプフレームの底面部に向けて保持するチューブ保持部材が形成されているため、該チューブが変形した際に生ずる膨らみ部分はポンプフレームの底面部に接することはなく、またチューブがポンプホイール側に浮き上がることもない。その結果、チューブとポンプホイールとの接触を回避でき、チューブの側壁の摩耗、亀裂を防止できる。
また、チューブが、万一ポンプホイール側に浮き上がったとして、ポンプホイールまで距離があるため、チューブとポンプホイールとの接触を極力回避することができる。
また、前記保持部材に形成されたチューブを保持するチューブ挿通孔は、ポンプフレームの底面部に向けて傾斜した貫通口であることが好ましい。
このように、チューブ挿通孔は、ポンプフレームの底面部に向けて傾斜した貫通口とすることにより、万一ポンプホイール側に浮き上がったとして、ポンプホイールまで距離があるため、チューブとポンプホイールとの接触を極力回避することができる。
また、前記ローラがチューブを圧接してない非圧接状態において、前記ポンプフレームに形成されたチューブ支持面とチューブとの間に間隙が形成されていることが好ましい。このようにチューブ支持面とチューブとの間に間隙が形成されているため、ローラがチューブを圧接する圧接状態において、ローラによって伸ばされたチューブはポンプフレームのチューブ支持面に支持されることになり、ポンプホイール側へチューブの浮き上がりを防止することができる。万一浮き上がってもチューブとポンプホイールとの接触は極力回避することができる。
また、前記した目的を達成するためになされた本発明にかかるポンプユニットは、チューブの外形を円弧状に規制するチューブ支持面を有するポンプフレームと、駆動手段からの駆動力によって回転するポンプホイールと、前記ポンプホイールの回転軸心側の第1位置と回転軸心から離れた第2位置との間で移動可能となるようにポンプホイールに支持されたローラと、前記ローラの上下端部に形成された鍔部とが具備され、前記ローラがポンプホイールの第2位置に移動した状態において、前記ローラの上下端部に設けられた鍔部間においてチューブに圧接して該チューブを変形させるように構成されていることを特徴とする。
このように、前記ローラの鍔部間においてチューブに圧接して該チューブを変形させるように構成されているため、前記鍔部によってチューブはガイドされるため、チューブが浮き上がってもポンプホイールと接触することはない。
更に、前記した目的を達成するためになされた本発明にかかるポンプユニットは、チューブの外形を円弧状に規制するチューブ支持面を有するポンプフレームと、駆動手段からの駆動力によって回転するポンプホイールと、前記ポンプホイールの回転軸心側の第1位置と回転軸心から離れた第2位置との間で移動可能となるようにポンプホイールに支持されたローラと、前記ローラの上下端面に形成され、ポンプホイール側に位置する軸径をポンプフレーム側に位置する軸径よりも大きく形成されたローラ軸部とが具備され、前記ローラがポンプホイールの第2位置に移動した状態において、前記ローラを傾斜してチューブに圧接し、該チューブを変形させるように構成されていることを特徴とする。
このように、ローラの軸部の径が、ポンプフレーム側に位置する軸径よりもポンプホイール側に位置する軸径の方が大きく形成されているため、ローラのポンプホイール側の進みがポンプフレーム側よりも早くなり、ローラは傾いて回転移動する。その結果、チューブに対して、ローラからポンプフレーム側(下側)の力が作用するため、チューブの浮き上がりは防止され、チューブとポンプホイールとの接触は防止される。
また、前記した目的を達成するためになされた本発明にかかるポンプユニットは、チューブの外形を円弧状に規制するチューブ支持面を有するポンプフレームと、駆動手段からの駆動力によって回転するポンプホイールと、前記ポンプホイールの回転軸心側の第1位置と回転軸心から離れた第2位置との間で移動可能となるようにポンプホイールに支持されると共に、ポンプホイール側の径をポンプフレーム側の径よりも大きく形成した円錐台形状のローラとが具備され、前記ローラがポンプホイールの第2位置に移動した状態において、前記ローラの傾斜した外周面をチューブに圧接して該チューブを変形させるように構成されていることを特徴とする。
このように、ローラの径が、ポンプフレーム側の径よりもポンプホイール側の方が大きく形成されているため、チューブに対して、ローラからポンプフレーム側(下側)の力が作用する。その結果、チューブの浮き上がりを防止し、チューブとポンプホイールとの接触を防止する。
また、前記した目的を達成するためになされた本発明にかかるポンプユニットは、チューブの外形を円弧状に規制するチューブ支持面を有するポンプフレームと、駆動手段からの駆動力によって回転するポンプホイールと、前記ポンプホイールの回転軸心側の第1位置と回転軸心から離れた第2位置との間で移動可能となるようにポンプホイールに支持されたローラとが具備され、前記ポンプホイールの外形はポンプフレームの外形と略同じ、あるいはポンプフレームの外形より大きく形成され、前記ローラがポンプホイールの第2位置に移動した状態において、前記ローラをチューブに圧接して該チューブを変形させるように構成されていることを特徴とする。
このように、前記ポンプホイールの外形はポンプフレームの外形と略同じ、あるいはポンプフレームの外形より大きく形成されているため、チューブがポンプホイール側に浮き上がり、ポンプホイールとポンプフレームとの間の間隙に挟まれることはない。
また、ポンプホイールにギャ部が形成されている場合において、チューブがポンプホイール側に浮き上がっても、ポンプホイールのギャ部と接触することはなく、その結果、チューブの摩耗、破損を防止することができる。
また、前記した目的を達成するためになされた本発明にかかるポンプユニットは、チューブの外形を円弧状に規制するチューブ支持面を有するポンプフレームと、駆動手段からの駆動力によって回転するポンプホイールと、前記ポンプホイールの回転軸心側の第1位置と回転軸心から離れた第2位置との間で移動可能となるようにポンプホイールに支持されたローラと、前記チューブ支持面の上部に設けられ、前記チューブとポンプホイールとの間に介装された低摩擦部材とが具備され、前記ローラがポンプホイールの第2位置に移動した状態において、前記ローラをチューブに圧接して該チューブを変形させるように構成されていることを特徴とする。
このように、チューブとポンプホイールとの間に低摩擦部材を設けているため、チューブがポンプホイール側に浮き上がっても、ポンプホイールに直接接触することはなく、低摩擦部材と接触する。その結果、チューブの摩耗、破損を防止することができる。
以下、本発明にかかるポンプユニットについて、図に示す実施の形態に基づいて説明する。
図1は本発明が適用されたインクジェット式記録装置の全体構成を示すものである。図1において符号1はキャリッジであり、このキャリッジ1はタイミングベルト2の一部に結合されてモータ3の往復回転により駆動され、ガイド部材4に案内されてプラテン5に平行に移動するように構成されている。キャリッジ1の記録用紙6と対向する面には印刷領域側(図1における左側)に黒インクを吐出する記録ヘッド7が、また非印刷領域側にカラー印刷用の記録ヘッド8が搭載され、各記録ヘッド7,8は、それぞれ黒インクカートリッジ9、カラーインクカートリッジ10からインクの供給を受けて記録用紙6に対してインク滴を吐出することで印刷が行えるように構成されている。
非印刷領域に配置された11はキャッピング手段としてのキャッピング装置であり、黒インク用記録ヘッド7を封止するキャップ部材12と、カラーインク用記録ヘッド8を封止するキャップ部材13が同一のキャップホルダーに搭載されている。そして、後述するようにそれぞれが単独で駆動可能な2台のポンプユニット14A,14Bにチューブ15A,15Bを介して接続されている。
また、キャッピング装置11に隣接する印字領域側には、キャリッジ1の移動に伴ってキャリッジ1に搭載された前記記録ヘッド7,8のノズル開口面をワイピングする例えばゴム性のクリーニング部材17が配置されている。
そして、ヘッドクリーニング時において、前記記録ヘッド7,8はこのクリーニング部材17により、そのインク吸引前においてノズルプレートに付着している塵埃や紙粉などが除去され、またインク吸引後においてノズルプレートに付着しているインクが払拭される。このクリーニング部材17は、後述するクリーニング部材駆動ユニットにより記録ヘッド7,8の移動経路上のワイピング位置に対して侵入または退避できるように構成されている。
図2はキャッピング装置11の例を斜視図によって示したものである。このキャッピング装置11は、一方の記録ヘッド7を封止するキャップ部材12と、他方の記録ヘッド8を封止するキャップ部材13が上スライダ21上に搭載されている。なお、黒インク用記録ヘッド7のノズルプレートはカラーインク用記録ヘッド8のノズルプレートよりも若干小さいために、実際にはキャップ部材12はキャップ部材13に比較して若干小型に形成されるが、図2においてはほぼ同寸法で示している。
前記上スライダ21はフレーム22に対してレバー23を介して円弧状軌跡をもって立ち上げが可能となるように取り付けられた下スライダ24上に、いわゆる首振り可能となるように取り付けられている。これによりキャップ部材12,13が記録ヘッド7,8に対して下方向からそれぞれ平行に当接できるように構成されている。
そして、キャリッジ1がキャッピング装置11の直上に移動した際、キャリッジ1に配置された図示せぬ係合体が下スライダ24の一部に当接することで、下スライダ24はレバー23を介して立ち上がり、上スライダ21上に搭載されたキャップ部材12,13がキャリッジ1に配置された各記録ヘッド7,8を封止することができるように構成されている。
前記キャップ部材12,13は、それぞれ記録ヘッド7,8のノズル開口面を1つの空間で封止できるサイズに形成されており、これら各キャップ部材12,13に囲まれた内部空間はインク吸引口25,26に連通されている。そして、インク吸引口25,26には後述するポンプユニット14A,14Bの各チューブ15A,15Bが接続されて、クリーニング指令を受けた場合にはそれぞれポンプユニット14A,14Bによる負圧が適宜印加され、記録ヘッド7,8からインクを強制的に排出させることができるように構成されている。
一方、キャップ部材12,13の下底部にはチューブ27A,27Bの一端が接続されており、これら各チューブ27A,27Bの他端は弁部材28の大気開放口29,30に連通されている。
キャップ部材12,13が記録ヘッド7,8を封止できる位置まで移動したとき、弁部材28が位置する領域には、バネ31により弁部材28側に常時付勢されて弁部材28に弾接する弁体32が配置されており、大気開放口29,30と弁部材28とによって大気開放バルブV1,V2を形成している。
そしてポンプユニット14A,14Bのポンプ動作と大気開放バルブV1,V2との動作タイミングを図ることにより、各キャップ部材12,13に囲まれた内部空間への大気の導入およびインクの吸引動作がなされるように構成されている。
次に図3は各キャップ部材12,13に囲まれた内部空間を吸引するためのポンプユニットの実施の形態を断面図によって示したものである。なお、ポンプユニットは図1に示す印刷装置においては2台搭載されているが、いずれも同一の構成とされており、従って図3においてはそのうちの1つのポンプユニット14Aの例を示す。
このポンプユニット14Aには、チューブの外形を円弧状に規制するチューブ支持面41を有する硬質合成樹脂により形成されたポンプフレーム42が具備されている。前記チューブ支持面41は円弧状の周角度θaがほぼ180度程度となるように形成されており、一端が前記キャッピング装置11のインク吸引口25に接続され、他端が図示せぬ排インクタンクに接続されたチューブ15Aが、前記チューブ支持面41に沿って配置されている。
チューブ支持面41によって囲撓された円弧の中心点には、後述する駆動手段としてのポンプモータからの駆動力によって、回転する円盤状のポンプホイール43が配置されている。このポンプホイール43には、ポンプホイールの回転軸心43Aに対称に位置するように2つのローラ支持溝44A,44Bが穿設されており、これらローラ支持溝44A,44Bは、円柱状に形成された一対のローラ45A,45Bの支軸45a,45bを遊転自在に支持している。なお、このポンプホイール43には図示しないが、その外周部にはギャ部43aが形成されている。
そしてそれぞれのローラ45A,45Bが、ポンプホイール43の回転軸心43A側の第1位置Eと、回転軸心から離れた第2位置Fとの間で移動可能となるように、ホイール43の回転軸心から放射方向に折曲した各ローラ支持溝44A,44Bが形成されている。
前記ポンプホイール43には、回転軸心43Aを対称点として一対の切欠部46A,46Bが形成されており、この切欠部46A,46Bにはそれぞれ付勢部材としてのU字状のバネ47A,47Bの一端部が係合されている。これら一対のバネ47A,47Bの他端部は小径のU字状屈曲部に成され、この屈曲部はそれぞれローラ45A,45Bの支軸45a,45bに係合している。そして、一対のバネ47A,47Bはホイール43に配置された突起部48A,48Bにそれぞれ係止されて、前記各ローラ45A,45Bをポンプホイール43の第1位置E方向に付勢するように構成されている。
前記チューブ15Aは、ポンプフレーム42に設けられたチューブ保持部材50によって保持されている。このチューブ保持部材50は、図5に示すように、ポンプフレーム42の底面部から一段高い位置に形成された保持面部50a上に設けられ、しかもチューブ15Aをポンプフレーム42の底面部に向けて保持するようになしている。
したがって、ローラ45A,45Bによって扱かれることによって生ずるチューブ15Aの膨らみは、この段差によって吸収され、前記膨らみ部分がポンプフレーム42の底面部に接することはない。その結果、チューブ15Aの一部が、ポンプホイール方向へ浮き上がり、ポンプホイールに接触することもなく、チューブ15Aの側壁の摩耗、破損は防止される。しかもチューブ15Aをポンプフレーム42の底面部に向けて保持するようになしているため、万一チューブ15Aがポンプフレーム42側に弛んだとしても、その弛み量を極力抑えることができる。
なお、チューブ15Aは、前記チューブ支持面41に沿って配置されているが、好ましくは、チューブ15Aの側壁とチューブ支持面41との間に、チューブ15Aの伸びを考慮した間隙51を形成するのが良い。このように間隙51が形成されている場合、ローラ45A、45Bの圧接によりチューブ15Aが伸びたとしても、回転中心方向に向かう力が大きいため、ポンプホイール方向へ浮き上がりを極力抑制するこことができる。
また、前記ポンプフレーム42の一部には、軸49が樹立されており、この軸49には第1アーム55の一端が回動可能に取り付けられている。第1アーム55の他端には、カム機構56を構成するカム面57に対接する接合子55aが取り付けられている。そして、アーム55はポンプフレーム42の一部に取り付けられたコイル状のバネ58によって牽引され、接合子55aはカム機構56の駆動によりカム面57に沿って上下に移動されるように構成されている。
前記第1アーム55には第2アーム59Aが一体に取り付けられており、第2アーム59Aの先端部には円弧状に屈曲されたローラガイド59Bが取り付けられている。このローラガイド59Bは、カム機構56によって駆動される第1アーム55および第2アーム59Aを介してローラ45A,45Bの移動軌跡内に進退されるように作用する。
そして、カム機構56におけるカム面57の形状(山部分)によってローラガイド59Bがローラ45A,45Bの移動軌跡内に侵入した状態においては、ポンプホイール43の矢印D方向への回転によりローラガイド59Bの先端部がローラ45A,45Bの側壁面に当接し、各ローラ45A,45Bをポンプホイール43の回転軸心43a側の第1位置Eから、回転軸心から離れた第2位置F方向に引きずるように作用する。
これにより、ローラ45A,45Bはバネ47A,47Bの付勢力に抗して第2位置Fの軌跡に移動し、チューブ支持面41に沿って配置された前記チューブ15Aに圧接する。
こうしてローラ45A,45Bがチューブ15Aに圧接すると、その摩擦によりローラ45A,45Bは第2位置Fに保持され、前記チューブ15Aを変形させつつ、前記周角度θaの範囲においてチューブ15Aに沿って転動する。このような作用により、チューブ15Aはローラ45A,45Bによってしごかれてチューブポンプとしての作用がなされる。そして、ローラ45A,45Bは前記周角度θaの範囲を脱すると、バネ47A,47Bの付勢力によって第1位置Eに復帰する。
このとき、チューブ15Aはチューブ支持面41の底面部から一段高い位置に形成された保持面部50aに保持されているため、ローラ45A,45Bによって扱かれたチューブ15Aの膨らみは前記段差によって吸収され、前記膨らみ部分はポンプフレーム42の底面部と接しないため、チューブ15Aは、ポンプホイール側へ浮き上がることもない。しかもチューブ15Aをポンプフレーム42の底面部に向けて保持するようになしているため、万一チューブ15Aがポンプフレーム42側に弛んだとしても、その弛み量を極力抑えることができる。
一方、カム機構56におけるカム面57の形状(谷部分)によってローラガイド59Bがローラ45A,45Bの移動軌跡内に侵入しない状態においては、ローラガイド59Bによる前記したような作用は発生せず、各ローラ45A,45Bはバネ47A,47Bの付勢力によって第1位置Eに保持されたままとなり、ポンプ作用は呈しない。すなわち、ポンプユニット14Aはカム機構56におけるカム面57の山または谷に応じてホンプ作用の動作および不動作が制御される。
なお前記ローラガイド59Bは、チューブの外形を円弧状に規制するチューブ支持面41を避けた位置、好ましくは図3に示すようにポンプホイール43の回転方向に向かったチューブ支持面41の直前位置に配置される。これによりローラガイド59Bによる各ローラ45A,45Bの誘導を軽負荷で行うことができ、動作の信頼性を向上させることができる。
次に図4は、記録装置における駆動力伝達機構の例を示したものである。搬送ローラ軸61は一端に歯車62を有し、駆動手段としての紙送りモータ63の軸上のピニオン64からアイドラ65を介して駆動され、また給紙ローラ軸66は、一端に歯車67を有し、クラッチ機構を構成する歯車68を介して前記ローラ軸61に取り付けられた歯車62と係合して回転されるように構成されている。そして、クラッチ機構を構成する歯車68は、常時は図示しないバネにより図4に示すように歯車62,67から離れた位置を保持し、またキャリッジ1に押された場合には、軸方向に移動して歯車62,67を接続し、給紙ローラ軸66が駆動されるように構成されている。
一方、紙送りモータ63のピニオン64からアイドラ69を介して、歯車70を保持する軸71が回転されるように構成されており、この軸71には第1クラッチ72および第2クラッチ73が配置されている。
第1クラッチ72は、軸71に直結され摺動片72bを備えたクラッチ盤72aと、端盤72dとの間で拡開方向に付勢されるコイル状バネ72eにより、摺動片72bに当接されて駆動される被駆動クラッチ盤72cより構成されている。そして、被駆動クラッチ盤72cは後述するワイピング部材の駆動ユニットを構成している。
一方、第2クラッチ73は、軸71に直結され摺動片73bを備えたクラッチ盤73aと、端盤73dとの間で拡開方向に付勢されるコイル状バネ73eにより、摺動片73bに当接されて駆動される被駆動クラッチ盤73cより構成されている。そして、被駆動クラッチ盤73cには、カム機構を構成する第1カム56Aおよび第2カム56Bが結合されている。
なお図4に示す例においては、2つのポンプユニット14A,14Bを駆動させる駆動系を示しており、各ポンプユニットの前記したローラガイド59Bの位置を制御する第1アーム55A,55Bが第1カム56Aおよび第2カム56Bによってそれぞれ位置制御がなされるように構成されている。
そして前記2つのポンプユニット14A,14Bは、一方向に回転駆動される駆動手段としてのポンプモータ74のピニオン75からアイドラ76を介して、歯車77を保持する軸78によって回転駆動されるように構成されている。これにより2つのポンプユニット14A,14Bのそれぞれに具備された各ポンプホイール43が図3に示す矢印D方向に回転駆動される。
以上説明したように、チューブ15Aはポンプフレーム42の底面部から一段高い位置に形成された保持面部50a上に保持され、しかもチューブ15Aをポンプフレーム42の底面部に向けて保持するようになしているため、ローラ45A,45Bによって扱かれたチューブ15Aの膨らみ部分は前記段差によって吸収され、前記膨らみ部分はポンプフレーム42の底面部に接せず、チューブ15Aは、ポンプホイール方向へ浮き上がることはない。また、万一前記膨らみ部分がポンプフレーム42の底面部に接し、チューブ15Aがポンプフレーム42側に浮き上がったとしても、その浮き上がり量を極力抑えることができる。その結果、チューブ15Aは、ポンプホイールと接しないため、チューブ15Aの摩耗、破損は防止される。
次に、チューブのポンプホイール方向への浮き上がりを防止し、チューブの摩耗、破損を防止する構成の他の実施形態について、図6乃至図13に基づいて説明する。
図6に示す実施形態にあっては、前記チューブ15Aは、ポンプフレーム42に設けられたチューブ保持部材51A、51Bによって保持されている。このチューブ保持部材51Aは、図5に示した場合と同様に、ポンプフレーム42の底面部から一段高い位置に形成された保持面部50a上に設けられている。また、チューブ保持部材51Bのチューブガイド部51bはポンプフレーム42の底面側(下方)に向けて開口しており、チューブ15Aはポンプフレーム42の底面部方向に配される。
したがって、チューブ15Aがローラ45A,45Bによって扱かれ、膨らんでも、その膨らみ部分はこの段差によって吸収され、その膨らみ部分がポンプフレーム42の底面部と接しないため、チューブ15Aが、ポンプホイール43方向へ浮き上がり、ポンプホイール43と当接することはない。その結果、チューブ15Aの側壁の摩耗、損傷は防止される。また、万一前記膨らみ部分がポンプフレーム42の底面部に接し、チューブ15Aがポンプフレーム42側に浮き上がったとしても、その浮き上がり量を極力抑えることができる。
なお、図7(a)に示すように、保持面部50aを設けることなく、ポンプフレーム42の底面部から立設した2つの保持部材51A、51Bによってチューブ15Aを保持してもよい。この場合においても、図7(b)に示すように、チューブガイド部51bは下方に向けて開口しており、チューブ15Aはチューブ支持面41の底面部方向に配されるのが好ましい。
また、図8に示した実施形態にあっては、ローラ45A,45Bの上下端部に鍔部を形成した鍔付きローラ52とし、ポンプホイール43方向へ浮き上がったチューブ15Aがポンプホイール43と接しないようにしたものである。なお、図中の43aはポンプホイール43の外周部に形成されたギャ部である。また、43bは、前記ローラ52の下端部を支持するためにポンプホイール43に形成されたローラ支持部である。
この実施形態にあっては、ローラ52の鍔部とチューブ15Aとの間の摩耗が問題となるが、ポンプホイール43に形成されたギャ部43aとの接触による摩耗と比べて、かなり抑制することができる。
更に、図9に示した実施形態は、ローラの軸径を変化させた例であって、図に示すようにローラ52の軸径を、ポンプフレーム側52cよりポンプホイール側52bを大きく形成した点に特徴がある。
このようにローラ52の軸径を異ならしめているため、ローラ52のポンプホイール43側の進みがポンプフレーム42側より早くなり、ローラ52は傾いて回転移動する。その結果、チューブ15Aに対して下向きの力が作用するため、チューブ15Aのポンプホイール43方向の浮き上りが防止され、ポンプホイール43との接触は防止され、チューブ15Aの摩耗損傷は防止される。
また、図10に示した実施形態にあっては、ローラの径を変化させた例であって、ローラ52の径をポンプフレーム42側よりポンプホイール43側を大きく形成した点に特徴がある。すなわち、前記ローラ52は円錐台形状をなしている。
このようにローラ52は円錐台形状をなしているため、前記した図9に示した場合と同様に、チューブ15Aに対して下向きの力が作用する。その結果、チューブ15Aのポンプホイール方向の浮き上りが防止され、チューブとポンプホイールとの接触は防止され、チューブの摩耗損傷は防止される。
また、図11に示した実施形態にあっては、ポンプホイール43の外形をポンプフレーム42と略同じ、あるいは大きく形成し、チューブ15Aのポンプホイール方向に浮き上り、チューブ15Aがポンプフレーム42とポンプホイール43との間に挟まれないように構成されている点に特徴がある。また、ポンプホイール43の外形をポンプフレーム42と略同じ、あるいは大きく形成することによって、ポンプホイール43の外周部にギャ部43aが形成された場合には、チューブ15Aと直接、接触しないように構成した点に特徴がある。
その結果、チューブ15Aが、ポンプフレーム42とポンプホイール43との間に挟まれるという事故を防止できる共に、チューブ15Aがポンプホイールに接触したとしても、従来に比べてチューブの摩耗損傷を抑制することができる。
また、図12に示した実施形態にあっては、図11に示した場合と同様、ポンプホイール43の外形をポンプフレーム42と略同じ、あるいは大きく形成し、例えチューブ15Aのポンプホイール方向に浮き上り、チューブ15Aがポンプホイール43と接触しても、ギャ部43aとチューブ15Aとが接触しないように形成されている。更に、この実施形態にあっては、低摩擦部材53をポンプホイール43とチューブ15Aとの間に介装した点に特徴がある。
その結果、チューブ15Aのポンプホイール方向に浮き上がっても、チューブ15Aは低摩擦部材53と接触するため、従来に比べて摩耗損傷を抑制することができる。
なお、上記した実施形態において、チューブ15Aをポンプフレームに組み付ける際、チューブ15Aがねじれた状態で組み付けられると、チューブ15Aのポンプホイール方向に浮き上りが、一層増大する。そのため、図13に示すように取り付け状態を判別するために、チューブ15Aの側壁に線状のマーキング54を付するのがよい。
以上の説明で明らかなとおり、本発明にかかるポンプユニットによれば、ポンプユニット内のチューブは扱かれた際にも、ポンプホイールと接触することがないため、チューブの摩耗、破損は防止される。その結果、良好なインク吸引を行うことができ、インクを最適な状態に維持することができる。
1…キャリッジ、6…記録用紙、7,8…記録ヘッド、11…キャッピング装置、12,13…キャップ部材、14A,14B…ポンプユニット、15A,15B…チューブ、17…クリーニング部材、41…チューブ支持面、42…ポンプフレーム、43…ポンプホイール、43a…ギャ部、43b…ローラ支持部、44A,44B…ローラ支持溝、45A,45B…ローラ、47A,47B…バネ(付勢部材)、50…チューブ保持部材、51A,51B…チューブ保持部材、52…ローラ、52a…鍔部、52b…ローラ軸部、52c…ローラ軸部、53…低摩擦部材、54…マーキング、55,55A,55B…第1アーム、56,56A,56B…カム機構(選択手段)、59A…第2アーム、59B…ローラガイド、61…搬送ローラ軸、63…紙送りモータ(駆動手段)、66…給紙ローラ軸、72…第1クラッチ、73…第2クラッチ、74…ポンプモータ(駆動手段)、81…ワイピング部材の駆動ユニット、E…第1位置、F…第2位置。
Claims (2)
- チューブと、
前記チューブの外形を円弧状に規制するチューブ支持面を有し、前記チューブを前記支持面に沿って配置するポンプフレームと、
駆動手段からの駆動力によって回転するポンプホイールと、
前記ポンプホイールの回転軸心側の第1位置と回転軸心から離れた第2位置との間で移動可能となるようにポンプホイールに支持されたローラと、
が具備され、
前記ローラが前記チューブに沿って転動することにより該チューブをしごいて変形させることでチューブポンプとしての作用がなされるチューブポンプであって、
前記ポンプフレームの底面部から高い位置にチューブを保持するチューブ保持部材を更に備え、
前記チューブを前記チューブ保持部材によって前記ポンプフレームの底面部に向けて保持し、
前記チューブの側壁には長手方向に線状のマーキングが付され、該チューブがねじれた状態で前記ポンプフレームに組み付けられたかどうかを判別可能に構成されていることを特徴とするチューブポンプ。 - 前記チューブを前記ポンプフレームに取り付けた際に、前記チューブのマーキングが見えることを特徴とする請求項1に記載のチューブポンプ。
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JP2011122356A (ja) * | 2009-12-10 | 2011-06-23 | Inax Corp | 自動水栓 |
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- 2008-07-03 JP JP2008174273A patent/JP2008281009A/ja active Pending
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