JP2008280836A - 傾斜面作業車及び傾斜面作業設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】万が一のワイヤーロープ切断が起こっても、傾斜面作業車の滑落事故を防止することのできる傾斜面作業車、傾斜面作業設備、及び傾斜面作業車の吊下方法を提供する。
【解決手段】傾斜面作業車吊下用のワイヤーロープ4をウインチ70により巻回することによって傾斜面6を移動する傾斜面作業車2であって、傾斜面作業車の前方部分に設けられて、ワイヤーロープが掛け渡される作業車側滑車34と、作業車側滑車をはさんで左右の前方において傾斜面作業車にそれぞれ配置されてワイヤーロープをクランプする左右のクランプ手段と、左右のクランプ手段によるワイヤーロープのクランプを解除する左右のクランプ解除手段と、を有する左右のクランプ装置40と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、山腹の斜面での土木作業に用いられる傾斜面作業車及び傾斜面作業設備に関し、詳細には、万が一、傾斜面作業車を吊り下げているワイヤーロープの切断が起こった場合でも、傾斜面作業車の滑落事故を防止するワイヤーロープクランプ装置に関する。
ブルドーザーやバックホウ等の傾斜面作業車を用いて山肌等の急斜面で土木作業する場合、急斜面の上位地点(例えば立木やアンカー杭)にワイヤーロープの末端を固定するとともにワイヤーロープに傾斜面作業車を吊り下げて、傾斜面作業車の吊り下げられたワイヤーロープの基端をウインチ等の巻回装置で巻き取ることによって傾斜面作業車を急斜面に沿って上下左右に移動させるという急な傾斜面での土木作業が行われている。(例えば、特許文献1を参照。)
ところで、エレベータ等の人荷輸送用の昇降機械には、万が一のワイヤーロープ切断の場合も考慮して、非常止め装置や調速機等の安全装置が何重にも組み込まれている。これに対して、ブルドーザーやバックホウ等の重量のある傾斜面作業車がワイヤーロープだけで吊り下げられているという危険な状況である。作業対象領域である傾斜面にはゴツゴツとした岩肌が露出していることが多いのでワイヤーロープが岩肌に擦れることによってワイヤーロープの切断が起こる危険性がある。したがって、傾斜面作業車には人荷輸送用の昇降機械(エレベータ)よりも切断・落下の危険性が高いと言うことができる。
多くのワイヤーロープで傾斜面作業車を吊り下げることによって安全性をアップさせることも可能である。しかしながら、急な傾斜面での土木作業では、傾斜面の上下方向(縦方向)の移動に加えて左右方向(横方向)への移動を行うという独特の作業が要求される。したがって、傾斜面の左右方向(横方向)への移動のために、急な傾斜面でのワイヤーロープ固定場所の移動が必要になり、そのような急な傾斜面でのワイヤーロープの付け替えが非常に煩雑で危険であるので、できるだけ少ないワイヤーロープで吊り下げたいという要望がある。
少ないワイヤーロープで吊り下げた場合、万が一、ワイヤーロープの切断が起こると、重量物の傾斜面作業車が一気に傾斜面の下まで滑落してしまう。傾斜面作業車の滑落事故が起こってしまうと、傾斜面作業車に作業者が搭乗している場合には、作業者の命に関わる大問題となる。また、傾斜面作業車に作業者が搭乗していない場合であっても、急な傾斜面の下方に位置する作業対象領域外の敷地や道路や家屋や人間等に甚大な被害をもたらす危険性がある。傾斜面作業車による作業には安全衛生上このような重大な問題を有しているにもかかわらず、何らの対策もなされていないという現状がある。
特開2003−27520号公報
したがって、本発明の解決すべき技術的課題は、万が一のワイヤーロープ切断が起こっても、傾斜面作業車の滑落事故を防止することのできる傾斜面作業車、傾斜面作業設備、及び傾斜面作業車の吊下方法を提供することである。
上記技術的課題を解決するために、本発明によれば、
傾斜面作業車吊下用のワイヤーロープを傾斜面作業車の車外に設置されたウインチにより巻回することによって傾斜面を移動する傾斜面作業車であって、
傾斜面作業車の前方部分に設けられて、前記ワイヤーロープが掛け渡される作業車側滑車と、
前記作業車側滑車をはさんで左右の前方において傾斜面作業車にそれぞれ配置されてワイヤーロープをクランプする左右のクランプ手段と、前記左右のクランプ手段によるワイヤーロープのクランプを解除する左右のクランプ解除手段と、を有する左右のクランプ装置と、を備えることを特徴とする傾斜面作業車が提供される。
上記構成によれば、傾斜面作業車の前方部分に設けられた作業車側滑車に掛け渡されたワイヤーロープを傾斜面作業車の車外に設置されたウインチで巻回すことによって、傾斜面作業車が傾斜面を登坂又は降坂することができるが、作業車側滑車をはさんで左右の前方にそれぞれ配置された左右のクランプ手段が、登坂又は降坂を含んだ走行を行わないときにワイヤーロープの両側をクランプすることによって、万が一、ワイヤーロープの切断が起こったとしても、いずれか一方のワイヤーロープに傾斜面作業車が吊り下がることができるために傾斜面作業車の滑落事故を防止することができる。また、作業車側滑車に設けられた作業車側滑車は、動滑車として機能するので、ワイヤーロープへの負荷が低減されるために、巻回能力の小さなウインチを使用することができる。また、左右にクランプ装置を有することから、重量バランスが良好であるという特長を有する。
また、本発明によれば、
傾斜面作業車吊下用のワイヤーロープを傾斜面作業車の車外に設置されたウインチにより巻回することによって傾斜面を移動する傾斜面作業車であって、
傾斜面作業車の前方部分に設けられて、前記ワイヤーロープが掛け渡される作業車側滑車と、
前記作業車側滑車をはさんで前方の左右のいずれか一方において傾斜面作業車に配置されてワイヤーロープをクランプするクランプ手段と、前記クランプ手段によるワイヤーロープのクランプを解除するクランプ解除手段と、を有するクランプ装置と、を備えることを特徴とする傾斜面作業車が提供される。
上記構成によれば、作業車側滑車を挟んでワイヤーロープをU字状に折り返すようにしているので、左右のいずれか一方に配設されたクランプ装置でワイヤーロープをクランプすることによってワイヤーロープの左側又は右側の切断による滑落事故を回避することができる。
作業車側滑車を挟んでワイヤーロープをU字状に折り返しているので、最低限一つのクランプ装置でその目的を達成することができるが、クランプ装置の万が一の不具合発生を考慮すれば、複数のクランプ装置を備えることが好適である。
ランプ手段の前方部分には、ワイヤーロープを案内するためのガイドローラが設けられている。
傾斜面作業車の吊り下げ位置に従って大略V字状のワイヤーロープがなす角度が変動するが、上記構成によれば、ガイドローラを介在させることによりワイヤーロープを一定の角度でクランプ装置に導くことができるので、ワイヤーロープのクランプ動作を安定して行うことができる。
ワイヤーロープをクランプするための加圧手段として、油圧力や電磁力やばね弾性力等の様々な形態が利用可能であるが、油圧力や電磁力の発生には電気やエンジン等の外部動力を必要とし、万が一電気やエンジン等の外部動力が寸断された場合では、クランプ装置が機能しなくなる。そこで、万が一電気やエンジン等の外部動力が寸断された場合でも、クランプ装置が機能するように、機械的なばね弾性力を利用することが好適である。そこで、クランプ装置のクランプ手段は、対向する二つの圧接体の間に配置されたワイヤーロープを、てこの原理を用いて反ワイヤーロープ側にばねの弾性力を付勢する機械的クランプ手段であり、前記クランプ装置のクランプ解除手段は、前記機械的クランプ手段によるクランプ力に対して逆方向のクランプ解除力を印加する油圧手段であることが好ましい。
反ワイヤーロープ側から付勢される弾性力としてはコイルばねや板ばねでも利用可能であるが、小スペースでも大きな弾性力を発揮するように、積層された皿ばねが好適である。
傾斜面作業車が急な傾斜面を移動するためには傾斜面に対する大きなグリップ力が必要となるので、傾斜面作業車を駆動する駆動無限軌道は、脱着式突出体を備えることが好適である。
作業対象の傾斜面は、倒木等の様々な障害物が存在しているために、傾斜面作業車を吊り上げるときの抵抗になることに加えて、上から岩石等が転がり落ちてくることもあるために、クランプ装置に不測のダメージを与えることがある。そこで、作業車側滑車のさらなる前方に、障害物除去用及び落石衝突防止用のガード部材を備えてなることが好適である。
上述した傾斜面作業車は、
傾斜面作業車を吊り下げるワイヤーロープと、
作業対象領域よりも上位に位置する末端側固定場所に対してワイヤーロープの末端を固定するための末端側固定手段と、
作業対象領域よりも上位に位置し且つ前記末端側固定場所から横方向に所定距離離れたところに位置する基端側固定場所に設置されて、ワイヤーロープの基端側に接続されるウインチと、を備える傾斜面作業用設備に使用される。
上記構成によれば、ウインチを末端側固定場所と大略同じ高さに設置して、ウインチの巻回によって作業車を移動させることができる。
また、上述した傾斜面作業車は、
傾斜面作業車を吊り下げるワイヤーロープと、
作業対象領域よりも上位に位置する末端側固定場所に対してワイヤーロープの末端を固定するための末端側固定手段と、
作業対象領域よりも上位に位置し且つ前記末端側固定場所から横方向に所定距離離れたところに位置する基端側固定場所に設置された基端側滑車と、
ワイヤーロープの基端側に接続されるウインチと、を備える傾斜面作業用設備に使用される。
上記構成によれば、ウインチの側に位置する基端側固定場所に配設された基端側滑車を介して、ワイヤーロープがウインチに接続されていることによって、ウインチをかなりの下方位置に設置することができるので、重量物であるウインチの設置作業が軽減される。
ブルドーザーやバックホウ等の傾斜面作業車は、一般に重量物である。重量物である傾斜面作業車が吊り下げられる末端側固定場所や基端端側固定場所には、非常に大きな荷重が負荷される。そのために、それら固定場所の固定物に使用する立木が小さなものしか生えていない場所では、大きな荷重の負荷に耐えることができる強度を持ったアンカーボルトなどを設置しなければならないため、そのための時間と費用が掛かる。そこで、小さな荷重の負荷にしか耐えない強度の立木でも使用することができるようにするために、末端側固定場所と基端側固定場所との間に位置する中間固定場所に配設されて作業車側滑車に対向する中間滑車を介して、ワイヤーロープが掛け渡されていることが好ましい。固定場所の固定物に負荷される荷重が分散されるために、小さな荷重の負荷にしか耐えることのできない低耐荷重の立木等でも使用することができるようになり、固定場所の固定物(立木やアンカーボルト)の選択幅が拡大する。
そして、中間滑車を介してワイヤーロープを掛け渡す場合、
作業車側滑車は、上下に積層された第一滑車と第二滑車とから構成され、
前記末端側固定場所と基端側固定場所との間に位置する中間固定場所であって作業車側滑車に対向する位置に中間滑車が配設され、
前記ワイヤーロープは、ウインチ側から順に、第一滑車、中間滑車、そして第二滑車に掛け渡されたあと、末端側固定場所に固定される。
また、中間滑車を介してワイヤーロープを掛け渡す場合、
末端側固定場所と基端側固定場所との間に位置する中間固定場所であって作業車側滑車に対向する位置に中間滑車が配設され、
前記中間滑車は、上下に積層された第三滑車と第四滑車とから構成され、
ワイヤーロープは、ウインチ側から順に、第三滑車、作業車側滑車、そして第四滑車に掛け渡されたあと、末端側固定場所に固定される。
土木作業や傾斜面作業車の移動等の傾斜面作業車に関する諸動作は、リモコンによって遠隔操作されるか又は手動によって直接操作される。
さらに、本発明によれば、
傾斜面作業車吊下用のワイヤーロープをウインチにより巻回することによって傾斜面を移動する傾斜面作業車の吊下方法であって、
前記傾斜面作業車は、
傾斜面作業車の前方部分に設けられて前記ワイヤーロープが掛け渡される作業車側滑車と、
前記作業車側滑車をはさんで左右の前方において傾斜面作業車にそれぞれ配置されて、ワイヤーロープのクランプ、又はワイヤーロープのクランプ解除を行うことのできる左右のクランプ装置と、を備えてなり、
傾斜面作業車の移動時には、ワイヤーロープのクランプ解除が行われ、その結果、傾斜面作業車が作業車側滑車を介して吊下げられ、
傾斜面作業車の非移動時には、ワイヤーロープのクランプが行われ、その結果、傾斜面作業車が左右のクランプ装置を介して吊下げられることを特徴とする、傾斜面作業車の吊下方法が提供される。
さらにまた、本発明によれば、
傾斜面作業車吊下用のワイヤーロープをウインチにより巻回することによって傾斜面を移動する傾斜面作業車の吊下方法であって、
前記傾斜面作業車は、
傾斜面作業車の前方部分に設けられて前記ワイヤーロープが掛け渡される作業車側滑車と、
前記作業車側滑車をはさんで前方の左右のいずれか一方において傾斜面作業車に配置されて、ワイヤーロープのクランプ、又はワイヤーロープのクランプ解除を行うことのできるクランプ装置と、を備えてなり、
傾斜面作業車の移動時には、ワイヤーロープのクランプ解除が行われ、その結果、傾斜面作業車が作業車側滑車を介して吊下げられ、
傾斜面作業車の非移動時には、ワイヤーロープのクランプが行われ、その結果、傾斜面作業車がクランプ装置を介して吊下げられることを特徴とする、傾斜面作業車の吊下方法が提供される。
以下に、本発明の一実施形態に係る傾斜面作業車2、当該傾斜面作業車2を含む傾斜面作業用設備1、当該傾斜面作業車2を用いた土木作業方法について、図1乃至20を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る傾斜面作業車2の全体構成を説明する側面図である。図2は、図1に示した傾斜面作業車2の前方部分を拡大した側面図である。図3は、図2に示した傾斜面作業車2の前方部分を拡大した平面図である。図4は、傾斜面作業車2の作業中(ワイヤーロープ4のクランプ中)の使用形態を示す側面図である。図5は、傾斜面作業車2の移動中の使用形態を示す側面図である。図6は、本発明の一実施形態に係る傾斜面作業車2のクランプ装置40を説明する平面図である。図7は、図6に示したクランプ装置40の正面図である。図8は、図6に示したクランプ装置40の側面図である。図9は、クランプ装置40によるワイヤーロープ4のクランプ状態を説明する図である。図10は、クランプ装置40によるワイヤーロープ4の非クランプ状態(解放状態)を説明する図である。図11は、第一形態に係るワイヤーロープ4の掛け渡しを説明する図である。図12は、第二形態に係るワイヤーロープ4の掛け渡しを説明する図である。図13は、第三形態に係るワイヤーロープ4の掛け渡しを説明する図である。図14は、傾斜面作業車2の駆動無限軌道18を示す模式的側面図である。図15は、図14に示した駆動無限軌道18の要部拡大図である。図16は、傾斜面作業車2の他の駆動無限軌道18を示す要部拡大図である。図17は、図3に対応したクランプ装置40の配置を示す模式図である。図18は、第四形態に係るクランプ装置40の配置を示す模式図である。図19は、第五形態に係るクランプ装置40の配置を示す模式図である。図20は、第六形態に係るクランプ装置40の配置を示す模式図である。
まず、図1を参照しながら、傾斜面作業車2の全体構成を説明する。
ブルドーザーやバックホウ等の傾斜面作業車2は、ブームアーム20が回動自在に取付られた本体10と、本体10の下部に配置されて駆動無限軌道18を有する車台と、ワイヤーロープ4が掛け渡される作業車側滑車34とワイヤーロープ4をクランプするクランプ装置40とを有するブレード30と、を備えている。
駆動無限軌道18は、図14乃至16に示すように、起動輪、転輪、誘導輪を囲むように複数個の無限軌道帯60が連結された環状体である。各履板62は無限軌道帯60に組み付けられており、無限軌道帯60は連結ピン64によって連結されている。無限軌道帯60を起動輪で駆動することによって傾斜面6での傾斜面作業車2の移動を可能にする。履板62は、通常、鉄系合金等の剛性材料から構成されている。各履板62には、路面損傷防止用のゴムパッドの着脱を可能とする複数の取付穴65が設けられている。水平面8に対する傾斜面6の傾斜角度が小さいときには、履板62だけでも登坂や降坂等の移動が可能であるが、傾斜面6の傾斜角度が45度を超えるような急斜面であるときには、履板62だけで登坂や降坂等の移動を行うことは困難である。
そこで、急な傾斜面6でも登坂や降坂等の移動が可能となるように、複数個の脱着式スパイク61が履板62に配設される。脱着式突出体としての脱着式スパイク61は、履板62の取付穴65に対して、ボルトとナットとからなる固定具63で脱着可能に固定される。図15に示した脱着式スパイク61は、棒状体の先端が二方に開いた花弁形状に加工されている。図16に示した脱着式スパイク61は、台座板66の上に並行配置された二枚の突出板67を二枚の側板68により挟持した状態で溶接や嵌合等の固定手段を用いて固定された下駄形状をしており、二枚の突出板67の上面が側板68の上面よりも突出している。脱着式スパイク61は、急な傾斜面6のゴツゴツとした地肌に対してでも確実に食い込むことができ且つ破損しにくい材料、例えば、鉄系合金や超硬合金やサーメットやセラミック等の硬質で高強度の材料から構成されている。このような脱着式スパイク61は、履板62の幅方向に少なくとも一つ配置される。また、無限軌道帯60を構成する履板62に対して全てに配設されるか、あるいは、無限軌道帯60を構成する履板62に対して一つおきに、二つおきに、又は三つおきに配設される。
本体10内部には、エンジン12や油圧回路14が装着されている。リモコンによって遠隔操作されるか又は運転席の走行レバー16が手動で直接操作されることで、様々な動作を行うことできる。
ブームアーム20において、ブーム22、アーム24及びバケット26は、それぞれ、ブーム用シリンダ23、アーム用シリンダ25及びバケット用シリンダ27に対して油圧回路14からの油圧を適宜供給することによって駆動される。
また、傾斜面作業車2を吊り下げるためのワイヤーロープ4は、数本〜数10本の素線を単層または多層により合わせたストランドが作製されたあと、数本のストランドを心綱の周りに所定のピッチでより合わせることによって作製されている。
次に、図2及び3を参照しながら、ブレード30について説明する。
ブレード30は、車台の前方に配設されて、地面を整地するためと、作業中に傾斜面作業車2が傾いたり転倒したりすることを防止するために設けられているというのが本来の役割であるが、ワイヤーロープ4を掛け渡すとともにワイヤーロープ4をクランプするためのクランプ関連部材を搭載するように改造されている。ブレード30と車台との間には、ブレード用シリンダ32が設けられていて、ブレード用シリンダ32の伸縮によって、回動自在に支持されたブレード30を地面から持ち上げたり、地面上に着地させたりすることができる。
大略ボックス形状をしたブレード30の上部には、作業車側滑車34やクランプ装置40やガイドローラ36等のクランプ関連部材が搭載されているので、ブレード30の先端部分には、落石等がクランプ関連部材に衝突することを防止するためと、傾斜面作業車2が走行しやすいように倒木等の障害物を取り除いたりするための大略V字形状をしたガード部材38が取り付けられている。ワイヤーロープ4を通すための切欠、穴あるいは溝等のワイヤーロープ通し部が、ガード部材38の左右の適切な場所に形成されている。
ブレード30の上板の中央の後方には、作業車側滑車34が配設されている。作業車側滑車34とガイドローラ36との間であって作業車側滑車34の左右には、クランプ装置40がそれぞれ配設されている。ガード部材38の各ワイヤーロープ通し部の近傍に、ガイドローラ36がそれぞれ二個づつすなわち合計で四個のガイドローラ36が配設されている。傾斜面作業車2の吊り下げ位置に従って大略V字状のワイヤーロープがなす角度が変動するが、左右二個ずつのガイドローラ36を介在させることによりワイヤーロープ4を一定の角度でクランプ装置40を導くことができるので、クランプ装置40はワイヤーロープ4のクランプ動作を安定して行うことができる。
後述するように、ワイヤーロープ4の掛け渡し形態に応じて、作業車側滑車34が一つの滑車から構成される場合や、二つの滑車(第一滑車34Aと第二滑車34B)が上下二段に積層されて構成される場合がある。また、なお、吊り下げられる傾斜面作業車2の重量や大きさによって異なるが、作業車側滑車34の半径は、一例として20乃至30cmである。
一例として図3に示すように、基端側滑車82からのワイヤーロープ4は、ワイヤーロープ通し部を通してブレード30の内部に導入され、右遠心側のガイドローラ36にガイドされながら右クランプ装置40の内部に挿通され、作業車側滑車34の第一滑車34Aに掛け渡されてUターンしたあと、左近心側のガイドローラ36にガイドされながらブレード30の外に出て行く。ワイヤーロープ4は、中間滑車84に掛け渡されてUターンしたあと、ワイヤーロープ通し部を通してブレード30の内部に導入され、右近心側のガイドローラ36にガイドされながら作業車側滑車34の第二滑車34Bに掛け渡されてUターンする。そして、ワイヤーロープ4は、左クランプ装置40の内部に挿通され、左遠心側のガイドローラ36にガイドされ、ワイヤーロープ通し部を通してブレード30の外に出て行き、末端側の立木又はアンカーボルト76にくくり付けられた末端側係止スリング96に係止される。
そして、図4に示したように、傾斜面作業車2が例えば45度の急な傾斜面6で土木作業を行うときには、ブレード30を地面上に着地させるとともに、左右のクランプ手段40でワイヤーロープ4をクランプすることによって、万が一のワイヤーロープ切断による傾斜面作業車2の滑落事故防止に備えている。また、図5に示したように、傾斜面作業車2が登坂又は降坂を行うときには、左右のクランプ手段40によるワイヤーロープ4のクランプを解除して、ブレード30を地面から持ち上げることで、傾斜面作業車2が移動することができる。
次に、図6乃至10を参照しながら、ブレード30に設けられた左右のクランプ手段40について説明する。
クランプ装置40は、軸46で軸支された押圧板42と、軸46を挟んでワイヤーロープ4の側に配置された受板44と、軸46を挟んで反ワイヤーロープ側に配置された加圧手段と、を備えたクランプ手段を有している。押圧板42及び受板44は、表面硬化のために熱処理可能である鋼鉄製の材料、例えば機械構造用炭素鋼(例えば、S45C)からできている。そして、押圧板42の圧接凹面43と受板44の圧接凹面45との間でワイヤーロープ4をクランプするように構成されている。このような構成において、圧接凹面43及び圧接凹面45が作用点に対応し、軸46が支点に対応し、加圧手段が力点に対応しているとともに、加圧手段と軸46との間の距離が圧接凹面43及び圧接凹面45と軸46との間の距離よりも長く寸法構成された、てこの原理が形成されている。
クランプ力を提供する加圧手段として、油圧力や電磁力やばね弾性力等の様々な形態が当然に利用可能である。しかしながら、油圧力や電磁力の発生には電気やエンジン等の外部動力を必要とし、万が一電気やエンジン等の外部動力が寸断された場合では、クランプ装置40が機能しなくなる。そこで、万が一電気やエンジン等の外部動力が寸断された場合でも、クランプ装置40が有効に機能するように、クランプ力として機械的なばね弾性力を利用することが好適である。
次に、クランプ力として機械的なばね弾性力を利用した一例を説明する。
押圧板42の反ワイヤーロープ側の直下には、ばね弾性力を利用した加圧手段が設けられている。すなわち、小スペースでも大きなばね弾性力を発揮する複数の皿ばね54が、皿ばね挟持板50とクランプ用シリンダ52のシリンダヘッドとの間に挟持されている。ブレード30に設置された基台51の上には、クランプ用シリンダ52が配設されている。クランプ用シリンダ52のシリンダロッド56の上端が皿ばね固定ボルト58によって皿ばね挟持板50に対して固定されることによって、皿ばね挟持板50とシリンダロッド56とが一体化されている。したがって、皿ばね54は、皿ばね挟持板50とクランプ用シリンダ52のシリンダヘッドとの間に挟持される。また、圧接凹面43と圧接凹面45との間のギャップを調整するための調整ボルト48が、押圧板42の反ワイヤーロープ側に配設されている。圧接凹面43及び圧接凹面45は、凹面を機械加工によって得られたそのままの加工面、すなわち素面(例えば、仕上げ記号▽、Raで25a程度)で十分である。そして、少なくとも圧接凹面43及び圧接凹面45は、高周波熱処理によって、表面硬度がHRC45以上であるように表面硬化処理されている。調整ボルト48の下端が皿ばね挟持板50の上面に接触している。したがって、複数の皿ばね54によるばね弾性力は、皿ばね挟持板50、調整ボルト48、押圧板42の反ワイヤーロープ側、押圧板42のワイヤーロープ側の順に伝わって、ワイヤーロープ4に対するクランプ力として利用されている。
浅い円錐形のリングである皿バネ54において、ばね弾性力は上面の内ヘリと下面の外ヘリとから伝えられる。一個の皿バネ54だけでは、それほど大きな撓み量を確保することができない。そこで、ある一つの皿バネ54の上面の内ヘリと他の皿バネ54の上面の内ヘリとを重ね合わせた一対の皿バネ54を複数個積層することによって、所望とするばね弾性力と大きな撓み量を確保することができる。本願では、4組すなわち8枚の皿バネ54を積層したものを図示している。一例として、サミニ(株)の品番H0702の皿ばね(材質SK5、硬さHRC45、内径77mm、外径150mm、板厚8mm、撓み2.4mm、高さ10.4mm)を使用することができる。
上記形態では、ばね弾性力が押圧板42の反ワイヤーロープ側に付勢されて、押圧板42のワイヤーロープ側と受板44との間でワイヤーロープ4をクランプする形態となっている。このとき、何らかの手段を用いて皿ばね挟持板50を押し下げることをしなければ、常時、ワイヤーロープ4をクランプすることになっている。つまり、基本的には、ワイヤーロープ4をクランプするという安全サイドの観点から設計されている。傾斜面作業車2が移動するときには、クランプ力が不要であるので、傾斜面作業車2が走行の操作になったときにクランプ用シリンダ52のシリンダチューブの中のシリンダヘッド側に油圧が供給されることで、シリンダロッド56がシリンダチューブの中へ引き込まれることにより、皿ばね挟持板50が引き下げられる。そして、押圧板42の反ワイヤーロープ側が下降する一方で、押圧板42のワイヤーロープ側が上昇することでワイヤーロープ4のクランプが解除される。したがって、油圧駆動されるクランプ用シリンダ52が、クランプ手段によるワイヤーロープ4のクランプを解除するクランプ解除手段として機能している。
次に、図11を参照しながら、当該傾斜面作業車2を含む傾斜面作業用設備1、ワイヤーロープ4の掛け渡しの第一パターン及び傾斜面作業車2での作業形態について説明する。
図11は、上述した傾斜面作業車2と、作業対象領域よりも上位に位置してワイヤーロープ4の末端が固定される末端側固定場所76と、傾斜面作業車2に設置された作業車側滑車34と、作業対象領域よりも上位に位置する基端側固定場所72に設置された基端側滑車82と、作業対象領域よりも下位に位置してワイヤーロープ4を巻回すウインチ70と、を備える傾斜面作業用設備1を示している。ワイヤーロープ4の末端は、末端側に位置する立木又はアンカーボルト76にくくり付けられた末端側係止スリング96に係止される。基端側滑車82は、基端側に位置する立木又はアンカーボルト72にくくり付けられた基端側係止スリング92に係止される。作業車側滑車34は一つの滑車から構成されている。末端側に位置する立木又はアンカーボルト76と基端側に位置する立木又はアンカーボルト72との間隔は、掘削作業の一列の幅から、おおよそ20メートル以上である。
このような傾斜面作業用設備1において、ウインチ70からのワイヤーロープ4は、基端側滑車82、作業車側滑車34に掛け渡されたあと、末端側係止スリング96に係止される。リモコン又は操作レバー16の操作によって、傾斜面作業車2のブレード30が傾斜面6から浮き上がりワイヤーロープ4のクランプが解除された状態としたあとで、ウインチ70を起動させてワイヤーロープ4を巻き上げると、作業車側滑車34が動滑車として機能して、吊り下げられている作業車側滑車34が傾斜面6に沿って上方に持ち上げられて登坂する。このとき、傾斜面作業車2の駆動無限軌道18を利用することにより、ワイヤーロープ4を巻き上げるためのウインチ70の負荷を軽減することができ、また、登坂速度を早くすることができる。なお、ワイヤーロープ4のクランプの解除が確認されないと、傾斜面作業車2の移動が不可であるように構成することができる。
傾斜面作業車2がウインチ70等で作業対象列の最上位まで引き上げられると、クランプ用シリンダ52に供給されていた油圧が解除される。その結果、クランプに有効である皿ばね54のばね弾性力が実質的に出現して、押圧板42の反ワイヤーロープ側が押し上げられる。そして、押圧板42のワイヤーロープ側が押し下げられることによって、押圧板42の圧接凹面43と受板44の圧接凹面45との間でワイヤーロープ4がクランプされる。ワイヤーロープ4のクランプは、作業車側滑車34をはさんで左右の前方にそれぞれ配置された左右のクランプ手段40で行われる。ワイヤーロープ4が左右のクランプ手段40でそれぞれクランプされた状態で、傾斜面6の土木作業が行われる。傾斜面作業車2の周辺の土木作業が終了すると、クランプ用シリンダ52に油圧を供給するとともに、傾斜面作業車2を降坂させるようにウインチ70を起動させる。このとき、傾斜面作業車2を走行の操作にして駆動無限軌道18を利用して降坂することにより、傾斜面作業車2と傾斜面との間の抵抗力を軽減することができ、降坂の速度を早くすることができる。なお、ワイヤーロープ4のクランプが確認されないと、傾斜面作業車2の作業が不可であるように構成することができる。
次の作業場所まで降坂すると、クランプ用シリンダ52に供給されていた油圧が解除されることでワイヤーロープ4がクランプされるとともに、クランプ用シリンダ52への油圧の供給やウインチ70の動作を停止させる。ワイヤーロープ4が左右のクランプ手段40でそれぞれクランプされた状態で、傾斜面6の土木作業が行われる。リモコン又は操作レバー16の操作によって、このようなワイヤーロープ4のクランプ、土木作業、ワイヤーロープ4のクランプ解除、降坂、ワイヤーロープ4のクランプ、土木作業、ワイヤーロープ4のクランプ解除、降坂を繰り返すことによって、作業対象列の最上位から最下位までの縦方向(上下方向)の一連の作業が完了する。
吊り下げられた傾斜面作業車2が傾斜面6の下側の安全な場所に退避していることを確認した上で、これまでの末端側固定場所76でのワイヤーロープ4の係止を解除して、当該末端側固定場所76の横方向に(左側又は右側に)位置する適切な末端側固定場所76の末端側係止スリング96にワイヤーロープ4の末端を係止させて、末端側固定場所76を横方向にシフトさせる。合わせて、基端側固定場所72も同じ方向にシフトさせることもできる。そして、リモコン又は操作レバー16の操作によって、傾斜面作業車2がウインチ70等で作業対象領域の次列の最上位まで引き上げられる。そして、上述したような、ワイヤーロープ4のクランプ、土木作業、ワイヤーロープ4のクランプ解除、降坂、ワイヤーロープ4のクランプ、土木作業、ワイヤーロープ4のクランプ解除、降坂を繰り返すことによって、作業対象領域の次列の最上位から最下位までの縦方向(上下方向)の一連の作業が完了する。
末端側固定場所76等の移動と、作業対象列の最上位から最下位までの縦方向(上下方向)の一連の作業とを繰り返すことによって、作業対象列を横方向に順次移動していき、作業対象列が面状に拡大して、所定の作業対象領域での作業を完了することができる。
さらに、図12を参照しながら、傾斜面作業用設備1におけるワイヤーロープ4の掛け渡しの第二パターンについて説明するが、上述した掛け渡しの第一パターンとの相違点を中心に説明する。
中間滑車84を配設するための中間位置固定場所74が、末端側固定場所76と基端側固定場所72との間に設けられている。そして、作業車側滑車34が、第一滑車34A及び第二滑車34Bが二段に積層された二段滑車から構成されている。
ウインチ70からのワイヤーロープ4は、基端側滑車82、作業車側滑車34の第一滑車34Aに掛け渡され(図12のI〜II)、中間滑車84に掛け渡されてUターンした(図12のIII〜IV)あと、作業車側滑車34の第二滑車34Bに掛け渡されて(図12のV〜VI)、末端側の立木又はアンカーボルト76にくくり付けられた末端側係止スリング96に係止される。動滑車として機能する作業車側滑車34は、中間滑車84に対向している。作業車側滑車34が動滑車として機能することは、上述した掛け渡しの第一パターンと同じであるが、中間位置固定場所74を増やすことによって、固定場所の固定物(立木やアンカーボルト)に負荷される傾斜面作業車2の荷重が分散されて、固定場所の固定物として、設置に時間と費用が掛かるような大きな荷重の負荷に耐える強度を持ったアンカーボルトなどを使用しないで、小さな荷重の負荷にしか耐えることのできない低耐荷重の立木でも使用することができるようになる。
さらに、図13を参照しながら、傾斜面作業用設備1におけるワイヤーロープ4の掛け渡しの第三パターンについて説明するが、上述した掛け渡しの第二パターンとの相違点を中心に説明する。
中間滑車84を配設するための中間位置固定場所74が、末端側固定場所76と基端側固定場所72との間に設けられていることは、上述した掛け渡しの第二パターンと共通するが、中間滑車84が、第三滑車84A及び第四滑車84Bが二段に積層された二段滑車から構成されていることが上述した掛け渡しの第二パターンと相違している。
ウインチ70からのワイヤーロープ4は、基端側滑車82、中間滑車84の第三滑車84Aに掛け渡され(図13のI〜II)、作業車側滑車34に掛け渡されてUターンした(図13のIII〜IV)あと、中間滑車84の第四滑車84Bに掛け渡され(図13のV〜VI)、末端側の立木又はアンカーボルト76にくくり付けられた末端側係止スリング96に係止される。動滑車として機能する作業車側滑車34は、中間滑車84に対向している。作業車側滑車34が動滑車として機能することや、固定場所の固定物(立木やアンカーボルト)に負荷される傾斜面作業車2の荷重が分散される効果とワイヤーロープ4に負荷される傾斜面作業車2の荷重が小さくなる効果とは、上述した掛け渡しの第二パターンの場合と同じである。なお、中間滑車84に対向配置された作業車側滑車34をはさむように掛け渡されているワイヤーロープ4は大略U字状を形成しているので、傾斜面作業車2の吊り下げ位置が上下しても、大略U字状をしているワイヤーロープ4がなす角度は大略一定である。
次に、図17乃至20を参照しながら、ブレード30内でのクランプ装置40の配置構成について説明する。
図17は、左クランプ装置40及び右クランプ装置40が作業車側滑車34をはさんで傾斜面作業車2の左右の前方において配置された形態(上記実施形態に対応)を模式的に示している。左クランプ装置40及び右クランプ装置40は、作業車側滑車34の軸心に対して、L1の距離で離間している。基端側からのワイヤーロープ4は、ワイヤーロープ通し部を通してブレード30の内部に導入され、右側の二つのガイドローラ36の間にガイドされながら右クランプ装置40の内部に挿通され、作業車側滑車34に掛け渡されてUターンしたあと、左クランプ装置40の内部に挿通され、左側の二つのガイドローラ36にガイドされながらブレード30の外に出て行く。図17に示した形態は、クランプ装置40がブレード30内にバランス良く配置されているのでブレード30の重量バランスが良いことに加えて、作業車側滑車34とガイドローラ36との間の距離を小さくすることができるのでブレード30をコンパクトに構成することができるという特長を有する。
図18は、一つの左クランプ装置40が傾斜面作業車2の左側前方に配置される第四形態を示している。左クランプ装置40は、作業車側滑車34の軸心に対して、L1’の距離で離間している。図18の距離L1’は、図17の距離L1以上である。作業車側滑車34を挟んでワイヤーロープ4をU字状に折り返すようにしているので、一つの左クランプ装置40でワイヤーロープ4をクランプすればワイヤーロープ4の左側又は右側の切断による滑落事故を回避することができることから、図18の第五形態は、本発明に係るワイヤーロープ4のクランプ方法の必要最小限の構成を示している。一つの左クランプ装置40によって傾斜面作業車2を吊り下げ支持することになり、傾斜面作業車2の荷重が一つの左クランプ装置40に負荷されることになるので、図18のクランプ装置40は、上記図17に示されたクランプ装置40よりも大型であり、より強力なクランプ力を発揮するように構成されている。基端側からのワイヤーロープ4は、ワイヤーロープ通し部を通してブレード30の内部に導入され、右側の二つのガイドローラ36の間にガイドされながら、作業車側滑車34に掛け渡されてUターンしたあと、左クランプ装置40の内部に挿通され、左側の二つのガイドローラ36にガイドされながらブレード30の外に出て行く。なお、一つのクランプ装置40が傾斜面作業車2の右側前方に配置される構成であってもよい。
ワイヤーロープ4の左側又は右側の切断による滑落事故を回避するためには、図18の第四形態で説明したように一つのクランプ装置40で基本的には十分であるが、クランプ装置40にも予期しないトラブルが起こることもあり得る。そこで、より安全性を考慮した図19の第五形態では、二つの左クランプ装置40が傾斜面作業車2の左側前方に並んで配置されている。左前方(左ガイドローラ36側)のクランプ装置40は、作業車側滑車34の軸心に対して、L2の距離で離間している。図19の距離L2は、図18の距離L1’より大きい。作業車側滑車34を挟んでワイヤーロープ4をU字状に折り返すようにしているので、二つの左クランプ装置40でワイヤーロープ4をクランプすることにより、ワイヤーロープ4の左側又は右側の切断による滑落事故を回避することができる。二つの左クランプ装置40は、上記図17に示されたクランプ装置40と大略同じサイズで同じクランプ力を発揮するものである。基端側からのワイヤーロープ4は、ワイヤーロープ通し部を通してブレード30の内部に導入され、右側の二つのガイドローラ36の間にガイドされながら、作業車側滑車34に掛け渡されてUターンしたあと、左後方(作業車側滑車34側)のクランプ装置40の内部に挿通され、さらに左前方(左ガイドローラ36側)のクランプ装置40の内部に挿通され、左側の二つのガイドローラ36にガイドされながらブレード30の外に出て行く。なお、二つのクランプ装置40が傾斜面作業車2の右側前方に配置される構成であってもよい。
図19の第五形態では、二つのクランプ装置40が一方の側に片寄った配置であるために、ブレード30内において長大なクランプ装置40の配置場所を必要とする。そこで、ブレード30内でのクランプ装置40のコンパクトな配置を考慮した図20の第六形態では、二つの左クランプ装置40がワイヤーロープ4をはさんで傾斜面作業車2の左側前方に交互に配置されている。左前方(左ガイドローラ36側)のクランプ装置40は、作業車側滑車34の軸心に対して、L2’の距離で離間している。図20の距離L2’は、図19の距離L2以下である。作業車側滑車34を挟んでワイヤーロープ4をU字状に折り返すようにしているので、二つの左クランプ装置40でワイヤーロープ4をクランプすることにより、ワイヤーロープ4の左側又は右側の切断による滑落事故を回避することができる。二つの左クランプ装置40は、上記図17に示されたクランプ装置40と大略同じサイズで同じクランプ力を発揮するものである。基端側からのワイヤーロープ4は、ワイヤーロープ通し部を通してブレード30の内部に導入され、右側の二つのガイドローラ36の間にガイドされながら、作業車側滑車34に掛け渡されてUターンしたあと、左後方(作業車側滑車34側)のクランプ装置40の内部に挿通され、さらに左前方(左ガイドローラ36側)のクランプ装置40の内部に挿通され、左側の二つのガイドローラ36にガイドされながらブレード30の外に出て行く。なお、二つのクランプ装置40が傾斜面作業車2の右側前方に配置される構成であってもよい。
図17乃至20では、ブレード30内において一つ又は二つのクランプ装置40を配置した形態について説明したが、上記各形態に対して一つ以上のクランプ装置40を追加して安全性を向上させた構成とすることができることは言うまでもない。また、ブレード30内に配置されるクランプ装置40は、必ずしも、同じ構成で、同じサイズで、同じクランプ力のものとする必要はなく、異なった構成や異なったサイズや異なったクランプ力を有するものとすることもできる。































本発明の一実施形態に係る傾斜面作業車の全体構成を説明する側面図である。 図1に示した傾斜面作業車の前方部分を拡大した側面図である。 図2に示した傾斜面作業車の前方部分を拡大した平面図である。 傾斜面作業車の作業中(ワイヤーロープのクランプ中)の使用形態を示す側面図である。 傾斜面作業車の移動中の使用形態を示す側面図である。 本発明の一実施形態に係る傾斜面作業車のクランプ装置を説明する平面図である。 図6に示したクランプ装置の正面図である。 図6に示したクランプ装置の側面図である。 クランプ装置によるワイヤーロープのクランプ状態を説明する図である。 クランプ装置によるワイヤーロープの非クランプ状態(解放状態)を説明する図である。 第一形態に係るワイヤーロープの掛け渡しを説明する図である。 第二形態に係るワイヤーロープの掛け渡しを説明する図である。 第三形態に係るワイヤーロープの掛け渡しを説明する図である。 傾斜面作業車の駆動無限軌道を示す模式的側面図である。 図14に示した駆動無限軌道の要部拡大図である。 傾斜面作業車の他の駆動無限軌道を示す要部拡大図である。 図3に対応したクランプ装置の配置を示す模式図である。 第四形態に係るクランプ装置の配置を示す模式図である。 第五形態に係るクランプ装置の配置を示す模式図である。 第六形態に係るクランプ装置の配置を示す模式図である。
符号の説明
1:傾斜面作業用設備
2:傾斜面作業車
4:ワイヤーロープ
6:傾斜面
8:水平面
10:本体
12:エンジン
14:油圧回路
16:操作レバー
17:車体傾斜用シリンダ
18:駆動無限軌道
20:ブームアーム
22:ブーム
23:ブーム用シリンダ
24:アーム
25:アーム用シリンダ
26:バケット
27:バケット用シリンダ
30:ブレード
32:ブレード用シリンダ
34:作業車側滑車(動滑車)
34A:第一滑車
35B:第二滑車
36:ガイドローラ
38:ガード部材
40:クランプ装置
42:押圧板
43:圧接凹面
44:受板
45:圧接凹面
46:軸
48:調整ボルト
50:皿ばね挟持板
51:基台
52:クランプ用シリンダ
54:皿ばね
56:シリンダロッド
58:皿ばね固定ボルト
60:無限軌道帯
61:脱着式スパイク(突出体)
62:履板
63:固定具
64:連結ピン
65:取付穴
66:台座板
67:突出板
68:側板
70:ウインチ(巻回装置)
72:基端側の立木又はアンカーボルト(基端側固定場所)
74:中間位置の立木又はアンカーボルト(中間固定場所)
76:末端側の立木又はアンカーボルト(末端側固定場所)
82:基端側滑車(定滑車)
84:中間滑車(定滑車)
84A:第三滑車
85B:第四滑車
92:基端側係止スリング
94:中間係止スリング
96:末端側係止スリング

Claims (16)

  1. 傾斜面作業車吊下用のワイヤーロープを傾斜面作業車の車外に設置されたウインチにより巻回することによって傾斜面を移動する傾斜面作業車であって、
    傾斜面作業車の前方部分に設けられて、前記ワイヤーロープが掛け渡される作業車側滑車と、
    前記作業車側滑車をはさんで左右の前方において傾斜面作業車にそれぞれ配置されてワイヤーロープをクランプする左右のクランプ手段と、前記左右のクランプ手段によるワイヤーロープのクランプを解除する左右のクランプ解除手段と、を有する左右のクランプ装置と、を備えることを特徴とする傾斜面作業車。
  2. 傾斜面作業車吊下用のワイヤーロープを傾斜面作業車の車外に設置されたウインチにより巻回することによって傾斜面を移動する傾斜面作業車であって、
    傾斜面作業車の前方部分に設けられて、前記ワイヤーロープが掛け渡される作業車側滑車と、
    前記作業車側滑車をはさんで前方の左右のいずれか一方において傾斜面作業車に配置されてワイヤーロープをクランプするクランプ手段と、前記クランプ手段によるワイヤーロープのクランプを解除するクランプ解除手段と、を有するクランプ装置と、を備えることを特徴とする傾斜面作業車。
  3. 複数のクランプ装置を備えることを特徴とする、請求項1又は2に記載の傾斜面作業車。
  4. 前記クランプ手段の前方部分には、ワイヤーロープを案内するためのガイドローラが設けられていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の傾斜面作業車。
  5. 前記クランプ装置のクランプ手段は、対向する二つの圧接体の間に配置されたワイヤーロープを、てこの原理を用いて反ワイヤーロープ側にばねの弾性力を付勢する機械的クランプ手段であり、
    前記クランプ装置のクランプ解除手段は、前記機械的クランプ手段によるクランプ力に対して逆方向のクランプ解除力を印加する油圧手段であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の傾斜面作業車。
  6. 前記ばねは、積層された皿ばねであることを特徴とする、請求項5に記載の傾斜面作業車。
  7. 傾斜面作業車を駆動する駆動無限軌道は、脱着式突出体を備えることを特徴とする、請求項1又は2に記載の傾斜面作業車。
  8. 前記作業車側滑車のさらなる前方に、障害物除去用及び落石衝突防止用のガード部材を備えてなることを特徴とする、請求項1又は2に記載の傾斜面作業車。
  9. 傾斜面を移動する傾斜面作業車と、
    傾斜面作業車を吊り下げるワイヤーロープと、
    作業対象領域よりも上位に位置する末端側固定場所に対してワイヤーロープの末端を固定するための末端側固定手段と、
    作業対象領域よりも上位に位置し且つ前記末端側固定場所から横方向に所定距離離れたところに位置する基端側固定場所に設置されて、ワイヤーロープの基端側に接続されるウインチと、を備える傾斜面作業用設備であって、
    前記傾斜面作業車は、
    傾斜面作業車の前方部分に設けられてワイヤーロープが掛け渡される作業車側滑車と、
    前記作業車側滑車をはさんで左右の前方において傾斜面作業車にそれぞれ配置されてワイヤーロープをクランプする左右のクランプ手段と、前記左右のクランプ手段によるワイヤーロープのクランプを解除する左右のクランプ解除手段と、を有する左右のクランプ装置と、を備えることを特徴とする傾斜面作業用設備。
  10. 傾斜面を移動する傾斜面作業車と、
    傾斜面作業車を吊り下げるワイヤーロープと、
    作業対象領域よりも上位に位置する末端側固定場所に対してワイヤーロープの末端を固定するための末端側固定手段と、
    作業対象領域よりも上位に位置し且つ前記末端側固定場所から横方向に所定距離離れたところに位置する基端側固定場所に設置されて、ワイヤーロープの基端側に接続されるウインチと、を備える傾斜面作業用設備であって、
    前記傾斜面作業車は、
    傾斜面作業車の前方部分に設けられてワイヤーロープが掛け渡される作業車側滑車と、
    前記作業車側滑車をはさんで前方の左右のいずれか一方において傾斜面作業車に配置されてワイヤーロープをクランプするクランプ手段と、前記クランプ手段によるワイヤーロープのクランプを解除するクランプ解除手段と、を有するクランプ装置と、を備えることを特徴とする傾斜面作業用設備。
  11. 傾斜面を移動する傾斜面作業車と、
    傾斜面作業車を吊り下げるワイヤーロープと、
    作業対象領域よりも上位に位置する末端側固定場所に対してワイヤーロープの末端を固定するための末端側固定手段と、
    作業対象領域よりも上位に位置し且つ前記末端側固定場所から横方向に所定距離離れたところに位置する基端側固定場所に設置された基端側滑車と、
    ワイヤーロープの基端側に接続されるウインチと、を備える傾斜面作業用設備であって、
    前記傾斜面作業車は、
    傾斜面作業車の前方部分に設けられてワイヤーロープが掛け渡される作業車側滑車と、
    前記作業車側滑車をはさんで左右の前方において傾斜面作業車にそれぞれ配置されてワイヤーロープをクランプする左右のクランプ手段と、前記左右のクランプ手段によるワイヤーロープのクランプを解除する左右のクランプ解除手段と、を有する左右のクランプ装置と、を備えることを特徴とする傾斜面作業用設備。
  12. 傾斜面を移動する傾斜面作業車と、
    傾斜面作業車を吊り下げるワイヤーロープと、
    作業対象領域よりも上位に位置する末端側固定場所に対してワイヤーロープの末端を固定するための末端側固定手段と、
    作業対象領域よりも上位に位置し且つ前記末端側固定場所から横方向に所定距離離れたところに位置する基端側固定場所に設置された基端側滑車と、
    ワイヤーロープの基端側に接続されるウインチと、を備える傾斜面作業用設備であって、
    前記傾斜面作業車は、
    傾斜面作業車の前方部分に設けられてワイヤーロープが掛け渡される作業車側滑車と、
    前記作業車側滑車をはさんで前方の左右のいずれか一方において傾斜面作業車に配置されてワイヤーロープをクランプするクランプ手段と、前記クランプ手段によるワイヤーロープのクランプを解除するクランプ解除手段と、を有するクランプ装置と、を備えることを特徴とする傾斜面作業用設備。
  13. 複数のクランプ装置を備えることを特徴とする、請求項9乃至12のいずれか一つに記載の傾斜面作業用設備。
  14. 前記クランプ装置のクランプ手段は、対向する二つの圧接体の間に配置されたワイヤーロープを、てこの原理を用いて反ワイヤーロープ側にばねの弾性力を付勢する機械的クランプ手段であり、
    前記クランプ装置のクランプ解除手段は、前記機械的クランプ手段によるクランプ力に対して逆方向のクランプ解除力を印加する油圧手段であることを特徴とする、請求項9乃至12のいずれか一つに記載の傾斜面作業用設備。
  15. 前記作業車側滑車は、上下に積層された第一滑車と第二滑車とから構成され、
    前記末端側固定場所と基端側固定場所との間に位置する中間固定場所であって作業車側滑車に対向する位置に中間滑車が配設され、
    前記ワイヤーロープは、ウインチ側から順に、第一滑車、中間滑車、そして第二滑車に掛け渡されたあと、末端側固定場所に固定されることを特徴とする、請求項9乃至12のいずれか一つに記載の傾斜面作業用設備。
  16. 前記末端側固定場所と基端側固定場所との間に位置する中間固定場所であって作業車側滑車に対向する位置に中間滑車が配設され、
    前記中間滑車は、上下に積層された第三滑車と第四滑車とから構成され、
    ワイヤーロープは、ウインチ側から順に、第三滑車、作業車側滑車、そして第四滑車に掛け渡されたあと、末端側固定場所に固定されることを特徴とする、請求項9乃至12のいずれか一つに記載の傾斜面作業用設備。
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