JP2008280682A - グレーチング開閉装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単にグレーチング蓋をロックすることができ、必要に応じてグレーチング蓋が確実に開閉できる簡単な構造を提供すること。
【解決手段】 ロック機構30は、グレーチング蓋10を枠体20に収納したとき、グレーチング蓋10に形成したガイド片31を自重で移動する移動体40が、係合片33とガイド片31と共に移動体40によってグレーチング蓋10の開放を禁止する。この状態で、操作レバー60の外力によって移動体40を移動させると、ガイド片31と係合片33と移動体40の端部材41との係合を解除することができる。
【選択図】図7

Description

本発明は、排水溝やマンホールの蓋等のグレーチング開閉装置に関するものである。
道路の排水溝の蓋に取水効率を高めるためにコンクリート製の蓋に代わって多孔性のグレーチング製の蓋を用いた開閉装置が多く用いられている。
これらのグレーチング蓋は、排水溝内の清掃などのために開閉できるようにする必要がある。その一方で、グレーチング製の蓋(グレーチング蓋)は、コンクリート蓋に比べると軽いので、車道に設けられた排水溝の蓋に用いられると、振動や衝撃によってグレーチング蓋が動き、場合によってはタイヤに跳ね飛ばされて他の車両に損傷を与えることがある。一方、排水効率と十分な強度を備えている点でグレーチング蓋は好適なものであり、車両が通過したときの衝撃などではグレーチング蓋が外れないようにする方法が幾つか検討されている。しかしながら、固定方法が面倒であると清掃などで開閉するときに手間が増え、また、清掃後に固定するのを忘れる要因となる。一方、簡単に蓋が外れるようであると、固定する意味がない。
そこで、本出願人は、先に特許文献1及び特許文献2に掲載の発明を提供した。
特許文献1の発明は、複数の蝶番(ヒンジ)を連結した支持部によってグレーチング蓋と枠体を繋げたものであり、特に、グレーチング蓋が枠体の内部で厚み方向と直交する方向に移動できるようにしたもので、移動した方向で枠体に設けられた突起によってグレーチング蓋の動きを阻害することができ、更に、その移動した位置をロックすることによりグレーチング蓋が振動等によって開かないように強固にロックすることができる。その一方で、ロックを外すと容易にグレーチング蓋を旋回して開閉することができる。したがって、排水溝のグレーチング蓋のように、清掃するときは容易に開閉でき、閉じた状態ではその上を通過する車の振動によって開いてしまうことがないというものである。
また、特許文献2の発明は、枠体からグレーチング蓋の方向に突出た第1の部材と、グレーチング蓋を枠体に装着したときに第1の部材より下方となるようにグレーチング蓋から突出た第2の部材と、グレーチング蓋を枠体に装着したときにグレーチング蓋の側から第1及び第2の部材の間に抜き差し可能な第3の部材とを備えたロック機構を採用しており、グレーチング蓋と枠体と簡単な機構で確実にロックすることができる。したがって、簡単にグレーチング蓋をロックすることができると共に簡単に外れることがなく、簡易な構成で信頼性も高くなるというものである。
特開2002−004401号公報 特開2002−356906号公報
しかし、特許文献1の発明は、グレーチング蓋を枠体に収容した後に移動する必要性があり、グレーチング蓋が枠体内を摺動されるから、枠体内に錆が付着し、小石がはさまれると、ロック状態に至らない可能性が出てくるという予測性が成り立つ。
また、特許文献2の発明は、第1の部材及び第2の部材の間に抜き差し可能な第3の部材が位置しており、砂や小石が第3の部材の移動を拘束すると、グレーチング蓋の開放が困難になることが想定される。
そこで、本発明においては、簡単にグレーチング蓋をロックすることができ、しかも、必要に応じてグレーチング蓋が確実に開閉できる簡単で信頼性の高いグレーチング開閉装置の提供を課題とするものである。
請求項1のグレーチング開閉装置においては、縦横の桟からなるグレーチング蓋と、前記グレーチング蓋をその特定の一辺側で支承し、該支承した軸を中心に回動自在とし、上方から開閉自在に前記グレーチング蓋を受け入れ自在な枠体と、前記枠体に対し前記グレーチング蓋を開かないようにロック自在なロック機構とを具備し、前記ロック機構は、前記グレーチング蓋の反支承側に形成したガイド片と、前記枠体に前記グレーチング蓋を収納したとき、前記グレーチング蓋に形成した前記ガイド片を自重で移動する移動体と、前記移動体は前記グレーチング蓋を前記枠体に収納するのを許容し、前記グレーチング蓋を前記枠体に収納した状態では、前記枠体から前記グレーチング蓋が前記ガイド片と前記移動体と共に開かないように係合する係合片と、前記移動体を上昇させる操作レバーの垂直方向の移動を案内する前記グレーチング蓋の前記桟に形成された下面側の開口を広くした略逆V字状に切り欠いた案内溝と、前記案内溝を設けた前記桟の上部で、かつ、前記移動体の移動が確認される全上面範囲を覆い、前記グレーチング蓋の上方から前記移動体を確認できないようにするカバー体を具備するものである。
ここで、上記グレーチング蓋は、通常、平面が四角形状のもので、排水溝、マンホールの蓋等に使用されるものである。また、上記枠体は、グレーチング蓋をその特定の一辺側で支承し、該支承した軸を中心に回動自在とするものであり、上方から開閉自在に前記グレーチング蓋を受け入れ自在の構造であればよく、そして、グレーチング蓋を支承する構造も公知の軸支される構造であればよい。特に、グレーチング蓋をその特定の一辺側で支承する構成は、仮に、平面略円形であっても、その特定の位置に直線部分を形成し、その支承した軸を中心に回動自在とする構造であればよく、他の形状まで拘束するものではない。
そして、案内溝は、前記移動体を上昇させる操作レバーの垂直方向の移動を案内するもので、前記グレーチング蓋の前記桟に形成された下面側の開口を広くし略逆V字状に形成したものである。特に、開口を広くし略逆V字状に形成したものであるから、操作レバーを導くのに適した開口となり、他に、略逆J字状、略逆U字状等に形成することもできる。
更に、上記ロック機構は、前記枠体に対し前記グレーチング蓋を開かないようにすることが前提となり、詳しくは、前記グレーチング蓋を前記枠体に収納したとき、前記グレーチング蓋に形成したガイド片を自重で移動する移動体と、前記移動体が前記グレーチング蓋を前記枠体に収納するのを許容し、前記グレーチング蓋を前記枠体に収納した状態では、前記枠体から前記グレーチング蓋が開かないように係合し、前記移動体を外力によって移動させることによって係合を解除する前記枠体に設けられた係合片、前記案内溝を設けた前記桟の上部で、前記移動体の移動が確認される全上面範囲を覆い、前記グレーチング蓋の上方から前記移動体を確認できないようにするカバー体を具備するものである。
しかも、少なくとも前記移動体は、前記グレーチング蓋の上方から確認できないようにカバー体で覆うことによって、小石や土埃を進入させないことで、ガイド片及び係合片と係合または解除する移動体の移動を自在とし、かつ、悪戯によって解放されないようにするものである。このため、前記カバー体は前記案内溝を設けた前記桟の上部で、かつ、前記移動体の移動が確認される全上面範囲を覆い、前記グレーチング蓋の上方から前記移動体を確認できないようにするものである。
請求項1のグレーチング開閉装置によれば、グレーチング蓋をその特定の一辺側で支承し、その支承した軸を中心に回動自在とし、前記グレーチング蓋を上方から受け入れ自在な枠体と、前記枠体に対し前記グレーチング蓋を開かないようにロック自在なロック機構とを具備し、しかも、前記ロック機構は、前記グレーチング蓋を前記枠体に収納したとき、前記グレーチング蓋に形成したガイド片を自重で移動する移動体によって、前記グレーチング蓋を前記枠体に収納するのを自在とし、前記移動体が前記グレーチング蓋を前記枠体に収納した状態で、前記枠体から前記グレーチング蓋が開かないように係合片に係合するものである。このとき、移動体は、前記グレーチング蓋に形成したガイド片を自重によって移動し、前記グレーチング蓋を前記枠体に収納したとき、前記グレーチング蓋に形成したガイド片を自重によって移動することから、前記グレーチング蓋を前記枠体に収納したとき、前記枠体から前記グレーチング蓋が前記ガイド片と前記移動体と係合片とが共に開かないように自然に係合状態となる。
また、上記ロック機構は、前記グレーチング蓋を前記枠体に収納したとき、前記グレーチング蓋に形成したガイド片を自重で移動する移動体が、操作レバーの外力によって移動させ、係合片との係合を解除することができる。したがって、簡単な冶具としての操作レバーで移動体を移動させることができる。しかも、少なくとも前記移動体の移動量が多い部分は、前記グレーチング蓋の上方から確認できないようにカバー体で覆っているから、一般の人がグレーチング蓋を開放できる可能性が低くなり、不慣れな人の操作に基づく障害も発生しない。そして、小石等が前記移動体の移動を拘束するように、入り込まないようにすることができる。
したがって、簡単にグレーチング蓋をロックすることができ、しかも、必要に応じてグレーチング蓋が確実に開閉でき、簡単で信頼性の高いグレーチング開閉装置とすることができる。
前記移動体を上方から確認できないようにカバー板は、前記グレーチング蓋と前記枠体との間の隙間を狭くすることができ、かつ、前記枠体との間において前記移動体を上方から確認できないようにでき、小石等が前記移動体の移動を拘束するように、入り込まないようにすることができる。
そして、案内溝は、前記移動体を上昇させる操作レバーの垂直方向の移動を案内するものであり、しかも、前記グレーチング蓋の前記桟に形成された下面側の開口を広くし、略逆V字状に形成したものである。特に、開口を広くし略逆V字状に形成したものであるから、操作レバーを導くのに適した開口となり、操作に不慣れな人でも、操作レバーが準備されておれば、簡単に前記グレーチング蓋を開放することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。
[実施の形態1]
図1は本発明の実施の形態1にかかるグレーチング開閉装置の分解斜視図であり、図2は本発明の実施の形態1にかかるグレーチング開閉装置のグレーチング蓋を閉じた状態の上面図であり、図3(a)は図2のA−A切断線による断面図及び(b)は横桟の事例の説明図である。また、図4は図2のB−B切断線による断面図である。そして、図5は本発明の実施の形態1にかかるグレーチング開閉装置の支承機構の要部断面図で、(a)はグレーチング蓋を上方から受け入れる状態の要部断面図、(b)はグレーチング蓋を閉じた状態の要部断面図である。図6は本発明の実施の形態1にかかるグレーチング開閉装置のロック機構の要部断面図で、(a)はロック状態、(b)はロックの解除中、(c)はロックの解除状態である。図7は本発明の実施の形態1にかかるグレーチング開閉装置のロック機構の要部斜視図である。
図において、枠体20は、2本のL鋼及び2本のI鋼を対向させ四角の枠状に接合して、L鋼で形成した枠部材22側には、下方に受部22a及び側面には側部22bが形成されている。同様に、L鋼で形成した枠部材22に対向する枠部材23側には、下方に受部23a及び側面には側部23bが形成されている。平行する枠部材22及び枠部材23に対して、平行するI鋼からなる枠部材25及び枠部材26の端部を溶接によって一体化している。
また、L鋼で形成した枠部材22または枠部材23側(図示では枠部材22側)には、1本以上の棒鋼からなる固定軸21が溶接によって取付けられている。本実施の形態では、四角柱の棒鋼を1箇所に溶接し、それを固定軸21としているが複数本とすることもできる。しかし、1本で処理したほうが見栄えがよく、かつ、枠体20の一辺の長さとするのが望ましい。また、L鋼で形成した枠部材22の上側を切曲して固定軸21とすることもできる。このとき、枠部材22は略凹字状の断面となる。
グレーチング蓋10は、公知のように、所定の幅の板材からなる縦桟11を複数枚平行に配置し、その端部を板材12と板材13で溶接することにより、略四角形のグレーチング本体を形成している。略四角形のグレーチング本体の一辺、即ち、枠体14の板材12側には、固定軸21の下面側に係合し、回動する回動軸15が溶接により接合されている。回動軸15は、2分割して配置されているが、1本とすることもできるし、2本以上とすることもできる。
更にグレーチング蓋10を説明すると、図3に示すように、グレーチング蓋10は所定の間隔で複数毎の縦桟11に、所定の間隔で貫通孔11aを穿設し、その貫通孔11aに対して挿通できる幅aで、縦桟11の厚みの幅で上側の貫通孔11aの残余幅bに等しい溝18aを形成した横桟18が配設されている。貫通孔11aは、横桟18の幅aが挿通される箇所と、その位置から回動して、溝18aが縦桟11に咬み合わされ、その状態で縦桟11と横桟18とが溶接されている。
このように、縦桟11と横桟18とを溶接してなるグレーチング本体は、複数の縦桟11と複数の横桟18によって桟枠が形成され、機械的強度が増し、大きな外力にも耐えられる構造とすることができる。
なお、縦桟11と横桟18とは、互いに溝18aをa/2の深さに形成し、互いに溝18aを対向させて嵌め合わせることによって咬み合うようにしてもよい。しかし、本実施の形態のように構成すると、縦桟11の中央に貫通孔11aが設けられているから、一部の溶接であっても、縦桟11の上下方向の彎曲に対する耐久性が大きくなる。
このように、本実施の形態のグレーチング開閉装置は、縦桟11と横桟18の複数の桟からなるグレーチング蓋10と、グレーチング蓋10の特定の一辺側で支承し、支承した軸を中心に回動自在とする固定軸21とその下面側に係合して回動する回動軸15を有し、上方から開閉自在としたグレーチング蓋10を受け入れ自在な枠体20と、枠体20に対しグレーチング蓋10を開放しないようにロック自在な後述するロック機構30を具備するものである。
グレーチング蓋10を受け入れ自在な枠体20の固定軸21の対向面側には、自由端側を先端に行くに応じて上方に位置するように傾斜させた端面を有する係合片33が2個配設されている。即ち、係合片33の側部23b側の端部は略コ字状で、その自由端は、略水平方向の厚みとなっている。また、係合片33の上面は、若干、自由端側が下降し、水切りをよくし、かつ、グレーチング蓋10を閉じようとするとき、移動体40の端部材41の移動を可能としている。
グレーチング蓋10側には、回動軸15を配設した反対側の板材13の外方に突出させ、自由端側を先端に行くに従い下方に位置するように傾斜させた端面を有するガイド片31が1個配設されている。即ち、ガイド片31のグレーチング蓋10側の端部は略コ字状で、その自由端は、略水平方向の厚みとなっている。また、ガイド片31の上面は、略水平となっている。
グレーチング蓋10を枠体20に収納するのを許容し、グレーチング蓋10を枠体20に収納した状態では、枠体20からグレーチング蓋10が開かないように係合片33とガイド片31と共に係合し、枠体20にグレーチング蓋10を収納したとき、グレーチング蓋10に形成したガイド片31を自重によって移動する移動体40は、丸棒で略T字状に形成されている。即ち、移動体40は、ガイド片31の上端を移動する端部材41、及びその端部材41の中央に接続した案内材42とから構成されている。
移動体40の案内材42は、縦桟11相互間の間隔に挿入され、移動体40が縦桟11の長さ方向の移動のみに制限し、端部材41が枠部材23の長さ方向に平行する移動となるようにしている。このとき、案内材42が縦桟11相互間の下方に落ちないように、受け部材45によって受け止めている。
したがって、移動体40は、枠体20にグレーチング蓋10を収納したとき、自重によってグレーチング蓋10に形成したガイド片31の上端を摺動する。
このとき、移動体40の案内材42は、摺動によりガイド片31の上端を移動して下降する。その案内材42の上部は係合片33の下端との隙間を下降する。即ち、枠体20の係合片33の下端とグレーチング蓋10のガイド片31の上端とで、下降する通路を形成し、そこを端部材41が通過する。
しかし、枠体20の係合片33の下端とグレーチング蓋10のガイド片31の上端とで形成された通路において、移動体40の端部材41が最も下降すると、その状態で、ガイド片31と係合片33が共に端部材41と咬み合い、枠体20からグレーチング蓋10が開放できないロック状態となる。
即ち、枠体20の係合片33の下端とグレーチング蓋10のガイド片31の上端とで形成された通路において、移動体40の端部材41が最も下降すると、グレーチング蓋10が回動軸15を軸に回動しようとしたとき、ガイド片31が移動体40の端部材41を上昇させようとする。しかし、移動体40の端部材41が係合片33の下端との間に挟まれる。このとき、移動体40が案内材42側に退避するベクトル力が、係合片33の下端及びガイド片31の上端の角度では生じないから、移動体40の端部材41は、係合片33の下端とガイド片31の上端との間で挟まれ、グレーチング蓋10の回動を禁止する。
縦桟11相互間の間隔に挿入され移動体40の案内材42は、当該対抗する縦桟11に設けられた下面側の開口を広くした略逆V字状に切り欠いた案内溝34からのみ操作が可能となっている。
例えば、案内溝34によって、そこに位置する移動体40の案内材42を上昇させると、受け部材45の一部を軸として回動し、それに伴い端部材41は係合片33の下端に導かれて、案内材42の長さ方向に後退する。
この操作を行うために、本発明の実施の形態では、操作レバー60が用意されている。操作レバー60は握り部61及び操作部62から構成されている。握り部61は人が手で握る部分であり、操作部62は握り部61の中央から下方に接続され、下端が直線の全体が略Jの字状となっており、部分的に下部のみを見ると凹字状となっている。
この操作レバー60の握り部61を持って移動体40の案内材42が挿入された縦桟11相互間に隣接する間隔に、握り部61の長さ方向を合わせ、そして操作部62を挿入し、縦桟11の下端を通過してから、握り部61を90度回転させ、板材13側に移動し、そこで引き上げる。このとき、略逆V字状に切り欠いた案内溝34は、操作部62の位置を最適位置に移動させ、そこに位置する移動体40の案内材42を上昇させる。このとき、案内材42は受け部材45の一部を軸として回動し、それに伴って端部材41は係合片33の下端に導かれて、案内材42の長さ方向に後退させる。
案内材42の長さ方向の後退は、ガイド片31が移動体40の端部材41を上昇させようとし、それまで、移動体40が係合片33の下端との間に挟まれ、移動体40が案内材42側に退避する力が、係合片33の下端及びガイド片31の上端の角度では生じないものの、移動体40の端部材41が係合片33の下端とガイド片31の上端との間で挟まれていても、重力、接触圧が開放されて移動自在となるから、移動体40の端部材41が係合片33の下端に案内され、係合片33の自由端よりもグレーチング蓋10側に移動する。これによって、それまでグレーチング蓋10の回動を禁止していた移動体40が、グレーチング蓋10の回動軸15を軸に回動することを許容する。
したがって、操作レバー60によって引き上げれば、グレーチング蓋10が開放される。操作レバー60の操作部62は、下面側の開口を広くした略逆V字状に切り欠いた案内溝34に入り込むから、目視することなく、操作レバー60の握り部61を持って上昇させるだけで、操作部62が案内溝34から外れることがなく開放させることができる。
縦桟11相互間の間隔に挿入され移動体40の案内材42、移動体40の端部材41、端部材41と共に係合するガイド片31及び係合片33を上側から確認できないようにするためカバー体71及びカバー体72からなるカバー体70を設けている。カバー体71は縦桟11相互間の間隔に挿入され移動体40の案内材42の存在を隠すものであり、また、埃、砂、土の進入によって、動かなくなるのを防止するものである。このカバー体71は、縦桟11相互間の間隔及び横桟18と板材13との間に配設されるものであり、大きな機械的強度を必要とするものではないから板材で形成される。
カバー体72は、移動体40の端部材41、端部材41と共に係合するガイド片31及び係合片33を上から確認できないように、その存在を隠すものであり、また、埃、砂、土の進入によって、動かなくなるのを防止するものである。このカバー体72は、比較的広い面積を覆うものであるから、機械的強度を高めておくことが望ましい。
特に、略逆V字状に切り欠いた案内溝34は、縦桟11相互間の間隔のカバー体71で確認できなくなり、また、縦桟11相互間の間隔が狭いことにより、縦桟11相互間の開口からは確認できなくなる。
しかし、カバー体71及びカバー体72を一体に形成してもよい。この場合には、特に位置合わせ等が容易になる。
このように、上記実施の形態は、縦横の複数の桟からなるグレーチング蓋10と、グレーチング蓋10の特定の一辺側で支承し、該支承した軸を中心に回動自在とし、上方から開閉自在にグレーチング蓋10を受け入れ自在な枠体20と、枠体20に対しグレーチング蓋10を開放しないようにロック自在なロック機構30とを具備するグレーチング開閉装置において、前記ロック機構30は、グレーチング蓋10の反支承側に形成したガイド片31と、枠体20の反支承側に形成した係合片33と、グレーチング蓋10を枠体20に収納するのを許容し、グレーチング蓋10を枠体20に収納した状態では、枠体20からグレーチング蓋10が開かないように係合片33とガイド片31で共に係合し、枠体20にグレーチング蓋10を収納したとき、グレーチング蓋10に形成したガイド片31を自重によって移動する移動体32と、移動体40を上昇させる操作レバー60の垂直方向の移動を案内するグレーチング蓋10の縦桟11に形成された下面側の開口を広くした略逆V字状に切り欠いた案内溝34と、案内溝34を設けた縦桟11の上部で、かつ、移動体40の移動が確認される全上面範囲を覆い、グレーチング蓋10の上方から移動体40を確認できないようにするカバー体70を具備するものである。
ここで、グレーチング蓋10を枠体20に収納する場合には、枠体20の固定軸21の下側にグレーチング蓋10の回動軸15を嵌め込み、水平から略90度以内の範囲で回動自在とする。グレーチング蓋10を枠体20に収納した状態では、グレーチング蓋10に形成したガイド片31を自重によって移動する移動体32は、摺動によりガイド片31の上端を移動して下降する。即ち、枠体20の係合片33の下端とグレーチング蓋10のガイド片31の上端とで、下降する通路を形成し、そこを端部材41が通過する。移動体40の端部材41が最も下降すると、その状態で、ガイド片31と係合片33が共に端部材41と咬み合い、枠体20からグレーチング蓋10が開放できないロック状態となる。これが、通常の施工状態である。
この操作レバー60の握り部61を持って移動体40の案内材42が挿入された縦桟11相互間に隣接する間隔に、握り部61の長さ方向を合わせ、そして操作部62を挿入し、縦桟11の下端を通過してから、握り部61を90度回転させ、板材13側に移動し、そこで引き上げると、案内溝34は操作部62の位置を最適位置に移動させ、そこで移動体40の案内材42を上昇させ、それに伴って端部材41は係合片33の下端に導かれて、案内材42の長さ方向に後退する。
案内材42の長さ方向の後退は、ガイド片31が移動体40の端部材41を上昇させようとし、自己荷重、接触圧が開放されて移動自在となるから、移動体40の端部材41がグレーチング蓋10側に移動する。これによって、それまでグレーチング蓋10の回動を禁止していた移動体40が、グレーチング蓋10の回動軸15を軸に回動することを許容する。したがって、操作レバー60によって引き上げれば、グレーチング蓋10が開放される。
このように、本実施の形態のグレーチング開閉装置によれば、グレーチング蓋10をその特定の一辺側で支承し、その支承した軸を中心に回動自在とし、グレーチング蓋10を上方から受け入れ自在な枠体20と、枠体20に対しグレーチング蓋10を開かないようにロック自在なロック機構30を具備し、しかも、ロック機構30は、グレーチング蓋10を枠体20に収納したとき、グレーチング蓋10に形成した係合片33を自重で移動する移動体40によって、グレーチング蓋10を枠体20に収納するのを自在とし、移動体40がグレーチング蓋10を枠体20に収納した状態で、枠体20からグレーチング蓋10が開かないように係合片33に係合するものである。このとき、移動体40は、グレーチング蓋10に形成したガイド片31を自重によって移動し、グレーチング蓋10を枠体20に収納したとき、グレーチング蓋10に形成した係合片33を自重によって移動することから、グレーチング蓋10を枠体20に収納したとき、枠体20からグレーチング蓋10が係合片33とガイド片31と共に移動体40の端部材41によって開かないように自然に係合状態となる。
また、ロック機構30は、グレーチング蓋10を枠体20に収納したとき、グレーチング蓋10に形成したガイド片31を自重で移動する移動体40が、係合片33とガイド片31と共に移動体40によってグレーチング蓋10の開放を禁止する。この状態で、操作レバー60の外力によって移動体40を移動させると、ガイド片31と係合片33と移動体40の端部材41との係合を解除することができる。
したがって、簡単な冶具としての操作レバー60で移動体40を移動させることができる。しかも、少なくとも移動体40の移動量が多い部分は、グレーチング蓋10の上方から確認できないようにカバー体70で覆っているから、一般の人がグレーチング蓋10を開放できる可能性が低くなり、不慣れな人の操作に基づく障害も発生しない。そして、小石等が移動体40の移動を拘束するように、入り込まないようにすることができる。
よって、簡単にグレーチング蓋10をロックすることができ、しかも、必要に応じてグレーチング蓋10が確実に開閉でき、簡単で信頼性の高いグレーチング開閉装置とすることができる。
このとき、移動体40を上方から確認できないようにカバー板71及びカバー板72からなるカバー板70は、グレーチング蓋10と枠体20との間の隙間を狭くすることができ、かつ、枠体20との間において移動体40を上方から確認できないようにでき、小石等が移動体40の移動を拘束するように、入り込まないようにすることができる。
そして、案内溝34は、移動体40を上昇させる操作レバー60の垂直方向の移動を案内するものであり、しかも、グレーチング蓋10の縦桟11及び横桟18に形成された下面側の開口を広くし、略逆V字状に形成したものである。特に、開口を広くし略逆V字状に形成したものであるから、操作レバー60を導くのに適した開口となり、操作に不慣れな人でも、操作レバー60が準備されておれば、簡単にグレーチング蓋10を開放することができる。
ここで、グレーチング蓋10は、通常、平面が四角形状のもので、排水溝、マンホールの蓋等に使用されるものである。また、枠体20は、グレーチング蓋10をその特定の一辺側で支承し、該支承した軸を中心に回動自在とするものであり、上方から開閉自在に前記グレーチング蓋を受け入れ自在の構造であればよく、そして、グレーチング蓋10を支承する構造も公知の軸支される構造であればよい。特に、グレーチング蓋10をその特定の一辺側で支承する構成は、仮に、平面略円形であっても、その特定の位置に直線部分を形成し、その支承した軸を中心に回動自在とする構造であればよく、他の形状まで拘束するものではない。
そして、案内溝34は、移動体40を上昇させる操作レバー60の垂直方向の移動を案内するもので、グレーチング蓋10の縦桟11に形成された下面側の開口を広くし略逆V字状に形成したものである。特に、開口を広くし略逆V字状に形成したものであるから、操作レバー60を導くのに適した開口となり、他に、略逆J字状、略逆U字状等に形成することもできる。
また、ロック機構30は、枠体20に対しグレーチング蓋10を開かないようにすることが前提となり、詳しくは、グレーチング蓋10を枠体20に収納したとき、グレーチング蓋10に形成した係合片33を自重で移動する移動体40と、移動体40がグレーチング蓋10を枠体20に収納するのを許容し、グレーチング蓋10を枠体20に収納した状態では、枠体20からグレーチング蓋10が開かないように係合し、移動体40を外力によって移動させることによって係合を解除する枠体20に設けられた係合片33、案内溝34を設けた縦桟11の上部で、移動体40の移動が確認される全上面範囲を覆い、グレーチング蓋10の上方から移動体40を確認できないようにするものである。
しかも、少なくとも移動体40は、グレーチング蓋10の上方から確認できないようにカバー体70で覆うことによって、小石や土埃を進入させないことで、係合片33及びガイド片31と係合または解除する移動体40の移動を自在とし、かつ、悪戯によって解放されないようにするものである。このため、カバー体70は案内溝34を設けた縦桟11の上部で、かつ、移動体40の移動が確認される全上面範囲を覆い、グレーチング蓋10の上方から移動体40を確認できないようにするものである。
本発明は、排水溝やマンホールの蓋等のグレーチング開閉装置に関するもののほか、グレーチングを使用する空気孔の装置にも使用できる。
また、複数枚隣接させたグレーチングとしても使用できる。
図1は本発明の実施の形態1にかかるグレーチング開閉装置の分解斜視図である。 図2は本発明の実施の形態1にかかるグレーチング開閉装置のグレーチング蓋を閉じた状態の上面図である。 図3は図2のA−A切断線による断面図(a)、及び横桟の事例の説明図(b)である。 図4は図2のB−B切断線による断面図である。 図5は本発明の実施の形態1にかかるグレーチング開閉装置の支承機構の要部断面図ある。 図6は本発明の実施の形態1にかかるグレーチング開閉装置のロック機構の要部断面図で、(a)はロック状態、(b)はロックの解除中、(c)はロックの解除状態である。 図7は本発明の実施の形態1にかかるグレーチング開閉装置のロック機構の要部斜視図である。
符号の説明
10 グレーチング蓋
11 縦桟
15 回動軸
18 横桟
20 枠体
21 固定軸
30 ロック機構
31 ガイド片
33 係合片
34 案内溝
40 移動体
60 操作レバー
61 握り部
70 カバー体

Claims (1)

  1. 縦横の複数の桟からなるグレーチング蓋と、前記グレーチング蓋の特定の一辺側で支承し、該支承した軸を中心に回動自在とし、上方から開閉自在に前記グレーチング蓋を受け入れ自在な枠体と、前記枠体に対し前記グレーチング蓋を開放しないようにロック自在なロック機構とを具備するグレーチング開閉装置において、
    前記ロック機構は、前記グレーチング蓋の反支承側に形成したガイド片と、
    前記枠体の反支承側に形成した係合片と、
    前記グレーチング蓋を前記枠体に収納するのを許容し、前記グレーチング蓋を前記枠体に収納した状態では、前記枠体から前記グレーチング蓋が開かないように前記係合片とガイド片と共に係合し、前記枠体に前記グレーチング蓋を収納したとき、前記グレーチング蓋に形成した前記ガイド片を自重によって移動する移動体と、
    前記移動体を上昇させる操作レバーの垂直方向の移動を案内する前記グレーチング蓋の前記桟に形成された下面側の開口を広くした略逆V字状に切り欠いた案内溝と、
    前記案内溝を設けた前記桟の上部で、かつ、前記移動体の移動が確認される全上面範囲を覆い、前記グレーチング蓋の上方から前記移動体を確認できないようにするカバー体と
    を具備することを特徴とするグレーチング開閉装置。
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