JP2008280149A - 搬送装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】この搬送装置は、n階の階層の天井に敷設された軌道と、軌道に沿って走行可能に設けられ、被搬送物を搬送するOHT等の搬送車とを備える。特に、この搬送装置では、n階の階層と(n−1)階の階層の間には、(n−1)階の階層の天井が設けられ、その天井にはn階の階層と(n−1)階の階層に設置された載置部との間において、搬送車の把持部により把持された被搬送物を昇降装置を通じて昇降させるための貫通孔が設けられている。よって、搬送車単独にて、n階の階層における被搬送物の搬送は勿論のこと、前記天井の貫通孔を通じてn階の階層と(n−1)階の階層の載置部との間における被搬送物の搬送を行うことができ、階層間における被搬送物の搬送時間の大幅な短縮化を図ることができる。
【選択図】図1
Description
(搬送装置の構成)
以下、図1を参照して、本発明の第1実施形態に係る搬送装置100の構成について説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る搬送装置100を、軌道1の延在方向と直交する方向から見たときの搬送装置100の側面図及び断面図を示す。
(搬送装置の構成)
次に、図2を参照して、本発明の第2実施形態に係る搬送装置200の構成について説明する。なお、以下では、第1実施形態と同一の要素については同一の符号を付し、その説明は省略する。図2は、本発明の第2実施形態に係る搬送装置200を、軌道1の延在方向と直交する方向から見たときの搬送装置200の側面図及び断面図を示す。
(搬送装置の構成)
次に、図3を参照して、本発明の第3実施形態に係る搬送装置300の構成について説明する。なお、以下では、第1及び第2実施形態と同一の要素については同一の符号を付し、その説明は省略する。図3は、本発明の第3実施形態に係る搬送装置300を、軌道1の延在方向と直交する方向から見たときの搬送装置300の側面図及び断面図を示す。
第1乃至第3実施形態では、階層間にて被搬送物9を搬送すると、搬送車2と載置部82との距離が離れ過ぎてしまい、搬送車2側から載置部82側の状況を確認するのが困難である。このため、もし、階層間を跨いだ被搬送物9の搬送の際に、載置部82の上端面82a上に障害体(人及び物を含む)が存在していた場合には、被搬送物9を載置部82の上端面82a上へ安全に載置することできないことが起こり得る。
上記の第1乃至第3実施形態に係る搬送装置100、200又は300は、n階の階層12と(n−1)階の階層11の間において被搬送物9の搬送を行う構成であった。しかし、本発明に係る搬送装置は、かかる構成に限定されず、複数の階層、例えば10階の階層のうち、軌道1及び搬送車2が例えば6階の階層に設置され、載置部82が例えば3階の階層に設置されているようなケースにも適用可能である。
Claims (8)
- 複数の階層のうち所定の階層の天井に敷設された軌道と、
前記軌道に沿って走行可能に設けられ、被搬送物を搬送する搬送車と、を備え、
前記搬送車は、前記被搬送物を把持又は開放する把持部と、前記把持部を懸垂状態で支持する懸垂部と、前記懸垂部の巻き取り又は繰り出しを通じて前記把持部を昇降させる昇降装置と、を有し、
前記所定の階層に対して下方に位置する他の階層には前記被搬送物を載置するための載置部が設けられ、
前記所定の階層と前記他の階層の間には各階層に対応して設けられた少なくとも1つの天井が設けられ、前記少なくとも1つの天井には、前記所定の階層と前記他の階層の前記載置部との間において、前記把持部により把持された前記被搬送物を前記昇降装置を通じて昇降させるための貫通孔が設けられていることを特徴とする搬送装置。 - 前記他の階層は前記所定の階層に対し下方に隣接する位置に設けられ、
前記少なくとも1つの天井は、前記他の階層の天井であることを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。 - 前記所定の階層と前記他の階層との間には複数の階層が設けられ、
前記少なくとも1つの天井は、前記複数の階層の各天井及び前記他の階層の天井であることを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。 - 前記他の階層の前記天井に設けられた前記貫通孔は、前記所定の階層側から前記他の階層側にかけて漸次小さくなる鉢状の形状を有し、
前記他の階層側の前記貫通孔には、筒状の案内部が繋がるように設けられ、
前記案内部は、前記貫通孔の位置から前記載置部の上端面近傍にかけて延在しており、
前記把持部には、当該把持部の昇降の際に前記案内部の内壁に沿って回転する回転体が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の搬送装置。 - 前記他の階層の前記天井に設けられた前記貫通孔は、前記所定の階層側から前記他の階層側にかけて漸次小さくなる鉢状の形状を有し、
前記他の階層側の前記貫通孔には、筒状の案内部が繋がるように設けられ、
前記案内部は、前記貫通孔の位置から前記載置部の上端面近傍にかけて延在しており、
前記把持部の外壁及び前記案内部に沿う内壁には、磁石が配置されており、
前記把持部に配置される前記磁石と、前記案内部に配置される前記磁石とは互いに反発し合う極性を有することを特徴とする請求項2に記載の搬送装置。 - 前記複数の前記階層の前記各天井に設けられた前記貫通孔のうち、前記所定の階層に対し下方に隣接する位置に設けられた前記階層の天井に設けられた前記貫通孔は、前記所定の階層側から前記他の階層側にかけて漸次小さくなる鉢状の形状を有し、
前記複数の前記階層の前記各天井に設けられた前記貫通孔の各々と繋がる位置には、筒状の案内部が設けられ、
前記案内部は、さらに前記他の階層の前記天井に設けられた前記貫通孔に繋がっていると共に、当該他の階層の前記貫通孔の位置から前記載置部の上端面近傍にかけて延在しており、
前記把持部には、当該把持部の昇降の際に前記案内部の内壁に沿って回転する回転体が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の搬送装置。 - 前記複数の前記階層の前記各天井に設けられた前記貫通孔のうち、前記所定の階層に対し下方に隣接する位置に設けられた前記階層の天井に設けられた前記貫通孔は、前記所定の階層側から前記他の階層側にかけて漸次小さくなる鉢状の形状を有し、
前記複数の前記階層の前記各天井に設けられた前記貫通孔の各々と繋がる位置には、筒状の案内部が設けられ、
前記案内部は、さらに前記他の階層の前記天井に設けられた前記貫通孔に繋がっていると共に、当該他の階層の前記貫通孔の位置から前記載置部の上端面近傍にかけて延在しており、
前記把持部の外壁及び前記案内部に沿う内壁には、磁石が各々の配置されており、
前記把持部に配置される前記磁石と、前記案内部に配置される前記磁石とは互いに反発し合う極性を有することを特徴とする請求項3に記載の搬送装置。 - 前記案内部の内形は、前記把持部の外形より若干大きいことを特徴とする請求項4乃至7のいずれか一項に記載の搬送装置。
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