JP2008280148A - 記録材後処理装置及びこれを用いた記録材処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】機能要素の追加などの要求に対して柔軟に対応する。
【解決手段】後処理装置筐体2の記録材搬送路2aに沿って搬送される記録材Sを一時的に位置決め収容する位置決め収容受け3と、位置決め収容受け3に位置決め収容された記録材Sに対して後処理を施す後処理機構4と、位置決め収容受け3に対応する基準位置Aにて位置決め収容受け3で位置決めされた記録材Sを受け取り且つ基準位置Aよりも上方又は下方に位置する目標位置Bまで移動自在に設けられる可動収容受け5と、位置決め収容受け3の上方又は下方に設けられ且つ目標位置Bに位置する可動収容受け5に収容された記録材Sが反転搬送可能な反転搬送路6、あるいは、位置決め収容受け3の上方又は下方に設けられ且つ目標位置Bに位置する可動収容受け5に収容された記録材Sを受け取って後処理機構4とは別の後処理を施す拡張後処理機構7とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、記録材後処理装置及びこれを用いた記録材処理装置に関する。
従来における記録材処理装置には記録材後処理装置を組み込んだものが既に提供されている。
特許文献1には、後処理装置筐体に対して着脱自在なトレイに、用紙の綴じ機構、折り機構及びパンチング機構のいずれかの後処理機構を組み込んだ技術が開示されている。
また、特許文献2には、画像形成された用紙を第1のトレイ部に揃えて積載し、その第1のトレイ部上で用紙に後処理機構によって後処理を施し、用紙引き込み手段によって第1のトレイ部から用紙を引き込み、トレイ切替手段により第1のトレイ部から第2のトレイ部に切り替えて第2のトレイ部に用紙を排出するようにした技術が開示されている。
更に、特許文献3には、事前にシート折りユニットにてシートに折り目を付け、その折り目を検出してステープラにて折り目部分を綴じるようにした技術が開示されている。
更にまた、特許文献4には、略水平配置された処理トレイにシートを一時的に積載し、積載されたシート束の中央に針綴じ処理を行う中綴じユニットと、中綴じ処理されたシート束を略鉛直方向に動作する突き板によって半分折り搬送する中折りユニットとを備えた技術が開示されている。
特許第3577894号公報(発明の実施の形態,図1) 特許第3620222号公報(発明の実施の形態,図1) 特開2004−277036号公報(発明の実施の形態,図3) 特開2005−154080号公報(発明を実施するための最良の形態,図1)
本発明の技術的課題は、機能要素の追加などの要求に対して柔軟に対応可能な記録材後処理装置及びこれを用いた記録材処理装置を提供することにある。
請求項1に係る発明は、記録材に後処理を施す記録材後処理装置であって、記録材搬送路に沿って搬送される記録材を一時的に位置決め収容する位置決め収容受けと、この位置決め収容受けに位置決め収容された記録材に対して後処理を施す後処理機構と、前記位置決め収容受けに対応する基準位置にて前記位置決め収容受けで位置決めされた記録材を受け取り且つ前記基準位置よりも上方又は下方に位置する目標位置まで移動自在に設けられる可動収容受けと、前記位置決め収容受けの上方又は下方に設けられ且つ前記目標位置に位置する可動収容受けに収容された記録材が反転搬送可能な反転搬送路とを備えることを特徴とする記録材後処理装置である。
請求項2に係る発明は、記録材に後処理を施す記録材後処理装置であって、記録材が搬送される記録材搬送路及び記録材に搬送力が与えられる搬送部材を有する後処理装置筐体と、この後処理装置筐体の記録材搬送路に沿って搬送される記録材を一時的に位置決め収容する位置決め収容受けと、この位置決め収容受けに位置決め収容された記録材に対して後処理を施す後処理機構と、前記位置決め収容受けに対応する基準位置にて前記位置決め収容受けで位置決めされた記録材を受け取り且つ前記基準位置よりも上方又は下方に位置する目標位置まで移動自在に設けられる可動収容受けと、前記位置決め収容受けの上方又は下方に設けられ且つ前記目標位置に位置する可動収容受けに収容された記録材が反転搬送可能な反転搬送路とを備えることを特徴とする記録材後処理装置である。
請求項3に係る発明は、請求項2に係る記録材後処理装置において、可動収容受けが後処理装置筐体に対して着脱自在であることを特徴とする記録材後処理装置である。
請求項4に係る発明は、請求項1又は2に係る記録材後処理装置において、可動収容受けが、記録材を引き込む正方向及び記録材を送出する逆方向に回転可能な搬送部材を有することを特徴とする記録材後処理装置である。
請求項5に係る発明は、請求項1又は2に係る記録材後処理装置において、反転搬送路の排出口から排出された記録材が収容可能な反転排出収容受けを有することを特徴とする記録材後処理装置である。
請求項6に係る発明は、請求項5に係る記録材後処理装置において、反転排出収容受けが可動収容受けにて兼用されることを特徴とする記録材後処理装置である。
請求項7に係る発明は、請求項2に係る記録材後処理装置において、反転搬送路が後処理装置筐体に対して着脱自在な付属装置に設けられていることを特徴とする記録材後処理装置である。
請求項8に係る発明は、請求項2に係る記録材後処理装置において、反転搬送路が後処理装置筐体に設けられることを特徴とする記録材後処理装置である。
請求項9に係る発明は、請求項1又は2に係る記録材後処理装置において、反転搬送路に前記後処理機構とは別の後処理が可能な拡張後処理機構を有することを特徴とする記録材後処理装置である。
請求項10に係る発明は、請求項9に係る記録材後処理装置において、後処理機構が、位置決め収容受けに収容された状態の記録材の端部を綴じる端綴じ機構と、可動収容受けに設けられて位置決め収容受けにて位置決めされた記録材の中央部を綴じる中綴じ機構とを有し、拡張後処理機構が、反転搬送路に設けられて反転搬送される記録材を中折りする中折り機構であることを特徴とする記録材後処理装置である。
請求項11に係る発明は、請求項1又は2に係る記録材後処理装置において、前記可動収容受けとは別に設けられ且つ基準位置から送出される記録材を排出収容する可動排出収容受けを有することを特徴とする記録材後処理装置である。
請求項12に係る発明は、請求項11に係る記録材後処理装置において、可動排出収容受けが前記可動収容受けを経由して記録材を排出収容するものであることを特徴とする記録材後処理装置である。
請求項13に係る発明は、記録材に画像を形成する画像形成装置と、この画像形成装置にて画像形成された記録材に後処理を施す記録材後処理装置とを備え、記録材後処理装置が、記録材が搬送される記録材搬送路及び記録材に搬送力が与えられる搬送部材を有する後処理装置筐体と、この後処理装置筐体の記録材搬送路に沿って搬送される記録材を一時的に位置決め収容する位置決め収容受けと、この位置決め収容受けに位置決め収容された記録材に対して後処理を施す後処理機構と、前記位置決め収容受けに対応する基準位置にて前記位置決め収容受けで位置決めされた記録材を受け取り且つ前記基準位置よりも上方又は下方に位置する目標位置まで移動自在に設けられる可動収容受けと、前記位置決め収容受けの上方又は下方に設けられ且つ前記目標位置に位置する可動収容受けに収容された記録材が反転搬送可能な反転搬送路とを備えることを特徴とする記録材処理装置である。
請求項14に係る発明は、記録材に後処理を施す記録材後処理装置であって、記録材搬送路に沿って搬送される記録材を一時的に位置決め収容する位置決め収容受けと、この位置決め収容受けに位置決め収容された記録材に対して後処理を施す後処理機構と、前記位置決め収容受けに対応する基準位置にて前記位置決め収容受けで位置決めされた記録材を受け取り且つ前記基準位置よりも上方又は下方に位置する目標位置まで移動自在に設けられる可動収容受けと、前記位置決め収容受けの上方又は下方に設けられ且つ前記目標位置に位置する可動収容受けに収容された記録材を受け取って前記後処理機構とは別の後処理を施す拡張後処理機構とを備えることを特徴とする記録材後処理装置である。
請求項15に係る発明は、記録材に後処理を施す記録材後処理装置であって、記録材が搬送される記録材搬送路及び記録材に搬送力が与えられる搬送部材を有する後処理装置筐体と、この後処理装置筐体の記録材搬送路に沿って搬送される記録材を一時的に位置決め収容する位置決め収容受けと、この位置決め収容受けに位置決め収容された記録材に対して後処理を施す後処理機構と、前記位置決め収容受けに対応する基準位置にて前記位置決め収容受けで位置決めされた記録材を受け取り且つ前記基準位置よりも上方又は下方に位置する目標位置まで移動自在に設けられる可動収容受けと、前記位置決め収容受けの上方又は下方に設けられ且つ前記目標位置に位置する可動収容受けに収容された記録材を受け取って前記後処理機構とは別の後処理を施す拡張後処理機構とを備えることを特徴とする記録材後処理装置である。
請求項16に係る発明は、請求項15に係る記録材後処理装置において、可動収容受けが後処理装置筐体に対して着脱自在であることを特徴とする記録材後処理装置である。
請求項17に係る発明は、請求項15に係る記録材後処理装置において、拡張後処理機構が後処理装置筐体に対して着脱自在に設けられていることを特徴とする記録材後処理装置である。
請求項18に係る発明は、記録材に画像を形成する画像形成装置と、この画像形成装置にて画像形成された記録材に後処理を施す記録材後処理装置とを備え、記録材後処理装置が、記録材が搬送される記録材搬送路及び記録材に搬送力が与えられる搬送部材を有する後処理装置筐体と、この後処理装置筐体の記録材搬送路に沿って搬送される記録材を一時的に位置決め収容する位置決め収容受けと、この位置決め収容受けに位置決め収容された記録材に対して後処理を施す後処理機構と、前記位置決め収容受けに対応する基準位置にて前記位置決め収容受けで位置決めされた記録材を受け取り且つ前記基準位置よりも上方又は下方に位置する目標位置まで移動自在に設けられる可動収容受けと、前記位置決め収容受けの上方又は下方に設けられ且つ前記目標位置に位置する可動収容受けに収容された記録材を受け取って前記後処理機構とは別の後処理を施す拡張後処理機構とを備えることを特徴とする記録材処理装置である。
請求項1に係る発明によれば、記録材後処理装置としての機能要素の追加などの要求に柔軟に対応することができる。
請求項2に係る発明によれば、機能要素の追加などの要求に柔軟に対応可能な記録材後処理装置を容易に構築することができる。
請求項3に係る発明によれば、記録材後処理装置の搬送性、組立性を良好に保つことができる。
請求項4に係る発明によれば、可動収容受けから反転搬送路へ記録材を確実に受け渡すことができる。
請求項5に係る発明によれば、反転搬送路にて反転搬送された記録材を排出収容することができる。
請求項6に係る発明によれば、部品点数を増加させることなく、反転搬送路にて反転搬送された記録材を排出収容することができる。
請求項7に係る発明によれば、既存の記録材後処理装置を簡単に拡張することができる。
請求項8に係る発明によれば、付属装置を用いずに、装置構成を簡略化することができる。
請求項9に係る発明によれば、後処理機能を簡単に拡張することができ、可動収容受け側に拡張後処理機構を組み込む場合に比べて記録材後処理装置を安定させることができる。
請求項10に係る発明によれば、記録材に対して端綴じ処理、中綴じ処理に加えて拡張後処理機構にて中折り処理をも簡単に実現することができる。
請求項11に係る発明によれば、反転搬送路への移動が不要な記録材を効率的に排出収容することができる。
請求項12に係る発明によれば、反転搬送路への移動が不要な記録材を、可動収容受けを移動させずに可動排出収容受けに効率的に排出収容することができる。
請求項13に係る発明によれば、記録材後処理装置としての機能要素の追加などの要求に柔軟に対応可能な記録材処理装置を容易に構築することができる。
請求項14に係る発明によれば、記録材後処理装置としての機能要素の追加などの要求に柔軟に対応することができる。
請求項15に係る発明によれば、機能要素の追加などの要求に柔軟に対応可能な記録材後処理装置を容易に構築することができる。
請求項16に係る発明によれば、記録材後処理装置の搬送性、組立性を良好に保つことができる。
請求項17に係る発明によれば、既存の記録材後処理装置を簡単に拡張することができる。
請求項18に係る発明によれば、記録材後処理装置としての機能要素の追加などの要求に柔軟に対応可能な記録材処理装置を容易に構築することができる。
◎実施の形態モデルの概要
先ず、本発明が適用される実施の形態モデルの概要について説明する。
図1は本発明を具現化する実施の形態モデルに係る記録材処理装置の概要を示す。
同図において、記録材処理装置は、記録材Sに画像を形成する画像形成装置11と、この画像形成装置11にて画像形成された記録材Sに後処理を施す記録材後処理装置1とを備えてある。
本実施の形態において、画像形成装置11は装置筐体13内に画像形成部12を内蔵したものであれば、その画像形成方式は電子写真方式を始め、インクジェット方式など適宜選定して差し支えない。また、画像形成装置11としては装置筐体13の上方に空間部を介して画像読取部14を配置した態様に限られるものではなく、画像読取部14のない態様をも含む。
ここで、画像形成装置11の設置空間を有効に利用し、記録材後処理装置1を配設する態様としては、装置筐体13の上部に記録材後処理装置1の後処理装置筐体2を配置し、装置筐体13の設置領域内にて画像形成部12で形成された作像済み記録材Sを記録材後処理装置1に導くようにしたものが挙げられる。特に、画像読取部14を備えた態様にあっては、装置筐体13と画像読取部14との空間部を利用して記録材後処理装置1を組み付けるようにすることが好ましい。
尚、本実施の形態において、記録材Sとは画像を形成し得るものであればよく、用紙は勿論、コート層が設けられた特殊紙、更にはOHPシートなどを広く含む。
また、本実施の形態において、記録材後処理装置1としては、記録材Sが搬送される記録材搬送路2a及び記録材Sに搬送力が与えられる搬送部材2bを有する後処理装置筐体2と、この後処理装置筐体2の記録材搬送路2aに沿って搬送される記録材Sを一時的に位置決め収容する位置決め収容受け3と、この位置決め収容受け3に位置決め収容された記録材Sに対して後処理を施す後処理機構4と、前記位置決め収容受け3に対応する基準位置Aにて前記位置決め収容受け3で位置決めされた記録材Sを受け取り且つ前記基準位置Aよりも上方又は下方に位置する目標位置Bまで移動自在に設けられる可動収容受け5と、前記位置決め収容受け3の上方又は下方に設けられ且つ前記目標位置Bに位置する可動収容受け5に収容された記録材Sが反転搬送可能な反転搬送路6とを備えたものが挙げられる。
このような技術的手段において、後処理機構4としては、位置決め収容受け3にて位置決めされた記録材Sに対して後処理を施すものであれば綴じ処理、折り処理、穿孔処理など広く含み、位置決め収容受け3に位置決めされた状態の記録材Sに後処理を施す態様(例えば端綴じ機構や穿孔機構などの後処理機構4a)は勿論、位置決め収容受け3から記録材Sが移動したとしても、位置決めされた記録材Sを維持した状態で当該記録材Sに後処理を施す態様(例えば位置決め収容受け3から所定量移動した後に記録材Sの中央を綴じる中綴じ機構などの後処理機構4b)も含む。
ここで、例えば端綴じ機構4aは記録材Sの端部を綴じるものであればよく、一点綴じ、二点綴じなど適宜選定して差し支えない。また、例えば中綴じ機構4bは記録材Sの中央部を綴じるものであればよく、中綴じ機構4bによる中綴じ位置を記録材サイズに応じて可変にしてもよいが、例えば記録材Sをサイズに応じて移動させる構成を採用することにより中綴じ位置を一義的に設定することが可能である。また、中綴じ機構4bによる中綴じ処理を行うに際し、折すじが付された記録材Sを使用することが好ましいが、折すじが付されない記録材Sに対して中綴じを施すようにしてもよいことは勿論である。
また、可動収容受け5は、位置決め収容受け3にて位置決めされた記録材Sを受け取り、反転搬送路6に至るまで前記記録材Sを移動させるものであれば適宜選定して差し支えない。
更に、反転搬送路6とは、可動収容受け5に収容された記録材Sがその表裏面を反転させながら搬送する経路であればどのような経路でもよく、また、途中で複数経路に分岐するなど適宜選定して差し支えない。
また、可動収容受け5は可動性を有するものであれば、後処理装置筐体2に対して予め装備したもので差し支えないが、記録材後処理装置1の搬送性、組立性を良好に保つという観点からすれば、可動収容受け5は後処理装置筐体2に対して着脱自在である態様が好ましい。
更に、可動収容受け5による記録材Sの受け渡し動作を良好に保つという観点からすれば、可動収容受け5には、記録材Sを引き込む正方向及び記録材Sを送出する逆方向に回転可能な搬送部材を具備させることが好ましい。
更にまた、反転搬送路6にて反転搬送された記録材Sを排出収容するには、反転搬送路6の排出口から排出された記録材Sが収容可能な反転排出収容受けを有することが好ましい。
この場合において、反転排出収容受けは固定的に設けられていてもよいし、排出口が複数ある態様にあっては複数固定的に設けてもよいし、一若しくは複数のものを移動自在に設けてもよい。また、反転排出収容受けは可動収容受け5と別に設けてもよいし、部品点数を低減させるという観点からすれば、可動収容受け5にて兼用することが好ましい。
また、反転搬送路6を設けるにあたって、後処理装置筐体2に直接設けるようにしてもよいが、既存の記録材後処理装置1を簡単に拡張するという観点からすれば、後処理装置筐体2に対して着脱自在な付属装置を設けるようにすることが好ましい。
更に、反転搬送路6には、前記後処理機構4とは別の後処理が可能な拡張後処理機構7を有する態様が好ましい。この場合において、拡張後処理機構7としては、中折り機構やメールボックス要部(切替機構や搬送部材など)が挙げられる。
ここで、記録材後処理装置1の代表的態様としては、例えば後処理機構4が、位置決め収容受け3に収容された状態の記録材Sの端部を綴じる端綴じ機構4aと、可動収容受け5に設けられて位置決め収容受け3にて位置決めされた記録材Sの中央部を綴じる中綴じ機構4bとを有し、拡張後処理機構7が、反転搬送路6に設けられて反転搬送される記録材Sを中折りする中折り機構である態様が挙げられる。
また、反転搬送路6への移動が不要な記録材Sの排出性を良好に保つという観点からすれば、可動収容受け5とは別に設けられ且つ基準位置Aから送出される記録材Sを排出収容する可動排出収容受け9を設けることが好ましい。
この場合において、可動収容受け5を移動させ、代わりに可動排出収容受け9を所定位置に移動させることにより基準位置Aから排出される記録材Sを排出収容するようにしてもよいし、あるいは、可動収容受け5の構造を工夫することで、可動収容受け5を経由して可動排出収容受け9に記録材Sを排出収容するようにしてもよい。
また、記録材後処理装置1について別の捉え方をすると、図1に示すように、記録材Sが搬送される記録材搬送路2a及び記録材Sに搬送力が与えられる搬送部材2bを有する後処理装置筐体2と、この後処理装置筐体2の記録材搬送路2aに沿って搬送される記録材Sを一時的に位置決め収容する位置決め収容受け3と、この位置決め収容受け3に位置決め収容された記録材Sに対して後処理を施す後処理機構4と、前記位置決め収容受け3に対応する基準位置Aにて前記位置決め収容受け3で位置決めされた記録材Sを受け取り且つ前記基準位置Aよりも上方又は下方に位置する目標位置Bまで移動自在に設けられる可動収容受け5と、前記位置決め収容受け3の上方又は下方に設けられ且つ前記目標位置Bに位置する可動収容受け5に収容された記録材Sを受け取って前記後処理機構4とは別の後処理を施す拡張後処理機構7とを備える態様が挙げられる。
本態様においても、上述した態様を適宜選定して差し支えなく、例えば記録材後処理装置1の搬送性、組立性を良好に保つという観点からすれば、可動収容受け5は後処理装置筐体2に対して着脱自在であることが好ましく、また、既存の記録材後処理装置を簡単に拡張するという観点からすれば、拡張後処理機構7は後処理装置筐体2に対して着脱自在に設けられることが好ましい。
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいてこの発明を詳細に説明する。
◎実施の形態1
図2は本発明が適用された記録材処理装置の実施の形態1を示す。
−記録材処理装置の概要−
本実施の形態において、記録材処理装置20は、図2に示すように、記録材Sに画像を形成する画像形成装置21と、この画像形成装置21に着脱可能に組み付けられ且つ記録済みの記録材Sに対し所定の後処理が施される記録材後処理装置22とを備えている。尚、記録材後処理装置22は画像形成装置21に対して標準装備されるものであってもよいし、あるいは、ユーザーの要望に応じてオプションとして追加装備されるものであってもよい。
特に、本実施の形態では、画像形成装置21は、画像形成部40が内蔵された装置筐体30を有し、この装置筐体30の上部の幅方向一側に上方に突出する突出部31を設けると共に、この装置筐体30の突出部31の上方に画像読取装置32を配設し、この画像読取装置32と装置筐体30の突出部31以外の頂部との間に胴内空間部33を確保したものである。尚、画像読取装置32の配設態様としては、例えば装置筐体30とは別途の支持台(図示せず)上に画像読取装置32を直接置くようにしてもよいし、あるいは、装置筐体30に直接設けるようにしてもよい。また、画像読取装置32は画像読取り面に原稿を自動的に供給する自動原稿供給機構35を備えている。
これに対し、記録材後処理装置22は、後処理のための記録材Sが搬送される後処理装置筐体100を有し、この後処理装置筐体100には、画像形成装置21の胴内空間部33に収容される略横方向に延びる横方向筐体101と、この横方向筐体101の長手方向一端側に連結され且つ略縦方向(略鉛直方向)に延びる縦方向筐体102とを備えている。
―画像形成装置―
図2において、画像形成装置21は、装置筐体30内部に画像形成部40を配設し、この画像形成部40の下部には例えば一つの記録材供給装置50を設ける一方、この記録材供給装置50から画像形成部40には略鉛直方向に延びる記録材搬送路51を設けると共に、前記後処理装置筐体100の横方向筐体101の頂部には後処理などの作像済み記録材Sが排出収容される記録材収容受け57を設けたものである。
ここで、画像形成部40は、例えば電子写真方式を採用したものであって、トナー像を形成保持する感光体ドラム41と、この感光体ドラム41を帯電する帯電ロール等の帯電装置42と、帯電された感光体ドラム41に潜像を形成するレーザー走査装置などの露光装置43と、感光体ドラム41上に形成された静電潜像を現像して可視像化する現像装置44と、感光体ドラム41上のトナー像を記録材供給装置50から供給された記録材S上に転写する転写ロール等の転写装置45と、感光体ドラム41上の残留トナーを清掃する清掃装置46とを主要部として備えている。
また、記録材供給装置50は記録材Sが堆積収容される容器501を有し、容器501内の記録材Sを分離給送部材502にて一枚ずつ分離しながら供給するようになっている。
更に、記録材搬送路51のうち画像形成部40の転写部位上流側には記録材Sを一旦位置合わせした後に搬送する位置合わせロール55が設けられ、記録材搬送路51のうち画像形成部40の転写部位下流側には定着装置56が配設されている。
また、この記録材搬送路51の定着装置56の下流側には記録材後処理装置22側に向かう分岐搬送路52が設けられており、記録材搬送路51と分岐搬送路52との境界部には切替爪53が設けられ、更に、記録材搬送路51,分岐搬送路52の下流端近傍には夫々排出ロール58,59が設けられている。尚、符号54は記録材搬送路51に設けられる適宜数の搬送ロール若しくはこれに相当する搬送部材である。
―記録材後処理装置―
図3は画像形成装置21に組み付けられた記録材後処理装置22の詳細を示す。
同図において、後処理装置筐体100の横方向筐体101は画像形成装置21の胴内空間部33に挿入配置されており、その先端部が突出部31の胴内空間部33側面に接触するように配置されている。そして、この横方向筐体101には画像形成装置21の分岐搬送路52に通じた箇所に入口開口を有して横方向に延びる記録材搬送路110が設けられており、この記録材搬送路110につながる縦方向筐体102には横方向に貫通する空間部が確保されている。
更に、本実施の形態では、記録材搬送路110には入口開口から順に複数(例えば六つ)の搬送ロール111〜116が設けられると共に、記録材搬送路110の入口開口付近、第1搬送ロール111と第2搬送ロール112との中間部位、更には第4搬送ロール114と第5搬送ロール115との中間部位に記録材Sが先端又は後端が通過したことを検出する位置検出器121〜123が設けられている。この位置検出器121〜123としてはリミットスイッチ等の機械式検出器や光学式検出器などが使用される。
また、本実施の形態において、記録材搬送路110のうち第3搬送ロール113付近に後処理機構としての折すじ機構140が配設されており、更に、記録材搬送路110の第6搬送ロール116の下方には複数の記録材Sを一時的に位置決め収容する位置決め収容受け150が設けられている。
そして更に、後処理装置筐体100の縦方向筐体102には位置決め収容受け150に収容された記録材S束を搬送する第7搬送ロール117が設けられている。
また、第5搬送ロール115と第6搬送ロール116との間の下方には位置決め収容受け150に位置決めされた記録材Sの端部を綴じる後処理機構としての端綴じ機構170が配設されている。
更に、前記縦方向筐体102の側方には可動収容受け200が上下動可能に設けられると共に、この可動収容受け200の下方には端綴じの後処理済みの記録材Sを排出収容する可動排出収容受け250が上下動可能に設けられている。
ここで、可動収容受け200には記録材Sの中央部を綴じる後処理機構としての中綴じ機構220が組み込まれており、また、記録材Sを引き込む正方向及び記録材Sを繰り出す逆方向に回転可能な第8搬送ロール118が設けられている。
更にまた、後処理装置筐体100の縦方向筐体102の頂部には所定の機能要素を拡張するための拡張付属装置300が着脱自在に設けられている。
尚、各部の詳細については以下に詳述する。
―折すじ機構―
本実施の形態で用いられる折すじ機構140を図4に示す。
図4(a)において、折すじ機構140は、中綴じモード時に中綴じ処理を行うために記録材Sの搬送方向中央位置に事前折り目を付けるものであり、記録材Sへの事前折り目付けを行うための一対の折すじロール141(141a,141b)と、この折すじロール141の挟持領域に対して記録材搬送路110の反対側に設けられ、所定のタイミングでこの挟持領域側に対し進退可能な折り刃142とを備えている。
ここで、折すじロール141bは一方の折すじロール141aに対して付勢スプリング146にて常時付勢されており、また、前記折すじロール141bの周囲には、記録材走行面に対向する位置とこの記録材走行面に対向する位置から退避した退避位置との間で移動可能なロールカバー145が設けられている。
特に、本実施の形態では、前記一対の折すじロール141の一方のロール141aは第3搬送ロール113の一方のロールを兼用する構成になっており、駆動モータ143は第3搬送ロール113及び折すじロール141を正逆回転可能に駆動するようになっている。また、記録材搬送路110の折すじ機構140の上流に位置する第2搬送ロール112は駆動モータ144にて正規方向に回転駆動されるようになっている。
尚、折り刃142の進退動作は独立の駆動源を用いてもよいが、本実施の形態では、例えば折すじロール141の駆動モータ143にクラッチを介して接続し、クラッチのオンオフ動作により前記駆動モータ143からの駆動力を利用して進退動するように構成されている。
つまり、例えば図3に示す第2位置検出器122による記録材Sの先端位置を基準とし、第2搬送ロール112、第3搬送ロール113を所定量移動させ、図4(b)に示すように、一対の折すじロール141の挟持領域に対応した部位に記録材Sが到達した時点で、駆動モータ143にて第3搬送ロール113を逆回転させた状態で折すじロール141を回転させると共に、折すじロール141の挟持領域に折り刃142を進出移動させ、折すじロール141対に記録材Sの中央部を引き込みながら記録材Sの中央部に折すじSaを付した後、駆動モータ143にて第3搬送ロール113を正規回転させることで折すじロール141間に挟持された記録材Sを挟持部位から抜ける方向に戻すと共に、折り刃142を元に戻し、第2、第3搬送ロール112、113にて折すじSaが付された記録材Sを順次搬送するようにしたものである。
尚、本実施の形態では、第3搬送ロール113が正規回転しているときは、ロールカバー145が退避位置から記録材走行面に対向する位置に移動して、記録材Sの搬送方向と逆方向に回転する折すじロール141bの表面に記録材Sが接触しないようになっており、折り目付けを行わない場合の記録材Sの搬送動作に対して前記折すじロール141bが支障を及ぼさないようになっている。
―位置決め収容受け―
本実施の形態で用いられる位置決め収容受け150を図5に示す。
図5(a)(b)において、位置決め収容受け150は、記録材搬送路110の第6搬送ロール116から排出された記録材Sが自然落下可能な程度に記録材Sの排出方向と逆側を下方して傾斜配置されており、その下端部に位置決め部としての位置決め壁151を形成すると共に、この位置決め壁151に隣接した側縁にも位置決め部としての側縁位置決め壁152を形成したものである。
また、位置決め収容受け150の位置決め壁151近傍には複数(本例では三つ)の回転揃え部材153が設けられると共に、側縁位置決め壁152に対向した部位には記録材Sを押し付ける押し揃え部材156が設けられる。
本実施の形態において、回転揃え部材153は回転軸154の周囲に複数の弾性羽根155を径方向に配置したものであり、回転動作時に弾性羽根155を弾性変形させながら位置決め収容受け150に置かれた記録材Sを位置決め壁151に向けて揃えるものである。
また、押し揃え部材156は、記録材Sのサイズに応じて図示外の駆動機構にて所定位置に移動配置され、付勢ばね157にて付勢される押し板158にて側縁位置決め壁152側に記録材Sを押し付けるものである。
―第7搬送ロール―
また、本実施の形態で用いられる第7搬送ロール117の支持構造を図6に示す。
図6(a)(b)において、第7搬送ロール117の支持構造は、位置が固定された支持軸に回転駆動される駆動ロール161と、この駆動ロール161に対して接離自在で且つ駆動ロール161との間で記録材S束を挟持する際に駆動ロール161に対して従動回転する接離ロール162とを備えている。
このとき、接離ロール162には接離機構163が設けられている。この接離機構163としては、例えば駆動アクチュエータ164の直線移動する作動棒165に一端が連結された連結部材166を回転軸167を中心に回転自在に設け、この連結部材166の回転軸167の回転移動に伴って回転する腕部材168にて前記接離ロール162を駆動ロール161から離間する方向に移動させる方式が採用されている。尚、接離ロール162は図示外の付勢ばねにて駆動ロール161側に所定の押し付け力にて付勢されている。
このような位置決め収容受け150及び第7搬送ロール117にあっては、例えば位置決め収容受け150に記録材Sが収容される過程においては、図5(a)に示すように、第7搬送ロール117の接離ロール162が駆動ロール161から離間配置されており、第6搬送ロール116から排出された記録材Sは、Pに示すように移動した後、記録材Sの後端が第6搬送ロール116から離れた時点で落下し、位置決め収容受け150に沿ってPに示す方向に移動していき、回転揃え部材153及び押し揃え部材156にて位置決め収容受け150に位置決め収容される。
この後、後述する端綴じ機構170にて端綴じ処理が行われると、第7搬送ロール117が記録材Sを挟持搬送し、端綴じ済みの記録材S束は、Pの方向に向かって搬送される。
―端綴じ機構―
本実施の形態で用いられる端綴じ機構170の詳細を図7,図8に示す。
本実施の形態において、端綴じ機構170は、図7に示すように、記録材Sの一角部を綴じるコーナ用端綴じ機構170aと、主として記録材Sの一側縁部を綴じる側縁用端綴じ機構170bとを備えており、これらの端綴じ機構170(170a,170b)は案内軌道171に沿って移動可能に設けられ、駆動機構175(例えば駆動ベルトに追従して移動する機構などを使用)にて適宜位置まで移動するようになっている。尚、本実施の形態では、案内軌道171は記録材Sの一角部に対応した部位に円弧状の湾曲軌道部172と記録材Sの一側縁に沿って直線軌道部173とを有している。
特に、本実施の形態では、コーナ用端綴じ機構170aは初期位置として湾曲軌道部172に対応して配置されており、側縁用端綴じ機構170bは初期位置として直線軌道部173のうち湾曲軌道部172から離間した部位に配置されている。
そして、例えば記録材Sの一側縁を二箇所で綴じる端綴じ二箇所モードの場合には、記録材Sのサイズに合わせた位置に側縁用端綴じ機構170bを順次移動させて二箇所に端綴じするようにしてもよいし、あるいは、コーナ用端綴じ機構170aと側縁用端綴じ機構170bとを共に用いて二箇所に端綴じするようにしてもよく、適宜設計変更して差し支えない。
また、端綴じ機構170の構成例を図8を用いて示す。
本実施の形態において、端綴じ機構170は、位置決め収容受け150の位置決め壁151側の図示外の切欠に対応した箇所に移動可能に配置される。
この端綴じ機構170の基本構成は、図8(a)に示すように、支持台としての下容器181に可動腕182の基端を回動軸183にて回転可能に支持し、前記可動腕182にはこの可動腕182と同軸に且つ図示外の付勢ばねにて可動腕182側に付勢される上容器184を設け、この上容器184内に綴じ針収納部185を設けると共に、前記可動腕182の先端には綴じ針190打ち込み用の打ち込み機構186を設け、駆動モータ187の駆動力を駆動伝達機構188(例えばベルト、偏心部材などを使用)を介して可動腕182に伝達することにより、端綴じ動作時に、可動腕182を下方に移動させ、図12(b)(c)に示すように、下容器181と上容器184との間に記録材S束を挟持した状態で、可動腕182と共に降下する打ち込み機構186にて綴じ針190を記録材S束の端部に打ち込むようにしたものである。尚、符号191は支持台としての下容器181の記録材S側の先端部に設けられた記録材有無検出器であり、例えば反射型の光学素子を用いて構成されている。
―可動収容受け―
図9は可動収容受け200の支持構造を示す。
同図において、可動収容受け200の支持構造は、後処理装置筐体100の縦方向筐体102の記録材搬送方向に直交する前後方向両側に案内レール201を設け、この案内レール201に沿って上下方向に移動可能な可動支持台202を設け、この可動支持台202に対して収容受け筐体210を固定支持する一方、前記案内レール201に沿って上下方向に駆動ベルト203を一対の張架ロール204,205間に掛け渡し、この駆動ベルト203の一部に駆動ベルト203と共に移動する可動結合部材206を固定し、前記可動支持台202に当該可動結合部材206を連結し、例えば一方の張架ロール204を駆動モータ207にて駆動可能な駆動ロールとして駆動ベルト203を移動させるようにしたものである。
本態様にあっては、駆動ロールとしての張架ロール204を適宜回転させることにより、駆動ベルト203を適量にて上下動させることが可能である。
尚、この支持構造は実施の形態で示した態様に限定されるものではなく、例えば可動支持台202に図示外の駆動モータにて駆動される駆動ギアに噛合う図示外のギア歯を形成し、駆動ギアの回転に応じて可動支持台202を上下動させるなど、上下動自在であれば適宜選定して差し支えない。
また、可動収容受け200は、位置決め収容受け150にて位置決めされた記録材Sを受け入れ可能な基準位置A(図3参照)に配置されるようになっており、後処理装置筐体100の縦方向筐体102には可動収容受け200が基準位置Aに位置することを検出する下限位置検出器271が設けられている。この下限位置検出器271としては例えば発光素子と受光素子との間の光路中に可動収容受け200から突出された遮光片が位置するか否かで可動収容受け200の位置を検出する方式が採用される。
図10は本実施の形態で用いられる可動収容受け200の詳細を示す。
同図において、可動収容受け200の収容受け筐体210は、記録材搬送路211を上下で区画する上側区画部材212と下側区画部材213とを備え、記録材搬送路211の両区画部材212,213の下流端にはサイズの大きな記録材Sの先端が突出可能な開口214を有している。
そして、図11に示すように、収容受け筐体210の可動支持台202側に位置する取付面上部には複数(本例では2つ)の引っ掛け片215が突出形成されており、前記収容受け筐体210の取付面下部にはネジなどの止め具が保持可能な取付片216が設けられる一方、可動支持台202には前記引っ掛け片215が挿入されて引っ掛かる支持孔208が開設されると共に、前記取付片216に対応した部位に取付孔209が設けられている。
特に、本実施の形態では、可動収容受け200の引っ掛け片215は、支持孔208への挿入方向に突出する挿入片215aと、この挿入片215aの先端部に設けられ且つ挿入片215aより断面積が大きく形成される抜け止め頭部215bとを備えている。これに対し、可動支持台202の支持孔208は、前記引っ掛け片215が挿入可能な例えば矩形状の挿入孔部208aと、この挿入孔部208aの一側方に隣接して設けられて前記挿入片215aが嵌合可能で且つ挿入片215aが嵌合した状態で抜け止め頭部215bが離脱不能に掛け止められる掛け止め孔部208bとを備えている。
よって、本実施の形態では、可動支持台202に可動収容受け200を装着する場合には、可動支持台202の支持孔208に可動収容受け200の引っ掛け片215を挿入した後に横方向に摺動させ、この状態で、可動支持台202の取付孔209に可動収容受け200の取付片216に保持された止め具(図示せず)を取り付け固定するようにすればよい。このとき、可動収容受け200の引っ掛け片215は可動支持台202の支持孔208に外れることなく掛け止められることから、可動収容受け200は可動支持台202に外れることなく固定される。
尚、可動支持台202から可動収容受け200を取り外す場合には、図示外の止め具を取り外した後に可動支持台202に対して可動収容受け200を横方向に少し移動させ、支持孔208に対する引っ掛け片215の掛け止め状態を解除した上で、可動支持台202から可動収容受け200を取り外すようにすればよい。
更に、この可動収容受け200の収容受け筐体210には、後述するように、第8搬送ロール118及び中綴じ機構220が組み込まれている。
―第8搬送ロール―
第8搬送ロール118は、図10及び図12に示すように、可動収容受け200の記録材搬送路211の入口近傍に設けられており、第7搬送ロール117と同様に、下側に駆動ロール161を有すると共に、上側に接離ロール162を有している。また、記録材搬送路211の第8搬送ロール118の上流側直前には記録材Sの後端を検出するための位置検出器125が設けられている。
ここで、この第8搬送ロール118の接離機構163は第7搬送ロール117で使用される接離機構163と略同様の構成であり、駆動ロール161は正逆回転可能な駆動モータ261からの駆動力を駆動伝達機構262を介して支持軸263に伝達するものであり、一方、接離ロール162は図示外の付勢ばねにて駆動ロール161側に付勢されている。
本実施の形態では、第8搬送ロール118は記録材搬送路211の一対の中綴じ機構220よりも上流側に設けられており、上側区画部材212のロール開口225を介して両者が対向配置されている。
特に、本実施の形態では、第8搬送ロール118は、第7搬送ロール117によって記録材Sを挟持搬送している場合には、駆動ロール161と接離ロール162とを離間配置しており、一方、中綴じ機構220による中綴じ処理が終了した場合には、第8搬送ロール118は、駆動モータ261を正方向に回転させることにより駆動ロール161と接離ロール162とで記録材Sを挟持搬送し、記録材Sの後端が位置検出器125を通過した段階で停止し、可動収容受け200に記録材Sを収容するようになっている。
尚、収容された記録材Sは、駆動モータ261を逆回転させることにより駆動ロール161と接離ロール162とで記録材Sを可動収容受け200から送出するように挟持搬送するようになっている。
―中綴じ機構―
本実施の形態において、中綴じ機構220は、図10及び図12に示すように、記録材Sの搬送方向に直交する方向(幅方向)に対して一対固定的に設けられており、上側区画部材212に設置される中綴じ機構筐体221と、下側区画部材213の一部に記録材S束の搬送に支障のないように設けられる対向部材230とで構成されている。
本例において、中綴じ機構筐体221は、上側区画部材212に固定設置される支持台222を有し、この支持台222に対し揺動自在な可動綴じ部223を設け、上側区画部材212の一部に開設した打ち込み開口224を介して記録材搬送路211中の記録材Sに綴じ針を打ち込むものである。尚、可動綴じ部223は綴じ針を打ち込む機能を具備したものであり、端綴じ機構170の基本的構成と略同様である。
また、上記対向部材230は硬質材料からなるものであり、可動綴じ部223の中綴じ位置に対応して配置されている。
更に、本実施の形態では、一対の中綴じ機構220は固定的に設けられているが、例えば記録材Sのサイズに応じて中綴じ位置を可変設定するという要請がある場合には、一対の中綴じ機構220を記録材Sの幅方向に沿って移動させるように可動機構を介して支持するようにしても差し支えない。
中綴じ機構220による中綴じ動作過程については例えば図13に示すように行われる。
すなわち、折すじ機構140にて折すじが付された記録材Sは順次位置決め収容受け150に排出される。
この位置決め収容受け150では、回転揃え部材153、及び、押し揃え部材156にて記録材Sが隣接する二方向にて位置決め収容される。
上記動作を所定枚数繰り返し、所定枚数の記録材Sが揃った状態で、第7搬送ロール117が位置決め収容受け150にて位置決め収容された記録材Sを挟持した後、記録材Sのサイズに応じて所定量m、具体的には中綴じ機構220による中綴じ位置が記録材S中央部となる位置まで搬送する(図13(a)参照)。
この後、中綴じ機構220による中綴じ処理が行われ、しかる後、第8搬送ロール118が中綴じ済みの記録材Sを挟持して搬送し、可動収容受け200に収容する(図13(b)参照)。尚、第8搬送ロール118にて記録材Sが挟持搬送された場合には、記録材S束の搬送性を良好に保つ上で第7搬送ロール117は離間配置されている。
―可動排出収容受け―
図9に可動排出収容受け250の支持構造を示す。
可動排出収容受け250の支持構造は、可動収容受け200の支持構造と略同様であり、後処理装置筐体100の縦方向筐体102の記録材搬送方向に直交する前後方向両側に案内レール251を設け、この案内レール251に沿って上下方向に移動可能な可動支持台252を設ける一方、前記案内レール251に沿って上下方向に駆動ベルト253を一対の張架ロール254,255間に掛け渡し、この駆動ベルト253の一部に駆動ベルト253と共に移動する可動結合部材256を固定し、前記可動支持台252に当該可動結合部材256を連結し、例えば一方の張架ロール254を駆動モータ257にて駆動可能な駆動ロールとして駆動ベルト253を移動させるようにしたものである。
本態様にあっては、駆動ロールとしての張架ロール254を適宜回転させることにより、駆動ベルト253を適量にて上下動させることが可能である。
尚、これらの支持構造は実施の形態で示した態様に限定されるものではなく、上下動自在であれば適宜選定して差し支えない。
また、可動排出収容受け250は記録材Sの積載量に応じて上下動するものであるが、後処理装置筐体100の縦方向筐体102の一部には記録材Sの積載量を検出する積載量検出器270(図3参照)が設けられている。
この積載量検出器270としては適宜選定して差し支えないが、例えば縦方向筐体102の記録材Sの幅方向両側に光学式発光素子と光学式受光素子とを対向配置したものが用いられる。
この積載量検出器270は、第7搬送ロール117から排出される記録材S位置に対して少し下方の位置に設定されており、可動排出収容受け250に収容される記録材Sのうち最上位置にある記録材Sの下端部位置を検出するようになっている。
―拡張付属装置―
図14に拡張付属装置300の詳細を示す。
同図において、拡張付属装置300は後処理装置筐体100の縦方向筐体102の頂部に着脱自在に設けられるものであって、付属装置筐体301の底部に例えば適宜数の位置決めピン302を設ける一方、前記縦方向筐体102の頂部に設けられた位置決め孔103に前記位置決めピン302を嵌合させ、図示外の止め具にて固定するようにしたものである。
本実施の形態では、拡張付属装置300は、付属装置筐体301内に湾曲状の反転搬送路310を一対の湾曲状案内部材311,312にて区画形成し、付属装置筐体301の側面下方側に反転搬送路310の搬入口(目標位置B)を開設すると共に、前記側面上方側に反転搬送路310の排出口(排出位置C)を開設し、反転搬送路310の排出口直前に排出ロール315を設けるようにしたものである。
この反転搬送路310は搬入口から受け入れた記録材Sの表裏面を反転させるための経路であり、反転搬送路310の排出口直前には排出位置検出器126が設けられている。
また、本実施の形態では、付属装置筐体301の反転搬送路310の搬入口(目標位置B)付近には、可動収容受け200の記録材Sが目標位置Bに対応した位置に到達したことを検出する上限位置検出器272が設けられている。この上限位置検出器272としては、下限位置検出器271と同様に、例えば発光素子と受光素子との間の光路中に可動収容受け200から突出された遮光片が位置するか否かで可動収容受け200の位置を検出する方式が採用される。
尚、可動収容受け200の初期位置は任意に設定して差し支えないが、本実施の形態では例えば目標位置Bに設定されている。一般的なオフィスでの後処理の種類としては、綴じ機構による端綴じが最も多いため、可動排出収容受け250上に直接記録材Sを排出できる状態にする方が好ましい。つまり、可動収容受け200は、可動排出収容受け250が記録材排出位置に移動するのに邪魔にならない位置として例えば目標位置Bに移動済みの位置を初期位置とすることが選定されている。本態様にあっては、殆どの場合、処理時間を短くすることが可能になる点で好ましい。
更に、本実施の形態では、可動収容受け200は収容受け筐体210の頂部に排出収容受け290(図10参照)を備えており、可動収容受け200が目標位置Bに位置する条件下では、反転搬送路310の排出口(排出位置C)から排出された記録材Sが前記可動収容受け200に設けられた排出収容受け290に排出収容されるようになっている。
―制御系―
図15は本実施の形態で用いられる記録材処理装置の制御系を示す。
同図において、画像形成装置21は、記録材Sのサイズ、部数、孔開け処理の有無、綴じモードの有無などを操作する操作部400と、この操作部400からの情報に基づいて各動作対象物(モータ・検出器等)420を制御する制御装置410とを備えている。
また、記録材後処理装置22は、画像形成装置21の制御装置410との間で相互にやりとりする制御装置430を有し、この制御装置430にて各動作対象物(モータ・検出器等)440を制御することに加えて、各後処理機構としての折すじ機構140、端綴じ機構170、中綴じ機構220、並びに、位置決め収容受け150での記録材位置決め処理、可動収容受け200、可動排出収容受け250などを制御するものである。
―記録材処理装置の作動―
次に、本実施の形態で用いられる記録材処理装置の作動について説明する。
本実施の形態において、画像形成装置21の制御装置410及び記録材後処理装置22の制御装置430は、図16に示すように、後処理の有無について判断し、後処理が端綴じモードか、中綴じモードか、それ以外かを判断し、後処理のない場合には通常モードを実行し、また、後処理のモードに応じて、端綴じモード、中綴じモード、あるいは、その他のモードを実行する。尚、その他のモードとしては、例えば後処理機構として孔開け機構を組み込んだような場合には、孔開けの有無を考慮したモード、例えば孔開け+端綴じモードや、単なる孔開けモードなどが挙げられる。
―通常モード―
今、記録材処理装置が通常モードで実行されている場合について説明すると、例えば図2に示すように、記録材供給装置50から供給された記録材Sに画像形成部40により画像が形成されると、作像済みの記録材Sは定着装置56を経て排出ロール58を介して記録材収容受け57に排出収容される。
尚、本実施の形態では、画像形成装置21の胴内空間部33(図2参照)に記録材収容受け57を設けているが、これに限られるものではなく、例えば画像形成装置21の装置筐体30の側部に突出する記録材収容受けを設けるようにしてもよい。
―中綴じモード―
記録材処理装置が中綴じモードを実行する場合について説明すると、以下のようである(図4,図13,図17,図18参照)。
今、中綴じモードが選択されると、図3に示すように、画像形成装置21にて作像済みの記録材Sは記録材後処理装置22に導かれ、記録材搬送路110に沿って第1搬送ロール111〜第6搬送ロール116により搬送されていく。
このとき、記録材Sの搬送位置は記録材搬送路110中の位置検出器121〜123にて検出可能であるが、記録材Sの先端位置合わせをより正確に行う上で、記録材搬送路110のうち第2搬送ロール112の直前位置に開閉可能な位置合わせ部材(図示せず)を設けるようにすることが好ましい。この場合、位置合わせ部材にて記録材Sの先端を一旦塞き止め、記録材Sの先端側に膨らみ(ループ)が形成された時点で位置合わせ部材を開放する。
開放した記録材Sの先端直後に第2搬送ロール112があり、記録材Sの先端が第2搬送ロール112の軸方向と平行に揃った状態で記録材Sが第2搬送ロール112に突入して挟持搬送される。
この後、記録材Sの先端が第2位置検出器122を通過すると、記録材後処理装置22の制御装置430は所定パルス計数後に各搬送ロール112,113の駆動モータ143,144(図4参照)を停止させ、搬送方向の記録材S中央部に対応して折すじ機構140がくる位置で記録材Sを一旦停止させる。
記録材Sを一旦停止後に、図4に示すように、記録材S中央部に折すじ機構140による折すじSaを形成する。
しかる後、折すじSaの付された記録材Sは第2搬送ロール112〜第6搬送ロール116によって順次搬送されていき、位置決め収容受け150に排出される(図13参照)。
この位置決め収容受け150では、回転揃え部材153、及び、押し揃え部材156にて記録材Sが隣接する二方向にて位置決め収容される。
上記動作を所定枚数繰り返し、所定枚数の記録材Sが揃った状態で、第7搬送ロール117が位置決め収容受け150にて位置決め収容された記録材Sを挟持した後、記録材Sのサイズに応じて所定量m、具体的には中綴じ機構220による中綴じ位置が記録材S束中央部となる位置まで搬送する。
また、中綴じモード時には、可動収容受け200は、図17(a)に示すように、初期位置である目標位置Bから基準位置Aに移動するため、位置決め収容受け150にて位置決めされた記録材Sはそのまま可動収容受け200に搬送される。
この後、図13及び図17(a)に示すように、中綴じ機構220による中綴じ処理が行われ、しかる後、図17(b)に示すように、記録材Sの後端が位置検出器125を通過するまで、第8搬送ロール118が中綴じ済みの記録材Sを挟持して搬送し、可動収容受け200内に中綴じ処理済みの記録材Sを収容する。尚、第8搬送ロール118にて記録材Sが挟持搬送された場合には、記録材Sの搬送性を良好に保つ上で第7搬送ロール117は離間配置されている。
この後、可動収容受け200は、図17(c)に示すように、第8搬送ロール118にて中綴じ処理済みの記録材Sを挟持したまま、目標位置Bまで移動する。
この後、図18(a)に示すように、可動収容受け200では、第8搬送ロール118が逆方向に回転し、拡張付属装置300の反転搬送路310の搬入口から記録材Sを反転搬送路310内に送り込み、第8搬送ロール118と同時に排出ロール315も回転し、記録材Sは、図18(b)に示すように、反転搬送路310に沿って搬送していき、図18(c)に示すように、可動収容受け200の頂部に設けられた排出収容受け290に反転した状態で排出収容される。
このとき、排出位置検出器126が記録材Sの後端を検出すると、第8搬送ロール118及び排出ロール315の回転が停止される。
この後、可動収容受け200は、基準位置Aに移動すると共に、第8搬送ロール118を離間した状態にして記録材搬送路211を開放し、以後同様な動作を繰り返す。
―端綴じモード―
記録材処理装置が端綴じモードで実行されている場合について説明すると、以下のようである(図5,図19参照)。
可動収容受け200は、図19(a)に示すように、初期位置において上方の目標位置Bに退避しているため、位置決め収容受け150から排出される記録材Sは可動収容受け200を介さずに可動排出収容受け250に排出される位置関係に設定される。
この状態において、画像形成装置21にて作像された記録材Sは記録材搬送路51から分岐搬送路52を介して排出ロール59にて記録材後処理装置22へと導かれる。
そして、記録材後処理装置22に導かれた記録材Sは第1搬送ロール111〜第6搬送ロール116へと順次搬送され、図5に示すように、位置決め収容受け150に排出される。
このとき、第7搬送ロール117は離間配置されているため、記録材Sが第7搬送ロール117に邪魔されて位置決め収容受け150への排出動作に支障をきたすことはない。
しかる後、この位置決め収容受け150では、回転揃え部材153、及び、押し揃え部材156にて記録材Sが隣接する二方向にて位置決め収容される。
上記動作を所定枚数繰り返し、所定枚数の記録材S束が位置決め収容受け150に揃えられると、端綴じ機構170は、位置決め収容受け150に位置決め収容された記録材S束の端部(記録材S束の一角部を一箇所又は一側縁部を二箇所)を綴じる。
そして、端綴じ機構170の端綴じ処理が終了すると、図19(b)に示すように、第7搬送ロール117は位置決め収容受け150内の端綴じ済み記録材Sを挟持して搬送し、可動排出収容受け250に排出する。
この状態において、積載量検出器270が収容された記録材Sを検出しない条件下では可動排出収容受け250はそのままの位置に配置されるのに対し、前記積載量検出器270が収容された記録材Sを検出した条件下では可動排出収容受け250は下降し、次に排出される記録材Sの収容空間を確保する。
特に、本実施の形態にあっては、可動収容受け200は、端綴じモード時には初期位置である目標位置Bに退避しているため、可動排出収容受け250の上方空間部が広くなり、可動排出収容受け250から端綴じ済み記録材Sを取出し易い点で好ましい。
◎実施の形態2
図20は本発明が適用される記録材処理装置の実施の形態2を示す。
同図において、記録材後処理装置22は、実施の形態1と略同様に構成されているが、実施の形態1と異なり、折すじ機構140及び中綴じ機構220を取り除き、かつ、拡張付属装置300としてメールボックスを搭載するようにしたものである。尚、本実施の形態では、可動収容受け200の頂部に排出収容受けを設けていない。
本実施の形態において、拡張付属装置300は、図21に示すように、付属装置筐体301内に湾曲状の反転搬送路320を有している。この反転搬送路320は、主反転搬送路321を設けると共に、この主反転搬送路321の途中から分岐する複数の副反転搬送路322〜325を付加したものである。そして、主反転搬送路321及び副反転搬送路322〜325の排出口近傍には夫々排出ロール331を設けると共に、主反転搬送路321と副反転搬送路322〜325との境界部には夫々経路を切り替える切替爪326〜329が設けられ、更に、夫々の排出ロール331の直後には夫々排出位置検出器332が配設されている。そして、主反転搬送路321及び副反転搬送路322〜325の排出口に対応した部位には夫々排出収容受け333が設けられ、主、副反転搬送路321〜325からの記録材Sが反転した状態で排出収容されるようになっている。
従って、本実施の形態においては、拡張付属装置300の各排出収容受け333を複数の使用者に予め割り付けておけば、例えばメール受信したものを印刷するような場合に、メール受信した記録材Sを端綴じした後に、可動収容受け200にて拡張付属装置300に受け渡し、拡張付属装置300にて受け渡された記録材Sを反転搬送させ、所定の排出収容受け333に排出収容するようにすればよい。
◎実施の形態3
図22は本発明が適用された記録材処理装置の実施の形態3を示す。
同図において、記録材後処理装置22は、実施の形態1と略同様に構成されているが、実施の形態1と異なる拡張付属装置300を備えたものである。尚、実施の形態1と同様な要素については実施の形態1と同様な符号を付してここではその説明を省略する。
拡張付属装置300は、図23(a)に示すように、後処理装置筐体100に予め組み込まれたものであり、付属装置筐体301内に湾曲状反転搬送路340を設けると共に、この反転搬送路340の一部に拡張後処理機構として中折り機構350を配設するようにしたものである。
ここで、反転搬送路340は一対の案内部材341,342にて区画形成されており、本例では、付属装置筐体301の頂部から一部が突出配置されている。
また、中折り機構350は、図23(b)に示すように、記録材Sの搬送方向中央部を中折りするための一対の中折りロール351と、この中折りロール351の挟持領域に対して反転搬送路340の反対側に設けられ、所定のタイミングでこの挟持領域側に対し進退可能な折り刃352とを備えている。
そして、本実施の形態では、反転搬送路340の搬入口には搬送ロール355が設けられ、更に、反転搬送路340の任意の位置には中折り機構350による中折り位置に記録材Sが到達したか否かを検出するための折り位置検出器356が設けられ、更に、中折り機構350にて中折りされた記録材Sの排出経路の排出口近傍には記録材Sの排出位置検出器357が設けられている。
また、本実施の形態では、画像形成装置21の制御装置410及び記録材後処理装置22の制御装置430は、図16に示すように、後処理の有無について判断し、後処理が端綴じモードか、中綴じモードか、それ以外かを判断し、いずれかのモードを実行するものであるが、本実施の形態では、中綴じモードは、中綴じ機構220にて記録材Sを中綴じした後に、中折り機構350にて冊子状の記録材Sを中折りするようになっている。
以下、本実施の形態における中綴じモードについて図24,図25に基づいて説明する。
今、図24(a)に示すように、位置決め収容受け150にて位置決めされた記録材Sに対して中綴じ機構220による中綴じ処理を行う。
次いで、基準位置Aに位置する可動収容受け200では、図24(b)に示すように、第8搬送ロール118が記録材Sを挟持搬送して可動収容受け200に収容する。
この後、図24(c)に示すように、可動収容受け200が基準位置Aから目標位置Bへと移動し、第8搬送ロール118が拡張付属装置300の反転搬送路340に中綴じ済みの記録材Sを送り込むと同時に、拡張付属装置300の搬送ロール355も同時に回転し、記録材Sが反転搬送路340に沿って移動する。
そして、図25(a)に示すように、記録材Sの先端が折り位置検出器356を通過すると、記録材Sのサイズ情報と折り位置検出器356の出力とにより、冊子状の記録材Sの中央が中折り機構350の中折り位置に到達した段階で搬送ロール355による記録材Sの搬送を停止する。
この後、図25(b)に示すように、中折り機構350の折り刃352が中折りロール351側に進出すると共に、中折りロール351も回転し、折り刃352にて中折りロール351の挟持部分に記録材Sの中央を押し込む。
すると、図25(c)に示すように、中折りロール351が記録材Sを中折りした状態で搬送し、可動収容受け200の頂部の排出収容受け290に中折り記録材Sを排出収容させる。
このとき、折り刃352は進出動作後所定時間経過した後に後退位置に退避し、排出位置検出器357が中折り記録材Sの後端を連出すると、中折りロール351の回転が停止させられる。
以後同様な動作が繰り返される。
また、本実施の形態において、図26ないし図29に基づいて中綴じモードの別の動作例を説明する。
図26(a)〜(c)に示すように、例えば積載量検出器273にて可動収容受け200の排出収容受け290上の記録材積載量を検出し、これにより、基準位置Aに対応して可動収容受け200の排出収容受け290を配置し、この排出収容受け290にて例えば中綴じモード以外のモード(例えば端綴じモード)の記録材Sを積載収容する。
この後、中綴じモードを選択したとすると、図26(d)に示すように、基準位置Aに対応した位置に可動収容受け200を移動させ、図27(a)に示すように、中綴じ機構220による中綴じ処理を行い、しかる後、図27(b)に示すように、可動収容受け200に中綴じ済みの記録材Sを収容し、図27(c)に示すように、目標位置Bまで可動収容受け200を移動させる。
この後、図28(a)に示すように、第8搬送ロール118が拡張付属装置300の反転搬送路340に中綴じ済みの記録材Sを送り込むと同時に、拡張付属装置300の搬送ロール355も同時に回転し、記録材Sが反転搬送路340に沿って移動する。
そして、図28(b)に示すように、記録材Sの先端が折り位置検出器356を通過すると、記録材Sのサイズ情報と折り位置検出器356の出力とにより、冊子状の記録材Sの中央が中折り機構350の中折り位置に到達した段階で搬送ロール355による記録材Sの搬送を停止する。
この後、中折り機構350の折り刃352が中折りロール351側に進出すると共に、中折りロール351も回転し、折り刃352にて中折りロール351の挟持部分に記録材Sの中央を押し込む。
すると、図28(c)に示すように、中折りロール351が記録材Sを中折りした状態で搬送し、可動収容受け200の頂部の排出収容受け290に中折り記録材Sを排出収容させる。
この後、中綴じモード以外のモードが選択されると、図29(a)に示すように、基準位置Aに対応した位置に可動収容受け200の排出収容受け290を配置し、図29(b)(c)に示すように、位置決め収容受け150からの記録材Sを排出収容するようにすればよい。
このとき、排出収容受け290には、中折り記録材Sと、中折りしない記録材Sとが混在収容されているが、中折り記録材S部分が浮き上がっているため、両者は簡単に仕分けられる。
◎実施の形態4
図30は本発明に係る記録材処理装置の実施の形態4を示す。
同図において、記録材後処理装置22の基本的構成は、実施の形態3と略同様であるが、実施の形態3と異なる可動収容受け200を有し、中綴じモードとして中折りの有無を選択することを可能とした態様である。
本実施の形態において、可動収容受け200は、図31に示すように、下側区画部材213が上側区画部材212に比べて縦方向筐体102からの突出寸法が短く設定されており、下側区画部材213が存在しない上側区画部材212の下方部分は可動排出収容受け250への記録材S束の排出開口217として開口している。
そして、本実施の形態では、下側区画部材213の下方には可動区画部材240が設けられている。この可動区画部材240は、例えば一部に駆動ギア241に噛合う図示外のギア歯を形成し、駆動ギア241の回転に応じて下側区画部材213の区画面に略沿って適宜延長するように移動するものである。
これは、記録材Sのサイズが大きい場合に可動区画部材240にて記録材Sを支持し、中綴じ機構220による中綴じ処理を可能にするものであり、可動区画部材240は記録材Sのサイズに応じて適宜移動するようになっている。
本実施の形態によれば、中折りを伴う中綴じモードが選択された場合には、実施の形態3と略同様に、可動収容受け200にて中綴じ機構220による中綴じ処理を行った後、可動収容受け200を基準位置Aから目標位置Bまで移動させ、中綴じ済み記録材Sを拡張付属装置300を経て中折り機構350による中折り処理を施した後、可動収容受け200の頂部の排出収容受け290に中折りされた記録材Sを排出するようにすればよい。
一方、中折りを伴わない中綴じモードにあっては、図31に示すように、可動収容受け200の中綴じ機構220にて中綴じ処理を施した後、そのまま第8搬送ロール118にて中綴じ済み記録材Sを排出開口217を通じて可動排出収容受け250に排出収容するようにすればよい。
尚、本実施の形態では、可動収容受け200が端綴じモード時に初期位置に退避する態様を採用しているが、これに限られるものではなく、可動収容受け200を中綴じモード時の位置に固定的に設けるようにしても差し支えない。この場合には、中綴じ機構220による中綴じ処理を行うことなく、第7搬送ロール117にて端綴じ記録材S束を挟持搬送した後に第8搬送ロール118に受け渡した上で可動排出収容受け250に排出するようにすればよい。
また、本実施の形態では、端綴じモードと中折りを伴わない中綴じモードとが混在して行われると、夫々のモードによる記録材Sが混在した状態で可動排出収容受け250に収容される。
このとき、中綴じモードによる中綴じ済み記録材Sは折すじ処理及び中綴じ処理されているため、本実施の形態では、記録材S中央部が上方に向かって山型状になるように浮き上がる。
このため、可動排出収容受け250に収容される端綴じ済み記録材Sと中綴じ済み記録材Sとはその収容状態にて区別化でき、混在収容されたとしても容易に区別化される。
◎実施の形態5
図32は本発明が適用される記録材処理装置の実施の形態5を示す。
同図において、記録材後処理装置22は、実施の形態3と略同様であるが、実施の形態3と異なり、可動収容受け200に組み込む中綴じ機構220の向きが上下逆配置であり、また、拡張付属機構300の反転搬送路340及び中折り機構350の配置が上下逆配置である態様である。尚、実施の形態3と同様な構成要素については実施の形態3と同様な符号を付してここではその詳細な説明を省略する。
本実施の形態によれば、図33(a)に示すように、可動収容受け200の中綴じ機構220によって中綴じ処理を行い、図33(b)に示すように、可動収容受け200に中綴じ済み記録材Sを収容した後、図33(c)に示すように、可動収容受け200を基準位置Aから目標位置Bへと移動させる。
しかる後、図34(a)に示すように、可動収容受け200から中綴じ済み記録材Sを拡張付属装置300の反転搬送路340に送り込み、図34(b)〜図34(d)に示すように、中折り機構350による中折り処理を行い、可動収容受け200の排出収容受け290に中折り済みの記録材Sを排出収容する。
◎実施の形態6
図35は本発明が適用された記録材処理装置の実施の形態6を示す。
同図において、記録材後処理装置22の基本的構成は、実施の形態3と略同様であるが、実施の形態3と異なり、位置決め収容受け150の上方に拡張付属装置300(反転搬送路340,中折り機構350)を設けることに加えて、位置決め収容受け150の下方に追加拡張付属装置360(本例では例えばメールボックス)を設けるようにしたものである。尚、符号271は基準位置Aに対応した中間位置検出器、272は目標位置Bに対応した上限位置検出器、273は別の目標位置B’(追加拡張付属装置360の反転搬送路340の搬入口に相当)に対応した下限位置検出器を示し、可動収容受け200は上限位置検出器272と下限位置検出器273との間で移動自在である。
本実施の形態によれば、拡張付属装置300を利用すれば、中折りを伴う中綴じモードを実現することが可能になり、一方、追加拡張付属装置360を利用すれば、例えば端綴じモードの記録材Sを適宜仕分けることが可能になる。
◎実施の形態7
図36は本発明が適用された記録材処理装置の実施の形態7を示す。
同図において、記録材後処理装置22は、実施の形態6と略同様であるが、実施の形態6と異なり、位置決め収容受け150に対する拡張付属装置300と追加拡張付属装置360との位置関係を上下逆配置したものである。
参考までに、図37、図38に位置決め収容受け150の下方に配置した拡張付属装置300(反転搬送路340,中折り機構350)を利用した場合の動作過程を模式的に示す。
◎実施の形態8
図39は本発明が適用された記録材処理装置の実施の形態8を示す。
同図において、記録材後処理装置22は、実施の形態7と略同様であるが、実施の形態7と異なり、拡張付属装置300、追加拡張付属装置360夫々の上下の位置関係を逆配置し、かつ、可動収容受け200の中綴じ機構220の上下の位置関係も逆配置したものである。
参考までに、図40、図41に位置決め収容受け150の下方に配置した拡張付属装置300(反転搬送路340,中折り機構350)を利用した場合の動作過程を模式的に示す。
尚、図42に示すように、拡張付属装置300に専用の排出収容受け370を設けてもよいし、更には、前記排出収容受け370に中折り記録材Sが押さえ込まれるウェイト371を設けるようにしてもよい。
本発明が適用される記録材処理装置の実施の形態モデルの概要を示す説明図である。 実施の形態1に係る記録材処理装置の全体構成を示す説明図である。 実施の形態1で用いられる記録材後処理装置の全体構成を示す説明図である。 (a)(b)は実施の形態1で用いられる折すじ機構の詳細を示す説明図、(b)はその折すじ形成動作時の状態を示す説明図である。 (a)は実施の形態1で用いられる位置決め収容受け及び端綴じ機構を示す説明図、(b)は(a)中B−B線方向から見た矢視図である。 (a)(b)は接離自在な搬送ロールの構成例を示す説明図である。 実施の形態1で用いられる端綴じ機構の配置関係を示す説明図である。 (a)〜(c)は端綴じ機構の構成並びに動作状態を示す説明図である。 実施の形態1で用いられる可動収容受け及び可動排出収容受けの支持構造例を示す説明図である。 実施の形態1で用いられる可動収容受け及びこれに組み込まれる中綴じ機構の詳細を示す説明図である。 実施の形態1で用いられる可動収容受けの着脱構造を示す説明図である。 図10中XII方向から見た矢視図である。 (a)(b)は中綴じ機構による中綴じ処理動作を示す説明図である。 実施の形態1で用いられる反転搬送路を含む付属装置の詳細を示す説明図である。 実施の形態1で用いられる制御系を示す説明図である。 図15の制御系における記録材処理制御過程を示すフローチャートである。 (a)〜(c)は中綴じ処理時の動作過程を模式的に示す説明図(1)である。 (a)〜(c)は中綴じ処理時の動作過程を模式的に示す説明図(2)である。 (a)(b)は端綴じ処理時の動作過程を模式的に示す説明図である。 実施の形態2に係る記録材処理装置の全体構成を示す説明図である。 実施の形態2で用いられる反転搬送路の周辺部構造を示す説明図である。 実施の形態3に係る記録材処理装置の全体構成を示す説明図である。 (a)は実施の形態3で用いられる反転搬送路の周辺部構造を示す説明図、(b)は中折り機構の動作状態を示す説明図である。 (a)〜(c)は中綴じ、中折り処理時の動作過程を模式的に示す説明図(1)である。 (a)〜(c)は中綴じ、中折り処理時の動作過程を模式的に示す説明図(2)である。 (a)〜(d)は実施の形態3に係る記録材後処理装置を用いた中綴じ、中折り処理時の別の動作過程を示す説明図(1)である。 (a)〜(c)は実施の形態3に係る記録材後処理装置を用いた中綴じ、中折り処理時の別の動作過程を示す説明図(2)である。 (a)〜(c)は実施の形態3に係る記録材後処理装置を用いた中綴じ、中折り処理時の別の動作過程を示す説明図(3)である。 (a)〜(c)は実施の形態3に係る記録材後処理装置を用いた中綴じ、中折り処理時の別の動作過程を示す説明図(4)である。 実施の形態4に係る記録材処理装置の全体構成を示す説明図である。 実施の形態4で用いられる可動収容受けの詳細を示す説明図である。 実施の形態5に係る記録材処理装置の全体構成を示す説明図である。 (a)〜(c)は実施の形態5に係る記録材後処理装置を用いた中綴じ、中折り処理時の動作過程を示す説明図(1)である。 (a)〜(d)は実施の形態5に係る記録材後処理装置を用いた中綴じ、中折り処理時の動作過程を示す説明図(2)である。 実施の形態6に係る記録材処理装置の全体構成を示す説明図である。 実施の形態7に係る記録材処理装置の全体構成を示す説明図である。 (a)〜(c)は実施の形態7に係る記録材後処理装置を用いた中綴じ、中折り処理時の動作過程を示す説明図(1)である。 (a)〜(c)は実施の形態7に係る記録材後処理装置を用いた中綴じ、中折り処理時の動作過程を示す説明図(2)である。 実施の形態8に係る記録材処理装置の全体構成を示す説明図である。 (a)〜(d)は実施の形態8に係る記録材後処理装置を用いた中綴じ、中折り処理時の動作過程を示す説明図(1)である。 (a)〜(c)は実施の形態8に係る記録材後処理装置を用いた中綴じ、中折り処理時の動作過程を示す説明図(2)である。 実施の形態8に係る記録材処理装置の変形形態を示す説明図である。である。
符号の説明
1…記録材後処理装置,2…後処理装置筐体,2a…記録材搬送路,2b…搬送部材,3…位置決め収容受け,4(4a,4b)…後処理機構,5…可動収容受け,6…反転搬送路,7…拡張後処理機構,9…可動排出収容受け,11…画像形成装置,12…画像形成部,13…装置筐体,14…画像読取部,S…記録材,A…基準位置,B…目標位置

Claims (18)

  1. 記録材に後処理を施す記録材後処理装置であって、
    記録材搬送路に沿って搬送される記録材を一時的に位置決め収容する位置決め収容受けと、
    この位置決め収容受けに位置決め収容された記録材に対して後処理を施す後処理機構と、
    前記位置決め収容受けに対応する基準位置にて前記位置決め収容受けで位置決めされた記録材を受け取り且つ前記基準位置よりも上方又は下方に位置する目標位置まで移動自在に設けられる可動収容受けと、
    前記位置決め収容受けの上方又は下方に設けられ且つ前記目標位置に位置する可動収容受けに収容された記録材が反転搬送可能な反転搬送路とを備えることを特徴とする記録材後処理装置。
  2. 記録材に後処理を施す記録材後処理装置であって、
    記録材が搬送される記録材搬送路及び記録材に搬送力が与えられる搬送部材を有する後処理装置筐体と、
    この後処理装置筐体の記録材搬送路に沿って搬送される記録材を一時的に位置決め収容する位置決め収容受けと、
    この位置決め収容受けに位置決め収容された記録材に対して後処理を施す後処理機構と、
    前記位置決め収容受けに対応する基準位置にて前記位置決め収容受けで位置決めされた記録材を受け取り且つ前記基準位置よりも上方又は下方に位置する目標位置まで移動自在に設けられる可動収容受けと、
    前記位置決め収容受けの上方又は下方に設けられ且つ前記目標位置に位置する可動収容受けに収容された記録材が反転搬送可能な反転搬送路とを備えることを特徴とする記録材後処理装置。
  3. 請求項2記載の記録材後処理装置において、
    可動収容受けは後処理装置筐体に対して着脱自在であることを特徴とする記録材後処理装置。
  4. 請求項1又は2記載の記録材後処理装置において、
    可動収容受けは、記録材を引き込む正方向及び記録材を送出する逆方向に回転可能な搬送部材を有することを特徴とする記録材後処理装置。
  5. 請求項1又は2記載の記録材後処理装置において、
    反転搬送路の排出口から排出された記録材が収容可能な反転排出収容受けを有することを特徴とする記録材後処理装置。
  6. 請求項5記載の記録材後処理装置において、
    反転排出収容受けは可動収容受けにて兼用されることを特徴とする記録材後処理装置。
  7. 請求項2記載の記録材後処理装置において、
    反転搬送路は後処理装置筐体に対して着脱自在な付属装置に設けられていることを特徴とする記録材後処理装置。
  8. 請求項2記載の記録材後処理装置において、
    反転搬送路は後処理装置筐体に設けられることを特徴とする記録材後処理装置。
  9. 請求項1又は2記載の記録材後処理装置において、
    反転搬送路に前記後処理機構とは別の後処理が可能な拡張後処理機構を有することを特徴とする記録材後処理装置。
  10. 請求項9記載の記録材後処理装置において、
    後処理機構は、位置決め収容受けに収容された状態の記録材の端部を綴じる端綴じ機構と、可動収容受けに設けられて位置決め収容受けにて位置決めされた記録材の中央部を綴じる中綴じ機構とを有し、
    拡張後処理機構は、反転搬送路に設けられて反転搬送される記録材を中折りする中折り機構であることを特徴とする記録材後処理装置。
  11. 請求項1又は2記載の記録材後処理装置において、
    前記可動収容受けとは別に設けられ且つ基準位置から送出される記録材を排出収容する可動排出収容受けを有することを特徴とする記録材後処理装置。
  12. 請求項11記載の記録材後処理装置において、
    可動排出収容受けは前記可動収容受けを経由して記録材を排出収容するものであることを特徴とする記録材後処理装置。
  13. 記録材に画像を形成する画像形成装置と、
    この画像形成装置にて画像形成された記録材に後処理を施す記録材後処理装置とを備え、
    記録材後処理装置は、
    記録材が搬送される記録材搬送路及び記録材に搬送力が与えられる搬送部材を有する後処理装置筐体と、
    この後処理装置筐体の記録材搬送路に沿って搬送される記録材を一時的に位置決め収容する位置決め収容受けと、
    この位置決め収容受けに位置決め収容された記録材に対して後処理を施す後処理機構と、
    前記位置決め収容受けに対応する基準位置にて前記位置決め収容受けで位置決めされた記録材を受け取り且つ前記基準位置よりも上方又は下方に位置する目標位置まで移動自在に設けられる可動収容受けと、
    前記位置決め収容受けの上方又は下方に設けられ且つ前記目標位置に位置する可動収容受けに収容された記録材が反転搬送可能な反転搬送路とを備えることを特徴とする記録材処理装置。
  14. 記録材に後処理を施す記録材後処理装置であって、
    記録材搬送路に沿って搬送される記録材を一時的に位置決め収容する位置決め収容受けと、
    この位置決め収容受けに位置決め収容された記録材に対して後処理を施す後処理機構と、
    前記位置決め収容受けに対応する基準位置にて前記位置決め収容受けで位置決めされた記録材を受け取り且つ前記基準位置よりも上方又は下方に位置する目標位置まで移動自在に設けられる可動収容受けと、
    前記位置決め収容受けの上方又は下方に設けられ且つ前記目標位置に位置する可動収容受けに収容された記録材を受け取って前記後処理機構とは別の後処理を施す拡張後処理機構とを備えることを特徴とする記録材後処理装置。
  15. 記録材に後処理を施す記録材後処理装置であって、
    記録材が搬送される記録材搬送路及び記録材に搬送力が与えられる搬送部材を有する後処理装置筐体と、
    この後処理装置筐体の記録材搬送路に沿って搬送される記録材を一時的に位置決め収容する位置決め収容受けと、
    この位置決め収容受けに位置決め収容された記録材に対して後処理を施す後処理機構と、
    前記位置決め収容受けに対応する基準位置にて前記位置決め収容受けで位置決めされた記録材を受け取り且つ前記基準位置よりも上方又は下方に位置する目標位置まで移動自在に設けられる可動収容受けと、
    前記位置決め収容受けの上方又は下方に設けられ且つ前記目標位置に位置する可動収容受けに収容された記録材を受け取って前記後処理機構とは別の後処理を施す拡張後処理機構とを備えることを特徴とする記録材後処理装置。
  16. 請求項15記載の記録材後処理装置において、
    可動収容受けは後処理装置筐体に対して着脱自在であることを特徴とする記録材後処理装置。
  17. 請求項15記載の記録材後処理装置において、
    拡張後処理機構は後処理装置筐体に対して着脱自在に設けられていることを特徴とする記録材後処理装置。
  18. 記録材に画像を形成する画像形成装置と、
    この画像形成装置にて画像形成された記録材に後処理を施す記録材後処理装置とを備え、
    記録材後処理装置は、記録材が搬送される記録材搬送路及び記録材に搬送力が与えられる搬送部材を有する後処理装置筐体と、
    この後処理装置筐体の記録材搬送路に沿って搬送される記録材を一時的に位置決め収容する位置決め収容受けと、
    この位置決め収容受けに位置決め収容された記録材に対して後処理を施す後処理機構と、
    前記位置決め収容受けに対応する基準位置にて前記位置決め収容受けで位置決めされた記録材を受け取り且つ前記基準位置よりも上方又は下方に位置する目標位置まで移動自在に設けられる可動収容受けと、
    前記位置決め収容受けの上方又は下方に設けられ且つ前記目標位置に位置する可動収容受けに収容された記録材を受け取って前記後処理機構とは別の後処理を施す拡張後処理機構とを備えることを特徴とする記録材処理装置。
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