JP2008279471A - レーザ加工装置、レーザ加工方法、tft基板、及び、tft基板の欠陥修正方法 - Google Patents

レーザ加工装置、レーザ加工方法、tft基板、及び、tft基板の欠陥修正方法 Download PDF

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Abstract

【課題】加工対象においてレーザ加工を精度よく行なうことが可能なレーザ加工方法を提供する。
【解決手段】加工用レーザを照射するためのレーザ光源と、加工用レーザをXY方向に走査させるガルバノミラーと、加工対象物をXY方向に移動させるXYステージとを備えたレーザ加工装置によって、ガルバノミラーの走査可能範囲よりも大きな図形を加工する。加工対象において、ガルバノミラーの走査可能範囲を超える図形を、ガルバノミラーの走査可能範囲内に収まる図形によって複数に分割し、XYステージを移動することにより、ガルバノミラーの走査可能範囲内に複数に分割した図形を移動し、ガルバノミラーにより加工用レーザを走査し、分割した図形に対し加工用レーザを照射することによりレーザ加工を行う。
【選択図】図9

Description

本発明は、レーザ光源を用いて加工対象物を加工するレーザ加工装置、レーザ加工方法に関し、さらに、レーザ光源を用いたTFT基板の欠陥修正方法に関する。
従来、液晶や有機ELなどのフラットパネルディスプレイに使用されるTFT(Thin Film Transistor)基板等のアクティブマトリクス基板は、ガラス基板上に微細なデバイスパターンを形成することにより作製される。
しかし、ガラス基板上にデバイスパターンや配線パターンを形成する際、塵埃や水滴等が基板上に付着していると、形成されたデバイスパターンに欠陥が生じる場合がある。このような欠陥が生じたTFT基板は、不良デバイスとなり、歩留り低下の原因となる。
このため、製造ラインの歩留りを高い水準で安定させるために、欠陥修正装置を用いてデバイスパターンの修正を行ない、次プロセスに移行することが行なわれている。
上述の欠陥修正装置によるデバイスパターンの修正は、一般的に以下の様なレーザ加工によって行われることが多い。
例えば、隣接するパターン同士が電気的に接続されてしまう欠陥に対しては、パターン間の不要な部分にレーザを照射し、不要なパターンを除去することにより修正を行うことができる。
また、パターン配線の一部が欠損する欠陥に対しては、レーザCVD(Chemical Vapor Deposition)法により金属材料ガス雰囲気の中でレーザを照射することにより、基板上に新たにパターンを形成することができる。そして、欠損箇所の再配線を行うことによりパターンの修正を行うことができる。
このような欠陥修正装置をはじめとするレーザ加工装置では、通常XYステージを使用し、加工対象物をXY方向に移動させることにより、レーザの照射位置を決定及び移動させている。
ところで、上述のレーザ加工装置に用いられるXYステージでは、様々な駆動機構の形態が用いられている。
しかし、ボールねじ駆動では、上述のデバイスパターンの修正において、例えばレーザCVD法において要求される、速度ムラの少ない微小低速動作を実現することが難しい。このため、デバイスパターンの修正には、高価なリニアモータを使用する必要がある。
また、近年TFT基板に使われるガラス基板のサイズが拡大する傾向にあることから、欠陥修正装置のXYステージも大型のものが使われることが多くなっている。このような大型のXYステージでは、速度ムラの少ない微小低速動作だけでなく、レーザ照射位置の位置決め精度を向上させることも困難となっている。
これに対し、ガルバノミラーなどのXY光偏向器を使ってレーザ照射位置を移動する手段を備えた欠陥修正装置を使用し、欠陥の修正を行なうことが提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。
ガルバノミラーを使用することにより、レーザ照射位置決めの精度は、XYステージの微小低速動作能力、及び、位置決め精度によって影響を受けない。また、対物レンズの倍率を上げることにより、位置決め精度を、XYステージの移動による位置決めよりも数倍に向上させることが可能である。
国際公開WO2003/080283号パンフレット 特開2006−119575号公報 特開2006−136923号公報
しかしながら、ガルバノミラーによる、レーザ照射位置の移動範囲は、最大でも対物レンズの視野内に留まるため、照射範囲が小さくなる。さらに、位置決め精度を向上させるため、対物レンズの倍率を上げた場合には、レーザ照射範囲が減少してしまう。
このため、ガルバノミラーによるレーザ光の走査では、加工精度を向上させることはできるが、対物レンズの視野を越えるレーザ照射ができない。このため、レーザ加工範囲が、狭い範囲に限定されてしまう。
また、アクティブマトリクス基板のデバイスパターン等にレーザCVD法を用いて、対物レンズの視野を越える長距離の結線を作製する場合には、XYステージを稼動させて加工対象を移動させなければ、対物レンズの視野を越える作業を行うことができなかった。
従って、ガルバノミラーを使用した場合においても、XYステージの移動による位置決めの精度の影響を受けるため、加工精度を向上させることが困難であった。
また、パターン除去のためのレーザ光源や、レーザCVD用のレーザ光源等の複数のレーザ光源によってレーザ加工装置が構成されている場合、それぞれのレーザ光源から照射されるレーザの光軸を装置内で一致させることは困難である。このため、加工対象において、それぞれ使用するレーザ光源の光軸のずれにより、加工対象においてレーザ照射位置の誤差が生じてしまう。
従って、複数のレーザ光源を有するレーザ加工装置では、XYステージ及びガルバノミラーによるレーザ照射位置決め精度を向上させた場合にも、光軸のずれに起因するレーザ照射位置のずれにより、加工精度を向上させることが困難である。
上述した問題の解決のため、本発明においては、加工対象においてレーザ加工を精度よく行なうことが可能なレーザ加工装置及びレーザ加工方法を提供するものである。また、本発明は、精度の高いレーザ加工により欠陥部を修正できるTFT基板及びTFT基板の欠陥修正方法を提供するものである。
本発明のレーザ加工装置は、加工用レーザを照射する複数のレーザ光源と、加工用レーザをXY方向に走査させ、且つ、前記複数のレーザ光源からの加工用レーザの光軸のずれを補正するためのガルバノミラーと、加工用レーザの光束を制限するスリットと、加工対象物をXY方向に移動させるXYステージと、加工用レーザを集光するための対物レンズとを備えることを特徴とする。
本発明のレーザ加工装置によれば、ガルバノミラーをXY方向に操作することで、複数のレーザ光源から照射されるレーザ光の光軸を、レーザ加工装置内で一致させることができる。このため、光軸のずれに起因するレーザ照位置のずれを防止することができる。そして、レーザ照位置のずれを防止することにより、レーザ加工精度を向上させることができる。
また、複数のレーザ光源からの加工用レーザの光軸を一致させ、ガルバノミラーをXY方向に操作することにより、XYステージ上の加工対象に対して加工用レーザを走査させることができる。このため、ガルバノミラーの位置決め精度に依存して、精度の高いレーザ加工を行うことができる。
本発明のレーザ加工方法は、加工用レーザを照射するためのレーザ光源と、加工用レーザをXY方向に走査させるガルバノミラーと、加工対象物をXY方向に移動させるXYステージとを備えたレーザ加工装置によって、ガルバノミラーの走査可能範囲よりも大きな図形を加工するレーザ加工方法であって、加工対象において、ガルバノミラーの走査可能範囲を超える図形を、ガルバノミラーの走査可能範囲内に収まる図形によって複数に分割し、XYステージを移動することにより、ガルバノミラーの走査可能範囲内に複数に分割した図形を移動し、ガルバノミラーにより加工用レーザを走査し、分割した図形に対し加工用レーザを照射することを特徴とする。
本発明のレーザ加工方法によれば、加工対象において、ガルバノミラーにより加工用レーザを走査できる範囲よりも大きな図形を、この範囲内に収まる大きさに分割してレーザ加工を行う。ガルバノミラーの走査可能範囲内に図形を分割することにより、この分割した図形については、XYステージの移動を行わずに、ガルバノミラーによって加工用レーザの走査のみで形成することができる。
このため、上述のように図形をガルバノミラーの走査可能範囲内で分割することにより、XYステージの位置決め精度に依存せず、ガルバノミラーの精度のみに依存し、精度の高いレーザ加工を行うことができる。
本発明のTFT基板は、基板上に、複数の走査線と、複数の信号線と、複数の電位供給線より成る配線が絶縁膜を介して互いに交差するように設けられ、各配線の交差部近傍にスイッチング素子がそれぞれ設けられたTFT(Thin Film Transistor)基板であって、配線の断線部分の前後において、絶縁膜に開口部が設けられ、開口部同士は、複数に分割された図形がレーザ加工により一体化されて形成された配線によって接続されていることを特徴とする。
本発明のTFT基板によれば、配線の断線部分の前後を導通するように形成された配線は、複数に分割された図形が一体化されることにより形成される。このため、断線部分の前後を導通する用に形成された配線が長い場合においても、レーザ加工によって複数に分割された図形を形成し、この複数の図形を一体化することによって配線を形成することができる。配線を複数に分割し、小さな範囲でレーザ加工を行うことにより、精度よくレーザ加工を行うことができるため、TFT基板上に高精度の配線が形成される。
本発明のTFT基板の欠陥修正方法は、基板上に、複数の走査線と、複数の信号線と、複数の電位供給線より成る配線が絶縁膜を介して互いに交差するように設けられ、各配線の交差部近傍にスイッチング素子がそれぞれ設けられたTFT(Thin Film Transistor)基板において、加工用レーザを照射するレーザ光源と、加工用レーザをXY方向に走査させるガルバノミラーと、加工対象物をXY方向に移動させるXYステージとを備えたレーザ加工装置によって、ガルバノミラーの走査可能範囲よりも大きな図形を加工し、TFT基板欠陥部を修正する方法であって、欠陥部において、ガルバノミラーの走査可能範囲を超える図形を、ガルバノミラーの走査可能範囲内に収まる図形によって複数に分割し、XYステージを移動することにより、ガルバノミラーの走査可能範囲内に複数に分割した図形を移動し、ガルバノミラーにより加工用レーザを走査し、複数に分割した図形に対しレーザを照射することを特徴とする。
本発明のTFT基板の欠陥修正方法によれば、TFT基板の欠陥部において、ガルバノミラーにより加工用レーザを走査できる範囲よりも大きな図形を、この範囲内に収まる大きさに分割してレーザ加工を行う。このため、ガルバノミラーの走査可能範囲内に図形を分割することにより、この分割した図形については、XYステージの移動を行わずに、ガルバノミラーによって加工用レーザの走査のみで形成することができる。
このため、上述のように図形をガルバノミラーの走査可能範囲内で分割することにより、XYステージの位置決め精度に依存せず、ガルバノミラーの精度のみに依存して、精度の高いレーザ加工を行うことができる。
本発明によれば、ガルバノミラーによって加工用レーザを走査することにより、基板上におけるレーザ加工を精度よく行なうことができる。また、精度の高いレーザ加工によりTFT基板の欠陥部の修正を精度よく行なうことができる。
本発明のレーザ加工装置の一実施の形態について、図面を用いて説明する。
図1は、本実施の形態のレーザ加工装置10の概略構成図である。
このレーザ加工装置10は、レーザCVD法により加工対象上に新たにパターンを形成する欠陥修正(CVD修正)用レーザ光源11と、加工対象上の不要なパターンを除去する欠陥修正(ザッピング修正)用レーザ光源12とによる、2種類の加工用レーザを備えている。
CVD修正用レーザ光源11からのレーザと、ザッピング修正用レーザ光源12からのレーザは、全反射ミラー15及び可動式全反射ミラー16により、互いの光軸がほぼ一致するように構成されている。
そして、CVD修正用レーザ光源11及びザッピング修正用レーザ光源12からのレーザ光軸上に、加工時間を開閉により制御するシャッタ13,14、レーザの光量を調整するアッテネータ17、加工範囲を制限するXYθスリット18、全反射ミラー19、結像レンズ20が配置される。
さらに、CVD修正用のレーザ光源11とザッピング修正用レーザ光源12から照射されるレーザをXY方向に走査させ、且つ、複数の加工用レーザの光軸のずれを補正するための光偏向器として、XYガルバノミラー21が配置されている。
また、レーザ加工装置10には、XYガルバノミラー21によって走査されたレーザを反射するダイクロイックミラー22と、対物レンズ25が配置されている。そして、対物レンズの下に、加工対象物としての基板29と、基板29が固定されてXY方向に移動可能なXYステージ28が設けられている。
また、対物レンズ25と、XYステージ28上の基板29との間には、レーザCVD法によって、金属材料ガス雰囲気中でレーザを照射することにより、基板29上に金属膜を形成する局所成膜部27と、レーザCVDガスユニット26とが設けられている。
このような構成のレーザ加工装置10とすることによって、XYθスリット18の像をレーザ光による加工対象、すなわち基板29に縮小投影し、CVD修正又はザッピング修正を行なうことが可能である。
また、上述のレーザ加工装置10は、ダイクロイックミラー22のレーザ光源の方向と異なる方向に、加工対象物を観察するためのCCDカメラ等の観察用カメラからなるCCD観察系23と、LED光源等からなる観察用照明系24が設けられている。
そして、CCD観察系23及び観察用照明系24の光軸は、ダイクロイックミラー22から基板29までの間において、レーザ光源11,12からのレーザ光の光軸とほぼ同軸となっている。
このため、CVD修正用レーザ光源11、及び、ザッピング修正用レーザ光源12によって加工される加工対象基板29において、加工位置を観察用照明系24で照らし、加工位置の画像をCCD観察系23で取得することができる。
CCD観察系23及び観察用照明系24を有することにより、基板29のレーザ加工位置の画像情報をCCD観察系23によって取得することができる。
そして、取得した画像情報に基づいて画像処理を行うことにより、加工対象を、基板29における基板座標系、及び、CCD観察系によるカメラ座標系として、座標によって表すことができる。
上述のレーザ加工装置10によれば、XYガルバノミラー21による光偏向器により、CVD修正用レーザ光源11と、ザッピング修正用レーザ光源12とから発射されるレーザ光の光軸ずれを修正することができる。
このように、複数のレーザ光源からのレーザ光軸のずれを、XYガルバノミラー21によって修正することにより、加工対象において精密なレーザ加工が可能となる。
次に、上述のレーザ加工装置10において、複数のレーザ光源によるレーザ光軸のずれを、XYガルバノミラー21を用いて修正する方法について説明する。
なお、以下の説明において、図1で示したレーザ加工装置10の各構成には、図1と同じ符号を付して説明する。
まず、上述のレーザ加工装置10において一方のレーザ光源を使用し、XYガルバノミラー21への入力信号と、実際にレーザが照射される位置のずれを較正する方法について説明する。
この較正方法は、レーザ加工装置10のXYガルバノミラー21の較正することにより、入力信号と照射位置のずれを統計的に修正する方法である。
なお、以下の説明では、レーザ加工装置10において一方のレーザ光源としてCVD修正用レーザ光源11を使用している。
まず、XYガルバノミラー21への入力値Gとして、X入力値及びY入力値を(Gx,Gy)とする。そして、図2に示すように、CVD修正用レーザ光源11から基板29に加工用レーザを照射し、基板29にレーザ加工痕32を形成する。そして、図3に示すようにレーザ加工痕32の中心位置を座標(Px,Py)であらわす。
なお、レーザ加工痕32は、CCD観察系23によって取り込んだ画像情報に基づくカメラ座標系30において、中心位置の座標で求める。
このとき、下記(数1)のアフィン変換行列Aを用いて、X入力値Gx、Y入力値Gy、加工痕の中心座標(Px,Py)を、下記(数2)の関係式で表すことができる。
Figure 2008279471
Figure 2008279471
このように、アフィン変換行列Aを用いてXYガルバノミラー21の入力値と、実際にレーザが照射される位置の関係を、アフィン変換行列Aを用いて(数2)によって示すことができる。
そして、(数1)及び(数2)から、アフィン変換行列Aの要素である、定数ax1,ax2,ax3,ay1,ay2,ay3を求めることにより、XYガルバノミラー21への入力信号と、実際にレーザが照射される位置のずれを較正するための、XYガルバノミラー21の較正値を求めることができる。
次に、このXYガルバノミラー21の較正値を統計的に求めるため、最小二乗法による計算方法を適用する。
まず、XYガルバノミラー21に入力値(Gx,Gy)を設定する。そして、この入力値に(Gx,Gy)基づいて、CVD修正用レーザ光源11から基板29に、加工用レーザを照射し、加工痕の中心位置座標(Px,Py)の測定を行う。これを、入力値に(Gx,Gy)を変化させて、加工用レーザをN回照射し、それぞれの加工痕について中心位置座標(Px,Py)の測定を行う。
このとき、i回目の加工用レーザの照射における、XYガルバノミラー21の入力値を(gi x,i )、レーザ加工痕の中心位置を座標を(pi x,i )とする。
そして、アフィン変換行列AのX要素Axを以下(数3)とし、XYガルバノミラー21の入力値Gを以下(数4)とする。
Figure 2008279471
Figure 2008279471
このとき、(数3),(数4)で示したAx、Gによって、規範関数Jxを以下のように示すことができる。
Figure 2008279471
上記(数5)で示した規範関数JxをAxについて微分し、左辺を0とすることにより、Axの最小二乗推定値
Figure 2008279471
を計算することができる。
(数5)で示した規範関数JxをAxで微分して左辺を0と置くと、以下の正規方程式が求められる。
Figure 2008279471
ここで、
Figure 2008279471
は、上述のAxの最小二乗推定値の転置行列を表す。
上記(数7)で示した正規方程式を展開する。
Figure 2008279471
上記(数9)より、Axの最小二乗推定値は、以下の(数10)によって求めることができる。
Figure 2008279471
また、上述のAxと同様の方法によって、アフィン変換行列AのY要素Ayの最小二乗推定値
Figure 2008279471
を以下の(数12)によって求めることができる。
Figure 2008279471
このように、上記(数11)(数12)からアフィン変換行列の定数ax1,ax2,ax3,ay1,ay2,ay3を求めることにより、XYガルバノミラー21への入力信号と、実際にレーザが照射される位置のずれを較正するための、XYガルバノミラー21の較正値を求めることができる。
そして、XYガルバノミラー21の較正値を用いることにより、XYガルバノミラー21への入力信号と、実際にCVD修正用レーザ光源11からのレーザが基板29に照射される位置とのずれを較正することができる。
上述のXYガルバノミラー21の較正を、レーザ加工装置10において行う手順について説明する。
まず、観察用照明系24を点灯し、XYステージ28上に置かれた基板29を照射する。
次に、XYガルバノミラー21のX入力値Gx、Y入力値Gyを設定する。なお、ここでは、Gx=g ,Gy=g と設定する。
そして、上記のXYガルバノミラー21への入力値において、CVD修正用レーザ光源11から基板29に加工用レーザを照射する。このレーザ照射による加工痕32の画像を、CCD観察系23によって取り込む。レーザ照射による加工痕の画像例を図2に示す。
次に、CCD観察系に取り込まれた画像から、例えば、図3に示すように、加工痕32の中心位置の座標(p,p)を求める。加工痕32の中心位置の座標(p,p)は、粒子解析法、パターンマッチング法等の画像処理を行うことによって算出することができる。ここでは、中心位置の座標として、p=p ,p=p が算出されたとする。
次に、XYステージ28を稼動することにより、上記の加工痕32の位置と異なる位置が対物レンズ25の直下になるように、加工対象の基板29を移動させる。
そして、XYガルバノミラー21の入力値を変えて、上述の操作を複数回繰り返す。これにより、図4に示すように、複数個所において、加工痕32の中心位置の座標(p,p)を求めることができる。なお、図4では、上述の操作を5回繰り返した場合の加工痕32の中心位置の座標(p ,p )を示している。
次に、上述の操作のi回目について、XYガルバノミラー21のX入力値Gx、Y入力値GyをGx=g i,Gy=g iとする。そして、加工痕の中心位置の座標(p,p)の測定データ、p=p i,p=p iが得られたとする。
上述のg i,g i,p i,p iを上述の(数10),(数12)に適用することにより、アフィン変換行列Aの各要素は以下の(数13),(数14)によって統計的に求めることができる。
Figure 2008279471
Figure 2008279471
このように、レーザ加工装置10を操作し、アフィン変換行列Aの各要素を求めることにより、XYガルバノミラー21を較正し、XYガルバノミラー21への入力信号と、実際にレーザが照射される位置のずれを修正することができる。
次に、レーザ加工装置10において、CVD修正用レーザ光源11と、ザッピング修正用レーザ光源12とを例として、複数のレーザ光源からの光軸を一致させるための、XYガルバノミラー21の較正方法について説明する。
上述した、CVD修正用レーザ光源11を用いてXYガルバノミラー21を較正する方法と同様の方法で、ザッピング修正用レーザ光源12についても、アフィン変換行列Aにより、XYガルバノミラー21の較正値を求める。
そして、ザッピング修正用レーザ光源12を用いて求められたアフィン変換行列をA´と置く。
このとき、CVD修正用レーザ光源11を用いて求められたアフィン変換行列をAと、ザッピング修正用レーザ光源12を用いて求められたアフィン変換行列をA´とを、光軸のずれを補正するためのアフィン変換行列Qを用いて以下の(数15),で示すことができる。また、このときのアフィン変換行列Qは(数16)によって示すことができる。
Figure 2008279471
Figure 2008279471
このように、上記(数15)(数16)からアフィン変換行列Qの定数qx1,qx2,qx3,qy1,qy2,qy3を求め、アフィン変換行列Qを求める。
そして、XYガルバノミラー21を較正するためのアフィン変換行列Aを、このアフィン変換行列Qで補正することにより、アフィン変換行列をA´を求めることができる。
上記(数15)を用いることにより、例えば、CVD修正用レーザ光源11を用いて較正したXYガルバノミラー21に、上記アフィン変換行列Qによる補正を行うことで、ザッピング修正用レーザ光源12によるXYガルバノミラー21の較正を行うことができる。
このため、上述の方法によってアフィン変換行列Qを求めることにより、CVD修正用レーザ光源11とザッピング修正用レーザ光源12からのレーザ光の光軸のずれを、XYガルバノミラー21の較正によって修正することができる。
従って、CVD修正用レーザ光源11とザッピング修正用レーザ光源12との光軸を一致させることができる。
そして、レーザ光の光軸を一致させることにより、加工対象の基板29上において、レーザ照射の位置ずれを防ぐことができる。このため、レーザ加工装置10において、精度よくレーザ加工を行うことができる。
また、複数のレーザ光源を有するレーザ加工装置において、上記(数15)を演算することにより、一方のレーザ光源におけるXYガルバノミラー21の較正値であるアフィン変換行列Aに対してアフィン変換行列Qによる補正を行い、他方のレーザ光源におけるXYガルバノミラー21の較正値であるアフィン変換行列A´を求めることができる。
この場合には、まず、1つ目のレーザ光源について、アフィン変換行列Aを求める。そして、2つ目以降の加工用レーザ光源についても、それぞれアフィン変換行列A´,A´,A´・・・A´を求める。
そして、1つ目のレーザ光源によるアフィン変換行列Aに対し、補正用のアフィン変換行列Q,Q,Q・・・Qを求め、上記(数15)に適用することにより、光軸のずれを補正したアフィン変換行列A,A,A・・・Aを求めることができる。
このように、アフィン変換行列A,A,A・・・Aを求め、XYガルバノミラー21を較正することにより、複数の加工用レーザを搭載するレーザ加工装置において、それぞれのレーザ光源によるレーザ光軸のずれを修正することができる。
従って、複数の加工用レーザを搭載するレーザ加工装置において、それぞれのレーザ光源から出射されるレーザ光の光軸のずれを修正することができる。
そして、レーザ光の光軸を一致させることにより、加工対象の基板上において、レーザ照射の位置ずれを防ぐことができる。また、レーザ光源が複数有っても、XYガルバノミラーによって光軸のずれが較正されているので、均一なレーザ照射が可能である。
このため、レーザ加工装置10において、レーザ照射の位置ずれを防ぐことができ、精度よくレーザ加工を行うことができる。
次に、本発明のレーザ加工方法の一実施の形態として、図1に示したレーザ加工装置10を用いたレーザ加工方法について説明する。
本実施の形態では、基板上に形成された配線パターンにおいて、この配線パターンの欠陥を修正するためのレーザ加工方法について説明する。
なお、以下の説明において、図1で示したレーザ加工装置10の各構成には、図1と同じ符号を付して説明する。
レーザ加工装置10において、CCD観察系23によって取得した基板29の加工対象領域の画像30を図5に示す。図5は、取得した画像をカメラ座標系30として、XY座標系に表している。
図5に示したカメラ座標系30、及び、カメラ座標系30におけるXYガルバノミラー21を使ったレーザ照射可能領域(ガルバノ描画領域)35について説明する。
カメラ座標系30は、対物レンズ25で観察可能な画像の中心位置(0,0)を原点として、CCD観察系23の横方向をX軸、縦方向をY軸とした座標系で表している。
そして、このカメラ座標系30において、XYガルバノミラー21を使用し、ケラレなくレーザ照射が可能なガルバノ描画領域35は、ガルバノ描画領域35の中心位置36の座標(Gx,Gy)を有し、直径37がDmaxの円として表すことができる。ガルバノ描画領域35の直径37の長さDmaxは、加工用レーザによって描画できる図形31の両端、スタート位置31S及びエンド位置31Eにおいて、加工用レーザの中心位置31A同士を結ぶ直線の長さである。
また、このガルバノ描画領域35において、レーザCVD法を用いてXYガルバノミラー21を操作してレーザ光をスタート位置31Sからエンド位置31Eまで走査させることにより、結線31を基板29上に新たにデバイスパターンとして形成することができる。
なお、上述のガルバノ描画領域35において、照射されるレーザ光は、XYθスリット18によって制限された面積を有している。そして、レーザ光が面積を有しているため、実際に基板29上に形成される結線31は、XYガルバノミラー21によってレーザ光を走査する距離に加えて、レーザ光の有する面積を考慮した長さとなる。
このため、実際にレーザ加工装置10においてXYガルバノミラー21で走査されるレレーザ照射可能領域は、図5に示したガルバノ描画領域35よりも、レーザ光の面積を考慮する分大きくなる。
しかし、図5に示したガルバノ描画領域35では、レーザ光の中心位置31Aを結ぶ直線の長さによって直径37の長さDmaxを決定する。
これにより、XYθスリット18によって規定される面積を考慮することなく、ガルバノ描画領域35を決定することができる。このため、XYガルバノミラー21の走査距離と、ガルバノ描画領域35の直径37の長さDmaxとを同じ長さとして考えることができる。
上述のガルバノ描画領域35において、デバイスパターンの短絡箇所を断線させる欠陥修正(ザッピング修正)を行なう際には、XYステージ28を駆動することにより、対象基板29上に形成されたデバイスパターンの加工部分を対物レンズ25の直下に位置させる。そして、ザッピング修正用レーザ光源12から出射されたレーザを、シャッタ14、可動式全反射ミラー16、アッテネータ17、XYθスリット18、結像レンズ20、XYガルバノミラー21、及び、対物レンズ25からなる光学系を通して、基板29に対して照射する。これにより、デバイスパターンの不要部分にレーザを照射し、不要な配線パターンの除去、及び、パターンの短絡箇所を断線させて修正することができる。
また、基板29上に新たにパターンを形成することによって、断線部分を結線する欠陥修正(CVD修正)を行なう際には、上述のザッピング修正と同様に、XYステージ28を駆動することにより、対象基板29上に形成されたデバイスパターンの加工部分を対物レンズ25の直下に位置させる。そして、CVD修正用レーザ光源11から出射されたレーザを、シャッタ13、アッテネータ17、XYθスリット18、結像レンズ20、XYガルバノミラー21、及び、対物レンズ25からなる光学系を通して、基板29に対して照射する。このとき、局所成膜部27において、レーザCVDガスユニット26から供給されるCVD材料ガスを使用し、金属ガス材料雰囲気中で基板29にレーザを照射する。これにより、基板29上に新たなパターンを形成する、レーザCVD成膜を行なうことができる。
次に、レーザCVD法を用いることによって基板29上に新たに形成される結線(CVD結線)について、図6を用いて説明する。
図6において、基板座標系40とは、加工対象の基板29の中心を原点とする座標系である。そして、この基板座標系40においてCVD結線は、X軸と平行な直線型を有する結線41と、X軸及びY軸に平行な直線を組み合わせることにより形成されるU字型の結線42とに区別して考えられる。
直線型の結線41では、基板29上におけるレーザCVDのスタート位置41Sの座標(Sx,Sy)と、エンド位置41Eの座標(Ex,Ey)の2点の座標によって表すことができる。
また、U字型の結線42では、スタート位置42Sの座標(Sx,Sy)と、エンド位置42Eの座標(Ex,Ey)に加え、ターン位置42Aの座標(Ax,Ay)及びターン位置42Bの座標(Bx,By)の4点の座標によって表すことができる。
さらに、上述の直線型の結線として、X軸及びY軸のどちらにも平行でない直線型の結線43がある。この結線43においても、上述の結線41と同様にスタート位置43Sの座標(Sx,Sy)と、エンド位置43Eの座標(Ex,Ey)の2点の座標によって表すことができる。また、図示していないが直線形状の結線41をY軸と平行に配置した場合においても同様にスタート位置とエンド位置の座標によって表すことができる。
上述の直線型の結線41、及び、U字型の結線42を用いることにより、ほぼ全ての場合において、デバイスパターンの一部が欠損する断線欠陥箇所を、レーザCVDによって修復することができる。
ところで、CVD結線が、図5に示したガルバノ描画領域35よりも大きい場合には、このCVD結線を、ガルバノ描画領域35の範囲内に収まる大きさに分割する必要がある。
ガルバノ描画領域35の直径Dmaxよりも長く、長さLのCVD結線50をレーザCVDによって形成する場合に、この結線50をガルバノ描画領域35によって描画できる大きさに分割する方法を、図7を用いて説明する。
図7に示したCVD結線50において、直線型のCVD結線50の、スタート位置50Sの中心位置からエンド位置50Eの中心位置までの長さを、直線全体の長さLとする。
また、上述のガルバノ描画領域35において一度のXYガルバノミラー21によって加工用レーザを走査できる長さをDとする。
このとき、直線全体の長さLを、長さDで分割することにより、CVD結線50をn個の分割直線51に分割することができる。
このとき、それぞれのn個に分割されたCVD結線50において、CVD結線50を分割直線51に分割する位置を中間位置M,M〜Mで表すことができる。また、分割直線51の中心を中心位置C,C〜Cで表すことができる。
また、n個に分割されたCVD結線50において、分割直線51は、中間位置Mを両端とする直線である。そして、隣接する分割直線51同士は、分割直線51の端部である中間位置Mにおいて、互いに重なり合うようにCVD結線50を分割する。そして、この分割直線51を、互いに重なり合う中間位置Mで連結することにより、結線50を形成することができる。
そして、CVD結線50の分割は、以下の(数17),(数18),(数19)によって決定することができる。
CVD結線50の全体の長さLは、スタート位置50Sの座標(Sx,Sy)と、エンド位置50Eの座標(Ex,Ey)によって以下の式で表すことができる。
Figure 2008279471
そして、1回のガルバノミラーの操作で形成できる結線の最大長さは、ガルバノ描画領域35の直径Dmaxであるため、分割数nは以下の式で求めることができる。
Figure 2008279471
(数18)において、関数ceil()は引数を下回らない最小の整数を返す関数(切り上げ整数化関数)である。
このとき、(数17)で求めたCVD結線50の長さLを、(数18)で求めた分割数nで割ることにより、分割直線51の長さDを求めることができる。
Figure 2008279471
(数19)に示すように分割直線51の長さDは、ガルバノ描画領域35の直径Dmaxを超えることはない。
そして、図8に示す、k番目の(1≦k≦n)の分割直線51kの基板座標系40における位置は、中間位置Mの座標(Mx,My)、及び、中心位置Cの座標(Cx,Cy)によって、以下の(数20),(数21)によって求めることができる。
Figure 2008279471
Figure 2008279471
なお、スタート位置50Sから始まる1番目の分割直線51において、中間位置Mとスタート位置50Sは同じ位置である。また、n番目の分割直線51nにおいて、中間位置Mはエンド位置50Eと同じ位置である。
以上、直線型の結線50について結線の分割方法について説明したが、これと同様に、図6に示したU字型の結線42を分割することができる。U字型の結線42では、スタート位置Sからターン位置42Aまでの間の直線と、ターン位置42Aからターン位置42Bまでの間の直線と、ターン位置42Bからエンド位置42Eまでの間の直線について、それぞれ上述の方法と同様に分割を行なうことで、結線全体を分割することができる。
次に、上述の方法によって分割されたCVD結線を、レーザCVDによって形成する方法について図9を用いて説明する。図9は、図5と同様のカメラ座標系30である。ここでは、複数の直線に分割されたCVD結線において、任意のk番目の分割直線を形成する方法について説明する。
まず、XYステージ28を稼動し、カメラ座標系30におけるk番目の分割直線51kの中心位置Cと、ガルバノ描画領域35の中心位置36の座標(Gx,Gy)の位置とを、下記の方法によって一致させる。
カメラ座標系30の中心位置座標を(0,0)とすると、カメラ座標系30におけるガルバノ描画領域35の中心位置36の座標は(Gx,Gy)と表すことができる。また、k番目の分割直線51kの中心位置Cは、基板座標系において座標(Cx,Cy)と表すことができる。
そして、分割直線51kの中心位置Cの座標(Gx,Gy)の位置と、ガルバノ描画領域35の中心位置36の座標(Gx,Gy)の位置のずれ量は、(Cx−Gx,Cy−Gy)と表すことができる。
従って、カメラ座標系30の中心位置からのずれ量(Gx,Gy)を用いて補正した基板座標系の座標(Cx−Gx,Cy−Gy)の位置と、カメラ座標系30の中心座標(0,0)の位置が一致するように、XYステージ28を移動させる。
上述の方法により、XYステージ28を移動させることで、k番目の分割直線51kの中心位置Cと、ガルバノ描画領域35の中心位置36を一致させることができる。
そして、(数19)に示したように、分割直線51kの長さDは、ガルバノ描画領域35の直径Dmax以下の長さであるため、分割直線51kがガルバノ描画領域35の範囲内に収まる。
また、ガルバノ描画領域35の中心位置36に、分割直線51の中心位置Cを合わせることにより、ガルバノ描画領域35内において最も長い直線を描画することができる。
次に、分割直線51kの中間位置Mk−1から中間位置Mまでを、XYガルバノミラー21によって走査することにより、図9に示すような、k番目の分割直線51kを、レーザCVDによって描画することができる。
上述のように、予め基板座標系40において求められた分割直線51kの位置から、カメラ座標系30における分割直線51kの位置を求める。そして、カメラ座標系30において求められた位置に基づいて、分割直線51kの中間位置Mk−1から中間位置Mまでを、レーザCVDによって形成する。
そして、分割直線51kの中間位置Mk−1から中間位置Mまでを成膜後、次の分割直線51の中心位置Cとガルバノ描画領域35の中心位置36の座標(Gx,Gy)の位置とを一致させるように、XYステージ28を移動させる。これにより、上述の分割直線51kと同様の方法で、次の分割直線51を描画することができる。
このように、XYステージ28の移動と、XYガルバノミラー21及びレーザCVDによる分割直線の形成とを、分割数1からnまで繰り返すことにより、長さLのCVD結線50全体を形成することが可能となる。
また、上述のCVD結線50を形成する際、分割直線51kにおいて、中間位置Mk−1及びMは、隣接する分割直線51を形成する際に重ねて形成する。
まず、一方の隣接する分割直線51を中間位置Mk−1まで形成する。そして、分割直線51kを中間位置Mk−1からMまで形成する。このため、中間位置Mk−1は、分割直線51k、及び、隣接する分割直線51を形成する際に、重ねて形成する。
そして、同様に分割直線51kを中間位置Mまで形成し、隣接する分割直線51を中間位置Mから形成する。このため、中間位置Mは、分割直線51k、及び、隣接する分割直線51を形成する際に、重ねて形成する。
上述のように、CVD結線50において中間位置Mは、隣接する分割直線51同士が互いに重なり合い、重複して形成される。
なお、上述のCVD結線50の形成において、一度のCCD観察系23によって取得した画像に基づく処理に従い、CVD結線50を複数の分割直線51へ分割し、さらに、XYステージ28の移動と、XYガルバノミラー21及びレーザCVDによる分割直線の形成とを繰り返すことにより、CVD結線50を形成することができる。
また、例えば、CCD観察系23によって取得した画像を処理し、CVD結線50を複数の分割直線51に分割する。そして、XYステージ28を移動した後、CCD観察系23による画像処理によって、分割した結線51の中間位置Mを取得する。そして、取得した画像に基づき、XYガルバノミラー21により加工用レーザを走査し、分割直線51を形成する。
さらに、XYステージ28を移動する都度、CCD観察系23による画像処理と、画像処理に基づくXYガルバノミラー21による加工用レーザの走査を繰り返してCVD結線50を形成することができる。
これにより、XYステージ28の位置決め誤差による、レーザ照射位置の位置ずれをなくすことができる。
このため、分割直線51を正確に描画することができ、より正確にCVD結線50を形成することができる。
なお、図6で示したU字型の結線42においても、スタート位置42Sからターン位置42Aまで、ターン位置42Aからターン位置42Bまで、及び、ターン位置42Bからエンド位置42Eまでの3つの結線に分け、それぞれの直線についてn個に分割する。そして、XYステージ28の移動と、XYガルバノミラー21及びレーザCVDによる分割直線の形成を、1からnまで繰り返すことにより、U字型の結線42を形成することができる。
次に、上述のレーザCVDによる結線の作製方法を、液晶用TFT基板の断線箇所の修正に適用した場合の一例について、図10を用いて説明する。
図10に示すTFT基板60は、走査線63、信号線64、保持容量素子65、画素電極66から成る画素が、規則的に整列してガラス基板上に形成されている。また、走査線63及び信号線64等の配線は、絶縁膜を介して互いに交差するように配置されている。さらに、上記画素の表面は、保護膜としての絶縁膜が設けられている。
上述のTFT基板60において、信号線64に配線の一部が欠損している、欠陥部62が存在している。そして、この欠陥部62を迂回するように、レーザCVDによって新たに結線61が形成されている。
上記結線61、及び、欠陥部62の周囲を拡大した図面を図11に示す。
図11に示すように、結線61は、スタート位置61S、エンド位置61E、及びターン位置61A,Bを有するU字型の結線である。
そして、信号線64の欠陥部62を修正するため、欠陥部62の前後において、U字型の結線61のスタート位置61S及びエンド位置61Eが設けられている。これにより、欠陥部62を迂回したU字型の結線61によって信号線64を導通させている。
U字型の結線61のスタート位置61S及びエンド位置61Eでは、TFT基板の表面を保護するための絶縁膜が部分的に剥離されている。
そして、TFT基板60の表面に、スタート位置61Sから、ターン位置61A,Bを通り、エンド位置61EまでレーザCVD法による配線の形成を行い、結線61が形成されている。
このため、結線61によって、信号線64の欠陥部62の前後を電気的に接続することができる。
次に、図11に示した結線61の形成方法について説明する。
結線61は、スタート位置61Sからターン位置61Aまでの直線、ターン位置61Aから中間位置61Mまでの直線、中間位置61Mから中間位置61Mまでの直線、中間位置61Mからターン位置61Bまでの直線、及び、ターン位置61Bからエンド位置61Eまでの直線によって形成される。
まず、スタート位置61S及びエンド位置61Eにおいて、表面を保護する絶縁膜の一部を剥離する。これにより、信号線64と、以降の工程で形成する結線61とを電気的に接続することが可能になる。
なお、この絶縁膜の剥離は、例えば、図1に示したレーザ加工装置において、TFT基板60の表面の絶縁膜を除去するための特定の波長を出射するレーザ光源を使用し、TFT基板にレーザを照射することによって行うことができる。
次に、スタート位置61Sからターン位置61Aまでの直線を、上述の図8,9を用いて説明した分割直線51kの描画と同様の方法で、XYステージ28の移動、及び、XYガルバノミラーにより加工用レーザを走査して形成する。
次に、ターン位置61Aからターン位置61Bまでを、上述のスタート位置61Sからターン位置61Aまでと同様の方法で形成する。
このとき、結線61のターン位置61Aからターン位置61Bまでの長さは、ガルバノ描画領域35(図5参照)よりも大きい。このため、ターン位置61Aからターン位置61Bまでを、(数17),(数18),(数19)を用いて分割する。
ここでは、図11に示すように、ターン位置61Aからターン位置61Bまでを3個の直線に分割し、それぞれの中間位置Mを61M、61Mとする。
そして、中間位置61Mから中間位置61Mまでの直線、及び、中間位置61Mからターン位置61Bまでの直線を、上述の図8,9で示した分割直線51kの描画と同様の方法で、XYステージ28も移動、及び、XYガルバノミラーにより加工用レーザを走査して形成する。
さらに、ターン位置61Bからエンド位置61Eまでの直線についても、同様の方法で形成する。
これにより、TFT基板上に結線61を形成することができる。
なお、図11では、結線61を信号線64の位置とずらして形成しているが、結線を形成する位置は、信号線64上や基板60上のどの位置に形成してもよく、例えば、トランジスタなどの熱に対して特性が変化してしまう部分を迂回して、結線を形成することが好ましい。
なお、上述のTFT基板60の欠陥部の修正において、XYステージ28の位置決め誤差が大きい場合には、図12に示すように、結線の分割部分であるターン位置71A,B、及び、中間位置72M,Mにおいて、結線のずれが生じる場合がある。
このような場合には、XYステージ28を移動して結線を描画する際に、まず、CCD観察系23から描画する直線の画像を取得する。そして、取得した画像を処理することによって、描画する直線の座標を求め、ターン位置71A,B、及び、中間位置72M,Mにおける位置決め誤差を測定する。
さらに、各座標において測定した位置決め誤差により、XYガルバノミラー21による加工用レーザの走査位置を補正し、レーザCVDにより直線を描画する。
これにより、ターン位置71A,B、及び、中間位置72M,Mにおいて、分割部分の位置ずれをなくし、図11に示すような精度の高い結線を形成することができる。
まず、CCD観察系23によって取得した画像から、カメラ座標系30におけるスタート位置71Sの座標と、ターン位置71Aの座標とを求め、XYステージ28の位置決め誤差を測定する。そして、測定した位置決め誤差によってXYガルバノミラー21による走査位置を補正し、スタート位置71Sからターン位置71Aまでの直線を描画する。
次に、ターン位置71Aから中間位置71Mまでの直線を描画する。この場合には、XYステージ28を移動してCCD観察系23によって、取得した画像から、ターン位置71Aと、中間位置71Mの座標を求め、XYステージ28の位置決め誤差を測定する。そして、測定した位置決め誤差によってXYガルバノミラー21による走査位置を補正し、ターン位置71Aから中間位置71Mまでの直線を描画する。
同様に、中間位置71Mから中間位置71Mまでを描画する際、中間位置71Mからターン位置71Bまでを描画する際、及び、ターン位置71Bからエンド位置71Eまでを描画する際に、XYステージ28を移動した後、CCD観察系23によって取得した画像から、XYステージ28の位置決め誤差を測定し、XYガルバノミラー21による走査位置を補正することにより、直線を描画することができる。
従って、上述の方法により、XYステージ28の位置決め誤差が大きい場合であっても、結線の分割部分における位置ずれをなくし、図11に示すような誤差のない結線を形成することができる。
なお、上述の実施の形態では、レーザCVD法によって結線を形成する方法について説明した。しかし、本発明のレーザ加工方法は、ザッピング修正等のレーザCVD法以外のレーザ加工方法においても適用することができる。
上述の方法によれば、複数のレーザ光源の光軸を一致させることにより、欠陥修正を精度よく行うことができる。そして、XYガルバノミラーによって基板上にレーザを走査させることにより、精度よくレーザ加工することが可能である。さらに、精度のよいレーザ加工により、アクティブマトリクス基板の欠陥を修正することができる。
このため、例えば、目視による欠陥修正に代わり、較正作業を自動化した場合にも精度よく欠陥を修正することが可能となり、レーザ加工をオートメーション化することに特に有効である。
本発明は、上述の構成に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でその他様々な構成が取り得る。
本実施の形態のレーザ加工装置を示す構成図である 基板上に形成されたレーザ加工痕を示す図である。 基板上に形成されたレーザ加工痕を示す図である。 基板上に形成されたレーザ加工痕を示す図である。 カメラ座標系におけるガルバノ描画領域を説明する図である。 基板上に形成される結線について説明する図である。 結線を複数の直線に分割する方法について説明する図である。 複数に分割された直線について説明する図である。 複数に分割された直線を描画するための方法を説明する図である。 TFT基板の修正方法の一例を示す図である。 TFT基板の修正方法の一例を示す図である。 TFT基板における、分割直線の位置ずれを説明するための図である。
符号の説明
10 レーザ加工装置、11 CVD修正用レーザ光源、12 ザッピング修正用レーザ光源、13,14 シャッタ、15、19 全反射ミラー、16 可動式全反射ミラー、17 アッテネータ、18 XYθスリット、20 結像レンズ、21 XYガルバノミラー、22 ダイクロイックミラー、23 CCD観察系、24 観察用照明系、25 対物レンズ、26 レーザCVDガスユニット、27 局所成膜部、28 XYステージ、29 基板、30 カメラ座標系、31,41,42,43,61,71 結線、31A 中心位置、31S,41S,42S,43S,50S,61S,71S スタート位置、31E,41E,42E,43E,50E,61E,71E エンド位置、32 レーザ加工痕、35 ガルバノ描画領域、36 ガルバノ描画領域の中心位置、37 直径、40 基板座標系、42A,42B,61A,61B,71A,71B ターン位置、50 CVD結線50,51k 分割直線、61M,61M,71M,71M 中間位置、62 欠陥部、63 走査線、64 信号線、65 保持容量素子、66 画素電極

Claims (10)

  1. 加工用レーザを照射する複数のレーザ光源と、
    前記加工用レーザをXY方向に走査させ、且つ、前記複数のレーザ光源からの加工用レーザの光軸のずれを補正するためのガルバノミラーと、
    前記加工用レーザの光束を制限するスリットと、
    加工対象物をXY方向に移動させるXYステージと、
    加工用レーザを集光するための対物レンズとを備える
    ことを特徴とするレーザ加工装置。
  2. 前記加工用レーザを照射することによって前記加工対象物上に金属膜を形成するレーザCVD(Chemical Vapor Deposition)装置を備えていることを特徴とする請求項1に記載のレーザ加工装置。
  3. 前記加工対象物を観察するための観察用カメラを備えていることを特徴とする請求項1に記載のレーザ加工装置。
  4. 加工用レーザを照射するためのレーザ光源と、前記加工用レーザをXY方向に走査させるガルバノミラーと、加工対象物をXY方向に移動させるXYステージとを備えたレーザ加工装置によって、前記ガルバノミラーの走査可能範囲よりも大きな図形を加工するレーザ加工方法であって、
    前記加工対象物において、前記ガルバノミラーの走査可能範囲を超える図形を、前記ガルバノミラーの走査可能範囲内に収まる図形によって複数に分割し、
    前記XYステージを移動することにより、前記ガルバノミラーの走査可能範囲内に前記複数に分割した図形を移動し、
    前記ガルバノミラーにより加工用レーザを走査し、前記分割した図形に対し加工用レーザを照射する
    ことを特徴とするレーザ加工方法。
  5. 前記XYステージの移動と、前記ガルバノミラーにより加工用レーザを走査して前記複数に分割した図形にレーザ加工を行うことを繰り返し、前記ガルバノミラーの走査可能範囲よりも大きい図形に対してレーザを照射することを特徴とする請求項4に記載のレーザ加工方法。
  6. 隣接する前記分割した図形同士が、前記分割した図形の一部において互いに重なり合うように、前記ガルバノミラーの走査可能範囲を超える図形を分割することを特徴とする請求項4に記載に記載のレーザ加工方法。
  7. 金属材料ガス雰囲気の中で加工用レーザを照射することにより、前記加工対象物上に金属膜を形成することを特徴とする請求項4に記載のレーザ加工方法。
  8. 前記レーザ加工方法において、レーザ加工装置に観察用カメラを設け、前記XYステージを移動した後、前記観察用カメラによって前記複数に分割した図形の画像を取得し、前記ガルバノミラーにより加工用レーザを走査して前記分割した図形に対しレーザを照射することを特徴とする請求項5に記載のレーザ加工方法。
  9. 基板上に、複数の走査線と、複数の信号線と、複数の電位供給線より成る配線が絶縁膜を介して互いに交差するように設けられ、前記各配線の交差部近傍にスイッチング素子がそれぞれ設けられたTFT(Thin Film Transistor)基板であって、
    前記配線の断線部分の前後において、前記絶縁膜に開口部が設けられ、
    前記開口部同士は、複数に分割された図形がレーザ加工により一体化されて形成された配線によって接続されている
    ことを特徴とするTFT基板。
  10. 基板上に、複数の走査線と、複数の信号線と、複数の電位供給線より成る配線が絶縁膜を介して互いに交差するように設けられ、前記各配線の交差部近傍にスイッチング素子がそれぞれ設けられたTFT(Thin Film Transistor)基板において、加工用レーザを照射するレーザ光源と、前記加工用レーザをXY方向に走査させるガルバノミラーと、加工対象物をXY方向に移動させるXYステージとを備えたレーザ加工装置によって、前記ガルバノミラーの走査可能範囲よりも大きな図形を加工し、TFT基板欠陥部を修正する方法であって、
    前記欠陥部において、前記ガルバノミラーの走査可能範囲を超える図形を、前記ガルバノミラーの走査可能範囲内に収まる図形によって複数に分割し、
    前記XYステージを移動することにより、前記ガルバノミラーの走査可能範囲内に前記複数に分割した図形を移動し、
    前記ガルバノミラーにより加工用レーザを走査し、前記複数に分割した図形に対しレーザを照射する
    ことを特徴とするTFT基板の欠陥修正方法。
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