JP5119728B2 - レーザ加工装置の較正方法及びレーザ加工装置 - Google Patents
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Description
従って、製造ラインの歩留まりを高い水準で安定させるために、欠陥修正装置(リペア装置とも呼ばれる)を用いてパターンの修復を行ってから次プロセスに流すことが行われている。
例えば、下記特許文献1には、パターン欠陥にレーザ光を照射して修正する際に、レーザ照射領域と実パターン画像を取得し、それらを画像処理することによって基準点を取得してパターン合わせを行うことで、基板上のパターン欠陥を自動で修正することのできるパターン修正装置が記載されている。
本実施形態のレーザ加工装置1は、加工用のレーザ光Lを発振するレーザ光源2と、レーザ光ではない通常光からなるガイド光Gを出射するガイド光源7の二つの光源を有する。 加工用レーザ光源2は、例えばザッピング加工用レーザ光源、あるいはCVD修正用レーザ光源として用いられる。レ−ザ光源2から出射されたレーザ光Lの光軸上には、加工時間を開閉により制御するシャッタ3、光路を変更させる為の第1の全反射ミラー4、レーザの光量を調整するアッテネータ5、さらに光路を変更させる為の第2の全反射ミラー6、及び第1のハーフミラー9、例えばダイクロイックミラーが配置される。一方、ガイド光源7から出射された通常光であるガイド光Gの光軸上には、集光レンズ8及び上記第1のハーフミラー9が配置される。
このレーザ加工装置1は、例えば、加工対象物16上に形成された配線パターンの欠陥を修正するためのレーザCVD法やザッピング法を用いた欠陥修正装置等に適用される。
まず、観察用照明系18の照明24を消灯する。次いで、XY−θスリット10の開口Xの入力値sx、開口Yの入力値sy、開口角度θの入力値sθを設定する。ここでは、それぞれの入力値sx、sy、sθを数2の値に設定する。
先ず、観察用照明系18の照明24を消灯する。次いで、ガルバノミラー13の制御機構に対して照射指定位置の座標(gx,gy)を設定して入力し、ガイド光Gを点灯して、加工対象物16上に照射する。ガイド光Gを照射したときの加工対象物16の表面状態を、照明24を消灯した状態でCCDカメラ25に取得する。このときCCDカメラ25に取得された画像の例を図4Aに示す。本例においては、ガイド光Gには通常光が用いられているため、照射位置は明るく照射される。また、入力する照射指定位置の座標に対して、実際に測定される照射位置の座標はわずかにずれる。ここで、入力した照射指定位置の座標(gx,gy)に対する照射像26の中心位置の座標を(px,py)とする。図4Bは、照射指定位置の座標の入力と、照射像26の中心位置の座標の測定を5回、それぞれ直線状に無い5箇所で行ったときのCCDカメラ25に取得される夫々のガイド光Gの照射像の一例を示す。このように、照射指定位置の座標(gx 1、gy 1)〜(gx 5、gy 5)に対応したガイド光Gの照射像26の画像により、中心位置の座標(px 1,py 1)〜(px 5,py 5)を画像処理により測定する。画像処理方法としては、粒子解析法、パターンマッチング法、ホフ解析法などを用いる。
まず、観察用照明系18の照明24を点灯する。次いで、XY−θスリット10の制御機構に対する開口Xの入力値sx、開口Yの入力値sy、開口角度θの入力値sθを設定し、入力する。ここでは、それぞれの入力値sx、sy、sθを数16の値に設定する。
従って、本実施形態においては、較正作業にレーザ光Lを用いた場合のアフィン変換行列Aを求める手順について説明する。
アフィン変換行列の最小自乗推定値の計算方法については、第1の実施形態と同様であるから重複説明を省略する。従って、アフィン変換行列Ax及びAyの最小自乗推定値は、それぞれ数13,14を用いて、第1の実施形態と同様に求めることができる。
従って、この場合は、レーザ光Lの光軸とガイド光Gの光軸のずれに対する較正をガルバノミラー13において行っておくことが好ましい。
次に、レーザ光Lを用いたガルバノミラー13の較正をする。この、レーザ光Lを用いたガルバノミラー13の較正方法は、第2の実施形態と同様であるので、重複説明を省略する。レーザ光Lを用いた場合のアフィン変換行列の最小自乗推定値を
Claims (6)
- レーザ光を発振するレーザ光源と、
可視光から成り、前記レーザ光と光軸が共通であるガイド光を出射するガイド光源と、
前記レーザ光及びガイド光を加工対象物上に照射する為の、前記共通の光軸上に備えられた光走査手段と、
設定された入力値に基づいて前記光走査手段を制御する第1の制御機構と、
前記レーザ光及びガイド光のビーム形状を調整する為の、前記共通の光軸上に備えられた可変スリットと、
設定された入力値に基づいて前記可変スリットを制御する第2の制御機構と、
を備えるレーザ加工装置において、
前記光走査手段の第1の制御機構への光照射指定位置の入力を変更することにより、前記加工対象物上の3点以上の異なる位置に前記ガイド光を照射させる工程と、
前記加工対象物上に前記ガイド光が照射される毎に、前記ガイド光の照射状態を加工対象物直上に備えられた観察用カメラにより画像として取得する工程と、
前記画像内のガイド光照射中心位置を画像処理により測定する工程と、
前記第1の制御機構へ入力した光照射指定位置と、前記光照射指定位置に対応する画像から測定したガイド光照射中心位置より、前記光走査手段の較正の為の変換係数を統計的に求め、該変換係数を用いて前記光走査手段の較正を行う工程とを有し、
また、前記可変スリットの制御機構へのスリット形状に関する入力を変更することにより、前記加工対象物上に異なるビーム形状の前記ガイド光を照射させる工程と、
前記加工対象物上に前記ガイド光が照射される毎に、前記ガイド光の照射状態を加工対象物直上に備えられた観察用カメラにより画像として取得する工程と、
前記画像内のガイド光照射形状を画像処理により測定する工程と、
前記第2の制御機構へ入力した前記スリット形状と、前記スリット形状に対応する画像から測定したガイド光照射形状より、前記可変スリットの較正の為の変換係数を求め、該変換係数を用いて前記可変スリットの較正を行う工程とを有し、
さらに、前記レーザ光と前記ガイド光の光軸ずれを補正する工程を有する
ことを特徴とするレーザ加工装置の較正方法。 - 前記光走査手段の較正の為の変換係数はアフィン変換行列で示され、前記アフィン変換行列の各成分を求めることにより、前記光走査手段の較正の為の変換係数を求める
請求項1に記載のレーザ加工装置の較正方法。 - 前記レーザ光と前記ガイド光の光軸ずれを補正する工程では、
前記光走査手段の第1の制御機構への光照射指定位置の入力を変更することにより、前記加工対象物上の3点以上の異なる位置に前記レーザ光を照射させる工程と、
前記加工対象物上に前記レーザ光が照射される毎に、前記レーザ光の照射状態を加工対象物直上に備えられた観察用カメラにより画像として取得する工程と、
前記画像内のレーザ光照射中心位置を画像処理により測定する工程と、
前記第1の制御機構へ入力した光照射指定位置と、前記光照射指定位置に対応する画像から測定したレーザ光照射中心位置より、前記光走査手段の較正の為の変換係数を統計的に求める工程と、
前記ガイド光を用いた前記光走査手段の較正の為の変換係数と、前記レーザ光を用いた前記光走査手段の較正の為の変換係数との差を補正する工程とを有する
請求項2に記載のレーザ加工装置の較正方法。 - 加工対象物上にレーザ光により加工を施すレーザ加工装置であって、
前記レーザ光を発振するレーザ光源と、
可視光から成り、前記レーザ光と光軸が共通であるガイド光を出射するガイド光源と、
前記レーザ光及びガイド光を前記加工対象物上に照射する為の、前記共通の光軸上に備
えられた光走査手段と、
設定された入力値に基づいて前記光走査手段を制御する第1の制御機構と、
前記レーザ光及びガイド光のビーム形状を調整する為の、前記共通の光軸上に備えられた可変スリットと、
設定された入力値に基づいて前記可変スリットを制御する第2の制御機構とを備え、
前記光走査手段の第1の制御機構への光照射指定位置の入力を変更することにより、前記加工対象物上の3点以上の異なる位置に前記ガイド光を照射させ、
前記加工対象物上に前記ガイド光が照射される毎に、前記ガイド光の照射状態を加工対象物直上に備えられた観察用カメラにより画像として取得し、
前記画像内のガイド光照射中心位置を画像処理により測定し、
前記第1の制御機構へ入力した光照射指定位置と、前記光照射指定位置に対応する画像から測定したガイド光照射中心位置より、前記光走査手段の較正の為の変換係数を統計的に求め、該変換係数を用いて前記光走査手段の較正を行い、
また、前記可変スリットの制御機構へのスリット形状に関する入力を変更することにより、前記加工対象物上に異なるビーム形状の前記ガイド光を照射させ、
前記加工対象物上に前記ガイド光が照射される毎に、前記ガイド光の照射状態を加工対象物直上に備えられた観察用カメラにより画像として取得し、
前記画像内のガイド光照射形状を画像処理により測定し、
前記第2の制御機構へ入力した前記スリット形状と、前記スリット形状に対応する画像から測定したガイド光照射形状より、前記可変スリットの較正の為の変換係数を求め、該変換係数を用いて前記可変スリットの較正を行い、
さらに、前記レーザ光と前記ガイド光の光軸ずれを補正する
ことを特徴とするレーザ加工装置。 - 前記加工対象物の直上には、観察用カメラ及び観察用照明が構成されている
ことを特徴とする請求項4に記載のレーザ加工装置。 - 前記光走査手段に対する、前記レーザ光及びガイド光の入射側に、前記レーザ光及びガ
イド光のビーム形状を調整する為の制御機構を有する可変スリットを備える
ことを特徴とする請求項5に記載のレーザ加工装置。
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