JP2008279462A - 交流アーク溶接電源 - Google Patents

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Abstract

【課題】 非消耗/消耗電極アーク溶接において極性切換時に電流
を所定値まで降下させている。この電流降下速度を、負荷状態に影響されることなく高速化することによって安定した溶接性を維持することを目的とする。
【解決手段】 電極プラス極性から電極マイナス極性に切り換えるときは、ブリッジを形成する第2電極プラス極性スイッチング素子TP2のみ導通状態にし、かつ、第2スイッチング素子TR2を導通状態にして通電路に第2抵抗器R2を挿入して電流降下速度を高速化する。同様に、電極マイナス極性から電極プラス極性に切り換えるときは、ブリッジを形成する第1電極マイナス極性スイッチング素子TN1のみ導通状態にし、かつ、第1スイッチング素子TR1を導通状態にして第1抵抗器R1を通電路に挿入して電流降下速度を高速化する。
【選択図】図1

Description

本発明は、交流非消耗電極アーク溶接又は交流消耗電極アーク溶接において、出力極性の切り替えを高速に行うことによって溶接性を向上させることができる交流アーク溶接電源に関するものである。
以下の説明においては交流アーク溶接電源として交流非消耗電極アーク溶接電源の場合について提示するが、交流消耗電極アーク溶接電源の場合も同様である。
図10は、従来技術の交流非消耗電極アーク溶接電源のブロック図である。以下、同図を参照して各ブロックについて説明する。
インバータ回路INVは、3相200V等の商用電源を入力として整流・平滑して直流電圧を生成し、後述する誤差増幅信号Eaに従ってインバータ制御して高周波交流電圧を出力する。高周波変圧器INTは、この高周波交流電圧をアーク溶接に適した電圧値に降圧する。2次整流器群D2a〜dは、この降圧された高周波電圧を直流電圧に整流する。これらインバータ回路INV、高周波変圧器INT及び2次整流器群d2a〜dを電源主回路と呼ぶことにする。したがって、電源主回路は、商用電源を入力としてインバータ制御によって所望の直流電圧を生成する。
第1及び第2電極マイナス極性スイッチング素子TN1、TN2並びに第1及び第2電極プラス極性スイッチング素子TP1、TP2からブリッジとして形成される極性切換回路は、上記の直流電圧の極性を切り換える。すなわち、第1及び第2の電極マイナス極性スイッチング素子TN1、TN2が導通状態にあるときは、溶接電源の出力は電極マイナス極性ENになる。他方、第1及び第2の電極プラス極性スイッチング素子TP1、TP2が導通状態にあるときは、溶接電源の出力は電極プラス極性EPになる。リアクトルWLは、溶接電源の出力を平滑する。溶接トーチ4に取り付けられた非消耗電極1と母材2との間には交流の溶接電流Iwが通電するアーク3が発生する。
電流検出器IDは、上記の溶接電流Iwを検出して絶対値に変換し、電流検出信号Idを出力する。比較回路CPは、この電流検出信号Idと予め定めた切換電流値Icとを比較して、id≦IcになったときにHighレベルになる比較信号Cpを出力する。電極マイナス期間設定回路TNRは、予め定めた電極マイナス期間設定信号Tnrを出力する。電極プラス期間設定回路TPRは、予め定めた電極プラス期間設定信号Tprを出力する。期間制御回路SNPは、上記の比較信号Cp、電極マイナス期間設定信号Tnr及び電極プラス期間設定信号Tprを入力として、図11で後述するように、電極マイナス期間信号Stn、電極プラス期間信号Stp、電極マイナス極性スイッチング素子制御信号Snd及び電極プラス極性スイッチング素子制御信号Spdを出力する。電極マイナス極性スイッチング素子駆動回路ENDは、上記の電極マイナス極性スイッチング素子制御信号Sndに従って上記の第1及び第2の電極マイナス極性スイッチング素子TN1、TN2を駆動するための電極マイナス極性スイッチング素子駆動信号Endを出力する。電極プラス極性スイッチング素子駆動回路EPDは、上記の電極プラス極性スイッチング素子制御信号Spdに従って上記の第1及び第2の電極プラス極性スイッチング素子TP1、TP2を駆動するための電極プラス極性スイッチング素子駆動信号Epdを出力する。
電流制御回路IRは、上記の電極マイナス期間信号Stn及び電極プラス期間信号Stpを入力として、図11で後述するように、電極マイナス期間Tn中は予め定めた電極マイナス極性電流設定信号Inrを電流設定信号Irとして出力し、それに続く第1電流降下期間Td1中はその値が0となる電流設定信号Irを出力し、それに続く電極プラス期間Tp中は予め定めた電極プラス極性電流設定信号Iprを電流設定信号Irとして出力し、それに続く第2電流降下期間Td2中はその値が0となる電流設定信号Irを出力する。誤差増幅回路EAは、上記の電流設定信号Irと上記の電流検出信号Idとの誤差を増幅して誤差増幅信号Eaを出力する。パルス幅変調回路PWMは、この誤差増幅信号Eaを入力として上記のインバータ回路INVを制御するためのパルス幅変調信号Pwmを出力する。
図11は、上述した溶接電源における各信号のタイミングチャートである。同図(A)は溶接電流Iwを示し、同図(B)は電流設定信号Irを示し、同図(C)は電極マイナス期間信号Stnを示し、同図(D)は電極プラス期間信号Stpを示し、同図(E)は比較信号Cpを示し、同図(F)は電極マイナス極性スイッチング素子駆動信号Endを示し、同図(G)は電極プラス極性スイッチング素子駆動信号Epdを示す。同図(A)に示すように、溶接電流Iwは0より上が電極マイナス極性ENとなり、0より下が電極プラス極性EPとなる。以下においては、溶接電流Iwの値とは絶対値のことを意味している。従って、溶接電流Iwが降下するという表記は、絶対値が小さくなることを表している。以下、同図を参照して説明する。
(1)第2電流降下期間Td2
時刻t1において、同図(D)に示すように、電極プラス期間信号StpがLowレベルになると、同図(B)に示すように、電流設定信号Irは0となり、同図(A)に示すように、溶接電流Iwは次第に降下する。この期間中は、同図(F)に示すように、電極マイナス極性スイッチング素子駆動信号Endが出力(Highレベル)されているので、第1及び第2の電極マイナス極性スイッチング素子TN1、TN2は導通状態にある。同様に、同図(G)に示すように、電極プラス極性スイッチング素子駆動信号Epdは出力(Highレベル)されているので、第1及び第2の電極プラス極性スイッチング素子TP1、TP2は導通状態にある。すなわちこの期間中は、極性切換回路を形成する4つのスイッチング素子は全て導通状態にあるのでアーム短絡状態にある。このようにアーム短絡状態にすることによって、リアクトルWLに蓄積されたエネルギーを高速に放電して電流降下速度を高速化している。この結果、この期間の長さが短縮される。
(2)電極マイナス期間Tn
時刻t2において、同図(A)に示すように、溶接電流Iwの値が予め定めた切換電流値Icまで降下すると、同図(E)に示すように、比較信号CpがHighレベルになる。これに応動して、同図(C)に示すように、電極マイナス期間信号StnがHighレベルになるので、同図(B)に示すように、電流設定信号Irは予め定めた電極マイナス極性電流設定値Inrになる。また、同図(F)に示すように、電極マイナス極性スイッチング素子駆動信号Endが出力されているので、第1及び第2の電極マイナス極性スイッチング素子TN1、TN2は導通状態を維持する。他方、同図(G)に示すように、電極プラス極性スイッチング素子駆動信号Epdは出力されていないので、第1及び第2の電極プラス極性スイッチング素子TP1、TP2は遮断状態になる。このために、同図(A)に示すように、溶接電源の出力は電極マイナス極性ENに切り換わり、電極マイナス極性電流設定信号Inrに相当する溶接電流Iwが通電する。
(3)第1電流降下期間Td1
時刻t3において、電極マイナス期間Tnが終了すると、同図(C)に示すように、電極マイナス期間信号StnはLowレベルになるので、同図(B)に示すように、電流設定信号Irは0となる。このために、同図(A)に示すように、溶接電流Iwは次第に降下する。この期間中も上記の第2電流降下期間Td2と同様に、同図(F)に示すように、電極マイナス極性スイッチング素子駆動信号Endが出力されているので、第1及び第2の電極マイナス極性スイッチング素子TN1、TN2は導通状態になる。さらに、同図(G)に示すように、電極プラス極性スイッチング素子駆動信号Epdが出力されるので、第1及び第2の電極プラス極性スイッチング素子TP1、TP2は導通状態になる。したがって、この期間中も極性切換回路を形成するブリッジはアーム短絡状態になり、電流降下速度が高速化される。
(4)電極プラス期間Tp
時刻t4において、同図(A)に示すように、溶接電流Iwが切換電流値Icまで降下すると、同図(E)に示すように、比較信号CpがHighレベルになる。これに応動して、同図(D)に示すように、電極プラス期間信号StpがHighレベルになるので、同図(B)に示すように、電流設定信号Irは予め定めた電極プラス極性電流設定信号Iprになる。また、同図(F)に示すように、電極マイナス極性スイッチング素子駆動信号Endは出力されないので、第1及び第2の電極マイナス極性スイッチング素子TN1、TN2は遮断状態になる。さらに、同図(G)に示すように、電極プラス極性スイッチング素子駆動信号Epdは出力されているので、第1及び第2の電極プラス極性スイッチング素子TP1、TP2は導通状態になる。このために、溶接電源の出力は電極プラス極性EPに切り換わり、電極プラス極性電流設定信号Iprに相当する溶接電流Iwが通電する。
時刻t5において、同図(A)に示すように、電極プラス期間Tpが終了すると、再び上述した第2電流降下期間Td2に移行する。上記において、極性切換時に溶接電流Iwを切換電流値Icまで降下させる理由は、以下のとおりである。すなわち、極性切換時の電流値の大きさに比例して第1及び第2の電極マイナス極性スイッチング素子TN1、TN2並びに第1及び第2の電極プラス極性スイッチング素子TP1、TP2に印加されるサージ電圧値が大きくなり、スイッチング素子の耐圧を超えると破壊に至る。そこで、サージ電圧値を小さくするために溶接電流Iwを切換電流値Icまで降下させて極性を切り換えるようにしている。この切換電流値Icの値は、数十A程度に設定される。ところで、第1及び第2の電流降下期間Td1、Td2の長さは、溶接電流Iwが切換電流値Icまで降下するのに必要な時間となる。電極マイナス期間Tn及び電極プラス期間Tpは溶接品質が良好になるように所定値に設定される。このときに、第1及び第2の電流降下期間Td1、Td2が短い時間であれば、溶接性に影響はほとんど与えない。このために、両電流降下期間が短くなるように、極性切換回路を形成するブリッジをアーム短絡している(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2003−048069号公報 特開2004−114088号公報
上述した交流アーク溶接において、周波数f[Hz]及びEN比率Ren[%]は以下のように定義することができる。
f =1/(Tn+Td1+Tp+Td2)
Ren=(Tn+Td1)・f・100
交流アーク溶接においては、上記の周波数f及びEN比率Renが溶接性に大きな影響を与える。したがって、ワークに最適な周波数f及びEN比率Renに設定されて溶接が行われる。ところで、上式から明らかなように、周波数f及びEN比率Renは第1及び第2の電流降下期間Td1、Td2によってその値が変化する。電極マイナス期間Tn及び電極プラス期間Tpは所定値である。これに対して、両電流降下期間Td1、Td2は溶接電流Iwが切換電流値Icまで降下する時間であるので負荷状態によって影響を受ける。すなわち、溶接電源の出力端子から溶接トーチ4及び母材2とを結ぶ溶接用ケーブルの抵抗値及びインダクタンス値、アークの長さ、アーク負荷状態(アーク発生状態又は短絡状態)等の負荷状態によって、両電流降下期間Td1、Td2は大きく影響を受ける。溶接用ケーブルが短く、かつ、アーク長が長く、かつ、アーク発生状態にあるときは、両電流降下期間Td1、Td2は0.2ms程度となる。他方、溶接用ケーブルが長く、かつ、アーク長が短く、かつ、アーク発生状態にあるときは、両電流降下期間Td1、Td2は2ms程度と非常に長くなる。通常、電極マイナス期間Tnは10ms程度に設定され、電極プラス期間Tpは数ms程度に設定される。このために、両電流降下期間Td1+Td2が0.4〜4msと負荷状態によって変化すると、周波数f及びEN比率Renが大きく変化する。この結果、溶接性が変化することになり、溶接品質がバラツクことになる。
そこで、本発明は、負荷状態に関わりなく電流降下期間を短い値に固定することによって周波数f及びEN比率Renを所定値に維持することができ高品質な溶接が可能となる交流アーク溶接電源を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、第1の発明は、商用電源を入力としてインバータ制御によって所望の直流電圧を出力する電源主回路と、前記電源主回路の直流電圧を電極マイナス極性と電極プラス極性とに切り換えてアーク負荷に供給するために第1及び第2電極プラス極性スイッチング素子並びに第1及び第2電極マイナス極性スイッチング素子からブリッジを形成する極性切換回路と、
前記第2電極マイナス極性スイッチング素子に並列に接続された第1スイッチング素子と第1抵抗器とを直列に接続した回路と、
前記第1電極プラス極性スイッチング素子に並列に接続された第2スイッチング素子と第2抵抗器とを直列に接続した回路と、
電極マイナス期間を設定する電極マイナス期間設定回路と、
電極プラス期間を設定する電極プラス期間設定回路と、
前記電源主回路のインバータを制御して前記電極マイナス期間及び前記電極プラス期間の溶接電流の制御を行うと共に、両期間の終了時点から溶接電流を切換電流値まで降下させて第1及び第2電流降下期間を設ける電流制御回路と、
前記電極マイナス期間、前記第1電流降下期間、前記電極プラス期間及び前記第2電流降下期間を順次移行させて繰り返し行う期間制御回路と、
前記電極マイナス期間及び第1電流降下期間中は前記第1電極マイナス極性スイッチング素子を導通状態にする第1電極マイナス極性スイッチング素子駆動回路と、
前記電極マイナス期間中は前記第2電極マイナス極性スイッチング素子を導通状態にする第2電極マイナス極性スイッチング素子駆動回路と、
前記第1電流降下期間中は第1スイッチング素子を導通状態にして前記第1抵抗器を通電路に挿入することによって溶接電流の降下速度を速くする第1スイッチング素子駆動回路と、
前記電極プラス期間中は前記第1電極プラス極性スイッチング素子を導通状態にする第1電極プラス極性スイッチング素子駆動回路と、
前記電極プラス期間及び前記第2電流降下期間中は前記第2電極プラス極性スイッチング素子を導通状態にする第2電極プラス極性スイッチング素子駆動回路と、
前記第2電流降下期間中は前記第2スイッチング素子を導通状態にして前記第2抵抗器を通電路に挿入することによって溶接電流の降下速度を速くする第2スイッチング素子駆動回路と、
を備えた交流アーク溶接電源である。
第2の発明は、商用電源を入力としてインバータ制御によって所望の直流電圧を出力する電源主回路と、前記電源主回路の直流電圧を電極マイナス極性と電極プラス極性とに切り換えてアーク負荷に供給するために第1及び第2電極プラス極性スイッチング素子並びに第1及び第2電極マイナス極性スイッチング素子からブリッジを形成する極性切換回路と、
前記電源主回路と前記極性切換回路との間に挿入された第1スイッチング素子と第1抵抗器とを並列に接続した回路と、
電極マイナス期間を設定する電極マイナス期間設定回路と、
電極プラス期間を設定する電極プラス期間設定回路と、
前記電源主回路のインバータを制御して前記電極マイナス期間及び前記電極プラス期間の溶接電流の制御を行うと共に、両期間の終了時点から溶接電流を切換電流値まで降下させて第1及び第2電流降下期間を設ける電流制御回路と、
前記電極マイナス期間、前記第1電流降下期間、前記電極プラス期間及び前記第2電流降下期間を順次移行させて繰り返し行う期間制御回路と、
前記電極マイナス期間及び第1前記電流降下期間中は前記第1及び第2電極マイナス極性スイッチング素子を導通状態にして溶接電源の出力を電極マイナス極性にする電極マイナス極性スイッチング素子駆動回路と、
前記第1及び第2電流降下期間中のみ第1スイッチング素子を遮断状態にして第1抵抗器を通電路に挿入することによって溶接電流の降下速度を速くする第1スイッチング素子駆動回路と、
前記電極プラス期間及び前記第2前記電流降下期間中は前記第1及び第2電極プラス極性スイッチング素子を導通状態にして溶接電源の出力を電極プラス極性にする電極プラス極性スイッチング素子駆動回路と、
を備えた交流アーク溶接電源である。
第3の発明は、商用電源を入力としてインバータ制御によって所望の正及び負の直流電圧を出力する電源主回路と、前記電源主回路の正及び負の直流電圧を電極マイナス極性と電極プラス極性とに切り換えてアーク負荷に供給する電極プラス極性スイッチング素子及び電極マイナス極性スイッチング素子から成る極性切換回路と、
前記電極マイナス極性スイッチング素子に並列に接続された第1スイッチング素子と第1抵抗器とを直列に接続した回路と、
前記電極プラス極性スイッチング素子に並列に接続された第2スイッチング素子と第2抵抗器とを直列に接続した回路と、
電極マイナス期間を設定する電極マイナス期間設定回路と、
電極プラス期間を設定する電極プラス期間設定回路と、
前記電源主回路のインバータを制御して前記電極マイナス期間及び前記電極プラス期間の溶接電流の制御を行うと共に、両期間の終了時点から溶接電流を切換電流値まで降下させて第1及び第2電流降下期間を設ける電流制御回路と、
前記電極マイナス期間、前記第1電流降下期間、前記電極プラス期間及び前記第2電流降下期間を順次移行させて繰り返し行う期間制御回路と、
前記電極マイナス期間中は前記電極マイナス極性スイッチング素子を導通状態にして溶接電源の出力を電極マイナス極性にする電極マイナス極性スイッチング素子駆動回路と、
前記第1電流降下期間中は第1スイッチング素子を導通状態にして前記第1抵抗器を通電路に挿入することによって溶接電流の降下速度を速くする第1スイッチング素子駆動回路と、
前記電極プラス期間中は前記電極プラス極性スイッチング素子を導通状態にして溶接電源の出力を電極プラス極性にする電極プラス極性スイッチング素子駆動回路と、
前記第2電流降下期間中は前記第2スイッチング素子を導通状態にして前記第2抵抗器を通電路に挿入することによって溶接電流の降下速度を速くする第2スイッチング素子駆動回路と、
を備えた交流アーク溶接電源である。
第4の発明は、商用電源を入力としてインバータ制御によって所望の正及び負の直流電圧を出力する電源主回路と、前記電源主回路の正及び負の直流電圧を電極マイナス極性と電極プラス極性とに切り換えてアーク負荷に供給する電極プラス極性スイッチング素子及び電極マイナス極性スイッチング素子から成る極性切換回路と、
前記電極マイナス極性スイッチング素子に直列に接続された第1スイッチング素子と第1抵抗器とを並列に接続した回路と、
前記電極プラス極性スイッチング素子に直列に接続された第2スイッチング素子と第2抵抗器とを並列に接続した回路と、
電極マイナス期間を設定する電極マイナス期間設定回路と、
電極プラス期間を設定する電極プラス期間設定回路と、
前記電源主回路のインバータを制御して前記電極マイナス期間及び前記電極プラス期間の溶接電流の制御を行うと共に、両期間の終了時点から溶接電流を切換電流値まで降下させて第1及び第2電流降下期間を設ける電流制御回路と、
前記電極マイナス期間、前記第1電流降下期間、前記電極プラス期間及び前記第2電流降下期間を順次移行させて繰り返し行う期間制御回路と、
前記電極マイナス期間及び前記第1電流降下期間中は前記電極マイナス極性スイッチング素子を導通状態にして溶接電源の出力を電極マイナス極性にする電極マイナス極性スイッチング素子駆動回路と、
前記第1電流降下期間中のみ第1スイッチング素子を遮断状態にして前記第1抵抗器を通電路に挿入することによって溶接電流の降下速度を速くする第1スイッチング素子駆動回路と、
前記電極プラス期間及び前記第2電流降下期間中は前記電極プラス極性スイッチング素子を導通状態にして溶接電源の出力を電極プラス極性にする電極プラス極性スイッチング素子駆動回路と、
前記第2電流降下期間中のみ前記第2スイッチング素子を遮断状態にして前記第2抵抗器を通電路に挿入することによって溶接電流の降下速度を速くする第2スイッチング素子駆動回路と、
を備えた交流アーク溶接電源である。
本発明によれば、電流降下期間中に抵抗器を通電路に挿入することによって溶接電流Iwの降下速度を高速化することができる。このために、負荷状態によらず電流降下期間を短くすることができるので、周波数及びEN比率が負荷状態に影響されて変化することがなく、常に良好な溶接品質を得ることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の形態1に係る交流アーク溶接電源のブロック図である。同図において上述した図10と同一のブロックについては同一符号を付してそれらの説明は省略する。以下、図10とは異なる点線で示すブロックについて説明する。
第1スイッチング素子TR1及び第1抵抗器R1からなる直列回路を、第2電極マイナス極性スイッチング素子TN2に並列に接続する。さらに、第2スイッチング素子TR2及び第2抵抗器R2からなる直列回路を、第1電極プラス極性スイッチング素子TP1に並列に接続する。
第1期間制御回路SNP1は、電極マイナス期間設定信号Tnr、電極プラス期間設定信号Tpr及び比較信号Cpを入力として、図2で後述するように、電極マイナス期間信号Stn、電極プラス期間信号Stp、電極マイナス極性スイッチング素子制御信号Snd、電極プラス極性スイッチング素子制御信号Spd、第1スイッチング素子制御信号S1d及び第2スイッチング素子制御信号S2dを出力する。第1電極マイナス極性スイッチング素子駆動回路ND1は、上記の電極マイナス極性スイッチング素子制御信号Snd及び上記の第1スイッチング素子制御信号S1dを入力として、第1電極マイナス極性スイッチング素子TN1を駆動するための第1電極マイナス極性スイッチング素子駆動信号Nd1を出力する。第2電極マイナス極性スイッチング素子駆動回路ND2は、上記の電極マイナス極性スイッチング素子制御信号Sndを入力として、第2電極マイナス極性スイッチング素子TN2を駆動するための第2電極マイナス極性スイッチング素子駆動信号Nd2を出力する。第1電極プラス極性スイッチング素子駆動回路PD1は、上記の電極マイナス極性スイッチング素子制御信号Spdを入力として、第1電極プラス極性スイッチング素子TP1を駆動するための第1電極プラス極性スイッチング素子駆動信号Pd1を出力する。第2電極プラス極性スイッチング素子駆動回路PD2は、上記の電極プラス極性スイッチング素子制御信号Spd及び上記の第2スイッチング素子制御信号S2dを入力として、第2電極プラス極性スイッチング素子TP2を駆動するための第2電極プラス極性スイッチング素子駆動信号Pd2を出力する。第1スイッチング素子駆動回路T1Dは、第1スイッチング素子駆動信号T1dを出力して第1スイッチング素子TR1を駆動する。第2スイッチング素子駆動回路T2Dは、第2スイッチング素子駆動信号T2dを出力して第2スイッチング素子TR2を駆動する。
図2は、図1で上述した溶接電源における各信号のタイミングチャートである。同図(A)は溶接電流Iwを示し、同図(B)は電流設定信号Irを示し、同図(C)は電極マイナス期間信号Stnを示し、同図(D)は電極プラス期間信号Stpを示し、同図(E)は比較信号Cpを示し、同図(F1)は第2電極マイナス極性スイッチング素子駆動信号Nd2を示し、同図(G1)は第1電極プラス極性スイッチング素子駆動信号Pd1を示し、同図(F2)は第1電極マイナス極性スイッチング素子駆動信号Nd1を示し、同図(G2)は第2電極プラス極性スイッチング素子駆動信号Pd2を示し、同図(H)は第1スイッチング素子駆動信号T1dを示し、同図(I)は第2スイッチング素子駆動信号T2dを示す。同図は上述した図11と対応しており、第1及び第2の電流降下期間Td1、Td2以外の期間の動作は同一であるのでそれらの期間の説明は省略する。但し、電極マイナス期間Tn及び電極プラス期間Tp中は、同図(H)及び同図(I)に示すように、第1スイッチング素子駆動信号T1d及び第2スイッチング素子駆動信号T2dは出力されないので、第1及び第2スイッチング素子TR1、TR2は共に遮断状態にある。また、図1に示す電極マイナス極性スイッチング素子制御信号SndがHighレベルのときは第2電極マイナススイッチング素子極性駆動信号Nd2が出力されており、電極プラス極性スイッチング素子制御信号SpdがHighレベルのときは第1電極プラス極性スイッチング素子駆動信号Pd1が出力されている。以下、電流降下期間の動作について同図を参照して説明する。
(1)第2電流降下期間Td2
時刻t1において、電極プラス期間Tpが終了すると、同図(D)に示すように、電極プラス期間信号StpがLowレベルになる。これに応動して、同図(B)に示すように、電流設定信号Irは0になるので、溶接電流Iwが降下する。また、この期間中は、同図(F1)及び(F2)に示すように第1及び第2の、電極マイナス極性スイッチング素子駆動信号Nd1、Nd2が出力されていないので第1及び第2電極マイナス極性スイッチング素子TN1、TN2は遮断状態にある。また、同図(H)に示すように、第1スイッチング素子駆動信号T1dが出力されていないので第1スイッチング素子TR1は遮断状態にある。
他方、同図(G1)に示すように第1、電極プラス極性スイッチング素子駆動信号Pd1が出力されていないので第1電極プラス極性スイッチング素子TP1は遮断状態になり、同図(G2)に示すように、第2電極プラス極性スイッチング素子駆動信号Pd2は出力されているので第2電極プラス極性スイッチング素子TP2は導通状態にある。また、同図(I)に示すように、第2スイッチング素子駆動信号T2dが出力(Highレベル)されるので第2スイッチング素子TR2は導通状態になる。したがって、同図(A)に示すように、時刻t1時点で通電している電極プラス極性電流は第2スイッチング素子TR2を介して第2抵抗器R2及び第2電極プラス極性スイッチング素子TP2を通って降下する。この第2電流降下期間Td2中は、リアクトルWL及び溶接用ケーブルのインダクタンスに蓄積されたエネルギーを放電して降下する。この降下速度は第2抵抗器R2の値が大きいほど速くなる。したがって、抵抗値を0.5〜5Ω程度にすれば、降下速度は負荷状態にかかわらず数百μs以下になる。
(2)第1電流降下期間Td1
時刻t3において、電極マイナス期間Tnが終了すると、同図(C)に示すように、電極マイナス期間信号StnがLowレベルになる。これに応動して、同図(B)に示すように、電流設定信号Irは0となるので、同図(A)に示すように、溶接電流Iwは降下する。この期間中は、同図(F1)に示すように第2、電極マイナス極性スイッチング素子駆動信号Nd2は出力されていないので第2電極マイナス極性スイッチング素子TN2は遮断状態になり、同図(F2)に示すように、第1電極マイナス極性スイッチング素子駆動信号Nd1は出力されているので第1電極マイナス極性スイッチング素子TN1は導通状態にある。また、同図(H)に示すように、第1スイッチング素子駆動信号T1dが出力されるので第1スイッチング素子TR1は導通状態になる。このために、時刻t3時点で通電している電極マイナス極性電流は第1スイッチング素子TR1を介して第1抵抗器R1及び第1電極マイナス極性スイッチング素子TN1を通って降下する。したがって、上述したように、降下速度は負荷状態に関わらず数百μs以下になる。
他方、同図(G1)及び(G2)に示すように第1及び第2、電極プラス極性スイッチング素子駆動信号Pd1、Pd2は出力されていないので第1及び第2の電極プラス極性スイッチング素子TP1、TP2は遮断状態にある。また、同図(I)に示すように、第2スイッチング素子駆動信号T2dは出力されていないので第2スイッチング素子TR2は遮断状態にある。
上記においては、第2電極マイナス極性スイッチング素子TN2に並列に第1スイッチング素子TR1及び第1抵抗器R1の直列回路を接続したが、第1電極マイナス極性スイッチング素子TN1に並列に接続しても良い。同様に、第2スイッチング素子TR2及び第2抵抗器R2の直列回路を、第2電極プラス極性スイッチング素子TP2に並列に接続しても良い。
上述した実施の形態1によれば、電流降下期間中に抵抗器を通電路に挿入することによって溶接電流Iwの降下速度を高速化することができる。このために、負荷状態によらず電流降下期間を短くすることができるので、周波数及びEN比率が負荷状態に影響されて変化することがなく、常に良好な溶接品質を得ることができる。
[実施の形態2]
図3は、本発明の実施の形態2に係る交流アーク溶接電源のブロック図である。同図において、上述した図10又は図1と同一のブロックには同一符号を付してそれらの説明は省略する。以下、異なる点線で示すブロックについて説明する。
2次整流器群D2a〜dによって生成される直流電圧と極性切換回路(TN1〜2及びTP1〜2によって形成されるブリッジ)との間に、第3スイッチング素子TR3及び第3抵抗器R3からなる並列回路を挿入する。第2期間制御回路SNP2は、電極マイナス期間設定信号Tnr及び電極プラス期間設定信号Tpr及び比較信号Cpを入力として、図4で後述するように、電極マイナス期間信号Stn、電極プラス期間信号Stp、電極マイナス極性スイッチング素子制御信号Snd、電極プラス極性スイッチング素子制御信号Spd及び第3スイッチング素子制御信号S3dを出力する。第3スイッチング素子駆動回路T3Dは、第3スイッチング素子駆動信号T3dを出力して第3スイッチング素子TR3を駆動する。
図4は、図3で上述した溶接電源における各信号のタイミングチャートである。同図(A)は溶接電流Iwを示し、同図(B)は電流設定信号Irを示し、同図(C)は電極マイナス期間信号Stnを示し、同図(D)は電極プラス期間信号Stpを示し、同図(E)は比較信号Cpを示し、同図(F)は電極マイナス極性スイッチング素子駆動信号Endを示し、同図(G)は電極プラス極性スイッチング素子駆動信号Epdを示し、同図(H)は第3スイッチング素子駆動信号T3dを示す。同図は上述した図11と対応しており、第1及び第2電流降下期間Td1、Td2以外の期間の動作は同一であるのでこれらの期間の説明は省略する。但し、電極マイナス期間Tn及び電極プラス期間Tp中は、同図(H)に示すように、第3スイッチング素子駆動信号T3dが出力されているので第3スイッチング素子Tr3は導通状態にある。したがって、第3抵抗器R3は短絡状態になり、通常の配線状態になる。以下、両電流降下期間について同図を参照して説明する。
(1)第2電流降下期間Td2
時刻t1において、電極プラス期間Tpが終了すると、同図(D)に示すように、電極プラス期間信号StpがLowレベルになる。これに応動して、同図(B)に示すように、電流設定信号Irは0になるので、溶接電流Iwが降下する。また、この期間中は、同図(F)に示すように、電極マイナス極性スイッチング素子駆動信号Endが出力されていないので第1及び第2電極マイナス極性スイッチング素子TN1、TN2は遮断状態にある。他方、同図(G)に示すように、電極プラス極性スイッチング素子駆動信号Epdが出力されているので第1及び第2の電極プラス極性スイッチング素子は導通状態になる。また、同図(H)に示すように、第3スイッチング素子駆動信号T3dの出力が停止(Lowレベル)するので第3スイッチング素子TR3は遮断状態になる。したがって、同図(A)に示すように、時刻t1時点で通電している電極プラス極性電流は第3スイッチング素子TR3を迂回して第3抵抗器R3を通って降下する。この第2電流降下期間Td2中は、リアクトルWL及び溶接用ケーブルのインダクタンスに蓄積されたエネルギーを放電して降下する。この降下速度は第3抵抗器R3の値が大きいほど速くなる。抵抗器R3の値は、上述した図1の抵抗器R1と同一値に設定する。この結果、降下速度は負荷状態にかかわらず数百μs以下になる。
(2)第1電流降下期間Td1
時刻t3において、電極マイナス期間Tnが終了すると、同図(C)に示すように、電極マイナス期間信号StnがLowレベルになる。これに応動して、同図(B)に示すように、電流設定信号Irは0となるので、同図(A)に示すように、溶接電流Iwは降下する。この期間中は、同図(F)に示すように、電極マイナス極性スイッチング素子駆動信号Endは出力されているので第1及び第2の電極マイナス極性スイッチング素子TN1、TN2は導通状態になる。また、同図(G)に示すように、電極プラス極性スイッチング素子駆動信号Epdは出力されていないので第1及び第2の電極プラス極性スイッチング素子TP1、TP2は遮断状態にある。他方、同図(H)に示すように、第3スイッチング素子駆動信号T3dの出力が停止されるので第3スイッチング素子TR3は遮断状態になる。このために、時刻t3時点で通電している電極マイナス極性電流は第3スイッチング素子TR3を迂回して第3抵抗器R3を通って降下する。したがって、上述したように、降下速度は負荷状態に関わらず数百μs以下になる。
上述した実施の形態2によれば、電流降下期間中に抵抗器を通電路に挿入することによって溶接電流Iwの降下速度を高速化することができる。このために、負荷状態によらず電流降下期間を短くすることができるので、周波数及びEN比率が負荷状態に影響されて変化することがなく、常に良好な溶接品質を得ることができる。
[実施の形態3]
図5は、本発明の実施の形態3に係る交流アーク溶接電源のブロック図である。同図においては、2次整流器群D2a〜dによって正及び負の2出力直流電圧が生成されるタイプの電源主回路の場合である。したがって、極性切換回路は、1つの電極マイナス極性スイッチング素子TN及び1つの電極プラス極性スイッチング素子TPから形成される。同図において上述した図10又は図1と同一のブロックについては同一符号を付してそれらの説明は省略する。以下、異なるブロックについて説明する。
第1スイッチング素子TR1及び第1抵抗器R1からなる直列回路を、図1と同様に、電極マイナス極性スイッチング素子TNに並列に接続する。また、第2スイッチング素子TR2及び第2抵抗器R2からなる直列回路を、図1と同様に、電極プラス極性スイッチング素子TPに並列に接続する。また、電極マイナス極性スイッチング素子TNは、図1と同様に、第2電極マイナス極性スイッチング素子駆動回路ND2から出力される第2電極マイナス極性スイッチング素子駆動信号Nd2によって駆動される。電極プラス極性スイッチング素子TPは、図1と同様に、第1電極プラス極性スイッチング素子駆動回路PD1から出力される第1電極プラス極性スイッチング素子駆動信号Pd1によって駆動される。他のブロックは、図1と同一である。
図6は、図5で上述した溶接電源における各信号もタイミングチャートである。同図(A)は溶接電流Iwを示し、同図(B)は電流設定信号Irを示し、同図(C)は電極マイナス期間信号Stnを示し、同図(D)は電極プラス期間信号Stpを示し、同図(E)は比較信号Cpを示し、同図(F1)は第2電極マイナス極性スイッチング素子駆動信号Nd2を示し、同図(G1)は第1電極プラス極性スイッチング素子駆動信号Pd1を示し、同図(H)は第1スイッチング素子駆動信号T1dを示し、同図(I)は第2スイッチング素子駆動信号T2dを示す。同図は、上述した図2において、図2(F2)及び(G2)を削除したものであり、どうさは図2と同一であるので説明は省略する。本実施の形態の降下も上述した実施の形態1と同一である。
[実施の形態4]
図7は、本発明の実施の形態4に係る交流アーク溶接電源のブロック図である。同図において上述した図10、図1又は図5と同一のブロックについては同一符号を付してそれらの説明は省略する。以下、異なる点線で示すブロックについて説明する。
第4スイッチング素子TR4及び第4抵抗器R4からなる並列回路を、電極マイナス極性スイッチング素子TNに直列に接続する。さらに、第5スイッチング素子TR5及び第5抵抗器R5からなる並列回路を、電極プラス極性スイッチング素子TPに直列に接続する。第3期間制御回路SNP3は、電極マイナス期間設定信号Tnr、電極プラス期間設定信号Tpr及び比較信号Cpを入力として、図8で後述するように、電極マイナス期間信号Stn、電極プラス期間信号Stp、電極マイナス極性スイッチング素子制御信号Snd、電極プラス極性スイッチング素子制御信号Spd、第4スイッチング素子制御信号S4d及び第5スイッチング素子制御信号S5dを出力する。
図8は、図7で上述した溶接電源における各信号のタイミングチャートである。同図(A)は溶接電流Iwを示し、同図(B)は電流設定信号Irを示し、同図(C)は電極マイナス期間信号Stnを示し、同図(D)は電極プラス期間信号Stpを示し、同図(E)は比較信号Cpを示し、同図(F)は電極マイナス極性スイッチング素子駆動信号Endを示し、同図(G)は電極プラス極性スイッチング素子駆動信号Epdを示し、同図(H)は第4スイッチング素子駆動信号T4dを示し、同図(I)は第5スイッチング素子駆動信号T5dを示す。同図は上述した図4と対応しており、第1及び第2電流降下期間Td1、Td2以外の期間の動作は同一であるのでこれらの期間の説明は省略する。但し、電極マイナス期間Tn及び電極プラス期間Tp中は、同図(H)に示すように、第4スイッチング素子駆動信号T4dが出力されているので第4スイッチング素子Tr4は導通状態にある。同様に、同図(I)に示すように、第5スイッチング素子駆動信号T5dが出力されているので第5スイッチング素子TR5は導通状態にある。したがって、第4及び第5の抵抗器R4、R5は共に短絡状態になり、通常の配線と同一になる。以下、両電流降下期間について同図を参照して説明する。
(1)第2電流降下期間Td2
時刻t1において、電極プラス期間Tpが終了すると、同図(D)に示すように、電極プラス期間信号StpがLowレベルになる。これに応動して、同図(B)に示すように、電流設定信号Irは0になるので、溶接電流Iwが降下する。また、この期間中は、同図(F)に示すように、電極マイナス極性スイッチング素子駆動信号Endが出力されていないので電極マイナス極性スイッチング素子TNは遮断状態にある。また、同図(H)に示すように、第4スイッチング素子駆動信号T4dが出力されているので第4スイッチング素子TR4は導通状態にあり、第4抵抗器R4は短絡状態になる。
他方、同図(G)に示すように、電極プラス極性スイッチング素子駆動信号Epdが出力されているので電極プラス極性スイッチング素子TPは導通状態にある。また、同図(I)に示すように、第5スイッチング素子駆動信号T5dの出力が停止(Lowレベル)するので第5スイッチング素子TR5は遮断状態になる。したがって、同図(A)に示すように、時刻t1時点で通電している電極プラス極性電流は第5スイッチング素子TR5を迂回して第5抵抗器R5を通って降下する。この第2電流降下期間Td2中は、リアクトルWL及び溶接用ケーブルのインダクタンスに蓄積されたエネルギーを放電して降下する。この降下速度は第5抵抗器R5の値が大きいほど速くなる。抵抗器R5の値は、上述した図1の抵抗器R1と同一値に設定する。この結果、降下速度は負荷状態にかかわらず数百μs以下になる。
(2)第1電流降下期間Td1
時刻t3において、電極マイナス期間Tnが終了すると、同図(C)に示すように、電極マイナス期間信号StnがLowレベルになる。これに応動して、同図(B)に示すように、電流設定信号Irは0となるので、同図(A)に示すように、溶接電流Iwは降下する。この期間中は、同図(F)に示すように、電極マイナス極性スイッチング素子駆動信号Endは出力されているので電極マイナス極性スイッチング素子TNは導通状態にある。また、同図(G)に示すように、電極プラス極性スイッチング素子駆動信号Epdは出力されていないので電極プラス極性スイッチング素子TPは遮断状態にある。他方、同図(H)に示すように、第4スイッチング素子駆動信号T4dの出力が停止されるので第4スイッチング素子TR4は遮断状態になる。このために、時刻t3時点で通電している電極マイナス極性電流は第4スイッチング素子TR4を迂回して第4抵抗器R4を通って降下する。したがって、上述したように、降下速度は負荷状態に関わらず数百μs以下になる。また、同図(I)に示すように、第5スイッチング素子駆動信号T5dが出力されているので第5スイッチング素子TR5は導通状態にあり第5抵抗器R5は短絡される。、
上述した実施の形態4によれば、電流降下期間中に抵抗器を通電路に挿入することによって溶接電流Iwの降下速度を高速化することができる。このために、負荷状態によらず電流降下期間を短くすることができるので、周波数及びEN比率が負荷状態に影響されて変化することがなく、常に良好な溶接品質を得ることができる。
上記の実施の形態1〜4では、交流アーク溶接電源が非消耗電極アーク溶接電源である場合を例示した。しかし、本発明は、図9に示すように、消耗電極アーク溶接にも適用することができる。図9は、交流消耗電極パルスアーク溶接における溶接電流Iwの波形図である。同図においては、慣例により0Aから上が電極プラス極性EPを示し、下が電極マイナス極性ENを示す。以下、同図を参照して説明する。
電極マイナス極性電流Inは、通電期間が終了して極性切換直前なると切換電流値Icまで降下する。電流が切換電流値Icまで降下すると、溶接電源の出力は、電極マイナス極性ENから電極プラス極性EPへと切り換わる。その後、ピーク電流Ipが通電し、続いてベース電流Ibが通電する。このベース電流Ibの通電期間(アーク長制御によって定まる期間)が終了すると、切換電流値Icまで降下する。電流が切換電流値Icまで降下すると、溶接電源の出力は電極プラス極性EPから電極マイナス極性ENへと切り換わる。このように、溶接電流Iwが降下している期間が、実施の形態1〜4の第1及び第2電流降下期間Td1、Td2に相当し、本発明が適用される。
本発明の実施の形態1に係る交流アーク溶接電源のブロック図である。 図1の溶接電源における各信号のタイミングチャートである。 本発明の実施の形態2に係る交流アーク溶接電源のブロック図である。 図3の溶接電源における各信号のタイミングチャートである。 本発明の実施の形態3に係る交流アーク溶接電源のブロック図である。 図5の溶接電源における各信号のタイミングチャートである。 本発明の実施の形態4に係る交流アーク溶接電源のブロック図である。 図7の溶接電源における各信号のタイミングチャートである。 本発明を適用することができる交流消耗電極パルスアーク溶接の電流波形図である。 従来技術の交流アーク溶接電源のブロック図である。 図10の溶接電源における各信号のタイミングチャートである。
符号の説明
1 非消耗電極
2 母材
3 アーク
4 溶接トーチ
CP 比較回路
Cp 比較信号
D2a〜d 2次整流器群
EA 誤差増幅回路
Ea 誤差増幅信号
EN 電極マイナス極性
END 電極マイナス極性スイッチング素子駆動回路
End 電極マイナス極性スイッチング素子駆動信号
EP 電極プラス極性
EPD 電極プラス極性スイッチング素子駆動回路
Epd 電極プラス極性スイッチング素子駆動信号
f 周波数
Ib ベース電流
Ic 切換電流値
ID 電流検出器
Id 電流検出信号
In 電極マイナス極性電流
Inr 電極マイナス極性電流設定信号
INT 高周波変圧器
INV インバータ回路
Ip ピーク電流
Ipr 電極プラス極性電流設定信号
IR 電流制御回路
Ir 電流設定信号
Iw 溶接電流
PWM パルス幅変調回路
Pwm パルス幅変調信号
R1〜R5 第1〜第5抵抗器
Ren EN比率
S1d〜S5d 第1〜第5スイッチング素子制御信号
Snd 電極マイナス極性スイッチング素子制御信号
SNP 期間制御回路
SNP1〜3 第1〜第3期間制御回路
Spd 電極プラス極性スイッチング素子制御信号
Stn 電極マイナス期間信号
Stp 電極プラス期間信号
T1D〜T5D 第1〜第5スイッチング素子駆動回路
T1d〜T5d 第1〜第5スイッチング素子駆動信号
Td1〜Td2 第1〜第2電流降下期間
Tn 電極マイナス期間
TN 電極マイナス極性スイッチング素子
TN1〜2 第1〜第2電極マイナス極性スイッチング素子
TNR 電極マイナス期間設定回路
Tnr 電極マイナス期間設定信号
Tp 電極プラス期間
TP 電極プラス極性スイッチング素子
TP1〜2 第1〜第2電極プラス極性スイッチング素子
TPR 電極プラス期間設定回路
Tpr 電極プラス期間設定信号
TR1〜5 第1〜第5スイッチング素子
WL リアクトル

Claims (4)

  1. 商用電源を入力としてインバータ制御によって所望の直流電圧を出力する電源主回路と、前記電源主回路の直流電圧を電極マイナス極性と電極プラス極性とに切り換えてアーク負荷に供給するために第1及び第2電極プラス極性スイッチング素子並びに第1及び第2電極マイナス極性スイッチング素子からブリッジを形成する極性切換回路と、
    前記第2電極マイナス極性スイッチング素子に並列に接続された第1スイッチング素子と第1抵抗器とを直列に接続した回路と、
    前記第1電極プラス極性スイッチング素子に並列に接続された第2スイッチング素子と第2抵抗器とを直列に接続した回路と、
    電極マイナス期間を設定する電極マイナス期間設定回路と、
    電極プラス期間を設定する電極プラス期間設定回路と、
    前記電源主回路のインバータを制御して前記電極マイナス期間及び前記電極プラス期間の溶接電流の制御を行うと共に、両期間の終了時点から溶接電流を切換電流値まで降下させて第1及び第2電流降下期間を設ける電流制御回路と、
    前記電極マイナス期間、前記第1電流降下期間、前記電極プラス期間及び前記第2電流降下期間を順次移行させて繰り返し行う期間制御回路と、
    前記電極マイナス期間及び第1電流降下期間中は前記第1電極マイナス極性スイッチング素子を導通状態にする第1電極マイナス極性スイッチング素子駆動回路と、
    前記電極マイナス期間中は前記第2電極マイナス極性スイッチング素子を導通状態にする第2電極マイナス極性スイッチング素子駆動回路と、
    前記第1電流降下期間中は第1スイッチング素子を導通状態にして前記第1抵抗器を通電路に挿入することによって溶接電流の降下速度を速くする第1スイッチング素子駆動回路と、
    前記電極プラス期間中は前記第1電極プラス極性スイッチング素子を導通状態にする第1電極プラス極性スイッチング素子駆動回路と、
    前記電極プラス期間及び前記第2電流降下期間中は前記第2電極プラス極性スイッチング素子を導通状態にする第2電極プラス極性スイッチング素子駆動回路と、
    前記第2電流降下期間中は前記第2スイッチング素子を導通状態にして前記第2抵抗器を通電路に挿入することによって溶接電流の降下速度を速くする第2スイッチング素子駆動回路と、
    を備えた交流アーク溶接電源。
  2. 商用電源を入力としてインバータ制御によって所望の直流電圧を出力する電源主回路と、前記電源主回路の直流電圧を電極マイナス極性と電極プラス極性とに切り換えてアーク負荷に供給するために第1及び第2電極プラス極性スイッチング素子並びに第1及び第2電極マイナス極性スイッチング素子からブリッジを形成する極性切換回路と、
    前記電源主回路と前記極性切換回路との間に挿入された第1スイッチング素子と第1抵抗器とを並列に接続した回路と、
    電極マイナス期間を設定する電極マイナス期間設定回路と、
    電極プラス期間を設定する電極プラス期間設定回路と、
    前記電源主回路のインバータを制御して前記電極マイナス期間及び前記電極プラス期間の溶接電流の制御を行うと共に、両期間の終了時点から溶接電流を切換電流値まで降下させて第1及び第2電流降下期間を設ける電流制御回路と、
    前記電極マイナス期間、前記第1電流降下期間、前記電極プラス期間及び前記第2電流降下期間を順次移行させて繰り返し行う期間制御回路と、
    前記電極マイナス期間及び第1前記電流降下期間中は前記第1及び第2電極マイナス極性スイッチング素子を導通状態にして溶接電源の出力を電極マイナス極性にする電極マイナス極性スイッチング素子駆動回路と、
    前記第1及び第2電流降下期間中のみ第1スイッチング素子を遮断状態にして第1抵抗器を通電路に挿入することによって溶接電流の降下速度を速くする第1スイッチング素子駆動回路と、
    前記電極プラス期間及び前記第2前記電流降下期間中は前記第1及び第2電極プラス極性スイッチング素子を導通状態にして溶接電源の出力を電極プラス極性にする電極プラス極性スイッチング素子駆動回路と、
    を備えた交流アーク溶接電源。
  3. 商用電源を入力としてインバータ制御によって所望の正及び負の直流電圧を出力する電源主回路と、前記電源主回路の正及び負の直流電圧を電極マイナス極性と電極プラス極性とに切り換えてアーク負荷に供給する電極プラス極性スイッチング素子及び電極マイナス極性スイッチング素子から成る極性切換回路と、
    前記電極マイナス極性スイッチング素子に並列に接続された第1スイッチング素子と第1抵抗器とを直列に接続した回路と、
    前記電極プラス極性スイッチング素子に並列に接続された第2スイッチング素子と第2抵抗器とを直列に接続した回路と、
    電極マイナス期間を設定する電極マイナス期間設定回路と、
    電極プラス期間を設定する電極プラス期間設定回路と、
    前記電源主回路のインバータを制御して前記電極マイナス期間及び前記電極プラス期間の溶接電流の制御を行うと共に、両期間の終了時点から溶接電流を切換電流値まで降下させて第1及び第2電流降下期間を設ける電流制御回路と、
    前記電極マイナス期間、前記第1電流降下期間、前記電極プラス期間及び前記第2電流降下期間を順次移行させて繰り返し行う期間制御回路と、
    前記電極マイナス期間中は前記電極マイナス極性スイッチング素子を導通状態にして溶接電源の出力を電極マイナス極性にする電極マイナス極性スイッチング素子駆動回路と、
    前記第1電流降下期間中は第1スイッチング素子を導通状態にして前記第1抵抗器を通電路に挿入することによって溶接電流の降下速度を速くする第1スイッチング素子駆動回路と、
    前記電極プラス期間中は前記電極プラス極性スイッチング素子を導通状態にして溶接電源の出力を電極プラス極性にする電極プラス極性スイッチング素子駆動回路と、
    前記第2電流降下期間中は前記第2スイッチング素子を導通状態にして前記第2抵抗器を通電路に挿入することによって溶接電流の降下速度を速くする第2スイッチング素子駆動回路と、
    を備えた交流アーク溶接電源。
  4. 商用電源を入力としてインバータ制御によって所望の正及び負の直流電圧を出力する電源主回路と、前記電源主回路の正及び負の直流電圧を電極マイナス極性と電極プラス極性とに切り換えてアーク負荷に供給する電極プラス極性スイッチング素子及び電極マイナス極性スイッチング素子から成る極性切換回路と、
    前記電極マイナス極性スイッチング素子に直列に接続された第1スイッチング素子と第1抵抗器とを並列に接続した回路と、
    前記電極プラス極性スイッチング素子に直列に接続された第2スイッチング素子と第2抵抗器とを並列に接続した回路と、
    電極マイナス期間を設定する電極マイナス期間設定回路と、
    電極プラス期間を設定する電極プラス期間設定回路と、
    前記電源主回路のインバータを制御して前記電極マイナス期間及び前記電極プラス期間の溶接電流の制御を行うと共に、両期間の終了時点から溶接電流を切換電流値まで降下させて第1及び第2電流降下期間を設ける電流制御回路と、
    前記電極マイナス期間、前記第1電流降下期間、前記電極プラス期間及び前記第2電流降下期間を順次移行させて繰り返し行う期間制御回路と、
    前記電極マイナス期間及び前記第1電流降下期間中は前記電極マイナス極性スイッチング素子を導通状態にして溶接電源の出力を電極マイナス極性にする電極マイナス極性スイッチング素子駆動回路と、
    前記第1電流降下期間中のみ第1スイッチング素子を遮断状態にして前記第1抵抗器を通電路に挿入することによって溶接電流の降下速度を速くする第1スイッチング素子駆動回路と、
    前記電極プラス期間及び前記第2電流降下期間中は前記電極プラス極性スイッチング素子を導通状態にして溶接電源の出力を電極プラス極性にする電極プラス極性スイッチング素子駆動回路と、
    前記第2電流降下期間中のみ前記第2スイッチング素子を遮断状態にして前記第2抵抗器を通電路に挿入することによって溶接電流の降下速度を速くする第2スイッチング素子駆動回路と、
    を備えた交流アーク溶接電源。
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