JP2008278612A - 絶縁トランスの駆動装置および電力変換装置 - Google Patents

絶縁トランスの駆動装置および電力変換装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ノイズに起因して絶縁トランスの巻線に励磁電流が流れるのを阻止しつつ、低圧側と高圧側とを電気的に絶縁しながら信号の授受を行えるようにする。
【解決手段】制御回路1には、CPU4から出力されたゲートドライブ用PWM信号SU1、SD1にそれぞれ基づいて絶縁トランスTU1、TD1の1次巻線にそれぞれ流れる励磁電流を制御する駆動回路KU1、KU2を設け、駆動回路KU1、KU2は、ゲートドライブ用PWM信号SU1、SD1がそれぞれ入力されてから所定期間内において励磁電流が絶縁トランスTU1、TD1の1次巻線に流れるのを阻止されるように、ゲートドライブ用PWM信号SU1´、SD1´を生成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は絶縁トランスの駆動装置および電力変換装置に関し、特に、絶縁トランスを介してスイッチング素子に信号を伝送する方法に適用して好適なものである。
近年の車両機器では、高効率化および省エネ対策を図るために、駆動力を生む電動機の駆動システムに、昇降圧コンバータおよびインバータの搭載が行われている。
図8は、従来の昇降圧コンバータを用いた車両駆動システムの概略構成を示すブロック図である。
図8において、車両駆動システムには、昇降圧コンバータ1102に電力を供給する電源1101、電圧の昇降圧を行う昇降圧コンバータ1102、昇降圧コンバータ1102から出力された電圧を3相電圧に変換するインバータ1103および車両を駆動する電動機1104が設けられている。なお、電源1101は、架線からの給電電圧または直列接続されたバッテリーから構成することができる。
そして、車両駆動時には、昇降圧コンバータ1102は、電源1101の電圧(例:280V)を電動機1104の駆動に適した電圧(例:750V)に昇圧し、インバータ1103に供給する。そして、スイッチング素子をオン/オフ制御することにより、昇降圧コンバータ1102にて昇圧された電圧を3相電圧に変換して、電動機1104の各相に電流を流し、スイッチング周波数を制御することで車両の速度を変化させることができる。
一方、車両の制動時には、インバータ1103は、電動機1104の各相に生じる電圧に同期してスイッチング素子をオン/オフ制御することにより、整流動作を行い、直流電圧に変換してから、昇降圧コンバータ1102に供給する。そして、昇降圧コンバータ1102は、電動機1104から生じる電圧(例:750V)を電源1101の電圧(例:280V)に降圧して電力の回生動作を行うことができる。
図9は、図8の昇降圧コンバータの概略構成を示すブロック図である。
図9において、昇降圧コンバータ1102には、エネルギーの蓄積を行うリアクトルL、電荷の蓄積を行うコンデンサC、インバータ1103に流入する電流を通電および遮断するスイッチング素子SW1、SW2、スイッチング素子SW1、SW2の導通および非導通を指示する制御信号をそれぞれ生成する制御回路1111、1112が設けられている。
そして、スイッチング素子SW1、SW2は直列に接続されるとともに、スイッチング素子SW1、SW2の接続点には、リアクトルLを介して電源1101が接続されている。ここで、スイッチング素子SW1には、制御回路1111からの制御信号に従ってスイッチング動作を行うIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)1105が設けられ、IGBT1105に流れる電流と逆方向に電流を流すフライホイールダイオードD1がIGBT1105に並列に接続されている。
また、スイッチング素子SW2には、制御回路1112からの制御信号に従ってスイッチング動作を行うIGBT1106が設けられ、IGBT1106に流れる電流と逆方向に電流を流すフライホイールダイオードD2がIGBT1106に並列に接続されている。そして、IGBT1106のコレクタは、コンデンサCおよびインバータ1103の双方に接続されている。
図10は、昇圧動作時に図9のリアクトルLに流れる電流の波形を示す図である。
図10において、昇圧動作では、スイッチング素子SW1のIGBT1105がオン(導通)すると、IGBT1105を介してリアクトルLに電流Iが流れ、LI2/2のエネルギーがリアクトルLに蓄積される。
次に、スイッチング素子SW1のIGBT1105がオフ(非導通)すると、スイッチング素子SW2のフライホイールダイオードD2に電流が流れ、リアクトルLに蓄えられたエネルギーがコンデンサCに送られる。
一方、降圧動作では、スイッチング素子SW2のIGBT1106がオン(導通)するとIGBT1106を介してリアクトルLに電流Iが流れ、LI2/2のエネルギーがリアクトルLに蓄積される。
次に、スイッチング素子SW2のIGBT1106がオフ(非導通)すると、スイッチング素子SW1のフライホイールダイオードD1に電流が流れ、リアクトルLに蓄えられたエネルギーが電源1101へ回生される。
ここで、スイッチング素子のオン時間(ON Duty)を変更することで、昇降圧の電圧を調整することが可能であり、概略の電圧値は以下の(1)式にて求めることができる。
L/VH=ON Duty(%) (1)
ただし、VLは電源電圧、VHは昇降圧後の電圧、ON Dutyはスイッチング素子SW1、SW2のスイッチング周期に対する導通期間の割合である。
ここで、実際には負荷の変動、電源電圧VLの変動などがあるので、昇降圧後の電圧VHを監視し、昇降圧後の電圧VHが目標値となるように、スイッチング素子SW1、SW2のオン時間(ON Duty)の制御が行われている。
また、車体筐体に接地される制御回路1111、1112側は低圧であり、スイッチング素子SW1、SW2に接続されるアーム側は高圧となる。このため、スイッチング素子SW1、SW2の破壊などの事故が発生しても、人体が危険に晒されることがないようにするために、アーム側とは、絶縁トランスを用いて制御回路1111、1112と電気的に絶縁しながら信号の授受が行われる。
ここで、微細加工技術を適用して形成された絶縁トランスは、銅線を用いた巻線型トランスに比べて、巻線の導体断面積が小さく、許容直流電流は遥かに少ない。この許容直流電流は、電流が流れることによって巻線の導体抵抗により発生する消費電力に起因して発生するジュール熱に応じて規定されている。このため、微細加工技術を適用して形成された絶縁トランスを用いる場合、絶縁トランスに電流を流す期間を短くして大電流を流すことにより、平均電流を許容直流電流以下にすることができる。
図11は、先願の信号伝送用絶縁トランスを用いた信号伝送回路の概略構成を示すブロック図である。
図11において、排他的論理和回路202の一方の入力端子には制御信号S11が遅延素子201を介して入力されるとともに、排他的論理和回路202の他方の入力端子には制御信号S11が直接入力される。また、否定論理積回路204の一方の入力端子には、排他的論理和回路202からの出力が入力されるとともに、否定論理積回路204の他方の入力端子には、制御信号S11が直接入力される。さらに、論理積回路205の一方の入力端子には、排他的論理和回路202からの出力が入力されるとともに、否定論理積回路204の他方の入力端子には、制御信号S11がインバータ203を介して入力される。
また、Nチャンネル電界効果型トランジスタ207のドレインは抵抗206を介して絶縁トランス210の1次巻線の一端に接続されるとともに、Nチャンネル電界効果型トランジスタ209のドレインは抵抗208を介して絶縁トランス210の1次巻線の一端に接続されている。そして、否定論理積回路204の出力はNチャンネル電界効果型トランジスタ209のゲートに接続されるとともに、論理積回路205の出力はNチャンネル電界効果型トランジスタ207のゲートに接続されている。また、絶縁トランス210の1次巻線の他端は電源電圧Vcc1/2に固定されている。また、絶縁トランス210の2次巻線の両端は抵抗211を介して互いに接続されている。また、抵抗212の一端は電源電圧Vcc2に接続され、抵抗214の一端は電源電圧−Vcc2に接続されるとともに、抵抗212、213の接続点の電位がVth2、抵抗213、214の接続点の電位がVth1となるように抵抗212〜214が直列接続されている。
そして、コンパレータ215の非反転入力端子はVth1の電位に固定されるとともに、コンパレータ215の反転入力端子は絶縁トランス210の2次巻線の一端に接続され、コンパレータ215の出力はフリップフロップ217のクロック端子に接続されている。また、コンパレータ216の非反転入力端子はVth2の電位に固定されるとともに、コンパレータ216の反転入力端子は絶縁トランス210の2次巻線の一端に接続され、コンパレータ216の出力はフリップフロップ217のクリア端子CLRに接続されている。また、フリップフロップ217のJ端子は電源電圧Vcc2に接続されるとともに、フリップフロップ217のK端子は接地されている。
そして、図1のスイッチング素子SWD、SWUの導通および非導通をそれぞれ指示する制御信号S11と、この制御信号S11を遅延素子201で遅らせた信号とが排他的論理和回路202に入力され、排他的論理和回路202にて排他論理和がとられることにより、制御信号S11の“0”から“1”へのエッジに同期したエッジ信号S12および“1”から“0”へのエッジに同期したエッジ信号S12´が抽出される。そして、これらのエッジ信号S12、S12´は、否定論理積回路204、205に入力され、否定論理積回路204にて制御信号S11との論理積がとられることにより、立ち上がりエッジパルスS13が生成されるとともに、論理積回路205にて制御信号S11の反転信号との論理積がとられることにより、論理積回路205にて立ち下がりエッジパルスS14が生成される。
そして、否定論理積回路204にて生成された立ち上がりエッジパルスS13はNチャンネル電界効果型トランジスタ209のゲートに入力されるとともに、論理積回路205にて生成された立ち下がりエッジパルスS14はNチャンネル電界効果型トランジスタ207のゲートに入力され、制御信号S11の立ち上がりと立ち下がりとでは、絶縁トランス210の1次巻線に流れるパルス電流の向きが異なるような動作を行うことができる。
そして、制御信号S11の立ち上がりおよび立ち下がりに応じて絶縁トランス210の1次巻線側に流れる電流の向きが変わることにより、1次巻線側で発生する磁束の向きも変わるので、受信の役割を果たす2次巻線側に発生する起電力の極性も変わり、制御信号S11の立ち上がりおよび立ち下がりの識別を受信側で行うことができる。すなわち、2次巻線側に発生した起電力は、Vth1の閾値に設定されたコンパレータ215と、Vth2の閾値に設定されたコンパレータ216に導かれる。
そして、制御信号S11の立ち上がりエッジでは、2次巻線の端子電圧のレベルの変化に伴って、コンパレータ215からパルスS15が送出され、制御信号S11の立ち下がりエッジでは、2次巻線の端子電圧のレベルの変化に伴って、コンパレータ216からパルスS16が出力される。そして、これらのパルスS15、S16がフリップフロップ217に入力されると、コンパレータ215からのパルスS15にてフリップフロップ217の出力端子Qの電位がハイレベルに遷移するとともに、コンパレータ216からのパルスS16にてフリップフロップ217の出力端子Qの電位がロウレベルに遷移し、送信側の制御信号S11が復元された制御信号S17を受信側で生成することができる。
また、例えば、特許文献1には、ビデオ信号に固定ノイズが重畳されている期間を覆う時間幅を持つ水平割込禁止信号を発生させ、この水平割込禁止信号が出力されている期間は、水平方向カウンタを初期化する水平割込信号を、その水平方向カウンタのカウント値をデコードして得た内部水平割込信号に切り換えることで、固定ノイズが重畳されたビデオ信号からでも位相ずれのない内部垂直同期信号を発生させる方法が開示されている。
特開平1−245678号公報
しかしながら、図11の信号伝送回路では、図8の昇降圧コンバータ1102やインバータ1103のスイッチング時に発生するノイズやその他の要因によって誘導されるノイズが入力されると、絶縁トランス210の巻線に何度も励磁電流が流れる。このため、絶縁トランス210の巻線抵抗による損失で発熱し、絶縁トランス210の巻線が短時間で溶断する恐れがあるという問題があった。
そこで、本発明の目的は、ノイズに起因して巻線に励磁電流が流れるのを阻止しつつ、低圧側と高圧側とを電気的に絶縁しながら信号の授受を行うことが可能な絶縁トランスの駆動装置および電力変換装置を提供することである。
上述した課題を解決するために、請求項1記載の絶縁トランスの駆動装置によれば、制御信号に基づいて絶縁トランスの1次巻線に励磁電流を流す励磁手段と、前記制御信号が入力されてから所定期間内において前記励磁電流が前記絶縁トランスの1次巻線に流れるのを阻止する励磁制限手段とを備えることを特徴とする。
また、請求項2記載の絶縁トランスの駆動装置によれば、前記制御信号に基づいて前記絶縁トランスの1次巻線に励磁電流を流すトランジスタと、前記制御信号を遅延させる遅延素子と、前記遅延素子にて遅延された立ち上がりエッジまたは立ち下がりエッジに基づいて状態反転を行うフリップフロップと、前記フリップフロップからの出力を積分する積分回路と、前記積分回路の積分値がしきい値に達した時に状態反転を行う論理回路と、前記論理回路が状態反転するまでの間は前記制御信号にて前記トランジスタがオンするのを阻止するゲート回路とを備えることを特徴とする。
また、請求項3記載の絶縁トランスの駆動装置によれば、前記論理回路の状態反転を検出する微分回路と、前記微分回路からの出力信号に基づいて、前記積分回路の積分値を放電させる放電手段とをさらに備えることを特徴とする。
また、請求項4記載の絶縁トランスの駆動装置によれば、前記制御信号に基づいて前記絶縁トランスの1次巻線に励磁電流を流すトランジスタと、前記制御信号が入力されてから所定期間内における計時動作を行うタイマと、前記タイマがタイムアップするまでの間は前記制御信号にて前記トランジスタがオンするのを阻止するゲート回路とを備えることを特徴とする。
また、請求項5記載の電力変換装置によれば、上アーム用および下アーム用としてそれぞれ作動するように互いに直列に接続され、負荷へ流入する電流を通電および遮断する1対のスイッチング素子と、前記スイッチング素子の導通および非導通を指示する制御信号を生成する制御回路と、前記制御信号に基づいて前記スイッチング素子の制御端子を駆動する駆動回路と、前記制御回路と前記駆動回路とが絶縁されるように前記スイッチング素子ごとに設けられた絶縁トランスと、前記制御信号に基づいて前記絶縁トランスの1次巻線に励磁電流を流す励磁手段と、前記制御信号が入力されてから所定期間内において前記励磁電流が前記絶縁トランスの1次巻線に流れるのを阻止する励磁制限手段とを備えることを特徴とする。
また、請求項6記載の電力変換装置によれば、前記制御信号を間欠パルスに変換し、前記間欠パルスに基づいて前記絶縁トランスの1次巻線に流れる励磁電流を制御する変換手段と、前記絶縁トランスを介して伝送された間欠パルスに基づいて前記絶縁トランスの2次巻線側で前記制御信号を復元する復元手段とを備えることを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、制御信号が入力されてから所定期間内において励磁電流が絶縁トランスの1次巻線に流れるのを阻止することで、昇降圧コンバータやインバータのスイッチング時に発生するノイズやその他の要因によって誘導されるノイズが入力された場合においても、絶縁トランスの巻線に励磁電流が短時間に何度も流れるのを防止することができる。このため、微細加工技術によって絶縁トランスが形成された場合においても、絶縁トランスの巻線が短時間で溶断するのを防止しつつ、低圧側と高圧側とを電気的に絶縁しながら信号の授受を行うことが可能となる。
以下、本発明の実施形態に係る絶縁トランスの駆動装置について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る絶縁トランスの駆動装置が適用される昇降圧コンバータ用インテリジェントパワーモジュール(IPM:Inteligent Power Module)の概略構成を示すブロック図である。
図1において、昇降圧コンバータ用インテリジェントパワーモジュールには、負荷へ流入する電流を通電および遮断するスイッチング素子SWU、SWDおよびスイッチング素子SWU、SWDの導通および非導通を指示する制御信号をそれぞれ生成する制御回路1が設けられている。ここで、制御回路1は、CPU4または論理IC、あるいは論理ICとCPUが搭載されたシステムLSIなどで構成することができる。
また、スイッチング素子SWU、SWDはそれぞれ上アーム2用および下アーム3用として動作するように直列に接続されている。そして、スイッチング素子SWUには、ゲート信号SU4に基づいてスイッチング動作を行うIGBT6が設けられ、IGBT6に流れる電流と逆方向に電流を流すフライホイールダイオードDU1がIGBT6に並列に接続されている。また、IGBT6が形成されたチップには、チップの温度変化に起因するダイオードDU2のVF変化を測定原理として用いた温度センサ、および抵抗RU1、RU2を介してIGBT6のエミッタ電流を分流して主回路電流を検出する電流センサが設けられている。
また、スイッチング素子SWDには、ゲート信号SD4に従ってスイッチング動作を行うIGBT5が設けられ、IGBT5に流れる電流と逆方向に電流を流すフライホイールダイオードDD1がIGBT5に並列に接続されている。また、IGBT5が形成されたチップには、チップの温度変化に起因するダイオードDD2のVF変化を測定原理として用いた温度センサ、およびIGBT5のエミッタ電流を抵抗RD1、RD2を介して分流して主回路電流を検出する電流センサが設けられている。
そして、上アーム2側には、温度センサからの過熱検知信号SU6および電流センサからの過電流検知信号SU5を監視しながら、IGBT6の制御端子を駆動するためのゲート信号SU4を生成する保護機能付きゲートドライバIC8が設けられるとともに、IGBT6の温度に対応したPWM信号を生成するアナログPWM変換器CUが設けられている。なお、保護機能付きゲートドライバIC8には、スイッチング素子SWD、SWUの状態信号を生成する自己診断回路を設けることができ、自己診断回路はスイッチング素子SWD、SWUの状態信号を生成することができる。
また、下アーム3側には、温度センサからの過熱検知信号SD6および電流センサからの過電流検知信号SD5を監視しながら、IGBT5の制御端子を駆動するためのゲート信号SD4を生成する保護機能付きゲートドライバIC7が設けられるとともに、IGBT5の温度に対応したPWM信号を生成するアナログPWM変換器CDが設けられている。
また、制御回路1には、CPU4から出力されたゲートドライブ用PWM信号SU1、SD1にそれぞれ基づいて絶縁トランスTU1、TD1の1次巻線にそれぞれ流れる励磁電流を制御する駆動回路KU1、KD1が設けられている。そして、駆動回路KU1、KD1は、ゲートドライブ用PWM信号SU0、SD0がそれぞれ入力されてから所定期間内において励磁電流が絶縁トランスTU1、TD1の1次巻線に流れるのを阻止されるように、ゲートドライブ用PWM信号SU1、SD1を生成することができる。
また、車体筐体に接地される制御回路1側と、高圧となる上アーム2側および下アーム3側との間には、空芯型絶縁トランスTU1〜TU3、TD1〜TD3がそれぞれ介挿され、制御回路1では、空芯型絶縁トランスTU1〜TU3、TD1〜TD3を用いて上アーム2側および下アーム3側と電気的に絶縁しながら信号の授受が行われる。
すなわち、上アーム2側において、駆動回路KU1を介して出力されたゲートドライブ用PWM信号SU1は、空芯型絶縁トランスTU1を介して保護機能付きゲートドライバIC8に入力される。また、保護機能付きゲートドライバIC8から出力されたアラーム信号SU2は、空芯型絶縁トランスTU2を介してCPU4に入力される。また、アナログPWM変換器CUから出力されたIGBTチップ温度PWM信号SU3は、空芯型絶縁トランスTU3を介してCPU4に入力される。
一方、下アーム3側において、駆動回路KU1を介して出力されたゲートドライブ用PWM信号SD1は、空芯型絶縁トランスTD1を介して保護機能付きゲートドライバIC7に入力される。また、保護機能付きゲートドライバIC7から出力されたアラーム信号SD2は、空芯型絶縁トランスTD2を介してCPU4に入力される。また、アナログPWM変換器CDから出力されたIGBTチップ温度PWM信号SD3は、空芯型絶縁トランスTD3を介してCPU4に入力される。
ここで、空芯型絶縁トランスTU1〜TU3、TD1〜TD3には、送信側の1次巻線および受信側の2次巻線がそれぞれ設けられている。そして、空芯型絶縁トランスTU1〜TU3、TD1〜TD3の1次巻線と2次巻線とは互いに対向配置されるように構成することができる。例えば、空芯型絶縁トランスTU1〜TU3、TD1〜TD3の1次巻線と2次巻線とは絶縁層を介して互いに積層することができ、空芯型絶縁トランスTU1〜TU3、TD1〜TD3は、半導体プロセス技術などの微細加工技術によって形成することができる。
そして、CPU4は、IGBT5、6の導通または非導通をそれぞれ指示するゲートドライブ用PWM信号SD0、SU0を生成し、駆動回路KD1、KU1にそれぞれ入力する。そして、駆動回路KD1、KU1は、ゲートドライブ用PWM信号SD0、SU0がCPU4から入力されると、ゲートドライブ用PWM信号SD1、SU1がそれぞれ入力されてから所定期間内において励磁電流が絶縁トランスTD1、TU1の1次巻線に流れるのを阻止されるように構成されたゲートドライブ用PWM信号SD1、SU1をそれぞれ生成し、このゲートドライブ用PWM信号SD1、SU1に基づいて、絶縁トランスTD1、TU1の1次巻線に励磁電流が流れるように空芯型絶縁トランスTD1、TU1を駆動する。
そして、ゲートドライブ用PWM信号SD1、SU1に基づいて絶縁トランスTD1、TU1が駆動されると、空芯型絶縁トランスTD1、TU1は、このゲートドライブ用PWM信号SD1、SU1を空芯型絶縁トランスTD1、TU1をそれぞれ介して保護機能付きゲートドライバIC7、8にそれぞれ絶縁伝送する。そして、保護機能付きゲートドライバIC7、8は、ゲートドライブ用PWM信号SD0、SU0にそれぞれ基づいてゲート信号SD4、SU4を生成し、IGBT5、6の制御端子を駆動することにより、IGBT5、6をスイッチング動作させる。
ここで、温度センサから出力された過熱検知信号SD6、SU6が保護機能付きゲートドライバIC7、8にそれぞれ入力されるとともに、電流センサから出力された過電流検知信号SD5、SU5が保護機能付きゲートドライバIC7、8にそれぞれ入力される。そして、保護機能付きゲートドライバIC7、8は、IGBT5、6が破壊しない閾値を超過した場合には、空芯型絶縁トランスTD2、TU2をそれぞれ介してCPU4にアラーム信号SD2、SU2を伝送する。そして、CPU4は、保護機能付きゲートドライバIC7、8からアラーム信号SD2、SU2をそれぞれ受け取ると、ゲートドライブ用PWM信号SD0、SU0の生成をそれぞれ停止することにより、IGBT5、6に流れる電流を遮断する。
なお、保護機能付きゲートドライバIC7、8は、温度センサから出力された過熱検知信号SD6、SU6および電流センサから出力された過電流検知信号SD5、SU5に基づいて、IGBTが破壊しない閾値を下回ったと判断した場合、一定の時間が経過した後にアラーム信号SD2、SU2を解除する。
さらに、細かい監視を行う場合には、温度センサから出力された過熱検知信号SD6、SU6がアナログPWM変換器CD、CUにそれぞれ入力される。そして、アナログPWM変換器CD、CUは、過熱検知信号SD6、SU6のアナログ値をデジタル信号にそれぞれ変換することにより、IGBTチップ温度PWM信号SD3、SU3をそれぞれ生成し、空芯型絶縁トランスTD3、TU3をそれぞれ介してCPU4にIGBTチップ温度PWM信号SD3、SU3を伝送する。そして、CPU4は、IGBTチップ温度PWM信号SD3、SU3からIGBT5、6のチップ温度をそれぞれ算出し、予め設けられた数段階の閾値に応じて、IGBT5、6のスイッチング周波数の段階的な低下を行ったり、スイッチング停止を行ったりすることができる。
ここで、空芯型絶縁トランスTU1〜TU3、TD1〜TD3の1次巻線と2次巻線とが互いに対向配置されるように微細加工技術によって形成することにより、1次巻線と2次巻線の巻径を小さくすることが可能となるとともに、1次巻線と2次巻線との間隔を小さくすることができる。このため、1次巻線と2次巻線との結合係数を高めつつ、1次巻線および2次巻線に磁束が鎖交する面積を小さくすることができ、外部磁束に起因するノイズとしての影響を軽減することが可能となるとともに、低圧側と高圧側とを電気的に絶縁しながら信号の授受を行うために、フォトカプラを用いる必要がなくなり、経時劣化を抑制しつつ、耐環境性を向上させることが可能となる。
また、駆動回路KU1、KU2において、ゲートドライブ用PWM信号SU0、SD0がそれぞれ入力されてから所定期間内において励磁電流が絶縁トランスTU1、TD1の1次巻線に流れるのを阻止することにより、昇降圧コンバータやインバータのスイッチング時に発生するノイズやその他の要因によって誘導されるノイズが入力された場合においても、絶縁トランスTU1、TD1の巻線に励磁電流が短時間に何度も流れるのを防止することができる。このため、微細加工技術によって絶縁トランスTU1、TD1が形成された場合においても、絶縁トランスTU1、TD1の巻線が短時間で溶断するのを防止しつつ、低圧側と高圧側とを電気的に絶縁しながら信号の授受を行うことが可能となる。
図2(a)は、本発明の第1実施形態に係る絶縁トランスの概略構成を示す断面図、図2(b)は、図2(a)の絶縁トランスの概略構成を示す平面図である。
図2において、基板11には引き出し配線層12が埋め込まれるとともに、基板11上には1次巻線のパターン14が形成されている。そして、1次巻線のパターン14は引き出し部13を介して引き出し配線層12に接続されている。そして、1次巻線のパターン14上には平坦化膜15が形成され、平坦化膜15上には、2次巻線のパターン17が形成され、2次巻線のパターン17は保護膜18にて覆われている。そして、保護膜18には、2次巻線のパターン17の中心を露出させる開口部19が形成され、開口部19を介して2次巻線のパターン17の中心にボンディングワイヤを接続することにより、2次巻線のパターン17からの引き出しを行うことができる。
なお、例えば、1次巻線のパターン14および2次巻線のパターン17の巻線幅は5〜10μm、厚みは4〜5μm、巻線の最外径は500μmとすることができる。
これにより、半導体プロセス技術によって1次巻線のパターン14と2次巻線のパターン17とを形成することができる。このため、1次巻線のパターン14と2次巻線のパターン17の巻径を小さくすることが可能となるとともに、1次巻線のパターン14と2次巻線のパターン17との間隔を小さくすることができ、1次巻線のパターン14と2次巻線のパターン17との結合係数を高めつつ、1次巻線のパターン14と2次巻線のパターン17に磁束が鎖交する面積を小さくすることができ、外部磁束に起因するノイズとしての影響を軽減することが可能となる。
図3および図4は、図2の絶縁トランスの製造方法を示す断面図である。
図3(a)において、As、P、Bなどの不純物を半導体基板51内に選択的に注入することにより、1次巻線のパターン55aの中心からの引き出しを行うための引き出し拡散層52を半導体基板51に形成する。なお、半導体基板51の材質としては、例えば、Si、Ge、SiGe、SiC、SiSn、PbS、GaAs、InP、GaP、GaNまたはZnSeなどの中から選択することができる。
次に、図3(b)に示すように、引き出し拡散層52が形成された半導体基板51上にプラズマCVDなどの方法にて絶縁層53を形成する。なお、絶縁層53の材質としては、例えば、シリコン酸化膜またはシリコン窒化膜などを用いることができる。
次に、図3(c)に示すように、フォトリソグラフィー技術を用いることにより、1次巻線のパターン55aの中心からの引き出し部分に対応して開口部54aが設けられたレジストパターン54を絶縁層53上に形成する。
次に、図3(d)に示すように、開口部54aが形成されたレジストパターン54をマスクとして絶縁層53をエッチングすることにより、1次巻線のパターン55aの中心からの引き出し部分に対応した開口部53aを絶縁層53に形成する。
次に、図3(e)に示すように、レジストパターン54を薬品により絶縁層53から剥離する。
次に、図3(f)に示すように、スパッタや蒸着などの方法により、導電膜55を絶縁層53上に形成する。なお、導電膜55の材質としては、AlやCuなどの金属を用いることができる。
次に、図3(g)に示すように、フォトリソグラフィー技術を用いることにより、1次巻線のパターン55aに対応したレジストパターン56を形成する。
次に、図3(h)に示すように、レジストパターン56をマスクとして導電膜55をエッチングすることにより、1次巻線のパターン55aを絶縁層53上に形成する。
次に、図3(i)に示すように、レジストパターン56を薬品により1次巻線のパターン55aから剥離する。
次に、図3(j)に示すように、1次巻線のパターン55aが形成された絶縁層53上にプラズマCVDなどの方法にて平坦化膜57を形成する。なお、平坦化膜57の材質としては、例えば、シリコン酸化膜またはシリコン窒化膜などを用いることができる。
次に、図3(k)に示すように、斜めエッチングあるいはCMP(Chemical Mechanical Polishing)などの方法により、平坦化膜57を平坦化し、平坦化層57の表面の凹凸を除去する。
次に、図3(l)に示すように、フォトリソグラフィー技術を用いることにより、1次巻線のパターン55aの外端の配線取出し部分に対応して開口部58aが設けられたレジストパターン58を平坦化膜57上に形成する。
次に、図4(a)に示すように、開口部58aが設けられたレジストパターン58をマスクとして平坦化膜57をエッチングすることにより、1次巻線のパターン55aの外端の配線取出し部分に対応した開口部57aを平坦化膜57に形成する。
次に、図4(b)に示すように、レジストパターン58を薬品により平坦化膜57から剥離する。
次に、図4(c)に示すように、1次巻線のパターン55aと1次巻線のパターン55aとの分離層59を平坦化膜57上に形成する。なお、分離層59の形成方法としては、ポリイミド層を平坦化膜57上に塗布する方法などを用いることができる。
次に、図4(d)に示すように、スパッタや蒸着などの方法により、導電膜60を分離層59上に形成する。なお、導電膜60の材質としては、AlやCuなどの金属を用いることができる。
次に、図4(e)に示すように、フォトリソグラフィー技術を用いることにより、2次巻線のパターン60aに対応したレジストパターン61を形成する。
次に、図4(f)に示すように、レジストパターン61をマスクとして導電膜60をエッチングすることにより、2次巻線のパターン60aを分離層59上に形成する。
次に、図4(g)に示すように、レジストパターン61を薬品により2次巻線のパターン60aから剥離する。
次に、図4(h)に示すように、2次巻線のパターン60aが形成された分離層59上にプラズマCVDなどの方法にて保護膜62を形成する。なお、保護膜62の材質としては、例えば、シリコン酸化膜またはシリコン窒化膜などを用いることができる。そして、フォトリソグラフィー技術およびエッチング技術を用いて保護膜62をパターニングすることにより、2次巻線のパターン60aの端部および中央部を露出させる。
これにより、微細加工技術によって1次巻線のパターン55a上に2次巻線のパターン60aを積層することができ、1次巻線のパターン55aおよび2次巻線のパターン60aの巻径を小さくすることが可能となるとともに、1次巻線のパターン55aと2次巻線のパターン60aとの間隔を小さくすることができる。
以下、図1の駆動回路KD1、KU1の構成についてより詳細に説明する。
図5は、図1の駆動回路KD1、KU1が適用される信号伝送回路の概略構成の一例を示すブロック図である。
図5において、抵抗R3の一端はコンデンサC3を介して接地されるとともに、バッファIC1の一方の入力端子に接続されている。そして、排他的論理和回路IC2の一方の入力端子には制御信号S1が抵抗R3およびバッファIC1を順次介して入力されるとともに、排他的論理和回路IC2の他方の入力端子には制御信号S1が直接入力される。なお、抵抗R3およびコンデンサC3は、制御信号S1を遅延させる遅延素子を構成することができる。
また、否定論理積回路IC6の一方の入力端子には、排他的論理和回路IC2からの出力が入力されるとともに、否定論理積回路IC6の他方の入力端子には、制御信号S1が直接入力される。さらに、論理積回路IC7の一方の入力端子には、排他的論理和回路IC2からの出力が入力されるとともに、論理積回路IC7の他方の入力端子には、制御信号S1がインバータIC3を介して入力される。
また、Nチャンネル電界効果型トランジスタTR1のドレインは抵抗R1を介して絶縁トランスTLの1次巻線の一端に接続されるとともに、Pチャンネル電界効果型トランジスタTR2のドレインは抵抗R2を介して絶縁トランスTLの1次巻線の一端に接続されている。このような構成とすることで、Nチャンネル電界トランジスタTR1、Pチャンネル電界効果型トランジスタTR2をオンさせた時の絶縁トランスTLの1次巻線に流れる電流の向きを、制御信号S1の立ち上がりと立ち下がりで相違させることができる。そして、否定論理積回路IC6の出力はNチャンネル電界効果型トランジスタTR2のゲートに接続されるとともに、論理積回路IC7の出力はNチャンネル電界効果型トランジスタTR1のゲートに接続されている。また、絶縁トランスTLの1次巻線の他端は電源電圧Vcc1/2に固定されている。また、絶縁トランスTLの2次巻線の両端は抵抗R5を介して互いに接続されている。また、抵抗R6の一端は電源電圧Vcc2に接続され、抵抗R8の一端は電源電圧−Vcc2に接続されるとともに、抵抗R6、R7の接続点の電位がVth2、抵抗R7、R8の接続点の電位がVth1となるように抵抗R6〜R8が直列接続されている。
そして、コンパレータOP1の非反転入力端子はVth1の電位に固定されるとともに、コンパレータOP1の反転入力端子は絶縁トランスTLの2次巻線の一端に接続され、コンパレータOP1の出力はフリップフロップIC8のクロック端子に接続されている。また、コンパレータOP2の非反転入力端子はVth2の電位に固定されるとともに、コンパレータOP2の反転入力端子は絶縁トランスTLの2次巻線の一端に接続され、コンパレータOP2の出力はフリップフロップIC8のクリア端子CLRに接続されている。また、フリップフロップIC8のJ端子は電源電圧Vcc2に接続されるとともに、フリップフロップIC8のK端子は接地されている。
さらに、図5の信号伝送回路には、制御信号S1が入力されてから所定期間内において励磁電流が絶縁トランスTLの1次巻線に流れるのを阻止するための信号を発生する励磁阻止信号発生回路71が設けられている。
すなわち、抵抗R4の一端は、コンデンサC4を介して接地され、バッファIC4およびインバータIC5を順次介してフリップフロップIC11のクロック端子に接続されるとともに、バッファIC4を介してフリップフロップIC21のクロック端子に接続されている。また、フリップフロップIC11、IC21のJ端子は電源電圧Vcc1に接続されるとともに、フリップフロップIC11、IC21のK端子は接地されている。
そして、フリップフロップIC11のクロック端子には制御信号S1が抵抗R4、バッファIC4およびインバータIC5を順次介して入力されるとともに、フリップフロップIC21のクロック端子には制御信号S1が抵抗R4およびバッファIC4を順次介して入力される。なお、抵抗R4およびコンデンサC4は、制御信号S1を遅延させる遅延素子を構成することができる。ここで、抵抗R4およびコンデンサC4からなる遅延素子の遅延時間は、抵抗R3およびコンデンサC3からなる遅延素子の遅延時間よりも十分大きくなるように設定する必要がある。
そして、フリップフロップIC11の出力端子Qは、抵抗R11およびバッファIC12を順次介して排他的論理和回路IC13の一方の入力端子に接続されるとともに、フリップフロップIC11の出力端子Qは、排他的論理和回路IC13の他方の入力端子に直接接続されている。ここで、抵抗R11とバッファIC12との接続点は、コンデンサC11を介して接地されるとともに、Nチャンネル電界効果型トランジスタTR11のドレインに接続されている。
そして、排他的論理和回路IC13の出力端子は、否定論理積回路IC14の一方の入力端子に接続されるとともに、フリップフロップIC11の出力端子Qは、否定論理積回路IC14の他方の入力端子に接続されている。そして、否定論理積回路IC14の出力端子は、否定論理積回路IC6のさらに他の入力端子に接続されるとともに、コンデンサC12およびインバータIC15を順次介してフリップフロップIC11のクリア端子CLRに接続され、コンデンサC12およびインバータIC15、IC16を順次介してNチャンネル電界効果型トランジスタTR11のゲートに接続されている。また、コンデンサC12とインバータIC15との接続点は、抵抗R12を介して接地されている。
なお、フリップフロップIC11は、制御信号S1の立ち上がりエッジまたは立ち下がりエッジに基づいて状態反転を行うことができる。また、抵抗R11およびコンデンサC11は、フリップフロップIC11からの出力を積分するCR積分回路を構成することができる。ここで、抵抗R11およびコンデンサC11からなるCR積分回路の時定数は、制御信号S1が所定期間内に繰り返し入力された場合においても、絶縁トランスTLの1次巻線が溶断しないように設定することが好ましい。例えば、抵抗R11およびコンデンサC11からなるCR積分回路の時定数は、絶縁トランスTLの1次巻線が繰り返し励磁されても溶断しない周期の2倍以上に設定することができる。
また、排他的論理和回路IC13および否定論理積回路IC14は、CR積分回路の積分値がしきい値に達した時に状態反転を行う論理回路を構成することができる。また、抵抗R12およびコンデンサC12は、否定論理積回路IC14の状態反転を検出する微分回路を構成することができる。また、Nチャンネル電界効果型トランジスタTR11は、抵抗R12およびコンデンサC12からなる微分回路からの出力信号に基づいて、抵抗R11およびコンデンサC11からなるCR積分回路のコンデンサC11の蓄積電荷を放電させることができる。
また、フリップフロップIC21の出力端子Qは、抵抗R21およびバッファIC22を順次介して排他的論理和回路IC23の一方の入力端子に接続されるとともに、フリップフロップIC21の出力端子Qは、排他的論理和回路IC23の他方の入力端子に直接接続されている。ここで、抵抗R21とバッファIC22との接続点は、コンデンサC21を介して接地されるとともに、Nチャンネル電界効果型トランジスタTR21のドレインに接続されている。
そして、排他的論理和回路IC23の出力端子は、否定論理積回路IC24の一方の入力端子に接続されるとともに、フリップフロップIC21の出力端子Qは、否定論理積回路IC24の他方の入力端子に接続されている。そして、否定論理積回路IC24の出力端子は、否定論理積回路IC6のさらに他の入力端子に接続されるとともに、コンデンサC22およびインバータIC25を順次介してフリップフロップIC21のクリア端子CLRに接続され、コンデンサC22およびインバータIC25、IC26を順次介してNチャンネル電界効果型トランジスタTR21のゲートに接続されている。また、コンデンサC22とインバータIC25との接続点は、抵抗R22を介して接地されている。
なお、フリップフロップIC21は、制御信号S1の立ち上がりエッジまたは立ち下がりエッジに基づいて状態反転を行うことができる。また、抵抗R21およびコンデンサC21は、フリップフロップIC21からの出力を積分するCR積分回路を構成することができる。ここで、抵抗R21およびコンデンサC21からなるCR積分回路の時定数は、制御信号S1が所定期間内に繰り返し入力された場合においても、絶縁トランスTLの1次巻線が溶断しないように設定することが好ましい。例えば、抵抗R21およびコンデンサC21からなるCR積分回路の時定数は、絶縁トランスTLの1次巻線が繰り返し励磁されても溶断しない周期の2倍以上に設定することができる。
また、排他的論理和回路IC23および否定論理積回路IC24は、CR積分回路の積分値がしきい値に達した時に状態反転を行う論理回路を構成することができる。また、抵抗R22およびコンデンサC22は、否定論理積回路IC24の状態反転を検出する微分回路を構成することができる。また、Nチャンネル電界効果型トランジスタTR21は、抵抗R22およびコンデンサC22からなる微分回路からの出力信号に基づいて、抵抗R21およびコンデンサC21からなるCR積分回路のコンデンサC21の蓄積電荷を放電させることができる。
そして、フリップフロップIC11、Nチャンネル電界効果型トランジスタTR11、排他的論理和回路IC13、否定論理積回路IC14、抵抗R11、R12、コンデンサC11、C12、バッファIC12、排他的論理和回路IC13、インバータIC15、IC16にて、制御信号S1の“0”から“1”へのエッジに同期したエッジ信号S2が否定論理積回路IC6を介してPチャンネル電界効果型トランジスタTR2に伝送されるのを阻止するための信号を生成することができる。
また、フリップフロップIC21、Nチャンネル電界効果型トランジスタTR21、排他的論理和回路IC23、否定論理積回路IC24、抵抗R21、R22、コンデンサC21、C22、バッファIC22、排他的論理和回路IC23、インバータIC25、IC26にて、制御信号S1の“1”から“0”へのエッジに同期したエッジ信号S2´が否定論理積回路IC7を介してNチャンネル電界効果型トランジスタTR1に伝送されるのを阻止するための信号を生成することができる。
図6は、図5の信号伝送用絶縁トランスを用いた信号伝送回路の各部の波形を示すタイミングチャートである。
なお、図6の例では、フリップフロップIC11、Nチャンネル電界効果型トランジスタTR11、排他的論理和回路IC13、否定論理積回路IC14、抵抗R11、R12、コンデンサC11、C12、バッファIC12、排他的論理和回路IC13、インバータIC15、IC16にて、制御信号S1の“0”から“1”へのエッジに同期したエッジ信号S2が否定論理積回路IC6を介してNチャンネル電界効果型トランジスタTR2に伝送されるのを阻止するための信号を生成する方法を例にとって示した。
図6の時刻t1において、図1のスイッチング素子SWD、SWUの導通および非導通をそれぞれ指示する制御信号S1が出力されると(図6(a))、この制御信号S1が抵抗R3およびコンデンサC3からなる遅延回路にて遅延される。そして、制御信号S1と、この制御信号S1を遅延させた信号とが排他的論理和回路IC2に入力され(図6(b))、排他的論理和回路IC2にて排他論理和がとられることにより、制御信号S1の“0”から“1”へのエッジに同期したエッジ信号S2および“1”から“0”へのエッジに同期したエッジ信号S2´が抽出される(図6(c))。
また、時刻t1においては、否定論理積回路IC14、IC24の出力レベルはハイレベルに維持され、否定論理積回路IC6、IC7は、否定論理積回路IC14、IC24によって出力が阻止されることがないように動作することができる。
そして、否定論理積回路IC14、IC24の出力レベルがハイレベルに維持された状態において、排他的論理和回路IC2にて生成されたエッジ信号S2、S2´が否定論理積回路IC6、IC7に入力されると、否定論理積回路IC6にて制御信号S1との論理積がとられることにより、立ち上がりエッジパルスS3が生成されるとともに(図6(m))、論理積回路IC7にて制御信号S1の反転信号との論理積がとられることにより、論理積回路IC7にて立ち下がりエッジパルスS4が生成される。
そして、否定論理積回路IC6にて生成された立ち上がりエッジパルスS3はPチャンネル電界効果型トランジスタTR2のゲートに入力されるとともに、論理積回路IC7にて生成された立ち下がりエッジパルスS4はNチャンネル電界効果型トランジスタTR1のゲートに入力され、制御信号S1の立ち上がりと立ち下がりとでは、絶縁トランス210の1次巻線に流れるパルス電流の向きが異なるような動作を行うことができる。
そして、制御信号S1の立ち上がりおよび立ち下がりに応じて絶縁トランスTLの1次巻線側に流れる電流の向きが変わることにより(図6(n))、1次巻線側で発生する磁束の向きも変わるので、受信の役割を果たす2次巻線側に発生する起電力の極性も変わり、制御信号S1の立ち上がりおよび立ち下がりの識別を受信側で行うことができる。すなわち、2次巻線側に発生した起電力は、Vth1の閾値に設定されたコンパレータOP1と、Vth2の閾値に設定されたコンパレータOP2に導かれる。
そして、制御信号S1の立ち上がりエッジでは、2次巻線の端子電圧の符号の変化に伴って、コンパレータOP1からパルスS5が送出され、制御信号S1の立ち下がりエッジでは、2次巻線の端子電圧の極性の変化に伴って、コンパレータOP2からパルスS6が出力される。そして、これらのパルスS5、S6がフリップフロップIC8に入力されると、コンパレータOP1からのパルスS5にてフリップフロップIC8の出力Qがハイレベルに遷移するとともに、コンパレータOP2からのパルスS6にてフリップフロップIC8の出力Qがロウレベルに遷移し、送信側の制御信号S1が復元された制御信号S7を受信側で生成することができる。
また、時刻t1において、図1のスイッチング素子SWD、SWUの導通および非導通をそれぞれ指示する制御信号S1が出力されると(図6(a))、この制御信号S1が抵抗R4およびコンデンサC4からなる遅延回路にて遅延される(図6(d))。
そして、時刻t2において、この制御信号S1を遅延させた信号がインバータIC5を介してフリップフロップIC11のクロック端子に入力され(図6(e))、フリップフロップIC11の出力の状態反転が行われる(図6(f))。そして、フリップフロップIC11の出力の状態反転が行われると、フリップフロップIC11の出力レベルが抵抗R11およびコンデンサC11からなるCR積分回路にて積分され、バッファIC12の出力レベルが徐々に増大する(図6(g))。
また、フリップフロップIC11の出力の状態反転が行われると、排他的論理和回路IC13の出力が状態反転し(図6(h))、その排他的論理和回路IC13の出力の状態反転に応じて否定論理積回路IC14の出力が状態反転する(図6(i))。そして、否定論理積回路IC14の出力が状態反転すると、否定論理積回路IC6は、否定論理積回路IC14によって出力が阻止されるように動作することができる。
また、その否定論理積回路IC14からの出力が抵抗R12およびコンデンサC12からなる微分回路にて微分され(図6(j))、その微分回路からの出力がインバータ15に入力されることで、インバータIC15、IC16の出力レベルがそのまま維持される(図6(k)、図6(l))。
そして、時刻t3において、制御信号S1の出力レベルがハイレベルからロウレベルに立ち下がると、この制御信号S1が抵抗R4およびコンデンサC4からなる遅延回路にて遅延される(図6(d))。そして、この制御信号S1を遅延させた信号がインバータIC5を介してフリップフロップIC11のクロック端子に入力されるが(図6(e))、フリップフロップIC11の出力レベルはそのまま維持される(図6(f))。このため、バッファIC12の出力レベルが徐々に増大しながら(図6(g))、排他的論理和回路IC13、否定論理積回路IC14およびインバータIC15、IC16の出力レベルはそのまま維持される(図6(h)、図6(k)、図6(l)、図6(i))。
そして、時刻t4〜t7において、制御信号S1としてノイズN1が入力されると(図6(a))、このノイズN1が抵抗R3およびコンデンサC3からなる遅延回路にて遅延される。そして、ノイズN1と、このノイズN1を遅延させた信号とが排他的論理和回路IC2に入力され(図6(b))、排他的論理和回路IC2にて排他論理和がとられることにより、ノイズN1の“0”から“1”へのエッジに同期したエッジ信号N2および“1”から“0”へのエッジに同期したエッジ信号N2´が抽出される(図6(c))。
また、時刻t4〜t7において、ノイズN1は抵抗R4およびコンデンサC4からなる遅延回路に入力され、この遅延回路にて遅延される(図6(d))。そして、このノイズN1を遅延させた信号がインバータIC5を介してフリップフロップIC11のクロック端子に入力されるが(図6(e))、フリップフロップIC11の出力レベルはそのまま維持される(図6(f))。このため、バッファIC12の出力レベルが徐々に増大しながら(図6(g))、排他的論理和回路IC13、否定論理積回路IC14およびインバータIC15、IC16の出力レベルはそのまま維持される(図6(h)、図6(k)、図6(l)、図6(i))。
ここで、時刻t4〜t7において、否定論理積回路IC14の出力レベルがそのまま維持されると、否定論理積回路IC6は、否定論理積回路IC14によって出力が阻止されるように動作する。
このため、ノイズN1の“0”から“1”へのエッジに同期したエッジ信号N2は、否定論理積回路IC6にてPチャンネル電界効果型トランジスタTR2への伝送が阻止され(図6(m))、ノイズN1に起因して絶縁トランスTLの1次巻線側に励磁電流が流れるのを阻止することができる(図6(n))。
そして、時刻t8において、抵抗R11およびコンデンサC11からなるCR積分回路の積分値がしきい値に達すると(図6(g))、排他的論理和回路IC13の出力が状態反転し(図6(h))、その排他的論理和回路IC13の出力の状態反転に応じて否定論理積回路IC14の出力が状態反転する(図6(i))。そして、否定論理積回路IC14の出力が状態反転すると、否定論理積回路IC6は、否定論理積回路IC14によって出力が阻止されることがないように動作することができる。
また、その否定論理積回路IC14からの出力が抵抗R12およびコンデンサC12からなる微分回路にて微分され(図6(j))、その微分回路からの出力がインバータ15に入力されることで、インバータ15の出力が一時的に反転する(図6(k))。そして、インバータ15の出力が一時的に反転すると、フリップフロップIC11の出力がクリアされ、フリップフロップIC11の出力が状態反転する(図6(f))。
また、インバータ15からの出力はインバータ16を介してNチャンネル電界効果型トランジスタTR11のゲートに入力され(図6(l))、Nチャンネル電界効果型トランジスタTR11がオンすることで、コンデンサC11に蓄積されていた電荷が放電され、バッファ12の入力レベルはロウレベルになる(図6(g))。
そして、時刻t9において、フリップフロップIC11の出力レベルがロウレベルで、かつコンデンサC11に蓄積されていた電荷が放電された状態で、制御信号S1が出力されると(図6(a))、制御信号S1の“0”から“1”へのエッジに同期したエッジ信号S2は、否定論理積回路IC6を介してNチャンネル電界効果型トランジスタTR2へ伝送され(図6(m))、絶縁トランスTLの1次巻線側に励磁電流を流すことができる(図6(n))。
なお、上述した実施形態では、制御信号S1の立ち上がりおよび立ち下がりに応じて同一の絶縁トランスTLを励磁させる方法について説明したが、制御信号S1の立ち上がりおよび立ち下がりにそれぞれ応じて励磁する絶縁トランスを別個に設けるようにしてもよい。この場合、抵抗R11、R21およびコンデンサC11、C21からそれぞれ構成されるCR積分回路の時定数は、絶縁トランスTLの1次巻線が繰り返し励磁されても溶断しない周期以上に設定することができる。
図7は、図1の駆動回路KD1、KU1が適用される信号伝送回路の概略構成のその他の例を示すブロック図である。
図7において、この信号伝送回路には、図5の励磁阻止信号発生回路71の代わりにタイマTMが設けられている。
そして、図1のスイッチング素子SWD、SWUの導通および非導通をそれぞれ指示する制御信号S1がタイマTMに入力されると、タイマTMは一定の時間の経過後にセットアップされ計時動作を開始するとともに、絶縁トランスTLの1次巻線に励磁電流が流れるのを阻止するための阻止信号を否定論理積回路IC6、IC7に出力する。そして、タイマTMが計時動作を開始してから、所定時間だけ経過すると、タイマTMがタイムアップし、否定論理積回路IC6、IC7に出力していた阻止信号を停止する。
ここで、否定論理積回路IC6、IC7にタイマTMから阻止信号が出力されると、制御信号S1の“0”から“1”へのエッジに同期したエッジ信号S2および“1”から“0”へのエッジに同期したエッジ信号S2´が否定論理積回路IC6、IC7をそれぞれ介してPチャンネル電界効果型トランジスタTR2、Nチャンネル電界効果型トランジスタTR1に伝送されるのを阻止することができる。
このため、昇降圧コンバータやインバータのスイッチング時に発生するノイズやその他の要因によって誘導されるノイズが入力された場合においても、絶縁トランスTLの巻線に励磁電流が短時間に何度も流れるのを防止することができ、微細加工技術によって絶縁トランスTLが形成された場合においても、絶縁トランスTLの巻線が短時間で溶断するのを防止しつつ、低圧側と高圧側とを電気的に絶縁しながら信号の授受を行うことが可能となる。
なお、タイマTMが計時動作を開始してからタイムアップするまでの時間は、制御信号S1が所定期間内に繰り返し入力された場合においても、絶縁トランスTLの1次巻線が溶断しないように設定することが好ましい。
本発明の一実施形態に係る絶縁トランスの駆動装置が適用される昇降圧コンバータ用インテリジェントパワーモジュールの概略構成を示すブロック図である。 図2(a)は、図1の絶縁トランスの概略構成を示す断面図、図2(b)は、図2(a)の絶縁トランスの概略構成を示す平面図である。 図2の絶縁トランスの製造方法を示す断面図である。 図2の絶縁トランスの製造方法を示す断面図である。 図1の駆動回路KD1、KU1が適用される信号伝送回路の概略構成の一例を示すブロック図である。 図5の信号伝送用絶縁トランスを用いた信号伝送回路の各部の波形を示すタイミングチャートである。 図1の駆動回路KD1、KU1が適用される信号伝送回路の概略構成のその他の例を示すブロック図である。 従来の昇降圧コンバータを用いた車両駆動システムの概略構成を示すブロック図である。 図11の昇降圧コンバータの概略構成を示すブロック図である。 昇圧動作時に図12のリアクトルに流れる電流の波形を示す図である。 先願の信号伝送用絶縁トランスを用いた信号伝送回路の概略構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 制御回路
2 上アーム
3 下アーム
4 CPU
5、6 IGBT
7、8 保護機能付きゲートドライバIC
TU1〜TU3、TD1〜TD3、TL 絶縁トランス
DU1、DU2、DD1、DD2 ダイオード
RU1、RU2、RD1、RD2、R1〜R8、R11、R12、R21、R22 抵抗
CU、CD アナログPWM変換器
KU1、KU2 駆動回路
11 基板
12 引き出し配線層
13 引き出し部
14、55a 1次巻線のパターン
15、57 平坦化膜
53 絶縁層
17、60a 2次巻線のパターン
18、62 保護膜
51 半導体基板
52 引き出し拡散層
54、56、58、61 レジストパターン
54a、57a、58a 開口部
55、60 導電膜
59 分離層
71 励磁阻止信号発生回路
C3、C4、C11、C12、C21、C22 コンデンサ
IC1、IC4 バッファ
IC3、IC5、IC15、IC16 インバータ
IC2 排他的論理和回路
IC13、IC23 排他的論理和回路
IC7 論理積回路
IC14、IC24 否定論理積回路
TR1、TR2、TR11、TR21 電界効果型トランジスタ
OP1、OP2 コンパレータ
IC8、IC11、IC21 フリップフロップ
TM タイマ

Claims (6)

  1. 制御信号に基づいて絶縁トランスの1次巻線に励磁電流を流す励磁手段と、
    前記制御信号が入力されてから所定期間内において前記励磁電流が前記絶縁トランスの1次巻線に流れるのを阻止する励磁制限手段とを備えることを特徴とする絶縁トランスの駆動装置。
  2. 前記制御信号に基づいて前記絶縁トランスの1次巻線に励磁電流を流すトランジスタと、
    前記制御信号を遅延させる遅延素子と、
    前記遅延素子にて遅延された立ち上がりエッジまたは立ち下がりエッジに基づいて状態反転を行うフリップフロップと、
    前記フリップフロップからの出力を積分する積分回路と、
    前記積分回路の積分値がしきい値に達した時に状態反転を行う論理回路と、
    前記論理回路が状態反転するまでの間は前記制御信号にて前記トランジスタがオンするのを阻止するゲート回路とを備えることを特徴とする請求項1記載の絶縁トランスの駆動装置。
  3. 前記論理回路の状態反転を検出する微分回路と、
    前記微分回路からの出力信号に基づいて、前記積分回路の積分値を放電させる放電手段とをさらに備えることを特徴とする請求項2記載の絶縁トランスの駆動装置。
  4. 前記制御信号に基づいて前記絶縁トランスの1次巻線に励磁電流を流すトランジスタと、
    前記制御信号が入力されてから所定期間内における計時動作を行うタイマと、
    前記タイマがタイムアップするまでの間は前記制御信号にて前記トランジスタがオンするのを阻止するゲート回路とを備えることを特徴とする請求項1記載の絶縁トランスの駆動装置。
  5. 上アーム用および下アーム用としてそれぞれ作動するように互いに直列に接続され、負荷へ流入する電流を通電および遮断する1対のスイッチング素子と、
    前記スイッチング素子の導通および非導通を指示する制御信号を生成する制御回路と、
    前記制御信号に基づいて前記スイッチング素子の制御端子を駆動する駆動回路と、
    前記制御回路と前記駆動回路とが絶縁されるように前記スイッチング素子ごとに設けられた絶縁トランスと、
    前記制御信号に基づいて前記絶縁トランスの1次巻線に励磁電流を流す励磁手段と、
    前記制御信号が入力されてから所定期間内において前記励磁電流が前記絶縁トランスの1次巻線に流れるのを阻止する励磁制限手段とを備えることを特徴とする電力変換装置。
  6. 前記制御信号を間欠パルスに変換し、前記間欠パルスに基づいて前記絶縁トランスの1次巻線に流れる励磁電流を制御する変換手段と、
    前記絶縁トランスを介して伝送された間欠パルスに基づいて前記絶縁トランスの2次巻線側で前記制御信号を復元する復元手段とを備えることを特徴とする請求項5記載の電力変換装置。
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