JP2008276054A - 結像光学系を有する光学装置 - Google Patents

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彰宏 西尾
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Abstract

【課題】振れセンサやアクチュエータ等を用いなくても防振のためのレンズ変位を生じさせることができるようにする。
【解決手段】装置10は、正の屈折力を有する第1のレンズISを含む結像光学系11と、第1のレンズを、その像面側に位置する回転中心XAを中心として回動可能に保持する保持機構15とを有する。第1のレンズは、その物体側に像面側の面よりも強い屈折力を有する凸面aを有し、該第1のレンズの材料は、d線における屈折率をPNdとしたとき、1.8<PNd<2.2なる条件を満足する。
【選択図】図1

Description

本発明は、レンズを回動させて手振れ等による像振れを抑制する結像光学系を有する、デジタルスチルカメラやビデオカメラ等の光学装置に関する。
手振れ等による像振れを光学素子を駆動して抑制するいわゆる光学防振装置には、振れを検出する振れセンサと、検出した振れ量に応じた光学素子の駆動量を算出する演算回路と、該駆動量に応じて光学素子を駆動するアクチュエータ等が必要である。
駆動される光学素子の従来例としては、いわゆる可変頂角プリズムがある。可変頂角プリズムは、2枚の透明板の間に透明液体を封入し、一方又は両方の透明板を光軸に対して傾けることで物体像を変位させるものである。
また、特許文献1には、互いに同一の屈折力及び曲率半径を有する平凹形状の負レンズと凸平形状の正レンズとを微小な空気層を挟んで対向させ、両レンズを曲率面に沿って相対回動させる光学系が開示されている。この光学系によれば、可変頂角プリズムと同様な光学作用を得ることができる。
特開平02−238429号公報
しかしながら、上記のように振れセンサ、演算回路及びアクチュエータを必要とする防振装置では、構成が複雑になり、これを搭載する撮像装置や携帯電子機器等の各種装置の大型化を招く。
本発明は、振れセンサやアクチュエータ等を用いなくても防振のためのレンズ動作を生じさせることができる装置を提供する。
本発明の一側面としての装置は、正の屈折力を有する第1のレンズを含む結像光学系と、第1のレンズを、その像面側に位置する回転中心を中心として回動可能に保持する保持機構とを有する。該保持機構は、上記回転中心を中心とした第1のレンズの回動を中立させる。第1のレンズは、その物体側に像面側の面よりも強い正の屈折力を有する凸面を有する。そして、該第1のレンズの材料は、d線における屈折率をPNdとしたとき、
1.8<PNd<2.2
なる条件を満足することを特徴とする。
また、本発明の他の側面としての結像光学系は、正の屈折力を有する第1のレンズを含む結像光学系であって、第1のレンズは、その像面側に位置する回転中心を中心として回動可能であり、該第1のレンズは、その物体側に像面側の面よりも強い正の屈折力を有する凸面を有する。そして、該第1のレンズの材料は、d線における屈折率をPNdとしたとき、
1.8<PNd<2.2
なる条件を満足することを特徴とする。
本発明によれば、本発明によれば、振れセンサやアクチュエータ等の電気系回路を用いなくても簡易な構成により第1のレンズを回動させて防振を行うことができ、かつ良好な光学性能を有する装置を実現することができる。
以下、本発明の好ましい実施例について図面を参照しながら説明する。
図1及び図2には、本発明の実施例1である装置としてのデジタルスチルカメラやビデオカメラ等の撮像装置(光学装置)の構成を示す。図1は、防振動作前の状態を示し、図2は、撮像装置がθ°傾いたときの防振動作状態を示している。
これらの図において、10は撮像装置(光学装置)本体であり、その内部には、結像光学系11と、該結像光学系11によって形成された物体像を光電変換する撮像素子12とを有する。撮像素子12は、CCDセンサやCMOSセンサ等により構成されている。
また、結像光学系11は、物体側(図の左側)から順に、フロントレンズ(第2のレンズ)FLと、そのフロントレンズFLに隣接する補正レンズ(第1のレンズ)ISと、リアレンズRLとにより構成されている。
フロントレンズFLは、結像光学系11のうち最も物体側に配置された(つまり、補正レンズISよりも物体側に隣接して配置された)レンズである。フロントレンズFLは、撮像装置本体(外装部材)10の前面に近接(隣接)して配置されているか、若しくは該前面(撮像装置本体10)に一体成形されている。
フロントレンズFLは、像面側に凹面cを向けた負の光学パワー(焦点距離の逆数であり、屈折力と言い換えてもよい)を有するレンズである。フロントレンズFLは、補正レンズISと隣り合い(隣接し)、補正レンズISの物体側の凸面aとの間に微小な空気間隔をあけて配置されている。
補正レンズISは、正の光学パワーを有し、その物体側には、像面側の面よりも強い光学パワーを有する凸面aを有する。また、補正レンズISにおける像面側の面bは、平面又は物体側の凸面aよりも小さい曲率を有する面である。補正レンズISは、後述する保持機構によって、ピッチ方向及びヨー方向に回動可能に保持されている。
リアレンズRLは、不図示の固定部材によって撮像装置本体10の内部にて固定されている。
15は保持機構であり、撮像装置本体10の背面から前方(物体側)に延びる第1の保持部材13と、該第1の保持部材13によって、図中にXAで示すX軸(第1軸)の回りで(ヨー方向に)回動可能に保持された第2の保持部材14とを有する。第2の保持部材14には、図中のYAで示すY軸(第2軸)の回りで(ピッチ方向)に回動可能に第3の保持部材16が取り付けられている。このX軸(第1軸)及びY軸(第2軸)は、補正レンズISの回転運動(回動)の中心であり、それぞれが第1の回転中心軸、第2の回転中心軸である。ここで、このX軸とY軸は交差しており、この交点が補正レンズISの像側の面の曲率中心と一致(ほぼ一致)しており、また、その交点はピッチ方向及びヨー方向の回転運動の中心である。
ここで、X軸及びY軸は、補正レンズIS
の物体側凸面aの曲率中心位置を通る。また、X軸及びY軸は、フロントレンズFLにおける像面側の面cの曲率中心位置も通る。すなわち、フロントレンズFLの像面側の面cの曲率中心位置は、補正レンズISにおける物体側凸面aの曲率中心位置と一致する。
なお、これらの位置関係は、製造誤差等の許容範囲でのずれを有する場合も含む。例えば、一致するとは、完全に一致する場合だけではなく、一致しているとみなせる範囲でずれを有する場合も含む。また、X軸(第1軸)及びY軸(第2軸)が
面の曲率中心位置を通るとは、完全に曲率中心位置を通る場合だけでなく、曲率中心位置を通っているとみなせる程度のずれを有する場合も含む。具体的には、補正レンズISの物体側の面の曲率半径をRとすると、R/10(好ましくはR/20)以内であれば、補正レンズISの回転中心と補正レンズISの物体側の面の曲率中心位置とがずれていても構わない。
第3の保持部材16におけるY軸よりも前側の部分には補正レンズISが保持されており、Y軸よりも後側(像面側)の部分には、
補正レンズISの自重による回転運動を打ち消して中立した静止状態に保つために、バランスウエイト(カウンタウエイト)BWが取り付けられている。バランスウエイトBWは、Y軸及びX軸回りでの補正レンズISとの重量バランスをとるために設けられている。
つまり、第3の保持部材16によって連結された補正レンズISとバランスウエイトBWからなるピッチ方向可動部のピッチ方向断面での重心は、Y軸に一致する。また、同様に、第1の保持部材13によって保持された、第2の保持部材14と上記ピッチ可動部を含むヨー方向可動部のヨー方向断面での重心は、X軸に一致する。
このような構成とすれば簡易な構成で、補正レンズISの回転運動を中立させることができる。ここでの「中立」とは、撮像装置本体が静止している場合には補正レンズISも力のバランスがとれて静止するような状態のことである。撮像装置本体が回転運動をする(振動する)場合には、この補正レンズISと撮像装置本体とは相対的に回転運動(振動)する。
また、前記した補正レンズISを中立させる(補正レンズISを釣り合わせる)ための構成としては、バランスウエイトBWの使用に限ったのもでは無い。例えば、本実施例でのバランスウエイトBWを配置している場所に磁石や金属を用い、その外側に磁力発生部材を配置することにより吸着や反発作用によって補正レンズISを中立させてもよい。また、補正レンズの保持枠に磁石や金属を用いて、その外側に同様に磁力発生部材等を用いてもよい。また、磁力発生部材に限らず、弾性力を用いて補正レンズISを中立させてもよい。
本実施例においては、上述のように構成し、補正レンズISの回転運動によって、撮像装置の回転運動(振動)による像振れを補正する(像振れ量を低減する)と言う効果を得ている。言い換えると、撮像装置本体が回転運動(振動)することにより発生する像振れ(結像位置の変位)を、撮像装置本体の回転運動によって発生する補正レンズと撮像装置本体との相対的な回転運動によって補正している(結像位置の変位量を低減している)。
なお、保持機構15に、防振機能を使用しない状態で補正レンズISが回動しないように(図1に示す撮影基準位置に固定されるように)回動ロック機構を設けてもよい。
このような保持機構15によって回動可能に保持された補正レンズISが、撮像装置の振れに応じてピッチ方向及びヨー方向に回動することで、像面位置に配置された撮像素子12上にて像位置が変化する。像位置の変化方向は、撮像装置の振れによって本来像位置が変化する方向とは逆方向であるので、結果的に撮像素子12上での像変位、すなわち像振れが抑制される。
そして、補正レンズISとバランスウエイトとの重量バランスを最適化することで、図1に示すように、撮像装置が結像光学系の光軸(以下、主光軸という)を水平方向に向けた状態では、補正レンズISの光軸は主光軸に一致した中立状態になる。なお、ここでの主光軸は、フロントレンズFLからリアレンズRLまでの結像光学系全系に共通した光軸であって、補正レンズISの傾きによって変化しない光軸を意味する。
また、図2に示すように、撮像装置が上方に角度θだけ傾いた場合は、補正レンズISは、主光軸に対して下向きに傾く。これにより、撮像素子12上でのピッチ方向の像変位が抑制される。つまり、撮影装置の角度変位量をθとしたときに補正レンズISにより入射する光線の偏向角度を−θになるように撮像装置に対して相対的に補正レンズISが回動することで、良好な防振機能を得ることができる。
ここで、フロントレンズFLと補正レンズISの材料の屈折率が同じであり、前述した両レンズFL,ISの対向面a,c間の空気間隔が微小であれば、両レンズFL,ISを単一の光学部材と同様に考えることができる。
このとき厳密には、前述したように、補正レンズISの物体側凸面の曲率中心位置を回動中心軸(Y軸及びX軸)として補正レンズISが回動することで、上記空気間隔の変化が生じないことが理想的である。しかし、本実施例のように、補正レンズISが微小な角度でしか回動しない場合は、必ずしも補正レンズISの物体側凸面の曲率中心位置を回動中心軸(Y軸及びX軸)が通る必要はない。
また、補正レンズISの物体側凸面aの曲率半径をRとし、結像光学系11の主光軸方向において補正レンズISの物体側凸面aの面頂点位置から回動中心軸(Y軸及びX軸)までの距離をSDとすしたときに、以下の条件(1)を満足することが好ましい。
0.8<SD/R<1.2 …(1)
条件式(a)の上限値及び下限値を越えると、フロントレンズFLと補正レンズIS間の空気間隔を広くとらなければ、補正レンズISの回動時に他のレンズとの干渉が生じる可能性が出てくる。また、補正レンズISの物体側凸面aの偏心作用が生じてくるため、防振時の画像劣化を招くおそれが出てくる。ただし、この条件(1)は、必ずしも満足すべき条件ではない。
図3及び図4には、撮像装置にθの角度の振れが生じたときに、フロントレンズFLと補正レンズISが頂角可変プリズム作用を起こすことで像位置の補正を行っている状態を示す。
補正レンズISが装置の振れにより回動しない場合において、この撮像装置が角度θの振れによるフロントレンズFLに入射する光線の角度変化はθとなる。そのため像位置の補正を行うには補正レンズISから射出される光線の角度を補正レンズISの射出面の法線に対して−θとしなくてはならないこととなる。
ここで、図4を用いて、撮像装置の振れ角度がθである場合の光学的作用を、近軸的論点から述べる。なお、図4におけるNb,Ncは、面b,cの法線を示す。
まず、フロントレンズFLの入射面cに入射する光線の角度θは、該光線が空気中から入射するため、スネルの法則より、
1・SINθ=N・SINθ’
が成り立つ。NはフロントレンズFLの材料のd線に対する屈折率であり、補正レンズISの材料と同じ屈折率である。また、Nは後述するPNdと同じ意味である。
上記式は、角度θが十分小さければ、近似的に、
1・θ=N・θ’
と考えることができる。
これを変形すると、
θ’=θ/N …(2)
となる
撮像装置の振れ角度がθである場合、これによる像変位を補正するために必要な補正レンズISの射出面bからの光線の射出角は−θである。このため、補正レンズISから像変位を補正するように射出される光線の角度は、補正レンズISの回動による射出面bの角度変化を配慮すると、
N・SIN(θ’−θ)=1・SIN(−θ)
の条件を満たせばよいことになる。
ここでもθが十分小さい場合は、
N・(θ’−θ)=−θ …(3)
と考えることができる。
そしてこの式(3)に、式(2)を代入して変形すると、
N・{(θ/N)−θ}=−θ
となり、まとめると、
N=2
となる。
以上の結果、フロントレンズFL及び回動する補正レンズISに必要な屈折率Nは、2と導かれる。
しかし、フロントレンズFL及び補正レンズISにともに高屈折率材を用いることは、安価なプラスチック材料が使用できないことになり、製造コストが高くなってしまう。式(2)より、フロントレンズFLの光線の射出角度θ’は、θ’=θ/Nであるため、フロントレンズFLの屈折率が多少低くなっても、必要補正量が小さく、精密な像変位の補正が要求されない使用法においては、実用上問題はない。
また、フロントレンズFLを前述したように、撮影装置の外装部材(本体10)と一体成形することで、コストダウン効果があり、撮影装置の小型化にも有利である。
また、例えば動画の撮影時のように厳密に像位置の補正を要求しない場合も有り得る。
そのような場合においては、図5及び図6に概略的に示すように、結像光学系11の最も物体側に、物体側に凸面aを向け、像面側を平面形状又は凸面aよりも屈折力が弱くなるような曲面とした形状の補正レンズISを配置してもよい。そして、凸面aの曲率中心位置を中心として該補正レンズISを回動させるのがよい。
以下にその作用を述べる。ここでは、画面中心に向う光線束の主光線の振れによる像位置変動を考える。
図5中の被写体軸光線OAは、像面IPの中心に向う光線を示し、補正レンズISが回動していない(無偏心)状態であれば、結像光学系の主光軸上を通る。
仮に、撮影装置がθの角度変動を生じた場合において、像位置補正を行わなければ、図で示されるように、本来像面IPの中心に結像していた被写体軸光線OAが、主光軸に対して角度θだけ変化した入射角(画角)の光線OA′になる。
ここで、結像光学系全系の焦点距離をfとすると、像面IP上での像変位量ΔYは、結像光学系に大きなディストーション収差がなければ、近似的に、
ΔY=f・tanθ
と表すことができ、結果としてΔYの値が像面IPにおける像振れ量を示すことになる。
図6は、補正レンズISを振れ角度に対応して回動中心軸C回りで回動させた状態を示す。振れにより被写体軸光線OAの入射角が変化しても(OA′)、像面IPのほぼ中心に光線が入射することを示す。
本来は、理想的には、物体側凸面aに入射する像面IPの中心に向かう被写体軸光線は、物体側凸面aとの接平面に対して法線方向の光線であることが望ましい。
ただし、本実施例では、物体側凸面aを、その曲率中心位置を軸として補正レンズISを回動させるため、該凸面a自体の偏心は生じないと考えることができる。
よって、撮像装置の振れ時に被写体軸光線OAが物体側凸面aに入射する際の変動要素としては、振れ角度に対応した入射角の変化と物体側凸面aに対する微小な入射位置の変化である。このため、補正を行う振れ角度が小さければ、補正誤差は微量となり、実用上問題のない使用が可能である。
以上、本実施例における光学的作用や満足した方が好ましい条件について説明したが、以下の条件は、満足することが必要である。すなわち、補正レンズISの材料のd線における屈折率PNdは、

1.8<PNd<2.2 … (4)
なる
条件を満たす必要がある。
条件(4)の屈折率範囲を外れると、前述した撮影装置の角度変化量θに対応した補正レンズISの回動角(偏向角)が−θから大きく外れてしまうため、良好な像位置補正のために、振れセンサとアクチュエータが必要となってしまうからである。
以上説明したように、本実施例によれば、以下の条件を満足することで、振れセンサやアクチュエータを用いることなく、良好な防振機能及び光学性能を有する撮像装置を実現することができる。
1.正の補正レンズISが、物体側に像面側の面よりも強い屈折力を有する凸面を有すること。
2.バランスウエイトを有する保持機構によって、補正レンズISを、その像面側に位置する軸回りで回動可能に保持すること。
3.補正レンズISが条件(4)を満足すること。
なお、上記1と3を満たす結像光学系を用いれば、振れセンサやアクチュエータを用いてより精度の高い防振機能を実現することも可能である。


また、上記実施例で説明した結像光学系は、防振機能だけでなく、いわゆる画素ずらし法を用いた画像合成による高解像度を有する画像の生成するための像変位を行わせる場合にも応用することができる。また、補正レンズの回動による被写体軸光線の角度変化を利用して、動体追尾や撮像範囲の変更その他特殊効果に対しても有効活用できる。
以下、上記実施例で説明した結像光学系の数値例を示す。
各数値例において、fは結像光学系全系の焦点距離、FnoはFナンバー、ωは半画角を示す。また、Riは物体側からi番目のレンズ面の曲率半径を、Diは物体側からi番目のレンズ面とi+1番目のレンズ面間の距離を示す。また、Niとνiはそれぞれ、物体側からi番目のレンズのガラスの屈折率とアッベ数である。
また、表中において*を付した非球面レンズ面の形状は、以下の式で与えられる。K,A,B,C,D,Eは非球面係数であり、「e−M」は、「×10−M」を示す。
/R
X = ―――――――――――――――――――――――
1+(1−(1+K)・(H/R)1/2

+A・H+B・H+C・H+D・H+E・H10
但し、Xは、レンズ面頂点から光軸方向への変位量、Hは光軸からの距離(高さ)、Rは曲率半径である。
なお、各数値例では、補正レンズの回動中心軸の位置は、補正レンズの物体側凸面の曲率中心に一致させている。
(数値例1)
図7の上段には、補正レンズISが回動していない状態(基準状態)での数値例1の光学断面図を下段には、補正レンズISが回転中心軸C回りで角度1°回動した状態の数値例1の光学断面図を示す。FITは赤外カット及びローパス機能を有するフィルタ、IPは像面である。また、表1には、数値例1の具体的数値を示す。
さらに、図8A及び図8Bには、基準状態での収差図を、図9には、回動状態での収差図をそれぞれ示す。
(数値例2)
図10の上段には、補正レンズISが回動していない状態(基準状態)での数値例2の光学断面図を下段には、補正レンズISが回転中心軸C回りで角度1°回動した状態の数値例2の光学断面図を示す。また、表2には、数値例2の具体的数値を示す。
さらに、図11A及び図11Bには、基準状態での収差図を、図12には、回動状態での収差図をそれぞれ示す。
(数値例3)
図13の上段には、補正レンズISが回動していない状態(基準状態)での数値例3の光学断面図を下段には、補正レンズISが回転中心軸C回りで角度1°回動した状態の数値例3の光学断面図を示す。また、表3には、数値例3の具体的数値を示す。
さらに、図14A及び図14Bには、基準状態での収差図を、図15には、回動状態での収差図をそれぞれ示す。
(数値例4)
図16の上段には、補正レンズISが回動していない状態(基準状態)での数値例4の光学断面図を下段には、補正レンズISが回転中心軸C回りで角度1°回動した状態の数値例4の光学断面図を示す。また、表4には、数値例4の具体的数値を示す。
さらに、図17A及び図17Bには、基準状態での収差図を、図18には、回動状態での収差図をそれぞれ示す。
(数値例5)
図19の上段には、補正レンズISが回動していない状態(基準状態)での数値例5の光学断面図を下段には、補正レンズISが回転中心軸C回りで角度1°回動した状態の数値例5の光学断面図を示す。また、表5には、数値例5の具体的数値を示す。
さらに、図20A及び図20Bには、基準状態での収差図を、図21には、回動状態での収差図をそれぞれ示す。
(数値例6)
図22の上段には、補正レンズISが回動していない状態(基準状態)での数値例6の光学断面図を下段には、補正レンズISが回転中心軸C回りで角度1°回動した状態の数値例6の光学断面図を示す。また、表6には、数値例6の具体的数値を示す。
さらに、図23A及び図23Bには、基準状態での収差図を、図24には、回動状態での収差図をそれぞれ示す。
(数値例7)
図25の上段、中段及び下段には、補正レンズISが回動していない状態(基準状態)での数値例7の光学断面図を示す。本数値例の結像光学系は、ズーム光学系であり、図25の上段は広角端での、中段は中間焦点距離での、下段は望遠端での光学断面図である。
また、図26の上段、中段及び下段には、補正レンズISが回転中心軸C回りで角度0.3°回動した状態での数値例7の光学断面図を示す。上段は広角端での、中段は中間焦点距離での、下段は望遠端での光学断面図である。
さらに、図27A、27B及び図27Cにはそれぞれ、基準状態における広角端、中間焦点距離及び望遠端での収差図を示す。図28A、28B及び図28Cにはそれぞれ、0.3°回動状態での広角端、中間焦点距離及び望遠端での収差図を示す。
《表1》
数値例 1
f= 3.62 Fno=2.80 2ω=57.8°
R 1= ∞ D 1= 0.50 N 1= 1.49171 ν 1= 57.4
R 2= 5.200 D 2= 0.20
R 3= 5.000 D 3= 0.80 N 2= 2.00330 ν 2= 28.3
R 4= ∞ D 4= 0.35
* R 5= -4.900 D 5= 0.50 N 3= 1.58306 ν 3= 30.2
* R 6= -8.776 D 6= 0.13
* R 7= 5.524 D 7= 1.20 N 4= 1.49171 ν 4= 57.4
* R 8= -4.515 D 8= 0.39
* R 9= -11.614 D 9= 1.19 N 5= 1.49171 ν 5= 57.4
* R10= -3.708 D10= 0.30
R11= ∞ D11= 1.20 N 6= 1.51633 ν 6= 64.1
R12= ∞

非球面係数
第 5面 : K=0.00000e+000 A= 0.00000e+000 B=-6.52946e-004
C= 2.85447e-004 D=2.96584e-007 E= 4.21023e-011

第 6面 : K=0.00000e+000 A= 0.00000e+000 B= 4.57008e-003
C= 1.27996e-004 D=6.00814e-008 E= 7.15989e-012

第 7面 : K=0.00000e+000 A= 0.00000e+000 B= 3.35433e-003
C=-1.79339e-004 D=-9.73281e-008 E=-1.39615e-011

第 8面 : K=0.00000e+000 A= 0.00000e+000 B= 7.91268e-003
C= 2.83044e-004 D=3.03966e-007 E= 1.25146e-011

第 9面 : K=0.00000e+000 A= 0.00000e+000 B= 4.02743e-003
C= 3.69763e-005 D=2.17045e-009 E= 0.00000e+000

第10面 : K=0.00000e+000 A= 0.00000e+000 B= 1.96633e-002
C=-6.37971e-005 D=-2.44957e-008 E= 0.00000e+000

《表2》
数値例 2
f= 4.00 Fno=2.80 2ω=53.1°
R 1= ∞ D 1= 0.40 N 1= 1.49171 ν 1= 57.4
R 2= 5.100 D 2= 0.10
R 3= 5.000 D 3= 0.60 N 2= 1.88300 ν 2= 40.8
R 4= ∞ D 4= 0.35
* R 5= -3.991 D 5= 0.50 N 3= 1.58306 ν 3= 30.2
* R 6= -29.277 D 6= 0.51
* R 7= 23.044 D 7= 1.10 N 4= 1.49171 ν 4= 57.4
* R 8= -1.892 D 8= 0.43
* R 9= 3.412 D 9= 1.51 N 5= 1.49171 ν 5= 57.4
* R10= 2.071 D10= 0.80
R11= ∞ D11= 1.20 N 6= 1.51633 ν 6= 64.1
R12= ∞

非球面係数
第 5面 : K=0.00000e+000 A= 0.00000e+000 B=-1.12941e-002
C= 1.42797e-002 D=-3.53926e-003 E= 9.09363e-003

第 6面 : K=0.00000e+000 A= 0.00000e+000 B=-1.53807e-003
C= 2.89107e-002 D=4.82857e-002 E=-3.32734e-002

第 7面 : K=0.00000e+000 A= 0.00000e+000 B=-1.54655e-002
C= 4.06662e-002 D=-9.30237e-003 E= 1.15353e-002

第 8面 : K=0.00000e+000 A= 0.00000e+000 B= 1.75889e-002
C= 2.24989e-003 D= 2.18253e-003 E= 3.65646e-003

第 9面 : K=0.00000e+000 A= 0.00000e+000 B= 4.72958e-003
C=-6.42455e-004 D=-2.07232e-005 E=-7.88182e-005

第10面 : K=0.00000e+000 A= 0.00000e+000 B=-6.93834e-003
C=-1.09044e-003 D=-5.06002e-004 E=-6.26316e-005
《表3》
数値例 3
f= 3.54 Fno=2.80 2ω=58.9°
R 1= -5.288 D 1= 0.40 N 1= 1.49171 ν 1= 57.4
R 2= 4.700 D 2= 0.20
R 3= 4.500 D 3= 0.70 N 2= 2.00330 ν 2= 28.3
* R 4= -13.469 D 4= 0.35
* R 5= -7.870 D 5= 0.50 N 3= 1.49171 ν 3= 57.4
* R 6= -4.270 D 6= 0.12
* R 7= 4.998 D 7= 0.90 N 4= 1.58306 ν 4= 30.2
* R 8= 4.239 D 8= 0.15
* R 9= -6.693 D 9= 0.45 N 5= 1.49171 ν 5= 57.4
* R10= -2.163 D10= 0.30
R11= ∞ D11= 1.20 N 6= 1.51633 ν 6= 64.1
R12= ∞

非球面係数
第 4面 : K=0.00000e+000 A= 0.00000e+000 B= 4.42242e-004
C= 3.48225e-003 D=1.82841e-004 E=-1.16362e-003

第 5面 : K= 0.00000e+000 A=0.00000e+000 B=-1.07996e-002
C= 2.69516e-003 D=-8.20113e-003 E= 7.25883e-003

第 6面 : K=0.00000e+000 A= 0.00000e+000 B=-3.62656e-003
C=-1.73487e-002 D=1.50634e-002 E= 2.30148e-002

第 7面 : K=0.00000e+000 A= 0.00000e+000 B=-6.10997e-003
C=-1.52297e-002 D=1.72475e-002 E= 2.83951e-002

第 8面 : K=0.00000e+000 A= 0.00000e+000 B= 2.78714e-003
C=-1.16265e-003 D=1.47634e-003 E=-1.56877e-003

第 9面 : K=0.00000e+000 A= 0.00000e+000 B= 7.06849e-003
C= 3.56127e-003 D=4.84757e-003 E=-9.41341e-003

第10面 : K=0.00000e+000 A= 0.00000e+000 B= 1.46547e-002
C= 3.51612e-003 D=3.09918e-004 E=-9.80594e-004
《表4》
数値例 4
f= 4.90 Fno=2.80 2ω=44.4°
R 1= 5.000 D 1= 0.80 N 1= 2.00330 ν 1= 28.3
R 2= ∞ D 2= 0.35
* R 3= -15.136 D 3= 0.50 N 2= 1.58306 ν 2= 30.2
* R 4= 23.744 D 4= 0.20
* R 5= -2.112 D 5= 1.39 N 3= 1.49171 ν 3= 57.4
* R 6= -2.166 D 6= 0.54
* R 7= 2.821 D 7= 1.00 N 4= 1.49171 ν 4= 57.4
* R 8= 3.686 D 8= 0.80
R 9= ∞ D 9= 1.20 N 5= 1.51633 ν 5= 64.1
R10= ∞

非球面係数
第 3面 : K=0.00000e+000 A= 0.00000e+000 B= 8.98482e-003
C= 2.57075e-004 D=2.96584e-007 E= 4.21023e-011

第 4面 : K=0.00000e+000 A= 0.00000e+000 B= 7.21422e-003
C= 1.45628e-004 D=6.00814e-008 E= 7.15989e-012

第 5面 : K=0.00000e+000 A= 0.00000e+000 B= 1.22805e-002
C=-1.97553e-004 D=-9.73281e-008 E=-1.39615e-011

第 6面 : K=0.00000e+000 A= 0.00000e+000 B= 1.37135e-002
C= 3.92755e-004 D=3.03966e-007 E= 1.25146e-011

第 7面 : K=0.00000e+000 A= 0.00000e+000 B=-9.15242e-003
C=-3.81588e-004 D=-1.32127e-007 E= 0.00000e+000

第 8面 : K=0.00000e+000 A= 0.00000e+000 B=-7.27396e-003
C= 1.64479e-004 D=1.03543e-007 E= 0.00000e+000
《表5》
数値例 5
f= 3.57 Fno=2.80 2ω=58.5°
R 1= 5.000 D 1= 0.60 N 1= 1.88300 ν 1= 40.8
R 2= ∞ D 2= 0.35
* R 3= -4.416 D 3= 0.50 N 2= 1.58306 ν 2= 30.2
* R 4= 5.953 D 4= 0.41
* R 5= 5.663 D 5= 1.10 N 3= 1.49171 ν 3= 57.4
* R 6= -1.891 D 6= 0.15
* R 7= 2.340 D 7= 0.70 N 4= 1.49171 ν 4= 57.4
* R 8= 1.863 D 8= 0.80
R 9= ∞ D 9= 1.20 N 5= 1.51633 ν 5= 64.1
R10= ∞

非球面係数
第 3面 : K=0.00000e+000 A= 0.00000e+000 B=-8.76048e-003
C= 1.42760e-002 D=-3.53926e-003 E= 9.09363e-003

第 4面 : K=0.00000e+000 A= 0.00000e+000 B=-7.90828e-003
C= 2.89060e-002 D=4.82857e-002 E=-3.32734e-002

第 5面 : K=0.00000e+000 A= 0.00000e+000 B=-1.87040e-002
C= 4.06792e-002 D=-9.30237e-003 E= 1.15353e-002

第 6面 : K=0.00000e+000 A= 0.00000e+000 B= 2.82677e-002
C= 2.25072e-003 D=2.18253e-003 E= 3.65646e-003

第 7面 : K=0.00000e+000 A= 0.00000e+000 B= 1.09204e-003
C=-6.53884e-004 D=-2.07239e-005 E=-7.88182e-005

第 8面 : K=0.00000e+000 A= 0.00000e+000 B=-1.30964e-002
C=-1.07312e-003 D=-5.05993e-004 E=-6.26316e-005
《表6》
数値例 6
f= 3.68 Fno=2.80 2ω=57.0°
R 1= 5.000 D 1= 0.60 N 1= 2.00330 ν 1= 28.3
R 2= ∞ D 2= 0.35
* R 3= -4.215 D 3= 0.50 N 2= 1.58306 ν 2= 30.2
* R 4= 4.919 D 4= 0.42
* R 5= 5.436 D 5= 1.10 N 3= 1.49171 ν 3= 57.4
* R 6= -1.967 D 6= 0.15
* R 7= 2.323 D 7= 0.70 N 4= 1.49171 ν 4= 57.4
* R 8= 1.857 D 8= 0.80
R 9= ∞ D 9= 1.20 N 5= 1.51633 ν 5= 64.1
R10= ∞

非球面係数
第 3面 : K=0.00000e+000 A= 0.00000e+000 B=-7.27703e-003
C= 1.42731e-002 D=-3.53926e-003 E= 9.09363e-003

第 4面 : K=0.00000e+000 A= 0.00000e+000 B=-1.11893e-002
C= 2.89059e-002 D=4.82857e-002 E=-3.32734e-002

第 5面 : K=0.00000e+000 A= 0.00000e+000 B=-1.75735e-002
C= 4.06783e-002 D=-9.30237e-003 E= 1.15353e-002

第 6面 : K=0.00000e+000 A= 0.00000e+000 B= 2.85603e-002
C= 2.25416e-003 D=2.18253e-003 E= 3.65646e-003

第 7面 : K=0.00000e+000 A= 0.00000e+000 B= 6.22010e-004
C=-6.37742e-004 D=-2.07183e-005 E=-7.88182e-005

第 8面 : K=0.00000e+000 A= 0.00000e+000 B=-1.38494e-002
C=-1.07949e-003 D=-5.05997e-004 E=-6.26316e-005
《表7》
数値例 7

f= 3.48 〜 6.56 Fno= 3.29 〜 4.69 2ω=59.8°〜 33.9°

* R 1= 96.267 D 1= 0.50 N 1= 1.88300 ν 1= 40.8
* R 2= 2.381 D 2= 0.63
R 3= 4.000 D 3= 0.90 N 2= 2.00330 ν 2= 28.3
R 4= 10.401 D 4= 可変

* R 5= 1.751 D 5= 1.20 N 3= 1.51823 ν 3= 58.9
R 6= -6.482 D 6= 0.12
R 7= 14.999 D 7= 0.50 N 4= 1.84666 ν 4= 23.8
* R 8= 3.135 D 8= 0.60
R 9= 絞り D 9= 可変

R10= ∞ D10= 1.00 N 5= 1.51633 ν 5= 64.1
R11= ∞

\焦点距離 3.48 4.55 6.56
可変間隔\
D 4 5.09 3.42 1.74
D 9 2.80 3.60 5.11

非球面係数

第 1面 : K=0.00000e+000 A= 0.00000e+000 B= 0.00000e+000
C= 0.00000e+000 D=0.00000e+000 E= 2.96053e-006

第 2面 : K=-3.18861e+000 A=0.00000e+000 B= 2.26789e-002
C=-1.93317e-003 D=6.94842e-005 E= 3.10019e-005

第 5面 : K=-9.32915e-001 A=0.00000e+000 B= 1.24654e-002
C= 3.10998e-003 D=-3.62876e-004 E=-6.83624e-005

第 8面 : K=1.79273e-001 A= 0.00000e+000 B= 3.31891e-002
C= 9.11376e-003 D=1.72778e-002 E=-6.74491e-003
実施例1で説明した撮像装置(光学装置)は、例えば図29に示すコンパクトデジタルスチルカメラとして具現化される。
図29において、1はカメラ本体、2は実施例1で説明した結像光学系(撮像光学系)、9は撮像素子である。また、3は光学ファインダの対物窓、4はフラッシュである。さらに、5はカメラ本体1の背面に設けられた液晶ディスプレイ、6は光学ファインダの接眼部、7はシャッターボタン、8は撮像光学系の開口部である。
実施例1で説明した撮像装置(光学装置)は、例えば図30に示す携帯電子機器(携帯電話)に搭載される。
図30において、21は携帯電話本体、22は実施例1で説明した結像光学系(撮像光学系)である。撮像光学系22において、最も物体側の凹レンズ(フロントレンズFL)は、樹脂材料により携帯電話本体21の外装部材と一体形成されている。26は撮像素子である。
また、23は回転ヒンジ、24は待ち受けディスプレイ、25は撮影光学系用の開口を示す。
なお、本発明は、上述した撮像装置や携帯電子機器に限らず、双眼鏡等の観察装置といった主として防振機能が要求される各種装置に適用することができる。
本発明の実施例1である撮像装置(基準状態)の構成を示す概略図。 実施例1の撮像装置(回動状態)の構成を示す概略図。 実施例1において、フロントレンズと補正レンズが擬似的に一体化し、そのプリズム作用により防振を行っている状態を示す概略図。 図3の部分拡大図。 補正レンズを最も物体側に配置した場合の被写体軸光線の変化を示す概略図。 図5において、補正レンズを回動させた場合の被写体軸光線の変化を示す概略図。 実施例1の数値例1の光学断面図。 数値例1の収差図。 数値例1の収差図。 数値例1の収差図。 実施例1の数値例2の光学断面図。 数値例2の収差図。 数値例2の収差図。 数値例2の収差図。 実施例1の数値例3の光学断面図。 数値例3の収差図。 数値例3の収差図。 数値例3の収差図。 実施例1の数値例4の光学断面図。 数値例4の収差図。 数値例4の収差図。 数値例4の収差図。 実施例1の数値例5の光学断面図。 数値例5の収差図。 数値例5の収差図。 数値例5の収差図。 実施例1の数値例6の光学断面図。 数値例6の収差図。 数値例6の収差図。 数値例6の収差図。 実施例1の数値例7の光学断面図。 数値例7の光学断面図。 数値例7の収差図。 数値例7の収差図。 数値例7の収差図。 数値例7の収差図。 数値例7の収差図。 数値例7の収差図。 本発明の実施例2である撮像装置の概略図。 本発明の実施例3である携帯電話の概略図。
符号の説明
FL フロントレンズ
IS 補正レンズ
RL リアレンズ
BW バランスウエイト
10 撮像装置本体
11 結像光学系
12 撮像素子
15 保持機構

Claims (10)

  1. 正の屈折力を有する第1のレンズを含む結像光学系と、
    前記第1のレンズを、その像面側に位置する回転中心を中心として回動可能に保持する保持機構とを有し、
    前記保持機構は、前記回転中心を中心とした前記第1のレンズの回動を中立させており、
    前記第1のレンズは、その物体側に像面側の面よりも強い正の屈折力を有する凸面を有し、
    該第1のレンズの材料は、d線における屈折率をPNdとしたとき、
    1.8<PNd<2.2
    なる条件を満足することを特徴とする光学装置。
  2. 前記保持機構は、前記第1のレンズを、前記回転中心である第1軸を中心として回動可能に保持しており、
    前記第1軸は、前記凸面の曲率中心を通ることを特徴とする請求項1に記載の光学装置。
  3. 前記保持機構は、前記第1のレンズを、前記第1軸とは異なる第2軸を中心として回動可能に保持しており、
    前記第2軸は、前記凸面の曲率中心を通ることを特徴とする請求項2に記載の光学装置。
  4. 前記保持機構は、前記第1のレンズを、第1軸及び該第1軸とは異なる第2軸それぞれを中心として回動可能に保持しており、
    前記第1軸及び前記第2軸は、前記凸面の曲率中心を通ることを特徴とする請求項1に記載の光学装置。
  5. 以下の条件を満足することを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の光学装置。
    0.8<SD/R<1.2
    ただし、Rは前記凸面の曲率半径であり、SDは前記結像光学系の光軸方向における該物体側の凸面の面頂点位置から前記回転中心までの距離である。
  6. 前記第1のレンズにおける像面側の面は、平面又は前記凸面よりも小さい曲率を有することを特徴する請求項1から5のいずれか1つに記載の光学装置。
  7. 前記第1のレンズの物体側には、該第1のレンズと空気間隔を挟んで隣接するように、像面側に凹面を向けた負の屈折力を有する第2のレンズが配置されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1つに記載の光学装置。
  8. 前記第2のレンズにおける像面側の面の曲率中心位置は、前記第1のレンズにおける前記凸面の曲率中心位置と一致していることを特徴とする請求項7に記載の光学装置。
  9. 前記第2のレンズは、該結像光学系のうち最も物体側に配置されていることを特徴とする請求項7又は8に記載の光学装置。
  10. 正の屈折力を有する第1のレンズを含む結像光学系であって、
    前記第1のレンズは、その像面側に位置する回転中心を中心として回動可能であり、
    前記第1のレンズは、その物体側に像面側の面よりも強い正の屈折力を有する凸面を有し、
    該第1のレンズの材料は、d線における屈折率をPNdとしたとき、
    1.8<PNd<2.2
    なる条件を満足することを特徴とする結像光学系。
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