JP2008275780A - スライド装置並びにスライド装置を用いた電子機器 - Google Patents

スライド装置並びにスライド装置を用いた電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明は、スライド移動させる部材を回動させて90度向きを切り替えでき、所定位置(所定範囲)ではスライド可能であるが回動は不能で、且つ所定のスライド位置(所定範囲)でのみ回動可能となる画期的なスライド装置並びにスライド装置を用いた電子機器を提供することを目的とする。
【解決手段】
第一部材1に対してこの第一部材1に重合配設した第二部材2を重合面方向に、スライド部材4とこれに回動自在に設ける回動部材5を介して、スライド自在にして且つ回動自在に連結するスライド装置であって、回動規制ピン部8とピン逃げ部9又は回動部材5との干渉によってスライド部材4に対する回動部材5の回動を阻止し、且つ所定スライド位置では前記回動を許容するスライド位置回動規制機構6を備えたスライド装置並びにスライド装置を用いた電子機器。
【選択図】 図4

Description

本発明は、回動機構を備えたスライド装置並びにスライド装置を用いた電子機器に関するものである。
例えば従来の折り畳み式の携帯電話・モバイル・パソコンあるいはゲーム機は、数字キーやファンクションキーを配列した操作部を下側となる本体部の上面側に設け、この操作部のキー操作などにより所定の表示がなされる液晶パネルなどのディスプレイ部を上側となる重合部の伏面側(重合側)に設け、この本体部と重合部とをヒンジ装置を介して連結して、本体部と重合部とを二つ折り重合して操作部を重合部により隠蔽した折り畳み閉塞状態から、ヒンジ装置により重合部を起伏回動して反転し、操作部とディスプレイ部とが露出した開放状態に切り替えできるように構成している。
そのため、従来このような起伏回動する重合部で本体部の操作部を覆う電子機器においては、折り畳み重合してコンパクト化できるものの操作部を隠蔽した重合状態ではディスプレイ部も隠蔽してしまう構造となり、コンパクト化した状態での使用が制限されざるを得なく不便である場合も多い。
また、操作部を操作する場合には、ディスプレイ部を設けた重い重合部を立ち起こし反転回動させなければならず、この開閉動作(特に開放動作)させずらい欠点もある。
そこで、起伏回動により開閉動作するのではなく、重合面に沿って前後方向に重合部をスライド移動して開閉動作するように構成すれば、重合部の上側面にディスプレイ部を設けることができ、例えば不使用時あるいはキー操作不要時に重合した際においても、言い換えるとたとえディスプレイ部を設けた重合部を本体部に重合して操作部を隠蔽したコンパクト化状態においても、ディスプレイ部が上側に配設され、ディスプレイ部を視認したり、機能させたりすることが可能となり、また重合してコンパクト化した状態から操作部あるいは操作部や第二ディスプレイ部も露出した状態に切り替える場合は、重合面に沿って前後方向に重合部をスライド移動することで行なえるため、この開放動作も非常に容易に行なえ、機器装置として使用用途が広がり、しかも前記開閉動作も容易となる携帯電話,モバイル・パソコン・ゲーム機などの電子機器となる。
このようにスライド開閉方式に構成する場合には、本体部(第一部材)と重合部(第二部材)とをスライド自在に連結するスライド装置を用いることになるが、本体部の操作部を重合部で隠蔽した重合閉塞位置と、重合部を位置ズレするように前後方向へスライド移動させて操作部や第二ディスプレイ部を露出させたスライド開放位置とで位置決め保持(クリック係合)するように構成することが望ましい。
一方、このように本体部(第一部材)と重合部(第二部材)とをスライド自在に連結するスライド装置において、更に本体部に対して重合部をスライドさせるだけでなく、重合部を重合面に沿って水平回動してディスプレイ部の向きを回動切り替え可能となる回動機構をスライド装置に組み込むことが提案されている。
例えば、本体部に対してディスプレイ部を設けた重合部をスライド自在にして回動自在に連結するスライド装置とすることで、ディスプレイ部を90度回動して縦長ディスプレイ状態から横長ディスプレイ状態あるいは逆に横長ディスプレイ状態から縦長ディスプレイ状態に容易に切り替えることができる。
しかし、この場合において安易に単に回動自在として、どのスライド位置でも常に自由に回動自在とすると、重合部の動きや回動向きが不安定となったり、組み込む回路基板同志を結線する配線に支障を生じたり、また、スムーズな動きを妨げるだけでなく、回動機構やスライド機構に支障を与えるおそれがあり、耐久性に支障を生じるおそれもある。
また、この回動機構には必要以上の過回動を阻止したり、所定回動位置で位置決め保持(クリック係合)するように構成することが望ましい。
そこで、本発明は、容易に製作可能でスムーズにスライド移動でき、しかも回動機構を組み込んでスライド移動させる部材を回動させて向きを切り替え自在に構成すると共に、単にいつでも自由に回動できるのではなく、所定位置(所定範囲)ではスライド可能であるが回動は不能で、且つ所定のスライド位置(所定範囲)でのみ回動可能となり、スムーズにスライド移動並びに回動切り替えが可能で、ふらつきが少なく、誤動作も防止でき、配線に支障を生じたりスライド機構や回動機構に支障が生じにくく耐久性も向上し、必要に応じて簡単な構成でクリック保持も容易に施すことも可能で、特にこのような所定スライド位置でのみ回動が許容されるスライド位置回動規制機構が極めて簡易な構成で容易に実現できる極めて画期的なスライド装置並びにスライド装置を用いた電子機器を提供することを目的としている。
更には、回動切り換えできるスライド位置を特定の位置のみとすることができ、使い易い位置でのみ、例えば一致重合した状態から90度回動することで重合状態が十字状やL字状にならずT字状に中央でクロスする交差状態となって見易く使い易くなる位置でのみ、このように90度向きを回動切り替えできるように設定でき、非常に使い易く実用性に秀れたスライド装置並びにスライド装置を用いた電子機器を提供することを目的としている。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
第一部材1とこの第一部材1に重合配設した第二部材2とを重合面方向にスライド自在に連結するスライド装置であって、前記第一部材1若しくは前記第二部材2に設けたガイド部3にこれをスライドガイドとしてスライド自在に係合する板状のスライド部材4を設け、このスライド部材4上に重合面を回動面とする回動部材5を回動自在に設け、この回動部材5に前記第二部材2若しくは前記第一部材1を設ける、又は前記スライド部材4上に重合面を回動面として前記第二部材2若しくは前記第一部材1を直接回動自在に設けて、前記第二部材2を前記第一部材1に対して前記ガイド部3と前記スライド部材4との係合によってスライド自在に構成すると共に、前記スライド部材4に対して回動させることによって前記第二部材2を前記第一部材1に対して回動自在に構成し、前記ガイド部3に対する前記スライド部材4の所定スライド位置では、前記第一部材1に対する前記第二部材2の回動を阻止し、且つ別のスライド位置では前記回動を許容するスライド位置回動規制機構6を備え、前記第一部材1若しくは前記第二部材2と前記スライド部材4又は前記第二部材2若しくは前記第一部材1との一方に回動規制ピン部8を突設し、他方はこの回動規制ピン部8の相対スライド移動を許容する逃げ凹部,逃げ溝若しくは逃げ孔などのピン逃げ部9を有する形状に設定し、前記所定スライド位置では前記第一部材1に対する前記回動部材5又は前記第二部材2の回動が前記回動規制ピン部8により突き当り規制されて前記第一部材1に対して前記第二部材2の回動が阻止され、且つ前記スライド位置と異なるスライド位置では前記回動規制ピン部8による突き当たり規制はなく回動が許容されるように前記回動部材5又は前記第二部材2若しくは第一部材1の形状と前記規制ピン部8の突設位置を設定して前記スライド位置回動規制機構6を構成したことを特徴とするスライド装置に係るものである。
また、前記第一部材1又はこの第一部材1に設けた前記ガイド部3に前記回動規制ピン部8を一若しくは間隔を置いて複数設け、この回動規制ピン部8の前記スライド部材4のスライド移動による相対移動を許容する前記ピン逃げ部9を前記スライド部材4又は前記回動部材5又は前記第二部材2に設け、前記第一部材1にスライド自在に設けた前記スライド部材4に対して、前記回動部材5を介して前記第二部材2又は前記第二部材2を直接回動する際、前記スライド部材4が所定スライド位置にあるときは、前記回動規制ピン部8と前記ピン逃げ部9の縁部又は前記回動部材5の側縁部とが突き当り回動が阻止され、前記スライド位置と異なるスライド位置では突き当り規制されず回動が許容されるように前記スライド位置回動規制機構6を構成したことを特徴とする請求項1記載のスライド装置に係るものである。
また、前記第一部材1に前記スライド部材4をスライド自在に設け、このスライド部材4上に板状の前記回動部材5を回動自在に設け、この回動部材5に前記第二部材2を設けて前記スライド部材4及び前記回動部材5を介して前記第一部材1に対して前記第二部材2をスライド自在にして且つ回動自在に設けたことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載のスライド装置に係るものである。
また、前記スライド部材4上に回動自在に重合する前記回動部材の形状を、前記第一部材1に対して前記スライド部材4と共にスライド自在となり、且つ前記所定スライド位置と異なるスライド位置では前記回動規制ピン部8に突き当り規制されずに回動が許容される形状に設定したことを特徴とする請求項3記載のスライド装置に係るものである。
また、前記第一部材1に直接又は前記第一部材1に設けた前記ガイド部3に突設した前記回動規制ピン部8を前記スライド部材4上に突設配設し、前記スライド部材4上に回動自在に設けた前記回動部材5に前記ピン逃げ部9を設けるか又は前記回動規制ピン部8の相対スライド移動を許容する形状に設定し、前記スライド部材4が所定スライド位置にあるときは、前記回動規制ピン部8と前記ピン逃げ部9の縁部又は前記回動部材5の側縁部とが突き当り回動が阻止され、前記スライド位置と異なるスライド位置では突き当り規制されず回動が許容されるように前記スライド位置回動規制機構6を構成したことを特徴とする請求項2,3及び4記載のスライド装置に係るものである。
また、前記第一部材1と前記第二部材2とが合致重合配設したスライド位置では、前記第一部材1に対する前記第二部材2の回動が許容され、且つ前記第一部材1に対して前記第二部材2を前記スライド部材4を介してスレ違いスライドさせた位置では前記第一部材1に対して前記第二部材2の回動が阻止されるように前記スライド位置回動規制機構6を構成したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のスライド装置に係るものである。
また、前記第一部材1に対する第二部材2の回動軸部7を中央より偏心した位置に設けて、この第一部材1と第二部材2とを長方形状の同形に設定した際、第一部材1と第二部材2とが一致重合した状態から第一部材1に対して第二部材2を90度回動することで第一部材と第二部材2とが十字でなくT字状に中央でクロスする交差形状となるように構成したことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のスライド装置に係るものである。
また、操作部21を設けた本体部にディスプレイ部20を設けた重合部をスレ違いスライド自在に重合し、前記本体部に対し前記重合部をスライドさせて前記本体部の上面を隠蔽露出自在に構成すると共に、前記重合部を90度回動自在に設けて前記ディスプレイ部20の向きを90度切り換え自在に構成し、この本体部を前記第一部材1若しくは前記第二部材2とし、前記重合部を前記第二部材2若しくは前記第一部材1として前記請求項1〜7のいずれか1項に記載のスライド装置によって重合連結したことを特徴とするスライド装置を用いた電子機器に係るものである。
また、横長の長方形状の前記本体部1とこれを同形の前記重合部2とを短辺方向にスレ違いスライド自在に連結すると共に、前記本体部1と前記重合部2とが一致重合した重合閉塞状態から前記重合部2をスレ違いスライドして本体部1の上面に設けた前記操作部21又は操作部21と第二ディスプレイ部を露出するように構成し、前記重合閉塞状態から前記重合部2を90度回動した際、この重合部2の前記ディスプレイ部20の向きが切り換わると共に、前記本体部1と前記重合部2とが十字状若しくはT字状に中央でクロスした交差状態となることで前記本体部1の左右部が露出して前記操作部21が露出するように構成したことを特徴とする請求項8記載のスライド装置を用いた電子機器に係るものである。
また、前記請求項7記載のスライド装置を用いて前記本体部1と前記重合部2とを連結して、この本体部1と重合部2とを重合閉塞した状態からこの重合部2を90度回動することで重合部2の横長状態の前記ディスプレイ部20が縦長状態に切り換わると共に、本体部1に対して重合部2が手前側に突出せず後方側に突出したT字状に中央でクロスする交差状態となって前記本体部1の左右の前記操作部21が露出するように構成したことを特徴とする請求項9記載のスライド装置を用いた電子機器に係るものである。
また、前記本体部1と前記重合部2とが一致重合した重合閉塞状態となるスライド0位置でのみ前記90度回動が許容され、このスライド位置以外のスライド位置では前記本体部1に対する前記重合部2の回動は阻止されるように前記スライド位置回動規制機構6を構成したことを特徴とする請求項8〜10のいずれか1項に記載のスライド装置を用いた電子機器に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、スライドさせる部材を回動させて向きを切り替えでき、単にいつでも自由に回動できるのではなく、所定位置(所定範囲)ではスライド可能であるが回動は不能で、且つ所定のスライド位置でのみ(例えばスライド0位置の重合閉塞状態でのみ)回動可能となり、スムーズにスライド移動並びに回動切り替えが可能で、ふらつきが少なく、誤動作も防止でき、配線に支障を生じたりスライド機構や回動機構に支障が生じにくく耐久性も向上し、必要に応じて簡単な構成でクリック保持も容易に施すことも可能で、特にこのような所定スライド位置でのみ回動が許容されるスライド位置回動規制機構が極めて簡易な構成で容易に実現できる極めて画期的なスライド装置並びにスライド装置を用いた電子機器となる。
例えば、回動切り換えできるスライド位置を特定の位置のみとすることが容易にでき、使い易い位置でのみ、例えば一致重合した状態から90度回動することで重合状態が十字状やL字状に中央でクロスする交差状態となって見易く使い易くなる位置でのみ、このように90度向きを回動切り替えできるように設定でき、非常に使い易く実用性に秀れたスライド装置並びにスライド装置を用いた電子機器となる。
更に具体的一例をもって説明すれば、一方の部材に対してスライド移動し且つ回動するディスプレイ部を設けた他の部材をスライドさせて一部材に設けた操作部を露出させると共に、横長のディスプレイ部を90度回動して縦長のディスプレイ部に変更でき、しかも回動できる位置を所定スライド位置(例えばスライド0位置の重合閉塞状態時)のみとすることで、回動すると常に操作部を設けた一方の部材に対してディスプレイ部を設けた他方の部材がL字状とならず中央で交差した十字状あるいは手前に突出しないT字状に重合した状態となり、操作部も操作し易く、また、他方の部材を横長のまま短辺方向の前後方向にスライドした状態と他方の部材を回動して縦長の状態としたときの双方とも操作部が同様に露出し、不必要に広く露出しないようにも構成可能となり、例えばスライド開放時には左右の操作部と中央の操作部や第二ディスプレイ部が露出し、90度回動時には前述のように中央交差状態となり左右の操作部のみが露出したりするように構成できる。
特に請求項7記載の発明にあっては、回動軸部を偏心位置に設定して90度回動することで十字状でなくT字状に中央でクロスした交差状態となって、手前には突出せず後方に突出した縦長ディスプレイ部として使用でき、特にゲーム機として使い易い構成となるように構成できる。
また、請求項2〜6記載の発明においては、更に一層簡易な構成でスライド位置回動規制機構を実現でき、本発明を容易に実現できる一層秀れたスライド装置となる。
また、請求項7記載の発明では、前述のように回動するとT字状に中央でクロスする交差形状となり、例えばスライド開放時には左右の操作部と中央の操作部や第二ディスプレイ部が露出し、90度回動時には前述のように中央交差状態となり左右の操作部のみが露出するように構成でき、しかもT字状に交差するため、手前には突出せず後方に突出した縦長ディスプレイ部として使用でき、特にゲーム機として使い易い構成となるなど一層実用性に秀れたスライド装置となる。
また、請求項8〜11記載の発明においては、前述のような作用効果を発揮する画期的な電子機器を提供できることとなる。
好適と考える本発明の実施形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
本発明は、例えば第一部材1に第二部材2をスライド自在に重合すると共に、この重合面に沿って第二部材2を90度回動切り換え自在に構成するにあたり、第一部材1に設けたガイド部3に板状のスライド部材4をスライド自在に設け、このスライド部材4上にスライド部材4と共にスライドするが、スライド部材4に対して重合面に沿って回動する板状の回動部材5を回動自在に設け、この回動部材5に第二部材2を設けている。
即ち、第一部材1に対して第二部材2をスライド部材4と回動部材5とを介してスライド自在にして回動自在に設けている(回動部材5を設けず直接第二部材2をスライド部材4に回動自在に設けても良い。)。
また、スライド位置回動規制機構6を備えてることで、所定スライド位置(範囲)以外では、スライド部材4に対する回動部材5を介しての第二部材2又は直接設けた第二部材2の回動は阻止され、第一部材1に対して第二部材2はスライド可能であるが回動不能であり、所定スライド位置(範囲)においてのみ、この回動が許容され回動可能となる。
言い換えると、予め設定した所定スライド位置(範囲)でのみ回動が可能で、また、この回動を行った場合はこの位置では回動位置を元に戻すかあるいは所定向きとならない限り、再びスライド移動ができないように構成している。
具体的には、回動規制ピン部8と回動時にこれと干渉する部分を設ける。例えば固定側とする第一部材1又はこれに設けるガイド部3に回動規制ピン部8を突設した場合、移動側であるスライド部材4又は回動部材5又は第二部材2にピン逃げ部9を設けて、回動規制ピン部8があってもスライドは許容されると共に、回動させる回動部材5又は第二部材2に設けるピン逃げ部9や回動部材5の形状や回動規制ピン部8の形成位置の設定によって、所定スライド範囲では回動しようとしてもこの回動規制ピン部8に突き当り干渉して回動が阻止されるようにスライド位置回動規制機構6を構成する。
従って、例えば使い易い位置、例えば重合状態がL字状にならず十字状やT字状になる位置でのみ(例えばスライド0位置の一致重合閉塞状態でのみ)向きを90度回動切り替えできるように設定できる。
更に具体的一例をもって説明すれば、操作部21を設けた一方の部材1に対してスライド移動し且つ回動するディスプレイ部20を設けた他方の部材2をスライドさせて一方の部材1に設けた操作部21を露出させると共に、横長のディスプレイ部20を90度回動して縦長のディスプレイ部20に変更でき、しかも回動できる位置(例えば重合閉塞状態時)で回動すると、常に操作部21を設けた一方の部材1に対してディスプレイ部20を設けた他方の部材2とがL字状とならず十字状やT字状など中央でクロスした交差重合した状態となり、見易く且つ左右に露出した操作部21も操作し易く、また、他方の部材2を横長のままスライド開放した状態と、スライド開放せず他方の部材2を回動して横長の状態として十字状やT字状としたときの双方とも操作部21が露出し、不必要に露出しないようにも構成できることとなる。
しかも、横長長方形状同志を一致重合させた重合閉塞状態からそのまま短辺方向の前後方向にスライド開放すれば、左右の操作部21だけでなく中央の操作部21や第二ディスプレイ部も露出されるが、重合閉塞位置から90度回動すると、左右の操作部21のみが露出し、且つ横長であったディスプレイ部20は縦長ディスプレイ部20として使用でき、また、更に回動軸部7を偏心した位置とし、90度回動したとき手前側へ突出せずにT字状に中央部でクロスする交差状態となるように構成すれば、更に縦長ディスプレイ部が見易く、特にTVゲーム機として更に使い易い構成となる。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、重合コンパクト化の図れる携帯形パソコンやモバイルあるいはTVゲーム機として使用できる電子機器に本発明を適用したもので、回路基板,電源などの電子部品をケースに内装した横長厚板状の第一部材1(本体部1)の上面側に中央に数字キーやファンクションキーなどを配列したキーボード機能を果たす中央の操作部21あるいは第二ディスプレイ部を設け、左右にはTVゲーム機用の操作部21を設け、この本体部1に重合して操作部21を覆う略同形の横長厚板状の第二部材2(重合部2)を短辺方向である水平前後方向にスライド自在にして、且つ水平に90度回動自在にスライド装置により連結した構成としている。
この重合部2の上面側には予め設定した画面や前記操作部21の操作や着信などにより所定の表示がなされると共にメモリや受信等により取得し出力するTVやDVDなどのような横長映像を表示できる横長ディスプレイ部20を設けている。
この本体部1と重合部2との連結は、双方の重合部分の互いの伏面に必要に応じて連結具を用いて後述する回動機構とスライド位置回動規制機構6とを組み込んだスライド装置により連結して、本体部1に対して重合部2をスライド自在に開閉できるように構成し、本体部1の操作部21を重合部2で隠蔽した重合閉塞位置と、重合部2を位置ズレするように前後方向へスライド移動させて左右の操作部21も中央部の操作部21や第二ディスプレイ部も露出させたスライド開放位置とで位置決め保持(スライドクリック係合)するように構成している。
そして、後述する回動機構とスライド位置回動規制機構6によって、このスライド0位置の重合閉塞位置でのみ、回動ストッパー機構によって略90度以上過回動することなく且つ片方向にのみ90度往復回動できるように構成している。この場合第一部材1と第二部材2とはL字状にならず十字状あるいはT字状、即ち90度回動すると横長の第二部材2のディスプレイ部20の中央が第一部材1の略中央ライン上でクロスする交差重合状態となり、その左右に操作部21が露出し、ディスプレイ部20が非常に見やすく、また操作部21も操作し易く扱い易い使用状態に変更できるように構成している。
即ち、後述する第二実施例では十字状に交差重合するが、第一実施例では回動軸部7を中央から後方片側へ偏心させて、90度回動しても前辺部が一致して中央部でクロスするT字状に重合し、第二部材2が手前側へ突出せず後方に縦長に延び、且つ第一部材1の左右の操作部21のみが露出し、TVゲーム機として非常に使い易い状態に切り換えできるように構成している。
また、更にスライドも回動も可能なスライド0位置と、90度回動してこの第二部材2のディスプレイ部20を横長状態から縦長状態とした90度回動位置とで位置決め保持(回動クリック係合)するようにも構成している。
以下、本実施例のこの回動機構を備えたスライド装置について更に説明する。
先ず、90度回動時にT字状にクロスする第一実施例1について説明する。
(尚、本明細書におけるこのT字状とは十字状と区別するための表現で、本実施例では手前から見れば逆T字状であるが、この逆T字状も含む意味であることを念の為付言する。)
横長形状の第一部材1(本体部1)とこの第一部材1(本体部1)に重合配設した同形の第二部材2(重合部2)とを短辺方向である前後方向に重合面に沿ってスライド自在に連結するスライド装置であって、本実施例ではこのスライド方向の移動をガイドする折り返し状係合部を有する形状に構成したガイド部3をスライド部材4を納める第一部材1の上面凹部の左右対向位置に夫々設け、このガイド部3をスライドガイドとして左右縁を係合させて板状のガイド部材4を第一部材1にスライド自在に設けている。
このスライド部材4は二枚組み付け構成で、このスライド部材4上に第二部材2に設けた板状の回動部材5を回動自在に設けている。従って、本実施例では、第一部材1に対して第二部材2をスライド部材4及び回動部材5を介してスライド自在にして且つ回動自在に構成している。
また、本実施例では、前記ガイド部3に対するスライド部材4の所定スライド位置では、第一部材1に対する第二部材2の回動を阻止し、且つ別のスライド位置では前記回動を許容するスライド位置回動規制機構6を設けている。
即ち、第一部材1と前記スライド部材4又は前記第二部材2の一方に回動規制ピン部8を突設し、他方はこの回動規制ピン部8の相対スライド移動を許容する逃げ凹部,逃げ溝若しくは逃げ孔などのピン逃げ部9を有する形状に設定し、前記所定スライド位置では第一部材1に対する回動部材5を介しての第二部材2の回動が回動規制ピン部8により突き当り規制されて第一部材1に対して第二部材2の回動が阻止され、且つ前記スライド位置と異なるスライド位置では回動規制ピン部8による突き当たり規制はなく回動が許容されるように回動部材5又は第二部材2の形状と規制ピン部8の突設位置を設定して前記スライド位置回動規制機構6を構成している。
具体的には、本実施例では、第一部材1に設けたガイド部3に前記回動規制ピン部8を設け、この回動規制ピン部8の前記スライド部材4のスライド移動による相対移動を許容する前記ピン逃げ部9を第二部材2の重合面に設けると共に、回動部材5の形状もスライド移動に際しては回動規制ピン部8と干渉しない形状に設定し、第一部材1にスライド自在に設けたスライド部材4に対して、回動部材5を介して第二部材2を回動する際、前記スライド部材4が所定スライド位置(スライド0位置以外のスライド開放範囲)にあるときは、前記回動規制ピン部8と前記ピン逃げ部9の縁部や前記回動部材5の側縁部とが突き当り干渉して回動が阻止され、前記スライド位置と異なるスライド位置では突き当り規制されず回動が許容されるように前記スライド位置(スライド0位置の重合閉塞位置)回動規制機構6を構成している。
即ち、このように回動規制ピン部8の突設位置とピン逃げ部9の形状及び回動部材5の形状を設定して第一部材1と第二部材2とが合致重合配設したスライド位置では、第一部材1に対する第二部材2の回動が許容され、且つ第一部材1に対して第二部材2をスライド部材4を介してスレ違いスライドさせた位置では第一部材1に対して第二部材2の回動が阻止されるように前記スライド位置回動規制機構6を構成している。
更に説明すると、前述のように、このスライド部材4上に回動自在に重合する回動部材5の形状と回動規制ピン部8との位置を、第一部材1に対してスライド部材4と共にスライド自在となり、且つ前記回動規制ピン部8に規制されずに前記所定スライド位置(スライド0位置)では回動規制ピン部8に突き当り規制されずに回動が許容される形状に設定している。
更に具体的に説明すると、本実施例では、第一部材1に設けたガイド部3上に回動規制ピン部8を突設して、スライド部材4上にして回動部材5の側部に回動規制ピン部8を配設し、この回動規制ピン部8のスライドを許容するピン逃げ部9は、本実施例ではスライド部材4に設ける必要がなく、また回動部材5にも設けず第二部材2の裏面に設けて、回動規制ピン部8があってもスライド移動が許容されるように構成している。そして回動しようとすると回動部材5の側縁部や第二部材2のピン逃げ部9の縁部が回動規制ピン部8に突き当たって回動を阻止し、ところがスライド0位置ではピン逃げ部9はその回動を許容し、且つ回動部材5の形状もこれを許容するように側縁部から後縁部にかけた形状を設定している。
また本実施例では、ガイド部3の折り返しコ字状係合部3Aにスライド部材4の縁部をスライド自在に係合する際、これを左右のリブ部で支承してスムーズなスライド移動となるようにする下パーツ3Bを設けた構成にすると共に、回動規制ピン部8を設けた上パーツ3Cをコ字状係合部3Aの上片部裏面に付設するが、この上パーツ3Cの取付孔に下方に弾圧突出する係合クリック用突部12を設けた板バネ部3Dを設け、この係合クリック用突部12が落ち込み係合するスライドクリック係合部13をスライド部材4の縁部の前後両側に設けて重合閉塞位置とスライド開放位置とでスライドクリック係合して位置決め保持されるように構成している。
また、回動機構は、第二部材2に設ける回動部材5に、スライド部材4に設けた軸受孔14に回動自在に係合する回動軸部7を設けた構成としている。本実施例では、このスライド部材4と回動部材5との間に弾圧突出する係合クリック用突部10を形成した板バネリング16をスライド部材4上に固定し、この係合クリック用突部10が落ち込み係合する回動クリック係合部11を回動部材5の裏面に設けている。これにより、重合閉塞位置と90度回動位置とで係合クリックし位置決め保持されるように構成している。
また、スライド部材4の軸受孔14の周辺からストッパー受部17を突出し、このストッパー受部17に突き当り係止するストッパー部18を前記回動軸部7に設けて過回動を防止している。
従って、本実施例では、組み付けが容易で、特にスライド位置回動規制機構6を容易に実現でき、回動クリック係合もストッパー機構も容易に施すことができ、極めて実用性に秀れ容易に本発明を実現できる画期的な構成としている。
即ち、更に具体的一例をもって説明すれば、操作部21を設けた第一部材1に対してスライド移動し且つ回動するディスプレイ部20を設けた第二部材2をスライドさせて第一部材1に設けた操作部21を露出させると共に、横長のディスプレイ部20を90度回動して縦長のディスプレイ部20に変更でき、しかも回動できる位置(重合閉塞状態)で回動すると、常に操作部21を設けた第一部材1に対してディスプレイ部20を設けた第二部材2とがT字状に中央でクロスした交差重合した状態となり、操作部21も操作し易い。
しかも、横長方形状の第一部材1と第二部材2とを一致重合させた重合閉塞状態から短辺方向の前後方向にスライド開放すれば、左右の操作部21だけでなく中央の操作部21や第二ディスプレイ部も露出されるが、重合閉塞位置から90度回動すると、左右の操作部21のみが露出し、縦長ディスプレイ部20として使用でき、また、更に回動軸部7を、スライド部材4の中央から偏心した位置に設けた軸受孔14に回動自在に係合して、90度回動したとき手前側へ突出しないT字状に中央でクロスした交差状態となるように構成したから、更に縦長ディスプレイ部が見易くTVゲーム機として更に使い易い構成となる。
また、回動すると十字状にクロスする第二実施例について説明する。
この第二実施例は、第一実施例と同じ構成であるが、異なる点について以下説明する。
この第二実施例では、ガイド部3に回動規制ピン部8を設けず第一部材1のスライド部材4をスライド自在に納める凹部の底面左右後方端部に回動規制ピン部8を突設し、この回動規制ピン部8が貫通突出するピン逃げ部9をスライド部材4の左右にスライド方向に長さを有するように形成して、このピン逃げ部9から回動規制ピン部8を突出させてスライド部材4上に配設すると共に、回動規制ピン部8があってもスライド部材4をスライドできるように構成している。
この左右の回動規制ピン部8間に納まるようにスライド部材4上に回動部材5を回動自在に設け、重合閉塞状態では、左右の回動規制ピン部8は回動部材5の後方端左右にあって回動部材5の左右縁部と後方縁部の形状設定によって回動に際して回動規制ピン部8と干渉せず、スライド部材4をスライドさせて、回動部材5の左右縁外側近傍に回動規制ピン部8が位置してしまうと、回動が阻止されるように構成している。
従って、この第二実施例では、第一部材1に設けた回動規制ピン部8をスライド部材4に設けたピン逃げ部9を介してスライド部材4上で回動する回動部材5の側部に配設して、回動部材5の回動を規制するように構成し、スライド0位置では後端部に位置して回動を規制しないように構成している。
従って、本実施例でも、回動規制ピン部8の位置と回動部材5の形状設定によってスライド位置回動規制機構6を構成している。
この場合、回動部材5に更にピン逃げ部9を設けたり第二部材2に更にピン逃げ部9を設けてこのピン逃げ部9の縁部によって回動部材5の回動や第二部材2の回動を規制するように構成しても良い。
第一実施例や第二実施例やその他いずれの実施例においても、スライド部材4上で回動する回動部材5や第二部材2の形状やピン逃げ部9の形状及び回動規制ピン部8に突設位置の設定によってスライド位置回動規制機構6を容易に構成でき、極めて画期的なスライド装置並びにスライド装置を用いた電子機器となる。
また、前記第二実施例でのガイド部3は、第一部材1の回動規制ピン部8の近くにスムーズなスライドを実現すると共に所定のスライド抵抗を生じるようにガイド接点部3Eをガイド本体となるスライド駒部3Fに設け、このガイド接点部3Eを設けたガイド駒部3Fには、スライド係合クリック用突部12を設けた板バネ部3Dを設け、これをスライド部材4の左右に設けたガイドレールとしてのレール状部4Aにスライド自在に係合し、このレール状部4Aの前後両端部に設けたスライドクリック係合部13に落ち込み係合してスライドクリック係合するように構成している。
また、本実施例ではスライド部材4の中央に軸受孔14を設けこれに回動部材5の回動軸部7を回動自在に設けて、90度回動したとき十字状にクロスした交差状態となるように構成している。
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
第一実施例の重合閉塞状態での説明斜視図である。 第一実施例のスライド開放位置での説明斜視図である。 第一実施例の回動途中での説明斜視図である。 第一実施例の90度回動してT字状交差状態の説明斜視図である。 第一実施例の分解斜視図である。 第一実施例の重合閉塞状態でのスライドクリック係合状態を示すスライドクリック機構の説明斜視図である。 第一実施例のスライド開放位置でのスライドクリック係合状態を示すスライドクリック機構の説明斜視図である。 第一実施例の重合閉塞状態でのピン逃げ部を示す説明平面図である。 第一実施例の回動途中でのピン逃げ部を示す説明平面図である。 第一実施例の90度回動してT字状交差状態でのピン逃げ部を示す説明平面図である。 第一実施例の第二部材裏面のピン逃げ部を示す説明斜視図である。 第一実施例の回動部材の別例を示す説明図である。 第一実施例の回動部材のストッパー受部を示す説明斜視図である。 第一実施例のスライド開放位置での反対面から見た説明斜視図である。 第一実施例の重合閉塞状態での説明側断面図である。 第一実施例のスライド開放位置での説明側断面図である。 第一実施例の重合閉塞状態での要部の説明正断面図である。 第二実施例の重合閉塞状態での説明斜視図である。 第二実施例のスライド開放位置での説明斜視図である。 第二実施例の回動途中での説明斜視図である。 第二実施例の90度回動して十字状交差状態の説明斜視図である。 第二実施例の分解斜視図である。 第二実施例の重合閉塞状態からスライド開放位置までの回動規制を示す説明図である。 第二実施例の重合閉塞状態から十字状交差状態までの回動を示す説明図である。 第二実施例の回動部材とバネリングの説明斜視図である。 第二実施例の回動軸部の説明斜視図である。 第二実施例のガイド部とスライドレール状部の説明分解図である。 第二実施例の重合閉塞状態での説明側断面図である。 第二実施例のスライド開放位置での説明側断面図である。 第二実施例の回動軸部の説明正断面図である。
符号の説明
1 第一部材,本体部
2 第二部材,重合部
3 ガイド部
4 スライド部材
5 回動部材
6 スライド位置回動規制機構
7 回動軸部
8 回動規制ピン部
9 ピン逃げ部
20 ディスプレイ部
21 操作部

Claims (11)

  1. 第一部材とこの第一部材に重合配設した第二部材とを重合面方向にスライド自在に連結するスライド装置であって、前記第一部材若しくは前記第二部材に設けたガイド部にこれをスライドガイドとしてスライド自在に係合する板状のスライド部材を設け、このスライド部材上に重合面を回動面とする回動部材を回動自在に設け、この回動部材に前記第二部材若しくは前記第一部材を設ける、又は前記スライド部材上に重合面を回動面として前記第二部材若しくは前記第一部材を直接回動自在に設けて、前記第二部材を前記第一部材に対して前記ガイド部と前記スライド部材との係合によってスライド自在に構成すると共に、前記スライド部材に対して回動させることによって前記第二部材を前記第一部材に対して回動自在に構成し、前記ガイド部に対する前記スライド部材の所定スライド位置では、前記第一部材に対する前記第二部材の回動を阻止し、且つ別のスライド位置では前記回動を許容するスライド位置回動規制機構を備え、前記第一部材若しくは前記第二部材と前記スライド部材又は前記第二部材若しくは前記第一部材との一方に回動規制ピン部を突設し、他方はこの回動規制ピン部の相対スライド移動を許容する逃げ凹部,逃げ溝若しくは逃げ孔などのピン逃げ部を有する形状に設定し、前記所定スライド位置では前記第一部材に対する前記回動部材又は前記第二部材の回動が前記回動規制ピン部により突き当り規制されて前記第一部材に対して前記第二部材の回動が阻止され、且つ前記スライド位置と異なるスライド位置では前記回動規制ピン部による突き当たり規制はなく回動が許容されるように前記回動部材又は前記第二部材若しくは第一部材の形状と前記規制ピン部の突設位置を設定して前記スライド位置回動規制機構を構成したことを特徴とするスライド装置。
  2. 前記第一部材又はこの第一部材に設けた前記ガイド部に前記回動規制ピン部を一若しくは間隔を置いて複数設け、この回動規制ピン部の前記スライド部材のスライド移動による相対移動を許容する前記ピン逃げ部を前記スライド部材又は前記回動部材又は前記第二部材に設け、前記第一部材にスライド自在に設けた前記スライド部材に対して、前記回動部材を介して前記第二部材又は前記第二部材を直接回動する際、前記スライド部材が所定スライド位置にあるときは、前記回動規制ピン部と前記ピン逃げ部の縁部又は前記回動部材の側縁部とが突き当り回動が阻止され、前記スライド位置と異なるスライド位置では突き当り規制されず回動が許容されるように前記スライド位置回動規制機構を構成したことを特徴とする請求項1記載のスライド装置。
  3. 前記第一部材に前記スライド部材をスライド自在に設け、このスライド部材上に板状の前記回動部材を回動自在に設け、この回動部材に前記第二部材を設けて前記スライド部材及び前記回動部材を介して前記第一部材に対して前記第二部材をスライド自在にして且つ回動自在に設けたことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載のスライド装置。
  4. 前記スライド部材上に回動自在に重合する前記回動部材の形状を、前記第一部材に対して前記スライド部材と共にスライド自在となり、且つ前記所定スライド位置と異なるスライド位置では前記回動規制ピン部に突き当り規制されずに回動が許容される形状に設定したことを特徴とする請求項3記載のスライド装置。
  5. 前記第一部材に直接又は前記第一部材に設けた前記ガイド部に突設した前記回動規制ピン部を前記スライド部材上に突設配設し、前記スライド部材上に回動自在に設けた前記回動部材に前記ピン逃げ部を設けるか又は前記回動規制ピン部の相対スライド移動を許容する形状に設定し、前記スライド部材が所定スライド位置にあるときは、前記回動規制ピン部と前記ピン逃げ部の縁部又は前記回動部材の側縁部とが突き当り回動が阻止され、前記スライド位置と異なるスライド位置では突き当り規制されず回動が許容されるように前記スライド位置回動規制機構を構成したことを特徴とする請求項2,3及び4記載のスライド装置。
  6. 前記第一部材と前記第二部材とが合致重合配設したスライド位置では、前記第一部材に対する前記第二部材の回動が許容され、且つ前記第一部材に対して前記第二部材を前記スライド部材を介してスレ違いスライドさせた位置では前記第一部材に対して前記第二部材の回動が阻止されるように前記スライド位置回動規制機構を構成したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のスライド装置。
  7. 前記第一部材に対する第二部材の回動軸部を中央より偏心した位置に設けて、この第一部材と第二部材とを長方形状の同形に設定した際、第一部材と第二部材とが一致重合した状態から第一部材に対して第二部材を90度回動することで第一部材と第二部材とが十字でなくT字状に中央でクロスする交差形状となるように構成したことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のスライド装置。
  8. 操作部を設けた本体部にディスプレイ部を設けた重合部をスレ違いスライド自在に重合し、前記本体部に対し前記重合部をスライドさせて前記本体部の上面を隠蔽露出自在に構成すると共に、前記重合部を90度回動自在に設けて前記ディスプレイ部の向きを90度切り換え自在に構成し、この本体部を前記第一部材若しくは前記第二部材とし、前記重合部を前記第二部材若しくは前記第一部材として前記請求項1〜7のいずれか1項に記載のスライド装置によって重合連結したことを特徴とするスライド装置を用いた電子機器。
  9. 横長の長方形状の前記本体部とこれを同形の前記重合部とを短辺方向にスレ違いスライド自在に連結すると共に、前記本体部と前記重合部とが一致重合した重合閉塞状態から前記重合部をスレ違いスライドして本体部の上面に設けた前記操作部又は操作部と第二ディスプレイ部を露出するように構成し、前記重合閉塞状態から前記重合部を90度回動した際、この重合部の前記ディスプレイ部の向きが切り換わると共に、前記本体部と前記重合部とが十字状若しくはT字状に中央でクロスした交差状態となることで前記本体部の左右部が露出して前記操作部が露出するように構成したことを特徴とする請求項8記載のスライド装置を用いた電子機器。
  10. 前記請求項7記載のスライド装置を用いて前記本体部と前記重合部とを連結して、この本体部と重合部とを重合閉塞した状態からこの重合部を90度回動することで重合部の横長状態の前記ディスプレイ部が縦長状態に切り換わると共に、本体部に対して重合部が手前側に突出せず後方側に突出したT字状に中央でクロスする交差状態となって前記本体部の左右の前記操作部が露出するように構成したことを特徴とする請求項9記載のスライド装置を用いた電子機器。
  11. 前記本体部と前記重合部とが一致重合した重合閉塞状態となるスライド0位置でのみ前記90度回動が許容され、このスライド位置以外のスライド位置では前記本体部に対する前記重合部の回動は阻止されるように前記スライド位置回動規制機構を構成したことを特徴とする請求項8〜10のいずれか1項に記載のスライド装置を用いた電子機器。
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