JP2008275734A - 光学装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】レンズを保持した移動鏡筒が固定鏡筒内を移動する投射レンズを用いることにより、小型化を可能とする。
【解決手段】6群鏡筒36はプラスチックレンズ40を接着剤により固定し、6群鏡筒36の外周部は7群鏡筒37の内部空間を光軸方向に移動するようになっている。6群鏡筒36においては、プラスチックレンズ40の射出口40aが120°位相回転して保持できる3個所に、ゲート逃げ部36aが設けられ、このゲート逃げ部36aとは異なる3個所の位相位置に接着壁36bが設けられている。
7群鏡筒37には、プラスチックレンズ40の射出口40aと同位相で、射出口40aの逃げ部37aを外周部に開口して設けられている。また、6群鏡筒36の外周に突出した接着壁36bと同位置に、7群鏡筒37の外周部に接着壁逃げ部37bを開口している。これにより、6群鏡筒36の外周部は7群鏡筒37の内部空間を光軸方向に移動可能となる。
【選択図】図4

Description

本発明は、投射レンズを用いたプロジェクタなどの光学装置に関するものである。
従来、レンズの固定保持手段としては、押え環などで押さえ付ける固定保持や熱加締めによる固定保持、接着剤を介しての固定保持などが採用されている。接着剤を介してレンズを鏡筒内に固定保持させる保持装置としては、例えば特許文献1、2に開示されている。
図10は特許文献1のレンズ保持装置の横断面図、図11は縦断面図である。レンズ1の外周部に第1の突起部1aと、この突起部1aよりも中心側に光軸方向に突出した第2の突起部1bとが設けられており、第2の突起部1bにおける光軸方向の面のみがレンズ鏡筒2の光軸方向と当接している。第1の突起部1aにおける光軸方向の面とレンズ鏡筒2の光軸方向の面、或いは第2の突起部1bにおける径方向の面とレンズ鏡筒2の内周部は非接触とされている。第1の突起部1aとレンズ鏡筒2との間の空隙に、凝固時にレンズの材質よりもヤング率が小さくなる接着剤3を充填することにより、レンズ1を固定保持している。
液晶表示素子やDMD等の各種変調デバイスにより形成された画像を、投射レンズによりスクリーンに拡大投射する画像表示装置においても、接着剤を使用するレンズ固定保持手段が用いられることがある。
特公平3−60404号公報 特開昭61−107307号公報
しかし、接着剤を用いるレンズ保持手段によると、レンズ有効径内に接着剤が入り込むことを防止するために、レンズ外径が大きくなり、それに伴いレンズを保持するレンズ鏡筒の外径も大きくなる。また、接着剤により固定保持したレンズを有する移動群が、固定鏡筒内を移動する際には、移動群との干渉を防ぐために、固定鏡筒の内径部には移動鏡筒外径部との間に空隙を設ける必要があり、その結果として固定鏡筒の外径も大きくなる。
プロジェクタなどの画像表示装置に用いられる投射レンズにおいて、投射レンズの後群内部を移動する移動群に接着剤を介したレンズ保持手段を用いることは、後群鏡筒の大型化から光学ボックスの大型化、画像表示装置の大型化に繋がることになる。
また、熱加締めや押え環等の固定保持手段を用いた場合も、有効径外に固定保持のための余裕を設けるためにレンズ外径は大きくなり、上記と同様の構成の投射レンズにおいて、後群鏡筒の大型化から光学ボックスの大型化、画像表示装置が大型化する。
本発明の目的は、上述の課題を解消し、レンズを固定保持した移動群が鏡筒内を移動する投射レンズを用いることにより、画像表示装置の小型化を可能とする光学装置を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る光学装置の技術的特徴は、変調デバイスからの画像を投射する移動レンズ群を含む複数のレンズ群から成る投射レンズを有し、該投射レンズの前記変調デバイスに最も近接したレンズ群を保持する固定鏡筒の外周部に開口部を設け、前記固定鏡筒に隣接する移動鏡筒のレンズを保持する外周壁の一部及び/又は前記移動鏡筒が保持するレンズの一部が、前記固定鏡筒に設けた前記開口部内を移動するようにしたことにある。
本発明に係る光学装置によれば、移動鏡筒が保持するレンズの一部及び/又は移動鏡筒の保持個所の外周壁の一部が、固定鏡筒の外周部に設けた開口部内を移動可能とすることにより、移動鏡筒は固定鏡筒の内部空間を非接触状態で光軸方向に移動可能となる。また、これにより固定鏡筒を小型化することができ、全体として更なる小型化を図ることができる。
本発明を図1〜図9に図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の光学装置の一例である実施例1の投射レンズを有する画像表示装置(プロジェクタ)の構成図である。図1において、光源11はリフレクタ12により囲まれ、光源11の前方には、第1フライアイレンズ13、第2フライアイレンズ14、偏光変換素子15、コンデンサレンズ16、ミラー17が配列されている。ミラー17の反射方向には、ダイクロイックミラー18、ミラー19が配列され、ダイクロイックミラー18の反射方向にはダイクロイックミラー20、ミラー21が配列されている。
ミラー19の反射方向には、フィールドレンズ22B、液晶パネル23B、色合成プリズム24が配列されている。また、ダイクロイックミラー20の反射方向には、フィールドレンズ22G、液晶パネル23G、色合成プリズム24が配列されている。ミラー21の反射方向には、フィールドレンズ25を介してミラー26が設けられ、ミラー26の反射方向にはフィールドレンズ22R、液晶パネル23R、色合成プリズム24が配置されている。そして、3方向からの光束が入射した色合成プリズム24の出射方向に投射レンズ30が配置されている。
光源11からの光は放物面などのリフレクタ12により透過タイプの変調デバイスの方向に反射され、見掛け上、無限遠方からの光源11から発せられたほぼ平行光が第1フライアイレンズ13に導かれる。導かれた光は第1フライアイレンズ13の作用により複数の光束に分割され、分割された光束は第2フライアイレンズ14に導かれる。第2フライアイレンズ14からの各光束は、ランダムな振動成分を持つ無偏光光である自然光から振動面を揃えられ、つまり偏光方向を揃えるように偏光振動面が変換されてコンデンサレンズ16に導かれる。
偏光光はダイクロイックミラー18、20で色分解され、更にフィールドレンズ22R、22G及び22Bを通して画像表示素子である透過タイプの変調デバイスである液晶パネル23R、23G及び23Bを照明している。3つの液晶パネル23R、23G、23Bからの画像光は、色合成プリズム24により合成され、合成された画像光は投射レンズ30によってスクリーンに拡大投影される。投射レンズ30の鏡筒は直接画像形成に寄与しない光線の除去する機能を有している。
また、反射型液晶パネルを用いた画像表示装置でも、同様の投射レンズ30を用いて、反射タイプの変調デバイスにより形成された画像光をスクリーンに拡大投影する構成とされている。
図2は投射レンズ30の分解斜視図であり、投射レンズ30内には、光軸方向に1群鏡筒31、2群鏡筒32、3群鏡筒33、4群鏡筒34、5群鏡筒35、6群鏡筒36、7群鏡筒37が順次に配列されている。更に、固定筒38、カム環39が配置されている。1群鏡筒31は投射側のレンズ群を保持し、7群鏡筒37は画像表示装置の色合成プリズム24に最も近接するリレー系レンズ群を保持する固定鏡筒である。
1群鏡筒31の外周にはヘリコイドねじが設けられており、2群鏡筒32の内径に設けられたヘリコイドねじと螺合され、2群鏡筒32は固定筒38にスラスト方向からビスにより固定されている。1群鏡筒31が手動又は電動により光軸周りに回動されると、1群鏡筒31は光軸方向に移動しフォーカシングを行う。
3群鏡筒33、4群鏡筒34、5群鏡筒35、6群鏡筒36はそれぞれズーム系の移動レンズ群を保持する移動鏡筒である。カム環39の回転により、各鏡筒33〜36はカム環39のカム溝及び固定筒38の直線溝の作用により、光軸方向に所定の量だけ移動しズーミングを行う。7群鏡筒37は固定筒38にスラスト方向から図示しないビスにより固定されている。
図3は要部の斜視図、図4は分解斜視図、図5は断面図である。ズーム系レンズ群を保持する6群鏡筒36は、偏芯調整を行ったプラスチックレンズ40を接着剤を介して固定しており、プラスチックレンズ40を含む6群鏡筒36の外周部は、隣接する7群鏡筒37の内部空間内を光軸方向に移動するようになっている。6群鏡筒36においては、プラスチックレンズ40の射出口40aが複数個所、例えば円周方向に120°位相回転して保持する3個所に、ゲート逃げ部36aが設けられている。また、このゲート逃げ部36aとは異なる3個所の位相位置に、6群鏡筒36の接着壁36bが設けられている。
6群鏡筒36の接着壁36bの内周は、プラスチックレンズ40の外周との間に偏芯調整分と接着剤充填分の空隙を形成している。更に従来では、7群鏡筒37の内周には、プラスチックレンズ40の射出口40aと6群鏡筒36の接着壁36bが非接触で移動可能となるように空隙を設ける必要があり、7群鏡筒37の外周の大型化に繋がっていた。
しかし、本実施例の7群鏡筒37では、プラスチックレンズ40の射出口40aと同位相において、射出口40aの射出口逃げ部37aが7群鏡筒37の外周部に開口されている。また、6群鏡筒36の外周に突出した接着壁36bと同位置に、7群鏡筒37の外周部に接着壁逃げ部37bが開口されている。
これにより、7群鏡筒37は小型でありながら、プラスチックレンズ40の射出口40aは7群鏡筒37の射出口逃げ部37a内を、6群鏡筒36の接着壁36bは7群鏡筒37の接着壁逃げ部37b内を非接触状態で移動することが可能となる。そして、プラスチックレンズ40の射出口40aと接着壁36bを除く6群鏡筒36の外周部は、7群鏡筒37の内部空間を非接触の状態で移動することができる。
図6は実施例2の要部の斜視図、図7は分解斜視図である。実施例1の図3〜図5と同様の構成の投射レンズ30の一部であり、6群鏡筒36に保持されて7群鏡筒37の内部空間を直進移動するレンズは、その材質を実施例1とは異なり、ガラスレンズ41としている。
6群鏡筒36は偏芯調整を行ったガラスレンズ41を接着剤を介して固定されており、ガラスレンズ41を含む6群鏡筒36の外周部は、7群鏡筒37の内部空間を光軸方向に移動可能とされている。6群鏡筒36には、120°位相回転して保持できる3個所に、接着壁36bが設けられている。接着壁36bの内周は、ガラスレンズ41の外周との間に、偏芯調整分と接着剤充填分の空隙が形成されている。
6群鏡筒36の外周に突出した接着壁36bと同位置に、7群鏡筒37の外周部に接着壁逃げ部37bが開口されている。これにより、7群鏡筒37は小型でありながら、6群鏡筒36の接着壁36bは7群鏡筒37の接着壁逃げ部37b内を、接着壁36bを除く6群鏡筒36の外周部は、7群鏡筒37の内部空間を非接触状態で移動することができる。
図8は実施例3の要部の斜視図、図9は分解斜視図である。実施例2の図6、図7と同様の構成をした投射レンズ30の一部であるが、ガラスレンズ41の固定保持手段が実施例2と異なり、6群鏡筒36はガラスレンズ41を熱加締めにより保持している。
6群鏡筒36には、120°位相回転して保持できる3個所に外周に突出した加締め爪36cが設けられ、加締め爪36cと同位相で、7群鏡筒37の外周部に加締め爪逃げ部37cが開口されている。
これにより、7群鏡筒37は小型でありながら、6群鏡筒36の加締め爪36cは7群鏡筒37の加締め爪36cの逃げ部37c内を、加締め爪36cを除く6群鏡筒36の外周部は、7群鏡筒37の内部空間を非接触状態で移動することが可能である。
以上の説明では、本発明の好ましい実施例について述べたが、本発明はこれらの実施例に限定されないことは云うまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。なお、画像表示素子として反射型液晶パネルやデジタルマイクロミラーデバイス(DMD)を用いてもよい。
実施例の投射レンズを用いた画像表示装置の構成図である。 実施例1の投射レンズの分解斜視図である。 要部の斜視図である。 分解斜視図である。 断面図である。 実施例2の要部の斜視図である。 分解斜視図である。 実施例3の要部の斜視図である。 分解斜視図である。 従来のレンズ固定保持装置の横断面図である。 縦断面図である。
符号の説明
11 光源
15 偏光変換素子
23 液晶パネル
24 色合成プリズム
30 投射レンズ
31 1群鏡筒
32 2群鏡筒
33 3群鏡筒
34 4群鏡筒
35 5群鏡筒
36 6群鏡筒
36a ゲート逃げ部
36b 接着壁
36c 加締め爪
37 7群鏡筒
37a ゲート逃げ部
37b 接着壁逃げ部
37c 加締め爪逃げ部
38 固定筒
39 カム環
40 プラスチックレンズ
40a 射出口
41 ガラスレンズ

Claims (5)

  1. 変調デバイスからの画像を投射する移動レンズ群を含む複数のレンズ群から成る投射レンズを有し、該投射レンズの前記変調デバイスに最も近接したレンズ群を保持する固定鏡筒の外周部に開口部を設け、前記固定鏡筒に隣接する移動鏡筒のレンズを保持する外周壁の一部及び/又は前記移動鏡筒が保持するレンズの一部が、前記固定鏡筒に設けた前記開口部内を移動するようにしたことを特徴とする光学装置。
  2. 前記移動鏡筒に保持したレンズはプラスチックレンズであることを特徴とする請求項1に記載の光学装置。
  3. 前記移動鏡筒に保持したレンズは熱加締めにより固定したことを特徴とする請求項1に記載の光学装置。
  4. 前記移動鏡筒に保持したレンズは接着により固定したことを特徴とする請求項1に記載の光学装置。
  5. 前記固定鏡筒は円周方向の複数個所に前記開口部を配置したことを特徴とする請求項1〜4に記載の光学装置。
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