JP2008275289A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】LED庫内灯の周囲温度を検出するための専用サーミスタを設けることなく、かつ周囲温度に対してLEDの性能を十分に引き出すことのできる冷蔵庫を得る。
【解決手段】庫内灯としてLEDを使用する冷蔵庫であって、庫内温度を検出する庫内温度検出手段と、LEDを駆動する駆動手段と、LED周辺温度とLED電流値の対応関係データを格納した記憶手段と、を備え、駆動手段は、庫内温度検出手段の検出温度に基づき対応関係データを参照してLEDに流れる電流を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、庫内灯としてLED(Light Emitting Diode)を使用する冷蔵庫に関するものである。
従来、冷蔵庫の庫内灯の温度上昇に関し、『扉が開放された状態で放置された場合に、庫内灯の周辺温度が異常に上昇することを防止する。』ことを目的とした技術として、『扉が開放されたときに庫内を照明する庫内灯8,9を備えて成る冷蔵庫において、庫内灯8,9の周辺温度を検出する温度検出手段14を備えると共に、この温度検出手段14の検出温度が設定温度に達したときに庫内灯8,9への通電電流を小さくする電流制限手段19を備えたものである。これにより、庫内灯8,9の周辺温度が設定温度に達した後は、庫内灯8,9が発生する熱の量が少なくなるから、庫内灯8,9の周辺部分の温度が異常に上昇することを防止できる。』というものが提案されている(特許文献1)。
また、LEDの駆動制御に関し、『コンパクトで安価な構成でかつLED素子の破壊を生じる恐れなく明るい照明を実現できるLED照明装置を提供する。』ことを目的とした技術として、『単一若しくは極少数の高輝度白色LED2から成る発光部を有するLED照明装置において、LED2の駆動電流を制御するPWM制御手段17と、Vf検出手段18にて検出したLED2のVfからLED2のジャンクション温度を検出する温度検出手段19と、温度検出時にLED2に低電流を流すようにPWM制御手段17を制御してその時の温度検出手段19の検出温度を取り込む制御手段20を備え、制御手段20にてジャンクション温度を監視するようにした。』というものが提案されている(特許文献2)。
特開平5−141862号公報(要約) 特開2004−214519号公報(要約)
上記特許文献1のように、庫内灯にフィラメント電球を使用した従来の冷蔵庫では、庫内灯周囲温度が異常に高い場合に、庫内灯周辺部品の熱変形を防止するため通電電流を低減しているが、この方法によると庫内灯周囲温度を検出するための専用サーミスタが必要であり、必要コストがかさむといった課題があった。
一方、庫内灯にLEDを使用する場合は、LEDの許容電流に注意する必要がある。LEDの許容電流はLED周囲温度により変化し、一般的にLED周囲温度が高いほど許容電流が小さくなる。
このため、LEDを使用する場合は、使用環境下で想定される最も高い周囲温度での許容電流を上限の最大電流として考え、いかなる場合も最大電流を超えない様な通電電流を設定する。
冷蔵庫であれば、使用環境下での最も高い周囲温度は、真夏の最も暑い季節を想定して50℃程度とするが、大半の季節における気温が30℃未満であることを考えると、周囲温度が低い場合には許容電流に対して余裕を持ちすぎた電流設定になっており、LEDの性能を十分に引き出せていないという課題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、LED庫内灯の周囲温度を検出するための専用サーミスタを設けることなく、かつ周囲温度に対してLEDの性能を十分に引き出すことのできる冷蔵庫を得ることを目的とする。
本発明に係る冷蔵庫は、庫内灯としてLEDを使用する冷蔵庫であって、庫内温度を検出する庫内温度検出手段と、前記LEDを駆動する駆動手段と、LED周辺温度とLED電流値の対応関係データを格納した記憶手段と、を備え、前記駆動手段は、前記庫内温度検出手段の検出温度に基づき前記対応関係データを参照して前記LEDに流れる電流を制御するものである。
本発明に係る冷蔵庫によれば、庫内の温度制御のために設けた庫内温度検出手段の検出温度に基づいてLEDの駆動制御を行うので、LEDの駆動制御のために専用の温度検出手段を設ける必要がなく、安価に庫内灯の通電電流の調整を行うことが可能である。
また、LEDの周辺温度と通電電流の対応関係をあらかじめ得ておき、その対応関係に基づき庫内温度に合わせて通電電流を決定するようにしたので、安全性を確保したうえで、より高い輝度が得られる通電電流でLEDを駆動し、LEDの性能を十分に発揮することができるという効果を有する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る冷蔵庫1の概略図である。図1(a)は冷蔵庫1の正面図、(b)は側断面図である。
図1において、冷蔵庫1は冷凍サイクルの一部である冷却器2を搭載し、冷却器2付近の冷気を庫内に循環させることにより、庫内の冷却を行っている。
冷却器2には、冷却器2の温度を検出する冷却器サーミスタ3が取り付けられている。
冷蔵室4には、冷蔵室4内の温度を検出する冷蔵室サーミスタ5が取り付けられている。また、冷蔵室4の背面には、冷蔵室4への冷気の流量を調節するための冷蔵室ダンパー6が取り付けられている。
また、冷蔵室4内には、冷蔵室4内の照明として、光源にLEDを用いた庫内灯7が取り付けられている。さらに、冷蔵室4のドアには、ドア開閉状態を検出するためのドアスイッチ8が取り付けられている。
ドアスイッチ8は、冷蔵室4のドアの開閉状態を検出するものである。
冷蔵室4のドアには、庫内温度表示などを行うための液晶12や温度調節などを行うためのスイッチを取り付けた操作パネル9が設置されている。
冷蔵庫1の背面には、制御基板10が取り付けられている。
図2は、冷蔵庫1の制御基板10とその周辺の機能ブロック図である。
制御基板10は、マイクロコンピューター(以降マイコン)11を搭載している。
マイコン11内のROM(Read Only Memory)には、冷蔵庫の制御に必要な温度判定や、時間のカウントを行うプログラムが格納されている。また、マイコン11は、演算の実行等に必要なメモリ領域として、RAM(Random Access Memory)を備える。
また、制御基板10は、庫内灯駆動回路13を搭載している。庫内灯駆動回路13は、マイコン11の指示に基づき庫内灯7を駆動する回路デバイス等で構成される。
マイコン11は、以下の(1)〜(3)の動作制御を実行する。
(1)冷蔵室4の温度コントロール
マイコン11は、冷蔵室サーミスタ5の検出信号を受け取り、その検出信号に基づき冷蔵室ダンパー6を開閉することで冷気の流れをコントロールし、これにより冷蔵室4の温度をコントロールする。
また、冷却器サーミスタ3の検出信号を受け取り、その検出信号に基づき冷却器2の動作を制御し、これにより冷蔵室4の温度をコントロールすることもできる。
(2)庫内灯7の点灯・消灯制御
マイコン11は、ドアスイッチ8が検出したドア開閉状態信号を受け取る。冷蔵室4のドアが開状態の場合は、庫内灯駆動回路13に指示を出して庫内灯7を点灯するように制御し、ドアが閉状態の場合は、庫内灯駆動回路13に指示を出して庫内灯7を消灯するように制御する。
庫内灯7を点灯・消灯は、マイコン11から庫内灯駆動回路13に対して例えばH/Lの信号を出力することにより行う。
(3)操作パネル9からの操作入力受付
マイコン11は、ユーザが操作パネル9で操作入力を行った際に、操作パネル9からその操作内容に対応した信号を受け取り、これに対応した命令を実行する。
なお、本実施の形態1における「駆動手段」は、マイコン11と庫内灯駆動回路13がこれに相当する。
また、「庫内温度検出手段」は、冷蔵室サーミスタ5がこれに相当する。
図3は、LEDの周囲温度と許容電流の関係を示すグラフである。横軸にLED周囲温度、縦軸(左側)にLEDの許容電流をとっている。
なお、許容電流は、最も電流を多く流せる温度帯(図3中Aの温度帯)の許容電流を100%とした場合の割合で示している。
図3に示すように、一般的にLEDの周囲温度が高くなるとともに、許容電流は小さくなる。図3中、Aで示す領域はLED周囲温度により許容電流が変化しない温度帯、Bで示す領域はLED周囲温度が高くなるとともに許容電流が小さくなる温度帯である。
なお、本実施の形態1では、LEDを用いた庫内灯7の周囲温度の検出を、冷蔵室4内の温度コントロールを行うための冷蔵室サーミスタ5の検出結果で代用することを付言しておく。
以下、図3(a)と(b)を比較しながら説明する。
図3(a)は、従来のLEDの通電電流を表すグラフである。
従来、LEDの通電電流を決定する際は、LEDの周囲温度が最も高くなる場合、例えば庫内灯であればLEDの周囲温度が50℃の場合を想定し、通電電流を決定していた。あるいは、安全性を確保するため、LEDの周囲温度が50℃の場合の通電電流のさらに75%の電流値を用いていた。
即ち、従来のLED駆動手法においては、実際のLED周囲温度が何度であるかによらず、LED周囲温度が50℃である場合の通電電流でLEDを駆動していたため、LED周囲温度によっては駆動電流に余裕があり、LEDの性能を十分に発揮することができていなかった。
図3(b)は、本実施の形態1におけるLEDの通電電流を表すグラフである。
本実施の形態1では、庫内灯7の通電率を、冷蔵室サーミスタ5の温度に応じて庫内灯を安全に通電できる最大電流を超えない範囲で、複数段階に設定可能にした。
なお、安全性を確保するためのディレーティングをとって、実際に用いる電流値は、例えば許容電流の75%とする。
以降、許容電流の75%の通電電流を、「安全に通電できる最大電流」と記載する。
図4は、庫内灯7の通電率制御を行っている様子を示すものである。
庫内灯7の通電電流を複数段階で制御するためには、庫内灯7の通電率に段階を設けて制御を行えばよい。
例えばドア開時など、庫内灯7が点灯条件の時に、マイコン11から庫内灯駆動回路13に対し方形波出力を行い、方形波1周期中の点灯時間の割合(ON−DUTY率)を変更することにより、通電電流を変更することができる。このON−DUTY率を「通電率」と呼ぶ。
なお、1周期の長さは、庫内灯7がちらついて見えないよう、例えば10msとする。
通電率が60%になるように制御する場合は、1周期に対するON−DUTY区間の割合を60%とすればよい。
1周期を10msとした場合は、通電率を60%に制御するためには、ON−DUTY区間が6msとなるように、マイコン11から庫内灯駆動回路13へ方形波パルスを出力すればよい。
図5は、LED周囲温度とLED通電率の関係を表すテーブルの設定例である。
図5のテーブルは、「LED周囲温度」列、「温度段階」列、「通電率」列を有する。
「LED周囲温度」列には、庫内灯7(即ちLED)の周囲温度の値が段階分けされて格納される。
「温度段階」列には、「LED周囲温度」列を段階分けした際の段階値が格納される。本列は便宜上設けられたものであるため、適宜省略してもよい。
「通電率」列には、LED周囲温度が「LED周囲温度」列の値である場合に用いられるLED通電率の値が格納される。
図5のテーブルは、マイコン11が備えるROM、図示しないフラッシュメモリ等の記憶装置に格納しておく。なお、図5では説明の簡易の観点からテーブル形式を例に説明したが、データ形式はテーブル形式に限られるものではなく、任意のものでよい。
本実施の形態1における「対応関係データ」は、図5のテーブルで表されるデータがこれに相当する。
また、「記憶手段」は、図5のテーブルを格納する記憶装置がこれに相当する。
図5のテーブル例では、冷蔵室サーミスタ5の温度検出結果を温度帯に応じて複数の温度段階に振り分け、冷蔵室内の温度段階別に庫内灯7の通電率を設定可能とした。ここでは、冷蔵室内の温度を12段階に区分し、温度段階別に庫内灯7の通電率を定めている。
なお、安全性を確保するためのディレーティングをとるため、実際に庫内灯7に通電する電流の最大値は、図3中Aの温度帯における許容電流の75%である。この許容電流の75%の電流値を通電率100%に割当て、図5における「温度段階=1」の行に設定する。
一方、冷蔵室サーミスタ5が検出する最大温度は、夏場の最も暑い時期における50℃程度と想定できるため、LED周囲温度が50℃以上の温度帯については、50℃の場合の通電率をそのまま適用する。
なお、図5のテーブル例では、図3中Aの領域の安全に通電できる最大電流と、LED周囲温度が50℃の場合の安全に通電できる最大電流との比から、このときの通電率を50%とし、図5における「温度段階=12」の行に設定する。
そのほかの温度段階(温度段階2〜11)は、LED周囲温度が25℃以上50℃未満の温度帯に適用し、各温度段階の安全に通電できる最大電流から通電率を決定する。これにより、各温度段階において最も輝度を得られる通電率を選択することができる。
LEDの通電電流は、各温度段階に対応した「安全に通電できる最大電流」を超えない範囲で、かつ輝度を最大化できるように制御される。
なお、庫内灯駆動回路13は、マイコンが通電率100%の信号を出力する場合に、図3中Aの温度帯におけるLED許容電流に対し、75%の電流を流す様に設計しておく。100%の通電率は、図3中Aの温度帯全体に適用できるため、この温度帯での通電率を細かく設定する必要はなく、この温度帯全体において通電率を100%とすればよい。
図6は、本実施の形態1における庫内灯7の駆動制御フローを示すものである。以下、各ステップについて説明する。
(S601)
マイコン11は、冷蔵室サーミスタ5から、冷蔵室4内の温度検出値を受け取る。
(S602)
マイコン11は、冷蔵室4内の温度検出結果に基づき、図5で説明したテーブルを参照し、冷蔵室4内の温度が温度段階1〜12のいずれに相当するかを決定する。
(S603)
マイコン11は、図5で説明したテーブルに基づき、ステップS602で決定した温度段階に対応する通電率を得る。
(S604)
マイコン11は、ドアスイッチ8の検出結果に基づき、冷蔵室ドアの開閉判定を行う。
ドアが開状態である場合はステップS605に進み、閉状態である場合はステップS606に進む。
(S605)
マイコン11は、庫内灯駆動回路13に対し、ステップS603で決定した通電率で庫内灯7のLEDを駆動するように、指示信号を出力する。
庫内灯駆動回路13は、マイコン11の指示に従い、LEDの通電率が指示された値になるように、LEDのON−DUTY時間を駆動制御する。
これにより、LEDの通電電流は、各温度段階に対応した「安全に通電できる最大電流」を超えない範囲で、かつ輝度を最大化できるように制御される。
(S606)
マイコン11は、庫内灯駆動回路13に対し、庫内灯7を消灯するように指示を出す。
(S607)
庫内灯7の駆動制御フローを継続する場合はステップS601に戻り、同様の処理を繰り返し実行する。冷蔵庫1の電源が遮断される等した場合には、本処理を終了する。
以上のように、本実施の形態1では、冷蔵室4の温度コントロールを行うための冷蔵室サーミスタ5による温度検出結果により、庫内灯7の通電率を調整するため、庫内灯周囲温度を検出するための専用サーミスタを設ける必要がなく、追加コストを必要とせずに、庫内灯7の周囲温度にあわせた通電率調整を行うことができる。
また、本実施の形態1では、庫内灯7周囲の温度段階により、庫内灯7の通電率を複数の通電率から選択可能であり、庫内灯を安全に通電できる最大電流を超えない範囲で、かつ最も輝度を得られる通電率を選択している。
したがって、従来、実際の庫内灯周囲温度によらず、庫内灯周囲温度が最も高い場合を見込んだ低い通電率を選択していた冷蔵庫と比較して、安全性を確保しながら、高い輝度を確保することが可能である。
なお、本実施の形態1では、冷蔵室4に取り付けた庫内灯7の通電率決定に、冷蔵室サーミスタ5の温度検出結果を使用する例を示したが、庫内灯7の取り付け位置は冷蔵室4に限らず、他の貯蔵室であってもよい。
その場合は、冷蔵室4の例と同様に、庫内灯を取り付けた貯蔵室の温度コントロールを行うために使用しているサーミスタ温度と庫内灯通電率のテーブルを作成し、庫内灯を取り付けた貯蔵室の温度コントロールを行うためのサーミスタによる温度検出結果により、庫内灯通電率を決定すればよい。
また、図5のテーブルは、各温度段階ごとの通電率の値を全て格納しているが、例えば「温度段階=1」と「温度段階=12」の通電率の値のみテーブルに格納しておき、その間の温度段階の通電率は比例演算で求める、などとしてもよい。
また、本実施の形態1では、庫内温度を検出する手段としてサーミスタを用いた例を説明したが、これに限られるものではなく、その他の温度検出手段を用いてもよい。
実施の形態2.
実施の形態1では、冷蔵室サーミスタ5の検出温度により、庫内灯7の通電率を決定していたが、万が一冷蔵室サーミスタ5が故障している場合、冷蔵室サーミスタ5の検出値を取得できず、庫内灯7の通電率を決定することができない。
そこで、本発明の実施の形態2では、冷蔵室サーミスタ5が故障している場合でも、庫内灯7の通電率を決定できるようにした動作例を説明する。
本実施の形態2においては、冷蔵室サーミスタ5が正常に動作していない際には、冷蔵室4内が高い温度状態にあるものと仮定し、温度段階を高めに設定してLEDを駆動制御する。本実施の形態2では、仮に「段階10」を設定するものとする。
「段階10」は、図5に示したテーブルにおいて、冷蔵室サーミスタ5の検出温度が45℃以上47.5℃未満であることを想定していることを意味する。
以下、このように高めの温度段階を想定したLED駆動制御を行う理由を説明する。
冷蔵室サーミスタ5が故障している場合、冷蔵室4の温度を検出することができないため、実施の形態1で説明したような通電率の決定を行うことができない。このため、冷蔵室サーミスタ5の検出温度を仮決定する必要がある。
冷蔵室サーミスタ5の検出温度が十分に低い(例えば0℃)ものと仮定した場合、庫内灯7の通電率は高いもの(例えば100%)を適用することになる。
図3に示したとおり、冷蔵室サーミスタ5の温度が高い方が、庫内灯7を安全に通電できる最大電流は低くなるため、この時に高い通電率で庫内灯7を通電すると、実際の冷蔵室サーミスタ5の検出温度が、仮決定した冷蔵室サーミスタ5の温度よりも高かった場合に、庫内灯7を安全に通電できる最大電流を超えてしまう可能性があり、LEDを安全に使用することができない。
このため、冷蔵室サーミスタ故障時に仮決定する冷蔵室サーミスタ5の検出温度は、十分に高いものを適用する。ただし、冷蔵室サーミスタ5の検出温度が異常に高い(例えば75℃以上)と仮定し、通電率0%を選択して庫内灯7の通電を中止する必要はなく、低い通電率でありながらも庫内灯7を通電し、庫内灯としての役割を果たすことができる最低限の通電率を維持すればよい。
本実施の形態2においては、「温度段階=10」を選択することとした。
冷蔵庫は、万が一冷蔵室サーミスタ5が故障した場合であっても、例えば、冷蔵室4以外の貯蔵室に取り付けたサーミスタによる温度検出結果を用いて冷蔵室ダンパー6を開閉するなどして、冷蔵室4をある程度冷却することができるような応急運転モードを備えている。
このため、冷蔵室サーミスタ5の検出温度が異常に高くなるようなことは、非常に稀な状態であると考えられ、冷蔵室サーミスタ5故障時の仮の温度段階を「段階10」とすることが可能となるのである。
図7は、本実施の形態2における庫内灯7の駆動制御フローを示すものである。以下、各ステップについて説明する。
(S701)
マイコン11は、冷蔵室サーミスタ5が正常かどうかを判定する。
判定は、例えば、マイコン11に入力される冷蔵室サーミスタ5からの検出信号が極めて小さい場合にオープン状態、極めて大きい場合にショート状態とし、オープン状態またはショート状態であった場合に冷蔵室サーミスタ5が異常であると判定することにより行う。
冷蔵室サーミスタ5が正常であると判定した場合はステップS702に進み、冷蔵室サーミスタ5が異常であると判定した場合はステップS705に進む。
(S702)〜(S704)
図6のステップS601〜S603と同様であるため、説明を省略する。
(S705)
マイコン11は、先に説明したように、「温度段階=10」を決定する。
(S706)
マイコン11は、ステップS705で決定した冷蔵室サーミスタ5の温度段階「段階10」に基づき図5で説明したテーブルを参照し、庫内灯7の通電率を決定する。
(S707)〜(S710)
図6のステップS604〜S607と同様であるため、説明を省略する。
以上のように、本実施の形態2では、冷蔵室サーミスタ5が故障している場合でも、庫内温度が高いものと仮定して庫内灯7の通電率を調整することができるため、仮に庫内温度が上昇していて庫内灯7を安全に通電できる最大電流が小さくなっている状況であっても、安全に庫内灯7を点灯することができる。
実施の形態3.
本発明の実施の形態3では、電源投入時の冷蔵庫1の冷却状態を確認し、冷蔵庫内の温度が高く、十分な冷却状態にない場合には、庫内灯7の通電率を抑えるようにした動作例を説明する。
冷蔵庫1内の温度が高い場合は、庫内灯7の周囲温度も高いものと考えられる。この場合、庫内灯7を安全に通電できる最大電流は小さくなるので、大きな電流で庫内灯7を通電することができないことは明らかであるため、庫内灯7の通電率を抑える必要がある。
なお、本実施の形態3における「冷却器温度検出手段」は、冷却器サーミスタ3がこれに相当する。
図8は、本実施の形態3における庫内灯7の駆動制御フローを示すものである。以下、各ステップについて説明する。
(S801)
マイコン11は、冷蔵庫1の電源投入後、冷却器サーミスタ3の温度が予め設定した閾値より高いかどうかを判定する。閾値は、冷蔵庫が十分冷却されておらず、庫内温度が十分高いと考えられる温度、例えば5℃を選択する。
冷却器サーミスタ3の温度が閾値以下である場合はステップS802に進み、冷却器サーミスタ3の温度が閾値よりも高い場合はステップS805に進む。
(S802)〜(S804)
図6のステップS601〜S603と同様であるため、説明を省略する。
(S805)
マイコン11は、設定可能な複数の通電率の中から、庫内灯7の周囲温度が高い場合でも庫内灯7を安全に通電できる最大電流を超えないと考えられる低い通電率、例えば「段階10」を選択する。
通電率の段階決定後は、ステップS804に進む。
(S806)〜(S809)
図6のステップS604〜S607と同様であるため、説明を省略する。
図8の動作フローによれば、ステップS801において、冷却器サーミスタ3の検出温度が閾値以上である間は、ステップS805において低い通電率を選択することができるため、庫内が十分冷却されるまでは、低い通電率を選択することができる。
以上のように、本実施の形態3では、冷蔵庫1内の冷却状態を冷却器サーミスタ3の検出温度で間接的に判定し、庫内温度が高い場合は庫内灯7の通電率を低くすることができるため、庫内灯7を安全に通電できる最大電流を超えない範囲で安全に通電することが可能である。
なお、本実施の形態3では、冷却器サーミスタ3の検出温度が閾値以下になったタイミングで、通常の通電率を選択する例を示したが、電源投入時に冷却器サーミスタ3の温度が閾値より高かった場合に、以降一定時間、例えば4時間経過するまでの間は、ステップS805で決定した低い通電率を継続してもよい。
これにより、冷蔵庫1内が十分に冷却されるまで、余裕をもって低い通電率を選択することで、確実に庫内灯7を安全に通電できる最大電流を超えない範囲で通電することができる。
なお、本実施の形態3では、冷却器サーミスタ3の検出温度に基づき通電率を制御することを説明したが、実施の形態1〜2で説明したような、冷蔵室サーミスタ5の検出温度に基づく通電率制御を兼用してもよい。
この場合は、例えば冷蔵庫1の電源投入時は冷却器サーミスタ3の検出温度に基づき通電率を制御し、一定時間経過した後は冷蔵室サーミスタ5の検出温度に基づく通電率制御を実行する、といった手法が考えられる。
実施の形態4.
図9は、本発明の実施の形態4に係る冷蔵庫1の操作パネル9の画面表示例を図示するものである。
本実施の形態4において、操作パネル9上の液晶12に、従来からの庫内温度表示や、製氷モードの設定状態のほかに、庫内灯7の通電率の設定状態を表示する表示部を設けている。
図9の表示例では、12段階の通電率のうち現在選択している通電率、例えば「段階8」をバーの数で示したものである。最も低い通電率を選択している場合は、「低」の表示付近にバーを1本表示する。通電率が高くなるに従って、バーの数を増やしていく。
図10は、本実施の形態4における庫内灯7の駆動制御フローを示すものである。以下、各ステップについて説明する。なお、ここでは、実施の形態1の図6で説明した動作フローの下で、図9のような通電率表示部を設けた場合を例に説明する。
(S1001)〜(S1003)
図6のステップS601〜S603と同様であるため、説明を省略する。
(S1004)
マイコン11は、現時点で選択している通電率を表示するように、操作パネル9に指示を出す。
(S1005)〜(S1006)
図6のステップS604〜S607と同様であるため、説明を省略する。
以上のように、本実施の形態4では、現在選択している庫内灯7の通電率を表示パネル9の通電率表示部で表示するようにしたので、現在どの通電率で庫内灯7を通電しているのかをユーザが確認することができる。
もし、庫内温度が高い状態で、通電率表示が異常に高くなっているときには、操作パネル9に設けたOFFスイッチ等により庫内灯7を消灯できるようにしておけば、LED使用に際しての安全性が高まる。
なお、本実施の形態4では、実施の形態1の図6で説明した動作フローの下で図9のような通電率表示部を設けた場合を例に説明したが、その他の実施の形態に関しても、同様にステップS1004を追加し、本実施の形態4と同様の効果を発揮することができる。
実施の形態1に係る冷蔵庫1の概略図である。 冷蔵庫1の制御基板10とその周辺の機能ブロック図である。 LEDの周囲温度と許容電流の関係を示すグラフである。 庫内灯の通電率制御を行っている様子を示すものである。 LED周囲温度とLED通電率の関係を表すテーブルの設定例である。 実施の形態1における庫内灯7の駆動制御フローを示すものである。 実施の形態2における庫内灯7の駆動制御フローを示すものである。 実施の形態3における庫内灯7の駆動制御フローを示すものである。 実施の形態4に係る冷蔵庫1の操作パネル9の画面表示例を図示するものである。 実施の形態4における庫内灯7の駆動制御フローを示すものである。
符号の説明
1 冷蔵庫、2 冷却器、3 冷却器サーミスタ、4 冷蔵室、5 冷蔵室サーミスタ、6 冷蔵室ダンパー、7 庫内灯、8 ドアスイッチ、9 操作パネル、10 制御基板、11 マイコン、12 液晶、13 庫内灯駆動回路。

Claims (5)

  1. 庫内灯としてLEDを使用する冷蔵庫であって、
    庫内温度を検出する庫内温度検出手段と、
    前記LEDを駆動する駆動手段と、
    LED周辺温度とLED電流値の対応関係データを格納した記憶手段と、
    を備え、
    前記駆動手段は、
    前記庫内温度検出手段の検出温度に基づき前記対応関係データを参照して前記LEDに流れる電流を制御する
    ことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記駆動手段は、
    前記庫内温度検出手段が故障していることを検出した際には、
    庫内温度が所定の温度以上であるものと仮定し、
    その温度に基づき前記対応関係データを参照して対応する電流値を求め、
    その電流値を超えない電流値で前記LEDを駆動する
    ことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 庫内灯としてLEDを使用する冷蔵庫であって、
    庫内を冷却するための冷却器と、
    前記冷却器の温度を検出する冷却器温度検出手段と、
    前記LEDを駆動する駆動手段と、
    LED周辺温度とLED電流値の対応関係データを格納した記憶手段と、
    を備え、
    前記駆動手段は、
    前記冷却器温度検出手段の検出温度が所定の閾値以上である場合には、
    庫内温度が所定の温度以上であるものと仮定し、
    その温度に基づき前記対応関係データを参照して対応する電流値を求め、
    その電流値を超えない電流値で前記LEDを駆動する
    ことを特徴とする冷蔵庫。
  4. 前記記憶手段は、
    前記対応関係データとして、
    LED周辺温度と、その温度でLEDを安全に通電することができる範囲の電流値との対応関係データを格納しており、
    前記駆動手段は、
    前記庫内温度検出手段の検出温度に基づき前記対応関係データを参照し、
    その温度でLEDを安全に通電することができる範囲の電流値で前記LEDを駆動する
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の冷蔵庫。
  5. 前記LEDの通電電流値を表す情報を表示する表示手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の冷蔵庫。
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