JP2008275157A - 回転機械におけるシールを促進する方法及び装置 - Google Patents

回転機械におけるシールを促進する方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】回転部品及び固定部品を含む回転機械用のシール組立体を提供する。
【解決手段】本シール組立体300は、フロントプレート314とフロントプレート314から離隔して配置されてフロントプレート314との間に空洞318を形成するバックプレート316とを含むシールハウジング310と、フロントプレート314及びバックプレート316から離隔して配置されかつ空洞318内でシールハウジング310及び固定部品100の1以上に結合された複数の可撓性コンプライアントプレート320と、シールハウジング310及びコンプライアントプレート320の1以上に結合されて、シールハウジング310及びコンプライアントプレート320間に形成された第1の軸方向ギャップ340及び第2の軸方向ギャップ342の1以上を通る流れの減少を促進する1以上の突出部328,330とを含む。
【選択図】図4

Description

本出願は、総括的には回転機械に関し、より具体的には、回転機械をシールするための方法及び装置に関する。
それに限定されないが蒸気タービン及びガスタービンのような少なくとも幾つかの公知の回転機械は、その回転機械の運転効率の増大を促進する複数のシール組立体を蒸気流路又は流路内に含む。少なくとも幾つかの公知のシール組立体は、固定部品及び回転部品間に結合されて、高圧区域及び低圧区域間のシールを行う。例えば、スラスト調整を容易にするために、タービンロータは、協働するステータに対してシールして、ロータの後向き方向における低い圧力と比べてロータの前向き方向におけるより高い圧力を維持するのを促進することができる。
少なくとも幾つかの公知のシール組立体は、それに限定されないがブラシシール及び/又はコンプライアントプレートのようなシール部材を含む。それに限定されないがリーフシール、シングルズ(shingles)シール及び/又は中間プレートシールのようなコンプライアントプレートは一般的に、回転部品の中心回転軸の周りでパックとして整列されかつ円周方向に配向される。より具体的には、コンプライアントプレートは一般的に、回転機械の様々な運転状態の間にロータつまり回転部品に係合及び離脱するように配置される。例えば、タービンエンジンの運転停止時には、コンプライアントプレートの一部分は一般的に、回転部品と接触状態になっている。回転部品の回転時には、一般的に様々な力がコンプライアントプレートに作用して、これらプレートを上向きに撓ませる。そのような力には、それに限定されないがコンプライアントプレート/ロータ接触力、流体力学的持上げ力及び差圧力が含まれる。コンプライアントプレート/ロータ接触力は、コンプライアントプレートと回転部品との間の接触時に発生する。流体力学的持上げ力は、回転部品の回転によって発生する。差圧力は、コンプライアントプレート上の静圧分布によって発生した半径方向外向き持上げ力と半径方向内向き押付け力とを含む。コンプライアントプレートの先端と回転部品との間の小さい間隙量は、コンプライアントプレートの摩耗の減少に役立つので、コンプライアントプレートに作用するそのような力間のバランスにより、シール漏れを最少にしかつロータ回転中にコンプライアントプレート先端が回転部品から離脱していることを保証するのが望ましい。
少なくとも幾つかの公知のシール組立体は、シールハウジングを含み、シールハウジングは、少なくとも高圧側フロントプレートと、該フロントプレートと実質的に平行でありかつ該フロントプレートから一定の距離だけ離隔して配置されて空洞を形成した低圧側バックプレートとを含む。そのようなシール組立体においては、コンプライアントプレート及びフロントプレート間の物理的ギャップとコンプライアントプレート及びバックプレート間の物理的ギャップとは各々、空洞内におけるコンプライアントプレートの取付け位置に基づいて形成される。公知のシール組立体は一般的に、シールハウジングとコンプライアントプレートとの間に幾らかの公知の指定のギャップ幅を形成するように組み立てられる。
一般的に、物理的ギャップの寸法変化は、シール組立体におけるコンプライアントプレートの動き及び半径方向流漏れに影響を及ぼすことが知られている。従って、公知のシール組立体は一般的に、シールの製造及び組立て後の実際のギャップ幅を所望のギャップ幅に近づけ易くする小さな製造公差を必要とする。しかしながら、小さい所望のギャップを形成するためにより厳密な公差でシール組立体を製作することは一般的に、より大きいギャップを形成するようなより大きい公差で製作したシール組立体と比べて、製作の複雑さ及び製作コストを増大させる。さらに、指定のギャップ寸法からの逸脱は、幾つかの公知のシール組立体のシールハウジングとコンプライアントプレートとに摩擦を引き起こしかつ摩擦力を発生させる可能性がある。摩擦及び/又は摩擦力は、シール組立体の寿命を短縮させ、また/又は機械の総メインテナンスコストを増加させるおそれがある。
米国特許第7,059,821号公報 米国特許第7,032,903号公報 米国特許第6,695,316号公報 米国特許第6,367,806号公報 米国特許第6,257,586号公報 米国特許第6,030,175号公報 米国特許第5,509,780号公報 米国特許第5,503,405号公報 米国特許第5,374,068号公報 Pending U.S.Patent Application No 11/796927 filed 2007-04-30. Inventor. Jason Paul Mortzheim, METHODS AND APPARATUS TO FACILITATE SEALING IN ROTARY MACHINES.
回転部品及び固定部品を含む回転機械を組み立てる方法を提供する。本方法は、フロントプレートと該フロントプレートから離隔して配置されて該フロントプレートとの間に空洞を形成するバックプレートとを含むシールハウジングを準備する段階を含む。本方法はまた、複数の可撓性コンプライアントプレートを、該コンプライアントプレートが空洞内でフロントプレート及びバックプレートから離隔して配置されるように、シールハウジング及び固定部品の1以上に結合する段階と、1以上の突出部を、該1以上の突出部がシールハウジング及びコンプライアントプレート間に形成された第1の軸方向ギャップ及び第2の軸方向ギャップの1以上を通る流れの減少を促進するように、シールハウジング及びコンプライアントプレートの1以上に結合する段階とを含む。
回転部品及び固定部品を含む回転機械用のシール組立体を提供する。本シール組立体は、フロントプレートと該フロントプレートから離隔して配置されて該フロントプレートとの間に空洞を形成するバックプレートとを含むシールハウジングを含む。本シール組立体はまた、フロントプレート及びバックプレートから離隔して配置されかつ空洞内でシールハウジング及び固定部品の1以上に結合された複数の可撓性コンプライアントプレートを含む。本シール組立体はさらに、シールハウジング及びコンプライアントプレートの1以上に結合されて、該シールハウジング及びコンプライアントプレート間に形成された第1の軸方向ギャップ及び第2の軸方向ギャップの1以上を通る流れの減少を促進する1以上の突出部とを含む。
回転機械を提供する。本回転機械は、回転しないように固定された固定部品と、回転軸線を含み、固定部品と同軸でありかつ該固定部品と対向した回転部品とを含む。本回転機械はまた、固定部品に結合されたシール組立体を含む。シール組立体は、フロントプレートと該フロントプレートから離隔して配置されて該フロントプレートとの間に空洞を形成するバックプレートとを含むシールハウジングと、フロントプレート及びバックプレートから離隔して配置されかつ空洞内でシールハウジング及び固定部品の1以上に結合された複数の可撓性コンプライアントプレートと、シールハウジング及びコンプライアントプレートの1以上に結合されて、該シールハウジング及びコンプライアントプレート間に形成された第1の軸方向ギャップ及び第2の軸方向ギャップの1以上を通る流れの減少を促進する1以上の突出部とを含む。
本明細書に記載した例示的な方法及び装置は、例示的なシール組立体のシールハウジング及び/又はコンプライアントプレートの指定の部分上に固定のかつ/又は軸方向に調整可能な半径方向流絞り構造体を設けることによって、公知のシール組立体の機械的欠点を克服するのに役立つ。
本出願全体を通して、「軸方向の」及び「軸方向に」という用語を使用して、回転機械の中心回転軸線と実質的に平行に延びる方向及び配向を指している。本出願の全体を通して、「半径方向の」及び「半径方向に」という用語を使用して、回転機械の中心回転軸線に対して実質的に垂直に延びる方向及び配向を指している。本出願の全体を通して、「円周方向の」及び「円周方向に」という用語を使用して、回転機械の中心回転軸線を囲む方向を指している。
図1は、例示的な回転機械10の部分斜視図を示している。この例示的な実施形態では、回転機械10は、固定部品100、回転部品200及びシール組立体300を含む。例えば、回転機械10は、固定ステータ及び回転可能ロータを含むガス又は蒸気タービンエンジンとすることができる。しかしながら、回転機械10は、それに限定されないがガスタービンエンジン、蒸気タービンエンジン及び航空機エンジンのような機械とすることができる。
固定部品100は、その中に形成された開口110を含む。部品100は、その中心軸線CAが回転部品200の中心回転軸線RAと実質的に共直線になるように、回転部品200に対して実質的に同軸に結合される。さらに、この例示的な実施形態では、固定部品100は、回転部品200と同軸でありかつ該回転部品200の外表面210と対向している。固定部品100には、回転機械10内のその他の部品に対して回転しないように固定されたあらゆる部品が含まれ、また回転部品200には、中心回転軸線RAの周りで回転するあらゆる部品が含まれる。
この例示的な実施形態では、シール組立体300は、シールハウジング310と複数のコンプライアントプレート320とを含む。ハウジング310は、上部壁312と2つの実質的に平行なフロント及びバックプレート314及び316とを含み、フロント及びバックプレート314及び316は、それらの間に空洞318を形成するように互いに結合される。コンプライアントプレート320は、それらプレート320が空洞318内に部分的に配置され、実質的に整列されかつ傾斜するように、上部壁312に結合される。図3を参照すると、シール組立体300は、固定部品100と回転部品200との間に結合されて、これら両部品100及び200間に形成された間隙ギャップ322のシールを促進する。シール組立体300は、ハウジング310を含むものとして記載しているが、上部壁312を取り除いて、フロントプレート314、バックプレート316及びコンプライアントプレート320を固定部品100に結合するようにすることもできる。
図2は、シール組立体300の断面図である。この例示的な実施形態では、コンプライアントプレート320は、中心回転軸線RAの周りに整列されかつ円周方向に傾斜する。プレート320の半径方向外側端部部分324は、固定部品100に隣接して離隔して配置され、またコンプライアントプレート320の半径方向内側先端326は、部品外表面210に隣接して密な間隔配置で結合される。シール組立体300は、流れAF(図1に示す)がコンプライアントプレート先端326よりも半径方向外側端部部分324に一層近くなるように、コンプライアントプレート320間を流れ易くする。従って、コンプライアントプレート320は、シール組立体300を通過する漏れ量を制御するのを容易にする。
図3は、シール組立体300の拡大前面断面図である。この例示的な実施形態では、コンプライアントプレート先端326は、回転部品200が回転方向RDに回転している間は、該回転部品200から離隔して位置する。それに限定されないが始動運転、ターニングギヤ運転又は運転停止動作のような様々な回転機械運転は、部品100及び200をそれらの元の始動位置から半径方向に変位させる可能性がある。例えば、公知のロータ及びステータは、様々な運転状態の間に異なる応答性を有する。例えば始動運転時のようなロータの回転の間に、ロータは、ステータに向かって半径方向に移動する可能性がある。作動温度が上昇するにつれて、熱膨張により、ステータはロータから半径方向に離れる方向に移動する可能性がある。運転停止動作時には、回転機械の膨張プロセスは逆になる。
様々な回転機械運転全体を通して、コンプライアントプレートは一般的に、それに限定されないがコンプライアントプレート/ロータ接触力(「BF」)、流体力学的持上げ力(「LF」)、差圧力(「DF」)及び/又は摩擦力(「FF」)のような様々な力を受ける。上記の様々な力をバランスさせ易くしかつ半径方向流漏れを減少させようとして、公知のシール組立体は一般的に、シールハウジングとそれぞれのコンプライアントプレートとの間に形成される軸方向ギャップ幅を含む。それぞれのギャップを通過する半径方向流漏れ量は、ギャップの形状寸法の関数である。
少なくとも幾つの公知のシールハウジングプレートは、完全内表面を含み、これらの内表面は、実質的に平行であり、かつコンプライアントプレートに面して該ハウジングプレート及び該コンプライアントプレート間に一定のギャップ幅を有する物理的ギャップを形成する。内表面の実質的に平行な構成故に、そのような公知のシール組立体は一般的に、半径方向流漏れを制御するために、指定の幅を有する軸方向ギャップを形成するようにシールハウジング及びコンプライアントプレートを組立てることを必要とする。シールハウジングプレート及び内表面はまた平行ではないが、依然としてシールハウジング及びコンプライアントプレート間に軸方向ギャップを形成するものとすることができる。従って、そのような公知のシール組立体は一般的、所望のギャップ幅を達成するように厳密な公差で製造される。
上記の力及び/又は半径方向流漏れはまた、例示的なシール組立体(図1〜図3に示す)の作動に影響を及ぼすことになる。図4〜図10に関連して一層詳しく後述するように、例示的なシール組立体は、より大きい物理的ギャップを軸方向に形成するが、公知のシール組立体と比べてより小さい有効ギャップを生じる様々な形状寸法を備えた半径方向流絞り構造体を含む。
図4は、シール組立体300の概略図である。この例示的な実施形態では、シール組立体ハウジング310は、それぞれフロント及びバックプレート314及び316の半径方向内側端部部分332及び334から延びるフロント突出部328及びリヤ突出部330を含む。フロント及びリヤ突出部328及び330は各々、それぞれのフロント及びバックプレート314及び316の半径方向内側端部部分332及び/又は334から延びるものとして記載したが、フロント及び/又はリヤ突出部328及び330は、それぞれのフロント及びバックプレート314及び316の任意の半径方向部分から延びることができる。一実施形態では、フロント及びリヤ突出部328及び330は、フロントプレート314又はバックプレート316のいずれか上に設けることができる。さらに、ハウジング310は、単体構造体として製作することができる。
この例示的な実施形態では、コンプライアントプレート320は、フロントプレート314及びフロント突出部328から離隔して配置されたフロント軸方向端縁部336と、バックプレート316及びリヤ突出部330から離隔して配置されたリヤ軸方向端縁部338とを含む。コンプライアントプレート320は、シール組立体300が本明細書に記載したように機能するのを容易にする突出部(図示せず)を含むことができるという。シール組立体300が完全に組み立てられると、幅X1を有する第1の軸方向ギャップ340がフロント突出部328とコンプライアントプレート320との間に形成され、また幅X2を有する第2の軸方向ギャップ342がコンプライアントプレート320とリヤ突出部330との間に形成される。
それぞれフロント及びリヤ突出部328及び330をそれぞれフロント及びバックプレート314及び316に結合することによって、コンプライアントプレート320に作用する流れによって引き起こされる半径方向力は、ギャップ340及び342のギャップ幅X1及びX2に基づいて制限される。その結果、シール組立体300における圧力分布が制御されて、コンプライアントプレート320は、作動の間に間隙幅Y1を調整する指定の運動量つまり上昇及び/又は下降量に制限されるようになる。例えば、ギャップ幅X1がギャップ幅X2よりも大きい場合には、圧力分布は、コンプライアントプレート先端326を回転部品200に向けて移動させることができる。これと対照的に、ギャップ幅X1がギャップ幅X2よりも小さい場合には、持上げ力は、コンプライアントプレート先端326をハウジング310に向かって移動させることができる。従って、ギャップ340の幅X1及びギャップ342の幅X2を制御することによって、シール組立体300にわたって生じる全体的圧力分布を制御し、かつフロントプレート314、バックプレート316及びコンプライアントプレート320にわたって分布させることができる。
フロント及び/又はリヤ突出部328及び330をそれぞれフロント及びバックプレート314及び316の限定部分のみに結合することによって、ハウジング310は、コンプライアントプレート320及びハウジング310間で半径方向に変化する幅を有する物理的ギャップ340及び342を形成するように構成される。この例示的な実施形態では、ギャップ340及び342は、ハウジング310の指定の半径方向部分においてのみ最小ギャップ幅X1及びX2を含むように形成される。作動の間に、半径方向流は、その中に伴流、渦及び乱流損失の形成を促進するフロント及び/又はリヤ突出部328及び330と遭遇する。従って、フロント及び/又はリヤ突出部328及び330の形状寸法は、半径方向流を乱して、ギャップ幅X1及び/又はX2と比べてより小さい幅を有するギャップとして物理的ギャップ340及び342を効果的に機能させる。言い換えると、フロント及び/又はリヤ突出部328及び330は、物理的ギャップ340及び342よりも小さい有効ギャップを事実上形成する。
有効ギャップは物理的ギャップ340及び/又は342よりも小さいので、フロント及び/又はリヤ突出部328及び330は、半径方向流漏れの同一の低減を達成するようになる公知のシール組立体の一層小さい一定の軸方向ギャップ幅よりも大きいギャップ幅X1及び/又はX2を形成するようにシール組立体300の製造を容易にする。フロント及び/又はリヤ突出部328及び330はまた、それぞれギャップ幅X1及び/又はX2よりも大きいギャップ幅X3及び/又はX4を形成するようにシール組立体300の製造を容易にする。その結果、シール組立体300は、より小さいギャップ幅を形成するために一層厳しい公差で製造される公知のシール組立体と比べて、より大きいギャップ幅を形成するような一層柔軟性のある公差で製造される。従って、シール組立体300は、半径方向流デブリがギャップ340及び342内に捕捉されて、シール性能に望ましくない影響を及ぼす可能性の減少に役立つ。
高圧下における作動中に、コンプライアントプレート320は一般的に、軸方向に変形して、ギャップ幅X1、X2、X3及び/又はX4が僅かに変化するようになる。ギャップ幅の変化は一般的に、望ましくない状態でシール性能に影響を及ぼすことが知られている。より大きいギャップ幅X1、X2、X3及び/又はX4を含むようにシール組立体を製造することによって、シール性能は、そのようなギャップ幅X1、X2、X3及び/又はX4を形成するハウジング310の表面における製造不一致及び/又は不完全さに対して一層寛容である。その結果、シール組立体300は、公知のシール組立体と比べてシール性能鋭敏性の低下を促す。従って、シール組立体300は、製造コスト及び複雑さの低減に資する。
図5は、別のシール組立体344の概略図である。シール組立体344は、図1〜図4に示すシール組立体300と実質的に同様であり、図1〜図4の部品と同一である図5の部品は、図5においては図1〜図4において使用したのと同じ参照符号を使用して特定する。
この例示的な実施形態では、シール組立体344は、それに限定されないがフロント突出部328及び/又はリヤ突出部330を軸方向に調整するか又は作動させるバイアス部材、ベローズ装置、圧電装置及び/又はその他の装置のような軸方向調整可能作動機構346及び348を含む。この例示的な実施形態では、作動機構346及び348は、固定部品100内に形成されたそれぞれの凹部350及び352内に結合される。固定部品100は、凹部350及び352内に結合された作動機構346及び348を有するものとして記載しているが、機構346及び/又は348は、該機構346及び/又は348がそれぞれフロント突出部328及びリヤ突出部330を軸方向に調整するか又は作動させるように配向されかつ構成されるならば、固定部品100の任意の表面に対して結合することができる。
それに代えて、フロント突出部328及び/又はリヤ突出部330は、内部作動機構を含むことができる。例えば、一実施形態では、フロント突出部328及びリヤ突出部330は、それに限定されないがニッケル−チタン、銀−カドミウム、銅−アルミニウム−ニッケル、銅−亜鉛−アルミニウム及び/又は鉄−マンガン−ケイ素合金のような形状記憶合金で製作される。そのような形状記憶合金は、変形及び/又は歪みを受けた後に、その合金の変態温度よりも高い温度まで加熱される結果として、それらの元の形状に戻る。より具体的には、形状記憶合金は、温度及び/又は電磁界変化に応答して形状、位置、剛度、固有周波数及び/又はその他の機械的特性を変更する材料特性を有する。
ギャップ幅X1及びX2(図4及び図5に示す)を変化させることによって、それぞれのギャップ340及び342を通過する流れも変化する。その結果、シール組立体344における圧力分布が変化して、コンプライアントプレート320の運動つまり上昇及び/又は下降を引き起こす。その結果、コンプライアントプレート先端326及び回転部品200間の間隙322もまた、回転機械10の様々な運転状態の間に変化させることができる。
フロント突出部328及び/又はリヤ突出部330を軸方向に調整しかつ作動させることによって、公知の軸方向調整可能シール組立体と比べて、フロントプレート314、バックプレート316及びコンプライアントプレート320にわたって圧力低下を分布させることができる。また、フロント突出部328及び/又はリヤ突出部330を軸方向に調整しかつ作動させることによって、公知の軸方向調整可能シール組立体と比べて、間隙322を、回転機械10の運転状態に基づいて所望の幅Y1に一層正確に調整することができる。
その結果、ギャップ幅X1及びX2は、初めは該ギャップ幅X1及びX2(図4に示す)よりも広く形成し、その後に回転機械10の運転状態に基づいて調整することができる。従って、圧力分布とコンプライアントプレート先端326及び回転部品200間の間隙ギャップ322との制御を容易にすることができる。さらに、シール組立体344にわたって生じる全体的圧力分布を制御し、かつフロントプレート314、バックプレート316及びコンプライアントプレート320にわたって選択的に分布させることができる。さらに、それぞれフロント及び/又はリヤ突出部328及び330をそれぞれフロント及びバックプレート314及び316の限定部分のみに結合することによって、半径方向流漏れ量を公知のシール組立体と実質的に同等に減少させながら、半径方向流絞り、有効ギャップの形成、ギャップ幅X1及びX2の増大、圧力分布、シール性能鋭敏性の低下、半径方向流デブリ捕捉の低減、並びに公知のシール組立体と比較した場合の製作の複雑さ、時間及びコストの低減を図ることができる。
図6は、さらに別のシール組立体の概略図である。シール組立体354は、図1〜図4に示すシール組立体300と実質的に同様であり、図1〜図4の部品と同一である図6の部品は、図6においては図1〜図4において使用したのと同じ参照符号を使用して特定する。
この例示的な実施形態では、シール組立体354は、シールハウジング356を含み、シールハウジング356は、上部壁358、フロントプレート360及びバックプレート362を含む。この例示的な実施形態では、フロント及びバックプレート360及び362は各々、それらから延びる複数の突出部364と、隣接する突出部364の対間に形成された複数の凹部366とを含む。突出部364は、それぞれのフロント及びバックプレート360及び362の任意の半径方向部分から延びることができ、また凹部366は、それぞれのフロント及びバックプレート360及び362の任意の半径方向部分内に形成することができる。一実施形態では、突出部364及び/又は凹部366は、フロントプレート360又はバックプレート362のいずれか上に設けることができる。任意の数、形状、寸法及び/又は位置の突出部364及び/又は凹部366を設けることができる。加えて、フロントプレート360から延びる突出部364は、バックプレート362から延びる突出部364に対して千鳥配置することができる。さらに、ハウジング356は、単体構造体として製作することができる。
シール組立体354はまた、上部壁358から延びる複数のコンプライアントプレート368を含み、コンプライアントプレート368は、フロント及びバックプレート360及び362間に形成された空洞370内に部分的に配置され、整列されかつ傾斜するようになる。コンプライアントプレート368は各々、半径方向外側端部部分372、半径方向内側先端374、フロント軸方向端縁部376、リヤ軸方向端縁部378、並びにそれぞれフロント及びリヤ端縁部376及び378内に形成された複数の突出部380及び複数の段付き端縁部凹部382を含む。突出部380は、それぞれのフロント及びリヤ軸方向端縁部376及び378の任意の半径方向部分から延びることができ、また凹部382は、それぞれのフロント及びリヤ軸方向端縁部376及び378の任意の半径方向部分内に形成することができる。一実施形態では、突出部380及び凹部382は、フロント軸方向端縁部376又はリヤ軸方向端縁部378のいずれか上に設けることができる。シール組立体354が本明細書に記載したように機能するのを容易にする任意の数、形状、寸法及び/又は位置の突出部380及び/又は凹部382を設けることができる。
加えて、フロント端縁部376から延びる突出部380は、リヤ端縁部378から延びる突出部380に対した千鳥配置することができる。
この例示的な実施形態では、コンプライアントプレート368は、突出部380及び凹部382がそれぞれ凹部366及び突出部364から離隔して配置されかつ該凹部366及び突出部364に面するように上部壁358から延びる。しかしながら、ハウジング356の上部壁358を取り除いて、フロントプレート360、バックプレート362及びコンプライアントプレート368が、固定部品100に結合されるようにすることができる。シール組立体354が完全に組み立てられると、幅X1を有する第1の軸方向ギャップ384がフロントプレート360とコンプライアントプレート368との間に形成され、また幅X2を有する第2の軸方向ギャップ386がコンプライアントプレート368とバックプレート362との間に形成される。コンプライアントプレート368及び/又はハウジング356の接触並びに/或いは該コンプライアントプレート368及び/又はハウジング356に対する損傷の可能性を回避できるようにするには、突出部364及び突出部380間の半径方向間隙は、ロータ過渡運転時におけるコンプライアントプレート368の予測半径方向撓みと少なくとも等しくすべきであることを理解することができる。
この例示的な実施形態では、ギャップ384及び386は、突出部364、凹部366、突出部380及び凹部382間に形成された実質的に螺旋状のギャップである。より具体的には、各ギャップ384及び386は、半径方向流入及び流出空気流のための蛇行流路によって形成される。従って、半径方向流は、シール組立体354に流入しかつ流出するのに先立って、ギャップ384及び386内で幾つかの方向に方向転換することが必要となる。複数の突出部364及び/又は380並びに凹部366及び/又は382をそれぞれハウジング356及びコンプライアントプレート368の限定部分のみに設けることによって、半径方向流漏れ量を公知のシール組立体と実質的に同等に減少させながら、半径方向流絞り、有効ギャップの形成、ギャップ幅X1及びX2の増大、圧力分布の調整、シール性能鋭敏性の低下、半径方向流デブリ捕捉の低減、並びに公知のシール組立体と比較した場合の製作の複雑さ、時間及びコストの低減を図ることができる。
突出部364及び/又は380の数を増加させることによって、何らの突出部も含まないか又はより少ない数の突出部しか含まない公知のシール組立体と比べて、半径方向の流れ絞りもまた増大する。それぞれの突出部364及び凹部366と相補的である複数の凹部382及び突出部380を形成することによって、ギャップ384及び386はさらに、それぞれ図1〜図5に示すシール組立体300及び344と比べて、付加的な半径方向流れを絞るようにする。従って、ギャップ幅X1及びX2は、各それぞれのシール組立体300及び344において半径方向流漏れ量を実質的に同等に減少させながら、ギャップ幅X1及びX2(図4及び図5に示す)よりも広く形成することができる。その結果、フロント及び/又はバックプレート突出部364並びにコンプライアントプレート368は、それぞれ図1〜図5に示すシール組立体300及び344と比べて、公知のシール組立体における半径方向流の実質的に同等の量及び/又は流量を可能にしながら、シール組立体354に関連する製造公差の減少を促進する。
図7は、さらに別のシール組立体388の概略図である。シール組立体388は、図6に示すシール組立体354と実質的に同様であり、図6の部品と同一である図7の部品は、図7においては図6において使用したのと同じ参照符号を使用して特定する。
この例示的な実施形態では、シール組立体388は、シールハウジング390を含み、シールハウジング390は、上部壁392、フロントプレート394及びバックプレート396を含む。この例示的な実施形態では、フロント及びバックプレート394及び396は各々、その中に形成された複数のロッキング凹部398を含む。シール組立体388が本明細書に記載したように機能するのを容易にする任意の数、形状、寸法及び/又は位置の凹部398を設けることができる。
シール組立体388はまた、複数のコンプライアントプレート400を含み、コンプライアントプレート400は各々、半径方向外側端部部分402、半径方向内側コンプライアントプレート先端404、フロント軸方向端縁部406、リヤ軸方向端縁部408、並びにフロント及びリヤ端縁部406及び408内に形成された複数のロッキング突出部410を含む。シール組立体388が本明細書に記載したように機能するのを容易にする任意の数、形状、寸法及び/又は位置の突出部410を設けることができる。コンプライアントプレート400は、凹部(図示せず)を含むことができ、またフロント及び/又はバックプレート394及び396は、突出部(図示せず)を含むことができ、それらにより、シール組立体388が本明細書に記載したように機能することが可能になることもまた理解されたい。シール組立体388が完全に組み立てられると、幅X1を有する第1の軸方向ギャップ412がフロントプレート394とコンプライアントプレート400との間に形成され、また幅X2を有する第2の軸方向ギャップ414がコンプライアントプレート400とバックプレート396との間に形成される。コンプライアントプレート400及び/又はハウジング390の接触並びに/或いは該コンプライアントプレート400及び/又はハウジング390に対する損傷の可能性を回避することができるためには、凹部398及び突出部410間の半径方向間隙は、ロータ過渡運転時におけるコンプライアントプレート400の予測半径方向撓みと少なくとも等しくすべきであることを理解することができる。
作動の間に、流れの変化により、コンプライアントプレート400は持上げ及び/又は引下げに加えて捻れを生じる可能性がある。凹部398及び突出部410は、突出部410が凹部398内で軸方向にロックされて、コンプライアントプレート400の捻れ運動の減少に資するように構成される。その結果、コンプライアントプレート400の捻れを減少させること並びにコンプライアントプレート400とフロント及び/又はリヤ端縁部406及び408との間の摩擦を減少させることを可能にすることができる。さらに、凹部398をフロント及び/又はバックプレート394及び396の限定部分内のみに設けかつ/或いは突出部410をコンプライアントプレート400の限定部分のみから延びるようにすることによって、半径方向流漏れ量を公知のシール組立体と実質的に同等に減少させながら、半径方向流絞り、有効ギャップの形成、ギャップ幅X1及びX2の増大、圧力分布の調整、シール性能鋭敏性の低下、半径方向流デブリ捕捉の低減、並びに公知のシール組立体と比較した場合の製作の複雑さ、時間及びコストのの低減を図ることができる。
図8は、さらに別のシール組立体418の概略図である。シール組立体418は、図6に示すシール組立体354と実質的に同様であり、図6の部品と同一である図8の部品は、図8においては図6において使用したのと同じ参照符号を使用して特定する。
この例示的な実施形態では、シール組立体418は、シールハウジング420を含み、シールハウジング420は、上部壁422、フロントプレート424及びバックプレート426を含む。この例示的な実施形態では、フロントプレート424は、複数の半径方向内向に延びる突出部428を含み、またバックプレート426は、複数の半径方向外向きに延びる突出部430を含む。シール組立体418が完全に組み立てられると、幅X1を有する第1の軸方向ギャップ432が、フロントプレート424及びコンプライアントプレート320間に形成され、また幅X2を有する第2の軸方向ギャップ434が、コンプライアントプレート320及びバックプレート426間に形成される。
フロント及びリヤ突出部428及び430は各々、それぞれのフロント及びバックプレート424及び426から延びるものとして記載したが、フロント及び/又はリヤ突出部428及び430は、それぞれのフロント及びバックプレート424及び426の任意の半径方向部分から延びることができる。一実施形態では、フロント及びリヤ突出部428及び430は、フロントプレート424又はバックプレート426のいずれか上に設けることができる。任意の数、形状、寸法及び/又は位置の突出部428及び430を設けることができる。コンプライアントプレート320は、シール組立体418が本明細書に記載したように機能するのを容易にする突出部(図示せず)を含むことができる。さらに、ハウジング420は、単体構造体として製作することができる。
例えば、シール組立体418の作動の間に、突出部428及び430がそれぞれ流入及び流出空気流の半径方向流方向に対して傾斜しているので、突出部428及び430のそれぞれの空気流対向表面436及び438において空気流循環が形成される。従って、半径方向空気流に対して傾斜していない突出部を備えた図6に示すシール組立体354のようなシール組立体と比べて、半径方向の空気流絞りがさらに可能になる。さらに、フロント及び/又はバックプレート424及び426の限定部分のみから延びる突出部428及び430を設けることによって、半径方向流漏れ量を公知のシール組立体と実質的に同等に減少させながら、半径方向流絞り、有効ギャップの形成、ギャップ幅X1及びX2の増大、圧力分布の調整、シール性能鋭敏性の低下、半径方向流デブリ捕捉の低減、並びに公知のシール組立体と比較した場合の製作の複雑さ、時間及びコストのの低減を図ることができる。
図9は、さらに別のシール組立体440の概略図である。シール組立体440は、図6に示すシール組立体354と実質的に同様であり、図6の部品と同一である図9の部品は、図9においては図6において使用したのと同じ参照符号を使用して特定する。
この例示的な実施形態では、シール組立体440は、シールハウジング442を含み、シールハウジング442は、上部壁444、フロントプレート446及びバックプレート448を含む。この例示的な実施形態では、フロント及びバックプレート446及び448は各々、それから延びる複数の突出部450と、隣接する突出部450の対間に形成された複数の凹部452とを含む。突出部450は、それぞれのフロント及びバックプレート446及び448の任意の半径方向部分から延びることができ、また凹部452は、該それぞれのフロント及びバックプレート446及び448の任意の半径方向部分内に形成することができる。一実施形態では、突出部450及び/又は凹部452は、フロントプレート446又はバックプレート448のいずれか上に設けることができる。任意の数、形状、寸法及び/又は位置の突出部428及び/又は凹部452を設けることができる。加えて、フロントプレート446から延びる突出部450は、バックプレート448から延びる突出部450に対して千鳥配置することができる。さらに、ハウジング442は、単体構造体として製作することができる。
シール組立体440はまた、上部壁444から延びる複数のコンプライアントプレート454を含み、コンプライアントプレート454は、フロント及びバックプレート446及び448間に形成された空洞456内に部分的に配置され、整列されかつ傾斜するようになる。コンプライアントプレート454は各々、半径方向外側端部部分458、半径方向内側先端460、フロント軸方向端縁部462及びリヤ軸方向端縁部464を含み、またフロント及びリヤ端縁部462及び464内に形成された複数の突出部466及び複数の端縁部凹部468を有することができる。突出部466は、それぞれのフロント及びリヤ軸方向端縁部462及び464の任意の半径方向部分から延びることができ、また凹部468は、該それぞれのフロント及びリヤ軸方向端縁部462及び464の任意の半径方向部分内に形成することができる。一実施形態では、突出部466及び凹部468は、フロント軸方向端縁部462又はリヤ軸方向端縁部464のいずれか上に設けることができる。加えて、フロント端縁部462から延びる突出部466は、リヤ端縁部464から延びる突出部466に対して千鳥配置することができる。
シール組立体440が完全に組み立てられると、幅X1を有する第1の軸方向ギャップ470がフロントプレート446及びコンプライアントプレート454間に形成され、また幅X2を有する第2の軸方向ギャップ472がコンプライアントプレート454及びバックプレート448間に形成される。例えば、シール組立体440の作動の間に、半径方向の空気流は部分的に、突出部450及び466と凹部452及び468とによって形成された流路を辿る。突出部450及び466並びに凹部452及び468をそれぞれハウジング442及びコンプライアントプレート454の限定部分上にのみ設けることによって、半径方向流漏れ量を公知のシール組立体と実質的に同等に減少させながら、半径方向空気流絞り、有効ギャップの形成、ギャップ幅X1及びX2の増大、圧力分布の調整、シール性能鋭敏性の低下、半径方向流デブリ捕捉の低減、並びに公知のシール組立体と比較した場合の製作の複雑さ、時間及びコストのの低減を図ることができる。
図10は、さらに別のシール組立体474の概略図である。シール組立体474は、図6に示すシール組立体354と実質的に同様であり、図6の部品と同一である図10の部品は、図10においては図6において使用したのと同じ参照符号を使用して特定する。
この例示的な実施形態では、シール組立体474は、シールハウジング476を含み、シールハウジング476は、上部壁478、フロントプレート480及びバックプレート482を含む。この例示的な実施形態では、フロント及びバックプレート480及び482は各々、それから延びる様々な寸法の複数の突出部484と、隣接する突出部484の対間に形成された複数の凹部486とを含む。突出部484は、それぞれのフロント及びバックプレート480及び482の任意の半径方向部分から延びることができ、また凹部486は、該それぞれのフロント及びバックプレート480及び482の任意の半径方向部分内に形成することができる。一実施形態では、突出部484及び/又は凹部486は、フロントプレート480又はバックプレート482のいずれか上に設けることができる。任意の数、形状、寸法及び/又は位置の突出部484及び/又は凹部486を設けることができる。加えて、フロントプレート480から延びる突出部484は、バックプレート482から延びる突出部484に対して千鳥配置することができる。さらに、ハウジング476は、単体構造体として製作することができる。
シール組立体474はまた、上部壁478から延びる複数のコンプライアントプレート488を含み、コンプライアントプレート488は、フロント及びバックプレート480及び482間に形成された空洞490内に部分的に配置され、整列されかつ傾斜するようになる。コンプライアントプレート488は各々、半径方向外側端部部分492、半径方向内側先端494、フロント軸方向端縁部496、リヤ軸方向端縁部498、並びにフロント端縁部496内に形成された複数の突出部500及び複数の端縁部凹部502を含む。突出部500は、それぞれのフロント及びリヤ軸方向端縁部496及び498の任意の半径方向部分から延びることができ、また凹部502は、該それぞれのフロント及びリヤ軸方向端縁部496及び498の任意の半径方向部分内に形成することができる。一実施形態では、突出部500及び凹部502は、フロント軸方向端縁部496又はリヤ軸方向端縁部498のいずれか上に設けることができる。加えて、フロント端縁部496から延びる突出部500は、リヤ端縁部498から延びる突出部500に対して千鳥配置することができる。
シール組立体474が完全に組み立てられると、幅X1を有する第1の軸方向ギャップ594がフロントプレート480及びコンプライアントプレート488間に形成され、また幅X2を有する第2の軸方向ギャップ506がコンプライアントプレート488及びバックプレート482間に形成される。例えば、シール組立体474の作動の間に、半径方向の流れは部分的に、突出部484及び500と凹部486及び502とによって形成された流路を辿る。突出部484及び500をそれぞれフロント及び/又はバックプレート480及び482並びにコンプライアントプレート488の限定部分のみから延びるように設けることによって、半径方向流漏れ量を公知のシール組立体と実質的に同等に減少させながら、半径方向流絞り、有効ギャップの形成、ギャップ幅X1及びX2の増大、圧力分布の調整、シール性能鋭敏性の低下、半径方向流デブリ捕捉の低減、並びに公知のシール組立体と比較した場合の製作の複雑さ、時間及びコストのの低減を図ることができる。
各々の例示的な実施形態では、上記のシール組立体は、それに限定されないが突出部及び/又は凹部のような半径方向空気流絞りを含む、シールハウジング及び/又はコンプライアントプレートを含む。理解を容易にするために、例示的な実施形態に関して「流れ」及び「半径方向流」を明示的に使用しているが、本明細書に記載した例示的なシール組立体はまた、それに限定されないが蒸気流のような任意のタイプの流れを制御しかつ/又は制限するために使用することができる。例示的なシール組立体は、様々な例示的な実施形態に関して図示しかつ/又は上述した様々なシールハウジング及びコンプライアントプレートの組合せを含むことができる。その結果、この例示的な半径方向流絞りは、回転機械における圧力差を維持することができる。
半径方向流絞りは蛇行漏れ流路をもたらすので、この例示的なシール組立体には、幾つかの公知のシール組立体のより小さいギャップ幅と比べて、実質的に同等の有効流れ絞りを形成しながらシールハウジング及びコンプライアントプレート間により大きいギャップ幅を形成することができる。その結果、この例示的なシール組立体は、より大きいギャップ幅及び製造公差を備えており、組立てられた時にコンプライアントプレートに対してより小さいギャップ幅を有する全体フロント及びバックプレートで製作した幾つかの公知のシール組立体と比べて、関連する製造コストを低減することができる。さらに、より大きいギャップはまた、そのようなギャップが流れからのデブリで詰まりを生じる可能性を低減するのを可能にし、また例えば製造の不完全さによって起こるギャップ変動に対するコンプライアントプレートの持上げ及び/又は引下げの敏感性を低下させるのを可能にする。従って、この例示的なシール組立体は、機能性の増大、シール堅牢性の増大、製造障害の低減、及び/又は製造コストの低下を可能にする半径方向流絞りを備えた部品を含む。
以上、シール組立体の例示的な実施形態を詳細に説明している。本シール組立体は、本明細書に記載した特定の回転機械実施形態で使用することに限定されるものはではなく、本シール組立体及び/又は作動機構は、本明細書に記載したその他の回転機械部品とは独立してかつ別個に利用することができる。さらに、本発明は、上に詳細に説明したシール組立体の実施形態に限定されるものではない。むしろ、シール組立体実施形態のその他の変更形態も、特許請求の範囲の技術思想及び技術的範囲内で利用することができる。
様々な特定の実施形態に関して本発明を説明してきたが、本発明が特許請求の範囲の技術思想及び技術的範囲内の変更で実施することができることは、当業者には分かるであろう。
シール組立体を含む例示的な回転機械の一部分の部分斜視図。 図1に示すシール組立体の断面図。 図2に示すシール組立体の拡大前面断面図。 図1〜図3に示すシール組立体の概略図。 図1に示す回転機械で使用することができる別のシール組立体の概略図。 図1に示す回転機械で使用することができるさらに別のシール組立体の概略図。 図1に示す回転機械で使用することができるさらに別のシール組立体の概略図。 図1に示す回転機械で使用することができるさらに別のシール組立体の概略図。 図1に示す回転機械で使用することができるさらに別のシール組立体の概略図。 図1に示す回転機械で使用することができるさらに別のシール組立体の概略図。
符号の説明
10 回転機械
100 固定部品
110 開口
200 回転部品
210 外表面
300 シール組立体
310 シールハウジング
312 上部壁
314 フロントプレート
316 バックプレート
318 空洞
320 コンプライアントプレート
322 間隙ギャップ
324 端部部分
326 プレート先端
328 フロント突出部
330 リヤ突出部
332 内側端部部分
334 端部部分
336 フロント軸方向端縁部
338 リヤ軸方向端縁部
340 ギャップ
342 ギャップ
344 シール組立体
346 作動機構
348 作動機構
350 凹部
352 凹部
354 シール組立体
356 ハウジング
358 上部壁
360 フロントプレート
362 バックプレート
364 バックプレート突出部
366 凹部
368 コンプライアントプレート
370 空洞
372 外側端部部分
374 内側先端
376 フロント軸方向端縁部
378 リヤ軸方向端縁部
380 突出部
382 凹部
384 第1の軸方向ギャップ
386 第2の軸方向ギャップ
388 シール組立体
390 シールハウジング
392 上部壁
394 フロントプレート
396 バックプレート
398 凹部
400 コンプライアントプレート
402 外側端部部分
404 内側コンプライアントプレート先端
406 フロント軸方向端縁部
408 リヤ端縁部
410 突出部
412 第1の軸方向ギャップ
414 第2の軸方向ギャップ
418 シール組立体
420 シールハウジング
422 上部壁
424 フロントプレート
426 バックプレート
428 フロント突出部
430 リヤ突出部
432 第1の軸方向ギャップ
434 第2の軸方向ギャップ
436 対向表面
438 対向表面
440 シール組立体
442 シールハウジング
444 上部壁
446 フロントプレート
448 バックプレート
450 隣接する突出部
452 凹部
454 コンプライアントプレート
456 空洞
458 外側端部部分
460 内側先端
462 フロント軸方向端縁部
464 リヤ軸方向端縁部
466 突出部
468 凹部
470 第1の軸方向ギャップ
472 第2の軸方向ギャップ
474 シール組立体
476 シールハウジング
478 上部壁
480 フロントプレート
482 バックプレート
484 隣接する突出部
486 凹部
488 コンプライアントプレート
490 空洞
492 外側端部部分
494 内側先端
496 フロント軸方向端縁部
498 リヤ軸方向端縁部
500 突出部
502 凹部
504 第1の軸方向ギャップ
506 第2の軸方向ギャップ

Claims (10)

  1. 回転部品(200)及び固定部品(100)を含む回転機械(10)用のシール組立体(300,344,354,388,418,440,474)であって、
    フロントプレート(314,360,394,424,446,480)と前記フロントプレートから離隔して配置されて該フロントプレートとの間に空洞(318,370,456,490)を形成するバックプレート(316,362,396,426,448,482)とを含むシールハウジング(310,390,420,442,476)と、
    前記フロントプレート及びバックプレートから離隔して配置されかつ前記空洞内で前記シールハウジング及び固定部品の1以上に結合された複数の可撓性コンプライアントプレート(320,368,400,454,488)と、
    前記シールハウジング及びコンプライアントプレートの1以上に結合されて、前記シールハウジング及びコンプライアントプレート間に形成された第1の軸方向ギャップ(384,412,432,470,504)及び第2の軸方向ギャップ(386,414,434,472,506)の1以上を通る流れの減少を促進する1以上の突出部(328,330,364,380,410,428,430,450,466,484,500)と、を含む、
    シール組立体(300,344,354,388,418,440,474)。
  2. 前記1以上の突出部(328,330,364,380,410,428,430,450,466,484,500)が、前記シールハウジング(310,390,420,442,476)に結合される、請求項1記載のシール組立体(300,344,354,388,418,440,474)。
  3. 前記コンプライアントプレート(320,368,400,454,488)の各々内に形成されて、前記第1のギャップ(340)及び第2のギャップ(342)の1以上を部分的に形成した1以上の凹部(350,352,366,382,398,452,468,486,502)をさらに含む、請求項2記載のシール組立体(300,344,354,388,418,440,474)。
  4. 前記1以上の凹部(350,352,366,382,398,452,468,486,502)が、前記1以上の突出部(328,330,364,380,410,428,430,450,466,484,500)と相補的である、請求項3記載のシール組立体(300,344,354,388,418,440,474)。
  5. 前記第1のギャップ(340)及び第2のギャップ(342)の1以上の幅を調整する作動機構(346,348)をさらに含み、
    前記作動機構が、前記回転部品の中心回転軸線に関して前記1以上の突出部(328,330,364,380,410,428,430,450,466,484,500)を移動させるように構成される、
    請求項2記載のシール組立体(300,344,354,388,418,440,474)。
  6. 前記1以上の突出部(328,330,364,380,410,428,430,450,466,484,500)が、前記コンプライアントプレート(320,368,400,454,488)の各々に結合される、請求項1記載のシール組立体(300,344,354,388,418,440,474)。
  7. 前記シールハウジング(310,390,420,442,476)のフロントプレート(314,360,394,424,446,480)及びバックプレート(316,362,396,426,448,482)の1以上内に形成されて、前記第1のギャップ(340)及び第2のギャップ(342)の1以上を部分的に形成した1以上の凹部(350,352,366,382,398,452,468,486,502)をさらに含む、請求項6記載のシール組立体(300,344,354,388,418,440,474)。
  8. 前記1以上の突出部(328,330,364,380,410,428,430,450,466,484,500)の1つが、前記シールハウジング(310,390,420,442,476)に結合され、
    前記1以上の突出部のもう1つが、前記コンプライアントプレート(320,368,400,454,488)に結合される、
    請求項1記載のシール組立体(300,344,354,388,418,440,474)。
  9. 前記1以上の突出部(328,330,364,380,410,428,430,450,466,484,500)が、複数の様々な寸法の突出部を含む、請求項1記載のシール組立体(300,344,354,388,418,440,474)。
  10. 回転しないように固定された固定部品(100)と、
    回転軸線を含み、前記固定部品と同軸でありかつ該固定部品と対向した回転部品(200)と、
    前記固定部品に結合されたシール組立体(300,344,354,388,418,440,474)と、
    を含み、前記シール組立体が、
    フロントプレート(314,360,394,424,446,480)と前記フロントプレートから離隔して配置されて該フロントプレートとの間に空洞(318,370,456,490)を形成するバックプレート(316,362,396,426,448,482)とを含むシールハウジング(310,390,420,442,476)と、
    前記フロントプレート及びバックプレートから離隔して配置されかつ前記空洞内で前記シールハウジング及び固定部品の1以上に結合された複数の可撓性コンプライアントプレート(320,368,400,454,488)と、
    前記シールハウジング及びコンプライアントプレートの1以上に結合されて、前記シールハウジング及びコンプライアントプレート間に形成された第1の軸方向ギャップ(384,412,432,470,504)及び第2の軸方向ギャップ(386,414,434,472,506)の1以上を通る流れの減少を促進する1以上の突出部(328,330,364,380,410,428,430,450,466,484,500)と、を含む、
    回転機械(10)。
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