JP2008273646A - 用紙搬送装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】上流側部材の直ぐ下流側に設けられたローラ対の姿勢調整作業の作業効率を向上させる。
【解決手段】画像形成部13から搬送されてくるトナー像の転写された用紙Pをニップ部Nでニップして搬送する本発明に係るローラ対としての定着ローラ40および加圧ローラ50と、これら定着ローラ40および加圧ローラ50をそれぞれ軸心回りに回転可能に支持するハウジング30と、ハウジング30における用紙搬送方向と直交する用紙幅方向の一方の端部の位置を調整するべく用紙搬送方向と直交する方向に向けて移動可能に設けられた高さ位置調整部材60と、ハウジング30と高さ位置調整部材60とを一体的に固定する固定手段とが備えられているものである。
【選択図】図3

Description

本発明は、複写機やプリンタ、さらにはファクシミリ装置等の画像形成装置に関するものであり、特に、画像形成部から送り出された用紙の以降の搬送において当該用紙が斜め搬送されないように構成された用紙搬送装置およびこの用紙搬送装置が適用された画像形成装置に関するものである。
特許文献1に記載されているような画像形成装置が知られている。この画像形成装置は、給紙部から給紙された用紙に対して画像形成部(特許文献1では画像形成手段)で感光体ドラムの周面に形成されたトナー像が転写される。そして、このトナー像の転写された用紙は、下流側である直上位置に設けられた定着部(特許文献1では定着手段)で加熱による定着処理が施され、排紙トレイに排出される。
定着部には、内部にハロゲンランプ等の加熱源を備えた定着ローラと、周面がこの定着ローラの周面に対向配置された加圧ローラとが備えられている。転写処理後の用紙は、これら定着ローラおよび加圧ローラ間のニップ部(上部ニップ部)でニップされつつ搬送され、定着ローラからの熱を得て定着処理が施される。
ところで、用紙には、画像形成部において、ドラム心回りに回転している感光体ドラムと、この感光体ドラムに対向配置された転写ローラとの間のニップ部(下部ニップ部)に当該用紙がニップされつつ搬送されながら感光体ドラムの周面のトナー像が用紙に転写される。
従って、画像形成部から定着部に到達した用紙が定着ローラと加圧ローラとの間の上部ニップ部にニップされた状態で、当該用紙の幅方向の一方の端部側における上部ニップ部と下部ニップ部との間の距離(一端部側距離)が、同他方の端部側における同距離(他端部側距離)とが同一になっていない場合には、搬送途中の用紙に対して斜めに力が加わり、これによって定着部を通過した用紙に皺が寄ったり、画像がずれたりするという不都合が生じる。
かかる不都合を回避するべく、特許文献1に記載の画像形成装置にあっては、前記一端部側距離と前記他端部側距離とを同一距離にするために、定着部(具体的には、定着ローラおよび加圧ローラを支持する筐体)を動かしてその位置を調整する移動手段が設けられている。この移動手段は、筐体を支持する階段状またはスロープ状のスライド部を有している。そして、かかる移動手段を正逆スライドさせることにより、前記筐体を階段状またはスロープ状のどの位置に位置させるかを選定し、一端部側距離と他端部側距離とを等しくさせることが行われる。
特開2006−65228号公報
しかしながら、特許文献1に記載の画像形成装置にあっては、スライド部材の位置が選定された後、動かないように当該スライド部材をボルトで固定するとともに、スライド部材の移動により姿勢が変わった定着部の筐体についても動かないように所定のフレームに固定しなければならない。すなわち、定着部の筐体の姿勢を適正なものに調整するに際し、調整が終了した後にスライド部材および筐体の双方を固定するための作業を行わなければならず、作業性が劣るという問題点を有している。
本発明は、従来のかかる問題点を解消するためになされたものであり、上流側部材の直ぐ下流側に設けられたローラ対の姿勢調整作業の作業効率を向上させることができる用紙搬送装置およびこの用紙搬送装置が適用された画像形成装置を提供することを目的としている。
請求項1記載の発明(用紙搬送装置)は、上流側部材から搬送されてくる用紙をニップしてさらに搬送するローラ対と、前記ローラ対の各単位ローラをそれぞれ軸心回りに回転可能に支持する筐体と、前記筐体における用紙搬送方向と直交する用紙幅方向の一方の端部の位置を調整するべく移動可能な移動部材を備えた調整部材と、前記筐体と前記移動部材とを一体的に固定する固定手段とが備えられていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、調整部材の移動部材を移動させることによる筐体の一方の端部の位置調整が完了した時点で固定手段の所定の操作により調整部材と筐体との双方が一体的に固定されるため、従来のように調整部材と筐体とを別々に固定しなければならなかった場合に比較して固定作業を1回で済ませることができる。
また、筐体は、調整部材が設けられている側の端部のみが調整されるため、両端部が調整される場合に比較して調整作業が容易になる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記調整部材は、前記筐体の一部を支持した前記移動部材を移動可能に支持するガイド部材を有し、前記固定手段は、前記筐体の一方の端部の位置が設定された状態で前記移動部材と前記筐体とを一体的に固定するビスであることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、移動部材をガイド部材にガイドされた状態で正逆移動させることにより筐体の一方の端部の位置が調整される。そして、調整操作が完了した後にビスを締結するという簡単な操作で筐体と移動部材とが一体的に固定される。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記ガイド部材は、外方に向かって突設された位置決めピンを有し、前記筐体は、前記位置決めピンに摺接状態で外嵌される上下方向に延びた係止溝を有していることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、筐体の上下方向に延びた係止溝がガイド部材の位置決めピンに外嵌されることにより、当該筐体は、水平方向への移動が規制された状態(すなわち水平方向の位置決めが確保された状態)で上下動し得るようになる。
請求項4記載の発明は、請求項2または3記載の発明において、前記ビスは、前記移動部材に形成された水平方向に延びる位置決め長孔と、前記筐体から前記位置決め長孔に対向するように突設されている係止板に穿設された上下方向に延びる縦長挿通孔との双方に挿通された状態で両者を一体的に固定し得るように適所に螺着されていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、ビスに対して係止板を縦長挿通孔に沿わせて縦方向に移動させるとともに、移動部材を位置決め長孔に沿わせて横方向に移動させることによって筐体の一方の端部の位置を所期の位置に設定することができる。
請求項5記載の発明(画像形成装置)は、請求項1乃至4のいずれかに記載の用紙搬送装置が適用された画像形成装置であって、前記用紙搬送装置は、画像形成処理後の用紙に転写されたトナー像を当該用紙に定着させる定着装置であり、前記ローラ対は、前記定着装置に設けられ前記トナー像に熱を供給する加熱ローラと、周面がこの加熱ローラの周面に押圧当接するように対向配置された加圧ローラであることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、画像形成装置は、請求項1乃至4のいずれかに記載の用紙搬送装置が備えた作用効果を享受し得るものになり、その結果、定着装置に向けて送り出されたトナー像が転写されている用紙は、当該定着装置に設けられた加熱ローラと加圧ローラとの間のニップ部に斜めに供給されることが防止されるため、斜めであることに起因して用紙に皺が寄ったり、画像がずれたりすることが防止される。
本発明に係る用紙搬送装置によれば、調整部材の構成要素である移動部材を移動させることによる筐体の姿勢調整が完了した時点で固定手段の所定の操作により調整部材と筐体との双方が一体的に固定されるため、従来のように移動部材の固定作業と筐体の固定作業とを別々に行わなければなかった場合に比較して固定作業を同時に1回で済ませることができ、筐体の姿勢を調整して用紙に皺が寄らないようにしたり画像のずれを防止したりする調整作業の作業効率を向上させることができる。
また、本発明に係る画像形成装置によれば、当該画像形成装置は、用紙搬送装置が備えた作用効果を享受し得るものになるため、定着装置に向けて送り出されたトナー像の転写されている用紙が当該定着装置に設けられた加熱ローラと加圧ローラとの間のニップ部に斜めに供給されることを防止することができ、結果として斜めであることで用紙に皺が寄ったり、画像がずれたりすることを防止することができる。
図1は、本発明に係る画像形成装置10の内部構造の一実施形態の概要を示す断面視の説明図である。図1に示すように、は、画像形成装置10は、複写機として使用されるものであり、箱形を呈した装置本体11に原稿読取部12と、画像形成部13と、給紙部14と、胴内排出部15と、ジョブセパレータ排出部16と、定着部17とが設けられることによって構成されている。
原稿読取部12は、装置本体11の上部に設けられているのに対し、画像形成部13は、装置本体11内の略中央部に設けられているとともに、給紙部14は、装置本体11内における画像形成部13の下方位置に設けられている。また、胴内排出部15は、画像形成部13の直上位置に設けられているとともに、ジョブセパレータ排出部16は、この胴内排出部15と前記原稿読取部12との間に形成されている。
前記原稿読取部12は、光学的に読み取った原稿画像から画像データを生成するスキャナ等を有し、その上面に第1コンタクトガラスと第2コンタクトガラスとを備えている。第1コンタクトガラスは、装置本体11の上面に開閉自在に設けられた原稿押さえ121を開いてマニュアル操作で原稿をセットするときに使用されるものであり、装置本体11の上面中央部の略全面を覆い得るように設けられている。これに対し第2コンタクトガラスは、原稿押さえ121上の原稿トレイ123に載置された複数枚の原稿を、自動的に順次読み取るときに使用されるものであり、原稿搬送機構の駆動で第2コンタクトガラスに接するようにして順次搬送される原稿から当該原稿の画像データがスキャナ部122で読み取られる。
前記給紙部14には、転写用の用紙Pが収納される挿脱自在の給紙カセット141が設けられている。かかる給紙部14は、給紙カセット141から画像形成部13へ用紙Pを搬送する搬送路142を備えている。また、前記給紙カセット141は、収納されている用紙Pを1枚ずつ繰り出させるピックアップローラ143を備えている。そして、前記搬送路142には、前記ピックアップローラ143によって繰り出された用紙Pを画像形成部13へ向けて送り出す給紙ローラ対144が設けられている。
前記画像形成部13は、軸心回りに回転可能な感光体ドラム130を有し、この感光体ドラム130の周面に沿うように帯電器131と、露光装置132と、現像装置133と、転写ローラ134と、クリーニング装置135とが配設されている。
前記帯電器131は、感光体ドラム130の周面を所定電位に均一に帯電させるものであり、露光装置132は、スキャナ部122が読み取った画像データに基づきレーザービームを感光体ドラム130の表面に照射し、感光体ドラム130表面に静電潜像を形成するものである。
また、前記現像装置133は、静電潜像にトナーを付着させて画像を顕在化させるものであり、転写ローラ134は、顕在化したトナー像を用紙Pに転写させるものである。また、クリーニング装置135は、画像転写後に感光体ドラム130の表面に残留しているトナーを清掃除去して清浄化し、つぎの静電潜像形成に備えるものである。
前記定着部17は、画像形成部13で用紙Pに転写されたトナー像に定着処理を施すものである。かかる定着部17には定着装置20が設けられている。この定着装置20は、直方体状のハウジング(筐体)30と、このハウジング30に内装され、かつ、図1における左右方向に並設された定着ローラ40と、加圧ローラ50とを備えている。図1に示す例では、定着ローラ40が右側に、加圧ローラ50が左側にそれぞれ位置設定されている。定着ローラ40は、図略の駆動手段の駆動力で軸心回りに図1における時計方向に向けて回転するとともに、加圧ローラ50は、定着ローラ40に従動して軸心回りに反時計方向に向けて回転する。
前記定着ローラ40には、ハロゲンランプ等の通電発熱体が内装され、図略の電源装置からの電力がこの通電発熱体に供給されることにより当該通電発熱体が発熱し、定着ローラ40が加熱される。
前記加圧ローラ50は、所定の付勢手段の付勢力で周面が定着ローラ40の周面を押圧するものである。かかる加圧ローラ50と前記定着ローラ40との当接位置に、前記画像形成部13から送り込まれた転写処理済みの用紙Pをニップするニップ部Nが形成されている。従って、転写処理済みの用紙Pがニップ部Nに到達すると、当該用紙Pは、定着ローラ40の駆動回転に誘導されてニップ部Nを通って上昇し、このとき定着ローラ40からの熱を得てトナー像の用紙Pへの定着処理が施される。
このように構成された定着部17の出口の上方には、当該出口から導出された定着処理済みの用紙Pの搬出先を前記胴内排出部15と前記ジョブセパレータ排出部16との間で切り換える切換ガイド163が設けられ、この切換ガイド163の切り換え操作によって定着部17から導出された用紙Pは、胴内排出部15およびジョブセパレータ排出部16のいずれかに向けて排出されるようになっている。
前記胴内排出部15は、切換ガイド163の直右側位置に設けられた下部排出ローラ対151と、この下部排出ローラ対151の図1における右側に形成された胴内排出トレイ152とを有している。
前記ジョブセパレータ排出部16は、その上流端位置に配設された上部排出ローラ対161と、この上部排出ローラ対161の図1における直ぐ右側から右方に向けて延びるように設けられた平なジョブセパレータトレイ162とを備えている。
前記ジョブセパレータトレイ162は、画像形成装置10がファクシミリ装置として使用されるとき、相手方のファクシミリ装置から送信された画像が画像形成部13で処理されることにより印刷された用紙Pを排出させるものである。なお、画像形成装置10が本来の機能である原稿の複写処理のために使用されたときの用紙Pの排出先は、胴内排出トレイ152である。
このように、画像形成装置10の用途に応じて用紙Pの排出先を異ならせることにより、排出された用紙Pが相手方のファクシミリ装置から伝送されたものであるのか、複写処理に係るものであるのかを容易に認識することが可能であり、排出された用紙が混同することによる事務の繁雑さを解消することができる。
そして、画像形成装置10は、その本来の機能である複写処理を優先させた状態で設計されていることから、ファクシミリに係るジョブセパレータトレイ162の容量が複写処理に係る胴内排出トレイ152の容量より少なくされることが多く、これによってジョブセパレータトレイ162に排出された用紙Pは、カールが形成されていることの影響を受け易くその容量が胴内排出トレイ152の容量より少なくされる傾向にある。そこで、本実施形態おいては、ファクシミリ用の上部排出ローラ対161の直ぐ右側の若干上方位置に、用紙押さえ部材165が設けられ、これによる用紙Pのカール量の押圧で胴内排出トレイ152の容量が減少するのを防止している。
そして、上部排出ローラ対161と前記定着部17との間には、定着処理後の用紙Pを、前記切換ガイド163を介してジョブセパレータトレイ162へ導くための搬出搬送路164が設けられ、切換ガイド163が用紙Pをジョブセパレータトレイ162側へ向かわせるように姿勢設定された状態(図1に実線で表示)で定着部17から送り出された用紙Pは、この搬出搬送路164を通ってジョブセパレータトレイ162へ向けて排出される。
図2および図3は、定着装置20の一実施形態を簡略化して示す斜視図であり、図2は、分解斜視図、図3は、組み立て斜視図である。また、図4は、定着装置20の前面側の設計ベースの部分斜視図である。なお、図2〜図4においてX−X方向を左右方向、Y−Y方向を前後方向といい、特に−X方向を左方、+X方向を右方、−Y方向を前方、+Y方向を後方という。
まず、図2に示すように、定着装置20は、組み立てられた状態で直方体状を呈する前記ハウジング30と、このハウジング30に内装される前記定着ローラ(ローラ対の一方側)40と、ハウジング30内で定着ローラ40に対向配置される加圧ローラ(ローラ対の他方側)50と、前記ハウジング30における用紙搬送方向と直交する用紙幅方向の一方の端部(図2および図3に示す例では前方の端部)の高さ位置を調整するべく用紙搬送方向と直交する方向に向けて移動可能に設けられた高さ位置調整部材60と、設定された高さ位置を固定するための固定手段としてのビス70とを備えている。
前記ハウジング30は、定着ローラ40が装着される左面が開口した第1ハウジング31と、加圧ローラ50が装着される右面が開口した第2ハウジング32とからなっている。そして、定着装置20は、第1ハウジング31に定着ローラ40が内装され、かつ、第2ハウジング32に加圧ローラ50が内装された状態で、これら第1および第2ハウジング31,32がそれぞれの開口面を合わせて合体され、かつ、高さ位置調整部材60がハウジング30の下部に取り付けられた上で、ビス(固定手段)70の締結によりハウジング30の前端の高さ位置が固定されることによって形成されている。
前記第1ハウジング31は、前板311と、後部でこの前板311に対向配置された後板312と、これら前板311および後板312の右縁部間に架設された右側板313と、同上縁部間に架設された天板314と、同下縁部間に架設された底板315とを備え、前後方向に長尺の直方体状を呈している。かかる第1ハウジング31の左面は、全面が開放されて左開口が形成されている。前記定着ローラ40は、その定着ローラ軸が前板311と後板312とに架設された状態で第1ハウジング31に装着され、これによって定着ローラ40の周面は、第1ハウジング31の左開口に臨まされている。かかる定着ローラ40は、図略の駆動モータの駆動でローラ心回りに駆動回転するようになされている。
前記第2ハウジング32は、前板321と、後部でこの前板321に対向された後板322と、これら前板321および後板322の左縁部間に架設された左側板323と、同上縁部間に架設された天板324と、同下縁部間に架設された底板325とを備え、前記第1ハウジング31と同一長さ寸法の直方体状を呈している。かかる第2ハウジング32の右面は、全面が開放されて右開口が形成されている。前記加圧ローラ50は、その加圧ローラ軸が前板321と後板322とに架設された状態で前記定着ローラ40と対向するように第2ハウジング32に装着されている。
そして、加圧ローラ50は、図略の付勢部材の付勢力によって右開口に向けて付勢されている。従って、第1ハウジング31と第2ハウジング32とが合体されてハウジング30が形成された状態では、図3に示すように、加圧ローラ50の周面が定着ローラ40の周面に押圧当接され、この両者が互いに押圧当接した部分に用紙Pをニップするニップ部Nが形成されている。かかる加圧ローラ50は、定着ローラ40の駆動回転に従動して従動回転することになる。
前記第1ハウジング31の前板311および後板312には、各左縁部における互いに対向した位置にそれぞれ外方に向かって突設された被係止ブロック33が設けられている。一方、第2ハウジング32の前板321および後板322には、各右縁部に前記各被係止ブロック33に対応した係止ブロック34がそれぞれ設けられている。
前記被係止ブロック33には、その適所に左右方向に貫通した被係止角孔331が穿設されている。これに対し、前記係止ブロック34には、前記被係止角孔331に対応した位置に係止爪片341が設けられている。そして、第1ハウジング31の左面と第2ハウジング32の右面とが互いに当接されることにより、各係止爪片341が対応した被係止角孔331に嵌り込んで係止され、これによって第1および第2ハウジング31,32が一体化したハウジング30が形成される。
前記第1ハウジング31には、その底板315の前端から所定寸法だけ垂下された垂下板35が設けられている。この垂下板35は、左右寸法が第1ハウジング31の前板311のそれと等しく設定されている。かかる垂下板35の右寄りの位置には、下縁部から上方に向かって切り込まれることによって形成した係止溝351が凹設されているとともに、この係止溝351の左隣りには、垂下板35の下縁部から下方に向けて所定寸法だけ突設された第1レベル設定突起352が設けられている。
前記第2ハウジング32には、前板321の下縁部から前方に向かって所定寸法だけ突設された突設縁部36が設けられている。この突設縁部36は、左右寸法が前板321のそれと同一に設定されている。かかる突設縁部36には、右寄りの位置の前端縁から所定寸法だけ垂下された係止板361が設けられているとともに、左寄りの位置に下方へ向けて突設された第2レベル設定突起362が設けられている。
前記第1レベル設定突起352および第2レベル設定突起362は、前記高さ位置調整部材60に支持された状態でハウジング30の前端部の高さ位置を設定するためのものである。また、前記係止板361には、その下端部にビス70を挿通するための縦長挿通孔361aが穿設されている。この係止板361は、上下方向に延びた長孔とされている。
また、第1ハウジング31の後板312には、後方に向かって突設された第1被支持ピン316が設けられているとともに、第2ハウジング32の後板322にも、後方に向かって突設された第2被支持ピン326が設けられている。
一方、装置本体11内の後方に配設された所定の後方フレームF2には、前記第1および第2被支持ピン316,326に対応した左右一対の支持孔317が穿設されている。そして、第1および第2被支持ピン316,326をこれら一対の支持孔317にそれぞれ差し込むことによって定着装置20の後端が位置決め状態で後方フレームF2に装着される。
以下、高さ位置調整部材60について図5を基に説明する。図5は、高さ位置調整部材60の一実施形態を示す斜視図であり、図5(A)は、分解斜視図、図5(B)は、組み立て斜視図である。なお、図5におけるXおよびYによる方向表示は図2の場合と同様(Xは左右方向(−X:左方、+X:右方)、Yは前後方向(−Y:前方、+Y:後方))である。
まず、図5(A)に示すように、高さ位置調整部材60は、金属板にプレス処理が施されることによって形成されたガイド部材61と、このガイド部材61にガイドされつつ移動可能に装着される移動部材62とを備えた基本構成を有している。前記ガイド部材61は、装置本体11内に設けられた前方フレームF1に固定されるものであり、前記移動部材62は、ハウジング30の前端部を支持するためのものである。
前記ガイド部材61は、移動部材62を支持してその移動をガイドする左右方向に延びたガイド板611と、このガイド板611の右側部後縁から立設された第1装着片612と、同左側部後縁から立設された第2装着片613と、同中央部後縁から下方に垂下された中央部装着片614と、ガイド板611の中央部の前縁から垂下された、移動部材62を固定するための固定片615とを備えている。
前記ガイド板611には、その右半分の位置に前記移動部材62の後述する第1被ガイド片622bが貫通される左右方向に延びた第1ガイド長孔616が設けられているとともに、左半分の位置に前記移動部材62の後述する第2被ガイド片623bが貫通される左右方向に延びた第2ガイド長孔617が設けられている。特に第1ガイド長孔616には、その右端位置にガイド板611が後方へ向かって切り欠かれることによって形成された逃げ孔616aが穿設されている。この逃げ孔616aは、後述する第2被ガイド片623bを第1ガイド長孔616に装着したり、第1ガイド長孔616から取り外したりするときに使用されるものである。
前記第1装着片612、第2装着片613および中央部装着片614は、ガイド部材61を装置本体11内の所定の前方フレームF1(図2)に装着するためのものである。かかる第1および第2装着片612,613並びに中央部装着片614には、それぞれ適所にネジSを挿通するための挿通孔618が穿設されている。一方、前方フレームF1には、前記各挿通孔618に対応した位置にネジ孔610が螺設されている。従って、ガイド部材61の各挿通孔618を前方フレームF1の対応したネジ孔610に合わせた状態でネジSを各挿通孔618を通して対応したネジ孔610にそれぞれ螺着し締結することにより、ガイド部材61が前方フレームF1に固定される。
そして、特に第1装着片612には、その適所から前方に向かって突設された位置決めピン63が設けられている。この位置決めピン63は、前記第1ハウジング31の底板315の前端から垂下された前記垂下板35に設けられている前記係止溝351(図2)に対応するように設置位置が設定されている。従って、係止溝351を位置決めピン63に外嵌することにより、ハウジング30の前側の左右方向の位置決めが行われた状態で、係止溝351の上下寸法の範囲内でハウジング30の前端部を昇降させ、その高さレベルを調整することができる。
前記固定片615の適所には、前記ビス70を螺着するためのネジ孔64が螺設されている。そして、前記移動部材62がガイド部材61上において位置設定された状態でビス70が前記係止板361および移動部材62を貫通してネジ孔64に螺着されて締結されることにより、ハウジング30の前端部が高さ位置調整部材60を介して前方フレームF1に固定される。
前記移動部材62は、ガイド部材61のガイド板611にガイドされつつ左右方向に正逆移動することでハウジング30の前端部の高さレベルを調整するためのものであり、合成樹脂材料を原料にした射出成形法によって製造されている。かかる移動部材62は、前記ガイド板611上で左右方向に正逆摺動する摺動板621と、この摺動板621の右端部に一体的に形成された第1階段部622と、前記摺動板621の左端部に一体的に形成された第2階段部623と、前記摺動板621の左右方向の略中央部から前方に向けて突設された、指で摘んで操作するための操作枠体624とを備えている。
前記第1階段部622は、第1ハウジング31の第1レベル設定突起352に対応するものであり、当該第1レベル設定突起352を支持し得るように設置位置が設定されている。そして、かかる第1階段部622には、複数段の階段622aが形成されている。この階段622aは、第1階段部622の最左端のものが最上段として設定され、右に向かうに従い1段ずつ低くなるようにそれぞれの高さ位置が設定されている。
前記第2階段部623は、第2ハウジング32の第2レベル設定突起362に対応するものであり、当該第2レベル設定突起362を支持し得るように設置位置が設定されている。そして、かかる第2階段部623にも、複数段の階段623aが形成されている。この階段623aは、第2階段部623最左端のものが最上段として設定され、右に向かうに従い1段ずつ低くなるようにそれぞれの高さ位置が設定されている。
そして、本実施形態においては、第1および第2階段部622,623におけるそれぞれの隣接された階段622a,623aの段差の寸法を、例えば0.5mmに設定することができる。但し、この段差寸法は、0.5mmであることに限定されるものではなく、状況に応じて各種の値を採用することができる。
また、本実施形態においては、第1および第2階段部622,623のそれぞれの階段622a,623aの段数は7段に設定した例を示している。ただし、この段数は7段であることに限定されるものではなく、状況に応じて7段未満であってもよいし、7段を超えてもよい。
そして、前記第1階段部622の下面側には、前記ガイド板611の第1ガイド長孔616に摺接状態で嵌め込まれる第1被ガイド片622bが下方に向かって突設されているとともに、第2階段部623の下面側には、前記ガイド板611の第2ガイド長孔617に摺接状態で嵌め込まれる第2被ガイド片623bが下方に向かって突設されている。これら第1および第2ガイド片622b,623bがそれぞれ対応した第1および第2ガイド長孔616,617に嵌め込まれることにより、移動部材62は、外れ止め状態でガイド板611上を左右にスライドすることができる。
特に第1被ガイド片622bは、側面視で(+X方向から見て)L字状に形成されている。これによって当該第1被ガイド片622bの装着は逃げ孔616aから行い、引き続き移動部材62を左方へ移動させることにより、当該第1被ガイド片622bは、L字状の爪片で第1ガイド長孔616から外れ止めされる。
前記操作枠体624は、図3および図4に示すように、前記第2ハウジング32の係止板361に対応した状態で設けられている。かかる操作枠体624は、前記摺動板621の前縁部からガイド部材61の前記固定片615に対応するように垂下された前垂れ板625と、この前垂れ板625の左右の縁部および下縁部から前方に向けて突設された正面視でU字状を呈するU字板626とを備えている。前記前垂れ板625には、前記第2ハウジング32の係止板361に穿設された縦長挿通孔361aに対応する、左右方向に長尺の位置決め長孔627が穿設されている。
そして、移動部材62の摺動板621がガイド部材61のガイド板611上に載置され、これによって操作枠体624がガイド部材61の固定片615に密着対向された状態で、前記ビス70が位置決め長孔627を介して固定片615のネジ孔64に螺着されている。従って、ビス70による締結を緩めた状態で移動部材62を左右に移動させ、当該移動部材62の位置決めが行われた後にビス70を締結することにより、移動部材62は、その位置で固定されることになる。
図6および図7は、定着装置20における高さ位置調整部材60の作用を説明するための説明図であり、図6は正面視の図、図7は側面視の図である。そして、図6(A)および図7(A)は、定着装置20のハウジング30の第1および第2レベル設定突起352,362が高さ位置調整部材60の第1および第2階段部622,623の最上段の階段622a,623aにそれぞれ支持された状態、図6(B)および図7(B)は、同中間の階段622a,623aにそれぞれ支持された状態、図6(C)および図7(C)は、同最下段の階段622a,623aにそれぞれ支持された状態を示している。なお、図6および図7におけるXおよびYによる方向表示は、図2の場合と同様(Xは左右方向(−X:左方、+X:右方)、Yは前後方向(−Y:前方、+Y:後方))である。
そして、図6(B)および図7(B)においては、定着装置20のニップ部Nの延びる方向が用紙搬送方向と直交するように設定された状態(すなわち、定着装置20が前後方向で水平面に対して傾いていない水平状態)として当該定着装置20を示している。
まず、図6(A)および図7(A)に示すように、定着装置20のハウジング30の第1および第2レベル設定突起352,362が高さ位置調整部材60の第1および第2階段部622,623の最上段の階段622a,623aにそれぞれ支持された状態においては、第1および第2レベル設定突起352,362が前端基準レベルL1(図6に一点鎖線で表示)で支持された状態になっている。これによって定着装置20のハウジング30は、図7(A)に示すように、ニップ部N(図1)の前方側が支持孔317の孔心を通る水平線L2より上方に位置し、これによって前方から後方に向かって先下がりに傾斜した状態になっている。
逆に、図6(C)および図7(C)に示すように、移動部材62が操作枠体624の操作で最大限左方に向けて操作された場合には、ハウジング30の第1および第2レベル設定突起352,362が第1および第2階段部622,623の最下段の階段622a,623aにそれぞれ支持された状態になるため、第1および第2レベル設定突起352,362が前端基準レベルL1(図6に一点鎖線で表示)より下方に位置した状態になっている。従って、定着装置20のハウジング30は、図7(C)に示すように、ニップ部N(図1)の前方側が水平線L2より下方に位置し、これによって前方から後方に向かって先上がりに傾斜した状態になっている。
これに対し、図6(B)および図7(B)に示すように、第1および第2レベル設定突起352,362が前端基準レベルL1の階段622a,623a(図6および図7に示す例では、上から4段目の階段622a,623a)に支持されているときには、定着ローラ40および加圧ローラ50の当接位置によって形成されるニップ部Nは、用紙搬送方向と直交する方向に延びた状態(すなわち水平)になっている。
このように、定着装置20が設計通りに理想的に装置本体11に装着されている場合には、図6(B)および図7(B)に示すように、第1および第2レベル設定突起352,362が上から4段目の階段622a,623aに支持されることにより、ハウジング30は、前端基準レベルL1に沿うように配設されるが、実際には、設計誤差や製造誤差、さらには組み付け誤差等によって第1および第2レベル設定突起352,362を上から4段目の階段622a,623aに支持させたからといってハウジング30が常に適正に配設されるとは限らない。
そこで、第1および第2レベル設定突起352,362が上から4段目の階段622a,623aに支持させた状態で定着装置20を画像形成装置10の装置本体11に仮に装着し、この状態で実際に画像形成装置10の稼働で画像が転写された用紙Pに定着装置20による定着処理を実行させ、定着処理後の用紙Pを観察することでハウジング30が適正に装着されているのか否かが判定される。
そして、この判定結果に基づき、ハウジング30の前端を上昇させるのか下降させるのかが判断なされ、上昇させる場合には、ビス70が緩められた後にハウジング30の前端が若干持ち上げられた状態で移動部材62が右方に向けて移動される。こうすることで第1および第2レベル設定突起352,362が上段の階段622a,623aに移行するため、ハウジング30の前端は持ち上げられた状態になる。この状態でビス70が締結される。
これに対し、判定結果に基づき、ハウジング30の前端を下降させる場合には、ビス70が緩められた状態で操作枠体624が左方へ移動される。こうすることで第1および第2レベル設定突起352,362が下段の階段622a,623aに移行するため、ハウジング30の前端は押し下げられた状態になる。この状態でビス70が締結される。
このように1本のビス70で締結処理を施すことにより、移動部材62およびハウジング30の双方の固定されるため、定着装置20のレベルの調整作業を容易にかつ迅速に行うことが可能になり、定着装置20の装置本体11への組み付け作業の作業性を向上させることができる。
因みに、高さ位置調整部材60による調整でいずれの階段622a,623aが採用されるかについては、各画像形成装置10毎にそれぞれ条件が異なるため、一元的に決め付けることができず、結果としてトライアンドエラーで最適の階段622a,623aが見出される。
以上詳述したように、本実施形態に係る画像形成装置10は、画像形成部13から搬送されてくるトナー像の転写された用紙Pをニップ部Nでニップして搬送する本発明に係るローラ対としての定着ローラ40および加圧ローラ50と、これら定着ローラ40および加圧ローラ50をそれぞれ軸心回りに回転可能に支持するハウジング30と、ハウジング30における用紙搬送方向と直交する用紙幅方向の一方の端部の位置を調整するべく用紙搬送方向と直交する方向に向けて移動可能に設けられた高さ位置調整部材60と、ハウジング30と高さ位置調整部材60とを同時に一体的に固定する固定手段とが備えられているものである。
かかる構成の画像形成装置10によれば、高さ位置調整部材60を移動させることによるハウジング30の姿勢調整が完了した時点で固定手段の所定の操作により高さ位置調整部材60とハウジング30との双方が一体的に固定されるため、従来のように高さ位置調整部材60とハウジング30とを別々に固定しなければならなかった場合に比較して固定作業を1回で済ませることができ、ハウジング30の姿勢を調整して用紙Pに皺が寄らないようにしたり画像のずれを防止したりする高さ位置調整作業の作業効率を向上させることができる。
そして、ハウジング30は、高さ位置調整部材60が設けられている側の端部のみが調整されることで用紙Pに皺が寄らないように調整されるため、両端部が調整される場合に比較して調整作業が容易になる。
そして、本実施形態においては、ハウジング30の前端部が第1および第2階段部622,623の各階段622a,623aにより段階的に調整されるため、ハウジング30の前端レベルは、各階段622a,623aによる位置設定で確実なものにすることができる。
本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、以下の内容をも包含するものである。
(1)上記の実施形態においては、画像形成装置10としてモノクロ印刷用の複写機を例に挙げて説明したが、カラー印刷用の複写機であってもよい。また、画像形成装置10が複写機であることに限定されるものではなく、プリンタやファクシミリ装置であってもよい。
(2)上記の実施形態においては、本発明に係る上流側部材を感光体ドラム130とし、本発明に係るローラ対として定着装置20の定着ローラ40および加圧ローラ50を例に挙げて説明したが、本発明は、上流側部材が感光体ドラム130であり、ローラ対が定着ローラ40および加圧ローラ50であることに限定されるものではなく、上流側部材が給紙部14におけるピックアップローラ143であり、ローラ対がレジストローラ対としての機能を備えた給紙ローラ対144とする等、用紙Pをニップして搬送するものであれば、各種の部材を対象とすることができる。
(3)上記の実施形態においては、ハウジング30の前端側の高さ位置が移動部材62を正逆移動させることで第1および第2階段部622,623の各階段622a,623aを介して段階的に変化されるようになされているが、こうする代わりに各階段622a,623aをスロープに代え、これによってハウジング30の前端の高さレベルを連続的に変化させるようにしてもよい。こうすることで、ハウジング30の前端の高さレベルをより精密に調整することができる。
本発明に係る画像形成装置の内部構造の一実施形態の概要を示す断面視の説明図である。 定着装置の一実施形態を簡略化して示す分解斜視図である。 図2に示す定着装置組み立て斜視図である。 定着装置の前面側を設計ベースのもので示した部分斜視図である。 高さ位置調整部材の一実施形態を示す斜視図であり、(A)は、分解斜視図、(B)は、組み立て斜視図である。 定着装置における高さ位置調整部材の作用を説明するための正面視の説明図であり、(A)は、定着装置のハウジングの第1および第2レベル設定突起が高さ位置調整部材の第1および第2階段部の最上段の階段にそれぞれ支持された状態、(B)は、同中間の階段にそれぞれ支持された状態、(C)は、同最下段の階段にそれぞれ支持された状態を示している。 定着装置における高さ位置調整部材の作用を説明するための側面視の説明図であり、(A)は、定着装置のハウジングの第1および第2レベル設定突起が高さ位置調整部材の第1および第2階段部の最上段の階段にそれぞれ支持された状態、(B)は、同中間の階段にそれぞれ支持された状態、(C)は、同最下段の階段にそれぞれ支持された状態を示している。
符号の説明
10 画像形成装置 11 装置本体
12 原稿読取部 121 原稿押さえ
122 スキャナ部 123 原稿トレイ
13 画像形成部 130 感光体ドラム
131 帯電器 132 露光装置
133 現像装置 134 転写ローラ
135 クリーニング装置 14 給紙部
141 給紙カセット 142 搬送路
143 ピックアップローラ 144 給紙ローラ対
15 胴内排出部 151 下部排出ローラ対
152 胴内排出トレイ 16 ジョブセパレータ排出部
161 上部排出ローラ対 162 ジョブセパレータトレイ
163 切換ガイド 164 搬出搬送路
165 用紙押さえ部材 17 定着部
20 定着装置 30 ハウジング(筐体)
31 第1ハウジング 311 前板
312 後板 313 右側板
314 天板 315 底板
316 第1被支持ピン 317 支持孔
32 第2ハウジング 321 前板
322 後板 323 左側板
324 天板 325 底板
326 第2被支持ピン 33 被係止ブロック
331 被係止角孔 34 係止ブロック
341 係止爪片 35 垂下板
351 係止溝 352 第1レベル設定突起
36 突設縁部 361 係止板
361a 縦長挿通孔 362 第2レベル設定突起
40 定着ローラ 50 加圧ローラ
60 高さ位置調整部材 61 ガイド部材
610 ネジ孔 611 ガイド板
612 第1装着片 613 第2装着片
614 中央部装着片 615 固定片
616 第1ガイド長孔 616a 逃げ孔
617 第2ガイド長孔
618 挿通孔 62 移動部材
621 摺動板 622 第1階段部
622a 階段 622b 第1被ガイド片
623 第2階段部 623a 階段
623b 第2被ガイド片 624 操作枠体
625 前垂れ板 626 U字板
627 位置決め長孔 63 位置決めピン
64 ネジ孔 70 ビス(固定手段)
F1 前方フレーム F2 後方フレーム
L1 前端基準レベル N ニップ部
P 用紙 S ネジ

Claims (5)

  1. 上流側部材から搬送されてくる用紙をニップしてさらに搬送するローラ対と、
    前記ローラ対の各単位ローラをそれぞれ軸心回りに回転可能に支持する筐体と、
    前記筐体における用紙搬送方向と直交する用紙幅方向の一方の端部の位置を調整するべく移動可能な移動部材を備えた調整部材と、
    前記筐体と前記移動部材とを一体的に固定する固定手段とが備えられていることを特徴とする用紙搬送装置。
  2. 前記調整部材は、前記筐体の一部を支持した前記移動部材を移動可能に支持するガイド部材を有し、前記固定手段は、前記筐体の一方の端部の位置が設定された状態で前記移動部材と前記筐体とを一体的に固定するビスであることを特徴とする請求項1記載の用紙搬送装置。
  3. 前記ガイド部材は、外方に向かって突設された位置決めピンを有し、前記筐体は、前記位置決めピンに摺接状態で外嵌される上下方向に延びた係止溝を有していることを特徴とする請求項2記載の用紙搬送装置。
  4. 前記ビスは、前記移動部材に形成された水平方向に延びる位置決め長孔と、前記筐体から前記位置決め長孔に対向するように突設されている係止板に穿設された上下方向に延びる縦長挿通孔との双方に挿通された状態で両者を一体的に固定し得るように適所に螺着されていることを特徴とする請求項2または3記載の用紙搬送装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の用紙搬送装置が適用された画像形成装置であって、
    前記用紙搬送装置は、画像形成処理後の用紙に転写されたトナー像を当該用紙に定着させる定着装置であり、
    前記ローラ対は、前記定着装置に設けられ前記トナー像に熱を供給する加熱ローラと、周面がこの加熱ローラの周面に押圧当接するように対向配置された加圧ローラであることを特徴とする画像形成装置。
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