JP2008273578A - 包装テープおよび表面実装用の電子部品 - Google Patents

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修 加藤
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Abstract

【課題】リード線を表面実装可能に折り曲げた固定抵抗器を収納する包装テープのポケットにおいて、スムーズに固定抵抗器が取り出せるポケットの構造を有する包装テープを提供する。
【解決手段】リード線を表面実装可能に折り曲げた固定抵抗器10をポケット23に収納して、固定抵抗器を搬送する包装テープ20に設けられたポケットは、リード線12を収納する空間部分の外側の壁面に内側に突出する突起が設けられている。突起の頂面1dによって、固定抵抗器の軸方向の移動が規制され、リード線が前記空間の壁面に接触しないので、マウンタによりポケットから取り出す際に、リード線が壁面に引っかかることがなく、スムーズに取り出すことができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、エンボステープのポケット内に、面実装可能に折り曲げたリード線を有する固定抵抗器を収納して搬送する包装テープ、ならびに、包装テープに収納された表面実装用の電子部品に関するものである。
工場で生産された表面実装可能に折り曲げたリード線を有する固定抵抗器は、一般に包装テープに包装されて生産工場から出荷される。生産工場から出荷された固定抵抗器は、需要先の工場にて、包装テープのカバーテープが剥がされ、固定抵抗器はマウンタ等によりエンボステープのポケットから取り出され、回路基板等に実装される。
特許文献1,2に記載された包装テープでは、搬送中に電子部品がポケット内で位置ズレが生じることを防止して、取り出しを確実にしようとしている。
特開平7−96966号公報 特開平5−213365号公報
ところで、固定抵抗器等の電子部品として、折り曲げたリード線を有する電子部品が用いられている。
図1は、表面実装可能に折り曲げたリード線を有する電子部品の一例である固定抵抗器の斜視図である。固定抵抗器10は、例えば金属皮膜固定抵抗器、あるいは酸化金属皮膜固定抵抗器であり、円柱状の本体部11とリード線12とから構成されている。リード線12は、本体部11の端面から直線状に軸方向に伸びるリード線を折り曲げて形成されるが、本体部11の両端面において、本体部11の軸方向に伸びる引き出し部12aと、本体部11の軸線と直角に立体交差する取付部12cと、引き出し部12aと取付部12cとを連結する連結部の3つの部分からなっている。連結部は、大まかには、連結アーム部12bで構成されているが、厳密には、引き出し部12aの端部位置から続く第1の曲げ部12dと、それに続く直線状の連結アーム部12bと、それに続く第2の曲げ部12eより構成されている。第1の曲げ部12dによって曲げられる角度はほぼ直角である。この角度は、直角に限られるものではなく、直角よりもやや大きい場合には、リード線12は、足を左右にやや広げた形状となり、直角よりもやや小きい場合には、リード線12は、足をやや内側にすぼめた内股形状となる。第2の曲げ部12eによる連結アーム部12bと取付部12cとの角度は鋭角であり、この曲げによって、取付部12cが本体部11の軸線と直角に立体交差する。取付部12cは実装基板のランドパターンにハンダにより固定される部分であり、取付部12cをランドパターンに固定することで、固定抵抗器10が表面実装される。連結部の長さは、固定抵抗器10が実装された場合に、本体部11が実装基板と所定の間隔をもたせることができる長さとなっている。
さらに、本体部11の軸心をとおる軸線の取付部12cを含んで前記軸線に平行な平面に対する正射影が取付部12cと交差する位置からの取付部12cの第2の曲げ部12e側の端(連結部側の端)までの距離は、前記交差する位置からの取付部12cの先端12fまでの距離よりも大きい。すなわち、本体部の軸心は、取付部12cの中点よりも先端12f側へシフトしている。これにより、重量バランスが調整され、固定抵抗器12が実装基板上に載置されたときに、安定に(座りが良く)表面実装できるようになっている。図9に示すように、本体部11の中心軸線Oと平行し、固定抵抗器の重心Gを通る平行線の取付部12cへの正射影が取付部12cの中点に一致するように、取付部12cが形成されるのがよい。中心軸線Oと平行する重心Gを通る平行線の正射影が取付部12cの中点を通るのがベストである(GとLで二等辺三角形ができる。)が、必ずしも、正確に中点を通らなくてもよく、長さLの取付部の中点を中心として、その両側にL/2の長さの10%範囲内は許容でき、より好ましくは、5%以内、さらには、3%以内がもっとも好ましい範囲である。
表面実装可能に折り曲げたリード線を有する柱状の電子部品をエンボステープのポケットに電子部品を収納して搬送する包装テープにおいては、需要先の工場にてエンボステープのポケットから電子部品をマウンタ等により取り出して、回路基板に実装する際に、確実に電子部品を取り出すことが重要である。実装工程において、取り出しに支障が生じると、回路基板上に部品が載置できず、実装作業が停止し、作業員による介助が必要となり、実装作業の能率が低下する。
図10は、図1で説明した固定抵抗器を収納する包装テープの一例を示すものであるが、本発明者らがすでに提案したものである。この包装テープ20は、多数のポケット(エンボスパターン)23を有するボトムテープ21と、これに接着したトップテープ22とから構成されている。すなわち、ポケット23に、本体部11と表面実装可能に折り曲げたリード線12からなる固定抵抗器10が挿入され、トップテープ22をボトムテープ21の上面に熱圧着等により接着して封止することで、固定抵抗器10が包装テープ20に収納される。
この包装テープ20では、後述するように、ポケット23に、本体部11を挟み込むように、包装テープ20の長手方向(X方向)内方に突出する壁面3a,3bが設けられ、この壁面3a,3bにより本体部11のポケット23内での動きが規制され、搬送中に固定抵抗器10が回転し、位置ズレが生じることが防止される。なお、壁面3a,3bのそれぞれの突出量は、リード線12の折り曲げ形状に合わせて、壁面3aの突出量を大きく、壁面3bの突出量を小さくして、収納状態においてリード線の取付部12cがポケットの底面に密着するようにされている。
図11は、包装テープにおけるポケットの一例の構造の詳細を説明するためのもので、図11(A)は固定抵抗器を挿入していない状態を上から見た平面図、図11(B)は図11(A)のポケットに固定抵抗器を挿入した状態を上から見た平面図、図11(C)は図11(B)のA−A線断面図、図11(D)は、ポケット内での固定抵抗器の収納状態の説明図である。図11(A)に示すように、ポケット23は、包装テープの幅方向(Y方向)の両端側に配置されたリード線収納部1と、2つのリード線収納部1間に配置された本体部収納部2とにより構成されている。この包装テープでは、本体部収納部2は、本体部の幅よりも広い幅の幅広部4と、本体部11を挟み込むように、包装テープ20の長手方向(X方向)内方に突出する突出部3からなり、突出部3の壁面3a,3bにより本体部11のポケット23内での動きが規制され、搬送中に固定抵抗器が回転することが防止される。なお、壁面3a,3bのそれぞれの突出量は、リード線12の折り曲げ形状の寸法に合わせて、壁面3aの突出量を大きく、壁面3bの突出量を小さくして、収納状態においてリード線の取付部12cがポケットの底面に密着するようにされている。
このように、ポケットに収納された固定抵抗器10は、中心軸と直角な方向(包装テープの長手方向:X方向)の位置が、突出部3の壁面3a,3bによって位置規制される。図11(B)に示すように、リード線12の第2の曲げ部12eと先端12fは、リード線収納部1の側部の壁面1a,1bに接触しないよう壁面1a,1bが位置されているから、本体部のX方向のガタに対して、リード線が壁面1a,1bに接触することはない。しかしながら、固定抵抗器10の軸方向に関しては、図11(B)に示すように、リード線収納部の両側の外側の壁面1cと間隔をもたせることは困難であり、輸送中や取扱中に、図11(D)に示すように、両側の外側の壁面1cのうちの一方側の外側の壁面1cに接触するように偏ってしまうのが普通である。
そうすると、固定抵抗器10をマウンタ等によりポケットから取り出す際に、リード線12がポケットの外側の壁面1cに接触した状態で取り出すことになり、引っかかりを生じる。マウンタ等による固定抵抗器の保持における、本体部の中央部を保持する保持部分の長さに対して、ポケットの外側の壁面1cに接触するリード線までの距離が大きいことから、リード線がリード線収納部の外部の壁面1cに接触すると、梃子の作用によって、外側の壁面との摩擦力等によってリード線にかかる力よりも大きい力がマウンタ等に作用して、固定抵抗器がマウンタ等から外れやすくなり、取り出しに失敗する可能性を大きくするという問題がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、リード線を表面実装可能に折り曲げた電子部品をポケットに収容して搬送する包装テープにおいて、ポケットからの取り出しがスムーズに行える新規なポケットの構造を有する包装テープ、ならびに、この包装テープに電子部品を収納した表面実装用の電子部品を提供することを目的とするものである。
本発明は、柱状の本体部と、その両端面から引き出されたリード線を有し、前記リード線が、前記本体部の軸方向に延伸する引き出し部と、前記本体部の軸線と直角に立体交差する取付部と、前記引き出し部と前記取付部とを連結する連結部から構成される電子部品をポケットに収納して、トップテープで封止する包装テープであって、前記ポケットは、前記包装テープの長手方向に直交する方向の両端部側にそれぞれ形成されたリード線収納部と、該リード線収納部の内側に位置して前記リード線収納部に連なる本体部収納部を有し、前記本体部収納部は、前記本体部を挟み込むように収納し、前記リード線収納部は、前記リード線を挟むように向き合う壁面、および、外側の壁面の一部分を除く壁面が収納される前記電子部品の前記リード線と接触しない間隔をもって形成されているとともに、前記外側の壁面の前記一部分が前記外側の壁面の一部分を除く壁面よりも内側に位置する面を有するように形成されており、前記ポケット内において収納される前記電子部品の動きが規制されるようにしたことを特徴とするものである。
また、本発明は、柱状の本体部と、その両端面から引き出されたリード線を有し、前記リード線が、前記本体部の軸方向に延伸する引き出し部と、前記本体部の軸線と直角に立体交差する取付部と、前記引き出し部と前記取付部とを連結する連結部から構成される電子部品がポケットに収納されて、トップテープで封止された表面実装用の電子部品であって、前記ポケットは、前記包装テープの長手方向に直交する方向の両端部側にそれぞれ形成されたリード線収納部と、該リード線収納部の内側に位置して前記リード線収納部に連なる本体部収納部を有し、前記本体部収納部は、前記本体部を挟み込むように形成されており、前記リード線収納部は、前記リード線を挟むように向き合う壁面、および、外側の壁面の一部分を除く壁面が収納される前記電子部品の前記リード線と接触しない間隔をもって形成されているとともに、前記外側の壁面の前記一部分が前記外側の壁面の一部分を除く壁面よりも内側に位置する面を有するように形成されており、前記本体部が前記本体部収納部に収容され、かつ、前記リード線が前記リード線収納部に収納されて、前記ポケットに前記電子部品が収納され、前記ポケット内において前記電子部品の動きが規制されるように収納されていることを特徴とするものである。
本発明によれば、包装テープのリード線収納部におけるリード線を挟むように向き合う壁面、および、外側の壁面の一部分を除く壁面が収納される電子部品のリード線と接触しない間隔をもって形成されているとともに、前記外側の壁面の前記一部分が前記外側の壁面の一部分を除く壁面よりも内側に位置する面を有するように形成されていることによりポケット内において収納される電子部品の動きが規制されるので、実装作業において、マウント等により電子部品を取り出す際に、リード線が外壁に接触する部分を小さくでき、リード線が外壁に引っかかることを防止できるので、リード線が周りの壁面に接触して取り出しに失敗することをなくすことができる。
また、本体部収納部において、本体部が挟み込むように収容され、リード線収納部において、リード線がこれを挟むように向き合う壁面で囲まれるので、電子部品がポケット内で回転しようとすると、本体部の動きが規制され、回転が防止される。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して説明する。なお、各図中、同一の機能を有する部材または要素には同一の符号を付して、その重複した説明を省略する。
まず、包装テープに収納される電子部品について、固定抵抗器を例に挙げて説明する。この実施の形態では、固定抵抗器として、図1で説明した固定抵抗器を収納するものとして説明するが、本発明が、この固定抵抗器に限られるものでないことはもちろんである。また、図1で説明した固定抵抗器のリード線12は、取付部12cを含んで本体部の軸心に平行な平面に落とした本体部11の軸心をとおる軸線の正射影が取付部12cと交差する位置に対する連結部側の端までの距離と、前記交差する位置に対する取付部12cの先端12fまでの距離とにおいて、前者の方が大きい関係を有するリード線であるが、本発明においては、必ずしもこの関係を満足するリード線を有する電子部品に限られるものではなく、両者が同じ程度であってもよく、または、後者の方が大きいものであってもよい。また、本体部11の形状は、円柱状であるものを示したが、多角形状など、柱状の形状が用いられる。また、固定抵抗器に限られず、他の電子部品であってもよい。
図2は、図1で説明した固定抵抗器を収納する包装テープを示す。この包装テープ20は、多数のポケット(エンボスパターン)23を有するボトムテープ21と、これに接着したトップテープ22とから構成されている。すなわち、ポケット23に、本体部11と表面実装可能に折り曲げたリード線12からなる固定抵抗器10が挿入され、トップテープ22をボトムテープ21の上面に熱圧着等により接着して封止することで、固定抵抗器10が包装テープ20に収納される。
この包装テープ20では、後述するように、ポケット23の本体部収納部の幅が固定抵抗器の本体部の幅よりも十分に幅広に形成され、本体部収納部の一部に、本体部11を挟み込むように、包装テープ20の長手方向(X方向)内方に突出する壁面3a,3bが形成され、この壁面3a,3bにより本体部11のポケット23内での動きが規制されている。この規制によって、搬送中に固定抵抗器10が回転し、位置ズレが生じることが防止される。なお、壁面3a,3bのそれぞれの幅広の部分に対する突出量は、リード線12の折り曲げ形状の寸法に合わせて、壁面3aの突出量を大きく、壁面3b突出量を小さくして、収納状態においてリード線の取付部12cが底面に密着される。また、ポケット23の外側の壁面には、突起5が内側に向けて形成されており、ポケット23内に収納された固定抵抗器10の軸方向(Y方向)の動きを規制する。
ボトムテープ21には、多数の送り穴24が設けられ、送り穴24でボトムテープ21を送りつつ、固定抵抗器10をポケット23に挿入して、トップテープ22で封止する作業が、順次行われる。固定抵抗器10を収納した包装テープ20は、リールに巻き取られ、需要先の工場等に出荷される。需要先の工場では、トップテープ22を剥がし、ポケット23から固定抵抗器10をマウンタ等により取り出し、実装基板に固定抵抗器10を表面実装する作業が行われる。一般に、ボトムテープ21は、透明,半透明、あるいは、不透明のプラスチック材料で形成され、トップテープ22は、熱圧着可能な樹脂フィルムにより形成されている。トップテープ22は、内部が見易いので、透明な材料が好ましい。図2の包装テープでは、ボトムテープ21およびトップテープ22に透明な材料を用いたので、内部が透視でき、固定抵抗器10の状態を外部から見ることができる。
図3は、包装テープにおけるポケットの一例の構造の詳細を説明するためのもので、図3(A)は固定抵抗器を挿入していない状態を上から見た平面図、図3(B)は図3(A)のポケットに固定抵抗器を挿入した状態を上から見た平面図である。ポケット23は、包装テープの幅方向(Y方向)の両端側に、リード線を収納する空間として配置されてたリード線収納部1と、2つのリード線収納部1の間に、固定抵抗器の本体部を収納する空間として配置された本体部収納部2とにより構成されている。
リード線収納部1は、X方向側が壁面1a,1bに囲まれた空間であり、端面は、外側の壁面1cによって閉じられている。リード線収納部1における壁面1a,1bは、収納するリード線12の幅方向の端である第2の曲げ部12eの先端と取付部12cの先端12fとの間に、それぞれ隙間が生じるような間隔を有する位置に配置される。外側の壁面1cの一部分に内側に向く突起5が形成され、その頂面1dが外側の壁面1cの一部分として、収納された固定抵抗器10のリード線12に対向するようになっている。突起5が設けられたことによって、固定抵抗器10がポケット内に挿入された状態において、前記一部分を除く外側の壁面1cとリード線12との間隔よりも、前記一部分である突起5の頂面1dとリード線12との間隔が小さいので、包装テープの取り扱いにおいて、固定抵抗器10の軸方向への移動が頂面1dで規制され、リード線12が前記一部分(突起部分)を除く外側の壁面12cに接触することが防止できる。突起5の高さ(リード線収納部1の内側に突出する大きさ)は、リード線12の取付部12cが外側の壁面1c(突起5の部分を除く)に接触できない高さであれば足りるが、ポケット内に挿入されたリード線10の取付部12cのY方向の位置が、リード線収納部1のY方向の幅の中央付近となるような高さとしてもよい。固定抵抗器10が軸方向に移動しても、リード線12は、突起5の頂面1dに接触するだけであるから、突起5の頂面1dの幅は小さいことが好ましく、外側の壁面1cの幅(壁面1aと1bとの間隔)の10%以下であることが好ましく、5%以下であることがより好ましい。このように、頂面1dの幅を小さくすることによって、固定抵抗器の取り出しの際においてリード線にかかる力を小さくでき、マウンタ等による取り出しの失敗を防止できる。
突起5の形状は、図4(A)に示すように角柱状としたが、図4(B)に示すように、上方(開口面側に向く方向)に向けて突出量が小さくなるように、頂面1dを傾斜させた形状としてもよく、また、半円柱状など、曲面をもった形状でもよい。
また、突起5は、外側の壁面1cの1箇所に形成されることに限られるものではなく、図5に示すように、2箇所、あるいは、それ以上の数だけ形成されてもよい。
また、リード線の軸方向の移動を規制する頂面1dは、突起5により形成されることに限られるものではなく、図6に示すように、頂面1dの両側からリード線を挟むように向き合う壁面1a,1bに向けてリード線との間隔が徐々に大きくなるような壁面1cとなるように外側の壁面を形成して、壁面1cとリード線との間隔よりも、頂面1dとリード線との間隔が小さくなるようにして、頂面1dによってリード線の軸方向の移動を規制して、リード線が外側の壁面1cに接触することがないようにしてもよい。
図3に戻って本体部収納部2について説明する。本体部収納部2は、Y方向に沿って、リード線収納部1,1の内側に位置している。この実施の形態では、本体部収納部2は、収納する固定抵抗器10の本体部11の幅よりも広い幅の幅広部4と、本体部11を挟み込むように、包装テープ20の長手方向(X方向)内方に突出する突出部3からなっている。幅広部4では、固定抵抗器10の本体部11の幅よりも幅が広くなっているが、突出部3の壁面3a,3bにより本体部11のポケット23内でのX方向の動きが規制され、搬送中に固定抵抗器10が回転し、位置ズレが生じることが防止される。なお、壁面3a,3bのそれぞれの突出量は、幅広部4の壁面4a,4bとリード線収納部1の壁面1a,1bとを同一の延長面上にあるようにしたから、リード線12の折り曲げ形状の寸法に合わせて、壁面3aの突出量を大きく、壁面3bの突出量を小さくしている。
幅広部4を形成した場合は、幅広部4が包装テープの長手方向に沿って拡大された空間となっているので、マウンタの搭載部品である吸着ノズルの挿入が容易となり、ポケット内への固定抵抗器10の挿入およびポケットからの固定抵抗器10の取り出しがスムーズに行えるとともに、ポケット内において、回路基板等に実装される姿勢で収納されているから、取り出したままの姿勢で実装することができる。しかし、本発明では、後述するように、幅広部4を形成することは、不可欠の事項ではない。
リード線収納部1と本体部収納部2の底面は、同じ高さとなっており、段差はない。すなわち、リード線収納部1と本体部収納部2の底面は、同じ平面の延長上にあることになる。底面を同じ高さにして段差を設けないようにすると、包装テープの底面側も外表面が上面側と平行となる部分が大きくなり、包装テープが巻かれた状態において、巻き崩れを防止することができるという利点がある。しかし、リード線収納部1と本体部収納部2の底面を同じ高さとすることは、本発明において、不可欠のことではなく、段差があってもよい。
なお、図3で説明したポケットでは、本体部11の端面位置が突出部3で囲まれた空間に位置するように配置されているが、本体部11の端面位置を必ずしもこの空間内に配置するようにポケットを構成する必要はなく、図2で説明したポケットのように、本体部11の端面位置がリード線収納部1に入り込んでもよく、要は、本体部11の端部の一部が、上記の空間において位置規制さればよい。
図2,図3で説明した実施の形態では、本体部収納部2を、固定抵抗器10の本体部11の幅よりも広い幅の幅広部4と、固定抵抗器の本体部11の幅より僅かに広く、本体部11を挟むようにした突出部3とにより構成したが、図7(A)や図7(B)に示すように、幅広部を設けなくてもよい。壁面2a,2dの間隔は、図2,図3で説明した壁面3a,3bの間隔と同様であり、本体部収納部2を、固定抵抗器の本体部11の幅より僅かに広くして、本体部11を強固に挟み込むことなく、緩く挟み込む間隔とする。公差を考慮すれば、多少の隙間が生じてもよい。この場合、本体部収納部2の壁面2a,2bを、包装テープの表面に垂直な壁面とすることに限らず、図4(B)で説明した頂面1dのように、ポケットの底面から上方(開口面側に向く方向)に向けて幅が広がるように壁面を傾斜させてもよい。もちろん、図2,図3,図5における突出部3の壁面3a,3bも、同様な傾斜面としてもよい。このように、本体部収納部2の壁面を傾斜面とする場合は、収納された固定抵抗器の本体部の位置に対応する部分の壁面の間隔が、本体部11の幅より僅かに広くして、本体部を緩く挟み込むようにする。公差を考慮すれば、多少の隙間があることも許容される。そして、このような形状のポケットを用いた場合においても、頂面1dの形成については、上述した説明と同様である。
なお、固定抵抗器におけるリード線の形状は、図1,図9で説明したように、連結アーム部12bと取付部12cとの角度が鋭角であることに限られるものではなく、図8に示したように、連結アーム部12bと取付部1cとがほぼ平行であってもよい。この場合、取付部12cの長さは、図9で説明したように、本体部11の中心軸線Oと平行し、固定抵抗器の重心Gを通る平行線の取付部12cへの正射影が取付部12cの中点に一致するように、取付部12cが形成されるようにしてもよく、その許容範囲も図9で説明した範囲と同様でよい。また、必ずしもこの関係を満足しなくでもよいことは上述したとおりである。
なお、本体部収納部の長さは、収納される固定抵抗器の本体部の長さと同じでもよく、長くても短くてもよい。長い場合は、リード線収納部1に本体部の一部が進入することになり、短い場合は、本体部収納部にリード線の引き出し部の一部が進入するが、リード線がリード線収納部の内側の壁に接触しない範囲であれば、問題はない。したがって、本明細書でいう「リード線収納部」は、必ずしもリード線のみが収納されることを意味するものではなく、本体部の一部が進入してもよく、また、同様に、「本体部収納部」は、必ずしも本体部のみが収納されることを意味するものではなく、リード線の一部が進入してもよいものである。
また、リード線の取付部の長さは、必ずしも図9で説明した条件を満足しなければならないものではない。取付部に対する重心の高さや、実装方法等によっても、固定抵抗器が実装基板上に載置されたときの安定状態は影響を受けるから、適宜に設計されればよいものである。
リード線を表面実装可能に折り曲げた固定抵抗器の斜視図である。 本発明の一実施形態の包装テープを説明するためのもので、(A)は包装テープの平面図、(B)は側面図である。 包装テープにおけるポケットの一実施例の構造の詳細を説明するためのもので、図3(A)は固定抵抗器を挿入していない状態を上から見た平面図、図3(B)は図3(A)のポケットに固定抵抗器を挿入した状態を上から見た平面図である。 突起の形状の異なる実施例を示す説明図である。 突起を設ける位置の異なる実施例を示すポケットの平面図である。 固定抵抗器の軸方向の移動を規制する他の実施例を示すポケットの平面図である。 包装テープにおけるポケットの他の実施例を説明するためのポケットの平面図である。 リード線を表面実装可能に折り曲げた固定抵抗器の他の例を示す側面図である。 図1で説明した固定抵抗器のリード線の形状の説明図である。 固定抵抗器を収納する包装テープの先行例を示すもので、(A)は包装テープの平面図、(B)は側面図である。 先行例の包装テープにおけるポケットを説明するためのもので、(A)は固定抵抗器を挿入していない状態を上から見た平面図、(B)は(A)のポケットに固定抵抗器を挿入した状態を上から見た平面図、(C)は(B)のA−A線断面図、(D)は、ポケット内での固定抵抗器の収納状態の説明図である。
符号の説明
1…リード線収納部、1d…頂面、2…本体部収納部、3…突起部、4…幅広部、5…突起、10…固定抵抗器、11…本体部、12…リード線、12a…引き出し部、12b…連結アーム部、12c…取付部、12f…端部、20…包装テープ、21…ボトムテープ、22…トップテープ、23…ポケット、24…送り穴。

Claims (10)

  1. 柱状の本体部と、その両端面から引き出されたリード線を有し、前記リード線が、前記本体部の軸方向に延伸する引き出し部と、前記本体部の軸線と直角に立体交差する取付部と、前記引き出し部と前記取付部とを連結する連結部から構成される電子部品をポケットに収納して、トップテープで封止する包装テープであって、
    前記ポケットは、前記包装テープの長手方向に直交する方向の両端部側にそれぞれ形成されたリード線収納部と、該リード線収納部の内側に位置して前記リード線収納部に連なる本体部収納部を有し、
    前記本体部収納部は、前記本体部を挟み込むように形成されており、
    前記リード線収納部は、前記リード線を挟むように向き合う壁面、および、外側の壁面の一部分を除く壁面が収納される前記電子部品の前記リード線と接触しない間隔をもって形成されているとともに、前記外側の壁面の前記一部分が前記外側の壁面の一部分を除く壁面よりも内側に位置する面を有するように形成されており、
    前記ポケット内において収納される前記電子部品の動きが規制されるようにしたことを特徴とする包装テープ。
  2. 前記一部分が前記外側の壁面において、内側を向く突起として形成されていることを特徴とする請求項1に記載の包装テープ。
  3. 前記外側の壁面が、前記一部分を頂部として、該頂部の両側から前記リード線を挟むように向き合う壁面に向けて前記リード線との間隔が徐々に大きくなるような壁面として形成されていることを特徴とする請求項1に記載の包装テープ。
  4. 前記リード線収納部の底面と、前記本体部収納部の底面とが同じ高さであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の包装テープ。
  5. 前記リード線は、前記取付部における前記本体部の軸心をとおる軸線の正射影と交差する位置に対する前記取付部の連結部側の端までの距離が、前記交差する位置に対する前記取付部の先端までの距離よりも大きいリード線であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の包装テープ。
  6. 柱状の本体部と、その両端面から引き出されたリード線を有し、前記リード線が、前記本体部の軸方向に延伸する引き出し部と、前記本体部の軸線と直角に立体交差する取付部と、前記引き出し部と前記取付部とを連結する連結部から構成される電子部品がポケットに収納されて、トップテープで封止された表面実装用の電子部品であって、
    前記ポケットは、前記包装テープの長手方向に直交する方向の両端部側にそれぞれ形成されたリード線収納部と、該リード線収納部の内側に位置して前記リード線収納部に連なる本体部収納部を有し、
    前記本体部収納部は、前記本体部を挟み込むように形成されており、
    前記リード線収納部は、前記リード線を挟むように向き合う壁面、および、外側の壁面の一部分を除く壁面が収納される前記電子部品の前記リード線と接触しない間隔をもって形成されているとともに、前記外側の壁面の前記一部分が前記外側の壁面の一部分を除く壁面よりも内側に位置する面を有するように形成されており、
    前記本体部が前記本体部収納部に収容され、かつ、前記リード線が前記リード線収納部に収納されて、前記ポケットに前記電子部品が収納され、
    前記ポケット内において前記電子部品の動きが規制されるように収納されていることを特徴とする表面実装用の電子部品。
  7. 前記一部分が前記外側の壁面において、内側を向く突起として形成されていることを特徴とする請求項6に記載の表面実装用の電子部品。
  8. 前記外側の壁面が、前記一部分を頂部として、該頂部の両側から前記リード線を挟むように向き合う壁面に向けて前記リード線との間隔が徐々に大きくなるような壁面として形成されていることを特徴とする請求項6に記載の表面実装用の電子部品。
  9. 前記リード線収納部の底面と、前記本体部収納部の底面とが同じ高さであることを特徴とする請求項6ないし8のいずれか1項に記載の表面実装用の電子部品。
  10. 前記リード線は、前記取付部における前記本体部の軸心をとおる軸線の正射影と交差する位置に対する前記取付部の連結部側の端までの距離が、前記交差する位置に対する前記取付部の先端までの距離よりも大きいリード線であることを特徴とする請求項6ないし9のいずれか1項に記載の表面実装用の電子部品。
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