JP2008273317A - シフトレバー用ブーツの取付構造 - Google Patents

シフトレバー用ブーツの取付構造 Download PDF

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    • F16HGEARING
    • F16H59/00Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
    • F16H59/02Selector apparatus
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Abstract

【課題】ブーツの取付位置を安定させ、かつ、ブーツの取付作業を容易とすることができるシフトレバー用ブーツの取付構造を提供する。
【解決手段】本発明は、インジケータ10にブーツ30を取り付けるシフトレバー用ブーツの取付構造であって、インジケータ10は、シフトレバー20の軸方向に突出するフランジ部11に該フランジ部11と直交する直交方向へ突出する位置決め突起12が形成されるインナーブラケット13と、シフトレバー20の上方端部側からインナーブラケット13を覆うアウターブラケットとを備え、ブーツ30には、下側開口部31における位置決め突起12と対応する位置に、位置決め突起12が嵌合可能な位置決め孔32が形成されていることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、シフトレバー装置に関し、特に、自動車の運転席周辺に配置されるインジケータに、シフトレバーの一方の端部を覆うとともに、下側開口部の縁にワイヤーが設けられるシフトレバー用ブーツを取り付けるシフトレバー用ブーツの取付構造に関する。
従来から、図6(a)に示すように、自動車の運転席周辺に配置されるインジケータ100(いわゆる、コンソール)に、シフトレバー(不図示)の一方の端部(下方端部)を覆うシフトレバー用ブーツ(以下、ブーツ101)が取り付けられるシフトレバー用ブーツの取付構造が知られている。
具体的には、図6(b)に示すように、インジケータ100は、シフトレバーの軸方向に突出するフランジ部103を有するインナーブラケット100Aと、シフトレバーの他方の端部(上方端部)側からインナーブラケット100Aを覆うアウターブラケット100Bとによって構成されている。このアウターブラケット100Bには、インナーブラケット100Aのフランジ部103と略平行に形成される平行壁部105が設けられている。
また、ブーツ101の下側開口部の縁には、インナーブラケット100Aのフランジ部103に形成される溝部107に嵌合するワイヤー109が設けられている。
このブーツ101の下側開口部に設けられるワイヤー109がインナーブラケット100Aのフランジ部103に形成される溝部107に嵌合した状態で、アウターブラケット100Bをインナーブラケット100Aに装着することによって、インナーブラケット100Aのフランジ部103とアウターブラケット100Bの平行壁部105とによりブーツ101を挟み込むことで、インジケータ100にブーツ101が取り付けられることとなる。
特開平6−61558号公報(第5頁−第9頁、第1図−第2図)
しかしながら、上述したシフトレバー用ブーツの取付構造では、ワイヤー109を溝部107に嵌合させる際、インジケータ100にブーツ101が取り付けられる位置(ブーツ101の円周方向やシフトレバーの軸方向への位置)は、治具を用いて取り付けられている。このため、作業者は、ブーツ101を治具に取り付けた後、相手部品を組み付けなければならず、容易に安定した位置決めを行う方法がないのが現状であった。さらに、ブーツ101の位置決めを安定させようとすると、ブーツ101の取付作業に時間を要してしまうとともに、このブーツ101の取付作業が複雑となってしまう。
そこで、本発明は、上述の問題を鑑みてなされたものであり、ブーツの取付位置を安定させ、かつ、ブーツの取付作業を容易とすることができるシフトレバー用ブーツの取付構造を提供することを目的とする。
上述した問題を解決するため、本発明は、次のような特徴を有している。まず、本発明の第1の特徴に係る発明は、自動車の運転席周辺に配置されるインジケータに、シフトレバーの一方の端部(下方端部)を覆うとともに、下側開口部の縁にワイヤーが設けられるシフトレバー用ブーツを取り付けるシフトレバー用ブーツの取付構造であって、インジケータは、シフトレバーの軸方向に突出するフランジ部にフランジ部と直交する直交方向へ突出する位置決め突起が形成されるインナーブラケットと、シフトレバーの他方の端部(上方端部)側からインナーブラケットを覆うアウターブラケットとを備え、シフトレバー用ブーツには、下側開口部における位置決め突起と対応する位置に、位置決め突起が嵌合可能な位置決め孔が形成されていることを要旨とする。
本発明の第2の特徴に係る発明は、アウターブラケットには、位置決め突起と対応する位置に位置決め突起と嵌合可能な嵌合孔が形成されていることを要旨とする。
本発明の第3の特徴に係る発明は、位置決め突起の側面(上側面)には、面取りが施されていることを要旨とする。
本発明の第4の特徴に係る発明は、位置決め孔は、位置決め突起の下面とワイヤーとが直接接触可能なスリット状に形成されていることを要旨とする。
第1の特徴に係る発明によれば、シフトレバー用ブーツ(以下、ブーツ)の下側開口部に形成される位置決め孔が、インナーブラケットのフランジ部に形成される位置決め突起に嵌合することによって、治具を用いてブーツの取付位置を決定する必要がなく、ブーツの取付位置を安定させることができる。これにより、ブーツの取付作業にかかる時間を短縮させることができ、ブーツの取付作業を容易とすることができる。
第2の特徴に係る発明によれば、位置決め突起と対応する位置に位置決め突起と嵌合可能な嵌合孔がアウターブラケットに形成されていることによって、インジケータにブーツを確実に固定させることができる。
第3の特徴に係る発明によれば、位置決め突起の側面に面取りが施されていることによって、シフトレバーの他方の端部側からアウターブラケットをインナーブラケットに被せやすくなり、ブーツの取付作業をさらに容易とすることができる。
第4の特徴に係る発明によれば、位置決め孔が位置決め突起の下面とワイヤーとが直接接触可能なスリット状に形成されていることによって、該下面とワイヤーとの間にブーツが入り込むことなく、ブーツの取付位置をさらに安定させることができる。
以下、本実施の形態に係るシフトレバー用ブーツの取付構造の一例について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。
図1は、本実施の形態に係るシフトレバー用ブーツの取付構造を示す一部斜視図であり、図2は、本実施の形態に係るシフトレバー用ブーツの取付構造を示す一部斜視図(その1)であり、図3は、本実施の形態に係るシフトレバー用ブーツの取付構造を示す一部斜視図(その2)であり、図4は、本実施の形態に係るシフトレバー用ブーツの取付構造を示す一部断面斜視図である。
図1〜図4に示すように、シフトレバー用ブーツの取付構造1は、自動車の運転席周辺に配置されるインジケータ10に、シフトレバー20の一方の端部(いわゆる、下方端部)を覆うとともに、下側開口部31の縁にワイヤー40が設けられるシフトレバー用ブーツ(以下、ブーツ30)を取り付ける構造である。
具体的には、インジケータ10は、シフトレバーの軸方向に突出するフランジ部11に該フランジ部11と直交する直交方向へ突出する位置決め突起12(図面では6つ)が形成されるインナーブラケット13と、シフトレバー20の他方の端部(いわゆる、上方端部)側からインナーブラケット13を覆うアウターブラケット14とを備えている。
なお、位置決め突起12の上側面12a(側面)には、シフトレバー20の上方端部側からアウターブラケット14をインナーブラケット13に被せやすくするために、面取りが施されている。
インナーブラケット13には、フランジ部11の内部でシフトレバー20の移動を案内する案内壁13Aが設けられている。また、インナーブラケット13におけるフランジ部11の外周には、位置決め突起12との間でワイヤー40を挟み込み、該フランジ部11と直交する直交方向へ突出する外周縁部13Bが設けられている。
アウターブラケット14は、シフトレバー20を挿通可能な挿通孔15Aが形成され、かつ、シフトレバー20の一方の端部及びインナーブラケット13を覆うカバー部15と、該挿通孔15Aの縁にインナーブラケット13のフランジ部11と略平行に形成される平行壁部16とを備えている。
このカバー部15には、「P(パーキング)」、「R(リバース)」、「N(ニュートラル)」、「D(ドライブ)」、「M+(シフトアップ)」、「M−(シフトダウン)」等を表示可能な表示孔15aが形成されている。なお、この「P」、「R」、「N」、「D」、「M+」、「M−」等は、直接カバー部15に表示されてもよく、別部材の表示体が取り付けられるものであってもよい。また、平行壁部16(アウターブラケット)には、位置決め突起12と対応する位置に位置決め突起12と嵌合可能な嵌合孔17(図面では6つ)が形成されている。
ブーツ30には、下側開口部31における位置決め突起12と対応する位置に、位置決め突起12が嵌合可能な位置決め孔32(図面では6つ)が形成されている。すなわち、位置決め孔32は、インナーブラケット13のフランジ部11における周囲の形状と略同一の形状を有するワイヤー40の近傍に形成されている。この位置決め孔32は、位置決め突起12の下面12bとワイヤー40とが直接接触可能なスリット状に形成されている。
(作用・効果)
以上説明した本実施形態に係るシフトレバー用ブーツの取付構造1によれば、ブーツ30の下側開口部31に形成される位置決め孔32が、インナーブラケット13のフランジ部11に形成される位置決め突起12に嵌合することによって、治具を用いてブーツ30の取付位置を決定する必要がなく、ブーツ30の取付位置を安定させることができる。これにより、ブーツ30の取付作業にかかる時間を短縮させることができ、ブーツ30の取付作業を容易とすることができる。
また、位置決め突起12と対応する位置に位置決め突起12と嵌合可能な嵌合孔17がアウターブラケット14に形成されていることによって、インジケータ10にブーツ30を確実に固定させることができる。
また、位置決め突起12の上側面12aに面取りが施されていることによって、シフトレバー20の下方端部側からアウターブラケット14をインナーブラケット13に被せやすくなり、ブーツ30の取付作業をさらに容易とすることができる。
さらに、位置決め孔32が位置決め突起12の下面12bとワイヤー40とが直接接触可能なスリット状に形成されていることによって、該下面12bとワイヤー40との間にブーツ30が入り込むことなく、ブーツ30の取付位置をさらに安定させることができる。
(変更例)
上述した実施の形態に係るシフトレバー用ブーツの取付構造1では、位置決め孔32が位置決め突起12における下面12bとワイヤー40とが直接接触可能なスリット状に形成されているものとして説明したが、以下のように変更することができる。なお、上述したシフトレバー用ブーツの取付構造1と相違する部分を主として説明する。
図5は、変更例に係るシフトレバー用ブーツの取付構造1を構成するブーツのみを示す斜視図である。図5に示すように、ブーツ30には、下側開口部31における位置決め突起12と対応する位置に、位置決め突起12が嵌合可能な位置決め孔32が形成されている。この位置決め孔32は、ブーツ30が切り抜かれて形成されている。また、ワイヤー40は、位置決め孔32の下端で下側開口部31の縁に設けられている。
[その他の実施形態]
上述したように、本発明の実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものではない。
例えば、シフトレバー用ブーツの取付構造1では、「P」、「R」、「N」、「D」、「M+」、「M−」等に対応するシフトレバーであるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、AT(オートマチックモード)やMT(マニュアルモード)のみに対応するシフトレバーに取り付けることが可能である。
また、位置決め突起12における上側面12aには、面取りが施されているものとして説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、曲面状(R)が施されていても勿論よい。
さらに、位置決め突起12や嵌合孔17、位置決め孔32は、6つであるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、インナーブラケット13とアウターブラケット14との間にブーツ30を固定することが可能な個数であればよく、固定バランスを考えると偶数個(例えば、2つや4つ)であることが好ましい。
本実施の形態に係るシフトレバー用ブーツの取付構造を示す一部斜視図である。 本実施の形態に係るシフトレバー用ブーツの取付構造を示す一部斜視図(その1)である。 本実施の形態に係るシフトレバー用ブーツの取付構造を示す一部斜視図(その2)である。 本実施の形態に係るシフトレバー用ブーツの取付構造を示す一部断面斜視図である。 変更例に係るシフトレバー用ブーツの取付構造1を構成するブーツのみを示す斜視図である。 背景技術に係るシフトレバー用ブーツの取付構造を示す一部断面斜視図である。
符号の説明
1…シフトレバー用ブーツの取付構造、10…インジケータ、11…フランジ部、12…突起、12a…上側面(側面)、12b…下面、13…インナーブラケット、13A…案内壁、13B…外周縁部、14…アウターブラケット、15…カバー部、15A…挿通孔、15a…表示孔、16…平行壁部、17…嵌合孔、20…シフトレバー、30…ブーツ(シフトレバー用ブーツ)、31…下側開口部、32…位置決め孔、40…ワイヤー

Claims (4)

  1. 自動車の運転席周辺に配置されるインジケータに、シフトレバーの一方の端部を覆うとともに、下側開口部の縁にワイヤーが設けられるシフトレバー用ブーツを取り付けるシフトレバー用ブーツの取付構造であって、
    前記インジケータは、前記シフトレバーの軸方向に突出するフランジ部に前記フランジ部と直交する直交方向へ突出する位置決め突起が形成されるインナーブラケットと、前記シフトレバーの他方の端部側から前記インナーブラケットを覆うアウターブラケットとを備え、
    前記シフトレバー用ブーツには、前記下側開口部における前記位置決め突起と対応する位置に、前記位置決め突起が嵌合可能な位置決め孔が形成されていることを特徴とするシフトレバー用ブーツの取付構造。
  2. 前記アウターブラケットには、前記位置決め突起と対応する位置に前記位置決め突起と嵌合可能な嵌合孔が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のシフトレバー用ブーツの取付構造。
  3. 前記位置決め突起の側面には、面取りが施されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシフトレバー用ブーツの取付構造。
  4. 前記位置決め孔は、前記位置決め突起の下面と前記ワイヤーとが直接接触可能なスリット状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のシフトレバー用ブーツの取付構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11506278B2 (en) * 2019-12-02 2022-11-22 Steering Solutions Ip Holding Corporation Dual durometer shift boot with performance shield

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