JP2008273132A - 枠体付きガラスの製造に用いる射出成形用金型 - Google Patents

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修 中田
Mitsuhiro Takayama
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Abstract

【課題】
ガラス周辺に枠体を射出形成して枠体付きガラスを作製する場合、加圧ガスを溶融状態の樹脂中に注入してひけを防いでいるが、枠体の形状によっては加圧ガスの効果が十分に発揮されず、枠体表面に凹凸やひけといった欠陥が生じてしまう。
本発明は、枠体表面の凹凸やひけといった欠点の生じない、射出成形に用いる金型を提供を課題とする。
【解決手段】
板ガラスの周縁部に一体的に固着された樹脂製の枠体を成形するために用いる射出成形用金型において、分割される金型の間に枠体用キャビティが形成され、該枠体用キャビティイにガラス板の周辺部が配置され、該金型には1つ以上の樹脂注入口が設けられており、厚みが4mm以上となる枠体を形成する枠体用キャビティに連通孔を介して、該連通孔以外は外部と連通していない密閉された空間を形成する補助キャビティが設けられていることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、枠体が板ガラスに一体成形されている枠体付きガラスに関し、特に枠体を板ガラスに射出成形によって一体成形するために用いる射出成形用金型に関する。
電車や自動車等の車両の窓において、板ガラスは、金属製の車体に樹脂製の枠体を用いて装着されるのが一般的である。
近年、樹脂製の枠体は、流動性を有する状態の樹脂を押出成形あるいは射出成形により、板ガラスに直接成形され、枠体と板ガラスとが一体となった枠体付きガラスが、車輌の組み立て用部品として用いられている。
射出成形によって、枠体付きガラスを作製する場合、図4に示すように、板ガラス3が上金型1と下金型2との間に保持され、板ガラス3の周辺部に枠体用キャビティ4が形成され、この枠体用キャビティ4に溶融状態の樹脂が射出されて、枠体用キャビティ4に射出された溶融状態の樹脂が固化した後、上金型1を取り外し、枠体が一体化した枠体付きガラスを下金型2から取り出して、枠体付きガラスが製造される。
枠体を板ガラスに射出成形で一体化成形する場合、枠体の比較的厚みの大きい部分では、溶融状態の樹脂が冷却して固形化する時、収縮によって、表面に凹凸やひけといった欠点が生じる。
特許文献1には、射出された樹脂に加圧気体を注入することが開示されている。
特開平11−170303号公報
ガラス周辺に枠体を射出形成する場合、加圧ガスを溶融状態の樹脂中に注入して、ひけを防止しているが、枠体の形状によっては加圧ガスの効果が十分に発揮されず、枠体表面に凹凸やひけといった欠陥が生じてしまう。
本発明は、枠体表面の凹凸やひけといった欠点の生じない、射出成形に用いる金型を提供を課題とする。
本発明の射出成形用金型は、ガラス板の周縁部に一体的に固着された樹脂製の枠体を成形するために用いる射出成形用金型において、金型が2つ以上に分割されてなり、分割された金型の間に枠体用キャビティが形成され、厚みが4mm以上となる枠体を形成する枠体用キャビティに、連通孔を介して、該連通孔以外は連通する空間を有しない、密閉された空間を形成する、補助キャビティが設けられていることを特徴とする枠体付きガラスの製造に用いる射出成形用金型である。
本発明の射出成形用金型は、前記射出要成形金型において、補助キャビティがランナーを閉鎖して形成され、ゲートを介して枠体用キャビティと連通していることを特徴とする枠体付きガラスの製造に用いる射出成形用金型である。
本発明の枠体付きガラスの製造に用いる射出成形用金型は、枠体の表面に凹凸やひけ等の欠点のない枠体を成形できる、金型を提供する。
本発明を、上金型と下金型とに分割する場合について、図に基づいて説明する。なお、本発明は、上金型と下金型とに分割される場合に限定されるものではなく、左右に分割される金型にも応用が可能である。
図1のように、上金型1と下金型2との間に板ガラス3を挟持させ、板ガラス3のエッジ部に枠体用キャビティ4が形成される。この枠体用キャビティ4に溶融した流動性を有する樹脂が図示しない注入口より射出されて、板ガラス3の周辺部に枠体が一体的に形成される。
枠体を形成する樹脂には、スチレン系、オレフィン系、塩ビ系、ウレタン系等の熱可塑性エラストマーを用いることができる。
下金型2には、枠体用キャビティ4に連通孔5を介して補助キャビティ6が設けられている。
補助キャビティ6は、連通孔5以外は外部と連通していないことが好ましい。補助キャビティ6が密閉空間となることにより、枠体の成形時に、溶融樹脂によって補助キャビティ6の空気が圧縮状態となり、樹脂が枠体用キャビティに射出された後固化するまで、枠体用キャビティの樹脂を加圧状態にするので、ひけあるいは表面の凹凸等の生じることがなくなる。
特に、図3に示す、枠体10の厚みtが4mm以上となるところでは、ひけが生じやすく、また、枠体10の厚みとして、12mm程度のものが設計されているので、連通孔は、厚みtが4mm以上で12mm以下の枠体10を成形する枠体用キャビティ4に設けることが好ましい。
射出成型用の金型で枠体を板ガラスに一体的に成形する場合、金型の注入口から注入される溶融状態の樹脂は。2つ以上のランナーを介して枠体用キャビティに射出される。ランナーは、ランナーより内径が小さいゲートを介して枠体用キャビティに連通している。
このような金型において、1つ以上のランナーを注入口に近いところで閉鎖し、補助キャビティとして用いて、ひけの生じない枠体を成形することができる。この場合、ゲートが連通孔となる。
なお、射出する樹脂の量は、枠体用キャビティ4の容積以上で、枠体用キャビティ4の容積と補助キャビティ6との容積の合計以下とすることが望ましい。
図3は、本発明による金型で作製した、板ガラス3に枠体10を一体化した、枠体付きガラスの枠体部の断面である。
この枠体付きガラスは、図1に示す金型を用いて、作製した。金型は、上金型1と下金型2とからなり、上金型1には、枠体用キャビティ4に第1の連通孔5を介して連通する、補助キャビティ6を設けた。
連通孔5を設けた枠体用キャビティで成形される枠体の厚みを4mmとした。
図1に示すように、上金型1と下金型2との間に、板ガラス3の周辺部が枠体用キャビティ4内に位置するように、板ガラス3を挟持し、図示しない注入口から塩ビ系の樹脂を射出した。
次いで、樹脂が固化した後、上金型1を取外し、枠体が成形された板ガラス3を下金型2から取り出し、連通孔5と補助キャビティ6に形成された樹脂を切り落として、図3に示す枠体付きガラスを作製した。
この枠体付きガラスの作製において、枠体表面の凹凸やひけの欠点はほとんど生じなかった。
比較例
図1に示す金型の連通孔5を閉鎖して、実施例と同様に枠体付きガラスを作製したところ、枠体表面にひけが多く見られた。
枠体用キャビティに補助キャビティを設けた場合の概略断面図である。 図1のa−a´水平断面図である。 実施例で作製した枠体付きガラスのエッジ付近の断面図である。 枠体付きガラスを作製する射出成形の、金型と板ガラスの位置を示す概略断面図である。
符号の説明
1 上金型
2 下金型
3 板ガラス
4 枠体用キャビティ
5 連通孔
6 補助キャビティ
10 枠体

Claims (2)

  1. ガラス板の周縁部に一体的に固着された樹脂製の枠体を成形するために用いる射出成形用金型において、金型が2つ以上に分割されてなり、分割された金型の間に枠体用キャビティが形成され、厚みが4mm以上12mm以下となる枠体を形成する枠体用キャビティに、連通孔を介して、該連通孔以外は連通する空間を有しない、密閉された空間を形成する、補助キャビティが設けられていることを特徴とする枠体付きガラスの製造に用いる射出成形用金型。
  2. 補助キャビティがランナーを閉鎖して形成され、ゲートを介して枠体用キャビティと連通していることを特徴とする請求項1に記載の枠体付きガラスの製造に用いる射出成形用金型。
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