JP2008273135A - 射出成形用金型 - Google Patents

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Abstract

【課題】
クリップやファスナー等の固定部品を板ガラスと一体化するため、固定部品が挿入された固定部品用キャビティに樹脂が射出されるとき、固定部品用キャビティにおける樹脂の圧力によって、板ガラスあるいは固定部品が破損するということのないような金型の提供を課題とする。
【解決手段】
板ガラスの周縁部に樹脂製の枠体を射出成形で成形するために用いる、射出成形用金型において、金型が2つ以上に分割されてなり、分割された金型の間に枠体用キャビティが形成され、該枠体用キャビティに第1の連通孔を介して固定部品を一体化するための固定部品用キャビティが連通して設けられ、該第1の連通孔に対向して、枠体用キャビティあるいは該固定部品用キャビティに、第2の連通孔が設けられ、第2の連通孔に連通されて補助キャビティが設けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、枠体が板ガラスに一体成形されている枠体付きガラスに関し、特に枠体を板ガラスに射出成形によって一体成形するときに用いる射出成形用金型に関する。
電車や自動車等の車両の窓において、板ガラスは、金属製の車体に樹脂製の枠体を用いて装着されるのが一般的である。
近年、樹脂製の枠体は、流動性を有する状態の樹脂を押出成形あるいは射出成形により、板ガラスに直接成形され、枠体と板ガラスとが一体となった枠体付きガラスが、車輌の組み立て用部品として用いられている。
射出成形によって、枠体付きガラスを作製する場合、図6に示すように、板ガラス3が上金型1と下金型2との間に保持され、板ガラス3の周辺部に枠体用キャビティ4が形成され、この枠体用キャビティ4に溶融状態の樹脂が射出されて、枠体用キャビティ4に射出された溶融状態の樹脂が固化した後、上金型1を取り外し、枠体が一体化した枠体付きガラスを下金型2から取り出して、枠体付きガラスが製造される。
枠体を板ガラスに射出成形で一体化成形する場合、板ガラスが割れるという問題がある。この割れの問題を解決するために、特許文献1ではダミー板を用いて射出成形で枠体を作製し、作製された枠体をダミー板から取り外して板ガラスに接着することが開示されている。
枠体つきガラスは、一般的に、接着剤で車体などに固定されるが、接着剤が固化して枠体付きガラスが強固に車体に固定されるまでの一時的な保持に、クリップやファスナーなどの固定部品が用いられる。
射出成形による枠体付きガラスの作製では、金型に固定部品用キャビティを設けて、枠体の成形と同時に、固定部品を板ガラスに一体化することが多くなされている。
金型の固定部品用キャビティに固定部品を挿入し、枠体用キャビティに樹脂を射出し枠体を成形すると同時に、枠体用キャビティ連通する固定部品用キャビティにも樹脂が流動され、固定部品の一体化が同時に行われる。
このとき、固定部品用キャビティに流動する樹脂の圧力によって、板ガラスあるいは固定部品が破損することがある。
板ガラスの破損を防ぐため、ダミー板を用いて枠体を射出成形する方法が、特許文献1に開示されているが、固定部品を板ガラスに一体化することが困難である。
特開平5−057797号公報
固定部品用キャビティにクリップやファスナー等の固定部品を挿入し、固定部品用キャビティに樹脂を射出して、固定部品を板ガラスと一体化するとき、固定部品用キャビティにおける樹脂の圧力によって、板ガラスあるいは固定部品が破損するという問題がある。
本発明は、このような固定部品用キャビティに射出される樹脂の圧によって、板ガラスあるいは固定部品が破損することのないような金型の提供を課題とする。
本発明の射出成形用金型は、ガラス板の周縁部に樹脂製の枠体を射出成形で成形するために用いる、射出成形用金型において、該金型が2つ以上に分割される金型でなり、該金型が2つ以上に分割されてなり、分割された金型の間に枠体用キャビティが形成され、該枠体用キャビティに第1の連通孔を介して固定部品を一体化するための固定部品用キャビティが連通して設けられ、該第1の連通孔に対向して、枠体用キャビティあるいは該固定部品用キャビティに、第2の連通孔が設けられ、第2の連通孔に連通されて補助キャビティが設けられていることを特徴とする射出成形用金型である。
本発明の射出成形用金型は、前記射出要成形金型において、補助キャビティが、分割される金型の間に形成されることを特徴とする射出成形用金型である。
本発明の射出成形用金型は、前記射出要成形金型において、補助キャビティが、分割される金型の一つの金型にのみ形成されることを特徴とする射出成形用金型である。
本発明の射出成形用金型は、前記射出要成形金型において、補助キャビティが、枠体成形時には、第2の連通孔を介して枠体用キャビティあるいは固定部品用キャビティに連通している他は密閉空間を形成していることを特徴とする射出成形用金型である。
本発明の枠体付きガラスの製造に用いる射出成形用金型は、枠体の成形と同時に固定部品を板ガラスに一体化する射出成形用金型であって、枠体の成形中において、板ガラスあるいは固定部品が破損することの少ない金型を提供する。
本発明を、金型が上金型と下金型とに分割されている場合について、図に基づいて説明する。なお、本発明は、金型が上金型と下金型とに分割されている場合に限定されるものではなく、左右に分割される金型にも応用が可能である。
図1のように、上金型1と下金型2との間に板ガラス3を挟持させ、板ガラス3のエッジ部に枠体用キャビティ4が形成される。この枠体用キャビティ4に溶融した流動性を有する樹脂が図示しない注入口より射出されて、板ガラス3の周辺部に枠体が一体的に形成される。
枠体を形成する樹脂には、スチレン系、オレフィン系、塩ビ系、ウレタン系等の熱可塑性エラストマーを用いることができる。
下金型2には、枠体用キャビティ4に第1の連通孔5を介して固定部品用キャビティ6がもうけられていて、枠体成形時に固定部品用キャビティ6に固定部品(クリップ7)を挿入し、固定部品用キャビティに流動する樹脂によって、固定部品(クリップ7)と板ガラス3とが一体化される。
枠体用キャビティ4には、第1の連通孔5に対向するように、第2の連通孔8が設けられ、第2の連通孔8に連通して補助キャビティ9が設けられている。
図1のa−a´の水平断面は図2のようになり、第2の連通孔8と補助キャビティ9の水平断面形状を示し、第2の連通孔8は、破線で示す第1の連通孔5に対し、第1の連通孔5の中心線の延長上に配置することが望ましい。
図3は、第2の連通孔8´を固定部品用キャビティ6に連通して設ける場合の例で、補助キャビティ9´が第2の連通孔8´に連通して設けられている。
図4は、固定部品にファスナー10を用いる場合の例である。
補助キャビティ9は、上金型1、下金型2のどちらに設けてもよく、あるいは、上金型1と下金型2に跨って設けてもよい。
なお、射出する樹脂の量は、枠体用キャビティ4と固定部品用キャビティ6及び第1の連通孔5の容積の合計の105%以上で、枠体用キャビティ4と固定部品用キャビティ6及び第1の連通孔5の容積の合計に補助キャビティの容積を合計した容積以下とすることが望ましい。
図6は、本発明による金型で作製した、板ガラス3に枠体11を一体化した枠体付きガラスの枠体部の断面である。
この枠体付きガラスは、図1に示す金型を用いて、作製した。金型は、上金型1と下金型2とからなり、上金型1には、枠体用キャビティ4に第1の連通孔5を介して連通する、固定部品用キャビティ6を設けた。
また、第2の連通孔8で枠体用キャビティ4に連通する補助キャビティ9を設けた。
固定部品としてクリップ7を用い、クリップ7を固定部品用キャビティに挿入して、溶融状態の塩ビ樹脂を、図1に示す金型の枠体用キャビティ4に、図示しない注入口から射出した。
次いで、樹脂が固化した後、上金型1を取外し、枠体が成形された板ガラス3を下金型2から取り出し、連通孔5と補助キャビティ6に形成された樹脂を切り落として、図5に示す、クリップ7が板ガラス3に塩ビ樹脂で固定され、枠体11が板ガラス3に一体化した枠体付きガラスを作製した。
この枠体付きガラスの作製において、固定部品の破損や、固定部品付近での板ガラスの破損を生じることはほとんどなかった。
枠体用キャビティに補助キャビティの連通孔を設けた場合の、固定部品用キャビティ付近の概略断面図である。 図1のa−a´水平断面図である。 固定部品用キャビティに補助キャビティの連通孔を設けた場合の、固定部品用キャビティ付近の概略断面図である。 ファスナーが一体化される場合の、枠体用キャビティ付近の概略断面図である。 実施例で作製した枠体付きガラスのエッジ付近の断面図である。 枠体付きガラスを作製する射出成形の、金型と板ガラスの位置を示す概略断面図である。
符号の説明
1 上金型
2 下金型
3 板ガラス
4 枠体用キャビティ
5 第1の連通孔
6 固定部品用キャビティ
7 クリップ
8、8´ 第2の連通孔
9、9´ 補助キャビティ
10 ファスナー
11 枠体

Claims (4)

  1. 板ガラスの周縁部に樹脂製の枠体を射出成形で成形するために用いる、射出成形用金型において、該金型が2つ以上に分割されてなり、分割された金型の間に枠体用キャビティが形成され、該枠体用キャビティに第1の連通孔を介して固定部品を一体化するための固定部品用キャビティが連通して設けられ、該第1の連通孔に対向して、枠体用キャビティあるいは固定部品用キャビティに、第2の連通孔が設けられ、第2の連通孔に連通されて補助キャビティが設けられていることを特徴とする射出成形用金型。
  2. 補助キャビティが、分割される金型の間に形成されることを特徴とする請求項1に記載の射出成形用金型。
  3. 補助キャビティが、分割される金型の一つの金型にのみ形成されることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の射出成形用金型。
  4. 補助キャビティが、枠体成形時には、第2の連通孔を介して枠体用キャビティあるいは固定部品用キャビティに連通している他は密閉空間を形成していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の射出成形用金型。
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