JP2008271709A - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電力変換装置の周波数変化率監視において、周波数の一時的不安定による誤動作および周波数変化率許容範囲の厳密な設定による不要動作を防止する。
【解決手段】直流電源2からの直流電力を商用電源周波数の交流電力に変換して電力系統5に電磁スイッチ4を介して供給するインバータ3を備えた電力変換装置において、系統周波数およびその変化率が夫々の許容範囲を逸脱しかつその逸脱した時間が夫々の許容継続時間を超えたか否かを監視し、超えたときに異常と判定して、電磁スイッチ4を開放させかつインバータ3を停止させる異常監視回路11を設け、前記系統周波数が前記周波数許容範囲よりも狭い範囲の周波数所定許容範囲にあるときには、前記周波数変化率の監視を停止させる周波数正常判定回路12を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は直流電源からの直流電力を交流電力に変換して電力系統に供給する電力変換装置に関する。
従来の電力変換装置は、太陽電池、燃料電池等の直流電源からの直流電力をインバータにより所定の定格電圧および商用電源周波数の交流電力に変換して電力系統に供給するようになっており、具体的には、インバータの交流出力端子をスイッチを介して電力系統に接続して連系運転を行なうようになっている。なお、電力系統とスイッチとの共通接続点に交流の負荷機器が接続される。
このような、電力変換装置の連系運転の場合、電力系統の異常判定が重要になり、一般的には、電力系統の電圧、周波数、周波数変化率等を夫々の許容範囲および許容継続時間に基づいて監視し、許容範囲を逸脱(下限値未満または上限値超)した時間が許容継続時間を超えたときに異常と判定して、前記スイッチを開放(系統離脱)させるとともにインバータの運転を停止させるようになっている。
この場合、周波数変化率の監視は、電力系統の異常判定を確実に実行するために行なわれるものであり、例えば、周波数変化率許容範囲として±0.3%Hz/s、周波数変化率許容継続時間として0.3sのように、精度の高い厳密な設定値に決めることがある。
ここで、50Hz地域では、±0.3%Hz/s、0.3sは、±0.15Hz/s、15サイクルに相当する。従って、周波数変化率の監視については、15サイクルの判定が必要であり、かなり高速の判定処理が必要になる。通常は、1サイクル毎に周波数を検知して1サイクル前の周波数との差分を周波数変化率をして計測するようになっている。つまり、この計測した周波数変化率は、1サイクル(50Hz地域では20ms)当たりの周波数変化率に相当する。
また、上述した周波数変化率許容範囲たる±0.3%Hz/sを、1サイクル当たりに換算すると、50Hz地域では、±0.3%Hz/sは、±0.15Hz/sに相当し、±0.15Hz/sは、±0.003Hz/サイクルに相当し、周波数変化率としては、
±0.003Hz以内であるか否かを判定する必要がある。±0.003Hzは、50Hz地域では、±0.006%Hzに相当するので、周波数に関しても検知精度、安定性のより高いものが要求される。
電力系統の周波数は、通常は、電力系統の電圧(系統電圧)を検知してその1サイクルの周期をカウンタで計測することに基づいて検知されるようになっており、カウンタのクロック信号に水晶発振器等の高精度の発振器を用いることにより、周波数の検知精度を確保することができる。
しかしながら、系統周波数の安定性を考えてみると、周波数検知の元信号たる系統電圧は、正弦波状瞬時波形のアナログ信号で、通常の電力系統の負荷変動、負荷機器の急峻なオンオフの影響、インバータのスイッチングによるノイズの影響などにより、必ずしも安定とはとはいえない。そして、系統周波数が一時的にも不安定になった場合、周波数監視では、異常と判定しなくても、周波数変化率監視では、異常と判定して系統離脱する誤動作を主ずることがある。
更に、周波数変化率許容範囲を±0.15Hz/sのように厳密な設定値にした場合、50Hz地域において、例えば系統周波数が49.9Hzから50.1Hzに変化したとすると、負荷機器としては問題にならない周波数範囲ではあるが、周波数変化率としては、+0.2Hz/sとなり、周波数変化率監視では、異常と判断して系統離脱する不要動作を生ずる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、周波数変化率監視において、周波数の一時的不安定による誤動作および周波数変化率許容範囲の厳密な設定による不要動作を防止することができる電力変換装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の電力変換装置は、直流電源と、この直流電源より供給される直流電力を商用電源周波数の交流電力に変換するインバータとを備え、前記インバータを開閉制御可能なスイッチ手段を介して電力系統に接続して連系運転を行なうように構成された電力変換装置において、前記電力系統の交流電力の周波数を検知する周波数検知手段と、この周波数検知手段の検知周波数に基づいて周波数変化率を検知する周波数変化率検知手段と、周波数許容範囲および周波数許容継続時間と周波数変化率許容範囲および周波数変化率許容継続時間とが設定され、これらを監視して、前記周波数検知手段の検知周波数が前記周波数許容範囲を逸脱しかつその逸脱した時間が前記周波許容継続時間を超えたときに、または、前記周波数変化率検知手段の検知周波数変化率が前記周波数変化率許容範囲を逸脱しかつその逸脱した時間が前記周波数変化率許容継続時間を超えたときに、異常判定信号を出力して前記スイッチ手段を開放させるとともに前記インバータを停止させる異常判定手段と、前記周波数許容範囲内にあってこれより狭い範囲の周波数所定許容範囲が設定され、前記周波数検知手段の検知周波数が前記周波数所定許容範囲以内にあるときには、ブロック信号を出力して前記異常判定手段に与える周波数正常判定手段とを具備し、前記異常判定手段は、前記周波数正常判定手段からブロック信号が与えられたときには、前記周波数変化率許容範囲および周波数変化率許容継続時間の監視を停止するように構成されていることを特徴とする。
このような構成によれば、異常判定手段は、前記周波数正常判定手段からブロック信号が与えられたときには、周波数変化率許容範囲および周波数変化率許容継続時間の監視を停止する。電力系統が正常である場合には、系統周波数は定格周波数近傍にて推移していると考えられので、周波数検知手段の検知周波数が周波数許容範囲内にあってこれより狭い範囲の周波数所定許容範囲以内であるときに、周波数変化率許容範囲および周波数変化率許容継続時間の監視を停止すれば、周波数変化率の異常判定は行なわれず、誤動作および不要動作を防止することができる。
また、本発明は、直流電源と、この直流電源より供給される直流電力を商用電源周波数の交流電力に変換するインバータとを備え、前記インバータを開閉制御可能なスイッチ手段を介して電力系統に接続して連系運転を行なうように構成された電力変換装置において、前記電力系統の交流電力の周期を検知する周期検知手段と、この周期検知手段の検知周期に基づいて周期変化率を検知する周期変化率検知手段と、周期許容範囲および周期許容継続時間と周期変化率許容範囲および周期変化率許容継続時間とが設定され、これらを監視して、前記周期検知手段の検知周期が前記周期許容範囲を逸脱しかつその逸脱した時間が前記周期許容継続時間を超えたときに、または、前記周期変化率検知手段の検知周期変化率が前記周期変化率許容範囲を逸脱しかつその逸脱した時間が前記周期変化率許容継続時間を超えたときに、異常判定信号を出力して前記スイッチ手段を開放させるとともに前記インバータを停止させる異常判定手段と、前記周期許容範囲内にあってこれより狭い範囲の周期所定許容範囲が設定され、前記周期検知手段の検知周期が前記周期所定許容範囲以内にあるときには、ブロック信号を出力して前記異常判定手段に与える周期正常判定手段とを具備し、前記異常判定手段は、前記周期正常判定手段からブロック信号が与えられたときには、前記周期変化率許容範囲および周期変化率許容継続時間の監視を停止するように構成されていることを特徴とする。
このような構成によれば、周期は周波数と逆数関係にあるので、周期を検知することによっても請求項1と同様の作用効果を得ることができる。
本発明の電力変換装置によれば、周波数変化率監視において、周波数の一時的不安定による誤動作および周波数変化率許容範囲の厳密な設定による不要動作を防止することができる。
(第1の実施例)
以下、本発明の第1の実施例について図1ないし図3を参照して説明する。
図1に示すように、本実施例の電力変換装置1は、例えば、太陽電池或いは燃料電池で構成される直流電源2を備えており、この直流電源2の出力端子は、4つのスイッチング素子(例えば、IGBT)をブリッジ接続して構成された単相のインバータ3の直流入力端子に接続されている。そして、インバータ3の交流出力端子は、スイッチ手段たる電磁スイッチ4を介して電力系統5に接続されており、電力系統5と電磁スイッチ4との共通接続点に単相の負荷機器6が接続されている。
電圧検知手段としての系統電圧検知回路7は、入力端子が電力系統5に接続されていて、その電力系統5の電圧(系統電圧)を検知して検知電圧(信号)Vacを出力端子から出力するようになっている。
制御手段たる制御装置8は、マイクロコンピュータを主体としてソフトウエアで構成されるものであるが、ここでは説明の便宜上、機能別のブロック線図としてハードウエアで示されている。すなわち、制御装置8は、周波数検知手段としての周波数検知回路9と、周波数変化率検知手段としての周波数変化率検出回路10と、異常判定手段としての異常判定回路11と、周波数正常判定手段としての周波数正常判定回路12とを備えている。
周波数検知回路9は、図2に示すように、ゼロクロス検知回路13、カウンタ14および逆数演算回路15を有する。ゼロクロス検知回路13は、その入力端子が系統電圧検知回路7の出力端子に接続されて検知電圧Vacが与えられるようになっており、その検知電圧Vacのゼロクロスタイミングを検知し、矩形波(信号)Vaczを周期検知用のカウンタ14に出力する。カウンタ14は、与えられた矩形波Vaczの例えば立上がりエッジの出力間隔を、クロック信号CKをカウントすることにより検知し、以て、検知電圧Vacの周期を検知してその検知周期(信号)Tを逆数演算回路15に出力する。なお、カウンタ14には、水晶発振器等の高精度の発振器(図示せず)からクロック信号CKが与えられるようになっている。逆数演算回路15は、与えられた検知周期Tの逆数すなわち1/Tの演算を行なって周波数を検知し、検知周波数(信号)Fを異常判定回路11に出力する。
周波数変化率検知回路10は、減算器16および1サイクルディレイ回路17を有する。加算器16の正(+)入力端子および1サイクルディレイ回路17の入力端子には、逆数演算回路15から検知周波数Fが現在周波数F(n)として与えられるようになっており、従って、減算器16の負(―)入力端子には、1サイクルディレイ回路17からの1サイクル遅延された、すあわち、1サイクル前の周波数F(n−1)が与えられる。この結果、減算器16は、
ΔF=F(n)−F(n−1)
のように減算を行なって検知周波数変化率(信号)ΔFとして異常判定回路11に出力する。
異常判定回路11は、電圧異常判定部18、周波数異常判定部19、周波数変化率異常判定部20および出力回路21を有する。
電圧異常判定部18は、系統電圧検知回路7の検知電圧Vacが与えられる電圧判定回路18aと継続時間カウンタ18bとを有する。電圧判定回路18aは、電圧許容範囲の下限値LVと上限値UVが設定されていて、検知電圧Vがこの電圧許容範囲以内(LV≦V≦UV)か否かを監視するようになっており、具体的には、検知電圧Vが電圧許容範囲を逸脱(下限値LV未満或いは上限値UV超)したときには、逸脱信号NVを継続時間カウンタ18bに出力する。継続時間カウンタ18bは、電圧許容継続時間T0が設定されていて、与えられる逸脱信号NVの出力継続時間をカウントしてそのカウント時間が上記電圧許容継続時間T0を超えたか否かを監視し、そして、超えたときには、電圧異常と判定して出力回路21に電圧異常信号PVを出力する。
周波数異常判定部19は、周波数検知回路9の検知周波数Fが与えられる周波数判定回路19aと継続時間カウンタ19bとを有する。周波数判定回路19aは、周波数許容範囲の下限値LF1と上限値UF1が設定されていて、検知周波数Fがこの周波数許容範囲以内(LF1≦F≦UF1)か否かを監視するようになっており、具体的には、検知周波数Fが周波数許容範囲を逸脱(下限値LF1未満或いは上限値UF1超)したときには、逸脱信号NFを継続時間カウンタ19bに出力する。継続時間カウンタ19bは、周波数許容継続時間T1が設定されていて、与えられる逸脱信号NFの出力継続時間をカウントしてそのカウント時間が上記周波数許容継続時間T1を超えたか否かを監視し、そして、超えたときには、周波数異常と判定して出力回路21に周波数異常信号PFを出力する。なお、本実施例において、50Hz地域では、例えば、下限値LF1は49Hz、上限値UF1は51Hz、周波数許容継続時間T1は0.5sに設定されている。
周波数変化率異常判定部20は、周波数変化率検知回路10の検知周波数変化率ΔFが与えられる周波数変化率判定回路20aと継続時間カウンタ20bとを有する。周波数変化率判定回路20aは、周波数変化率許容範囲の下限値LΔFと上限値UΔFが設定されていて、検知周波数変化率ΔFがこの周波数変化率許容範囲以内(LΔF≦ΔF≦UΔF)か否かを監視するようになっており、具体的には、検知周波数変化率ΔFが周波数変化率許容範囲を逸脱(下限値LΔF未満或いは上限値UΔF超)したときには、逸脱信号NΔFを継続時間カウンタ20bに出力する。継続時間カウンタ20bは、周波数変化率許容継続時間T2が設定されていて、与えられる逸脱信号NΔFの出力継続時間をカウントしてそのカウント時間が上記周波数変化率許容継続時間T2を超えたか否かを監視し、そして、超えたときには、周波数変化率異常と判定して出力回路21に周波数変化率異常信号PΔFを出力する。なお、本実施例において、50Hz地域では、例えば、下限値LΔFおよび上限値UΔFは±0.003Hz/サイクル、周波数変化率許容継続時間T2は0.3sに設定されている。
出力回路21は、インバータ3および電磁スイッチ4の駆動回路に相当するもので、電圧異常判定部18、周波数異常判定部19或いは周波数変化率判定部20から電圧異常信号PV、周波数異常信号PF或いは周波数変化率異常信号PΔFが与えられると、異常判定信号PSを出力してインバータ3および電磁スイッチ4に与えるものであり、具体的には、電磁スイッチ4を開放させ、インバータ3の運転を停止させる。
さて、周波数正常判定回路12は、周波数所定許容範囲の下限値LF2および上限値UF2が設定されていて、周波数検知回路9から入力される検知周波数Fが上記周波数所定許容範囲以内(LF2≦F≦UF2)か否かを判定する。この周波数所定許容範囲(LF2、UF2)は、周波数異常判定部19における周波数許容範囲(LF1、UF1)内にあってこれより狭い範囲に設定されており、本実施例において、50Hz地域では、例えば、下限値LF2は49.2Hz、上限値UF2は50.8Hzに設定されている。そして、周波数正常判定回路12は、検知周波数Fが上記周波数所定許容範囲以内(LF2≦F≦UF2)と判定したときには、ブロック信号BLKを出力して周波数変化率異常判定部20に与えるようになっている。
次に、本実施例の作用につき説明する。
電力系統5の正常時には、制御装置8は、電磁スイッチ4を閉成させるとともに、インバータ3を制御して、直流電源2の直流電力を定格電源電圧および商用電源周波数の交流電力に変換して電磁スイッチ4を介して電力系統5に供給するように連系運転を実行させる。
異常判定回路11は、電圧異常判定部18と周波数異常判定部19と周波数変化率異常判定部20とによって、電圧許容範囲(LV、UV)および電圧許容継続時間T0と周波数許容範囲(LF1、UF1)および周波数許容継続時間T1と周波数変化率許容範囲(LΔF、UΔF)および周波数変化率許容継続時間T2とを監視して、検知電圧Vが電圧許容範囲(LV、UV)を逸脱しかつその逸脱した時間が電圧許容継続時間T0を超えたと判定したとき、検知周波数Fが周波数許容範囲(LF1、UF1)を逸脱しかつその逸脱した時間が周波許容継続時間T1を超えたと判定したとき、または、検知周波数変化率ΔFが周波数変化率許容範囲(LΔF、UΔF)を逸脱しかつその逸脱した時間が周波数変化率許容継続時間T2を超えたと判定したときに、異常判定信号PSを出力して電磁スイッチ4を開放させるとともにインバータ3を停止させる。
一方、周波数正常判定回路12は、検知周波数Fが周波数所定許容範囲(LF2、UF2)以内にある判定したときには、ブロック信号BLKを出力して周波数変化率異常判定部20に与える。これにより、周波数変化率異常判定部20は、周波数変化率許容範囲(LΔF、UΔF)および周波数変化率許容継続時間T2の監視を停止する。周波数変化率異常判定部20は、具体的には、ブロック信号BLKが与えられると、検知周波数変化率ΔFが周波数変化率許容範囲(LΔF、UΔF)を逸脱しかつその逸脱した時間が周波数変化率許容継続時間T2を超えた否かの判定を中止して、実質的にその監視を停止するのである。
従って、例えば、50Hz地域において、電力系統5の検知周波数Fが49.9Hzから50.1Hzに変化したとすると、周波数変化率ΔFが+0,2Hz/sであるので、従来であれば、周波数変化率異常判定部(20)が周波数変化率異常を判定する。しかしながら、本実施例においては、検知周波数Fが周波数49.9Hzから50.1Hzに変化したとしても、これらの周波数49.9Hzおよび50.1Hzは、周波数正常判定回路12に設定された周波数所定許容範囲(LF2=49.2Hz、UF2=50.8Hz)以内にあるので、周波数正常判定回路12がブロック信号BLKを出力して周波数変化率異常判定部20に与えるので、周波数変化率異常判定部20による周波数変化率異常の判定は行なわれない。
なお、検知周波数Fが周波数所定許容範囲(LF2=49.2Hz、UF2=50.8Hz)を逸脱(LF2=49.2Hz未満或いはUF2=50.8Hz超)したときには、周波数正常判定回路12はブロック信号BLKの出力を停止するので、周波数変化率異常判定部20は周波数変化率異常の監視、判定を再開する。
このように本実施例によれば、検知周波数Fが周波数正常判定回路12に設定された周波数所定許容範囲(LF2=49.2Hz、UF2=50.8Hz)以内にあるときには、周波数正常判定回路12がブロック信号BLKを出力して周波数変化率異常判定部20に与えることにより、周波数変化率異常判定部20による周波数変化率異常の判定は行なわれないようにした。通常、電力系統5が正常である場合には、系統周波数は定格周波数近傍にて推移していると考えられ、従って、検知周波数Fが周波数正常判定回路12に設定された周波数所定許容範囲(LF2=49.2Hz、UF2=50.8Hz)以内にあるときに、周波数変化率異常判定部20による周波数変化率異常の判定は行なわれないようにしても問題はなく、これにより、周波数変化率異常判定部20の系統周波数の一時的な不安定による誤動作および周波数変化率許容範囲(LΔF、UΔF)の厳密な設定による不要動作を防止することができる。従って、誤動作或いは不要動作によりインバータ3が電力系統5から離脱することを阻止でき、離脱により電力系統5が安定になることを防止できる。
なお、上記第1の実施例において、周波数正常判定回路12に周波数許容継続時間T1
よりも小なる周波数正常許容継続時間を設定して、検知周波数Fが周波数所定許容範囲(LF2、UF2)を逸脱(LF2=49.2Hz未満或いはUF2=50.8Hz超)しかつその逸脱した時間が周波数正常許容継続時間を超えたときに、ブロック信号BLKの出力を停止させるようにしてもよい。
(第2の実施例)
次に、本発明の第2の実施例につき、図4を参照して説明するに、上記第1の実施例と同一部分には同一符号を付して示す。
制御装置8に代わる制御手段たる制御装置22は、マイクロコンピュータを主体としてソフトウエアで構成されるものであるが、ここでは説明の便宜上、機能別のブロック線図としてハードウエアで示されている。すなわち、制御装置22は、周期検知手段としての周期検知回路23と、周期変化率検知手段としての周期変化率検出回路24と、異常判定手段としての異常判定回路25と、周期正常判定手段としての周期正常判定回路26とを備えている。
周期検知回路23は、図2に示す周波数検知回路9と同様にして検知電圧Vacの周期を検知して検知周期(信号)Tを出力する。従って、周期検知回路23は、周波数検知回路9とは異なり逆数演算回路15は有しない。周期変化率検知回路24は、周期検知回路23の検知周期Tを入力して、周波数変化率検知回路10と同様の原理で周期変化率を検知して検知周期変化率(信号)ΔTとして出力する。
異常判定回路25は、電圧異常判定部18、周期異常判定部27、周期変化率異常判定部28および出力回路21を有する。
周期異常判定部27は、周期検知回路23の検知周期Tが与えられる周期判定回路27aと継続時間カウンタ27bとを有する。周期判定回路q7aは、周期許容範囲の下限値LT1と上限値UT1が設定されていて、検知周期Tがこの周期許容範囲以内(LT1≦T≦UT1)か否かを監視するようになっており、具体的には、検知周期Tが周期許容範囲を逸脱(下限値LT1未満或いは上限値UT1超)したときには、逸脱信号NTを継続時間カウンタ27bに出力する。継続時間カウンタ27bは、周期許容継続時間T1が設定されていて、与えられる逸脱信号NFの出力継続時間をカウントしてそのカウント時間が上記周期許容継続時間T1を超えたか否かを監視し、そして、超えたときには、周期異常と判定して出力回路21に周期異常信号PTを出力する。なお、本実施例において、50Hz地域では、例えば、第1の実施例の下限値LF1が49Hz、上限値UF1が51Hzに設定されていることに対応して、下限値LT1は19.608(=1/51)ms、上限値UT1は20.408(=1/49)msに設定され、周期許容継続時間T1は0.5sに設定されている。
周期変化率異常判定部28は、周期変化率検知回路24の検知周期変化率ΔTが与えられる周期変化率判定回路28aと継続時間カウンタ28bとを有する。周期変化率判定回路28aは、周期変化率許容範囲の下限値LΔTと上限値UΔTが設定されていて、検知周期変化率ΔTがこの周期変化率許容範囲以内(LΔT≦ΔT≦UΔT)か否かを監視するようになっており、具体的には、検知周期変化率ΔTが周期変化率許容範囲を逸脱(下限値LΔT未満或いは上限値UΔT超)したときには、逸脱信号NΔTを継続時間カウンタ28bに出力する。継続時間カウンタ28bは、周期変化率許容継続時間T2が設定されていて、与えられる逸脱信号NΔTの出力継続時間をカウントしてそのカウント時間が上記周期変化率許容継続時間T2を超えたか否かを監視し、そして、超えたときには、周期変化率異常と判定して出力回路21に周期変化率異常信号PΔTを出力する。なお、本実施例において、50Hz地域では、例えば、第1の実施例の下限値LΔFおよび上限値UΔFが±0.003Hz/サイクルに設定されていることに対応して、下限値LΔTおよび上限値UΔTは±1.2μs/サイクルに設定され、周期変化率許容継続時間T2は0.3sに設定されている。
出力回路21は、電圧異常判定部18、周期数異常判定部27或いは周期変化率判定部28から電圧異常信号PV、周期号PT或いは周期変化率異常信号PΔTが与えられると、異常判定信号PSを出力してインバータ3および電磁スイッチ4に与えるものであり、具体的には、電磁スイッチ4を開放させ、インバータ3の運転を停止させる。
さて、周期正常判定回路26は、周期所定許容範囲の下限値LT2および上限値UT2が設定されていて、周期検知回路23から入力される検知周期Tが上記周期所定許容範囲以内(LT2≦T≦UT2)か否かを判定する。この周期所定許容範囲(LT2、UT2)は、周期異常判定部27における周期許容範囲(LT1、UT1)内にあってこれより狭い範囲に設定されている。なお、本実施例において、50Hz地域では、例えば、第1の実施例の下限値LF2が49.2Hz、上限値UFが50.8Hzに設定されていることに対応して、下限値LT2は19.685ms、上限値UT2は20.325msに設定されている。そして、周期正常判定回路26は、検知周期Tが上記周期所定許容範囲以内(LT2≦T≦UT2)と判定したときには、ブロック信号BLKを出力して周期変化率異常判定部28に与えるようになっている。
しかして、図1を参照すると、電力系統5の正常時には、制御装置22は、電磁スイッチ4を閉成させるとともに、インバータ3を制御して、直流電源2の直流電力を定格電源電圧および商用電源周波数の交流電力に変換して電磁スイッチ4を介して電力系統5に供給するように連系運転を実行させる。
異常判定回路25は、電圧異常判定部18と周期異常判定部27と周期変化率異常判定部28とによって、電圧許容範囲(LV、UV)および電圧許容継続時間T0と周期許容範囲(LT1、UT1)および周期許容継続時間T1と周期変化率許容範囲(LΔT、UΔT)および周期変化率許容継続時間T2とを監視して、検知電圧Vが電圧許容範囲(LV、UV)を逸脱しかつその逸脱した時間が電圧許容継続時間T0を超えたと判定したとき、検知周期Tが周期許容範囲(LT1、UT1)を逸脱しかつその逸脱した時間が周期許容継続時間T1を超えたと判定したとき、または、検知周期変化率ΔTが周期変化率許容範囲(LΔT、UΔT)を逸脱しかつその逸脱した時間が周期変化率許容継続時間T2を超えたと判定したときに、異常判定信号PSを出力して電磁スイッチ4を開放させるとともにインバータ3を停止させる。
一方、周期正常判定回路26は、検知周期Tが周期所定許容範囲(LT2、UT2)以内にある判定したときには、ブロック信号BLKを出力して周期変化率異常判定部28に与える。これにより、周期変化率異常判定部28は、周期変化率許容範囲(LΔT、UΔT)および周期変化率許容継続時間T2の監視を停止する。周期変化率異常判定部28は、具体的には、ブロック信号BLKが与えられると、検知周期変化率ΔFが周期変化率許容範囲(LΔT、UΔT)を逸脱しかつその逸脱した時間が周期変化率許容継続時間T2を超えた否かの判定を中止して、実質的にその監視を停止するのである。
検知周期Tと検知周波数Fをは逆数関係にあるので、上記第2の実施例によっても、第1の実施例と同様の作用効果を得ることができる。
(第3ないし第6の実施例)
図3を参照するに、第1の実施例では、周波数変化率異常判定部20は、具体的には、ブロック信号BLKが与えられると、検知周波数変化率ΔFが周波数変化率許容範囲(LΔF、UΔF)を逸脱しかつその逸脱した時間が周波数変化率許容継続時間T2を超えた否かの判定を中止して、実質的にその監視を停止するようにしたが、代わりに次のように構成してもよい。
(1)周波数変化率異常判定部20は、ブロック信号BLKが与えられると、周波数変化率検知回路10の検知周波数変化率ΔFを強制的に周波数変化率許容範囲(LΔF、UΔF)内の所定値、例えば、0%に固定することにより、その監視を停止する(第3の実施例)。
(2)周波数変化率異常判定部20は、ブロック信号BLKが与えられると、周波数変化率許容継続時間をカウントする継続時間カウンタ20bをクリアし、または、カウントを中止することにより監視を停止する(第4の実施例)。
(3)周波数変化率異常判定部20は、ブロック信号BLKが与えられると、周波数変化率検知回路10の検知周波数変化率ΔFを周波数変化率許容範囲(LΔF、UΔF)内と見做し、または、周波数変化率許容継続時間T2内と見做すことにより、その監視を停止する(第5の実施例)。
(4)周波数変化率異常判定部20は、ブロック信号BLKが与えられると、周波数変化率許容範囲(LΔF、UΔF)をこれよりも広い周波数変化率規定許容範囲に設定し、または、周波数変化率許容継続時間T2をこれよりも長い周波数変化率規定許容継続時間に設定することにより、その監視を停止する(第6の実施例)。
(第7ないし第10の実施例)
図4を参照するに、第2の実施例では、周期変化率異常判定部28は、具体的には、ブロック信号BLKが与えられると、検知周期変化率ΔTが周期変化率許容範囲(LΔT、UΔT)を逸脱しかつその逸脱した時間が周期変化率許容継続時間T2を超えた否かの判定を中止して、実質的にその監視を停止するようにしたが、代わりに次のように構成してもよい。
(1)周期変化率異常判定部28は、ブロック信号BLKが与えられると、周期変化率検知回路26の検知周期変化率ΔTを強制的に周期変化率許容範囲(LΔT、UΔT)内の所定値、例えば、0%に固定することにより、その監視を停止する(第7の実施例)。
(2)周期変化率異常判定部28は、ブロック信号BLKが与えられると、周期変化率許容継続時間をカウントする継続時間カウンタ28bをクリアし、または、カウントを中止することにより、その監視を停止する(第8の実施例)。
(3)周期変化率異常判定部28は、ブロック信号BLKが与えられると、周期変化率検知回路26の検知周期変化率ΔTを周期変化率許容範囲(LΔT、UΔT)内と見做し、または、周期変化率許容継続時間T2内と見做すことにより、その監視を停止する(第9の実施例)。
(4)周期変化率異常判定部28は、ブロック信号BLKが与えられると、周期変化率許容範囲(LΔT、UΔT)をこれよりも広い周期変化率規定許容範囲に設定し、または、周期変化率許容継続時間T2をこれよりも長い周期変化率規定許容継続時間に設定することにより、その監視を停止する(第10の実施例)。
本発明は上記し且つ図面に示す実施例にのみ限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変形して実施し得ることは勿論である。
本発明の第1の実施例を示す電力変換装置の電気的構成のブロック線図 周波数検知回路および周波数変化率検知回路の具体的構成を示すブロック線図 異常判定回路の具体的構成を示すブロック線図 本発明の第2の実施例を示す図3相当図
符号の説明
図面中、1は電力変換装置、2は直流電源、3はインバータ、4は電磁スイッチ(スイッチ手段)、5は電力系統、7は系統電圧検知回路(電圧検知手段)、8は制御装置、9は周波数検知回路(周波数検知手段)、10は周波数変化率検知回路(周波数変化率検知手段)、11は異常判定回路(異常判定手段)、12は周波数正常判定回路(周波数正常判定手段)、22は制御装置、23は周期検知回路(周期検知手段)、24は周期変化率検知回路(周期変化率検知手段)、25は異常判定回路(異常判定手段)、26は周期正常判定回路(周期正常判定手段)を示す。

Claims (12)

  1. 直流電源と、この直流電源より供給される直流電力を商用電源周波数の交流電力に変換するインバータとを備え、前記インバータを開閉制御可能なスイッチ手段を介して電力系統に接続して連系運転を行なうように構成された電力変換装置において、
    前記電力系統の交流電力の周波数を検知する周波数検知手段と、
    この周波数検知手段の検知周波数に基づいて周波数変化率を検知する周波数変化率検知手段と、
    周波数許容範囲および周波数許容継続時間と周波数変化率許容範囲および周波数変化率許容継続時間とが設定され、これらを監視して、前記周波数検知手段の検知周波数が前記周波数許容範囲を逸脱しかつその逸脱した時間が前記周波許容継続時間を超えたときに、または、前記周波数変化率検知手段の検知周波数変化率が前記周波数変化率許容範囲を逸脱しかつその逸脱した時間が前記周波数変化率許容継続時間を超えたときに、異常判定信号を出力して前記スイッチ手段を開放させるとともに前記インバータを停止させる異常判定手段と、
    前記周波数許容範囲内にあってこれより狭い範囲の周波数所定許容範囲が設定され、前記周波数検知手段の検知周波数が前記周波数所定許容範囲以内にあるときには、ブロック信号を出力して前記異常判定手段に与える周波数正常判定手段とを具備し、
    前記異常判定手段は、前記周波数正常判定手段からブロック信号が与えられたときには、前記周波数変化率許容範囲および周波数変化率許容継続時間の監視を停止するように構成されていることを特徴とする電力変換装置。
  2. 直流電源と、この直流電源より供給される直流電力を商用電源周波数の交流電力に変換するインバータとを備え、前記インバータを開閉制御可能なスイッチ手段を介して電力系統に接続して連系運転を行なうように構成された電力変換装置において、
    前記電力系統の交流電力の周期を検知する周期検知手段と、
    この周期検知手段の検知周期に基づいて周期変化率を検知する周期変化率検知手段と、
    周期許容範囲および周期許容継続時間と周期変化率許容範囲および周期変化率許容継続時間とが設定され、これらを監視して、前記周期検知手段の検知周期が前記周期許容範囲を逸脱しかつその逸脱した時間が前記周期許容継続時間を超えたときに、または、前記周期変化率検知手段の検知周期変化率が前記周期変化率許容範囲を逸脱しかつその逸脱した時間が前記周期変化率許容継続時間を超えたときに、異常判定信号を出力して前記スイッチ手段を開放させるとともに前記インバータを停止させる異常判定手段と、
    前記周期許容範囲内にあってこれより狭い範囲の周期所定許容範囲が設定され、前記周期検知手段の検知周期が前記周期所定許容範囲以内にあるときには、ブロック信号を出力して前記異常判定手段に与える周期正常判定手段とを具備し、
    前記異常判定手段は、前記周期正常判定手段からブロック信号が与えられたときには、前記周期変化率許容範囲および周期変化率許容継続時間の監視を停止するように構成されていることを特徴とする電力変換装置。
  3. 請求項1記載の電力変換装置において、
    異常判定手段は、周波数正常判定手段からブロック信号が与えられたときには、周波数変化率検知手段の検知周波数変化率が前記周波数変化率許容範囲を逸脱しかつその逸脱した時間が前記周波数変化率許容継続時間を超えたが否かの判定を中止することにより監視を停止することを特徴とする電力変換装置。
  4. 請求項2記載の電力変換装置において、
    異常判定手段は、前記周期正常判定手段からブロック信号が与えられたときには、周期変化率検知手段の検知周期変化率が周期変化率許容範囲を逸脱しかつその逸脱した時間が前記周期変化率許容継続時間を超えたか否かの判定を中止することにより監視を停止するように構成されていることを特徴とする電力変換装置。
  5. 請求項1記載の電力変換装置において、
    異常判定手段は、周波数正常判定手段からブロック信号が与えられたときには、周波数変化率検知手段の検知周波数変化率を強制的に周波数変化率許容範囲内の所定値に固定することにより監視を停止することを特徴とする電力変換装置。
  6. 請求項2記載の電力変換装置において、
    異常判定手段は、周期正常判定手段からブロック信号が与えられたときには、周期変化率検知手段の検知周期変化率を強制的に周期変化率許容範囲内の所定値に固定することにより監視を停止することを特徴とする電力変換装置。
  7. 請求項1記載の電力変換装置において、
    異常判定手段は、周波数正常判定手段からブロック信号が与えられたときには、周波数変化率許容継続時間をカウントするカウンタをクリアし、または、カウントを中止することにより監視を停止することを特徴とする電力変換装置。
  8. 請求項2記載の電力変換装置において、
    異常判定手段は、周期正常判定手段からブロック信号が与えられたときには、周期変化率許容継続時間をカウントするカウンタをクリアし、または、カウントを中止することにより監視を停止することを特徴とする電力変換装置。
  9. 請求項1記載の電力変換装置において、
    異常判定手段は、周波数正常判定手段からブロック信号が与えられたときには、周波数変化率検知手段の検知周波数変化率を前記周波数変化率許容範囲内と見做し、または、周波数変化率許容継続時間内と見做すことにより監視を停止することを特徴とする電力変換装置。
  10. 請求項2記載の電力変換装置において、
    異常判定手段は、周期正常判定手段からブロック信号が与えられたときには、周期変化率検知手段の検知周期変化率を周期変化率許容範囲内と見做し、または、周期変化率許容継続時間内と見做すことにより監視を停止することを特徴とする電力変換装置。
  11. 請求項1記載の電力変換装置において、
    異常判定手段は、周波数正常判定手段からブロック信号が与えられたときには、周波数変化率許容範囲をこれよりも広い周波数変化率規定許容範囲に設定し、または、周波数変化率許容継続時間をこれよりも長い周波数変化率規定許容継続時間に設定することにより監視を停止することを特徴とする電力変換装置。
  12. 請求項2記載の電力変換装置において、
    異常判定手段は、周期正常判定手段からブロック信号が与えられたときには、周期変化率許容範囲をこれよりも広い周期変化率規定許容範囲に設定し、または、周期変化率許容継続時間をこれよりも長い周期変化率規定許容継続時間に設定することにより監視を停止することを特徴とする電力変換装置。
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