JP2008271687A - 電力変換装置およびこれを用いたモータ駆動用インバータ制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】インバータの直流母線電圧が大きく脈動しても、スイッチング制御電源部の安定動作を確保できる電力変換装置を提供する。
【解決手段】一端がインバータ10の直流母線の一方と接続されたスイッチング制御電源部14の1次側コンデンサ13と、一端が1次側コンデンサ13の他端と接続され他端がインバータ10の直流母線の他方と接続された単方向整流手段12と、単方向整流手段12と並列に接続されたスイッチ手段19と、1次側コンデンサ13の電圧を検出する電圧検出手段17と、電圧検出手段17で検出した電圧が所定の電圧以上になったときスイッチ手段19を開から閉にするスイッチ制御手段18とを有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、電力変換装置およびそれを用いたモータ駆動用インバータ制御装置に関するものである。
従来この種の電力変換装置は、小容量のリアクタと小容量のDCリンクコンデンサを用いることで小型・軽量・低コスト化を実現している。さらにスイッチング電源の1次側回路はインバータの母線電圧から単方向整流手段を介して1次側コンデンサを充電する構成とすることで、インバータの直流母線電圧が大きな脈動を有する場合でもスイッチング電源の安定動作が可能となり、制御および駆動のための電源を一定かつ安定的に供給できる(たとえば特許文献1)。図6は特許文献1に記載されている従来の電力変換装置を示すものである。
図6に示す従来の電力変換装置は、交流電源1と、交流電源からの交流を全波整流する4個のダイオード2〜5で形成されたダイオードブリッジ6と、ダイオードブリッジ6の交流入力側に挿入された小容量のリアクタ9と、ダイオードブリッジ6の直流側母線間に接続した極めて小容量のDCリンクコンデンサ7と、ダイオードブリッジ6の出力である直流電力から交流電力に変換するインバータ10と、一端がインバータ10の直流母線の一方と接続されスイッチング制御電源部14の1次回路が電荷を蓄積する1次側コンデンサ13と、一端が1次側コンデンサ13の他端と接続され他端がインバータ10の直流母線の他方と接続された単方向整流手段12と、スイッチング制御電源部14の出力が供給される制御手段16とを備えたものである。
このような構成において、一端がインバータ10の直流母線の一方と接続されたスイッチング制御電源部14の1次側コンデンサ13の他端と、インバータ10の直流母線の他方との間にダイオード等の単方向整流手段12を設けることで、インバータ10の直流母線間電圧が1次側コンデンサ13の電圧より高い場合のみ、1次側コンデンサ13へ充電し、インバータ10の直流母線間電圧が1次側コンデンサ13より低くなった場合には1次側コンデンサ13が放電しない構成となるため、インバータ10の直流母線間電圧が大きく脈動しても、スイッチング制御電源部14の入力電圧である1次側コンデンサ13の両端電圧はゼロまで低下することなく、スイッチング制御電源部14が安定した動作を行い、一定の制御電源および駆動電源を供給することができる。
特開2005−253282号公報
しかしながら、上記従来技術では、インバータ10がブラシレスDCモータ等のモータを駆動する場合、その急峻な速度変動等が発生した場合、モータからの回生が生じ、単方向整流手段12を介し1次側コンデンサ13をチャージする結果、1次側コンデンサ13の電圧が上昇してしまい、1次側コンデンサ13および、スイッチング制御電源部14等の1次側コンデンサ13に接続される部品の耐圧を超えてしまう可能性があるという課題を有していた。
本発明の目的は上記従来の課題を解決するものであり、小型・軽量・低コストの電力変換装置で、インバータの直流母線電圧が大きく脈動しても、スイッチング制御電源部の安定動作を確保でき電力変換装置の信頼性を向上させることで、従来技術にしめす電力変換装置の実用性をより高めるものである。
上記目的を達成するために、本発明の電力変換装置は、1次側コンデンサの電圧が所定の電圧以上になったときに閉じるスイッチ手段を単方向整流手段と並列に接続したのである。
これにより1次側コンデンサ電圧が、1次側コンデンサ自身の耐圧およびこれに接続されるスイッチング制御電源部等の部品の耐圧以上に上昇することを防ぐことができ、小型・軽量・低コストの電力変換装置で、インバータの直流母線電圧が大きく脈動しても、スイッチング制御電源部の安定動作を確保でき電力変換装置の信頼性を向上させて、従来技術にしめす電力変換装置の実用性をより高める。
本発明のモータ駆動装置は、DCリンクコンデンサを極めて小容量のものにして、インバータの直流母線電圧が大きく脈動してもスイッチング制御電源部の安定した動作を実現できると共に、モータの急激な速度変動に伴う回生電圧からスイッチング制御電源部を保護することで、装置の信頼性を著しく向上するものである。
本発明の請求項1に記載の電力変換装置の発明は、交流電源を入力としダイオードブリッジと前記ダイオードブリッジの交流入力側または直流出力側に接続されるリアクタとで構成される整流回路と、前記整流回路の出力である直流電力から交流電力に変換するインバータと、前記インバータの直流母線間に設けたDCリンクコンデンサと、一端が前記インバータの直流母線の一方と接続されたスイッチング制御電源部の1次側コンデンサと、一端が前記1次側コンデンサの他端と接続され他端が前記インバータの直流母線の他方と接続された単方向整流手段と、前記単方向整流手段と並列に接続され前記1次側コンデンサの電圧が所定の電圧以上になったときに閉じるスイッチ手段とを有するものであり、1次側コンデンサに蓄積された電荷を負荷側に供給出来る様にしている。これにより回生等によって、1次側コンデンサに通常時より高いに電荷が蓄積されたとき、負荷の駆動にこの電荷を使用し1次側コンデンサ電圧を低下するので、装置の信頼性を向上することができる。
また、請求項2に記載の電力変換装置の発明は、請求項1に記載の発明に加えて、前記1次側コンデンサの電圧を検出する電圧検出手段と、前記電圧検出手段で検出した電圧が所定の電圧以上になったとき前記スイッチ手段を開から閉にするスイッチ制御手段とを有するものであり、1次側コンデンサ電圧が所定の電位まで上昇したときスイッチ手段をオンするので、1次側コンデンサ電圧の上昇を的確に検出し、電圧の上昇を確実に防止することができ、さらに信頼性を向上することができる。
また、請求項3に記載の電力変換装置の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、前記単方向整流手段と前記スイッチ手段を、一つのパッケージに入れられた単一の部品としたものであり、部品点数の削減による製造工数ダウンと信頼性の向上が可能となる。
また、請求項4に記載の電力変換装置の発明は、請求項1に記載の発明において、前記スイッチ手段が、1次側コンデンサ電圧があらかじめ設定された電圧となったとき、自身で導通状態となるようにしたものである。これにより1次側コンデンサの電圧検出手段及び、スイッチのオン・オフを制御するためのスイッチ制御手段が不要になり、アルゴリズムの簡素化および部品点数の削減による更なる小型・低コスト化が実現できる。
また、請求項5に記載のモータ駆動用インバータ制御装置の発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の電力変換装置を有するものであり、小型・軽量・低コスト・高信頼性を実現することができる。
また、請求項6に記載のモータ駆動用インバータ制御装置の発明は、請求項5に記載のモータ駆動用インバータが、冷凍空調サイクルの圧縮機のモータを駆動するものであり、上記効果を有する圧縮機モータを駆動するインバータ制御装置を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明するが、従来例または先に説明した実施の形態と同一構成については、その詳細な説明は省略する。尚、この実施の形態により、本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における電力変換装置のブロック図である。
本実施の形態の電力変換装置は、交流電源1と、交流電源からの交流を全波整流する4個のダイオード2〜5で形成されたダイオードブリッジ6と、ダイオードブリッジ6の交流入力側に挿入された小容量のリアクタ9と、ダイオードブリッジ6の直流側母線間に接続した極めて小容量のDCリンクコンデンサ7と、ダイオードブリッジ6の出力である直流電力から交流電力に変換するインバータ10と、一端がインバータ10の直流母線の一方と接続されスイッチング制御電源部14の1次回路が電荷を蓄積する1次側コンデンサ13と、一端が1次側コンデンサ13の他端と接続され他端がインバータ10の直流母線の他方と接続された単方向整流手段12と、スイッチング制御電源部14の出力が供給される制御手段16と、単方向整流手段12と並列に接続され1次側コンデンサ13の電圧が所定の電圧以上になったときに閉じるスイッチ手段19と、1次側コンデンサ13の電圧を検出する電圧検出手段17と、電圧検出手段17で検出した電圧が所定の電圧以上になったときスイッチ手段19を開から閉にするスイッチ制御手段18とを有している。
インバータ10を制御する制御手段16はスイッチング制御電源部14より電力が供給され、スイッチング制御電源部14は1次コンデンサ13の両端に接続されている。また1次コンデンサ13は単方向整流手段12と直列に接続され、その1次コンデンサ13と単方向整流手段12とを直列に接続したものがダイオードブリッジ6に並列に接続されている。
電圧検出手段17はスイッチング制御電源部14の1次側コンデンサ13の両端電圧を検出するものであり、スイッチ制御手段18は単方向整流手段12と並列に接続されたスイッチ手段19のオン/オフを制御するものである。
本実施の形態においては、インバータ10(電力変換機)の出力はモータ20を駆動するものであり、モータ20は3相スター結線された巻線の固定子と、永久磁石を持った回転子を有するブラシレスDCモータとしている。
なお、固定子巻き線の巻き方は集中巻であっても、分布巻であっても構わない。また回転子の永久磁石の配置方法は表面磁石型(SPM)でも磁石埋め込み型(IPM)であっても構わず、フェライト系磁石でも希土類系磁石であっても特に構わない。
なお、永久磁石に希土類系磁石を用いることで、マグネット使用重量をフェライト系磁石と同重量使用する場合、モータ効率を向上することができ、またフェライト系磁石を用いたモータと同等性能のモータとする場合は、マグネット重量を低減することが出きるためモータ重量を軽量化する事ができる。
さらに本実施の形態においてモータ20は冷凍空調システムの圧縮機22を駆動するものとし、圧縮要素21はモータ20の回転子の軸に接続され、冷媒ガスを吸入し圧縮して吐出する。このモータ20と圧縮要素21とを同一の密閉容器に収納し、圧縮機22を構成する。
圧縮機22で圧縮された吐出ガスは、凝縮器23、減圧器24、蒸発器25を通って圧縮機22の吸い込みに戻るような冷凍空調システムを構成し、凝縮器23では放熱、蒸発器25では吸熱を行うので、冷却や加熱を行うことができる。尚、必要に応じて凝縮器23や蒸発器25に送風機などを使い、熱交換をさらに促進することもある。
なお、本実施の形態においてインバータ10を構成する素子としてFETを使用しているが、IGBTであってもバイポーラトランジスタであっても特に構わない。
上述のように構成された電力変換装置について、その動作を図1、図2および図3を用いてその動作を説明する。
図2は同実施の形態におけるスイッチ手段の動作を示すタイミングチャートであり、同図(ア)の線は1次側コンデンサの両端電圧の状態を示し、同図(イ)の線はスイッチ手段のオン・オフの状態を示している。また図3は同実施の形態における動作フローチャートを示している。
図3において、Step101において、電圧検出手段17はリアルタイムに1次側コンデンサ13の電圧レベルを検出し、所定の電位(たとえば200V)より高いか低いかを確認している。通常の状態(区間a)においては、1次側コンデンサ13両端の電位は商用電源のピーク値(AC100Vの場合は140V)程度の電位であるため、Step101でスイッチ制御手段18により、スイッチ手段19はオフ状態に保たれ、以降この動作を繰り返す。
次にモータ20の速度変動が生じた場合(区間b)について説明する。モータ20の速度変動により回生が発生したことでインバータ母線電圧の上昇に伴い、1次側コンデンサ13の電圧も上昇し始める。ここで1次側両端コンデンサ13の電圧が所定の電位(たとえば200V)に達したとき、Step103に進み、スイッチ制御手段18はスイッチ手段19をオン状態として、1次側両端コンデンサ13の電位が所定の電位まで低下するまで本動作を繰り返す。
これによりインバータ10側への1次側コンデンサ13の電荷の流出を単方向整流手段12により遮断していたが、インバータ10の直流母線と1次側コンデンサ13の正極側とが短絡状態となり、1次側コンデンサの蓄積電荷はインバータによる負荷の駆動によって消費され、1次側コンデンサ13の電位は低下する。
さらに1次側コンデンサ13の電圧が所定の電位に戻ったとき、Step101からStep102に進み、スイッチ手段19をオフ状態にして以降、この動作を繰り返す(区間d)。
このように1次側コンデンサ13の電位を監視し、電位が所定のレベルまで上昇したとき、スイッチ手段19をオンすることで、1次側コンデンサ13に蓄積された通常より高い電荷を負荷の駆動に利用して消費することで、1次側コンデンサ13の異常な電圧上昇を防ぎ、常に1次側コンデンサ13自身および1次側コンデンサ13に接続された部品の耐圧以下とすることで、部品の故障を防止し装置の信頼性を向上している。
さらにモータ20の電流が大きい用途や、モータ20を高速駆動する場合、さらにはモータ20の回転子に磁力の強い希土類系磁石を有している場合は、モータ20の回生エネルギーが大きくなるため従来技術では、この回生エネルギーを部品の耐圧以下に抑えるために1次側コンデンサ13の容量アップに伴う回路の大型化が伴うが、本実施の形態では必要最小限のコンデンサ容量でよく、回路の大型化を抑制できる。
以上のように、本実施の形態の電力変換装置は、交流電源1を入力としダイオードブリッジ6とダイオードブリッジ6の交流入力側に接続されるリアクタ9とで構成される整流回路と、この整流回路の出力である直流電力から交流電力に変換するインバータ10と、インバータ10の直流母線間に設けたDCリンクコンデンサ7と、一端がインバータ10の直流母線の一方と接続されたスイッチング制御電源部14の1次側コンデンサ13と、一端が1次側コンデンサ13の他端と接続され他端がインバータ10の直流母線の他方と接続された単方向整流手段12と、単方向整流手段12と並列に接続され1次側コンデンサ13の電圧が所定の電圧以上になったときに閉じるスイッチ手段19とを有し、1次側コンデンサ13に蓄積された電荷を負荷側に供給することを可能とすることで、回生等によって、1次側コンデンサ13に通常時より高いに電荷が蓄積され1次側コンデンサ13の電圧が異常に上昇したとき、負荷の駆動にこの電荷を使用し1次側コンデンサ13の電圧を下げることが出来るので、装置の信頼性を向上できるとともに、1次側コンデンサ13の電圧を必要最小限の容量と出来るので装置の小型・低コスト化が実現できる。
また、1次側コンデンサ13の電圧を検出する電圧検出手段17と、電圧検出手段17で検出した電圧が所定の電圧以上になったときスイッチ手段19を開から閉にするスイッチ制御手段18とを有し、電圧検出手段17が1次側コンデンサ13の電圧を検出し、1次側コンデンサ13の電圧が所定の電位まで上昇したときスイッチ手段19をオンするので、1次側コンデンサ13の電圧の上昇を的確に検出し、電圧の上昇を確実に防止することができ、さらに信頼性を向上することができる。
また、本実施の形態では、本実施の形態の電力変換装置で、モータ駆動用インバータ制御装置を構成するので、モータ駆動用インバータ制御装置の小型・軽量・低コスト・高信頼性を実現することができる。
また、本実施の形態のモータ駆動用インバータは、冷凍空調サイクルの圧縮機のモータを駆動するもので、上記効果を有する圧縮機モータを駆動するインバータ制御装置を提供できる。
(実施の形態2)
図4は本発明の実施の形態2における電力変換装置のブロック図である。図4において整流・スイッチ手段26は、実施の形態1における単方向整流手段12とスイッチ手段19の両方の役割を担う複合機能を有した素子であり一つのパッケージに納められている。本実施の形態においてはFETを使用しており、ドレインとソース間の寄生ダイオードが単方向整流部としての役割を担う。
このように本実施の形態2によって、単方向整流部とスイッチ手段とが一つのパッケージに納められた部品(整流・スイッチ手段26)とすることで、電力変換装置のさらなる小型化が実現できると共に、部品実装の工数削減によるコストダウンと信頼性を向上できる。
なお整流・スイッチ手段26としてIGBT(この場合、単方向整流手段としてコレクタ・エミッタ間にダイオードが必要となるが、パワー回路用IGBTのコレクタ・エミッタ間にはFRDが一般的に挿入された上で一つのパッケージに封入されている場合が多く、FETの場合と同様に一つの部品として使用できる)を用いても構わない。
以上の様に、本実施の形態2では、単方向整流手段とスイッチ手段は一つのパッケージに入れられた単一の部品(整流・スイッチ手段26)で構成することで、電力変換装置のさらなる小型化が実現できると共に、部品実装の工数削減によるコストダウンと信頼性を向上できる。
(実施の形態3)
図5は本発明の実施の形態3における電力変換装置のブロック図である。本実施の形態では、スイッチ手段27として、整流ダイオードとツェナダイオードの両アノード側を直列接続したものを用いて、1次側コンデンサ13の電圧があらかじめ設定された電圧となったとき、自身で導通状態となるようにしている。
これによってツェナダイオードに選定によって導通状態となる1次側コンデンサ電圧を設定でき、自身でオン・オフタイミングを制御するので、実施の形態1における1次側コンデンサ13の電圧検出手段17およびスイッチ制御手段18は不要となり、制御アルゴリズムの簡素化と、部品点数の削減に伴う電力変換装置の更なる小型化・低コスト化を実現できる。
これによって、コンデンサの電圧上昇があった際に導通状態となることで同コンデンサの異常な電圧上昇を回避できる。
本発明の電力変換装置は、1次側コンデンサ電圧が、1次側コンデンサ自身の耐圧およびこれに接続されるスイッチング制御電源部等の部品の耐圧以上に上昇することを防ぐことができ、小型・軽量・低コストの電力変換装置で、インバータの直流母線電圧が大きく脈動しても、スイッチング制御電源部の安定動作を確保でき電力変換装置の信頼性を向上させ、製品の設計自由度が向上し、低価格な製品を提供することができるので、エアーコンディショナー、冷蔵庫、洗濯機、食器洗浄機、掃除機、送風機などインバータ回路を使用してモータを駆動するモータ駆動用インバータ制御装置に適用できる。
本発明の実施の形態1における電力変換装置のブロック図 本発明の実施の形態1におけるスイッチ手段の動作を示すタイミングチャート 本発明の実施の形態1における動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態2における電力変換装置のブロック図 本発明の実施の形態3における電力変換装置のブロック図 従来の電力変換装置のブロック図
符号の説明
1 交流電源
6 ダイオードブリッジ
7 DCリンクコンデンサ
9 リアクタ
10 インバータ
12 単方向整流手段
13 1次側コンデンサ
14 スイッチング制御電源部
17 電圧検出手段
18 スイッチ制御手段
19 スイッチ手段
22 圧縮機
26 整流・スイッチ手段
27 スイッチ手段

Claims (6)

  1. 交流電源を入力としダイオードブリッジと前記ダイオードブリッジの交流入力側または直流出力側に接続されるリアクタとで構成される整流回路と、前記整流回路の出力である直流電力から交流電力に変換するインバータと、前記インバータの直流母線間に設けたDCリンクコンデンサと、一端が前記インバータの直流母線の一方と接続されたスイッチング制御電源部の1次側コンデンサと、一端が前記1次側コンデンサの他端と接続され他端が前記インバータの直流母線の他方と接続された単方向整流手段と、前記単方向整流手段と並列に接続され前記1次側コンデンサの電圧が所定の電圧以上になったときに閉じるスイッチ手段とを有することを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記1次側コンデンサの電圧を検出する電圧検出手段と、前記電圧検出手段で検出した電圧が所定の電圧以上になったとき前記スイッチ手段を開から閉にするスイッチ制御手段とを有する請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記単方向整流手段と前記スイッチ手段は一つのパッケージに入れられた単一の部品である請求項1または請求項2に記載の電力変換装置。
  4. 前記スイッチ手段は、1次側コンデンサ電圧があらかじめ設定された電圧となったとき、自身で導通状態となる請求項1に記載の電力変換装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の電力変換装置を用いたモータ駆動用インバータ制御装置。
  6. 冷凍空調サイクルの圧縮機を駆動する請求項5に記載のモータ駆動用インバータ制御装置。
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