JP2008271556A - 画像修正システムおよび方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像修正システムおよび方法を提供する。
【解決手段】複数のピクセルの色の値からなり、輝度成分をY、青の色度成分をCb、赤の色度成分をCrによって色の値を表すRGB空間内で表されたYCbCr画像データからYの最大値を求める。その後、YCbCr画像データに対応するHSV画像データからSの最小値を有するピクセルを選択する。ここで、Hは色相成分、Sは彩度成分、Vは輝度成分を表す。次いで、選択したピクセルのS(彩度)値を第1の閾値レベルに照らして、V(輝度)値を第2の閾値レベルに照らして、テストを行う。テストの結果にしたがって、Max−RGBアルゴリズムを対応するRGB画像データに対して選択的に適用する。
【選択図】図4

Description

本発明は、画像修正システムおよび方法に関し、特に、キャプチャされた画像を、自動ホワイト・バランス機能を活用して、修正を実行するシステムおよび方法に関する。
ディジタル・カメラ等の画像キャプチャ装置による画像キャプチャ・プロセスにおいて、画像は、光源から色相および輝度の偏り(bias)を受け継いでいる。通常の画像キャプチャ装置には、このような色相および輝度の偏りを除去または低減するために、自動ホワイト・バランス機能と呼ばれる画像処理段階が存在している。画像キャプチャ用の自動ホワイト・バランス機能は、光源推定にしたがって色相および輝度を修正している。光源推定は、光源が、蛍光灯、タングステン灯、白熱灯または日光であるのか否かを判定するプロセスであり、大変な計算を行う必要がある。次に、通常は、Max−RGBアルゴリズムを使用することによって、光源によって導入された色相または輝度の偏りを除去または低減している。このようなプロセスにおいては、画像における最も輝度が高い点がその光源の色相および輝度を反映していると仮定される。このプロセスは、画像内の白色基準点(white reference point)の選択と、その色相および輝度のバイアスの判定を含む。次いで、白色基準点が十分な輝度と色の中立性を有するように、画像全体を修正して光源の偏りの影響を無効にしている。
したがって、光源推定を行うことなく、処理に伴う計算が容易な画像修正を可能とするシステムおよび方法が望まれている。
本発明は、上記の従来の問題点に鑑みてなされたもので、画像修正システムおよび方法を提供することを目的とする。
本発明による画像修正システムは、複数のピクセルの色の値からなり、赤の色成分をR、緑の色成分をG、青の色成分をBによって色の値を表すRGB空間内で表されたRGB画像データを受け取るRGB画像データ受取り手段と、RGB画像データに対応し、輝度成分がY、青の色度成分がCb、赤の色度成分がCrによって表されるYCbCr画像データを受け取るYCbCr画像データ受取り手段と、YCbCr画像データからYの最大値を求める算出手段とを有する。また、本システムは、RGB画像データに対応し、色相成分がH、彩度成分がS、輝度成分がVによって表されるHSV画像データを受け取るHSV画像データ受取り手段と、HSV画像データから、Yの最大値を有するピクセルであって、Sの最小値を有するピクセルを選択する選択手段をも有する。さらに本システムは、選択されたピクセルのSの値およびVの値をそれぞれ第1および第2の閾値レベルに照らしてテストするテスト手段と、テスト手段の出力にしたがって、Max−RGBアルゴリズムをRGB画像データに対して選択的に適用する修正手段とを有する。
本発明による一実施形態において、本システムは、選択したピクセルのSの値の中の少なくとも1つがゼロであり、かつ選択したピクセルのVの値が1であるときに修正手段をバイパスするバイパス手段を、さらに、有する。
本発明による別の実施形態においては、本システムは、RGB画像データに対して色調再生動作を適用する色調再生動作適用手段を、さらに、有する。
本発明による他の実施形態においては、テストにおいて用いられる第1および第2の閾値レベルは、統計的分析に基づいて定められる。
本発明によるさらに別の実施形態においては、本システムは、受け取ったRGB画像データをYCbCr画像データに変換する第1の変換手段と、受け取ったRGB画像データをHSV画像データに変換する第2の変換手段とを、さらに、有する。
本発明による別の実施形態においては、テスト手段は、Max−RGBアルゴリズムのRGB画像データに対する適用の肯定を示す処理適用適合判定信号、またはMax−RGBアルゴリズムのRGB画像データに対する適用が不要であることを示す処理適用不要判定信号、またはMax−RGBアルゴリズムのRGB画像データに対する適用は不適切であることを示す処理適用不適切判定信号を出力する信号出力手段を含む。
本発明による画像修正方法は、複数のピクセルの色の値からなり、赤の色成分をR、緑の色成分をG、青の色成分をBによって色の値を表すRGB空間内で表されたRGB画像データを受け取るステップと、RGB画像データに対応し、輝度成分がY、青の色度成分がCb、赤の色度成分がCrによって表されるYCbCr画像データを受け取るステップと、YCbCr画像データからYの最大値を求めるステップとを含む。また、本方法は、RGB画像データに対応し、色相成分がH、彩度成分がS、輝度成分がVによって表されるHSV画像データを受け取るステップと、HSV画像データから、Yの最大値を有するピクセルであって、Sの最小値を有するピクセルを選択するステップを含む。さらに本方法は、選択されたピクセルのSの値およびVの値をそれぞれ第1および第2の閾値レベルに照らしてテストするテストステップと、テストステップの出力にしたがってMax−RGBアルゴリズムをRGB画像データに対して選択的に適用するステップとを含む。
本発明によれば、画像修正システムおよび方法が提供される。
以下、適宜、図面を参照しながら本発明による実施形態の説明を行う。図1は本発明による実施形態が適用される画像修正システム全体の構成例である。図に示したシステム100は、コンピュータ・ネットワーク102として表されている分散コンピューティング環境を利用している。コンピュータ・ネットワーク102は、複数の電子装置間におけるデータの交換を可能とする本技術分野で知られている任意の分散通信システムである。コンピュータ・ネットワーク102は、例えば、仮想ローカル・エリア・ネットワーク、ワイド・エリア・ネットワーク、パーソナル・エリア・ネットワーク、ローカル・エリア・ネットワーク、インターネット、イントラネット、またはそれらの任意の組み合わせを含む本技術分野で知られている任意のコンピュータ・ネットワークである。本発明による一実施形態において、コンピュータ・ネットワーク102は、例えば、トークン・リング、IEEE802.11(x)、Ethernet(登録商標)またはその他の無線ベースまたは有線ベースのデータ通信メカニズム等の既存の多数のデータ転送メカニズムによって例示されるような物理レイヤおよびトランスポート・レイヤから構成される。尚、図にコンピュータ・ネットワーク102を示したが、本発明は、本技術分野で知られているようなスタンドアローンの形態でも同様に実施可能である。
システム100は、また、様々なドキュメント処理を実行するために適切な多機能周辺装置(Multi-Function Peripheral;以下、MFPということがある。)として図に表されている、ドキュメント処理装置104を含む。しかし、MFPはドキュメント処理装置の一形態であって、本発明におけるドキュメント処理装置がMFPに限定されるものではない。ドキュメント処理装置における処理動作には、例えば、ファクシミリ通信、画像走査、コピー、印刷、電子メール、ドキュメント管理、ドキュメント保存等がある。本発明による一形態においては、ドキュメント処理装置104は、リモート・ドキュメント処理サービスを外部装置あるいはネットワークに接続された装置に対して提供する。ドキュメント処理装置104は、ユーザあるいはネットワークに接続された装置等とやり取りするように構成された、ハードウェア、ソフトウェアおよびこれらの任意の適切な組み合わせを含んでいる。
また、本発明による一実施形態において、ドキュメント処理装置104は、例えば、IEEE 1394あるいはUSBインターフェイスを有する各種ドライブ、多様なICメモリ・カード等の、複数のポータブル記憶媒体を受け入れるためのインターフェイスを備える。本発明の実施形態においては、ドキュメント処理装置104は、さらに、タッチ・スクリーン、LCD、タッチ・パネル、英数字キーパッド等のユーザ・インターフェイス106を備え、ユーザは、このようなユーザ・インターフェイスを介してドキュメント処理装置104と直接やり取りすることができる。本発明による実施形態においては、ユーザ・インターフェイス106は、ユーザに対して情報を伝達するとともに、ユーザから選択結果を受け取るために有用である。ユーザ・インターフェイス106は、本技術分野で知られているように、ユーザにデータを提供するために適切な種々のコンポーネントを有している。本発明における一実施形態においては、ユーザ・インターフェイス106は、1つまたは複数のグラフィック要素、テキスト・データ、画像等をユーザに表示し、ユーザから入力を受け取り、その入力を、さらに後で詳しく説明するように、コントローラ108等のバックエンド・コンポーネントに伝達するディスプレイ装置を有する。ドキュメント処理装置104は、適切な通信リンク112を介して、コンピュータ・ネットワーク102に通信可能に接続されている。適切な通信リンク112には、例えば、WiMax(Worldwide Interoperability for Microwave Access)、IEEE802.11a、IEEE802.11b、IEEE802.11g、IEEE802.11(x)、Bluetooth(登録商標)、公衆交換電話網、専用通信ネットワーク、赤外線接続、光接続、または、本技術分野において知られている他の適切な有線または無線のデータ通信チャネルがある。
本発明による実施形態において、ドキュメント処理装置104は、さらに、ドキュメント処理装置104による処理動作を円滑に実行する適切なコントローラ108として示されたバックエンド・コンポーネントを内蔵している。コントローラ108は、ドキュメント処理装置104の動作の制御、あるいはユーザ・インターフェイス106を介した画像の表示、または、電子画像データの操作の制御等の処理を容易にするように構成されたハードウェア、ソフトウェアあるいはこれらの適切な組み合わせによって実装される。以下の説明においては、コントローラ108という用語は、後に述べる動作を実行する、もしくは実行させる、もしくは制御する、またはその他の方法で管理するように機能するハードウェア、ソフトウェア、またはこれらの組み合わせを含むドキュメント処理装置104と関連する任意の多数のコンポーネントの意味で、使用する。なお、図および上記の説明において、コントローラ108をドキュメント処理装置104に内蔵された形態としたが、コントローラ108は、ドキュメント処理装置104に通信可能に接続された外部装置の形態であってもよい。コントローラ108との関連において説明を行う処理動作は、本技術分野において知られている任意の汎用コンピューティング・システムによって実行可能である。したがって、コントローラ108は、このような一般的なコンピューティング装置を表しており、以下の説明において使用する際にも、そのように意図されている。さらに、以下におけるコントローラ108の使用は、例としての実施形態にすぎず、当業者には明らかな他の実施形態も本発明の一実施形態による画像修正システムおよび方法を用いることができる。コントローラ108の構成等については、後ほど図2と図3を参照しながら説明を行う。
また、ドキュメント処理装置104にはデータ記憶装置110が通信可能に接続されている。データ記憶装置110は、例えば、ハードディスク・ドライブ、その他の磁気記憶装置、光学式記憶装置、フラッシュ・メモリまたはそれらの任意の組み合わせを含む本技術分野で知られている大容量記憶装置である。一実施形態においては、データ記憶装置110は、ドキュメント・データ、画像データ、電子データベースのデータを保存するように適切に適合されている。データ記憶装置110は、図においてはシステム100の独立したコンポーネントとして例示されているが、例えば、内蔵ハードディスク・ドライブ等のような、ドキュメント処理装置104の内部記憶装置、あるいはコントローラ108のコンポーネント等として実装することができる。本発明による一実施形態によれば、データ記憶装置110は、例えば、写真データ、コンピュータによって生成された画像、電子ドキュメント、彩度および輝度に対応する閾値、統計データ、色調再生曲線等の画像を表すデータ等を含む。
また、システム100は、電子画像データを生成し、図においてはカメラ114として示されている、画像キャプチャ装置を含む。本技術分野において知られている任意の適切な写真装置によって、本発明による一実施形態による処理のための画像データをキャプチャすることができる。図に示したように、カメラ114は、画像データを適切な通信リンク116を介してドキュメント処理装置104に送ることができる。適切な通信リンク116としては、例えば、IEEE802.11a、IEEE802.11b、IEEE802.11g、IEEE802.11(x)、Bluetooth(登録商標)、専用通信ネットワーク、WiMax、赤外線接続、光接続、公衆交換電話網、または、本技術分野において知られている他の適切な有線または無線のデータ通信チャネルがある。本発明による特定の一実施形態によれば、カメラ114は、ドキュメント処理装置104が受け入れ可能であって、適切な電子画像データを収容するポータブル記憶媒体を含んでいる。適切なポータブル記憶媒体には、例えば、多様なICメモリ・カード、またはその他のフラッシュ・メモリを含む装置、光学式または磁気式のデータ記憶装置等がある。さらに、カメラ114は一般的なフィルム・カメラであってもよく、この場合には、通信リンク116は、ドキュメント処理装置104への画像のハードコピーの提供を意味しており、ドキュメント処理装置は、提供されたハードコピーの画像を走査することによって、後述する処理動作に使用される画像データを生成する。
図に示したシステム100は、さらに、通信リンク122を介してコンピュータ・ネットワーク102とデータ通信可能なユーザ装置120を含む。図においてはユーザ装置120をデスクトップ形パーソナル・コンピュータとして示しているが、これは例示にすぎない。ユーザ装置120は、例えば、コンピュータ・ワークステーション、ノート形パーソナル・コンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant、携帯情報端末)、ウェブ適合(web-enabled)携帯電話、スマートフォン、専用ネットワーク用の装置、またはその他のウェブ適合電子装置を含む本技術分野において知られている任意のパーソナル・コンピューティング装置を表している。通信リンク122は、例えば、Bluetooth(登録商標)、WiMax、IEEE802.11a、IEEE802.11b、IEEE802.11g、IEEE802.11(x)、専用通信ネットワーク、赤外線接続、光接続、公衆交換電話網、または、本技術分野において知られている他の適切な無線または有線のデータ通信チャネルである。ユーザ装置120は、画像データ、電子ドキュメント、ドキュメント処理命令、ユーザ・インターフェイス変更、アップグレード、更新、パーソナル化データ等を生成し、生成されたデータを、ドキュメント処理装置104あるいはコンピュータ・ネットワーク102に接続された他の類似装置に送る。
カメラ114は、通信リンク118を介して、画像データをユーザ装置120に伝達することができ、この場合、ユーザ装置は受け取った画像データを、以降の処理のためにドキュメント処理装置104に伝達する。通信リンク118としては、例えば、USBまたはIEEE1394ポートなどの有線リンク、またはBluetooth(登録商標)、赤外線接続、光接続、専用の無線通信、IEEE802.11a、IEEE802.11b、IEEE802.11g、IEEE802.11(x)等の無線リンクを含む本技術分野において知られている任意の適切な通信チャネルがある。また、例えば、多様なICメモリ・カード、またはその他のフラッシュ・メモリ等を含むポータブル記憶媒体も、画像データをカメラ114からユーザ装置120に伝達することができる点で、通信リンク118と同一の機能を果たす。
システム100は、さらに、データ記憶装置126が接続されたネットワーク・ストレージ・サーバ124を含む。ネットワーク・ストレージ・サーバ124は、ドキュメント・データ、画像データ、ビデオ・データ、音響データ、マルチメディア・データ、または本技術分野において知られているその他の適切な電子データを保存することができる、本技術分野において知られている任意のネットワーク記憶装置を表している。本発明による一実施形態においては、データ記憶装置126は、画像データ、ドキュメント・データ等を含む複数の電子データを保存している。ネットワーク・ストレージ・サーバ124は、適切な通信リンク128を介して、コンピュータ・ネットワーク102に通信可能に接続されている。通信リンク128としては、例えば、専用通信ネットワーク、赤外線接続、光接続、Bluetooth(登録商標)、WiMax、IEEE802.11a、IEEE802.11b、IEEE802.11g、IEEE802.11(x)、公衆交換電話網、または本技術分野で知られている他の適切な有線または無線のデータ通信チャネルがある。
次に、図2および図3を参照しながら、本発明による実施形態におけるシステムの動作が実行されるコントローラのハードウェアおよび機能構成等を説明する。図2に本発明による実施形態においてシステム100の動作が実行されるバックエンド・コンポーネント、すなわち、図1においてはコントローラ108として示したコントローラ200のハードウェア・アーキテクチャの構成例を説明するための図を示す。尚、図においては、コントローラの構成要素の意義をより明確にするため、参照符号232で表した、コントローラ以外のドキュメント処理装置の構成要素の一部を併せて示している。コントローラ108は、本明細書に記載する動作を円滑に実行する能力を有する、本技術分野において知られている任意の一般的なコンピューティング装置を表している。コントローラ200には、少なくとも一つのCPUを含むプロセッサ202が含まれている。プロセッサ202は、互いに協調して動作する複数のCPUから構成されることもある。また、コントローラ200には、BIOS機能、システム機能、システム構成データおよびコントローラ200の動作に使用する他のルーチンもしくはデータ等の静的または固定的なデータ、あるいはインストラクションのために有効に使用される、不揮発性または読出し専用メモリ(ROM)204が含まれている。
また、コントローラ200には、ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ、スタティック・ランダム・アクセス・メモリ、または他の任意の適切なアドレス指定可能かつ書込み可能なメモリ・システムから構成されるRAM206が含まれている。RAM206は、プロセッサ202により処理されるアプリケーションおよびデータ処理に関係するデータ・インストラクションのための記憶領域を提供する。
ストレージ・インターフェイス208は、コントローラ200に関連するデータの不揮発性保存、大容量保存または長期的な保存のためのメカニズムを提供する。ストレージ・インターフェイス208は、参照符号216として図示したディスク・ドライブ、あるいは光学式ドライブ、テープ・ドライブ等の適切な任意のアドレス指定可能、またはシリアル記憶装置等の大容量記憶装置の他、当業者に知られている適切な任意の記憶媒体を使用する。
ネットワーク・インターフェイス・サブシステム210は、ネットワークとの間の入出力を適切にルーティングすることによって、コントローラ200が他の装置と通信することを可能にする。ネットワーク・インターフェイス・サブシステム210は、コントローラ200に対する外部装置との一つまたは複数のコネクションのインターフェイスを適切にとる。図においては、例えば、Ethernet(登録商標)、トークン・リング等の固定または有線ネットワークとのデータ通信のための少なくとも一つのネットワーク・インターフェイス・カード214、およびWiFi(Wireless Fidelity)、WiMax、無線モデム、セルラ・ネットワークまたは適切な任意の無線通信システム等の手段を介した無線通信のために適切な無線インターフェイス218を示している。ネットワーク・インターフェイス・サブシステム210は、任意の物理的データ転送レイヤあるいは物理的データ転送レイヤではないデータ転送レイヤまたはプロトコル・レイヤを適切に利用する。図においては、ネットワーク・インターフェイス・カード214は、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク、ワイド・エリア・ネットワークまたはそれらの組合せから適切に構成される物理的ネットワーク220を介したデータ交換を行うために、相互接続されている。
プロセッサ202、読出し専用メモリ204、RAM206、ストレージ・インターフェイス208およびネットワーク・インターフェイス・サブシステム210の間のデータ通信は、バス212によって例示したバス・データ転送メカニズムを介して行われる。
また、ドキュメント・プロセッサ・インターフェイス222もバス212を介してデータ通信を行う。ドキュメント・プロセッサ・インターフェイス222は、様々なドキュメント処理動作を実行するために、ドキュメント処理ハードウェア232との接続を提供する。そのようなドキュメント処理動作には、コピー・ハードウェア224によって実行されるコピー、画像走査ハードウェア226によって実行される画像走査、印刷ハードウェア228によって実行される印刷、およびファクシミリ・ハードウェア230によって実行されるファクシミリ通信が含まれる。コントローラ200は、これらのドキュメント処理動作のいずれかまたは全部を適切に動作させる。複数のドキュメント処理動作を実行可能なシステムは、前述したように、MFP(多機能周辺装置)または多機能装置と呼ばれる。システム100の機能は、ドキュメント処理装置と関連するインテリジェント・サブシステムとして図2に示したコントローラ200(図1におけるコントローラ108に対応)を含む、ドキュメント処理装置104において実行される。
次に図3を参照しながらシステムの動作が実行されるコントローラの機能ブロックと動作の概要を説明する。図3に、本発明による実施形態のシステム100の動作が実行されるコントローラの機能ブロックの構成例を説明するための図を示す。尚、図3においても、コントローラの機能要素の意義をより明確にするため、コントローラ以外のドキュメント処理装置の機能要素の一部を併せて示している。コントローラの機能は、ドキュメント処理エンジン302を含む。図3は、ソフトウェアおよびオペレーティング・システム機能と関連して、図2に示したハードウェアの機能性を例示している。
一実施形態において、ドキュメント処理エンジン302は、印刷動作、コピー動作、ファクシミリ通信動作および画像走査動作を可能にする。これらの機能は、産業界において一般に好まれるドキュメント処理周辺装置であるMFPと関連付けられることが多い。しかし、コントローラが上記のドキュメント処理動作のすべてを可能にする必要は必ずしもない。コントローラは、上記のドキュメント処理動作のサブセットである、専用のドキュメント処理装置、あるいはより限定した目的のドキュメント処理装置においても有効に用いられる。
ドキュメント処理エンジン302はユーザ・インターフェイス・パネル310と適切にインターフェイスされており、ユーザまたは管理者は、このユーザ・インターフェイス・パネル310を介して、ドキュメント処理エンジン302によって制御される機能にアクセスすることができる。アクセスは、コントローラにローカル接続されたインターフェイスを介して行われるか、遠隔のシン・クライアント(thin client)またはシック・クライアント(thick client)によって遠隔から行われる。
ドキュメント処理エンジン302は、印刷機能部304、ファクシミリ通信機能部306および画像走査機能部308とデータ通信を行う。これらの機能部は、印刷、ファクシミリの送受信、およびドキュメント画像をコピーのために取得するか、またはドキュメント画像の電子バージョンを生成するための、ドキュメント画像走査の実際の処理動作を容易にする。
ジョブ・キュー(job queue)312は、印刷機能部304、ファクシミリ通信機能部306および画像走査機能部308とデータ通信を行う。ビットマップ・フォーマット、ページ記述言語(PDL)フォーマットまたはベクター・フォーマット等の種々の画像形式は、画像走査機能部308からジョブ・キュー312を介して以降の処理のために中継される。
ジョブ・キュー312は、また、ネットワーク・サービス機能部314ともデータ通信を行う。一実施形態において、ジョブ制御信号、状態データまたは電子ドキュメント・データが、ジョブ・キュー312とネットワーク・サービス機能部314との間で交換される。このように、適切なインターフェイスが、クライアント側ネットワーク・サービス機能320を介したコントローラへのネットワーク・ベースのアクセスのために設けられ、このクライアント側ネットワーク・サービス機能は任意の適切なシン・クライアントまたはシック・クライアントである。一実施形態において、ウェブ・サービス・アクセスは、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)、ファイル転送プロトコル(FTP)、ユニフォーム・データ・ダイアグラム・プロトコルまたは他の任意の適切な交換メカニズムによって実行される。ネットワーク・サービス機能部314は、また、FTP、電子メール、テルネット(TELNET)等による通信のために、クライアント側ネットワーク・サービス機能320とのデータ交換も有効に提供する。このように、コントローラ機能は、種々のネットワーク・アクセス・メカニズムによって、電子ドキュメントおよびユーザ情報のやり取りを容易にする。
ジョブ・キュー312は、また、画像プロセッサ316ともデータ通信を行う。画像プロセッサ316は、印刷機能部304、ファクシミリ通信機能部306または画像走査機能部308等の装置機能部と、電子ドキュメントを交換するために適したフォーマットに変換するラスタ画像処理(RIP)、ページ記述言語インタープリタまたは任意の適切な画像処理を行うメカニズムである。
最後に、ジョブ・キュー312はジョブ解析部(job parser)318とデータ通信を行い、このジョブ解析部318はクライアント装置サービス部322等の外部装置からの印刷ジョブ言語ファイルを受け取る働きをする。クライアント装置サービス部322は、電子ドキュメントの印刷、ファクシミリ通信、またはコントローラ機能による処理が有効である他の適切な電子ドキュメントの入力を含む。ジョブ解析部318は、受け取った電子ドキュメント・ファイルを解析し、前述した機能および要素と関連する処理のために、解析した電子ドキュメント・ファイル情報をジョブ・キュー312に中継する働きをする。
次に、本発明における動作の概要を説明する。本発明による例示的な一実施形態においては、先ず、ドキュメント処理装置104が、任意の適切な方法によってRGB画像データを受け取る。ドキュメント処理装置104がRGB画像データを受け取る方法としては、例えば、電子装置からコンピュータ・ネットワーク102を介して受け取る方法、ディジタル・カメラ114との通信リンク116を介して直接的に受け取る方法、ドキュメント処理装置104によって物理的に有形の画像について行われた画像走査によって受け取る方法、ドキュメント処理装置104によるポータブル記憶媒体の受け入れによって受け取る方法、データ記憶装置110から受け取る方法等がある。コンピュータ・ネットワーク102を介して受け取る場合には、ユーザ装置120、ネットワーク・ストレージ・サーバ124、カメラ114またはコンピュータ・ネットワーク102に接続されたその他のパーソナル電子装置からRGB画像データを受け取る。次いで、コントローラ108またはドキュメント処理装置104と関連付けられたその他の適切なコンポーネントは、受け取ったRGB画像データをYCbCr画像データに変換する。次いで、コントローラ108またはドキュメント処理装置104のその他の適切なコンポーネントは、YCbCr画像データからYの最大値を求める。例えば、受け取った画像データに対応したYCbCr色空間のY平面内において、最大輝度値(Ymax)を算出する。最大輝度値は、他の方法によっても求めることができる。例えば、受け取ったRGB画像データはCIE L画像データに変換可能であり、コントローラ108またはドキュメント処理装置104のその他の適切なコンポーネントは、色空間変換によって得られたCIE L画像データから最大輝度値(Lmax)を求める。ここで、YCbCr画像データをRGB画像データから変換することによって得る代わりに、RGB画像データと同様な方法で受け取ることもできる。
次いで、受け取った画像データをRGB色空間からHSV色空間に変換し、HSV画像データを生成する。ここで、Hは色相を表し、Sは彩度を表し、Vは輝度を表す。また、HSV画像データをRGB画像データから変換することによって得る代わりに、RGB画像データと同様な方法で受け取ることもできる。次いで、HSV色空間内の最小クロミナンス値、すなわち、S(彩度)の最小値を有するピクセルをHSV画像データから選択する。当業者であれば、このピクセルは、YCbCr色空間内のYmaxをそのYの値として有しているピクセルの中から選択されることを理解するであろう。したがって、S(彩度)の最小値を有するとともに、Ymax(最大輝度値)のYの値を有するYCbCr色空間内のピクセルの中の1つに対応したHSV画像データ内のピクセルが選択される。尚、前述したHSV色空間の使用は例示を目的としたものに過ぎず、本発明は、その他の色空間モデルを使用することによっても、最大輝度値(Ymax)を有するピクセルの中の最小のクロミナンス値を突き止めることも可能である。したがって、例えば、受け取ったRGB画像を、HSV色空間ではなく、HSL色空間に変換することも可能である。ここで、Hは色相を表し、Sは彩度を表し、Lは明度を表す。この後に、本発明による実施形態によれば、コントローラ108またはドキュメント処理装置104のその他の適切なコンポーネントが、最大輝度値(Ymax)を有するピクセルの中から、最小クロミナンス値(Smin)を有するピクセルを選択する。この選択されたピクセルは、本技術分野において使用されている白色基準点(a white reference point)を表している。別の表現をすれば、このようにして選択されたピクセルは、最大輝度を具備するとともに、最も中立的な色、すなわち、最低クロミナンス値を有するピクセルである。尚、YCbCr、CIE L、HSVおよびHSL色空間モデルの使用は例示を目的としたものに過ぎず、ピクセルの最大輝度(Ymax)値および最小クロミナンス(Smin)値を突き止めるためのその他の方法を本発明にしたがって具体化することも可能である。
次いで、前述した選択に続いて、色調再生動作(a tone reproduction operation)をRGB画像データに対して適用する必要があるのか否かに関する判断を行う。すなわち、選択された白色基準点が、そのRGB色空間値として、最大のRの値、最大のGの値、および最大のBの値(MaxR、MaxG、MaxB値)を有しているのか否かに関する判断を行う。この判断結果が肯定的なものである場合には、例として図5に示す色調再生曲線(a tone reproduction curve)を入力画像のすべてのピクセルに対して適用し、画像の色相および輝度が改善される。
色調再生曲線の適用が行われたか、または色調再生動作が不要である場合には、コントローラ108またはドキュメント処理装置104のその他の適切なコンポーネントは、Sの値が0に等しく、かつVの値が1に等しいか否かを判断する。ピクセルの値がS=0およびV=1に等しい場合には、Max−RGBアルゴリズムが不要、すなわち、修正が不要である。このように判断された場合には、例えば、色相および輝度(すなわち明度)の修正が不要であることを通知する通知を画像に付加するなど、画像修正が不要であることを示す処理適用不要判定信号を送信する。次いで、処理済みの画像、この場合には、実質的な修正処理が行われていない画像が、ユーザによって選択された動作にしたがって、ドキュメント処理装置104から出力される。
Sの値が0でないか、またはVの値が1でない場合には、コントローラ108またはドキュメント処理装置104のその他の適切なコンポーネントは、Sの値を第1の閾値に照らして、Vの値を第2の閾値に照らしてテストする。本発明による一実施形態においては、これらの閾値は統計的分析によって定められる。例えば、適切な統計的分析は、スプレッドシートを使用して画像ファイル名、基準点の座標、基準点のHSV値、および色相または輝度改善のためにMax−RGBが必要であるのか否かを通知するマーカーを記録することによって生成することができる。このような統計的分析によれば、入力画像の大部分が色相または輝度の改善を必要とせず、小さな割合が輝度改善を必要としており、さらに小さな割合が「問題がある」("problematic")、すなわち画像修正を行えば予期せぬ、言い換えれば、一般的には好ましくはない修正結果を招くレンジに含まれていることを示している。以下、本発明による適用の適切な例について、適宜、図5ないし図14を参照して説明する。
この例示的な実施形態の動作説明に戻り、コントローラ108またはドキュメント処理装置104の適切なコンポーネントは、Sの値が第1の閾値未満であるか、およびVの値が第2の閾値を超えているか判断する。この判断結果が否定的な場合、例えば、Sの値が第1の閾値を超えている場合には、「問題がある」状態が発生した、すなわち画像修正の実行は不適切であることを通知する処理適用不適切判定信号を生成する。問題がある状態は、例えば、Max−RGBアルゴリズムを適用した後に、図11に示す赤みを帯びた日没のシーンが、図12に示す青みを帯びた夜明けのシーンになってしまうように、Max−RGBアルゴリズムの適用が許容不能な結果をもたらすときに発生する。したがって、本発明による一実施形態においては、問題がある状態が検出された際には、画像データに対してMax−RGBアルゴリズムを適用しない。
Sの値が第1の閾値未満であり、かつ、Vの値が第2の閾値を超えていると判断された場合には、Max−RGBアルゴリズムをRGB画像データに対して適用する。本発明によるさらなる実施形態においては、受け取った画像データに対してMax−RGBアルゴリズムを適用するのか否かを、例えば、Fが一次または二次方程式を表すときにF(S,V)のような一般的な制約の結果が知らせるように、SおよびVの値がそのような一般的な制約を満たすように用いられる。ここで、Fは一次方程式または二次方程式を表す。一次方程式で表される適切な制約としては、例えば、a*S+b*V<cがある。ここで、a、bおよびcは一定の係数である。本発明にしたがって、その他の一次方程式または二次方程式で表される制約を利用することによって、受け取った画像データに対してMax−RGBアルゴリズムを適用するか否かの判断を円滑に実行することができる。Max−RGBアルゴリズムを適用することによって、入力された画像の色相および輝度に関する修正が得られる結果がもたらされる。この後に、所望のドキュメント処理動作にしたがって、処理が行われた画像が、ドキュメント処理装置104から出力される。
以上、図1ないし図3を参照しながらシステム100とその構成コンポーネントについて説明を行ったが、図4を参照しながら行う次に述べる説明によって、本発明による実施形態における処理動作の理解がより深まるであろう。次に図4を参照しながら、本発明による一実施形態における画像修正動作を説明する。図4に、本発明による一実施形態における、画像修正理動作例を表すフローチャートを示す。先ず、S402で、RGB色空間における入力画像、すなわち、RGB画像データを受け取る。次いでS404において、受け取ったRGB画像データを、本技術分野において知られている任意の適切な手段によって、YCbCr画像データに変換する。次にS406において、YCbCr画像データにおけるYの最大値を求める。尚、YCbCr色空間への変換は、例示を目的としたものに過ぎず、本発明は、例えば、CIE L等の、YCbCr色空間とは異なる輝度−クロミナンス色空間への変換を使用することによって、本明細書に記載する方法にしたがって、Yの最大値を求めることも可能である。続いてS408において、受け取ったRGB画像データをHSV画像データに変換する。次いでS410において、例えば、最小クロミナンス値等のSの最小値を有するピクセルを、HSV画像データから選択する。ここで、例えば、HSL色空間などの別の色空間への画像データの変換を使用することにより、本発明にしたがってSの最小値を突き止めることも可能である。
次に、S410で選択されたピクセルのSの値およびVの値を、S412において分析し、Sの値が0に等しく、かつVの値が1に等しいか否かを判断する。Sの値が0に等しく、かつVの値が1に等しいと判断された場合には、入力画像データに対してMax−RGBアルゴリズムを適用しない。この結果、処理はS412からS420に進むが、S420以降の処理動作に関しては、後ほど説明する。
Sの値が0でないか、Vの値が1ではないという判断がS412において行われた場合には、処理はS414に進む。S414においては、Sの値を第1の閾値に照らして、Vの値を第2の閾値に照らして、テストが行われる。続いてS416において、S414におけるテストの結果が、Sの値が第1の閾値未満であり、かつVの値が第2の閾値を超えていることを示しているか否かが判断される。Sの値が第1の閾値より小さく、かつVの値が第2の閾値より大きいと判断された場合には、処理はS418に進み、Max−RGBアルゴリズムをRGB画像データに対して適用する。一方、S416において、Sの値が第1の閾値未満ではないか、またはVの値が第2の閾値を超えていないと判断された場合には、処理はS420に進む。
S420においては、SおよびVの値に基づいて、処理適用判定信号を生成し、出力する。すなわち、Sの値がゼロであって、かつVの値が1である場合には、処理適用不要判定信号が生成され、この信号は画像データに対してMax−RGBアルゴリズムを適用しないことを意味する。Sの値が第1の閾値未満であり、Vの値が第2の閾値を超えている場合には、生成される処理適用判定信号は肯定的なものとなり、この信号、すなわち処理適用適合判定信号は画像データに対してMax−RGBアルゴリズムを適用することを示す。Sの値が第1の閾値未満ではないか、またはVの値が第2の閾値を超えていないときには、「問題がある」旨を示す処理適用不適切判定信号が生成される。「問題がある」旨を示す処理適用不適切判定信号は、Max−RGBアルゴリズムの適用によって意図しないまたは望ましくない結果が生成される際に生成される。したがって、本発明による画像の分類は、分類に基づいてアルゴリズムを適用するか否かを判断することによって不要な処理を防止している。S420における処理適用判定信号の生成および出力に続いて、処理はS422に進み、所望のドキュメント処理動作にしたがって、処理が行われた画像を出力する。本発明による一実施形態においては、処理適用判定信号は、S416において使用された第1および第2の閾値の生成の際に使用される統計データに対して追加される。
本発明による一実施形態によれば、SおよびVの値は、例えば、F(S,V)等の一般的な制約を満たすことによって決定される。ここで、Fは一次的または二次的な制約、すなわち一次方程式または二次方程式を表す。したがって、この制約の結果は、受け取った画像データに対してMax−RGBアルゴリズムを適用するべきか否かを示している。適切な一次的な制約としては、例えば、a*S+b*V<cがある。ここで、a、bおよびcは、一定の係数である。本発明にしたがって、その他の一次的または2次的な制約を利用することによって、受け取った画像データに対するMax−RGBアルゴリズムの適用を円滑に実行することも可能である。
以上の動作においては、S404においてYCbCr画像データを、S408においてHSV画像データを、RGB画像データから変換することによって得ているが、変換することによって得る代わりに、YCbCr画像データとHSV画像データの少なくとも一方を、RGB画像データと同様に、任意の適切な方法によって受け取ることもできることは明らかであろう。RGB画像データ、YCbCr画像データ、HSV画像データを、受け取る方法としては、例えば、電子装置からコンピュータ・ネットワーク102を介して受け取る方法、ドキュメント処理装置104によるポータブル記憶媒体の受け入れによって受け取る方法、データ記憶装置110から受け取る方法等がある。
前述したように、図5は色調再生曲線(tone reproduction curve;TRC)の一例を示している。本発明による一実施形態によれば、色調再生曲線を入力画像のすべてのピクセルに対して適用することによって、画像の色相および輝度を改善することができる。
図6は、統計データに基づいて適切な閾値の算出を円滑に実行するために、本発明による一実施形態にしたがって使用されるサンプル・スプレッドシート・アプリケーションを示している。図6に示すように、それぞれの画像は、その画像のファイル名、それぞれの画像の基準点の座標、基準点の色相(H)の値、彩度(S)の値、および輝度(V)の値、および処理適用判定信号によって設定されたフラグを使用して記録されている。フラグは、Max−RGBアルゴリズムを適用する必要がない場合には、0を通知し(否定的信号、すなわち処理適用不要判定信号)、Max−RGBアルゴリズムを適用する場合には、1を通知し(肯定的信号、すなわち処理適用適合判定信号)、「問題がある」旨を示す処理適用判定信号、すなわち処理適用不適切判定信号を通知する際には、−1を通知する。図6に含まれているデータの統計的な分析結果を図7に示している。
次に図7に、一連の例示用の画像と、統計的閾値の使用の結果得られた判定結果を表す統計分析の表を示している。図7に示すように、この統計的分析は、例示用の画像の大部分(80.15%)が色相または輝度の修正を必要とせず、問題が有るものは、入力の数と比べて非常に小さな割合(4.12%)であることを示している。
次に図8に、統計的分析のケース分布および閾値の例示的な図を示す。図8に示されているように、サンプル画像の白色点(white point)のVの値対サンプル画像の白色点のSの値を使用して例示用の画像がプロットされており、第1の閾値Tおよび第2の閾値Tも図中に示している。後ほど説明する図11および図12は、斜線を施した領域外の画像に対するアルゴリズムの適用の望ましくない結果を例示している。
図9に入力画像の例を示し、図10に、本発明による実施形態による処理を図9の画像に対して適用した結果得られた修正された出力画像の例を示している。尚、本願の優先権主張の基礎としている原出願においては、図9および図10はカラーで表されているが、本願に添付する図9および図10は、原出願で図9および図10に対応する図面を、カラーからグレイ・スケールに変換したものである。この事情は、後の説明で参照する図11ないし図14においても同様である。図9に示した画像は、Max−RGBアルゴリズムの適用を必要とする画像を表しており、Max−RGBアルゴリズムを適用した結果、図10に示す修正された画像が得られる。
次に図11に、本発明による一実施形態において問題を有する部類に属する入力画像の例を示す。図11は、本システムおよび方法にしたがって受け取った入力画像の例を示している。図12に、図11に示した入力画像に対してMax−RGBアルゴリズムを適用した結果、生成された出力画像を示している。図12に示されているように、Max−RGBアルゴリズムの問題を有する部類に属する入力画像への適用は、予期せぬ望ましくない結果をもたらす。したがって、このような結果になることを予め検出し、入力画像が問題を有する画像の部類に属することを通知することによって、処理時間を浪費することを事前に防止するとともに、望ましくない画像の出力が回避される。
次に図13に、本発明による実施形態によって画質が修正される入力画像の例を示す。図13に示したオリジナルの入力画像に対して本発明による実施形態による処理の結果、得られる出力画像を図14に示す。図14に示されているように、前述した処理動作、すなわち、HSV色空間内の最小Sの値を有するYCbCr色空間内のYmaxが適用されている。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば画像修正システムおよび方法が提供される。また、本発明による一実施形態によれば、自動ホワイト・バランス機能を使用して画像を修正するシステムおよび方法が提供される。さらに、本発明による一実施形態によれば、光源推定を必要としない画像修正システムおよび方法が提供される。さらには、本発明による一実施形態によれば、Max−RGBアルゴリズムを使用した画像の色相または輝度の修正処理が適切であるか否かを判定する画像修正システムおよび方法が提供される。
本発明は、ソース・コード、オブジェクト・コード、部分的にコンパイルされた形のようなコード中間ソースおよびオブジェクト・コードの形、あるいは本発明の実施形態で使用するために適した任意の他の形のコンピュータ・プログラムに適用される。コンピュータ・プログラムは、スタンドアローンのアプリケーション、ソフトウェア・コンポーネント、スクリプトまたは他のアプリケーションへのプラグ・インとすることができる。本発明を実施するコンピュータ・プログラムは、例えば、ROMやRAM等の記憶媒体、CD−ROM等の光記録媒体、フロッピー(登録商標)ディスク等の磁気記録媒体等の、コンピュータ・プログラムを伝達することができる任意の実体または装置である担体上で具体化することができ、あるいは電気ケーブルまたは光ケーブルによって、または無線や他の手段によって伝えられる電気信号や光信号等の任意の担体によって伝達することができる。コンピュータ・プログラムは、サーバからインターネットを介してダウンロードすることもできる。また、コンピュータ・プログラムの機能は集積回路に組み込むこともできる。説明を行った本発明の原理を実質的にコンピュータまたはプロセッサに実行させるコードを含む任意およびすべての実施形態は、本発明の範囲内にある。
本発明の好ましい実施形態の以上の説明は、例示と説明のために行った。説明は網羅的ではなく、本発明を開示した形態に限定しようとするものでもない。以上の開示を鑑みて明らかな修正または変形が可能である。実施形態は、本発明の原理とその実際的な応用例を最もよく示し、それにより当業者が、本発明を、意図された特定の使用に適した様々な実施形態において様々な修正で使用できるように選択され説明された。そのようなすべての修正と変形は、特許請求の範囲の記載に明示されるとおりの本発明の原理および範囲内において、当業者によって行われ得ることは明らかであり、特許請求の範囲の記載によって定められる本発明の範囲内にある。
本発明による実施形態が適用される画像修正システム全体の構成例である。 本発明による実施形態のシステムの動作が実行されるコントローラのハードウェアの構成例を説明するための図である。 本発明による実施形態のシステムの動作が実行されるコントローラの機能ブロックの構成例を説明するための図である。 本発明による実施形態における、画像修正動作例を表すフローチャートである。 本発明による一実施形態による画像修正処理において使用される色調再生曲線を表す図である。 本発明による一実施形態による画像修正処理における閾値計算において使用されるサンプル・スプレッドシート・アプリケーションの一例である。 本発明による一実施形態による画像修正処理において統計的な閾値を使用した結果得られた一連の例示的な画像と判定を示す表の一例である。 本発明による一実施形態による画像修正処理において使用される統計的分析のケース分布および閾値の例を示す図である。 本発明による一実施形態による画像修正処理において使用される入力画像の一例である。 図9に示した入力画像に対してMax−RGBアルゴリズムを適用した後の画像の一例である。 本発明による一実施形態における画像修正処理において使用されるMax−RGBアルゴリズムの適用が不適切な入力画像の一例である。 図11に示した入力画像に対してMax−RGBアルゴリズムを適用した後の画像の一例である。 本発明による一実施形態における画像修正処理において使用されるMax−RGBアルゴリズムの適用が適切な入力画像の一例である。 図13に示した入力画像に対してMax−RGBアルゴリズムを適用した後の画像の一例である。
符号の説明
100 システム
102 コンピュータ・ネットワーク、分散通信システム
104 ドキュメント処理装置、MFP
106 ユーザ・インターフェイス
108 コントローラ
110、126 データ記憶装置
112、116、118、122、128 通信リンク
114 画像キャプチャ装置、カメラ
120 ユーザ装置
124 ネットワーク・ストレージ・サーバ
200 コントローラ
202 プロセッサ
204 読み出し専用メモリ、ROM
206 RAM
208 ストレージ・インターフェイス
210 ネットワーク・インターフェイス・サブシステム
212 バス
214 ネットワーク・インターフェイス・カード
216 ディスク・ドライブ
218 無線インターフェイス
220 物理的ネットワーク
222 ドキュメント・プロセッサ・インターフェイス
224 コピー・ハードウェア
226 画像走査ハードウェア
228 印刷ハードウェア
230 ファクシミリ・ハードウェア
232 ドキュメント処理ハードウェア
302 ドキュメント処理エンジン
304 印刷機能部
306 ファクシミリ通信機能部
308 画像走査機能部
310 ユーザ・インターフェイス・パネル
312 ジョブ・キュー
314 ネットワーク・サービス機能部
316 画像プロセッサ
318 ジョブ解析部
320 クライアント側ネットワーク・サービス機能

Claims (12)

  1. 複数のピクセルの色の値からなり、赤の色成分をR、緑の色成分をG、青の色成分をBによって色の値を表すRGB空間内で表されたRGB画像データを受け取るRGB画像データ受取り手段と、
    前記RGB画像データに対応し、輝度成分がY、青の色度成分がCb、赤の色度成分がCrによって表されるYCbCr画像データを受け取るYCbCr画像データ受取り手段と、
    前記YCbCr画像データからYの最大値を求める算出手段と、
    前記RGB画像データに対応し、色相成分がH、彩度成分がS、輝度成分がVによって表されるHSV画像データを受け取るHSV画像データ受取り手段と、
    前記HSV画像データから、前記Yの最大値を有するピクセルであって、Sの最小値を有するピクセルを選択する選択手段と、
    この選択手段によって選択されたピクセルのSの値およびVの値をそれぞれ第1および第2の閾値レベルに照らしてテストするテスト手段と、
    このテスト手段の出力にしたがって、Max−RGBアルゴリズムを前記RGB画像データに対して選択的に適用する修正手段と
    を有することを特徴とする画像修正システム。
  2. 前記選択したピクセルの前記Sの値の中の少なくとも1つがゼロであり、かつ前記選択したピクセルの前記Vの値が1であるときに前記Max−RGBアルゴリズムを選択的に適用する前記修正手段をバイパスするバイパス手段を、さらに、有することを特徴とする請求項1に記載の画像修正システム。
  3. RGB画像データに対して色調再生動作を適用する色調再生動作適用手段を、さらに、有することを特徴とする請求項1に記載の画像修正システム。
  4. 前記第1および第2の閾値レベルは、統計的分析に基づいて定められることを特徴とする請求項1に記載の画像修正システム。
  5. 受け取った前記RGB画像データを前記YCbCr画像データに変換する第1の変換手段と、
    受け取った前記RGB画像データを前記HSV画像データに変換する第2の変換手段とを、さらに、有することを特徴とする請求項1に記載の画像修正システム。
  6. 前記テスト手段は、前記Max−RGBアルゴリズムの前記RGB画像データに対する適用の肯定を示す処理適用適合判定信号、または前記Max−RGBアルゴリズムの前記RGB画像データに対する適用が不要であることを示す処理適用不要判定信号、または前記Max−RGBアルゴリズムの前記RGB画像データに対する適用は不適切であることを示す処理適用不適切判定信号を出力する信号出力手段を含むことを特徴とする請求項1に記載の画像修正システム。
  7. 複数のピクセルの色の値からなり、赤の色成分をR、緑の色成分をG、青の色成分をBによって色の値を表すRGB空間内で表されたRGB画像データを受け取るステップと、
    前記RGB画像データに対応し、輝度成分がY、青の色度成分がCb、赤の色度成分がCrによって表されるYCbCr画像データを受け取るステップと、
    前記YCbCr画像データからYの最大値を求めるステップと、
    前記RGB画像データに対応し、色相成分がH、彩度成分がS、輝度成分がVによって表されるHSV画像データを受け取るステップと、
    前記HSV画像データから、前記Yの最大値を有するピクセルであって、Sの最小値を有するピクセルを選択するステップと、
    選択されたピクセルのSの値およびVの値をそれぞれ第1および第2の閾値レベルに照らしてテストするテストステップと、
    このテストステップの出力にしたがって、Max−RGBアルゴリズムを前記RGB画像データに対して選択的に適用するステップと
    を含むことを特徴とする画像修正方法。
  8. 前記選択したピクセルの前記Sの値の中の少なくとも1つがゼロであり、かつ前記選択したピクセルの前記Vの値が1であるときに前記Max−RGBアルゴリズムを選択的に適用する前記ステップをバイパスするステップを、さらに、含むことを特徴とする請求項7に記載の画像修正方法。
  9. RGB画像データに対して色調再生動作を適用するステップを、さらに、含むことを特徴とする請求項7に記載の画像修正方法。
  10. 前記第1および第2の閾値レベルは、統計的分析に基づいて定められることを特徴とする請求項7に記載の画像修正方法。
  11. 受け取った前記RGB画像データを前記YCbCr画像データに変換するステップと、
    受け取った前記RGB画像データを前記HSV画像データに変換するステップと
    を、さらに、含むことを特徴とする請求項7に記載の画像修正方法。
  12. 前記テストステップは、前記Max−RGBアルゴリズムの前記RGB画像データに対する適用の肯定を示す処理適用適合判定信号、または前記Max−RGBアルゴリズムの前記RGB画像データに対する適用が不要であることを示す処理適用不要判定信号、または前記Max−RGBアルゴリズムの前記RGB画像データに対する適用は不適切であることを示す処理適用不適切判定信号を出力するステップを含むことを特徴とする請求項7に記載の画像修正方法。
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