JP2008271498A - アレーアンテナ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型、軽量化を図ることができ、容易に量産することができるアレーアンテナ装置を得る。
【解決手段】誘電体の外周を金属膜で覆うことにより導波路を形成した誘電体充填導波管で構成された分配合成回路と、誘電体で構成され、前記分配合成回路の複数の分配端子にそれぞれ連結された8個の放射素子12a〜12hとを設けたアレーアンテナ装置であって、前記分配合成回路は、入力端子P1から入力した電波を2分配するT分岐回路10a〜10gと、前記T分岐回路の2つの分岐部にそれぞれ接続され、電波の伝搬方向を変えるE面ベンド11a〜11nとを有する。
【選択図】図1

Description

この発明は、主としてマイクロ波帯およびミリ波帯で用いられるアレーアンテナ装置
に関するものである。
従来、高周波数帯、特にミリ波帯におけるアンテナには損失の問題から、金属導波管、または誘電体線路がよく用いられている。しかしながら、金属導波管を用いる場合、一般的に切削加工により給電回路およびアンテナを製作するため、コストが大きくなり、また、製作に時間を要するため量産性が著しく悪い。
また、誘電体線路を用いたアンテナとして誘電体ロッドアンテナ(例えば、非特許文献1参照)及び漏れ波アンテナ(例えば、特許文献1参照)等がある。
従来の誘電体ロッドアンテナは、表面波線路を有限長で切ることにより、端部から空間に電波が放射され、エンドファイア方向に主ビームをもつアンテナとしている。また、NRDガイド等の誘電体線路を給電回路として用いることにより、給電回路の導波路部分及び放射素子を一体で製造することが可能となる。
従来の漏れ波を用いたアンテナでは、漏れ波誘電体線路からの漏れ電波により金属板に設けられたスロットアンテナを励振することにより空中に電波を放射させている。
特開平5−183333号公報 F. Kuroki, M. Sugioka, T. Danhara, H. Sato, T. Yoneyama,"New type of high-speed pulse radar based on the NRD guide technology at 60 GHz band", Microwave Symposium Digest., 2000 IEEE MTT-S International Volume 3, 11-16 June 2000 Page(s):1961 - 1964 vol.3
上述したような従来の誘電体ロッドアンテナでは、高利得、高効率で放射するためには、誘電体ロッドを長くする必要があり、アンテナ装置の小型化をするにあたって障害となる。また、NRDガイド等の誘電体線路を給電回路として用いる場合、給電回路の導波路部分と放射素子を一体で製造することが可能であるが、給電回路には別途金属平板が必要不可欠であるため全体を一体で製造することは困難であり、また、円偏波アンテナとして用いることが困難になるという問題点があった。
上述したような従来の漏れ波アンテナでは、高利得のアンテナを得ようとする場合、金属で製作したスロット等を用いるため、製造コストが大きくなり、また、量産性が悪いという問題点があった。また、円偏波アンテナと用いる場合には構造がさらに複雑になるという問題点があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、小型、軽量化を図ることができ、容易に量産することができるアレーアンテナ装置を得るものである。
この発明に係るアレーアンテナ装置は、誘電体の外周を金属膜で覆うことにより導波路を形成した誘電体充填導波管で構成された分配合成回路と、誘電体で構成され、前記分配合成回路の複数の分配端子にそれぞれ連結された複数の放射素子とを設けたアレーアンテナ装置であって、前記分配合成回路は、入力端子から入力した電波を2分配するT分岐回路と、前記T分岐回路の2つの分岐部にそれぞれ接続され、電波の伝搬方向を変える2つのベンドとを有するものである。
この発明に係るアレーアンテナ装置は、小型、軽量化を図ることができ、容易に量産することができるという効果を奏する。
実施の形態1.
この発明の実施の形態1に係るアレーアンテナ装置について図1及び図2を参照しながら説明する。図1は、この発明の実施の形態1に係るアレーアンテナ装置の構成を示す斜視図である。なお、以降では、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
図1において、この発明の実施の形態1に係るアレーアンテナ装置100は、入力端子P1と、分配合成回路と、8つの放射素子12a〜12hとが設けられている。
また、分配合成回路は、E面T分岐回路10a〜10gと、E面ベンド(例えばマイターベンド)11a〜11nとが設けられている。さらに、E面T分岐回路10a〜10gには、それぞれ整合素子として動作する切り欠きが設けられている。
分配合成回路は、誘電体の外周に金属めっき(斜線部)を施した方形の誘電体充填導波管で構成されている。また、放射素子12a〜12hは、分配合成回路の分配端子側に使用周波数でおよそ1/2波長の長さL1分だけ金属めっきを施していない方形の誘電体で構成されている。
つぎに、この実施の形態1に係るアレーアンテナ装置の動作について図面を参照しながら説明する。図2は、この発明の実施の形態1に係るアレーアンテナ装置の製造方法を示す図である。
入力端子P1から入力された電波は、E面T分岐回路10aで2分配され、E面ベンド11a及び11bで伝搬方向が変えられた後、再びE面T分岐回路10b及び10cによりそれぞれ2分配される。これを繰り返すことにより、入力端子P1から入射された電波は、8分配されることとなる。
分配合成回路により8分配された電波は、分配合成回路の分配端子側に接続された放射素子12a〜12hにより空中に放射される。
分岐回路としてE面T分岐回路10a〜10gを用い、ベンドとしてE面ベンド11a〜11nを用いることにより、分岐回路及びベンドを小形につくることができ、結果的に給電回路を含めたアンテナの高さを小さくすることができる。
従来、誘電体線路の放射素子として誘電体ロッドアンテナがよく用いられる。誘電体ロッドアンテナでは、効率よく電波を放射できるが、管軸方向に非常に長くなるという問題点があった。
この実施の形態1に係るアレーアンテナ装置では、方形の誘電体で構成された放射素子12a〜12hの長さ(金属めっきが施されていない部分)L1を、使用周波数における波長のおよそ1/2の長さとすることにより、開口部と誘電体の先端における反射を打ち消すことができ、良好な反射特性を得ることができる。
以上のような形状をしているため、この実施の形態1に係るアレーアンテナ装置では、小形、軽量の給電回路を含めたアレーアンテナを一体で構成することができ、また、奥行き方向には一様な構造とすることができるため、図2に示すように、対称面で2つに分割した金型13a及び13bを用いて射出成形を行うことが容易であり、量産性の向上が可能となる。
図2に示すような射出成形を行った場合、樹脂(誘電体)充填物100Aの幅広面(図上、奥行き方向)の中央部分にばり(はみ出た樹脂)が生じる場合があるが、樹脂充填物100Aの幅広面の中央部分に生じたばりには電界が入り込まないため影響はほとんど生じない。この樹脂充填物100Aの外側に金属めっきを施したものが、分配合成回路となる。
なお、射出成形を用いる場合には、抜き勾配が必要となるため、導波管の断面が六角形となるが、その場合にも同様の効果が得られる。また、導波管の断面は、六角形だけでなく、八角形などの多角形や楕円などが考えられる。
また、ここでは、8素子アレーアンテナについて説明したが、分岐する数を変えて素子数を変えた場合にも同様の効果が得られる。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2に係るアレーアンテナ装置について図3及び図4を参照しながら説明する。図3は、この発明の実施の形態2に係るアレーアンテナ装置の構成を示す斜視図である。また、図4は、この発明の実施の形態2に係るアレーアンテナ装置の1つの放射素子を上面からみた図である。
図3において、この発明の実施の形態2に係るアレーアンテナ装置は、入力端子P1と、分配合成回路と、この分配合成回路の分配端子側に2段変成器を用いた方形−円形導波管変換器(導波管変換器)20a〜20hと、方形−円形導波管変換器20a〜20hの円形導波管側に接続され、上面からみて、入力される電波の電界の向き(図4に示す)に対して時計方向で45度の位置に四角形状の突起23が設けられた円偏波発生器21a〜21hと、8つの放射素子22a〜22hとが設けられている。なお、電界の向き(図4に示す)に対して、反時計方向で45度の位置に四角形状の突起を設けてもよいし、時計方向で45度の位置と反時計方向で135度の位置に2つの四角形状の突起を設けてもよいし、反時計方向で45度の位置と時計方向で135度の位置に2つの四角形状の突起を設けてもよい。
また、分配合成回路は、E面T分岐回路10a〜10gと、E面ベンド(例えばマイターベンド)11a〜11nとが設けられている。さらに、E面T分岐回路10a〜10gには、それぞれ整合素子として動作する切り欠きが設けられている。
分配合成回路は、誘電体の外周に金属めっき(斜線部)を施した方形の誘電体充填導波管で構成されている。また、放射素子22a〜22hは、分配合成回路の分配端子側に使用周波数でおよそ1/2波長の長さ分だけ金属めっきを施していない円形の誘電体で構成されている。
つぎに、この実施の形態2に係るアレーアンテナ装置の動作について図面を参照しながら説明する。
入力端子P1から入力された電波は、E面T分岐回路10aで2分配され、E面ベンド11a及び11bで伝搬方向が変えられた後、再びE面T分岐回路10b及び10cによりそれぞれ2分配される。これを繰り返すことにより、入力端子P1から入射された電波は8分配されることとなる。
分配合成回路により8分配された電波は、分配合成回路の分配端子側に接続された方形−円形導波管変換器20a〜20hにより円形導波管に変換され、円偏波発生器21a〜21hにより円偏波に変換され、放射素子22a〜22hにより空中に放射される。
分岐回路としてE面T分岐回路10a〜10gを用い、ベンドとしてE面ベンド11a〜11nを用いることにより、給電回路を含めたアンテナの高さを小さくすることができる。
この実施の形態2に係るアレーアンテナ装置では、図4に示すように、円偏波発生器として四角形状の突起23付きの円偏波発生器21a〜21hを用いることにより、射出成形を用いて給電回路及び放射素子を一体で製造する場合にも容易に製造できる。この四角形状の突起23の長さは、図3に示すように、円偏波発生器21a〜21hの長さより短く、突起23は、円偏波発生器21a〜21hの長さ方向の中央部分に設けられている。
したがって、この実施の形態2に係るアレーアンテナ装置では、上記の実施の形態1に係るアレーアンテナ装置と同様の効果が得られ、さらに、円偏波励振用アンテナとして使用することができる。
実施の形態3.
この発明の実施の形態3に係るアレーアンテナ装置について図5及び図6を参照しながら説明する。図5は、この発明の実施の形態3に係るアレーアンテナ装置の構成を示す斜視図である。また、図6は、この発明の実施の形態3に係るアレーアンテナ装置の1つの放射素子を上面からみた図である。
図5において、この発明の実施の形態3に係るアレーアンテナ装置は、入力端子P1と、分配合成回路と、この分配合成回路の分配端子側に2段変成器を用いた方形−円形導波管変換器20a〜20hと、方形−円形導波管変換器20a〜20hの円形導波管側に接続され、上面からみて、入射される電波の電界の向き(図6に示す)に対して反時計方向で135度の位置に三角形状の突起24と、時計方向で45度の位置に三角形状の突起25が設けられた円偏波発生器21a〜21hと、8つの放射素子22a〜22hとが設けられている。なお、電界の向き(図6に示す)に対して、反時計方向で45度の位置に1つの三角形状の突起を設けてもよいし、時計方向で45度の位置に1つの三角形状の突起を設けてもよいし、反時計方向で45度の位置と時計方向で135度の位置に2つの三角形状の突起を設けてもよい。
また、分配合成回路は、E面T分岐回路10a〜10gと、E面ベンド(例えばマイターベンド)11a〜11nとが設けられている。さらに、E面T分岐回路10a〜10gには、それぞれ整合素子として動作する切り欠きが設けられている。
分配合成回路は、誘電体の外周に金属めっき(斜線部)を施した方形の誘電体充填導波管で構成されている。また、放射素子22a〜22hは、分配合成回路の分配端子側に使用周波数でおよそ1/2波長の長さ分だけ金属めっきを施していない円形の誘電体で構成されている。
この実施の形態3に係るアレーアンテナ装置は、円偏波発生器21a〜21hを除き、上記の実施の形態2と同様の構造である。したがって、上記の実施の形態2と同様の効果が得られる。
一方、上記の実施の形態2では円偏波発生器21a〜21hに入射される電波の電界の向きに対して45度方向に突起23が設けられているため、射出成形で給電回路及び放射素子を一体で製造するには突起部分だけを製造する複雑な機構が必要となり、金型製作のコストが増えることとなる。
そこで、この実施の形態3に係るアレーアンテナ装置では、図6に示すように、円偏波発生器21a〜21hを、入射する電波の電界の向きに対して−135度方向と+45度方向に三角形状の突起24、25を設けることにより構成している。本形状とすることにより、射出成形で給電回路及び放射素子を一体で製造する場合に金型に特殊な機構を設ける必要がなくなり、コストの低下が実現できる。
実施の形態4.
この発明の実施の形態4に係るアレーアンテナ装置について図7及び図8を参照しながら説明する。図7は、この発明の実施の形態4に係るアレーアンテナ装置の構成を示す斜視図である。また、図8は、この発明の実施の形態4に係るアレーアンテナ装置を上面からみた図である。
この実施の形態4に係るアレーアンテナ装置は、上記の実施の形態2と同様の構造のアレーアンテナ装置において各放射素子22a〜22hを板状の誘電体30で接続した構造をしている。
上記の実施の形態2に係るアンテナ装置では、誘電体充填導波管をトーナメント形状で這いまわしており、また、ミリ波帯で用いる場合には導波管(線路)が非常に細くなるため、アレーアンテナ装置の強度が弱くなるという問題点がある。
そこで、この実施の形態5に係るアレーアンテナ装置では、各放射素子22a〜22hを板状の誘電体30で接続することにより、アレーアンテナ装置の強度を改善している。
また、板状の誘電体30の給電回路側の面に金属めっきを施すことにより反射板として動作させることができ、バックローブの現象等の効果が得られる。
したがって、この実施の形態4に係るアレーアンテナ装置では、上記の実施の形態2と同様の効果が得られ、また、上記の実施の形態2と比較して、強度に優れ、さらに、バックローブ等の特性の優れたアレーアンテナ装置を得ることができる。
実施の形態5.
この発明の実施の形態5に係るアレーアンテナ装置のE面T分岐回路、E面ベンド、及びその接続部について図9を参照しながら説明する。図9は、この発明の実施の形態5に係るアレーアンテナ装置のE面T分岐回路、E面ベンド、及びその接続部を示す図である。
図9において、E面T分岐回路10と、E面ベンド11と、E面T分岐回路10の分岐導波管14a、14bと、E面ベンド11の入力導波管15と、E面T分岐回路10及びE面ベンド11を接続する導波管16とが図示されている。
この実施の形態5に係るアレーアンテナ装置は、上記の実施の形態2のアレーアンテナ装置と同様の構造をしており、上記の実施の形態2と同様の効果が得られる。
ここで、この実施の形態5に係るアレーアンテナ装置では、分配合成回路を構成するE面T分岐回路10とE面ベンド11を接続する導波管16のインピーダンスZを、E面T分岐回路10の分岐導波管14a及び14bのインピーダンスをZとし、E面ベンド11の入力導波管15のインピーダンスをZとした場合、次の式で表されるインピーダンスとしている。
=√(2Z・Z
E面T分岐回路10において、合成端子P1側から分岐端子P2、P3側を見たインピーダンスは、分岐導波管14a及び14bの2つのインピーダンスを合計したインピーダンスと等価的に等しくなるため、合成端子P1側の導波管16のインピーダンスを、分岐導波管14a及び14bの2つのインピーダンスを合計したインピーダンスとした場合にもっとも整合がとりやすくなる。
また、方形の導波管の断面形状は長方形であるが、この長方形の長い辺を幅(奥行き方向の長さ)、短い辺を高さとすると、方形の導波管のインピーダンスは導波管断面の幅(幅広寸法)と高さにより決まり、導波管の幅広寸法が一定の場合には導波管の高さに比例することとなる。したがって、分岐端子P2、P3側の分岐導波管(誘電体充填導波管)14a及び14bの高さL2を1とした場合、合成端子P1側の導波管(誘電体充填導波管)16の高さL3は2とした場合にもっとも整合がとりやすくなる。
一方、ミリ波帯において、導波管を誘電体で作る場合、強度の問題からその高さをできる限り大きくする必要があるため、分岐端子P2、P3側の分岐導波管14a及び14bの高さL2を高くした場合、合成端子P1側の導波管16の高さL3を大きくする必要があるが、一定の寸法以上に高さを増やした場合には高次モードが伝搬可能となり、特性の劣化を生じる恐れがあるためその高さが制限されることとなる。
また、2つのインピーダンスの異なる導波管(線路)を接続する素子として、1/4波長インピーダンス変成器がある。この1/4波長インピーダンス変成器を1段で形成する場合、その中間の導波管のインピーダンスは2つのインピーダンスの異なる導波管のインピーダンスのおよそ相乗平均した値の導波管となる。
この実施の形態5に係るアレーアンテナ装置では、E面T分岐回路10及びE面ベンド11を接続する導波管16の長さを使用周波数帯における管内波長のおよそ1/4とし、その導波管16のインピーダンスをE面T分岐回路10とE面ベンド11の相乗平均とした場合に、等価的に1/4波長インピーダンス変成器として動作し、高さを増やすことなく良好な反射特性が得られるようになる。
また、この実施の形態5に係るアレーアンテナ装置では、上記の実施の形態2と比べ反射特性を改善することができる。
実施の形態6.
この発明の実施の形態6に係るアレーアンテナ装置のE面T分岐回路について図10を参照しながら説明する。図10は、この発明の実施の形態6に係るアレーアンテナ装置のE面T分岐回路、及びE面ベンドを示す図である。
図10において、E面T分岐回路10と、E面ベンド11と、E面T分岐回路10の整合素子として用いる切り欠き17とが図示されている。
この実施の形態6に係るアレーアンテナ装置の分配合成回路は、誘電体の外周に金属めっきを施した誘電体充填導波管で構成されており、構造は上記の実施の形態2に係るアレーアンテナ装置と同様の構造をしているため、上記の実施の形態2と同様の効果が得られる。
ここで、この実施の形態6に係るアレーアンテナ装置では、図10に示すように、E面T分岐回路10において整合素子として動作する切り欠き17を設けてあり、この切り欠き17をオフセットさせる、つまり切り欠き17の中心をずらすことにより、分岐端子P2及び分岐端子P3への分配比を変化させることができる。したがって、E面T分岐回路10a〜10gの整合用の切り欠き17のオフセット量を適切に選ぶことにより、放射素子22a〜22hの各放射量に分布をつけることが可能となる。
また、オフセット量を適切に選ぶことにより、放射開口面における開口分布を適当な開口分布(例えばテイラー分布)とすることによりサイドローブレベルを下げることができる。
したがって、この実施の形態6に係るアレーアンテナ装置では、上気の実施の形態2と同様の効果が得られ、さらに、T分岐回路の整合素子のオフセット量を変えることにより、開口分布をつけサイドローブレベルの改善を図ることができる。
実施の形態7.
この発明の実施の形態7に係るアレーアンテナ装置について図11を参照しながら説明する。図11は、この発明の実施の形態7に係るアレーアンテナ装置の構成を示す斜視図である。
この実施の形態7に係るアレーアンテナ装置は、上気の実施の形態2に係るアレーアンテナ装置を、分配合成回路の分岐する方向と直交する方向に複数個、例えば図11に示すように8個並べて2次元のアレーアンテナ装置としたものである。
この実施の形態7に係るアレーアンテナ装置では、同じ形状のアレーアンテナを複数個並べた構造をしており、各アレーアンテナを射出成形で製造する場合、同じ形状のものを複数個製造することは容易であるため、容易に2次元のアレーアンテナ装置を製造することができる。
また、各入力端子に移相器を接続することにより1次元のフェイズドアレーアンテナとして動作させることができる。
したがって、この実施の形態7に係るアレーアンテナ装置では、コストを増やすことなく容易に製造できる。
実施の形態8.
この発明の実施の形態8に係るアレーアンテナ装置について図12から図14までを参照しながら説明する。図12は、この発明の実施の形態8に係るアレーアンテナ装置の構成を示す斜視図である。また、図13は、図12のアレーアンテナ装置の側面を示す側面図である。さらに、図14は、図12のアレーアンテナ装置の上面を示す上面図である。
図12〜図14において、この発明の実施の形態8に係るアレーアンテナ装置100は、入力端子P1と、分配合成回路と、8つの放射素子12a〜12hとが設けられている。また、放射素子12a〜12hの開口近傍に金属平板40が設けられている。この金属平板40には、方形のキャビティ41a〜41hが設けられている。
また、分配合成回路は、E面T分岐回路10a〜10gと、E面ベンド(例えばマイターベンド)11a〜11nとが設けられている。さらに、E面T分岐回路10a〜10gには、それぞれ整合素子として動作する切り欠きが設けられている。
分配合成回路は、誘電体の外周に金属めっき(斜線部)を施した方形の誘電体充填導波管で構成されている。また、放射素子12a〜12hは、分配合成回路の分配端子側の端面に金属めっきを施していない方形の誘電体充填導波管で構成されている。
つぎに、この実施の形態8に係るアレーアンテナ装置の動作について図面を参照しながら説明する。
入力端子P1から入力された電波は、E面T分岐回路10aで2分配され、E面ベンド11a及び11bで伝搬方向が変えられた後、再びE面T分岐回路10b及び10cによりそれぞれ2分配される。これを繰り返すことにより、入力端子P1から入射された電波は、8分配されることとなる。
分配合成回路により8分配された電波は、放射素子12a〜12hにより空中に放射される。ここで、上記の実施の形態1に係るアレーアンテナ装置のように、誘電体充填導波管を使用帯域における波長のおよそ1/2の長さ分だけ飛び出させる構造とした場合には反射特性を改善することができる。
しかし、誘電体充填導波管を金属平板より飛び出させた場合には、隣り合う放射素子との間隔が狭い場合、隣接する放射素子と結合が大きくなり特性の劣化が生じる場合がある。結合を小さくするため誘電体充填導波管を金属平板から飛び出させない構造とした場合には、反射特性が劣化することとなる。
この実施の形態8に係るアレーアンテナ装置では、誘電体充填導波管を金属平板から飛び出させない構造とした場合においても反射特性を改善する方法として、金属平板40に共振素子を設けており、共振素子としてキャビティ41a〜41hを用いている。
この実施の形態8に係るアレーアンテナ装置では、放射素子12a〜12hの近傍に設けられたキャビティ41a〜41hが共振することにより、効率よく電波を放射することができる。したがって、この実施の形態8に係るアレーアンテナ装置では、上記の実施の形態1と同様の効果が得られ、さらに、隣接する放射素子が近接する場合にも、隣接する放射素子との結合を大きくすることなく、反射特性を改善することができる。
なお、図12では誘電体充填導波管が方形導波管で、方形キャビティを用いた場合について示したが、誘電体充填導波管が円形導波管で円形キャビティを用いた場合にも同様の効果が得られる。
実施の形態9.
この発明の実施の形態9に係るアレーアンテナ装置について図15から図19までを参照しながら説明する。図15は、この発明の実施の形態9に係るアレーアンテナ装置の構成を示す斜視図である。また、図16は、図15のアレーアンテナ装置の側面を示す側面図である。さらに、図17は、図15のアレーアンテナ装置の上面を示す上面図である。
図15〜図17において、この発明の実施の形態9に係るアレーアンテナ装置100は、入力端子P1と、分配合成回路と、8つの放射素子12a〜12hとが設けられている。また、放射素子12a〜12hの開口近傍に金属平板40が設けられている。この金属平板40には、スロット42a〜42hが設けられている。
また、分配合成回路は、E面T分岐回路10a〜10gと、E面ベンド(例えばマイターベンド)11a〜11nとが設けられている。さらに、E面T分岐回路10a〜10gには、それぞれ整合素子として動作する切り欠きが設けられている。
分配合成回路は、誘電体の外周に金属めっき(斜線部)を施した方形の誘電体充填導波管で構成されている。また、放射素子12a〜12hは、分配合成回路の分配端子側の端面に金属めっきを施していない方形の誘電体で構成されている。
つぎに、この実施の形態9に係るアレーアンテナ装置の動作について図面を参照しながら説明する。
入力端子P1から入力された電波は、E面T分岐回路10aで2分配され、E面ベンド11a及び11bで伝搬方向が変えられた後、再びE面T分岐回路10b及び10cによりそれぞれ2分配される。これを繰り返すことにより、入力端子P1から入射された電波は8分配されることとなる。
分配合成回路により8分配された電波は、放射素子12a〜12hにより空中に放射される。ここで、上記の実施の形態1に係るアレーアンテナ装置のように、誘電体充填導波管を使用帯域における波長のおよそ1/2の長さぶんだけ飛び出させる構造とした場合には反射特性を改善することができる。
しかし、誘電体充填導波管を金属平板より飛び出させた場合には、隣あう放射素子との間隔が狭い場合、隣接する放射素子と結合が大きくなり特性の劣化が生じる場合がある。それを防ぐため金属平板より誘電体充填導波管を金属平板の位置まで抑えた場合、誘電体充填導波管と空間とのインピーダンス差により反射特性が悪くなる。
上記の実施の形態8に係るアレーアンテナ装置では、隣接する反射特性を改善する方法として、金属平板40に共振素子を設けており、共振素子としてキャビティ41a〜41hを用いている。
この実施の形態9に係るアレーアンテナ装置では、放射素子12a〜12hの近傍に設けられたスロット42a〜42hが共振することにより、効率よく電波を放射することができる。したがって、この実施の形態9に係るアレーアンテナ装置では、上記の実施の形態1と同様の効果が得られ、さらに、隣接する放射素子が近接する場合にも、隣接する放射素子との結合を大きくすることなく、反射特性を改善することができる。
なお、図15では放射素子を方形の誘電体充填導波管とし、方形のスロット42a〜42hを用いた場合について示したが、放射素子22a〜22hを円形の誘電体充填導波管として円偏波を用いる場合などでは、図18及び図19に示すようなクロススロット43a〜43hを用いることにより円偏波を用いる場合においても同様の効果が得られる。
実施の形態10.
この発明の実施の形態10に係るアレーアンテナ装置について図20から図22までを参照しながら説明する。図20は、この発明の実施の形態10に係るアレーアンテナ装置の構成を示す斜視図である。また、図21は、図20のアレーアンテナ装置の側面を示す側面図である。さらに、図22は、図20のアレーアンテナ装置の一部を表したものであり、放射素子及び金属平板の断面を示す断面図である。
図20〜図22において、この発明の実施の形態10に係るアレーアンテナ装置100は、入力端子P1と、分配合成回路と、8つの放射素子12a〜12hとが設けられている。また、放射素子12a〜12hの開口近傍に金属平板40が設けられている。この金属平板40には、キャビティ41a〜41hが設けられている。
この実施の形態10に係るアンテナ装置では、以上のような構造をしているため、上記の実施の形態8と同様の効果が得られる。
一方、誘電体充填導波管の一方の端面のめっきをはがすことにより形成された放射素子12a〜12hを金属平板40に挿入する構造としている。また、金属平板40に誘電体充填導波管を差し込むためには、金属平板40に設けた穴を誘電体充填導波管より大きくする必要があるため、金属平板40と誘電体充填導波管との間に隙間50が生じることとなる。
隙間50が生じた場合には、放射素子12から放射された電波の一部が隙間50に漏れこみ、放射特性などに影響を及ぼす恐れがある。
通常、導波管等の隙間の影響を小さくするためチョーク構造が用いられる。『小口文一著「マイクロ波およびミリ波回路」、丸善、P334〜P336』に記載されているように、チョーク構造は先端短絡の1/2波長線路を接続することにより、隙間の端を横切る電流がほとんど0となるため、隙間が生じた場合でも影響は小さい。
この実施の形態10に係るアンテナ装置では、チョークと同様の効果を得るために、誘電体充填導波管を金属平板40に差し込む挿入長Lを、金属平板40と誘電体充填導波管の間に生じる隙間50を伝搬する電波の波長のおよそ1/4としている。
図22に示すように、金属平板40と誘電体充填導波管の間に生じる隙間50の一方の端面52は、その外側をほぼ自由空間とみなすことができるため、近似的に開放面とすることができる。したがって、端面52から伝搬する電波のおよそ1/4波長離れたもう一方の端面51は短絡面とみなすことができ、チョークと同様の効果が得られ、隙間50が生じた場合にも影響は小さく良好な特性を保つことができる。
したがって、この実施の形態10に係るアンテナ装置では、上記の実施の形態8と同様の効果が得られ、さらに、誘電体充填導波管と金属平板40の間に隙間50が生じた場合にも良好な特性を得られる効果がある。
この発明の実施の形態1に係るアレーアンテナ装置の構成を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係るアレーアンテナ装置の製造方法を示す図である。 この発明の実施の形態2に係るアレーアンテナ装置の構成を示す斜視図である。 この発明の実施の形態2に係るアレーアンテナ装置の1つの放射素子を上面からみた図である。 この発明の実施の形態3に係るアレーアンテナ装置の構成を示す斜視図である。 この発明の実施の形態3に係るアレーアンテナ装置の1つの放射素子を上面からみた図である。 この発明の実施の形態4に係るアレーアンテナ装置の構成を示す斜視図である。 この発明の実施の形態4に係るアレーアンテナ装置を上面からみた図である。 この発明の実施の形態5に係るアレーアンテナ装置のE面T分岐回路、E面ベンド、及びその接続部を示す図である。 この発明の実施の形態6に係るアレーアンテナ装置のE面T分岐回路、及びE面ベンドを示す図である。 この発明の実施の形態7に係るアレーアンテナ装置の構成を示す斜視図である。 この発明の実施の形態8に係るアレーアンテナ装置の構成を示す斜視図である。 図12のアレーアンテナ装置の側面を示す側面図である。 図12のアレーアンテナ装置の上面を示す上面図である。 この発明の実施の形態9に係るアレーアンテナ装置の構成を示す斜視図である。 図15のアレーアンテナ装置の側面を示す側面図である。 図15のアレーアンテナ装置の上面を示す上面図である。 この発明の実施の形態9に係るアレーアンテナ装置の別の構成を示す側面図である。 図18のアレーアンテナ装置の上面を示す上面図である。 この発明の実施の形態10に係るアレーアンテナ装置の構成を示す斜視図である。 図20のアレーアンテナ装置の側面を示す側面図である。 図20のアレーアンテナ装置の一部を表したものであり、放射素子及び金属平板の断面を示す断面図である。
符号の説明
10a〜10g E面T分岐回路、11a〜11n E面ベンド、12a〜12h 放射素子、20a〜20h 方形−円形導波管変換器、21a〜21h 円偏波発生器、22a〜22h 放射素子、23 四角形状の突起、24 三角形状の突起、25 三角形状の突起、30 板上の誘電体、40 金属平板、41a〜41h キャビティ、42a〜42h スロット、43a〜43h クロススロット、50 隙間、51 端面、52 端面、100 アレーアンテナ装置。

Claims (14)

  1. 誘電体の外周を金属膜で覆うことにより導波路を形成した誘電体充填導波管で構成された分配合成回路と、
    誘電体で構成され、前記分配合成回路の複数の分配端子にそれぞれ連結された複数の放射素子とを備えたアレーアンテナ装置であって、
    前記分配合成回路は、
    入力端子から入力した電波を2分配するT分岐回路と、
    前記T分岐回路の2つの分岐部にそれぞれ接続され、電波の伝搬方向を変える2つのベンドとを有する
    ことを特徴とするアレーアンテナ装置。
  2. 誘電体の外周を金属膜で覆うことにより導波路を形成した誘電体充填導波管で構成された分配合成回路と、
    前記分配合成回路の複数の分配端子にそれぞれ連結された断面形状を円形に変換する複数の導波管変換器と、
    円形の誘電体の外周を金属膜で覆うことにより導波路を形成した円形の誘電体充填導波管で構成され、前記複数の導波管変換器の円形導波管側にそれぞれ連結された複数の円偏波発生器と、
    円形の誘電体で構成され、前記複数の円偏波発生器にそれぞれ連結された複数の放射素子とを備えたアレーアンテナ装置であって、
    前記分配合成回路は、
    入力端子から入力した電波を2分配するT分岐回路と、
    前記T分岐回路の2つの分岐部にそれぞれ接続され、電波の伝搬方向を変える2つのベンドとを有する
    ことを特徴とするアレーアンテナ装置。
  3. 前記円偏波発生器は、長手方向の側面に、上面からみて、入力される電波の電界の向きに対して所定の位置に少なくとも1つの四角形状の突起を設けた
    ことを特徴とする請求項2記載のアレーアンテナ装置。
  4. 前記円偏波発生器は、長手方向の側面に、上面からみて、入射される電波の電界の向きに対して所定の位置に少なくとも1つの三角形状の突起を設けた
    ことを特徴とする請求項2記載のアレーアンテナ装置。
  5. 前記複数の放射素子を連結する板状の誘電体をさらに備えた
    ことを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかに記載のアレーアンテナ装置。
  6. 前記T分岐回路と前記ベンドを結ぶ導波管は、使用する周波数の管内波長のおよそ1/4の長さとし、かつ、前記T分岐回路の片方の分岐導波管のインピーダンス値を2倍した値と前記ベンドの入力導波管のインピーダンス値の相乗平均したインピーダンス値となるような形状とした
    ことを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれかに記載のアレーアンテナ装置。
  7. 前記T分岐回路の2つの分岐部の間に切り欠きを設けることにより形成された整合素子を設け、前記整合素子を前記T分岐回路の2つの分岐部の中心からオフセットさせた
    ことを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれかに記載のアレーアンテナ装置。
  8. 前記T分岐回路は、E面T分岐回路であり、
    前記ベンドは、E面ベンドである
    ことを特徴とする請求項1から請求項7までのいずれかに記載のアレーアンテナ装置。
  9. 前記分配合成回路及び放射素子、あるいは前記分配合成回路、導波管変換器、円偏波発生器及び放射素子を樹脂射出成形で一体成形により製造する
    ことを特徴とする請求項1から請求項8までのいずれかに記載のアレーアンテナ装置。
  10. 請求項1から請求項8までのいずれかに記載のアレーアンテナ装置を、前記分配合成回路の分岐する方向と直交する方向に複数個並べた
    ことを特徴とするアレーアンテナ装置。
  11. 前記複数の放射素子の近傍に設けられた金属平板をさらに備え、
    前記金属平板は、前記複数の放射素子に対応して設けられた複数の共振素子を有する
    こと特徴とする請求項1から請求項10までのいずれかに記載のアレーアンテナ装置。
  12. 前記共振素子は、キャビティである
    ことを特徴とする請求項11記載のアレーアンテナ装置。
  13. 前記共振素子は、スロットである
    ことを特徴とする請求項11記載のアレーアンテナ装置。
  14. 前記金属平板に前記複数の放射素子及びこれらの放射素子に接続される誘電体充填導波管が挿入される構造であり、
    前記金属平板に前記誘電体充填導波管が挿入される長さは、前記金属平板と前記誘電体充填導波管の間に生じる隙間を伝搬する電波の伝搬波長の1/4である
    ことを特徴とする請求項11から請求項13までのいずれかに記載のアレーアンテナ装置。
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