JP2008270414A - コントロールユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】断熱性よいコントロールユニットの温度制御装置を提供する。
【解決手段】エンジンの運転状態に基づいて推定されたコントロールユニット50の雰囲気温度Tが所定温度T1よりも高い場合に、エンジンの近傍に配置されるコントロールユニット50を収容するケース2の上面部2cと、上面部2cと当接する第2の断熱部6と、の間に第2の断熱空間10を形成する。
【選択図】図3

Description

本発明はコントロールユニットに関するものであり、特にコントロールユニットの温度制御に関するものである。
従来、ケースの外壁と接する面において、線膨張係数の異なる2枚の板を合わせて配することで、ケース内の過度な温度上昇を防止するものが、特許文献1に開示されている。
特許文献1では、ケース内部の温度が高い場合には、2枚の板が接触しており、ケース内部の熱を、板を介してケース外部へ放熱することができる。一方、ケース外部の温度が高い場合には、線膨張係数の違いにより、2枚の板の間に断熱空間が形成され、ケース外部の熱がケース内部へ伝熱しにくくなり、ケース内部の温度上昇を抑制することができる。
特開2000−13066号公報
しかし、上記の発明では、実際のケースの温度またはケースの周りの温度に応じて、線膨張係数の違いによって板の形状が変形し、2枚の板の間に断熱空間が形成されるので、外部の温度が実際に高くなってから、断熱空間が形成されるまでに外部から板を介してケース内部に伝熱され、ケース内部の温度が上昇する、といった問題点がある。
本発明はこのような問題点を解決するために発明されたもので、外部の温度の影響を受けにくくし、ケース内部の温度上昇を抑制することを目的とする。
本発明は、制御対象を制御し、前記制御対象の近傍に配置されるコントロールユニットにおいて、制御対象に制御信号を送る制御部と、制御部を収容するケースと、ケースの外壁に変位可能に当接する断熱構造体と、制御対象の運転状態に基づいてコントロールユニットの雰囲気温度を推定する温度推定手段と、推定された雰囲気温度と所定温度とを比較し、雰囲気温度が所定温度よりも高いかどうか判定する温度判定手段と、雰囲気温度が所定温度よりも高い場合に、断熱構造体を変位させてケースの外壁と断熱構造体との間に断熱空間を形成する断熱空間形成手段と、を備える。
本発明によると、制御対象の近傍に、制御対象を制御するコントロールユニットを配置した場合に、制御対象の運転状態からコントロールユニットの雰囲気温度を推定し、その推定した雰囲気温度が所定温度よりも高い場合には、実際に雰囲気温度が高くなる前に断熱構造体を変位させて、ケースと断熱構造体との間に断熱空間を形成することで、ケース内への伝熱を抑制することができ、ケース内の温度上昇を抑制することができる。
本発明の第1実施形態の構成を図1を用いて説明する。図1はこの実施形態のコントロールユニット50の概略断面図である。この実施形態では、車両に搭載されるコントロールユニットについて説明するが、これに限られることはない。
コントロールユニット50は、エンジンにおける点火時期、自動変速機の目標変速比などを制御する制御部1と、制御部1を収容するケース2と、ケース2の外側に設けられた断熱構造部3と、を備える。このコントロールユニット50は、制御対象となるエンジンまたは自動変速機などの近傍に設けられ、例えばエンジン、自動変速機の中、または自動変速機の下に設けたオイルパン内などに設けられる。コントロールユニット50は、エンジンコントロールユニットでもよく、また変速機コントロールユニットであってもよい。
制御部1は、センサによって検出された例えばアクセルペダル開度、車速、油温などの運転状態に応じた情報を基に、点火時期、自動変速機の目標変速比などを計算し、計算した結果に基づいてエンジン、自動変速機などに制御信号を送る。また、運転状態に応じて、後述する発熱部7に通電を行い、ケース2内の温度を制御する。
ケース2は、上面部2cに孔4を備える。孔4は、詳しくは後述するが、第2の断熱部(断熱構造体)6が変形して、ケース2の上面部2cと第2の断熱部6との間に第2の断熱空間(断熱空間)10が形成されるときにケース2内の空気の一部を第2の断熱空間に流入させ、または第2の断熱部6が変形して、ケース2の上面部2cと第2の断熱部6との間の第2の断熱空間10がなくなるときに第2の断熱空間10から空気をケース2へ排出する。
断熱構造部3は、ケース2の底面部2aおよび側面部2bの外壁を覆う第1の断熱部5と、ケース2の上面部2cに当接し、上面部2cの外壁を覆う第2の断熱部6と、第2の断熱部6内に設けた発熱部(断熱空間形成手段)7と、を備える。
第1の断熱部5は、その内部に第1の断熱空間11を有しており、第1の断熱空間11を真空にした状態、または第1の断熱空間11内に空気や気体を充填した状態で封止される。これによって、ケース2の底面部2aと側面部2bと、コントロールユニット50の外部と、の間の熱の授受を抑制し、ケース2内の温度の上昇を制御することができる。
第2の断熱部6は、ケース2の上面部2cとは線膨張係数が異なる部材で構成され、ケース2の上面部2cよりも線膨張係数が大きい部材で構成される。また、第2の断熱部6は、端部側において、ネジ12などによって第1の断熱部5に連結される。第2の断熱部6の温度が高くなると第2の断熱部6は変形し、ケース2の上面部2cとの線膨張の差によって、第2の断熱部6とケース2の上面部2cとの間に第2の断熱空間10が図3に示すように形成される。第2の断熱空間10が形成されると、第2の断熱部6からケース2の上面部2cへの伝熱を抑制することができる。
発熱部7は、第2の断熱部6の内部に配置され、制御部1によって通電が開始されると発熱し、その熱によって第2の断熱部6を温めて第2の断熱部6の温度を高くする。なお、発熱部7は第2の断熱部6に埋設されることが望ましく、発熱した場合にその熱によってケース2内の温度、すなわち制御部1に与える影響を小さくすることが望ましい。
以上の構成によって、コントロールユニット50の外部の温度である雰囲気温度が低いと推定される場合には、ケース2内の熱を放熱し、コントロールユニット50の雰囲気温度が高くなると推定される場合には、第2の断熱部6とケース2の上面部2cとの間に第2の断熱空間10を形成し、外部からケース2内への伝熱を抑制する。
次にこの実施形態の作用について図2のフローチャートを用いて説明する。
ステップS100では、センサなどによって検出され、制御部1に入力される信号などから今後のエンジン、自動変速機の運転状態を推定し、推定された運転状態に基づくコントロールユニット50の雰囲気温度Tを推定する(ステップS100が温度推定手段を構成する)。
エンジン、自動変速機の運転状態は、制御部1に入力されるアクセルペダルセンサからの信号、エンジン回転速度センサからの信号など、車両の運転状態によって推定することができ、予測されるエンジン、自動変速機の運転状態に応じて、今後のエンジン、自動変速機の雰囲気温度もまた推定することができる。例えばアクセルペダルが踏み込まれた場合、登坂路を走行する場合などでは、エンジンまたは自動変速機の温度が高くなり、エンジンまたは自動変速機の近傍に設置されたコントロールユニット50の雰囲気温度も高くなる。
このように、コントロールユニット50の制御対象となるエンジン、自動変速機の近傍にコントロールユニット50が配置された場合には、エンジン、自動変速機の運転状態に基づいて、コントロールユニット50の今後の雰囲気温度Tを推定することができる。
なお、ナビゲーションシステムなどのGPS信号に基づいて、エンジン、自動変速機の運転状態を推定してもよい。
ステップS101では、ステップS100によって推定した雰囲気温度Tと、予め設定した所定温度T1と、を比較する。そして、雰囲気温度Tが所定温度T1よりも高い場合には、ステップS102へ進み、雰囲気温度Tが所定温度T1よりも低い場合には、ステップS103へ進む。所定温度T1は、コントロールユニット50の雰囲気温度Tが高くなった場合に、ケース2内に熱が伝熱して制御部1が誤動作を起こさない上限温度であり、制御部1に使用される素子などの耐熱温度に基づいて設定される温度である(ステップS101が温度判定手段を構成する)。
ステップS102では、制御部1によって発熱部7への通電を行い、発熱部7によって発熱を行う。発熱部7が発熱すると、その熱が第2の断熱部6に伝熱し、第2の断熱部6は膨張し、さらにケース2の上面部2cも膨張する。第2の断熱部6の線膨張係数は、ケース2の上面部2cの線膨張係数よりも大きいので、第2の断熱部6とケース2の上面部2cとの膨張量には差が生じ、発熱部7によって加熱されると、図3に示すように第2の断熱部6は上方に変形し、第2の断熱部6とケース2の上面部2cとの間に第2の断熱空間10が形成され、ケース2内の空気が孔4を介して、第2の断熱空間10内に流入する。そのため、第2の断熱部6とケース2の上面部2cとの間に空気の層ができ、第2の断熱部6外側からケース2の上面部2cへの伝熱を抑制することができる。
ステップS103では、前回までの制御で発熱部7に通電を行っている場合には、発熱部7への通電を終了し、発熱部7における発熱を終了する。これによって、第2の断熱部が元の形状に戻り、第2の断熱部とケース2の上面部2cとの間に形成されていた第1の断熱空間11がなくなり、第2の断熱部6とケース2の上面部2cとが当接する。また、前回までの制御で発熱部7に通電を行っていない場合には、そのまま本制御を終了する。
車両の運転状態から推定されるコントロールユニット50の雰囲気温度Tが所定温度T1よりも低い場合には発熱部7へ通電を行わず、第2の断熱部6とケース2の上面部2cとの間に第2の断熱空間10を形成せずに、第2の断熱部6とケース2の上面部2cとを当接させることで、制御部1の内部で発生する熱をケース2の上面部2cと第2の断熱部6とを介して外部へ放熱することができる。
以上のように、エンジン、自動変速機の運転状態に基づいて、今後予測されるコントロールユニット50の雰囲気温度Tが所定温度T1よりも高くなると判定されると、実際に雰囲気温度Tが高くなる前に、発熱部7に通電を行い、予め第2の断熱部6とケース2の上面部2cとの間に第2の断熱空間10を形成することで、外部の温度の影響を小さくすることができ、ケース2内の温度上昇を抑制することができる。
なお、この実施形態では、発熱部7に通電することによって、第2の断熱部6を温めたが、発熱部7を設けずに、第2の断熱部6へ直接電流を流して、第2の断熱部6の内部抵抗によって発熱をさせ、第2の断熱部6を温めてもよい。
また、オイルパン内に設けられた制御部1の場合には油温センサによって検出した油温によって、制御部1が収容されたコントロールユニット50の雰囲気温度Tを推定してもよい。
また、コントロールユニット50の雰囲気温度Tが急激に低下する場合に、第2の断熱部6とケース2の上面部2cとの間に第2の断熱空間10を形成し、ケース2内での結露を抑制することもできる。
本発明の第1実施形態の効果について説明する。
エンジン、自動変速機などの近傍に配置され、エンジン、自動変速機などを制御するコントロールユニット50の雰囲気温度Tをエンジン、自動変速機の運転状態に基づいて推定する。そして、推定した雰囲気温度Tと所定温度T1とを比較して、雰囲気温度Tが所定温度T1よりも高い場合には、第2の断熱部6に設けた発熱部7によって第2の断熱部6を加熱して第2の断熱部6を変形させて、ケース2の上面部2cと第2の断熱部6との間に空気の層となる第2の断熱空間10を形成する。これによって、コントロールユニット50の雰囲気温度Tが高くなると予測される場合に、事前に空気の層を形成することで、実際にコントロールユニット50の雰囲気温度Tが高くなった場合に、第2の断熱部6からケース2内への伝熱を抑制することができ、ケース2内の温度上昇を抑制することができる。
また、ケース2内の温度上昇を抑制することで、制御部1の素子などに耐熱性能の高い素子を使用する必要がないので、制御部1のコストを削減することができる。
コントロールユニット50の雰囲気温度Tが低い場合には、発熱部7における発熱を行わず、第2の断熱部6とケース2の上面部2cとを当接させることで、ケース2内の温度をケース2の上面部2c、第2の断熱部6を介して、放熱することができる。
次に本発明の第2実施形態について図4を用いて説明する。この実施形態は、コントロールユニット51の断熱構造部20が第1実施形態とは異なっており、断熱構造部20を中心に説明する。第1実施形態の構成と同じものについては同一符号を付し、ここでの説明は省略する。図4は、雰囲気温度Tが高いと推定された場合の概略構成図である。
断熱構造部20は、ケース2の底面部2aと側面部2bとを覆う第1の断熱部5と、ケースの上面部2cを覆う第2の断熱部21と、を備える。
第2の断熱部21は、線膨張係数が異なる2枚の金属板21a、21bを積層して貼り合わせたバイメタルで構成する。第2の断熱部21は、ケース2の上面部2c側に線膨張係数が小さい金属板21aを配置し、その金属板21aの外側に線膨張係数が大きい金属板21bを配置する。第2の断熱部21をバイメタルとすることで、バイメタルを構成する金属板を選択し、第2の断熱部21とケース2の上面部2cとの間に形成される第2の断熱空間10の形状、変化開始の温度を所望する設定とすることができ、所望する伝熱性能を設定することができる。
なお、第2の断熱部を構成する金属板は2枚に限られることはなく、複数枚の金属板で構成されればよい。
この実施形態においても、第1実施形態と同様の制御を行うことで、ケース2内の温度の上昇を抑制することができる。
本発明の第2実施形態の効果について説明する。
第2の断熱部21を線膨張係数の異なる金属板21a、21bを積層して貼り合わせて構成することで、第2の断熱部21とケース2の上面部2cとの間に形成される第2の断熱空間10を所望する形状などに設定することができ、所望する伝熱性能を設定することができる。そのため、ケース2内の温度をより正確に制御することができる。
次に本発明の第3実施形態について図5を用いて説明する。この実施形態は、コントロールユニット52の断熱構造部30が第1実施形態と異なっており、断熱構造部30を中心に説明する。第1実施形態の構成と同じものについては同一符号を付し、ここでの説明は省略する。
この実施形態の断熱構造部30は、ケース2の底面部2aと側面部2bとを覆う第1の断熱部5と、ケース2の上面部2cと当接し、第1の断熱部5の内壁に摺接する第2の断熱部31と、第2の断熱部31に連結し、第2の断熱部31を第1の断熱部5の内壁に摺動させるモータ32と、を備える。その他の構成については第1実施形態と同じ構成なので、ここでの説明は省略する。
モータ32は、断熱構造部30よりも外側に設けられ、制御部1からの信号に基づいて駆動し、第2の断熱部31を第1の断熱部5の内壁に摺接させて、鉛直方向に移動させる。これにより、第2の断熱部31とケース2の上面部2cとの間に図7に示すように断熱空間17を形成することができ、モータ32をケース2の外側に設けることで、モータ32によって発生する熱がケース2内に伝わることを防ぐことができる。
次にこの実施形態の作用について図6のフローチャートを用いて説明する。
ステップS200、ステップS201の制御は第1実施形態のステップS100、ステップS101と同じ制御なので、ここでの説明は省略する。
ステップS202では、制御部1からモータ32に信号を送り、モータ32を駆動させる。これによって、第2の断熱部31は、鉛直方向上向きに移動し、図7に示すようにケース2の上面部2cと第2の断熱部31との間に断熱空間17を形成する。これによってケース2の上面部2cと第2の断熱部31との間に空気の層ができ、第2の断熱部31からケース2の上面部2cへの伝熱を抑制することができる。
ステップS203では、前回までの制御で第2の断熱部31とケース2の上面部2cとの間に断熱空間17が形成されている場合には、モータ32を駆動し、第2の断熱部31を鉛直方向下向きに移動させて、第2の断熱部31とケース2の上面部2cとを当接させる。また、第2の断熱部31とケース2の上面部2cとの間に断熱空間17が形成されていない場合には、そのまま制御を終了する。
以上のように、エンジン、自動変速機の運転状態に基づいてコントロールユニット52の今後の雰囲気温度Tが所定温度T1よりも高くなると判定されると、実際に雰囲気温度Tが高くなる前に、モータ32により、第2の断熱部31とケース2の上面部2cとの間に断熱空間17を形成することで、ケース2内の温度上昇を抑制することができる。
なお、推定温度に応じて、モータ32における第2の断熱部31の移動量を制御してもよい。
また、この実施形態では、モータ32によって第2の断熱部31を移動させたが、第2の断熱部31とケース2の上面部2cとの間に空気、または油圧で移動するシリンダーを設け、シリンダーによって第2の断熱部31を移動させてもよい。
本発明の第3実施形態の効果について説明する。
エンジン、自動変速機の運転状態に基づいて推定されるコントロールユニット52の雰囲気温度Tが所定温度T1よりも高くなると、モータ32を駆動して第2の断熱部31を移動させて、第2の断熱部31とケース2の上面部2cとの間に断熱空間17を形成し、空気の層を形成する。これによって、コントロールユニット52の雰囲気温度Tが高くなった場合でも、第2の断熱部31からケース2内への伝熱を抑制することができ、ケース2内の温度上昇を抑制することができる。
モータ32によって第2の断熱部31を鉛直方向に移動させるので、第2の断熱部31とケース2の上面部2cとの距離を容易に制御することができ、ケース2内への伝熱またはケース2内からの放熱を調整し、ケース2内の温度をより正確に制御することができる。
第2の断熱部31の端部側においても、第2の断熱部31とケース2の上面部2cとの間に断熱空間17を形成することができるので、断熱性をより高めることができる。
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内でなしうるさまざまな変更、改良が含まれることは言うまでもない。
本発明の第1実施形態の概略構成図である。 本発明の第1実施形態の制御を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態の高温時の様子を示す概略構成図である。 本発明の第2実施形態の概略構成図である。 本発明の第3実施形態の概略構成図である。 本発明の第3実施形態の制御を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態の高温時の様子を示す概略構成図である。
符号の説明
1 制御部
2 ケース
3、20、30 断熱構造部
5 第1の断熱部
6、21、31 第2の断熱部
21a、21b 金属板
7 発熱部
10、17 第2の断熱空間(断熱空間)
32 モータ
50、51、52 コントロールユニット

Claims (4)

  1. 制御対象を制御し、前記制御対象の近傍に配置されるコントロールユニットにおいて、
    前記制御対象に制御信号を送る制御部と、
    前記制御部を収容するケースと、
    前記ケースの外壁に変位可能に当接する断熱構造体と、
    前記制御対象の運転状態に基づいて前記コントロールユニットの雰囲気温度を推定する温度推定手段と、
    推定された前記雰囲気温度と所定温度とを比較し、前記雰囲気温度が前記所定温度よりも高いかどうか判定する温度判定手段と、
    前記雰囲気温度が前記所定温度よりも高い場合に、前記断熱構造体を変位させて前記ケースの外壁と前記断熱構造体との間に断熱空間を形成する断熱空間形成手段と、を備えることを特徴とするコントロールユニット。
  2. 前記断熱構造体は、当接する前記ケースの線膨張係数よりも大きい線膨張係数を有し、
    前記断熱空間形成手段は、前記雰囲気温度が前記所定温度よりも高い場合に、前記断熱構造体を加熱して変位させて、前記ケースと前記断熱構造体との間に前記断熱空間を形成することを特徴とする請求項1に記載のコントロールユニット。
  3. 前記断熱構造体は、線膨張係数の異なる部材を積層して構成され、前記線膨張係数が小さい部材が前記ケースの前記外壁に当接し、
    前記断熱空間形成手段は、前記雰囲気温度が前記所定温度よりも高い場合に、前記断熱構造体を加熱して変位させて、前記ケースと前記断熱構造体との間に前記断熱空間を形成することを特徴とする請求項1に記載のコントロールユニット。
  4. 前記断熱空間形成手段は、前記断熱構造体に連結し、前記断熱構造体と前記ケースとの距離を変更するモータであり、前記雰囲気温度が前記所定温度よりも高い場合に、前記断熱構造体を移動させて、前記ケースと前記断熱構造体と間に前記断熱空間を形成することを特徴とする請求項1に記載のコントロールユニット。
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