JP2008269981A - 貫通端子台及びそれに用いる端子金具 - Google Patents

貫通端子台及びそれに用いる端子金具 Download PDF

Info

Publication number
JP2008269981A
JP2008269981A JP2007111962A JP2007111962A JP2008269981A JP 2008269981 A JP2008269981 A JP 2008269981A JP 2007111962 A JP2007111962 A JP 2007111962A JP 2007111962 A JP2007111962 A JP 2007111962A JP 2008269981 A JP2008269981 A JP 2008269981A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
fitting
press
terminal block
electric wire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007111962A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Osada
豊 長田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osada Co Ltd
Original Assignee
Osada Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Osada Co Ltd filed Critical Osada Co Ltd
Priority to JP2007111962A priority Critical patent/JP2008269981A/ja
Publication of JP2008269981A publication Critical patent/JP2008269981A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Connections Arranged To Contact A Plurality Of Conductors (AREA)

Abstract

【課題】半田付け作業が不要で電線を端子金具へ簡単且つ確実に接続可能な貫通端子台及びそれに用いる端子金具を提供する。
【解決手段】端子ネジ20用の貫通孔10bを設けた端子板部10a及び端子板部10aの一端から下方へ延設されて内部配線用の電線C1が接続される延設部10dを有する端子金具10と、端子金具10が基台部31の上下面を貫通して装着される絶縁性の端子台本体30とを備え、端子金具10は、延設部10dの下端に電線C1の先端が挿入され且つ圧着される円筒部10eが設けられ、端子台本体30は、基台部31の台座部32上面に端子ネジ20が端子金具10の貫通孔10bを介して上方から螺合する雌ネジ金具33が設けられると共に、基台部31の台座部32前面に開口し且つ上下面を貫通する端子金具10の延設部10dを挿入可能なスリット部32bが設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、端子金具が絶縁性の端子台本体に対し上下に貫通して装着される貫通端子台及びそれに用いる端子金具に関する。
従来より、電気機器の筐体に取り付けられて外部配線と内部配線との接続等に使用される端子台として、絶縁性の端子台本体に基台部の両面を貫通して導電板を配置してなる各種の貫通端子台が提案され実用に供されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、貫通端子台の一態様として、従来より、外部配線が端子ネジの締付けにより端子金具に接続されると共に、内部配線が半田付けにより端子金具に接続される構造のものがある。ここで、従来例の貫通端子台の構成について図面を参照しつつ説明する。図10(a)は、従来例の貫通端子台101を示す平面図、(b)は正面図、(c)は側面図、(d)は(b)におけるC−C線断面図である。図11は、端子金具110を示す斜視図である。図12は、貫通端子台101の使用状態を示す断面図である。
従来例の貫通端子台101は、図10に示すように、複数の端子金具110と、端子金具110と同数の端子ネジ120と、絶縁性の端子台本体130とから構成される。
端子金具110は、図11に示すように、金属の平板にて四角形の端子板部110aと、端子板部110aの1辺より直角に曲折された突出部110cと、端子板部110aにおいて突出部110cと対向する辺に直角に曲折し延設された延設部110eとを有している。端子板部110aの中央には、端子ネジ120が螺合する雌ネジ孔110bが形成されている。突出部110cには、鋸状部110dが形成されている。延設部110eには、垂直部分である鋸状部110f、鋸状部110fから直角に曲折された水平部分である水平部110g及び水平部110hから直角に曲折された垂直部分であり電線取付け孔110jを有する電線接続部110iが上から下へ順に設けられている。尚、鋸状部110d、110fは、端子台本体130の基台部131に埋設される部分であり抜け止めの役割を果たす。
端子台本体130は、図10に示すように、端子金具110と同数の台座部132を左右に隣接して形成してなる基台部131と、基台部131上面で各台座部132の左右両側に立設された複数の隔壁部135と、基台部131の長手方向両端に設けられて取付け孔137aを有する取付部137とが絶縁性の樹脂材料によって一体的に形成されている。
各台座部132は、図10(d)に示すように、上面に平面視矩形状に大きく開口された開口部132aが設けられ、底面には端子金具110の電線接続部110iが挿通される貫通孔132bが形成されており、端子金具110が1個ずつ取付けられる。端子金具110の端子板部110aは、台座部132上面に露出し、電線接続部110iは、貫通孔132dを通して台座部132底面より突出する。
次に、貫通端子台101を電気機器の筐体へ取付けて内部配線用の電線及び外部配線用の電線を接続する手順について説明する。まず、内部配線用の電線C1を筐体の開口部から外部へ引き出し、導体部C1aの先端を電線接続部110iの電線取付け孔110jに差し込み、この状態で当該部分に半田付けを施すことにより電線C1と端子金具110との接続を図る。使用するすべての電線C1の電線接続部110iへの半田付けが終了した後、端子台本体130の両端に設けられた取付け孔137aに取付けネジ(図示せず)を差し込んで筐体の雌ネジ孔に螺着することにより、端子台本体130を筐体に対して取付け固定する。続いて、図示しないドライバを用いて端子ネジ120を反時計回りに回して端子板部110aから取外し、端子ネジ120の足部を外部配線用の電線C2の先端に取付けられた圧着端子C2aの穴に挿通した状態で端子板部110aのネジ孔110bに差し込み、再びドライバを用いて端子ネジ120を時計回りに回して端子板部110aへ締付ける。すべての電線C2を端子板部110aへ接続することにより作業が完了する。
実開昭64−7773号公報
しかしながら、上述した従来の貫通端子台101では、内部配線用の電線C1を端子金具110の延設部110eに設けられた電線接続部110iへ接続するために半田付け作業が必要となるので、半田付け技術を修得している者でなければ内部配線用の電線を接続できないという欠点や、半田付け作業を行うのに電源を確保する必要があり、特に屋外の現場等で電線の接続作業を行う場合に不便であるという欠点があった。
本発明は上述した問題点に鑑みてなされたものであり、半田付け作業が不要で電線を端子金具へ簡単且つ確実に接続可能な貫通端子台及びそれに用いる端子金具を提供することを目的とする。
以下、上記課題を解決するのに適した各手段につき、必要に応じて作用効果等を付記しつつ説明する。
1.端子ネジ用の貫通孔を設けた水平な端子板部及びその端子板部の一端から下方へ延設されて電線が接続される延設部を有する端子金具と、その端子金具が基台部の上下面を貫通して装着される絶縁性の端子台本体とを備えた貫通端子台において、
前記端子金具は、前記延設部の下端に前記電線の先端が挿入され且つ圧着される円筒部が設けられ、
前記端子台本体は、前記基台部の上面に前記端子ネジが前記端子金具の前記貫通孔を介して螺合する雌ネジ部が設けられると共に、前記基台部の前面に開口し且つ上下面を貫通する前記端子金具の前記延設部を挿入可能なスリット部が設けられたことを特徴とする貫通端子台。
手段1によれば、内部配線用の電線の先端を端子金具の延設部下端に設けられた円筒部内に挿入し、この状態で圧着工具を用いて円筒部に外力を加えて変形させることにより内部配線用の電線が確実に円筒部に圧着される。そして、端子金具の延設部を、端子台本体の基台部の上下面を貫通するスリット部に前面の開口から挿入し、端子ネジを外部配線用の電線の先端に取付けられた圧着端子の穴及び端子金具の端子板部に設けられた貫通孔を介して基台部の雌ネジ部に螺合することにより、端子金具が端子台本体に装着されると同時に、外部配線用の電線が端子金具の端子板部に確実に接続される。従って、端子ネジ用の貫通孔を設けた端子板部及びその端子板部の一端から下方へ延設されて電線が接続される延設部を有する端子金具と、端子金具が基台部の上下面を貫通して装着される絶縁性の端子台本体とを備える貫通端子台において、電線を端子金具の延設部へ圧着により簡単に接続することができ、電線の半田付け作業が不要とされる。
2.前記端子金具は、前記端子板部の他端に下方へ突出する圧入片部が更に設けられ、
前記端子台本体は、前記基台部の上面に前記端子金具の前記圧入片部が圧入される被圧入凹部が更に設けられたことを特徴とする手段1に記載の貫通端子台。
手段2によれば、内部配線用の電線の先端を端子金具の延設部下端に設けられた円筒部に挿入し圧着工具を用いて円筒部に外力を加えて変形させることにより電線を圧着すると共に、端子台本体の基台部の上下面を貫通するスリット部に前面の開口から端子金具の延設部を挿入した状態で、端子板部の他端に設けた下方へ突出する圧入片部を基台部に設けた被圧入凹部に位置合わせし、端子ネジを外部配線用の電線の先端に取付けられた圧着端子の穴及び端子金具の端子板部に設けた貫通孔を介して基台部の雌ネジ部に螺合することにより、端子金具の圧入片部が被圧入凹部に圧入される。よって、端子金具は、圧入片部の被圧入凹部への圧入により端子台本体に固定されるので、端子ネジを取り外しても端子金具の端子台本体への装着状態が保持される。また、端子金具を端子ネジにより端子台本体へ締付けるだけで、圧入片部が被圧入凹部へ圧入されるので、端子金具を端子台本体へ簡単に且つ素早く装着することができる。
3.端子ネジ用の貫通孔を設けた水平な端子板部と、その端子板部の一端から下方へ延設されて電線が接続される延設部とを備え、絶縁性の貫通端子台に基台部の上下面を貫通して装着される端子金具において、
前記延設部の下端に前記電線の先端が挿入され且つ圧着される円筒部が設けられたことを特徴とする端子金具。
手段3によれば、内部配線用の電線の先端を端子金具の延設部下端に設けられた円筒部内に挿入し、この状態で圧着工具を用いて円筒部に外力を加えて変形させることにより内部配線用の電線が確実に円筒部に圧着される。そして、基台部の上面に端子ネジが螺合する雌ネジ部が設けられ且つ基台部の前面に開口し且つ上下面を貫通するスリット部が設けられた貫通端子台に対して、端子金具の延設部を基台部の上下面を貫通するスリット部に前面の開口から挿入し、端子ネジを外部配線用の電線の先端に取付けられた圧着端子の穴及び端子金具の端子板部に設けられた貫通孔を介して基台部の雌ネジ部に螺合することにより、端子金具が端子台本体に装着されると同時に、外部配線用の電線が端子金具の端子板部に確実に接続される。従って、端子ネジ用の貫通孔を設けた端子板部及びその端子板部の一端から下方へ延設されて電線が接続される延設部を有する端子金具と、端子金具が基台部の上下面を貫通して装着される絶縁性の端子台本体とを備える貫通端子台において、電線を端子金具の延設部へ圧着により簡単に接続することができ、電線の半田付け作業が不要とされる。
4.前記端子板部の他端に下方へ突出する圧入片部が更に設けられたことを特徴とする手段3に記載の端子金具。
手段4によれば、端子金具は、端子板部の他端に下方へ突出する圧入片部が更に設けられているので、基台部の上面に端子ネジが螺合する雌ネジ部が設けられ且つ基台部の前面に開口し且つ上下面を貫通するスリット部が設けられると共に、基台部の上面に端子金具の圧入片部が圧入される被圧入凹部が設けられた貫通端子台への装着が簡単となる。すなわち、内部配線用の電線の先端を端子金具の延設部下端に設けられた円筒部に挿入し圧着工具を用いて円筒部に外力を加えて変形させることにより電線を圧着すると共に、端子台本体の基台部の上下面を貫通するスリット部に前面の開口から端子金具の延設部を挿入した状態で、端子板部の他端に設けた下方へ突出する圧入片部を基台部に設けた被圧入凹部に位置合わせし、端子ネジを外部配線用の電線の先端に取付けられた圧着端子の穴及び端子金具の端子板部に設けた貫通孔を介して基台部の雌ネジ部に螺合することにより、端子金具の圧入片部が被圧入凹部に圧入される。よって、端子金具は、圧入片部の被圧入凹部への圧入により端子台本体に固定されるので、端子ネジを取り外しても端子金具の端子台本体への装着状態が保持される。また、端子金具を端子ネジにより端子台本体へ締付けるだけで、圧入片部が被圧入凹部へ圧入されるので、端子金具を端子台本体へ簡単に且つ素早く装着することができる。
本発明の貫通端子台及び端子金具によれば、端子ネジ用の貫通孔を設けた端子板部及びその端子板部の一端から下方へ延設されて電線が接続される延設部を有する端子金具と、端子金具が基台部の上下面を貫通して装着される絶縁性の端子台本体とを備える貫通端子台において、電線を端子金具の延設部へ圧着により簡単に接続することができ、電線の半田付け作業が不要とされる。
以下、本発明の貫通端子台及びそれに用いる端子金具を具体化した一実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1(a)は、貫通端子台1を示す平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図、(d)は(b)におけるA−A線断面図、(e)は斜視図である。図2は、貫通端子台1を示す分解斜視図である。図3(a)は、端子金具10を示す平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図、(d)は底面図、(e)は斜視図である。図4(a)は、端子台本体30を示す平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図、(d)は(b)におけるB−B線断面図である。
貫通端子台1は、電気機器の筐体に取り付けられて外部配線と内部配線との接続等に使用される端子台であって、図1、図2に示すように、複数(本実施形態では5個)の端子金具10と、端子金具10と同数(5個)の端子ネジ20と、絶縁性の端子台本体30と、透明カバー40とから構成される。
端子金具10は、銅や黄銅などの金属板を折り曲げ加工して作製したものであり、図3等に示すように、端子板部10aと、圧入片部10bと、延設部10cとを有している。
端子板部10aは、矩形平板状を呈する水平部分であり、端子ネジ20の足部20aが挿通される端子ネジ用の貫通孔10bが中央に形成されている。
圧入片部10cは、端子板部10aの一端より直角に折曲げられて下方へ突出する垂直部分であり、端子台本体30の基台部31上面に設けられた後述する被圧入凹部32aに圧入される。
延設部10dは、端子板部10aの圧入片部10cに対向する他端より略直角に折曲げられて下方へ延設された幅の狭い垂直部分であり、端子台本体30の基台部31の高さよりも長く設定されている。また、延設部10d下端には、円筒部10eが形成されている。円筒部10eは、延設部10d下端に設けられた矩形板状部分を両側から湾曲状に折曲げて略円筒状に形成したものである。円筒部10eに電線先端の導体部分を挿入し、圧着工具によって変形させて圧着することにより、端子金具10と電線との接続が図られる。
端子台本体30は、例えばPBT(ポリブチレンテレフタレート)等の絶縁性樹脂材料を成型したものであって、図4等に示すように、横長のブロック状を呈する基台部31と、基台部31上面に所定間隔で立設された複数の隔壁部35と、基台部31の左右両端から側方へ突設された取付部37とを有している。
基台部31には、複数(5個)の台座部32が所定間隔で左右に隣接して設けられている。各台座部32は、端子金具10が1個ずつ装着される部分である。基台部31の各台座部32上面中央には、端子ネジ20が上方から螺合する雌ネジ金具33が埋設されている。尚、雌ネジ金具33が、本発明の雌ネジ部を構成するものである。また、各台座部32上面の雌ネジ金具33よりも後方には被圧入凹部32aが形成されている。被圧入凹部32aは、端子金具10の圧入片部10cの断面サイズよりも僅かに小さい横長矩形状の開口断面を有し且つ深さが圧入片部10cの長さより僅かに大きく設定された凹部であり、圧入片部10cが上方から圧入される。基台部31の各台座部32には、前面に開口し且つ上下面を貫通する端子金具10の延設部10dを挿入可能なスリット部32bが形成されている。さらに、各台座部32上面の雌ネジ金具34を挟んで前後両側に、端子板部10aを位置決めするための位置決め用凸部32cが形成されている。
隔壁部35は、基台部31上面において各台座部32を挟んで左右両側に立設された側面視略矩形状を呈する壁状部分であり、前後両端の上部には透明カバー40の前後両端の屈曲部40aを係止する切り欠き部35aが形成されている。
取付部37は、端子台本体30を取付けネジを介して装置の筐体等の取付け対象に取付けるために基台部31の左右両端に設けられた部分であり、上下に貫通するネジ挿通孔37aがそれぞれ形成されている。
透明カバー40は、端子台本体30の基台部31の平面サイズに略等しい平面視で細長い長方形状に形成された透明樹脂製のカバー部材である。また、透明カバー40の前端縁及び後端縁には下向きに屈曲する屈曲部40aがそれぞれ形成されている。そして、透明カバー40は、屈曲部40aにおいて各隔壁部35の前後両端の上部に形成された切り欠き部35aに係止される。
次に、貫通端子台1における電線の接続及び電気機器の筐体への取付け方法について、図5乃至図9を参照しつつ説明する。ここで、図5は、内部配線用の電線C1に端子金具10を圧着する手順を示す斜視説明図であり、(a)は電線C1を電気機器90の筐体91から外部へ引き出した様子を、(b)は電線C1に端子金具10を圧着する様子をそれぞれ示している。図6は、5本全ての電線C1にそれぞれ端子金具10を圧着した状態を示す斜視説明図である。図7は、端子金具10の端子台本体30への取付け及び外部配線用の電線C2の端子金具10への接続を示す斜視説明図である。図8は、端子金具10の端子台本体30への取付け及び外部配線用の電線C2の端子金具10への接続手順を示す断面説明図であり、(a)は端子金具10を端子台本体30へ位置決めする様子を、(b)は端子ネジ20を端子台本体30に対して締付ける様子を、(c)は端子ネジ20の締め付けにより端子金具10の装着及び外部配線用の電線C2の接続が完了した状態をそれぞれ示している。図9は、貫通端子台1の使用状態を示す斜視図である。尚、初期状態では、各端子金具10、各端子ネジ20及び透明カバー40は端子台本体30に装着されていないものとする。
まず、内部配線用の電線C1を電気機器90の筐体91の開口部91aから外部へ引き出し(図5(a)参照)、先端の導体部(ヨリ線)C1aを端子金具10の円筒部10e内に挿入し、図示しない圧着工具を使用して円筒部10eに外力を加えて変形させることにより電線C1を圧着する(図5(b)参照)。5本全ての電線C1について端子金具10をそれぞれ圧着する(図6参照)。
次に、端子金具10の延設部10dを、端子台本体30において基台部31の台座部32上下面を貫通するスリット部32bに前面の開口から挿入し、更に、端子板部10aの一端に設けた下方へ突出する圧入片部10cを、基台部31の台座部32上面に設けた被圧入凹部32aに、端子板部10aの前後両端を台座部32上面の雌ネジ金具34を挟んで前後両側に形成された位置決め用凸部32cにそれぞれ位置合わせする(図7及び図8(a)参照)。
続いて、端子ネジ20の足部20aを、座金21の穴、外部配線用の電線C2の先端に取付けられた圧着端子C2aの穴及び端子金具10の端子板部10aに設けられた貫通孔10bに挿通し、端子ネジ20をドライバで時計回りに回すことにより(図8(b)参照)、台座部32に埋設された雌ネジ金具33に螺合する。これにより、圧入片部10cが被圧入凹部32aに圧入されて端子金具10が端子台本体30に装着されると同時に、外部配線用の電線C2が端子金具10の端子板部10aに確実に接続される(図8(c)参照)。
そして、使用する全ての端子金具10について、上記作業を実施して、端子台本体30への装着、内部配線用の電線C1及び外部配線用の電線C2の接続を行った後、取付けネジ92の足部を取付部37のネジ挿通孔37aに挿通して筐体91の雌ネジ孔91bに螺合し、端子台本体30を筐体91に対して取付け固定する。
最後に、透明カバー40の前後の屈曲部40aを各隔壁部35の前後両端上部の切り欠き部35aに係止させることにより、透明カバー40を端子台本体30に装着して作業を完了する(図9参照)。
以上詳述したことから明らかなように、本実施形態の貫通端子台1は、端子ネジ20用の貫通孔10bを設けた端子板部10a及び端子板部10aの一端から下方へ延設されて内部配線用の電線C1が接続される延設部10dを有する端子金具10と、端子金具10が基台部31の上下面を貫通して装着される絶縁性の端子台本体30とを備え、端子金具10は、延設部10dの下端に電線C1の先端が挿入され且つ圧着される円筒部10eが設けられ、端子台本体30は、基台部31の台座部32上面に端子ネジ20が端子金具10の貫通孔10bを介して上方から螺合する雌ネジ金具33が設けられると共に、基台部31の台座部32前面に開口し且つ上下面を貫通する端子金具10の延設部10dを挿入可能なスリット部32bが設けられたことを特徴とする。
従って、本実施形態の貫通端子台1によれば、内部配線用の電線C1の先端C1aを端子金具10の延設部10d下端に設けられた円筒部10e内に挿入し、この状態で圧着工具を用いて円筒部10eに外力を加えて変形させることにより内部配線用の電線C1が確実に円筒部10eに圧着されるので、電線C1を半田付けすることなく、端子金具10へ簡単に接続することができる。そして、端子金具10の延設部10dを、端子台本体30の基台部31の上下面を貫通するスリット部32bに前面の開口から挿入し、端子ネジ20を外部配線用の電線C2の先端に取付けられた圧着端子C2の穴及び端子金具10の端子板部10aに設けられた貫通孔10bを介して基台部31の雌ネジ金具33に螺合することにより、端子金具10が端子台本体30に装着されると同時に、外部配線用の電線C2が端子金具10の端子板部10aに確実に接続される。
また、端子金具10は、端子板部10aの一端に下方へ突出する圧入片部10cが設けられ、端子台本体30は、基台部31の台座部32上面に端子金具10の圧入片部10cが上方から圧入される被圧入凹部32aが設けられたことを特徴とする。
従って、端子金具10は、圧入片部10cの被圧入凹部32aへの圧入により端子台本体30に固定されるので、端子ネジ20を取り外しても端子金具20を端子台本体30に装着した状態が保持される。また、端子金具10を端子ネジ20により端子台本体30へ締付けるだけで、圧入片部10cを被圧入凹部32aに圧入して端子金具10を端子台本体30へ簡単に且つ素早く装着することができる。
尚、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を施すことが可能であることは云うまでもない。例えば、上記実施形態では、貫通端子台1における端子金具10、端子ネジ20及び台座部32の数をそれぞれ5個とした例を示したが、任意の数に設定可能であり、5個より少なくても多くても構わない。
(a)は本発明の一実施形態の貫通端子台を示す平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図、(d)は(b)におけるA−A線断面図、(e)は斜視図である。 貫通端子台を示す分解斜視図である。 (a)は端子金具を示す平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図、(d)は底面図、(e)は斜視図である。 (a)は端子台本体を示す平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図、(d)は(b)におけるB−B線断面図である。 内部配線用の電線に端子金具を圧着する手順を示す斜視説明図であり、(a)は電線を電気機器の筐体から外部へ引き出した様子を、(b)は電線に端子金具を圧着する様子をそれぞれ示している。 全ての電線にそれぞれ端子金具を圧着した状態を示す斜視説明図である。 端子金具の端子台本体への取付け及び外部配線用の電線の端子金具への接続を示す斜視説明図である。 端子金具の端子台本体への取付け及び外部配線用の電線の端子金具への接続手順を示す断面説明図であり、(a)は端子金具を端子台本体へ位置決めする様子を、(b)は端子ネジを端子台本体に対して締付ける様子を、(c)は端子ネジの締め付けにより端子金具の装着及び外部配線用の電線の接続が完了した状態をそれぞれ示している。 貫通端子台の使用状態を示す斜視図である。 (a)は従来例の貫通端子台を示す平面図、(b)は正面図、(c)は側面図、(d)は(b)におけるC−C線断面図である。 従来例の端子金具を示す斜視図である。 従来例の貫通端子台の使用状態を示す断面図である。
符号の説明
1 端子台
10 端子金具
10a 端子板部
10b 貫通孔
10c 圧入片部
20 端子ネジ
30 端子台本体
31 基台部
32 台座部
33 雌ネジ金具(雌ネジ部)
35 隔壁部
37 取付部

Claims (4)

  1. 端子ネジ用の貫通孔を設けた水平な端子板部及びその端子板部の一端から下方へ延設されて電線が接続される延設部を有する端子金具と、その端子金具が基台部の上下面を貫通して装着される絶縁性の端子台本体とを備えた貫通端子台において、
    前記端子金具は、前記延設部の下端に前記電線の先端が挿入され且つ圧着される円筒部が設けられ、
    前記端子台本体は、前記基台部の上面に前記端子ネジが前記端子金具の前記貫通孔を介して螺合する雌ネジ部が設けられると共に、前記基台部の前面に開口し且つ上下面を貫通する前記端子金具の前記延設部を挿入可能なスリット部が設けられたことを特徴とする貫通端子台。
  2. 前記端子金具は、前記端子板部の他端に下方へ突出する圧入片部が更に設けられ、
    前記端子台本体は、前記基台部の上面に前記端子金具の前記圧入片部が圧入される被圧入凹部が更に設けられたことを特徴とする請求項1に記載の貫通端子台。
  3. 端子ネジ用の貫通孔を設けた水平な端子板部と、その端子板部の一端から下方へ延設されて電線が接続される延設部とを備え、絶縁性の貫通端子台に基台部の上下面を貫通して装着される端子金具において、
    前記延設部の下端に前記電線の先端が挿入され且つ圧着される円筒部が設けられたことを特徴とする端子金具。
  4. 前記端子板部の他端に下方へ突出する圧入片部が更に設けられたことを特徴とする請求項3に記載の端子金具。
JP2007111962A 2007-04-20 2007-04-20 貫通端子台及びそれに用いる端子金具 Pending JP2008269981A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007111962A JP2008269981A (ja) 2007-04-20 2007-04-20 貫通端子台及びそれに用いる端子金具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007111962A JP2008269981A (ja) 2007-04-20 2007-04-20 貫通端子台及びそれに用いる端子金具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008269981A true JP2008269981A (ja) 2008-11-06

Family

ID=40049223

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007111962A Pending JP2008269981A (ja) 2007-04-20 2007-04-20 貫通端子台及びそれに用いる端子金具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008269981A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014089932A (ja) * 2012-10-31 2014-05-15 Osada:Kk 貫通端子台及びそれに用いる端子金具
US9093829B2 (en) 2013-02-04 2015-07-28 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Terminal platform
CN108461160A (zh) * 2018-03-23 2018-08-28 中国科学院合肥物质科学研究院 一种适用于磁约束核聚变装置的新型陶瓷接线端子
JP2019192453A (ja) * 2018-04-24 2019-10-31 日東工業株式会社 端子枠

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014089932A (ja) * 2012-10-31 2014-05-15 Osada:Kk 貫通端子台及びそれに用いる端子金具
US9093829B2 (en) 2013-02-04 2015-07-28 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Terminal platform
CN108461160A (zh) * 2018-03-23 2018-08-28 中国科学院合肥物质科学研究院 一种适用于磁约束核聚变装置的新型陶瓷接线端子
JP2019192453A (ja) * 2018-04-24 2019-10-31 日東工業株式会社 端子枠
JP7051220B2 (ja) 2018-04-24 2022-04-11 日東工業株式会社 端子枠

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007317434A (ja) 接続部材
US20180205189A1 (en) Fast plug connector for use with copper wire
CN108349447A (zh) 用于将电气部件与电源相连的设备
US8137134B1 (en) Coaxial cable connector with an insulating member with a bendable section with a pair of projections
JP2008269981A (ja) 貫通端子台及びそれに用いる端子金具
US5630735A (en) Electrical connector
JP6278861B2 (ja) コネクタ
JP2014075245A (ja) 電線及び該電線の接続構造
JP2014502018A (ja) 端子組立体及び電線を端子部材に接続する方法
US20190140375A1 (en) Plug contact
US8636539B2 (en) Connector
TW468291B (en) Terminal connector and the manufacturing method thereof
JP5016885B2 (ja) コネクタ
JP2006019025A (ja) コネクタ
JP4142654B2 (ja) 電気コネクタ及びフラット回路体と電気コネクタの接続方法
JP3961720B2 (ja) 多段端子台
KR200297068Y1 (ko) 케이블 코넥터
TWM577198U (zh) Adapter for flexible cable
KR200428337Y1 (ko) 포선타입 와이어플레이트용 압접커넥터
JP3157637U (ja) 中継端子台
TWI604669B (zh) Electrical connector
JP2015041536A (ja) ジョイント接続構造
JP2001118616A (ja) 端子台
US6283784B1 (en) Press-contact terminal fitting
JP2002222669A (ja) 端子台用結線具および前記結線具を有する端子台