JP2008269784A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008269784A
JP2008269784A JP2008174642A JP2008174642A JP2008269784A JP 2008269784 A JP2008269784 A JP 2008269784A JP 2008174642 A JP2008174642 A JP 2008174642A JP 2008174642 A JP2008174642 A JP 2008174642A JP 2008269784 A JP2008269784 A JP 2008269784A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bit line
word lines
circuit
memory cell
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008174642A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Yamazaki
裕之 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2008174642A priority Critical patent/JP2008269784A/ja
Publication of JP2008269784A publication Critical patent/JP2008269784A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】スクリーニング時間を大幅に短縮しつつ、メモリセル並びに互いに隣接するワード線間、ビット線間及び周辺回路のスクリーニングを十分に行なえるようにする。
【解決手段】複数のワード線WLを駆動するワード線ドライバ15には、ロウアドレスプリデコード信号を受け、ロウアドレスデコード信号を生成するロウデコーダ18が接続されている。ロウデコーダ18には、ロウアドレスプリデコード信号と複数ワード線立ち上げテストモード切り換え信号AWLとが入力される複数ワード線立ち上げ用制御回路19が接続されている。ロウプリデコーダ20とワード線ドライバ15との間には、ワード線駆動タイミング制御信号WDとロウアドレスプリデコード信号とが入力されるワード線駆動信号生成回路22が接続されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、DRAM(ダイナミックランダムアクセスメモリ)からなる半導体記憶装置に関し、特に、初期不良のスクリーニングを効率的に行なえる半導体記憶装置及びその検査方法に関する。
近年、半導体記憶装置は、高密度化及び高集積化に伴って、装置のテスト時間やバーンイン等の初期不良のスクリーニングに要する時間がますます増加している。一方、システムLSIが普及し、高機能化及び機能の複雑化が進むなかで、これらのスクリーニング時間をどのようにして短縮又は削減し、製造コストを低減するかが大きな課題となっている。なかでもバーンインスクリーニング工程は、製品の品質を落とさずにその工数を短縮又は削減するためのいくつかの検討がなされている。
DRAM等の半導体記憶装置におけるバーンインスクリーニングは、高温且つ高電圧の条件下で、デバイスに対して通常の読み出し動作又は書き込み動作を行なって、デバイス、とりわけメモリセルにストレスを与えることにより、初期不良をスクリーニングする方法が一般的である。すなわち、外部からアドレス信号、データ信号及びクロック信号等の各信号を入力すると共に、複数のワード線を1本ずつ選択し、選択したワード線に順次ストレスを与えている。
また、ストレス印加の効率化及び時間の短縮化を図るために検討され又は採用されている方法の一つに、記憶装置内のすべてのワード線を同時に立ち上げて、メモリセルのすべてに一括してストレスを印加する方法がある。
この方法によると、1本のワード線に順次ストレスを与えていく前述の方法に対して、外部アドレスに関係なくすべてのワード線を1サイクル内で同時に立ち上げ、すべてのメモリセルアレイに対し同時にストレスを与えるようにしている。この方法は、スクリーニング時間を削減する方法として注目されており、これまでのパッケージ状態でのバーンイン検査だけでなく、ウェハレベルでのバーンイン又はウェハー検査時等における高電圧ストレス試験等に対しても検討がなされている。
しかしながら、前記従来の半導体記憶装置及びその検査方法は、以下のような問題を有している。
すなわち、通常動作と同様にアドレスを変化させつつワード線を順次選択することにより各ワード線に対してストレスを印加するという第1の方法は、スクリーニング時間が膨大になるという問題を有することはいうまでもない。
一方、すべてのワード線を一括に駆動してストレスを印加するという第2の方法は、スクリーニング時間は短縮されるものの、
(1)通常動作時には、多数のワード線のうちの一のワード線のみが駆動されることにより、駆動された一のワード線と該一のワード線と隣接する駆動されない他のワード線との間にストレスが印加されるにも関わらず、第2の方法においては、すべてのワード線を駆動する結果、互いに隣接するワード線同士にストレスが印加されないため、スクリーニングの効果が低下する。
(2)すべてのワード線を一括に駆動する方法は、通常動作と同様の読み出し動作及び書き込み動作が行なわれないため、互いに隣接するビット線同士、さらにはセンスアンプ回路に対するストレスの印加が十分ではなく、この点においてもスクリーニングが不完全となる。
このように、ワード線を一括して立ち上げる第2の方法により、半導体記憶装置に対して十分な品質を保証することは困難である。
本発明は、前記従来の問題を解決し、スクリーニング時間を大幅に短縮しつつ、メモリセル並びに互いに隣接するワード線同士、ビット線同士及び周辺回路のスクリーニングを十分に行なえるようにすることを目的とする。
前記の目的を達成するため、本発明は、半導体記憶装置を、ストレステスト等の検査時に通常動作時と同等以上の電圧ストレスが印加される構成とする。
具体的に、本発明に係る第1の半導体記憶装置は、互いに交差する多数のワード線及び多数のビット線対と、多数のワード線及び多数のビット線対の各交差部に行列状に設けられた多数のメモリセルからなるメモリセルアレイと、行アドレス信号を受け、受けた行アドレス信号に基づいて多数のワード線を選択的に駆動するワード線駆動回路と、多数のビット線対ごとに設けられ、各ビット線対の電位差を増幅するセンスアンプ回路と、列アドレス信号を受け、受けた列アドレス信号に基づいて多数のビット線対のうちのいずれかを選択し、外部とのデータの入出力を行なう列選択回路と、検査モード時におけるビット線対の電位差を増幅する増幅電圧の振幅を、通常モード時における増幅電圧の振幅よりも大きく設定するセンスアンプ駆動回路とを備えている。
第1の半導体記憶装置によると、検査モード時におけるビット線対の電位差を増幅する増幅電圧の振幅を通常モード時における増幅電圧の振幅よりも大きく設定するセンスアンプ駆動回路とを備えているため、例えば、サブスレショルドリーク電流を低減するために昇圧センスグランド方式を採る構成の場合に、検査モード時には、通常モード時よりもビット線及びメモリセルに対して大きい電圧ストレスを印加できるので、スクリーニングの検査効率を向上できる。
第1の半導体記憶装置は、検査モード時に、ワード線駆動回路が多数のワード線に対して所定本数おきに且つ一の動作サイクルで複数のワード線を駆動できるようにワード線を選択する検査用ワード線選択手段と、検査モード時に、多数のビット線対のうちの複数のビット線対を一の動作サイクルで選択し、選択した複数のビット線対に対してデータの入出力を行なう検査用ビット線選択手段とをさらに備えていることが好ましい。このようにすると、検査モード時に駆動される複数のワード線のそれぞれに隣接するワード線は駆動されないため、選択されたワード線と選択されないワード線との間には、通常動作時と同等のストレスが作用する。また、書き込みサイクル又は読み出しサイクルの1サイクルで複数のワード線を選択するため、全ワード線に対してスクリーニングを行なう時間を短縮できる。同様に、前ビット線に対するスクリーニング時間をも短縮できる。
本発明に係る第2の半導体記憶装置は、互いに交差する多数のワード線及び多数のビット線対と、多数のワード線及び多数のビット線対の各交差部に行列状に設けられた多数のメモリセルからなるメモリセルアレイと、行アドレス信号を受け、受けた行アドレス信号に基づいて多数のワード線を選択的に駆動するワード線駆動回路と、多数のビット線対ごとに設けられ、各ビット線対の電位差を増幅するセンスアンプ回路と、列アドレス信号を受け、受けた列アドレス信号に基づいて多数のビット線対のうちのいずれかを選択し、外部とのデータの入出力を行なう列選択回路と、検査モード時に、ワード線駆動回路が多数のワード線に対して所定本数おきに且つ一の動作サイクルで複数のワード線を駆動できるようにワード線を選択する検査用ワード線選択手段と、検査モード時に、多数のビット線対のうちの複数のビット線対を一の動作サイクルで選択し、選択した複数のビット線対に対してデータの入出力を行なう検査用ビット線選択手段と、行アドレス信号又は列アドレス信号に基づいて、外部から入力される書き込みデータの値を反転するデータスクランブル回路とを備えている。
第2の半導体記憶装置によると、検査モード時に駆動される複数のワード線のそれぞれに隣接するワード線は駆動されないため、選択されたワード線と選択されないワード線との間には、通常動作時と同等のストレスが作用する。また、書き込みサイクル又は読み出しサイクルの1サイクルで複数のワード線を選択するため、全ワード線に対してスクリーニングを行なう時間を短縮できる。さらに、、行アドレス信号又は列アドレス信号に基づいて、外部から入力される書き込みデータの値を反転するデータスクランブル回路を備えているため、行列状に配置された複数のメモリセルに対して、そのすべてに物理データの1又は0を書き込めることはいうまでもなく、行単位又は列単位に物理データ値を反転させたストライプ状パターン、さらには一のメモリセルと該一のメモリセルに隣接する他のメモリセルの物理データ値がすべて異なるチェッカーパターンを容易に生成でき、種々のストレス印加パターンにより電圧ストレスを印加できるようになる。
本発明に係る第3の半導体記憶装置は、互いに交差する多数のワード線及び多数のビット線対と、多数のワード線及び多数のビット線対の各交差部に行列状に設けられた多数のメモリセルからなるメモリセルアレイと、行アドレス信号を受け、受けた行アドレス信号に基づいて多数のワード線を選択的に駆動するワード線駆動回路と、多数のビット線対ごとに設けられ、各ビット線対の電位差を増幅するセンスアンプ回路と、列アドレス信号を受け、受けた列アドレス信号に基づいて多数のビット線対のうちのいずれかを選択し、外部とのデータの入出力を行なう列選択回路と、検査モード時に、ワード線駆動回路が多数のワード線に対して所定本数おきに且つ一の動作サイクルで複数のワード線を駆動できるようにワード線を選択する検査用ワード線選択手段とを備え、多数のワード線は予備のワード線を含み、メモリセルアレイは予備のワード線に駆動される予備のメモリセルを有しており、検査モード時に検査用ワード線選択手段により駆動される複数のワード線には、所定本数おきに選択される予備のワード線が含まれている。
第3の半導体記憶装置によると、多数のワード線は予備のワード線を含み、メモリセルアレイは予備のワード線に駆動される予備のメモリセルを有している。また、検査用ワード線選択手段は、ワード線駆動回路が多数のワード線のうちから所定本数おきに且つ一の動作サイクルで複数のワード線を駆動できるように、ワード線及び予備のワード線を選択するため、予備のメモリセル、いわゆる冗長メモリセルを有する構成であっても、スクリーニングの検査効率を向上できる。
第3の半導体記憶装置は、検査モード時に、多数のビット線対のうちの複数のビット線対を一の動作サイクルで選択し、選択した複数のビット線対に対してデータの入出力を行なう検査用ビット線選択手段とをさらに備えていることが好ましい。このようにすると、複数のビット線に対するスクリーニング時間をも短縮できる。
本発明に係る第4の半導体記憶装置は、それぞれが、多数のワード線及び多数のビット線対の各交差部に行列状に設けられた多数のメモリセルを有する複数のメモリセルアレイと、複数のメモリセルアレイのうちの互いに隣接するメモリセルアレイ同士の間に、ビット線対が共有可能に設けられた複数のシェアドゲート回路と、互いに隣接するメモリセルアレイ同士の間にシェアドゲート回路を介して設けられ、各ビット線対の電位差を増幅するセンスアンプ回路と、行アドレス信号を受け、受けた行アドレス信号に基づいて多数のワード線を選択的に駆動するワード線駆動回路と、列アドレス信号を受け、受けた列アドレス信号に基づいて多数のビット線対のうちのいずれかを選択し、外部とのデータの入出力を行なう列選択回路と、検査モード時に、シェアドゲート回路を活性化することにより、互いに隣接するメモリセルアレイ同士の各ビット線対に対して同時に書き込み動作を行なうシェアドゲート制御手段とを備えている。
第4の半導体記憶装置によると、複数のメモリセルアレイと、互いに隣接するメモリセルアレイ同士の間にビット線対を共有する複数のシェアドゲート回路と、検査モード時にシェアドゲート回路を活性化して、互いに隣接するメモリセルアレイ同士の各ビット線に対して同時に書き込み動作を行なうシェアドゲート制御手段とを備えており、シェアドゲート制御手段が、シェアドゲート回路に対して、通常モード時には互いに隣接するメモリセルアレイ同士のビット線対のいずれか一方の接続を断絶させ、また、検査モード時にはシェアドゲート回路を活性化することにより、互いに隣接するモリセルアレイ同士のビット線対への書き込み動作を同時に行なわせる。このため、複数のメモリセルアレイを備えた構成であっても、複数のメモリセルアレイに対するスクリーニングの検査時間を短縮できる。
第4の半導体記憶装置は、検査モード時に、ワード線駆動回路が多数のワード線に対して所定本数おきに且つ一の動作サイクルで複数のワード線を駆動できるようにワード線を選択する検査用ワード線選択手段と、検査モード時に、多数のビット線対のうちの複数のビット線対を一の動作サイクルで選択し、選択した複数のビット線対に対してデータの入出力を行なう検査用ビット線選択手段とをさらに備えていることが好ましい。
本発明に係る半導体記憶装置の検査方法は、互いに交差する多数のワード線及び多数のビット線対と、多数のワード線及び多数のビット線対の各交差部に行列状に設けられた多数のメモリセルからなるメモリセルアレイと、行アドレス信号を受け、受けた行アドレス信号に基づいて多数のワード線を選択的に駆動するワード線駆動回路と、多数のビット線対ごとに設けられ、各ビット線対の電位差を増幅するセンスアンプ回路と、列アドレス信号を受け、受けた列アドレス信号に基づいて多数のビット線対のうちのいずれかを選択し、外部とのデータの入出力を行なう列選択回路と、検査モード時に、ワード線駆動回路が、多数のワード線に対して所定本数おきに且つ一の動作サイクルで複数のワード線を駆動できるようにワード線を選択する検査用ワード線選択手段と、検査モード時に、多数のビット線対のうちの複数のビット線対を一の動作サイクルで選択し、選択した複数のビット線対に対してデータの入出力を行なう検査用ビット線選択手段と、行アドレス又は列アドレスの値に応じて、外部からの書き込みデータの値を反転するデータスクランブル回路とを備えた半導体記憶装置の検査方法を対象とし、検査モード時に、外部から入力される書き込みデータを多数のメモリセルに対して書き込む際に、書き込みデータをデータスクランブル回路に通すことにより、多数のメモリセルに対して所定の物理データパターンを書き込む。
本発明の半導体記憶装置の検査方法によると、検査モード時に、外部から入力される書き込みデータを多数のメモリセルに対して書き込む際に、書き込みデータをデータスクランブル回路に通すことにより、多数のメモリセルに対して所定の物理データパターンを書き込むため、全ワード線及び前ビット線に対してスクリーニングを行なう時間を短縮できる上に、種々のストレス印加パターンをあらかじめ用意しなくても容易に生成できる。
本発明に係る第1の半導体記憶装置によると、検査モード時におけるビット線対の電位差を増幅する増幅電圧の振幅を通常モード時における増幅電圧の振幅よりも大きく設定するセンスアンプ駆動回路とを備えているため、検査モード時には、通常モード時よりもビット線及びメモリセルに対して大きい電圧ストレスを印加できるので、スクリーニングの検査効率を向上できる。
本発明に係る第2の半導体記憶装置によると、検査モード時に、ワード線駆動回路が所定本数おきに且つ一の動作サイクルで複数本のワード線を駆動するため、駆動されるワード線の両隣に位置するワード線は駆動されず、従って、隣接ワード線には通常動作時と同等のストレスが作用して、スクリーニング効果が向上する。さらに、外部から入力される書き込みデータの値を反転するデータスクランブル回路を備えているため、複数のメモリセルに対して、行又は列単位に物理データ値を反転させたストライプ状パターン、さらにはチェッカーパターンをも容易に生成できるので、検査効率を向上できる。
本発明に係る第3の半導体記憶装置によると、予備のメモリセルを有する構成であっても、ワード線駆動回路が所定本数おきに予備のワード線を含めて複数本のワード線を一の動作サイクルで駆動するため、スクリーニングの検査効率を向上できる。
本発明に係る第4の半導体記憶装置によると、検査モード時に、ビット線対を互いに隣接するメモリセルアレイ間で共有するシェアドゲート回路を活性化することにより、メモリセルアレイが共有するビット線対への書き込み動作を同時に行なえるため、複数のメモリセルアレイを備えた構成であっても、複数のメモリセルアレイに対するスクリーニングの検査時間を短縮できる。
本発明に係る半導体記憶装置の検査方法によると、本発明の第2の半導体記憶装置を対象とした検査方法であって、全ワード線及び全ビット線に対してスクリーニングを行なう時間を短縮できる上に、電圧ストレスが大きくなるような種々のストレス印加パターンを容易に生成できる。
本発明の第1の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置のブロック構成を示している。図1に示すように、半導体基板上に、例えば、それぞれが互いに交差する256本のワード線WLm(但し、m=0,1,2,…,255とする。)及び256対のビット線対BLm,/BLmと、各ワード線WLm及び各ビット線対BLm,/BLmの交差部に行列状に設けられ、記憶容量が64kビットのメモリセル13からなるメモリセルアレイ14が配設されている。
なお、本願明細書において、信号名の前に付加された記号”/”は、該信号と相補の関係を有する信号又はローレベル時に有意(アクティブ)となる信号を表わしている。
各ワード線WLmの一端部には、ロウ(行)アドレスデコード信号/RD0〜/RD63及びワード線駆動信号WD0〜WD3を受け、入力されたロウアドレスデコード信号/RD0〜/RD63に基づいて256本のワード線WLmを選択的に駆動するワード線ドライバ15が接続されている。
各ビット線対BLm,/BLmの一端部には、ビット線対BLm,/BLmごとに設けられ、各ビット線対BLm,/BLmごとに読み出された電位の電位差を増幅することによりデータの値をそれぞれ確定するセンスアンプ列16が接続されている。
センスアンプ列16には、検査モード時に活性化される複数ワード線立ち上げテストモード切り換え信号AWL(以下、テストモード切り換え信号AWLと呼ぶ。)及び内部カラム(列)アドレス信号を受け、該内部カラムアドレス信号をデコードし各ビット線対BLm,/BLmを選択すると共に、外部とのデータI/Oを行なう列選択回路及び検査用ビット線選択手段としてのカラムデコーダ及びセレクタ17とが接続されている。
一方、ワード線ドライバ15には、ロウアドレスプリデコード信号XPA0〜XPA7,XPB0〜XPB7を受け、ロウアドレスデコード信号/RD0〜/RD63を生成するロウデコーダ18が接続されている。
ロウデコーダ18には、それぞれ、一方の端子にロウアドレスプリデコード信号XPA0〜XPA7,XPB0〜XPB7のうちのいずれか1つが入力され、他方の端子にテストモード切り換え信号AWLが入力される16個のOR回路からなる検査用ワード線選択手段としての複数ワード線立ち上げ用制御回路19が接続されている。
複数ワード線立ち上げ用制御回路19には、内部ロウアドレス信号AX0〜AX7を受け、ロウアドレスプリデコード信号XPA0〜XPA7,XPB0〜XPB7を生成するロウプリデコーダ20が接続され、該ロウプリデコーダ20には、外部からのロウアドレス信号A0〜A7を受け、内部ロウアドレス信号AX0〜AX7を生成するアドレスバッファ21が接続されている。
ロウプリデコーダ20とワード線ドライバ15との間には、それぞれ、一方の端子にワード線駆動タイミング制御信号WDが入力され、他方の端子にロウアドレスプリデコード信号が入力される4個のAND回路からなるワード線駆動信号生成回路22が接続されている。
カラムデコーダ及びセレクタ17には、書き込み制御パルスWRUNを受け、データの書き込み用又は読み出し用のリード・ライトアンプ23が接続されると共に、外部からのカラムアドレス信号A0〜A7を受け、内部カラムアドレス信号を生成するカラムアドレスバッファ及びカラムプリデコーダ24が接続されている。
タイミング発生回路25は、メモリ動作を開始するトリガとなるロウアドレスストローブ信号RAS、読み出し動作のトリガとなるカラムアドレスストローブ信号CAS、書き込み動作の許可状態又は禁止状態を規制する書き込みイネーブル信号WE及び読み出しデータの外部への出力動作を許可又は禁止する出力イネーブル信号OEを受け、ワード線駆動タイミング制御信号WD又は内部書き込みイネーブル信号WENを出力する。
遅延制御回路26は、ワード線駆動タイミング制御信号WDを受け、通常用遅延時間である第1の遅延量(時間)T1を生成する第1の遅延回路261と、検査用遅延時間である第2の遅延量(時間)T2を生成する検査用遅延時間生成手段としての第2の遅延回路262と、第1の遅延回路261及び第2の遅延回路262からの遅延したワード線駆動タイミング制御信号WDを受け、これらの一方をテストモード切り換え信号AWLに基づいて選択し、選択した信号をセンスアンプ駆動信号SEとして出力する第1のセレクタ263とから構成されている。
書き込み制御手段としての書き込み制御パルス幅切り換え回路27は、内部書き込みイネーブル信号WENを受け、第3の遅延量(時間)T3を生成する第3の遅延回路271と、第4の遅延量(時間)T4を生成する第4の遅延回路272と、第3の遅延回路271及び第4の遅延回路272からの遅延した内部書き込みイネーブル信号WENを受け、これらの一方をテストモード切り換え信号AWLに基づいて選択し、選択した信号を書き込み制御パルスWRUNとして出力する第2のセレクタ273とから構成されている。
遅延制御回路26と該遅延制御回路26からのセンスアンプ駆動信号SEを受けるセンスアンプ列16との間には、一方の入力端子にセンスアンプ駆動信号SEを受け、他方の入力端子に反転された書き込み制御パルスWRUNを受け、センスアンプ駆動信号SEを出力するセンスアンプ増幅禁止手段としての書き込み動作時センスアンプディセーブル制御回路28が接続されている。
図2は本実施形態に係る半導体記憶装置におけるワード線ドライバ15及びロウデコーダ18の回路構成の一例を示している。図2に示すように、ワード線ドライバ15は各ワード線WLmごとに設けられた単位ワード線ドライバ15aを有している。
各単位ワード線ドライバ15aは、入力端子がロウアドレスデコード信号/RD0〜/RD63のうちのいずれか1本と接続され、出力端子がワード線WLmのうちのいずれか1本と接続されたp型トランジスタTP1と第1のn型トランジスタTN1とからなる第1のインバータ151を有している。また、256個の単位ワード線ドライバ15aの第1のインバータ151における駆動用電圧の供給端子は、それぞれワード線駆動信号WD0〜WD3のうちのいずれか1つとこの順に繰り返されるように接続されている。
また、各単位ワード線ドライバ15aには、ドレインがワード線WLmに接続され、ソースが接地され、ゲートが第2のインバータ152により反転されるワード線駆動信号WD0〜WD3のうちのいずれか1つを受ける第2のn型トランジスタTN2を有している。
ロウデコーダ18は64個の単位ロウデコーダ18aからなり、各単位ロウデコーダ18aは、ロウプリデコーダ20からのそれぞれ8通りずつのロウアドレスプリデコード信号XPA0〜XPA7,XPB0〜XPB7からなるそれぞれ64通りの組み合わせのうちの1通りが入力され、ロウアドレスデコード信号/RD0〜/RD63のうちのいずれか1つを出力するNANDゲート181を有している。例えば、ロウアドレスプリデコード信号XPA0及びXPB0が入力され、ロウアドレスデコード信号/RD0を出力する単位ロウデコーダ18aは、該ロウアドレスデコード信号/RD0をワード線WL0〜WL3と接続されている4つの単位ワード線ドライバ15aに出力する。また、ロウアドレスプリデコード信号XPA1及びXPB0が入力され、ロウアドレスデコード信号/RD1を出力する単位ロウデコーダ18aは、該ロウアドレスデコード信号/RD1をワード線WL4〜WL7と接続されている4つの単位ワード線ドライバ15aに出力する。
図3は本実施形態に係る半導体記憶装置におけるメモリセルアレイ14、センスアンプ列16、カラムデコーダ及びセレクタ17並びにリード・ライトアンプ23の回路構成の一例を示している。図3に示すように、メモリセルアレイ14には、メモリセルキャパシタMCとメモリセルアクセストランジスタTWLとからなるメモリセル13が行列状に配設されている。
メモリセル13において、例えば、メモリセルアクセストランジスタTWLは、ドレインがビット線BL0と接続され、ゲートがワード線WL1と接続され、ソースがメモリセルキャパシタMCの一方の電極と接続されており、メモリセルキャパシタMCの他方の電極は、電源電圧VDDの2分の1の電圧値を持つセルプレート電源VCPと接続されている。
センスアンプ列16は、センスアンプ駆動回路161、センスアンプ162及びビット線プリチャージ回路163とから構成されている。
センスアンプ駆動回路161は、ゲートがセンスアンプ駆動信号SEの反転信号を受け、ソースが電源電圧VDDを受け、ドレインが各センスアンプ162と接続され、各センスアンプ162に対して電源電圧VDDを供給するp型センスアンプドライバトランジスタTPSEと、ゲートがセンスアンプ駆動信号SEを受け、ソースが接地電圧VSSを受け、ドレインが各センスアンプ162と接続され、各センスアンプ162に対して接地電圧VSSを供給するn型センスアンプドライバトランジスタTNSEとを有している。
センスアンプ162は、第1のp型センスアンプトランジスタTPSm及び第1のn型センスアンプトランジスタTNSmからなる第1のインバータと、第2のp型センスアンプトランジスタTPSmN及び第2のn型センスアンプトランジスタTNSmNからなる第2のインバータとがフリップフロップ接続されて構成されている。
第1のインバータの出力端子はビット線BLmと接続され、第2のインバータの出力端子はビット相補線/BLmと接続されている。センスアンプ駆動回路161からは、第1のインバータ及び第2のインバータの各p型トランジスタTPSm,TPSmNに電源電圧VDDが供給され、第1のインバータ及び第2のインバータの各n型トランジスタTNSm,TNSmNに接地電圧VSSが供給される。
ビット線プリチャージ回路163は、ソース及びドレインがビット線対BLm,/BLmと接続され、ゲートにビット線プリチャージ信号BPを受けるビット線イコライズトランジスタTNEQmと、ビット線対BLm,/BLmの間に直列接続されており、共通ドレインが電源電圧VDDの2分の1の電圧値のビット線プリチャージ電源VBPと接続され、各ゲートにビット線プリチャージ信号BPを受ける第1のビット線プリチャージトランジスタTNPRm及び第2のビット線プリチャージトランジスタTNPRmNとから構成されている。
カラムデコーダ及びセレクタ17は、図1に示すカラムアドレスバッファ及びカラムプリデコーダ24からのカラムプリデコード信号を受けるANDゲート17aと、一方の入力端子がテストモード切り換え信号AWLを受け、他方の入力端子がANDゲート17aからの出力信号を受けるORゲート17bとを有している。さらに、一方のソースドレインがビット線BLmと接続され、他方のソースドレインがデータの読み出し又は書き込みに用いるデータ線DLと接続され、ゲートがORゲート17bからの出力信号を受ける第1のカラムスイッチトランジスタTNCmと、一方のソースドレインがビット相補線/BLmと接続され、他方のソースドレインがデータ相補線/DLと接続され、ゲートがORゲート17bからの出力信号を受ける第2のカラムスイッチトランジスタTNCmNとを有している。
リード・ライトアンプ23は、データ線対DL,/DLと接続され、該データ線対DL,/DLに読み出されたデータを増幅してI/Oバッファ回路29に出力するリードアンプ23aと、I/Oバッファ回路29と接続され、書き込み制御パルスWRUNにより制御されるn型スイッチトランジスタを介して、増幅した書き込みデータをデータ線対DL,/DLに出力するライトアンプ23bとを有している。
以下、前記のように構成された半導体記憶装置の動作を図面に基づいて説明する。
図4及び図5は本実施形態に係る半導体記憶装置の動作のタイミングチャートであって、図4は通常の書き込み動作を示し、図5はテストモード時の動作を示している。
(通常の書き込み動作)
図1〜3及び図4を参照しながら通常の書き込み動作を説明する。
まず、図4に示すように、通常モード時は、テストモード切り換え信号AWLが常にローレベルの状態にある。ここで、図4に示す信号名のうち、枠で囲まれた信号名は外部から入力される信号であることを表わしている。
次に、ロウアドレスストローブ信号/RASを立ち下げて活性化すると、図1に示すアドレスバッファ21は、ロウアドレス信号A0〜A7を取り込み、ロウプリデコーダ20に対して内部ロウアドレス信号AX0〜AX7を出力する。内部ロウアドレス信号AX0〜AX7を受けたロウプリデコーダ20は、それぞれ8種類ずつのロウプリデコード信号XPA0〜XPA7、XPB0〜XPB7からそれぞれ1つずつの信号を選択し、ロウデコーダ18に出力する。
図2に示すように、ロウデコーダ18は、選択されたロウプリデコード信号を受け、64個の単位ワード線ドライバ18aのうちの1つが選択されることにより、64通りのロウアドレスデコード信号/RD0〜/RD63のうちの1つを選択し、活性状態を示すローレベルの信号値をワード線ドライバ15に出力する。
一方、図1に示すタイミング発生回路25からのワード線駆動タイミング制御信号WDとロウプリデコーダ20からの選択信号とを受けたワード線駆動信号生成回路22により、4つのワード線駆動信号WD0〜WD3の1つが選択されて活性化されることにより、結果的にワード線WLmのうちの1本が選択されて活性化される。これにより、図3に示すように、メモリセルアレイ14における選択された一のワード線WLに接続されている256個のメモリセル13から、該メモリセル13のメモリセルキャパシタMCにそれぞれ保持されている微小電位のデータが、該メモリセル13に接続されている各ビット線BLm及びビット相補線/BLmに転送される。
次に、図4に示すように、ワード線駆動タイミング制御信号WDから第1の遅延時間T1後、センスアンプ駆動信号SEが立ち上がる。この第1の遅延時間T1は、図1に示す遅延制御回路26において、ローレベルのテストモード切り換え信号AWLを受ける第1のセレクタ263が第1の遅延回路261の出力信号を選択することにより生成される。センスアンプ駆動信号SEが活性化されると、図3に示すように、センスアンプ駆動信号SEを受けるセンスアンプ列16のセンスアンプ駆動回路161が活性化されて、各ビット線対BLm,/BLmにそれぞれ接続された各センスアンプ162が各ビット線対BLm,/BLmごとに読み出されているデータを増幅して値を確定する。これにより、各メモリセル13のビット線対BLm,/BLmへの読み出し動作が完了する。
次に、図4に示すように、書き込みイネーブル信号/WEを立ち下げて、書き込み許可状態とする。続いて、カラムアドレスストローブ信号/CASを立ち下げて活性化することにより、カラムアドレス信号A0〜A7を取り込み、図1に示すカラムアドレスバッファ及びカラムプリデコーダ24が活性化する。続いて、図3に示すカラムデコーダ及びセレクタ17によって、入力されたアドレスにより指定された一のビット線対BL,/BLが選択される。
次に、図1及び図4に示すように、活性化された書き込みイネーブル信号/WEを受けたタイミング発生回路25からは内部書き込みイネーブル信号WENが出力され、該内部書き込みイネーブル信号WENの立ち上がりから第3の遅延時間T3の間だけ書き込み制御パルスWRUNが発生する。この第3の遅延時間T3は、図1に示す書き込み制御パルス幅切り換え回路27において、ローレベルのテストモード切り換え信号AWLを受ける第3のセレクタ271が第3の遅延回路271側の出力信号を選択することにより生成される。続いて、図3に示すように、書き込み制御パルスWRUNが生成されている間に選択されているビット線対BLm,/BLmにライトアンプ23bを通して所定の書き込みデータDinが入力される。
このとき、図1に示すように、書き込み制御パルスWRUNが活性化されている間は書き込み動作時センスアンプディセーブル制御回路28がセンスアンプ駆動信号SEの出力を禁止するため、センスアンプ駆動信号SEは書き込み制御パルスWRUNの発生中に非活性となる。これにより、センスアンプ列16とライトアンプ23bとが同時に活性化されることがなくなるので、特に、読み出されたデータの相補値を書き込むような反転書き込みの場合であっても、データの書き込み動作を短時間で行なうことができる。
(テスト動作)
次に、複数のワード線を同時に活性化して行なうテスト動作について図1〜3及び図5を参照しながら説明する。
まず、図5に示すように、テストモード切り換え信号AWLを立ち上げて活性化することにより、装置の動作モードをテストモードに遷移する。
次に、ロウアドレスストローブ信号/RASを活性化させると、図1に示すアドレスバッファ21は、ロウアドレス信号A0〜A7を取り込み、ロウプリデコーダ20に対して内部ロウアドレス信号AX0〜AX7を出力する。このとき、ハイレベルのテストモード切り換え信号AWLを受ける複数ワード線立ち上げ用制御回路19により、各ロウプリデコード信号XPA0〜XPA7,XPB0〜XPB7のそれぞれが活性化される。これにより、図2に示すロウデコーダ18において、ロウアドレスデコード信号/RD0〜/RD63のすべてがローレベルに活性化されてワード線ドライバ15に入力される。
このとき、内部ワード線駆動信号WD0〜WD3のうちの一の信号が選択されることにより、256本のワード線WLmのうちの4分の1、すなわち64本が同時に選択され、選択された64本のワード線WLに属する64×256個のメモリセル13のデータが各ビット線対BLm,/BLmに転送される。すなわち、1対のビット線BL,/BLに64個分のメモリセル13のデータが同時に読み出されることになる。
この場合、ワード線駆動信号WD0〜WD3のうちの1つで64本のワード線WLを駆動するため、ワード線WLの立ち上がり時間は通常モードと比べて長くなる。このテストモード時のワード線WLの立ち上がり時間を確保するため、本実施形態は、図1に示すセンスアンプ駆動信号SEを生成する遅延制御回路26において、テストモード時に第1の遅延時間T1よりも長い第2の遅延時間を生成する第2の遅延回路262からの出力信号を選択することにより実現している。
次に、図5に示すように、書き込みイネーブル信号/WEを立ち下げて、書き込み許可状態とする。続いて、カラムアドレスストローブ信号/CAS信号により、前述したのと同様のデータの読み出し及び書き込み動作を行なう。
ここで、テストモード切り換え信号AWLが活性状態であるため、外部からのコラムアドレス信号A0〜A7の値に関わらず、図1に示すカラムデコーダ及びセレクタ17を通じて256対のビット線対BLm,/BLmのすべてを同時に選択する。これを実現するための構成は、複数ワード線立ち上げ用制御回路19と同様のORゲートを有する制御回路(図示せず)をカラムアドレスバッファ及びカラムプリデコーダ24に組み込むことによって容易に実現できる。
このようにすると、書き込み動作時に一の書き込みデータDinが展開され、同時に選択された256対のビット線対BLm,/BLmのすべてに書き込み動作が行なわれる。さらに、本実施形態の特徴として、図1に示す書き込み制御パルスWRUNを生成する書き込み制御パルス幅切り換え回路27において、テストモード時に第3の遅延時間T3よりも長い第4の遅延時間T4を生成する第4の遅延回路272側からの出力信号を選択して、書き込み制御パルスWRUNのパルス幅を通常モード時よりも長くすることにより、256対のビット線対BLm,/BLmに対する書き込み動作のマージンを確保して書き込みを容易にしている。
以上説明したように、本実施形態によると、
(1)テストモード時にワード線WLが活性化される本数が通常モード時と比べて64倍となり、バーンイン検査等のストレステスト時には、通常モード時と同等のストレスを64分の1の時間で印加することができる。なお、本実施形態においては、256本のワード線WLmのうちの64本(64/256)を同時に選択しているが、一の動作サイクルで4本のワード線駆動信号WD0〜WD3のうちの2本を同時に駆動することにより、ワード線WLmの活性化本数が通常モード時と比べて128倍になり、通常モードと同等のストレス時間をさらに半分に、すなわち128分の1の時間とすることも容易に行なえる。
(2)すべてのワード線WLmを一括に活性化するストレス印加方法と比べて、ワード線WL間のストレスの印加が容易に行なえる。例えば、各動作サイクルごとに、ワード線駆動信号WD0〜WD3を順次起動し、1サイクルあたり256本のワード線WLmのうち3本おきに計64本のワード線WLを選択する。このようにすると、活性化されたワード線WLのそれぞれに隣接する非選択のワード線WLを非活性とすることができるので、互いに隣接するワード線WL同士に対してストレスを確実に印加できる。
(3)複数のビット線対BLm,/BLmのすべてを同時に選択して書き込み動作を行なうことにより、各ビット線対BLm,/BLmや各メモリセル13、さらには各センスアンプ162に対してストレスの印加が極めて短時間に行なえる。
なお、本実施形態に示したように、外部アドレスに関係なく256対のビット線対BLm,/BLmのすべてを一括して選択するのが好ましいが、書き込み系回路の駆動能力等を考慮して、必ずしも、すべてのビット線対BLm,/BLmを同時に選択しなくてもよい。
(4)遅延制御回路26、書き込み制御パルス幅切り換え回路27及び書き込み動作時センスアンプディセーブル制御回路28を設けることにより、テストモード時における複数のビット線対BLm,/BLmに対する読み出し動作及び書き込み動作を安定して行なうことができる。
まず、遅延制御回路26は、センスアンプ駆動信号SEにおけるテスト動作時の第2の遅延量T2を通常モード時の第1の遅延量T1よりも大きくすることにより、通常モード時よりも多くの時間を要する複数のワード線WLmの立ち上がり動作と、これに続くセンスアンプ162の活性動作及び各メモリセル13から各ビット線対BLm,/BLmへのデータ読み出し動作とに対してそれぞれの動作マージンを確保できるため、各センスアンプ162の増幅動作を安定させることができる。
また、書き込みパルス幅切り換え制御回路27は、テスト動作時の書き込み制御パルスWRUNの活性期間(=T4)を通常モード時の活性期間(=T3)よりも長くすることによって、複数のビット線対BLm,/BLmに対して安定な書き込み動作を保証できる。
さらに、書き込み動作時センスアンプディセーブル制御回路28は、書き込み時にセンスアンプ162とライトアンプ23bとを同時に活性化させる従来の方法、すなわち、反転書き込み時であってもセンスアンプ162により増幅されたビット線対BLm,/BLmの読み出しデータをライトアンプ23bによって強制的に書き換える方法と比べ、ライトアンプ23bのサイズを小さくしたり能力を低減させたりしたとしても、短時間で且つ安定した書き込み動作を行なえるので、高集積化に有利となる。
このように、本実施形態によると、テストモード時には、通常モード時と比べてストレス印加の効率が大幅に向上するため、バーンイン検査等のストレス時間を大幅に短縮できる上に、従来の全ワード線一括活性化等の方法では得られないワード線WL間のリーク系のスクリーニング、及びセンスアンプ162及びビット線BL系のスクリーニングが可能となるので、品質の低下を抑えることができる。
さらに、本実施形態に係るテストモードの書き込み動作と通常モードの読み出し動作とを組み合わせることにより、メモリセルアレイ14のテストを極めて短時間に行なうこともでき、バーンイン検査等のモニターに利用できるだけでなく、デバイスのウェハ検査又はパッケージ封止後の検査においても検査時間の短縮化を図ることができる。
(第1の実施形態の第1変形例)
以下、本発明の第1の実施形態の第1変形例について図面を参照しながら説明する。
図6は本実施形態の第1変形例に係る半導体記憶装置のセンスアンプ駆動回路の回路構成の一例を示している。図6に示すように、本変形例に係るセンスアンプ駆動回路161Aは、図3に示すセンスアンプ駆動回路161にテストモード時に活性化されるビット線振幅拡大回路部30を有している。ここでは、センスアンプ駆動回路161Aを除く回路は図1〜図3に示す回路構成と同等の構成を有している。
ビット振幅拡大回路部30は、一方の入力端子がセンスアンプ駆動信号SEを受け、他方の入力端子がテストモード切り換え信号AWLの反転信号を受けて、これらの論理積演算の結果を出力するNAND回路301と、NAND回路301の出力信号を遅延させてなるセンスグランド制御信号SGCを出力する遅延回路302と、p型トランジスタTPSG及び第1のn型トランジスタTNSG1からなり、入力されたセンスグランド制御信号SGCを反転させてなるセンスボトム電位SGNDを出力するインバータとを有している。さらに、ゲートとドレインとがダイオード接続され、ソースが接地された第2のn型トランジスタTNSG2を有しており、センスボトム電圧SGNDは、第2のn型トランジスタTNSG2のゲート及びドレインに印加される。ここで、センスグランド制御信号SGCがローレベルの場合は、センスボトム電圧SGNDは第2のn型トランジスタTNSG2のしきい値電圧程度にクランプされる。第2のn型トランジスタTNSG2のドレインは、前述したn型センスアンプドライバトランジスタTNSEのソースと接続されている。
以下、前記のように構成されたセンスアンプ駆動回路161Aを備えた半導体記憶装置の動作を説明する。
図7は通常の動作時のタイミングチャートを示し、図8はテストモード時のタイミングチャートを示している。
図7に示すように、本変形例は、通常の書き込み動作又は読み出し動作時に、メモリセル内のアクセストランジスタのオフリーク電流を低減するダイナミックセンスグランド方式を採用している。ダイナミックセンスグランド方式は、昇圧センスグランド方式を改良した方式であって、ビット線BLmのローレベルを接地電圧VSSに対して昇圧し、メモリセルのアクセストランジスタのオフリークを低減することにより、メモリセルの電荷保持特性を向上する方式である。さらに、低電源電圧駆動時であってもセンスアンプ列のセンス動作を容易とするために、センスボトム電圧SGNDを、センスアンプ列の動作開始直後の所定期間に限って接地電圧VSSとし、その後、第2のn型トランジスタTNSG2のしきい値電圧Vtn程度に昇圧する。
このように、ダイナミックセンスグランド方式による通常動作時におけるビット線対BL,/BLの動作振幅は、ハイレベル側が電源電圧VDDとなり、ローレベル側がほぼ接地電圧VSS及びしきい値電圧Vtnの和となる。
これに対し、図8に示すテストモード時には、図6に示したビット線振幅拡大回路部30において、NAND回路301がハイレベルのセンスアンプ駆動信号SE及びハイレベルのテストモード切り換え信号AWLを受けることにより、センスグランド制御信号SGCがハイレベルとなる。これにより、センスボトム電圧SGNDが接地電圧VSSとなるため、ビット線対BLm,/BLmの動作振幅は、ハイレベル側が電源電圧VDDとなり且つローレベル側が接地電圧VSSとなって、ビット線対の振幅が通常動作時と比べて確実に大きくなる。
これにより、通常動作モード時においては、オフリーク電流を低減しながら、読み出し動作又は書き込み動作の動作マージンを確保することができると共に、テストモード時においては、通常モード時と比べて、ビット線及びメモリセルアレイに大きな電圧ストレスを与えることができるため、ストレス効率をさらに向上することができる。
(第1の実施形態の第2変形例)
以下、本発明の第1の実施形態の第2変形例について図面を参照しながら説明する。
図9は本実施形態の第2変形例に係る半導体記憶装置のデータスクランブル回路の回路構成の一例を示している。図9に示すように、本変形例に係る半導体記憶装置は、図3に示すリード・ライトアンプ23とI/Oバッファ回路29との間に設けられたデータスクランブル回路31を備えている。
データスクランブル回路31は、図1に示すアドレスバッファ21からの内部ロウアドレス信号AX0及びAX1を受け、外部から入力されるデータの値を反転させるか否かを指示する反転制御信号を出力するデータ反転制御回路311と、該制御信号に基づいて読み出しデータ及び書き込みデータの値を反転させる反転回路312と、反転制御信号をテストモード切り換え信号AWLが活性化されている期間中にのみ反転回路312を活性化するAND回路313とを有している。
反転回路312は、一方の入力端子が反転制御信号を受け、他方の入力端子が読み出しデータを受け、排他的論理和演算を行なって外部に出力する第1のEXOR回路312aと、一方の入力端子が反転制御信号を受け、他方の入力端子が外部からの読み出しデータを受け、排他的論理和演算を行なってリード・ライトアンプ23に出力する第2のEXOR回路312bとから構成されている。
以下、前記のように構成された半導体記憶装置の動作を説明する。
通常動作時には、反転制御信号が常にローレベルであるため、読み出しデータ及び書き込みデータの値は反転されずにそのままの値で入出力される。
検査モード時には、テストモード切り換え信号AWLがローレベルからハイレベルへと活性化される。これにより、内部ロウアドレス信号AX0及びAX1からなる4通りの信号に基づいて、反転制御信号の信号レベルを変更できる。従って、反転制御信号の信号レベルがハイレベルの場合には、読み出しデータ及び書き込みデータの値がそれぞれ反転されることになる。
これにより、図1に示す各メモリセル13に与える電圧ストレスの印加パターンを検査目的に応じて変えることができる。例えば、メモリセル13のすべてに物理データ“1”を書き込むことにより、メモリセル13と基板との間の電圧ストレスを最大とする方法、メモリセル13のすべてに物理データ“0”を書き込むことにより、メモリセル13と、ワード線WLm及び電源電位との間のストレスを最大とする方法、さらには、物理データとして行単位にデータ値を交互に反転させてなるストライプパターン、又は行単位及び列単位にデータ値を交互に反転させ、一のメモリセル13と該一のメモリセル13に隣接する他のメモリセル13とのデータ値が異なる、いわゆるチェッカーパターンを書き込むことにより、各メモリセル13同士の電圧ストレスを大きくする方法等が考えられる。
これにより、検査モード時に、外部から与える検査データの入力パターンとしてストライプパターンやチェッカーパターンを作成しなくても、データスクランブル回路31により容易に生成できるため、検査対象とする半導体記憶装置のストレスマージンの評価及び分析を極めて効率良く行なえるようになる。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図10は本発明の第2の実施形態に係る半導体記憶装置のブロック構成を示している。図10において、図1に示す構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付すことにより説明を省略する。図10に示すように、本実施形態に係る半導体装置は、メモリセルアレイ14に複数の予備のメモリセル、いわゆる冗長メモリセル13aを有していることを特徴とする。近年の大容量の半導体記憶装置は、メモリセル13、ワード線WLm又はビット線対BLm,/BLmにわずかな欠陥があった場合に該欠陥部分を未使用状態とし、代わりに予備のメモリセル13aを用いて救済することが一般的となっている。
図10に示すように、本実施形態に係る半導体記憶装置は、冗長アドレス検出回路32、冗長ワード線立ち上げ用制御回路33、冗長ロウデコーダ34、冗長ワード線ドライバ35、OR回路36及びプリデコード制御回路37を備えている。
冗長アドレス検出回路32は、アドレスバッファ21の出力を受け、欠陥部分を特定する2ビットの冗長アドレス検出信号FS0,FS1を出力する。
冗長ワード線立ち上げ用制御回路33は、一方の入力端子が冗長アドレス検出信号FS0を受け、他方の入力端子がテストモード切り換え信号AWL受け、これらの論理和からなる冗長ロウアドレスプリデコード信号XPS0を生成して出力する第1のOR回路33aと、一方の入力端子が冗長アドレス検出信号FS1を受け、他方の入力端子がテストモード切り換え信号AWL受け、これらの論理和からなる冗長ロウアドレスプリデコード信号XPS1を生成して出力する第2のOR回路33bとから構成されている。
冗長ワード線ドライバ35は、図2に示すワード線ドライバ15を構成する8つの単位ワード線ドライバ15aを有し、8つの単位ワード線ドライバ15aは冗長ワード線SWL0〜SWL7とそれぞれ接続されている。
OR回路36は、冗長アドレス検出信号FS0,FS1を受け、これらの論理和を演算してその結果を出力する。
プリデコード制御回路37は、一方の入力端子がOR回路36からの反転出力を受け、他方の入力端子がロウプリデコーダ20からのロウアドレスプリデコード信号XPA0〜XPA7,XPB0〜XPB7のうちのいずれか1つを受け、受けた信号同士の論理積を演算してその結果をそれぞれ出力する16個のAND回路37aから構成されている。
検査工程において、メモリセル13等に不具合が検出された場合には、冗長アドレス検出回路32に設けられている、例えばヒューズROMに対して、不具合のメモリセル13を回避するプログラミングを行なう。これにより、外部から欠陥アドレスがアクセスされたときにのみ、通常はローレベルで非活性状態の冗長アドレス検出信号FS0,FS1がハイレベルに活性化されて、冗長ロウデコーダ34及び冗長ワード線ドライバ35が動作することにより、冗長ワード線SWL0〜SWL7のうちのいずれか1本が選択され、冗長メモリセル13aに対するアクセスが行なわれる。
このような構成を持つ半導体記憶装置に対するスクリーニングの検査時には、まず、外部から入力されるテストモード切り換え信号AWLを非活性状態から活性状態に遷移させる。
図10に示すように、テストモード切り換え信号AWLは、複数ワード線立ち上げ用制御回路19及び冗長ワード線立ち上げ用制御回路33を構成するすべてのOR回路に入力されている。その結果、冗長救済用のプログラミングの有無に関わらず、ロウアドレスプリデコード信号XPA0〜XPA7,XPB0〜XPB7と、冗長ロウアドレスプリデコード信号XPS0,XPS1とが同時に選択されることにより、正規のワード線WLmの場合は256本のうちの64本に電圧ストレスが印加されると共に、冗長ワード線SWLの場合は8本のうちの2本に電圧ストレスが印加される。
このように、本実施形態によると、テストモード時において、第1の実施形態と同様に、ワード線ドライバ15が所定本数おきに且つ複数本のワード線WLを同時に駆動させるため、駆動されるワード線の両隣に位置するワード線WLは駆動されることがない。従って、隣接するワード線WL同士には通常動作時と同等のストレスが作用して、スクリーニング効果が向上する。その上、冗長メモリセル13aに対するストレスの印加も、正規のメモリセル13と同様に行なうことができるため、スクリーニング時間の短縮及び品質の確保に非常に有効となる。
なお、本実施形態においては、冗長ワード線SWLを設ける構成を例に採って
いるが、予備のビット線対(冗長ビット線対)BL,/BLを設けた構成であってもよい。この場合には、センスアンプ列16、カラムデコーダ及びセレクタ17、並びにカラムアドレスバッファ及びカラムプリデコーダ24のそれぞれに冗長ビット線用の回路を設けることとなる。
(第3の実施形態)
以下、本発明の第3の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図11及び図12は本発明の第3の実施形態に係る半導体記憶装置のブロック構成であって、図11は複数のメモリセルアレイを含む部分の構成を示し、図12はその他の周辺部分の構成を示している。図11及び図12において、図1に示す構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付すことにより説明を省略する。図11に示すように、本実施形態に係る半導体記憶装置は、8個のメモリセルアレイ14A〜14Hを備えており、各メモリセルアレイ14A〜14Hにおけるビット線方向の外側の領域には、センスアンプ列16が設けられている。
各メモリセルアレイ14A〜14Hと各センスアンプ列16との間には、メモリセルアレイ14A〜14Hとセンスアンプ列16との間のビット線対BLm,/BLmを選択的に接続可能とするシェアドゲート(トランスファゲート)回路38が設けられている。これにより、例えば、第1のメモリセルアレイ14Aと第2のメモリセルアレイ14Bとの間に設けられているセンスアンプ列16は、これらメモリセルアレイ同士のビット線対BLm,/BLmを共有することにより、センスアンプ列16の個数を減らしている。
各シェアドゲート回路38には、該シェアドゲート回路38を選択的に導通状態とするシェアドゲート制御回路39がそれぞれ設けられている。
シェアドゲート制御回路39は、第1の入力端子がメモリセルアレイ14A〜14Hを選択するバンク切替用のロウプリデコード信号BK0〜BK7のうちのいずれか1つを受け、第2の入力端子がテストモード切り換え信号AWLの反転信号を受けるNAND回路を含んでいる。但し、第1のメモリセルアレイ14Aに対して第2のメモリセルアレイ14Bと反対側に位置するシェアドゲート回路38と接続されるシェアドゲート制御回路39は、第1の入力端子に接地電圧VSSが印加されている。また、第8のメモリセルアレイ14Aに対して第7のメモリセルアレイと反対側に位置するシェアドゲート回路38と接続されるシェアドゲート制御回路39も、第1の入力端子に接地電圧VSSが印加されている。
各ロウデコーダ18には、バンク切替用のロウプリデコード信号BK0〜BK7のうちのいずれか1つが入力される。さらに、ビット線対BLm,/BLmと並行して、各メモリセルアレイ14A〜14Hに共有の128対のグローバルデータ線DL0〜DL127,/DL0〜/DL127を設けている。なお、必要なカラムアドレスは図1の場合と同様の8ビット(A0〜A7)である。
また、図12に示すように、8個のメモリセルアレイ14A〜14Hを特定するために、アドレスバッファ21には、新たに追加されたA8〜A10の3ビットが入力される。これにより、アドレスバッファ21は内部ロウアドレス信号AX8〜AX10を生成してロウプリデコーダ21に出力し、ロウプリデコーダ21は新たに追加されたバンク切替制御回路40にバンク切替用のロウプリデコード信号BK0〜BK7を出力する。
以下、前記のように構成された半導体記憶装置の動作を説明する。
まず、通常の書き込み動作又は読み出し動作時には、選択されて活性化されるメモリセルアレイと隣接するセンスアンプ列16のみを活性化するようにシェアドゲート38を導通状態とする。これにより、活性化されたセンスアンプ列16と接続されるビット線対BL,/BLに対してのみ増幅動作が行なわれる。
例えば、図11において、バンク切替制御回路40からのロウプリデコード信号のうちのBK0がハイレベルに活性化されたとする。このとき、バンク切替用のロウプリデコード信号BK1を受けるシェアドゲート制御回路39は、ハイレベル(活性化)の制御信号を出力し、ロウプリデコード信号BK0を受けるシェアドゲート制御回路39は、ローレベル(非活性化)の制御信号を出力する。これにより、第1のメモリセルアレイ14Aと第2のメモリセルアレイ14Bとの間に配置された2つのシェアドゲート38のうち、第1のメモリセルアレイ14A側のシェアドゲート38が導通状態となり、第2のメモリセルアレイ14B側のシェアドゲート38が非導通状態となる。
次に、テストモード時には、テストモード切り換え信号AWLが活性化されるため、活性化されたテストモード切り換え信号AWLを受けるすべてのシェアドゲート制御回路39により、すべてのシェアドゲート回路38が導通状態に遷移する。これにより、すべてのメモリセルアレイ14A〜14Hが活性化するため、一のセンスアンプ列16と隣接するメモリセルアレイが有するビット線対BLm,/BLmへの書き込み動作を同時に行なえるようになる。その結果、複数のメモリセルアレイ14A〜14Hを備えた構成であっても、第1の実施形態と同様に、テストモード時にワード線ドライバ15が所定本数おきに且つ複数本のワード線WLを同時に駆動させるため、駆動されるワード線WLの両隣に位置するワード線は駆動されない。従って、隣接するワード線WL同士には通常動作時と同等のストレスが作用して、スクリーニング効果が向上し、短時間のストレス印加を行なうことができる。
本発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置のワード線ドライバ及びロウデコーダを示す回路図である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置のメモリセルアレイ、センスアンプ列、カラムデコーダ及びリード・ライトアンプを示す回路図である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置の通常の書き込み動作を示すタイミングチャート図である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置のテストモード時の動作を示すタイミングチャート図である。 本発明の第1の実施形態の第1変形例に係る半導体記憶装置のセンスアンプ駆動回路を示す回路図である。 本発明の第1の実施形態の第1変形例に係る半導体記憶装置の通常の動作を示すタイミングチャート図である。 本発明の第1の実施形態の第1変形例に係る半導体記憶装置のテストモード時の動作を示すタイミングチャート図である。 本発明の第1の実施形態の第2変形例に係る半導体記憶装置のデータスクランブル回路を示す回路図である。 本発明の第2の実施形態に係る半導体記憶装置を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係る半導体記憶装置を示す部分的なブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係る半導体記憶装置を示す部分的なブロック図である。
符号の説明
WL ワード線
BL ビット線
/BLm ビット相補線
13 メモリセル
14 メモリセルアレイ
15 ワード線ドライバ(ワード線駆動回路)
15a 単位ワード線ドライバ
151 第1のインバータ
152 第2のインバータ
16 センスアンプ列
161 センスアンプ駆動回路
162 センスアンプ
163 ビット線プリチャージ回路
17 カラムデコーダ及びセレクタ(検査用ビット線選択手段)
17a ANDゲート
17b ORゲート
18 ロウデコーダ
18a 単位ロウデコーダ
181 NANDゲート
182 NANDゲート
19 複数ワード線立ち上げ用制御回路(検査用ワード線選択手段)
20 ロウプリデコーダ
21 アドレスバッファ
22 ワード線駆動信号生成回路
23 リード・ライトアンプ
23a リードアンプ
23b ライトアンプ
24 カラムアドレスバッファ及びカラムプリデコーダ
25 タイミング発生回路
26 遅延制御回路
261 第1の遅延回路
262 第2の遅延回路(検査用遅延時間生成手段)
263 第1のセレクタ
27 書き込み制御パルス幅切り換え回路(書き込み制御手段)
271 第3の遅延回路
272 第4の遅延回路
273 第2のセレクタ
28 書き込み動作時センスアンプディセーブル制御回路
(センスアンプ増幅禁止手段)
29 I/Oバッファ回路
30 ビット線振幅拡大回路部
301 NAND回路
302 遅延回路
31 データスクランブル回路
311 データ反転制御回路
312 反転回路
312a 第1のEXOR回路
312b 第2のEXOR回路
313 AND回路
32 冗長アドレス検出回路
33 冗長ワード線立ち上げ用制御回路
33a 第1のOR回路
33b 第2のOR回路
34 冗長ロウデコーダ
35 冗長ワード線ドライバ
36 OR回路
37 プリデコード制御回路
38 シェアドゲート回路
39 シェアドゲート制御回路
40 バンク切替制御回路
AWL 複数ワード線立ち上げテストモード切り換え信号
(テストモード切り換え信号)
/RAS ロウアドレスストローブ信号
/CAS カラムアドレスストローブ
/WE 書き込みイネーブル信号
OE 出力イネーブル信号
A0〜A7 ロウアドレス信号
A0〜A7 カラムアドレス信号
AX0〜AX7 内部ロウアドレス信号
XPA0−7 ロウアドレスプリデコード信号
XPB0−7 ロウアドレスプリデコード信号
XPC0,1 ロウアドレスプリデコード信号
/RD0〜/RD63 ロウアドレスデコード信号
/RD0〜/RD127 ロウアドレスデコード信号
WD ワード線駆動タイミング制御信号
WEN 内部書き込みイネーブル信号
WRUN 書き込み制御パルス
SE センスアンプ駆動信号

Claims (10)

  1. 互いに交差する多数のワード線及び多数のビット線対と、
    前記多数のワード線及び多数のビット線対の各交差部に行列状に設けられた多数のメモリセルからなるメモリセルアレイと、
    行アドレス信号を受け、受けた行アドレス信号に基づいて前記多数のワード線を選択的に駆動するワード線駆動回路と、
    前記多数のビット線対ごとに設けられ、各ビット線対の電位差を増幅するセンスアンプ回路と、
    列アドレス信号を受け、受けた列アドレス信号に基づいて前記多数のビット線対のうちのいずれかを選択し、外部とのデータの入出力を行なう列選択回路と、
    複数の動作モードを有し、前記複数動作モードのうちの第1の動作モード時において、前記ビット線対の電位差を増幅する増幅電圧の振幅を、第2の動作モード時における前記増幅電圧の振幅よりも大きく設定するセンスアンプ駆動回路と、
    前記第1の動作モード時に、前記ワード線駆動回路が前記多数のワード線に対して所定本数おきに且つ一の動作サイクルで複数のワード線を駆動できるように前記ワード線を選択する複数ワード線選択手段と、
    前記第1の動作モード時に、前記多数のビット線対のうちの複数のビット線対を一の動作サイクルで選択し、選択した複数のビット線対に対してデータの入出力を行なう複数ビット線選択手段を備え、
    前記多数のワード線は予備のワード線を含み、前記メモリセルアレイは前記予備のワード線に駆動される予備のメモリセルを有しており、
    前記第1の動作モード時に前記複数ワード線選択手段により駆動される前記複数のワード線には、所定本数おきに選択される前記予備のワード線が含まれていることを特徴とする半導体記憶装置。
  2. データバスとライトアンプとをさらに備え、
    前記ビット線対と前記データバスとは前記列選択回路により接続され、外部からのデータ入力に基づいて、前記ライトアンプにより、前記データバスを介して前記ビット線対にデータの書込みを行なうことを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 前記複数ビット線選択手段は、前記第1の動作モード時に、外部からのデータ入力に基づいて、前記ライトアンプにより、前記データバスを介して前記複数のビット線対に対してデータの書込みを行なうことを特徴とする請求項2に記載の半導体記憶装置。
  4. 前記第1の動作モードは、ストレス印加のために動作する検査用動作モードであり、前記第2の動作モードは、通常の動作モードであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導体記憶装置。
  5. 前記メモリセルアレイは、ダイナミック型メモリセルにより構成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の半導体記憶装置。
  6. それぞれが、多数のワード線及び多数のビット線対の各交差部に行列状に設けられた多数のメモリセルを有する複数のメモリセルアレイと、
    前記複数のメモリセルアレイのうちの互いに隣接するメモリセルアレイ同士の間に、前記ビット線対が共有可能に設けられた複数のシェアドゲート回路と、
    互いに隣接する前記メモリセルアレイ同士の間に前記シェアドゲート回路を介して設けられ、各ビット線対の電位差を増幅するセンスアンプ回路と、
    行アドレス信号を受け、受けた行アドレス信号に基づいて前記多数のワード線を選択的に駆動するワード線駆動回路と、
    列アドレス信号を受け、受けた列アドレス信号に基づいて前記多数のビット線対のうちのいずれかを選択し、外部とのデータの入出力を行なう列選択回路と、
    複数の動作モードを有し、前記複数動作モードのうちの第1の動作モード時において、前記ワード線駆動回路が前記多数のワード線に対して所定本数おきに且つ一の動作サイクルで複数のワード線を駆動できるように前記ワード線を選択する複数ワード線選択手段と、
    前記第1の動作モード時に、前記多数のビット線対のうちの複数のビット線対を一の動作サイクルで選択し、選択した複数のビット線対に対してデータの入出力を行なう複数ビット線選択手段と、
    前記第1の動作モード時に、前記複数のシェアドゲート回路を活性化することにより、互いに隣接する前記メモリセルアレイを含む全てのメモリセルアレイ内のビット線対に対して、同時に書き込み動作を行なうシェアドゲート制御手段を備えていることを特徴とする半導体記憶装置。
  7. データバスとライトアンプとをさらに備え、
    前記ビット線対と前記データバスとは前記列選択回路により接続され、外部からのデータ入力に基づいて、前記ライトアンプにより、前記データバスを介して前記ビット線対にデータの書込みを行なうことを特徴とする請求項6に記載の半導体記憶装置。
  8. 前記複数ビット線選択手段は、前記第1の動作モード時に、外部からのデータ入力に基づいて、前記ライトアンプにより、前記データバスを介して前記複数のビット線対に対してデータの書込みを行なうことを特徴とする請求項7に記載の半導体記憶装置。
  9. 前記第1の動作モードは、ストレス印加のために動作する検査用動作モードであり、前記第2の動作モードは、通常の動作モードであることを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に記載の半導体記憶装置。
  10. 前記メモリセルアレイは、ダイナミック型メモリセルにより構成されることを特徴とする請求項6〜9のいずれか1項に記載の半導体記憶装置。
JP2008174642A 2008-07-03 2008-07-03 半導体記憶装置 Pending JP2008269784A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008174642A JP2008269784A (ja) 2008-07-03 2008-07-03 半導体記憶装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008174642A JP2008269784A (ja) 2008-07-03 2008-07-03 半導体記憶装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29621599A Division JP2001118398A (ja) 1999-10-19 1999-10-19 半導体記憶装置及びその検査方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008269784A true JP2008269784A (ja) 2008-11-06

Family

ID=40049064

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008174642A Pending JP2008269784A (ja) 2008-07-03 2008-07-03 半導体記憶装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008269784A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10588182B2 (en) 2014-05-28 2020-03-10 Guangdong Midea Kitchen Appliances Manufacturing Co., Ltd. Semiconductor microwave oven and semiconductor microwave source thereof

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10588182B2 (en) 2014-05-28 2020-03-10 Guangdong Midea Kitchen Appliances Manufacturing Co., Ltd. Semiconductor microwave oven and semiconductor microwave source thereof

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI775912B (zh) 半導體記憶體裝置及操作半導體記憶體裝置的方法
US6310807B1 (en) Semiconductor integrated circuit device including tester circuit for defective memory cell replacement
US7184333B2 (en) Semiconductor memory having a dummy signal line connected to dummy memory cell
US7697355B2 (en) Semiconductor memory and system with matching characteristics of signal supplied to a dummy signal line and a real signal line
JP5032004B2 (ja) 半導体装置、半導体メモリ及びその読み出し方法
TW201947588A (zh) 半導體記憶元件以及操作半導體記憶元件的方法
KR100290697B1 (ko) 디스터브 리프레시 테스트 회로를 포함하는 반도체 기억 장치
JP2007257707A (ja) 半導体記憶装置
US6728149B2 (en) Semiconductor memory device
KR100228530B1 (ko) 반도체 메모리 장치의 웨이퍼 번인 테스트회로
KR100632369B1 (ko) 풀 스트레스로 테스트가 가능한 오픈 비트라인 구조의 메모리 디바이스 및 이에 대한 테스트 방법
JP2006331511A (ja) 半導体記憶装置およびその検査手法
KR100567994B1 (ko) 스트레스 시험을 실행하는 다이나믹 메모리 디바이스
JP4266254B2 (ja) 半導体記憶装置
JP4291239B2 (ja) 半導体記憶装置及びテスト方法
US6504744B2 (en) Semiconductor memory device with memory test circuit
KR100420427B1 (ko) 테스트 시간의 단축이 가능한 반도체 기억 장치
US6873556B2 (en) Semiconductor memory device with test mode and testing method thereof
JP2004039220A (ja) 高速化疲労試験
JP2008269784A (ja) 半導体記憶装置
JP2003203496A (ja) 半導体記憶装置
JP2001118398A (ja) 半導体記憶装置及びその検査方法
JPH08190786A (ja) 半導体記憶装置
JP4875963B2 (ja) 半導体記憶装置
JP2000182397A (ja) 半導体記憶装置及びその検査方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090512

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091013