JP2008269024A - メモリ消去プログラム、装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 作業の中断時間に不正にアクセスされた場合でも、データの漏洩を阻止する。
【解決手段】 メモリ消去プログラム3の実行により、休止モード、スタンバイモード又はシャットダウンモードに移行する前にOS2のモード移行コマンドを保留し(ST2)、消去対象に対応するモードであれば(ST3)、消去対象のメモリ識別情報に対応するメモリアドレスに基づいてメモリ領域内のデータを消去し(ST4,ST9〜ST14)、このデータの消去が完了した後、保留したモード移行コマンドを有効にする(ST15)。これにより、移行したモードにおいては、作業中の各種プログラムで処理したデータが消去されているので、上記課題を解決できる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、メモリ消去プログラム、装置及び方法に係り、例えば、作業の中断時間に不正にアクセスされた場合でも、データの漏洩を阻止し得るメモリ消去プログラム、装置及び方法に関する。
近年、会社内に限らず、外出先においてもパーソナルコンピュータを用いる作業が増えてきている。これに伴い、貴重なデータを保存した外部メモリと、ノート型パーソナルコンピュータ(以下、ノートPCと呼ぶ)とを携帯して外出し、外出先で種々の作業を行う場合がある。
この場合、万が一にも、外部メモリを紛失して貴重なデータを他人に知られることがないようにセキュリティ性を高める必要がある。このような観点から、例えば特許文献1には、予め記憶されたパスワードと、拾った他人等がコンピュータに入力したパスワードとが不一致の場合に、記憶されたデータを全て消去するようにしたフラッシュメモリが開示されている。特許文献1記載の技術によれば、外部メモリを紛失した場合についてはセキュリティ性が高められており、特に問題がないと考えられる。
しかしながら、本発明者の検討によれば、外部メモリを紛失しなくても、作業の中断時間にノートPCに不正にアクセスされた場合には貴重なデータを他人に漏洩させてしまう可能性がある。
例えばノートPCは、消費電力を抑えつつ、外出先ですぐに起動できることが望ましい。このため、マイクロソフト社製OS(Operating System)であるウインドウズ(Windows(登録商標))では、省電力に関するACPI(Advanced Configuration and Power Interface)の規約に基づく、以下の2種類のモードが一般的に使用される。
1種類目のスタンバイモードでは、ノートPCがACPIステータス“S3”で示されるスタンバイ状態(サスペンド)となる。このスタンバイ状態は、主メモリ上に電力が供給されているので、主メモリ上のデータが保持されており、すぐに作業を再開できる利点がある。
2種類目の休止モードでは、ノートPCがACPIステータス“S4”で示される休止状態(ハイバネネーション)となる。この休止状態は、主メモリ上のデータを一旦ハードディスク上に退避し、再開時に、退避したデータを主メモリ上に再ロードすることで起動時間を短縮する利点がある。
特にスタンバイモードは、バッテリーを内蔵しているノートPCで多く使われている。
しかしながら、ノートPCでスタンバイモードを使用する場合、外出先で高速に作業を再開できる反面、主メモリの内容がそのまま保持されているため、不正な手段でメモリにアクセスされた場合に作業中のデータなどが漏洩する可能性がある。この可能性は、休止モードを使用する場合でも同様に存在する。
これに加え、マイクロソフト社製の次期OSであるウインドウズ・ビスタ(Windows Vista(登録商標))では、外部フラッシュメモリをあたかも内蔵メモリであるかのように見なし、PCのパフォーマンスを向上させるウインドウズ・レディ・ブースト(Windows Ready Boost)という技術が導入される。この技術では、外部メモリ上のデータは暗号化して保護される。しかしながら、外部メモリ上のデータを暗号化して保護する場合でも、悪意のあるユーザによって復号化の手段が出現しないとも限らない。
特開2006−309370号公報(第5段落等)
以上説明したように、外部メモリを紛失しない場合でも、作業の中断時間にノートPCに不正にアクセスされた場合には貴重なデータを他人に漏洩させてしまう可能性がある。これに加え、外部メモリ上のデータを暗号化して保護した場合でも、悪意のあるユーザによって復号化の手段が出現しないとも限らない。
本発明は上記実情を考慮してなされたもので、作業の中断時間に不正にアクセスされた場合でも、データの漏洩を阻止し得るメモリ消去プログラム、装置及び方法を提供することを目的とする。
第1の発明は、データを処理する機能をコンピュータに実現させるためのデータ処理プログラムと、前記データ処理プログラムを記憶し、第1メモリ識別情報で識別可能な主メモリと、第2メモリ識別情報で識別可能なスワップメモリ領域を割当て可能な補助メモリと、第3メモリ識別情報で識別可能な外部メモリを着脱自在に保持する保持部と、休止モード、スタンバイモード又はシャットダウンモードに移行する前に、前記移行する各モードを示す休止モード識別情報、スタンバイモード識別情報又はシャットダウンモード識別情報を含むモード移行コマンドを発生するコマンド発生機能と、前記データを記憶するメモリ領域のメモリアドレスを前記データ処理プログラムに割り当てるメモリ領域割当て機能と、前記割り当てたメモリアドレスを該当するメモリ識別情報に対応させて管理すると共に、前記保持部に保持された外部メモリのメモリ領域のメモリアドレスを前記第3メモリ識別情報に対応させて管理するメモリ管理機能との各機能をコンピュータに実現させるためのオペレーティングシステムとを備えたパーソナルコンピュータ装置に関し、前記パーソナルコンピュータ装置に用いられるメモリ消去プログラムであって、前記パーソナルコンピュータ装置を、前記各モード識別情報及び前記各メモリ識別情報と、当該各識別情報が消去対象に対応するか否かを示す消去対象フラグとを互いに関連付けて前記主メモリに書き込むための消去対象書込手段、前記外部メモリ内のデータ消去の可/不可を確認するための消去確認処理を示す確認処理識別情報と、前記消去確認処理を実行するか否かを示す確認実行フラグとを互いに関連付けて前記主メモリに書き込むための確認処理書込手段、前記モード移行コマンドを検知し、このモード移行コマンドを保留するコマンド保留手段、前記保留されたモード移行コマンドに含まれるモード識別情報が消去対象に対応するか否かを前記主メモリ内の各モード識別情報及び消去対象フラグに基づいて判定するモード判定手段、この判定の結果、消去対象に対応するとき、前記主メモリ内の確認実行フラグに基づいて、前記消去確認処理を実行する消去確認実行手段、前記消去確認処理の実行結果と前記主メモリ内の各メモリ識別情報及び消去対象フラグとに基づいて、消去対象に対応する1以上のメモリ識別情報を特定するメモリ特定手段、前記特定されたメモリ識別情報に対応するメモリアドレスを前記メモリ管理機能により取得するメモリアドレス取得手段、前記取得したメモリアドレスに基づいてメモリ領域に0を上書きし、当該メモリ領域内のデータを消去するメモリ消去手段、前記データの消去が完了したとき、前記保留されたモード移行コマンドを有効にする手段、として機能させるためのメモリ消去プログラムである。
なお、第1の発明は、「プログラム」として表現したが、これに限らず、「プログラムを記憶した記憶媒体」、「装置」又は「方法」として表現してもよい。
(作用)
第1の発明は、休止モード、スタンバイモード又はシャットダウンモードに移行する前にモード移行コマンドを保留し、消去対象に対応するモードであれば、消去対象のメモリ識別情報に対応するメモリアドレスに基づいてメモリ領域内のデータを消去し、このデータの消去が完了した後、保留したモード移行コマンドを有効にする。
これにより、移行したモードにおいては、作業中のデータ処理プログラムで処理したデータが消去されているので、作業の中断時間に不正にアクセスされた場合でも、データの漏洩を阻止することができる。
以上説明したように本発明によれば、作業の中断時間に不正にアクセスされた場合でも、データの漏洩を阻止できる。
以下、本発明の各実施形態について図面を用いて説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態に係るノートPC装置の構成を示す模式図であり、図2はこのノートPC装置におけるソフトウェアの階層関係を示す模式図であり、図3は消去設定テーブルの構成を示す模式図であり、図4はメモリ消去の設定画面を示す模式図であり、図5はメモリ消去の確認画面を示す模式図である。
このノートPC装置10は、図1に示すように、電源部11、EEPROM12、ハードディスク装置(補助メモリ)13、物理メモリ(主メモリ)14、入力I/F15、キー入力部16a、CPU17、表示部18及び外部メモリI/F19を備え、各部12〜19が互いにバスを介して接続されている。入力I/F15にはマウス16bが接続可能となっている。キー入力部16a及びマウス16bは入力部16を構成する。外部メモリI/F19は外部メモリ20を着脱自在に保持する。なお、以下の各実施形態は、携帯可能なノートPC装置10を代表例に挙げて説明するが、携帯型のノートPCに限らず、作業の中断時間に不正にアクセスされる心配があれば、デスクトップPC等の据え置き型のPCにも適用可能である。
ここで、電源部11は、各部12〜19に電力を供給可能なバッテリー等の電源であり、OS2及びBIOS1に基づく機能により、スタンバイモードでは表示部18及びハードディスク装置13への電力の供給が停止され、休止モード及びシャットダウンモードでは各部12〜19への電力の供給が停止される。
EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)12は、CPU17から読出/書込み可能な不揮発性メモリであり、BIOS(Basic Input/Output System)1が記憶されている。なお、BIOS1は、通常のBIOSであり、本実施形態に関連する機能としては特に、ノートPC装置10に次の機能(f1−1)〜(f1−5)を実現させるためのプログラムである。
(f1−1)ノートPC装置10の電源投入時に、各種の初期化を行ってOS2を起動するための機能。
(f1−2)図2に示すように、OS2又はメモリ消去プログラム3の処理に応じてノートPC装置10のハードウェア要素11〜19を制御する機能。なお、後述するメモリ消去プログラム3は、OS2とBIOS1の中間の階層に位置している。
(f1−3)図2に示すように、OS2又はメモリ消去プログラム3の処理により受けたモード移行コマンドに基づいて、休止モード、スタンバイモード又はシャットダウンモードに移行する機能。なお、休止モードでは、物理メモリ14上の内容がハードディスク装置13にコピーされるが、スタンバイモードでは物理メモリ14上にデータが保持されている。本実施形態では、スタンバイモードにしても物理メモリ14上のデータが保持されないため、実質的にスタンバイモードは無効となる。
(f1−4)休止モードに移行するときには休止モードに移行した旨を示す休止モード移行情報をEEPROM12に書き込む機能。なお、モード移行情報は、EEPROM12に代えて、ハードディスク装置13の先頭に書き込んでもよい。この場合、電気的に書換え可能なEEPROM12に代えて、読出専用のROMを用いてもよい。
(f1−5)電源投入時に休止モード移行情報がある場合には通常の起動(Boot)とは異なり、休止モードからの復帰を行う機能。
ハードディスク装置13は、CPU17から読出/書込み可能な不揮発性メモリであり、OS(オペレーティングシステム)2、メモリ消去プログラム3及び各種プログラム(データ処理プログラム)4が記憶されており、OS2に基づく機能により、スワップメモリ領域13Eが割当て可能となっている。なお、スワップメモリ領域13Eは、図3に示すメモリ識別情報id5で識別可能となっている。また、後述する消去設定テーブルTをハードディスク装置13に記憶していてもよい。
また、OS2、メモリ消去プログラム3及び各種プログラム4は、ハードディスク装置13から読み出され、物理メモリ14に書き込まれた状態で実行される。ここで、消去設定テーブルTがハードディスク装置13に記憶されている場合には、消去設定テーブルTも同様に物理メモリ14に書き込まれる。
物理メモリ14は、CPU17から読出/書込み可能な揮発性メモリであり、ハードディスク装置13内のOS2、メモリ消去プログラム3及び各種プログラム4を記憶する機能と、メモリ消去プログラム3の実行により作成される消去対象設定テーブルT及び変数bを記憶する機能とを有し、OS2に基づく機能により、各種プログラム4の使用メモリ領域14Eが割当て可能となっている。
ここで、OS2は、通常のOSであり、本実施形態に関連する機能としては特に、ノートPC装置10に次の機能(f2−1)〜(f2−3)を実現させるためのプログラムである。
(f2−1)休止モード、スタンバイモード又はシャットダウンモードに移行する前に、移行する各モードを示す休止モード識別情報id2、スタンバイモード識別情報id1又はシャットダウンモード識別情報id3を含むモード移行コマンドを発生するコマンド発生機能。
(f2−2)データを記憶するメモリ領域のメモリアドレスをデータ処理プログラム4に割り当てるメモリ領域割当て機能。
(f2−3)割り当てたメモリアドレスを該当するメモリ識別情報id4〜id6に対応させて管理すると共に、外部メモリI/F19に保持された外部メモリ20のメモリ領域のメモリアドレスをメモリ識別情報id6に対応させて管理するメモリ管理機能。
メモリ消去プログラム3は、ノートPC装置10に次の機能(f3−1)〜(f3−15)を実現させるためのプログラムである。なお、(f3−1)〜(f3−5)の書込み機能は図3の消去設定テーブルTに集約して書き込む場合を示したが、これに限らず、別々の設定テーブルとして物理メモリ14に書き込むようにしても変形してもよい。
(f3−1)図3に示す如き、各モード識別情報id1〜Id3及び各メモリ識別情報id4〜id6と、当該各識別情報id1〜id6が消去対象に対応するか否かを示す消去対象フラグfg1〜fg6とを互いに関連付けて物理メモリ14に書き込む機能。
ここで、モード識別情報id1はスタンバイモードを示し、モード識別情報id2は休止モードを示し、モード識別情報id3はシャットダウンモードを示している。但し、対象モードは、この3つに限らず、今後新OSによりモードが追加された場合のように、対象モードを新たに設定可能としてもよい。また、一般的にPCで使用されている物理メモリは揮発性メモリであり、物理メモリに電力が供給されなくなれば内容が消滅するが、電池の消耗などによりPCが不安定な状況になって電源オフし、スワップメモリ領域13Eに貴重なデータが残存する場合などのように不測の事態を考慮して、不安定検出モードを消去対象に設定してもよい。
メモリ識別情報id4は物理メモリ14を示し、メモリ識別情報id5はスワップメモリ領域13Eを示し、メモリ識別情報id6は外部メモリ20を示している。ここで識別可能なメモリとは、悪意を持った者が不正な手段でPCのメモリにアクセスしても、情報漏洩を起こさせない観点から、外部メモリ20、ハードディスク装置13上のスワップ(swap)メモリ領域13Eなどを含めている。
(f3−2)図3に示す如き、本メモリ消去プログラム3の手動実行可能の項目を示す識別情報id7と、手動実行可能を示すフラグfg7とを互いに関連付けて物理メモリ14に書き込む機能。
(f3−3)図3に示す如き、外部メモリ20内のデータ消去の可/不可を確認するための消去確認処理を示す確認処理識別情報id8と、消去確認処理を実行するか否かを示す確認実行フラグfg8とを互いに関連付けて物理メモリ14に書き込む機能。
(f3−4)図3に示す如き、以後、(確認画面G2の)メッセージを表示しない旨の項目の識別情報id9と、表示しない旨を示すフラグfg9とを互いに関連付けて物理メモリ14に書き込む機能。
(f3−5)図3に示す如き、今回は外部メモリを消去しない旨の項目の識別情報id10と、消去しない旨を示すフラグfg10とを互いに関連付けて物理メモリ14に書き込む機能。
(f3−6)上記(f3−1)〜(f3−3)を実行する際に、図4に示す如き、設定画面G1を表示部17に表示する機能。ここで、設定画面G1の各チェックボックスcb1〜cb8は、消去設定テーブルTのフラグfg1〜fg8に対応している。マウス16bによるOKボタンbt1のクリック操作により、チェックボックスcb1〜cb8の選択内容がフラグfg1〜fg8に設定される。
(f3−7) 上記(3−4)の消去確認処理を実行するとき、図5に示す如き、「データ消去の可/不可を確認するための確認メッセージ情報」及び「この確認メッセージ情報を次回以降は出力しない旨を設定するための確認不要チェックボックスcb9」を含む確認画面G2の表示情報を表示部18により表示出力する機能。マウス16bによるボタンbt2又はbt3のクリック操作により、チェックボックスcb9の設定内容がフラグcb9に設定される。消去しないボタンbt3のクリック操作の場合、フラグfg10がオン状態に設定される。
(f3−8)OS2の実行により発生したモード移行コマンドを検知し、このモード移行コマンドを保留する機能。
(f3−9)保留されたモード移行コマンドに含まれるモード識別情報id1〜id3が消去対象に対応するか否かを物理メモリ14内の各モード識別情報id1〜id3及び消去対象フラグfg1〜fg3に基づいて判定する機能。
(f3−10)この判定の結果、消去対象に対応するとき、物理メモリ14内の確認実行フラグfg8に基づいて、消去確認処理を実行する機能。
(f3−11)消去確認処理の実行結果と物理メモリ14内の各メモリ識別情報id4〜id6及び消去対象フラグfg4〜fg6とに基づいて、消去対象に対応する1以上のメモリ識別情報id4〜id6を特定する機能。
(f3−12)特定されたメモリ識別情報id4〜id6に対応するメモリアドレスをOS2に基づくメモリ管理機能により取得する機能。
(f3−13)取得したメモリアドレスに基づいてメモリ領域に0を上書きし、当該メモリ領域内のデータを消去する機能。
(f3−14)データの消去が完了したとき、保留したモード移行コマンドを有効にする機能。
(f3−15)本メモリ消去プログラムの実行中、手動実行可能を示すフラグfg7がオン状態“1”の場合に、手動実行開始を示す手動実行アイコンを表示部18に表示させ、この手動実行アイコンが入力部16の操作により選択されたとき、CPU17に図6のステップST1’を介してステップST4の処理を開始させる機能。なお、この機能は、後述するST4,ST5を省略する場合には、ステップST1’を介してステップST6の処理を開始させる機能となる。
各種プログラム4は、データを処理する機能をノートPC装置10に実現させるためのデータ処理プログラムである。
入力I/F15は、マウス16bとノートPC装置10との間のインターフェイス機器である。
入力部16は、通常のキー入力部16a及びマウス16bからなり、操作者の入力操作により、データやコマンドをノートPC装置10に入力する機能をもっている。
CPU17は、通常のCPUであり、BIOS1、OS2、メモリ消去プログラム3及び各種プログラム4を実行する機能と、この実行により、各プログラム1〜4の機能をノートPC装置10に実現させる機能とをもっている。
表示部18は、通常のディスプレイ装置であり、例えば、CPU17によるメモリ消去プログラム4の実行により、図4及び図5に示した各画面G1,G2を表示する機能をもっている。
次に、以上のように構成されたノートPC装置の動作を図6及び図7のフローチャートを用いて説明する。
(準備)
いま、作業者は、ノートPC装置10、マウス16b及び外部メモリ20を携帯して外出し、外出先で作業を開始するとする。
ノートPC装置10は、作業者による電源スイッチ(図示せず)の操作により、マウス16bをつけた状態で電源が投入され、電源部11から各部12に電力が供給されるとする。このとき、CPU17は、EEPROM12内のBIOS1の実行の後、OS2を起動する。これにより、ノートPC装置10は使用可能な状態になる。
(消去設定)
ノートPC装置10は、作業者による入力部16の操作により、外部メモリ20をつけた状態でメモリ消去プログラム3を起動する。CPU17は、メモリ消去プログラム3の実行により、図4に示す如き、メモリ消去の設定画面G1を表示部18に表示する。
設定画面G1においては、作業者のマウス16bの操作により、例えば、シャットダウンモードのチェックボックスcb3、3種類のメモリのチェックボックスcb4〜cb6、外部メモリの消去を確認するチェックボックスcb8が選択され、OKボタンbt1が選択される。
これにより、CPU17は、シャットダウンモードの識別情報id3とオン状態“1”の消去対象フラグfg3とを互いに関連付け、3種類のメモリの識別情報id4〜id6とオン状態“1”の消去対象フラグfg4〜fg6とを互いに関連付け、消去確認処理を示す確認処理識別情報id8とオン状態“1”の確認実行フラグfg8とを互いに関連付けると共に、選択されなかったチェックボックスcb1,cb2,cb7,cb9,cb10に対応する識別情報id1,id2,id7,id9,id10とオフ状態“0”のフラグとを互いに関連付けた消去設定テーブルTを作成し、この消去設定テーブルTを物理メモリTに書き込む。
これにより、メモリ消去の設定処理が完了する。
(外出先の作業)
ノートPC装置10は、作業者の操作により、CPU17がOS2を介して各種プログラム4を起動する。
このとき、CPU17は、OS2の実行により、データを記憶するメモリ領域のメモリアドレスを各種プログラム4に割り当てる。また、CPU17は、OS2の実行により、割り当てたメモリアドレスを該当するメモリ識別情報id4〜id6に対応させて管理すると共に、外部メモリI/F19に保持された外部メモリ20のメモリ領域のメモリアドレスをメモリ識別情報id6に対応させて管理する。
以下、ノートPC装置10では、作業者による入力部16の操作により、CPU17が各種プログラム4を実行すると共に、適宜、外部メモリ20内のデータを物理メモリ14に読み出して作業中のデータを作成し、この作業中のデータを、OS2に割り当てられたメモリ領域14E,13Eに格納して各種プログラム4の実行を継続する。
(メモリ消去処理:図6及び図7)
各種プログラム4の実行中、作業者は、休憩時間又は急用などにより、作業を中断してノートPC装置10から離れる必要が生じたとする。このとき、作業者は、単に離れることにより、一定時間入力が無いようにしてスタンバイモードに移行させてもよいが、セキュリティの観点から何らかの動作をした方が好ましい。ここでは例えば、作業者は、表示部18の先端を持ってキー入力部16に近づけるように動かし、ノートPC装置10を物理的に閉じる動作を行う。なお、ノートPC装置10を閉じずに、入力部16の操作により、シャットダウンモードや休止モード等に移行する指示を入力してもよいことはいうまでもない。
さて、CPU17は、図示しない位置センサ等からの開閉状態信号によりノートPC装置10が閉じられたことを検知し、OS2の実行により、休止モード、スタンバイモード又はシャットダウンモードに移行する前に、移行する各モードを示す休止モード識別情報id2、スタンバイモード識別情報id1又はシャットダウンモード識別情報id3を含むモード移行コマンドを発生する(ST1)。ここでは、例えばノートPC装置10を閉じた時にはシャットダウンモードに移行するように、予めOS2が設定されていたものとする。すなわち、ここでは、モード移行コマンドはシャットダウンモード識別情報id3を含んでいる。
CPU17は、OS2の実行により発生したモード移行コマンドを検知し、このモード移行コマンドを一旦保留する(ST2)。
CPU17は、移行するモードがメモリ消去プログラム3でサポートするモードか否かを判定するため、保留されたモード移行コマンドに含まれるモード識別情報id3が消去対象に対応するか否かを物理メモリ14内の消去設定テーブルTに設定された各モード識別情報id1〜id3及び消去対象フラグfg1〜fg3に基づいて判定する(ST3)。
この判定の結果、消去対象に対応しない場合(ST3:NO)にはステップST15に進んで、保留したモード移行コマンドを有効にして処理を終了するが、ここではオン状態“1”の消去対象フラグfg3により、シャットダウンモード識別情報id3が消去対象に対応するので(ST3:YES)、ステップST4に進む。なお、ステップST4,ST5を省略し、ステップST6に進むように変形してもよい(ステップST4を省略してもステップST9でメモリを特定可能であり、ステップST5を省略してもステップST6で外部メモリ20の消去を確認可能であるため)。また、ステップST6は、ST4,ST5を前段に含む処理としてもよい。
CPU17は、消去対象のメモリがあるか否かを判定するため、消去設定テーブルT内のメモリ識別情報id4〜6に対応する消去対象フラグfg4〜fg6のうち、オン状態“1”の消去対象フラグfg4〜fg6が1つ以上あるか否かを判定する(ST4)。
この判定の結果、否の場合(ST4:NO)にはステップST15を介して処理を終了するが、ここではオン状態“1”の3つの消去対象フラグfg4〜fg6があるので(ST4:YES)、ステップST5に進む。
CPU17は、消去対象に外部メモリ20があるか否かを判定するため、消去設定テーブルT内の外部メモリ識別情報id6に対応する消去対象フラグfg6がオン状態“1”か否かを判定する(ST5)。
この判定の結果、否の場合(ST5:NO)にはステップST9に進んでメモリ消去を開始するが、ここでは消去対象フラグfg6がオン状態“1”であるので(ST5:YES)、ステップST6に進む。
CPU17は、外部メモリ20の消去を確認するか否かを判定するため、消去設定テーブルT内の確認処理識別情報id8に対応する確認実行フラグfg8がオン状態“1”か否かを判定する(ST6)。
この判定の結果、否の場合(ST6:NO)にはステップST9に進んでメモリ消去を開始するが、ここでは確認実行フラグfg8がオン状態“1”であるので(ST6:YES)、消去確認処理を実行する。
この消去確認処理を実行するとき、CPU17は、図5に示す如き、「データ消去の可/不可を確認するための確認メッセージ情報」及び「この確認メッセージ情報を次回以降は表示しない旨を設定するための確認不要チェックボックスcb9」を含む確認画面G2の表示情報を表示部18により表示出力する。
しかしながら、現在、ノートPC装置10が物理的に閉じられているので、CPU17は警報音をブザー(図示せず)により出力する。なお、確認画面G2の表示情報を出力するとき、図示しない位置センサ等からの開閉状態信号によりノートPC装置10が閉じているか否かを判定し、閉じていたら警報信号をブザーに出力する機能を実現するためのプログラムコードは予めメモリ消去プログラム3に記述されている。但し、このブザー出力に関する記述は、ノートPC装置10を閉じずにシャットダウンモードや休止モード等に移行する指示を入力する場合には省略可能である。
いずれにしても、作業者がノートPC装置の表示部18をキー出力部15から離すようにして、ノートPC装置10を物理的に開くと、表示部18内の消去確認画面は、作業者から視認されるようになる。
消去確認画面G2においては、作業者によるマウス16bの操作により、例えば、チェックボックスcb9と、消去するボタンbt2とが選択される。
これにより、CPU17は、以後、メッセージを表示しない旨の項目の識別情報id9に関連した、表示しない旨を示すフラグfg9をオン状態“1”に書き換える。また、消去するボタンbt2が選択されたため、CPU17は、今回は外部メモリを消去しない旨の項目の識別情報id10に関連した、消去しない旨を示すフラグfg10をオフ状態“0”のまま、維持する(なお、消去しないボタンbt3が選択された場合にはフラグfg10はオン状態に書き換えられる)。
さて消去確認処理の完了後、CPU17は、消去確認処理の実行結果が“消去する”の指示であったか否かを判定する(ST7)。但し、このステップST7の処理は、詳しくは、図7に示すように、以後メッセージを表示しない旨のフラグfg9がオン状態“1”の場合には(ST7−1:YES)、外部メモリの消去を確認する確認実行フラグfg8をオフ状態“0”に書き換える処理(ST7−2)を事前に行う。
その後、CPU17は、消去確認処理の実行結果が“消去する”の指示であったか否かを判定するため(ST7)、今回は外部メモリを消去しない旨を示すフラグfg10がオフ状態“0”であるか否かを判定する(ST7−3)。
この判定の結果、フラグfg10がオフ状態“0”の場合(ST7−3)の場合には消去対象から外部メモリを除外するため、当該フラグfg10をオン状態“1”に書き換えた後にステップST9に進むが、ここでは、否の場合(ST7−3:NO)であるので、そのままステップST9に進んでメモリ消去を開始する。
CPU17は、消去確認処理の実行結果のうちのフラグfg10と、物理メモリ14内の各メモリ識別情報id4〜id6及び消去対象フラグfg4〜fg6とに基づいて、消去対象に対応する1以上のメモリ識別情報id4〜id6を特定し、このメモリ内のデータの消去処理を開始する(ST9)。
なお、仮にフラグfg10がオン状態“1”の場合には、外部メモリの消去対象フラグfg6がオン状態“1”であっても、フラグfg10を優先して外部メモリ20のデータを消去しない。但し、ここでは、フラグfg10がオフ状態“0”であるので、外部メモリ20のデータが消去されることになる。
いずれにしても、今回は、CPU17は、オン状態“1”の消去対象フラグfg4〜fg6に対応する3つのメモリ識別情報id4〜id6が特定される。
CPU17は、特定したメモリ識別情報id4〜id6に対応するメモリアドレスをOS2に基づくメモリ管理機能により取得し、このメモリアドレスを変数bとして物理メモリ14に格納する(ST10)。
CPU17は、変数bのメモリアドレスに基づいてメモリ領域に0を上書きし、当該メモリ領域内のデータを消去する(ST11)。
CPU17は、取得したメモリアドレスに基づいて、次のメモリアドレスa+1が存在するか否かを判定し(ST12)、存在すればメモリアドレスaに1を加えた値a+1を変数bとして物理メモリ13に格納し(ST13)、ステップST11に戻る。
一方、ステップST12の判定の結果、否であればデータの消去が完了したことから、データの消去を終了し(ST14)、保留したモード移行コマンドを有効にする(ST15)。
以下、ノートPC装置10は、このモード移行コマンドに基づいて、BIOS1により、シャットダウンモードに移行し、電源部11からの電力の供給を停止する。
このシャットダウンモードによる停止状態においては、作業中の各種プログラム4で処理したデータがステップST9〜ST14により消去されているので、作業の中断時間に不正にアクセスされた場合でも、データの漏洩を阻止することができる。
なお、シャットダウンモードに限らず、休止モード又はスタンバイモードによる停止状態でも同様に、データが消去されているので、データの漏洩を阻止することができる。
また、手動実行のフラグfg7をオン状態“1”に設定し、手動でメモリ消去プログラム3を実行した場合(ST1’等)でも、同様にデータの漏洩を阻止することができる。なお、手動実行の場合、手動実行可能を示すフラグfg7がオン状態“1”のときに、CPU17は、手動実行開始を示す手動実行アイコンを表示部18に表示させ、この手動実行アイコンが入力部16の操作により選択されたとき、図6のステップST1’を介してステップST4の処理を開始する。なお、前述したステップST4,ST5を省略する場合には、CPU17は、ステップST1’を介してステップST6の処理を開始する。いずれにしても、この手動実行の場合、図6中の破線に示すように、モード移行コマンドに関するステップST1〜ST3及びST15の実行が省略される。
上述したように本実施形態によれば、メモリ消去プログラム3の実行により、休止モード、スタンバイモード又はシャットダウンモードに移行する前にOS2のモード移行コマンドを保留し(ST2)、消去対象に対応するモードであれば(ST3)、消去対象のメモリ識別情報に対応するメモリアドレスに基づいてメモリ領域内のデータを消去し(ST4,ST9〜ST14)、このデータの消去が完了した後、保留したモード移行コマンドを有効にする(ST15)。これにより、移行したモードにおいては、作業中の各種プログラム4で処理したデータが消去されているので、作業の中断時間に不正にアクセスされた場合でも、データの漏洩を阻止することができる。
補足すると、本実施形態では、これまであまり考慮されていなかった、メモリ上のデータを削除する機能を提供することで、外出先でのPCのパフォーマンスを犠牲にしてもPCのセキュリティをより高め、情報漏洩の危険性を減少させることができる。
また、セキュリティと利便性が時として相容れないものであり、どこを妥協点とするかが企業やユーザによって異なることを考慮し、消去対象の設定に6個の自由度(フラグfg1〜fg6)を持たせた構成としたので、様々なセキュリティポリシーに対応することができる。
この6個の自由度に加え、さらに、手動実行可能か否かという自由度(フラグfg7)を持たせた構成により、手動でメモリ消去プログラム3を実行することもでき、データの漏洩を阻止することができる。
また、外部メモリの消去を確認するか否かという自由度(フラグfg8)を持たせた構成により、消去してはいけないデータを外部メモリ20に保存していることが頻繁にある場合にも、外部メモリ20のデータ消去を阻止することができる。但し、外部メモリ20のデータを消去しない場合、作業者はノートPC装置10から離れるときには、外部メモリ20をノートPC装置10から外して携帯する必要がある。
さらに、消去確認のメッセージを表示しないか否かという自由度(フラグfg9)を持たせた構成により、確認画面G2を常に表示しない場合には、作業中のノートPC装置10を物理的に閉じる等によりモード移行コマンドを発生させた後、急いでノートPC装置10から離れることができる。
また、今回は外部メモリ20を消去しないか否かという自由度(フラグfg10)を持たせた構成により、消去してはいけないデータを外部メモリ20に保存していることが稀にある場合にも、外部メモリ20内のデータ消去を阻止することができる。但し、外部メモリ20のデータを消去しない場合、前述同様に、作業者は、外部メモリ20をノートPC装置10から外して携帯する必要がある。
(第2の実施形態)
図8は本発明の第2の実施形態に係るノートPC装置に適用される消去設定テーブルの構成を示す模式図であり、図3と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明を省略し、ここでは異なる部分について主に述べる。
すなわち、本実施形態は、第1の実施形態の変形例であり、図3に示した消去設定テーブルTに代えて、図8に示すように、外部メモリ20の消去の確認に関する識別情報id8〜id10及びフラグfg8〜fg10が省略された消去設定テーブルT’を用いている。
これに伴い、図4に示したメモリ消去の設定画面G1に代えて、図9に示すように、外部メモリ20の消去の確認に関するチェックボックスcb8が省略された設定画面G1’が用いられる。
以上のような構成によれば、図10に示すように、外部メモリの確認に関するステップST5〜ST8を省略したステップST1〜ST4,ST9〜15を前述同様に実行することから、前述同様に、移行したモードにおいては、作業中の各種プログラム4で処理したデータが消去されているので、作業の中断時間に不正にアクセスされた場合でも、データの漏洩を阻止することができる。なお、さらにステップST4を省略し、ステップST9に進むように変形してもよい(ステップST4を省略してもステップST9で消去対象のメモリを特定可能であるため)。また、ステップST6は、ST4を前段に含む処理としてもよい。
また、第1の実施形態の消去設定テーブルTからフラグfg8〜fg10を省略した構成により、フラグfg8〜fg10に対応する消去の確認の効果を除き、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、上記実施形態に記載した手法は、コンピュータに実行させることのできるプログラムとして、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクなど)、光ディスク(CD−ROM、DVDなど)、光磁気ディスク(MO)、半導体メモリなどの記憶媒体に格納して頒布することもできる。
また、この記憶媒体としては、プログラムを記憶でき、かつコンピュータが読み取り可能な記憶媒体であれば、その記憶形式は何れの形態であっても良い。
また、記憶媒体からコンピュータにインストールされたプログラムの指示に基づきコンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)や、データベース管理ソフト、ネットワークソフト等のMW(ミドルウェア)等が上記実施形態を実現するための各処理の一部を実行しても良い。
さらに、本発明における記憶媒体は、コンピュータと独立した媒体に限らず、LANやインターネット等により伝送されたプログラムをダウンロードして記憶または一時記憶した記憶媒体も含まれる。
また、記憶媒体は1つに限らず、複数の媒体から上記実施形態における処理が実行される場合も本発明における記憶媒体に含まれ、媒体構成は何れの構成であっても良い。
尚、本発明におけるコンピュータは、記憶媒体に記憶されたプログラムに基づき、上記実施形態における各処理を実行するものであって、パソコン等の1つからなる装置、複数の装置がネットワーク接続されたシステム等の何れの構成であっても良い。
また、本発明におけるコンピュータとは、パソコンに限らず、情報処理機器に含まれる演算処理装置、マイコン等も含み、プログラムによって本発明の機能を実現することが可能な機器、装置を総称している。
なお、本願発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組合せてもよい。
本発明の第1の実施形態に係るノートPC装置の構成を示す模式図である。 同実施形態におけるソフトウェアの階層関係を示す模式図である。 同実施形態における消去設定テーブルの構成を示す模式図である。 同実施形態におけるメモリ消去の設定画面を示す模式図である。 同実施形態におけるメモリ消去の確認画面を示す模式図である。 同実施形態における動作を説明するためのフローチャートである。 同実施形態における動作の一部を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係るノートPC装置に適用される消去設定テーブルの構成を示す模式図である。 同実施形態におけるメモリ消去の設定画面を示す模式図である。 同実施形態における動作を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1…BIOS、2…OS、3…メモリ消去プログラム、4…各種プログラム、10…ノートPC装置、11…電源部、12…ROM、13…ハードディスク装置、13E…スワップメモリ領域、14…物理メモリ、14E,20E…メモリ領域、15…入力I/F、16…入力部、16a…キー入力部、16b…マウス、17…CPU、18…表示部、19…外部メモリI/F、20…外部メモリ、T…消去設定テーブル、id1〜id10…識別情報、fg1〜fg10…フラグ、G1,G1’…設定画面、G2…確認画面、cb1〜cb9…チェックボックス、bt1〜bt3…ボタン。

Claims (5)

  1. データを処理する機能をコンピュータに実現させるためのデータ処理プログラムと、
    前記データ処理プログラムを記憶し、第1メモリ識別情報で識別可能な主メモリと、
    第2メモリ識別情報で識別可能なスワップメモリ領域を割当て可能な補助メモリと、
    第3メモリ識別情報で識別可能な外部メモリを着脱自在に保持する保持部と、
    休止モード、スタンバイモード又はシャットダウンモードに移行する前に、前記移行する各モードを示す休止モード識別情報、スタンバイモード識別情報又はシャットダウンモード識別情報を含むモード移行コマンドを発生するコマンド発生機能と、前記データを記憶するメモリ領域のメモリアドレスを前記データ処理プログラムに割り当てるメモリ領域割当て機能と、前記割り当てたメモリアドレスを該当するメモリ識別情報に対応させて管理すると共に、前記保持部に保持された外部メモリのメモリ領域のメモリアドレスを前記第3メモリ識別情報に対応させて管理するメモリ管理機能との各機能をコンピュータに実現させるためのオペレーティングシステムと
    を備えたパーソナルコンピュータ装置に関し、前記パーソナルコンピュータ装置に用いられるメモリ消去プログラムであって、
    前記パーソナルコンピュータ装置を、
    前記各モード識別情報及び前記各メモリ識別情報と、当該各識別情報が消去対象に対応するか否かを示す消去対象フラグとを互いに関連付けて前記主メモリに書き込むための消去対象書込手段、
    前記外部メモリ内のデータ消去の可/不可を確認するための消去確認処理を示す確認処理識別情報と、前記消去確認処理を実行するか否かを示す確認実行フラグとを互いに関連付けて前記主メモリに書き込むための確認処理書込手段、
    前記モード移行コマンドを検知し、このモード移行コマンドを保留するコマンド保留手段、
    前記保留されたモード移行コマンドに含まれるモード識別情報が消去対象に対応するか否かを前記主メモリ内の各モード識別情報及び消去対象フラグに基づいて判定するモード判定手段、
    この判定の結果、消去対象に対応するとき、前記主メモリ内の確認実行フラグに基づいて、前記消去確認処理を実行する消去確認実行手段、
    前記消去確認処理の実行結果と前記主メモリ内の各メモリ識別情報及び消去対象フラグとに基づいて、消去対象に対応する1以上のメモリ識別情報を特定するメモリ特定手段、
    前記特定されたメモリ識別情報に対応するメモリアドレスを前記メモリ管理機能により取得するメモリアドレス取得手段、
    前記取得したメモリアドレスに基づいてメモリ領域に0を上書きし、当該メモリ領域内のデータを消去するメモリ消去手段、
    前記データの消去が完了したとき、前記保留されたモード移行コマンドを有効にする手段、
    として機能させるためのメモリ消去プログラム。
  2. 請求項1に記載のメモリ消去プログラムにおいて、
    前記消去確認実行手段は、
    前記消去確認処理を実行するとき、「前記データ消去の可/不可を確認するための確認メッセージ情報」及び「この確認メッセージ情報を次回以降は出力しない旨を設定するための確認不要チェックボックス情報」を出力する手段、
    を含むことを特徴とするメモリ消去プログラム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のメモリ消去プログラムにおいて、
    前記パーソナルコンピュータ装置を、
    前記データの消去に対する手動実行可能の項目を示す手動実行識別情報と、手動実行可能を示す手動実行フラグとを互いに関連付けて前記主メモリに書き込むための手動実行フラグ書込手段、
    前記手動実行フラグがオン状態“1”の場合に、手動実行開始を示す手動実行アイコンを前記パーソナルコンピュータ装置の表示部に表示させるアイコン表示処理手段、
    操作者の操作により、前記手動実行アイコンが選択されると、前記消去確認処理を前記消去確認実行手段に開始させる手動実行開始手段、
    として機能させるためのメモリ消去プログラム。
  4. データを処理する機能をコンピュータに実現させるためのデータ処理プログラムと、
    前記データ処理プログラムを記憶し、第1メモリ識別情報で識別可能な主メモリと、
    第2メモリ識別情報で識別可能なスワップメモリ領域を割当て可能な補助メモリと、
    第3メモリ識別情報で識別可能な外部メモリを着脱自在に保持する保持部と、
    休止モード、スタンバイモード又はシャットダウンモードに移行する前に、前記移行する各モードを示す休止モード識別情報、スタンバイモード識別情報又はシャットダウンモード識別情報を含むモード移行コマンドを発生するコマンド発生機能と、前記データを記憶するメモリ領域のメモリアドレスを前記データ処理プログラムに割り当てるメモリ領域割当て機能と、前記割り当てたメモリアドレスを該当するメモリ識別情報に対応させて管理すると共に、前記保持部に保持された外部メモリのメモリ領域のメモリアドレスを前記第3メモリ識別情報に対応させて管理するメモリ管理機能との各機能をコンピュータに実現させるためのオペレーティングシステムと
    を備えたパーソナルコンピュータ装置であって、
    前記各モード識別情報及び前記各メモリ識別情報と、当該各識別情報が消去対象に対応するか否かを示す消去対象フラグとを互いに関連付けて前記主メモリに書き込むための消去対象書込手段と、
    前記外部メモリ内のデータ消去の可/不可を確認するための消去確認処理を示す確認処理識別情報と、前記消去確認処理を実行するか否かを示す確認実行フラグとを互いに関連付けて前記主メモリに書き込むための確認処理書込手段と、
    前記モード移行コマンドを検知し、このモード移行コマンドを保留するコマンド保留手段と、
    前記保留されたモード移行コマンドに含まれるモード識別情報が消去対象に対応するか否かを前記主メモリ内の各モード識別情報及び消去対象フラグに基づいて判定するモード判定手段と、
    この判定の結果、消去対象に対応するとき、前記主メモリ内の確認実行フラグに基づいて、前記消去確認処理を実行する消去確認実行手段と、
    前記消去確認処理の実行結果と前記主メモリ内の各メモリ識別情報及び消去対象フラグとに基づいて、消去対象に対応する1以上のメモリ識別情報を特定するメモリ特定手段と、
    前記特定されたメモリ識別情報に対応するメモリアドレスを前記メモリ管理機能により取得するメモリアドレス取得手段と、
    前記取得したメモリアドレスに基づいてメモリ領域に0を上書きし、当該メモリ領域内のデータを消去するメモリ消去手段と、
    前記データの消去が完了したとき、前記保留されたモード移行コマンドを有効にする手段と
    を備えたことを特徴とするパーソナルコンピュータ装置。
  5. データを処理する機能をコンピュータに実現させるためのデータ処理プログラムと、
    前記データ処理プログラムを記憶し、第1メモリ識別情報で識別可能な主メモリと、
    第2メモリ識別情報で識別可能なスワップメモリ領域を割当て可能な補助メモリと、
    第3メモリ識別情報で識別可能な外部メモリを着脱自在に保持する保持部と、
    休止モード、スタンバイモード又はシャットダウンモードに移行する前に、前記移行する各モードを示す休止モード識別情報、スタンバイモード識別情報又はシャットダウンモード識別情報を含むモード移行コマンドを発生するコマンド発生機能と、前記データを記憶するメモリ領域のメモリアドレスを前記データ処理プログラムに割り当てるメモリ領域割当て機能と、前記割り当てたメモリアドレスを該当するメモリ識別情報に対応させて管理すると共に、前記保持部に保持された外部メモリのメモリ領域のメモリアドレスを前記第3メモリ識別情報に対応させて管理するメモリ管理機能との各機能をコンピュータに実現させるためのオペレーティングシステムと
    を備えたパーソナルコンピュータ装置が実行するメモリ消去方法であって、
    前記各モード識別情報及び前記各メモリ識別情報と、当該各識別情報が消去対象に対応するか否かを示す消去対象フラグとを互いに関連付けて前記主メモリに書き込む工程と、 前記外部メモリ内のデータ消去の可/不可を確認するための消去確認処理を示す確認処理識別情報と、前記消去確認処理を実行するか否かを示す確認実行フラグとを互いに関連付けて前記主メモリに書き込む工程と、
    前記モード移行コマンドを検知し、このモード移行コマンドを保留する工程と、
    前記保留されたモード移行コマンドに含まれるモード識別情報が消去対象に対応するか否かを前記主メモリ内の各モード識別情報及び消去対象フラグに基づいて判定する工程と、
    この判定の結果、消去対象に対応するとき、前記主メモリ内の確認実行フラグに基づいて、前記消去確認処理を実行する工程と、
    前記消去確認処理の実行結果と前記主メモリ内の各メモリ識別情報及び消去対象フラグとに基づいて、消去対象に対応する1以上のメモリ識別情報を特定する工程と、
    前記特定されたメモリ識別情報に対応するメモリアドレスを前記メモリ管理機能により取得する工程と、
    前記取得したメモリアドレスに基づいてメモリ領域に0を上書きし、当該メモリ領域内のデータを消去する工程と、
    前記データの消去が完了したとき、前記保留されたモード移行コマンドを有効にする工程と、
    を備えたことを特徴とするメモリ消去方法。
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