JP2008268511A - 横電界駆動液晶表示装置用カラーフィルタ及び横電界駆動液晶表示装置用カラーフィルタの製造方法 - Google Patents

横電界駆動液晶表示装置用カラーフィルタ及び横電界駆動液晶表示装置用カラーフィルタの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、信頼性に優れ、低コストで生産可能なIPS用カラーフィルタを提供することを主目的とする。
【解決手段】本発明は、透明基材と、上記透明基材上に形成された遮光部と、フタロシアニン系着色剤を有するフタロシアニン系着色部および非フタロシアニン系着色剤を有する非フタロシアニン系着色部を含む着色層とを有し、かつ透明保護層を含まないIPS用カラーフィルタであって、上記フタロシアニン系着色部のテーパー部上に、上記非フタロシアニン系着色部が形成されたことを特徴とするIPS用カラーフィルタを提供することにより上記課題を解決するものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、横電界駆動液晶表示装置に用いることができるカラーフィルタに関するものである。
近年、パーソナルコンピューターの発達、特に携帯型パーソナルコンピューターの発達に伴って、液晶ディスプレイの需要が増加している。また、最近においては家庭用の液晶テレビの普及率も高まっており、益々液晶ディスプレイの市場は拡大する状況にある。さらに近年普及している液晶ディスプレイは大画面化の傾向があり、特に家庭用の液晶テレビに関してはその傾向が強くなってきている。このような状況において、液晶ディスプレイを構成する部材についてはより低コストで高品質なものを高生産性で製造することが望まれており、特に液晶ディスプレイをカラー表示化させる機能を有するカラーフィルタは、従来高コストであったことからこのような要望が高まっている。
一般に、カラーフィルタは、透明基材と、透明基材上に形成され、赤、緑、青の三原色の着色パターンからなる着色層と、各着色パターンを区画するように透明基材上に形成された遮光部とを有している。
ここで、一般的に用いられる液晶表示装置の動作モードには、対向する一対の透明基材に平行に配向した液晶分子を透明基材に対して垂直な方向に電界をかけ駆動するツイステッド・ネマティック(Twisted Nematic:TN)方式や、透明基材に対して平行な方向に電界をかける横電界駆動(以下、IPSと称する)方式等がある。このような液晶表示装置の動作モードの中でも、近年、液晶ディスプレイとした際に視野角が広いといった利点から液晶表示装置の動作モードとして、IPS方式が普及してきている。
このような、IPS方式の液晶表示装置では、カラーフィルタの着色層上に直接、液晶配向膜および液晶層が形成される場合があり、その場合には上記着色層に含まれる着色剤、なかでも液晶との相溶性が高いフタロシアニン系顔料等が、液晶配向膜を介して液晶層に溶出するといった問題があった。
従来、このような着色層に含まれる着色剤の溶出による影響を低減させるために、例えば、着色層上に透明保護層を形成したりする方法が用いられてきたが、近年、液晶表示装置の薄型化や、光透過性の向上のために、カラーフィルタに透明保護層を設けない場合が多くなっており、上記着色剤の液晶層への溶出により液晶の汚染が発生し、信頼性が低下するといった問題が生じている。
また、液晶の汚染の低減を目的とするものではないが、特許文献1には、透明基材上に複数色の着色画素が設けられたカラーフィルタにおいて、断面形状がテーパー状の周縁部を有する着色画素の該周縁部に、断面形状がテーパー状の周縁部を有する隣接する他色の着色画素の該周縁部を重ねた遮光部を形成することにより、着色画素の上面から遮光部の上面までの高さ(段差)が少なく、液晶分子の配向が乱されず、安定な画像表示品質の液晶表示装置用カラーフィルタが開示されている。
しかしながら、特許文献1には、液晶の汚染の抑制については、開示されていない。
特開2006−330150号公報
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、信頼性に優れ、低コストで生産可能なIPS用カラーフィルタを提供することを主目的とするものである。
上記課題を解決するために、本発明は、透明基材と、上記透明基材上に形成された遮光部と、フタロシアニン系着色剤を有するフタロシアニン系着色部および非フタロシアニン系着色剤を有する非フタロシアニン系着色部を含む着色層とを有し、かつ透明保護層を含まないIPS用カラーフィルタであって、上記フタロシアニン系着色部のテーパー部上に、上記非フタロシアニン系着色部が形成されたことを特徴とするIPS用カラーフィルタを提供する。
本発明によれば、上記フタロシアニン系着色部のテーパー部上に、上記非フタロシアニン系着色部が形成されていることにより、上記テーパー部から、液晶との相溶性が高いことで知られるフタロシアニン系着色剤の液晶層への溶出を防ぐことができる。その結果、透明保護層等を設けなくても液晶の汚染を防止することができ、表示品質に優れたものとすることができる。
本発明においては、上記フタロシアニン系着色部が、緑色着色部および青色着色部を有し、かつ上記非フタロシアニン系着色部が、赤色着色部を有することが好ましい。
カラーフィルタは、通常、少なくとも赤、青、緑の3原色の着色部を含む着色層を有するものである。このような各色の着色部のうち、青色、緑色の着色部は、発色性、耐久性等に優れることから、一般的にフタロシアニン系着色剤を有するフタロシアニン系着色部によって形成されるからである。
本発明は、透明基材と、上記透明基材上に形成された遮光部と、フタロシアニン系着色剤を有するフタロシアニン系着色部および非フタロシアニン系着色剤を有する非フタロシアニン系着色部を含む着色層とを有し、かつ透明保護層を含まず、上記フタロシアニン系着色部のテーパー部上に、上記非フタロシアニン系着色部が形成されているIPS用カラーフィルタの製造方法であって、少なくとも上記遮光部の開口部に、上記フタロシアニン系着色部を形成するフタロシアニン系着色部形成工程と、少なくとも上記遮光部の開口部に、上記非フタロシアニン系着色部を形成する非フタロシアニン系着色部形成工程とを有する着色層形成工程を少なくとも有し、最後のフタロシアニン系着色部形成工程後に行われる、上記非フタロシアニン系着色部形成工程が、上記フタロシアニン系着色部のテーパー部上にも、上記非フタロシアニン系着色部を形成するものであることを特徴とするIPS用カラーフィルタの製造方法を提供する。
本発明によれば、最後のフタロシアニン系着色部形成工程後に行われる、上記非フタロシアニン系着色部形成工程が、上記フタロシアニン系着色部のテーパー部上にも、上記非フタロシアニン系着色部を形成するものであることにより、上記フタロシアニン系着色部のテーパー部を、上記非フタロシアニン系着色部によって被覆することができる。
このため、本発明の製造方法を用いて製造されたIPS用カラーフィルタを、フタロシアニン系着色剤の、液晶層への溶出が少ないものとすることができる。その結果、液晶の汚染を防止することができ、表示品質に優れたものとすることができる。
本発明においては、上記フタロシアニン系着色部形成工程に含まれるハロゲン化フタロシアニン系着色部形成工程が、上記着色層形成工程中、最初に実施されるものであることが好ましい。
上記ハロゲン化フタロシアニン系着色部形成工程が、上記着色層形成工程中、最初に実施されることにより、本発明の製造方法によって製造されたIPS用カラーフィルタを、フタロシアニン系着色剤の中でも信頼性低下に影響の大きいハロゲン化フタロシアニン系顔料の溶出が少ないものとすることができるからである。
本発明は、信頼性に優れ、低コストで生産可能なIPS用カラーフィルタを提供するといった効果を奏する。
本発明は、IPS用カラーフィルタおよびその製造方法に関するものである。以下、本発明のIPS用カラーフィルタおよびカラーフィルタの製造方法について説明する。
A.IPS用カラーフィルタ
まず、本発明のIPS用カラーフィルタについて説明する。本発明のIPS用カラーフィルタは、透明基材と、上記透明基材上に形成された遮光部と、フタロシアニン系着色剤を有するフタロシアニン系着色部および非フタロシアニン系着色剤を有する非フタロシアニン系着色部を含む着色層とを有し、かつ透明保護層を含まないものであって、上記フタロシアニン系着色部のテーパー部上に、上記非フタロシアニン系着色部が形成されたことを特徴とするものである。
このような本発明のIPS用カラーフィルタを、図を参照して説明する。図1は、本発明のIPS用カラーフィルタの一例を示す概略断面図である。図1に例示する本発明のIPS用カラーフィルタ10は、透明基材1と、上記透明基材1上に形成された遮光部2と、上記遮光部2の開口部に形成されたフタロシアニン系着色剤を有するフタロシアニン系着色部3および非フタロシアニン系着色剤を有する非フタロシアニン系着色部4を含む着色層5とを有するものであり、上記フタロシアニン系着色部3のテーパー部3b上および上記遮光部2上に上記非フタロシアニン系着色部4が形成されたものである。
ここで、上記フタロシアニン系着色部3のうち、上記遮光部2の開口部上の箇所であり、厚みが均一な箇所は、平坦部3aであり、上記遮光部2上に形成され、上記平坦部3aより厚みが薄い箇所は、テーパー部3bである。なお、上記着色層の厚みとは、上記透明基材表面から、上記着色層の表面までの距離をいう。また、上記遮光部上とは、上記遮光部のみでなく、上記遮光部上に形成されている上記フタロシアニン系着色部の平坦部の上も含むものである。
本発明によれば、上記フタロシアニン系着色剤を有するフタロシアニン系着色部のテーパー部上に、非フタロシアニン系着色剤を有する非フタロシアニン系着色部が形成されていることにより、上記テーパー部から、液晶との相溶性が高いことで知られるフタロシアニン系着色剤の液晶層への溶出を防ぐことができる。その結果、透明保護層等を設けなくても液晶の汚染を防止することができ、表示品質に優れたものとすることができる。
ここで、上記フタロシアニン系着色部のテーパー部上に、上記非フタロシアニン系着色部を形成することにより、液晶の汚染を抑制できる理由は、以下のように推測される。
すなわち、カラーフィルタの着色層の形成に、一般的に用いられるフォトリソグラフィー法によって、透明基材上に着色層を形成する場合、上記透明基材上にパターン状に形成された遮光部の開口部に対応した位置に透過領域を有するマスクを用いる。このようなマスクを用いたフォトリソグラフィー法によって着色層を形成した場合には、着色層のうち、遮光部上に形成された部位は、上記遮光部の開口部に位置する着色層の平坦部に比べて、マスクの透過領域から回り込んだ光(回折光)によって硬化した箇所、つまり到達する光強度が弱い箇所を含むことになる。このような到達する光強度が弱い箇所は、硬化度が低く、現像時に一部除去され、厚みが薄い箇所であるテーパー部となり、さらにこのようなテーパー部は、現像時に除去されなかった硬化度が低い箇所を含む可能性が高いものとなる。
このため、IPS用カラーフィルタを液晶表示装置として用いた際に、このような硬化度が低い箇所と、液晶層とが直接接触した場合、上記硬化度が低い箇所に含まれる部材が液晶層に溶出し、液晶の汚染等を引き起こす可能性がある。特に、着色層に含まれるフタロシアニン系着色部が有するフタロシアニン系着色剤は、液晶との相溶性の高いものとして知られており、液晶層とが直接接した場合、液晶層に溶出する可能性が高いものである。
これに対して、上記フタロシアニン系着色部のテーパー部上に、上記非フタロシアニン系着色部を形成した場合には、上記非フタロシアニン系着色部は、上記フタロシアニン系着色部のテーパー部と、液晶層とが直接接触することを防ぎ、その結果、上記フタロシアニン系着色剤が溶出することを防ぐことができ、上記液晶の汚染を防ぐことができる。
本発明のIPS用カラーフィルタは、透明基材と、遮光部と、着色層とを有するものである。
以下、本発明のIPS用カラーフィルタの各構成について説明する。
1.着色層
まず、本発明に用いられる着色層について説明する。本発明に用いられる着色層は、フタロシアニン系着色剤を有するフタロシアニン系着色部および非フタロシアニン系着色剤を有する非フタロシアニン系着色部を含むものである。
(1)フタロシアニン系着色部
本発明に用いられるフタロシアニン系着色部は、フタロシアニン系着色剤を有し、後述する遮光部の開口部に形成されるものである。また、上記フタロシアニン系着色部は、通常、平坦部およびテーパー部を有し、さらに、上記テーパー部が、後述する非フタロシアニン系着色部によって被覆されているものである。
ここで、本発明に用いられるフタロシアニン系着色部は、既に説明した図1に示すように、上記フタロシアニン系着色部3のうち、上記遮光部2の開口部上の箇所であり、厚みが均一な箇所である平坦部3a、および上記遮光部2上に形成され、上記平坦部3aより厚みが薄い箇所であるテーパー部3bを有するものである。
上記フタロシアニン系着色部のうち、遮光部上に形成された部位であるテーパー部は、平坦部に比べて、硬化度が低い箇所を有する可能性が高いものである。また、このような硬化度が低い箇所は、そこに含まれるフタロシアニン系着色剤を安定的に固定する力が低く、液晶層と接した場合には、上記フタロシアニン系着色剤が液晶層に溶出する可能性が高いものとなる。しかしながら、上記テーパー部が、後述する非フタロシアニン系着色部によって被覆されているものであるため、上記フタロシアニン系着色部のうち、特にテーパー部に含まれる可能性が高い、硬化度の低い箇所が、液晶層と直接接することを防ぐことができ、上記フタロシアニン系着色部に含まれるフタロシアニン系着色剤の溶出を抑制することができる。
(i)フタロシアニン系着色剤
本発明に用いられるフタロシアニン系着色剤は、フタロシアニン骨格を有する化合物からなるものであり、液晶との相溶性が高く、液晶層と接した場合、液晶層へ溶出しやすい性質を有するものである。
このようなフタロシアニン系着色剤としては、特定の波長の光の吸収を示すことで各色の着色剤として用いることができるものであれば特に限定されるものではなく、例えば、ハロゲン化フタロシアニン系顔料(ハロゲン多置換フタロシアニン系顔料もしくはハロゲン多置換銅フタロシアニン系顔料)の緑色着色剤、フタロシアニン系顔料もしくは銅フタロシアニン系顔料等の青色着色剤、上記緑色着色剤および青色着色剤を混合して得られるシアン着色剤等を挙げることができる。
本発明においては、上記フタロシアニン系着色剤の各色の着色剤を単独で用いてもよく2種類以上を混合して用いてもよい。また、後述する非フタロシアニン系着色剤を調色剤として添加してもよい。
(ii)フタロシアニン系着色部
本発明に用いられるフタロシアニン系着色部は、上述したフタロシアニン系着色剤を有し、さらに上記フタロシアニン系着色部のテーパー部が、後述する非フタロシアニン系着色部によって被覆されたものである。
このようなフタロシアニン系着色部が有する各色の着色部としては、上記フタロシアニン系着色剤を有することによって得られるものであれば、特に限定されるものではなく、例えば、緑、青、シアンのいずれか1種類以上の色の着色部を有するものとすることができる。本発明においては、なかでも、上記フタロシアニン系着色部が、緑色着色部および青色着色部を有することが好ましい。カラーフィルタは、通常、少なくとも赤、青、緑の3原色の着色部を含む着色層を有するものであり、赤、青、緑の3原色の着色部のうち、青色、緑色の着色部に含まれる着色剤は、発色性、耐久性等に優れることから、一般的にフタロシアニン系着色剤が用いられるからである。
(2)非フタロシアニン系着色部
本発明に用いられる非フタロシアニン系着色部は、非フタロシアニン系着色剤を有するものであり、後述する遮光部の開口部に形成されたものであって、さらに上記フタロシアニン系着色部のテーパー部上にも形成されるものである。
本発明に用いられる非フタロシアニン系着色部が有する非フタロシアニン系着色剤は、液晶との相溶性が比較的低いものである。そのため、上記非フタロシアニン系着色部のテーパー部と、液晶層とが直接接触しても、上記非フタロシアニン系着色剤が液晶層に溶出する可能性は低い。したがって、上記フタロシアニン系着色部のテーパー部上に、上記非フタロシアニン系着色部を形成することで、上記フタロシアニン系着色部からのフタロシアニン系着色剤の溶出を防ぐことができ、液晶の汚染等を防ぐことができる。
(i)非フタロシアニン系着色剤
本発明に用いられる非フタロシアニン系着色剤としては、フタロシアニン骨格を含まず、液晶との相溶性が低く、さらに、特定の波長の光の吸収を示すことで着色剤として用いることができるものであれば特に限定されるものではなく、例えば、ペリレン系顔料、レーキ顔料、アゾ系顔料、キナクリドン系顔料、アントラキノン系顔料、アントラセン系顔料、イソインドリン系顔料等の赤色着色剤、トリフェニルメタン系塩基性染料、イソインドリン系顔料、イソインドリノン系顔料等の緑色着色剤、アントラキノン系顔料、インダンスレン系顔料、インドフェノール系顔料、シアニン系顔料、ジオキサジン系顔料等の青色着色剤、アゾ系顔料、イソインドリン系顔料、ベンズイミダゾロン系顔料、アゾ系染料等の黄色着色剤を用いることができる。
本発明においては、上記非フタロシアニン系着色剤の各色の着色剤を単独で用いてもよく2種類以上を混合して用いてもよい。
(ii)非フタロシアニン系着色部
本発明に用いられる非フタロシアニン系着色部は、後述する遮光部の開口部に形成され、非フタロシアニン系着色剤を有するものであって、さらに、上記フタロシアニン系着色部のテーパー部上に少なくとも1層形成されるものである。
このような非フタロシアニン系着色部としては、上記フタロシアニン系着色部のテーパー部のみに形成されたものであっても良く、上記フタロシアニン系着色部のテーパー部上に加えて、後述する遮光部上にも形成されているものとしても良い。
本発明においては、なかでも、上記非フタロシアニン系着色部が、上記フタロシアニン系着色部のテーパー部上に加えて、後述する遮光部上にも形成されているものであることが好ましい。
なお、上記遮光部上とは、上記遮光部のみでなく、上記遮光部上に形成されている上記フタロシアニン系着色部の平坦部の上も含むものである。
本発明に用いられる非フタロシアニン系着色部が有する各色の着色部としては、上記非フタロシアニン系着色剤を有することによって得られるものであれば、特に限定されるものではなく、例えば、赤、緑、青、黄のいずれか1種類以上の色の着色部を有するものとすることができる。本発明においては、なかでも、上記フタロシアニン系着色部が、緑色着色部および青色着色部を有する場合においては、非フタロシアニン系着色部が、赤色着色部を有することが好ましい。カラーフィルタは、通常、少なくとも赤、青、緑の3原色の着色部を含む着色層を有するものであるため、上記非フタロシアニン系着色部が、赤色着色部を有することにより、赤、青、緑の3原色の着色部に、フタロシアニン系着色部および非フタロシアニン系着色部が、確実に含まれるものとすることができるからである。
また、上記非フタロシアニン系着色部が、2種類以上の色の着色部を有する場合には、上記フタロシアニン系着色部のテーパー部上に形成される上記非フタロシアニン系着色部としては、そのうちの、いずれか1種類の色の着色部が形成されたものとしてもよく、2種類以上の色の着色部が形成されたものとしてもよい。本発明においては、いずれも好適に用いることができるが、なかでも、いずれか1種類の色の着色部が、形成されたものとしたものが好ましい。上記フタロシアニン系着色部のテーパー部上に、上記非フタロシアニン系着色部に含まれる各色の着色部を、1層形成することで、上記フタロシアニン系着色剤の液晶層への溶出を十分に抑制することができるからである。
(3)着色層
本発明に用いられる着色層の配列としては、特に限定されるものではなく、例えば、ストライプ型、モザイク型、トライアングル型、4画素配置型等の一般的な配列とすることができる。また、着色層の幅、面積等は任意に設定することができる。
本発明に用いられる着色層に含まれるフタロシアニン系着色部および非フタロシアニン系着色部は、それぞれ、上記フタロシアニン系着色剤あるいは非フタロシアニン系着色剤以外に、通常、バインダ樹脂を含むものである。このようなバインダ樹脂としては、着色層の形成方法としてフォトリソグラフィー法を用いる場合、例えば、アクリレート系、メタクリレート系、ポリ桂皮酸ビニル系、もしくは環化ゴム系等の反応性ビニル基を有する感光性樹脂を用いることができる。上記バインダ樹脂には、必要に応じて、光重合開始剤を添加してもよく、さらには必要に応じて増感剤、塗布性改良剤、現像改良剤、架橋剤、重合禁止剤、可塑剤、難燃剤等を添加してもよい。
本発明に用いられる着色層に含まれるフタロシアニン系着色部および非フタロシアニン系着色部の膜厚は、通常、1μm〜5μm程度で設定される。
本発明に用いられる着色層の形成方法としては、後述する「B.IPS用カラーフィルタの製造方法」の項で説明するため、ここでの記載は省略する。
2.透明基材
本発明に用いられる透明基材としては、可視光に対して透明な基材であれば特に限定されるものではなく、一般的なカラーフィルタに用いられる透明基材を用いることができる。具体的には、石英ガラス、無アルカリガラス、合成石英板等の可撓性のない透明なリジッド材、あるいは、透明樹脂フィルム、光学用樹脂板等の可撓性を有する透明なフレキシブル材が挙げられる。
透明基材の厚みは、特に限定されるものではないが、本発明により製造されるカラーフィルタの用途に応じて、例えば100μm〜1mm程度のものを使用することができる。
3.遮光部
次に、上記遮光部について説明する。本発明における遮光部は上述した透明基材上に形成され、開口部を有するものである。
本発明に用いられる遮光部としては、通常、同一の形状を有する開口部が等間隔でパターン状に形成されたものが用いられる。ここで、遮光部のパターン形状としては、特に限定されるものではなく、例えば、ストライプ状、マトリクス状等の形状が挙げられる。
遮光部としては、例えば、黒色着色剤をバインダ樹脂中に分散または溶解させたものや、クロム、酸化クロム等の金属薄膜等が挙げられる。この金属薄膜は、CrO膜(xは任意の数)およびCr膜が2層積層されたものであってもよく、また、より反射率を低減させたCrO膜(xは任意の数)、CrN膜(yは任意の数)およびCr膜が3層積層されたものであってもよい。中でも、遮光部の膜厚を比較的厚くすることができるという点で、遮光部は黒色着色剤をバインダ樹脂中に分散または溶解させたものであることが好ましい。
上記の場合であって、遮光部の形成方法として印刷法やインクジェット法を用いる場合、バインダ樹脂としては、例えば、ポリメチルメタクリレート樹脂、ポリアクリレート樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリビニルピロリドン樹脂、ヒドロキシエチルセルロース樹脂、カルボキシメチルセルロース樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、アルキッド樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、マレイン酸樹脂、ポリアミド樹脂等が挙げられる。
また、上記の場合であって、遮光部の形成方法としてフォトリソグラフィー法を用いる場合、バインダ樹脂としては、例えば、アクリレート系、メタクリレート系、ポリ桂皮酸ビニル系、もしくは環化ゴム系等の反応性ビニル基を有する感光性樹脂が用いられる。この場合、黒色着色剤および感光性樹脂を含有する遮光部形成用感光性樹脂組成物に、光重合開始剤を添加してもよく、さらには必要に応じて増感剤、塗布性改良剤、現像改良剤、架橋剤、重合禁止剤、可塑剤、難燃剤等を添加してもよい。
一方、遮光部が金属薄膜である場合、この遮光部の形成方法としては、遮光部をパターニングすることができる方法であれば特に限定されるものではなく、例えば、フォトリソグラフィー法、マスクを用いた蒸着法、印刷法等を挙げることができる。
遮光部の膜厚としては、金属薄膜の場合は0.2μm〜0.4μm程度で設定され、黒色着色剤をバインダ樹脂中に分散または溶解させたものである場合は0.5μm〜2μm程度で設定される。
4.IPS用カラーフィルタ
本発明のIPS用カラーフィルタは、透明基材と、上記透明基材上に形成された遮光部と、上記遮光部の開口部に形成された、フタロシアニン系着色剤を有するフタロシアニン系着色部および非フタロシアニン系着色剤を有する非フタロシアニン系着色部を含む着色層とを有し、かつ透明保護層を含まないIPS用カラーフィルタであって、上記フタロシアニン系着色部のテーパー部上に上記非フタロシアニン系着色部が形成されたものであれば特に限定されるものではなく、柱状スペーサや、配向膜等を有するものであってもよい。
本発明に用いられる柱状スペーサとしては、本発明のIPS用カラーフィルタを液晶表示装置に用いた場合に、液晶層の厚み(セルギャップ)を一定に保つことが可能な形状であれば特に限定されるものではない。具体的には、柱状スペーサの形状としては、円柱形状、角柱形状、截頭錐体形状等を挙げることができる。
また、柱状スペーサが形成される位置としては、遮光部上、すなわち非画素領域であれば特に限定されるものではない。
柱状スペーサの底面の大きさとしては、非画素領域の大きさやIPS用カラーフィルタの大きさ等により適宜選択される。
また、柱状スペーサの高さとしては、特に限定されるものではないが、本発明のIPS用カラーフィルタを液晶表示装置に用いる場合には、セルギャップと同程度であることが好ましい。具体的には、柱状スペーサの高さは、0.5μm〜10μm程度であることが好ましく、より好ましくは1μm〜8μmの範囲内である。柱状スペーサの数としては、本発明のIPS用カラーフィルタを液晶表示装置に用いた場合に、セルギャップを一定に保つことが可能であれば特に限定されるものではなく、柱状スペーサの大きさやIPS用カラーフィルタの大きさ等により適宜選択される。
柱状スペーサの材料としては、一般的なカラーフィルタにおける柱状スペーサに用いられる材料を使用することができ、例えば感光性樹脂を挙げることができる。
本発明のIPS用カラーフィルタを液晶表示装置に適用する場合には、通常、配向膜が設けられる。
配向膜としては、液晶分子を配向させる配向機能を有するものであれば特に限定されるものではなく、例えば、光配向膜、ラビング配向膜などが挙げられる。
配向膜の厚みは、500Å〜1500Å程度とすることができる。
B.IPS用カラーフィルタの製造方法
次に、本発明のIPS用カラーフィルタの製造方法について説明する。本発明のIPS用カラーフィルタの製造方法は、透明基材と、上記透明基材上に形成された遮光部と、フタロシアニン系着色剤を有するフタロシアニン系着色部および非フタロシアニン系着色剤を有する非フタロシアニン系着色部を含む着色層とを有し、かつ透明保護層を含まず、上記フタロシアニン系着色部のテーパー部上に、上記非フタロシアニン系着色部が形成されているIPS用カラーフィルタの製造方法であって、少なくとも上記遮光部の開口部に、上記フタロシアニン系着色部を形成するフタロシアニン系着色部形成工程と、少なくとも上記遮光部の開口部に、上記非フタロシアニン系着色部を形成する非フタロシアニン系着色部形成工程とを有する着色層形成工程を少なくとも有し、最後のフタロシアニン系着色部形成工程後に行われる、上記非フタロシアニン系着色部形成工程が、上記フタロシアニン系着色部のテーパー部上にも、上記非フタロシアニン系着色部を形成するものであることを特徴とするものである。
このような本発明のIPS用カラーフィルタの製造方法について、図を参照しながら説明する。図2は、本発明のIPS用カラーフィルタの製造方法の一例を示す工程図である。図2によれば、透明基材1と、上記透明基材1上に形成された遮光部2とを有するIPS用カラーフィルタ用基板20を準備する(図2(a))。次いで、上記IPS用カラーフィルタ用基板20の全面に、フタロシアニン系着色剤を有するフタロシアニン系着色部形成用組成物13を塗工し、塗工されたフタロシアニン系着色部形成用組成物13を、遮光部2の開口部に対応する位置に透過領域を有するマスク30を介して、紫外線31を照射し(図2(b))、現像してフタロシアニン系着色部3を形成する(図2(c))。
次に、上記IPS用カラーフィルタ用基板20の全面に非フタロシアニン系着色剤を有する非フタロシアニン系着色部形成用組成物14を塗工し、塗工された非フタロシアニン系着色部形成用組成物14を、上記遮光部2の開口部、上記遮光部2および上記フタロシアニン系着色部3のテーパー部3bに対応する位置に透過領域を有するマスク30を介して、紫外線31を照射(図2(d))する。次いで、現像することにより、非フタロシアニン系着色部4を形成し、IPS用カラーフィルタ10を形成する(図2(e))。
ここで、図2(b)〜(c)がフタロシアニン系着色部形成工程であり、図2(d)〜(e)が非フタロシアニン系着色部形成工程である。
なお、上記フタロシアニン系着色部3のうち、上記遮光部2の開口部上の箇所であり、厚みが均一な箇所は、平坦部3aであり、上記遮光部2上に形成され、上記平坦部3aより厚みが薄い箇所は、テーパー部3bである。なお、上記着色層の厚みとは、上記透明基材表面から、上記着色層の表面までの距離をいう。また、上記遮光部上とは、上記遮光部のみでなく、上記遮光部上に形成されている上記フタロシアニン系着色部の平坦部の上も含むものである。
本発明によれば、最後のフタロシアニン系着色部形成工程後に行われる、上記非フタロシアニン系着色部形成工程が、上記フタロシアニン系着色部のテーパー部上にも、上記非フタロシアニン系着色部を形成するものであることにより、上記フタロシアニン系着色部のテーパー部を、非フタロシアニン系着色部によって被覆することができる。
このため、本発明の製造方法を用いて製造されたIPS用カラーフィルタを、フタロシアニン系着色剤の、液晶層へ溶出が少ないものとすることができる。その結果、液晶の汚染を防止することができ、表示品質に優れたものとすることができる。
本発明のIPS用カラーフィルタの製造方法は、着色層形成工程を少なくとも有するものである。以下、本発明のIPS用カラーフィルタの製造方法について説明する。
1.着色層形成工程
本発明に用いられる着色層形成工程は、フタロシアニン系着色部形成工程と、非フタロシアニン系着色部形成工程とを有する着色層形成工程を有するものである。
(1)フタロシアニン系着色部形成工程
本発明に用いられるフタロシアニン系着色部形成工程は、上記遮光部が形成された透明基材上の、少なくとも上記遮光部の開口部に、上記フタロシアニン系着色部を形成する工程である。このようなフタロシアニン系着色部を形成する方法としては、上記フタロシアニン系着色部を所望の領域に精度良く形成することができる方法であれば特に限定されるものではなく、例えば、フタロシアニン系着色剤を有するフタロシアニン系着色部形成用組成物を塗工し、露光・現像することにより形成する方法を挙げることができる。
ここで、本工程に用いられるフタロシアニン系着色部形成用組成物は、上記フタロシアニン系着色剤および感光性樹脂を有するものを挙げることができる。本工程に用いられるフタロシアニン系着色剤および、感光性樹脂としては、上記「A.IPS用カラーフィルタ」の項に記載したものと同様の内容のものを用いることができるため、ここでの記載を省略する。
また、上記フタロシアニン系着色部形成用組成物の塗工方法としては、上記フタロシアニン系着色部形成用組成物を塗布することが可能な方法であれば特に限定されるものではなく、例えば、スピンコート法、スプレーコート法、ディップコート法、ロールコート法、ビードコート法、バーコート法等の一般的な方法を用いることができる。
上記フタロシアニン系着色部形成用組成物を塗工した塗膜の露光は、例えばフォトマスク等を用いて、エネルギーを照射することにより行うことができる。露光の際に用いられる光源としては、一般的に着色層の形成の際に用いられる光源を使用することができ、例えば、超高圧水銀ランプ、低圧水銀ランプ、メタルハライドランプ等が挙げられる。
また現像する方法としては、不要部分の上記フタロシアニン系着色部形成用組成物を塗工した塗膜を除去することが可能であれば特に限定されるものではなく、一般的なカラーフィルタの製造の際に行われる現像方法を使用することができる。
また、本工程は、通常、各色の着色部毎に各色の着色部形成工程を有するものである。このような各色の着色部形成工程としては、例えば、緑、青、シアンのいずれか1種類以上の色の着色部形成工程を挙げることができる。本工程においては、少なくとも緑色着色部形成工程および青色着色部形成工程を有することが好ましい。カラーフィルタは、通常、少なくとも赤、青、緑の3原色の着色部を含む着色層を有するものであり、赤、青、緑の3原色の着色部のうち、青色、緑色の着色部に含まれる着色剤は、発色性、耐久性等に優れることから、一般的にフタロシアニン系着色剤が用いられるからである。
本発明に用いられる着色層形成工程における、フタロシアニン系着色部形成工程の実施順としては、最後のフタロシアニン系着色部形成工程の後に、後述する非フタロシアニン系着色部形成工程を有するものであれば特に限定されるものではないが、上記フタロシアニン系着色部形成工程が、ハロゲン化フタロシアニン系着色部形成工程を有する場合において、上記ハロゲン化フタロシアニン系着色部形成工程が、上記着色層形成工程中、最初に実施されるものであることが好ましい。
上記ハロゲン化フタロシアニン系着色部形成工程が、上記着色層形成工程中、最初に実施されることにより、本発明の製造方法によって製造されたIPS用カラーフィルタを、フタロシアニン系着色剤の中でも信頼性低下に影響の大きいハロゲン化フタロシアニン系顔料の溶出が少ないものとすることができるからである。
なお、上記ハロゲン化フタロシアニン系着色部形成工程とは、フタロシアニン系着色剤として、上記ハロゲン化フタロシアニン系着色剤が用いられたフタロシアニン系着色部を形成する工程である。
なお、本工程に用いられる透明基材および遮光部としては、一般的なカラーフィルタに用いられるものを使用することができ、具体的には、上記「A.IPS用カラーフィルタ」の項に記載したものを使用することができる。
(2)非フタロシアニン系着色部形成工程
本発明に用いられる非フタロシアニン系着色部形成工程は、少なくとも上記遮光部の開口部に、上記非フタロシアニン系着色部を形成する工程であって、さらに最後のフタロシアニン系着色部形成工程後に必ず1回は行われ、かつその際に、上記フタロシアニン系着色部のテーパー部上にも、上記非フタロシアニン系着色部を形成するものである。
このような非フタロシアニン系着色部の形成方法としては、非フタロシアニン系着色剤および感光性樹脂を有する非フタロシアニン系着色部形成用組成物を塗工し、露光・現像する方法を用いることができる。なお、上記非フタロシアニン系着色剤および感光性樹脂については、上記「A.IPS用カラーフィルタ」の項に記載したものと同様の内容のものを用いることができるため、ここでの記載を省略する。
また、上記非フタロシアニン系着色部形成用組成物を塗工し、露光・現像する方法としては、上記「(1)フタロシアニン系着色部形成工程」と同様の方法を用いることができる。
また、本工程は、通常、各色の着色部毎に各色の着色部形成工程を有するものである。このような各色の着色部形成工程としては、例えば、赤、緑、青、黄のいずれか1種類以上の色の着色部形成工程を挙げることができる。本工程においては、少なくとも赤色着色部形成工程を有することが好ましい。カラーフィルタは、通常、少なくとも赤、青、緑の3原色の着色部を含む着色層を有するものであり、赤、青、緑の3原色の着色部のうち、青色、緑色の着色部に含まれる着色剤は、発色性、耐久性等に優れることから、一般的にフタロシアニン系着色剤が用いられる。このため、上記非フタロシアニン系着色部が、赤色着色部を有することにより、赤、青、緑の3原色の着色部に、フタロシアニン系着色部および非フタロシアニン系着色部が、確実に含まれるものとすることができるからである。
本発明に用いられる着色層形成工程における、上記非フタロシアニン系着色部形成工程の実施順番としては、最後のフタロシアニン系着色部形成工程の後に、少なくとも1回実施するものであれば特に限定されるものではなく、例えば、上記非フタロシアニン系着色部形成工程が2種類以上の色の着色部形成工程を有するものである場合、いずれか1種類の色の着色部形成工程を、最後のフタロシアニン系着色部形成工程後に実施し、残りの着色部形成工程を、上記最後のフタロシアニン系着色部形成工程の前に実施するものとしてもよい。
また、上記非フタロシアニン系着色部形成工程が、最後のフタロシアニン系着色部形成工程後において、2種類以上の色の着色部形成工程を有する場合においては、いずれか1種類の色の着色部形成工程が、上記フタロシアニン系着色部のテーパー部上にも、非フタロシアニン系着色部を形成するものであってもよく、2種類以上の色の着色部形成工程が、上記フタロシアニン系着色部のテーパー部上にも、非フタロシアニン系着色部を形成するものであってもよい。本工程においては、いずれも好適に用いることができるが、なかでも、いずれか1種類の色の着色部形成工程が、上記フタロシアニン系着色部のテーパー部上に、非フタロシアニン系着色部を形成するものであることが好ましい。上記フタロシアニン系着色部のテーパー部からの上記フタロシアニン系着色剤の液晶層への溶出は、上記非フタロシアニン系着色部が1層形成されるだけで、十分に防ぐことができるからである。
(3)着色層形成工程
本工程において形成されるフタロシアニン系着色部および非フタロシアニン系着色部を含む着色層としては、上記「A.IPS用カラーフィルタ」の項に記載したものと同様の内容であるので、ここでの記載は省略する。
2.その他工程
本発明のIPS用カラーフィルタの製造方法は、上記フタロシアニン系着色部形成工程および上記非フタロシアニン系着色部形成工程を少なくとも有するものであれば特に限定されるものではなく、他の工程を有するものであっても良い。
このような他の工程としては、例えば、配向膜形成工程、柱状スペーサ形成工程を挙げることができる。
上記配向膜形成工程としては、例えば可溶性ポリイミド、ポリアミック酸タイプポリイミド、変性ポリイミド等の有機化合物を、一般的な印刷法、塗布方法により塗布し、その後、焼成することにより形成することができる。このような配向膜には、配向処理(ラビング)は不要である。
上記柱状スペーサ形成工程としては、例えば上述した感光性樹脂を、一般的な印刷法、塗布方法により塗布し、その後、透過領域および遮光領域を有するマスクを介して露光し、次いで現像することにより所望の位置に、所望の高さを有した柱状スペーサを形成することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と、実質的に同一の構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなる場合であっても本発明の技術的範囲に包含される。
次に、実施例及び比較例を挙げて、本発明についてさらに具体的に説明する。
[実施例1]
1.遮光部の形成
カラーフィルタ用の透明基板として、100mm×100mm、厚さ0.7mmのガラス基板(旭硝子(株)AN材)を準備した。この基板を定法にしたがって洗浄した後、基板の片側全面に感光性樹脂組成物(東京応化工業(株)製 CFPR DN−83)を塗布し、所定のマスクを介して露光、現像した。その後、基板を230℃の雰囲気下に30分間放置することにより加熱処理を施して遮光部を形成すべき領域に遮光部(厚みD=1.5μm)を形成した。
2.着色層の形成
上記のようにして遮光部を形成した透明基板上に、下記組成の緑色硬化性樹脂組成物をスピンコーティング法により塗布(塗布厚み2.0μm)し、その後、80℃のホットプレートで3分間乾燥した。次いで、緑色硬化性樹脂組成物の塗布膜から150μmの距離にフォトマスクを配置してプロキシミティアライナにより2.0kWの超高圧水銀ランプを用いて緑色画素を形成すべき領域に相当する領域のみに紫外線を10秒間照射した。次いで、0.05wt%水酸化カリウム水溶液(液温23℃)中に1分間浸漬してアルカリ現像し、緑色硬化性樹脂組成物の塗布膜の未硬化部分のみを除去した。その後、基板を230℃の雰囲気下に30分間放置することにより、加熱処理を施して緑色画素を形成すべき領域に緑色のレリーフパターンを形成し、フタロシアニン系緑色着色部を得た。
次に、下記組成の青色硬化性樹脂組成物を用いて、フタロシアニン系緑色着色部の形成と同様の工程で、青色画素を形成すべき領域に青色のレリーフパターンを形成し、フタロシアニン系青色着色部を得た。
このようにして、上記フタロシアニン系緑色着色部およびフタロシアニン系青色着色部を有するフタロシアニン系着色部を形成した。
次に、下記組成の赤色硬化性樹脂組成物を用いて、フタロシアニン系緑色着色部の形成と同様の工程で、赤色画素を形成すべき領域および上記フタロシアニン系着色部のテーパー部上に、非フタロシアニン系赤色着色部を形成し、赤(R)、緑(G)、青(B)の3色からなる着色層を形成した。
<緑色硬化性樹脂組成物の組成>
・ハロゲン化フタロシアニン系緑色着色剤(C.I.ピグメントグリーン36):6.0重量部
・分散剤(アビシア社製 ソルパース24000):3.0重量部
・モノマー(サートマー社製 SR399):4.0重量部
・ポリマーI:5.0重量部
・開始剤(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製 イルガキュア907):1.4重量部
・開始剤(2,2′−ビス(o−クロロフェニル)−4,5,4′,5′−テトラフェニル−1,2′−ビスイミダゾール):0.6重量部
・溶剤(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート):80.0重量部
<青色硬化性樹脂組成物の組成>
・フタロシアニン系青色着色剤(C.I.ピグメントブルー15:6):6.0重量部
・顔料誘導体(アビシア社製 ソルスパース12000):0.6重量部
・分散剤(アビシア社製 ソルパース24000):2.4重量部
・モノマー(サートマー社製 SR399):4.0重量部
・ポリマーI:5.0重量部
・開始剤(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製 イルガキュア907):1.4重量部
・開始剤(2,2′−ビス(o−クロロフェニル)−4,5,4′,5′−テトラフェニル−1,2′−ビスイミダゾール):0.6重量部
・溶剤(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート):80.0重量部
<赤色硬化性樹脂組成物の組成>
・非フタロシアニン系赤色着色剤(C.I.ピグメントレッド177):6.0重量部
・分散剤(アビシア社製 ソルパース24000):3.0重量部
・モノマー(サートマー社製 SR399):4.0重量部
・ポリマーI:5.0重量部
・開始剤(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製 イルガキュア907):1.4重量部
・開始剤(2,2′−ビス(o−クロロフェニル)−4,5,4′,5′−テトラフェニル−1,2′−ビスイミダゾール):0.6重量部
・界面活性剤(日本油脂(株)製 ノニオンHS−210):1.0重量部
・溶剤(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート):79.0重量部
尚、上記のポリマーIは、ベンジルメタクリレート:スチレン:アクリル酸:2−ヒドロキシエチルメタクリレート=15.6:37.0:30.5:16.9(モル比)の共重合体100モル%に対して、2−メタクリロイルオキシエチルイソシアネートを16.9モル%付加したものであり、重量平均分子量は42500である。
3.液晶セルの作成
上記のようにして得られたカラーフィルタの膜形成表面に、ポリイミドよりなる配向膜を形成した。このガラス基板上に粒径6μmのビーズスペーサーを散布した後、横電界用透明電極を形成したガラス基板を張り合わせて周囲をエポキシ系の接着剤で固め、空セルとした。これに正の誘電率異方性を持つネマチック液晶を注入して、液晶注入口をエポキシ系の接着剤で封止し、液晶セルを作製した。
4.液晶セルの信頼性評価
上記のようにして得られた液晶セルについて電圧保持率(VHR:Voltage Holding Ratio)を測定したところ、初期において99%と高い値を示した。次いでこの液晶セルを105℃のオーブンで168時間加熱した後にVHRを測定したところ97%と高い値を示した。電圧保持率の測定は、東陽テクニカ社製のVHR‐1型を用い、液晶セルに±5Vを、パルス幅10μs、周波数60Hzの条件で印加して測定した。
[実施例2]
下記組成の緑色硬化性樹脂組成物を用いた以外は実施例1と同様の方法でカラーフィルタを得た後に、実施例1と同様の方法で液晶セルを作製した。上記のようにして得られた液晶セルについて、実施例1と同様の方法でVHRを測定したところ初期において99%と高い値を示し、加熱後においても97%と高い値を示した。
<緑色硬化性樹脂組成物の組成>
・ハロゲン化フタロシアニン系緑色着色剤(C.I.ピグメントグリーン7):6.0重量部
・分散剤(アビシア社製 ソルパース24000):3.0重量部
・モノマー(サートマー社製 SR399):4.0重量部
・ポリマーI:5.0重量部
・開始剤(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製 イルガキュア907):1.4重量部
・開始剤(2,2′−ビス(o−クロロフェニル)−4,5,4′,5′−テトラフェニル−1,2′−ビスイミダゾール):0.6重量部
・溶剤(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート):80.0重量部
[実施例3]
フタロシアニン系青色着色部、フタロシアニン系緑色着色部、および非フタロシアニン系赤色着色部をこの順で形成した以外は、実施例1と同様の方法で赤(R)、緑(G)、青(B)の3色からなる着色層を有するカラーフィルタを得た後に、実施例1と同様の方法で液晶セルを作製した。上記のようにして得られた液晶セルについて、実施例1と同様の方法でVHRを測定したところ初期において99%と高い値を示し、加熱後においても96%と高い値を示した。
[比較例]
赤色硬化性樹脂組成物を用いて、赤色画素を形成すべき領域のみに非フタロシアニン系赤色着色部を形成し、上記フタロシアニン系着色部のテーパー部上には上記非フタロシアニン系赤色着色部を形成しなかった以外は、実施例1と同様の方法で赤(R)、緑(G)、青(B)の3色からなる着色層を有するカラーフィルタを得た後に、実施例1と同様の方法で液晶セルを作製した。
上記のようにして得られた液晶セルについて、実施例1と同様の方法でVHRを測定したところ初期において95%と高い値を示したが、加熱後において78%とVHRの低下が認められた。
以上より、フタロシアニン系着色部のテーパー部上に非フタロシアニン系着色部が形成されていることにより、電気信頼性が向上していることを確認することができた。
本発明のIPS用カラーフィルタの一例を示す概略断面図である。 本発明のIPS用カラーフィルタの製造方法の一例を示す工程図である。
符号の説明
1 … 透明基材
2 … 遮光部
3 … フタロシアニン系着色部
3a… 平坦部
3b… テーパー部
4 … 非フタロシアニン系着色部
5 … 着色層
10 … IPS用カラーフィルタ
13 … フタロシアニン系着色部形成用組成物
14 … 非フタロシアニン系着色部形成用組成物
20 … IPS用カラーフィルタ用基板
30 … マスク

Claims (4)

  1. 透明基材と、
    前記透明基材上に形成された遮光部と、
    フタロシアニン系着色剤を有するフタロシアニン系着色部および非フタロシアニン系着色剤を有する非フタロシアニン系着色部を含む着色層とを有し、かつ透明保護層を含まない横電界駆動液晶表示装置用カラーフィルタであって、
    前記フタロシアニン系着色部のテーパー部上に、前記非フタロシアニン系着色部が形成されたことを特徴とする横電界駆動液晶表示装置用カラーフィルタ。
  2. 前記フタロシアニン系着色部が、緑色着色部および青色着色部を有し、かつ前記非フタロシアニン系着色部が、赤色着色部を有することを特徴とする請求項1に記載の横電界駆動液晶表示装置用カラーフィルタ。
  3. 透明基材と、
    前記透明基材上に形成された遮光部と、
    フタロシアニン系着色剤を有するフタロシアニン系着色部および非フタロシアニン系着色剤を有する非フタロシアニン系着色部を含む着色層とを有し、かつ透明保護層を含まず、前記フタロシアニン系着色部のテーパー部上に、前記非フタロシアニン系着色部が形成されている横電界駆動液晶表示装置用カラーフィルタの製造方法であって、
    少なくとも前記遮光部の開口部に、前記フタロシアニン系着色部を形成するフタロシアニン系着色部形成工程と、
    少なくとも前記遮光部の開口部に、前記非フタロシアニン系着色部を形成する非フタロシアニン系着色部形成工程とを有する着色層形成工程を少なくとも有し、
    最後のフタロシアニン系着色部形成工程後に行われる、前記非フタロシアニン系着色部形成工程が、前記フタロシアニン系着色部のテーパー部上にも、前記非フタロシアニン系着色部を形成するものであることを特徴とする横電界駆動液晶表示装置用カラーフィルタの製造方法。
  4. 前記フタロシアニン系着色部形成工程に含まれるハロゲン化フタロシアニン系着色部形成工程が、前記着色層形成工程中、最初に実施されるものであることを特徴とする請求項3に記載の横電界駆動液晶表示装置用カラーフィルタの製造方法。
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