JP2008267349A - エンジン - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジン始動時の回転数を増加させてシリンダブロックを温めること等によって、排気マニホールド内で発生した水が温められて短時間で蒸発させ、この水を空燃比センサに付着させないことで、センサ素子のクラックを防止できるエンジンを提供する。
【解決手段】空燃比センサ5を排気マニホールド21cに配置し、前記空燃比センサ5と、点火プラグ22と、スロットル弁駆動手段36と、燃料制御弁35を制御手段6と接続して、前記空燃比センサ5の検出値に応じて出力回転をフィードバック制御するエンジン2であって、前記制御手段6に始動手段7と冷却水温度検知手段46を接続し、エンジン2始動時に設定時間エンジン回転数を設定回転数増加させ、エンジン2の温度が設定温度に達すると、アイドル回転数に戻すように制御した。
【選択図】図2

Description

本発明はエンジンにおける空燃比センサの制御技術に関し、詳しくは、エンジン始動時に空燃比センサ素子のクラックを防止する技術に関する。
従来、エンジンに供給される混合気の空燃比を、排気ガス中の酸素濃度に基づいて算出する技術が一般的に知られている。
この酸素濃度を計測するのが、所謂、空燃比センサ又は酸素センサと称されるもの(以下、単に「空燃比センサ」とする)であり、ECU(Electronic Control Unit)に接続されている。
前記ECUは、空燃比センサの検出結果と予め記憶されるデータやプログラムとに基づいて、スロットル弁や燃料制御弁等の開度を、アクチュエータを介して制御することによって、混合気の空燃比を適切な値となるように制御している(例えば、「特許文献1」、「特許文献2」参照)。
特開2006−125326号公報 特開2006−132484号公報
そして、上記エンジンは最適な空燃比で運転を行う為、空燃比センサを採用したフィードバック制御を行っており、運転開始時の空燃比センサは暖機通電を所定時間行った後、定格通電を行っている。その際、運転開始時に排気マニホールド内でドレン水が発生し、定格通電中の空燃比センサに付着する可能性があり、急な温度変化によりセンサ素子にクラックが発生し、空燃比センサの故障が発生する虞があった。
本発明は上記の課題を解決するために、エンジン始動時の回転数を増加させてシリンダブロックを温める等によって、排気マニホールド内で発生した水が温められて短時間で蒸発させ、この水を空燃比センサに付着させないことで、センサ素子のクラックを防止できるエンジンを提供するものである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、空燃比センサを排気マニホールドに配置し、前記空燃比センサと、点火プラグと、スロットル弁駆動手段と、燃料制御弁を制御手段と接続して、前記空燃比センサの検出値に応じて出力回転をフィードバック制御するエンジンであって、前記制御手段に始動手段と冷却水温度検知手段を接続し、エンジン始動時に設定時間エンジン回転数を設定回転数増加させ、エンジン冷却水の温度が設定温度に達すると、アイドル回転数に戻すように制御したものである。
請求項2においては、空燃比センサを排気マニホールドに配置し、前記空燃比センサと、点火プラグと、スロットル弁駆動手段と、燃料制御弁を制御手段と接続して、前記空燃比センサの検出値に応じて出力回転をフィードバック制御するエンジンであって、前記制御手段に始動手段と冷却水温度検知手段を接続し、エンジン始動時に設定時間の間、点火時期をリタードさせ、エンジン冷却水の温度が設定温度に達すると、点火時期を通常に戻すように制御したものである。
請求項3においては、空燃比センサを排気マニホールドに配置し、前記排気マニホールドの周囲に冷却水通路を設けるとともに、前記空燃比センサと、点火プラグと、スロットル弁駆動手段と、燃料制御弁を制御手段と接続して、空燃比センサの検出値に応じて出力回転をフィードバック制御するエンジンであって、前記冷却水通路に冷却水ヒータを配置し、該冷却水ヒータと始動手段を制御手段と接続し、始動時に前記冷却水ヒータを作動するように制御したものである。
請求項4においては、空燃比センサを排気マニホールドに配置し、前記排気マニホールドの周囲に冷却水通路を設けるとともに、前記空燃比センサと、点火プラグと、スロットル弁駆動手段と、燃料制御弁を制御手段と接続して、空燃比センサの検出値に応じて出力回転をフィードバック制御するエンジンであって、前記制御手段に始動手段と冷却水温度検知手段と冷却水ポンプ駆動手段を接続して、エンジン始動時に冷却水ポンプ駆動手段の作動を停止し、エンジン冷却水の温度が設定温度に達すると、冷却水ポンプ駆動手段を作動させるように制御したものである。
請求項5においては、空燃比センサを排気マニホールドに配置し、前記排気マニホールドの周囲に冷却水通路を設けるとともに、前記空燃比センサと、点火プラグと、スロットル弁駆動手段と、燃料制御弁とを制御手段と接続して、空燃比センサの検出値に応じて出力回転をフィードバック制御するエンジンであって、前記冷却水通路に電磁式排水バルブを接続し、前記制御手段に始動手段と冷却水温度検知手段と電磁式排水バルブを接続し、エンジン始動時に電磁式排水バルブを開き排水し、排水してから設定時間経過すると、電磁式排水バルブを閉じるように制御したものである。
請求項6においては、空燃比センサを排気マニホールドに配置し、前記排気マニホールドの周囲に冷却水通路を設けるとともに、前記空燃比センサと、点火プラグと、スロットル弁駆動手段と、燃料制御弁とを制御手段と接続して、空燃比センサの検出値に応じて出力回転をフィードバック制御するエンジンであって、前記冷却水通路の入口側に電磁式バイパスバルブを接続し、前記制御手段に始動手段と冷却水温度検知手段と電磁式バイパスバルブを接続し、エンジン始動時に電磁式バイパスバルブを切り替えて冷却を停止し、エンジン冷却水の温度が設定温度に達すると、電磁式バイパスバルブを元の位置に切り替えるように制御したものである。
請求項7においては、請求項1乃至請求項6のいずれか一つに記載のエンジンであって、エアクリーナ近傍にエアヒータを配置し、前記制御手段に始動手段と冷却水温度検知手段とエアヒータを接続し、エンジン始動時にエアヒータを作動し、エンジン冷却水の温度が設定温度に達すると、エアヒータを停止するように制御したものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、始動時の回転数を増加させてシリンダブロックを温めることにより、排気マニホールド内で発生した水が温められて短時間で蒸発するので、この水が空燃比センサに付着することがなく、センサ素子のクラックを防止できる。
請求項2においては、始動時の燃焼温度を高くすることにより、排気マニホールド内で発生した水が温められて短時間で蒸発するので、空燃比センサに付着することがなく、センサ素子のクラックを防止できる。
請求項3においては、始動時に排気マニホールドの周囲を温めることができ、空燃比センサに水が付着することがなく、センサ素子のクラックを防止できる。
請求項4においては、始動時にシリンダブロックや排気マニホールドが冷やされることがなく、排気マニホールドを速く温めることができるので、空燃比センサに水が付着することがなく、センサ素子のクラックを防止できる。
請求項5においては、始動時に冷却水が排水されて、排気マニホールドが冷やされることがなく、排気マニホールドを速く温めることができるので、空燃比センサに水が付着することがなく、センサ素子のクラックを防止できる。
請求項6においては、始動時に冷却水が排気マニホールドに流されることがなく、排気マニホールドが冷やされないため、排気マニホールドを速く温めることができるので、空燃比センサに水が付着することがなく、センサ素子のクラックを防止できる。
請求項7においては、始動時に吸気するエアを温めて、始動性を向上し、排気温度も上昇させることができるので、空燃比センサに水が付着することがなく、センサ素子のクラックを防止できる。
次に、発明の実施の形態を説明する。なお、本発明の技術的範囲は実施例に限定されるものではなく、本明細書及び図面に記載した事項から明らかになる本発明が真に意図する技術的思想の範囲全体に、広く及ぶものである。
図1は本発明に係る空燃比制御システムを示す模式図である。
図2は空燃比制御システムの実施例1に係る制御フロー図である。
図3は空燃比制御システムの実施例2に係る制御フロー図である。
図4は空燃比制御システムの実施例4に係る制御フロー図である。
図5は空燃比制御システムの実施例5に係る制御フロー図である。
[実施例1・全体構成]
まず、図1を用いて本発明の実施例1に係る空燃比制御システム1の全体構成について説明する。本発明はガスエンジンに適用した実施例について説明する。
空燃比制御システム1は、エンジン2に供給される混合ガスの空燃比を制御するものであり、主にミキサ3、空燃比センサ5、制御手段6及び始動手段7等を具備する。
ここで、本出願における「混合ガス」とは、空気と燃料とを混合したガスをいい、「空燃比」とは、混合ガスに含まれる空気と燃料の比をいう。
[エンジン2]
以下では、空燃比制御システム1が制御する対象であるエンジン2の詳細構成について説明する。
本実施例のエンジン2は、天然ガス等の気体状の燃料を用いるいわゆるガスエンジンであり、シリンダブロック21、点火プラグ22、吸気バルブ23、排気バルブ24、ピストン25、クランク軸26、回転数検出手段27等を具備する。
シリンダブロック21はエンジン2の構造体を成す部材であり、その内部に燃焼室21aが形成される。
燃焼室21aは混合ガスを燃焼させるための空間であり、吸気マニホールド21bを介して吸気配管11と、また排気マニホールド21cを介して排気配管13と連通されている。
吸気配管11は、外部から空気を取り込み、該空気と燃料とを後述するミキサ3により混合して生成した混合ガスをエンジン2に供給するための配管である。吸気配管11の一端には吸気配管11内に導入される空気中に含まれる塵挨等を除去するためのエアクリーナ12が設けられ、吸気配管11の他端はエンジン2のシリンダブロック21上部に設けられた吸気マニホールド21bに接続される。本実施例では、エアクリーナ12と吸気配管11との接続部にエアヒータ14が配設され、エンジン2に吸入する空気の温度を上昇可能に構成している。
排気配管13は、燃焼室21aで混合ガスが燃焼することにより生成する排気ガスをエンジン2の外部に排出するための配管である。排気配管13の一端はエンジン2のシリンダブロック21(排気マニホールド21c)に接続され、他端は図示せぬマフラーに接続される。
点火プラグ22はシリンダブロック21(シリンダヘッド)に設けられ、その先端部が燃焼室21aの内部に配置される。点火プラグ22は火花を発生することにより、燃焼室21aに供給された混合ガスを燃焼させる。
吸気バルブ23はシリンダブロック21において燃焼室21aに臨んで設けられ、開閉動作を行うことにより吸気配管11と燃焼室21aとの間を連通または閉塞する弁である。
排気バルブ24はシリンダブロック21において燃焼室21aに臨んで設けられ、開閉動作を行うことにより排気配管13と燃焼室21aとの間を連通または閉塞する弁である。
ピストン25は燃焼室21aの内周面に気密的に摺動することにより往復運動する部材である。ピストン25は燃焼室21aに供給された混合ガスが燃焼し、膨張することにより下方(燃焼室21aの体積が大きくなる方)に摺動する。
クランク軸26はピストン25にコンロッドを介して連結し、シリンダブロックに回動可能に枢着された軸であり、ピストン25の往復運動により回転運動する。
回転数検出手段27はクランク軸26の回転数、すなわちエンジン2の回転数を検出するものである。回転数検出手段27の具体例としては、磁気ピックアップ式の回転数センサや、ロータリーエンコーダ等が挙げられる。
[冷却水通路44]
前記クランク軸26には冷却水ポンプ駆動ギア40aが配設され、この冷却水ポンプ駆動ギア40aには冷却水ポンプ駆動ギア40bが歯合されている。冷却水ポンプ駆動ギア40bには冷却水ポンプ駆動手段(冷却水ポンプON/OFFクラッチ)41が配設され、冷却水ポンプ駆動手段41には冷却水ポンプ駆動軸42を介して冷却水ポンプ43が接続される。エンジン2によるクランク軸26の回動は、冷却水ポンプ駆動ギア40a、冷却水ポンプ駆動ギア40b、冷却水ポンプ駆動手段41及び冷却水ポンプ駆動軸42を介して冷却水ポンプ43に伝えられ、冷却水ポンプ43を駆動させる。前記冷却水ポンプ駆動手段41は後述する制御手段6に接続され、この冷却水ポンプ駆動手段41のON/OFFを制御することによって、冷却水ポンプ43の駆動を制御する構成になっている。但し、冷却水ポンプ駆動手段41は電動モーター等により構成して直接駆動する構成とすることも可能である。
冷却水ポンプ43の吐出部及び吸入部(冷却水タンク)には冷却水通路44が接続され、この冷却水通路44は排気マニホールド21c、シリンダブロック21の近傍を通り、図示しないラジエータ等の熱交換器を経由して再び冷却水ポンプ43に接続するように配設される。即ち、冷却水通路44は環状に構成されているのであり、この冷却水通路44内を冷却水が図1中矢印A及び矢印Bの方向に循環することにより、排気マニホールド21cやシリンダブロック21を冷却させる構成となっている。本実施例においては、この冷却水通路44上には、電磁式バイパスバルブ45、冷却水温度検知手段46、冷却水ヒータ47が配設され、さらに冷却水通路44から分岐した排水通路48上には流路を切り換える電磁式排水バルブ49が配設されている。
電磁式バイパスバルブ45、冷却水温度検知手段46、冷却水ヒータ47及び電磁式排水バルブ49はそれぞれ制御手段6に接続される。電磁式バイパスバルブ45は、その位置(弁)を切り替えることによって、冷却水の停止・循環を制御可能に構成される。冷却水温度検知手段46は、冷却水通路44内の冷却水の温度を検知し、制御手段6へと伝達する。冷却水ヒータ47は冷却水通路44内の冷却水の温度を上昇させることができる。電磁式排水バルブ49はその位置を切り替えることによって、冷却水通路44内の冷却水を図1中矢印Cの方向に排水することができる。
[ミキサ3]
以下では、ミキサ3の詳細構成について説明する。
ミキサ3は所望の空燃比の混合ガスを生成してエンジン2に供給するものである。
本実施例のミキサ3は、主に第一燃料供給配管31、固定式燃料弁32、ベンチュリ33、第二燃料供給配管34、燃料制御弁35、スロットル弁駆動手段36、第三燃料供給配管37、燃料増量弁38等を具備する。
第一燃料供給配管31は、燃料を吸気配管11の内部に供給するための配管である。第一燃料供給配管31の一端は吸気配管11の中途部と接続され、他端は図示せぬ燃料供給部(燃料ポンプや燃料タンク等)と接続される。
固定式燃料弁32は第一燃料供給配管31の中途部に設けられる弁であり、該固定式燃料弁32が設けられている部分における第一燃料供給配管31の断面積を所定の断面積としている。
本実施例の場合、固定式燃料弁32は第一燃料供給配管31の中途部に設けられたフランジに螺装される。
固定式燃料弁32は、組み立て時にそのねじ込み量を調整することにより固定式燃料弁32が設けられている部分における第一燃料供給配管31の断面積を所定の断面積に調整することができる。その後、固定式燃料弁32は固定されて、固定式燃料弁32が設けられている部分における第一燃料供給配管31の断面積を所定の断面積に保持する。
ベンチュリ33は吸気配管11の内面、かつ、吸気配管11と第一燃料供給配管31との接続部分に設けられる。ベンチュリ33は該ベンチュリ33が設けられている部分を通過する空気の圧力を低下させることにより、第一燃料供給配管31内の燃料との間に差圧を生じさせ、該燃料を第一燃料供給配管31から吸気配管11に供給する。その結果、混合ガスが生成される。
第二燃料供給配管34は、第一燃料供給配管31の中途部において固定式燃料弁32よりも上流側となる部分と、第一燃料供給配管31の中途部において固定式燃料弁32よりも下流側となる部分と、を接続する配管である。
燃料制御弁35は第二燃料供給配管34の中途部に設けられ、その開度を0%から100%の間で任意に変化させることにより第二燃料供給配管34を通過する燃料の量、ひいては混合ガスに含まれる燃料の量、を調整する弁である。
なお、本明細書における「弁の開度」は、弁を閉じているときに0%とし、弁が完全に開いているとき、すなわち、弁を通過する気体や液体等の流体の流量が最大となるときに100%とする。
ベンチュリ33により第一燃料供給配管31から吸気配管11に供給される燃料の量は、燃料制御弁35が閉じているときには固定式燃料弁32を通過する燃料の量であり、燃料制御弁35が所定の開度で開いているときには固定式燃料弁32を通過する燃料の量と燃料制御弁35を通過する燃料の量とを合わせたものである。
従って、本実施例のミキサ3は、ベンチュリ33により第一燃料供給配管31から吸気配管11に供給される燃料の量を調整することが可能である。結果として、ミキサ3は所望の空燃比の混合ガスを生成してエンジン2に供給することが可能である。
スロットル弁36は、吸気配管11の中途部において、ベンチュリ33が設けられている部分よりも下流側に設けられ、エンジン2への混合ガスの供給量を調整する弁であり、その開度をスロットル弁駆動手段36aにより0%から100%の間で任意に変化させることができる。
第三燃料供給配管37は、第二燃料供給配管34の中途部かつ燃料制御弁35よりも上流側となる部分と、吸気配管11の中途部かつスロットル弁36よりも下流側となる部分と、を接続する配管である。
燃料増量弁38は第三燃料供給配管37の中途部に設けられ、その開度を0%から100%の間で任意に変化させることが可能な弁である。
エンジン2に最終的に供給される混合ガスは、燃料増量弁38が閉じているときには、ベンチュリ33を通過する空気と、ベンチュリ33により第一燃料供給配管31から吸気配管11に供給された燃料とが混合して生成された混合ガスである。
また、エンジン2に最終的に供給される混合ガスは、燃料増量弁38が所定の開度で開いているときには、ベンチュリ33を通過する空気と、ベンチュリ33により第一燃料供給配管31から吸気配管11に供給された燃料とが混合して生成された混合ガスに、第三燃料供給配管37から吸気配管11に供給される燃料を混合した混合ガスである。
従って、本実施例のミキサ3は、最終的にエンジン2に供給される混合ガスに含まれる燃料の量を、燃料制御弁35だけでなく、燃料増量弁38によっても調整することが可能である。結果として、ミキサ3は所望の空燃比の混合ガスを生成してエンジン2に供給することが可能である。
本実施例のミキサ3は、エンジン2に供給される混合ガスに含まれる燃料の量、言い換えればエンジン2に供給される混合ガスの空燃比、を調整する手段として、燃料制御弁35と燃料増量弁38という二つの弁を具備している。
これは、空燃比制御システム1による空燃比制御の精度、すなわち、所望の空燃比を精度良く得ること及び追従性、すなわち、短時間で空燃比を大きく変化させること、を両立させるためである。
本実施例においては、開度が100%のときに単位時間当たりに燃料が燃料制御弁35を通過する量を小さく設定し、開度が100%のときに単位時間当たりに燃料が燃料増量弁38を通過する量を大きく設定している。
このように構成することにより、燃料制御弁35の開度を変化させて混合ガスの空燃比を精度良く制御することが可能であり、燃料増量弁38の開度を変化させて混合ガスの空燃比を短時間で大きく変化させることが可能である。
結果として、リーン領域から理論空燃比を経てリッチ領域までの広い範囲における単位時間当たりの空燃比の変化を容易とする、言い換えれば、空燃比制御の線形性を得ることとを容易としている。
なお、燃料制御弁35のみでエンジン2に供給される混合ガスの空燃比制御に要求される精度及び追従性を両立させることが可能な場合には、第三燃料供給配管37及び燃料増量弁38を省略することが可能である。
[空燃比センサ5]
以下では、空燃比センサ5の詳細構成について説明する。
空燃比センサ5は排気ガスの酸素濃度を検出するものであり、本実施例では排気マニホールド21c(排気配管13)に配置されている。
空燃比センサ5の具体例としては、ジルコニア等のセラミックスのように、酸素濃淡電池の原理により起電力を発生する固体電解質を用いたものが挙げられる。
このような空燃比センサ5には、その性質上排気ガス中の酸素濃度を精度良く検出可能な温度域が存在し、本実施例では空燃比センサ5の内部に備えられたヒータに対して暖機通電又は定格通電を行うことで、酸素濃度の検出精度を高めるための温度調節を行っている。
[制御手段6]
以下では、制御手段6の詳細構成について説明する。
制御手段6は、空燃比センサ5により検出された排気ガスの酸素濃度に基づいて、ミキサ3及びエンジン2の動作を制御する。制御手段6は、より具体的にはCPU、ROM、及びRAM等がバスで接続される構成であっても良く、あるいは、ワンチップのLSI等からなる構成であっても良い。
本実施例の制御手段6は、冷却水温度検知手段46及び空燃比センサ5と接続され、これらにより検出される冷却水通路44における冷却水の温度、並びに排気ガスの酸素濃度を取得することが可能である。
また、制御手段6は、始動手段7、エンジン2の点火プラグ22、吸気バルブ23及び排気バルブ24(より厳密には、吸気バルブ23及び排気バルブ24を開閉するためのアクチュエータ)、燃料制御弁35、スロットル弁駆動手段36、燃料増量弁38と接続される。
従って、制御手段6は、始動手段7をON・OFFすることによってエンジン2の始動・停止を制御し、さらに点火プラグ22の点火及びそのタイミングの作動制御、吸気バルブ23及び排気バルブ24それぞれの開閉タイミングの作動制御、燃料制御弁35、スロットル弁駆動手段36a及び燃料増量弁38のぞれぞれの開度の作動制御を行う、すなわち、ミキサ3及びエンジン2の動作を制御することが可能である。
また、制御手段6にはミキサ3及びエンジン2の動作を制御するための種々のプログラム、冷却水通路44における冷却水の設定温度等のデータが格納され、空燃比センサ5により検出される排気ガスの酸素濃度に基づいて、当該排気ガスの元となる混合ガスの空燃比を算出する。
そして、制御手段6は、例えばエンジン2が発電装置に具備される場合には、単位時間当たりの発電量を所望の値とする所定のエンジン2の回転数を維持するために、回転数検出手段27により検出されるエンジン2の回転数が該所定のエンジン2の回転数よりも小さい場合にはスロットル弁36の開度を大きくする等して、エンジン2の回転数を増加させる。
[制御方法]
次に、図1及び図2を用いて、空燃比制御システム1の、実施例1に係る制御方法について説明する。図1は本発明に係る空燃比制御システムを示す模式図、図2は空燃比制御システムの実施例1に係る制御フロー図である。当該制御方法は、制御手段6に格納されたプログラム及びデータ等により達成されるものである。
以下に、本実施例における制御フローについて説明する。
まず、始動手段7をONし、エンジン2を起動すると、ステップS11に移行する。
ステップS11において、搭載作業機のアイドリング毎分回転数がA1回転増加する。
ステップS12において、アイドリング回転数が上昇してから所定時間T1secが経過したか否かを判断する。所定時間を経過していればステップS13に移行し、経過していなければステップS11の処理を継続して行う。
ステップS13において、冷却水温度検知手段46で検出した冷却水の水温が、予め設定された目標温度B1℃に達したか否かを判断する。目標温度に達していればステップS14に移行し、達していなければステップS11及びステップS12の処理を継続して行う。
ステップS14において、搭載作業機のアイドリング回転数が毎分A1回転減少し、通常のアイドリング回転数に戻る。
ステップS15において、空燃比センサ5によって酸素濃度が検出され、制御手段6を介してフィードバックが開始される。
このように、空燃比センサ5を排気マニホールド21cに配置し、前記空燃比センサ5と、点火プラグ22と、スロットル弁駆動手段36と、燃料制御弁35を制御手段6と接続して、前記空燃比センサ5の検出値に応じて出力回転をフィードバック制御するエンジン2であって、前記制御手段6に始動手段7と冷却水温度検知手段46を接続し、エンジン2始動時に設定時間(T1sec)エンジン回転数を設定回転数(A1回転/分)増加させ、エンジン冷却水の温度が目標温度(B1℃)に達すると、アイドル回転数に戻すように制御される。
以上の如く構成することにより、空燃比制御システム1は、冷却水温度検知手段29で検出された冷却水の温度が目標温度B1℃に達していなければ、即ち排気マニホールド21c周辺の温度が充分上がっていなければ、エンジン回転数の増加状態を継続する。冷却水の温度が目標温度B1℃に達していれば、即ち排気マニホールド21c周辺の温度が充分上がっていれば、エンジン回転数を通常のアイドリング回転数に戻して、空燃比センサ5による酸素濃度が検出され、制御手段6を介してフィードバック制御が行われるのである。
これにより、始動時の回転数を増加させてシリンダブロック21を温めることにより、排気マニホールド21c内で発生した水が温められて短時間で蒸発するので、この水が空燃比センサ5に付着することがなく、センサ素子のクラックを防止できるのである。
[実施例2]
次に、図1及び図3を用いて、空燃比制御システム1の、実施例2に係る制御方法について説明する。図3は空燃比制御システムの実施例2に係る制御フロー図である。なお本実施例以降において説明する空燃比制御システム1の動作において、各実施例と共通する部分については、同符号を付してその説明を省略する。
以下に、本実施例における制御フローについて説明する。
まず、始動手段7をONし、エンジン2を起動すると、ステップS21に移行する。
ステップS21において、点火プラグ22による点火時期をX°分リタードさせる。
ステップS22において、点火時期をリタードしてから所定時間T2secが経過したか否かを判断する。所定時間を経過していればステップS23に移行し、経過していなければステップS21の処理を継続して行う。
ステップS23において、冷却水温度検知手段46で検出した冷却水の水温が、予め設定された目標温度B2℃に達したか否かを判断する。目標温度に達していればステップS24に移行し、達していなければステップS21及びステップS22の処理を継続して行う。
ステップS24において、点火プラグ22による点火時期をX°分進め、通常の点火時期に戻す。
ステップS25において、空燃比センサ5によって酸素濃度が検出され、制御手段6を介してフィードバックが開始される。
このように、空燃比センサを5排気マニホールド21cに配置し、前記空燃比センサ5と、点火プラグ22と、スロットル弁駆動手段36と、燃料制御弁35を制御手段6と接続して、前記空燃比センサ5の検出値に応じて出力回転をフィードバック制御するエンジン2であって、前記制御手段6に始動手段7と冷却水温度検知手段46を接続し、エンジン2始動時に設定時間(T2sec)の間、点火時期をリタードさせることで燃焼温度を上昇させ、エンジン冷却水の温度が目標温度(B2℃)に達すると、点火時期を通常に戻すように制御される。
以上の如く構成することにより、空燃比制御システム1は、冷却水温度検知手段29で検出された冷却水の温度が目標温度B2℃に達していなければ、即ち排気マニホールド21c周辺の温度が充分上がっていなければ、点火時期のリタード状態を継続する。冷却水の温度が目標温度B2℃に達していれば、即ち排気マニホールド21c周辺の温度が充分上がっていれば、点火時期を通常に戻して、空燃比センサ5による酸素濃度が検出され、制御手段6を介してフィードバック制御が行われるのである。
これにより、始動時の燃焼温度を高くすることにより、排気マニホールド21c内で発生した水が温められて短時間で蒸発するので、空燃比センサ5に付着することがなく、センサ素子のクラックを防止できるのである。
[実施例3]
次に、空燃比制御システム1の実施例3に係る制御方法について説明する。
本実施例における制御手段6は、冷却水ヒータ47と接続され、冷却水通路44内の冷却水の温度を上昇させることができる。即ち、空燃比センサ5を排気マニホールド21cに配置し、前記排気マニホールド21cの周囲に冷却水通路44を設けるとともに、前記空燃比センサ5と、点火プラグ22と、スロットル弁駆動手段36と、燃料制御弁35を制御手段6と接続して、空燃比センサ5の検出値に応じて出力回転をフィードバック制御するエンジン2であって、前記冷却水通路44に冷却水ヒータ47を配置し、該冷却水ヒータ47と始動手段7を制御手段6と接続し、始動時に前記冷却水ヒータ47が作動するように制御される。
これにより、始動時に排気マニホールド21cの周囲を温めることができ、空燃比センサ5に水が付着することがなく、センサ素子のクラックを防止できるのである。
[実施例4]
次に、図1及び図4を用いて、空燃比制御システム1の、実施例4に係る制御方法について説明する。図4は空燃比制御システムの実施例4に係る制御フロー図である。
本実施例における制御手段6は、冷却水ポンプ駆動手段(冷却水ポンプON/OFFクラッチ)41と接続され、冷却水ポンプ43の駆動を制御することができる構成である。
以下に、本実施例における制御フローについて説明する。
まず、始動手段7をONし、エンジン2を起動すると、ステップS41に移行する。
ステップS41において、冷却水ポンプ駆動手段(冷却水ポンプON/OFFクラッチ)41をOFFにして冷却水ポンプ43を停止させる。
ステップS42において、冷却水温度検知手段46で検出した冷却水の水温が、予め設定された目標温度B3℃に達したか否かを判断する。目標温度に達していればステップS43に移行し、達していなければステップS41の処理を継続して行う。
ステップS43において、冷却水ポンプ駆動手段(冷却水ポンプON/OFFクラッチ)41をONにして冷却水ポンプ43を起動させる。
ステップS44において、空燃比センサ5によって酸素濃度が検出され、制御手段6を介してフィードバックが開始される。
このように、空燃比センサ5を排気マニホールド21cに配置し、前記排気マニホールド21cの周囲に冷却水通路44を設けるとともに、前記空燃比センサ5と、点火プラグ22と、スロットル弁駆動手段36と、燃料制御弁35を制御手段6と接続して、空燃比センサ5の検出値に応じて出力回転をフィードバック制御するエンジン2であって、前記制御手段6に始動手段7と冷却水温度検知手段46と冷却水ポンプ駆動手段41を接続して、エンジン2始動時に冷却水ポンプ駆動手段41の作動が停止され、エンジン冷却水の温度が設定温度に達すると、冷却水ポンプ駆動手段41が作動されるように制御される。
以上の如く構成することにより、空燃比制御システム1は、冷却水温度検知手段29で検出された冷却水の温度が目標温度B3℃に達していなければ、即ち排気マニホールド21c周辺の温度が充分上がっていなければ、冷却水ポンプ43の停止状態を継続する。冷却水の温度が目標温度B3℃に達していれば、即ち排気マニホールド21c周辺の温度が充分上がっていれば、冷却水ポンプ43を起動させ、空燃比センサ5による酸素濃度が検出され、制御手段6を介してフィードバック制御が行われるのである。
これにより、始動時にシリンダブロック21や排気マニホールド21cが冷やされることがなく、排気マニホールド21cを速く温めることができるので、空燃比センサ5に水が付着しないようにして、センサ素子のクラックを防止できるのである。
[実施例5]
次に、図1及び図5を用いて、空燃比制御システム1の、実施例5に係る制御方法について説明する。図5は空燃比制御システムの実施例5に係る制御フロー図である。
本実施例における制御手段6は、電磁式排水バルブ49と接続され、電磁式排水バルブ49はその位置を切り替えることによって、冷却水通路44内の冷却水を排水する(タンクへ戻す)ことができる構成である。
以下に、本実施例における制御フローについて説明する。
まず、始動手段7をONし、エンジン2を起動すると、ステップS51に移行する。
ステップS51において、電磁式排水バルブ49を駆動させ、冷却水通路44内の冷却水を排水させる。
ステップS52において、冷却水を排水してから所定時間T3secが経過したか否かを判断する。所定時間を経過していればステップS53に移行し、経過していなければステップS51の処理を継続して行う。
ステップS53において、電磁式排水バルブ49を停止させ、冷却水通路44内に冷却水を入水させる。
ステップS54において、空燃比センサ5によって酸素濃度が検出され、制御手段6を介してフィードバックが開始される。
このように、空燃比センサ5を排気マニホールド21cに配置し、前記排気マニホールド21cの周囲に冷却水通路44を設けるとともに、前記空燃比センサ5と、点火プラグ22と、スロットル弁駆動手段36と、燃料制御弁35とを制御手段6と接続して、空燃比センサ5の検出値に応じて出力回転をフィードバック制御するエンジン2であって、前記冷却水通路44に電磁式排水バルブ49を接続し、前記制御手段6に始動手段7と冷却水温度検知手段46と電磁式排水バルブ49を接続し、エンジン2始動時に電磁式排水バルブ49を開き排水し、排水してから設定時間T3sec経過すると、電磁式排水バルブ49を閉じるように制御される。
以上の如く構成することにより、空燃比制御システム1は、一定時間冷却水が排水され、始動時にシリンダブロック21や排気マニホールド21cが冷やされることがなく、排気マニホールド21cを速く温めることができるので、空燃比センサ5に水が付着しないようにして、センサ素子のクラックを防止できるのである。
[実施例6]
次に、空燃比制御システム1の実施例6に係る制御方法について説明する。
本実施例における制御手段6は、電磁式バイパスバルブ45と接続され、電磁式バイパスバルブ45は、その位置を切り替えることによって、冷却水の停止・循環を制御可能に構成される。即ち、空燃比センサ5を排気マニホールド21cに配置し、前記排気マニホールド21cの周囲に冷却水通路44を設けるとともに、前記空燃比センサ5と、点火プラグ22と、スロットル弁駆動手段36と、燃料制御弁35とを制御手段6と接続して、空燃比センサ5の検出値に応じて出力回転をフィードバック制御するエンジン2であって、前記冷却水通路44の入口側に電磁式バイパスバルブ45を接続し、前記制御手段6に始動手段7と冷却水温度検知手段46と電磁式バイパスバルブ45を接続し、エンジン2始動時に電磁式バイパスバルブ45を切り替えて冷却を停止し、エンジン冷却水の温度が設定温度に達すると、電磁式バイパスバルブ45を元の位置に切り替えるように制御される。
これにより、始動時に冷却水が排気マニホールド21cに流されることがなく、排気マニホールド21cが冷やされないため、排気マニホールド21cを速く温めることができるので、空燃比センサ5に水が付着することがなく、センサ素子のクラックを防止できるのである。
[実施例7]
次に、空燃比制御システム1の実施例7に係る制御方法について説明する。
本実施例における制御手段6は、エアクリーナ12と吸気配管11との接続部に配設されるエアヒータ14と接続され、このエアヒータ14によってエンジン2に吸入する空気の温度が上昇可能に構成される。即ち、エアクリーナ12近傍にエアヒータ14を配置し、前記制御手段6に始動手段7と冷却水温度検知手段46とエアヒータ14を接続し、エンジン2始動時にエアヒータ14を作動し、エンジン冷却水の温度が設定温度に達すると、エアヒータ14を停止するように制御される。
これにより、始動時に吸気するエアを温めて、始動性を向上し、排気温度も上昇させることができるので、空燃比センサ5に水が付着することがなく、センサ素子のクラックを防止できるのである。
本発明に係る空燃比制御システムを示す模式図。 空燃比制御システムの実施例1に係る制御フロー図。 空燃比制御システムの実施例2に係る制御フロー図。 空燃比制御システムの実施例4に係る制御フロー図。 空燃比制御システムの実施例5に係る制御フロー図。
符号の説明
1 空燃比制御システム
2 エンジン
3 ミキサ
5 空燃比センサ
6 制御手段
7 始動手段

Claims (7)

  1. 空燃比センサを排気マニホールドに配置し、
    前記空燃比センサと、点火プラグと、スロットル弁駆動手段と、燃料制御弁を制御手段と接続して、
    前記空燃比センサの検出値に応じて出力回転をフィードバック制御するエンジンであって、
    前記制御手段に始動手段と冷却水温度検知手段を接続し、
    エンジン始動時に設定時間エンジン回転数を設定回転数増加させ、
    エンジン冷却水の温度が設定温度に達すると、アイドル回転数に戻すように制御したことを特徴とするエンジン。
  2. 空燃比センサを排気マニホールドに配置し、
    前記空燃比センサと、点火プラグと、スロットル弁駆動手段と、燃料制御弁を制御手段と接続して、
    前記空燃比センサの検出値に応じて出力回転をフィードバック制御するエンジンであって、
    前記制御手段に始動手段と冷却水温度検知手段を接続し、
    エンジン始動時に設定時間の間、点火時期をリタードさせ、
    エンジン冷却水の温度が設定温度に達すると、点火時期を通常に戻すように制御したことを特徴とするエンジン。
  3. 空燃比センサを排気マニホールドに配置し、
    前記排気マニホールドの周囲に冷却水通路を設けるとともに、
    前記空燃比センサと、点火プラグと、スロットル弁駆動手段と、燃料制御弁を制御手段と接続して、
    空燃比センサの検出値に応じて出力回転をフィードバック制御するエンジンであって、
    前記冷却水通路に冷却水ヒータを配置し、
    該冷却水ヒータと始動手段を制御手段と接続し、
    始動時に前記冷却水ヒータを作動するように制御したことを特徴とするエンジン。
  4. 空燃比センサを排気マニホールドに配置し、
    前記排気マニホールドの周囲に冷却水通路を設けるとともに、
    前記空燃比センサと、点火プラグと、スロットル弁駆動手段と、燃料制御弁を制御手段と接続して、
    空燃比センサの検出値に応じて出力回転をフィードバック制御するエンジンであって、
    前記制御手段に始動手段と冷却水温度検知手段と冷却水ポンプ駆動手段を接続して、
    エンジン始動時に冷却水ポンプ駆動手段の作動を停止し、
    エンジン冷却水の温度が設定温度に達すると、冷却水ポンプ駆動手段を作動させるように制御したことを特徴とするエンジン。
  5. 空燃比センサを排気マニホールドに配置し、
    前記排気マニホールドの周囲に冷却水通路を設けるとともに、
    前記空燃比センサと、点火プラグと、スロットル弁駆動手段と、燃料制御弁とを制御手段と接続して、
    空燃比センサの検出値に応じて出力回転をフィードバック制御するエンジンであって、
    前記冷却水通路に電磁式排水バルブを接続し、
    前記制御手段に始動手段と冷却水温度検知手段と電磁式排水バルブを接続し、
    エンジン始動時に電磁式排水バルブを開き排水し、
    排水してから設定時間経過すると、電磁式排水バルブを閉じるように制御したことを特徴とするエンジン。
  6. 空燃比センサを排気マニホールドに配置し、
    前記排気マニホールドの周囲に冷却水通路を設けるとともに、
    前記空燃比センサと、点火プラグと、スロットル弁駆動手段と、燃料制御弁とを制御手段と接続して、
    空燃比センサの検出値に応じて出力回転をフィードバック制御するエンジンであって、
    前記冷却水通路の入口側に電磁式バイパスバルブを接続し、
    前記制御手段に始動手段と冷却水温度検知手段と電磁式バイパスバルブを接続し、
    エンジン始動時に電磁式バイパスバルブを切り替えて冷却を停止し、
    エンジン冷却水の温度が設定温度に達すると、電磁式バイパスバルブを元の位置に切り替えるように制御したことを特徴とするエンジン。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか一つに記載のエンジンであって、
    エアクリーナ近傍にエアヒータを配置し、
    前記制御手段に始動手段と冷却水温度検知手段とエアヒータを接続し、
    エンジン始動時にエアヒータを作動し、
    エンジン冷却水の温度が設定温度に達すると、エアヒータを停止するように制御したことを特徴とするエンジン。
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