JP2008265765A - 積層フィルムおよびこれを用いた包装体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 自動充填包装などの自動化に適した包装体に使用できる積層フィルムを提供する。常時は密閉状態を保ちながら包装体内部の圧力が上昇した時に自動的に内圧を下げることを繰返しでき、また、包装体内部を容易に減圧状態にすることができ且つこの減圧状態を維持できる包装体を提供する。
【解決手段】 1層以上の合成樹脂層からなる2枚のフィルム1、2を貼合せた積層フィルムであり、2枚のフィルム1、2の貼合せ面が互いに熱融着不能な合成樹脂層からなり且つ一部分を残して接着剤4により貼合せられており、前記接着されていない非接着部分3において一方のフィルム2に貫通孔5が設けられ、貫通孔の周縁または近傍において前記2枚のフィルムの何れかにエンボス部6が設けられている。この積層フィルムを使用して包装体とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は包装体を形成するための積層フィルムおよび包装体に関するものである。特に、自動包装に適した積層フィルムと、この積層フィルムを用いて形成された包装体であり、内部圧力を自動的に開放するが、外部からは空気などを吸い込まないような包装体に関するものである。
積層フィルムで形成された包装体では、包装時に包装体に多くの気体が内容物とともに封入されるので、包装体に外力を加えて気体を外部に逃がして包装効率を上げたり、包装体の積み上げ時の安定性を増したりする必要がある。また、包装体に封入された内容物からガスが発生したりすると包装体が破裂する可能性がある。
しかし、包装体を構成する積層フィルムに単に通気孔を貫通形成したのでは、内部に封入された空気や包装後に内部で発生するガス等を外部に逃がすことができても、その貫通形成された通気孔から異物が混入したり、空気の流入によって被包装物が酸化したりするなどの不都合がある。
実開昭63−59838号公報(特許文献1)には、プラスチックフィルムにより偏平に形成した流通管と該流通管内に設置した弁本体からなる逆止弁を袋体に熱融着し、流通管を通して袋内の不要流体を外部に排出するように構成した密封用袋が開示されている。
この密封用袋を製造するには、包装袋とともに逆止弁を準備しなければならず、しかも、この逆止弁を包装袋の所定位置に挿入保持した状態で熱融着する工程が加わるため、被包装物を連続的に充填しながら包装する等の自動化のための構造が非常に複雑化する欠点がある。そのため製造コストでは競争力が無い。
特公平8−11585号公報(特許文献2)には、接合された複数の合成樹脂層のうち、隣接する1組の合成樹脂層を互いに熱融着不能な合成樹脂材料から構成し、これらの合成樹脂層を接着剤によって接着するとともに一部を非塗布部分として非接着部分を形成した積層フィルムが開示されている。更に、このフィルムを袋状に熱融着した包装袋において、非接着部分により袋外に通じる通気路を形成し、この非接着部分に袋内部空間に連通接続する連通口を設け、袋内部空間に臨む最内側の合成樹脂層の内、前記連通口の周縁又はその近傍の一部と袋内部空間に一部を挟んで相対向する部分とを熱融着してある包装袋が開示されている。
この包装袋は、内容物からガスが発生して袋内の圧力が上昇した場合に、連通口から通気路を通ってガスを袋外に放出させる構造となっている。しかしながら、この包装袋では、袋内の圧力が上昇して袋が膨脹した場合、熱融着した部分に集中応力が働くため融着部分が破損しやすい。そのため、電子レンジでの加熱時に発生する蒸気を容器外に逃がす場合など、破損しても再利用を伴わない袋には適しているが、内圧の微妙な変化にも対応して内部のガスを放出でき且つ外部から空気を逆流させずに多数回のガスの放出・閉鎖をすることが必要とされるような袋体(例えば、コーヒー豆等の息(ガスの発生)をするものを封入する袋体)には使用できないと言う問題点がある。
特許第2866587号公報(特許文献3)には、密封状態に内容物を収納した合成樹脂フィルムからなる包装袋において、袋内部空間に面するフィルム部分同士を部分的に熱融着し、内気圧の上昇による引張力により熱融着部分を破断することが開示されている。また、ラミネートフィルムで包装袋が形成され、袋内部空間側の内層部分と袋外部側の外層部分との間の一部に通気路を形成する非接合部が形成され、非接合部に前記熱融着部分を設けることが開示されている。
この包装袋は、内気圧の上昇による引張力により熱融着部分を破断するので、破損しても再利用を伴わない袋(電子レンジで加熱処理するような食品を封入した袋)には適している。しかし、引張力により熱融着部分を破断しようとするものであるので、内気圧の変化が小さいもの(例えば、コーヒー豆)を封入した場合は熱融着部分を破断できず或いは破断が所定部分以外にも生じる。そのため、そのような内容物の収納には不適当な包装袋である。
実開昭63−59838号公報 特公平8−11585号公報 特許第2866587号公報
本発明は、自動充填包装などの自動化に適した包装体に使用できる積層フィルムを提供することを課題とする。また、本発明は、常時は密閉状態を保ちながら包装体内部の圧力が上昇した時に自動的に内圧を下げる包装袋、或いは包装体内部を容易に減圧状態にすることができ且つこの減圧状態を維持できる包装体、或いは内圧の微妙な変化にも対応して内部のガスを繰返し放出でき且つ外部から空気を逆流させない包装体を提供することを課題とする。
本発明は、1層以上の合成樹脂層からなる2枚のフィルムを貼合せた積層フィルムであり、前記2枚のフィルムの貼合せ面が互いに熱融着不能な合成樹脂層からなり且つ一部分を残して接着剤により貼合せられており、前記接着されていない非接着部分において一方のフィルムに貫通孔が設けられ且つ該貫通孔の周縁または近傍において前記2枚のフィルムの何れかにエンボスが設けられていることを特徴とする積層フィルムにより前記課題を解決する。
また、前記積層フィルムにおいて、非接着部分に粘着剤を塗布し、非接着部分を剥離可能に粘着してもよい。
或いは、前記積層フィルムにおいて、非接着部分に主成分がジメチルシリコーン、メチルフェニルシリコーンまたはメチルハイドロジェンシリコーンであるオイル状シリコーンを塗布してもよい。
本発明は、1層以上の合成樹脂層からなる2枚のフィルムを貼合せた積層フィルムをヒートシールにより袋体とした包装体であって、前記2枚のフィルムの貼合せ面が互いに熱融着不能な合成樹脂層からなり且つ一部分を残して接着剤により貼合せられており、前記接着されていない非接着部分において包装体の内部空間に面する方のフィルムに貫通孔が設けられ且つ該貫通孔の周縁または近傍における前記貼合せ面にエンボスが設けられており、前記非接着部分が袋体のヒートシール部と交差して包装体外に通じる開口部を形成していることを特徴とする包装体により前記課題を解決した。
前記非接着部分において、包装体外に通じる開口部は前記非接着部分と交差する前記ヒートシール部よりも外側に突出しており、非接着部分の幅をLとすると突出距離KはK≧0.3Lとすることが好ましい。
包装体における袋体が二方シールまたは三方シールであり、袋体の開口部に密閉チャック(ファスナー)が設けられているものであってもよい。
本発明の積層フィルムは1層以上の合成樹脂層からなる2枚のフィルムを貼合せたものであり、2枚のフィルムの貼合せ面が互いに熱融着不能な合成樹脂層からなり且つ一部分を残して接着剤により貼合せられるが、前記接着されていない非接着部分において一方のフィルムに貫通孔を設け且つこの貫通孔の周縁または近傍において2枚のフィルムの何れかにエンボスを形成するだけであるので、積層フィルムの製造が容易であり、長尺のフィルムとして連続生産できる。従って、本発明の積層フィルムは、自動充填包装などの自動化に適した包装体の製造に使用でき、そして包装時に包装体に多くの気体が内容物とともに封入されて、包装体内部の圧力が高くなれば、貫通孔、エンボス部および非接着部分を通って気体が自動的に排出されるので、密封直前に包装体に外力を加えて気体を外部に逃がす工程など不要であり、効率よく自動充填包装することができる。
本発明の包装体は、隣接する互いに熱融着不能な合成樹脂層が一部分を残して接着剤により貼合せられ、全体として1枚の積層フィルムとしてなっている上記積層フィルムを使用して、貫通孔が設けられている面が袋の内側となるようにしてピロー包装、四方シール、三方シール等のヒートシールにより袋体を形成したものである。
本発明によれば、非接着部分が袋体を形成するためのヒートシール部と交差している箇所が包装体外に通じる開口部となり、非接着部分において包装体の内部空間に面する方のフィルムに貫通孔が設けられ且つ貫通孔の周縁または近傍の合成樹脂層の貼合せ面にエンボスが設けられている。従って、包装体内部の気圧と外部の気圧が同じかまたは内部の気圧が低い状態(通常はこの状態に設定されている)では、非接着部分におけるエンボスが設けられていない箇所では対向する貼合せ面の間は実質的に隙間が生じず、密着した状態となっており、外部からの空気は包装体内部に流入しない。
本発明の包装体においては、積層フィルムの包装体内部側のフィルムに貫通孔が設けられ、しかもその周縁または近傍における貼合せ面にエンボス(凹凸)が形成されているので、貫通孔は対向する合成樹脂層の貼合せ面によっても完全に塞がれた状態とはなっていない(なお、エンボスが存在しない場合は、内部と外部の圧力差により非接着部分においても貼合せ面が密着して、貫通孔は塞がれた状態となる)。従って、本発明によれば、包装体内部の気圧が内容物からのガスの発生、加熱による水分の蒸発等の理由により上昇した場合、包装体内部のガスは貫通孔からエンボス部に流入し、非接着部分に内に拡がり、非接着部分の開口部から包装体外部に放出され、包装体内部の気圧は元の状態に戻る。
本発明の包装体は包装体内部のガスの放出に際して、特許文献2や特許文献3のようにヒートシール部を破断や変形させたりする必要がないので、内部気圧の上昇が僅かな場合でもガスを速やかに放出することができる。
また、包装体を外部から押圧する等により包装体に圧力をかけると、包装体内部のガス(空気)は、内部圧力が上昇した場合と同様に、貫通孔からエンボス部に流入し、非接着部分内に拡がり、非接着部分の開口部から包装体外部に放出される。そして、外部の圧力がなくなると、包装体内部のガスが流出した状態、すなわち気圧が低い状態となり、エンボスが設けられていない箇所の貼合せ面が密着して、そのままの状態を保つ。
このように、本発明によれば、常時は密閉状態を保ちながら包装体内部の圧力が上昇した時に自動的に内圧を下げる包装袋、或いは包装体内部を容易に減圧状態にすることが可能で且つ減圧状態を維持できる包装体を提供できる。しかも、本発明の包装体は、集中応力などにより破損される部分が存在しないので、包装体内部の圧力の変動が繰返しあるようなものにも使用することができる。
本発明によれば、非接着部分に粘着剤を塗布し、非接着部分を剥離可能に粘着した積層フィルムを使用すると、包装体の内圧が一定の圧力まで上昇するまでは、内部のガスを放出しないので、包装体内部の圧力を高めることが可能であり、また、粘着剤を選定することにより内圧を所望の値とすることができる。
また、本発明によれば、非接着部分に主成分がジメチルシリコーン、メチルフェニルシリコーンまたはメチルハイドロジェンシリコーンであるオイル状シリコーンを塗布した積層フィルムを使用すると、非接着部分における貼合せ面がより平滑になり、エンボスが設けられていない箇所における貼合せ面の密着性が高められるとともに、ガスの流入による貼合せ面の離れたり接したりすることがスムーズに行われる。従って、包装体の内圧の微妙な変化にも対応して内部のガスをスムーズに放出でき且つ外部から空気を逆流させない。また、貼合せ面の密着性が高いので、包装体内部の気圧を大きな減圧状態とすることができる。
本発明において、非接着部分の幅をLとし、非接着部分の開口部がヒートシール部よりも外側に突出している突出距離Kをとし、両者の関係がK≧0.3Lであることが好ましく、このようにすると、ヒートシール時に非接着部分において貼合せフィルムに僅かな皺やフィルムの歪みが生じたとしても、その悪影響を避けることができる。すなわち、ヒートシール部に皺などが生じた場合に、開口部が突出していないと、皺により開口部に隙間が生じて、包装体内部を減圧状態にした場合、密閉効果が減少する。しかし、開口部を突出させる(すなわち、開口部先端から離れた位置でヒートシールする)ことにより、ヒートシール時に皺やフィルムの歪みが生じ難くなり、また、非接着部分における突出部の貼合せ面同士が密着するので、包装体内部の減圧状態を長期間に亘って維持できる。
更に、本発明によれば、非接着部分がヒートシール部と交差するだけでよいので、包装体の製造時の制約がない(これに対して、特許文献2では非接着部分がヒートシール部と交差するだけではなく、別のまたは同じヒートシール部に隣接し且つ平行になるようにする必要があり、包装体の形態に制約がある。)。
本発明において、袋体の開口部に密閉チャック(ファスナー)を設け(すなわち、袋体のヒートシールを二方シールまたは三方シールとし、袋体の開口部に密閉チャックを設け)、衣類等を袋内に入れてからチャックを閉めて密封した包装体とし、外からこれを押圧すると、包装体内の空気を容易に抜くことができる。従って、本発明における袋体は圧縮袋としても優れている。
本発明を図に示した実施例に基いて詳細に説明する。図1は本発明の積層フィルム10を構成する2枚のフィルム1、2の一実施例の貼合せ直前の状態を模式的に示した斜視図である。図2は本発明の図1に示したフィルム1、2を貼合せた積層フィルム10を使用して作成した袋体21の一実施例で、ピロータイプの袋体(袋の口は閉じられていない)の斜視図である。図3(a)は図2の袋体21に内容物22を封入した本発明の包装体20の一実施例の斜視図であり、図3(b)は図3(a)に示した包装体20の非接着部分3とヒートシール部とが交差している箇所の拡大図である。図4(a)は図3のA方向矢視の非接着部分3とヒートシール部とが交差している箇所の拡大断面図であり、図4(b)は図3のB方向矢視の拡大断面図である。
フィルム1およびフィルム2はそれぞれ1層以上の合成樹脂層からなるフィルムであり、両フィルム1、2の互いに対向して貼合せられる側の表面(すなわち、貼合せ面)は互いに熱融着不能な合成樹脂層からなる。フィルム1の貼合せ面とフィルム2貼合せ面とは、一部を残して接着剤4により貼合せられる。
図1に示した実施例では、積層フィルム10により包装体20(図3参照)を製造した際に、フィルム1は包装体20の外面となるフィルム(袋体21の外面側のフィルム)であり、フィルム2は包装体20の内部空間に面するフィルム(袋体21の内面側のフィルム)である。
フィルム1の貼合せ面の合成樹脂層はフィルム2の貼合せ面の合成樹脂層とは熱融着しない材質であり、例えばポリエステルやポリアミドなどである。フィルム2は、その貼合せ面の合成樹脂層がフィルム1の貼合せ面の合成樹脂層と熱融着しない材質であり、そして貼合せ面とは反対側の面(包装体20の内部空間に面する側の表面)の合成樹脂層がヒートシールにより袋体21を形成するために熱融着可能な材質である。例えば、フィルム2が1層の場合、材質がポリエチレンやポリプロピレンなどである。フィルム1およびフィルム2はそれぞれ合成樹脂層が1層でもよいし、強度や気密性を高めるために2層以上のものとしてもよい。
図1の実施例において、フィルム1の貼合せ面には一部分(フィルム1とフィルム2との接着を行わない部分…非接着部分)を残して接着剤4が塗布されており、このフィルム1の非塗布部に対向するフィルム2の箇所にフィルム2の厚みを貫通するスリットまたは孔(本発明ではこのようなスリットまたは孔を貫通孔と称する)5が部分的に形成されている。また、貫通孔5の周縁または近傍にエンボス部(凹凸部)6が形成されている。この状態でフィルム1とフィルム2を圧着ロールで積層すると、本発明の積層フィルム10が得られ、接着剤4が塗布されていなかった部分ではフィルム1とフィルム2とは接着されず、フィルム1およびフィルム2の非接着部分3となる。
なお、図1に示した実施例ではフィルム1に接着剤を塗布しているが、別の実施例として、接着剤4をフィルム2に塗布するようにしてもよい。また、貫通孔5は包装体20の内部空間に面するフィルム2に形成することが必要であるが、エンボス部6はフィルム2ではなく、貫通孔5の周縁または近傍においてフィルム1に形成してもよい。
接着剤4のフィルム1への塗布は公知のコーティング方法を用い、一部は接着剤を塗布しないようにする。例えば、コーティングローラに周方向の溝を形成しておくことにより、連続フィルムの長手方向に連続的に非塗布部を設けることができる。或いはコーティングローラに軸方向に延びる溝を設けることにより、フィルムの幅方向に延在する非塗布部を間欠的に設けることができる。なお、非塗布部、すなわち非接着部分3は、積層フィルム10により形成された袋体21において何れかのヒートシール部23と交差して袋体21の外側に達して、開口部31を形成できればばよいので、図2や図3に示したように袋体21の1辺から対向する他辺まで延在することは必ずしも必要ではない。
貫通孔5は非接着部分3においてフィルム2にその厚みを貫通するように形成されており、常時開いている打抜き孔としてもよいが、常時は閉鎖しており、包装体20の内気圧が高くなると開かれるようなスリット状とすることが好ましい(なお、図1では理解し易いように大きな孔として描いている)。また、貫通孔5の形状は特に限定されないが、非接着部分3の長手方向に平行または斜めの細長い孔やスリットとすることが好ましい。
また、貫通孔5は、図2や図3に示すように、袋体21のヒートシール部23の付近には形成しないことが気密性や強度の観点から好ましく、非接着部分3において袋体21の中央部分に設ければよい。従って、非接着部分3がフィルム2の長手方向に連続的に形成される場合、貫通孔5が存在する箇所と存在しない箇所とがフィルム2において交互に形成される。
エンボス部6は非接着部分3において貫通孔5の周縁または近傍に形成され、貫通孔5と同様に袋体21のヒートシール部23の付近には形成しないことが気密性の観点から好ましく、非接着部分3において袋体21の中央部分に設ければよい。従って、非接着部分3がフィルム1、2の長手方向に連続的に形成される場合、貫通孔5と同様に、エンボス部6が存在する箇所と存在しない箇所とがフィルム1またはフィルム2において交互に形成される。
図1に示した実施例では、フィルム2の貼合せ面とは反対側の面(図1では上側の面)側からエンボス加工が行われ、フィルム1に向かって突出した複数個の凸部61がフィルム2の貼合せ面に形成され、凸部61と凸部61の間の部分62はフィルム2の貼合せ面側(図1では下側)から見ると凸部61より低い凹部となる。
図1に示した実施例とは異なって、図4に示したようにエンボス部6をフィルム2の貼合せ面側からエンボス加工を行って形成してもよい。この場合は、エンボス模様を彫刻したエンボスローラを貼合せ面に押圧すると、エンボスローラ表面の突起部により凹部(貼合せ面よりも窪んだ部分)62が形成され、凹部62以外の部分が凸部61となる。
本発明においては、貫通孔5は少なくともその一部がエンボス部6の凹部62内に位置するように設けられるので、エンボス部6の凹凸模様は特に限定されないが、凹部62の方が面積が広く、連続した状態であることが好ましい。
また、図1に示した実施例ではエンボス部6はフィルム2に形成されているが、別の実施例としては、フィルム1の貼合せ面において貫通孔5と対向する箇所またはその近傍にエンボス部6を設けてもよい。その場合も、フィルム2の貫通孔5の少なくとも一部がフィルム1の凹部(すなわち、フィルム2から離れる方向に窪んでいる部分)に直面している。
エンボス部6はエンボスローラによる加工以外にも、発泡インクなどを用いてに印刷によって形成することも可能である。この場合、デザイン上の自由度が上がった積層フィルムを提供できるという効果がある。また、フィルムにレーザービームを照射して形成することもできる。この場合、フィルム2にエンボス部6と貫通孔5を同時に高速で形成できるので、積層フィルムの製造コストを低減できる。
図1に示したフィルム1とフィルム2を圧着ロールで積層した本発明の積層フィルム10を用いて作成した袋体21の一例として図2にピロータイプの袋体を示した。この袋体21の積層フィルム10の構成は内面がフィルム2であり、外面がフィルム1である。非接着部分3は袋体21の縦方向のヒートシール部23と平行に且つ離れて位置する。この袋体21の開口部から内容物22を内部に投入した後、袋体上部のヒートシール予定位置23′をヒートシールした状態を図3に示す。
図3(a)示すように、包装体20においては、上下の横方向のヒートシール部23、23の外端まで積層フィルム10における非接着部分3が延在している。図4はヒートシール23の箇所の断面図であり、図4(a)は非接着部分3における断面図で、図4(b)は非接着部分3以外における断面図である。図4(a)に示すように、接着剤4が存在しない非接着部分3においては、フィルム1およびフィルム2が互いに熱融着不能な貼合せ面を有するものであるため、ヒートシールによっても貼合せ面が熱融着されることがなく、隙間を形成できる状態となっており、包装体外に通じる開口部31となる。そして、図3(b)および図4(a)に示すように、非接着部分3の箇所ではヒートシール部23の幅が図4(b)に示すヒートシール部23の幅よりも狭い。
図3に示した実施例では上下の横方向のヒートシール部23、23の外端まで非接着部分3が延在しているので、非接着部分3から包装体外に通じる開口部31は2箇所で形成されている。そして、非接着部分3には包装体内部空間とを通ずる貫通孔5が形成されているので、包装体の内容物22からガスなどが発生して包装体20が膨らんだ場合、貫通孔5から非接着部分3を通って開口部31からガスが抜ける。
すなわち、本発明においては、積層フィルムの非接着部分3において、フィルム2のエンボス部6の凸部61がフィルム1に接近または接しており(または、フィルム1形成したエンボス部6の凸部61がフィルム2に接近または接しており)、凹部62はフィルム1(またはフィルム2)から離れた状態である。そして、包装体の内容物22からガスなどが発生して内圧が上昇した場合、非接着部分3においてフィルム2が内圧により包装体外面に向けて押し付けられ、貫通孔5の周囲のエンボス部6においてはフィルム2の凸部61がフィルム1の貼合せ面(またはフィルム1の凸部がフィルム2の貼合せ面)に押付けられた状態となるが、凹部62ではフィルム1とフィルム2とが離れた状態が保たれる。このため、貫通孔5を通って包装体内部のガスが凹部62へ流入し、非接着部分3においてフィルム1とフィルム2の間隔を拡げるようにして非接着部分3の開口部31へと流れ、包装体外部に放出される。これに対して、エンボス部6が設けられていないと、包装体内部の圧力が上昇した場合、貫通孔5の近傍では包装体内部の圧力によってフィルム2が包装体外面に向けて押し付けられ、フィルム1の貼合せ面により貫通孔5塞がれるため、貫通孔5から包装体内部の流体が流出できず、そのため包装体内部の圧力が下がらない。
また、貫通孔5は袋体21のヒートシール部23の付近には形成しないことが気密性や強度の観点から好ましい。図3に示すように、貫通孔5が設けられている箇所の端と横方向のヒートシール部23の内側端23aとの間を距離Mとし、非接着部分3の幅Lとすると、M≧0.5Lであることが好ましい。同様に各貫通孔5と縦方向ヒートシール部23の内側端23aとの間の距離M′もM′≧0.5Lであることが好ましい。MまたはM′が、0.5Lよりも小さいと、包装体20の内圧による引き裂き力がヒートシール部の内側端23aにかかるため、貫通孔5の端部にも集中応力がかかり内面のフィルム2が貫通孔5の端部から破損したりする虞もある。
非接着部分3から包装体外に通じる開口部31においては、ヒートシール部23のシール幅が他の部分におけるシール幅よりも狭く、図3(b)示すように非接着部分3の外側端32(すなわち、フィルム1、2の端縁)は非接着部分3におけるヒートシール部23の外側端23bより距離Kだけ突出している。非接着部分3の外側端32(すなわち、フィルム1、2の端縁)は非接着部分3以外のヒートシール部23におけるヒートシール部23の外側端23cと同じ高さである。非接着部分3の幅をLとすると、突出距離KはK≧0.3Lであることが好ましく、L>0.5Lであることがより好ましい。開口部31においてヒートシール部23よりも突出した部分33が存在すると、包装体内部が減圧状態となった場合には、突出部33においてフィルム1とフィルム2が密着するので、包装体内部が減圧状態でも袋の外部から外気を吸い込むことがない。K<0.3Lであると、袋体21の内部に内容物22を充填した後に、袋体21の開口をヒートシールによって密閉するが、その際にしばしば発生する僅かな皺やフィルムの歪みの影響を受けるため、開口部31における密閉効果が減少する場合がある。
突出部33を設けない(すなわちK=0)で、非接着部分3におけるヒートシール部の幅を他の箇所のヒートシール部の幅と同じにした場合、ヒートシールによって非接着部分3においてフィルム1またはフィルム2の表面が変形したり、皺が発生したりすることが避け難いため、開口部31におけるフィルム1とフィルム2の密着性を充分に保持し難い。また、袋内部の非接着部分3におけるエンボス部以外の箇所も、内容物の形状等によってはその影響によりフィルムに僅かな皺や歪みが生じることがある。
皺やフィルム表面の歪みなどが大きいと、包装体内部が減圧状態となった場合に袋の外部から外気を吸い込むことがある。しかし、皺やフィルム表面の歪みなどが小さければ、ヒートシール部23より内側の非接着部分3におけるエンボスが設けられていない箇所(すなわち、貫通孔5が形成されていない距離Mにほぼ等しい)ではフィルム1およびフィルム2の対向する貼合せ面の間は実質的に隙間が生じず、密着した状態となっており、通常は多少減圧状態となっても外部からの空気は包装体内部に流入しない。
図1に示した実施例では非接着部分3には何も塗布していないが、この非接着部分3に粘着剤を塗布してもよい。粘着剤を塗布すると、その粘着力によって包装体20の最大圧力を設定することができる。すなわち、粘着力よりも包装体内部の圧力が大きくなった場合に、非接着部分3におけるフィルム1とフィルム2とが剥がれて、包装体内部のガスが貫通孔5、エンボス部6の凹部62を通って開口31から外部に放出される。なお、粘着剤はヒートシールのような熱処理によってしばしば粘着力が変化したり、粘着力を失う場合があるが、その影響を受けるのはヒートシール部のみであり、非接着部分3の突出部33やエンボス部以外の箇所では初期の粘着力を保持するため、包装体内部が減圧状態となった場合でも袋の外部から外気を吸い込むことがない。
また、先に説明したように包装体内部が減圧状態となった場合でも、非接着部分3におけるフィルム1とフィルム2との密着性によって袋の外部から外気の吸込みを防止できるが、フィルム面の粗さによっては分子量の小さい気体などは透過する可能性がある。非接着部分3に主成分がジメチルシリコーン、メチルフェニルシリコーン、メチルハイドロジェンシリコーンなどのオイル状シリコーンを塗布するとフィルム面の微細な凹凸部にオイル状シリコーンが充填されるために分子量の小さい気体などの透過を防止することができる。
図5は本発明の図1に示したフィルム1、2を貼合せた積層フィルム10を使用して作成した袋体21の別の実施例で、三方シールされた袋体(袋の口は閉じられていない)の斜視図である。この実施例で図1〜図4と同じ符号は同じものを示している。図5の実施例では、袋体21は三方シールされ、袋体21の開口部には密閉チャック(ファスナー)24が設けられている。密閉チャック24はプラスチック製のチャックで、圧縮袋等に使用されているものである。特に、特許第2938784号公報に開示されているような密閉性の高いプラスチックチャックや特開2001−130594号公報に開示されているようなスライダー付きの密閉性の高いプラスチックチャック等が好ましく使用できる。そして、この実施例では非接着部分3はチャック24と平行に且つ離れて設けられ、袋体21の両側のヒートシール部23まで延在している。
図5に示した袋体は衣服等の保存用袋に適したものであり、衣服等(内容物)を袋21内に入れて、チャック24を閉じて、この状態で外側から押圧すると、袋内の空気が抜けて衣服等を圧縮した状態とできる。従って、従来の圧縮袋のように、逆止弁を設けたり、袋を押さえて空気を押出した状態で慌ててチャックを閉じたりする必要がない。
図6に示すようなラミネーター設備を使用して本発明の積層フィルムを製造した。一方のリール41から厚さ16μで材質がポリエチレンテレフタレート(PET)である幅300mmのフィルム1を繰出し、周方向に幅8mmの環状溝を設けたコーティングロール42により、フィルムの端部から40mmの位置にある幅8mmの非接着部分3を除いて全面的に接着剤4を塗布し、その後、乾燥機43で溶剤を乾燥させ、そのフィルム1を加熱ロール44とゴムロール45からなる一対のラミネートロールに送った。
他方のリール46から厚さ40μで材質が直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)である幅300mmのフィルム2を繰出し、エンボスロール47によりフィルムの端部から40mmの位置に幅8mm以下で間歇的にエンボス加工を施した。続いて、カッター48で点線状のスリット(貫通孔5)をエンボス加工を施した部分に設けた後、溶剤を乾燥させたフィルム1と共にラミネートロール44、45を通過させて貼合せ、本発明の積層フィルム10をリール49に巻き取った。
この積層フィルム10を用いて図2に示すような幅130mm×高さ180mmの袋体21をピロー製袋機を用いて製造した。この際、袋体21の底部の非接着部分3においてはヒートシール部の幅を他の箇所のヒートシール部の幅よりも8mm狭くして、その箇所におけるヒートシール部の外側端部23bから非接着部分3を8mm突出させた。この袋体10個それぞれにサイズが幅70mm×高さ120mm×厚さ40mmの発泡体を充填した後、袋体の上部開口をヒートシールにより閉鎖して、内容物(発泡体)22入り包装体20を10個製造した。この際、底部のヒートシールと同様に、非接着部分3においてはヒートシールの幅を他の部分におけるよりも狭くして、ヒートシールの外側端部23bから8mm非接着部分3を突出させた。
これら発泡体22の入った包装体20をそれぞれ外部から押圧して、発泡体22を圧縮してその厚さが15mmになるまで押圧し、この状態で押圧を中止した。このように押圧できたと言うことにより、包装体内部の空気が容易に抜けることが確認できた。この状態で24時間放置後に、それぞれの発泡体の厚みを測定したところ、平均値25.6、標準偏差3.5であった。このことから、包装体内部を大きく減圧する(発泡体の厚みが40mmから15mmとなるまで包装体内部の空気を抜いた)と、外部の空気をある程度まで吸い込むことが分かった。しかし、発泡体の厚みが約25mmまでしか回復せず、元の40mmまで戻らなかったことから、ある程度の密閉性があることも確認できた。
実施例1と同一のフィルム構成であるが、フィルム1の非接着部分3にオイル状のジメチルシリコーンを塗布して、積層フィルム10を実施例1と同様な方法で製造した。そして、実施例1と同様の袋体21を同じく10枚と製造し、内容物として実施例1と同じ発泡体を封入して、包装体20とした。
そして、実施例1と同様に、包装体20を押圧して発泡体22を圧縮し、その厚さを15mmとした。これによって包装体内部の空気が容易に抜けることが同じく確認できた。更に、24時間後の発泡体22の厚みを測定したところ、平均値16.5、標準偏差1.58であった。
このことから、オイル状シリコーンを非接着部分3に塗布すると、包装体内部を大きく減圧しても外部の空気をほとんど吸い込まず、気密性が極めて高くなることが確認できた。
本発明の積層フィルム10を構成する2枚のフィルム1、2の一実施例の貼合せ直前の状態を模式的に示した斜視図である。 本発明の図1に示したフィルム1、2を貼合せた積層フィルム10を使用して作成した袋体21の一実施例で、ピロータイプの袋体(袋の口は閉じられていない)の斜視図である。 図3(a)は図2の袋体21に内容物22を封入した本発明の包装体20の一実施例の斜視図であり、図3(b)は図3(a)に示した包装体20の非接着部分3とヒートシール部とが交差している箇所の拡大図である。 図4(a)は図3のA方向矢視の非接着部分3とヒートシール部とが交差している箇所の拡大断面図であり、図4(b)は図3のB方向矢視の拡大断面図である。 本発明の図1に示したフィルム1、2を貼合せた積層フィルム10を使用して作成した袋体21の別の実施例で、三方シールされた袋体(袋の口は閉じられていない)の斜視図である。 本発明の積層フィルムを製造する工程の一実施例を示す工程図である。
符号の説明
1 袋体の外側になるフィルム
2 袋体の内側になるフィルム
3 非接着部分
4 接着剤
5 貫通孔
6 エンボス部
10 積層フィルム
20 包装体
21 袋体
22 内容物
23 ヒートシール部
24 密閉チャック

Claims (8)

  1. 1層以上の合成樹脂層からなる2枚のフィルムを貼合せた積層フィルムであり、前記2枚のフィルムの貼合せ面が互いに熱融着不能な合成樹脂層からなり且つ一部分を残して接着剤により貼合せられており、前記接着されていない非接着部分において一方のフィルムに貫通孔が設けられ且つ該貫通孔の周縁または近傍において前記2枚のフィルムの何れかにエンボス部が設けられていることを特徴とする積層フィルム。
  2. 前記非接着部分に粘着剤を塗布し、非接着部分を剥離可能に粘着することを特徴とする請求項1記載の積層フィルム。
  3. 前記非接着部分に主成分がジメチルシリコーン、メチルフェニルシリコーンまたはメチルハイドロジェンシリコーンであるオイル状シリコーンを塗布したことを特徴とする請求項1記載の積層フィルム。
  4. 1層以上の合成樹脂層からなる2枚のフィルムを貼合せた積層フィルムをヒートシールにより袋体とした包装体であって、前記2枚のフィルムの貼合せ面が互いに熱融着不能な合成樹脂層からなり且つ一部分を残して接着剤により貼合せられており、前記接着されていない非接着部分において包装体の内部空間に面する方のフィルムに貫通孔が設けられ且つ該貫通孔の周縁または近傍における前記貼合せ面にエンボス部が設けられており、前記非接着部分が袋体のヒートシール部と交差して包装体外に通じる開口部を形成していることを特徴とする包装体。
  5. 前記非接着部分において、前記包装体外に通じる開口部は前記非接着部分と交差する前記ヒートシール部よりも外側に突出しており、前記非接着部分の幅をLとすると突出距離KはK≧0.3Lであることを特徴とする請求項4記載の包装体。
  6. 前記非接着部分に粘着剤が塗布されており、該非接着部分が剥離可能に粘着されていることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の包装体。
  7. 前記非接着部分に主成分がジメチルシリコーン、メチルフェニルシリコーンまたはメチルハイドロジェンシリコーンであるオイル状シリコーンが塗布されていることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の包装体。
  8. 前記包装体における袋体が二方シールまたは三方シールの袋であり、袋体の開口部に密閉チャックが設けられていることを特徴とする請求項4〜7の何れか1項に記載の包装体。
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