JP2008265708A - ラゲッジボード支持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】シートバックと物品収納部との間に生じる隙間に起因した問題点を解消すると共に、フロアパネルに支え面を立設するスペースが無い場合であっても、ラゲッジボードを支持することができるラゲッジボード支持構造を提供する。
【解決手段】本発明は、シート本体1の後方側に配置されたラゲッジボード8を支持するラゲッジボード支持構造において、ラゲッジボード8は、上端開口部14の前方縁部からシートバック3の背面3aにかけて延在する延在部19を有し、シートバック3を前方側へ折り畳み可能に構成したシート本体1から物品収納部7に向かって延びるブラケット6が、延在部19に固定され、ラゲッジボード8を支持するように構成している。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車等の車両内部におけるラゲッジボード支持構造に関する。
従来、自動車等の車両内部においては、リヤシートの後方側に荷室を設け、ラゲッジボードを配置して、このラゲッジボードの上に荷物を積載できるようにしている。また、リヤシートのシートバックを前方側へ折り畳み可能に設けることによって、前方側へ折り畳んだシートバックの背面を荷室床面の一部として利用する場合もある。リヤシートの後方側にラゲッジボードを配置した構造の一例は、特許文献1に開示されている。
特許文献1では、リヤシートよりも後方側のフロアパネルに、スペアタイヤを収納するための凹部が形成され、この凹部の上方位置にトレイ状の物品収納部が設置されている。物品収納部には、その上端に形成された開口を介して、小物等の物品を収納することができる。ラゲッジボードは、この上端開口部を覆うように配置され、物品収納部のリッドとしての機能も備えている。このラゲッジボードの大きさは、物品収納部の上端開口部の大きさとほぼ対応するものであり、ラゲッジボードの前方縁部は、上端開口部の前方縁部とほぼ対応する位置で終端している。
特開2000−108792号公報
上記のように、引用文献1のラゲッジボード前方縁部は、上端開口部の前方縁部とほぼ対応する位置で終端しているため、リヤシートのシートバックを前方側へ折り畳んでシートバックの背面を荷室床面の一部として利用しようとする際に、シートバックと物品収納部との間に上方に開口した隙間が生じてしまう。したがって、この隙間の上方開口に小物が落下したり、ラゲッジボードの上に載せる荷物が引っかかってスムーズな荷物の積載が困難になったりする等の問題が生じることになる。
また、引用文献1のラゲッジボード前方縁部においては、その両端がヒンジ構造部によって支持されるのみであり、ラゲッジボードの上に荷物を載せた場合の強度に問題がある。この強度を確保するためには、何らかの支持構造が必要となる。しかしながら、引用文献1に示されるように、シートバックの後方側のフロアパネルにおいて、シートバックに近接してスペアタイヤ収納用凹部が配置されるような構造では、スペアタイヤ収納用凹部の上方位置に配置された物品収納用ボックスとシートバックとの間にフロアパネルから支え面などを立設するスペースが得られない場合がある。したがって、支え面などを立設するスペースが無くても、ラゲッジボードの強度を確保できる支持構造が求められている。
そこで、本発明の目的は、シートバックと物品収納部との間に生じる隙間に起因した上記問題点を解消すると共に、フロアパネルに支え面を立設するスペースが無い場合であっても、ラゲッジボードを支持することができるラゲッジボード支持構造を提供することにある。
本発明は、シート本体のシートバックを前方側へ折り畳み可能に設け、該シートバックの背面が略水平上向きに配置し得るように構成し、該シートバックの後方側に上端開口部を備える物品収納部を設置し、該上端開口部を開閉可能に覆うように配置されたラゲッジボードを支持するラゲッジボード支持構造に係るものである。上記目的を達成するために、前記ラゲッジボードは、前記上端開口部の前方縁部から前記シートバックの背面にかけて延在する延在部を有し、前記シート本体から前記物品収納部に向かって延びるブラケットが、前記延在部に固定され、前記ラゲッジボードを支持している。
前記シート本体は、該シート本体を車体に固定する複数の固定部材と、該複数の固定部材に架け渡された補強部材とを備え、前記ブラケットは、その前端が該補強部材に取り付けられるように構成している。
前記ブラケットは、前記補強部材から立ち上がる基部と、該基部の後端部に設けられて前記延在部に固定されるラゲッジボード固定部とを備え、該ラゲッジボード固定部は、前記ラゲッジボードの裏面に沿って延びる略水平面状に構成されている。
前記ラゲッジボード固定部は、その後端縁部が下方に延びて湾曲し、かつ上方に立ち上がるフランジ部を有している。
前記物品収納部は、前記上端開口部の前方縁部に前記ブラケットと係合する係合部を備え、該係合部は、上方に開口した溝形状部を有し、前記ブラケットのフランジ部が該溝形状部に前記開口を介して係止可能に構成されている。
本発明において、ラゲッジボードは、物品収納部に備えられた上端開口部の前方縁部から前記シートバックの背面にかけて延在する延在部を有しているため、シートバックと物品収納部との間に生じる隙間の上方開口は、この延在部によって覆われることになる。このため、前記隙間の上方開口に小物が落下したり、ラゲッジボードの上に載せる荷物が引っかかってスムーズな荷物の積載が困難になったりする等の問題を解消することができる。
また、シート本体から物品収納部に向かって延びるブラケットが、前記延在部に固定されているため、延在部がブラケットによって支持されることになり、前記延在部の上面に荷物を積載できると共に、従来よりも強度の高いラゲッジボードが構成されることになる。加えて、このブラケットはシート本体から物品収納部に向かって延びているため、物品収納部とシートバックとの間にフロアパネルから支え面などを立設するスペースが得られない場合であっても、ラゲッジボードの支持が可能となっている。
以下、本発明の実施の形態を添付の図により説明する。図1及び図2は、本発明の一実施形態に係るラゲッジボード支持構造を示す概念図であり、図1は、シートバックが前倒しされていない状態を示し、図2は、シートバックが前倒しされている状態を示す。図3は、図1及び図2に示すシート本体の斜視図である。
図1及び図3に示すように、リヤシート1(シート本体)は、ヘッドレスト2、シートバック3、シートクッション4により、乗員の着座スペースを形成している。シートバック3は、図2に示すように、前方側へ折り畳み可能に構成されており、シートバック3が前方側へ折り畳まれたとき、シートバックの背面3aは略水平上向きになる。シートクッション4の後方側においては、図3に示すように、補強部材であるロアアンカフレーム5を介して、ラゲッジボードを支持するブラケット6がリヤシート1に取り付けられている。
ブラケット6は、物品収納部7の上方に設けられたラゲッジボード8を支持しており、物品収納部7の下方において、フロアパネル9にスペアタイヤ収納用凹部10が形成されている。このラゲッジボード8、物品収納部7及びスペアタイヤ収納用凹部10について、図4に分解斜視図を示す。
リヤシート1の後方側のフロアパネル9には、リヤシート1と近接した位置にスペアタイヤ収納用凹部10が形成されている。この凹部10によって形成される空間に、(図示しない)スペアタイヤを収納することが可能となっている。スペアタイヤ収納用凹部10の上方位置には、小物等の物品を収納することができる物品収納部7が設置されている。
本実施形態において、物品収納部7は、上端が開口した樹脂製のトレイである。物品収納部7には、底面から立ち上がる前壁11と2つの側壁12と後壁13とが形成され、これらの上端によって画定された上端開口部14の周縁部には、外側に向けて屈曲されたフランジ部15が形成されている。このフランジ部15を、(図示しない)左右一対のクオータトリムによって支持することにより、物品収納部7をスペアタイヤ収納用凹部10の上方位置に設置することが可能となっている。例えば、車内の両側面から、物品収納部7の後端側にそれぞれ回り込むように配置された左右一対のクオータトリムにおいて、物品収納部7の側壁12及び後壁13の上端に形成されたフランジ部15と対応する位置に、縁状に延びる段面部を形成し、この段面部に、前記フランジ部15を載置して上記支持を行うように構成することができる。加えて、物品収納部7の側壁12後端部にフロアパネル取付部を設けて、物品収納部7をフロアパネル9に取り付け可能に構成している。
物品収納部7の前壁11には、後方に向かって凹んだ凹部16が2箇所に設けられている。これらの凹部16は、リヤシート1の2箇所に設けられたブラケット6と対応する位置に形成されており、その上端に、ブラケット6と係合する係合部17が設けられている。
物品収納部7の上には、上端開口部14を覆うように、ラゲッジボード8が配置される。ラゲッジボード8は、蓋部18と、蓋部18の前端部からシートバックの背面3aにかけて延在し、蓋部18と一体的に形成される延在部19とから成っている。図1及び図2に示すように、ラゲッジボード8の裏面には、蓋部18と延在部19との間において、幅方向に延びる溝が形成されている。蓋部18は、この溝の底部20を中心に開閉可能に設けられている。加えて、蓋部18の開閉操作を容易にするために、蓋部18の後端部上面には取っ手21が取り付けられている。閉蓋状態のときには、蓋部18の両側方縁部と後方縁部とが、物品収納部7のフランジ部15によって支持されることになる。
一方、延在部19は、その前端部が、シートバック3の背面3aに固定されている。また、延在部19の裏面には、幅方向に延びる溝が形成されており、延在部19は、この溝の底部22を中心に、シートバック3の前倒し又は後ろ倒し動作に伴って、回動可能に構成されている。図2に示すように、シートバック3が前倒しされたときには、延在部19は、シートバック3と共に前倒しされ、蓋部18の後端部からシートバックの背面3aにかけて、延在部19を介して略水平面が構成される。シートバック3と物品収納部7との間に形成される隙間23は、その上方開口が延在部19で覆われることになる。
延在部19は、その後端部にブラケット固定部19aを備え、ブラケット固定部19aにおいて、ブラケット6に固定されて支持されている。前述のように、ブラケット6は、ロアアンカフレーム5を介してリヤシート1に取り付けられている。ロアアンカフレーム5について、リヤシート1のフレーム構造の一部を背面側から示した図5及び図6を参照しながら説明する。図5は、図3において手前側に位置するリヤシート1のフレーム構造の一部を示し、図6は、図3において図の奥側に位置するリヤシート1のフレーム構造の一部を示す。
シートバック3の輪郭形状にほぼ沿うように略四角形の枠状に構成されたシートバックフレーム24が、シートバックフレーム構造の前面側に配置され、その下方両端部からヒンジブラケット25が延出している。ヒンジブラケット25には、フロアブラケット26が固定部27において回動可能に取り付けられている。フロアブラケット26は、リヤシート1を車体のフロアに固定する固定部材として用いられるブラケットである。固定部27は、シートバック3が前方側又は後方側に倒される際の回動中心となっている。また、ヒンジブラケット25において固定部27よりも上方位置に、クッションブラケット28が回動可能に取り付けられている。クッションブラケット28は、シートクッションフレーム29の後端部に溶接されている。
シートバックフレーム24の下方両端部に、ヒンジブラケット25を介して取り付けられた2つのフロアブラケット26の間に、パイプ材から成るロアアンカフレーム5が車幅方向に渡って架け渡されている。フロアブラケット26には、ロアアンカフレーム5を貫通させるための貫通孔30が設けられており、この貫通孔30にロアアンカフレーム5を貫通させ溶接することによって、ロアアンカフレーム5をフロアブラケット26に固定している。ロアアンカフレーム5には、チャイルドシートを固定するためのストライカー31と共に、ラゲッジボード8を支持するブラケット6が取り付けられている。
ブラケット6には、プレート状の基部32及びラゲッジボード固定部33と、これらの両側面から起立した側壁34とが設けられている。基部32及び側壁34の前端は、ロアアンカフレーム5の外周部に取り付けられ、溶接によってロアアンカフレーム5に固定されている。図5及び図6に示すフレーム構造を用いたシートバック3について、背面側からみた斜視図を、図7に示す。図7は、図4の部分拡大図である。
次いで、図8及び図9に、ブラケット6とラゲッジボード8とを固定した位置におけるブラケット6、ラゲッジボード8及び物品収納部7の断面形状を説明のため概略化して示す。図8については、ブラケット6の外形形状を2点鎖線で示している。なお、ブラケット6の外形形状のうち、断面形状を示す実線と重なる箇所については、2点鎖線で表していない。図9では、延在部19がリヤシート3と共に前倒しされている状態を示している。
図8及び図9に示すように、ロアアンカフレーム5に取り付けられた基部32は、斜め後ろ上方に向かって延び、ラゲッジボード8の裏面と近接する位置において、ラゲッジボード8の裏面に沿って後方に延びるラゲッジボード固定部33に続いている。ラゲッジボード固定部33は略水平面状に形成され、その高さ方向における位置は、荷室高さとほぼ同じ高さ、すなわち、その上面が、ラゲッジボード8の裏面に接する高さに設定されている。本実施形態においては、ラゲッジボード固定部33の上面は、延在部19のブラケット固定部19a裏面に接している。
ラゲッジボード固定部33とブラケット固定部19aとが接する箇所において、ラゲッジボード固定部33の厚さ方向に貫通孔35aが穿設され、この貫通孔35aと対応する位置で、ブラケット固定部19aにも貫通孔36が穿設されている。貫通孔35aから貫通孔36にかけてスタッドボルト37が挿入され、ブラケット固定部19aの上面からクリップ38をスタッドボルト37に嵌合させることにより、ブラケット固定部19aがラゲッジボード固定部33に固定されている。
ラゲッジボード固定部33の後端部は、下方に延びて湾曲し上方に立ち上がるフランジ部40を形成している。フランジ部40は、物品収納部7の前方縁部に形成された係合部17において、物品収納部7と係合している。図4に示す物品収納部7の前壁11に形成された凹部16の上端において、物品収納部7のフランジ部15と連続して形成された上壁部41は、図8及び図9に示すように、ラゲッジボードの裏面に沿って前方に延び、上壁部41の前端部には、係合部17が形成されている。係合部17は、上方に開口し、物品収納部7の前方縁部に対して平行方向に延びる溝形状を有している。
物品収納部7の前壁11に形成された前記凹部16には、ラゲッジボード固定部33の後端部が挿入され、下方に突出したフランジ部40が、係合部17の溝形状部内にその開口を介して収納されることにより、フランジ部40が係合部17に係止している。
図4に示す凹部16の上端では、コの字状の開口における対向する2辺に形成されたフランジ部15が、それぞれ係合部17に向かって突出し、フランジ部15と係合部17の両側面との間には隙間が形成されている。ブラケット6のフランジ部40の両側面には側壁34が設けられており、物品収納部7のフランジ部15と係合部17の両側面との間に形成された隙間には、ブラケット6の側壁34が挿入される。したがって、前記対向する2辺に形成された物品収納部7のフランジ部15は、ブラケット6の側壁34を介して、ブラケット6のフランジ部40を両側面方向から挟み込むように構成されている。
上記に説明した実施形態において、本発明は多くの利点を有する。上記実施形態のラゲッジボード8は、物品収納部7の上端開口部14の前方縁部から、シートバック3の背面3aにかけて延在する延在部19を有している。したがって、シートバック3の前倒し時に、シートバック3と物品収納部7との間に生じる隙間23の上方開口が、この延在部19によって覆われることになる。このため、前記隙間23の上方開口に小物が落下したり、ラゲッジボードの上に載せる荷物が引っかかってスムーズな荷物の積載が困難になったりする等の問題を解消することができる。
加えて、上記延在部19は、ブラケット6に固定されて支持されている。延在部19の上面に荷物を積載できると共に、従来よりも強度の高いラゲッジボードが構成されることになる。このように、ブラケット6によってラゲッジボード8の支持剛性が得られ、荷室強度が向上するため、ラゲッジボード8の板厚を大きくする等の措置が不要となり、より多くの荷物を積載することができる。
また、ブラケット6のラゲッジボード固定部33は略水平面状に形成され、面でラゲッジボード8を支える構造となっていることから、ラゲッジボード8をよりたわみにくくすることができる。加えて、ラゲッジボード固定部33の高さ方向における位置は、荷室高さとほぼ同じ高さに設定されているため、シートバック3と荷室との隙間23の上方開口を覆うと共に、従来の構造に比べて、平滑な荷室を実現している。
また、ブラケット6の前端は、リヤシート1のロアアンカフレーム5に取り付けられ、その後端が、リヤシート1から物品収納部7に向かって延びているため、物品収納部7とリヤシート1のシートバック3との間にフロアパネル9から支え面などを立設するスペースが得られない場合であっても、ラゲッジボード8の支持が可能となっている。
加えて、ブラケット6の前端が取り付けられているロアアンカフレーム5は、リヤシート1を構成する部品であるため、シートバック3との位置精度を確保することができる。これにより、フロアパネル等の車体の寸法誤差によるラゲッジボード8とシートバック3との相対的位置のずれを防ぐことができる。
ラゲッジボード8は、ラゲッジボード8の貫通孔36及びブラケット6の貫通孔35aを介して、ブラケット6に組み付けられている。図8及び図9に示すように、本実施形態においては、ラゲッジボード固定部33の長さ方向にわたって複数の貫通孔35a、35b及び35cが形成されており、ラゲッジボード8の固定に際し、どの貫通孔を用いても良い。図8及び図9に示した態様では、後方寄りに形成された貫通孔35aを用いているが、物品収納部7とシートバック3との間の距離の相違によって、ラゲッジボード8の貫通孔36がラゲッジボード固定部33の前方寄りに位置した場合には、前方寄りに形成された他の貫通孔35b及び35cを用いることによって、ラゲッジボード8を固定することができる。したがって、ラゲッジボード8とブラケット6の組付けが容易であると共に、位置決めも行うことが可能な構造となっている。
ブラケット6の後端部外周縁には下方に凸となる湾曲形状のフランジ部40が設けられ、その後端は、上方に、すなわちスペアタイヤ収納用凹部10に向かう方向と逆方向に立ち上がって終端している。したがって、物品収納部7を取り外し、スペアタイヤをスペアタイヤ収納用凹部10から取り出す際に、スペアタイヤの損傷を防止することが可能である。なお、前記上方に向いた後端は、通常、ラゲッジボード8によって覆われているため、乗員が触れるおそれもない。
また、物品収納部7の係合部17の溝形状部には、その上方開口を介して、ブラケットのフランジ部40が係止しているため、物品収納部7が走行時に上下方向に振動することを抑えることができる。すなわち、ブラケット6のフランジ部40を物品収納部7の係合部17に係合させることにより、限られたスペースの中で、走行の振動による物品収納部7のがたつきを抑止することが可能となっている。
加えて、物品収納部7の係合部17は、物品収納部7の前縁に設けられた後方に凹んだ凹部16の内側に形成され、この凹部上端の対向する2辺に形成された物品収納部7のフランジ部15は、ブラケット6の側壁34を介して、ブラケット6のフランジ部40を両側面方向から挟み込んでいる。したがって、車両の走行中等において、物品収納部7が左右に動いてしまうことを規制することもできる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態において、ブラケット6は、リヤシート1の2箇所に設けられているが、車幅方向の適所において、必要な数のブラケット6を設置することができる。
本発明の一実施形態に係るラゲッジボード支持構造を示す概念図である。 本発明の一実施形態に係るラゲッジボード支持構造を示す概念図である。 図1及び図2に示すシート本体の斜視図である。 図1及び図2に示すラゲッジボード8、物品収納部7及びスペアタイヤ収納用凹部10の分解斜視図である。 図3に示すリヤシート1のフレーム構造の一部を背面側から示した斜視図である。 図3に示すリヤシート1のフレーム構造の一部を背面側から示した斜視図である。 図4の部分拡大図である。 ブラケット6とラゲッジボード8とを固定した位置における断面図である。 ブラケット6とラゲッジボード8とを固定した位置における断面図である。
符号の説明
1 リヤシート
3 シートバック
3a シートバック背面
5 ロアアンカフレーム
6 ブラケット
7 物品収納部
8 ラゲッジボード
9 フロアパネル
10 スペアタイヤ収納用凹部
14 上端開口部
15 フランジ部
16 凹部
17 係合部
18 蓋部
19 延在部
19a ブラケット固定部
23 隙間
26 フロアブラケット
32 基部
33 ラゲッジボード固定部
34 側壁
35a 貫通孔
36 貫通孔
37 スタッドボルト
38 クリップ
40 フランジ部

Claims (5)

  1. シート本体のシートバックを前方側へ折り畳み可能に設け、該シートバックの背面が略水平上向きに配置し得るように構成し、該シートバックの後方側に上端開口部を備える物品収納部を設置し、該上端開口部を開閉可能に覆うように配置されたラゲッジボードを支持するラゲッジボード支持構造において、
    該ラゲッジボードは、前記上端開口部の前方縁部から前記シートバックの背面にかけて延在する延在部を有し、
    前記シート本体から前記物品収納部に向かって延びるブラケットが、前記延在部に固定され、前記ラゲッジボードを支持していることを特徴とする、ラゲッジボード支持構造。
  2. 前記シート本体は、該シート本体を車体に固定する複数の固定部材と、該複数の固定部材に架け渡された補強部材とを備え、前記ブラケットは、その前端が該補強部材に取り付けられたことを特徴とする、請求項1に記載のラゲッジボード支持構造。
  3. 前記ブラケットは、前記補強部材から立ち上がる基部と、該基部の後端部に設けられて前記延在部に固定されるラゲッジボード固定部とを備え、
    該ラゲッジボード固定部は、前記ラゲッジボードの裏面に沿って延びる略水平面状に構成されたことを特徴とする、請求項2に記載のラゲッジボード支持構造。
  4. 前記ラゲッジボード固定部は、その後端縁部が下方に延びて湾曲し、かつ上方に立ち上がるフランジ部を有していることを特徴とする、請求項3に記載のラゲッジボード支持構造。
  5. 前記物品収納部は、前記上端開口部の前方縁部に前記ブラケットと係合する係合部を備え、該係合部は、上方に開口した溝形状部を有し、前記ブラケットのフランジ部が該溝形状部に前記開口を介して係止可能に構成されていることを特徴とする、請求項4に記載のラゲッジボード支持構造。
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