JP2008264016A - 食器洗い乾燥機 - Google Patents

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Abstract

【課題】乾燥運転時において洗浄槽内排気に十分な量の外気を混合し、排気の温度低減と排気内水分量の削減を促進して排気の快適性を高めた食器洗い乾燥機を提供する。
【解決手段】乾燥手段9は第一の送風路14あるいは第二の送風路15に通路を開閉する弁体部17とこの弁体部17を駆動制御して混合部12での外気と洗浄槽内気との風量比を乾燥運転中に変化させる弁体制御部20を備え、乾燥運転時において混合部12を流れる外気と洗浄槽内気との流量割合を自在に設定して、温湿度を低減した排気による熱風感の確実な防止と乾燥性能の向上の両立ができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、キッチン等に設置され被洗浄物の収納及び自動洗浄、乾燥を行う食器洗い乾燥機に関するものである。
従来、この種の食器洗い乾燥機は、洗浄終了後に被洗浄物を乾燥させるため外気を洗浄槽内に送風して洗浄槽内の高温度で多湿な空気を排出する構成としている(例えば、特許文献1)。
図3は、特許文献1に記載された従来の食器洗い乾燥機を示すものである。図3に示すように、被洗浄物を収納する洗浄槽1と、洗浄水を噴射する洗浄ノズル2と洗浄水を加圧する洗浄ポンプ3を有する洗浄手段4と、洗浄水を加熱する加熱手段5と、洗浄槽1に外気を送風する送風機6と、洗浄槽1内部の空気を排気する排気口7と、排気口7に設けた外気を混合させる排気補助手段8から構成されている。
特開2000−166847号公報
しかしながら、前記従来の構成では排気口に流入する高温高湿の主流が持つ流体力で新たな外気を副流として排気に混合させるもので、高温多湿の洗浄槽内排気の温度を低減できるものの排出される風の熱風感を回避できるまで十分冷却するには風量が足りないという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、乾燥運転時において洗浄槽内排気に十分な量の外気を混合し、排気の温度低減と排気内水分量の削減を促進して排気の快適性を高めた食器洗い乾燥機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の食器洗い乾燥機は、乾燥手段は、第一の送風路あるいは第二の送風路に通路を開閉する弁体部とこの弁体部を駆動制御して混合部での外気と洗浄槽内気との風量比を乾燥運転中に変化させる弁体制御部を備えたものである。
これによって、乾燥運転時において混合部を流れる外気と洗浄槽内気との流量割合を自在に設定できるので、温湿度を低減した排気による熱風感の確実な防止と乾燥性能の向上の両立ができる。
本発明の食器洗い乾燥機は、乾燥運転時に排出される温湿度を低減した排気による熱風感の確実な防止と乾燥性能の向上の両立ができる。
第1の発明は、被洗浄物を収納する洗浄槽と、洗浄水を被洗浄物に噴出循環させる洗浄手段と、洗浄水を加熱する加熱手段と、前記洗浄槽内部の湿気を排出する排気口と、外気と前記洗浄槽から流出させた洗浄槽内気を混合する混合部と前記洗浄槽に外気を送る第一の送風路と前記混合部に直接外気を送る第二の送風路と前記第一の送風路および前記第二の送風路に外気を送る送風機を有する乾燥手段とを備え、前記乾燥手段は、前記第一の送風路あるいは前記第二の送風路に通路を開閉する弁体部とこの弁体部を駆動制御して前記混合部での外気と洗浄槽内気との風量比を乾燥運転中に変化させる弁体制御部を備えたことにより、乾燥運転時は高温高湿の洗浄槽内の空気(洗浄槽内気)に対し充分量の外気を冷却用として混合部で混合させ、さらに乾燥の進行による湿度低下とともに外気と洗浄槽内気との風量比を変化させて洗浄槽への風量を増やし、温度を低減した排気による熱風感の防止と乾燥性能の向上との両立ができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の弁体制御部は、弁体部の開閉間隔を変化させて風量比を設定することにより、洗浄槽内気の状態変化に対して風量比を適正化できるので排気温度の制御性を向上でき、さらに開閉による間欠動作で発生させた脈動流れで混合部での混合の促進がなされて排気の温度ムラを低減できる。
第3の発明は、特に、第1の発明の弁体部は、開成時の開度を多段に調節可能としたことにより、開度変化を徐々にして風量の変化を滑らかにし、開度を使用状態により違えることで変化幅の拡大がなされ、排気の温度制御性を向上でき、風量混合動作を安定化して高温排気を確実に防止できる。
第4の発明は、特に、第1〜第3のいずれか1つの発明の弁体部は、第二の送風路に配置したことにより、洗浄槽側の空気の温湿度条件に応じて冷却用の外気風量を低減させ余分な冷却風量を乾燥用の風量に回すので、洗浄槽に送り込む乾燥風量の安定化と増量がなされて、乾燥性能の安定化と乾燥性能の一層の向上ができる。
第5の発明は、特に、第4の発明の弁体制御部は、乾燥運転開始時に弁体部を開成し、乾燥運転の進行に伴っての風量比を設定する動作を弁体部に行なわせたことにより、排気は洗浄槽の空気に多量の外気を混ぜる状態にして乾燥運転を開始することで、排気温度のオーバーシュートによる高温排気を防止でき、排気温度の安定性に対する動作信頼性が向上できる。
第6の発明は、特に、第1〜第5のいずれか1つの発明の送風機は、通路に入った水を洗浄槽側に戻すリターン部を備えた第一の送風路および第二の送風路を介して洗浄槽の上流側に配置したことにより、送風路に浸入した水が送風機側に逆流するのをリターン部で防止でき、さらに洗浄槽の上流側に設けた送風機から加圧した送風を加えて送風路に付着した水を洗浄槽側に押し戻すことで確実な浸入防止でき、漏水に対する信頼性を向上できる。
第7の発明は、特に、第1〜第6のいずれか1つの発明の送風機は、第一の送風路および第二の送風路のそれぞれに設けたことにより、洗浄槽内気の風量と外気の風量をそれぞれ個別に流量制御が可能となり排気温度の制御性を向上でき、一方の送風機を一定風量とし他方を可変風量とするなどの多彩な制御モードを設定して利便性を向上できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態の食器洗い乾燥機の構成を示す断面図である。図1において、食器などの被洗浄物を収納する洗浄槽1の下方には、洗浄水を被洗浄物に噴出して循環させる洗浄ノズル2と洗浄水を加圧する洗浄ポンプ3を有する洗浄手段4と、洗浄水を加熱し昇温させる加熱手段5を配置している。また、洗浄槽1内の湿気を排出して洗浄槽1内を乾燥させるため外気を送風する送風機6、洗浄槽1内の湿気を排出する排気口7を乾燥手段9は有し、洗浄槽1にはその下方に外気を流入させる洗浄槽入口10を設け、その上方には洗浄槽1内の空気(洗浄槽内気)を排出させる洗浄槽出口11を設けている。
送風機6の下流側には洗浄槽入口10、洗浄槽1、洗浄槽出口11を経て混合部12の合流部13に連通させる第一の送風路14と、混合部12の合流部13に直接外気を送る第二の送風路15を配置している。この混合部12は洗浄槽1流出した洗浄槽内気に送風機6から直接送られた外気を混合するもので、その混合気は混合部12の下流側の排気口7から排出する。
第一の送風路14には洗浄槽1からの気流や洗浄水の逆流を防ぐ逆止部16を設け、第二の送風路15には送風路を開閉する弁体部17を設けている。
制御手段18は乾燥手段9を制御するもので、送風機6の風量を制御する風量制御部19と、弁体部17を駆動制御して混合部12での外気と洗浄槽内気の風量比を乾燥運転中に変化させる弁体制御部20と、混合部12の下流側に設けた排気の温度を検知する排気温度検知部21や洗浄槽1内の温度を検知する洗浄槽温度検知部22あるいは送風機6が吸込む外気の温度を検知する外気温度検知部23などでの検知温度を基に制御量を設定する温度制御部24を有している。この弁体制御部20により駆動される弁体部17は第二の送風路15を流れる流量を可変するもので、混合部12における外気と洗浄槽内気との混合時の流量割合を変化させる。
第一の送風路14および第二の送風路15には通路に入った洗浄水や結露水などの水を洗浄槽1側に戻すリターン部25を設けており、第一の送風路14では洗浄槽入口10に対して立ち上げた通路の上部に逆止部16を配置し立ち上げた通路をリターン部25aとして形成し、第二の送風路15では弁体部17の下方に形成した水溜りの空間と洗浄槽1とを接続する管路をリターン部25bとして形成している。
また洗浄槽1は、洗浄水を供給する給水弁26を備えた給水管27と、洗浄水を排水する排水弁28を備えた排水管29を設け、筐体30から引き出すことができるスライド体31に収納されている。このスライド体31には外部と連通する通気口32を設け、送風機6を運転した時に吸込む外気を通過させている。
以上のように構成された食器洗い乾燥機について、以下その動作、作用を説明する。まず、筐体30からスライド体31を引き出して被洗浄物である食器を洗浄槽1内に収納し、スライド体31を元に戻して洗浄を開始する。洗浄運転開始とともに給水弁26を開成して給水管27から洗浄槽1に給水し、所定量の給水が行われると給水弁26を閉成して給水停止し、加熱手段5および洗浄手段4である洗浄ポンプ3の運転により洗浄ノズル2から温水を噴出させて被洗浄物である食器に噴きつけ循環させる。洗浄水が噴出する反力で洗浄ノズル2が回転することで被洗浄物に洗浄水を行き渡らせ、洗浄性を高めている。
ここでは加熱手段5を運転して温水で洗浄する場合を示したが、被洗浄物の汚れが弱い場合は加熱手段5を運転させずに給水温度で洗浄すれば良く、また被洗浄物の汚れが強い場合は洗剤を入れて洗浄する。洗浄運転が終了すると排水弁28を開成して洗浄水を排水管29から筐体30の外部に排水し、排水し終わると排水弁28を閉成する。
次に行うすすぎ運転では洗剤を投入せずに、洗浄運転時と同様に給水し、加熱手段5および洗浄ポンプ3の運転により洗浄ノズル2から温水を噴出させて被洗浄物である食器に噴きつけ循環させる。このすすぎ運転の後に行う被洗浄物を乾かす乾燥運転のため、すすぎ運転では被洗浄物を暖めておくのが好ましく、70℃〜80℃程度の高温水ですすぎ運転を実施すれば被洗浄物が乾燥行程で乾き易くなるだけでなく被洗浄物の殺菌処理が同時にできる。すすぎ運転終了後は洗浄運転終了時と同様に洗浄槽1内のすすぎ水を排水する。
次に行う乾燥運転では、すすぎ運転により高温高湿になっている洗浄槽1内の空気を排出して被洗浄物を乾かすため、送風機6を運転して第一の送風路14および第二の送風路15に送風する。
第一の送風路14に送られた風で高温高湿の洗浄槽1内の空気(洗浄槽内気)を洗浄槽出口11から混合部12に送り込むとともに、混合部12では送風機6により第二の送風路15に送られた風と上記の洗浄槽内気を混ぜて温度を下げて排気口7から排気する。洗浄槽内気を外気で冷却する時に洗浄槽内気に含まれていた水分の一部を結露させて取り除くので、排気口7からの排気は温度が低下するだけでなく水分が削減された状態となる。
特に、高温水ですすぎ運転を行った場合は排気口7から洗浄槽1内の高温高湿の空気を直接排出しないように、乾燥運転開始時には弁体制御部20により弁体部17を開成して冷却用の外気を確保する。この弁体部17が開成している時の洗浄槽内気に対する外気の風量比(外気/洗浄槽内気)は、外気側が洗浄槽内気よりも多くなるように(風量比>1、好ましくは風量比≧2)第一の送風路14および第二の送風路15の通路抵抗を設定しておくことで、高温の排気が排気口7から出ないようになされる。
さらに、乾燥運転の進行に伴い洗浄槽1内の湿度あるいは温度の低下を、排気温度検知部21、洗浄槽温度検知部22あるいは外気温度検知部23などでの温度で検知すると、外気の風量を少なくしても排気温度を所定値まで低減可能となるので、第二の送風路15に配置した弁体部17を弁体制御部20により開閉制御して混合部12に向かう外気の風量を減少させる。しかも、湿度あるいは温度の低下が大きくなるほど弁体部17の開閉間隔を変化させて開成時間を短くして外気の風量を低減させ風量比を設定することで、洗浄槽内気の状態変化に対して風量比を適正化できるので排気温度を所定値に収めるなど排気温度の制御性を向上できる。また、弁体部17の開閉駆動により混合部12での冷却用の外気は流れの脈動が起こるため、洗浄槽内気との混合が促進されるとともに混合気の温度ムラの低減がなされる。
このため、乾燥運転時は高温高湿の洗浄槽内の空気(洗浄槽内気)に対し充分量の外気を冷却用として混合部12で混合させ、さらに乾燥の進行による湿度低下とともに外気と洗浄槽内気との風量比を変化させて洗浄槽への風量を増やし、温度を低減した排気による熱風感の防止と乾燥性能の向上との両立ができる。
また、洗浄槽内気の状態変化に対して風量比を適正化できるので排気温度の制御性を向上でき、さらに開閉による間欠動作で発生させた脈動流れで混合部での混合の促進がなされて排気の温度ムラを低減できる。
次に、弁体部17を開成時の開度を多段に調節可能とすることで、同じ開閉間隔でも開成時の開度の大きさにより通風量の変化がなされるので細かな風量調節がなされて排気の温度制御性を向上でき、最大の開度〜最小の開度にわたり開閉間隔の制御を加えることで通風量の変化幅の拡大がなされて洗浄槽内気の幅広い温湿度条件に対して安定した排気温度を低減する風量混合動作ができる。
このように、開度変化を徐々にして風量の変化を滑らかにし、開度を使用状態により違えることで変化幅の拡大がなされ、排気の温度制御性を向上でき、風量混合動作を安定化して高温排気を確実に防止できる。
また、弁体部17を第二の送風路15に配置したことにより、乾燥運転の進行とともに洗浄槽内気の温湿度条件に応じて冷却用の外気風量を低減させて排気温度の制御を行うので、乾燥風量を確実に確保して乾燥性能の安定化でき、余分な外気を混合部12に送らずに第二の送風路15から第一の送風路14に回すことにより、洗浄槽1を乾燥させるための風量を増やし、乾燥性を一層高めることができる。
このように、洗浄槽1に送り込む乾燥風量の安定化がなされ、洗浄槽1側の空気の温湿度条件に応じて冷却用の外気風量を低減させ余分な冷却用の風量を第一の送風路14に回して乾燥用に使うので、乾燥性能の安定化と乾燥性能の一層の向上ができる。
また、弁体制御部20は、乾燥運転開始時に弁体部17を開成し、乾燥運転の進行に伴っての風量比を設定する動作を弁体部17に行なわせたことにより、排気は洗浄槽の空気に多量の外気を混ぜる状態にして乾燥運転を開始することで、排気温度のオーバーシュートによる高温排気を防止でき、排気温度の安定性に対する動作信頼性が向上できる。
また、第一の送風路14および第二の送風路15には通路に入った水を洗浄槽1側に戻すリターン部25を設け、送風機6は第一の送風路14および第二の送風路15を介して洗浄槽1の上流側に配置されている。ここで、第一の送風路14では洗浄槽入口10から浸入した水や湿気は逆止部16で送風機6側への浸入が阻止され、排除された水は立ち上げた通路で形成したリターン部25aにより洗浄槽1に戻る。また、第二の送風路15では洗浄槽出口11から浸入した水や湿気あるいは混合部12で外気冷却により結露して発生した水は弁体部17の下方に形成した水溜りの空間と洗浄槽1とを接続するリターン部25bにより洗浄槽1に戻る。このため、第一の送風路14および第二の送風路15の送風路に浸入した水が送風機6側に逆流するのをリターン部25で防止できる。さらに洗浄槽1の上流側に設けた送風機6から加圧した送風を加えて第一の送風路14および第二の送風路15の送風路に付着した水を洗浄槽1側に押し戻させて送風機6側への確実な浸入防止でき、漏水に対する信頼性を向上できる。
なお、以上では温度を検知して制御する場合で示したが、乾燥運転の時間経過によって湿度あるいは温度が低下することが判るので、時間経過により風量比を変化させることが可能であり、排気温度検知部21、洗浄槽温度検知部22あるいは外気温度検知部23などの温度検知部を省いて低コスト化できる。
また、弁体部17は洗浄運転やすすぎ運転では閉成させておくことで洗浄槽1中の湿気が送風機6側に浸入するのを防止できる。
図2は、図1に示す乾燥手段9の他の構成を示す構成図である。図2において、乾燥手段9は第一の送風路14の上流側に第一の送風機6aを設け、第二の送風路15の上流側に第二の送風機6bを設けている。
乾燥運転では、第一の送風機6aおよび第二の送風機6bを風量制御部19で個別に制御するもので、排気温度の制御性を向上できる。また、一方の送風機を定速とし他方を可変速の送風機とすることで送風機の低コスト化を図るとともに、可変速の送風機により乾燥運転時の性能を高めることができる。例えば、第一の送風機6aを定速とし第二の送風機6bを可変速として乾燥風量を確定して乾燥性を優先した乾燥運転を行ったり、第一の送風機6aを可変速とし第二の送風機6bを定速として排気温度を優先した乾燥運転にできる。また、第一の送風機6aおよび第二の送風機6bを共に可変速の送風機とすることで、制御の自由度を高めた利便性に優れた乾燥運転を実現できなど、様々な利用者の要望に応え利便性を高めることができる。
このように、送風機を第一の送風路14および第二の送風路15のそれぞれに設けたことにより、洗浄槽内気の風量と外気の風量をそれぞれ個別に流量制御が可能となり排気温度の制御性を向上でき、一方の送風機を一定風量とし他方を可変風量とするなどの多彩な制御モードを設定して利便性を向上できる。
以上のように、本実施の形態においては、乾燥手段は第一の送風路あるいは第二の送風路に通路を開閉する弁体部とこの弁体部を駆動制御して混合部での外気と洗浄槽内気との風量比を乾燥運転中に変化させる弁体制御部を備えたことにより、乾燥運転時は高温高湿の洗浄槽内の空気(洗浄槽内気)に対し充分量の外気を冷却用として混合部で混合させ、さらに乾燥の進行による湿度低下とともに外気と洗浄槽内気との風量比を変化させて洗浄槽への風量を増やし、温度を低減した排気による熱風感の防止と乾燥性能の向上との両立ができる。
また、本実施の形態の弁体制御部は、弁体部の開閉間隔を変化させて風量比を設定することにより、洗浄槽内気の状態変化に対して風量比を適正化できるので排気温度の制御性を向上でき、さらに開閉による間欠動作で発生させた脈動流れで混合部での混合の促進がなされて排気の温度ムラを低減できる。
また、本実施の形態の弁体部は、開成時の開度を多段に調節可能としたことにより、開度変化を徐々にして風量の変化を滑らかにし、開度を使用状態により違えることで変化幅の拡大がなされ、排気の温度制御性を向上でき、風量混合動作を安定化して高温排気を確実に防止できる。
また、本実施の形態の弁体部は、第二の送風路に配置したことにより、洗浄槽側の空気の温湿度条件に応じて冷却用の外気風量を低減させ余分な冷却風量を乾燥用の風量に回すので、洗浄槽に送り込む乾燥風量の安定化と増量がなされて、乾燥性能の安定化と乾燥性能の一層の向上ができる。
また、本実施の形態の弁体制御部は、乾燥運転開始時に弁体部を開成し、乾燥運転の進行に伴っての風量比を設定する動作を弁体部に行なわせたことにより、排気は洗浄槽の空気に多量の外気を混ぜる状態にして乾燥運転を開始することで、排気温度のオーバーシュートによる高温排気を防止でき、排気温度の安定性に対する動作信頼性が向上できる。
また、本実施の形態の送風機は、通路に入った水を洗浄槽側に戻すリターン部を備えた第一の送風路および第二の送風路を介して洗浄槽の上流側に配置したことにより、送風路に浸入した水が送風機側に逆流するのをリターン部で防止でき、さらに洗浄槽の上流側に設けた送風機から加圧した送風を加えて送風路に付着した水を洗浄槽側に押し戻すことで確実な浸入防止でき、漏水に対する信頼性を向上できる。
また、本実施の形態の送風機は、第一の送風路および第二の送風路のそれぞれに設けたことにより、洗浄槽内気の風量と外気の風量をそれぞれ個別に流量制御が可能となり排気温度の制御性を向上でき、一方の送風機を一定風量とし他方を可変風量とするなどの多彩な制御モードを設定して利便性を向上できる。
以上のように、本発明にかかる食器洗い乾燥機は、乾燥時の排気温度の熱風感の確実な防止と発生する高温高湿の空気条件に応じた冷却ができるので、蒸気を発生する炊飯器や電気湯沸し器などの家庭用機器などに適用することができる。
本発明の実施の形態1における食器洗い乾燥機の構成図 同食器洗い乾燥機の乾燥手段の他の構成図 従来の食器洗い乾燥機の構成図
符号の説明
1 洗浄槽
4 洗浄手段
5 加熱手段
6 送風機
6a 第一の送風機
6b 第二の送風機
7 排気口
9 乾燥手段
12 混合部
14 第一の送風路
15 第二の送風路
17 弁体部
20 弁体制御部
25 リターン部

Claims (7)

  1. 被洗浄物を収納する洗浄槽と、洗浄水を被洗浄物に噴出循環させる洗浄手段と、洗浄水を加熱する加熱手段と、前記洗浄槽内部の湿気を排出する排気口と、外気と前記洗浄槽から流出させた洗浄槽内気を混合する混合部と前記洗浄槽に外気を送る第一の送風路と前記混合部に直接外気を送る第二の送風路と前記第一の送風路および前記第二の送風路に外気を送る送風機を有する乾燥手段とを備え、前記乾燥手段は、前記第一の送風路あるいは前記第二の送風路に通路を開閉する弁体部とこの弁体部を駆動制御して前記混合部での外気と洗浄槽内気との風量比を乾燥運転中に変化させる弁体制御部を備えた食器洗い乾燥機。
  2. 弁体制御部は、弁体部の開閉間隔を変化させて風量比を設定する請求項1記載の食器洗い乾燥機。
  3. 弁体部は、開成時の開度を多段に調節可能とした請求項1記載の食器洗い乾燥機。
  4. 弁体部は、第二の送風路に配置した請求項1〜3のいずれか1項に記載の食器洗い乾燥機。
  5. 弁体制御部は、乾燥運転開始時に弁体部を開成し、乾燥運転の進行に伴って風量比を設定する動作を弁体部に行なわせた請求項4記載の食器洗い乾燥機。
  6. 送風機は、通路に入った水を洗浄槽側に戻すリターン部を備えた第一の送風路および第二の送風路を介して洗浄槽の上流側に配置した請求項1〜5のいずれか1項に記載の食器洗い乾燥機。
  7. 送風機は、第一の送風路および第二の送風路のそれぞれに設けた請求項1〜6のいずれか1項に記載の食器洗い乾燥機。
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