JP2008262869A - 照明装置 - Google Patents

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Hiromi Tonegawa
浩巳 刀根川
Keiichi Ito
桂一 伊藤
Shinsuke Inoue
慎介 井上
Yasuhiro Aso
康弘 麻生
Takeyoshi Kaminishizono
武良 上西園
Hidetoshi Nakane
秀利 中根
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Abstract

【課題】居住者の生活シーンに合わせた光空間を演出することができる照明装置を得る。
【解決手段】就寝者70がベッド74に横たわると離着床センサによってその状態が検知され、コントローラによって可動カバー18が閉止状態とされる。これにより、直接照明モードから間接照明モードとなる。さらに、睡眠深度検知センサによって就寝者70の睡眠深度を測定することにより、照度を変化させていく。また、覚醒時には可動カバー18が退避位置まで回動されて直接照明モードとされ、覚醒し易くする。
【選択図】図1

Description

本発明は、直接照明と間接照明とを切り換えることができる照明装置に関する。
下記特許文献1には、直接照明と間接照明とを切り換えることが可能な照明装置が開示されている。簡単に説明すると、この照明装置では、側面視で半円形状に形成された装置外郭を備えており、この装置外郭内に2本の細長いランプが平行に配設されている。各ランプの長手方向の両端部は、支軸回りに回動する可動アームの先端部に支持されている。可動アームの基端部は軸で連結されており、モータの駆動力を受けて軸線回りに回転するようになっている。
上記構成によれば、2本のランプが装置外郭内において真下に位置されると直接照明として用いることができ、モータを駆動させて2本のランプを互いに離間させて天井に近接配置させると装置外郭に照明光が被り、間接照明として用いることが可能になる。
実開平4−8314号公報
しかしながら、上記先行技術による場合、機構的に直接照明と間接照明とを使い分けることができるというに過ぎず、それ以上の工夫はなされていない。
本発明は上記事実を考慮し、居住者の生活シーンに合わせた光空間を演出することができる照明装置を得ることが目的である。
請求項1の発明に係る照明装置は、指向性を有する光源と、この光源の照射光路に対して進退可能に設けられ、退避位置にある場合には直接照射光の照射を許容すると共に進入位置にある場合には直接照射光を遮って間接照射光に切り換える可動カバーと、この可動カバーを退避位置及び進入位置間で移動させる移動手段と、居住者の生体情報を検知する生体情報検知手段と、この生体情報検知手段の検知結果に基づいて少なくとも移動手段の作動を制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載の照明装置において、前記生体情報検知手段は、居住者の覚醒情報を検知する覚醒情報検知手段であり、前記制御手段は、覚醒情報検知手段によって検知された覚醒情報に基づいて覚醒状態から睡眠状態へ移行したと判断した場合には可動カバーが進入位置に位置するように移動手段を制御する、ことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1記載の照明装置において、前記生体情報検知手段は、居住者が床についたか否かを検知する離着床検知手段であり、前記制御手段は、離着床検知手段によって検知された離着床情報に基づいて着床したと判断した場合には可動カバーが進入位置に位置するように移動手段を制御する、ことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項2記載の照明装置において、前記覚醒情報検知手段は、居住者の睡眠深度を検知する睡眠深度検知手段である、ことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4記載の照明装置において、前記制御手段は、前記睡眠深度検知手段から入眠信号が入力されると、前記光源の照度を所定照度まで下げていく、ことを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項4又は請求項5記載の照明装置において、前記制御手段は、前記睡眠深度検知手段によって検知された睡眠深度が所定レベルに達した場合には、前記光源を消灯させる、ことを特徴とする。
請求項7の発明に係る照明装置は、請求項2記載の前記離着床検知手段及び請求項4又は請求項5記載の前記睡眠深度検知手段の双方を備えており、前記制御手段は、間接照明状況下又は消灯下において前記離着床検知手段によって居住者の離床が検知された場合には、間接照明状態を維持し又は間接照明状態とし、かつ睡眠深度が最も深いレベルのときの照度よりも高い所定照度に変更する、ことを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の照明装置において、前記制御手段は、予め設定された起床時刻から所定時間早い時間になった場合には、可動カバーを進入位置から退避位置まで連続的に又は段階的に移動されるように移動手段を制御する、ことを特徴とする。
請求項1記載の本発明によれば、生体情報検知手段によって居住者の生体情報が検知されると、その検知結果に基づいて制御手段によって移動手段の作動が制御される。これにより、移動手段は可動カバーを退避位置から進入位置へ移動させ、或いは逆に可動カバーを退避位置から進入位置へ移動させる。可動カバーが退避位置にある場合には、可動カバーが光源の照射光路から退避されているので、直接照射光の照射が許容される。一方、可動カバーが進入位置にある場合には、可動カバーが光源の照射光路に進入しているので、直接照射光が遮られ間接照射光に切り換えられる。
このように本発明では、生体情報検知手段によって検知された居住者の生体情報に基づいて直接照射光と間接照射光とが自動的に切り換えられるので、居住者の生活シーンに合わせた光空間の演出が可能となる。
請求項2記載の本発明によれば、覚醒情報検知手段によって居住者の覚醒情報が検知され、その検知結果は制御手段に入力される。制御手段では、その検知結果に基づいて居住者(以下、適宜「就寝者」と置き換える)が覚醒状態から睡眠状態へ移行し始めたと判断した場合には、可動カバーが進入位置に位置するように移動手段が制御される。これにより、就寝者が覚醒状態から睡眠状態に移行する途中のときには、間接照明モードとされる。
請求項3記載の本発明によれば、離着床検知手段によって居住者が床についたか否かの離着床情報が検知され、その検知結果は制御手段に入力される。制御手段では、その検知結果に基づいて居住者が床についたと判断した場合には、可動カバーが進入位置に位置するように移動手段が制御される。従って、居住者が床についた時点で、間接照明モードとされる。
請求項4記載の本発明によれば、覚醒情報検知手段が睡眠深度検知手段とされているので、眠りの深さに合わせた制御が可能となる。
請求項5記載の本発明によれば、睡眠深度検知手段から入眠信号が制御手段に入力されると、制御手段は光源の照度を所定照度まで下げていくので、入眠に適した照度が得られる。
請求項6記載の本発明によれば、睡眠深度検知手段によって検知された睡眠深度が所定レベルに達した場合には、制御手段によって光源が消灯されるので、節電効果が得られる。
請求項7記載の本発明によれば、就寝者が就寝中に目を覚ましてトイレに行く等により離床すると、離着床検知手段によって就寝者の離床が検知され、制御手段に検知信号が入力される。制御手段では、既に間接照明状況下にあった場合には睡眠照度が最も深いレベルのときの照度よりも高い所定照度まで照度が上げられる。また、消灯状況下にあった場合には間接照明状態としかつ前記所定照度で照明される。従って、就寝者は足元を容易に確認しながら居室内を歩くことができる。
請求項8記載の本発明によれば、予め設定された起床時刻から所定時間早い時間になった場合には、制御手段によって可動カバーが進入位置から退避位置まで連続的に又は段階的に移動されるように移動手段が制御される。これにより、間接照明光の照射状態(又は消灯状態から)から直接照明光の照射状態に連続的に又は段階的に切り換えられる。直接照明光は覚醒効果が高いので、起床時刻が近づくにつれて徐々に起床者の睡眠深度を浅くして起き易くすることができる。
以上説明したように、請求項1記載の本発明に係る照明装置は、居住者の生活シーンに合わせた光空間を演出することができるという優れた効果を有する。
請求項2記載の本発明に係る照明装置は、居住者の覚醒に関する生体情報(覚醒情報)に基づいて、覚醒状態から睡眠状態へ移行し始めた際には速やかに直接照明モードから間接照明モードに自動的に切り換えられるので、快適な睡眠が得られるという優れた効果を有する。
請求項3記載の本発明に係る照明装置は、居住者が床についた時点で直接照明モードから間接照明モードに自動的に切り換えられるので、覚醒状態から睡眠状態へ移行し始める以前の状態から睡眠環境を整えることができるという優れた効果を有する。
請求項4記載の本発明に係る照明装置は、就寝者の睡眠環境の最適化を図ることができるという優れた効果を有する。
請求項5記載の本発明に係る照明装置は、就寝者の入眠を補助する効果が得られるという優れた効果を有する。
請求項6記載の本発明に係る照明装置は、睡眠深度が深い眠りを妨げることなく省電力化を図ることができるという優れた効果を有する。
請求項7記載の本発明に係る照明装置は、足元照明として適切な照度が得られるので、就寝者が躓く等の事態を未然に防止することができるという優れた効果を有する。
請求項8記載の本発明に係る照明装置は、就寝者を起床時にスムーズに起床させることができるという優れた効果を有する。
以下、図1〜図9を用いて、本発明に係る照明装置の一実施形態について説明する。
図1には本実施形態に係る照明装置10が間接照明モードとされた状態の斜視図が示されており、又図2には当該照明装置10が直接照明モードとされた状態の斜視図が示されている。なお、これらの図においては、照明装置10を強調するべくベッド及び就寝者に比べて照明装置10をかなり大きく描いている。また、図3には図1図示状態の照明装置10の縦断面図が示されており、更に図4には図2図示状態の照明装置10の縦断面図が示されている。
これらの図に示されるように、照明装置10は、天井12に取り付けられる本体部14と、この本体部14から垂下された指向性を有する一対の発光部16と、これら一対の発光部16を覆う二分割構造の可動カバー18と、を含んで構成されている。本体部14は薄型の略直方体形状に形成されており、その内部には配線等が収容されている。一対の光源20は、この本体部14の下面から垂下されている。さらに、可動カバー18は側面視で略コ字状に形成されており、所定の曲率半径で円弧面状に形成された遮光部22と、この遮光部22の長手方向の両端部から天井12側へ向けて直角に屈曲されかつ本体部14の長手方向の両端部14Aに先端部が重なるように配置された一対の支持部24と、を含んで構成されている。図3及び図4に示されるように、本体部14の湾曲した上面(反射面26)には、高反射用の表面処理が施されている。
図5には、発光部16の縦断面構造が示されている。この図に示されるように、発光部16は、有底円筒形状に形成された基部28と、この基部28の直下に配置されたT字形断面の保持部30と、この保持部30に対して回転可能に軸支された有底円筒形状のケーシング32と、を備えている。基部28の上端部は、照明装置10の本体部14内へ挿入されて天井12に支持されている。また、ケーシング32の内部には、指向性を有する光源20が収容されている。
保持部30は、円板状に形成された上部30Aと、この上部30Aの下面から下方へ延出された平板状の下部30Bとによって構成されている。なお、この実施形態では保持部30はゴム製とされているが、プラスチック等の樹脂製であってもよい。上部30Aには、ボルト34の軸部34Aが上部30Aから立設されるように、ボルト34の頭部34Bがインサート成形によって埋設されている。このボルト34の軸部34Aにはウェーブワッシャ(スプリングワッシャ)36が挿入されており、この状態でボルト34の軸部34Aが基部28の底部28Aの中央部に形成されたボルト挿通孔38内へ下方側から挿入され、ナット40が螺合されている。これにより、ウェーブワッシャ36は軸方向に圧縮されて弾性変形し、所定の摩擦力を基部28の底部28Aの下面と保持部30の上部30Aの上面とに作用させている。
さらに、保持部30の下部30Bには、その板厚方向にボルト挿通孔42が形成されている。この保持部30の下部30Bを挟むように、ケーシング32の頂部32Aから各々平板状に形成された一対の取付部44が平行に延出されている。これらの取付部44にも保持部30のボルト挿通孔42と同軸上にボルト挿通孔46がそれぞれ形成されている。そして、一対の取付部44の間に保持部30の下部30Bが挿入されると共に下部30Bと取付部44との対向面間の隙間に別のウェーブワッシャ(スプリングワッシャ)48がそれぞれ挿入され、この状態で同軸上に配置された3個のボルト挿通孔42、46内へボルト50が挿入されてその貫通端部にナット52が螺合されることにより、ケーシング32が保持部30の下部30Bに保持されている。ケーシング32が保持部30の下部30Bに保持された状態では、一対のウェーブワッシャ48は軸方向にそれぞれ圧縮されて弾性変形し、所定の摩擦力を保持部30の下部30Bとケーシング32の取付部44との対向面に作用させている。これにより、ケーシング32は保持部30の下部30Bに摩擦保持された状態となり、ボルト50回りに回動され、任意の角度で保持されるようになっている。つまり、発光部16の光源20の照射角度を任意の角度に調整することができる。なお、上記ウェーブワッシャ36、48を使った手動式の角度調整機構を用いる他に、公知のフリクション式ボールジョイント等、種々の機構が適用可能である。
次に、可動カバー18の駆動機構について説明する。図6に示されるように、各可動カバー18の一対の支持部24の先端部間には、シャフト54がそれぞれ架け渡されている。一対の可動カバー18のシャフト54の長手方向の所定位置には、従動ギヤ56、58がそれぞれ同軸上に固定されている。これらの従動ギヤ56、58は噛み合っており、一方の従動ギヤ56の外周部には、駆動ギヤ60が噛み合っている。この駆動ギヤ60の支軸62には、駆動モータ64の駆動力が減速されて伝達されるようになっている。
図7には、本実施形態に係る照明装置10のシステムを構成するブロック図が示されている。この図に示されるように、制御手段としてのコントローラ66には、生体情報検知手段及び離着床検知手段としての離着床センサ68及び生体情報検知手段及び覚醒情報検知手段としての睡眠深度検知センサ72が接続されている。離着床センサ68は居住者(就寝者)70がベッド74(図1、図2参照)に横たわったか否かを検知し、その結果をコントローラ66に出力するようになっており、ベッドマット等に圧力センサを配設してもよいし、ベッド74の枕側の支持部74A(図1、図2参照)に撮像カメラを設置してもよく、種々のセンサが適用可能である。また、睡眠深度検知センサ72は就寝者70の生体情報を検知し、その結果をコントローラ66に出力するようになっており、公知の技術としてはベッドマット等にシート状の圧力センサ等を敷設し、就寝者70の脈波や心拍数、呼吸数といった睡眠の深度を測定するために必要な情報を検知するもの等が適用可能である。
また、コントローラ66には、目覚まし時計76が接続されており、起床時刻やアラームの設定の有無等の情報が入力されるようになっている。さらに、コントローラ66には、ベッド74の支持部74Aの上端部等に設置された照度センサ78が接続されており、就寝者70の顔付近の照度情報が入力されるようになっている。
さらに、コントローラ66には、駆動モータ64が接続されており、その作動が制御されている。また、コントローラ66には、発光部16が接続されており、点灯及び消灯ができる他、光の強さを調節可能とされている。
(作用・効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
図8及び図9には本実施形態に係る照明装置10の制御フローが示されており、以下この制御フローに沿って説明していく。
図8に示されるように、夜になって居住者70が寝室に入ると、居住者70はまず照明スイッチ(図示省略)をONにする。このため、照明装置10は、直接照明モードになる。すなわち、図2に示されるように、一対の可動カバー18が互いに離間する方向へ回動された全開状態とされ、光源20からの光が直接ベッド74側へ照射された状態になる。なお、このときの可動カバー18の位置が、本発明における可動カバーの「退避位置」である。
この状態から居住者70が就寝するべく、ベッド74に横たわると、離着床センサ68がONされて、ON信号がコントローラ66に入力される。これにより、図1に示されるように、コントローラ66によって駆動モータ64が正転駆動され、一対の可動カバー18が閉止される。なお、このときの可動カバー18の位置が、本発明における可動カバーの「進入位置」である。具体的には、駆動モータ64が正転駆動すると、その駆動力が駆動ギヤ60に伝達されて一方の従動ギヤ56を図6の反時計方向へ回転させる。これにより、一方の従動ギヤ56と噛み合っている他方の従動ギヤ58が図6の時計方向へ回転し、一対の可動カバー18が同期して閉止状態とされる。その結果、直接照明モードから間接照明モードに切り換えられ、図8に示される如くくつろぎ照度が維持される。
その後、ベッド74に設けられた睡眠深度検知センサ72によって就寝者70の脈波、心拍数、呼吸数といった睡眠深度を判断するのに必要なデータが検知され、逐次コントローラ66に入力される。コントローラ66では入力されたデータをモニタし、睡眠深度検知センサ72から入眠信号が入力されると、間接照明モードを維持したまま、任意の設定時間をかけて照度を徐々に下げていく。なお、任意の設定時間は予め固定しておいてもよいし、就寝者70の睡眠リズムの傾向から就寝者70が調整できるようにしてもよい。また、入眠信号を検知してから時々刻々と入力される生体情報に同期させて照度を下げていくようにしてもよい。さらに、照度は連続的に下げても段階的に下げてもどちらでもよい。
そして、任意の設定時間が経過すると、最も睡眠深度が深いレベルのときの照度(図8の睡眠照度)を維持する。なお、睡眠深度の測定は、一例として、レベル0、レベル1、レベル2、レベル3、レベル4といった5段階で判断される。
就寝者70が途中覚醒してトイレ等に行く等の理由から、ベッド74を離れると(図8の途中覚醒発生)、離着床センサ68がON状態からOFF状態に変わる。このため、コントローラ66では、起床時刻でもない時間に就寝者が離床したと判断し、光源20の照度をワンランク上げる。これにより、間接照明光の光の強さが多少強くなり、足元が視認できる程度の照度(図8の足元サポート照度)が得られる。従って、就寝者70は躓くことなく、トイレ等に行ける。
その後、就寝者70が再び寝室に戻り、ベッド74に横たわると、離着床センサ68がOFF状態からオン状態になる(図8の途中覚醒終了)ので、再び元の状態(図8の睡眠照度)に戻る。
そして、図9に示されるように、予め目覚まし時計76から入力された起床時刻(図9の(A)参照)より任意の設定時間(図9の(B)参照)前の時刻になると、コントローラ66によって駆動モータ64が逆転駆動され、可動カバー18が退避位置まで退避される。つまり、間接照明モードから直接照明モードに切り換えられ、光源20から覚醒光の照射が開始される(図9の(C)参照)。このとき、照度センサ78によって検知される照度が徐々に上がるように可動カバー18の開放速度と光源20の照度が調節される。そして、起床時刻で覚醒照度(図9の(D)参照)に達し、この状態がアラームがOFFになるまで持続される。また、起床時刻からアラームがOFFになるまでは、第2の覚醒手段である覚醒音が目覚まし時計76又は別途設けられたスピーカから鳴る(図9の(F)参照)。
このように本実施形態に係る照明装置10では、離着床センサ68及び睡眠深度検知センサ72といった生体情報検知手段の検知結果に基づいて、可動カバー18の開閉制御を行い、直接照明モードと間接照明モードとを自動的に切り換えるようにしたので、居住者70の生活シーンに合わせた光空間の演出が可能となる。
特に本実施形態では、生体情報検知手段として居住者70の離着床情報及び覚醒情報を検知して、これらの情報に基づいて可動カバー18を退避位置から進入位置に移動させて直接照明モードから間接照明モードに切り換えるようにしたので、換言すれば、本実施形態では、居住者70の就寝に関する生体情報(床についたか否か及び覚醒状態から睡眠状態へ移行し始めたか否かといった情報)に基づいて直接照明モードと間接照明モードとを自動的に切り換えるようにしたので、快適に就寝することができる。因みに、間接照明は、和らぐ感じの空間を演出し、就寝前のリラックス効果がある。これに対し、直接照明は、視覚から伝達されて刺激が高く、特に脳を覚醒させる効果がある。
また、本実施形態では、生体情報検知手段として離着床センサ68及び睡眠深度検知センサ72といった二種類の性質の異なるセンサを備えているので、直接照明モードと間接照明モードとの切り換えをより細かく制御することができる。特に、就寝者70の睡眠深度を検知するので、眠りの深さに合わせた制御が可能となる。その結果、就寝者70の睡眠環境を最適化することができる。
さらに、本実施形態では、可動カバー18の開閉動作による直接照明モードと間接照明モードとの切換制御だけでなく、照度の制御も取り入れており、入眠信号が入力されると、一定の照度まで徐々に照度を下げていくようにしたので、入眠に適した照度が得られる。その結果、本実施形態によれば、就寝者70の入眠を補助する効果が得られる。
また、本実施形態では、睡眠途中において就寝者70が離床する場合には離着床センサ68によってこれを検知し、間接照明の照度を上げる制御を行うので、就寝者70は足元を容易に確認しながら居室内を歩くことができる。その結果、本実施形態によれば、就寝者70が躓く等の事態を未然に防止することができる。
加えて、本実施形態では、予め設定された起床時刻から所定時間早い時間になると、間接照明モードから直接照明モードに切り換えられ、連続的に照度を覚醒照度まで上げていくようにしたので、起床時刻が近づくにつれて徐々に就寝者70の顔に覚醒効果が高い直接照明光を照射し、就寝者70の睡眠深度を浅くして起き易くすることができる。従って、就寝者70を起床時にスムーズに起床させることができる。
〔本実施形態の補足説明〕
(1) 上述した本実施形態では、就寝者70の睡眠深度が最も深い状態のときでも間接照明モードを維持するようにしたが、これに限らず、睡眠深度が一定レベル以上まで深まった場合には、発光部16を消灯させるようにしてもよい。この場合、間接照明モードから消灯モードに変えることにより、節電効果が得られる。その結果、睡眠深度が深い眠りを妨げることなく省電力化を図ることができる。
(2) 上述した実施形態では、可動カバー18の遮光部22に反射面26を形成し、天井12で反射した光を間接照明に利用したが、これに限らず、遮光部22を半透明の樹脂材料で成形し、透過光を利用した間接照明としてもよい。すなわち、本発明における「間接照明光」には反射光が含まれる他、透過光が含まれるものとする。
(3) 上述した実施形態では、就寝者70の睡眠環境を向上させることを目的として説明してきたが、請求項1記載の本発明には、睡眠環境の向上以外の他の目的で生体情報を検知し、直接照明及び間接照明の相互の切換に応用するものも含まれる。
(4) 上述した本実施形態では、一対の可動カバー18が接近及び離間する方向へ回動可能に構成されることで直接照明と間接照明の切換がなされたが、これに限らず、可動カバーの動作は任意であり、必ずしも接近及び離間する方向へ移動する必要はない。また、可動カバー18のように開閉するタイプの場合には、挟み込み防止機能を付加するのが好ましい。
(5) 上述した実施形態では、居住者70がベッド74に横たわった時点で直接照明モードから間接照明モードに切り換える制御を採用したが、これに限らず、請求項2記載の本発明には、離着床センサ68の有無に拘わらず、就寝者70の入眠信号がコントローラ66に入力された時点で直接照明モードから間接照明モードに切り換える制御態様も含まれる。
逆に、請求項2記載の本発明には、睡眠深度検知センサ72の有無に拘わらず、離着床センサ68によって居住者70がベッド74に横たわったと検知された時点で直接照明モードから間接照明モードに切り換えられる制御態様も含まれる。なお、この場合、上述した実施形態のように就寝者70の起床時刻前の時点で間接照明モードから直接照明モードに切り換えてもよいし、起床により就寝者70が離床したことが検知された時点で間接照明モードから直接照明モードに切り換えてもよい。
(6) 上述した本実施形態では、居室内の所定位置に生体情報検知手段を配設したが、これに限らず、居住者が携帯型の生体情報検知センサを身に着けるようにしてもよい。また、上述した本実施形態では、本発明に係る照明装置を居室に設置するものとして説明したが、これに限らず、トレーラやワンボックスカー、キャンピングカー等の移動型乗り物に適用してもよい。
本実施形態に係る照明装置が間接照明モードとされた状態の斜視図である。 本実施形態に係る照明装置が直接照明モードとされた状態の斜視図である。 図1図示状態の照明装置の縦断面図である。 図2図示状態の照明装置の縦断面図である。 発光部の内部構造を拡大して示す図1の5−5線断面図である。 図1に示される照明装置の駆動機構を示す概略縦断面図である。 本実施形態に係る照明装置のシステム構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る照明装置の制御フローを示すタイムチャートである。 本実施形態に係る照明装置の制御フローを示すタイムチャートである。
符号の説明
10 照明装置
16 発光部
18 可動カバー
20 光源
54 シャフト(移動手段)
56 従動ギヤ(移動手段)
58 従動ギヤ(移動手段)
60 駆動ギヤ(移動手段)
64 駆動モータ(移動手段)
66 コントローラ(制御手段)
68 離着床センサ(生体情報検知手段、離着床検知手段)
70 居住者
72 睡眠深度検知センサ(生体情報検知手段、覚醒情報検知手段、睡眠深度検 知手段)
74 ベッド(床)

Claims (8)

  1. 指向性を有する光源と、
    この光源の照射光路に対して進退可能に設けられ、退避位置にある場合には直接照射光の照射を許容すると共に進入位置にある場合には直接照射光を遮って間接照射光に切り換える可動カバーと、
    この可動カバーを退避位置及び進入位置間で移動させる移動手段と、
    居住者の生体情報を検知する生体情報検知手段と、
    この生体情報検知手段の検知結果に基づいて少なくとも移動手段の作動を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする照明装置。
  2. 前記生体情報検知手段は、居住者の覚醒情報を検知する覚醒情報検知手段であり、
    前記制御手段は、覚醒情報検知手段によって検知された覚醒情報に基づいて覚醒状態から睡眠状態へ移行したと判断した場合には可動カバーが進入位置に位置するように移動手段を制御する、
    ことを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  3. 前記生体情報検知手段は、居住者が床についたか否かを検知する離着床検知手段であり、
    前記制御手段は、離着床検知手段によって検知された離着床情報に基づいて着床したと判断した場合には可動カバーが進入位置に位置するように移動手段を制御する、
    ことを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  4. 前記覚醒情報検知手段は、居住者の睡眠深度を検知する睡眠深度検知手段である、
    ことを特徴とする請求項2記載の照明装置。
  5. 前記制御手段は、前記睡眠深度検知手段から入眠信号が入力されると、前記光源の照度を所定照度まで下げていく、
    ことを特徴とする請求項4記載の照明装置。
  6. 前記制御手段は、前記睡眠深度検知手段によって検知された睡眠深度が所定レベルに達した場合には、前記光源を消灯させる、
    ことを特徴とする請求項4又は請求項5記載の照明装置。
  7. 請求項2記載の前記離着床検知手段及び請求項4又は請求項5記載の前記睡眠深度検知手段の双方を備えており、
    前記制御手段は、間接照明状況下又は消灯下において前記離着床検知手段によって居住者の離床が検知された場合には、間接照明状態を維持し又は間接照明状態とし、かつ睡眠深度が最も深いレベルのときの照度よりも高い所定照度に変更する、
    ことを特徴とする照明装置。
  8. 前記制御手段は、予め設定された起床時刻から所定時間早い時間になった場合には、可動カバーを進入位置から退避位置まで連続的に又は段階的に移動されるように移動手段を制御する、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の照明装置。
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