JP2008262005A - 液晶表示装置 - Google Patents

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Hiroshi Tabata
弘志 田畠
Hiroyuki Kimura
裕之 木村
Yoshio Iwai
義夫 岩井
Tetsuya Otomo
哲哉 大友
Hiroshi Otaguro
洋 大田黒
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Toshiba Matsushita Display Technology Co Ltd
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Abstract

【課題】製造コストを低減することが可能であるとともに、製造歩留まりを向上ことが可能な液晶表示装置を提供する。
【解決手段】 第1セル領域C1及び第2セル領域C2を有するマザーセル10は、各セル領域のアクティブエリアに対応してマトリクス状に配置された画素電極を備えるとともに各セル領域のアクティブエリア外に信号供給源を接続するための接続部131を備えた第1マザー基板20と、第1マザー基板に対向配置された第2マザー基板30と、液晶層を保持するためのセルギャップを介して第1マザー基板と第2マザー基板とを貼り合わせるシール材110と、を備えている。第2セル領域C2においては、第1セル領域C1に配置されたシール材110の注入口111を形成する両端部110A及び110Bに対向するとともに第2セル領域C2の接続部131に並んで配置された壁部40が備えられていることを特徴とする。
【選択図】 図4

Description

この発明は、液晶表示装置に係り、特に、一対の基板間のセルギャップに液晶材料を注入するための注入口を備えた液晶表示装置に関する。
平面表示装置として代表的な液晶表示装置は、シール材を介して貼り合わせられたアレイ基板と対向基板との間に液晶層を保持して構成された液晶表示パネルを備えている。この液晶表示パネルは、マトリクス状の画素によって構成されたアクティブエリアを備えている。
シール材は、液晶材料を注入するための注入口を確保するように配置されている。液晶層は、アレイ基板と対向基板との間のセルギャップに注入口から注入された液晶材料によって形成されている。注入口は、封止材によって封止されている。
特許文献1によれば、注入口を形成するシール材の端部と液晶表示パネルの一端辺(分断面)との距離dは、パネル分断工程及び液晶封止工程等に影響することが知られている。すなわち、距離dが長いと、封止材による注入口の封止が困難になり、液晶材料の漏れが生じ易くなるとともに、液晶表示装置の額縁領域が広くなってしまうという課題がある。一方で、シール材の端部が分断面より外側に位置してしまうと、パネル分断工程でのパネルの分断が困難になるため、距離dをある程度長くする必要がある。
このような課題に対して、特許文献1によれば、距離dを正確に制御するために、一対の基板が貼り合わされたときにシール材が液晶表示パネルの一端辺側に延伸するのを抑制する構造物を有する液晶表示装置が開示されている。構造物の例として、シール材の両端部と液晶表示パネルの端辺との間に端辺にほぼ平行に延びる断面凸形状の凸状構造物あるいは断面凹形状の凹状構造物が開示されている。
特開2006−0980609号公報
ところで、近年、大型のマザー基板を用いて複数のチップ(すなわち分断後に液晶表示パネルとなる単個のセル)を形成する手法(いわゆる多面取り)が広く採用されている。このような製造過程において、マザー基板内にどれだけ多くのチップを作り込めるかが、液晶表示パネルの製造コストを大きく左右する。そのため、マザー基板内のチップの面付け(レイアウト)設計が重要となる。マザー基板上に最大数面付けできる配置は、隣接するセル領域との間隔が無い状態(ツラ位置)で配置されている面付けである。
注入口を形成するシール材は、マザー基板からカットされた単個のセルにおいて、基板端まで達している必要がある。しかしながら、シール材の端部を基板端まで到達させる設計では、シール材の塗布ばらつきや、広がりにより、シール材が隣接するセル領域に到達することがある。
各セル領域において、外部の信号供給源を接続するための接続部は、一方の基板に設けられ、これに対向する他方の基板は分断工程で除去される。しかしながら、シール材の広がりなどによって隣接セル領域の接続部付近に多量のシール材が到達してしまうと、一対の基板が強固に接着されてしまう。このため、分断工程において接続部に対向する基板の除去が困難となり、製造歩留まりの低下を招くおそれがある。
また、特許文献1のように、シール材の延伸を抑制する構造物が注入口を横切るように配置された構成では、特に、凸状構造物については注入口の断面積の低下を招き、また、凸状構造物及び凹状構造物のいずれの場合についても、シール材が注入口側に広がることがあり、注入口の断面積の低下を招く。このため、液晶材料の注入を阻害してしまい、製造歩留まりの低下を招くおそれがある。
この発明の目的は、製造コストを低減することが可能であるとともに、製造歩留まりを向上ことが可能な液晶表示装置を提供することにある。
この発明の第1の態様による液晶表示装置は、第1セル領域及び第2セル領域を有し、各セル領域のアクティブエリアに対応してマトリクス状に配置された画素電極を備えるとともに各セル領域のアクティブエリア外に信号供給源を接続するための接続部を備えた第1マザー基板と、前記第1マザー基板に対向配置された第2マザー基板と、液晶層を保持するためのセルギャップを介して前記第1マザー基板と前記第2マザー基板とを貼り合わせるシール材と、各セル領域のセルギャップに液晶材料を注入するために前記シール材に形成された注入口と、を備え、前記第2セル領域において、前記第1セル領域に配置された前記シール材の前記注入口を形成する両端部に対向するとともに前記第2セル領域の前記接続部に並んで配置された壁部を備えたことを特徴とする。
また、
アクティブエリアに対応してマトリクス状に配置された画素電極を備えるとともにアクティブエリア外に信号供給源を接続するための接続部を備えた第1基板と、前記第1基板に対向配置された第2基板と、液晶層を保持するためのセルギャップを介して前記第1基板と前記第2基板とを貼り合わせるシール材と、セルギャップに液晶材料を注入するために前記シール材に形成された注入口と、を備え、前記第1基板上において、前記接続部に並んで配置された壁部を備えたことを特徴とする。
この発明の第2の態様による液晶表示装置は、アクティブエリアに対応してマトリクス状に配置された画素電極を備えるとともにアクティブエリア外に信号供給源を接続するための接続部を備えた第1基板と、前記第1基板に対向配置された第2基板と、液晶層を保持するためのセルギャップを介して前記第1基板と前記第2基板とを貼り合わせるシール材と、セルギャップに液晶材料を注入するために前記シール材に形成された注入口と、を備え、前記注入口が形成された基板端に沿って配置され、前記注入口を挟んで対向する一対の壁部を備えたことを特徴とする。
この発明によれば、製造コストを低減することが可能であるとともに、製造歩留まりを向上ことが可能な液晶表示装置を提供することができる。
以下、この発明の一実施の形態に係る表示装置、特に液晶表示装置について図面を参照して説明する。
図1及び図2に示すように、液晶表示装置は、液晶表示パネル100を備えている。すなわち、液晶表示パネル100は、一対の基板すなわちアレイ基板(第1基板)200及び対向基板(第2基板)300と、アレイ基板200と対向基板300との間に保持された液晶層400と、によって構成されている。この液晶表示パネル100は、画像を表示するアクティブエリア120を備えている。このアクティブエリア120は、マトリクス状に配置された複数の画素PXによって構成されている。
アレイ基板200は、アクティブエリア120において、画素PXの行方向に沿って延在する複数の走査線Y(1、2、3、…、m)、画素PXの列方向に沿って延在する複数の信号線X(1、2、3、…、n)、各画素PXにおける信号線Xと走査線Yとの交差部を含む領域に配置されたスイッチ素子220、マトリクス状に配置された画素電極230、画素電極230の表面を覆う配向膜AL1などを備えている。
スイッチ素子220は、薄膜トランジスタなどによって構成されている。このスイッチ素子220のゲート電極222は、走査線Yに接続されている(あるいは、ゲート電極222は、走査線Yと一体的に形成されている)。スイッチ素子220のソース電極225は、信号線Xに接続されている(あるいは、ソース電極225は、信号線Xと一体的に形成されている)。スイッチ素子220のドレイン電極227は、画素電極230に接続されている。
バックライト光を選択的に透過して画像を表示する透過型液晶表示パネルにおいては、画素電極230は、例えば、インジウム・ティン・オキサイド(ITO)やインジウム・ジンク・オキサイド(IZO)などの光透過性を有する導電性部材によって形成されている。また、外光を選択的に反射して画像を表示する反射型液晶表示パネルにおいては、画素電極230は、例えば、アルミニウム(Al)やモリブデン(Mo)などの光反射性を有する導電性部材によって形成されている。
対向基板300は、アクティブエリア120において、複数の画素PXに共通の対向電極330、対向電極330の表面を覆う配向膜AL2などを備えている。この対向電極330は、例えば、ITOやIZOなどの光透過性を有する導電性部材によって形成されている。
上述したような構成のアレイ基板200と対向基板300との間には、スペーサSPが介在している。この実施の形態では、スペーサSPとして、アレイ基板200上に一体的に形成された柱状スペーサが配置されている。この柱状スペーサSPは、例えば、アクリル樹脂やポリイミド樹脂などの樹脂材料によって形成されている。
アレイ基板200及び対向基板300は、柱状スペーサSPにより、これらの基板間に液晶層400を保持するための所定のセルギャップを形成した状態で配置され、シール材110によって貼り合わせられている。液晶層400は、これらのアレイ基板200と対向基板300との間のセルギャップに封入された液晶材料によって形成されている。この実施の形態においては、液晶モードについて特に制限はなく、TN(Twisted Nematic)モード、OCB(Optically Compensated Bend)モード、VA(Vertical Aligned)モード、IPS(In−Plane Switching)モードなどが適用可能である。液晶材料としては、例えば、ZLI−5849(メルク社製)が適用可能である。シール材110としては、例えば、ストラクトボンド(三井化学製)が適用可能である。
カラー表示タイプの液晶表示装置では、液晶表示パネル100は、複数種類の画素、例えば赤(R)を表示する赤色画素、緑(G)を表示する緑色画素、青(B)を表示する青色画素を有している。すなわち、赤色画素は、赤色の主波長の光を透過する赤色カラーフィルタを備えている。緑色画素は、緑色の主波長の光を透過する緑色カラーフィルタを備えている。青色画素は、青色の主波長の光を透過する青色カラーフィルタを備えている。これらのカラーフィルタは、アレイ基板200または対向基板300の主面に配置される。
また、液晶表示パネル100は、アクティブエリア120の外側に位置する外周部130に配置された接続部131を備えている。この接続部131は、信号供給源として機能する駆動ICチップやフレキシブルプリント配線基板(FPC)のバンプと接続可能な電極パッドを備えて構成されている。図1に示した例では、接続部131は、対向基板300の端部300Aより外方に延在したアレイ基板200の延在部200A上に配置されている。アクティブエリア120に配置された走査線Y(1、2、3、…、m)及び信号線X(1、2、3、…、n)のそれぞれは、外周部130に引き出され、接続部131に接続されている。
ところで、図1に示すように、液晶材料をセルギャップに注入するための注入口111は、液晶表示パネル100において接続部131が配置される側とは対向する側の端部(基板端)100Aに配置されている。すなわち、シール材110は、アクティブエリア120を囲むように配置されるとともに、注入口111を確保するために、その両端部110A及び110Bが所定の距離を置いて対向するとともに端部100Aに向かって略L字状に折り曲げられたパターンを有している。
このようなシール材110は、例えば熱硬化性樹脂などの樹脂材料を含んでおり、液晶表示パネル100を構成する一方の基板、例えばアレイ基板200のアクティブエリア120を囲むとともに注入口111を形成するように塗布(配置)される。その後、他方の基板、例えば対向基板300をアレイ基板200に対向配置した状態で、一対の基板を貼り合わせる方向に加圧しながら加熱する。これにより、シール材110が硬化し、アレイ基板200と対向基板300とが貼り合わせられる。その後、さらに、注入口111から液晶材料を注入する。その後、封止材112として、例えば紫外線硬化型樹脂などの感光性樹脂(より具体的には、ロックタイトなど)を注入口111に塗布し、紫外線を照射することにより液晶材料が封止される。これにより、アレイ基板200と対向基板300との間に保持された液晶層400が形成される。
以下に、液晶表示パネルを製造するにあたり、大型の基板を用いて複数のチップを形成する手法を採用した場合について説明する。
図3は、分割後にチップとなる複数のセル領域Cを有したマザーセル10を示す平面図である。すなわち、マザーセル10は、分割後にアレイ基板となる複数のセル領域CAを有する第1マザー基板20と、分割後に対向基板となる複数のセル領域CCを有する第2マザー基板30とを備えている。
第1マザー基板20は、各セル領域CAのアクティブエリア120に対応して図1に示したようなマトリクス状に配置された画素電極230などを備えるとともに、各セル領域CAのアクティブエリア120の外側に接続部131を備えている。第2マザー基板30は、第1マザー基板20に対向配置されている。この第2マザー基板30は、各セル領域CCのアクティブエリア120に対応して図1に示したような対向電極330などを備えている。
これらの第1マザー基板20と第2マザー基板30とは、各セル領域Cに液晶層を保持するためのセルギャップを形成した状態で配設され、各セル領域Cのアクティブエリア120を囲むように配置された各シール材110によって貼りあわせられている。各シール材110は、上述したように、各セル領域Cにおいて接続部131が配置される側とは対向する側に注入口111を形成するようなパターンで配置されている。つまり、複数のセル領域Cを同じ向きで複数列にわたってレイアウトした場合、ある列のセル領域Cにおける注入口111とこの列に隣接する列のセル領域Cにおける接続部131とが対向することになる。
図3に示した例では、互いに隣接する第1セル領域C1及び第2セル領域C2について、第1セル領域C1におけるシール材110の注入口111は、第2セル領域C2における接続部131と対向している。各セル領域Cにおいて、シール材110は、注入口111を形成するために各セル領域Cの端部(すなわち分割後の液晶表示パネルの端部100Aに相当する)に向けて折り曲げるように配置されている。
このようなレイアウトのマザーセル10においては、第1マザー基板20と第2マザー基板30とを貼り合わせた際に、シール材110が広がり、隣接するセル領域Cの接続部131における電極パッドに付着し、実装不良を起こすことが懸念される。また、シール材110が多量に隣接セル領域Cに広がると、アレイ基板上の接続部131を露出するために対向基板を端部300Aで分断した際に基板の破断片の除去が困難となることも懸念される。このため、製造歩留まりの低下を招くおそれがある。
このため、隣接するセル領域の注入口辺と接続部辺の間に隙間を設けるようなレイアウト設計が必要となっている。つまり、図3に示したように、第1セル領域C1を含む列と、第2セル領域C2を含む列との間に、シール材110の広がりなどを考慮した十分な幅の隙間が必要となる。しかしながら、このように、隣接するセル領域間に隙間の幅が大きいほど、マザーセル内にレイアウト可能なセル領域の数が減少して製造コストの増大を招くおそれがある。
以下に、この発明の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
第1実施形態においては、図4に示すように、第1セル領域C1における注入口111と第2セル領域C2における接続部131とが対向することなく、並んで配置されている。このため、たとえ、注入口111の両端部110A及び110Bを形成するシール材110が広がったとしても、あるいは、シール材110の塗布ばらつきが生じても、隣接するセル領域の接続部131の汚染を抑制することが可能となる。
例えば、第1セル領域C1のシール材110について、注入口111を形成するようにその両端部110A及び110Bが第2セル領域C2との境界Bまで、あるいは、境界Bを越えて第2セル領域C2側まで塗布された場合、一対の基板を貼り合わせた際にシール材110が広がっても、あるいは、シール材110の塗布ばらつきが生じても、第2セル領域C2の接続部131に向かって広がる成分は極めて少ない。したがって、第1セル領域C1のシール材110による第2セル領域C2の接続部131の汚染を防止することが可能である。
また、第2セル領域C2においては、第1セル領域C1に配置されたシール材110の注入口111を形成する両端部110A及び110Bに対向するとともに第2セル領域C2の接続部131に並んで配置された壁部40が備えられている。このため、第1セル領域C1から第2セル領域C2に向かって広がるシール材110を壁部40によってせき止めることができる。したがって、第1セル領域C1から第2セル領域C2に広がるシール材110の量、あるいは、シール材110の塗布ばらつき量を制限することができ、第2セル領域C2において第2マザー基板を分断した際の基板の破断片の除去を容易に行うことが可能となる。
さらに、シール材110の両端部110A及び110Bに対向する壁部40を設けたが、分断後には、壁部40は、隣接するセル領域側に残る。すなわち、第1セル領域C1と第2セル領域C2との境界Bを挟んで、第1セル領域C1の注入口111と第2セル領域C2の壁部40とが対向している。このため、マザーセル10から分断された後の単個のセルにおいては、壁部40は、注入口111に対向するように残ることはない。このため、壁部40による液晶材料の注入阻害を防止することが可能となる。
またさらに、シール材110の広がり及び塗布ばらつきを防止できるため、隣接するセル領域間の隙間を小さくすることが可能となる。このため、マザーセル内にレイアウト可能なセル領域の数を増やすことが可能となる。特に、図4に示したように、隣接するセル領域間に隙間を設けないようなレイアウト(ツライチ面付け)が可能となり、マザーセル10から取り出されるチップ数を増やすことができる。
したがって、この第1実施形態によれば、製造歩留まりを向上することが可能となるとともに、製造コストの低減が可能となる。
上述したような壁部40は、第1セル領域C1の注入口111と第2セル領域C2の接続部131との並び方向(図中のY方向)に沿って延在している。図4に示した例では、複数のセル領域Cは、Y方向に並んで配置されて列を成している。各列は、Y方向に直交するX方向に並んで配置されている。ここで、第1セル領域C1及び第2セル領域C2は、X方向に並んで配置されている。
このようなレイアウトにおいて、各セル領域Cの注入口111はY方向に延びる一端辺側に1箇所存在し、また、各セル領域Cの接続部131は同じくY方向に延びる他端辺側に存在する。X方向に隣接するセル領域間の隙間をゼロとしたレイアウトにおいては、第1セル領域C1の一端辺は、第2セル領域C2の他端辺に相当する。そして、各セル領域Cに配置されるシール材110は、塗布ばらつきや広がりを考慮して、隣接するセル領域に突き出すように塗布されることがある。つまり、シール材110の両端部110A及び110Bは、隣接するセル領域内に到達していることがある。
このようなシール材110に対して、隣接するセル領域内の他端辺側には、壁部40が設けられている。この壁部40は、Y方向に沿って略平行に延在している。このような構成により、隣接するセル領域内に広がるシール材110の量を規制することができる。
また、この壁部40は、各セル領域Cにおいてセルギャップを形成する柱状スペーサSPと同一材料によって形成することが可能である。つまり、壁部40と柱状スペーサSPを同一工程で形成することが可能であり、これにより、壁部40を形成するための新規の工程が不要となり、製造コストを抑制できる。
また、柱状スペーサSPと同一材料によって形成した壁部40は、第1マザー基板20に一体的に形成されるとともに第2マザー基板30に接している。このため、壁部40は、広がるシール材110をせき止めることができ、壁部40を越えて隣接セル領域内に広がることを防止できる。なお、第1マザー基板20と一体的に形成された壁部40については、セル領域CAを分断した後のアレイ基板200上において、接続部131と並んで配置されることになる。
(第2実施形態)
第2実施形態においては、単個のセルにおいて、一対の壁部40A及び40Bは、注入口111が形成された基板端100Aに沿って配置され、注入口111を挟んで対向している。
図5に示した第1構成例では、一対の壁部40A及び40Bは、基板端100Aに略平行な直線状に配置されている。このような略直方体形状の壁部40A及び40Bは、例えば、基板端100Aに沿って延びる長さが5mm〜15mm程度であり、幅が0.05mm〜0.20mm程度であり、高さが3μm〜6μm程度の大きさである。このような壁部40A及び40Bは、シール材110の広がりを防止する作用を有している。これにより、シール材110のセル外への流れ出しを防止することが可能となる。
図6に示した第2構成例では、一対の壁部40A及び40Bは、それぞれ基板端100Aに略平行な部分と基板端100Aに略垂直な部分とを有するL字状に配置されている。このような壁部40A及び40Bは、第1構成例と同様にシール材110のセル外への流れ出しを防止するのに加えて、シール材110の注入口111側への広がりを防止することも可能となる。また、このような壁部40A及び40Bは、注入口111付近において、液晶材料及び封止材112の基板端100Aに沿った方向への広がりを防止することも可能となる。
図7に示した第3構成例では、一対の壁部40A及び40Bは、注入口111を形成するシール材110の端部110A及び端部110Bをそれぞれ囲むU字状に配置されている。このような壁部40A及び40Bも、第1構成例及び第2構成例と同様の作用を有しており、シール材110の広がりをさらに抑制することが可能となるとともに、液晶材料及び封止材112の広がりも抑制することが可能となり、注入口111として必要な断面積を確保することができる。
これらの一対の壁部40A及び40Bは、図8に示すように、それぞれアレイ基板200及び対向基板300にともに接触するように形成されることが望ましい。この場合、壁部40A及び40Bは、アレイ基板200と一体的に形成されても良いし、対向基板300と一体的に形成されても良い。このような壁部40A及び40Bは、柱状スペーサSPを形成する樹脂材料を用いて形成しても良いし、他の絶縁材料及び導電材料によって形成しても良い。
他の絶縁材料としては、画素毎に配置されたカラーフィルタ、画素間に配置されたブラックマトリクス、アクティブエリアを囲むような額縁状の遮光層などの樹脂層(例えば、アクリル樹脂)の他に、層間絶縁層(例えば、酸化シリコン膜や窒化シリコン膜など)などがある。他の導電材料としては、アルミニウムやモリブデンなどの配線材料などがある。
他の絶縁材料や導電層によって壁部を形成する場合には、2種類以上を組み合わせて積層することによって形成することが望ましい。例えば、カラーフィルタの高さは、1μm〜2μm程度であるため、単層よりは複数の層を積層させた状態で壁部40を形成した方が適当な高さが得られるので望ましい。
これにより、壁部40は、他の絶縁材料や導電材料と同時に形成可能であり、壁部40を形成するための新規の工程が不要となるとともに、2種類以上の絶縁材料や導電材料を積層して壁部40を形成することにより、壁部40として必要な高さを容易に実現できる。このような構成の壁部40により、セル外に向かって流れ出そうとするシール材110をせき止めることが可能となる。
また、これらの一対の壁部40A及び40Bは、図9に示すように、アレイ基板200側に形成された第1突起41と、対向基板300側に形成された第2突起42と、によって構成しても良い。すなわち、第1突起41は、アレイ基板200を構成する絶縁材料や導電材料を用いて形成され、高さは約1〜3μm程度である。また、第2突起42は、対向基板300を構成する絶縁材料や導電材料を用いて形成され、高さは約1〜3μm程度である。これらの第1突起41及び第2突起42は、対峙する状態で配置されている。このように、第1突起41と第2突起42との間に微小なギャップが存在していても、図8に示した構成と同様の効果が得られる。
なお、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、その実施の段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合わせてもよい。
図1は、この発明の一実施の形態に係る液晶表示装置の液晶表示パネルの構成を概略的に示す図である。 図2は、図1に示した液晶表示パネルの断面構造を概略的に示す図である。 図3は、分割後に図1に示した液晶表示パネルに相当するチップとなる複数のセル領域を有したマザーセルを示す平面図である。 図4は、第1実施形態において適用可能なセル領域のレイアウトを施したマザーセルを示す平面図である。 図5は、第2実施形態における第1構成例の液晶表示パネルの構造を概略的に示す平面図である。 図6は、第2実施形態における第2構成例の液晶表示パネルの構造を概略的に示す平面図である。 図7は、第2実施形態における第3構成例の液晶表示パネルの構造を概略的に示す平面図である。 図8は、この発明の実施の形態における壁部を含む注入口付近の構造を概略的に示す断面図である。 図9は、この発明の実施の形態における壁部を含む注入口付近の他の構造を概略的に示す断面図である。
符号の説明
10…マザーセル 20…マザー基板 30…マザー基板 40(A、B)…壁部 41…第1突起 42…第2突起 C…セル領域 C1…第1セル領域 C2…第2セル領域 B…境界
100…液晶表示パネル 100A…端部(基板端) 110…シール材 110A…端部 110B…端部 111…注入口 112…封止材 120…アクティブエリア 130…外周部 131…接続部 200…アレイ基板 220…スイッチ素子 230…画素電極 300…対向基板 330…対向電極 400…液晶層 PX…画素 Y…走査線 X…信号線 SP…柱状スペーサ

Claims (7)

  1. 第1セル領域及び第2セル領域を有し、各セル領域のアクティブエリアに対応してマトリクス状に配置された画素電極を備えるとともに各セル領域のアクティブエリア外に信号供給源を接続するための接続部を備えた第1マザー基板と、
    前記第1マザー基板に対向配置された第2マザー基板と、
    液晶層を保持するためのセルギャップを介して前記第1マザー基板と前記第2マザー基板とを貼り合わせるシール材と、
    各セル領域のセルギャップに液晶材料を注入するために前記シール材に形成された注入口と、を備え、
    前記第2セル領域において、前記第1セル領域に配置された前記シール材の前記注入口を形成する両端部に対向するとともに前記第2セル領域の前記接続部に並んで配置された壁部を備えたことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 前記第1セル領域と前記第2セル領域とは隙間なく接して配置されたことを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 各セル領域において、セルギャップを形成するための柱状スペーサを備え、
    前記壁部は、前記柱状スペーサと同一材料によって形成されたことを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  4. アクティブエリアに対応してマトリクス状に配置された画素電極を備えるとともにアクティブエリア外に信号供給源を接続するための接続部を備えた第1基板と、
    前記第1基板に対向配置された第2基板と、
    液晶層を保持するためのセルギャップを介して前記第1基板と前記第2基板とを貼り合わせるシール材と、
    セルギャップに液晶材料を注入するために前記シール材に形成された注入口と、を備え、
    前記第1基板上において、前記接続部に並んで配置された壁部を備えたことを特徴とする液晶表示装置。
  5. アクティブエリアに対応してマトリクス状に配置された画素電極を備えるとともにアクティブエリア外に信号供給源を接続するための接続部を備えた第1基板と、
    前記第1基板に対向配置された第2基板と、
    液晶層を保持するためのセルギャップを介して前記第1基板と前記第2基板とを貼り合わせるシール材と、
    セルギャップに液晶材料を注入するために前記シール材に形成された注入口と、を備え、
    前記注入口が形成された基板端に沿って配置され、前記注入口を挟んで対向する一対の壁部を備えたことを特徴とする液晶表示装置。
  6. 前記壁部は、前記基板端に略平行な直線状、または、前記基板端に略平行な部分と略垂直な部分とを有するL字状、または、注入口を形成する前記シール材の端部を囲むU字状に配置されたことを特徴とする請求項5に記載の液晶表示装置。
  7. 前記壁部は、セルギャップを形成するための柱状スペーサ、画素毎に配置されたカラーフィルタ、基板上に配置された導電層及び絶縁層のうちの少なくとも1つと同一材料によって形成されたことを特徴とする請求項5に記載の液晶表示装置。
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