JP2008261540A - コイン状物の乾燥装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来に比して効率よくかつ効果的に水分除去を行うとともに、経済的にも有利なコイン状物の乾燥装置を提供する。
【解決手段】連続搬送される洗浄後のコイン状物Cに付着した水分を除去するための乾燥装置10であって、それぞれ対向配置された面板部21と側壁部22からなり、コイン状物Cのコイン面C1が摺接しつつ後方から前方へ押圧移動されるコイン通路20と、コイン通路20の面板部21に形成された複数の切欠溝30と、コイン通路20の切欠溝30の外側にエアチャンバ45を形成する外面部材40と、送風機と接続され、エアチャンバ45内の前部46からエアを噴出するエア吹出部50と、エアチャンバ45内に立設されて切欠溝30を介してコイン通路20と該エアチャンバ45とを区画し接続する隔壁部材60とを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、連続搬送される洗浄後のコイン状物に付着した水分を除去するためのコイン状物の乾燥装置に関する。
一般に、遊技施設のスロットマシン等に使用されるメダル等のコイン状物は、表面に付着した手垢等の汚れを除去するために定期的に洗浄される。このようなコイン状物の洗浄を行う場合には、例えば、図12に示すように、連続搬送されるコイン状物Cを洗浄水W中で洗浄する洗浄部190を有するコイン状物の洗浄装置150が用いられる。図示した洗浄装置150では、貯留部151内のコイン状物Cを送出部170によって1枚ずつ送出し、搬送レール180内を列状に押圧移動させて、前記搬送レール180の途中に配設された洗浄部190の洗浄水W1中を通過させて洗浄するように構成される(例えば、特許文献1参照。)。
図において、符号152はコイン状物Cの排出部、191は洗浄水W1が貯留された洗浄部190の洗浄水槽、195は洗浄水槽191内に配置され洗浄水Wに超音波振動を付与してコイン状物Cを洗浄する超音波発信部である。
ところで、上記の如く洗浄されたコイン状物Cでは、通常、洗浄後に表面に付着した水分の除去を行う必要がある。従来、コイン状物Cに付着した水分の除去を行う際には、例えば、図12に示すように、洗浄部190に接続されたコイン通路185にスポンジ160を配置して前記コイン通路185内を移動するコイン状物Cを狭圧して水分を吸収し、さらに、その前方に配置された水分除去部165において、放射熱源の熱照射と送風機からの加熱空気の循環によってコイン状物Cを乾燥させるように構成される。
しかしながら、前記従来の水分除去手段にあっては、金属の材質等によって乾燥むらが生じる等、十分な水分除去を行うことができない場合がある。また、特に、消耗品であるスポンジ160によって水分を吸収する工程を含むことにより、前記スポンジ160を適宜交換する必要があるため作業効率や経済面において不利であり、さらに、スポンジ160による水分吸収を行った後に放射熱源や送風機等を用いた乾燥工程を行うため、火災の危険性や消費電力が大きく経済的に不利となる問題があった。
また、コイン状物Cに付着した水分を除去する手段としては、前記従来の水分除去手段の他、コイン通路185に前記スポンジ160の代わりとして吸水効果を向上させた特殊素材の吸水部材を配置して放射熱源や送風機等を用いずに水分を除去するものや、ロール状の布を回転させてコイン状物Cに付着した水分を拭き取って除去するもの、あるいは、コイン状物Cに高速で噴出されるエアを直接吹き付けるもの等が知られている。
しかしながら、特殊素材の吸水部材は、吸水効果は高いものの汚れに弱く吸水効果の持続性が低いため前記スポンジ160と同様に消耗品として適宜交換する必要があり、しかも高価格であるため特に経済的に不利である。また、ロール状の布による水分の拭き取りでは、前記スポンジ160や特殊素材の吸水部材等に比して吸水効果が劣って十分な水分除去を行うことが困難であり、しかも、使用後に前記ロール状の布の乾燥を行わなければならない等の手間がかかる。さらに、高速で噴出されるエアを直接吹き付ける手段では、コイン状物Cの形状(例えば、表面の凹凸)によって水分除去効果にむらが生じ、十分な水分除去を行うことが困難となる問題がある。
なお、前記した従来の各水分除去手段では、コイン状物Cに付着した水分の除去を行うに際し、例えば洗浄部190の洗浄水W1を40℃以上の温水として温めて該温水中に前記コイン状物Cを通過させる等、あらかじめ前記コイン状物Cを温めなければ十分な水分除去効果を得ることができないため、前記各水分除去手段に加えてコイン状物Cの加熱手段が必要となって、前記加熱手段のための電力消費等のコストがさらにかかるという問題もある。
特開2005−224717号公報
本発明は前記の点に鑑みなされたものであり、従来に比して効率よくかつ効果的に水分除去を行うとともに、経済的にも有利なコイン状物の乾燥装置を提供するものである。
すなわち、請求項1の発明は、連続搬送される洗浄後のコイン状物に付着した水分を除去するための乾燥装置であって、それぞれ対向配置された面板部と側壁部からなり、コイン状物のコイン面が摺接しつつ後方から前方へ押圧移動されるコイン通路と、前記コイン通路の面板部に形成された複数の切欠溝と、前記コイン通路の前記切欠溝の外側にエアチャンバを形成する外面部材と、送風機と接続され、前記エアチャンバ内の前部からエアを噴出するエア吹出部と、前記エアチャンバ内に立設されて前記切欠溝を介して前記コイン通路と該エアチャンバとを区画し接続する隔壁部材とを有することを特徴とするコイン状物の乾燥装置に係る。
請求項2の発明は、前記コイン通路が上下方向に配設され、前記コイン状物が前記コイン通路の下方から上方に移動される請求項1に記載のコイン状物の乾燥装置に係る。
請求項3の発明は、前記対向する面板部のそれぞれに切欠溝、外面部材、エア吹出部及び隔壁部材が形成されている請求項1又は2に記載のコイン状物の乾燥装置に係る。
請求項4の発明は、前記切欠溝が平行な列状に配設されている請求項1ないし3のいずれか1項に記載のコイン状物の乾燥装置に係る。
請求項5の発明は、前記一の面板部と他の面板部とにおける切欠溝の溝方向が互いに異なる請求項4に記載のコイン状物の乾燥装置に係る。
請求項6の発明は、前記隔壁部材が前記切欠溝内に入り込んで設けられている請求項1ないし5のいずれか1項に記載のコイン状物の乾燥装置に係る。
請求項7の発明は、前記隔壁部材が前記切欠溝に対して1つおきに設けられている請求項6に記載のコイン状物の乾燥装置に係る。
請求項8の発明は、前記隔壁部材が外面部材に一体に形成されている請求項1ないし7のいずれか1項に記載のコイン状物の乾燥装置に係る。
請求項1の発明に係るコイン状物の乾燥装置は、連続搬送される洗浄後のコイン状物に付着した水分を除去するための乾燥装置であって、それぞれ対向配置された面板部と側壁部からなり、コイン状物のコイン面が摺接しつつ後方から前方へ押圧移動されるコイン通路と、前記コイン通路の面板部に形成された複数の切欠溝と、前記コイン通路の前記切欠溝の外側にエアチャンバを形成する外面部材と、送風機と接続され、前記エアチャンバ内の前部からエアを噴出するエア吹出部と、前記エアチャンバ内に立設されて前記切欠溝を介して前記コイン通路と該エアチャンバとを区画し接続する隔壁部材とを有するため、連続搬送されるコイン状物に対して様々な方向からエアを吹き付けることができ、従来に比して効率よくかつ効果的に水分除去を行うことが可能となって、経済的にも有利である。
請求項2の発明は、請求項1において、前記コイン通路が上下方向に配設され、前記コイン状物が前記コイン通路の下方から上方に移動されるため、コイン状物の水切りが容易となって、水分除去効果が向上する。
請求項3の発明は、請求項1又は2において、前記対向する面板部のそれぞれに切欠溝、外面部材、エア吹出部及び隔壁部材が形成されているため、コイン状物に対してより多方向からエアを吹き付けることが可能となる。
請求項4の発明は、請求項1ないし3において、前記切欠溝が平行な列状に配設されているため、当該乾燥装置を簡易に構成することができる。
請求項5の発明は、請求項4において、前記一の面板部と他の面板部とにおける切欠溝の溝方向が互いに異なるため、コイン状物に吹き付けるエアをより複雑に流通させることができ、水分除去効果をより向上させることができる。
請求項6の発明は、請求項1ないし5において、前記隔壁部材が前記切欠溝内に入り込んで設けられているため、エアチャンバ内を流通するエアの空気漏れを容易に防止することができる。
請求項7の発明は、請求項6において、前記隔壁部材が前記切欠溝に対して1つおきに設けられているため、コイン通路とエアチャンバとの間でより効率よくエアを流通させることができ、水分除去効果をより向上させることができる。
請求項8の発明は、請求項1ないし7において、前記隔壁部材が外面部材に一体に形成されているため、構成が簡易となって隔壁部材の配置が容易となる。
以下添付の図面に従ってこの発明を詳細に説明する。
図1は本発明の一実施例に係るコイン状物の乾燥装置の上面図、図2は図1の乾燥装置の分解上面図、図3は図1の乾燥装置のA−A断面図、図4は図1の乾燥装置のB−B断面図、図5はエア吹出部の斜視図及び断面図、図6は図3の乾燥装置のX−Xの断面図、図7は図3の乾燥装置のY−Yの断面図、図8は図1の乾燥装置が接続されたコイン状物の洗浄装置の一部を断面とした概略正面図、図9は図8の洗浄装置の送出装置の一部を切欠いた正面図、図10は図8の洗浄装置の搬送レールの一部斜視図、図11は図8の洗浄装置の洗浄部における洗浄状態を示した要部断面図である。
図1〜図3に示す本発明の一実施例に係るコイン状物の乾燥装置10は、連続搬送される洗浄後のコイン状物Cに付着した水分を除去するためのものであって、コイン通路20と、切欠溝30と、外面部材40と、エア吹出部50と、隔壁部材60とを有する。
コイン通路20は、それぞれ対向配置された面板部21と側壁部22からなり、コイン状物Cのコイン面C1が摺接しつつ後方から前方へ押圧移動される。実施例のコイン通路20は、図3及び図4に示すように、一の面板部21Aと、該一の面板部21Aに対向し側壁部22と一体に形成された他の面板部21Bとによってコイン状物Cが1枚ずつ列状に通過可能な空間として形成されている。また、このコイン通路20は、水分が付着したコイン状物Cが移動される際の水切りを可能とするために、上下方向に配設してコイン状物Cがコイン通路20の下方から上方に移動されるように構成される。
切欠溝30は、コイン通路20の面板部21に複数形成された線状の貫通溝である。実施例の切欠溝30は、幅が約5mm、長さが約35mmの線状溝として構成されており、一の面板部21Aに8個形成された切欠溝31(31a〜31h)と、他の面板部21Bに前記各切欠溝31(31a〜31h)の対向位置に8個形成された切欠溝32(32a〜32h)とがそれぞれ設けられている。また、図示の各切欠溝30は、平行な列状に配置され、特に、一の面板部21Aにおける切欠溝31と他の面板部21Bにおける切欠溝32の溝方向が互いに異なるように構成される。なお、この実施例では、図2に示すように、切欠溝31と切欠溝32とがそれぞれコイン状物の移動方向に対して異なる方向に45°で傾斜して形成されている。
外面部材40は、コイン通路20の切欠溝30の外側にエアチャンバ45を形成するものである。実施例の外面部材40は、図4に示すように、断面コの字型の部材であって、切欠溝30が形成された面板部21の外面側を覆うように配置される。また、この外面部材40では、一の面板部21Aの外側に一のエアチャンバ45Aを形成する外面部材41と、他の面板部21Bの外側に他のエアチャンバ45Bを形成する外面部材42がそれぞれ配設される。
エア吹出部50は、図示しない公知の送風機と接続され、エアチャンバ45内の前部46からエアを噴出するように構成される。実施例のエア吹出部50は、図3及び図5に示すように、内部に送風機からのエアが流通するエア流通部52が形成され、エアチャンバ45の前部46側に開口した送風口51を介して前記エアチャンバ45内にエアを噴出するものである。また、このエア吹出部50では、一の面板部21A側のエアチャンバ45Aの前部46A側にエアを噴出する送風口51Aと、他の面板部21Bのエアチャンバ45Bの前部46B側にエアを噴出する送風口51Bが形成されている。実施例において、各送風口51A,51Bは、一の送風口51Aに連通するエア流通部52Aと他の送風口51Bに連通するエア流通部52Bとがそれぞれ送風機との接続部55から分岐して一体に形成されている。なお、図において、符号53は接続部55の反対側の端部に開口しコイン通路20を各面板部21A,21Bの両側から狭持して固定するための固定部、54はコイン通路20を前記固定部53に固定するための固定部材、56は図示しない送風機に接続された送風管である。
隔壁部材60は、エアチャンバ45内に立設されて切欠溝30を介してコイン通路20と該エアチャンバ45とを区画し接続するものである。この隔壁部材60では、図3,6,7に示すように、一の面板部21A側のエアチャンバ45A内に立設される隔壁部材61(61a,61c,61e,61g)と、他の面板部21B側のエアチャンバ45B内に立設される隔壁部材62(62b,62d,62f,62h)とがそれぞれ形成される。実施例では、各隔壁部材61,62がそれぞれ各切欠溝31,32内に入り込んで設けられており、その際、隔壁部材61,62は、前記切欠溝31,32の後方壁面31A,32Aに当接するとともに、各切欠溝31,32の溝深さの略中間点付近まで入り込んで配設される。また、図3に示すように、各隔壁部材61,62は、前記切欠溝31,32に対して1つおきに設けられており、特に、対向位置に形成された各切欠溝31,32において、一の面板部21A側の隔壁部材61と他の面板部21B側の隔壁部材62とがそれぞれ対向しないように交互に配置(切欠溝31a,31c,31e,31dに対して隔壁部材61a,61c,61e,61g、切欠溝32b,32d,32f,32hに対して隔壁部材62b,62d,62f,62h)されている。さらに、この隔壁部材60は、組立作業等を容易にするために、外面部材40に一体に形成されていることが好ましく、図2,6,7に示すように、各外面部材41,42の両側面41A,41B,42A,42Bに亘って設けられている。
次に、当該乾燥装置10によるコイン状物Cの乾燥方法に関し、送風機から前記乾燥装置10へ送風されるエアの流通経路を模式的に説明する。まず、図3に示すように、洗浄後のコイン状物Cがコイン通路20内を後方から前方へ押圧移動されて連続搬送され、図示しない送風機から送風管56を介してエア吹出部50にエアが送風される。その際、送風機から送風されるエアは、最大吐出圧力6.86〜10(kPa)、最大吐出空気量0.58〜0.69(m3/min)である。
送風機から送風されたエアは、図3,6,7に示すように、エア吹出部50の各エア流通部52A,52Bを流通して各送風口51A,51Bからエアチャンバ45A,45B内の前部46A,46B側にそれぞれ噴出される。その際、送風口51Aから噴出されてエアチャンバ45A内を流通するエアは、エアチャンバ45A内の隔壁部材61aに遮断されることによって、切欠溝31aを介して接続されたコイン通路20内に送風される。
一方、送風口51Bから噴出されてエアチャンバ45B内を流通するエアは、切欠溝32aを介してコイン通路20内に送風されるとともに、前記切欠溝32aを通過してエアチャンバ45B内の隔壁部材62bに遮断されて切欠溝32bを介して接続されたコイン通路20内に送風される。そして、エアチャンバ45A内から切欠溝31aを介して送風されたエアと、エアチャンバ45B内から切欠溝32a,32bを介して送風されたエアとが合流して、前記コイン通路20内を流通するように構成される。
次いで、コイン通路20内を流通するエアは、そのまま継続して該コイン通路20内を流通するとともに、切欠溝31bを介して接続されたエアチャンバ45A内に送風されて前記エアチャンバ45A内を流通し、前記エアチャンバ45A内の隔壁部材61cに遮断されて切欠溝31cからコイン通路20内に再度送風されてコイン通路20内を流通するエアと合流する。また、コイン通路20内を流通するエアは、切欠溝32cを介して接続されたエアチャンバ45B内にも送風されて前記エアチャンバ45B内を流通し、前記エアチャンバ45B内の隔壁部材62dに遮断されて切欠溝32dからコイン通路20内に再度送風されてコイン通路20内を流通するエアと合流する。
以後同様に、コイン通路20内を流通するエアは、切欠溝31dからエアチャンバ45A内に送風されて隔壁部材61eによって切欠溝31eからコイン通路20内に送風されるとともに、切欠溝31fからエアチャンバ45A内に送風されて隔壁部材61gによって切欠溝31gからコイン通路20内に送風される一方、切欠溝32eらエアチャンバ45A内に送風されて隔壁部材62fによって切欠溝32fからコイン通路20内に送風されるとともに、切欠溝32gからエアチャンバ45A内に送風されて隔壁部材62hによって切欠溝32hからコイン通路20内に送風される。
上記の如く、当該乾燥装置10では、エアチャンバ45(45A,45B)内を流通するエアを各隔壁部材60(61,62)によって遮断して各切欠溝30(31,32)からコイン通路20内に送風するとともに、コイン通路20内にもエアを流通させることにより、エア吹出部50(51A,51B)から噴出されたエアが前記コイン通路20とエアチャンバ45(45A,45B)との間で様々な方向に流通するように構成される。そのため、コイン通路20内を後方から前方へ連続搬送されるコイン状物Cに対して、移動方向側やコイン面C1側(エアチャンバ45側)等の様々な方向からエアを吹き付けることができる。
また、この乾燥装置10では、コイン通路20が立設されて、コイン状物Cをコイン通路20の下方から上方に移動するように構成されているため、コイン状物Cの水切りが容易となって、効率よく水分を除去することができる。
さらに、切欠溝30(31,32)を平行な列状に配設し、一の面板部21Aと他の面板部21Bとにおける切欠溝31,32の溝方向を互いに異ならせることにより、簡易な構成でコイン状物Cに吹き付けるエアをより複雑に流通させることができ、水分除去効果をより向上させることができる。
また、隔壁部材60(61,62)が切欠溝30(31,32)内に入り込んで設けられることにより、エアチャンバ45(45A,45B)を流通するエアを遮断する際の空気漏れを防止することができ、効率よくコイン通路20内にエアを送風することができる。特に、前記隔壁部材61,62を切欠溝31,32に対して一つおきに設けることにより、コイン通路20とエアチャンバ45(45A,45B)との間でより効率よくエアを流通させることができ、水分除去効果をより向上させることができる。
このように、本発明の乾燥装置10にあっては、従来の乾燥手段のようにスポンジ等の消耗品や放射熱源等を使用することなく、効果的にコイン状物Cの水分除去を行うことができる。また、この実施例では、40℃以上の温水等でコイン状物をあらかじめ温める必要がなく、常温(約20℃)でも十分な水分除去効果を発揮することができた。したがって、従来に比して優れた水分除去効果を発揮することができるとともに、消費電力等が大幅に低減されて経済的にも有利である。
また、本発明の乾燥装置10は、図8に示すように、コイン状物Cを洗浄する洗浄部90にコイン通路20を接続し、コイン洗浄装置100と一体に形成することができる。図において、符号70はコイン状物Cが貯留される貯留部101に貯留された複数のコイン状物Cを1枚ずつ送出して押圧移動させる送出部、80は送出部70から送出されたコイン状物を搬送する搬送レール、102はコイン状物Cの排出部である。
送出部70は、図9に示すように、駆動装置であるモータによって駆動される回転体71を備えた公知の送出装置からなる。この送出部70では、回転体71のポケット部72にコイン状物Cが1枚ずつ収容されて、該回転体71が回転することによって爪板75にガイドされ背板74と摺接して移動され、爪板75により形成された送出路77へ送り込まれて、前方に位置するコイン状物Cを後方から押しながら前記送出路77を介して送出部70外部へ送り出すように構成される。図中の符号73は回転体71の中心突部、76は回転体71の回転軸、78は表厚板を表す。
搬送レール80は、送出部70に接続され、前記コイン通路20と同様に構成されたものであって、図10に示すように、それぞれ対向配置された面板部81と側壁部82からなり、コイン状物Cのコイン面C1が摺接しつつ後方から前方へ押圧移動されるものである。図において、符号83は面板部81に形成された窓部である。
洗浄部90は、図8,11に示すように、洗浄水槽91と超音波発信部95を備えている。この洗浄水槽91は、図示のように、搬送レール80の途中に配設されて所定量の洗浄水Wで満たされている。超音波発信部95は、洗浄水槽91に満たされた洗浄水Wに超音波振動を付与するものであって、搬送レール80に保持されたコイン状物Cのコイン面C1に対して両側に配置されている。搬送レール80に保持されるコインCに付着した手垢や汚れは、窓部83を介して搬送レール80内に浸入する微小な気泡96が圧壊するキャビテーション現象によって除去され、さらに、コイン状物Cの円周部C2は、キャビテーション現象とコイン状物Cの共振とによって効果的に洗浄される。これによって、凹凸のあるコイン状物Cの表面に入り込んだ手垢等の汚れに対しても十分な洗浄効果を得ることができる。また、実施例の超音波発信部95は、最大出力が780Wの超音波発生装置であって所定の周波数を発生させる超音波振動子8個を有しており、各超音波発信部95を、すべての超音波振動子が同一平面上で重ならないように配置している。なお、洗浄水Wとしては、常温(約20℃)の水が使用される。
この実施例では、乾燥装置10のコイン通路20が洗浄部90内に配置された搬送レール80と接続されて前記洗浄部90の上部側に配置されているため、前記洗浄部90において洗浄されたコイン状物Cに付着した水分を直ちに除去することができる。このように、乾燥装置10とコイン洗浄装置100とを一体に形成することにより、洗浄されたコイン状物Cに付着した水分の除去を直ちに行うことができ、汚れのないきれいなコイン状物を効率よく提供することができる。
なお、本発明のコイン状物の乾燥装置は、前述の実施例のみに限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において構成の一部を適宜に変更して実施することができる。実施例では、隔壁部材が切欠溝に入り込んで設けられるように構成したが、切欠溝を介してコイン通路とエアチャンバとを区画し接続する際に前記エアチャンバ内において空気漏れが生じない構成であれば隔壁部材をどのように配置してもよく、例えば、列状に配置された各切欠溝の間に設けても構わない。
また、実施例では、隔壁部材を外面部材に一体に形成したが、面板部と一体に形成することもできる。
図1は本発明の一実施例に係るコイン状物の乾燥装置の上面図である。 図1の乾燥装置の分解上面図である。 図1の乾燥装置のA−A断面図である。 図1の乾燥装置のB−B断面図である。 エア吹出部の斜視図及び断面図である。 図3の乾燥装置のX−Xの断面図である。 図3の乾燥装置のY−Yの断面図である。 図1の乾燥装置が接続されたコイン状物の洗浄装置の一部を断面とした概略正面図である。 図8の洗浄装置の送出装置の一部を切欠いた正面図である。 図8の洗浄装置の搬送レールの一部斜視図である。 図8の洗浄装置の洗浄部における洗浄状態を示した要部断面図である。 従来の乾燥装置が接続されたコイン状物の洗浄装置の一部を断面とした概略正面図である。
符号の説明
10 コイン状物の乾燥装置
20 コイン通路
21 面板部
22 側壁部
30 切欠溝
40 外面部材
45 エアチャンバ
50 エア吹出部
60 隔壁部材
C コイン状物

Claims (8)

  1. 連続搬送される洗浄後のコイン状物に付着した水分を除去するための乾燥装置であって、
    それぞれ対向配置された面板部と側壁部からなり、コイン状物のコイン面が摺接しつつ後方から前方へ押圧移動されるコイン通路と、
    前記コイン通路の面板部に形成された複数の切欠溝と、
    前記コイン通路の前記切欠溝の外側にエアチャンバを形成する外面部材と、
    送風機と接続され、前記エアチャンバ内の前部からエアを噴出するエア吹出部と、
    前記エアチャンバ内に立設されて前記切欠溝を介して前記コイン通路と該エアチャンバとを区画し接続する隔壁部材
    とを有することを特徴とするコイン状物の乾燥装置。
  2. 前記コイン通路が上下方向に配設され、前記コイン状物が前記コイン通路の下方から上方に移動される請求項1に記載のコイン状物の乾燥装置。
  3. 前記対向する面板部のそれぞれに切欠溝、外面部材、エア吹出部及び隔壁部材が形成されている請求項1又は2に記載のコイン状物の乾燥装置。
  4. 前記切欠溝が平行な列状に配設されている請求項1ないし3のいずれか1項に記載のコイン状物の乾燥装置。
  5. 前記一の面板部と他の面板部とにおける切欠溝の溝方向が互いに異なる請求項4に記載のコイン状物の乾燥装置。
  6. 前記隔壁部材が前記切欠溝内に入り込んで設けられている請求項1ないし5のいずれか1項に記載のコイン状物の乾燥装置。
  7. 前記隔壁部材が前記切欠溝に対して1つおきに設けられている請求項6に記載のコイン状物の乾燥装置。
  8. 前記隔壁部材が外面部材に一体に形成されている請求項1ないし7のいずれか1項に記載のコイン状物の乾燥装置。
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