JP2008260912A - 非球形樹脂粒子およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 十分な強度および位置精度が得られる特定の形状を有する非球形樹脂粒子およびその製造方法の提供。
【解決手段】 非球形樹脂粒子は、少なくとも一方向から見た粒子投影像が、各辺が外側に凸である略正六角形状の輪郭を呈するものであって、当該粒子投影像の非球形樹脂粒子の周長をa、長径をbとするとき、aおよびbが関係式(3/π)≦{a/(b×π)}≦0.995を満たすことを特徴とする。この非球形樹脂粒子の製造方法は、真球形状の樹脂粒子を膨潤剤を含む膨潤用液中にて膨潤させて得られる膨潤粒子を並べて、基板上に互いに隣接する3つの膨潤粒子の各中心位置が一平面上において正三角形の頂点位置に位置された状態で当該膨潤用液を除去することにより、少なくとも一方向から見た粒子投影像が略正六角形状である特定の輪郭を有する粒子を形成する工程を含むことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、特定の形状を有する非球形樹脂粒子およびその製造方法に関する。
従来、電子写真用のトナーの外添剤、液晶ディスプレーのスペーサー、医学診断用担体、粒径測定用の標準粒子、クロマトグラフィ用カラム充填剤、化粧品用填剤、塗料などに用いられる樹脂粒子は、ほとんどが真球形状のものであって、例えば特許文献1および特許文献2には、液晶ディスプレーのスペーサーとして真球形状の樹脂粒子を用いる技術が開示されている。
しかしながら、真球形状の樹脂粒子は、使用上、様々な問題があった。例えば、電子写真用のトナーの外添剤として用いる場合は、トナーについての高いクリーニング性および高い耐フィルミング性の両方を満足することができなかった。
また例えば、液晶ディスプレーのスペーサーとして用いる場合は、真球形状の樹脂粒子は強度が低く比較的高い応力を与えられると粒子が変形したり、粒子移動が生じてしまうため、例えば液晶ディスプレーの端部のシール用スペーサーなど応力がかかりやすい部分において一定の距離を維持するスペーサーの作用を十分に果たすことが難しかった。具体的には、液晶ディスプレーを指で押すとフィルムの撓みと共に色相や明度の変化が生じてしまう、などという問題があり、未だ改善されていない。とりわけフレキシブルディスプレーの開発においては、強度と位置精度が共に良好であるスペーサーの開発が待ち望まれている。
特開平7−2913号公報 特開平8−143313号公報
本発明は、以上のような事情を考慮してなされたものであって、その目的は、十分な強度および位置精度が得られる特定の形状を有する非球形樹脂粒子およびその製造方法を提供することにある。
本発明の非球形樹脂粒子は、少なくとも一方向から見た粒子投影像が、各辺が外側に凸である略正六角形状の輪郭を呈する非球形樹脂粒子であって、
当該粒子投影像の非球形樹脂粒子の周長をa、長径をbとするとき、aおよびbが関係式
(3/π)≦{a/(b×π)}≦0.995
を満たすことを特徴とする。
また、本発明の非球形樹脂粒子においては、非球形樹脂粒子における前記一方向に垂直である面を有し、当該面が非球形樹脂粒子による粒子投影像の輪郭に係る略正六角形の長径bの1/10〜9/10の円相当径を有する平面部が形成されていることが好ましく、4/10〜7/10の円相当径を有する平面部が形成されていることがさらに好ましい。
本発明の非球形樹脂粒子の製造方法は、上記の非球形樹脂粒子を製造する方法であって、
真球形状の樹脂粒子を膨潤剤を含む膨潤用液中にて膨潤させて得られる膨潤粒子を並べて、基板上に互いに隣接する3つの膨潤粒子の各中心位置が一平面上において正三角形の頂点位置に位置された状態で当該膨潤用液を除去することにより、少なくとも一方向から見た粒子投影像が略正六角形状である特定の輪郭を有する粒子を形成する工程を含むことを特徴とする。
本発明の非球形樹脂粒子は、一方向から見た粒子投影像が特定の周長率の略正六角形状であるという特定の形状を有するため、応力を受けた際にも過度に変形したり粒子移動が生じることがなく、すなわち高い耐変形性および非移動性を有し、十分な強度および位置精度を発揮し、例えば電子写真用のトナーの外添剤、液晶ディスプレーのスペーサーなどに好適に用いることができる。
非球形樹脂粒子が特定の形状を有することにより高い耐変形性および非移動性が得られる理由は、真球形状の樹脂粒子に比して当該非球形樹脂粒子は平面性を有し、基体に対する接触面積を大きいものとすることができるからであると推測される。
以下、本発明について具体的に説明する。
図1は、本発明の非球形樹脂粒子に係る粒子投影像を概略的に示すものである。
本発明の非球形樹脂粒子は、図1(a)に示されるように、少なくとも一方向から見た粒子投影像が、各辺が僅かに外側に凸の弧状である、実質的に略正六角形状の輪郭を呈するものである。
ここに、実質的に略正六角形状であるとは、電界効果型走査電子顕微鏡(FE−SEM)によって、非球形樹脂粒子がその長径が0.2μm未満である場合は20万倍、その長径が0.2μm以上0.5μm未満である場合は5万倍、その長径が0.5μm以上2μm未満である場合は2万倍、その長径が2μm以上5μm未満である場合は5千倍、その長径が5μm以上20μm未満である場合は2千倍、その長径が20μm以上である場合は5百倍の適正な撮影倍率で撮影した写真について、目視で概略が正六角形状であると認識することができる状態をいう。
以上のような適正な撮影倍率で撮影した写真は、具体的には個々の非球形樹脂粒子が10〜40mm程度の大きさに写っているものである。
また、各辺が外側に凸の弧状であるとは、図1(b)に示されるように、非球形樹脂粒子の粒子投影像10の輪郭における各辺が、当該粒子投影像10の輪郭における各頂点A〜Fにその各頂点が接する状態で内接する仮想正六角形19の各辺に比して、外側に湾曲している状態をいう。
図1において、17は、粒子投影像10に外接する仮想真円である。
そして、本発明の非球形樹脂粒子は、粒子投影像10における当該非球形樹脂粒子の周長をa、長径をbとするとき、aおよびbが関係式:3/π≦{a/(b×π)}≦0.995を満たすものである。
項{a/(b×π)}は、粒子投影像10の長径bと、当該長径bの大きさから算出される真円の周長aとの相対的な差(以下、「非球形度」ともいう。)を表しており、例えば粒子投影像が真円である場合は、非球形度は1となり、粒子投影像が正六角形である場合は、非球形度は3/π(=0.9549296…)となる。
なお、実際上は有効数字を例えば3桁として周長aおよび長径bの計測を行うことができ、この場合、上記の関係式中3/πは0.955とみなされる。
上記項{a/(b×π)}の範囲は、0.955≦{a/(b×π)}≦0.995であることが好ましく、さらに好ましくは0.960≦{a/(b×π)}≦0.991である。
このような非球形度の範囲を満たすことが、液晶スペーサー用途においては、基体上での移動を抑制する観点から、またトナー外添剤用途においては、クリーニング不良を抑制する観点から特に好ましい。
非球形度{a/(b×π)}の値が3/π未満である場合は、その粒子投影像の形状が略正六角形ではない、例えば略五角形、略四角形などのものとなり、電子写真用のトナーの外添剤として添加したときに当該トナー表面に均一に付着させることが困難となってその作用を十分に発揮することができず、一方、非球形度{a/(b×π)}が0.995より大きい場合は、その粒子投影像の形状が真円形状に近いものとなって電子写真用のトナーの外添剤として添加した場合に当該トナーについて高いクリーニング性および高い耐フィルミング性の両方を得ることができないなどの不具合がある。
非球形樹脂粒子の粒子投影像10の周長aは、まず、電界効果型走査電子顕微鏡(FE−SEM)「JSM−7401F」(日本電子社製)によって、非球形樹脂粒子がその長径が0.2μm未満である場合は20万倍、その長径が0.2μm以上0.5μm未満である場合は5万倍、その長径が0.5μm以上2μm未満である場合は2万倍、その長径が2μm以上5μm未満である場合は5千倍、その長径が5μm以上20μm未満である場合は2千倍、その長径が20μm以上である場合は5百倍の適正な撮影倍率で写真を撮影し、この写真に基づいて自在定規またはマープメーターなどにより粒子投影像10の外周の長さを測定したものとされる。なお、このFE−SEMの加速電圧は1.5kV、ワークディスタンスは1.5mmとする。また、ここに、長径bは、樹脂粒子の平面上への投影像を2本の平行線で挟んだとき、その平行線の間隔が最大となる粒子の幅をいう。
このような非球形樹脂粒子の粒径は、当該非球形樹脂粒子の用途によっても異なるが、その長径bが0.2〜100μmの範囲にあることが好ましく、さらに好ましくは1.0〜30μmである。
このような非球形樹脂粒子は、図2に示されるように、例えば、水平方向の断面が略正六角形である略正六角柱状の胴部11の上面に連続して最上面に平面部13aが形成された略半球状の頭部13が形成されると共に当該胴部11の下面に連続して最下面に平面部が形成された略半球状の底部が形成された立体形状を有することが好ましい。
この非球形樹脂粒子の底部に係る平面部は、後述する非球形樹脂粒子の製造方法における膨潤粒子を配列させるための基板に接触した状態で乾燥されることによって形成され、また、頭部13に係る平面部13aは、上面を平板上のものによって圧接された状態で乾燥されることによって形成することができる。
これらの平面部は、例えば、粒子投影像10の長径bの1/10〜9/10の円相当径を有することが好ましく、さらに好ましくは4/10〜7/10の円相当径を有することである。
このような立体形状を有することにより、真球形状の樹脂粒子に比して、大きな平面性を有し、基体および隣接する非球形樹脂粒子に接触する表面積を共に大きいものとすることができることから、より確実に高い耐変形性および非移動性を発現することができる。
以上においては、非球形樹脂粒子を平面部を有するものとして説明してきたが、頭部および底部が平面部を有していることは必須ではない。
また、非球形樹脂粒子は、頭部および底部の一方が平面部を有するものであって他方が平面部を有さないものであってもよい。
また、この非球形樹脂粒子を複数の集合体として用いる場合の長径bの個数基準のメジアン径は、例えば0.1〜100μmであることが好ましい。
非球形樹脂粒子の長径bの個数基準のメジアン径が上記の範囲であることにより、例えば当該非球形樹脂粒子が液晶ディスプレーのスペーサーとしてその端部に充填されて用いられた場合にも、当該液晶ディスプレーを指で押しても色相や明度の変化が生じてしまうなどの問題が発生しないものとすることができる。
また、この非球形樹脂粒子を複数の集合体として用いる場合の長径bのCV値は、例えば1〜15であることが好ましい。
非球形樹脂粒子のCV値が上記の範囲にあることにより、非球形樹脂粒子が高い精度を有して例えば当該非球形樹脂粒子が液晶ディスプレーのスペーサーとしてその端部に充填されて用いられた場合にも、当該液晶ディスプレーを指で押しても色や明度が歪んでしまうなどの問題が発生しないものとすることができる。
非球形樹脂粒子の個数基準の長径bのCV値は、下記式(1)より算出されるものである。
式(1);CV値=(標準偏差/長径bの個数基準のメジアン径)×100
非球形樹脂粒子を構成する樹脂としては、限定されずに従来公知の種々の樹脂を用いることができ、具体的には、例えば、スチレン系樹脂、アルキルアクリレートおよびアルキルメタクリレートなどのアクリル系樹脂、スチレン−アクリル系共重合樹脂、ポリエステル樹脂、シリコーン樹脂、オレフィン系樹脂、アミド樹脂またはエポキシ樹脂などが挙げられる。これらは1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
以上のような樹脂を得るための重合性単量体としては、例えばスチレン、メチルスチレン、メトキシスチレン、ブチルスチレン、フェニルスチレン、クロルスチレンなどのスチレン系単量体;アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸エチルヘキシル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸エチルヘキシルなどの(メタ)アクリル酸エステル系単量体;アクリル酸、フマル酸などのカルボン酸系単量体;ジビニルベンゼン、エチレングリコールジメタクリレート、テトラエチレングリコールジメタクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレートなどを使用することができる。これらは1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
〔非球形樹脂粒子の製造方法〕
本発明の非球形樹脂粒子を製造する方法としては、例えば適宜の重合法、例えば乳化重合法、分散重合法、ソープフリー乳化重合法、シード重合法、懸濁重合法などによって得られる真球形状の樹脂粒子を膨潤剤を含む膨潤用液に浸漬して膨潤させて膨潤粒子を得、この膨潤粒子を、隣り合う3つの膨潤粒子の中心が同一平面上において正三角形の頂点位置に位置されるよう配列させた状態の単層樹脂粒子膜を形成し、この単層樹脂粒子膜から膨潤剤を除去する、
すなわち非球形樹脂粒子が特定の配列位置に拘束された状態で膨潤剤を除去して乾燥させ、図3に示されるように隣り合う3つの非球形樹脂粒子10A,10B,10Cの中心が同一平面状において正三角形の頂点位置に位置された連結体を得、これを解砕することにより、得ることができる。
また、このようにして得られた非球形樹脂粒子をさらに種粒子としてシード重合法を行うことによっても、得ることができる。具体的には、例えば非球形樹脂粒子よりなる種粒子を水系媒体中に分散させ、この水系媒体中に重合性単量体を添加し、これを種粒子の外殻層として重合させ、水系媒体から非球形樹脂粒子を濾別し、当該非球形樹脂粒子を洗浄して乾燥することにより、得ることができる。
ここに、重合法によって得られる真球形状の樹脂粒子とは、個々の真球形状の樹脂粒子について、形状係数が1.0〜1.3であるものをいう。
真球形状の樹脂粒子の形状係数は、以下の式(2)によって算出されるものであって、樹脂粒子の丸さの度合いを示す。
式(2):形状係数={(最大径/2)2 ×π}/投影面積
上記式(2)において、最大径とは、樹脂粒子の平面上への投影像を2本の平行線で挟んだとき、その平行線の間隔が最大となる粒子の幅をいう。また、投影面積とは、樹脂粒子の平面上への投影像の面積をいう。この形状係数は、具体的には、電界効果型走査電子顕微鏡(FE−SEM)「JSM−7401F」(日本電子社製)によって、樹脂粒子がその粒径がメジアン径で0.2μm未満である場合は20万倍、その粒径がメジアン径で0.2μm以上0.5μm未満である場合は5万倍、その粒径がメジアン径で0.5μm以上2μm未満である場合は2万倍、その粒径がメジアン径で2μm以上5μm未満である場合は5千倍、その粒径がメジアン径で5μm以上20μm未満である場合は2千倍、その粒径がメジアン径で20μm以上である場合は5百倍の適正な撮影倍率で写真を撮影し、次いで、この写真をフラットヘッドスキャナー「GT−X700」(エプソン株式会社製)で取り込み、「ルーゼックス AP」(ニレコ株式会社製)を使用して写真画像の解析を行うことにより測定されるものである。この際、100個の樹脂粒子を使用して形状係数が算出され、1枚の写真中に100個の樹脂粒子が写っていない場合は、同じ撮影倍率で撮影された写真を複数枚使用して合計100個の樹脂粒子像によって形状係数が算出される。
非球形樹脂粒子の略正六角形状の粒子投影像の輪郭を構成する各辺の外側に凸の形状は、膨潤剤による膨潤の程度と膨潤剤を除去する速度を調整することにより、制御することができる。例えば、用いる膨潤剤の種類によって膨潤剤が除去される速度は異なるが、この膨潤剤の除去の速度が大きいと膨潤粒子同士の融着が促進されて非球形度{a/(b×π)}が小さいものとなって得られる非球形樹脂粒子の形状が正六角形に近いものとなり、膨潤剤の除去の速度が小さいと非球形度{a/(b×π)}が大きいものとなって得られる非球形樹脂粒子の形状が真球形に近いものとなる。
非球形樹脂粒子を製造するための方法として、真球形状の樹脂粒子を分散重合法により得る場合の一例を具体的に示すと、
(1)分散安定剤を例えばアルコール系溶媒中に溶解させる工程、
(2)重合性単量体をアルコール系溶媒中に溶解させる単量体溶解調製工程、
(3)重合性単量体を重合させて真球形状の樹脂粒子を得る重合工程、
(4)アルコール系溶媒から真球形状の樹脂粒子を濾別もしくは遠心分離し、当該真球形状の樹脂粒子を洗浄する濾過・洗浄工程、
(5)洗浄処理された真球形状の樹脂粒子を膨潤用液に添加して膨潤させることにより膨潤粒子を得る膨潤工程、
(6)膨潤粒子を基板上に特定の状態に配列させて単層樹脂粒子膜を形成する膨潤粒子配列工程、
(7)単層樹脂粒子膜を加熱して乾燥させて乾燥単層樹脂粒子膜を得る乾燥工程、
(8)乾燥単層樹脂粒子膜を解砕して非球形樹脂粒子を得る解砕工程
から構成される。
ここに、濾過・洗浄工程(4)を行うことは必須ではなく、重合工程(3)で得られた真球形状の樹脂粒子が重合の媒体となったアルコール系溶媒を膨潤用液として既に膨潤されているために、これを膨潤粒子として膨潤粒子配列工程(6)を行うことができるが、重合後に残留する未反応の重合性単量体や分散安定剤などを除去することにより取り扱い性が向上するために、濾過・洗浄工程(4)を行うことが好ましい。
また、重合工程(3)で得られた真球形状の樹脂粒子が既に膨潤されていることから膨潤工程(5)を行うことも必須ではないが、重合に係るアルコール系溶媒(膨潤剤)と膨潤工程(5)において用いる膨潤剤の種類などをそれぞれ調整することにより、得られる非球形樹脂粒子の非球形度{a/(b×π)}を制御することができることから、膨潤工程(5)を行うことが好ましい。
以上において、アルコール系溶媒としては、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、およびこれらと水との混合溶液を例示することができる。
以上のようなアルコール系溶媒中における重合工程を経て得られる粒子は、粒子表面に角を有さない丸みを帯びた実質的に真球形状のものとなる。
そして、以上の重合工程において得られる真球形状の樹脂粒子の平均粒径は、体積基準のメジアン径で例えば0.2〜10.0μmの範囲にあることが好ましい。
この真球形状の樹脂粒子の体積基準のメジアン径は、「マスターサイザー2000」(Malvern lnstruments Ltd社製)を用いて測定されるものである。
具体的には、0.07gの「チャーミークイック」(ライオン社製)を1Lの水で希釈した溶液中に真球形状の樹脂粒子1gを投入し、超音波洗浄器「US−1」(エスエスディ社製)によって1分間分散処理を行った後、サンプル投入部より「マスターサイザー2000」に添加していき、測定可能領域になった時点より測定を開始することにより、測定されるものである。
膨潤工程において膨潤粒子を得るための膨潤剤としては、真球形状の樹脂粒子を膨潤させることができるものであれば特に限定されないが、例えば、アセトン、メタノール、エタノール、イソプロピパノールが挙げられ、これらは水と混合して膨潤用液として用いることもできる。
このような膨潤剤の使用量は、真球形状の樹脂粒子100質量部に対して、1〜100,000質量部であることが好ましく、より好ましくは10〜1,000質量部である。
膨潤粒子配列工程において、膨潤粒子による単層樹脂粒子膜を形成するための基板としては、膨潤粒子の配列を阻害する凹凸を有さない平滑なガラス、PETフィルム、またはあらかじめ複数の凹部が、隣接する3つの凹部の各中心が正三角形状に配置される状態に形成された基板(以下、「特定の凹部を有する基板」という。)などを用いることができる。
そして、膨潤粒子配列工程において、膨潤粒子は、互いに隣接する3つの膨潤粒子の中心が同一平面上において正三角形の頂点位置に位置されるよう、すなわち、六方最密充填配列の1段分の配列状態で基板上に配列される。
このように基板上に配列された膨潤粒子は、基板に鉛直な方向から見た粒子投影像が、正六角形状の輪郭を呈するものである。すなわち、6つの辺を形成する線分が直線状となっている。
このような配列を達成する方法としては、特定の凹部を有する基板、具体的にはシャーレやトレイ状の容器の底部によって、樹脂粒子が1層で配列する量を秤量して置き、膨潤用液を樹脂粒子が浸漬する程度に加え、自然乾燥させた後に容器の縁に近接しない領域を取る方法がある。他の方法としては、膨潤用液に真球形状の樹脂粒子が浸漬されて得られる膨潤粒子含有溶液を基板上に均一に塗布した後、膨潤用液を、隣接する膨潤粒子間に間隙がなく、従って当該樹脂粒子同士が互いに接触して過剰の膨潤用液が存在しない状態(以下、「適正膨潤用液量の状態」という。)が得られるまで除去する方法、膨潤粒子含有溶液を基板上に噴霧する方法、膨潤粒子含有溶液を基板上に塗布した後、圧力をかけた状態で膨潤用液を適正膨潤用液量の状態が得られるまで除去する方法、および、特定の凹部を有する基板上に膨潤粒子含有溶液を塗布した後、膨潤用液を適正膨潤用液量の状態が得られるまで除去する方法などが挙げられる。なお、膨潤粒子含有溶液を基板上に噴霧する方法においては、膨潤粒子が並ぶ基板上において過剰の膨潤用液が存在する場合はこれを適正膨潤用液量の状態となるまで除去することができる。
基板上に均一に塗布する方法としては、「K CONTROL COATER MODEL 101」(RK Print−Coat Instruments Limited製)などの延伸機を用いる方法が挙げられる。
また、膨潤用液を除去する方法としては、後述する乾燥工程における乾燥方法と同様の方法などを挙げることができ、膨潤粒子配列工程(6)において適正膨潤用液量の状態が得られるまで余剰の膨潤用液を除去する除去処理と、適正膨潤用液量の状態が達成された単層樹脂粒子膜を乾燥させて特定の略正六角形状を形成させる乾燥工程(7)の乾燥処理とは、連続的に行うことができる。
乾燥工程において、乾燥方法としては、従来公知の適宜の乾燥機などを用いることができ、得られる非球形樹脂粒子の用途によっても異なるが、単層樹脂粒子膜を乾燥させる温度は例えば常温〜100℃、乾燥時間は例えば5分間〜10時間とされる。
乾燥工程を経て得られる乾燥単層樹脂粒子膜を構成する個々の非球形樹脂粒子は、膨潤粒子の体積よりもわずかに体積が収縮したものであって、膨潤粒子を構成する樹脂の適度な弾性率により、その角部分や辺部分に丸みが形成されたものである。
以上のようにして得られる非球形樹脂粒子は、水平方向の断面が略正六角形である略正六角柱状の胴部の上面に連続して略半球状の頭部が形成されると共に、前記胴部の下面に連続して平面部を有する略半球状の底部が形成された立体形状のものである。
以上のような非球形樹脂粒子は、特定の形状を有するため、応力を受けた際に過度に変形することなく十分な強度および位置精度を有し、例えば電子写真用のトナーの外添剤、液晶ディスプレーのスペーサーなどに好適に用いることができる。
以上、説明したような非球形樹脂粒子は、例えば電子写真用のトナー母体粒子に添加されて当該トナーを形成する外添剤として用いることができる。
以下、外添剤として本発明の非球形樹脂粒子を含有するトナーについて説明する。
トナーは、結着樹脂および着色剤を含有するトナー粒子よりなるものであって、本発明の非球形樹脂粒子よりなる外添剤が添加されたものである。具体的には、結着樹脂および着色剤を含有するトナー母体粒子に、本発明の非球形樹脂粒子が添加されることによってトナー粒子が構成されている。
トナー母体粒子に外添剤が添加されることによって、良好な流動性、帯電性、クリーニング性などを得ることができる。
非球形樹脂粒子のトナー母体粒子への添加量は、その合計が、トナー母体粒子100質量部に対して0.05〜5質量部の範囲であることが好ましく、より好ましくは0.1〜3質量部の範囲である。
〔結着樹脂〕
トナー母体粒子を構成する結着樹脂としては、特に限定されず、一般に結着樹脂として用いられているものを用いることができる。具体的には、例えばスチレン系樹脂、アルキルアクリレートおよびアルキルメタクリレートなどのアクリル系樹脂、スチレン−アクリル系共重合樹脂、ポリエステル樹脂、シリコーン樹脂、オレフィン系樹脂、アミド樹脂またはエポキシ樹脂などが挙げられ、特に、透明性や重ね合わせ画像の色再現性を向上させるために、透明性が高く、溶融特性が低粘度で高いシャープメルト性を有する、スチレン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエステル樹脂が好適に挙げられる。これらは1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
このような結着樹脂は、例えば、数平均分子量(Mn)が3000〜6000、重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の比Mw/Mnが2〜6、ガラス転移点温度(Tg)が50〜70℃、軟化点温度が90〜110℃であることが好ましい。
〔着色剤〕
トナー母体粒子を構成する着色剤としては、特に限定されず、従来公知の顔料および染料を用いることができる。
例えば、マゼンタもしくはレッド用の着色剤としては、C.I.ピグメントレッド2、C.I.ピグメントレッド3、C.I.ピグメントレッド5、C.I.ピグメントレッド6、C.I.ピグメントレッド7、C.I.ピグメントレッド15、C.I.ピグメントレッド16、C.I.ピグメントレッド48;1、C.I.ピグメントレッド53;1、C.I.ピグメントレッド57;1、C.I.ピグメントレッド122、C.I.ピグメントレッド123、C.I.ピグメントレッド139、C.I.ピグメントレッド144、C.I.ピグメントレッド149、C.I.ピグメントレッド166、C.I.ピグメントレッド177、C.I.ピグメントレッド178、C.I.ピグメントレッド222などが挙げられる。
また、オレンジもしくはイエロー用の着色剤としては、C.I.ピグメントオレンジ31、C.I.ピグメントオレンジ43、C.I.ピグメントイエロー12、C.I.ピグメントイエロー13、C.I.ピグメントイエロー14、C.I.ピグメントイエロー15、C.I.ピグメントイエロー74、C.I.ピグメントイエロー93、C.I.ピグメントイエロー94、C.I.ピグメントイエロー138などが挙げられる。
また、グリーンもしくはシアン用の着色剤としては、C.I.ピグメントブルー15、C.I.ピグメントブルー15;2、C.I.ピグメントブルー15;3、C.I.ピグメントブルー15;4、C.I.ピグメントブルー16、C.I.ピグメントブルー60、C.I.ピグメントブルー62、C.I.ピグメントブルー66、C.I.ピグメントグリーン7などが挙げられる。
さらに、黒色用の着色剤としては、具体的には、例えばファーネスブラック、チャンネルブラック、アセチレンブラック、サーマルブラック、ランプブラックなどのカーボンブラックが挙げられる。
以上の着色剤は、単独でまたは2種類以上を組み合わせて用いることができる。
また、トナー母体粒子における着色剤の含有量は、1〜30質量%の範囲であることが好ましく、より好ましくは2〜20質量%の範囲である。
着色剤としては、表面改質されたものを使用することもできる。その表面改質剤としては、従来公知のものを使用することができ、具体的にはシランカップリング剤、チタンカップリング剤、アルミニウムカップリング剤などが好ましく用いることができる。
〔離型剤〕
トナー母体粒子中には、オフセット現象の抑止に寄与する離型剤が含有されていてもよい。ここに、離型剤としては、特に限定されるものではなく、例えば、ポリエチレンワックス、酸化型ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックス、酸化型ポリプロピレンワックス、カルナウバワックス、サゾールワックス、ライスワックス、キャンデリラワックス、ホホバ油ワックス、蜜ろうワックスなどを挙げることができる。
トナー母体粒子中における離型剤の含有割合としては、トナー母体粒子を形成する結着樹脂100質量部に対して通常0.5〜5質量部とされ、好ましくは1〜3質量部とされる。
〔トナー母体粒子の粒径〕
このようなトナー母体粒子の平均粒径は、例えば体積基準のメジアン径で4〜10μmであることが好ましく、さらに好ましくは6〜9μmとされる。この平均粒径は、乳化重合凝集法において使用する凝集剤(塩析剤)の濃度や有機溶媒の添加量、融着時間、重合体の組成によって制御することができる。
トナー母体粒子の粒径が体積基準のメジアン径で上記の範囲にあることにより、転写効率が高くなってハーフトーンの画質が向上し、細線やドットなどの画質が向上する。
トナー母体粒子の体積基準のメジアン径は、「コールターマルチサイザー3」(ベックマン・コールター社製)に、データ処理用のコンピューターシステム(ベックマン・コールター社製)を接続した装置を用いて測定・算出されるものである。
具体的には、トナー母体粒子の粉体0.02gを、界面活性剤溶液20mL(トナーの分散を目的として、例えば界面活性剤成分を含む中性洗剤を純水で10倍希釈した界面活性剤溶液)に添加して馴染ませた後、超音波分散を1分間行い、トナー分散液を調製し、このトナー分散液を、サンプルスタンド内の電解液「ISOTONII」(ベックマン・コールター社製)の入ったビーカーに、測定装置の表示濃度が8%になるまでピペットにて注入する。ここで、この濃度範囲にすることにより、再現性のある測定値を得ることができる。測定装置において、測定粒子カウント数を25,000個、アパーチャ径を50μmにし、測定範囲である1〜30μmの範囲を256分割しての頻度値を算出し、体積積算分率が大きい方から50%の粒子径(体積D50%径)が体積基準のメジアン径とされる。
〔現像剤〕
以上のようなトナーは、磁性または非磁性の一成分現像剤として使用することもできるが、キャリアと混合して二成分現像剤として使用してもよい。トナーを二成分現像剤として使用する場合において、キャリアとしては、鉄、フェライト、マグネタイトなどの金属、それらの金属とアルミニウム、鉛などの金属との合金などの従来から公知の材料からなる磁性粒子を用いることができ、特にフェライト粒子が好ましい。また、キャリアとしては、磁性粒子の表面を樹脂などの被覆剤で被覆したコートキャリアや、バインダー樹脂中に磁性体微粉末を分散してなるバインダー型キャリアなど用いてもよい。
コートキャリアを構成する被覆樹脂としては、特に限定はないが、例えばオレフィン系樹脂、スチレン系樹脂、スチレン−アクリル系樹脂、シリコーン系樹脂、エステル樹脂、フッ素樹脂などが挙げられる。また、樹脂分散型キャリアを構成する樹脂としては、特に限定されず公知のものを使用することができ、例えばスチレン−アクリル系樹脂、ポリエステル樹脂、フッ素樹脂、フェノール樹脂などを使用することができる。
キャリアの体積基準のメジアン径としては20〜100μmであることが好ましく、さらに好ましくは20〜60μmとされる。キャリアの体積基準のメジアン径は、代表的には湿式分散機を備えたレーザ回折式粒度分布測定装置「ヘロス(HELOS)」(シンパティック(SYMPATEC)社製)により測定されるものである。
好ましいキャリアとしては、耐スペント性の観点から、被覆樹脂としてシリコーン系樹脂、オルガノポリシロキサンとビニル系単量体との共重合樹脂(グラフト樹脂)またはポリエステル樹脂を用いたコートキャリアが挙げられ、特に、耐久性、耐環境安定性および耐スペント性の観点から、オルガノポリシロキサンとビニル系単量体との共重合樹脂(グラフト樹脂)に、イソシアネートを反応させて得られた樹脂で被覆したコートキャリアを好ましく挙げられる。
このような非球形樹脂粒子を外添剤として有するトナーによれば、クリーニングブレードと感光体の隙間に当該非球形樹脂粒子が一定量溜まり、トナーのクリーニングブレードすり抜けが抑止されることによって高いクリーニング性が得られると共に、この溜まった非球形樹脂粒子によって感光体上のフィルミングの原因物質が研磨されることによって高い耐フィルミング性が得られる。
以上、本発明について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変更を加えることができる。
例えば、本発明の非球形樹脂粒子は、少なくとも1つの面から見た粒子投影像が特定の略正六角形状を有するものであればよい。
以下、本発明の具体的な実施例について説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
<実施例1:分散重合法による非球形樹脂粒子の製造>
撹拌装置、加熱冷却装置、窒素導入装置、および原料・助剤仕込み装置を備えた反応容器に、ポリビニルピロリドン6.3gをメタノール242gに溶解させた溶液を仕込み、窒素気流下100rpmの撹拌速度で撹拌しながら、内温を60℃に昇温させた。この溶液にスチレン66.6g、アゾビスイソブチロニトリル0.8gを投入し、24時間重合を行い、ポリスチレンよりなる単分散性の高い真球微粒子分散液〔a〕を得た。この真球微粒子分散液〔a〕から遠心分離機により樹脂粒子を分離し、メタノール置換による洗浄を2回行い、真球微粒子〔a〕を得た。この真球微粒子〔a〕は体積基準のメジアン径が2.0μm、CV値は7.5であった。なお、平均粒径およびCV値は、「マスターサイザー2000」(Malvern lnstruments Ltd社製)を用いて測定した値である。この真球微粒子〔a〕56gを(エタノール/水)が(8/2)の割合で混合された膨潤用液124gに浸漬させた膨潤粒子分散液〔a〕をガラス板上に塗布し、「K CONTROL COATER MODEL 101」(RK Print−Coat Instruments Limited製)を用いて均一に延伸し、50℃において加熱して乾燥させ、その後、剥離し、ホモジナイザー「CM−100」(アズワン社製)にかけて粒子投影像が略正六角形状の非球形樹脂粒子〔A〕を得た。この非球形樹脂粒子〔A〕の粒子投影像の周長aは、6.02μm、粒子投影像の長径bの個数基準のメジアン径は、1.98μm、長径bのCV値は7.62、非球形度{a/(b×π)}は0.968であった。
ただし、非球形樹脂粒子〔A〕の粒子投影像の周長aは、まず、電界効果型走査電子顕微鏡(FE−SEM)「JSM−7401F」(日本電子社製)によって、非球形樹脂粒子がその長径がメジアン径で0.2μm未満である場合は20万倍、その長径がメジアン径で0.2μm以上0.5μm未満である場合は5万倍、その長径がメジアン径で0.5μm以上2μm未満である場合は2万倍、その長径がメジアン径で2μm以上5μm未満である場合は5千倍、その長径がメジアン径で5μm以上20μm未満である場合は2千倍、その長径がメジアン径で20μm以上である場合は5百倍の適正な撮影倍率で写真を撮影し、この写真に基づいて自在定規により粒子投影像の外周の長さを測定したものであり、当該非球形樹脂粒子〔A〕の粒子投影像の長径bは、当該写真における粒子投影像を2本の平行線で挟んだとき、その平行線の間隔が最大となる粒子の幅を測定したものである。
<実施例2:シード重合法による非球形樹脂粒子の製造>
上記の非球形樹脂粒子〔A〕を種粒子としてシード重合を行った。すなわち、このポリスチレンよりなる非球形樹脂粒子〔A〕を含有する非球形樹脂粒子分散液(固体分濃度4%)50gを調製した。一方、1−クロロドデカン1.95gおよびドデシル硫酸ナトリウム0.067gを純水51.9gの中に分散させてマイクロエマルジョンを調製し、前記非球形樹脂粒子分散液をこのマイクロエマルジョンに混合し、室温において18時間撹拌し、その後、この非球形樹脂粒子分散液を撹拌装置、加熱冷却装置、窒素導入装置、および原料・助剤仕込み装置を備えた反応容器に仕込み、スチレン1.9g、メタクリル酸メチル1.9g、アゾビスイソブチロニトリル0.034gを加え、室温において100rpmの撹拌速度で2時間撹拌した。次いで、重合度500のポリビニルアルコール10%水溶液60gを加えさらに1時間撹拌した。さらに、内温を70℃に昇温させ8時間重合を行い単分散性の高い樹脂粒子分散液〔b〕を得た。この樹脂粒子分散液〔b〕から遠心分離機により樹脂粒子を分離し、メタノール置換による洗浄を2回、水置換による洗浄を2回行った後、乾燥し、粒子投影像が略正六角形の非球形樹脂粒子〔B〕を得た。この非球形樹脂粒子〔B〕の粒子投影像の周長aは、7.48μm、粒子投影像の長径bの個数基準のメジアン径は、2.43μm、長径bのCV値は6.3、非球形度{a/(b×π)}は0.980であった。
ただし、非球形樹脂粒子〔B〕の粒子投影像の周長a、および長径bは、実施例1と同様にして測定したものである。
<実施例3:分散重合法による非球形樹脂粒子の製造>
撹拌装置、加熱冷却装置、窒素導入装置、および原料・助剤仕込み装置を備えた反応容器に、ポリビニルピロリドン6.3gをメタノール200gおよび水40gに溶解させた溶液を仕込み、窒素気流下100rpmの撹拌速度で撹拌しながら、内温を60℃に昇温させた。この溶液にメタクリル酸メチル66.6g、アゾビスイソブチロニトリル0.8gを投入し、24時間重合を行い、ポリメタクリル酸メチルよりなる単分散性の高い真球微粒子分散液〔c〕を得た。この真球微粒子分散液〔c〕から遠心分離機により樹脂粒子を分離し、エタノール置換による洗浄を2回行い、真球微粒子〔c〕を得た。この真球微粒子〔c〕は体積基準のメジアン径が2.6μm、CV値は12.3であった。この真球微粒子〔c〕56gを(メタノール/水)が(9/1)の割合で混合された膨潤用液124gに浸漬させた膨潤粒子分散液〔c〕を二軸延伸PETフィルム上に噴霧し、「K CONTROL COATER MODEL 101」(RK Print−Coat Instruments Limited製)を用いて均一に延伸して当該二軸延伸PETフィルム上に単層樹脂粒子膜を形成し、60℃において加熱して乾燥させ、その後、剥離し、ホモジナイザー「CM−100」(アズワン社製)にかけて粒子投影像が略正六角形状の非球形樹脂粒子〔C〕を得た。この非球形樹脂粒子〔C〕の粒子投影像の周長aは、7.86μm、粒子投影像の長径bの個数基準のメジアン径は、2.52μm、長径bのCV値は13.1、非球形度{a/(b×π)}は0.933であった。
ただし、非球形樹脂粒子〔C〕の粒子投影像の周長a、および長径bは、実施例1と同様にして測定したものである。
<実施例4>
実施例1と同様にして真球微粒子〔a〕を得、この真球微粒子〔a〕72gを(エタノール/水)が(8/2)の割合で混合された膨潤用液168gに浸漬させた膨潤粒子分散液〔a3〕を、ガラス板上に塗布し、「K CONTROL COATER MODEL 101」(RK Print−Coat Instruments Limited製)を用いて均一に延伸し、次いで、平均孔径が0.5μmである孔が多数形成されたポリエーテルイミド膜を圧接して当該基板上に単層樹脂粒子膜を形成し、50℃において加熱して乾燥させ、その後、剥離し、ホモジナイザー「CM−100」(アズワン社製)にかけて粒子投影像が略正六角形状の非球形樹脂粒子〔D〕を得た。この非球形樹脂粒子〔D〕の粒子投影像の周長aは、5.81μm、粒子投影像の長径bの個数基準のメジアン径は、1.93μm、長径bのCV値は7.58、非球形度{a/(b×π)}は0.959であった。
ただし、非球形樹脂粒子〔D〕の粒子投影像の周長a、および長径bは、実施例1と同様にして測定したものである。
<比較例1:分散重合法による樹脂粒子の製造>
撹拌装置、加熱冷却装置、窒素導入装置、および原料・助剤仕込み装置を備えた反応容器に、ポリビニルピロリドン6.3gをメタノール242gに溶解させた溶液を仕込み、窒素気流下100rpmの撹拌速度で撹拌しながら、内温を60℃に昇温させた。この溶液にスチレン66.6g、アゾビスイソブチロニトリル0.8gを投入し、24時間重合を行い、ポリスチレンよりなる単分散性の高い真球微粒子分散液〔x〕を得た。この真球微粒子分散液〔x〕から遠心分離機により樹脂粒子を分離し、メタノール置換による洗浄を2回、水置換による洗浄を2回行い、真球微粒子〔x〕を得た。この真球微粒子〔x〕は体積基準のメジアン径が1.7μm、CV値は7.3であった。この真球微粒子分散液〔x〕を濾過し、乾燥させることにより、樹脂粒子〔X〕を得た。この樹脂粒子〔X〕は非球形度{a/(b×π)}が1.000であって、ほぼ真球形状であった。
ただし、樹脂粒子〔X〕の粒子投影像の周長a、および長径bは、実施例1と同様にして測定したものである。
<比較例2:分散重合法による樹脂粒子の製造>
比較例1と同様にして真球微粒子〔x〕を得、この真球微粒子〔x〕56gを(メタノール/水)が(1/9)の割合で混合された膨潤用液124gに浸漬させた膨潤粒子分散液〔y〕を用いて実施例1と同様にしてガラス板上に単層樹脂粒子膜を形成し、50℃において加熱して乾燥させ、その後、剥離し、ホモジナイザー「CM−100」(アズワン社製)にかけて樹脂粒子〔Y〕を得た。この樹脂粒子〔Y〕は粒子投影像が略正六角形状であって、その非球形度{a/(b×π)}は0.998であった。
ただし、樹脂粒子〔Y〕の粒子投影像の周長a、および長径bは、実施例1と同様にして測定したものである。
<比較例3:懸濁重合法による樹脂粒子の製造>
スチレン35g、アゾビスイソブチロニトリル0.42gを、重合度500のポリビニルアルコール17.5g、「ペレックスSSH」(花王社製)0.35g、および純水300gの混合液中に投入し、TKホモミキサーで7000rpm、20分間乳化処理を行い、乳化液を調製した。この乳化液を撹拌装置、加熱冷却装置、窒素導入装置、および原料・助剤仕込み装置を備えた反応容器に仕込み、100rpmの撹拌速度で70℃において8時間撹拌を行い、ポリスチレンよりなる真球微粒子分散液〔z〕を得た。この真球微粒子分散液〔z〕から遠心分離機により樹脂粒子を分離し、メタノール置換による洗浄を2回行い、真球微粒子〔z〕を得た。この真球微粒子〔z〕は体積基準のメジアン径が2.8μm、CV値は32.5であった。この真球微粒子〔z〕30gを(メタノール/水)が(1/9)の割合で混合された膨潤用液100gに分散させた真球微粒子分散液〔z〕をガラス板上に塗布し、「K CONTROL COATER MODEL 101」(RK Print−Coat Instruments Limited製)を用いて均一に延伸して当該ガラス板上に単層樹脂粒子膜を形成したが、真球微粒子〔z〕がきれいに六方最密充填配列しなかった。これを50℃において加熱して乾燥させ、その後、剥離し、ホモジナイザー「CM−100」(アズワン社製)にかけて樹脂粒子〔Z〕を得た。この樹脂粒子〔Z〕における個々の樹脂粒子は、その形状が一様ではなく、粒子投影像が真円形状〜多角形状であった。
<トナー製造例>
〔樹脂粒子分散液の製造例1〕
撹拌装置、加熱冷却装置、窒素導入装置、および原料・助剤仕込み装置を備えた反応容器に、ドデシルスルホン酸ナトリウム4質量部をイオン交換水2800質量部に溶解させた界面活性剤溶液を仕込み、窒素気流下200rpmの撹拌速度で撹拌しながら、内温を80℃に昇温させた。この溶液に、過硫酸カリウム10質量部をイオン交換水400質量部に溶解させた溶液を添加し、スチレン530質量部、n−ブチルアクリレート200質量部、メタクリル酸70質量部、n−オクチルメルカプタン16質量部からなる単量体混合液を90分間かけて滴下した後、120分間加熱を保持し重合させることによりラテックス〔A1〕を調製した。
スチレン116質量部、n−ブチルアクリレート47質量部、メタクリル酸12質量部、n−オクチルメルカプタン2質量部からなる単量体混合液に、ポリエチレンワックス70質量部を添加し、80℃に加温し溶解させて単量体溶液を調製した。一方、ドデシルスルホン酸ナトリウム3質量部をイオン交換水700質量部に溶解させた界面活性剤溶液を80℃に加熱し、前記単量体混合液と界面活性剤溶液とを混合した後、機械式分散機「クレアミックス(CLEARMIX)」(エムテクニック社製)にて30分間処理して乳化分散液を調製した。
撹拌装置、加熱冷却装置、窒素導入装置、および原料助剤仕込み装置を備えた反応容器に、イオン交換水1700質量部と前記ラテックス〔A1〕160質量部を仕込み、窒素気流下200rpmの撹拌速度で撹拌しながら、内温を80℃に昇温させた。この溶液に、前記乳化分散液と、過硫酸カリウム6質量部をイオン交換水240質量部に溶解させた溶液を添加し、2時間重合させることによりラテックス〔B1〕を得た。
このラテックス〔B1〕に、過硫酸カリウム5質量部をイオン交換水220質量部に溶解させた溶液を添加し、スチレン338質量部、n−ブチルアクリレート110質量部、n−オクチルメルカプタン7質量部からなる単量体混合液を90分間かけて滴下した後、120分間加熱を保持し重合させ、体積基準のメジアン径が156nmのラテックス〔C1〕を得た。
〔着色剤分散液の製造例〕
n−ドデシル硫酸ナトリウム12質量部をイオン交換水300質量部に撹拌溶解し、撹拌を継続しながら、カーボンブラック「リーガル330」(キャボット社製)84質量部を徐々に添加し、次いで、機械式分散機「クレアミックス(CLEARMIX)」(エムテクニック社製)を用いて分散させて体積基準のメジアン径が170nmである着色剤分散液〔1〕を得た。
〔トナーの製造例〕
撹拌装置、加熱冷却装置、および原料・助剤仕込み装置を備えた反応容器に、イオン交換水1300質量部、前記ラテックス〔C1〕790質量部、および前記着色剤分散液〔1〕163質量部を仕込み、200rpmの撹拌速度で撹拌しながら、5mol/Lの水酸化ナトリウム水溶液を加えてpHを10に調整した。次いで、塩化マグネシウム6水和物27質量部をイオン交換水27質量部に溶解させた水溶液を、撹拌下、10分間かけて添加した。その後、86℃まで昇温し、その状態で「コールターカウンターTA−III 」(ベックマン・コールター社製)にて会合粒子の粒径を測定し、体積基準のメジアン径が6.6μmになった時点で、塩化ナトリウム67質量部をイオン交換水270質量部に溶解させた水溶液を添加して粒子成長を停止させ、さらに加熱を継続させて円形度0.94まで球形化処理した後、冷却し、濾過、水洗を繰り返し行い、乾燥させて体積基準のメジアン径6.4μmのトナー母体粒子〔1〕を得た。なお、円形度は、フロー式粒子像分析装置「FPIA−2000」(東亜医用電子社製)、体積基準のメジアン径は「コールターマルチサイザーTA−III 」(ベックマン・コールター社製)を用いて測定した値である。
<実機評価>
トナー母体粒子〔1〕100質量部に対して、0.5質量%のシリカ微粒子「H−2000」(ヘキストジャパン社製)、0.5質量%の二酸化チタン微粒子「T−805」(日本アエロジル社製)、および0.5質量%の上記非球形樹脂粒子〔A〕〜〔D〕、樹脂粒子〔X〕〜〔Z〕のいずれかのそれぞれを添加してヘンシェルミキサーによって処理し、トナー〔A〕〜〔D〕、比較用トナー〔X〕〜〔Z〕を得、このトナー〔A〕〜〔D〕、比較用トナー〔X〕〜〔Z〕とシリコンアクリルコートキャリアとを、質量比で6:94の割合となるよう混合して二成分の現像剤〔A〕〜〔D〕、比較用現像剤〔X〕〜〔Z〕を調製した。この現像剤〔A〕〜〔D〕、比較用現像剤〔X〕〜〔Z〕を用いて、「bizhub C250」(コニカミノルタビジネステクノロジーズ社製)によって以下のように画像特性についての実機評価を行った。結果を表1に示す。
〔画像特性〕
感光体のクリーニング不良による画像上の汚れを、初期、および1000枚画像形成後の画像を目視により観察することによって調査し、画像上の汚れのない場合を「○」、画像上の汚れはあるが実用上問題のない場合を「△」、実用上問題のある汚れが観察された場合を「×」として評価した。
以上のように、本発明に係る非球形樹脂粒子〔A〕〜〔D〕を外添剤として有する現像剤〔A〕〜〔D〕によれば、クリーニング不良による画像汚れが1000枚画像形成後も発生せず、長期間にわたって優れたクリーニング性が得られることが確認された。
本発明の非球形樹脂粒子は、真球形状の樹脂粒子に比して、平面性を有し、基体に対する接触面積を大きいものとすることができることなどにより基体上において移動されにくく、また、基体に対する高い被覆率が得られるという立体形状を有する。この特徴的な立体形状の特性を利用して、例えば、電子写真用のトナーの外添剤、液晶ディスプレーのスペーサー、医学診断用担体、粒径測定用の標準粒子、クロマトグラフィ用充填剤、化粧品用填剤、塗料などに好適に用いることができる。
本発明の非球形樹脂粒子に係る粒子投影像を概略的に示す説明図である。 本発明の非球形樹脂粒子を一方向から見た状態を概略的に示す説明図である。 本発明の非球形樹脂粒子の3つが、その中心が同一平面上において正三角形の頂点位置に位置されるよう配列された状態を、当該3つの非球形樹脂粒子に係る粒子投影像によって概略的に示した説明図である。
符号の説明
10 粒子投影像
10A,10B,10C 粒子投影像
A〜F 頂点
11 胴部
13 頭部
13a 平面部
17 仮想真円
19 仮想正六角形

Claims (3)

  1. 少なくとも一方向から見た粒子投影像が、各辺が外側に凸である略正六角形状の輪郭を呈する非球形樹脂粒子であって、
    当該粒子投影像の非球形樹脂粒子の周長をa、長径をbとするとき、aおよびbが関係式
    (3/π)≦{a/(b×π)}≦0.995
    を満たすことを特徴とする非球形樹脂粒子。
  2. 非球形樹脂粒子は、前記一方向に垂直である面を有し、当該面が非球形樹脂粒子による粒子投影像の輪郭に係る略正六角形の長径bの1/10〜9/10の円相当径を有する平面部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の非球形樹脂粒子。
  3. 請求項1または請求項2に記載の非球形樹脂粒子を製造する方法であって、
    真球形状の樹脂粒子を膨潤剤を含む膨潤用液中にて膨潤させて得られる膨潤粒子を並べて、基板上に互いに隣接する3つの膨潤粒子の各中心位置が一平面上において正三角形の頂点位置に位置された状態で当該膨潤用液を除去することにより、少なくとも一方向から見た粒子投影像が略正六角形状である特定の輪郭を有する粒子を形成する工程を含むことを特徴とする非球形樹脂粒子の製造方法。
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