JP2008260651A - Y2o3質焼結体 - Google Patents

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【課題】半導体・液晶製造工程で使用される腐食性ガスやそのプラズマに対して高い耐食性を有するY単相からなる焼結体の提供。
【解決手段】(a)Yの含有量が99.7重量%以上、(b)SiOの含有量が0.05〜0.3重量%、(c)Alの含有量が0.02重量%以下、(d)TiOの含有量が0.01重量%以下、(e)不可避不純物量が0.01重量%以下であり、(f)結晶相として第2相が存在しないY単相からなり、(g)その相対密度が95%以上であり、(h)平均結晶粒径が5〜20μmであることを特徴とするY質焼結体。
【選択図】なし

Description

本発明は、半導体・液晶製造装置等で使用されるフッ素系及び塩素系等のハロゲン系腐食性ガスなどを用いたプラズマエッチングに対して、高い耐食性を有するY焼結体に関する。
近年、半導体・液晶製造工程ではプラズマ技術を利用したエッチング及び製膜プロセスが行われている。これらの工程で使用されるプラズマプロセスは、フッ素系及び塩素系等のハロゲン系腐食性ガスが用いられることが多く、半導体製造装置に用いられる部材はこれらの腐食性ガスやプラズマに対して高い耐食性が要求される。
従来は半導体製造装置の部材として、石英ガラス、高純度アルミナ焼結体、ジルコニア焼結体等が用いられてきたが、これらの部材は長時間の使用により部材表面が汚染並びに腐食し、長期間の使用に耐えうるものではなかった。そこで、近年ハロゲン系腐食ガスやそのプラズマに対して高い耐食性を有するYが注目されている。
特許文献1には難焼結性であるYを低温で緻密化させるためにTiOを添加する方法が開示されている。しかしながら、TiOは焼結性を向上させるという特徴を有している反面、TiOを含有するY焼結体は耐プラズマ性が低下するという問題があった。また高い焼結性を得るために、溶媒として水を用い、Yを微粉化しているが、Yの表面が水和してY(OH)となり、スラリーが増粘し、スプレードライヤー処理が困難であるという問題があった。
特許文献2には、プラズマエッチング処理時の表面に付着する反応生成物を洗浄工程で除去する手段として、Si及びAlの含有量を少量に規定しているが、Y自体が難焼結性であるため、緻密化させるために焼成温度が高温となり、異常粒成長を起こし、脱粒しやすくなり、機械的特性並びに耐プラズマ性の不均一性を起こす問題があった。
特許文献3には、比較的低温で高い焼結性を得るためにBを添加する方法が開示されているが、Bの添加によりYBOやYBO等といった第2相が析出するため、機械的特性が低下し、半導体製造部材としての装置への取扱い時に破損する危険性がある。
特開2004−292270号公報 特開2003−55050号公報 特開2007−45700号公報
本発明の目的は、半導体・液晶製造工程で使用される腐食性ガスやそのプラズマに対して高い耐食性を有するY単相からなる焼結体を提供する点にある。
従来の技術では、Y粉末を用いたスラリーは、Yの粒子表面が水和するため安定性に劣り、スラリー作製時に粘度上昇が起こり、流動性が低下し、スプレードライヤー処理が困難であるという問題があった。また、Yは難焼結性であるため、高い相対密度を得るために焼成温度を1700〜1800℃と非常に高温で焼成しなければならず、製造する上で大きなデメリットである。また、この温度領域では焼成温度の制御が難しく、緻密な焼結体が安定して得られないという問題があった。
本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、Y質焼結体において、従来使用されていたYの原料粒度より粗い粒度のYの原料粉体に極少量のナノレベルの微細粒子からなるSiOゾルを添加し、YとSiOの混合物をある特定の範囲の粒度となるように粉砕・分散させることにより、Yの表面の水和反応を極力少なくすることができ、スラリーが増粘することなく、比較的低い焼成温度で高い相対密度を有し、フッ素系及び塩素系のハロゲン系腐食性ガスなどを用いたそのプラズマエッチングに対して、高い耐食性を有するY質焼結体を得ることができることを見出した。
従来Yに含有するSiOが、Yと第2相を形成し、機械的特性の低下及び耐プラズマ性の低下をきたすことが指摘されているが、本発明ではあえてYと第2相(例えばYSiO10の形成など)を形成しないレベルの極少量のSiOを添加することにより、焼結性の向上だけでなく、耐プラズマ性に優れ、高い機械的特性を有するY質焼結体ができることを見出した。
すなわち、本発明は(a)Yの含有量が99.7重量%以上、(b)SiOの含有量が0.05〜0.3重量%、(c)Alの含有量が0.02重量%以下、(d)TiOの含有量が0.01重量%以下、(e)不可避不純物量が0.01重量%以下であり、(f)結晶相として第2相が存在しないY単相からなり、(g)その相対密度(Y質焼結体の相対密度)が95%以上であり、(h)平均結晶粒径(Y質焼結体の平均結晶粒径)が5〜20μmである、ことを特徴とするY質焼結体に関する。
以下に本発明のY質焼結体が充足すべき各要件について詳細に説明する。
(a)Yの含有量が99.7重量%以上である点について
本発明においてはYが99.7重量%以上であることが必要であり、好ましくは99.8重量%以上含有することが好ましい。Yの含有量が99.7重量%未満の場合は、フッ素系及び塩素系等のハロゲン系腐食性ガス並びにそのプラズマに対する耐食性が低下するため好ましくない。
(b)SiOの含有量が0.05〜0.3重量%である点について
本発明においてはSiOの含有量が0.05〜0.3重量%、とくに0.05〜0.1重量%を含有することが好ましい。SiO含有量が0.05重量%未満の場合は、焼結性が低下し、気孔を持った焼結体となり、プラズマに対する耐食性が低下するため好ましくない。また、SiOの含有量が0.3重量%を超える場合は、Yと第2相を形成し、機械的特性及び耐プラズマ性が低下するため好ましくない。
(c)Alの含有量が0.02重量%以下である点について
本発明においてはAlの含有量が0.02重量%以下、好ましくは0.01重量%以下であることが好ましい。Alの含有量が0.02重量%を超える場合は、プラズマ環境下において粒界腐食が発生し、耐食性が低下するため好ましくない。なお、不純物であるAlの下限値は、現状では0.001重量%程度である。
(d)TiOの含有量が0.01重量%以下である点について
本発明においてはTiOの含有量が0.01重量%以下、好ましくは0.005重量%以下であることが好ましい。TiOの含有量が0.01重量%を超える場合は、焼結性が向上する反面、耐プラズマ性が低下するため好ましくない。なお、不純物であるTiOの下限値は、現状では0.0005重量%程度である。
(e)不可避不純物量が0.01重量%以下である点について
本発明においてはY質焼結体に含まれる不可避不純物量は0.01重量%以下であることが必要である。不可避不純物量が0.01重量%を超える場合は、耐プラズマ性及び耐食性が低下するため好ましくない。不可避不純物は原料及び粉砕・分散工程から混入する微量成分のことであり、例えばFe、CaO、MgO、NaO、KO等である。
(f)結晶相として第2相が存在しないY単相からなる点について
本発明においては、Y質焼結体は第2相が存在しないY単相であることが必要である。Y以外の第2相が存在すると、焼結性が低下し、機械的特性が低下するだけでなく、耐プラズマ性が低下するため、好ましくない。尚、本発明でいう第2相が存在しないということは、XRD(粉末X線回折)において、X線源CuKα、管電圧40kV、管電流40mA、発散スリット1°、散乱スリット1°、受光スリット0.15mm、スキャンスピード3.0°/min、走査軸2θ/θ、走査範囲10°〜70°の条件で測定した際に、Y以外の回折ピークが定性分析されないレベルのことを言う。XRDに用いる試料は、焼結体を乳鉢等で10μm程度に砕いたものを用いる。
本発明において、明確ではないがごく少量のナノレベルの微細粒子からなるSiOの添加により、焼結性向上だけでなく、耐プラズマ性の低下をきたさない理由は、SiOがYの結晶粒界付近に偏析しているか、Y粒内に固溶しているためと推測される。
(g)相対密度が95%以上である点について
本発明おいては相対密度が95%以上であることが必要であり、好ましくは97%以上、より好ましくは98%以上であることが好ましい。相対密度が95%未満の場合は、焼結体の気孔にプラズマとの反応生成物が付着、腐食を起こすため好ましくない。相対密度はYの理論密度(5.03g/cm)を用い、下式より求めたものである。
尚、Y質焼結体のかさ密度はアルキメデス法(JIS R 1634に準拠)により測定した。
(h)平均結晶粒径が5〜20μmである点について
本発明においては平均結晶粒径が5〜20μm、好ましくは7〜15μmであることが好ましい。結晶粒径が5μm未満の場合は、脱粒が発生しやすくなり、耐食性が低下するため好ましくない。結晶粒径が20μmを超える場合は、結晶粒径分布が大きくなり、異常粒成長が発生し、耐食性の不均一性が発生するため好ましくない。尚、平均結晶粒径はY焼結体を鏡面研磨し、熱エッチングを施した後、走査電子顕微鏡により観察し、インターセプト法により10点平均から、下式より求めたものである。
測定長さLは、結晶粒径を測定する範囲の長さのことを指す。例えば測定長さ50μmの間に結晶が15個あった場合は、
D=1.5×50/15=5
となり、結晶粒径は5μmとなる。
本発明のY質焼結体の製造方法について説明する。
本発明では、純度99.7重量%以上、好ましくは99.9重量%以上であるY原料を用いる。尚、粉砕・分散工程での不純物の混入を考えると、用いる粉体の平均粒子径が6〜12μm、好ましくは8〜10μmのY粉体を用いるのがよい。Yの純度が99.7重量%未満の場合は、Y質焼結体に含有する不純物量が多くなり、フッ素系及び塩素系等のハロゲン系腐食性ガス並びにそのプラズマに対する耐食性が低下するため好ましくない。平均粒子径が6μm未満の場合は、Yの水和反応が促進され、スラリーの分散が低くなり、第2相が析出し、焼結性が低下するため好ましくない。また平均粒子径が12μmを超える場合は、所定の粉砕・分散時間が長くなり、結果的に粉砕機からの摩耗粉の混入により不純物量が増加するため好ましくない。
焼成工程で焼結助剤として作用するSiOは平均粒子径100nm以下のゾルの形態で添加する。平均粒子径が100nmを超える場合は、粉砕・分散工程でSiOの均一分散が困難となり、スラリーが増粘し、スプレードライヤー処理が困難となるため好ましくなく、また第2相が析出し、焼結性が低下するため好ましくない。
前記Y粉体と前記SiOゾルを所定の組成となるように配合し、湿式でボールミルやアトリッションミルを用い、コストの安価な水で粉砕・分散を行う。これにより、Yの水和化の抑制及びSiOをY粒子に対して均一分散させることにより、Y質焼結体の機械的特性の向上並びに高い耐プラズマ性が得られる。粉砕・分散後の平均粒子径は、粉砕・分散時の粉体濃度、使用するボール径や処理時間の調整によりコントロールする。尚、粉砕・分散後の平均粒子径は0.8〜2μm、好ましくは1〜1.4μmであることが好ましい。平均粒子径が0.8μm未満の場合は、Y粒子表面が水和され、粉体粒子同士の凝集が強くなり、均一に分散し難くなり、スラリーが増粘し、スプレードライヤー処理が困難となるため好ましくなく、2μmを超える場合は、Y自身の焼結体が低下し、YとSiOの均一分散性が低下し、第2相の析出により焼結性が低下し、耐プラズマ性が低下するため好ましくない。
成形方法としてはプレス成形、ラバープレス成形、冷間等方圧成形(CIP)等が採用される。得られた粉砕・分散スラリーに必要により公知の成形助剤(例えばワックスエマルジョン、PVA、アクリル系樹脂等)を加え、スプレードライヤー等の公知の方法で乾燥させて成形粉体を作製し、これを用いて成形する。
得られた成形体は大気中1550〜1750℃、好ましくは1600〜1700℃で焼成する。焼成温度が1550℃未満の場合は、焼結が不十分なため気孔が増加し、耐プラズマ性が低下するため好ましくなく、1750℃を超える場合は、焼結性は向上するが、異常粒成長及び粒界に気孔が発生しやすくなるので、好ましくない。
本発明のY質焼結体は、Yにある特定の範囲となるようにSiOを添加することにより、第2相が析出することなくYの粒界にSiOが偏析することにより焼結性が向上すると考えられ、結果プラズマに対して高い耐食性を有している。すなわち、従来技術との関連で詳細に述べれば下記のとおりである。
1)SiとAlを少量規定することにより、高温焼成時に発生する、異常粒成長による脱粒の発生並びに機械的特性及び耐プラズマ性が不均一性になる問題点の解消
2)TiOを含有するY質焼結体は、耐プラズマ性が低下するという問題点の解消
3)焼結性を向上させるために、Yを湿式処理で微粉化処理を行った場合にYが水和化し、Y(OH)となり、スプレードライヤー処理が困難となる点の解消
4)Y以外のY系の存在(第2相)により機械的特性が低下する点の解消
以上のことから、本発明のY質焼結体は半導体・液晶製造装置で使用される部材として幅広く対応可能である。
以下、実施例及び比較例により本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例によって何ら限定されるものではない。
実施例1〜6、比較例1〜11
純度が99.9重量%、粒度7.6μmのY原料に、SiO源として比較例7では1次粒子径130nmのSiOゾルを用い、それ以外の実施例や比較例では1次粒子径26nmのSiOゾル用いた。また、比較例1のTiO源として0.11μmのTiO粉体、比較例2のAl源として0.24μmのAl粉体を用い、表1の組成になるように配合し、水を用いて湿式で粉砕・分散した。なお、実施例におけるAlやTiOはY中に不純物の形で存在していたものである。得られたスラリーをスプレードライヤーで乾燥し、顆粒を作製し、所定の金型を用い20MPaで予備成形を行った後、CIP(冷間等方圧成形)で100MPaの圧力で成形を行い、1530〜1760℃で焼成し、角板状(20mm×20mm、厚さ2mm)の焼結体を作製した。この角板状の焼結体の上面(プラズマに晒される面)を鏡面研磨し、評価用試料とした。
評価用試料をチャンバーにセットし、プラズマガスとしてCF+O(10%)を流量30cc/min、出力200W、曝露時間2時間にてプラズマ処理を施した。プラズマ処理後の試料はアセトンで洗浄を行った後、イオン交換水で洗浄を行った。
耐食性の評価はプラズマ処理前後の色の変化と表面粗さの測定及びプラズマ処理前後の表面の走査型電子顕微鏡(SEM)観察により評価した。尚、表面粗さはJIS B 0601に準拠し、超深度カラー3D測定形状顕微鏡(株式会社キーエンス製 VK−9500)により100μm×100μmの表面粗さを測定した。
表2に示すように、実施例1〜6は本発明のY質焼結体であり、プラズマ処理前後の変色も見られなかった。図1および図2は、実施例1の焼結体表面を鏡面研磨したものをプラズマ照射前後でSEM観察したものである。図1及び図2により、プラズマ照射前後で表面の腐食は見られなかった。また、プラズマ処理前後の表面粗さの変化も少ないため、プラズマに対して高い耐食性を有していると言える。逆に比較例1〜11は本発明の要件を少なくとも一つ以上満たしていないY質焼結体である。粉砕・分散後の平均粒子径が小さい比較例9は成形性が低く、相対密度が低いもので、これは粉砕・分散時にYが水和反応し、水酸化物を形成したため、焼結性が低下したと考えられる。SiO源として130nmのSiOゾルを使用した比較例7は第2相が析出し、耐プラズマ性が低下した。図3及び図4は実施例1の場合と同様にして比較例3の焼結体をSEM観察をしたものである。実施例1の場合のプラズマ照射前後のSEM観察図の変化状態に較べて比較例3の場合のプラズマ照射前後のSEM観察図の変化状態は極めて大きく、比較例3の場合は実施例1の場合と較べて大きく異なり、プラズマ処理後の表面が腐食しているところが見られ、表面粗さが大きくなっていることがわかる。またプラズマ処理後に腐食により、変色する焼結体も見られた。
比較例3は、Yの化学組成と相対密度が請求項の範囲外であり、
比較例6は、平均結晶粒径が20μmを超え請求項の範囲外であり、
比較例10は、平均結晶粒径が5μm未満と請求項の範囲外であり、
比較例7は、SiO源として添加したSiOゾルが製造方法に記載している100nm以上のものを添加している。100nm以上のSiOゾルを添加すると第2相が析出し、機械的特性や耐プラズマ性が低下する。
実施例1におけるプラズマ照射前の評価用試料の走査型電子顕微鏡写真である。 実施例1におけるプラズマ照射後の評価用試料の走査型電子顕微鏡写真である。 比較例3におけるプラズマ照射前の評価用試料の走査型電子顕微鏡写真である。 比較例3におけるプラズマ照射後の評価用試料の走査型電子顕微鏡写真である。

Claims (1)

  1. (a)Yの含有量が99.7重量%以上、(b)SiOの含有量が0.05〜0.3重量%、(c)Alの含有量が0.02重量%以下、(d)TiOの含有量が0.01重量%以下、(e)不可避不純物量が0.01重量%以下であり、(f)結晶相として第2相が存在しないY単相からなり、(g)その相対密度が95%以上であり、(h)平均結晶粒径が5〜20μmである、ことを特徴とするY質焼結体。
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